JP6293069B2 - 電磁ブレーキ装置およびそれを用いたエレベータ装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る他の電磁ブレーキ装置は、固定子と可動子とコイルと弾性部とロータと非磁性部と緩衝部材とを備えている。可動子は、固定子と対向するように配置され、固定子に対して回転可能に支持されている。コイルは、固定子に対して可動子が回転する際の回転中心の回りに可動子を固定子に近づける側に回転させる磁束を発生させる。弾性部は、可動子を固定子から遠ざかる側に回転させる付勢力を有する。ロータは、可動子を固定子から遠ざかる側に回転させることでブレーキがかかり、可動子を固定子に近づける側に回転させることでブレーキが解除される。非磁性部は、固定子および可動子の少なくともいずれか一方に設けられている。緩衝部材は、回転中心となる側と回転中心となる側とは反対の側とのそれぞれに対して、可動子と固定子との間に介在するように配置されている。固定子および可動子は磁性体から形成されている。非磁性部は、回転中心となる側に配置されて、回転中心となる側とは反対の側には配置されていない。回転中心となる側において、非磁性部と緩衝部材とが配置されている面積は、回転中心となる側とは反対側において、緩衝部材が配置されている面積よりも大きい。
実施の形態1に係る電磁ブレーキ装置について説明する。図3に、電磁ブレーキ装置1が作動している状態(ブレーキがかかっている状態)を模式的に示し、図4に、電磁ブレーキ装置1が解除されている状態を模式的に示す。図3および図4に示すように、電磁ブレーキ装置1では、可動子2および固定子3を備え、可動子2が固定子3に対して、回転軸4を回転中心として回転可能に取り付けられている。可動子2における回転軸4の近傍には、非磁性部5として、非磁性部材5aが取り付けられている。非磁性部材5aは、可動子2に形成された凹部(または段差)に埋め込まれるように取り付けられている。
実施の形態2では、非磁性部として非磁性ネジを適用した電磁ブレーキ装置について説明する。図15に、電磁ブレーキ装置1が作動している状態を模式的に示し、図16に、電磁ブレーキ装置1が解除されている状態を模式的に示す。図15および図16に示すように、電磁ブレーキ装置1では、非磁性部5として、非磁性ネジ11が、可動子2に形成された凹部(段差)に埋め込まれるように取り付けられている。非磁性ネジ11は、たとえば、回転軸4方向の一端側と他端側との2箇所に取り付けられている。なお、凹部は、長さLy方向(図11参照)に沿って連続的に形成されていているが、コイルに囲まれた領域を除いて、非磁性ネジ11が取り付けられる箇所に個々に形成されていてもよい。
実施の形態3に係る電磁ブレーキ装置について説明する。図17に示すように、電磁ブレーキ装置1では、非磁性部5としての非磁性部材5aが、固定子3に取り付けられており、非磁性部材5aは、固定ネジ12によって固定子3に形成された溝に固定されている。非磁性部材5aには凹部が形成されており、固定ネジ12の頭部がその凹部に収容されている。
実施の形態4に係る電磁ブレーキ装置について説明する。図18に示すように、電磁ブレーキ装置1では、非磁性部5としての非磁性部材5aが、可動子2に取り付けられている。非磁性部材5aは、固定ネジ12によって可動子2に形成された凹部(段差)に固定されている。固定ネジ12は、ライニングが配置されている側から固定子3が位置する側に向かって、可動子2を貫通するように挿通されている。
実施の形態5に係る電磁ブレーキ装置について説明する。図19に示すように、電磁ブレーキ装置1では、非磁性部5としての非磁性部材5aが、可動子2に取り付けられている。非磁性部材5aは、固定ネジ12によって可動子2に形成された溝に固定されている。固定ネジ12は、固定子3が位置する側から可動子2に挿通されている。
実施の形態1〜4では、可動子または固定子に形成された凹部(段差)に、非磁性部材を配置した電磁ブレーキ装置について説明したが、実施の形態6では、可動子と固定子との間に、スペーサとして非磁性部材を配置した電磁ブレーキ装置について説明する。
実施の形態6では、非磁性部材をスペーサとして備えた電磁ブレーキ装置について説明したが、実施の形態7では、その非磁性部材の一部が可動子に位置する電磁ブレーキ装置について説明する。
実施の形態1〜7では、非磁性部として非磁性部材を備えた電磁ブレーキ装置について説明したが、実施の形態8では、非磁性部として空隙を備えた電磁ブレーキ装置について説明する。
実施の形態8では、可動子において、回転軸の近傍に非磁性部としての空隙を設けた電磁ブレーキ装置について説明したが、実施の形態9では、空隙の他に、回転軸の近傍に他の構造を備えた電磁ブレーキ装置について説明する。
Claims (11)
- 固定子と、
前記固定子と対向するように配置され、前記固定子に対して回転可能に支持された可動子と、
前記固定子に対して前記可動子が回転する際の回転中心の回りに前記可動子を前記固定子に近づける側に回転させる磁束を発生させるコイルと、
前記可動子を前記固定子から遠ざかる側に回転させる付勢力を有する弾性部と、
前記可動子を前記固定子から遠ざかる側に回転させることでブレーキがかかり、前記可動子を前記固定子に近づける側に回転させることでブレーキが解除されるロータと、
前記固定子および前記可動子の少なくともいずれか一方に設けられた非磁性部と
を備え、
前記固定子および前記可動子は磁性体から形成されており、
前記非磁性部は、前記回転中心となる側に配置されて、前記回転中心となる側とは反対の側には配置されていない、電磁ブレーキ装置。 - 前記非磁性部は非磁性部材である、請求項1記載の電磁ブレーキ装置。
- 前記固定子および前記可動子の少なくともいずれか一方には凹部が設けられ、
前記非磁性部材は前記凹部に配置された、請求項2記載の電磁ブレーキ装置。 - 前記非磁性部材は、ネジによって前記固定子および前記可動子の少なくともいずれか一方に固定された、請求項2または3に記載の電磁ブレーキ装置。
- 前記非磁性部材は高さ調整部を含む、請求項4記載の電磁ブレーキ装置。
- 前記可動子は、前記回転中心となる側の第1端部から、前記回転中心となる側とは反対側の第2端部までの長さとして、第1幅を有し、
前記非磁性部材は、前記回転中心となる側の第3端部から、前記回転中心となる側とは反対側の第4端部までの長さとして、第2幅を有し、
前記第2幅は、前記第1幅の12.5%から40%に設定された、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の電磁ブレーキ装置。 - 前記非磁性部材は前記固定子と前記可動子との間にスペーサとして配置された、請求項2記載の電磁ブレーキ装置。
- 前記非磁性部は空隙である、請求項1記載の電磁ブレーキ装置。
- 前記可動子と前記固定子との間に緩衝部材を介在させた、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の電磁ブレーキ装置。
- 固定子と、
前記固定子と対向するように配置され、前記固定子に対して回転可能に支持された可動子と、
前記固定子に対して前記可動子が回転する際の回転中心の回りに前記可動子を前記固定子に近づける側に回転させる磁束を発生させるコイルと、
前記可動子を前記固定子から遠ざかる側に回転させる付勢力を有する弾性部と、
前記可動子を前記固定子から遠ざかる側に回転させることでブレーキがかかり、前記可動子を前記固定子に近づける側に回転させることでブレーキが解除されるロータと、
前記固定子および前記可動子の少なくともいずれか一方に設けられた非磁性部と、
前記回転中心となる側と前記回転中心となる側とは反対の側とのそれぞれに対して、前記可動子と前記固定子との間に介在するように配置された緩衝部材と
を備え、
前記固定子および前記可動子は磁性体から形成されており、
前記非磁性部は、前記回転中心となる側に配置されて、前記回転中心となる側とは反対の側には配置されておらず、
前記回転中心となる側において、前記非磁性部と前記緩衝部材とが配置されている面積は、前記回転中心となる側とは反対側において、前記緩衝部材が配置されている面積よりも大きい、電磁ブレーキ装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電磁ブレーキ装置を備えた、エレベータ装置であって、
カゴと、
前記カゴを昇降させる巻上機と
を備え、
前記電磁ブレーキ装置は前記巻上機に配置された、エレベータ装置。
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