JP6292807B2 - アルカリ可溶性樹脂の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)全単量体成分の総量100質量%に対し、15質量%以上75質量%以下の含有割合の(メタ)アクリル酸t−ブチルと、10質量%以上60質量%以下の含有割合の(メタ)アクリル酸とを含む単量体成分を重合してアルカリ可溶性樹脂を製造する方法であって、
該製造方法は、該単量体成分を重合する工程を有し、
該重合工程の昇温開始前に重合槽内の気相部の酸素濃度を0.5体積%〜5体積%に制御し、重合反応の開始から終了までの期間の3/4以上、1以下の時点で、重合槽内の気相部の酸素濃度を、0.5体積%〜5体積%に制御することを特徴とするアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(2)液相部の体積が重合槽の体積の50〜80体積%であることを特徴とする上記(1)に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(3)重合開始前に、気相部を重合槽の体積の100〜500体積%の不活性ガスで置換することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(4)重合溶液中の溶媒がエステル系溶媒を含むことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(5)重合温度が溶媒の沸点より20℃以上低い温度であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(6)上記単量体成分は、更にN置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及びα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
(7)上記アルカリ可溶性樹脂は、レジスト組成物に用いられることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
本発明の重合に用いる上記3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体は、(メタ)アクリロイル基に隣接する酸素原子が第3級炭素原子と結合した構造を有することが好適であり、(メタ)アクリル酸t−ブチルを含んでいる。なお、第3級炭素原子とは、該炭素原子に結合している他の炭素原子が3個である、炭素原子を意味する。
CH2=C(R)−C(=O)−O−A (1)
(Rは、水素原子又はメチル基を表す。Aは、酸素原子側に第3級炭素原子を有する構造を含む、一価の有機基を表す。)で表される化合物であることが好ましい。
なお、Aで表される有機基の炭素数は12以下であることが好ましい。中でも、Aで表される有機基が、(メタ)アクリル酸t−ブチル及び/又は(メタ)アクリル酸t−アミルに由来する基であることが好ましい。また、Aで表される有機基は、分岐構造を有していてもよい。
なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を意味する。
なお、(メタ)アクリロイル基とは、メタクリロイル基及び/又はアクリロイル基を意味する。
上記主鎖に環構造を有する単量体としては、例えば、上述した単量体以外の、N置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体、α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体(好ましくはアルキル−(α−アリルオキシメチル)アクリレート系単量体)等を使用することが好ましい。このように、単量体成分として、更に、N置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及びα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体からなる群より選択される少なくとも1種の単量体を含む形態は、本発明の好適な形態の1つである。その他、要求物性に応じて(メタ)アクリル酸エステル系単量体や芳香族ビニル系単量体等の1種又は2種以上が好適に使用される。
なお、上記主鎖に環構造を有する単量体の含有割合は、全単量体成分の総量100質量%中、60質量%以下とすることが好ましく、50質量%以下とすることがより好適である。特にN置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及び/又はα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体を含む場合、その含有割合は、耐熱性や硬度、色材分散性、現像速度、透明性等の観点から、2〜60質量%とすることが好ましく、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜40質量%である。
上記α−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレートは、例えば、国際公開第2010/114077号パンフレットに開示されている製造方法により製造することができる。
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類;ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリシロキサン、ポリカプロラクトン、ポリカプロラクタム等の重合体分子鎖の片末端に(メタ)アクリロイル基を有するマクロモノマー類;1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役ジエン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−ノニルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、メトキシエトキシエチルビニルエーテル、メトキシポリエチレングリコールビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルモルフォリン、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニル化合物類;(メタ)アクリル酸イソシアナトエチル、アリルイソシアネート等の不飽和イソシアネート類;等。
また上記単量体成分を重合して得られる重合体の分子量は、重合開始剤の量や種類、重合温度、連鎖移動剤の種類や量の調整等により制御することができる。
(アルコール系溶媒)
例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノール等のモノアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類;グリセリン等の多価アルコール類;
(エーテル系溶媒)
テトラヒドロフラン,ジオキサン等の環状エーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシブタノール等のグリコールモノエーテル類;エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類
(エステル系溶媒)
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート等のグリコールモノエーテルのエステル類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のアルキルエステル類
(ケトン系溶媒)
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類
(芳香族系溶媒)
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類
(アミド系溶媒)
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類
(ニトリル系溶媒)
アセトニトリル、プロビオニトリル、 ベンゾニトリル等
(スルホキシド系溶媒)
ジメチルスルホキシド
本発明の製法で得られる重合体(アルカリ可溶性樹脂)をレジスト用樹脂として使用する場合、上記溶媒として、レジストを構成する溶媒と同一のものを使用すれば、レジストを調製する際に上記溶媒を除去しなくても使用できるので工程を簡略化でき好ましく、このような溶媒としては、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、乳酸エチルなどのエステル系溶媒を含むことが好ましく、主成分(全溶媒の50質量%以上)として含むことがさらに好ましい。その他、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒を含むことが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、酢酸メチル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトンなどの除去の容易な低沸点の溶媒も好ましい。また、溶媒を除去する場合は、除去の容易なメタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低沸点のアルコール系溶媒がより好ましい。したがって、カラーフィルター用レジストのようなアルカリ現像型ネガレジスト用樹脂として使用する場合、溶媒としては、上記レジスト用溶媒(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、乳酸エチルなどのエステル系溶媒、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒など)とアルコール系溶媒との混合溶媒とすることが好ましい。
<重合槽および重合操作>
本発明において重要なポイントとなる3級炭素含有(メタ)アクリレート系単量体及び酸基含有単量体を含む単量体成分を重合する工程のいずれかの時点で、重合槽内の気相部の酸素濃度を、0.5体積%〜5体積%に制御する方法について、以下に説明する。
<アルカリ可溶性樹脂>
得られる重合体(アルカリ可溶性樹脂)の重量平均分子量は、特に制限されないが、カラーフィルター用途に好適に使用できる観点からは、2000〜200000、より好ましくは5000〜100000、さらに好ましくは5000〜50000であるのがよい。重量平均分子量が200000を超える場合、高粘度となりすぎ塗膜を形成しにくくなり、一方、2000未満であるとアルカリ可溶性が強すぎるため、感光性樹脂組成物(レジスト組成物)としたときの現像性が低下したり、十分な耐熱性を発現しにくくなる傾向がある。
エポキシ基、オキサゾリン基、および水酸基からなる群から選ばれる少なくとも1 種と重合性不飽和二重結合を含む化合物(重合体)を付加させる際の反応条件としては、温度は50℃〜150℃が好ましく、80℃〜140℃がさらに好ましく、90℃〜120℃が最も好ましい。温度が上記範囲より低いと、付加反応が充分進行しない恐れがあり、一方、上記範囲より高いと、付加反応時にゲル化が起こりやすい。また、反応時間は0.5〜24時間が好ましく、1〜15時間がさらに好ましい。前記付加反応時には、必要に応じて、公知の触媒を使用することができる。触媒としては、例えば、付加させる化合物がエポキシ基を有する場合には、トリエチルアミン等の3級アミンが好ましい。触媒の使用量は、重合体に対して、0.01〜30質量%が好ましく、0.05〜5質量%がさらに好ましく、0.1〜2質量%が最も好ましい。触媒の使用量が上記範囲を下回ると、付加反応が充分進行しない恐れがあり、一方、上記範囲を超えて使用すると、得られる重合体が着色したり、触媒分が溶解せず沈殿したりする恐れがある。
さらに、上記付加反応時には、禁止効果のあるガスを反応系中に導入したり、禁止剤を添
加したりしてもよい。禁止効果のあるガスを反応系中に導入したり、禁止剤を添加したりすることにより、付加反応時のゲル化を防ぐことができる。
<レジスト組成物>
次に、レジスト組成物について説明する。
本発明は、本発明の上記製造方法により得られるアルカリ可溶性樹脂を含むレジスト組成物でもある。
特にカラーフィルター用レジスト組成物に好適に用いることができる。通常、カラーフィルター用レジスト組成物は本発明の製法で得られる重合体以外に光重合開始剤や着色剤を含有する。
光重合開始剤としては公知のものが使用できる。具体的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル等のベンゾインとそのアルキルエーテル類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、4−(1−t−ブチルジオキシ−1−メチルエチル)アセトフェノン等のアセトフェノン類;2−メチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾフェノン、4−(1−t−ブチルジオキシ−1−メチルエチル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(t−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリニル−1−プロパン(「イルガキュア907」;チバ・ジャパン社製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1;アシルホスフィンオキサイド類およびキサントン類、
その他、2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ジエチルアミノ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−メチル−2−モルホリノ−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−1−(4−エチルフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ブチルフェニル)−2−ジメチルアミノ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−1−(4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、2−ジメチルアミノ−2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−ジメチルアミノフェニル)−ブタン−1−オン、2−ジメチルアミノ−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルフォルニル)フェニル]−1−ブタノン等のα−アミノケトン系化合物類;
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルブタン−1−オン、1−(4−メチルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ブチルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−オクチルフェニル)プロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−メチルチオフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ブロモフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−カルボエトキシフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシケトン系化合物類などが挙げられる。
これらの光重合開始剤は1種または2種以上の混合物として使用され、本発明の製法で得られる重合体(アルカリ可溶性樹脂)と、必要により使用されるラジカル重合性化合物の合計100質量部に対し、0.5〜30質量部含まれていることが好ましい。光重合開始剤の量が0.5質量部よりも少ない場合には、光照射時間を増やさなければならなかったり、光照射を行っても重合が起こりにくかったりするため、適切な表面硬度が得られなくなる。なお、光重合開始剤を30質量部を超えて配合しても、多量に使用するメリットはない。
ラジカル重合性モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、α−クロロスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ジアリルベンゼンホスホネート等の芳香族ビニル系モノマー;酢酸ビニル、アジピン酸ビニル等のビニルエステルモノマー;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)−メチル(メタ)アクリレート、(ジ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル系モノマー;トリアリルシアヌレート等が使用可能である。これらは、要求特性に応じて適宜選択され、1種または2種以上を用いることができる。
<硬化物およびその用途>
次にレジスト組成物を硬化してなる硬化物、特にカラーフィルターについて説明する。
本発明の上記レジスト組成物は、通常、基材(好ましくは基板)に公知の方法で塗布した後、プリベークを行って溶媒を蒸発させ、塗膜(硬化物)を形成する。次いで、この塗膜にフォトマスクを介して露光した後、未露光部分をアルカリ水溶液に溶解させてアルカリ現像を行う。次いで、必要に応じて洗浄した後、ポストベークを行う。このようにして、所定の硬化物が形成される。
基板上に上記硬化物が形成されてなるカラーフィルターは、具体的には上記レジスト組成物を硬化して形成されたセグメントを有するカラーフィルターである。カラーフィルターのセグメント(ブラックマトリクス、赤色,緑色,青色の各画素、フォトスペーサー、保護層、配向制御用リブ等)を形成する方法としてはフォトリソ法、印刷法、電着法、インクジェット法等が挙げられ、フォトリソ法としては、主流であるネガ型のアクリル系感光性樹脂組成物を用いる方法(感光アクリル法)と、非感光性のポリイミド系樹脂組成物とポジ型レジストを用いる方法(非感光ポリイミド法)とがある。感光アクリル法は、具体的には、ネガ型の感光性樹脂組成物を支持基板上に塗布、乾燥した後、形成された塗膜の上にフォトマスクを重ね、このフォトマスクを介して露光、露光部分を光硬化させ、未露光部分を現像、必要に応じて洗浄、さらに熱硬化または光硬化処理を行って各カラーフィルターのセグメントを形成する方法である。このネガ型感光性樹脂組成物として本発明のレジスト組成物を用いると、高品質のカラーフィルターのセグメントを歩留まりよく形成することができる。
カラーフィルターの形態としては、液晶表示装置用の場合は透明基板上に、撮像管素子用の場合は光電変換素子基板上に画素が形成されていることが必要要件であり、必要に応じて、各画素を隔離するブラックマトリクスを形成したり、画素上に保護膜を形成したり、ブラックマトリクス領域上にフォトスペーサーを形成したり、画素あるいは保護膜上にITO等の透明電極を形成したり、配向膜および配向制御用の構造体を形成したりする場合がある。また、TFT(薄膜トランジスタ)を形成した透明基板上にブラックマトリクスおよび画素、必要に応じて保護膜、フォトスペーサー等を形成する場合もある。
以下の重合例等において、各種物性等は以下のようにして測定した。
<重量平均分子量>
ポリスチレンを標準物質とし、テトラヒドロフランを溶離液として、HLC−8220GPC(東ソー社製)、カラム:TSKgel SuperHZM−M(東ソー社製)によるGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)法にて重量平均分子量を測定した。
<固形分>
重合体溶液(樹脂溶液又はポリマー溶液とも称す)をアルミカップに約1gはかり取り、アセトン約3gを加えて溶解させた後、常温で自然乾燥させた。そして、真空定温乾燥器(東京理化器械社製、商品名:VOS−301SD)を用い、真空下140℃で1.5時間乾燥した後、デシケータ内で放冷し、質量を測定した。その質量減少量から、重合体溶液の固形分(質量%)を計算した。
<酸価>
樹脂溶液3gを精秤し、アセトン90gと水10gとの混合溶媒に溶解し、0.1規定のKOH水溶液を滴定液として用いて、自動滴定装置(平沼産業社製、商品名:COM−555)により、重合体溶液の酸価を測定し、溶液の酸価と溶液の固形分とから固形分1g当たりの酸価(AV)を求めた。
<酸素濃度>
気相部の酸素濃度は、酸素濃度指示警報計(ガステック社製、商品名:GOA−6H−S)を用いて測定した。
反応容器(重合槽)として冷却管を付けた2Lセパラブルフラスコを準備し、他方、モノマー滴下槽として、メタクリル酸t−ブチル(以下「t−BMA」と称する)288.5g、ベンジルマレイミド(以下「BzMI」と称する)50.0g、メタクリル酸(以下「MAA」と称する)61.5g、メタクリル酸ヒドロキシエチル(以下「HEMA」と称する)100.0g、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂製「パーブチルO」;以下「PBO」と称する)10.0gをよく攪拌混合したものを準備し、連鎖移動剤滴下槽として、n−ドデカンチオール(以下「n−DM」と称する)6.0g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下「PGMEA」と称する)54.0gをよく攪拌混合したものを準備した。
反応容器にPGMEA 874.6gを仕込み、窒素を100mL/分で40分間流した。この時点での反応容器の気相部酸素濃度は1.8%であった。その後窒素流量を20mL/分に変更し、反応終了時まで継続した。攪拌しながらオイルバスで加熱して反応容器の温度を90℃まで昇温した。反応容器の温度が90℃に安定してから、モノマー滴下槽及び連鎖移動剤滴下槽から滴下を開始した。滴下は、温度を90℃に保ちながら、それぞれ3時間かけて行った。滴下終了後、30分90℃を保った後、PBO 2.5gを投入し、更に90℃で30分反応を継続した。その後昇温を開始して反応容器を115℃とし、1.5時間115℃を維持した。室温まで冷却後、重合体溶液1を得た。得られた重合体溶液1について各種物性を測定したところ、ポリスチレンを標準物質とするGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)にて測定した重量平均分子量は15400、真空下160℃にて乾燥させて得られた固形分濃度は34.8%、滴定法により求めた固形分当たりの酸価は82mgKOH/gであった。
反応容器として冷却管を付けた0.5Lセパラブルフラスコを準備し、他方、モノマー滴下槽として、t−BMA 86.6g、BzMI 15.0g、MAA 18.5g、HEMA 30.0g、PBO 3.0gをよく攪拌混合したものを準備し、連鎖移動剤滴下槽として、n−DM 1.8g、PGMEA 34.2gをよく攪拌混合したものを準備した。
反応容器にPGMEA 244.4gを仕込み、窒素を10mL/分で60分間流した。その後も窒素流量10mL/分を維持したまま、反応終了時まで継続した。攪拌しながらオイルバスで加熱して反応容器の温度を90℃まで昇温した。反応容器の温度が90℃に安定してから、モノマー滴下槽及び連鎖移動剤滴下槽から滴下を開始した。滴下は、温度を90℃に保ちながら、それぞれ3時間かけて行った。滴下終了後、30分90℃を保った後、PBO 0.75gを投入し、更に90℃で30分反応を継続した。その後昇温を開始して反応容器を115℃とし、1.5時間115℃を維持した。室温まで冷却後、重合体溶液3を得た。得られた重合体溶液3について各種物性を測定したところ、ポリスチレンを標準物質とするGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)にて測定した重量平均分子量は15300、真空下160℃にて乾燥させて得られた固形分濃度は34.6%、滴定法により求めた固形分当たりの酸価は83mgKOH/gであった。
実施例1と同様にして、反応容器、モノマー滴下槽、連鎖移動剤滴下槽を準備した。反応容器に窒素を10mL/分で60分間流した。この時点での反応容器の気相部酸素濃度は8.3%であった。その後窒素流量10mL/分を反応終了時まで継続した。その後、実施例1と同様の操作で重合を行い、室温まで冷却後、重合体溶液2を得た。得られた重合体溶液2について各種物性を測定したところ、ポリスチレンを標準物質とするGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)にて測定した重量平均分子量は15900、真空下160℃にて乾燥させて得られた固形分濃度は34.1%、滴定法により求めた固形分当たりの酸価は97mgKOH/gであった。
実施例2の反応容器であるセパラブルフラスコを0.5Lから1.0Lに変更する以外は、実施例2と同様にして合成を行い、重合体溶液4を得た。得られた重合体溶液4の滴定法により求めた固形分当たりの酸価は125mgKOH/gであった。
また、重合反応中の窒素ガスの吹き込みを止めて、空気雰囲気下で重合すると、重合開始剤を添加後、酸価が急上昇することも確認された。実験室スケール(0.5〜5リットル)では、昇温開始後、重合反応中に5〜40(ml/分)の窒素を導入することが好ましい。工業生産スケール(0.5〜5m3)では、重合反応中に5〜40(l/分)の窒素を導入することが好ましいと言える。
2 撹拌軸
3 撹拌羽根
4 液相部(反応溶液)
5 液面
6 気相部
7 窒素導入口
Claims (7)
- 全単量体成分の総量100質量%に対し、15質量%以上75質量%以下の含有割合の(メタ)アクリル酸t−ブチルと、10質量%以上60質量%以下の含有割合の(メタ)アクリル酸とを含む単量体成分を重合してアルカリ可溶性樹脂を製造する方法であって、
該製造方法は、該単量体成分を重合する工程を有し、
該重合工程の昇温開始前に重合槽内の気相部の酸素濃度を0.5体積%〜5体積%に制御し、重合反応の開始から終了までの期間の3/4以上、1以下の時点で、重合槽内の気相部の酸素濃度を、0.5体積%〜5体積%に制御することを特徴とするアルカリ可溶性樹脂の製造方法。 - 液相部の体積が重合槽の体積の50〜80体積%であることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
- 重合開始前に、気相部を重合槽の体積の100〜500体積%の不活性ガスで置換することを特徴とする請求項1又は2に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
- 重合溶液中の溶媒がエステル系溶媒を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
- 重合温度が溶媒の沸点より20℃以上低い温度であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
- 前記単量体成分は、更にN置換マレイミド系単量体、ジアルキル−2,2’−(オキシジメチレン)ジアクリレート系単量体及びα−(不飽和アルコキシアルキル)アクリレート系単量体からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
- 前記アルカリ可溶性樹脂は、レジスト組成物に用いられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のアルカリ可溶性樹脂の製造方法。
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