JP6289261B2 - 熱収縮性積層フィルム - Google Patents
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Description
さらに、近年では環境への配慮から、スーパーやコンビニ等で売れ残った食品等の廃棄量を削減する意識が高まり、食品の長期保存、常温保存を目的としたガスパック包装が注目されている。ガスパック包装は、容器内を窒素ガスや二酸化炭素ガスで封入することにより細菌等の繁殖を抑制し、長期保存を実現するツールであり、使用する包装フィルムには酸素透過性の低いガスバリア性フィルムが適している。ガスバリア性フィルムとしては、バリア性の樹脂と低温シール性を有するポリオレフィン系樹脂とを積層したフィルムが知られている。
例えば、特許文献1には、ガスバリア性樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有し、ガスバリア性と延伸性とを両立させ、さらに熱収縮特性に優れたフィルムが開示されている。
本発明が解決しようとする課題は、安定したヒートシール性を達成し、且つ反りを抑制し、さらにバリア性に優れた熱収縮性積層フィルムを提供することにある。
(1)0.5N/15mm以下の層間強度を有する界面を介して積層された層(A)と層(B)とを備え、前記層(A)がポリプロピレン系樹脂を含有する基材層を少なくとも備え、前記層(B)がポリエチレン系樹脂を含有するシール層を少なくとも備え、さらに以下の条件1)、2)を満たすことを特徴とする熱収縮性積層フィルム。
1)前記界面で剥離した際の、長さ方向(MD)または巾方向(TD)いずれか一方の前記層(A)の熱収縮率と前記層(B)の熱収縮率との差が、100℃において10%以下。
2)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂を含有するガスバリア層を有し、酸素バリアが23℃65%RHにおいて60cc/m2・day・atm以下。
(2)熱収縮性積層フィルムを構成する樹脂の融点が170℃以下である、(1)に記載の熱収縮性積層フィルム。
(3)基材層を構成する樹脂の最大の融点と、シール層を構成する樹脂の最大の融点との差が30℃以下である、(1)または(2)に記載の熱収縮性積層フィルム。
(4)全層の長さ方向の熱収縮率が100℃において30%以上である、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の熱収縮性積層フィルム。
(5)全層の巾方向の熱収縮率が60℃において5%以下である、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の熱収縮性積層フィルム。
(6)全層厚みが25μm以下である、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の熱収縮性積層フィルム。
(7)前記基材層と、変性ポリオレフィン系樹脂を含有する第一の接着層と、エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物を含有するガスバリア層と、変性ポリオレフィン系樹脂を含有する第二の接着層と、前記シール層とが、この順で積層されており、前記第一の接着層とガスバリア層との界面、又は前記ガスバリア層と前記第二の接着層との界面が0.5N/15mm以下の層間強度を有する、(1)〜(6)のいずれか1つに記載の熱収縮性積層フィルム。
(8)前記第一の接着層の融点が前記第二の接着層の融点以下である、(7)に記載の熱収縮性積層フィルム。
(9)23℃50%RHで1時間放置した時の反りが5mm以下である、(1)〜(8)のいずれか1つに記載の熱収縮性積層フィルム。
本実施形態の熱収縮性積層フィルムは、層間強度が0.5N/15mm以下の界面を有し、当該界面で層(A)と層(B)とに剥離することができる。前記層(A)はポリプロピレンを含有する基材層を少なくとも含み、前記層(B)はポリエチレンを含有するシール層を少なくとも備える。熱収縮性積層フィルムにおいて、好ましくは前記基材層及び前記シールがそれぞれ最外層に位置している。また、前記基材層、及び前記シール層の他に、それぞれ後述するガスバリア層、接着層等をさらに含むことができる。
・基材層//ガスバリア層/シール層
・基材層/ガスバリア層//シール層
・基材層//接着層/ガスバリア層/シール層
・基材層/接着層/ガスバリア層//シール層
・基材層/接着層//ガスバリア層/接着層/シール層
・基材層/接着層/ガスバリア層//接着層/シール層
以下、熱収縮性積層フィルムを構成する各層の層の好適な態様について詳述する。
前記層(A)は、ポリプロピレン系樹脂を含有する基材層を少なくとも含む。また、前記層(A)は、例えば、各層間の接着強度を発現させる接着層、及び/又はエチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物を含有するガスバリア層をさらに含むことができる。
[層(B)]
前記層(B)は、ポリエチレン系樹脂を含有するシール層を少なくとも含む。また、前記層(B)は、例えば、各層間の接着強度を発現させる接着層、及び/又はエチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物を含有するガスバリア層をさらに含むことができる。
[基材層]
本態様の基材層は、熱収縮性積層フィルムに耐熱性を付与する層であり、好適には熱収縮性積層フィルムの最外層に位置する。また、基材層は、熱収縮性積層フィルム製造時には、延伸支持層としての役割も果たすことができる。
ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレン単独共重合体及び/又はプロピレン系共重合体を好適に使用でき、例えば、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレンとエチレンとα−オレフィンとの3元共重合体等を好適に使用できる。
ポリプロピレン系樹脂は、シングルサイト系触媒、マルチサイト系触媒等の公知の触媒を用いて重合されたものであってよく、透明性に一層優れる観点からは、シングルサイト系触媒を用いて重合されたものであることが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂としては、結晶/非晶構造(モルフォロジ−)をナノオーダーで制御したポリプロピレン系樹脂を使用することもできる。
ポリプロピレン系樹脂は単独、又は混合して用いることができ、ポリプロピレンとプロピレン−αオレフィン共重合体とを混合すると、基材層の結晶性が低下し熱収縮性が向上する傾向にあるため好ましい。
本実施形態の熱収縮性積層フィルムに防曇性を付与するため、前記基材層に界面活性剤としてグリセリン系脂肪酸エステルを添加することができる。グリセリン系脂肪酸エステルを添加する場合、その含量は、前記基材層を基準として0.1〜5.0質量%が好ましい。
本態様のシール層は、熱収縮性積層フィルムにヒートシール性を付与する層であり、好適には熱収縮性積層フィルムの最外層に位置する。また、シール層は、熱収縮性積層フィルム製造時には、延伸支持層としての役割も果たすことができる。
本態様のシール層を構成するポリエチレン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
ポリエチレンとしては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレンが挙げられる。超低密度ポリエチレンとしては、例えば、線状超低密度ポリエチレン(「VLDPE」、「ULDPE」と称される)が挙げられる。
また、上記エチレン−α−オレフィン共重合体において、共重合体を構成する全モノマー中のα−オレフィンの割合(仕込みモノマー基準)は、5〜30質量%である軟質の共重合体であることが好ましい。
また、上記エチレン−α−オレフィン共重合体としては、エチレンと、プロピレンコモノマー、ブテンコモノマー、ヘキセンコモノマー及びオクテンコモノマーから選ばれる少なくとも1種類のコモノマーとの共重合体が、一般に入手が容易であり、好適に使用できる。
ポリエチレン系樹脂は、低温でのヒートシール性が一層良好になる観点から、密度が0.860〜0.925g/cm2であると好ましく、0.870〜0.920g/cm2であるとより好ましく、0.880〜0.915g/cm2であると更に好ましい。ポリエチレン系樹脂の密度が低いほど低温でのヒートシール性は向上する傾向にあり、密度が0.925g/cm2以下であれば、ヒートシール性が向上する傾向にある。
ポリエチレン系樹脂は単独、又は混合して用いることができ、ポリエチレンとエチレン−αオレフィン共重合体とを混合すると、基材層の結晶性が低下し熱収縮性が向上する傾向にあるため好ましい。
本実施形態の熱収縮性積層フィルムに防曇性を付与するため、シール層に界面活性剤として前述のグリセリン系脂肪酸エステルを添加することができる。
本態様のガスバリア層(以下、単に「ガスバリア層」という。)は、エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物を含有する層であり、熱収縮性積層フィルムのガスバリア性を向上する役割を果たす。JIS−K−7210に準じて測定されたエチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物の融解ピーク温度(以下、融点という)は170℃以下であることが好ましく、165℃であることがより好ましく、160℃以下であることがさらに好ましい。
なお、融点は、示差走査熱量測定(DSC)により得られる融解曲線で現れる吸熱反応のピークの頂点における温度である。融解ピークが複数存在する場合は、最も高温側の融解ピーク温度が上記数値範囲内であればよい(すなわち、本明細書中では、最も高温側の融解ピーク温度を融点と見做す)。
本態様の接着層(以下、単に「接着層」という。)は、例えば、互いの接着強度が弱い2層間に配置されて、該2層を接着する層であり、公知の接着性樹脂を含有する樹脂組成物から形成することができる。
接着性樹脂は、ポリオレフィン系樹脂と、α,β−不飽和カルボン酸及びその誘導体から選択される少なくとも一種とをグラフト重合してなる変性ポリオレフィン系樹脂を好適に用いることができる。
接着層の分子配向による残留応力を調整することで反りを抑制する役割を果たすことができ、さらに、熱収縮性積層フィルムの製造時においては延伸支持層としての役割も果たすこともできる。
熱収縮性積層フィルムの反りは、23℃50%RH環境下に1時間静置させた場合5mm以下であることが好ましく、4mm以下であることがより好ましく、3mm以下であることがさらに好ましい。このような熱収縮性積層フィルムによれば、包装工程において良好なハンドリング性を達成することができる。
これに対して、熱収縮率の差が小さい層(A)及び層(B)を備える熱収縮性積層フィルムは、層間に生じる残留応力の偏りが軽減され、熱収縮性積層フィルム全体の反りを十分に抑制することができる。
また、熱収縮性積層フィルムは、巾方向の熱収縮率が、60℃において5%以下であることが好ましく、長さ方向、又は巾方向のいずれもが5%以下であることがより好ましい。このような熱収縮性積層フィルムは、輸送、及び又は保管時におけるフィルムの寸法変化が抑制できるため好ましい。
熱収縮性積層フィルムの製造方法は特に制限されないが、例えば以下の方法が挙げられる。
本実施形態に係る熱収縮性積層フィルムの製造方法は、少なくとも2層の樹脂層を有する積層体(以下、場合により「未延伸原反」という。)を共押出法により積層させ加熱延伸する工程を備える。
共押出法では、それぞれ単独の押出機より溶融押出して、多層ダイ中で積層し、溶融共押出して急冷することにより、未延伸原反を得ることができる。ここで、溶融共押出の方法は特に制限されるものではなく、例えば、多層のTダイや多層のサーキュラーダイ(環状ダイ)を用いる方法等が挙げられる。中でも、多層のサーキュラーダイを用いた方法が好ましい。多層のサーキュラーダイを用いると、設備に関しての必要スペースや投資金額の点で有利であり、多品種少量生産に向き、所望の熱収縮率がより得られやすい。
延伸工程では、得られた未延伸原反を、例えば、未延伸原反を構成する樹脂の軟化温度以上に加熱して、例えばMDに1.5倍以上、TDに3倍以上延伸する。このような延伸工程によれば、上述の所定の熱収縮率を有する熱収縮性積層フィルムを容易に得ることができる。
延伸工程は、溶融押出直後のチューブに空気や窒素を吹き込んで、延伸を行うダイレクトインフレーション法によっても行うことができる。この方法によっても所定の熱収縮率を有するカバーテープを容易に得ることができる。但し、適度な熱収縮率をより確実に発現させるためには、二軸に延伸する方法が好ましく、上述のサーキュラーダイで得られた未延伸原反を加熱二軸延伸するチューブラー法(ダブルバブル法ともいう)がより好ましい。すなわち、本実施形態のカバーテープは、二軸延伸するチューブラー法により製造される二軸延伸多層フィルムであることが好ましい。
本実施形態の製造方法は、延伸前又は延伸後に、樹脂を架橋処理する架橋工程を含んでいてもよい。
また、上記延伸工程により加熱延伸された基材層を含む積層体の表面に対して、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、火炎処理等の表面処理を行うこともでき、これにより熱収縮性積層フィルムに印刷適性を付与することができる。
得られた熱収縮性積層フィルムは粘着テープを用いて層(A)と層(B)とに剥離を行った。
JIS−K−7210に準拠して樹脂を100mg計量し、樹脂の熱履歴をキャンセルするために昇温速度10℃/minの条件で0℃〜200℃まで昇温、及び降温速度10℃/minの条件で200℃から0℃まで降温を行った後、再び昇温速度10℃/minの条件で0℃から200℃まで昇温した際の融点を測定・評価した。
得られた熱収縮性積層フィルムの層(A)と層(B)との層間強度は、(株)島津製作所製のオートグラフを用いて、23℃、50%RH環境下で、15mm幅にスリットしたサンプルを用いて、サンプル長50mm、チャック間10mm、引張速度300mm/minの条件でT型剥離試験を行い、測定した。
さらに、下記熱収縮率測定方法と同様にして、層(A)と層(B)のそれぞれについて100℃における熱収縮率の測定を行った。
ASTM−D2732に準拠して、100℃及び60℃の温度にて積層フィルムを1分間収縮させて、積層フィルムの熱収縮率を測定した。長さ方向及び巾方向についてそれぞれ測定し、その平均値を熱収縮率として用いた。
得られた積層フィルムを所定の幅にスリットし、茨木精機(株)製TL−3000Sを用いて、内部に200gの粘土を入れたポリプロピレン製トップシール用の楕円型のトレー容器を用い包装速度30パック/分、ヒートシール圧力0.4MPaの条件で包装を行った。なお、積層フィルムのTD方向をトレー容器の短軸方向に合わせて包装を行った。ヒートシール性は、シール部の表面荒れ及びピンホールの有無を目視にて外観評価を行って以下の基準により評価した。
<評価基準>
A:シール部の表面が荒れず、ピンホールも発生しないヒートシール温度域が10℃以 上であり、ヒートシール性が良好。
D:シール部の表面が荒れず、ピンホールも発生しないヒートシール温度域が10℃未 満であり、ヒートシール性が不良。
MOCON社製の酸素透過分析装置(OX−TRAN(登録商標2/21SH))を用いて、酸素の条件を65%RH、測定温度を23℃として酸素透過率を測定し、測定開始3時間経過後の酸素透過率の値により酸素バリア性の評価を行った。なお、酸素透過率の測定値単位は「cc/m2/atm/day」である。
<評価基準>
A:酸素透過率が50cc/m2/atm/day以下でありガスバリア性がより良好
B:酸素透過率が60cc/m2/atm/day以下でありガスバリア性がより良好
D:酸素透過率が60cc/m2/atm/dayより大きく、ガスバリア性が不十分
MD300mm、TD300mmに切断した熱収縮性積層フィルムを23℃50%RH環境下で1時間静地した後に、TD100mm間隔でMD250mmの切込みを入れ、MD125mm位置の切込み部の水平位置から起き上がり高さを測定して、反り量を求めた。切込み2か所の測定結果の相加平均値を算出し、この相加平均値を反りとして測定を行った。
<評価基準>
A:積層フィルムの反りが3mm以下であり、ハンドリングがさらに良好
B:積層フィルムの反りが4mm以下であり、ハンドリングがより良好
C:積層フィルムの反りが5mm以下であり、ハンドリングが良好
D:積層フィルムの反りが5mmより大きく、ハンドリングが困難
得られた積層フィルムを所定の巾にスリットし、内部に20℃の水200gを入れたポリプロピレン製トレー容器を用い包装を行った。防曇性は、5℃に設定した冷蔵庫に包装体を入れて静値し、2時間後の外観の状態を目視にて下記の基準により評価した。
<評価基準>
A:積層フィルムに水滴が見られず、良好な外観。
D:積層フィルムに水滴が付着したためフィルム内部が確認出来ず、外観不良
得られた積層フィルムを所定の幅にスリットし、大森機械工業(株)製DW2002GPを用いて、内部に200gの粘土を入れたポリスチレン製トレー容器を用い包装速度40パック/分で包装を行った。なお、積層フィルムの巾方向をトレー容器の短軸方向に合わせて包装を行った。熱風トンネルとしてK&Uシステム(株)製FB−800を用い、熱風温度を115℃に設定した。包装体の仕上がり性は、目視にてトレー容器の外観評価を行って下記の基準により評価した。
<評価基準>
A:トレー容器に変形(歪みや反り)が認められず、且つ角残りが少ない。
B:トレー容器に変形(歪みや反り)が認められないが、角残りが認められる。
D:トレー容器に変形(歪みや反り)が認められる、且つ収縮不足により角残りが多い
PP1:プロピレン系共重合体(サンアロマー(株)PS522M、融点145℃)
PP2:プロピレン系共重合体(サンアロマー(株)PF621S、融点143℃)
PP3:プロピレン系共重合体(サンアロマー(株)5C37F、融点142℃)、
PP4:プロピレン系共重合体(サンアロマー(株)PL500A、融点161℃)、
PE1:線状超低密度ポリエチレン(ダウ・ケミカル日本(株))アフィニティー188 0G、融点100℃)
PE2:線状低密度ポリエチレン((株)プライムポリマーSP2020、融点116℃ )、
PE3:線状低密度ポリエチレン(宇部丸善ポリエチレン(株)ユメリット1520F、 融点118℃)、
PE4:高圧法低密度ポリエチレン(旭化成ケミカルズ(株)M2102、融点112℃ )、
EVOH1:エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物(日本合成化学工業(株)E P−E105A、融点165℃、エチレン含有量44mol%)、
EVOH2:エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物((株)クラレSP292、 融点165℃、エチレン含有量44mol%)、
EVOH3:エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物(日本合成化学工業(株)G H3804B、融点159℃、エチレン含有量38mol%)
EVOH4:エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物(日本合成化学工業(株)A T4403、融点164℃、エチレン含有量44mol%)、
GL1:変性ポリオレフィン系樹脂(三菱化学(株)モディックP565、融点143℃ )、
GL2:変性ポリプロピレン系樹脂(三井化学(株)アドマーQF500、融点161℃ )、
GL3:変性ポリエチレン系樹脂(三井化学(株)アドマーNF587、融点120℃)
GL4:変性ポリプロピレン系樹脂(三井化学(株)アドマーQF580、融点145℃ )、
GL5:アンカーコート剤(ユニチカ(株)アローベースSB1200)
AF1:界面活性剤(理研ビタミン(株)L71D)、
AF2:界面活性剤(理研ビタミン(株)B205)、
基材層としてPP1を97質量%とAF1を3質量%との混合物を用い、ガスバリア層としてEVOH1を用い、シール層としてPE1を97質量%とAF1とを3質量%との混合物を用い、第一の接着層としてGL1を用い、第二の接着層としてGL2を用い、層配置が基材層/第一の接着層/ガスバリア層/第二の接着層/シール層で各層の全層に対する層比率(%)が22.5/22.5/10.0/22.5/22.5となるように環状ダイを用いて共押出した後、冷水にて急冷固化して各層とも均一な厚み精度のチューブ状未延伸原反を得た。具体的な層構成を表1に示す。
この未延伸原反を延伸機内で加熱しながら、2対の差動ニップロール間に通し、エアー注入してMDに4倍、TDに4倍延伸(面積延伸倍率で16倍)及び熱処理を行い、各層が積層された積層体フィルムを得た。
得られた熱収縮性積層フィルムは、層(A)は基材層/第一の接着層/ガスバリア層からなり、層(B)は第二の接着層/シール層からなり、層間強度が0.3N/15mmであった。得られた熱収縮性積層フィルムの評価結果を表4に示す。
各層の組成を表1〜3に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして、熱収縮性積層フィルムを得た。得られた熱収縮性積層フィルムの評価結果を表4〜6に示す。
表3に示すように、基材層、及びシール層としてPE3を用い、ガスバリア層としてEVOH1を用い、第一の接着層としてGL3を用い、第二の接着層としてGL4を用い、層配置が基材層/第一の接着層/ガスバリア層/第二の接着層/シール層で各層の全層に対する層比率(%)が22.5/22.5/10.0/22.5/22.5となるように環状ダイを用いて共押出した後、冷水にて急冷固化して各層とも均一な厚み精度のチューブ状未延伸原反を得た。
この未延伸原反を延伸機内で加熱しながら、2対の差動ニップロール間に通し、エアー注入してMDに4倍、TDに4倍延伸(面積延伸倍率で16倍)及び熱処理を行い、各層が積層された積層体フィルムを得た。
得られた熱収縮性積層フィルムは、層(A)は基材層/第一の接着層/ガスバリア層からなり、層(B)は第二の接着層/シール層からなり、層間強度が0.5N/15mmであった。得られた熱収縮性積層フィルムの評価結果を表6に示す。
基材層としてPP4を97質量%とAF1を3質量%との混合物を用い、シール層としてPE4を97質量%とAF1を3質量%との混合物を用い、ガスバリア層としてEVOH1を用い、第一の接着層としてGL2、第二の接着層としてGL3を用い、各層ごとに均一な厚み精度のチューブ状未延伸原反を得た。
この未延伸原反を延伸機内で加熱しながら、2対の差動ニップロール間に通し、エアー注入してMDに4倍、TDに4倍延伸(面積延伸倍率で16倍)及び熱処理を行い、積層体フィルムを得た。
得られた熱収縮性積層フィルムは、基材層/第一の接着層/ガスバリア層/第二の接着層/シール層の順で積層され、層(A)は基材層/第一の接着層/ガスバリア層からなり、層(B)は第二の接着層/シール層からなり、層間強度が0.5N/15mmであった。得られた熱収縮性積層フィルムの評価結果を表6に示す。
基材層としてPP4を95質量%とAF1を3質量%とAF2を2質量%との混合物を用い、シール層としてPE4を95質量%とAF1を3質量%とAF2を2質量%との混合物を用い、ガスバリア層としてEVOH1を用い、各層ごとに均一な厚み精度のチューブ状未延伸原反を得た。
この未延伸原反を延伸機内で加熱しながら、2対の差動ニップロール間に通し、エアー注入してMDに4倍、TDに4倍延伸(面積延伸倍率で16倍)及び熱処理を行い、各層を接着層としてGL5を用い、ドライラミネート法により積層し積層体フィルムを得た。
得られた熱収縮性積層フィルムは、基材層/第一の接着層/ガスバリア層/第二の接着層/シール層の順で積層され、層(A)及び層(B)への剥離は不可能であった。得られた熱収縮性積層フィルムの評価結果を表6に示す。
一方で、上記の結果から、比較例1で得られた熱収縮性積層フィルムでは、ヒートシール時にシール不良が生じやすいため適さないことが分かる。比較例2で得られた熱収縮性積層フィルムでは、反りが発生してしまったため包装時のハンドリングが悪く適さないことがわかる。比較例3で得られたフィルムでは、ラミネート法によって積層されているため防曇性が悪く包装に適さないことが分かる。
Claims (9)
- 0.5N/15mm以下の層間強度を有する界面を介して積層された層(A)と層(B)とを備え、前記層(A)がポリプロピレン系樹脂を含有する基材層を少なくとも備え、前記層(B)がポリエチレン系樹脂を含有するシール層を少なくとも備え、さらに以下の条件(1)、(2)を満たすことを特徴とする熱収縮性積層フィルム。
(1)前記界面で剥離した際の、長さ方向(MD)または巾方向(TD)いずれか一方の前記層(A)の熱収縮率と前記層(B)の熱収縮率との差が、100℃において10%以下。
(2)エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂を含有するガスバリア層を有し、酸素バリアが23℃65%RHにおいて60cc/m2・day・atm以下。 - 熱収縮性積層フィルムを構成する樹脂の融点が170℃以下である、請求項1に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 基材層を構成する樹脂の最大の融点と、シール層を構成する樹脂の最大の融点との差が30℃以下である、請求項1または2に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 全層の長さ方向の熱収縮率が100℃において30%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 全層の巾方向の熱収縮率が60℃において5%以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 全層厚みが25μm以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記基材層と、変性ポリオレフィン系樹脂を含有する第一の接着層と、エチレン−ビニルアルコール共重合体ケン化物を含有するガスバリア層と、変性ポリオレフィン系樹脂を含有する第二の接着層と、前記シール層とが、この順で積層されており、前記第一の接着層とガスバリア層との界面、又は前記ガスバリア層と前記第二の接着層との界面が0.5N/15mm以下の層間強度を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 前記第一の接着層の融点が前記第二の接着層の融点以下である、請求項7に記載の熱収縮性積層フィルム。
- 23℃50%RHで1時間静置した時の反りが5mm以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱収縮性積層フィルム。
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