JP6234705B2 - 液体皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
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また、炭素数12〜22の高級脂肪酸塩、アミドプロピルベタイン型界面活性剤、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する洗浄剤組成物が提案されている(特許文献3参照)。この提案によれば、洗浄後の皮膚刺激性がなく、使用後はさっぱりとした使用感が得られるとされている。しかし、この提案の洗浄剤組成物は、高温安定性及び低温安定性について十分満足できる性能を有するものではなかった。
また、炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩及びポリグリセリンモノアルキルエーテルを含有する洗浄剤組成物が提案されている(特許文献4参照)。この提案によれば、すすぎ性に優れ、しっとりとした良好な肌感触が得られるとされている。しかし、この提案の洗浄剤組成物は、経時でのpH低下に伴って析出が生じたり、低温安定性を十分に確保できないという問題がある。
(A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を20質量%〜50質量%、
R1COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、R1は炭素数7〜17の一価炭化水素基を表し、Mはカリウム、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択されるアルカノールアミンの少なくともいずれかを表す。)
(B)多価アルコール、及び
(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、を含有してなり、
前記(A)成分が、前記一般式(1)におけるR1が炭素数7〜11の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A1)と、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜17の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A2)とを含有し、前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比A1/A2が0.3〜4.0であり、前記(A2)成分のR1が炭素数13の一価炭化水素基である脂肪酸塩を前記(A2)成分中に50質量%以上含有し、
組成物中に含まれるカリウムとアルカノールアミンとのモル比(カリウム/アルカノールアミン)が2〜20である。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、(A)脂肪酸塩、(B)多価アルコール、及び(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、下記一般式(1)で表される。
R1COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、R1は炭素数7〜17の一価炭化水素基を表し、Mはカリウム、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択されるアルカノールアミンの少なくともいずれかを表す。)
前記R1の炭素数が7未満であると、泡立ちのよさ、及び泡の持続性が悪くなることがあり、17を超えると、泡立ちのよさ、及び低温安定性が悪くなることがある。
前記質量比A1/A2が、0.3未満であると、泡立ちのよさ、低温安定性、及び高温安定性が悪くなることがあり、4.0を超えると、泡の持続性、及びすすぎ後のさっぱり感が悪くなることがある。
前記(A2)成分のR1が炭素数13の一価炭化水素基である脂肪酸塩(ミリスチン酸塩)を前記(A2)成分中に50質量%以上含有することが泡立ちのよさ、低温安定性、及び高温安定性の点から必要であり、60質量%〜100質量%含有することが好ましい。前記含有量が50質量%未満であると、泡立ちのよさ、低温安定性及び高温安定性のいずれも悪くなることがある。
前記(A2)成分の含有量は、泡の持続性、すすぎ時のさっぱり感、低温安定性、及び高温安定性の点から、4質量%〜35質量%が好ましく、8質量%〜33質量%がより好ましい。前記含有量が、4質量%未満であると、泡の持続性、すすぎ時のさっぱり感が悪くなることがあり、35質量%を超えると、低温安定性、及び高温安定性が悪くなることがある。
前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量、即ち、前記(A1)成分と前記(A2)成分の合計含有量(A1+A2)は、前記液体皮膚洗浄剤組成物全量に対して、20質量%〜50質量%であり、泡立ちのよさ、泡の持続性、低温安定性、及び高温安定性の点から、25質量%〜45質量%が好ましい。前記含有量が、20質量%未満であると、泡立ちのよさ、及び泡の持続性が損なわれることがあり、50質量%を超えると、低温安定性及び高温安定性のいずれも悪くなることがある。
前記液体皮膚洗浄剤組成物中に含まれるカリウムとアルカノールアミンとのモル比(カリウム/アルカノールアミン)は、泡立ちのよさ、泡の持続性、低温安定性、及び高温安定性の点から、2〜20であり、4〜15が好ましい。前記モル比(カリウム/アルカノールアミン)が、2未満であると、泡立ちのよさ、及び泡の持続性が損なわれることがあり、20を超えると、低温安定性及び高温安定性がいずれも悪くなることがある。
前記液体皮膚洗浄剤組成物におけるカリウム及びアルカノールアミンの含有量は、脂肪酸塩、アルカリ、他の界面活性剤、又はその他の成分に含まれている全ての成分のカリウム及びアルカノールアミンの合計量を示す。
前記モル比(カリウム/アルカノールアミン)は、前記液体皮膚洗浄剤組成物中に含まれるカリウムのモル数を、前記液体皮膚洗浄剤組成物中に含まれるアルカノールアミンのモル数で割ることで算出することができる。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、脂肪酸塩として配合することも可能であるが、脂肪酸と、水酸化カリウム、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択されるアルカノールアミンの少なくともいずれかを別々に、配合槽中に添加して中和反応させて脂肪酸塩とすることもできる。
前記(B)成分の多価アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、ポリエチレングリコール300(平均分子量280〜320)、ポリエチレングリコール400(平均分子量380〜420)(ただし、前記ポリエチレングリコールの平均分子量は、医薬部外品原料規格2006に記載の平均分子量である)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、低温安定性、及び高温安定性の点から、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールが好ましい。
前記(A)成分と前記(B)成分との質量比A/Bは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、低温安定性、及び高温安定性の点から、0.8〜2.5が好ましく、1.0〜2.0がより好ましい。前記質量比A/Bが、0.8未満であると、泡立ちのよさ、及びすすぎ後のさっぱり感が悪くなることがあり、2.5を超えると、低温安定性、及び高温安定性が悪くなることがある。
前記(C)成分のポリグリセリンモノアルキルエーテルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、下記一般式(2)で表されるものが好適に挙げられる。
R1−(OCH2CH(OH)CH2)n−OH ・・・一般式(2)
ただし、前記一般式(2)中、R1は炭素数8〜22の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは、グリセリンの平均重合度を示し、3〜20の整数である。
前記一般式(2)で表されるポリグリセリンモノアルキルエーテルは、グリセリン重合度に分布を有しており、平均重合度(n)は4〜10が好ましい。
前記(C)成分のポリグリセリンモノアルキルエーテルとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、PGLAL ML04(テトラグリセリンモノラウリルエーテル、ダイセル化学工業株式会社製)、サンイーサーL10(デカグリセリンモノラウリルエーテル、太陽化学株式会社製)、などが挙げられる。
前記含有量が、1質量%未満であると、泡立ちのよさ、及び低温安定性が悪くなるおそれがあり、10質量%を超えると、泡の持続性、すすぎ後のさっぱり感が損なわれることがある。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)成分〜(C)成分に加えて、通常液体皮膚洗浄剤組成物に使用されるその他の成分を本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することができる。
前記その他の成分としては、例えば、水溶性高分子、(C)成分以外のノニオン界面活性剤、油分、シリコーン類、低級アルコール、高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体などが挙げられる。
前記その他の成分の含有量としては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、特に制限はなく、通常の容器に充填して使用される。前記容器としては、特に制限はなく、例えば、ポンプ容器、チューブ、フォーマー容器、袋状容器、などが挙げられる。
本発明においては、低温安定性、高温安定性のため、液体皮膚洗浄剤組成物のpHは9.5〜11.0が好ましく、低温安定性の点から、9.8〜10.6がより好ましい。
なお、pHは、例えば、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定することができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分〜(C)成分、前記その他の成分、及び水(液体皮膚洗浄剤組成物の全体が100質量%となるように残部を配合)を混合して、製造することができる。また、前記液体皮膚洗浄剤組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置が好ましい。なお、前記(A)成分〜(C)成分、及び前記その他の成分は、液体皮膚洗浄剤組成物を調製するにあたり、それぞれ単独で使用してもよく、また、2種以上の成分を含む混合物の状態で使用してもよい。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、洗顔フォーム、などに好適に用いられる。これらの中でも、通常の用量、洗浄方法で使用することによって、低温安定性が良好であり、泡立ち、泡の持続性、すすぎ後のさっぱり感が良好である点から、ハンドソープ、ボディソープがより好ましい。
(A)成分、(B)成分、及び精製水を、パドル式攪拌機を用いて70℃で均一に混合した。攪拌を続けながら、(C)成分を添加して溶解後、攪拌しながら25℃まで冷却した。続いて、pHメーター(HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いてpHを測定し、クエン酸又は水酸化カリウムを用いて目標のpHとし、下記表1〜表11に示す実施例1〜32及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物(ボディソープ)を得た。なお、これら実施例及び比較例の皮膚洗浄剤組成物は、すべて25℃で液体であった。
得られた液体皮膚洗浄剤組成物(ボディソープ)を、ポンプディスペンサー付き容器(1回あたりの吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)に充填し、評価した。
専門パネラー10名が、各液体皮膚洗浄剤組成物1gを用いて前腕部を洗浄し、下記評価基準に基づいて「泡立ちのよさ」、「泡の持続性」、及び「すすぎ後のさっぱり感」を評価した。結果は、専門パネラー10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
<<泡立ちのよさ>>
〔評価基準〕
5点:泡立ちが非常によい
4点:泡立ちがよい
3点:泡立ちがややよい
2点:泡立ちが悪い
1点:泡立ちが非常に悪い
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
〔評価基準〕
5点:泡もちが非常によい
4点:泡もちがよい
3点:泡もちがややよい
2点:泡もちが悪い
1点:泡もちが非常に悪い
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
〔評価基準〕
5点:さっぱり感が非常によい
4点:さっぱり感がよい
3点:さっぱり感がややよい
2点:さっぱり感がよくない。
1点:さっぱり感が非常によくない
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
各液体皮膚洗浄剤組成物を、各3本ずつ硬質透明ガラス瓶(容量55mL)に50mL充填し、0℃で4週間保存して、専門パネラーが、沈殿、結晶析出の有無、及び外観を目視で観察し、下記評価基準で評価した。結果は、3本の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:外観が透明で析出物なし
4点:ごく微かに濁っているが析出物なし
3点:やや白濁し、析出物が少しある
2点:白濁し、析出物が認められる
1点:析出物が多く認められる
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
各液体皮膚洗浄剤組成物を、各3本ずつ硬質透明ガラス瓶(容量55mL)に50mL充填し、50℃で4週間保存して、専門パネラーが、沈殿、結晶析出の有無、及び外観を目視で観察し、下記評価基準で評価した。結果は、3本の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:析出物及び分離がなく、外観の色味にも変化がない
4点:析出物及び分離はないが、初期に比べて、外観の色味がわずかに異なる
3点:析出物又は分離が一部に認められる、或いは初期に比べて外観の色味が異なる
2点:析出物又は分離が一部に認められる、かつ初期に比べて外観の色味が異なる
1点:析出物又は分離が多く認められる、或いは初期に比べて外観の色味がかなり異なる
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
−ハンドソープ−
下記組成のハンドソープを常法に基づいて調製し、前記実施例及び比較例と同様にして、「泡立ちのよさ」、「泡の持続性」、「すすぎ後のさっぱり感」、「低温安定性」、及び「高温安定性」を評価した。結果を下記に示した。
ラウリン酸(A1) 20質量%
ミリスチン酸(A2) 7質量%
水酸化カリウム 6.5質量%
モノエタノールアミン 0.9質量%
プロピレングリコール(B) 25質量%
テトラグリセリンモノラウリルエーテル(C) 3質量%
エデト酸 0.2質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.2質量%
香料 0.5質量%
精製水 残部
合計 100質量%
・(A1)成分の含有量(脂肪酸塩換算):23.8質量%
・(A2)成分の含有量(脂肪酸塩換算):8.2質量%
・(A)成分の含有量(脂肪酸塩換算):32質量%
・質量比A1/A2=2.9
・カリウムの含有量:0.116mol%
・アルカノールアミンの含有量:0.0147mol%
・モル比(カリウム/アルカノールアミン)=7.9
・質量比A/B=1.3
・泡立ちのよさ:◎
・泡の持続性:◎
・すすぎ後のさっぱり感:◎
・低温安定性:◎
・高温安定性:◎
*(A)成分のラウリン酸塩は、ラウリン酸(NAA−122、日本油脂株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)、モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製)、及びトリエタノールアミン(トリエタノールアミン99、ダウ・ケミカル・カンパニー製)の少なくともいずれかで中和させて調製した。
*(A)成分のミリスチン酸塩は、ミリスチン酸(NAA−142、日本油脂株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)、モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製)、及びトリエタノールアミン(トリエタノールアミン99、ダウ・ケミカル・カンパニー製)の少なくともいずれかで中和させて調製した。
*(A)成分のパルミチン酸塩は、パルミチン酸(NAA−160、日本油脂株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)、モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製)、及びトリエタノールアミン(トリエタノールアミン99、ダウ・ケミカル・カンパニー製)の少なくともいずれかで中和させて調製した。
*(A)成分のステアリン酸塩は、ステアリン酸(NAA−180、日本油脂株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)、モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製)、及びトリエタノールアミン(トリエタノールアミン99、ダウ・ケミカル・カンパニー製)の少なくともいずれかで中和させて調製した。
*(A)成分のヤシ油脂肪酸塩は、ヤシ油脂肪酸(椰子油脂肪酸、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)、モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製)、及びトリエタノールアミン(トリエタノールアミン99、ダウ・ケミカル・カンパニー製)の少なくともいずれかで中和させて調製した。
<1> (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を20質量%〜50質量%、
R1COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、R1は炭素数7〜17の一価炭化水素基を表し、Mはカリウム、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択されるアルカノールアミンの少なくともいずれかを表す。)
(B)多価アルコール、及び
(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、を含有してなり、
前記(A)成分が、前記一般式(1)におけるR1が炭素数7〜11の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A1)と、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜17の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A2)とを含有し、前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比A1/A2が0.3〜4.0であり、前記(A2)成分のR1が炭素数13の一価炭化水素基である脂肪酸塩を前記(A2)成分中に50質量%以上含有し、
組成物中に含まれるカリウムとアルカノールアミンとのモル比(カリウム/アルカノールアミン)が2〜20であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (B)成分の多価アルコールが、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールの少なくともいずれかである前記<1>に記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (A)成分と(B)成分との質量比A/Bが、1.0〜2.0である前記<1>から<2>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
Claims (4)
- (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を20質量%〜50質量%、
R1COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、R1は炭素数7〜17の一価炭化水素基を表し、Mはカリウム、並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンから選択されるアルカノールアミンの少なくともいずれかを表す。)
(B)多価アルコールを10質量%〜45質量%、及び
(C)ポリグリセリンモノアルキルエーテルを1質量%〜10質量%、含有してなり、
前記(A)成分が、前記一般式(1)におけるR1が炭素数7〜11の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A1)と、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜17の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A2)とを含有し、前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比A1/A2が0.3〜4.0であり、前記(A2)成分のR1が炭素数13の一価炭化水素基である脂肪酸塩を前記(A2)成分中に50質量%以上含有し、
組成物中に含まれるカリウムとアルカノールアミンとのモル比(カリウム/アルカノールアミン)が2〜20であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物。 - (B)成分の多価アルコールが、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールの少なくともいずれかである請求項1に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (A)成分と(B)成分との質量比A/Bが、1.0〜2.0である請求項1から2のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- ハンドソープ、及びボディソープのいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
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