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JP6284895B2 - エアゾル化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾル化粧料に関する。
アスタキサンチンは、一重項酸素の消去能が高く、一重項酸素に起因した皮膚の光老化を抑制する効果を有することが知られており、化粧料に使用されることも多い。
一方で、エアゾル化粧料といった、化粧料組成物を噴射剤にて噴射させて使用する化粧料が知られている。
アスタキサンチンを含むエアゾル化粧料としては、例えば、アスタキサンチンとLPG(液化石油ガス)とを含む日焼け止めローションスプレーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、アスタキサンチンを含む肌の美容パック用薬剤を、圧力容器に充填し、これに炭酸ガスを充填して炭酸ガス圧で薬剤を泡状に取り出して、肌用美容パック及び化粧クリームとして使用する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2014/185316号 特開2014−118408号公報
本発明者らが、アスタキサンチンを含むエアゾル化粧料について検討を行ったところ、以下のような知見を得た。
即ち、アスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物と噴射剤とを組み合わせたエアゾル化粧料の場合、噴射剤の種類によって、噴射前後での水性化粧料組成物の濁度の変化に違いがあることを見出した。
そこで、本発明の課題は、アスタキサンチン乳化物を含有する水性化粧料組成物を用いたエアゾル化粧料であって、噴射前後にて化粧料組成物の濁度変化が少ないエアゾル化粧料を提供することにある。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
<1> 炭酸ガスを含む噴射剤と、水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物と、を有するエアゾル化粧料。
<2> 水性化粧料組成物全量に対する水及び水溶性成分の総含有量が95質量%以上100質量%未満である<1>に記載のエアゾル化粧料。
<3> 水性化粧料組成物がレシチン及びポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種を含む<1>又は<2>に記載のエアゾル化粧料。
<4> 水性化粧料組成物全量に対し、アスタキサンチンの含有量が0.00001質量%〜0.01質量%である<1>〜<3>のいずれか1つに記載のエアゾル化粧料。
<5> 水性化粧料組成物がポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む<1>〜<4>のいずれか1つに記載のエアゾル化粧料。
本発明によれば、アスタキサンチン乳化物を含有する水性化粧料組成物を用いたエアゾル化粧料であって、噴射前後にて水性化粧料組成物の濁度変化が少ないエアゾル化粧料が提供される。
本発明のエアゾル化粧料は、炭酸ガスを含む噴射剤と、水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物と、を有するエアゾル化粧料である。
ここで、「水性化粧料組成物」とは、水性化粧料組成物全量に対して水が多く(60質量%以上)含まれる組成物を指し、特に、水及び水溶性成分の総含有量が95質量%以上100質量%未満であることが好ましく、97質量%以上100質量%未満であることが好ましい。
なお、「水溶性成分」とは、25℃における水への溶解度が1質量%以上、つまり、10g/L以上である成分を意味する。
水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物とLPG(液化石油ガス)とを用いたエアゾル化粧料では、エアゾル容器に充填する前の水性化粧料組成物の濁度に比べ、噴射後の濁度が上昇してしまう。これは、水性化粧料組成物とLPGとがエアゾル容器に充填されている間、及び噴射の際に、LPGの一部(プロパン、ブタン等の炭化水素)が水性化粧料組成物と混ざり合うことに起因しているものと考えられる。具体的には、LPGが、水性化粧料組成物中のアスタキサンチン乳化物の親疎水性のバランスを崩し(炭化水素が油相に影響を及ぼす)、アスタキサンチンの乳化粒子が凝集して、乳化粒子の粒子径が増大することで、濁度が上昇するものと考えられる。
噴射の際は、エアゾル容器の噴射までの流路を通過するときに、噴射剤と水性化粧料組成物との混合物に噴射圧がかかること、噴射の際の射出又は噴霧により、油相に混合していた噴射剤が常圧になること、などの物理的な圧力変化により、濁度の上昇に大きな影響を及ぼすものと考えられる。特に、噴射剤が常圧になるときの膨張の影響が、充填剤がLPGのとき、水性化粧料組成物の濁度を悪化させていると考えられる。
一方、本発明のエアゾル化粧料は、水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物と、炭酸ガスを含む噴射剤と、を含む構成としている。
この構成とすることで、水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物の濁度が、エアゾル化粧料の噴射後に上昇することが抑えられる。
また、噴射前後で濁度の変化が少ないエアゾル化粧料は、噴射によるアスタキサンチンの乳化粒子の増大が起き難いものであるとも考えられる。そのため、エアゾル化粧料の使用時(即ち、エアゾル化粧料の噴射後)においても、微粒子化したアスタキサンチンを含むことで期待される効果が、製造時のエアゾル化粧料と同じレベルで得られるものと考えられる。
本発明において、「噴射前後」における「噴射前」とは、水性化粧料組成物の調製後から、水性化粧料組成物のエアゾル容器への充填を経て噴射される直前までを指し、「噴射後」とはエアゾル容器から水性化粧料組成物(エアゾル化粧料)が噴射された後を指す。
そのため、「噴射前の濁度」とは、水性化粧料組成物の調製後でかつエアゾル容器への充填前の濁度であってもよいし、エアゾル容器に充填された後でかつ噴射される直前までの濁度であってもよい。なお、後者の場合、充填された水性化粧料組成物を噴射することなくエアゾル容器から取り出すことができる場合に確認できる。また、「噴射後の濁度」とは、エアゾル化粧料を噴射して回収した水性化粧料組成物(回収物)の濁度を意味する。
本発明において、「噴射前後で濁度の変化が小さい」とは、エアゾル化粧料の噴射後において、水性化粧料組成物に含まれるアスタキサンチン乳化物の乳化状態が、噴射前におけるアスタキサンチン乳化物の乳化状態(即ち、アスタキサンチンに期待される効果が発現し易い、所期の乳化状態)に近い状態であることの指標である。
また、本発明における「濁度」は、紫外線吸収スペクトル測定機(U−3310、(株)日立製作所製)で、ディスポーサブル1cm角セルにて、波長625nmの光を用いて25℃にて測定した吸光度により規定される。
以降、本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
更に、本明細書においてエアゾル化粧料中の各成分の量は、エアゾル化粧料中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、エアゾル化粧料中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本発明において、乳化物を得る際に使用する「水相」とは、溶媒の種類にかかわらず「油相」に対する語として使用する。
以下、本発明のエアゾル化粧料を構成する水性化粧料組成物及び噴射剤について、詳細に説明する。
〔水性化粧料組成物〕
本発明における水性化粧料組成物は、水とアスタキサンチン乳化物とを含み、必要に応じて、水溶性成分、及びその他の添加剤を含んでいてもよい。
[水]
本発明における水性化粧料組成物は、水を含む。
ここで用いられる水としては、化粧料に適用しうる水であれば特に制限はなく、精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、ミリQ水等の超純水のいずれも使用することができる。
なお、ミリQ水とは、メルクミリポア社の超純水製造装置であるミリQ水製造装置による得られる超純水である。
また、水は水相を構成する成分の1つとなる。
水性化粧料組成物において、水の含有量は、エアゾル化粧料の使用目的(用途)、使用感に応じて、以下に示す範囲にて、適宜、調整することができる。
水の含有量は、水性化粧料組成物全量に対し、60質量%以上99質量%以下であることが好ましく、75質量%以上100質量%未満がより好ましく、85質量%以上100質量%未満が更に好ましい。
上記の水の含有量は、水性化粧料組成物を構成する水の総量の含有量を意味し、後述するアスタキサンチン乳化物の調製に用いられる水も含むものである。
[アスタキサンチン乳化物]
本発明における水性化粧料組成物は、アスタキサンチン乳化物を含む。
水性化粧料組成物におけるアスタキサンチン乳化物の含有量は、エアゾル化粧料の使用目的(用途)、皮膚への有効性及び色素の染着の点から、適宜、調整することができる。
一般的には、アスタキサンチン乳化物の含有量は、水性化粧料組成物全量に対し、0.001質量%以上5質量%以下であることが好ましく、0.005質量%以上2質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上1質量%以下が更に好ましい。
アスタキサンチン乳化物は、アスタキサンチンを含む乳化粒子を有する水中油型乳化物(O/W型乳化物)であることが好ましい。
アスタキサンチンを含む乳化粒子を有する水中油型乳化物とすることで、水性化粧料組成物の系中にてアスタキサンチンを安定に含有させることができる。
(アスタキサンチン)
アスタキサンチンは、アスタキサンチン及びアスタキサンチンのエステル等の誘導体の少なくとも一方を包含する。本発明では特に断らない限り、これらを総称して「アスタキサンチン」とする。
本発明で用いられるアスタキサンチンは、植物類、藻類、甲殻類及びバクテリア等の天然物のものの他、常法に従って得られるものであれば、いずれのものも使用することができる。
天然物であるアスタキサンチンとしては、例えば、赤色酵母ファフィア、ヘマトコッカス藻、海洋性細菌(パラコッカス)、オキアミ、アドニス(福寿草)等が挙げられる。また、その培養物からの抽出物を挙げることができる。
アスタキサンチンは、アスタキサンチンを含有する天然物から分離又は抽出物として得られるアスタキサンチン含有油として、アスタキサンチン乳化物に含まれていてもよい。
アスタキサンチンは、更に、この天然物からの分離又は抽出したものを必要に応じて適宜精製したものでもよく、又は、合成品であってもよい。
アスタキサンチン又はアスタキサンチン含有油としては、ヘマトコッカス藻から抽出されるもの(ヘマトコッカス藻抽出物ともいう。)、及び、オキアミ由来の色素(オキアミ抽出物ともいう。)が、品質又は生産性の点から特に好ましい。
本発明において、アスタキサンチン又はアスタキサンチン含有油としては、広く市販されている、ヘマトコッカス藻抽出物、及びオキアミ抽出物を用いることができる。
ヘマトコッカス藻抽出物の市販品としては、例えば、武田紙器(株)のASTOTS−S、ASTOTS−ST、ASTOTS−2.5 O、ASTOTS−5 O、ASTOTS−10 O等(以上、商品名)、富士化学工業(株)のアスタリール(登録商標)オイル50F、アスタリール(登録商標)オイル5F等、東洋酵素化学(株)のBioAstin(登録商標)SCE7等が入手できる。
オキアミ抽出物の市販品としては、(株)マリン大王のアスタックスST(商品名)等が入手できる。
アスタキサンチン乳化物におけるアスタキサンチンの含有量は、アスタキサンチン乳化物の製造時の取扱いの点から、0.01質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上35質量%以下がより好ましい。
水性化粧料組成物におけるアスタキサンチンの含有量は、一重項酸素の消去能(抗酸化効果)の発現等から決定することができ、例えば、水性化粧料組成物全量に対し0.00001質量%以上0.01質量%以下(0.1ppm以上100ppm以下)が好ましく、0.00001質量%以上0.0075質量%以下(0.1ppm以上75ppm以下)がより好ましく、0.0001質量%以上0.005質量%以下(1ppm以上50ppm以下)が更に好ましい。
(油性成分)
アスタキサンチン乳化物は、油性成分を含むことが好ましい。
油性成分としては、25℃で液体である油性成分であることが好ましい。
本発明において「油性成分」とは、25℃における水への溶解度が0.1質量%未満(1g/L未満)であり、化粧料の分野で一般に油性成分として使用される成分を意味する。
また、25℃で液体とは、融点又は軟化点が25℃未満であることを意味する。
油性成分としては、油脂、炭化水素、ロウ、高級脂肪酸、及び高級脂肪酸エステル等が挙げられ、これらの中で、25℃で液体であるものが好ましい。
これらの油性成分は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を用いても構わない。
油脂としては、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、牛油、ゴマ油、小麦胚芽油、サフラワー油、シアバター、タートル油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ブドウ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、卵黄油、ヤシ油、モクロウ、ローズヒップ油、ダイズ油、硬化油(例えば、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化カカオ油、硬化タートル油、硬化ミンク油等)、ラノリン(羊毛脂)、又は、これら植物油脂から抽出されるトコフェロール(ミックストコフェロール)、トコトリエノール等が挙げられる。
炭化水素としては、流動パラフィン、イソパラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等が挙げられる。
ロウとしては、オレンジラフィー油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、モンタンロウ、ミツロウ、ラノリン、鯨ロウ、水素添加ラノリン、水素添加ホホバ油、水素添加カルナバロウ等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、炭素数が12以上の脂肪酸であれば特に限定されず、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、オキシステアリン酸、リノール酸、ラノリン脂肪酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソトリデカン酸等が挙げられる。
高級脂肪酸エステルとしては、高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、高級脂肪酸と中級又は高級アルコールとのエステル、高級脂肪酸と多価アルコールとのエステル、オキシ酸と高級アルコールとのエステル、環状アルコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
より具体的には、高級脂肪酸と低級(炭素数2以上4以下)アルコールとのエステルとしては、リノール酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等を例示することができる。
高級脂肪酸と中級(炭素数5以上11以下)又は高級(炭素数12以上)アルコールとのエステルとしては、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、パルミチン酸セチル等を例示することができる。
高級脂肪酸と多価アルコールとのエステルとしては、トリミリスチン酸グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル等を例示することができる。
オキシ酸と高級アルコールとのエステルとしては、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリル等を例示することができる。
環状アルコール脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル等を例示することができる。
上記した油性成分の中でも、アスタキサンチンとの相溶性及び安定性に優れる点から、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、トコフェロールが好ましく、トコフェロールとトリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリルとを併用することが好ましい。
アスタキサンチン乳化物における油性成分の含有量は特に限定されないが、アスタキサンチン乳化物の分散安定化の点から、アスタキサンチンの質量に対して1倍量以上150倍量以下であることが好ましく、5倍量以上50倍量以下がより好ましい。
(レシチン)
アスタキサンチン乳化物は、レシチンを含むことが好ましい。
本発明におけるレシチンとは、グリセリン骨格と脂肪酸残基及びリン酸残基とを必須構成成分とし、これに、塩基や多価アルコール等が結合したもので、リン脂質とも称されるものである。
レシチンは、分子内に親水基と疎水基を有していることから、従来より、食品、医薬品、化粧品分野で、広く、乳化剤として使用されている。
産業的には、レシチン純度60%以上のものがレシチンとして利用されており、本発明でも利用できるが、レシチン純度が80%以上(より好ましくは90%以上)の一般に高純度レシチンと称されるものが好ましい。
レシチン純度は、レシチンがトルエンに溶解しやすくアセトンに溶解しない性質を利用して、トルエン不溶物とアセトン可溶物の重量を差し引くことにより求められる。
レシチンとしては、植物、動物、及び微生物の生体から抽出分離された従来公知の各種のものを挙げることができる。
このようなレシチンの具体例としては、例えば、大豆、トウモロコシ、落花生、ナタネ、麦等の植物や、卵黄、牛等の動物、及び大腸菌等の微生物等に由来する各種レシチンを挙げることができる。
このようなレシチンを化合物名で示すと、例えば、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルメチルエタノールアミン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ビスホスファチジン酸、ジホスファチジルグリセリン(カルジオリピン)等のグリセロレシチン;スフィンゴミエリン等のスフィンゴレシチン等が挙げられる。
また、本発明においては、高純度レシチン以外にも、水素添加レシチン、酵素分解レシチン、酵素分解水素添加レシチン、ヒドロキシレシチン等を使用することができる。
レシチンは、1種単独で用いてもよし、複数種の混合物の形態で用いてもよい。
アスタキサンチン乳化物において、レシチンの含有量は、アスタキサンチンの質量に対して0.1倍量以上10倍量以下であることが好ましく、より好ましくは0.5倍量以上8倍量以下、更に好ましくは1倍量以上5倍量以下である。
なお、水性化粧料組成物におけるレシチンの含有量は、使用感、水性化粧料組成物の濁度安定性、及び経時による着色防止の点から、水性化粧料組成物全量に対し0.0001質量%以上1質量%であることが好ましく、0.00015質量%以上0.1質量%以下であることがより好ましい。
(水溶性乳化剤)
アスタキサンチン乳化物は、水溶性乳化剤を含むことが好ましい。
ここで、水溶性乳化剤は、前述の水溶性成分に含まれる。
水溶性乳化剤としては、水への溶解度が1質量%以上(10g/L以上)である乳化剤であれば、特に限定はないが、ノニオン界面活性剤が好ましく、十分な乳化力を得るために、例えば、HLBが10以上、好ましくは12以上のノニオン界面活性剤が好ましい。
ここで、HLBは、通常界面活性剤の分野で使用される親水性−疎水性のバランスで、通常用いる計算式、例えば川上式等が使用できる。川上式を次に示す。
HLB=7+11.7log(Mw/Mo)
ここで、Mwは親水基の分子量、Moは疎水基の分子量である。
また、カタログ等に記載されているHLBの数値を使用してもよい。
また、上記の式からも分かるように、HLBの加成性を利用して、任意のHLB値の乳化剤を得ることができる。
ノニオン界面活性剤の例としては、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、及びショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。中でも、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが好ましく、ポリグリセリン脂肪酸エステルが更に好ましく、ポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪酸エステルとを併用することが特に好ましい。
これらのノニオン界面活性剤は、蒸留などで高度に精製されたものであることは必ずしも必要ではなく、反応混合物であってもよい。
本発明に用いられる、ポリグリセリン脂肪酸エステルの例としては、平均重合度が2以上、好ましくは6〜15、より好ましくは8〜10のポリグリセリンと、炭素数8〜18の脂肪酸、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、及びリノール酸とのエステルが挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの好ましい例としては、ヘキサグリセリンモノオレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノパルミチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノラウリン酸エステル等が挙げられる。これらのポリグリセリン脂肪酸エステルを、単独で又は2種以上で用いることができる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOL DGMS,NIKKOL DGMO-CV,NIKKOL DGMO-90V,NIKKOL DGDO,NIKKOL DGMIS,NIKKOL DGTIS,NIKKOL Tetraglyn 1−SV,NIKKOL Tetraglyn 1−O,NIKKOL Tetraglyn 3−S,NIKKOL Tetraglyn 5−S,NIKKOL Tetraglyn 5−O,NIKKOL Hexaglyn 1−L,NIKKOL Hexaglyn 1−M,NIKKOL Hexaglyn 1−SV,NIKKOL Hexaglyn 1−O,NIKKOL Hexaglyn 3−S,NIKKOL Hexaglyn 4−B,NIKKOL Hexaglyn 5−S,NIKKOL Hexaglyn 5−O,NIKKOL Hexaglyn PR−15,NIKKOL Decaglyn 1−L,NIKKOL Decaglyn 1−M,NIKKOL Decaglyn 1−SV,NIKKOL Decaglyn 1−50SV,NIKKOL Decaglyn 1−ISV,NIKKOL Decaglyn 1−O,NIKKOL Decaglyn 1−OV,NIKKOL Decaglyn 1−LN,NIKKOL Decaglyn 2−SV,NIKKOL Decaglyn 2−ISV,NIKKOL Decaglyn 3−SV,NIKKOL Decaglyn 3−OV,NIKKOL Decaglyn 5−SV,NIKKOL Decaglyn 5−HS,NIKKOL Decaglyn 5−IS,NIKKOL Decaglyn 5−OV,NIKKOL Decaglyn 5−O−R,NIKKOL Decaglyn 7−S,NIKKOL Decaglyn 7−O,NIKKOL Decaglyn 10−SV,NIKKOL Decaglyn 10−IS,NIKKOL Decaglyn 10−OV,NIKKOL Decaglyn 10−MAC,NIKKOL Decaglyn PR−20等(「NIKKOL」は全て登録商標);三菱化学フーズ(株)社製リョートーポリグリエステル L−10D、L−7D、M−10D、M−7D、P−8D、S−28D、S−24D、SWA−20D、SWA−15D、SWA−10D、O−50D、O−15D、B−100D、B−70D、ER−60D、太陽化学(株)社製サンソフトQ−17UL、サンソフトQ−14S、サンソフトA−141C等(「サンソフト」は全て登録商標);理研ビタミン(株)社製ポエムDO−100、ポエムJ−0021等(「ポエム」は全て登録商標);などが挙げられる。
本発明に用いられるショ糖脂肪酸エステルは、脂肪酸の炭素数が12以上のものが好ましく、12〜20のものがより好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの好ましい例としては、ショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジミリスチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル等が挙げられる。本発明においては、これらのショ糖脂肪酸エステルを、単独で又は2種以上で用いることができる。
ショ糖脂肪酸エステルの市販品としては、例えば、三菱化学フーズ(株)社製リョートーシュガーエステル S−070、S−170、S−270、S−370、S−370F、S−570、S−770、S−970、S−1170、S−1170F、S−1570、S−1670、P−070、P−170、P−1570、P−1670、M−1695、O−170、O−1570、OWA−1570、L−195、L−595、L−1695、LWA−1570、B−370、B−370F、ER−190、ER−290、POS−135、第一工業製薬(株)社製の、DKエステルSS、F160、F140、F110、F90、F70、F50、F−A50、F−20W、F−10、F−A10E、コスメライクB−30、S−10、S−50、S−70、S−110、S−160、S−190、SA−10、SA−50、P−10、P−160、M−160、L−10、L−50、L−160、L−150A、L−160A、R−10、R−20、O−10、O−150等が挙げられる。
アスタキサンチン乳化物における水溶性乳化剤の含有量は、微細な乳化粒子を形成し易い、アスタキサンチン乳化物の安定化、及び泡立ちの抑制の点から、アスタキサンチンの質量に対して1倍量以上100倍量以下であることが好ましく、2倍量以上50倍量以下がより好ましく、5倍量以上25倍量以下が更に好ましい。
なお、水性化粧料組成物における水溶性乳化剤の含有量は、水性化粧料組成物の濁度安定性、皮膚への刺激防止、及び泡立ちの点から、水性化粧料組成物全量に対し0.0001質量%以上2質量%以下であることが好ましく、0.001質量%以上0.2質量%以下であることがより好ましい。
本発明における水性化粧料組成物は、アスタキサンチン乳化物の安定性の点から、レシチン及びポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、レシチンとポリグリセリン脂肪酸エステルとの両方をそれぞれ1種以上用いることが好ましい。
(水)
アスタキサンチン乳化物は、水を含むことが好ましい。
ここで用いられる水は、水性化粧料組成物を構成する水と同じであって、同様のものが用いられる。
アスタキサンチン乳化物において、水の含有量は、アスタキサンチンの質量に対して5倍量以上1000倍量以下であることが好ましく、より好ましくは10倍量以上800倍量以下、更に好ましくは20倍量以上100倍量以下である。
[その他の添加剤]
(安定化剤)
本発明における水性化粧料組成物は、アスタキサンチンの酸化分解を防止し、アスタキサンチンの安定性を向上させうる安定化剤を含むことが好ましい。
安定化剤としては、アスコルビン酸、及びアスコルビン酸誘導体が好ましく用いられる。
これらの安定化剤は、前述の水溶性成分に含まれる。
アスコルビン酸、及びアスコルビン酸誘導体として、具体的には、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸カルシウム、硫酸アスコルビル、硫酸アスコルビル2ナトリウム塩、アスコルビル−2−グルコシド、パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム等が挙げられる。
これらの中でも、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、及びアスコルビン酸リン酸ナトリウムが好ましく、アスコルビン酸リン酸マグネシウムが特に好ましい。
これらのアスコルビン酸、及びアスコルビン酸誘導体は、一般に市販されているものを適宜用いることができる。
市販品としては、例えば、L−アスコルビン酸(武田薬品工業、扶桑化学、BASFジャパン、第一製薬ほか)、L−アスコルビン酸Na(武田薬品工業、扶桑化学、BASFジャパン、第一製薬ほか)、アスコルビル−2−グルコシド(商品名 AA−2G:林原生物化学研究所)等が挙げられる。
また、アスコルビン酸リン酸マグネシウムとしては、商品名:アスコルビン酸PM(昭和電工社)、商品名:NIKKOL(登録商標) VC−PMG(日光ケミカルズ社)、商品名 シーメイト(武田薬品工業)等が挙げられる。
更に、アスコルビン酸リン酸ナトリウムとしては、:アスコルビン酸PS(昭和電工社)等が挙げられる。
水性化粧料組成物における安定化剤の含有量は、アスタキサンチンの安定化の点から、
水性化粧料組成物全量に対し、0.01質量%以上5質量%以下が好ましく、0.1質量%以上3質量%以下がより好ましく、0.3質量%以上2質量%以下が更に好ましい。
(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)
本発明における水性化粧料組成物は、香料などの油性成分を水性化粧料組成物中に安定性に配合させる点から、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含むことが好ましい。
また、水性化粧料組成物がポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含むことで、エアゾル化粧料の噴射後において、水性化粧料組成物の濁度上昇をより抑えることができる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、20〜100のエチレンオキサイド単位を分子内に有する硬化ヒマシ油誘導体が好ましく、例えば、POE(40)硬化ヒマシ油、POE(60)硬化ヒマシ油、POE(100)硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、NIKKOL(登録商標) HCO(日光ケミカルズ(株))、EMALEX(登録商標) HC(日本エマルジョン工業(株))、ユニオックスHC(日油)等の市販品を使用してもよい。
水性化粧料組成物におけるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の含有量は、アスタキサンチン乳化物の安定化の点から、水性化粧料組成物全量に対し、0.01質量%以上1質量%以下が好ましく、0.05質量%以上0.7質量%以下がより好ましく、0.1質量%以上0.4質量%以下が更に好ましい。
(他の油性成分)
本発明における水性化粧料組成物は、前述したアスタキサンチン乳化物に含まれる油性成分の他に、防腐剤、保湿剤、抗炎症剤、抗酸化剤、及び香料などの油性成分を含んでいでもよい。
油性成分となる防腐剤としては、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルなどが挙げられる。
油性成分となる保湿剤としては、高級アルコール、シリコン化合物などが挙げられる。高級アルコールとしては、例えば、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどが挙げられる。シリコン化合物としては、例えば、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、高重合ジメチコノールなどが挙げられる。
油性成分となる抗炎症剤としては、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸などが挙げられる。
油性成分となる抗酸化剤としては、β−カロテン、リコピン、ビタミンA(レチノール)、レチノイン酸、トコフェロール、トコトリエノールなどが挙げられる。
油性成分となる香料としては、例えば、天然香料及び合成香料等が挙げられる。天然香料としては、例えば、草根、木皮、花、果実、果皮、又はその他動植物を素材として常法に従って調製された香油等が挙げられる。天然香料には、天然素材を、水蒸気蒸留法、圧搾法、又は抽出法等によって処理して分離した精油等も含まれる。
なお、水性化粧料組成物における油性成分(前述したアスタキサンチン乳化物に含まれる油性成分を含む全油性成分)の総含有量は、水性化粧料組成物全量に対し5質量%未満であることが好ましく、0.0001質量%以上3質量%以下であることがより好ましく、0.0002質量%以上2質量%以下であることが更に好ましい。
(多価アルコール)
本発明における水性化粧料組成物は、微細な乳化粒子を得る、乳化物の安定性を得る、更には、使用感(保湿性)を高める点から、多価アルコールを含んでいてもよい。
また、この多価アルコールは、アスタキサンチン乳化物に含まれていてもよい。
多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール、及びペンチレングリコールを挙げることができる。多価アルコールは1種単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの多価アルコールは、前述の水溶性成分に含まれる。
水性化粧料組成物に多価アルコールを用いる場合、多価アルコールの含有量は、水性化粧料組成物全量に対し0.5質量%以上25質量%以下とすることが好ましく、1質量%以上20質量%以下であることがより好ましい。
(添加剤)
本発明における水性化粧料組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記の成分以外に、必要に応じて、添加剤を含有していてもよい。
添加剤としては、通常、化粧料として配合可能な各種の成分を目的に応じて使用することができる。
添加剤として具体的には、例えば、機能性成分(腋臭防止剤、抗にきび剤、殺菌消毒剤、美白剤、角質軟化剤など)、粘度調整剤、pH調整剤、pH緩衝剤、紫外線吸収剤、水溶性の香料、着色剤、有機溶剤、水溶性の防腐剤等を挙げることができる。
添加剤の一部として具体的には、カッパーカラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアガム、キサンタンガム、カラヤガム、タマリンド種子多糖、アラビアガム、トラガカントガム、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストリン等の単糖類又は多糖類;ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクトース、マルトトリイトール、キシリトールなどの糖アルコール;チアミン等のビタミンB1化合物;リボフラビン等のビタミンB2化合物;ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のビタミンB3化合物;ナイアシン、パントテン酸、パントテニルエチルエーテル等のビタミンB5化合物、ピリドキシン等のビタミンB6化合物、ビオチン等のビタミンB7化合物、コバラミン等のビタミンB12化合物、葉酸等のビタミンB群;γ−オリザノール、オロチン酸、グルクロノラクトン、グルクロン酸アミド、ヨクイニンなどの水溶性ビタミン化合物;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩;カゼイン、アルブミン、メチル化コラーゲン、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、ゼラチン等の分子量5000超のタンパク質;グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、メチオニン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン等のアミノ酸及びそれらの誘導体;カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、酸化エチレン/酸化プロピレンブロック共重合体等の合成高分子;ヒドロキシエチルセルロース/メチルセルロース等の水溶性セルロース誘導体;フラボノイド類(カテキン、アントシアニン、フラボン、イソフラボン、フラバン、フラバノン、ルチン);フェノール酸化合物(クロロゲン酸、エラグ酸、没食子酸、没食子酸プロピル等);リグナン化合物、クルクミン化合物、クマリン化合物、プテロスチルベン等を含むヒドロキシスチルベン;などを挙げることができる。
[水溶性化粧料の好ましい物性]
水性化粧料組成物のpHは、5.0以上7.5以下が好ましく、6.5以上7.5以下であることがより好ましい。
このpH範囲とすることによって、アスタキサンチン乳化物の保存安定性、特に室温(25℃)での保存安定性を良好なものにすることができる。
なお、本発明におけるpHは、例えば、東亜ディーケーケー社、HM−30R型(商品名)などを用いて測定でき、25℃にて測定した値を採用している。
水性化粧料組成物の濁度は、エアゾル容器に充填される前の段階で、0以上0.15以下が好ましく、0以上0.12以下がより好ましく、0以上0.05以下が更に好ましい。
また、エアゾル化粧料を噴射して回収した水性化粧料組成物の濁度は、0以上0.15以下が好ましく、0以上0.12以下がより好ましく、0以上0.05以下が更に好ましい。
特に、水性化粧料組成物中のアスタキサンチンの含有量が0.001質量%(10ppm)を超える場合は、エアゾル容器に充填される前の濁度及びエアゾル化粧料を噴射して回収した水性化粧料組成物の濁度は、共に0.05以下が好ましい。
また、水性化粧料組成物中のアスタキサンチンの含有量が0.001質量%(10ppm)以下である場合は、エアゾル容器に充填される前の濁度及びエアゾル化粧料を噴射して回収した水性化粧料組成物の濁度は、共に0以上0.02以下が好ましい。
ここで、本発明における濁度は、測定試料を入れた1cm光路長セルを用いて、例えば、日立製作所製の分光硬度計U−3310などを用いて測定した、アスタキサンチンの吸収波長付近である625nmにおける吸光度の値を採用している。
[水性化粧料組成物の調製方法]
本発明における水性化粧料組成物は、アスタキサンチン乳化物を調製した後、調製されたアスタキサンチン乳化物とその他の成分とを混合することで得られる。
アスタキサンチン乳化物は、アスタキサンチンを含む油相組成物と、水相組成物と、を混合し、常法により乳化することを含む製造方法により、製造される。
本発明においては、油相組成物中に、アスタキサンチンと共に、油性成分及びレシチンが含まれることが好ましい。
一方、水相組成物中には、水、水溶性乳化剤、及び多価アルコールが含まれることが好ましい。
以下、アスタキサンチン乳化物の好ましい調製方法について、詳細に説明する。
例えば、a)水、多価アルコール、及び水溶性乳化剤を混合し溶解して、水相組成物を得る、b)アスタキサンチン、油性成分、及びレシチンを混合し溶解して、油相組成物を得る、そして、c)撹拌下で水相組成物と油相組成物とを混合して、乳化分散を行う。
乳化分散の際、例えば、スターラーやインペラー撹拌、ホモミキサー、連続流通式剪断装置等の剪断作用を利用する通常の乳化装置を用いて乳化をした後、高圧ホモジナイザーを通す等の方法で2種以上の乳化装置を併用するのが特に好ましい。高圧ホモジナイザーを使用することで、乳化粒子を更に均一に近い粒子径に揃えることができる。更なる粒子径の均一化を図る目的で、乳化分散を複数回行ってもよい。
高圧ホモジナイザーには、処理液の流路が固定されたチャンバーを有するチャンバー型高圧ホモジナイザー、及び均質バルブを有する均質バルブ型高圧ホモジナイザーがある。
均質バルブ型高圧ホモジナイザーは、処理液の流路の幅を容易に調節することができるので、操作時の圧力及び流量を任意に設定することができ、その操作範囲が広いため、本発明において好ましく用いることができる。
操作の自由度は低いが、圧力を高める機構が作りやすいため、超高圧を必要とする用途にはチャンバー型高圧ホモジナイザーも好適に用いることができる。
チャンバー型高圧ホモジナイザーとしては、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイディクス社製)、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)、アルティマイザー((株)スギノマシン製)等が挙げられる。
均質バルブ型高圧ホモジナイザーとしては、ゴーリンタイプホモジナイザー(APV社製)、ラニエタイプホモジナイザー(ラニエ社製)、高圧ホモジナイザー(ニロ・ソアビ社製)、ホモゲナイザー(三和機械(株)製)、高圧ホモゲナイザー(イズミフードマシナリ(株)製)、超高圧ホモジナイザー(イカ社製)等が挙げられる。
本発明において、高圧ホモジナイザーの圧力は、好ましくは50MPa以上、より好ましくは50MPa以上250MPa以下、更に好ましくは100MPa以上250MPa以下である。
乳化分散された乳化物は、チャンバー通過直後30秒以内、好ましくは3秒以内に何らかの冷却器を通して冷却することが、乳化粒子の粒子径保持の観点から好ましい。
以上のようにして得られたアスタキサンチン乳化物と、水を含むその他の成分と、を混合することで、水性化粧料組成物が調製される。
〔噴射剤〕
本発明のエアゾル化粧料には、炭酸ガスを含む噴射剤が用いられる。
噴射剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、炭酸ガスの他、エアゾル化粧料に用いられる噴射剤を併用してもよい。
炭酸ガスと併用可能な噴射剤としては、圧縮窒素、圧縮空気、液化石油ガス(LPG)、イソブタン、ジメチルエーテルなどが挙げられる。
水性化粧料組成物の濁度の上昇をより抑制する点からは、噴射剤中、炭酸ガスを80体積%以上で含むことが好ましく、100体積%(噴射剤が炭酸ガスのみからなる)であることがより好ましい。
噴射剤をエアゾル容器に充填する際、その容器内圧は、共に充填される水性化粧料組成物の特性及び物性に影響を与えないこと、また、吐出性によって決定すればよい。
具体的には、噴射剤の充填の際の容器内圧は、0.1MPa以上1.5MPa以下が好ましく、0.2MPa以上1.0MPa以下がより好ましく、0.3MPa以上0.85MPa以下が更に好ましい。
〔エアゾル容器〕
本発明のエアゾル化粧料が充填されるエアゾル容器としては、耐圧容器であればよく、金属、ガラス、プラスチック等の素材を用いた容器が使用できる。
また、エアゾル容器へのエアゾル化粧料の充填方法としては、公知の方法を使用することができる。具体的には、ガッサーシェイカー法、サチュレーター法、スルーバルブ法、アンダーカップ法等が挙げられる。
エアゾル化粧料の充填方法として、ガッサーシェイカー法等を利用する場合、耐圧性能の高い、アルミニウムのインパクト缶、アルミニウムのDI(Drawing and Ironing)缶、及びブリキ・モノブロック缶が好ましい。
また、エアゾル容器が内容物(水性化粧料組成物)を充填する内袋を備えた2重容器の場合は、内袋は、ガス透過性をある程度確保するために、ポリエチレン、ポリプロピレン等の素材を用いたものが好ましい。
〔エアゾル化粧料の用途〕
本発明のエアゾル化粧料の用途には、頭髪化粧料、スキンケア化粧料(化粧水、美容液など)、日焼け止めスプレー等のUVケア化粧料、ボディ用化粧料などを挙げることができるが、これらに制限されるものではない。
以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。しかしながら、本発明は、それらに何ら限定されるものではない。
〔アスタキサンチン乳化物(1)の調製〕
下記の成分を、70℃で1時間加熱し、溶解させることにより、水相組成物Aを得た。
−水相組成物Aの組成−
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 33.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 67.0g
・グリセリン 450.0g
・純水 300.0g
下記の成分を、70℃で1時間加熱し、溶解させることにより、油相組成物Aを得た。
−油相組成物Aの組成−
・アスタキサンチン含有油 150.0g
(オキアミ抽出物、アスタックスST:(株)マリン大王、アスタキサンチン5質量%含有)
・ミックストコフェロール 30.0g
(理研Eオイル800、理研ビタミン(株))
・中鎖脂肪酸グリセライド 10.0g
(ココナード(登録商標)MT、花王(株))
・レシチン 10.0g
(レシオン(登録商標)P、大豆由来、理研ビタミン(株))
得られた水相組成物Aを、70℃に保ったまま、超音波ホモジナイザー(型式:HP93、(株)エスエムテー)を用いて10000rpm(10000回/分)で攪拌し、油相組成物Aを添加して、予備乳化物を得た。
次いで、得られた予備乳化物を約40℃まで冷却し、超高圧乳化装置(機種名:アルティマイザーHJP−25005、(株)スギノマシン)を用いて、200MPaの圧力で高圧乳化を行った。その後、平均孔径1μmのミクロフィルターを用いてろ過を行い、アスタキサンチン乳化物(アスタキサンチン含有率:0.75質量%)を得た。
得られたアスタキサンチン乳化物を1質量%の濃度となるようにミリQ水にて希釈し、粒径アナライザー(型式:FPAR−1000、大塚電子(株))を用いて、分散粒子の粒径を測定したところ、キュムラント解析により求めた平均粒子径は58nm(メジアン径(d))であった。
〔アスタキサンチン乳化物(2)の調製〕
アスタキサンチン乳化物(1)の調製において、アスタキサンチン含有油を、ヘマトコッカス藻抽出物であるASTOTS−S(武田紙器(株)、アスタキサンチン20質量%含有)に代えた以外は同様にして、アスタキサンチン乳化物(2)を調製した。
なお、ASTOTS−Sの使用量は、アスタキサンチンの濃度がアスタキサンチン乳化物(1)と同じになるように調整した。
〔水性化粧料組成物の調製〕
下記表1に記載の成分(アスタキサンチン乳化物(1)を含む)を、下記表1に記載の量で用いて混合し、実施例及び比較例で用いる水性化粧料組成物No.1〜No.3を調製した。
<噴射前の濁度の測定>
調製後の水性化粧料組成物No.1〜No.3の濁度を、以下のようにして測定した。
水性化粧料組成物2mLを1cm光路長セルに入れ、この1cm光路長セルを用い、日立製作所製の分光硬度計U−3310にて、625nmにおける吸光度を計測し、これを濁度とした。なお、計測は25℃にて行った。
測定された濁度を「噴射前の濁度」として、表1に示す。
[実施例1〜3、比較例1〜3]
エアゾル容器(アルミニウム製エアゾール用耐圧容器、容量100mL)に、49.0gの水性化粧料組成物と、1.0gの炭酸ガス(容器内圧が0.65MPa程度)と、を充填して、実施例1〜3のエアゾル化粧料を得た。
また、エアゾル容器(アルミニウム製エアゾール用耐圧容器、容量100mL)に、47.5gの水性化粧料組成物と、2.5gのLPGと、を充填して、比較例1〜3のエアゾル化粧料を得た。
各実施例及び比較例で用いた水性化粧料組成物は、下記表1に示す。
<噴射後の濁度の測定>
上記のようにして得られたエアゾル化粧料を噴射し、噴射された化粧料を回収して、回収物2mLを1cm光路長セルに入れた。
この1cm光路長セルを用い、日立製作所製の分光硬度計U−3310にて、625nmにおける吸光度を計測し、これを濁度とした。なお、計測は25℃にて行った。
測定された濁度を「噴射後の濁度」として、表1に示す。
また、「(噴射後の濁度)−(噴射前の濁度)」を噴射前後の濁度の差(Δ)として算出し、表1に合わせて示した。
なお、噴射前後の濁度の差が、0.02以上となると、目視においても、噴射前後における水性化粧料組成物の色味の変化が認識できる。また、特に、噴射前後の濁度の差が、0.1以上となると、白濁が強くなり、色相が明確に変化したと認識できる。
表1から明らかなように、実施例1と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と比較例3をそれぞれ比較すると、噴射剤として炭酸ガスを用いた実施例では、水性化粧料組成物の噴射後の濁度が上昇せず、噴射前後で濁度変化が小さいことが分かる。
特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む水性化粧料組成物を含む実施例1のエアゾル化粧料は、実施例2及び実施例3と比較しても、噴射前後で濁度の変化がより小さいことが分かる。
このように、噴射前後で濁度の変化が少ないエアゾル化粧料は、その使用時(つまり、エアゾル化粧料の噴射後)において、エアゾル容器へ充填する前の微粒子化したアスタキサンチンを、ほぼそのままの状態で肌等へ適用できる。そのため、各実施例のエアゾル化粧料によれば、微粒子化したアスタキサンチンを含むことで期待される効果を、使用時に低下させ難いと考えられる。
[実施例4]
実施例1で用いたアスタキサンチン乳化物(1)を、アスタキサンチン乳化物(2)に代えた以外は、実施例1と同様にて水性化粧料組成物No.4を得た。
続いて、水性化粧料組成物No.4を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例4のエアゾル化粧料を得た。
得られた実施例4のエアゾル化粧料について、上記の濁度の評価を行ったところ、実施例1と同様の結果が得られた。
[実施例5]
−化粧水含有エアゾル化粧料−
下記組成を有する化粧水を、常法により調製した(全量100質量%)。
〔組成〕 〔含有量(質量%)〕
・アルブチン 2.0
・グリチルリチン酸ジカリウム 1.0
・オリザノール 0.01
・リコピンオイル 0.01
・ヒアルロン酸ナトリウム 0.2
・リン酸−L−アスコルビルマグネシウム 1.0
・クエン酸 1.0
・キサンタンガム 0.02
・ジプロピレングリコール 4.0
・ポリオキシエチレンメチルグルコシド 1.0
・1,3−ブチレングリコール 4.0
・エタノール 2.0
・ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.2
・フェノキシエタノール 0.3
・グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル 0.2
・ポリオキシエチレンフィトステロール
(NIKKOL BPS−20:日光ケミカルズ) 0.03
・N−アセチル−L−ヒドロキシプロリン 0.1
・水溶性コラーゲン(コラーゲンP(PF):新田ゼラチン) 1.0
・加水分解コラーゲン(ファルコニックスCTP−F) 1.0
・海藻エキス(1) 1.0
・アスタキサンチン乳化物(オキアミ抽出物含有) 0.1
[既述の方法で調製したアスタキサンチン乳化物(1)]
・水 残量
エアゾル容器(アルミニウム製エアゾール用耐圧容器、容量100mL)に、49.0gの上記化粧水と1.0gの炭酸ガス(容器内圧が0.65MPa程度)とを充填して、化粧水含有エアゾル化粧料を得た。

Claims (5)

  1. 炭酸ガスを含む噴射剤と、
    水及びアスタキサンチン乳化物を含む水性化粧料組成物と、
    を有するエアゾル化粧料。
  2. 水性化粧料組成物全量に対する水及び水溶性成分の総含有量が95質量%以上100質量%未満である請求項1に記載のエアゾル化粧料。
  3. 水性化粧料組成物がレシチン及びポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1又は請求項2に記載のエアゾル化粧料。
  4. 水性化粧料組成物全量に対し、アスタキサンチンの含有量が0.00001質量%〜0.01質量%である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエアゾル化粧料。
  5. 水性化粧料組成物がポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエアゾル化粧料。
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