JP6253598B2 - オキサゾール化合物の製造方法 - Google Patents
オキサゾール化合物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6253598B2 JP6253598B2 JP2014560591A JP2014560591A JP6253598B2 JP 6253598 B2 JP6253598 B2 JP 6253598B2 JP 2014560591 A JP2014560591 A JP 2014560591A JP 2014560591 A JP2014560591 A JP 2014560591A JP 6253598 B2 JP6253598 B2 JP 6253598B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- compound represented
- group
- compound
- alkyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D263/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
- C07D263/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
- C07D263/30—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D263/32—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Description
で表される化合物。
(a)一般式(6)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(8)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(8)で表される化合物を脱ベンジル化させて、一般式(9)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(9)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、及び
(d)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(a’)一般式(3)で表される化合物と一般式(4)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(3’)で表される化合物を製造する工程、
(b’)一般式(3’)で表される化合物を加水分解して、一般式(5)で表される化合物を製造する工程、及び
(c’)一般式(5)で表される化合物をアンモニアと縮合反応(アミド化反応)させて、一般式(6)で表される化合物を製造する工程
を含む製法で製造される、製造方法。
(a)一般式(6)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(8)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(8)で表される化合物を脱ベンジル化させて、一般式(9)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(9)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(12)で表される化合物の水酸基を脱離基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(f)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(g)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(h)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(e)一般式(12)で表される化合物の水酸基を脱離基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(f)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(g)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(h)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(a)一般式(28)で表される化合物と一般式(32)で表される化合物とを反応させて、一般式(33)で表される化合物を製造する工程、及び
(b)一般式(33)で表される化合物を加水分解して、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(a’)一般式(3’)で表される化合物を脱ベンジル化して、一般式(29)
で表される化合物を製造する工程、
(b’)一般式(29)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(30)で表される化合物を製造する工程、
(c’)一般式(30)で表される化合物を加水分解して、一般式(31)で表される化合物を製造する工程、及び
(d’)一般式(31)で表される化合物をアンモニアと縮合反応(アミド化反応)させて、一般式(28)で表される化合物を製造する工程
を含む製法で製造される、製造方法。
(a)一般式(28)で表される化合物と一般式(32)で表される化合物とを反応させて、一般式(33)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(33)で表される化合物を加水分解して、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(12)で表される化合物の水酸基を脱離基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(f)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(a)一般式(28)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(12)で表される化合物の水酸基を脱離基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(f)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
(a)一般式(20)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(22)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(22)で表される化合物を還元させて、一般式(23)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(23)で表される化合物の水酸基を脱離基(X6)に変換させて、一般式(24)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(24)で表される化合物と一般式(25)で表される化合物とを反応させた後、酸で処理して、一般式(26)で表される化合物を製造する工程、及び
(e)一般式(26)で表される化合物と一般式(27)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(2)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
1.一般式(1)で表される化合物の製法
一般式(1)で表される化合物は、反応式−1で示される反応工程を経て製造される。
(式中、R1は低級アルキル基又はハロゲン置換低級アルキル基であり、R2は低級アルキル基であり、R5は低級アルキル基であり、R11は低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基又は式:−CY2COOR12(Yはハロゲン原子、R12はアルカリ金属原子又は低級アルキル基を示す)で示される基であり、Ar1は置換基として低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基、低級アルコキシ基及びハロゲン置換低級アルコキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個の基で置換されたフェニル基、又は置換基として低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基、低級アルコキシ基及びハロゲン置換低級アルコキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個の基で置換されたピリジル基であり、X1、X2、X3及びX9は同一又は異なってハロゲン原子であり、X4は脱離基であり、Mはアルカリ金属原子である。)
化合物(3’)は、塩基の存在下に化合物(3)と化合物(4)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(5)は、化合物(3’)を加水分解することにより製造することができる。
化合物(6)は、化合物(5)をアンモニアと縮合反応(アミド化反応)させることにより製造することができる。
化合物(8)は、化合物(6)と化合物(7)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(9)は、化合物(8)を脱ベンジル化することにより製造することができる。
化合物(11)は、塩基の存在下に化合物(9)と化合物(10)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(12)は、化合物(11)を還元することにより製造することができる。
化合物(13)は、化合物(12)の水酸基を脱離基(X4)に変換することにより製造することができる。
化合物(15)は、化合物(13)と化合物(14)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(16)は、化合物(15)をメチルアミンと反応させることにより製造することができる。
化合物(1)は、化合物(16)を、化合物(17)又は化合物(17’)と縮合反応させることにより製造することができる。
で表すことができる。
化合物(3’)→(29):
化合物(29)は、化合物(3’)を脱ベンジル化することにより製造することができる。この反応は、反応式−1の化合物(8)→(9)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(30)は、化合物(29)と化合物(10)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。この反応は、反応式−1の化合物(9)+(10)→(11)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(31)は、化合物(30)を加水分解することにより製造することができる。この反応は、反応式−1の化合物(3’)→(5)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。上記の化合物(29)から化合物(30)を経て化合物(31)を製造する工程は、ワンポットで実施することもできる。
化合物(28)は、化合物(31)をアンモニアと縮合反応(アミド化)させることにより製造することができる。この反応は、反応式−1の化合物(5)→(6)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(28)から化合物(11)を製造する反応は、反応式−1の化合物(6)→(8)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
本反応は反応式−1の化合物(11)→(12)の反応条件に従い行うことができる。
化合物(33)は、化合物(28)と化合物(32)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(12)は、化合物(33)を加水分解することにより製造することができる。この反応は、反応式−1の化合物(3’)→(5)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。上記の化合物(28)から化合物(33)を経て化合物(12)を製造する工程は、ワンポットで実施することもできる。
で表される化合物が好ましい。
2.一般式(2)で表される化合物の製法
一般式(2)で表される化合物は、反応式−3で示される反応工程を経て製造される。
エステル化合物(18)は、カルボン酸化合物(18’)を、公知の方法によりエステル化(メチルエステル化)することにより製造することができる。
化合物(19)は、化合物(18)の水酸基をベンジルオキシ基に変換(ベンジル化反応)した後、エステル(メチルエステル)を加水分解することにより製造することができる。
化合物(20)は、化合物(19)をアンモニアと縮合反応(アミド化反応)させることにより製造することができる。上記反応は、反応式−1の化合物(5)→(6)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(22)は、化合物(20)と化合物(7)とを反応させることにより製造することができる。具体的には、化合物(20)と化合物(7)を反応させることにより、或いは化合物(20)にピルビン酸エステル(21)及びハロゲン化剤を反応させることにより製造することができる。上記反応は、反応式−1の化合物(6)→(8)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(23)は、化合物(22)を還元することにより製造することができる。上記反応は、反応式−1の化合物(11)→(12)の反応条件に従い又は準じて行うことができる。
化合物(24)は、化合物(23)の水酸基を脱離基(X6)に変換することにより製造することができる。
化合物(26)は、化合物(24)と化合物(25)を反応させた後、酸で処理することにより製造することができる。
で表される化合物を得る。ついで化合物(26’)は酸との反応に供される。
化合物(2)は、塩基の存在下に化合物(26)と化合物(27)とを反応させることにより製造することができる。
下記の反応式に従い、化合物(1a)を製造した。
化合物(3) 50g(184mmol)とDMF 500ml、炭酸カリウム 76.1g(3eq.)を反応容器に仕込み、臭化イソプロピル(4a)51.7ml(3eq.)を加えて約80℃にて4時間加熱した。室温まで冷却後、水 500mlを加え、無機塩を溶解した後、AcOEt 500mlを加え、抽出分液した。有機層を水500mlで2回洗浄した後、濃縮乾固し、4−(ベンジルオキシ)−3−イソプロポキシ安息香酸エチルの油状物を得た。得られた油状物にEtOH 500mlを加え溶解し、25%NaOH水溶液 50mlを加え、50℃以上で約1時間 加熱攪拌した。反応後、水250mlと濃塩酸 50mlを加え、反応混合物を冷却し、析出晶を濾取、80℃にて乾燥して化合物(5a)結晶 48.65gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.39(d, J = 6.0 Hz, 6H), 4.61(sept, J = 6.0 Hz, 1H), 5.21(s, 2H), 6.94(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.29-7.45(m, 5H), 7.65(d, J = 2.1Hz, 2H), 7.69(dd, J = 8.4Hz, 2.1 Hz, 2H)。
化合物(5a) 48g(168mmol)をアセトニトリル 480mlに加え、次にCDI(1,1’−カルボニルジイミダゾール)32.6g(1.2eq.)を加えて55℃にて1時間撹拌し、活性エステル溶液とした。この溶液を水432mlと25%アンモニア水 48mlの混合溶液に加えて攪拌し、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥し、化合物(6a) 45.83gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.38(d, J = 6.3Hz, 6H), 4.62(sept, J = 6.3Hz, 1H), 5.19(s, 2H), 6.91(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.27-7.49(m, 7H)。
化合物(6a) 20g(70.1mmol)をEtOH 300mlに加え、ブロモピルビン酸エチル(7a)26.5ml(3eq.)を加えて5時間加熱還流した。反応後、水 150mlを加え冷却し、析出晶を濾取、60℃にて乾燥して化合物(8a) 15.96gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.39(d, J = 6.3Hz, 6H), 1.41(t, J = 6.9Hz, 3H),4.43 (sept, J = 6.3Hz, 1H), 5.19(s, 2H), 6.97(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.28 -7.46 (m, 5H),7.64 (dd, J = 8.4Hz, 1.8Hz, 1H),7.69 (d, J = 1.8Hz, 1H),8.22 (s, 1H)。
化合物(8a) 32g(83.9mmol)とEtOH 640mLを加圧容器に加え、次に5%Pd-C(wet)6.9gを加え、約10℃に冷却し、H2ガス(理論量 1eq.)を吸収させた。吸収終了後、室温付近まで加熱し、触媒を濾去した後、濾液を約90mlまで濃縮した。濃縮した反応液に水96mlを加え、析出晶を濾取、60℃にて乾燥して化合物(9a) 22.9gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.40(d, J = 6.0Hz, 6H), 1.41(t, J = 7.2Hz, 3H),4.43 (q,J = 7.2Hz, 2H),4.43 (sept, J = 6.0Hz, 1H), 6.04(s, 1H), 6.99(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.61(dd, J = 8.4Hz, 1.8Hz, 1H),7.65 (d, J = 1.8Hz, 1H),8.21 (s, 1H)。
化合物(9a) 40g(137mmol)とクロロジフルオロ酢酸ナトリウム(10a)25.1g(1.2eq.)をDMF 400mlに溶解後、炭酸カリウム 22.8g(1.2eq.)を加え、約80℃にて1時間加熱攪拌した。室温付近まで冷却後、水 600mlとAcOEt 600mlを加え、抽出分液した。有機層を5%NaCl水溶液 400mlで洗浄した後、濃縮乾固し、化合物(11a)の油状物を得た。得られた油状物をEtOH 200mlに溶かし、濃塩酸 20mlを加え、30分加熱還流した。反応後、EtOHを留去し、残渣オイルにCPME(シクロペンチルメチルエーテル)400mlを加え溶解し、1N-NaOH水溶液 240mlで2回洗浄した。有機層をさらに水400mlで2回洗浄した後、濃縮乾固し、化合物(11a)の固体 24.4gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.40(d, J = 6.0Hz, 6H), 1.42(t, J = 7.2Hz, 3H),4.44 (q,J = 7.2Hz, 2H),4.72 (sept, J = 6.0Hz, 1H), 6.64(t, J = 75Hz, 1H), 7.24(d, J = 8.1Hz, 1H), 7.66(dd, J = 8.1Hz, 1.8Hz, 1H),7.75 (d, J = 1.8Hz, 1H),8.26 (s, 1H)。
化合物(11a) 0.5g(1.46mmol)と塩化亜鉛 0.2g(1eq.)、をDME 2.5mlに加えて冷却した。次にNaBH4 0.11g(2eq.)を加え、加熱還流下 1時間反応した。この反応液を冷却し、水5mlと濃塩酸0.75mlの混合溶液に加えた。冷却して攪拌を行い、析出晶を濾取、60℃にて乾燥して化合物(12a) 0.37gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.40(d, J = 5.7Hz, 6H), 2.33(br-s, 1H),4.64 -4.77 (m,3H),6.63(t, J = 75Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 8.4Hz, 1.8Hz, 1H),7.65 (s, 1H),7.67 (d, J = 1.8Hz, 1H)。
化合物(12a) 13g(43.4mmol)をAcOEt 260mlに加えて加熱溶解し、冷却後トリエチルアミン12.1ml(2eq.)を加えて攪拌した。この溶液に塩化メタンスルホニル5.0ml(1.5eq.)を滴下し、室温で1時間攪拌した。次にLiBr 11.3g(3eq.)を加え、30℃で1時間反応(Br化)した。反応後、水260mlを加えて抽出した。有機層を濃縮乾固し、化合物(13a)の固体 15.13gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.41(d, J = 6.0Hz, 6H), 4.44(s, 2H),4.71 (sept,J = 6.0 Hz, 1H),6.63(t, J = 75Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.1Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 8.1Hz, 2.4 Hz, 1H),7.70 (s, 1H)。
化合物(13a) 20g(55.2mmol)をDMF 200mlに溶解し、フタルイミドカリウム(14a)15.34g(1.5eq.)を加え、80℃にて1時間加熱攪拌した。室温付近まで冷却後、水200mlを加え、析出晶を濾取した。得られた結晶を80℃にて乾燥し、化合物(15a) 20.57gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.38(d, J = 6.3Hz, 6H), 4.68(sept,J = 6.3 Hz, 1H),6.60(t, J = 75Hz, 1H), 7.18(d, J = 8.4Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 8.4Hz, 1.8 Hz, 1H),7.61 (d, J = 1.8Hz, 1H), 7.71-7.72(m, 2H), 7.85-7.90(m, 2H)。
化合物(15a) 10g(23mmol)と40%メチルアミン水溶液 20mlをMeOH 80mlに加え、30分加熱還流した。反応後、MeOHを留去し、1N-NaOH水溶液 120mlとAcOEt 100mlを加えて抽出した。有機層を5%NaCl水溶液 120mlで2回洗浄した後、濃縮乾固し、残渣にCPME 150mlを加え溶解した後に4N-HCl/CPME溶液 6ml(1.04eq.)を滴下した。反応液を冷却後、析出晶を濾取し、60℃にて乾燥して化合物(16a) 6.39gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.37(d, J = 6.3Hz, 6H), 4.24 (br-s, 2H), 4.64 (sept,J = 6.3 Hz, 1H),6.59(t, J = 75Hz, 1H), 7.16(d, J = 8.7Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8.7Hz, 1H),7.56 (s, 1H), 7.90(s, 1H), 8.84 (br-s, 2H)。
化合物(16a) 20g(59.7mmol)をAcOEt 400mlに加え、次に5%重曹水200mlを加えて50℃で約10分撹拌した。分液した後に有機層を5%NaCl水溶液 200mlで洗浄し、濃縮乾固した。残渣にアセトン400ml、2-エトキシ安息香酸10.4g(1.05eq.)、WSC 12.6g(1.1eq.)、HOBt 8.88g(1.1eq.)を加え、1時間加熱還流した。反応終了後、25%NaOH水溶液 40mlを加え、さらに10分加熱還流した。次に反応液よりアセトンを200ml留去し、水200mlとAcOEt 200mlを加えて抽出した。有機層を1N-HCl水溶液 220ml、5%NaCl水溶液 200ml、水60mlで洗浄した後、濃縮乾固して油状物を得た。この油状物にEtOH 100mlと水40mlを加え溶解し、種晶を加えて冷却熟成した後、析出晶を濾取、35-40℃にて乾燥して化合物(1a) 18.58gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.40 (d, J = 6.3 Hz, 6H), 1.49 (t, J = 6.9 Hz, 3H), 4.19 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 4.62-4.74(m, 3H), 6.63 (t, J = 75 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.21-7.26(m, 1H), 7.40-7.46(m, 1H), 7.57-7.65(m, 2H), 7.67 (1H, s), 8.24 (dd, J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 8.57 (br-s, 1H)。
下記の反応式に従い、化合物(1b)を製造した。
化合物(3) 5.3gとエタノール 75ml、DBU 8.9gを仕込み、臭化イソブチル(4b) 8ml(3eq.)を加えて終夜加熱還流した。室温まで冷却後、エタノールを減圧留去して反応液を濃縮し、AcOEt 50mlを加え、抽出分液した。有機層を水50mlで2回洗浄した後に有機層を濃縮乾固し、4−(ベンジルオキシ)−3−イソブトキシ安息香酸エチルの固体を得た。得られた固体にアセトニトリル 50mlを加え溶解し、10%NaOH水溶液 28mlを加え、40℃以上で終夜加熱攪拌した。反応後、濃塩酸を加え、析出晶を冷却熟成後、濾取、80℃にて乾燥して化合物(5b)の白色結晶 4.67gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.07(d, J = 6.9Hz, 6H), 2.18(sept, J = 6.9Hz, 1H),3.85(d,J = 6.9Hz, 2H),5.22(s, 2H), 6.94(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29-7.47(m, 5H), 7.60(d, J = 1.8Hz, 1H),7.69 (dd, J = 8.4 Hz, 1.8Hz, 1H)。
(2-2)化合物(1b)の合成
化合物(5a)に代えて化合物(5b)を用いること以外、実施例1の工程(1-2)〜(1-10)と同様に又は準じて処理することにより、化合物(1b)を得た。各工程で製造される化合物の1H NMRデータを以下に示す。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.06(d, J = 6.6Hz, 6H), 2.16(sept, J = 6.6Hz, 1H),3.85 (d,J = 6.6Hz, 2H),5.19 (s, 2H), 6.91(d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.22-7.47(m, 7H)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ1.07(d, J = 6.6Hz, 6H), 1.41 (t, J = 7.2Hz, 3H), 2.19(sept, J = 6.6Hz, 1H),3.88 (d,J = 6.6Hz, 2H),4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 5.19(s, 2H), 6.97(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.28-7.47(m, 5H), 7.60(dd, J = 8.4 Hz, 1.8Hz, 1H), 7.66(d, J = 1.8Hz, 1H), 8.22 (s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ1.06(d, J = 6.8Hz, 6H), 1.41 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 2.15 (sept, J = 6.8Hz, 1H),3.91 (d,J = 6.8Hz, 2H),4.43 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 5.96(s, 1H), 6.99(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.61(dd, J = 8.0 Hz, 2.0 Hz, 1H),7.64 (d, J = 2.0Hz, 1H), 8.21 (s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ1.07(d, J = 6.4Hz, 6H), 1.42 (t, J = 7.2Hz, 3H), 2.15 (sept, J = 6.4Hz, 1H),3.88 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.45(q, J = 7.2Hz, 2H), 6.63 (t, J = 74.8 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.64(dd, J = 8.4Hz, 2.0 Hz, 1H),7.73 (d, J = 2.0Hz, 1H), 8.27 (s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ1.06(d, J = 6.8Hz, 6H), 2.17(sept, J = 6.8Hz, 1H),2.54 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 3.88 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.69 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 6.62 (t, J = 75.2 Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.58(dd, J = 8.4 Hz, 1.6 Hz, 1H),7.64 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ1.07(d, J = 6.8Hz, 6H), 2.17(sept, J = 6.8Hz, 1H),3.88 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 4.44 (s, 2H), 6.62 (t, J = 75.2 Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.59(dd, J = 8.4 Hz, 2.0 Hz, 1H),7.63 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ1.06(d, J = 6.3Hz, 6H), 2.15(sept, J = 6.3Hz, 1H),3.86 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 4.87 (s, 2H), 6.59 (t, J = 75 Hz, 1H), 7.19(d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.26-7.61(m, 2H),7.68 (s, 1H), 7.72-7.91 (m, 4H)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ1.05(d, J = 6.6Hz, 6H), 2.17(sept, J = 6.6Hz, 1H),3.85(d, J = 6.3 Hz, 2H), 3.89(s, 2H), 6.62(t, J = 75 Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.1Hz, 1 H), 7.56(s, 1H),7.58(d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.63(s, 1H)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ1.06(d, J = 6.3Hz, 6H), 2.11(sept, J = 6.3Hz, 1H),2.76 (s, 3H), 3.88(d, J = 6.3 Hz, 2H), 4.60(d, J = 6.0 Hz, 2H), 6.61(t, J = 75 Hz, 1H), 7.20-7.33(m, 2H), 7.57-7.62(m, 3H),7.68(s, 1H), 8.39(br-s, 1H), 8.60 (br-s, 1H)。
相当する適切な原料化合物を使用して、実施例1及び2に記載された製造方法に従い、実施例3〜6において化合物(1c)〜(1f)を合成した(表1)。
下記の反応式に従い、化合物(2a)を製造した。
イソバニリン酸 50g(0.3mol)とMeOH 500ml、塩化チオニル 23.6mlを反応容器に仕込み、2時間加熱還流した。冷却後、25%NaOH水溶液で中和し、水250ml、活性炭 2.5gを加え、室温攪拌後、不溶物をろ過した。ろ液を濃縮し、AcOEt 350mlで抽出した。有機層を分離後、溶媒を留去して化合物(18a)の油状物 54gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ3.90 (s, 3H), 3.98 (s, 3H), 5.63 (s, 1H), 6.67 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.58-7.63 (m, 2H)。
化合物(18a) 2g(11mmol)とトルエン 10ml、塩化ベンジル 1.8g(1.3当量)TBAC 0.31g(0.1当量)を反応容器に仕込み、80℃で2時間加熱した。50℃まで冷却し、分液操作にて有機層を分離後、MeOH 4mlと25%NaOH水溶液 4mlを加えて2時間加熱還流した。冷却後、塩酸3mlを加えて攪拌し、析出晶をろ取した。得られた結晶を60℃にて乾燥し、化合物(19a)の結晶 2.55gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 3.95 (s, 3H), 5.19 (s, 2H), 6.94 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29-7.48 (m, 5H), 7.65 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.77 (dd, J = 8.4 Hz, 1.8 Hz, 1H)。
化合物(19a) 78.5g(0.3mol)とトルエン 400ml、塩化チオニル 39.8g(1.1当量)、NMP 7.9ml(0.1当量)を反応容器に仕込み、室温で2時間攪拌した。生成した酸クロリドの溶液を25%アンモニア水 157ml、水 235.5mlの混合液に氷冷攪拌下にて滴下した。反応液にアセトン157mlを加えて50℃にて30分攪拌し、室温まで冷却した。析出晶をろ取し、60℃にて乾燥後化合物(20a)の結晶 68.6gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 3.93 (s, 3H), 5.18 (s, 2H), 5.67 (br-s, 2H), 6.90 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.28-7.85 (m, 7H)。
ピルビン酸エチル(21a) 10gとDME 100mlを仕込み、臭素 4mlを滴下して60℃にて1時間加熱攪拌した。そこに工程(7-3)で合成した化合物(20a) 8.9gを加え、8時間加熱還流した。反応終了後、水100mlを加えて冷却し、析出晶をろ取した。得られた結晶を60℃にて加熱乾燥し、化合物(22a)の結晶 6.92gを得た。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 1.41(d, J = 7.5Hz, 3H), 3.93(s, 3H),4.43 (q, J = 7.5Hz, 2H),6.96(d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.30-7.49(m, 2H), 7.71 (d, J = 2.0Hz, 1H),8.22 (s, 1H)。
化合物(22a) 6.92g(20mmol)とDME 70ml、塩化亜鉛 2.67g(1当量)、NaBH4 1.48g(2当量)を反応容器に仕込み、50℃にて5時間加熱攪拌した。冷却後、水 70ml、塩酸 3.5mlを加えて攪拌し、析出晶をろ取した。得られた結晶を60℃にて乾燥し、化合物(23a) 6.1gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 2.72 (d, J = 4.8Hz, 1H),3.92 (s, 3H),4.66 (d, J = 4.8 Hz, 2H),5.20 (s, 2H),6.95(d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.28-7.67(m, 8H)。
化合物(23a) 8.8gとアセトン88ml、トリエチルアミン4.3gを反応容器に仕込み、氷冷攪拌下にてMsCl 3.89gを滴下した。滴下終了後さらに1時間攪拌し、臭化リチウム12.3gを加えて2時間攪拌した。反応終了後、水88mlを加えて析出晶をろ取した。得られた結晶を60℃にて乾燥し、化合物(24a) 9.5gを得た。
1H NMR (CDCl3, 500 MHz) δ 3.93(s, 3H),4.43 (s, 2H),5.21 (s, 2H),6.95(d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30-7.49 (m, 2H), 7.62 (d, J = 2.0Hz, 1H),7.65 (s, 1H)。
化合物(24a) 9.25gと化合物(25a)(市販されているか又はHong-yu Liら, Tetrahedron, 2007, 63, 11763-11770の記載に従い製造できる) 15.4gをDMF 92mlに溶かし、氷冷攪拌下K2CO3 5.1gを加えて2時間攪拌した。反応終了後、水 46mlと酢酸エチル 93mlを加えて抽出した。有機層を重曹水で洗浄後、MeOH 18.5ml、48%臭化水素酸 74mlを加え、2時間加熱還流した。反応終了後、水、酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を重曹水で洗浄して分離し、濃縮乾固した。粗製物を50%含水エタノール93mlで再結晶し、得られた結晶を50℃にて乾燥することにより化合物(26a) 4.74gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 2.57 (s, 3H),3.00 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.93 (s, 3H), 5.68 (s, 1H), 6.89 (dd, J = 7.8 Hz, 1.2 Hz, 1H), 7.29-7.41(m, 1H), 7.44 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.51-7.60(m, 3H), 8.49 (dd, J = 4.5 Hz, 1.2 Hz, 1H)。
化合物(26a)2.95gと炭酸カリウム 3.6g、臭化イソプロピル(27a)3.2gをDMF 30mlに加えて60℃にて3時間加熱攪拌した。反応液を冷却後、水30mlを加えてさらに冷却した。析出晶をろ取し、50℃にて乾燥することにより化合物(2a) 3.17gを得た。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.39 (d, J = 6.0 Hz, 6H), 2.62 (s, 3H), 3.00 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.59 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.89 (s, 3H), 4.65 (tt, J = 6.0 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.31-7.34(m, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.53-7.59(m, 3H), 8.50 (dd, J = 4.5 Hz, 1.2 Hz, 1H)。
下記の反応式に従い、化合物(2b)を製造した。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ1.42(t, J = 7.2Hz, 3H), 4.44(q, J = 7.2Hz, 2H),5.22 (s, 2H), 6.64 (t, J = 74.7 Hz, 1H), 7.24-7.48(m, 6H), 7.70(dd, J = 8.4 Hz, 2.1 Hz, 1H),7.85 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.27 (s, 1H)。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ2.06(br-s, 1H), 4.69(br-s, 2H),5.22 (s, 2H), 7.25-7.48 (m, 6H), 7.60-7.66(m, 2H),7.75 (s, 1H)。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ4.45(s, 2H),5.22 (s, 2H), 6.63 (t, J = 74.7 Hz, 1H), 7.25-7.49(m, 6H), 7.64(dd, J = 8.4 Hz, 1.8 Hz, 1H),7.72 (s, 1H), 7.76 (d, J = 1.8Hz, 1H)。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ2.57 (s, 3H), 3.01 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.60 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 5.76 (s, 1H), 6.58 (t, J = 75 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.30-7.33 (m, 1H), 7.45-7.67 (m, 4H), 8.50 (dd, J = 4.5 Hz, 1.2 Hz, 1H)。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 1.39 (d, J = 6.0 Hz, 6H), 2.58 (s, 3H), 3.02 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.61 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 4.69 (sept, J = 6.0 Hz, 1H), 6.61 (t, J = 75 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.31-7.35 (m, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.53-7.63 (m, 3H), 8.51 (dd, J = 4.8 Hz, 0.9 Hz, 1H)。
相当する適切な原料化合物を使用して、実施例7及び8に記載された製造方法に従い、実施例9〜17において化合物(2c)〜(2k)を合成した(表2)。
下記の反応式に従い、化合物(12a)を製造した。
化合物(3)50.0g(184mmol)とDMF 200ml、炭酸カリウム50.8g (2eq.)を反応容器に仕込み、臭化イソプロピル 34.5ml(2eq.)を加えて約80℃にて3時間加熱した。室温まで冷却後、水300mlを加え、無機塩を溶解した後、EtOAc 300mlを加え、抽出分液した。有機層を水500mlで洗浄した後、濃縮乾固し、4−(ベンジルオキシ)−3−イソプロポキシ安息香酸エチルの油状物を得た。得られた油状物とIPA 100mlを加圧容器に加え、次に5%Pd-C (wet) 1.00gを加え、室温にてH2ガス(理論量1eq.)を吸収させた。吸収終了後、触媒を濾去し、濾液を濃縮乾固した。濃縮した反応液にMeOH 50mlと水100mlを加え、冷却熟成後、析出晶を濾取、40℃にて乾燥して化合物(29a) 39.4gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ 1.35 (t, J=7.3 Hz, 3H)、1.36 (d, J=6.4 Hz, 6H)、4.32 (q, J=7.3 Hz, 2H), 4.67 (sept, J=6.4 Hz, 1H)、6.08(s, 1H)、6.92 (d, J=8.3 Hz, 1H)、7.53 (d, J=1.8 Hz, 1H)、7.60 (dd, J=8.3 Hz, 1.8 Hz, 1H)。
化合物(29a) 148g(660mmol)とクロロジフルオロ酢酸ナトリウム121g(1.2eq.)、炭酸カリウム109g(1.2eq.)にDMF 1480mlを加え、約90℃にて2時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、無機塩を濾去し、AcOEt 1480mlと水1480mlを加え、抽出分液した。再び水層をAcOEt 740mlで抽出した後、集めた有機層を濃縮乾固し、油状物を得た。得られたオイルにEtOH 740ml を加え溶解し、濃塩酸148mlを加え、1時間加熱還流した。反応後、EtOHを留去し、残渣に水740ml、トルエン1480ml、25%NaOH水溶液148mlを加え、抽出分液した。有機層を水740mlで洗浄した後、濃縮乾固し、油状物を得た。得られた油状物にMeOH 592mlを加え溶解し、25%NaOH水溶液104mlを加え、1時間加熱還流した。30℃以下に冷却後、水888ml、濃塩酸74.0mlを加え、冷却熟成後、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥して、化合物(31a) 95.1gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ 1.38 (d, J=6.0 Hz, 6H)、 4.65 (sept, J=6.0 Hz, 1H)、6.65(t, J=75 Hz, 1H)、7.21 (d, J=8.7 Hz, 1H)、7.68 (d, J=2.0 Hz, 1H)、7.69 (dd, J=8.7 Hz, 2.0 Hz, 1H)。
化合物(31a) 87.0g(353mmol)をアセトニトリル261mlに加え、次にCDI(1,1’−カルボジイミダゾール)68.8g(1.2eq.)を加えて室温にて1時間攪拌し、活性エステル溶液とした。この溶液を水1044mlと25%アンモニア水87.0mlの混合溶液に加え、0℃にて2時間攪拌し、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥して化合物(28a) 79.5gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ 1.36 (d, J=6.0 Hz, 6H)、 4.65 (sept, J=6.0 Hz, 1H)、5.64 (br-s, 1H)、6.03 (br-s, 1H)、6.61(t, J=75 Hz, 1H)、7.17 (d, J=8.3 Hz, 1H)、7.23 (dd, J=8.3 Hz, 1.8 Hz, 1H)、7.53 (d, J=1.8 Hz, 1H)。
化合物(28a) 50.0g(204mmol)とモレキュラーシーブス3A(MS 3A) 50.0gにトルエン50.0mlを加え、次に1−アセトキシ−3−クロロアセトン(1,3-ACA) 36.0ml(1.5eq.)を加え、22時間加熱還流した。トルエン100mlを加え、室温まで冷却後、MS 3Aを濾去した。得られた溶液にトルエン250mlと水100ml、25%NaOH水溶液25mlを加え、抽出分液した。得られた有機層を濃縮乾固し、油状物を得た。得られた油状物をMeOH 250mlに溶かし、水200mlと25%NaOH水溶液50mlを加え、15分間加熱還流した。冷却熟成後、析出晶を濾取、得られた結晶を80℃にて乾燥して、化合物(12a)の粗製物を得た。この粗製物をMeOH 100mlに加熱溶解し、水100mlを加えた。析出晶を冷却熟成後、濾取、80℃にて乾燥して化合物(12a) 49.6gを得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 1.40(d, J = 6.0Hz, 6H), 2.33(br-s, 1H),4.68 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 4.70(sept, J = 6.0 Hz, 1H),6.62(t, J = 75Hz, 1H), 7.22(d, J = 8.2Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 8.2Hz, 1.8Hz, 1H),7.64 (s, 1H),7.66 (d, J = 1.8Hz, 1H)。
下記の反応式に従い、化合物(12b)を製造した。
化合物(3) 48.0g(176mmol)とDMF 192ml、炭酸カリウム48.8g (2eq.)を反応容器に仕込み、臭化イソブチル 38.3ml(2eq.)を加えて約80℃にて2時間加熱した。室温まで冷却後、水288mlを加え、無機塩を溶解した後、EtOAc 288mlを加え、抽出分液した。有機層を水480mlで洗浄した後、濃縮乾固し、4−(ベンジルオキシ)−3−イソブトキシ安息香酸エチルの油状物を得た。得られたオイルとTHF 96mlを加圧容器に加え、次に5%Pd-C (wet) 960mgを加え、室温にてH2ガス(理論量1eq.)を吸収させた。吸収終了後、触媒を濾去し、濾液を濃縮乾固した。濃縮した反応液にMeOH 48mlと水96mlを加え、冷却熟成後、析出晶を濾取、40℃にて乾燥して化合物(29b) 41.2gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ 1.03 (d, J=6.4 Hz, 6H)、1.36 (t, J=7.2 Hz, 3H)、2.13 ( sept, J=6.4 Hz, 1H)、3.85 (d, J=6.4 Hz, 2H), 4.33 (q, J=7.2 Hz, 1H)、6.92 (d, J=8.0 Hz, 1H)、7.50 (d, J=2.0 Hz, 1H)、7.61 (dd, J=8.0 Hz, 2.0 Hz, 1H)。
化合物(29b) 39.0g(164mmol)とクロロジフルオロ酢酸ナトリウム29.9g(1.2eq.)、炭酸カリウム45.2g(2eq.)にDMF 390mlを加え、約90℃にて2時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、無機塩を濾去し、AcOEt 312mlと水312mlを加え、抽出分液した。再び水層をAcOEt 195mlで抽出した後、集めた有機層を濃縮乾固し、油状物を得た。得られた油状物にEtOH 195ml を加え溶解し、濃塩酸19.5mlを加え、1時間加熱還流した。反応後、EtOHを留去し、残渣に水195ml、トルエン351ml、25%NaOH水溶液39mlを加え抽出分液した。有機層を水195mlで洗浄した後、濃縮乾固し、油状物を得た。得られた油状物にMeOH 156mlを加え溶解し、25%NaOH水溶液27mlを加え、1時間加熱還流した。30℃以下に冷却後、水234ml、濃塩酸20mlを加え、冷却熟成後、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥して、化合物(31b)の粗製体24.7gを得た。この粗製体をMeOH 25mlに加熱溶解し、水25mlを加え、冷却熟成後、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥して化合物(31b) 22.8gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ 1.03 (d, J=6.4 Hz, 6H)、2.15 ( sept, J=6.4 Hz, 1H)、3.83 (d, J=6.4 Hz, 2H), 6.64 (t, J=74 Hz, 1H)、7.21 ( d, J=8.4 Hz, 1H)、7.65 (d, J=2.0 Hz, 1H)、7.70 (dd, J=8.4Hz, 2.0 Hz, 1H)。
化合物(31b) 22.4g(75.2mmol)をアセトニトリル112mlに加え、次にCDI(1,1’−カルボジイミダゾール)16.7g(1.2eq.)を加えて室温にて1時間攪拌し、活性エステル溶液とした。この溶液を水267mlと25%アンモニア水45mlの混合溶液に加え、0℃にて1時間攪拌し、析出晶を濾取した。得られた結晶を60℃にて乾燥して化合物(28b) 20.2gを得た。
1H NMR(CDCl3, 400MHz)δ1.03 (d, J=6.4 Hz, 6H)、2.13 (sept, J=6.4 Hz, 1H)、3.83 (d, J=6.4 Hz, 2H), 5.58 (br-s, 1H), 6.01 (br-s, 1H), 6.61 (t, J=75 Hz, 1H)、7.18 (d, J=8.0 Hz, 1H)、7.23 (dd, J=8.0 Hz, 2.0 Hz, 1H)、7.51 (d, J=2.0 Hz, 1H)。
化合物(28b) 19.5g(86.1mmol)とモレキュラーシーブス 3A(MS 3A) 19.5gにトルエン20mlを加え、次に1−アセトキシ−3−クロロアセトン(1,3-ACA)13.3ml(1.5eq.)を加え、15時間加熱還流した。トルエン39mlを加え、室温まで冷却後、MS 3Aを濾去した。得られた溶液にトルエン98mlと水98ml、25%NaOH水溶液20mlを加え、抽出分液した。得られた有機層を濃縮乾固し、油状物を得た。得られた油状物をMeOH 98mlに溶かし、水78mlと25%NaOH水溶液20mlを加え、15分間加熱還流した。冷却熟成後、析出晶を濾取、得られた結晶を80℃にて乾燥して、化合物(12b)の粗製体20.2gを得た。この粗製体をMeOH 78mlに加熱溶解し、水78mlを加えた。析出晶を冷却熟成後、濾取、80℃にて乾燥して化合物(12b) 19.4gを得た。
1H NMR (CDCl3, 400MHz) δ1.04(d, J = 6.4Hz, 6H), 2.15(sept, J = 6.4Hz, 1H),3.85 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.66 (s, 2H), 6.60 (t, J = 75.1 Hz, 1H), 7.21(d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.56(dd, J = 8.2 Hz, 1.8 Hz, 1H),7.61 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H)。
下記の反応式に従い、化合物(1a)を製造した。
化合物(16a) 10.0g(29.9mmol)をAcOEt 100mlに加え、次にトリエチルアミン 15.1ml(3.6eq.)を加えて室温で1時間攪拌した。この溶液を約0℃まで冷却した。別途、2−エトキシ安息香酸 5.95g(1.2eq.)にN−メチルピロリドン 200μl、AcOEt 50mlを加え、次に塩化チオニル 2.83ml (1.3eq.)を加えて1時間加熱還流して、2−エトキシ塩化ベンゾイル溶液を調製した。この2−エトキシ塩化ベンゾイル溶液を、先に調製した化合物(16a)を含む溶液に0℃で加え、同温にて30分間攪拌した。反応終了後、水50mlと濃塩酸5mlを加え、抽出分液した。次に有機層を水50mlと25%NaOH水溶液5mlで洗浄した後、濃縮乾固て油状物を得た。この油状物にEtOH 50mlと水 20mlを加えて溶解し、種晶を加えて冷却熟成した後、析出晶を濾取、45℃にて乾燥して化合物(1a)9.70gを得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 1.40 (d, J = 6.0Hz, 6H), 1.49 (t, J = 6.9 Hz, 3H), 4.19 (q, J = 6.9 Hz, 2H),4.63 (d, J = 5.5 Hz, 2H) 4.69(sept, J = 6.0 Hz, 1H), 6.63 (t, J = 75 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.08 (t, J = 7.8Hz, 1H), 7.23(d, J = 8.2 Hz 1H), 7.43(td, J = 8.0, 1.4 Hz, 1H),7.59 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 1H) 7.67(d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 8.24 (dd, J = 7.8, 1.8 Hz, 1H), 8.56(br-s, 1H)
実施例21
下記の反応式に従い、化合物(1b)を製造した。
化合物(16a)及び(17a)に代えて、化合物(16b)及び(17b)を用いること以外、実施例20に準じて処理することにより、化合物(1b)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ1.04(d, J = 6.9Hz, 6H), 2.14(sept, J = 6.9Hz, 1H),2.74 (s, 3H), 3.86 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 4.58 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 6.60 (t, J = 75 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.30(dd,J = 8.0, 4.6 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 8.2, 1.8 Hz, 2H), 7.60 (d,J = 1.8 Hz, 1H),7.66 (s, 1H), 8.38 (dd, J = 4.6, 1.4 Hz 1H), 8.59 (br-s, 1H)。
Claims (10)
- 一般式(12)において、R1がメチル基又はジフルオロメチル基であり、R2がメチル基、イソプロピル基又はイソブチル基である、請求項1に記載の化合物。
- 一般式(12)で表される化合物の製造方法であって、
(a)一般式(6)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(8)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(8)で表される化合物を脱ベンジル化させて、一般式(9)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(9)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、及び
(d)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 一般式(1)で表される化合物の製造方法であって、
(a)一般式(6)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(8)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(8)で表される化合物を脱ベンジル化させて、一般式(9)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(9)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(12)で表される化合物の水酸基をハロゲン原子、あるいはp−トルエンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ、又はo−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(f)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(g)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(h)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 一般式(1)で表される化合物の製造方法であって、
(e)一般式(12)で表される化合物の水酸基をハロゲン原子、あるいはp−トルエンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ、又はo−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(f)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(g)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(h)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 一般式(12)で表される化合物の製造方法であって、一般式(28)で表される化合物が、
(a’)一般式(3’)で表される化合物を脱ベンジル化して、一般式(29)
で表される化合物を製造する工程、
(b’)一般式(29)で表される化合物と一般式(10)で表される化合物とを、塩基の存在下に反応させて、一般式(30)で表される化合物を製造する工程、
(c’)一般式(30)で表される化合物を加水分解して、一般式(31)で表される化合物を製造する工程、及び
(d’)一般式(31)で表される化合物をアンモニアと縮合反応(アミド化反応)させて、一般式(28)で表される化合物を製造する工程
を含む製法で製造される、請求項7に記載の製造方法。 - 一般式(1)で表される化合物の製造方法であって、
(a)一般式(28)で表される化合物と一般式(32)で表される化合物とを反応させて、一般式(33)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(33)で表される化合物を加水分解して、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(12)で表される化合物の水酸基をハロゲン原子、あるいはp−トルエンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ、又はo−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(f)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。 - 一般式(1)で表される化合物の製造方法であって、
(a)一般式(28)で表される化合物を、一般式(7)で表される化合物と反応させて、又は、ハロゲン化剤及び一般式(21)で表される化合物と反応させて、一般式(11)で表される化合物を製造する工程、
(b)一般式(11)で表される化合物を還元させて、一般式(12)で表される化合物を製造する工程、
(c)一般式(12)で表される化合物の水酸基をハロゲン原子、あるいはp−トルエンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ、又はo−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基(X4)に変換させて、一般式(13)で表される化合物を製造する工程、
(d)一般式(13)で表される化合物と一般式(14)で表される化合物とを反応させて、一般式(15)で表される化合物を製造する工程、
(e)一般式(15)で表される化合物にメチルアミンを反応させて、一般式(16)で表される化合物を製造する工程、及び
(f)一般式(16)で表される化合物を、一般式(17)で表される化合物又は一般式(17’)で表される化合物と縮合反応させて、一般式(1)で表される化合物を製造する工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201261695056P | 2012-08-30 | 2012-08-30 | |
US61/695,056 | 2012-08-30 | ||
PCT/JP2013/073854 WO2014034958A1 (en) | 2012-08-30 | 2013-08-29 | Method for producing oxazole compound |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015528433A JP2015528433A (ja) | 2015-09-28 |
JP6253598B2 true JP6253598B2 (ja) | 2017-12-27 |
Family
ID=49385321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014560591A Active JP6253598B2 (ja) | 2012-08-30 | 2013-08-29 | オキサゾール化合物の製造方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9181205B2 (ja) |
EP (1) | EP2890686B1 (ja) |
JP (1) | JP6253598B2 (ja) |
KR (1) | KR102016973B1 (ja) |
CN (3) | CN104603116A (ja) |
BR (1) | BR112015004023A2 (ja) |
CA (1) | CA2880882A1 (ja) |
IL (1) | IL237052A0 (ja) |
RU (1) | RU2015111236A (ja) |
WO (1) | WO2014034958A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI726027B (zh) | 2015-12-28 | 2021-05-01 | 日商大塚製藥股份有限公司 | 軟膏 |
BR112020019377A2 (pt) * | 2018-04-04 | 2021-01-05 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Cristal de composto oxazol |
WO2022111605A1 (zh) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | 瑞石生物医药有限公司 | 芳基或杂芳基取代五元芳杂环化合物及其用途 |
CN118843463A (zh) | 2022-03-25 | 2024-10-25 | 大塚制药株式会社 | 创伤治疗用组合物 |
CN115785014B (zh) * | 2022-12-27 | 2025-01-24 | 瑞石生物医药有限公司 | 四唑衍生物及其用途 |
GB202306663D0 (en) | 2023-05-05 | 2023-06-21 | Union Therapeutics As | Combination therapy |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872571A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-04-30 | Shionogi & Co Ltd | 2−グアニジノ−4−〔2−(ホルムアミド)エチルチオメチル〕チアゾ−ルの製法 |
US6472386B1 (en) * | 2001-06-29 | 2002-10-29 | Kowa Co., Ltd. | Cyclic diamine compound with 5-membered ring groups |
DK1954684T3 (da) * | 2005-11-15 | 2014-06-30 | Otsuka Pharma Co Ltd | Oxazol forbindelse og farmaceutisk sammensætning. |
JP4986927B2 (ja) * | 2007-05-14 | 2012-07-25 | 大塚製薬株式会社 | 医薬 |
-
2013
- 2013-08-29 WO PCT/JP2013/073854 patent/WO2014034958A1/en active Application Filing
- 2013-08-29 CA CA2880882A patent/CA2880882A1/en not_active Abandoned
- 2013-08-29 RU RU2015111236A patent/RU2015111236A/ru unknown
- 2013-08-29 CN CN201380045266.1A patent/CN104603116A/zh active Pending
- 2013-08-29 JP JP2014560591A patent/JP6253598B2/ja active Active
- 2013-08-29 CN CN201910152842.1A patent/CN109879828A/zh active Pending
- 2013-08-29 CN CN201910130142.2A patent/CN109912526A/zh active Pending
- 2013-08-29 EP EP13779396.4A patent/EP2890686B1/en active Active
- 2013-08-29 BR BR112015004023A patent/BR112015004023A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2013-08-29 US US14/423,896 patent/US9181205B2/en active Active
- 2013-08-29 KR KR1020157007577A patent/KR102016973B1/ko active Active
-
2015
- 2015-02-02 IL IL237052A patent/IL237052A0/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IL237052A0 (en) | 2015-03-31 |
WO2014034958A1 (en) | 2014-03-06 |
CN104603116A (zh) | 2015-05-06 |
RU2015111236A (ru) | 2016-10-20 |
JP2015528433A (ja) | 2015-09-28 |
EP2890686A1 (en) | 2015-07-08 |
KR102016973B1 (ko) | 2019-09-02 |
BR112015004023A2 (pt) | 2017-07-04 |
US20150239855A1 (en) | 2015-08-27 |
CN109912526A (zh) | 2019-06-21 |
KR20150046285A (ko) | 2015-04-29 |
US9181205B2 (en) | 2015-11-10 |
CN109879828A (zh) | 2019-06-14 |
CA2880882A1 (en) | 2014-03-06 |
EP2890686B1 (en) | 2017-01-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6253598B2 (ja) | オキサゾール化合物の製造方法 | |
AU2015282127B2 (en) | Method for producing fused heterocyclic compound | |
US20220081385A1 (en) | Novel salts and polymorphic form of bempedoic acid | |
EP3215493B1 (en) | Synthesis of copanlisib and its dihydrochloride salt | |
DK3233823T3 (en) | PROCEDURES FOR THE PREPARATION OF A DIARYLTHIO HYDANTOIN COMPOUND | |
TW201609696A (zh) | 用於製備3-(3-氯-1h-吡唑-1-基)吡啶的方法(三) | |
CN101044138A (zh) | 吲唑化合物的制备方法 | |
JP6268093B2 (ja) | 縮合複素環誘導体の製造方法およびその製造中間体 | |
EP3303304A1 (en) | Methods of making protein deacetylase inhibitors | |
TWI331602B (en) | A coupling process for preparing quinolone intermediates | |
US9725420B2 (en) | Processes | |
TWI711604B (zh) | 新穎4-苯并氮嚀衍生物的製造方法 | |
US11939322B2 (en) | Method for producing tetracyclic compound | |
JP5282029B2 (ja) | キノロンカルボン酸誘導体の製法 | |
WO2021205023A1 (en) | Process for the preparation of silodosin | |
WO2014087428A1 (en) | Process for preparation of vilazodone and intermediates thereof | |
KR102502701B1 (ko) | 2-(6-니트로피리딘-3-일)-9H-다이피리도[2,3-b;3',4'-d]피롤의 제조 방법 | |
RU2635094C2 (ru) | Способ получения 4-(циклопропилметокси)-n-(3,5-дихлор-1-оксидо-4-пиридил)-5-метоксипиридин-2-карбоксамида | |
JP2024509995A (ja) | リスジプラムを調製するための方法 | |
KR20070117381A (ko) | 로사탄의 새로운 제조방법 | |
EP2462144A2 (en) | PROCESS FOR PREPARING A 2-ALKYNYL SUBSTITUTED 5-AMINO-PYRAZOLO-[4,3-e]-1,2,4-TRIAZOLO[1,5-c]PYRIMIDINE |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170815 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6253598 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R153 | Grant of patent term extension |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |