JP6255867B2 - リーブオン毛髪化粧料 - Google Patents
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一方、シリコーン油は、化学的に安定であり、表面張力が低く、良好な指通りを与えるなど、多くの優れた特徴を有している。しかしながら、髪のボリューム感が出にくい、蓄積性がある、艶感が自然ではない、他の成分との相溶性が悪い、などの課題も存在する。
以上のように、塗布時の感触が良好であり、シリコーン油に因らない自然な艶感を付与することができ、更に毛髪補修効果が高い毛髪化粧料が求められている。
本発明に用いられる(A)成分は、平均炭素数が50〜250であるイソパラフィン、言い換えれば、側鎖を有する長鎖炭化水素の混合物であり、通常、イソブテンとn−ブテンとの重合体を水素添加して得られる。このような成分としては、一般的に化粧品分野において「重質流動イソパラフィン」に分類されるものを挙げることができる。
なお、動粘度はJIS K 2283などの方法により測定することができる。
(A)成分として、平均炭素数の異なるこれらイソパラフィンの中から1種又は2種以上を用いることができる。
本発明に用いられる(B)成分は、炭素数が12〜16であるイソパラフィン(分岐飽和炭化水素)を含むパラフィン(飽和炭化水素)の混合物であり、炭素数が12〜16の直鎖飽和炭化水素を更に含むことがある。なお、本発明のパラフィン混合物には、本発明の目的に反しない程度に、炭素数が12〜16の飽和炭化水素以外の炭化水素、例えば環状飽和炭化水素や不飽和炭化水素などが含まれていてもよい。
具体的には、本発明に用いられるパラフィン混合物は、引火点がJIS K 2265に準じた密閉試験で61〜70℃、好ましくは62〜67℃の範囲であることが安全性や臭気の面で好ましい。
なお、動粘度はJIS K 2283などの方法により測定することができる。
(B)成分として、炭素数やイソドデカン含有量の異なるパラフィン混合物の中から1種又は2種以上を用いることができる。
本発明に用いられる(C)成分は、2つ以上のアミノ基を有する塩基性アミノ酸及び式(I)で表されるアルギニン誘導体からなる群から選ばれる1または2の化合物である。
塩基性アミノ酸としては、例えば、アルギニン、リシン、ヒドロキシリシン、ヒスチジン及びオルニチンなどが挙げられる。塩基性アミノ酸の中には、L体、D体と呼ばれる光学異性体が存在するが、いずれの光学異性体も用いることができる。
R3は水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム又はアルカノールアミンである。
アルカリ金属原子としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられる。アンモニウムは式NH4 +で表すことができ、アルカノールアミンは式NR4 +で表すことができる。式中Rは、水素原子又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表し、少なくとも1つのRは炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基である。アルカノールアミンとしては、例えば、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリメタノールアミン、ジメタノールアミン、モノメタノールアミン、トリプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、モノプロパノールアミン、トリブタノールアミン、ジブタノールアミン、モノブタノールアミン等が挙げられる。
(C)成分としては、L−アルギニン及び式(I)で表されるアルギニン誘導体が好ましく、式(I)で表されるアルギニン誘導体が更に好ましい。
(C)成分として、1種又は2種以上の塩基性アミノ酸を用いてもよく、1種又は2種以上のアルギニン誘導体を用いてもよく、更に塩基性アミノ酸とアルギニン誘導体を組み合わせて用いてもよい。
本発明に用いられる(D)成分は、エステル型非イオン性界面活性剤であり、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルから選ばれる。
(D)成分のエステル型非イオン性界面活性剤は、毛髪化粧料の安定性を向上させる点から、HLB値が3〜6の化合物とHLB値が13〜20の化合物を組み合わせて使用することが好ましい。なお、ここで述べるHLB値とは、水との親和性を示す指標であり、Griffin(W.C.Griffin:J.Soc.CosmeticChemists,33,1180(1960))により、下記計算式によって求められる。
HLB=20(1−S/A)
(ただし、S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の中和価)
なお、けん化価及び中和価は、例えば「基準油脂分析試験法(1)」((社)日本油化学協会、1996年)に記載の方法等に従って測定することができる。
炭素数10〜24の脂肪酸としては、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、リンデル酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸、アラキン酸、エイコセン酸、ベヘン酸、エルカ酸、リグノセリン酸、セラコレン酸などが挙げられ、これら脂肪酸のうちいずれかを単独で用いてもよく、複数種を混合して用いてもよい。また、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、大豆油脂肪酸、なたね油脂肪酸、トール油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、カカオ油脂肪酸、ゴマ油脂肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪酸、綿実油脂肪酸などの天然油脂由来の混合脂肪酸を用いることができ、混合脂肪酸を単独で、又は他の脂肪酸と混合して用いることができる。
これら脂肪酸のうち、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヤシ油脂肪酸が好ましく、特にステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸が好ましい。脂肪酸1モルに対するエチレンオキシドの平均付加モル数は2〜100であることが好ましく、さらに好ましくは5〜80、特に好ましくは7〜70である。
市販品として、日油株式会社製のノニオンS−40(ポリオキシエチレンモノステアレート、エチレンオキシド平均付加モル数:70、HLB=18.3)やノニオンO−6(ポリオキシエチレンモノオレート、エチレンオキシド平均付加モル数:14、HLB=13.7)を例示することができる。
本発明に用いられるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、例えば、ソルビタンにエチレンオキシドを付加させた後に、炭素数10〜24の脂肪酸とエステル化反応させて得られる化合物である。
炭素数10〜24の脂肪酸としては、例えば上記で例示したものを使用することができ、その中でもミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヤシ油脂肪酸が好ましく、特にステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸が好ましい。ソルビタン1モルに対するエチレンオキシドの平均付加モル数は2〜100であることが好ましく、さらに好ましくは5〜50、特に好ましくは10〜30である。
ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、通常、モノ体、ジ体、トリ体、テトラ体の各エステルの混合物である。
市販品として、ソルビタン脂肪酸エステルでは、日油株式会社製:ノニオンOP−80R(ソルビタンモノオレート、HLB=4.3)やノニオンOP−83RAT(ソルビタンセスキオレート、HLB=3.7)が例示され、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルでは、日油株式会社製:NOFABLEESO−8520(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、エチレンオキシド平均付加モル数:20、HLB=15.7)、ウィルサーフTF−60(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、エチレンオキシド平均付加モル数:20、HLB=15.7)が例示される。
本発明に用いられるポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、例えば、得られたグリセリン脂肪酸エステルに更にエチレンオキシドを付加する方法などによって得られる化合物である。
炭素数10〜24の脂肪酸としては、例えば上記で例示したものを使用することができ、その中でもミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ヤシ油脂肪酸が好ましく、特にステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸が好ましい。グリセリン1モルに対するエチレンオキシドの平均付加モル数は10〜80であることが好ましく、さらに好ましくは12〜70、特に好ましくは15〜40である。
グリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルは、通常、モノ体、ジ体、トリ体の各エステルの混合物である。
市販品として、グリセリン脂肪酸エステルでは、モノグリMB(グリセロールモノステアレート、HLB=5.5)が例示され、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルでは、日油株式会社製:ユニグリMK−230(ポリオキシエチレンモノココエート、エチレンオキシド平均付加モル数:30、HLB=17.4)が例示される。
本発明に用いられる(E)成分は水であり、化粧品や医薬品等で一般に使用されている物を使用することができる。例えば、日本薬局方で規定する精製水などを使用することができる。
本発明において、上記の(A)成分の含有量は、リーブオン毛髪化粧料中に、0.1〜5質量%であり、好ましくは0.5〜4質量%であり、さらに好ましくは1〜3質量%である。0.1質量%未満では、自然な艶感の付与や毛髪強度を向上させる効果が不十分となるおそれがあり、5質量%を超えると、毛髪や手にべたつきを感じるおそれがある。
本発明において、上記の(B)成分の含有量は、リーブオン毛髪化粧料中に、0.5〜20質量%であり、好ましくは3〜15質量%であり、さらに好ましくは5〜12質量%である。0.5質量%未満では、毛髪補修効果が得られにくくなるおそれがある。20質量%を超えると、組成物の安定性が低下するおそれがある。
本発明において、上記の(D)成分の含有量は、リーブオン毛髪化粧料中に、0.5〜6質量%であり、好ましくは1〜5質量%であり、さらに好ましくは1.5〜4質量%である。0.5質量%未満では、毛髪化粧料の安定性が低下するおそれがあり、6質量%を超えると、べたつき感を生じたり、毛髪強度向上や毛髪補修効果を阻害したりするおそれがある。
なお、(E)成分である水の含有量は、リーブオン毛髪化粧料中、60〜98質量%程度である。
本発明のリーブオン毛髪化粧料には、化粧料に常用されている他の成分、例えば、アルコール類、多価アルコール類、増粘剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、動植物油、鉱物油、シリコーン油、香料、色素、保湿剤、酸化防止剤、無機塩など、本発明の性能を損なわない範囲で、配合することができる。
なお、本発明のリーブオン毛髪化粧料は、pHが4〜7であることが好ましく、この場合、より高い効果が得られるとともに、経時安定性にも優れたものとすることができる。pHは、クエン酸、グルタミン酸や乳酸などの有機酸やその塩を使用して調整することができる。
表1に示すリーブオン毛髪化粧料を調製し、下記の方法により評価を行った。その結果を表1に示す。なお、各成分を予め80℃まで加温し、ホモミキサーで乳化させ、40℃以下まで冷却してリーブオン毛髪化粧料を調製した。リーブオン毛髪化粧料のpHはクエン酸で4〜7に調整した。
※1『パールリーム18』日油株式会社製:イソパラフィン(動粘度:300mm2/S(98.9℃)、平均炭素数72)
※2『パールリーム24』日油株式会社製:イソパラフィン(動粘度:800mm2/S(98.9℃)、平均炭素数96)
※3『パールリーム3』日油株式会社製:イソパラフィン(動粘度:1.4mm2/S(37.8℃)、沸点範囲が185〜215℃、引火点が64℃、イソドデカン含有量が0.4質量%)
※4『パールリーム4』日油株式会社製:イソパラフィン(動粘度:3.1mm2/S(37.8℃)、沸点範囲が220〜252.5℃、引火点が88℃、イソドデカン含有量が0質量%)
※5『KF−995』信越化学工業社製:デカメチルシクロペンタシロキサン
※6『ウィルブライド RP−L』日油株式会社製:N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−L−アルギニン
※7『ノニオン S−40』日油株式会社製:ポリオキシエチレンモノステアレート(EO70モル、HLB=18.3)
※8『モノグリMB』日油株式会社製:グリセロールモノステアレート(HLB=5.5)
※9『AQUPEC HV−501ER』住友精化株式会社製:(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−C30))クロスポリマー(化粧品表示名称、表中ではアルキル変性カルボキシビニルポリマーと表記)
20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、市販シャンプーで洗髪後にドライヤーで乾燥させた。調製したリーブオン毛髪化粧料を2g塗布し、30分間自然乾燥させた後の艶感について下記の基準で評価した。
2点:毛髪に自然な艶感がとても付与されたと感じた場合。
1点:毛髪に自然な艶感がやや付与されたと感じた場合
0点:毛髪に自然な艶感がほとんど付与されなかったり、不自然な艶と感じた場合。
◎:合計点が35点以上。自然な艶感の付与が非常に良好なリーブオン毛髪化粧料である。
○:合計点が30点以上、35点未満。自然な艶感の付与が良好なリーブオン毛髪化粧料である。
△:合計点が20点以上、30点未満。自然な艶感の付与がやや悪いリーブオン毛髪化粧料である。
×:合計点が20点未満。毛髪への自然な艶感の付与が悪いリーブオン毛髪化粧料である。
20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、市販シャンプーで洗髪後にドライヤーで乾燥させた。調製したリーブオン毛髪化粧料を2g塗布する際のべたつきについて下記の基準で評価した。
2点:毛髪や手がべたつかないと感じた場合。
1点:毛髪や手がややべたつくと感じた場合。
0点:毛髪や手がべたつくと感じた場合。
◎:合計点が35点以上。べたつきを感じないリーブオン毛髪化粧料である。
○:合計点が30点以上、35点未満。べたつきをほとんど感じないリーブオン毛髪化粧料である。
△:合計点が20点以上、30点未満。べたつきをやや感じるリーブオン毛髪化粧料である。
×:合計点が20点未満。べたつきを感じるリーブオン毛髪化粧料である。
20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、市販シャンプーで洗髪後にドライヤーで乾燥させた。調製したリーブオン毛髪化粧料を2g塗布する際のまとまりについて下記の基準で評価した。
2点:毛髪がとてもまとまると感じた場合。
1点:毛髪がややまとまると感じた場合。
0点:毛髪がパサついたり、ごわついたりしてまとまり感を感じなかった場合。
◎:合計点が35点以上。まとまる効果が非常に良好なリーブオン毛髪化粧料である。
○:合計点が30点以上、35点未満。まとまる効果が良好なリーブオン毛髪化粧料である。
△:合計点が20点以上、30点未満。まとまる効果がやや不十分なリーブオン毛髪化粧料である。
×:合計点が20点未満。まとまる効果が不十分なリーブオン毛髪化粧料である。
20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、市販シャンプーで洗髪後にドライヤーで乾燥した。その後、パネラーを2つにグループ分けし、10名はリーブオン毛髪化粧料2gを塗布し、残りの10名は何も塗布しなかった。
塗布30分後、各パネラーから5本ずつ毛髪サンプルを採取した。毛髪サンプルは根元からカットし、根元から2.5cmを測定用サンプルとした。ダイヤルシックネスゲージ(G−2.4N、(株)尾崎製作所製)を用いて毛髪の厚さを測定し、断面積を求めた。その後、FUDOHレオメーターRTC((株)レオテック製)の可動部に毛髪を1本固定し、2cm/分で引張り、断裂させるのに必要な強度を測定した。
各パネラーから採取した5本の毛髪サンプルの測定値と断面積の平均を求め、各グループ(10名)の平均値を毛髪強度とした。毛髪強度の向上率を式(II)及び式(III)で求め、以下の基準で評価した。
= リーブオン毛髪化粧料を塗布したグループの毛髪強度(gf/mm2)
/ リーブオン毛髪化粧料を塗布していないグループの毛髪強度(gf/mm2)
×100・・・(III)
○:毛髪強度の向上率が130%以上、140%未満。毛髪強度の向上効果が高いリーブオン毛髪化粧料である。
△:毛髪強度の向上率が120%以上、130%未満。毛髪強度の向上効果がやや低いリーブオン毛髪化粧料である。
×:毛髪強度の向上率が120%未満。毛髪強度の向上効果が低いリーブオン毛髪化粧料である。
20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、パネラーを2つにグループ分けて、10名は毛髪化粧料2gを毎朝夜の1日2回塗布し、残りの10名は何も塗布しなかった。連続90日間試験後、市販シャンプーで洗髪後に各パネラーから5本ずつ毛髪サンプルを採取した。毛髪サンプルは根元からカットし、根元から2.5cmを測定用サンプルとした。この測定用サンプルはリーブオン毛髪化粧料が塗布されていない状態である。
上記と同様に、ダイヤルシックネスゲージ(G−2.4N、(株)尾崎製作所製)を用いて毛髪の厚さを測定し、断面積を求めた。その後、FUDOHレオメーターRTC((株)レオテック製)の可動部に毛髪を1本固定し、2cm/分で引張り、断裂させるのに必要な強度を測定した。
各パネラーから採取した5本の毛髪サンプルの測定値と断面積の平均を求め、各グループ(10名)の平均値を毛髪強度とした。毛髪強度の向上率を上記の式(II)及び式(III)で求め、以下の基準で評価した。
○:毛髪強度の向上率が110%以上、115%未満。長期使用により、髪本来の毛髪強度向上効果が高いリーブオン毛髪化粧料である。
△:毛髪強度の向上率が105%以上、110%未満。長期使用により、髪本来の毛髪強度向上効果がやや低いリーブオン毛髪化粧料である。
×:毛髪強度の向上率が105%未満。長期使用により、髪本来の毛髪強度向上効果が低いリーブオン毛髪化粧料である。
ヘアカラーやパーマで毛髪にダメージを受けた20名の女性(23〜55才)をパネラーとし、毎朝夜の1日2回の頻度で毛髪化粧料2gを塗布し、90日間連続で使用した。市販シャンプーで洗髪後、毛髪に何も塗布されていない状態において、毛髪補修効果を下記の基準で評価した。
2点:試験開始前よりも毛髪にハリ・コシや艶が出たと感じた場合。
1点:試験開始前よりも毛髪にハリ・コシや艶がやや出たと感じた場合。
0点:試験開始前と同等、または毛髪にハリ・コシや艶がなくなったと感じた場合。
◎:合計点が35点以上。毛髪修復効果が高いリーブオン毛髪化粧料である。
○:合計点が30点以上、35点未満。毛髪補修効果があるリーブオン毛髪化粧料である。
△:合計点が20点以上、30点未満。毛髪補修効果がやや低いリーブオン毛髪化粧料である。
×:合計点が20点未満。毛髪補修効果が低いリーブオン毛髪化粧料である。
実施例1〜5の結果より、本発明のリーブオン毛髪化粧料によれば、いずれも、使用時に手や毛髪がべたつき難く、自然な艶感が毛髪に付与され、更にまとまりやすくなって毛髪強度が向上し、ハリ・コシや艶が改善するなど毛髪修復効果が長期的に発揮された。
比較例2では、(A)成分が含まれていないため、自然な艶感の付与や長期使用による毛髪強度の向上がほとんど見られず、まとまり感が不十分であり、毛髪強度の向上効果がやや低かった。
比較例3では、(B)成分が含まれていないことから、毛髪になじませ難く、べたつきが生じてまとまりが悪くなり、自然な艶感を付与する効果や毛髪補修効果も不十分であった。
比較例5では、(B)成分に代えて、揮発性のシリコーン油であるシクロペンタシロキサンが含まれているため、自然な艶感の付与やまとまり感が不十分であり、長期間使用後の毛髪補修効果が低かった。
比較例6では、(C)成分に代えて、酸性アミノ酸であるグルタミン酸ナトリウムが含まれているため、まとまり感が低下し、長期使用による毛髪強度の向上や毛髪補修効果が不十分だった。
Claims (1)
- (A)平均炭素数が50〜250であるイソパラフィンを0.1〜5質量%、
(B)炭素数が12〜16のイソパラフィンを含み、2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタン含有量が10質量%未満であり、37.8℃における動粘度が0.1〜10mm 2 /Sであるパラフィン混合物を0.5〜20質量%、
(C)塩基性アミノ酸及び式(I)で表されるアルギニン誘導体からなる群から選ばれる1または2の化合物を0.05〜5質量%、
(D)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれる1または2以上のエステル型非イオン性界面活性剤を0.5〜6質量%、
(E)水を含有し、
(A)と(B)の質量比(A)/(B)が0.05〜1であることを特徴とするリーブオン毛髪化粧料。
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