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JP6253293B2 - シールド掘進機のビット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シールド掘進機のカッタヘッドに設けられる揺動式のビット装置に関する。
シールド掘進機において、シールド掘進機の前部に、カッタヘッドが回転自在に支持され、このカッタヘッドの前面に、複数の掘削用ビットが設けられており、シールド掘進機のローリングを防止するために、カッタヘッドの回転方向を切替えつつ掘進する。
掘削用ビットは、カッタヘッドの回転方向の切替えに対応するために、回転方向の両側にそれぞれ硬材質の刃先部が埋め込まれている。この場合、回転方向前方の刃先部で地山を掘削するが、回転方向後方の刃先部側では、その周辺の母材に土砂が接触し、摩擦により摩耗するため、掘削用ビットの寿命が短くなるという問題があった。
この対策として、特許文献1は、カッタスポークに固定された柱体の掘削方向の前後に、半径方向のピンを介して掘削体を揺動可能に設けたものである。また特許文献2は、カッタスポークを、長さ方向に沿って設けられたロッド部と、当該ロッド部に所定範囲で回動自在に設けられたカバー部とで構成し、当該カバー部にビット取付台を介して正転、逆転用ビットをそれぞれ設けたものである。さらに特許文献3は、カッタスポークの前面に、長さ方向の軸心を中心とする円弧状の案内面を形成し、当該案内面に沿って周方向に摺動自在なスポーク可動部材を、リンク機構を介してカッタスポークに設け、スポーク可動部材の摺動方向の前後にカッタビットをそれぞれ設けたものである。
特開2001−98890号(図4) 特許第3885333号(図3) 特許第2980309号(図6)
しかしながら、特許文献1では、掘削体の揺動により、柱体と掘削体の隙間が変化し、隙間に土砂が入り込むことで、土砂が噛み込んで掘削体が揺動しなくなるという問題があった。
また、特許文献2,3は、カッタスポーク全体を所定範囲で揺動させる大掛かりな構造で、適用するとカッタヘッド構造自体への影響があるため、容易に適用できないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、土砂の噛み込みもなく、小型に構成できて適用が容易なシールド掘進機のビット装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、シールド掘進機の前部に回転自在に支持されたカッタヘッドに装着される揺動式のビット装置であって、
カッタヘッドに固定される支持体と、当該支持体にカッタヘッドの半径方向の揺動ピンを介して揺動自在に支持されるビット本体と、前記ビット本体の前面で揺動方向の少なくとも一方に取り付けられた掘削チップと、を具備し、
前記支持体は、前記揺動ピンが嵌合されるボス穴を有するボス部を備え、
前記ビット本体は、前記揺動ピンが嵌合されるピン穴を有する軸支部と、前記軸支部の前部から延設されて前記ボス部の前方を覆う張出部と備え、
前記ボス部の前面全体に揺動ピンの揺動軸心を中心とする凸状円弧面が形成されるとともに、前記ボス部の前面に対向して前記張出部の背面全体に前記凸状円弧面に一定の隙間をあけて揺動ピンの揺動軸心を中心とする凹状円弧面が形成され、
前記張出部により前記軸支部と前記ボス部の摺動部が覆われるとともに、ビット本体の揺動範囲で、前記凸状円弧面と前記凹状円弧面の隙間が変化しないように構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、揺動ピン、ボス穴およびピン穴からなるピン結合部が密閉構造とされたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、
ボス部は、支持体の基台部に一対が突設されるとともに、一対のボス部間にビット本体の軸支部が挿入され、ビット本体は、前記張出部によりそれぞれボス部の前方を覆う掘削ブロックと、前記軸支部とでT字形に形成されたものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の構成において、ピン結合部に潤滑剤を封入したものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の構成において、ピン結合部に潤滑剤を加圧する加圧機構を設けたものである。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の構成において、加圧機構は、揺動ピンに揺動軸心方向に沿って形成されたシリンダ孔と、当該シリンダ孔にスライド自在に挿入されたピストンと、前記シリンダ孔内で当該ピストンを駆動する弾性部材または/および高圧気体と、を具備したものである。
請求項1記載の発明によれば、支持体のボス部の前面を覆うビット本体の張出部により、ボス部と軸支部との摺動部が覆われて、摺動部への土砂の噛み込みが防止される。また凸状円弧面と凹状円弧面間に形成される隙間は、ビット本体が揺動しても変動しないので、隙間に土砂が浸入することがあっても、土砂によりビット本体の揺動が規制されることがない。また、ビット本体22の揺動により、隙間が拡縮しないので、隙間への土砂の侵入を抑制することができる。したがって、支持体とビット本体との間に土砂の噛み込みもなく、小型に構成できて、カッタヘッドの任意位置に設置することができる。
請求項4記載の発明によれば、ピン結合部に潤滑剤を封入することにより、ピン結合部の潤滑を促進させて、摩耗の発生や錆などによる固着を未然に防止できるとともに、シール材の潤滑と劣化保護を行うことができ、ピン結合部の止水性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、加圧機構により潤滑剤を加圧することで、切の土圧、水圧や掘削による圧力増加に対するピン結合部の止水性を高め、シール材の潤滑性を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、揺動ピンに形成したシリンダ孔と、シリンダ孔に挿入されたピストンを、弾性部材や高圧気体で駆動することにより、簡単な構造で潤滑剤を加圧することができる。
本発明に係るシールド掘進機のビット装置の実施例1を示す側面図である。 ビット装置の縦断面図である。 図2に示すA−A断面図である。 図2に示すB−B断面図である。 ビット装置の分解斜視図である。 (a)〜(c)は揺動制限機構を示す揺動ピンとピン穴の拡大横断面図で、(a)は当該実施例、(b)は第1変形例、(c)は第2変形例である。 シールド掘進機のカッタヘッドを示す正面図である。 図7に示すC−C断面図である。 (a)〜(d)は揺動制限機構の変形例を示す揺動ピンとピン穴の拡大横断面図で、(a)は第3変形例、(b)は第4変形例、(c)は第5変形例、(d)は第6変形例である。 揺動制限機構の第7変形例を示す揺動ピンとピン穴の拡大横断面図である。 本発明に係るビット装置の潤滑剤の他の加圧機構を示す縦断面図である。 本発明に係るシールド掘進機のビット装置の実施例2を示し、使用状態を示すカッタスポークの横断面図である。 本発明に係るシールド掘進機のビット装置の実施例3を示し、使用状態を示すカッタスポークの横断面図である。
[実施例1]
以下、本発明の実施例1およびその変形例を図1〜図11に基づいて説明する。
(全体構造)
図7に示すように、シールド本体(図示せず)の前部で、シールド軸心Oを中心に回転自在に支持されたカッタヘッド11は、センター部材12から等角度ごとに複数本の主カッタスポーク13が半径方向に延設されている。これら主カッタスポーク13は、中間リング14と外周リング15とで連結支持されており、主カッタスポーク13間で中間リング14と外周リング15の間に、副カッタスポーク(カッタスポーク)16が半径方向に設置されている。そして主カッタスポーク13、中間リング14、外周リング15および副カッタスポーク16間に、土砂取り込み口17が形成される。
センター部材12にセンタービット18が取り付けられ、また主カッタスポーク13の正面と両縁部に、固定式のカッタビット19がそれぞれ半径方向に所定ピッチで取り付けられている。また図8に示すように、副カッタスポーク16の両縁部に、固定式のカッタビット19が半径方向に所定ピッチで取り付けられている。さらに、外周リング15の所定位置と、副カッタスポーク16の前面中央部に、本発明に係る揺動式のビット装置21が所定ピッチで取り付けられている。
(ビット装置)
このビット装置21は、図1〜図5に示すように、副カッタスポーク16または外周リング15に取り付けられた支持体24に、ビット本体22が半径方向の揺動ピン23を介して揺動軸心Or周りに所定の揺動角γの範囲で揺動自在に支持された揺動式に構成されている。
支持体24は、複数の取付穴24aに装着された取付ボルト25により、副カッタスポーク16または外周リング15に取り付けられる基台部24Aと、この基台部24Aに半径方向に所定間隔をあけて突設され、揺動軸心Or上にボス穴24Cがそれぞれ形成された内外一対のボス部24Bと、を具備している。
ビット本体22は、ボス部24B間に挿入されるとともに、揺動ピン23が嵌合されるピン穴30が形成された軸支部22Aと、この軸支部22Aの前部から張出部22Cを延設してボス部24Bの前方をそれぞれ覆う掘削ブロック22Bとで、T字形に形成されている。またこの掘削ブロック22Bの前面に、揺動軸心Orを中心とする揺動方向の両端側(図7に示すシールド軸心Oを中心とする接線方向両端)にそれぞれ、硬質の掘削チップ26が全幅にわたって埋め込まれており、これら掘削チップ26の揺動軸心Or側にそれぞれ硬質の摩耗防止チップ27が埋め込まれている。またボス部24Bの前面が、揺動軸心Orを中心とする凸状円弧面28Aに形成され、この凸状円弧面28Aに対向して一定の隙間δをあけ、揺動軸心Or中心とする凹状円弧面28Bが掘削ブロック22Bの張出部22Cの背面に形成されている。
上記構成において、内外のボス部24Bの前面を覆う張出部22Cにより、ボス部24Bと軸支部22Aとの摺動部が覆われて、摺動部への土砂の噛み込みが防止される。また凸状円弧面28Aと凹状円弧面28B間に形成される隙間δは、ビット本体22が揺動しても変動しないので、隙間δに土砂が浸入することがあっても、土砂によりビット本体22の揺動が規制されることがない。また、ビット本体22の揺動により、隙間δが拡縮しないので、隙間δへの土砂の侵入を抑制することができる。
(揺動制限機構)
ビット本体22のピン穴30と揺動ピン23との間に、ビット本体22の揺動角γを規制する揺動制限機構31が設けられている。
この揺動制限機構31は、揺動ピン23と軸支部22Aに形成されたピン穴30との間に、揺動ピン23の揺動を揺動角γの範囲で許容する揺動許容空間部31aが形成されている。揺動ピン23は、全長にわたって八角形(多角形)断面の角柱部に形成されている。またボス部24Bのボス穴24Cが、前記角柱部に略同一(僅かに大きい相似形)の八角形断面に形成されて、揺動ピン23が密に嵌合され、揺動ピン23を回り止め(固定)するピン固定手段を構成している。もちろん、揺動ピン23の両端側とボス穴24Cをそれぞれ円形断面として、キー溝とキーを設けてピン固定手段を構成することもできる。
なお、ここで「多角形」とは、複数のコーナ部が同一円周上に位置する図形をいい、その面が平坦面か湾曲面かは問わないものとする。
すなわち、揺動制限機構31は、図6(a)に示すように、揺動ピン23が、長辺で平坦面の規制面23Lと、短辺で揺動軸心Orを中心とする湾曲面の案内面23Sが交互に形成された八角形断面に形成されている。そして、案内面23Sは、摺接角αの範囲に形成されている。一方、ピン穴30は、長辺の被規制面30Lと、短辺で揺動軸心Orを中心とする湾曲面の被案内面30Sが交互に形成された八角形断面に形成され、被案内面30Sが揺動ピン23の案内面23Sより揺動角γ分だけ広い角度範囲に形成される。そして、これら被案内面30Sの両端が揺動規制端となる。被規制面30Lは、中央部が揺動軸心Or側に接近する頂部と、この頂部から両側に揺動軸心Orから離間する傾斜平坦面からなる浅いV字形断面に形成されている。したがって、揺動規制端まで揺動された揺動ピン23は、規制面23Lと被規制面30Lの一方の傾斜平坦面が面接触して揺動を規制される。そして、この被規制面30Lと規制面23Lの間の空間部が揺動許容空間部31aとなる。
(揺動制限機構の第1変形例)
次に、第1変形例の揺動制限機構31Aを、図6(b)を参照して説明する。上記実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。この第1変形例は、揺動ピン23側に揺動許容空間部31aを設けたものである。
すなわち、ピン穴30の被規制面30Lを平坦面とし、揺動ピン23の規制面23Lを、中央の頂部が被規制面30Lに近接し、かつ頂部から揺動軸心Orに接近する傾斜平坦面となる低い山形断面に形成している。したがって、揺動ピン23が揺動規制端まで揺動されると、規制面23Lの傾斜平坦面が被規制面30Lに面接触して揺動が規制される。
この第1変形例によれば、揺動許容空間部31aを形成する切削加工が揺動ピン23のみとなり、ピン穴30の切削加工に比べて製造が容易となる。
(揺動制限機構の第2変形例)
さらに第2変形例の揺動制限機構31Bを、図6(c)を参照して説明する。上記実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。この第2変形例は、ピン穴30側と揺動ピン23側にそれぞれ揺動許容空間部31aを設けたものである。
すなわち、ピン穴30の被規制面30LをV字形断面とするとともに、揺動ピン23の規制面23Lを、被規制面30Lと対称の低い山形断面に形成する。これにより、ビット本体22が揺動規制端まで揺動された時に揺動ピン23の規制面23Lが、ピン穴30の被規制面30Lに面接触して揺動を規制するようにしたものである。
上記第2変形例によれば、十分な強度で、揺動角γを広く確保することができる。
(揺動制限機構の第3〜第7変形例)
上記揺動制限機構31,31A,31Bでは、八角形(多角形)断面の揺動ピン23とピン穴30とを形成したが、第3〜5変形例では、全長にわたって四角形(多角形)断面の角柱部に形成された揺動ピン51と、軸支部22Aに、揺動ピン23が嵌合される略四角形断面のピン穴52が形成された揺動制限機構31C〜31Eである。上記実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
(第3変形例)
すなわち、図9(a)に示すように、揺動制限機構31Cは、揺動ピン51が長辺で平坦面の規制面51Lと、短辺で揺動軸心Orを中心とする円弧状断面の案内面51Sと、が互いに対向する四角形断面に形成されている。そして、案内面51Sが摺接角αの範囲に形成されている。一方、ピン穴52は、長辺の被規制面52Lと、短辺で揺動軸心Orを中心とする円弧状断面の被案内面52Sが互いに対向する四角形断面に形成されている。そして、被案内面52Sが揺動ピン23の案内面51Sより揺動角γ分だけ広い角度範囲に形成されて、この被案内面52Sの両端が揺動規制端となる。被規制面52Lは、中央部が揺動軸心Or側に接近する頂部と、この頂部から両側で揺動軸心Orから離間する傾斜平坦面を有する浅いV字形断面に形成されている。そして、揺動規制端まで揺動された揺動ピン23は、その規制面51Lが被規制面52Lの傾斜平坦面に面接触して揺動が規制される。この被規制面52Lと規制面51Lの間の空間部が揺動許容空間部31aである。
(第4,第5変形例)
第4変形例の揺動制限機構31Dを図9(b)に、第5変形例の揺動制限機構31Eを図9(c)に示す。構造的には、第1変形例および第2変形例と同様で、第3変形例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
第4変形例は、ピン穴52の被規制面52Lを平坦面とし、揺動ピン51の規制面51Lを低い山形断面として、揺動許容空間部31aを設けたものである。
第5変形例は、ピン穴52の被規制面52Lおよび揺動ピン51の規制面51Lを浅いV字形断面および低い山形断面として、揺動許容空間部31aを設けたものである。
(第6変形例)
図9(d)は、揺動制限機構の第6変形例で、揺動ピン55とピン穴56に、互いに摺接する円弧状の案内面、被案内面を有しないものである。第1変形例および第2変形例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この第6変形例の揺動制限機構31Fは、ピン穴56が矩形断面に形成されており、互いに対向する長辺が平坦面に形成された被規制面56Lと、互いに対向する短辺が平坦面に形成された回動面56Sとで構成されている。なお、ピン穴56の四隅コーナー部を円弧状に形成してもよい。一方、揺動ピン55は略矩形断面に形成されており、互いに対向する長辺が、揺動軸心Orを通る縦軸Ovを中心とした左右対称の浅い略放物線状の規制面55Lに形成されるとともに、互いに対向する短辺が、揺動軸心Orを通る横軸Ohを中心とした上下対称で深い略放物線状の被回動面55Sに形成されている。
上記第3〜第6変形例の揺動制限機構31C〜31Fによれば、上記揺動制限機構31,31A,31Bと同様の作用効果を奏することができる。
(第7変形例)
第7変形例の揺動制限機構31Gを、図10を参照して説明する。
(第7変形例)
第7変形例の揺動制限機構31Gを、図10を参照して説明する。
すなわち、揺動ピン53は、外周部に揺動軸心Orを中心とする円弧状の摺動部53Rと、摺動部53Rの単数位置または複数の対称位置に、所定範囲(摺接角α+揺動角γ)に形成された扇形状の係止凹部(係止部)53Sと、を具備し、全長にわたって同一断面形状に形成されている。そして、ボス穴24Cが揺動ピン53と略同一(僅かに大きい相似形)の断面形状に形成されて嵌合され、揺動ピン53をボス部24Bに固定するピン固定手段が構成される。もちろん、揺動ピン53の両端側とピン穴54を円形断面として、キー溝とキーからなるピン固定手段を形成することもできる。
一方、ピン穴54は、摺動部53Rに摺接される案内部54Rと、案内部54Rにそれぞれ突設されて係止凹部53Sに揺動角γの範囲で回動自在に嵌合される扇形断面の係止歯部54Gとを具備し、案内部54Rと係止歯部54Gとにより、ピン穴54を有するビット本体22が揺動角γの範囲で揺動ピン53に揺動自在に支持される。またここで、係止歯部54Gの外周部が係止凹部53Sの底部に摺接されて、ピン穴54の揺動を案内している。
上記揺動制限機構31Gによれば、揺動ピン53と、ピン穴54に、係止凹部53Sと係止歯部54Gとを形成することにより、密閉構造のピン結合部内で、ビット本体22を揺動限で十分な強度で揺動を規制して支持することができる。
なお、ピン穴54に係止凹部を、揺動軸53に係止歯部をそれぞれ形成してもよい。
また、上記構造に替えて、歯車の遊びを広い角度範囲として揺動角γが確保可能であれば、スプライン軸とスプライン穴の噛み合い構造であってもよい。
(揺動制限機構の他の実施例)
上記揺動制限機構31,31A〜31Gは、揺動軸23とピン穴30との嵌め合い部に設けられたが、ピン穴30と揺動軸とを前述したピン固定手段により回り止めし、揺動制限機構31,31A〜31Gを、揺動軸23と内外一方または両方のボス穴24Cの嵌め合い部に設けてもよい。
なお、揺動制限機構31,31A〜31Gにおいて、角柱部や係止凹部53S、係止歯部(係止部)54Gを、揺動ピン23,51,53の全長にわたって形成したが、少なくとも揺動制限機構31,31A〜31Gの構成部に対応して形成すればよく、残部を円柱状として、キーなどにより、ボス穴24Cやピン穴30に固定することができる。
(密閉構造および加圧機構)
ビット装置21では、揺動制限機構31を含む揺動ピン23、ピン穴30およびボス穴24Cからなり、ビット本体22に揺動ピン23を介して支持体24を連結するピン結合部を密閉構造としている。そして、ピン結合部にグリースなどの潤滑油(潤滑剤)Gを封入している。さらにこのピン結合部に封入された潤滑油Gを加圧する加圧機構46を設けている。
すなわち、支持体24のボス部24Bに、ボス穴24Cの外端部にそれぞれ閉鎖用開口部32,32が形成されている。そして、これら閉鎖用開口部32,32に閉鎖板33R,33Lがねじ部を介して装着され、ボス穴24Cが閉鎖板33R,33Lにより閉鎖されている。また揺動ピン23の軸心部に、シリンダ孔36が揺動軸心Orに沿って形成され、このシリンダ孔36に加圧用のピストン37がスライド自在に嵌合されて潤滑油Gの加圧機構46が構成されている。37aはピストン37の移動限となる規制リングである。さらに、一方の閉鎖板33R側で揺動ピン23の右端部に、シリンダ孔36の端部から4つの案内面23Sに至る4本の連通溝38が揺動ピン23の半径方向に形成されている。そして、各案内面23Sに、潤滑油Gを収容する潤滑溝39が揺動軸心Or方向に沿って形成され、シリンダ孔36と各連通溝38が潤滑溝39を介して接続される。
図3に示すように、他方の閉鎖板33L側のボス部24Bの側面に、ボス穴24Cに貫通する貫通穴24bが形成され、これら貫通穴24bにエア抜き用プラグ40がそれぞれ装着されている。また、潤滑溝39を貫通穴24bに接続する連絡溝41が周方向に形成されている。
一方の閉鎖板33Rでシリンダ孔36に対向して形成された穴部に、潤滑油Gを注入する潤滑剤注入プラグ34が装着されている。また他方の閉鎖板33Rでシリンダ孔36に対向して形成された穴部に、加圧空気を注入可能なエア逆止弁35(加圧機構)が装着されている。
またボス部24Bで閉鎖用開口部32,32の端面に、ボス穴24Cを囲む円形の溝部それぞれが形成され、両溝部に閉鎖板33R,33Lに圧接される軸部シール材42が介装されている。また、他方の閉鎖板33Lには、揺動軸23の端面に対向して穴部を囲む円形の溝部が形成され、この溝部に軸端部シール材44が介装されている。さらに、両ボス部24Bの対向面で、ボス穴24Cの周囲に円形の溝部がそれぞれ形成され、これら溝部に、軸支部22Aに圧接される揺動部シール材43が介装されている。
したがって、揺動ピン23の両端部が左右の閉鎖板33R,33Lと軸部シール材42、軸端部シール材44で密閉され、ボス部24Bと軸支部22Aが揺動部シール材43とで、ピン結合部を密閉構造にしている。この密閉構造により、ピン結合部に土砂や泥水の浸入を防止することができる。
また、エア逆止弁35およびエア抜き用プラグ40を開放し、潤滑剤注入プラグ34から潤滑油Gを注入して、シリンダ孔36のピストン37の一方側や、潤滑溝39を介してシリンダ孔36と各連通溝38にそれぞれ潤滑油Gを充填し、エア逆止弁35およびエア抜き用プラグ40を閉じて、ピン結合部に潤滑油Gを封入することにより、土砂や泥水の浸入を効果的に防止することができる。
さらにエア逆止弁35から高圧エア(高圧気体)をシリンダ孔36の他方側に注入することにより、ピストン37を駆動して潤滑油を圧縮することができる。これにより、潤滑油が漏れることがあっても、ピン結合部を所定以上の油圧に保持することができ、より効果的に土砂や泥水の浸入を防止することができる。
(他の加圧機構)
図11は、ビット装置21に他の加圧機構を設けたものである。上記実施例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
シリンダ孔36内の他方側(高圧エア注入側)に、高圧エアに替えて、弾性部材であるコイルばね45を挿入したもので、高圧エアと同様の効果を奏することができる。
他の加圧機構の変形例として、コイルばね45を挿入したシリンダ孔36内に、高圧エアを供給して、ばね力と併用することにより、潤滑油の油圧を均等に長時間保持することができ、ピン結合部への土砂や泥水の浸入を、さらに効果的に防止することができる。
(実施例1の効果)
上記実施例1によれば、揺動ピン23と、ピン穴30またはボス穴24Cとの間に揺動制限機構31,31A〜31Fを設け、ピン結合部を密閉構造とすることにより、支持体24とビット本体22との摺動部への土砂の噛み込みもなく、小型に構成できて、適用が容易となる。
また、掘削ブロック22Bにボス部24Bの前面を覆う張出部22Cを形成して、ボス部24Bと軸支部22Aとの摺動部を覆ったので、掘削部から摺動部に直接土砂が浸入することがなくなり、土砂の噛み込みが防止される。また凸状円弧面28Aと凹状円弧面28B間に形成される隙間δは、ビット本体22が揺動しても変動しないので、隙間δに土砂が浸入することがあっても、土砂によりビット本体22の揺動が阻害されることがない。また隙間が拡縮されるのに比較して、土砂の侵入を抑制することができる。
さらに、揺動ピン23を、案内面23Sと規制面23Lを有する多角柱形の断面とし、ピン穴30に揺動を所定範囲で規制する被規制面30Lを形成したので、密閉構造のピン結合部内で、ビット本体22の揺動を、揺動限で十分な強度で規制することができる。
さらにまた、ピン結合部に潤滑油Gを封入することにより、ピン結合部における揺動ピン23やピン穴30の潤滑を向上させて、錆などによる固着を未然に防止できるとともに、軸部シール材42や揺動部シール材43、軸端部シール材44の潤滑と劣化保護することができ、ピン結合部への止水性を高めることができる。
また、加圧機構46により潤滑油Gを加圧することで、切羽の土圧、水圧や掘削による圧力増加に対する止水性を高め、軸部シール材42や揺動部シール材43、軸端部シール材44の潤滑性を高めることができる。
さらに、揺動ピン23の軸心部に形成したシリンダ孔36と、シリンダ孔36に挿入されたピストン37を、コイルばね45や高圧エアで駆動することにより、簡単な構造で潤滑油Gを加圧することができ、ピン結合部への止水性をさらに高めることができる。
[実施例2]
上記実施例1では、掘削ブロック22Bの前面で、揺動方向の両端側にそれぞれ掘削チップ26を埋め込み、1基のビット装置21で、カッタヘッド11の正転時、逆転時にそれぞれ掘削するように構成したが、図12に示すように、カッタヘッド11の接線方向に2個一組としてビット装置21A,21Bを配置して、正転時と逆転時では、別のビット装置21A,21Bにより掘削するように構成したものである。
この実施例2では、ピン結合部や揺動制限機構31,31A〜31F、密閉構造、加圧機構は、実施例1と同様に構成されるが、掘削ブロック22Bの前面には、1個ずつの掘削チップ26および摩耗防止チップ27を、副カッタスポーク16の正転・逆転方向の前方に位置するように、相対位置に埋め込んだものである。そして、副カッタスポーク16が矢印C方向に正転移動すると、実線で示すように、正転方向Cの前方のビット装置21Aのビット本体22が、掘削抵抗により図12上で反時計方向に回動されてその掘削チップ26が前方に突出され、後方のビット装置21Bは、図12上で反時計方向に回動されてその掘削チップ26が後退される。また副カッタスポーク16が矢印D方向に逆転移動すると、仮想線で示すように、ビット装置21Bのビット本体22が、掘削抵抗により図12上で時計方向に回動してその掘削チップ26が前方に突出され、後方のビット装置21Aは、図12上で時計方向に回動されてその掘削チップ26が後退される。
上記実施例2によれば、正転、逆転方向の掘削を2台にビット装置21A,21Bに別々に受け持たせることで、ビット装置21A,21Bの摩耗や負荷が小さくなり、掘削距離を拡張できて寿命を延ばすことができる。
[実施例3]
図13の実施例3では、副カッタスポーク16の前面中央部に、実施例1のビット装置21を設置し、副カッタスポーク16の両側面部に、片側(前部)にのみ掘削チップ26を埋め込んだビット装置21C,21Dを設置したものである。
ビット装置21C,21Dは、掘削ブロック22Bの一方の長さを長くして、その先端部に掘削チップ26を埋め込んだものである。そして、副カッタスポーク16が矢印E方向に正転移動すると、実線で示すように、ビット装置21,21C,21Dのビット本体22がそれぞれ図13上で反時計方向に回動され、ビット装置21Cの掘削チップ26が前方に突出され、後方のビット装置21Dの掘削チップ26が後退される。また副カッタスポーク16が矢印E方向に逆転移動すると、仮想線で示すように、ビット装置21,21C,21Dのビット本体22が、掘削抵抗により図13上で時計方向にそれぞれ回動されて、ビット装置21Dの掘削チップ26が前方に突出され、後方のビット装置21Cの掘削チップ26が後退される。
上記実施例2によれば、3台のビット装置21,21C,21Dに正転、逆転方向の掘削を別々に受け持たせることで、摩耗や負荷が小さくなり、掘削距離を拡張できて寿命を延ばすことができる。
O シールド軸心
Or 揺動軸心
γ 揺動角
δ 隙間
G 潤滑油(潤滑剤)
11 カッタヘッド
13 主カッタスポーク
16 副カッタスポーク
19 カッタビット
21,21A〜21D ビット装置
22 ビット本体
22A 軸支部
22B 掘削ブロック
22C 張出部
23 揺動ピン
23L 規制面
23S 案内面
24 支持体
24A 基台部
24B ボス部
24C ボス穴
26 掘削チップ
28A 凸状円弧面
28B 凹状円弧面
30 ピン穴
30L 被規制面
30S 被案内面
31 揺動制限機構
31A〜31F 揺動制限機構
31a 揺動許容空間部
33R,33L 閉鎖板
34 潤滑剤注入プラグ
35 エア逆止弁
36 シリンダ孔
37 ピストン
38 連通溝
39 潤滑溝
40 エア抜き用プラグ
41 連絡溝
42 軸部シール材
43 摺動部シール材
44 軸端部シール材
45 コイルばね
46 加圧機構

Claims (6)

  1. シールド掘進機の前部に回転自在に支持されたカッタヘッドに装着される揺動式のビット装置であって、
    カッタヘッドに固定される支持体と、当該支持体にカッタヘッドの半径方向の揺動ピンを介して揺動自在に支持されるビット本体と、前記ビット本体の前面で揺動方向の少なくとも一方に取り付けられた掘削チップと、を具備し、
    前記支持体は、前記揺動ピンが嵌合されるボス穴を有するボス部を備え、
    前記ビット本体は、前記揺動ピンが嵌合されるピン穴を有する軸支部と、前記軸支部の前部から延設されて前記ボス部の前方を覆う張出部と備え、
    前記ボス部の前面全体に揺動ピンの揺動軸心を中心とする半円状の凸状円弧面が形成されるとともに、前記ボス部の前面に対向して前記張出部の背面全体に前記凸状円弧面に一定の隙間をあけて揺動ピンの揺動軸心を中心とする略半円状の凹状円弧面が形成され、
    前記張出部により前記軸支部と前記ボス部の摺動部が覆われるとともに、ビット本体の揺動範囲で、前記凸状円弧面と前記凹状円弧面の隙間が変化しないように構成された
    ことを特徴とするシールド掘進機のビット装置。
  2. 揺動ピン、ボス穴およびピン穴からなるピン結合部が密閉構造とされた
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機のビット装置。
  3. ボス部は、支持体の基台部に一対が突設されるとともに、一対のボス部間にビット本体の軸支部が挿入され、
    ビット本体は、前記張出部によりそれぞれボス部の前方を覆う掘削ブロックと、前記軸支部とでT字形に形成された
    ことを特徴とする請求項1または2にシールド掘進機のビット装置。
  4. ピン結合部に潤滑剤を封入した
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシールド掘進機のビット装置。
  5. ピン結合部に潤滑剤を加圧する加圧機構が設けられた
    ことを特徴とする請求項4に記載のシールド掘進機のビット装置。
  6. 加圧機構は、
    揺動ピンに揺動軸心方向に沿って形成されたシリンダ孔と、
    当該シリンダ孔にスライド自在に挿入されたピストンと、
    前記シリンダ孔内で当該ピストンを駆動する弾性部材または/および高圧気体と、を具備した
    ことを特徴とする請求項5に記載のシールド掘進機のビット装置。
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