JP6241157B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6241157B2 JP6241157B2 JP2013188565A JP2013188565A JP6241157B2 JP 6241157 B2 JP6241157 B2 JP 6241157B2 JP 2013188565 A JP2013188565 A JP 2013188565A JP 2013188565 A JP2013188565 A JP 2013188565A JP 6241157 B2 JP6241157 B2 JP 6241157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- circumferential
- width direction
- groove
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
以下に、本発明に係る空気入りタイヤについて、その基本形態を説明する。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。なお、タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤの回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面である。
基本形態1は、回転方向が指定された空気入りタイヤについての形態である。図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図(接地したタイヤを真上から見た図)である。同図に示す空気入りタイヤ1は、回転方向(車両が前進している状態でのタイヤ転動向き)が定められているタイヤである。この空気入りタイヤ1では、図1の踏み込み側が蹴り出し側よりも先に接地する。図1に示す空気入りタイヤ1のトレッド部10は、ゴム材(トレッドゴム)からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。このトレッド部10の表面は、空気入りタイヤ1を装着する車両(図示せず)が走行した際に路面と接触する面であるトレッド表面12として形成されている。
本実施の形態に係る空気入りタイヤにおいては、周方向細溝18を、0.06本/mm以上のタイヤ幅方向密度で配設することで、小ブロックB1のタイヤ周方向長さを、そのタイヤ幅方向長さに対して過度に小さくすることを抑制することができる。これにより、小ブロックB1のタイヤ周方向への倒れ込みを抑制して、タイヤ周方向の外力に対する抗力を十分に確保して、氷上での優れた制動性能及び雪上での優れた制動性能を発揮することができる。
基本形態2は、回転方向が指定されていない空気入りタイヤについての形態である。図4は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図(接地したタイヤを真上から見た図)である。同図に示す空気入りタイヤ2は、タイヤ赤道面CLに対して点対称であるトレッドパターンを有する。同図に示す参照符号中、図1に示す参照符号と同一の参照符号については、図1に示す構成要素と同じ構成要素を示す。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの上記基本形態に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1から8を説明する。
基本形態(基本形態1、2)においては、図1、4のそれぞれにおいて、幅方向細溝22、24が、0.04本/mm以上0.3本/mm以下のタイヤ周方向密度で配設されていること(付加的形態1)が好ましい。
基本形態及び基本形態に付加的形態1を加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、凹部18a、20a、14aの面積が4mm2以上40mm2以下であること(付加的形態2)が好ましい。
基本形態及び基本形態に付加的形態1又は2を加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、凹部18a、20a、14aは、小ブロックのタイヤ幅方向各外側部25%の領域に存在していること(付加的形態3)が好ましい。
基本形態及び基本形態に付加的形態1から3の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、凹部18a、20a、14aは、小ブロックB1、B2と周方向細溝18、20又は周方向主溝14とが隣接しているタイヤ周方向領域の、タイヤ周方向中心部80%の領域に存在していること(付加的形態4)が好ましい。
基本形態及び基本形態に付加的形態1から4の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、周方向細溝18、20の溝幅は、1.0mm以上10.0mm以下あること(付加的形態5)が好ましい。ここで、周方向細溝18、20の溝幅とは、周方向細溝18、20の延在方向に垂直な方向に測った溝寸法をいう。
基本形態及び基本形態に付加的形態1から5の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1、図4のそれぞれにおいて、幅方向細溝22、24の溝幅が、1.0mm以上4.0mm以下であること(付加的形態6)が好ましい。ここで、幅方向細溝22、24の溝幅とは、幅方向細溝22、24の延在方向に垂直な方向に測った溝寸法をいう。
基本形態及び基本形態に付加的形態1から6の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、タイヤ周方向に隣接する小ブロックB1、B1(小ブロックB2、B2)が、同一のタイヤ周方向領域を有すること(付加的形態7)が好ましい。
基本形態及び基本形態に付加的形態1から7の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1、4のそれぞれにおいて、小ブロックB1、B2の少なくともいずれかに、少なくとも1本のサイプが形成されていること(付加的形態8)が好ましい。ここで、サイプとは、溝幅が0.4mm以上1.0mm未満の溝をいう。
(1−1)周方向細溝のタイヤ幅方向配設密度(周方向細溝密度)、
(1−2)幅方向細溝が屈曲部を含むか否か(屈曲部の存在)
(1−3)屈曲部における屈曲角(屈曲角)、
(1−4)周方向主溝及び周方向細溝が、小ブロック列を構成する各小ブロックと隣接するタイヤ周方向領域の少なくとも一部においてタイヤ幅方向の一方側に突出する凹部を少なくとも1つ有するか否か(凹部の存在)
(2)幅方向細溝のタイヤ周方向配設密度(幅方向細溝密度)、
(3)凹部の面積、
(4)小ブロックのタイヤ幅方向領域に対する凹部のタイヤ幅方向存在領域(凹部のタイヤ幅方向存在領域)
(5)小ブロックの周方向細溝が隣接しているタイヤ周方向領域に対する凹部のタイヤ周方向存在領域(凹部のタイヤ周方向存在領域)
(6)周方向細溝の溝幅、
(7)幅方向細溝の溝幅、
(8)タイヤ周方向に隣接する小ブロック同士が同一のタイヤ周方向領域を有するか否か(タイヤ周方向同一領域の有無)、及び
(9)小ブロックに少なくとも1本のサイプが形成されているか否か(サイプの有無)
に従い、実施例1から実施例18の空気入りタイヤを作製した。なお、図1に示す例は、タイヤの回転方向が指定された例であり、図4に示す例は、タイヤの回転方向が指定されていない例である。
氷盤路面において、時速40kmで走行した状態からの制動距離を測定して従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、数値が大きいほど、氷上での制動性能が優れていることを示す。
圧雪路面において、時速40kmで走行した状態からの制動距離を測定して従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、数値が大きいほど、雪上での制動性能が優れていることを示す。
水深5mmのウェット路面を停止から加速して行く過程において、タイヤのグリップがなくなりタイヤが空転したときの速度を計測して従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、数値が大きいほど、排水性能が優れていることを示す。
10、11 トレッド部
12、13 トレッド表面
14 周方向主溝
18、181、182 周方向細溝
22、221、222、24、241、242 幅方向細溝
14a、18a 凹部
A 屈曲部の頂点
B1、B11、B12、B13、B14、B2 小ブロック
B1a、B1b 小ブロック片
CL タイヤ赤道面
E 接地端
H1、H2 タイヤ周方向線分
S1、S2 サイプ
X100 屈曲部のタイヤ幅方向の一方側の端部から他方側の端部までのタイヤ幅方向領域
X25 タイヤ幅方向領域X100内における、タイヤ幅方向各外側部25%の領域
Y100 小ブロックB1の周方向細溝18と隣接しているタイヤ周方向領域
Y80 タイヤ周方向領域Y100内における、タイヤ周方向中心部80%の領域
θ 屈曲部における屈曲角
Claims (9)
- 周方向主溝を有するとともに、複数の周方向細溝と、前記周方向細溝と交差する複数の幅方向細溝と、により複数の小ブロック列が区画形成された空気入りタイヤにおいて、
前記周方向細溝が、0.06本/mm以上0.2本/mm以下のタイヤ幅方向密度で配設され、
前記幅方向細溝が少なくとも1つの屈曲部を有し、
前記屈曲部における屈曲角が40°以上160°以下であり、
前記周方向細溝及び前記周方向主溝が、前記小ブロック列を構成する各小ブロックとタイヤ幅方向に隣接する領域であって、隣接する前記各小ブロックのタイヤ周方向領域の少なくとも一部においてタイヤ幅方向の一方側に突出する凹部を少なくとも1つ有し、
前記屈曲角は前記幅方向細溝が作る角度のうち劣角である、
空気入りタイヤ。 - 前記幅方向細溝が、0.04本/mm以上0.3本/mm以下のタイヤ周方向密度で配設されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記凹部の面積が4mm2以上40mm2以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記凹部は、前記小ブロックのタイヤ幅方向各外側部25%の領域に存在している、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記凹部は、前記小ブロックと前記周方向細溝又は前記周方向主溝とが隣接しているタイヤ周方向領域の、タイヤ周方向中心部80%の領域に存在している、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向細溝の溝幅は、1.0mm以上10.0mm以下ある、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記幅方向細溝の溝幅は、1.0mm以上4.0mm以下である、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ周方向に隣り合う2つの小ブロックのタイヤ幅方向領域においては、これらの小ブロックのうちの一方の小ブロックのタイヤ周方向後端側位置と、他方の小ブロックのタイヤ周方向先端側位置とが隣り合い、これらの位置の間のいずれのタイヤ周方向位置においても、前記幅方向細溝のみならず、前記小ブロックの一部が存在する、請求項1から7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記小ブロックの少なくともいずれかに、少なくとも1本のサイプが形成されている、請求項1から8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188565A JP6241157B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013188565A JP6241157B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015054594A JP2015054594A (ja) | 2015-03-23 |
JP6241157B2 true JP6241157B2 (ja) | 2017-12-06 |
Family
ID=52819290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013188565A Expired - Fee Related JP6241157B2 (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6241157B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017082405A1 (ja) * | 2015-11-12 | 2018-08-30 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
EP3375629B1 (en) * | 2015-11-12 | 2020-09-23 | Bridgestone Corporation | Tire |
RU2699164C1 (ru) * | 2015-11-12 | 2019-09-03 | Бриджстоун Корпорейшн | Шина |
JP7260702B2 (ja) * | 2018-06-11 | 2023-04-18 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP2019214231A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP7352440B2 (ja) * | 2019-10-29 | 2023-09-28 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP7399679B2 (ja) * | 2019-10-29 | 2023-12-18 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0253608A (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-22 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
JPH0310913A (ja) * | 1989-06-08 | 1991-01-18 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP4408141B2 (ja) * | 1997-09-10 | 2010-02-03 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5241422B2 (ja) * | 2008-10-16 | 2013-07-17 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP2010155478A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP5275903B2 (ja) * | 2009-05-25 | 2013-08-28 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5675580B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2015-02-25 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
-
2013
- 2013-09-11 JP JP2013188565A patent/JP6241157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015054594A (ja) | 2015-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6241157B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5975004B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5875814B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
RU2482973C1 (ru) | Пневматическая шина | |
JP6092059B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5686955B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPWO2015011964A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2014126048A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016137763A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6000218B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20170066291A1 (en) | Tire | |
JP2010285040A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5922745B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2014171328A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6186250B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6241149B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6241158B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6236857B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6241150B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6206010B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5734669B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6241151B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2011183927A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6314370B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016055814A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171023 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6241157 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |