JP6271386B2 - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るレコメンドシステム1の構成を示すブロック図である。このレコメンドシステム1は、複数の端末装置10A、10B、・・・、10N(以下、総称する場合には単に「端末装置10」と呼ぶ)、位置情報サーバ30、認証サーバ40、POI(Point Of Interest)サーバ42、契約者情報サーバ44、及びアプリケーションサーバ50A、50B、・・・、50N(以下、総称する場合には単に「アプリケーションサーバ50」と呼ぶ)を有する。
なお、端末装置10には、アプリケーションがインストールされている。そして、アプリケーションサーバ50と、端末装置10にインストールされているアプリケーションとは、それぞれ対応している。また、本実施形態におけるアプリケーションとは、端末装置10の端末位置情報を利用するアプリケーションである。
なお、端末装置10は、ユーザ及び認証サーバ40によりその利用が許可されたアプリケーションのみを実行する。以下では、その利用が許可されたアプリケーションを許諾アプリケーションと称する。
POIサーバ42は、POI情報を管理する装置である。POI情報については、後述する。
契約者情報サーバ44は、端末装置10のユーザの属性情報を管理する装置である。
なお、以下では、位置情報サーバ30がPOIサーバ42や契約者情報サーバから情報を取得する場合について説明するが、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30を介さずに、POIサーバ42や契約者情報サーバ44から直接情報を取得してもよい。
端末装置10は、任意の送信タイミング又は所定期間ごとに端末位置情報を送信する。端末位置情報には、測位時刻、緯度及び経度が含まれている。本実施形態においては、予め端末装置10内で決定された送信タイミングによって端末位置情報を送信する例について説明する。しかし、端末装置10の端末位置情報の送信タイミングは、位置情報サーバ30によって設定されてもよい。
次に、位置情報サーバ30の概要について説明する。
上述したように、位置情報サーバ30は、端末位置情報を利用して、自装置、POIサーバ42、及び契約者情報サーバ44から情報を抽出する。以下では、この処理を抽出処理と称する。また、抽出処理により抽出された情報を抽出結果と称する。抽出処理において、位置情報サーバ30は、抽出条件を参照し、抽出条件に適合する情報を抽出結果として抽出する。この抽出条件とは、キー情報及びその値と、要求抽出結果情報とを定める情報である。キー情報とは、抽出処理における検索キーを定める情報である。また、要求抽出結果情報とは、抽出処理において、出力される情報の種類を定める情報である。抽出条件において定められるキー情報と要求抽出情報とは、それぞれ、位置情報サーバ30、POIサーバ42、及び契約者情報サーバ44において管理される端末位置情報及び対応情報の中から指定可能である。なお、本実施形態において、抽出条件は、アプリケーションサーバ50ごとに定められる。また、抽出条件は、アプリケーションサーバ50から送信されてもよいし、予め位置情報サーバ30に記憶されていてもよい。
第1の抽出方式とは、端末位置情報を検索キーとして対応情報を抽出する方式である。第1の抽出方式において、位置情報サーバ30は、例えば、端末位置情報を参照し、所定のエリアに所在する端末装置10の端末識別情報を抽出する。
第2の抽出方式は、対応情報を検索キーとして端末位置情報を抽出する方式である。第2の抽出方式において、位置情報サーバ30は、例えば、対応情報の一例である端末識別情報を参照し、特定の端末装置10の端末位置情報を抽出する。
このように位置情報サーバ30は、キー情報と抽出結果とのいずれかにおいて、端末位置情報を利用するため、アプリケーションサーバ50は、端末装置10の位置に応じたレコメンド情報を端末装置10に送信することができる。
プル方式とは、位置情報サーバ30が、アプリケーションサーバ50から抽出条件を受信することに応じて、当該抽出条件に基づく抽出結果を要求元のアプリケーションサーバ50に送信する方式である。
プッシュ方式とは、位置情報サーバ30が、所定の時間間隔、所定の日時などの予め定められたタイミングで抽出処理を実行する方式である。プッシュ方式の場合、抽出条件は、例えば、予め位置情報サーバ30に記憶されている。
ユーザは、端末位置情報の利用の許諾又は非許諾を、例えばアプリケーションごとに設定できる。
ユーザにより設定された許諾又は非許諾を示す設定値を、以下、許諾設定情報という。許諾設定情報は、例えば、各アプリケーションについて設定される設定値であって、端末位置情報の利用を許諾するか否かを示す設定値である。
ここで、ユーザには、端末装置10の端末位置情報(例えば、自分の現在位置)を、自分以外の他者に知らせたい場合と、知らせたくない場合とがある。ユーザが端末位置情報を他者に知らせたい場合の一例としては、他者とある場所において待ち合わせをする場合や、ある場所の情報を取得したい場合などがある。この場合、ユーザは、端末位置情報の利用を許諾することにより、他者に端末装置10の端末位置情報を提供することができる。また、ユーザが端末位置情報を他者に知らせたくない場合には、ユーザは、端末位置情報の利用を非許諾とすることにより、端末位置情報の提供を停止することができる。
位置情報サーバ30は、特定したアプリケーションの利用が許諾されていることを示す情報(許諾設定情報)を、端末位置情報に対応付けて記憶部に記憶させる。なお、端末装置10が送信する許諾設定情報には、端末位置情報の利用が許諾されたアプリケーションを示すアプリケーションID又はアプリケーションの名称や種類が含まれる。また、端末装置10が送信する許諾設定情報には、端末位置情報の利用が許諾された許諾期間を示す情報が含まれてもよい。
アプリケーションサーバ50は、複数のアプリケーションのそれぞれに対応したサーバ装置である。端末装置10には、複数のアプリケーションプログラムをインストールすることができる。本実施形態においては、端末装置10にアプリケーションプログラムA〜Cがインストールされている場合を一例にして説明する。この具体例においては、アプリケーションサーバ50Aは、アプリケーションプログラムAに対応したサーバ装置である。また、アプリケーションサーバ50Bは、アプリケーションプログラムBに対応したサーバ装置である。また、アプリケーションサーバ50Cは、アプリケーションプログラムCに対応したサーバ装置である。このアプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30を介して、自身のアプリケーションの利用が許諾された端末装置10の端末位置情報を検索キーとして抽出された対応情報、又は、対応情報を検索キーとして抽出された端末位置情報を受信する。
アプリケーションサーバ50は、アプリケーション処理において、位置情報サーバ30から受信した抽出結果に応じたレコメンド情報を取得する。具体的には、アプリケーションサーバ50は、例えば、抽出結果に基づいて、端末装置10のユーザの行動などについて情報解析を行い、当該情報解析に基づいて、端末装置10に送信するレコメンド情報の選択、生成などを行う。情報解析の例については、後述する。
認証サーバ40は、端末装置10が位置情報サーバ30と通信を開始する際に、各種の認証処理を行う。この認証サーバ40が行う認証処理には、一例として、端末認証処理、ユーザ認証処理、又はアプリケーション認証処理が含まれている。これら認証処理の具体例について説明すると、端末認証処理において認証サーバ40は、端末装置10から送信された端末IDと予め記憶しておいた端末IDとが合致した場合に認証を成功させる。ここで、端末IDとは、端末装置10を識別するための固有の記号や番号などの情報である。ユーザ認証処理における認証サーバ40は、端末装置10から送信されたユーザIDと予め記憶しておいたユーザIDとが合致した場合に認証を成功させる。ここで、ユーザIDとは、端末装置10を利用するユーザを識別するための固有の記号や番号などの情報である。アプリケーション認証処理における認証サーバ40は、端末装置10から送信されたアプリケーションIDと予め記憶しておいたアプリケーションIDとが合致した場合に認証を成功させる。ここで、アプリケーションIDとは、各アプリケーションプログラムを識別するための固有の記号や番号などの情報である。
POIサーバ42は、POI情報を蓄積している。POI情報は、少なくとも店舗等の緯度、経度を示す情報を含んでいる。POIサーバ42は、端末装置10、位置情報サーバ30又はアプリケーションサーバ50から要求を受け付ける。この要求には、端末装置10の端末位置情報が含まれる。POIサーバ42は、この要求の受け付けに応じて当該端末位置情報に対応したPOI情報を検索し、当該端末位置情報付近のPOI情報を返信する。なお、POI情報には、店舗等のロケーションID、ロケーション名、及びカテゴリ等を含んでいてもよい。これによりPOIサーバ42は、端末位置情報に対応したロケーションID、ロケーション名、及びカテゴリ等を検索結果として返信できる。
また、POIサーバ42は、POI情報をキーとして端末装置10を検索してもよい。これによりPOIサーバ42は、POI情報に該当する端末装置10を抽出して、検索結果として返信することができる。例えば、POIサーバ42は、ある店舗内に存在する端末装置10を検索して、端末装置10のユーザIDを返信することができる。
次に、図2を参照して、端末装置10の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る端末装置10の構成を示すブロック図である。端末装置10は、処理部12、通信部14、GPS(Global Positioning System)測位部16、及び記憶部18を含む。端末装置10は、ユーザに保有されて移動する機器である。端末装置10は、例えば携帯電話又はスマートフォンであってもよい。
この位置情報取得部は、セルID(携帯電話基地局)方式によって端末位置情報を取得してもよい。このセルID方式は、端末装置10が携帯電話端末の場合、携帯電話端末としての通信機能を応用して、3つ以上の携帯電話基地局の電波情報に基づいて端末装置10の現在地を算出する。
位置情報取得部は、Wi−Fi方式によって端末位置情報を取得してもよい。Wi−Fi方式は、端末装置10周辺の無線LANのアクセスポイントから送信される電波を検出し、アクセスポイントの端末位置情報に基づいてアクセスポイント又は所定のサーバ等から端末装置10の端末位置情報を取得する。
さらに、位置情報取得部は、ネットワーク測位方式によって端末位置情報を取得してもよい。ネットワーク測位方式は、セルID方式とWi−Fi方式による測位で端末位置情報を取得する。
このように、位置情報取得部は、GPS測位方式のみならず、セルID方式又はWi−Fi方式を用いる構成であっても、処理部12からの起動要求に応じてスリープ状態から起動して、端末位置情報を取得できる。
本実施形態において、端末装置10は、端末位置情報の取得方式として、Wi−Fi方式及びセルID方式よりも、GPS測位部16による測位方式を優先する。端末装置10は、例えば自装置が屋内にいる等のGPS測位部16に測位ができない状況において、GPS測位部16による測位に代えて、セルID方式又はWi−Fi方式による測位に切り替える。
端末装置10は、この1つの位置情報取得制御部122を、例えば、起動要求を行う頻度が最も高い位置情報取得制御部122とすることにより、レコメンドの質を維持しつつ、測位に伴う電力の消費を抑制することができる。
端末装置10において、「端末位置情報を利用する」とは、端末装置10内で端末位置情報を使用することを含む。アプリケーション処理部120は、例えば、端末位置情報を使用することにより、GPS測位部16により取得された端末位置情報に基づいて自装置の位置を地図上に表示させることができる。
端末装置10において、「端末位置情報を利用する」とは、GPS測位部16により取得した端末位置情報に基づく情報を使用することを含む。端末位置情報に基づく情報は、端末位置情報を用いることによって得られた新たな情報である。端末位置情報に基づく情報は、端末装置10内で端末位置情報に基づいて処理をしたことによって得られた情報であってもよく、アプリケーションサーバ50内で端末位置情報に基づいて処理したことによって得られた情報であってもよい。例えば、アプリケーション処理部120は、自装置の位置に近い店舗の広告情報を抽出して、広告情報をプッシュ広告として表示してもよい。アプリケーション処理部120は、アプリケーションサーバ50によって端末位置情報に基づいて抽出された広告情報を受信して、広告情報をプッシュ広告として表示してもよい。
このために、アプリケーション処理部120は、GPS測位部16により取得された端末位置情報の利用を許可する。このときアプリケーション処理部120は、端末位置情報を送信することを許可するかをユーザに問い合わる。ユーザが端末位置情報の送信を許可した場合、アプリケーション処理部120は、端末位置情報の利用を許可する許可情報を生成する。アプリケーション処理部120は、生成した許可情報を位置情報サーバ30に送信する。位置情報サーバ30は、端末装置10から送信された許可情報を受信した後、以降において端末装置10から送信された端末位置情報を蓄積して、アプリケーションサーバ50等に送信できる。これによりアプリケーション処理部120は、アプリケーションサーバ50によって端末位置情報を利用して、端末装置10の位置の解析等を行わせることができる。
位置情報サーバ30は、ダウンロード要求を受信したことに応じて端末位置情報ライブラリを端末装置10に送信する。これにより端末装置10は、端末位置情報ライブラリのダウンロードを開始する。処理部12は、ダウンロードが完了すると、端末位置情報ライブラリを各アプリケーションプログラムに付属させる。
処理部12は、既にアプリケーションに組み入れられている古いバージョンの端末位置情報ライブラリに代えて最新バージョンの端末位置情報ライブラリに更新してもよい。これにより処理部12は、アプリケーションの端末位置情報ライブラリを最新なものに更新することができる。
換言すれば、起動要求を出力する一つの位置情報取得制御部122は、他の位置情報取得制御部122に対してマスタの権限を有する。他の位置情報取得制御部122は、マスタの位置情報取得制御部122に対してスレーブとして機能する。他の位置情報取得制御部122は、GPS測位部16に対して起動要求を送信しない。他の位置情報取得制御部122は、マスタの位置情報取得制御部122から通知を受けた場合に、マスタの位置情報取得制御部122に端末位置情報を要求して、端末位置情報を取得する。
記憶部18には、端末装置10に割り当てられた端末IDが格納されている。
記憶部18には、端末装置10のユーザに割り当てられたユーザIDが格納されている。
記憶部18には、端末位置情報が示す位置において端末装置10がアクセスしたウェブページへのアクセス履歴や起動したウェブブラウザの操作履歴に関するウェブ履歴情報が格納されている。ウェブ履歴情報には、端末装置10が企業の広告、又は、ホームページ等のWebページにアクセスした時刻とアクセスしたWebページのアドレスとが含まれる。
また、位置情報取得制御部122は、位置情報サーバ30を介さずに、アプリケーションサーバ50に直接的に端末位置情報を送信してもよい。
所定条件は、アプリケーションによって設定されたタイミングであってもよい。例えば、端末装置10は、位置情報サーバ30のプッシュ指示に従い、端末位置情報を測位してもよい。また、位置情報サーバ30のプッシュ指示は、アプリケーションサーバ50から位置情報サーバ30に指示される測位タイミングに従って行われてもよい。これにより端末装置10は、アプリケーションが要求する頻度で位置情報サーバ30に端末位置情報を送信できる。
所定条件は、位置情報サーバ30を介さずにアプリケーションサーバ50に直接的に端末位置情報を送信する場合、アプリケーションサーバ50から送信された所定期間であってもよい。これにより端末装置10は、アプリケーションサーバ50が要求する頻度で、アプリケーションサーバ50に端末位置情報を送信できる。
例えば、処理部12が、端末位置情報に、端末位置情報の利用が許可されたアプリケーションであるか否かを示す情報を対応付ける。なお、処理部12に限られず、マスタの権限を有する位置情報取得制御部122が、端末位置情報に、端末位置情報の利用が許可されたアプリケーションであるか否かを示す情報を対応付けてもよい。処理部12は、許諾設定情報を参照して、端末装置10のユーザにより端末位置情報の利用が許諾されているアプリケーションを示すアプリケーションIDと、許諾期間において取得された端末位置情報とを対応付ける。許諾期間とは、例えば、ユーザにより端末位置情報の利用が許諾されている期間である。許諾期間は、アプリケーションプログラムごとにユーザにより設定される。許諾期間は、許諾設定情報に含まれる。
なお、端末装置10は、自装置の挙動を検出するため、重力センサ、ジャイロセンサ、又は地磁気センサを含んでいてもよい。本実施形態においては、加速度センサ161のみを備えることを説明するが、これらの重力センサ、ジャイロセンサ、又は地磁気センサは、加速度センサ161と共に、又は、加速度センサ161に代えて備えていてもよい。
所定のマスタ決定条件は、複数のアプリケーションのうち最先に起動したアプリケーションに付属した位置情報取得制御部122、であってもよい。この場合、処理部12は、アプリケーションの起動時間の履歴を含むデータを参照する。処理部12は、現在起動しているアプリケーションのうち起動時刻が最も古いアプリケーションを検出する。起動時刻が最も古いアプリケーションに付属した位置情報取得制御部122を、マスタ候補の位置情報取得制御部122として検出する。
所定のマスタ決定条件は、複数の端末位置情報ライブラリのうちバージョンが最新の端末位置情報ライブラリ、であってもよい。この場合、処理部12は、複数のアプリケーションに付属している各端末位置情報ライブラリのバージョン情報を参照する。処理部12は、端末位置情報ライブラリのバージョン情報のうち最新のバージョン情報の端末位置情報ライブラリを検出する。処理部12は、最新のバージョン情報の端末位置情報ライブラリに対応した位置情報取得制御部122を、マスタ候補の位置情報取得制御部122として検出する。
なお、位置情報サーバ30は、定期的、決まった日時、あるいは前回送信したリストに変更が生じたタイミングに、端末装置10から、起動しているアプリケーションの情報及びユーザが端末位置情報の利用を許可した許可情報を定めたリストを受信してもよい。これにより、位置情報サーバ30は、起動しているアプリケーションやユーザが端末位置情報の利用を許可した許可情報に変化があった場合でも、端末装置10に、次のマスタを遅滞なく通知することができる。
また、位置情報サーバ30は、端末装置10から端末位置情報とともに充電の残量を示す情報を受信して、充電の残量が所定容量を下回った場合に、マスタを変更する指示を行ってもよい。
端末位置情報の送信タイミングとなった場合(ステップS310:YES)、マスタの権限を有する位置情報取得制御部122は、位置情報サーバ30に未送信の端末位置情報を記憶部18から読み出して、位置情報サーバ30に送信させる(ステップS312)。送信タイミングではない場合、マスタの権限を有する位置情報取得制御部122は、処理をステップS300に戻す。
操作画面は、端末装置10が位置情報サーバ30にアクセスすることにより、端末装置10に表示される画面であってもよく、端末装置10が所定のアドレスにアクセスすることにより端末装置10に表示される画面であってもよい。
図8に示す通り、許諾設定情報を設定するための操作画面には、「全アプリ許諾」B1、「許諾」B2、及び「非許諾」B3が表示される。「許諾」B2及び「非許諾」B3は、アプリケーションごとに設けられる。許諾設定情報を設定するための操作画面には、例えば、端末装置10においてインストールされているアプリケーションが表示されている。これに限られず、許諾設定情報を設定するための操作画面には、端末装置10において未だインストールされていないがインストール可能なアプリケーションが表示されてもよい。
「非許諾」B3は、対応付けられたアプリケーションについて端末位置情報の利用を許諾しないための操作を受け付ける操作部である。「非許諾」B3が指示された場合、対応付けられたアプリケーションについての端末位置情報の利用を許諾しないという設定を受け付ける。
また、許諾設定情報を設定するための操作画面には、許諾された場合に外部装置に送信される情報の種類や、外部装置に情報を送信する目的、アプリケーションの種類ごとに各設定が可能であることなどが記載されている。
第2通信部36は、アプリケーションサーバ50との間で通信を行う受信部と送信部とを備える。第2通信部36は、ユーザにより端末位置情報の利用が許諾されているアプリケーションを提供するアプリケーションサーバ50に対して、端末位置情報を送信する。
図10に示す通り、対応テーブル38Tは、ユーザIDと、許諾設定情報と、端末位置情報と、ウェブ履歴情報と、プログラム実行履歴情報と、操作履歴情報と、充電履歴情報と、姿勢変化情報と、環境情報とを対応付けるテーブルである。
ユーザIDと、端末位置情報と、ウェブ履歴情報と、プログラム実行履歴情報と、操作履歴情報と、充電履歴情報と、姿勢変化情報と、環境情報とは、端末装置10から受信した情報である。許諾設定情報は、端末紐づけ方式の場合は端末装置10から受信される情報であり、サーバ紐づけ方式の場合は位置情報サーバ30が対応付ける情報である。
許諾設定情報は、アプリケーションIDごとの列を含む。許諾設定情報は、端末装置10においてインストールされているアプリケーションの列だけで構成されていてもよく、位置情報サーバ30において認識している全てのアプリケーションの列を含むものでもよい。つまり、許諾設定情報は、端末装置10においてインストールされていないアプリケーションの列を含むものでもよい。許諾設定情報の各行には、端末位置情報ごとに、ユーザにより利用が許諾されているか否かを示す情報が格納されている。図示において、“○”は、ユーザにより端末位置情報の利用が許諾されていることを示す。“−”は、ユーザにより端末位置情報の利用が許諾されていないことを示す。
端末位置情報は、緯度と経度を示す列と、測位時刻を示す列とを含む。
処理部32は、抽出部321と認証部322とを有する。認証部322は、端末位置情報を要求するアプリケーションサーバ50が正当なアプリケーションサーバ50であるか否かを判定する。正当なアプリケーションサーバ50とは、端末位置情報の取得が許可されているサーバである。認証部322は、例えば、認証サーバ40と連携し、認証サーバ40により認証されたアプリケーションサーバ50を、正当なアプリケーションサーバ50であると判定する。なお、これに限られず、認証部322は、認証サーバ40が実行する認証処理と同様の処理を実行することにより、正当なアプリケーションサーバ50であるか否かを判定してもよい。正当なアプリケーションサーバ50であるか否かの認証は、IDとパスワードとの組み合わせに基づく認証であってもよく、IPアドレスを用いた認証であってもよい。
ここで、抽出部321は、対応テーブル38Tを参照して、検索キーとして設定されたユーザの属性を満たすユーザのユーザIDと対応付けられた端末位置情報のうち、端末位置情報の利用が許諾されているアプリケーションであることを示す許諾設定情報と対応付けられた端末位置情報を抽出してもよい。
また、抽出部321は、設定された時刻又は時間に端末位置情報を送信した端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定された時刻又は時間に端末位置情報を送信した端末装置10のユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定の時刻又は時間に端末位置情報を送信した端末装置10のユーザの属性を抽出することができる。
ここで、このリアルタイムのレコメンドにおけるレコメンドシステム1の動作の一例について説明する。まず、アプリケーションサーバ50は、例えば、明日の12時から13時の間に、所定のエリアに所在する端末装置10の端末IDを抽出するように位置情報サーバ30に要求する。次に、位置情報サーバ30は、当日の12時になると、所定のエリアに所在する端末装置10の端末IDを抽出する。そして、位置情報サーバ30は、13時までの間、抽出した端末IDを順次アプリケーションサーバ50に送信する。アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30から順次受信する端末IDが示す端末装置10にレコメンド情報を送信する。このように、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30による情報の抽出を予約してもよい。
なお、エリアとは、例えば、緯度と経度とにより区切られる領域である。
また、抽出部321は、設定された場所に存在した端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定された場所に存在したユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定の場所に存在したユーザの属性を抽出することができる。
ここで、抽出部321は、対応テーブル38Tを参照して、検索キーとして設定されたカテゴリの施設の所在地を含む所定範囲内に該当する端末位置情報のうち、端末位置情報の利用が許諾されているアプリケーションであることを示す許諾設定情報と対応付けられた端末位置情報を抽出してもよい。
また、抽出部321は、設定されたカテゴリの施設に存在した端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定されたカテゴリの施設に存在したユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定のカテゴリの施設に存在したユーザの属性を抽出することができる。
また、抽出部321は、設定されたウェブサイトにアクセスした端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定されたウェブサイトにアクセスしたユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定のウェブサイトにアクセスしたユーザの属性を抽出することができる。
ここで、抽出部321は、対応テーブル38Tを参照して、検索キーとして設定された種類又は名称のプログラムを端末装置10が実行した位置を示す端末位置情報のうち、端末位置情報の利用が許諾されているアプリケーションであることを示す許諾設定情報と対応付けられた端末位置情報を抽出してもよい。
また、抽出部321は、設定されたプログラムを実行した端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定されたプログラムを実行したユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定のプログラムを実行したユーザの属性を抽出することができる。
また、抽出部321は、設定された操作を受け付けた端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、設定された操作を入力したユーザの属性を抽出してもよい。これにより、特定の操作を入力したユーザの属性を抽出することができる。
また、抽出部321は、充電状態にあった端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、充電状態にあった端末装置10のユーザの属性を抽出してもよい。これにより、充電しているユーザの属性を抽出することができる。
また、抽出部321は、姿勢変化情報と対応付けられた端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、姿勢が変化した端末装置10のユーザの属性を抽出してもよい。これにより、移動中であったユーザの属性を抽出することができる。
また、抽出部321は、環境条件を満たす環境に存在した端末装置10を示す端末IDに基づき、端末IDと対応付けられるユーザの属性情報を参照して、環境条件を満たす環境に存在したユーザの属性を抽出してもよい。これにより、環境条件を満たす環境に存在したユーザの属性を抽出することができる。
なお、抽出部321は、上述した複数の検索キーを組み合わせたキー情報に基づいて抽出を行ってもよい。具体的には、例えば、アプリケーションサーバ50がユーザ状態と端末状態との組み合わせをキー情報に定め、徒歩で移動中、且つ、端末装置10を操作中のユーザの端末IDを抽出結果として定めた場合、抽出部321は、姿勢変化情報と操作履歴情報とを参照する。そして、姿勢変化情報が示す端末装置10の姿勢が徒歩での移動を示し、且つ、操作履歴情報が示す端末装置10の状態が操作受付(電源ON)中である端末装置10の端末IDを抽出する。これにより、アプリケーションサーバ50は、徒歩で移動中、且つ、端末装置10を操作中のユーザにレコメンドを行うことができる。このように、アプリケーションサーバ50は、複数の検索キーの組み合わせを指定して、位置情報サーバ30から情報を取得してもよい。これにより、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30が実行する抽出処理における検索キーと抽出結果とをより詳細に定めることができため、さらに効果的なレコメンドを行うことができる。
例えば、アプリケーションサーバ50がユーザの移動状態が乗車から徒歩へと変化することをキー情報に定め、端末装置10の端末位置情報を抽出結果に定めた場合、位置情報サーバ30は、時間的に連続する2つの端末位置情報に対応付けられている姿勢変化情報を順次参照する。そして、姿勢変化情報が示す移動状態が乗車から徒歩へと変化した場合に、抽出部321は、当該姿勢変化情報に対応付けられている端末位置情報を抽出する。
また、例えば、アプリケーションサーバ50が、端末装置10において、ウェブ操作が行われていない状態から行われる状態へと変化することをキー情報に定め、端末装置10の端末位置情報を抽出結果に定めた場合、位置情報サーバ30は、時間的に連続する2つの端末位置情報に対応付けられているプログラム実行履歴情報を順次参照する。そして、プログラム実行履歴情報が、ウェブブラウザプログラムの起動やバックグラウンド実行からフォアグラウンド実行への変化を示す場合に、抽出部321は、当該プログラム実行履歴情報に対応付けられている端末位置情報を抽出する。
図11は、POIサーバ42の構成を示すブロック図である。
POIサーバ42は、処理部422、第1通信部424、及び記憶部428を含む。
第2通信部426は、アプリケーションサーバ50との間で通信を行う受信部と送信部とを備える。
処理部422は、例えば、CPU等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
処理部422は、位置情報サーバ30又はアプリケーションサーバ50からの要求に応じて自装置が管理するロケーションIDやロケーション位置情報などの各種情報を提供する。
図12は、アプリケーションサーバ50の構成を示すブロック図である。
アプリケーションサーバ50は、処理部52、第1通信部54、第2通信部56、及び記憶部58を含む。
第2通信部56は、位置情報サーバ30との間で通信を行う受信部と送信部とを備える。第2通信部56は、抽出条件情報を送信する抽出条件送信部として機能する。また、第2通信部56は、自装置が送信した抽出条件情報に応じた抽出結果を受信する抽出結果受信部として機能する。
記憶部58は、レコメンド情報等を記憶する。レコメンド情報は、例えば、端末ID、ロケーションID、位置などと対応付けられて記憶部58に記憶されている。
処理部52は、例えば、CPU等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
次に、図13を参照して、レコメンドシステム1による処理の流れの例について説明する。
ここでは、プッシュ方式により、レコメンド情報が送信される場合について説明する。
まず、ステップS400において、端末装置10は、自装置の位置を示す端末位置情報を位置情報サーバ30に送信する。その後、レコメンドシステム1は、ステップS402に処理を進める。
次に、ステップS402において、位置情報サーバ30は、端末装置10から端末位置情報を受信し、受信した端末位置情報を時系列に記憶する。位置情報サーバ30は、受信した端末位置情報を許諾設定情報とともに管理する。その後、レコメンドシステム1は、ステップS404に処理を進める。
次に、ステップS406において、位置情報サーバ30は、ステップS404における抽出処理の結果をアプリケーションサーバ50に送信する。その後、レコメンドシステム1は、ステップS408に処理を進める。
次に、ステップS408において、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30から送信された抽出結果を受信する。その後、レコメンドシステム1は、ステップS410に処理を進める。
次に、ステップS412において、アプリケーションサーバ50は、取得したレコメンド情報を端末装置10に送信する。その後、レコメンドシステム1は、ステップS414に処理を進める。
次に、ステップS416において、端末装置10は、レコメンド情報の送信元のアプリケーションサーバ50に対応するアプリケーションを実行し、レコメンド情報を表示、音声などにより提示する。そして、レコメンドシステム1は、図13に示される処理を終了する。
(1)端末装置10の現在位置に応じたレコメンド
このレコメンド方法において、レコメンドシステム1は、レコメンド対象の端末装置10の所在地の地理情報などを提示する。
まず、アプリケーションサーバ50は、レコメンド対象の端末装置10を示す端末IDをキー情報とし、且つ、端末位置情報を要求抽出結果情報として含む抽出条件情報を位置情報サーバ30に送信する。次に、位置情報サーバ30は、キー情報として指定された端末装置10の端末位置情報、すなわち指定された端末IDに対応する端末位置情報を検索する。次に、位置情報サーバ30は、許諾設定情報を参照し、検索した端末位置情報の利用が許可されている場合に、当該端末位置情報を取得する。次に、位置情報サーバ30は、取得した端末位置情報をアプリケーションサーバ50に送信する。アプリケーションサーバ50は、端末装置10の端末位置情報を受信すると、例えば、自装置の記憶部から当該端末位置情報が示す位置に対応付けられているレコメンド情報を読み出す。このレコメンド情報は、例えば、地理情報である。アプリケーションサーバ50は、読み出したレコメンド情報を、レコメンド対象の端末装置10に送信する。
このレコメンド方法において、レコメンドシステム1は、レコメンド対象の端末装置10の周囲に所在するランドマークの広告、クーポンなどを提示する。
まず、アプリケーションサーバ50は、レコメンド対象の端末装置10を示す端末IDをキー情報とし、且つ、ロケーションIDを要求抽出条件情報として含む抽出条件情報を位置情報サーバ30に送信する。次に、位置情報サーバ30は、キー情報として指定された端末IDに対応する端末位置情報を検索する。次に、位置情報サーバ30は、許諾設定情報を参照し、検索した端末位置情報の利用が許可されている場合に、当該端末位置情報を取得する。次に、位置情報サーバ30は、取得した端末位置情報をPOIサーバ42に送信する。次に、POIサーバ42は、自装置が管理するPOI情報を参照し、受信した端末位置情報が示す位置から所定の距離内に所在するロケーションを検索する。次に、POIサーバ42は、検索したロケーションを示すロケーションIDを位置情報サーバ30に送信する。次に、位置情報サーバ30は、POIサーバ42から受信したロケーションIDを、アプリケーションサーバ50に送信する。次に、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30からロケーションID受信すると、例えば、自装置の記憶部から当該ロケーションIDと対応付けられているレコメンド情報を読み出す。このレコメンド情報は、例えば、広告やクーポンを示す情報である。そして、アプリケーションサーバ50は、読み出したレコメンド情報を、レコメンド対象の端末装置10に送信する。
このレコメンド方法において、レコメンドシステム1は、所定のロケーション(以下、「対象ロケーション」と称する。)に所在する端末装置10に対して、広告やクーポンなどを提示する。また、位置情報サーバ30は、抽出結果をプル方式によりアプリケーションサーバ50に送信する。また、ここでは、ロケーション位置情報が、ロケーションの中心位置を表す場合について説明する。
なお、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30に対して、期間の指定やその他任意の対応情報の値を指定することにより、位置情報サーバ30が抽出する情報の絞り込みを行ってもよい。
このレコメンド方法において、レコメンドシステム1は、所定のエリア((以下、「対象エリア」と称する。)に所在する端末装置10に対して、広告やクーポンなどを提示する。また、位置情報サーバ30は、抽出結果をプッシュ方式によりアプリケーションサーバ50に送信する。
まず、アプリケーションサーバ50は、対象エリアの範囲を示す情報をキー情報とし、且つ、端末IDを要求抽出条件情報として含む抽出条件情報を位置情報サーバ30に送信する。なお、この一例において、抽出条件情報は、予め位置情報サーバ30に送信され、位置情報サーバ30の記憶部38に記憶されている。次に、位置情報サーバ30は、端末装置10から端末位置情報を受信すると、当該端末位置情報が示す位置が、対象エリアの範囲に含まれるか否かを判定する。端末装置10の位置が対象エリアの範囲に含まれる場合、位置情報サーバ30は、許諾設定情報を参照する。そして、位置情報サーバ30は、受信した端末位置情報の利用が許可されている場合に、検索した端末位置情報に対応する端末IDをアプリケーションサーバ50に送信する。ここで、送信される端末IDは、レコメンド対象の端末装置10を示す端末IDである。次に、レコメンドシステム1は、取得した端末IDをアプリケーションサーバ50に送信する。次に、アプリケーションサーバ50は、位置情報サーバ30から端末IDを受信すると、例えば、自装置の記憶部58から対象エリアに対応付けられているレコメンド情報を読み出す。そして、アプリケーションサーバ50は、読み出したレコメンド情報を、位置情報サーバ30から取得した端末IDが示す端末装置10に送信する。
このレコメンド方法において、レコメンドシステム1は、端末装置10の所在地周辺の混雑状況を判定し、判定結果を提示する。
まず、アプリケーションサーバ50は、レコメンド対象の端末装置10の端末IDをキー情報として、位置情報サーバ30から解析対象の端末装置10の端末位置情報、環境情報、セルID情報、WiFiAP情報などを取得する。次に、アプリケーションサーバ50は、取得した端末位置情報、環境情報、セルID情報、WiFiAP情報などから特定される端末装置10の現在位置から所定距離以内の範囲を、例えば、東西南北の4つのエリアに分割する。次に、アプリケーションサーバ50は、当該分割されたエリアを抽出条件として、各エリアに所在する端末装置10の数を位置情報サーバ30から取得する。このとき、位置情報サーバ30は、例えば、自装置が管理する端末位置情報のうち、端末位置情報が示す位置が各エリアに含まれている端末位置情報を抽出し、抽出した端末位置情報に対応する端末IDの数を計数することにより各エリアに所在する端末装置10の数を演算する。次に、アプリケーションサーバ50は、取得した各エリアの端末装置10の数を所定の閾値と比較することにより、各エリアの混雑状況を判定する。次に、アプリケーションサーバ50は、各エリアの混雑状況についての判定結果を示すレコメンド情報を生成する。そして、アプリケーションサーバ50は、生成したレコメンド情報を、レコメンド対象の端末装置10に送信する。
アプリケーションサーバ50がナビゲーションアプリに対応する場合、アプリケーションサーバ50は、例えば、目的地までの複数の経路のうち、混雑の少ない経路をレコメンドする。これにより、ユーザは、混雑を避けて、短時間で目的に到達することができる。
アプリケーションサーバ50が交通機関案内アプリである場合、アプリケーションサーバ50は、例えば、タクシーの配車センタの連絡先を提示する。また、例えば、バスの乗車位置や乗車時刻を提示する。これにより、ユーザは、混雑に巻き込まれることを避けることができる。
なお、混雑状況の判定を行うためのエリアは任意に定められてよい。例えば、エリアは矩形の領域として予め定められていてもよい。この場合、アプリケーションサーバ50は、レコメンド対象の端末装置10が所在するエリアと、その隣接エリアなどにおいて混雑状況の判定を行ってもよい。
なお、混雑状況の判定において、アプリケーションサーバ50は、端末装置10の数以外の情報を参照してもよい。例えば、アプリケーションサーバ50は、車や電車の混雑状況を示す情報を外部装置から取得して、混雑状況を判定してもよい。
なお、上述した位置情報サーバ30、アプリケーションサーバ50、POIサーバ42、及び契約者情報サーバ44が備える各種機能は、それぞれ、一体の装置に備えられてもよいし、別体の装置に備えられてもよい。
本発明は、例えば、位置情報サーバなどとして実施することができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (8)
- 端末装置と、第1サーバと、第2サーバとを備え、
前記端末装置は、
当該端末装置の位置を示す端末位置情報を利用して、当該端末装置において所定の機能を提供するアプリケーションプログラムを実行するアプリケーション処理部と、
当該端末装置のユーザから、当該端末装置の端末位置情報の利用の可否を、前記アプリケーションプログラム毎に示す許諾設定情報の入力を受け付ける入力受付部と、
を備え、
前記第1サーバは、
前記端末位置情報と、当該端末位置情報の許諾設定情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記許諾設定情報により利用が許可されている端末位置情報を、前記第2サーバのうち前記アプリケーションプログラムに対応するサーバから受信した抽出条件に基づき前記記憶部から検索する抽出部と、
前記抽出部が検索した前記端末位置情報をプル方式又はプッシュ方式により前記第2サーバに送信する第1サーバ送信部と、
を備え、
前記第2サーバは、
前記第1サーバから受信する前記端末位置情報が示す端末装置に報知するレコメンド情報を取得するレコメンド情報取得部と、
前記レコメンド情報取得部が取得した前記レコメンド情報を、前記抽出部が検索した前記端末位置情報に対応する前記端末装置に送信する第2サーバ送信部と、
を備えることを特徴とする情報提供システム。 - 前記記憶部は、前記端末位置情報と、当該端末位置情報に対応する対応情報とを対応付けて記憶し、
前記抽出部は、前記検索した端末位置情報に対応する対応情報を抽出し、
前記第1サーバ送信部は、前記抽出部が抽出した前記対応情報を、プル方式又はプッシュ方式により前記第2サーバに送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。 - 前記記憶部は、前記端末位置情報と、当該端末位置情報に対応する対応情報とを対応付けて記憶し、
前記抽出部は、前記対応情報を検索キーとして検索した前記端末位置情報を抽出する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報提供システム。 - 前記抽出部は、前記対応情報の値の変化に基づいて前記端末位置情報を抽出する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。 - 前記対応情報は、前記端末装置を識別する端末識別情報を含み、
前記抽出部は、前記端末位置情報が示す位置が所定のエリア内である場合に、前記端末位置情報に対応する端末識別情報を抽出し、
前記第1サーバ送信部は、前記抽出部が抽出した前記端末識別情報を、プル方式又はプッシュ方式により前記第2サーバに送信し、
前記第2サーバ送信部は、前記抽出部が抽出した前記端末識別情報が示す前記端末装置に前記レコメンド情報を送信する
ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の情報提供システム。 - 前記抽出部は、前記端末位置情報が示す前記端末装置の位置が所定期間以上、所定のエリア内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて端末識別情報を抽出する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報提供システム。 - 前記抽出部は、所定のエリア内の位置を示す前記端末位置情報を検索し、検索した前記端末位置情報に対応する端末識別情報を抽出し、
前記レコメンド情報取得部は、前記抽出部が抽出した前記端末識別情報が示す端末装置の数と当該数の変化の程度との少なくともいずれか1つに基づいて、前記レコメンド情報を取得する
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報提供システム。 - 端末装置と、第1サーバと、第2サーバとを備える情報提供システムにおける情報提供方法であって、
前記端末装置が、当該端末装置の位置を示す端末位置情報を利用して、当該端末装置において所定の機能を提供するアプリケーションプログラムを実行するアプリケーション処理ステップと、
前記端末装置が、当該端末装置のユーザから、当該端末装置の端末位置情報の利用の可否を、前記アプリケーションプログラム毎に示す許諾設定情報の入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記第1サーバが、前記端末位置情報と当該端末位置情報の許諾設定情報とを対応付けて記憶している記憶部から、前記許諾設定情報により利用が許可されている端末位置情報を、前記第2サーバのうち前記アプリケーションプログラムに対応するサーバから受信した抽出条件に基づき検索する抽出ステップと、
前記第1サーバが、前記抽出ステップにおいて検索された前記端末位置情報をプル方式又はプッシュ方式により前記第2サーバに送信する第1送信ステップと、
前記第2サーバが、前記第1サーバから受信する前記端末位置情報が示す端末装置に報知するレコメンド情報を取得するレコメンド情報取得ステップと、
前記第2サーバが、前記レコメンド情報取得ステップにおいて取得され前記レコメンド情報を、前記抽出ステップにおいて検索された前記端末位置情報に対応する前記端末装置に送信する第2送信ステップと、
を含むことを特徴とする情報提供方法。
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