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JP6267497B2 - 半導体メモリの制御装置及び不安定メモリ領域の検出方法 - Google Patents

半導体メモリの制御装置及び不安定メモリ領域の検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体メモリの制御装置、特に、データの書き込みに適さない不安定な状態にあるメモリ領域の検出を行う制御装置及び不安定メモリ領域の検出方法に関する。
現在、不揮発性の半導体メモリとして、NAND型フラッシュメモリが普及している。
ところで、NAND型フラッシュメモリでは、データをメモリセルに書き込んでいる最中に電源が遮断されると、その電源遮断のタイミング又は素子特性等によっては、メモリセルへの電子の注入量が中途半端な状態、つまり僅かな電子が残留している状態となる。すると、NAND型フラッシュメモリを制御する制御装置は、このメモリセルを含むページを消去状態のページと判断してしまい、そのページにデータを上書きしてしまう場合があった。ところが、電子の注入量が中途半端な状態にあるメモリセルには僅かな電子が残留していることから、データを正しく書き込むことができない虞がある。そこで、このようなデータの書き込みに適さない不安定な状態にあるページを検出すべく、互いに異なる複数のビット検出用電圧を順次変更しつつメモリセルから同一のデータを繰り返し読み出し、各読出データ同士を比較することにより、不安定状態にあるメモリセルを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−158043号
しかしながら、上記した検出方法では、フラッシュメモリの全メモリ領域中から不安定状態にあるメモリセルを検出する為には、ビット検出用電圧を変更しつつ全てのメモリセルの各々から同一のデータを繰り返し読み出す必要がある。よって、不安定状態にあるメモリセルを検出する為に費やされる時間が長大となり、メモリの動作効率を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、メモリの動作効率を下げることなくデータの書き込みに適さない不安定な状態にあるメモリ領域の検出を行う制御装置及び不安定メモリ領域の検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体メモリの制御装置は、複数のメモリセルからなる単位領域毎にデータの読み出し及び書き込みを行う半導体メモリの制御装置であって、データの値を決定する第1閾値に基づき前記単位領域の各々からデータの読み出しを行う第1読出部と、前記第1読出部で読み出されたデータに基づいて前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定する消去状態判定部と、前記第1閾値とは異なる第2閾値に基づき、前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出す第2読出部と、前記第2読出部で読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す誤り検出部と、前記誤り検出部で検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する不安定状態判定部と、を有する。
又、本発明に係る不安定メモリ領域の検出方法は、複数のメモリセルからなる単位領域毎にデータの読み出し及び書き込みを行う半導体メモリから不安定メモリ領域を検出する不安定メモリ領域の検出方法であって、データの値を決定する第1閾値に基づき前記単位領域の各々からデータの読み出しを行う第1ステップと、前記第1ステップで読み出されたデータに基づいて前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定する第2ステップと、前記第1閾値とは異なる第2閾値に基づき前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出す第3ステップと、前記第3ステップで読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す第4ステップと、前記第4ステップで検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する第5ステップと、を有する。
又、本発明に係る不安定メモリ領域の検出方法は、複数の閾値を用いるマルチレベルセルモードデータの書き込み及び読出し可能な複数のメモリセルからなる半導体メモリ装置の不安定メモリ領域の検出方法であって、単一の閾値を用いるシングルレベルセルモードで書き込まれた前記メモリセルのデータ前記シングルレベルセルモードで単位領域毎に前記単一の閾値に基づき読み出し、当該読み出しデータに応じて前記単位領域毎に消去状態か否かを判定する第1ステップと、前記第1ステップで消去状態と判定された前記単位領域からデータ前記マルチレベルセルモードで前記複数の閾値に基づき読み出す第2ステップと、前記第2ステップで読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す第3ステップと、前記第3ステップで検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する第4ステップと、を有する。
本発明においては、先ず、メモリの各ページ(単位領域)から第1回目のデータの読み出しを行ってそのページが消去状態にあるか否かを判定し、引き続きデータの値を決定する為の閾値を変更して、消去状態にあると判定されたページから第2回目のデータ読み出しを行う。そして、この第2回目に読み出されたデータに対して誤り検出を行い、検出された誤りビットの総数に基づき、このページが消去状態にあるのか、或いは不安定な状態にあるのかを判断する。よって、かかる動作によれば、消去状態にあると判定されたページだけが第2回目のデータ読み出しの対象となるので、データの値を決定する為の閾値を変更しつつ全ページの各々から繰り返しデータの読み出しを行う場合に比べて迅速に、不安定な状態にあるページの検出が為されるようになる。
従って、本発明によれば、メモリの動作効率を下げることなくデータの書き込みに適さない不安定な状態にあるメモリ領域を検出することが可能となる。
本発明に係る半導体メモリの制御装置を含む情報処理システムを示すブロック図である。 レジスタ243の記憶内容の一例を示す図である。 読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値と、読出データの値との対応関係を示す図である・ 不安定メモリ領域検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 不安定メモリ領域検出ルーチンの他の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る半導体メモリの制御装置を含む情報処理システムを示すブロック図である。図1に示すように、かかる情報処理システムは、ホスト情報処理装置1及び記憶装置2を含む。
ホスト情報処理装置1は、記憶装置2に記憶されているデータ又は外部供給されたデータに基づいて各種情報処理を行いつつ、データを書き込ませるべき書込命令、書込先のアドレス及び書込用データ、或いは、データの読み出しを促す読出命令及び読出元のアドレスを記憶装置2に供給する。
記憶装置2は、ホストインターフェース(以下、ホストIFと称する)部21、メモリアクセスバス22、CPU(Central Processing Unit)23、メモリ制御部24、及び半導体メモリとしてのNAND型のフラッシュメモリ25を有する。
ホストIF部21は、ホスト情報処理装置1から供給された書込命令、読出命令、アドレス及び書込用データを受け、これらをメモリアクセスバス22を介してCPU23に供給する。また、ホストIF部21は、メモリ制御部24から送出された読出データRDD(後述する)をメモリアクセスバス22を介して受け、これをホスト情報処理装置1に供給する。CPU23は、メモリアクセスバス22を介して供給された書込命令、アドレス及び書込用データに応じて、このアドレスに書込用データを書き込ませるべきメモリ書込制御信号を生成し、これをメモリアクセスバス22を介してメモリ制御部24に供給する。また、CPU23は、メモリアクセスバス22を介して供給された読出命令及びアドレスに応じて、そのアドレスからデータの読み出しを行わせるべきメモリ読出制御信号を生成し、これをメモリアクセスバス22を介してメモリ制御部24に供給する。
メモリ制御部24は、ECC(Error Checking and Correction)制御部241、消去状態判定部242、及びレジスタ243の如き機能モジュールを含む。
ECC制御部241は、上記したメモリ書込制御信号に応じて、このメモリ書込制御信号にて示される書込用データに対して、例えばBCH符号の如き誤り訂正符号を付加して誤り訂正符号化した書込データWDを生成し、これを図2に示すようにレジスタ243に記憶する。また、誤り検出部及び誤り訂正部としてのECC制御部241は、フラッシュメモリ25から読み出された読出データRDに対して誤り検出処理を施す。ここで、読出データRDのビット系列中に誤りビットが検出され、その誤りを訂正することが可能である場合には、ECC制御部241は、かかる読出データRDに対して誤り訂正処理を施して、誤り訂正されたデータを図2に示すように読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する。また、ECC制御部241は、読出データRDのビット系列中に誤りビットが検出された場合には誤りビットの数を計数し、その総数を示す誤り総数データEAを図2に示すようにレジスタ243に記憶する。尚、フラッシュメモリ25から読み出された読出データRDに誤りが無かった場合には、ECC制御部241は、この読出データRDを読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する。
消去状態判定部242は、レジスタ243に記憶されている読出データRDDが消去状態にあるデータであるか否かの判定を行う。つまり、フラッシュメモリ25でのデータの初期状態が例えば論理レベル1である場合には、消去状態判定部242は、かかる読出データRDDの全ビットが論理レベル1であるか否かの判定を行う。この際、読出データRDDの全ビットが論理レベル1であると判定した場合には、消去状態判定部242は、読出データRDDが消去状態にあることを示す例えば論理レベル1の消去状態判定フラグDFを、図2に示すようにレジスタ243に記憶する。一方、読出データRDDの全ビットが論理レベル1とはなっていないと判定された場合、つまり全ビットの内の少なくとも1ビットが論理レベル0となっている場合には、消去状態判定部242は、読出データRDDが消去状態には無いことを示す例えば論理レベル0の消去状態判定フラグDFをレジスタ243に記憶する。
メモリ制御部24は、これら機能モジュールの動作を反映させて、メモリ書込制御信号又はメモリ読出制御信号によるフラッシュメモリ25へのアクセス(データ書込、読出、消去)を、例えば4キロバイト又は8キロバイト分の複数のメモリセルからなる単位領域としてのページ単位、又は64ページ分からなるブロック単位で行う。すなわち、メモリ制御部24は、メモリ書込制御信号に応じて、先ず、書込対象となるページを含むブロック内の全てのメモリセルの状態を論理レベル1の状態に設定するという、データ消去を行う。次に、メモリ制御部24は、レジスタ243に記憶されている書込データWDと共にこのメモリ書込制御信号にて指定されたアドレス、及びデータ書込を促す書込指令信号をフラッシュメモリ25に供給する。これにより、フラッシュメモリ25は、書込データWDによって示される値が例えば論理レベル0を示す場合には、アドレスによって指定されたページ内のメモリセルを論理レベル1の状態(データの消去状態)から論理レベル0の状態に遷移させるべき書込駆動(例えば電荷注入又は電荷放出)を実施する。この際、書込データWDによって示される値が論理レベル1、つまりデータ消去状態と同一論理レベルを示す場合には、メモリセルに対するアクセスは行わない。かかる動作により、フラッシュメモリ25は、指定されたアドレスに上記書込データWDを書き込む。
また、メモリ制御部24は、メモリアクセスバス22を介してメモリ読出制御信号が供給された場合には、このメモリ読出制御信号にて指定されたアドレスをフラッシュメモリ25に供給しつつ、データ読出を促す読出指令信号をフラッシュメモリ25に供給する。これにより、フラッシュメモリ25は、指定されたアドレスに記憶されているデータを読みだし、これを上記した読出データRDとしてメモリ制御部24に供給する。尚、書込データWD及び読出データRD各々のビット長は、誤り訂正符号としての単位ブロック長、或いは、NAND型フラッシュメモリとしての1ページ分のビット長等である。上記した動作の終了後、メモリ制御部24は、レジスタ243に記憶されている読出データRDDを、メモリアクセスバス22を介してホストIF部21に送出する。これにより、フラッシュメモリ25から読み出された読出データがホスト情報処理装置1に送出される。
また、メモリ制御部24は、CPU23から供給されたメモリモード指定命令に応じて、フラッシュメモリ25をMLC(multi-level cell)モードで動作させるのか、或いはSLC(single-level cell)モードで動作させるのかを指定するメモリモード信号をフラッシュメモリ25に供給する。
また、メモリ制御部24は、CPU23から供給されたデータ判定閾値設定命令に応じて、読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値を指定するデータ判定閾値信号をフラッシュメモリ25に供給する。
フラッシュメモリ25に形成されている複数のメモリセルは、1つのメモリセルに複数ビット分のデータ、つまり多値データを記憶することが可能なマルチレベルセルである。フラッシュメモリ25は、メモリ制御部24から、MLCモードを指定するメモリモード信号及びデータ判定閾値信号が供給された場合には、メモリセルに対して多値データの書き込み、又は読み出しを行うMLCモードで動作する。この際、MLCモードでの読出動作時には、読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値として複数の閾値を用いる。例えば4値(00、01、10、11)のMLCモードでの読出動作時には図3に示すような3つのデータ判定用の閾値TC01、TC10及びTC11を用いる。つまり、フラッシュメモリ25は、自身のビット線電位が図3に示す閾値TC01未満である場合には、データ値[00]が読み出されたと判定し、このデータ値[00]を示す読出データRDを生成する。また、フラッシュメモリ25は、かかる読出動作時においてビット線電位が、図3に示すような閾値TC01以上であり且つ閾値TC10未満である場合には、データ値[01]が読み出されたと判定し、このデータ値[01]を示す読出データRDを生成する。また、フラッシュメモリ25は、かかる読出動作時においてビット線電位が図3に示すような閾値TC10以上であり且つ閾値TC11未満である場合には、データ値[10]が読み出されたと判定し、このデータ値[10]を示す読出データRDを生成する。また、フラッシュメモリ25は、かかる読出動作時においてビット線電位が閾値TC11以上である場合には、データ値[11]が読み出されたと判定し、このデータ値[11]を示す読出データRDを生成する。
また、フラッシュメモリ25は、メモリ制御部24からSLCモードを指定するメモリモード信号が供給された場合には、メモリセルに対して2値データの書き込み又は読み出しを行うSLCモードで動作する。例えば、このSLCモードでの読出動作時において、フラッシュメモリ25は、自身のビット線電位が図3に示すような通常の閾値TC1未満である場合には、データ値として論理レベル0が読み出されたと判定し、論理レベル0を示す読出データRDを生成する。一方、ビット線電位が閾値TC1以上である場合には、フラッシュメモリ25は、データ値として論理レベル1が読み出されたと判定し、論理レベル1を示す読出データRDを生成する。
尚、メモリ制御部24は、通常動作時には、フラッシュメモリ25をSLCモードで動作させるべきメモリモード信号をフラッシュメモリ25に供給する。すなわち、フラッシュメモリ25は、MLCモードで動作可能であるものの、通常は、SLCモードにて2値(論理レベル1又は0)のデータをメモリセルに書き込み、これを読み出す。この際、フラッシュメモリ25は、メモリ制御部24から供給されたデータ判定閾値信号により、読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値TC1を任意の値に変更することができる。
ここで、メモリ制御部24がSLCモードでフラッシュメモリ25のページにデータを書き込んでいる際に電源が遮断されると、メモリセルへの電子の注入量が中途半端な状態、つまりデータの値を消去状態(論理レベル1)から書込状態(論理レベル0)に遷移させることが出来ない程度に電子が残留している不安定な状態となる場合がある。このような状態にあるメモリセルからデータを読み出した場合には、ビット線電位が閾値TC1以上となるので、このメモリセルは消去状態の扱いとなる。しかしながら、上記したように、かかるメモリセルは電子の注入量が中途半端な状態、つまり僅かな電子が残留している不安定な状態にあるため、データを正しく書き込むことができない。
そこで、メモリ制御部24では、かかる状態にあるページを不安定メモリ領域として検出し、このページを示すアドレスを図2に示すレジスタ243の書込不可ページ登録領域に登録することにより、不安定状態にあるメモリセルを含むページを書込対象から除外するようにしている。
以下に、図1に示す記憶装置2による不安定メモリ領域の検出動作について説明する。
図4は、CPU23及びメモリ制御部24からなる制御装置が、例えば電源投入時、又は所定の一定周期毎、或いはデータ書込処理の直前等のタイミングで実行する不安定メモリ領域検出ルーチンを示す図である。
図4において、制御装置は、先ず、読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値として、図3に示すような第1の閾値TC1を指定するデータ判定閾値信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS1)。次に、制御装置は、読み出しページを指定するアドレスnの初期値として「1」を設定する(ステップS2)。次に、制御装置は、アドレスnに対応したページからデータを読み出すべき読出指令信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS3)。ステップS1及びS3の実行により、フラッシュメモリ25は、アドレスnに対応したページからデータを読み出し、この際のビット線電位が閾値TC1以上となる場合には論理レベル1、閾値TC1未満となる場合には論理レベル0の読出データRDを制御装置に供給する。次に、制御装置は、かかる読出データRDに対して誤り検出処理を施し、読出データRDのビット系列中に誤りビットが検出された場合には、読出データRDに対して誤り訂正処理を施し、訂正されたデータを読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する(ステップS4)。尚、制御装置は、誤りが検出されなかった場合には読出データRDをそのまま読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する。次に、制御装置は、かかる読出データRDDが消去状態を表すか否かを判定し、その判定結果を示す消去状態判定フラグDFを、ページのアドレスnに対応付けしてレジスタ243に記憶する(ステップS5)。つまり、ステップS5において制御装置は、例えば読出データRDDの全ビットが論理レベル1となっているか否かを判定することにより、読出データRDDが消去状態にあるか否かの判定を行う。この際、制御装置は、読出データRDDが消去状態にある場合には例えば論理レベル1、消去状態では無い場合には論理レベル0の消去状態判定フラグDFをページ毎のアドレスnに対応付けしてレジスタ243に記憶する。
次に、制御装置は、アドレスnがページの最終アドレスを示すか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6において最終アドレスでは無いと判定された場合、制御装置は、現時点のアドレスnを1だけインクリメントしたものを新たなアドレスnとして設定する(ステップS7)。ステップS7の実行後、制御装置は上記ステップS3に戻り、ステップS3〜S6の動作を繰り返し実行する。ステップS3〜S6を繰り返し実行することにより、制御装置は、フラッシュメモリ25の全ページから第1の閾値TC1を用いたデータの読み出し(S1、S3)及び読出データに対する誤り訂正処理(S4)を行う。更に、制御装置は、フラッシュメモリ25の各ページ毎に、そのページでの読出データ(誤り訂正済み)が消去状態(全ビットが例えば論理レベル1)を表すか否かを判定し、その判定結果を示す消去状態判定フラグDFを各ページに対応づけしてレジスタ243に記憶(S5)する。
ステップS6においてアドレスnが最終アドレスで有ると判定された場合、制御装置は、読出データの値を決定する為のビット線電位の閾値として、図3に示すように、第1の閾値TC1よりも高い第2の閾値TC2を指定するデータ判定閾値信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS8)。次に、制御装置は、レジスタ243に記憶されている各ページ毎の消去状態判定フラグDFに基づき消去状態にあるページを検索し、その消去状態ページからデータを読み出すべき読出指令信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS9)。ステップS8及びS9の実行により、フラッシュメモリ25は、消去状態にあるページからデータを読み出し、この際のビット線電位が第2の閾値TC2以上となる場合には論理レベル1、閾値TC2未満となる場合には論理レベル0の読出データRDを制御装置に供給する。尚、ステップS9では消去状態、つまり全ビットが論理レベル1の状態にあると判定されたページからのデータ読み出しである為、このページが不安定な状態になければ、全ビットが論理レベル1となる読出データRDが制御装置に供給されることになる。次に、制御装置は、かかる読出データRDに対して誤り検出処理を施し、読出データRDのビット系列中に生じた誤りビットの数を計数し、その総数を示す誤り総数データEAをレジスタ243に記憶する(ステップS10)。次に、制御装置は、誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が所定の限度値ETより大であるか否かの判定を行う(ステップS11)。ステップS11において、誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が限度値ETより大であると判定された場合、制御装置は、ステップS9で読出対象となった消去状態のページを、図2に示すレジスタ243の書込不可ページ登録領域に記憶する(ステップS12)。
上記ステップS12の実行後、或いはステップS11において誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が限度値ET以下であると判定された場合には、制御装置は、全ての消去状態ページの再読み出しが終了したか否かの判定を行う(ステップS13)。ステップS13において、全ての消去状態ページの再読み出しが終了していない、つまり再読み出しされていない消去状態ページが残っている場合には、制御装置は、上記したステップS9に戻り、ステップS9〜S13の動作を繰り返し実行する。ステップS9〜S13を繰り返し実行することにより、制御装置は、フラッシュメモリ25の全ページのうちで消去状態と判定されたページのみから、第1の閾値TC1よりも高い第2の閾値TC2を用いたデータの読み出し(S8、S9)、及び誤り検出(S10)を行う。この際、ビット誤りの総数が所定の限度値ETを超えた場合には、制御装置は、このページが不安定な状態、つまり電子が僅かに残留しているが故にデータの上書きには適さない領域であると判定する。そして、制御装置は、このような不安定な状態にあるページを書込対象から除外すべく、かかるページを書込不可ページとして登録(S12)するのである。
すなわち、先ず、通常の第1の閾値TC1で読み出した際に消去状態(例えば全ビットが論理レベル1)であると判定されたページを、第1の閾値TC1に代えてこれよりも高い第2の閾値TC2を用いて再度読み出す。この際、消去状態にあると判定されたページが不安定な状態、つまりメモリセルに電子が僅かに残留した状態にあると、閾値TC1で読み出した際には論理レベル1と判定されるものの、この閾値TC1よりも高い閾値TC2で読み出した際には、論理レベル0と判定される誤ったビットが現れる場合がある。そこで、制御装置では、このような誤ったビットの総数が所定の限度値ETよりも少ない場合にはこのページが消去状態にあると判断する一方、所定値より大となった場合には、このページは、データの上書きには適さない不安定な状態にあるページであると判断するようにしたのである。
この際、図4に示す不安定メモリ領域検出では、読出データの値を判定すべく用いる閾値を第1の閾値TC1から第2の閾値TC2に切り替えた際には、消去状態と判定されたページだけからデータの再読み出しを行うようにしている。これにより、読出データの値を決定する為の閾値を変更しつつ、全てのページの各々から繰り返しデータの読み出しを行う場合に比して迅速に、不安定な状態にあるページの検出が為される。従って、本発明によれば、メモリの動作効率を下げることなくデータの書き込みに適さない不安定な状態にあるメモリ領域を検出することが可能となる。
図5は、不安定メモリ領域検出ルーチンの他の一例を示す図である。尚、図5に示す不安定メモリ領域検出ルーチンも図4に示すものと同様に、CPU23及びメモリ制御部24からなる制御装置が、例えば電源投入時、又は所定の一定周期毎、或いはデータ書込処理の直前等のタイミングで実行する。
図5において、制御装置は、先ず、SLCモードを指定するメモリモード信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS21)。次に、制御装置は、読み出しページを指定するアドレスnの初期値として「1」を設定する(ステップS22)。次に、制御装置は、アドレスnに対応したページからデータを読み出すべき読出指令信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS23)。ステップS21及びS23の実行により、フラッシュメモリ25は、アドレスnに対応したページからデータを読み出し、この際のビット線電位が図3に示す第1の閾値TC1以上となる場合には論理レベル1、閾値TC1未満となる場合には論理レベル0の読出データRDを制御装置に供給する。次に、制御装置は、かかる読出データRDに対して誤り検出処理を施し、読出データRDのビット系列中に誤りビットが検出された場合には読出データRDに対して誤り訂正処理を施し、訂正されたデータを読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する(ステップS24)。尚、制御装置は、誤りが検出されなかった場合には読出データRDをそのまま読出データRDDとしてレジスタ243に記憶する。次に、制御装置は、かかる読出データRDDが消去状態を表すか否かを判定し、その判定結果を示す消去状態判定フラグDFを、ページのアドレスnに対応付けしてレジスタ243に記憶する(ステップS25)。つまり、ステップS25において制御装置は、例えば読出データRDDの全ビットが論理レベル1となっているか否かを判定することにより、読出データRDDが消去状態にあるか否かの判定を行う。この際、制御装置は、読出データRDDが消去状態にある場合には例えば論理レベル1、消去状態では無い場合には論理レベル0の消去状態判定フラグDFをページ毎のアドレスnに対応付けしてレジスタ243に記憶する。
次に、制御装置は、アドレスnがページの最終アドレスを示すか否かを判定する(ステップS26)。ステップS6において最終アドレスでは無いと判定された場合、制御装置は、現時点のアドレスnを1だけインクリメントしたものを新たなアドレスnとして設定する(ステップS27)。ステップS27の実行後、制御装置は上記ステップS23に戻り、ステップS23〜S26の動作を繰り返し実行する。ステップS23〜S26を繰り返し実行することにより、制御装置は、フラッシュメモリ25の全ページから第1の閾値TC1を用いたデータの読み出し(S21、S23)及び読出データに対する誤り訂正処理(S24)を行う。更に、制御装置は、フラッシュメモリ25の各ページ毎に、そのページでの読出データ(誤り訂正済み)が消去状態(全ビットが例えば論理レベル1)を表すか否かを検出し、その検出結果を示す消去状態判定フラグDFを各ページに対応づけしてレジスタ243に記憶(S25)するのである。
ステップS26においてアドレスnが最終アドレスで有ると判定された場合、制御装置は、MLCモードを指定するメモリモード信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS28)。次に、制御装置は、レジスタ243に記憶されている各ページ毎の消去状態判定フラグDFに基づき消去状態にあるページを検索し、その消去状態ページからデータを読み出すべき読出指令信号をフラッシュメモリ25に供給する(ステップS29)。
ステップS28及びS29の実行により、フラッシュメモリ25は、第1の閾値TC1とは異なる第2の閾値を含む複数の閾値、例えば図3に示す閾値TC01、TC10及びTC11に基づき、消去状態にあると判定されたページからデータを読み出す。すなわち、フラッシュメモリ25は、この際のビット線電位が、図3に示す閾値TC01未満である場合にはデータ値[00]、閾値TC01以上であり且つ閾値TC10未満である場合にはデータ値[01]、閾値TC11以上である場合にはデータ値[11]が読み出されたと判定し、かかるデータ値を示す読出データRDを制御装置に供給する。尚、ステップS29では、SLCモードにて消去状態にあると判定されたページ、つまり図3に示す第1の閾値TC1によって全ビットが論理レベル1の状態にあると判定されたページからのデータ読み出しである為、このページが不安定な状態になければ、全ビットが論理レベル1となる読出データRDが制御装置に供給されることになる。
次に、制御装置は、かかる読出データRDに対して誤り検出処理を施し、読出データRDのビット系列中に生じた誤りビットの数を計数し、その総数を示す誤り総数データEAをレジスタ243に記憶する(ステップS30)。次に、制御装置は、誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が所定の限度値ETより大であるか否かの判定を行う(ステップS31)。ステップS31において、誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が限度値ETより大であると判定された場合、制御装置は、ステップS29で読出対象となった消去状態のページを、図2に示すレジスタ243の書込不可ページ登録領域に記憶する(ステップS32)。
上記ステップS32の実行後、或いはステップS31において誤り総数データEAにて示される誤りビットの総数が限度値ET以下であると判定された場合には、制御装置は、全ての消去状態ページの再読み出しが終了したか否かの判定を行う(ステップS33)。ステップS33において、全ての消去状態ページの再読み出しが終了していない、つまり再読み出しされていない消去状態ページが残っている場合には、制御装置は、上記したステップS29に戻り、ステップS29〜S33の動作を繰り返し実行する。ステップS29〜S33を繰り返し実行することにより、制御装置は、フラッシュメモリ25の全ページのうちでSLCモードで消去状態と判定されたページのみから、MLCモードでデータの読み出し(S28、S29)、及び誤り検出(S30)を行う。この際、ビット誤りの総数が所定の限度値ETを超えた場合には、制御装置は、このページが不安定な状態、つまり電子が僅かに残留しているが故にデータの上書きには適さない領域であると判定する。そして、制御装置は、このような不安定な状態にあるページを書込対象から除外すべく、かかるページを書込不可ページとして登録(S32)するのである。
すなわち、先ず、読み出したデータに対して図3に示す第1の閾値TC1にて2値の判定を行うSLCモードでデータを読み出した際に、消去状態(例えば全ビットが論理レベル1)であると判定されたページを、第1の閾値TC1よりも高い第2の閾値としてTC10及びTC11を含む複数の閾値を用いてデータの値を決定するMLCモードで再度読み出す。この際、そのページが不安定な状態、つまりメモリセルに電子が僅かに残留した状態にあると、SLCモードで読み出した際には第1の閾値TC1にて論理レベル1と判定されるものの、MLCモードでは閾値TC1よりも高い第2の閾値TC10又はTC11にてデータの値が判定されるので、論理レベル0と判定される誤ったビットが現れる場合がある。例えば、消去状態にあるページからMLCモードでデータを読み出した際のビット線電位が図3に示す閾値TC10以上であり且つ閾値TC11未満である場合には、フラッシュメモリ25は、これをデータ値[10]と判定するため、そのビット系列中に論理レベル0となる誤ったビットが現れることになる。
そこで、制御装置では、このような誤ったビットの総数が所定値(ET)よりも少ない場合にはこのページが消去状態にあると判断する一方、誤りビットの総数が所定値よりも大となった場合には、このページが単なる消去状態ではなく、データの上書きには適さない不安定な状態にあるページ(領域)であると判断するようにしたのである。
この際、図5に示す不安定メモリ領域検出では、SLCモードで全ページからデータの読み出しを行ってから、MLCモードでの読み出しに切り替えた際には、SLCモードで消去状態と判定されたページだけからデータの再読み出しを行うようにしている。よって、かかる動作によれば、データの値を決定する為の閾値を変更しつつ全てのページの各々から繰り返しデータの読み出しを行う場合に比して迅速に、不安定な状態にあるページの検出が為される。従って、本発明によれば、メモリの動作効率を下げることなくデータの書き込みに適さない不安定な状態にあるメモリ領域を検出することが可能となる。
要するに、本発明に係る半導体メモリの制御装置(23、24)は、先ず、第1読出部(S3、S23)が、データの値を決定する第1閾値(TC1)に基づき複数のメモリセルからなる単位領域(ページ)の各々からデータの読み出しを行う。次に、消去状態判定部(242、S5、S25)が、第1読出部で読み出されたデータに基づいて単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定する。次に、第2読出部(S9、S29)が、第1閾値とは異なる第2の閾値(TC2、TC10、TC11)に基づき、消去状態にあると判定された単位領域からデータを読み出す。次に、誤り検出部(241)が第2読出部で読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す。そして、不安定状態判定部(S11、S31)が、この誤り検出処理によって検出された誤りビットの総数(EA)が所定値(ET)より大となる場合に、上記単位領域が不安定状態にあると判定するのである。
2 記憶装置
24 メモリ制御部
25 フラッシュメモリ
241 ECC制御部
242 消去状態判定部

Claims (11)

  1. 複数のメモリセルからなる単位領域毎にデータの読み出し及び書き込みを行う半導体メモリの制御装置であって、
    データの値を決定する第1閾値に基づき前記単位領域の各々からデータの読み出しを行う第1読出部と、
    前記第1読出部で読み出されたデータに基づいて前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定する消去状態判定部と、
    前記第1閾値とは異なる第2閾値に基づき、前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出す第2読出部と、
    前記第2読出部で読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す誤り検出部と、
    前記誤り検出部で検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する不安定状態判定部と、を有することを特徴とする半導体メモリの制御装置。
  2. 前記複数のメモリセルはマルチレベルセルであり、
    前記第2読出部は、前記第2閾値を含む複数の閾値に基づき、前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出すことを特徴とする請求項1記載の半導体メモリの制御装置。
  3. 前記消去状態判定部は、前記単位領域から読み出されたデータに対して誤り訂正処理を施して得られた訂正後のデータに基づき、前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体メモリの制御装置。
  4. 前記半導体メモリはフラッシュメモリであり、
    前記第2閾値は前記第1閾値よりも高い値を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の半導体メモリの制御装置。
  5. シングルレベルセルモードで前記単位領域にデータを書き込む書込部を有し、
    前記第1読出部は、前記単位領域から前記シングルレベルセルモードでデータを読み出し、
    前記第2読出部は、前記消去状態にあると判定された前記単位領域からマルチレベルセルモードでデータを読み出すことを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリの制御装置。
  6. 複数のメモリセルからなる単位領域毎にデータの読み出し及び書き込みを行う半導体メモリから不安定メモリ領域を検出する不安定メモリ領域の検出方法であって、
    データの値を決定する第1閾値に基づき前記単位領域の各々からデータの読み出しを行う第1ステップと、
    前記第1ステップで読み出されたデータに基づいて前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定する第2ステップと、
    前記第1閾値とは異なる第2閾値に基づき前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出す第3ステップと、
    前記第3ステップで読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す第4ステップと、
    前記第4ステップで検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する第5ステップと、を有することを特徴とする不安定メモリ領域の検出方法。
  7. 前記複数のメモリセルはマルチレベルセルであり、
    前記第3ステップでは、前記第2閾値を含む複数の閾値に基づき前記消去状態にあると判定された前記単位領域からデータを読み出すことを特徴とする請求項6記載の不安定メモリ領域の検出方法。
  8. 前記第2ステップでは、前記単位領域から読み出されたデータに対して誤り訂正処理を施して得られた訂正後のデータに基づき、前記単位領域の各々が消去状態にあるか否かを判定することを特徴とする請求項6又は7に記載の不安定メモリ領域の検出方法。
  9. 前記半導体メモリはフラッシュメモリであり、
    前記第2閾値は前記第1閾値よりも高い値を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1に記載の不安定メモリ領域の検出方法。
  10. シングルレベルセルモードで前記単位領域にデータを書き込むステップを有し、
    前記第1ステップでは、前記単位領域から前記シングルレベルセルモードでデータを読み出し、
    前記第3ステップでは、前記消去状態にあると判定された前記単位領域からマルチレベルセルモードでデータを読み出すことを特徴とする請求項7に記載の不安定メモリ領域の検出方法。
  11. 複数の閾値を用いるマルチレベルセルモードデータの書き込み及び読出し可能な複数のメモリセルからなる半導体メモリ装置の不安定メモリ領域の検出方法であって、
    単一の閾値を用いるシングルレベルセルモードで書き込まれた前記メモリセルのデータ前記シングルレベルセルモードで単位領域毎に前記単一の閾値に基づき読み出し、当該読み出しデータに応じて前記単位領域毎に消去状態か否かを判定する第1ステップと、
    前記第1ステップで消去状態と判定された前記単位領域からデータ前記マルチレベルセルモードで前記複数の閾値に基づき読み出す第2ステップと、
    前記第2ステップで読み出されたデータに対して誤り検出処理を施す第3ステップと、
    前記第3ステップで検出された誤りビットの総数が所定値より大となる場合に前記単位領域が不安定状態にあると判定する第4ステップと、を有することを特徴とする不安定メモリ領域の検出方法。
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