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JP6265014B2 - 車両用自動変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のエンジン等によって回転駆動される入力軸の回転を複数変速段に変速して出力軸に伝達する車両用自動変速装置に関する。
従来、前進10段、後進1段の変速段の形成が可能な車両用自動変速装置がある。例えば、下記に示す特許文献1が開示する技術では、3つのシングルピ二オン式プラネタリギヤ、6つの係合要素で構成され、そのうちの3要素を係合させることで、前進10段、後進1段の変速段を形成している。
米国特許第7828688号明細書
特許文献1に示される車両用自動変速装置は、以下に示す構成である。入力軸と連結された第1キャリアを有する第1プラネタリギヤは、その第1キャリアが第1クラッチを介して第2プラネタリギヤの第2サンギヤとの連結を選択可能であり、又、その第1サンギヤが、第2クラッチを介して第2サンギヤとの連結を選択可能である。出力軸と連結された第3キャリアを有する第3プラネタリギヤは、その第3キャリアに第2プラネタリギヤの第2リングギヤが連結され、又、その第3サンギヤに第1プラネタリギヤの第1リングギヤが連結されている。第2プラネタリギヤの第2キャリアは、第3クラッチを介して第3プラネタリギヤの第3リングギヤとの連結を選択可能である。又、その第3リングギヤは、第1ブレーキを介して固定部材との連結を選択可能である。第1サンギヤは、第2ブレーキを介して固定部材との連結を選択可能である。第1リングギヤは、第4クラッチを介して第2キャリアとの連結を選択可能である。後進変速段は、第1クラッチを係合させて入力軸と連結された第1プラネタリギヤの第1キャリアを第2プラネタリギヤの第2サンギヤに締結し、第3クラッチを係合させて第2プラネタリギヤの第2キャリアと第3プラネタリギヤの第3リングギヤを締結し、第2キャリアを第1ブレーキにて固定することにより、第2プラネタリギヤの第2リングギヤに入力軸とは回転方向が逆である逆回転を作り出す。そして、第2リングギヤと連結した第3プラネタリギヤの第3キャリアに連結された出力軸から、入力軸の逆回転を出力する。この様に、第2プラネタリギヤへの入力とブレーキ締結のみにて第2プラネタリギヤに逆回転を作りだしているため、第3プラネタリギヤの第3リングギヤが第1ブレーキにて固定され、第3キャリアが逆回転している。このため、第3サンギヤは、受動的に逆回転し、第3キャリアよりも増速した逆回転となる。第3サンギヤと連結した第1プラネタリギヤの第1リングギヤは逆回転となり、第1キャリアには入力軸による入力回転が入力されているため、第1プラネタリギヤの第1サンギヤは、後進変速段における最高回転数となって高回転にさらされることとなる。従って、第1サンギヤの高回転化が、第1サンギヤを支持する軸受部材等の耐久性に影響を及ぼすこととなり、高回転化の抑制が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、入力軸が連結されたキャリアを有するプラネタリギヤのリングギヤと、出力軸が連結されたキャリアを有するプラネタリギヤのサンギヤとを連結した構成を備える車両用自動変速装置において、プラネタリギヤの高回転化を抑制して後進変速段を得ることができる車両用自動変速装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る車両用自動変速装置は、ハウジングと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される出力軸と、前記入力軸と第1プラネタリギヤの第1キャリアとが連結され、前記出力軸と第3プラネタリギヤの第3キャリアとが連結され、前記第3キャリアと第2プラネタリギヤの第2リングギヤとが連結され、前記第3サンギヤと前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤとが連結されて、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオン式の第1プラネタリギヤ、第2プラネタリギヤ及び第3プラネタリギヤと、前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第1ブレーキと、前記第3リングギヤと前記第2プラネタリギヤの第2キャリアとを係脱可能に連結する第1クラッチと、前記入力軸と前記第1キャリアとの連結を遮断して、前記入力軸を前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤ及び第1プラネタリギヤの第1サンギヤに連結した切換状態に切換える切換要素とを有し、後進変速段において、前記第1クラッチを係合状態とし、前記第1ブレーキを固定状態とし、前記切換要素を前記切換状態とすることを要旨とする。
これによれば、後進変速段において、切換要素が切換状態となることにより、第1プネタリギヤの第1キャリアと入力軸との連結が遮断され、入力軸が第1プネタリギヤの第1サンギヤと第2プラネタリギヤの第2サンギヤに連結されて、第2プラネタリギヤの第2サンギヤに入力回転が入力される。第1クラッチが接続することにより第2プラネタリギヤの第2キャリアは、第3プラネタリギヤの第3リングギヤと連結し、第1ブレーキが作動することにより第3リングギヤは、ハウジングに固定される。このため、第2キャリアと第3リングギヤは固定されて回転しない。これにより、第2プラネタリギヤの第2リングギヤに、入力軸とは回転方向が逆である逆回転が生じる。該逆回転を第3プラネタリギヤの第3キャリアに連結することにより、第3プラネタリギヤの第3キャリアから逆回転の出力を得る。第3リングギヤが固定され、かつ第3キャリアが出力と同じ回転数の逆回転となるため、第3サンギヤは、出力よりも高回転数の逆回転となり、第3サンギヤと連結した第1プラネタリギヤの第1リングギヤも同じ回転数となる。この第1リングギヤの回転数が、後進変速段における最高回転数となる。この第1リングギヤの回転数は、前述の特許文献1に係る技術の如く、第1プラネタリギヤの第1キャリアに入力回転を入力して第1リングギヤの回転数よりも更に高回転となる最高回転数である第1サンギヤの回転数に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、本発明に係る第1プラネタリギヤの第1サンギヤには、後進変速段における切換要素SEの作用により、入力回転が入力されている。このため、第1サンギヤS1の回転数は、前述の第3サンギヤと連結した第1リングギヤの回転数よりも低いため、第1リングギヤの回転数が後進変速段における最高回転数となる。
請求項2に係る車両用自動変速装置は、請求項1において、前記切換要素と前記第2サンギヤを係脱可能に連結する第2クラッチを更に備え、前記第2クラッチは前記切換要素と前記第2サンギヤの間に配置され、前記切換要素の前記切換状態において、前記第2クラッチの作動により前記第2サンギヤが前記入力軸に連結されることを要旨とする。
請求項3に係る車両用自動変速装置は、請求項2において、前記第1キャリアと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチと、前記第1リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、前記第1サンギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第2ブレーキと、を更に備えたことを要旨とする。
これによれば、第2リングギヤと第3キャリアとが連結している時に、前進10段以上、後進1段の変速段が、形成できる。
なお、この構成において、切替要素を備えていない場合においても、第2クラッチ、第3クラッチ及び第1ブレーキを締結することにより、後進段を形成することができる。また、切替要素を備えた場合には、第1サンギヤの回転をより抑制することができる。
上記課題を解決するため、請求項4に係る車両用自動変速装置は、ハウジングと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される出力軸と、前記入力軸と第1プラネタリギヤの第1キャリアとが連結され、前記出力軸と第3プラネタリギヤの第3キャリアとが連結され、前記第1キャリアと第2プラネタリギヤの第2サンギヤとが連結され、前記第3キャリアと前記第2プラネタリギヤの第2リングギヤとが連結され、前記第3サンギヤと前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤとが連結されて、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオン式の第1プラネタリギヤ、第2プラネタリギヤ及び第3プラネタリギヤと、前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第1ブレーキと、前記第3リングギヤと前記第2プラネタリギヤの第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチとを備え、前記入力軸と前記第1キャリアとの連結を遮断して、前記入力軸を前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤ及び前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤに連結した切換状態に切換える切換要素と、前記第1キャリアと前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチとを有し、後進変速段において、前記第1クラッチを非係合状態とし、前記第3クラッチを係合状態とし、前記第1ブレーキを固定状態とし、前記切換要素を前記切換状態とすることを要旨とする。
これによれば、後進変速段において、切換要素が切換状態となることにより、第1プネタリギヤの第1キャリアと入力軸との連結が遮断され、入力軸が第1プネタリギヤの第1サンギヤと第2プラネタリギヤの第2サンギヤに連結されて、第2プラネタリギヤの第2サンギヤに入力回転が入力される。第3クラッチが接続することにより第2プラネタリギヤの第2キャリアは、第3プラネタリギヤの第3リングギヤと連結し、第1ブレーキが作動することにより第3リングギヤは、ハウジングに固定される。このため、第2キャリアと第3リングギヤは固定されて回転しない。これにより、第2プラネタリギヤの第2リングギヤに、入力軸とは回転方向が逆である逆回転が生じる。該逆回転を第3プラネタリギヤの第3キャリアに連結することにより、第3プラネタリギヤの第3キャリアから逆回転の出力を得る。第3リングギヤが固定され、かつ第3キャリアが出力と同じ回転数の逆回転となるため、第3サンギヤは、出力よりも高回転数の逆回転となり、第3サンギヤと連結した第1プラネタリギヤの第1リングギヤも同じ回転数となる。この第1リングギヤの回転数が、後進変速段における最高回転数となる。この第1リングギヤの回転数は、前述の特許文献1に係る技術の如く、第1プラネタリギヤの第1キャリアに入力回転を入力して第1リングギヤの回転数よりも更に高回転となる最高回転数である第1サンギヤの回転数に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、本発明に係る第1プラネタリギヤの第1サンギヤには、後進変速段における切換要素の作用により、入力回転が入力されている。このため、第1サンギヤS1の回転数は、前述の第3サンギヤと連結した第1リングギヤの回転数よりも低いため、第1リングギヤの回転数が後進変速段における最高回転数となる。
請求項5に係る車両用自動変速装置は、請求項4において、前記切換要素と前記第2サンギヤを係脱可能に連結する第2クラッチを更に備え、前記第2クラッチは前記切換要素と前記第2サンギヤの間に配置され、前記切換要素の前記切換状態において、前記第2クラッチの作動により前記第2サンギヤが前記入力軸に連結されることを要旨とする。
上記課題を解決するため、請求項6に係る車両用自動変速装置は、請求項5において、前記第1リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第2ブレーキと、を更に備えたことを要旨とする。
これによれば、第2リングギヤと第3キャリアとが連結している時に、前進10段、後進1段の変速段が、形成できる。
なお、この構成において、切替要素を備えていない場合においても、第1クラッチ、第3クラッチ及び第1ブレーキを締結することにより、後進段を形成することができる。また、切替要素を備えた場合には、第1サンギヤの回転をより抑制することができる。
上記課題を解決するため、請求項7に係る車両用自動変速装置は、請求項1乃至6のいずれか1項において、前記切換要素は、ドグクラッチを用いて構成したことを要旨とする。
これによれば、切換要素の構成が、簡単となる。
本発明の車両用自動変速装置の第1実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 第1実施形態の各変速段における各係合要素の作動状態を示す図である。 第1実施形態の後進変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。 本発明の車両用自動変速装置の第2実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 本発明の車両用自動変速装置の第3実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 第3実施形態の各変速段における各係合要素の作動状態を示す図である。 第3実施形態の後進変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。 先行技術の後進変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。
本発明に係る車両用自動変速装置について図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて、以下に説明する。図1を参照すると、本実施形態に係る車両用自動変速装置10は、エンジンEGの出力回転がトルクコンバータTCを介して入力され、当該入力された入力回転を変速し、一対の駆動輪(図示略)に伝達するために使用される。車両用自動変速装置10は、車体に取り付けられたハウジング11と、ハウジング11内に回転軸線17と同軸に回転可能に順次支承された入力軸12と、第1プラネタリギヤ13と、第2プラネタリギヤ14、第3プラネタリギヤ15と、出力軸16とを備える。
第1プラネタリギヤ13は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、第1サンギヤS1及び第1リングギヤR1に噛合する第1ピ二オンP1と、第1ピ二オンP1を支承する第1キャリアC1とを備える。第1プラネタリギヤ13は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第2プラネタリギヤ14は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、第2サンギヤS2及び第2リングギヤR2に噛合する第2ピ二オンP2と、第2ピ二オンP2を支承する第2キャリアC2とを備える。第2プラネタリギヤ14は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第3プラネタリギヤ15は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第3サンギヤS3と、第3リングギヤR3と、第3サンギヤS3及び第3リングギヤR3に噛合する第3ピ二オンP3と、第3ピ二オンP3を支承する第3キャリアC3とを備える。第3プラネタリギヤ15は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
入力軸12及び出力軸16は、ハウジング11に、支持され、また、回転軸線17周りに回転可能に軸承されている。入力軸12は、トルクコンバータTCを介してエンジンEGの出力回転動力が伝達され、当該回転動力を車両用自動変速装置10に入力する軸部材である。出力軸16は、変速された回転動力を差動装置(図示略)などを介して駆動輪に出力する軸部材である。
第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1は、入力連結部材12aを介して入力軸12に連結されている。入力連結部材12aは、ハウジング11内の径方向外側に配置されている。第3プラネタリギヤ13の第3キャリアC3は、出力軸16に連結されている。
第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2は、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3と連結されている。第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤは、第1プラネタリギヤの第1リングギヤR1と連結されている。
第1ブレーキB1は、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3を、ハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。 第1クラッチCL1は、第3リングギヤR3と第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2とを係脱可能に連結する。
第2クラッチCL2は、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する。
第3クラッチCL3は、第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1と第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2とを係脱可能に連結する。
第4クラッチCL4は、第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と、互いに連結された第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1及び第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3と、を係脱可能に連結する。
第2ブレーキB2は、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1を、ハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。
切換要素SEは、入力軸12との連結状態を、非切換状態と切換状態とに切換える。切換要素SEは、2位置への切換機能を有し、例えば、噛み合い式のクラッチであるドグクラッチ形式とし、非切換状態であるL位置と、切換状態であるあるR位置との2位置に切換可能である。なお、切換要素SEは、シンクロメッシュ式も使用可能である。切換要素SEは、図1に示す如く、L位置では、入力連結部材12aを介して、入力軸12と第1キャリアC1を連結する。また、切換要素SEは、R位置では、入力軸12と第1キャリアC1との連結を遮断し、入力軸12と、第1サンギヤS1及び第2クラッチCL2を介して連結された第2サンギヤS2とを連結する。
第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3、第4クラッチCL4、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、及び切換要素SEの作動は、トランスミッションECU(以下単にTM−ECUと称す)18により制御される。
入力軸12と連結された入力連結部材12aは、第1リングギヤR1の外周側を通って回転軸線17方向に延在する連結部材である。入力連結部材12aは、ハウジング11の内部の最外周に位置する経路を通って、切換要素SEを介して第1プラネタリギヤ13又は第2プラネタリギヤ14と連結させることができる。このため、この入力連結部材12aからは、変速段にかかわらず、常に入力回転と同じ回転の動力を動力外部取出し部材Mにて取り出すことができ、所謂パワー・テイク・オフの機能を発揮することができる。
以上のように構成された車両用自動変速装置10は、図2に示す様に、第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3及び第4クラッチCL4を選択的に係脱し、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を選択的に作動させ、切換要素SEを切換作動させることにより、第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14、第3プラネタリギヤ15の各要素の回転を規制する。これにより、前進10段以上、後進1段の変速段が、成立する。図2において、各変速段に対応する各クラッチ及びブレーキの欄に白丸が付されている場合、クラッチであれば接続した係合状態、ブレーキであれば回転規制した固定状態にあることを示し、切換要素SEの欄は、Lが付されている場合はL位置を、また、Rが付されている場合はR位置の切換状態にあることを示す。
第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14、及び第3プラネタリギヤ15の如く、シングルピ二オン式遊星歯車機構においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nr及び遊星歯車機構のギヤ比λの関係は、式(1)で示され、各変速段におけるギヤ比は、式(1)に基づいて算出される。サンギヤS1,S2,S3の歯数をZs1,Zs2,Zs3、リングギヤR1,R2,R3の歯数をZr1,Zr2,Zr3とすると、第1ピ二オンギヤP1、第2ピ二オンギヤP2、及び第3ピ二オンギヤP3のギヤ比は、それぞれ、λ1=Zs1/Zr1,λ2=Zs2/Zr2,λ3=Zs3/Zr3である。
Nr=(1+λ)Nc−λNs・・・(1)
なお、変速段の3rd及び3rd´は、いずれか1段のみを実行するか、3rdに続けて3rd´を実行するようにしてもよい。
TM−ECU18により、第1ブレーキB1が固定状態にされ、第1クラッチCL1及び第2クラッチCL2が係合状態にされ、切換要素SEが切換状態であるR位置へ切換えられる。これにより後進変速段が得られる。なお、切換要素SEのR位置への切換時には、第1クラッチCL1及び第2クラッチCL2の少なくとも一方を非係合状態に維持するかあるいは第1ブレーキB1を非固定状態に維持することにより、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15の少なくとも一方をフリー状態とする。切換要素SEのR位置への切換後に、前述の維持状態とされたクラッチに相当する第1クラッチCL1と第2クラッチCL2を係合状態とし、また前述の維持状態とされた第1ブレーキB1を固定状態とすることにより、車両用自動変速装置10から駆動輪にエンジンEGの出力回転が伝達される。
後進変速段における第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15の各要素の速度比は、図3に示す速度線図のようになる。即ち、上述したように第2リングギヤR2と接続された第3キャリアC3が出力軸16に連結され、第1リングギヤR1と第3サンギヤS3が連結され、第2リングギヤR2と第3キャリアC3が連結され、第1クラッチCL1により第2キャリアC2と第3リングギヤR3が連結され、切換要素SE及び第2クラッチCL2により入力軸12と第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが互いに連結される。このため、図3に示す速度線図は、S1とS2、C2とR3、R2とC3、R1とS3が付された各1本の縦線をギヤ比に対応させた間隔で横軸方向にそれぞれ配置し、各要素に対応してその速度比を縦軸方向に示したものである。
第3プラネタリギヤ15は、シングルピニオン式遊星歯車機構であるので、第3リングギヤR3の縦線と第3サンギヤS3の縦線との間隔を1+λ3とみなし、第3サンギヤS3の縦線から見て第3リングギヤR3の縦線と同じ側において、第3サンギヤS3の縦線から間隔1だけ離して第3キャリアC3の縦線を配置する。
また、第2プラネタリギヤ14は、第3プラネタリギヤ15と同様にシングルピニオン式遊星歯車機構であるので、第2リングギヤR2と第2キャリアC2の縦線との間隔をλ2とみなし、第2キャリアC2の縦線から見て第2リングギヤR2の縦線の反対側において、第2キャリアC2の縦線から間隔1だけ離して第2サンギヤS2の縦線を配置する。
図3に示す後進変速段の速度線図には、第1クラッチCL1及び第2クラッチCL2と、第1ブレーキB1と、切換要素SEがR位置へと選択的に作動された点に、CL1〜CL2、B1、SE―Rがそれぞれ記入されている。
図3に示す速度線図において、4本の各縦線に対応する要素は、縦線の並び順に左から第1構成要素、第2構成要素、第3構成要素、第4構成要素とする。第1実施形態の場合、第1構成要素としての第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2は、第2クラッチCL2により相互に連結され、切換要素SEのR位置への切換により入力軸12に連結される。第2構成要素としての第2キャリアC2と第3リングギヤR3とが第1クラッチCL1により連結され、第1ブレーキB1により非回転とされる。第3構成要素としての第2リングギヤR2と第3キャリアC3が連結されている。第4構成要素としての第3サンギヤS3と第1リングギヤR1が連結されている。出力軸16は、第3連結要素の第3キャリアに連結されている。
以下、後進変速段の作動について説明する。
後進変速段において、切換要素SEがR位置の切換状態となることにより第1プネタリギヤ13の第1キャリアC1と入力軸12との連結が遮断され、入力軸12が第1プネタリギヤ13の第1サンギヤS1に連結される。第2クラッチCL2が接続することにより、第1サンギヤS1は、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に連結される。これにより、入力軸12からの入力回転が第2サンギヤS2に入力される。第1クラッチCL1が接続することにより、第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2は、第3プラネタリギヤ14の第3リングギヤR3に連結される。第1ブレーキB1が作動することにより、第3リングギヤR3は、ハウジング11に固定される。このため、第2キャリアC2と第3リングギヤR3は固定されて回転しない。これにより、第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2に、入力軸12と回転方向が逆となる逆回転が生じる。該逆回転は、第2リングギヤR2と連結された第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3に伝達されて、第3キャリアC3に連結された出力軸16から出力される。
後進変速段において、第3リングギヤR3が固定され、かつ、第3キャリアC3が入力軸12の回転と逆回転であって出力軸16の出力と同じ回転数となるため、第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3は、逆回転であって出力よりも高回転数となる。第3サンギヤS3と連結した第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1は、第3サンギヤS3の回転数と同じ回転数である。この第1リングギヤR1の回転数が、後進変速段における最高回転数となる。
以下、本実施形態に係る後進変速段において最高回転数となる第1リングギヤR1の回転数(図3に示す)と、前述の特許文献1に係る技術の後進変速段における最高回転数となる第1プラネタリギヤの第1サンギヤS1の回転数(図8に示す)との比較を説明する。特許文献1に係る技術における後進変速段においては、入力軸からの入力回転が入力された第1プラネタリギヤの第1キャリアC1は、第2プラネタリギヤの第2サンギヤS2に連結され、第2プラネタリギヤの第2キャリアC2と第3プラネタリギヤの第3リングギヤR3とが連結されるとともに固定されて非回転とされ、第2プラネタリギヤの第2リングギヤR2と第3プラネタリギヤの第3キャリアC3とが連結され、第3プラネタリギヤの第3サンギヤS3と第1プラネタリギヤの第1リングギヤR1とが連結され、第3キャリアC3に出力軸が連結された構成である。このため、S1、C1及びS2、C2及びR3、R2及びC3、R1及びS3が付された各1本の縦線をギヤ比に対応させた間隔で横軸方向にそれぞれ配置し、各要素に対応してその速度比を縦軸方向に示すと、図8の如くとなる。
図3と図8に示される様に、本実施形態に係る後進変速段において最高回転数となる第1リングギヤR1の回転数(図3に示す)は、図8に示した最高回転数である第1サンギヤS1の回転数(図8に示す第1リングギヤR1よりも高回転)に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、本実施形態に係る第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1には、切換要素SEのR位置への切換にて、入力軸12からの入力回転が入力される。こため、図3に示す如く、第1サンギヤS1の回転数は、前述の第3サンギヤS3と連結した第1リングギヤR1の回転数よりも低い。ため、第1リングギヤR1の回転数が後進変速段における最高回転数となる。
なお、この構成において、切替要素を備えていない場合においても、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3及び第1ブレーキB1を締結することにより、後進段を形成することができる。また、切替要素SEを備えた場合には、第1サンギヤS1の回転をより抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の自動変速装置20を図4に基づいて、以下に説明する。第2実施形態の自動変速機20は、図1に示した前述の第1実施形態における自動変速装置10と比較して、自動変速装置10の第1プラネタリギヤ13及び第2プラネタリギヤ14とを回転軸線17方向の並び順に関してを単に入れ替えたものであり、即ち入力軸12から出力軸16の方向に向けて、図4に示す如く、第2プラネタリギヤ14、第1プラネタリギヤ13、第3プラネタリギヤ15の順に配した構成であり、連結部、クラッチ、ブレーキ、及び切換要素SEの連結構成は変更していない。
以上のように構成された車両用自動変速装置20は、図2と同様に、第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3及び第4クラッチCL4を選択的に係脱し、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を選択的に作動させ、切換要素SEを切換作動させることにより、第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15の要素の回転を規制する。これにより、前進10段以上、後進1段の変速段を成立することができる。
車両用自動変速装置20の後進変速段における第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15の各要素の速度比は、第1実施形態と同様に、図3に示す速度線図となり、後進変速段における最高回転数である第1リングギヤR1の回転数は、図8に示した最高回転数である第1サンギヤS1の回転数(図8に示す第1リングギヤR1よりも高回転)に比べて、低い、高回転化が抑制される。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の自動変速装置30を図5〜図7に基づいて、以下に説明する。第3実施形態の自動変速装置30は、図5に示す如く、車体に取り付けられたハウジング11内に、回転軸線17と同軸に回転可能に順次支承された入力軸12、第2プラネタリギヤ14、第1プラネタリギヤ13、第3プラネタリギヤ15及び出力軸16を備えている。
第1プラネタリギヤ13は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、第1サンギヤS1及び第1リングギヤR1に噛合する第1ピ二オンP1と、第1ピ二オンP1を支承する第1キャリアC1とを備える。第1プラネタリギヤ13は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第2プラネタリギヤ14は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、第2サンギヤS2及び第2リングギヤR2に噛合する第2ピ二オンP2と、第2ピ二オンP2を支承する第2キャリアC2とを備える。第2プラネタリギヤ14はシングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第3プラネタリギヤ15は、回転軸線17と同軸に回転可能に支承された第3サンギヤS3と、第3リングギヤR3と、第3サンギヤS3及び第3リングギヤR3に噛合する第3ピ二オンP3と、第3ピ二オンP3を支承する第3キャリアC3とを備える。第3プラネタリギヤ15は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
入力軸12及び出力軸16は、ハウジング11に、回転軸線17周りに回転可能に軸承されている。入力軸12は、エンジンEGの出力回転動力を、トルクコンバータTCを介して車両用自動変速装置10に入力する軸部材である。出力軸16は、変速された出力回転動力を差動装置(図示略)などを介して駆動輪に出力する軸部材である。
第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1は、入力軸12に連結されている。第3プラネタリギヤ13の第3キャリアC3は、出力軸16に連結されている。
第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2は、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3に連結されている。第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS1は、第1プラネタリギヤの第1リングギヤR1と連結されている。
第1ブレーキB1は、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3を、ハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。 第1クラッチCL1は、第1キャリアC1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する。
第2クラッチCL2は、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する。
第3クラッチCL3は、第2プラネタリギヤ13の第2キャリアC2と第3プラネタリギヤ14の第3リングギヤR3とを係脱可能に連結する。
第4クラッチCL4は、第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と、互いに連結された第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1と第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3とを係脱可能に連結する。
第2ブレーキB2は、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1を、ハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。
切換要素SEは、入力軸12との連結状態を、非切換状態と切換状態とに切換える。切換要素SEは、2位置への切換機能を有し、例えば、噛み合い式のクラッチであるドグクラッチ形式とし、非切換状態であるL位置と、切換状態であるR位置との2位置に切換可能である。切換要素SEは、図5に示す如く、L位置では、入力軸12と、第1キャリアC1を連結する。また、切換要素SEは、R位置では、入力軸12と第1キャリアC1との連結を遮断し、入力軸12と、第1サンギヤS1及び第2クラッチCL2を介して連結された第2サンギヤS2とを連結する。
第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3、第4クラッチCL4、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、及び切換要素SEの作動は、トランスミッションECU(以下単にTM−ECUと称す。)18により制御される。
以上のように構成された車両用自動変速装置30は、図6に示す様に、第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3及び第4クラッチCL4を選択的に係脱し、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2を選択的に作動させ、切換要素SEを切換作動させることにより、第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14、第3プラネタリギヤ15の各要素の回転を規制する。これにより、前進10段、後進1段の変速段を成立することができる。図6において、各変速段に対応する各クラッチ及びブレーキの欄に白丸が付されている場合、クラッチであれば接続した係合状態、ブレーキであれば回転規制した固定状態にあることを示し、切換要素SEの欄は、Lが付されている場合はL位置を、また、Rが付されている場合はR位置で切換状態にあることを示す。
TM−ECU18により、第1ブレーキB1が固定状態にされ、第2クラッチCL2及び第3クラッチCL3が係合状態にされ、切換要素SEを切換状態であるR位置へ切換えられる。これにより後進変速段が得られる。車両用自動変速装置30の後進変速段における第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15の各要素の速度比は、図7に示す速度線図のようになる。
即ち、図7に示す速度線図は、第2リングギヤR2と接続された第3キャリアC3が出力軸16に連結され、第1リングギヤR1と第3サンギヤS3が連結され、第2リングギヤR2と第3キャリアC3が連結され、第3クラッチCL3により第2キャリアC2と第3リングギヤR3が連結され、切換要素SE及び第2クラッチCL2により入力軸12と、第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2とが互いに連結される。このため、S1とS2、C2とR3、R2とC3、R1とS3が付された各1本の縦線をギヤ比に対応させた間隔で横軸方向にそれぞれ配置し、各要素に対応してその速度比を縦軸方向に示したものとなり、図3と同様になる。
後進変速段は、図7に示す如く、図3と同様に、第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1の回転数が、後進変速段における最高回転数となる。
本実施形態に係る後進変速段おける最高回転数となる第1リングギヤR1の回転数(図7に示す)は、図8に示した最高回転数である第1サンギヤS1の回転数(図8に示す第1リングギヤR1よりも高回転)に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、切換要素SEのR位置への切換により、本実施形態に係る第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1には、入力軸12からの入力回転が入力されている。このため、図7に示す如く、第1サンギヤS1の回転数は、前述の第3サンギヤS3と連結した第1リングギヤR1の回転数よりも低い。このため、第1リングギヤR1の回転数が後進変速段における最高回転数となる。
上述の如く、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る車両用自動変速装置10、20によれば、ハウジング11と、ハウジング11に回転軸線17回りに回転可能に支承される入力軸12と、ハウジング11に回転軸線17回りに回転可能に支承される出力軸16が、設けられている。シングルピニオン式の第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15が、ハウジング11に回転軸線17と同軸に並列に支承され、入力軸12と第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1とが連結され、出力軸16と第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3とが連結され、第3キャリアC3と第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2とが連結され、第3サンギヤS3と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結されている。第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3を、ハウジング11に対して係脱可能に固定する第1ブレーキB1が、設けられている。第3リングギヤR3と第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2とを係脱可能に連結する第1クラッチCL1が、設けられている。入力軸12と第1キャリアC1との連結を遮断して、入力軸12を第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2及び第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1に連結した切換状態に切換える切換要素SEが、設けられている。後進変速段において、第1クラッチCL1を係合状態とし、第1ブレーキB1を固定状態とし、切換要素SEを切換状態とする。
このため、後進変速段において、切換要素SEが切換状態となることにより、第1プネタリギヤ13の第1キャリアC1と入力軸12との連結が遮断され、入力軸12が第1プネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に連結されて、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に入力回転が入力される。第1クラッチCL1が接続することにより第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2は、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3と連結し、第1ブレーキB1が作動することにより第3リングギヤR3は、ハウジング11に固定される。このため、第2キャリアC2と第3リングギヤR3は固定されて回転しない。これにより、第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2に、入力軸12とは回転方向が逆である逆回転が生じる。該逆回転を第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3に連結することにより、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3から逆回転の出力を得る。第3リングギヤR3が固定され、かつ第3キャリアC3が出力と同じ回転数の逆回転となるため、第3サンギヤS3は、出力よりも高回転数の逆回転となり、第3サンギヤS3と連結した第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1も同じ回転数となる。この第1リングギヤR1の回転数が、後進変速段における最高回転数となる。この第1リングギヤR1の回転数(図3に示す)は、前述の特許文献1に係る技術の如く、第1プラネタリギヤの第1キャリアC1に入力回転を入力して第1リングギヤR1の回転数よりも更に高回転となる最高回転数である第1サンギヤS1の回転数(図8に示す)に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、本発明に係る第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1には、後進変速段における切換要素SEの作用により、入力回転が入力されている。このため、第1サンギヤS1の回転数は、図3に示す様に前述の第3サンギヤS3と連結した第1リングギヤR1の回転数よりも低いため、第1リングギヤR1の回転数が後進変速段における最高回転数となる。
上述の如く、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る車両用自動変速装置10、20によれば、切換要素SEと第2サンギヤS2を係脱可能に連結する第2クラッチCL2を更に備え、第2クラッチCL2は切換要素SEと第2サンギヤS2の間に配置され、切換要素SEの切換状態において、第2クラッチCL2の作動により第2サンギヤS2が入力軸12に連結される。
上述の如く、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る車両用自動変速装置10、20によれば、第1キャリアC1と第2キャリアC2とを係脱可能に連結する第3クラッチCL3と、第1リングギヤR1と第2キャリアC2とを係脱可能に連結する第4クラッチCL4と、第1サンギヤS1を、ハウジングに11対して係脱可能に固定する第2ブレーキB2とを備えたので、第2リングギヤR2と第3キャリアC3とが連結している時に、前進10段以上、後進1段の変速段が、形成できる。
なお、この構成において、切替要素をSE備えていない場合においても、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3及び第1ブレーキB1を締結することにより、後進段を形成することができる。また、切替要素SEを備えた場合には、第1サンギヤS1の回転をより抑制することができる。
上述の如く、本発明の第3実施形態に係る車両用自動変速装置30によれば、ハウジング11と、ハウジング11に回転軸線17回りに回転可能に支承される入力軸12と、ハウジング11に回転軸線17回りに回転可能に支承される出力軸16が、設けられている。シングルピニオン式の第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14及び第3プラネタリギヤ15が、ハウジング11に回転軸線17と同軸に並列に支承され、入力軸12と第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1とが連結され、出力軸16と第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3とが連結され、第1キャリアC1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤC2とが連結され、第3キャリアC3と第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2とが連結され、第3サンギヤS3と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結されている。第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3を、ハウジング11に対して係脱可能に固定する第1ブレーキB1が、設けられている。第3リングギヤR3と第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2とを係脱可能に連結する第3クラッチCL3が、設けられている。入力軸12と第1キャリアC1との連結を遮断して、入力軸12を第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2及び第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1に連結した切換状態に切換える切換要素SEが、設けられている。第1キャリアC1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2とを係脱可能に連結する第1クラッチCL1が、設けられている。後進変速段において、第1クラッチCL1を非係合状態とし、第3クラッチCL3を係合状態とし、第1ブレーキB1を固定状態とし、切換要素SEを切換状態とする。
このため、前述の特許文献1に示された如く、第1キャリアC1を第2サンギヤS2に連結した構成においても、後進変速段は、切換要素SEが切換状態となることにより第1プネタリギヤ13の第1キャリアC1と入力軸12との連結が遮断され、入力軸12が第1プネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に連結されて、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に入力回転が入力される。第1クラッチCL1の非係合状態において、第2サンギヤS2と第1キャリアC1との連結は解除されるため、第1キャリアC1には入力回転が入力されない。第3クラッチCL3が接続されることにより、第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2は、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3と連結し、第1ブレーキB1が作動することにより、第3リングギヤR3は、ハウジング11に固定される。このため、第2キャリアC2と第3リングギヤR3は固定されて回転しない。これにより、第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2に入力軸12とは回転方向が逆である逆回転が生じる。該逆回転を第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3に連結することにより、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3から逆回転の出力が得られる。第3リングギヤR3が固定で第3キャリアC3が出力と同じ回転数の逆回転なので、第3サンギヤS3は、出力よりも高回転数の逆回転となり、第3サンギヤS3と連結した第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1も同じ回転数である。この第1リングギヤR1の回転数が、後進変速段における最高回転数となる。この第1リングギヤR1の回転数(図7に示す)は、前述の特許文献1に係る技術の如く、第1プラネタリギヤの第1キャリアC1に入力回転を入力して第1リングギヤR1の回転数よりも更に高回転となる最高回転数である第1サンギヤS1の回転数(図8に示す)に比べて低いため、高回転化が抑制される。なお、切換要素SEの作用により、本発明に係る第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1には、入力回転が入力されている。このため、第1サンギヤS1の回転数は、図7に示す様に前述の第3サンギヤS3と連結した第1リングギヤR1の回転数よりも低いため、第1リングギヤR1の回転数が後進変速段における最高回転数となる。
上述の如く、本発明の第3実施形態に係る車両用自動変速装置30によれば、切換要素SEと第2サンギヤS2を係脱可能に連結する第2クラッチCL2を更に備え、第2クラッチCL2は切換要素SEと第2サンギヤS2の間に配置され、切換要素SEの切換状態において、第2クラッチCL2の作動により第2サンギヤS2が入力軸12に連結される。
上述の如く、本発明の第3実施形態に係る車両用自動変速装置30によれば、第1リングギヤR1と第2キャリアC2とを係脱可能に連結する第4クラッチCL4と、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1を、ハウジング11に対して係脱可能に固定する第2ブレーキB2とを備えるので、第2リングギヤR2と第3キャリアC3とが連結している時に、前進10段、後進1段の変速段が、形成できる。
上述の如く、本発明の第1実施形態乃至第3実施形態に係る車両用自動変速装置10、20、30によれば、切換要素SEはドグクラッチを用いて構成したため、切換要素の構成が簡単となる。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能である。
10、20、30:車両用自動変速装置
11:ハウジング
12:入力軸
13:第1プラネタリギヤ
14:第2プラネタリギヤ
15:第3プラネタリギヤ
16:出力軸
17:回転軸線
B1:第1ブレーキ
B2:第2ブレーキ
C1:第1キャリア
C2:第2キャリア
C3:第3キャリア
CL1:第1クラッチ
CL2:第2クラッチ
CL3:第3クラッチ
CL4:第4クラッチ
R1:第1リングギヤ
R2:第2リングギヤ
R3:第3リングギヤ
S1:第1サンギヤ
S2:第2サンギヤ
S3:第3サンギヤ
SE:切換要素

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される出力軸と、
    前記入力軸と第1プラネタリギヤの第1キャリアとが連結され、前記出力軸と第3プラネタリギヤの第3キャリアとが連結され、前記第3キャリアと第2プラネタリギヤの第2リングギヤとが連結され、前記第3サンギヤと前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤとが連結されて、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオン式の第1プラネタリギヤ、第2プラネタリギヤ及び第3プラネタリギヤと、
    前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第1ブレーキと、
    前記第3リングギヤと前記第2プラネタリギヤの第2キャリアとを係脱可能に連結する第1クラッチと、
    前記入力軸と前記第1キャリアとの連結を遮断して、前記入力軸を前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤ及び第1プラネタリギヤの第1サンギヤに連結した切換状態に切換える切換要素とを有し、
    後進変速段において、前記第1クラッチを係合状態とし、前記第1ブレーキを固定状態とし、前記切換要素を前記切換状態とする車両用自動変速装置。
  2. 前記切換要素と前記第2サンギヤを係脱可能に連結する第2クラッチを更に備え、前記第2クラッチは前記切換要素と前記第2サンギヤの間に配置され、前記切換要素の前記切換状態において、前記第2クラッチの作動により前記第2サンギヤが前記入力軸に連結される請求項1に記載の車両用自動変速装置。
  3. 前記第1キャリアと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチと、
    前記第1リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、
    前記第1サンギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第2ブレーキと、を更に備えた請求項2に記載の車両用自動変速装置。
  4. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される出力軸と、
    前記入力軸と第1プラネタリギヤの第1キャリアとが連結され、前記出力軸と第3プラネタリギヤの第3キャリアとが連結され、前記第1キャリアと第2プラネタリギヤの第2サンギヤとが連結され、前記第3キャリアと前記第2プラネタリギヤの第2リングギヤとが連結され、前記第3サンギヤと前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤとが連結されて、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオン式の第1プラネタリギヤ、第2プラネタリギヤ及び第3プラネタリギヤと、
    前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第1ブレーキと、
    前記第3リングギヤと前記第2プラネタリギヤの第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチとを備え、
    前記入力軸と前記第1キャリアとの連結を遮断して、前記入力軸を前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤ及び前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤに連結した切換状態に切換える切換要素と、
    前記第1キャリアと前記第2プラネタリギヤの第2サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチとを有し、
    後進変速段において、前記第1クラッチを非係合状態とし、前記第3クラッチを係合状態とし、前記第1ブレーキを固定状態とし、前記切換要素を前記切換状態とする車両用自動変速装置。
  5. 前記切換要素と前記第2サンギヤを係脱可能に連結する第2クラッチを更に備え、前記第2クラッチは前記切換要素と前記第2サンギヤの間に配置され、前記切換要素の前記切換状態において、前記第2クラッチの作動により前記第2サンギヤが前記入力軸に連結される請求項4に記載の車両用自動変速装置。
  6. 前記第1リングギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第4クラッチと、
    前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤを、前記ハウジングに対して係脱可能に固定する第2ブレーキと、を更に備えた請求項5に記載の車両用自動変速装置。
  7. 前記切換要素は、ドグクラッチを用いて構成した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用自動変速装置。
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