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JP6227347B2 - 露光装置、および、光学装置 - Google Patents

露光装置、および、光学装置 Download PDF

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Description

この発明は、空間変調された光を基板に照射して基板を露光する技術に関する。
基板上に塗布された感光材料に回路などのパターンを形成するにあたって、光源から出射された光に、パターンを表現したCADデータに応じた空間変調を施し、当該空間変調された光で基板上の感光材料を走査することにより、当該感光材料に直接にパターンを露光する露光装置(所謂、描画装置)が、近年注目されている。光に空間変調を施す空間光変調器として、例えば、GLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(「GLV」は登録商標)等が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−93701号公報
空間光変調器は、光源から出射された光を変調面(例えば、GLVの場合は、リボンの配列面)で受光して、当該受光した光に、空間変調を施す。
ところで、露光装置は、例えば、起動直後や長期間の不使用状態後は、熱的に安定しておらず、熱的に不安定な状態では、各部材の昇温に伴う熱変形等が原因となって、光源から出射される光が揺らぎやすい。また、露光装置が熱的に安定した後であっても、光源のドリフト特性等によって、光源から出射される光が揺らぐことがある。光源から出射される光が揺らぐと、空間光変調器の変調面において、定められた位置からずれた位置に光が入射してしまう。変調面に入射する光の位置ずれは、基板上の光の照射位置のずれとなって現れてしまう。このように、変調面に入射する光の状態に異常があると、適切な露光処理が担保されない虞がある。
従来の技術では、変調面における光の状態を把握する術がなかった。このため、例えば、変調面において、定められた位置からずれた位置に光が入射していたとしても、これを早い段階で検知することができず、歩留まりの低下につながっていた。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、空間光変調器の変調面における光の状態を、正確に把握できる技術を提供することを目的とする。
第1の態様は、空間変調された光を基板に照射して前記基板を露光する露光装置であって、基板を保持する保持部と、空間変調された光を形成する光学装置と、を備え、前記光学装置が、光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光の一部を、観察対象面を介して受光して、前記観察対象面の撮像データを取得する観察部と、前記光源部から出射された光の残りを、変調面で受光して、当該受光した光にパターンデータに応じた空間変調を施す空間光変調器と、前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の状態を特定し、当該特定された光の状態を、前記変調面における光の状態と推定する、状態推定部と、を備え、前記光源部から前記観察対象面までの光学距離と、前記光源部から前記変調面までの光学距離とが、等しい。
の態様は、第の態様に係る露光装置であって、前記状態推定部が、前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の入射位置を特定し、当該特定された光の入射位置を、前記変調面における光の入射位置と推定する。
の態様は、第の態様に係る露光装置であって、前記状態推定部が推定した前記変調面における光の入射位置に基づいて、前記光源部から出射された光が進行する光路と前記変調面との相対的な位置関係を調整する補正部、を備える。
の態様は、第の態様に係る露光装置であって、前記光学装置が、前記光源部から出射された光を前記変調面に光を収束させる第1レンズ、を備え、前記補正部が、前記第1レンズを変位させることによって、前記相対的な位置関係を変更する。
の態様は、第の態様に係る露光装置であって、前記光学装置が、前記光源部から出射された光を前記観察対象面に光を収束させる第2レンズ、を備え、前記光源部から前記第1レンズまでの光学距離が、前記光源部から前記第2レンズまでの光学距離と、等しい。
の態様は、空間変調を施された光を形成する光学装置であって、光を出射する光源部と、前記光源部から出射された光の一部を、観察対象面を介して受光して、前記観察対象面の撮像データを取得する観察部と、前記光源部から出射された光の残りを、変調面で受光して、当該受光した光にパターンデータに応じた空間変調を施す空間光変調器と、前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の状態を特定し、当該特定された光の状態を、前記変調面における光の状態と推定する、状態推定部と、を備え、前記光源部から前記観察対象面までの光学距離と、前記光源部から前記変調面までの光学距離とが、等しい。
第1、第の態様によると、光源部から出射された光の、観察対象面での撮像データを取得できる。ここで、光源部から観察対象面までの光学距離が、光源部から変調面までの光学距離と等しいので、観察対象面における光の状態(特に、光学距離に依存する光の状態)が、変調面における光の状態と等しいと推定できる。したがって、観察部が取得した撮像データから、空間光変調器の変調面における光の状態を、正確に把握できる。
しかも、観察部が取得した撮像データに基づいて、変調面における光の状態を推定する状態推定部を備える。したがって、例えば、変調面における光の状態に異常がある場合に、これを速やかに検知できる。
の態様によると、状態推定部が、観察部が取得した撮像データに基づいて、変調面における光の入射位置を推定する。したがって、例えば、変調面における光の入射位置が理想位置からずれている場合に、これを速やかに検知できる。
の態様によると、補正部が、状態推定部が推定した変調面における光の入射位置に基づいて、光源部から出射された光が進行する光路と変調面との相対的な位置関係を調整する。この構成によると、例えば、推定された入射位置が理想位置からずれている場合に、当該相対的な位置関係を変更することによって、変調面における光の実際の入射位置を理想位置に近づけることができる。これによって、露光位置精度の低下を抑制できる。
の態様によると、第1レンズを変位させることによって、光源部から出射された光が進行する光路と変調面との相対的な位置関係を変更する。この構成によると、簡易な構成で、変調面における光の実際の入射位置を変更できる。
の態様によると、観察対象面に光を収束させる第2レンズと光源部との間の光学距離が、変調面に光を収束させる第1レンズと光源部との間の光学距離と、等しい。この構成によると、光源部から出射されて観察対象面に入射する光の履歴と、光源部から出射されて変調面に入射する光の履歴とが等しくなる。したがって、観察部が取得した撮像データから、空間光変調器の変調面における光の状態を、特に正確に推定できる。
露光装置の側面図である。 露光装置の上面図である。 露光ヘッドを模式的に示す図である。 制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 露光ユニットの一部構成を模式的に示す図である。 レンズ変位機構を模式的に示す図である。 露光装置において実行される処理の流れを示す図である。 描画処理を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。以下の説明において参照される各図には、各部材の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系およびθ軸が適宜付されている。また、図面においては、理解容易のため、各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1.露光装置1の全体構成>
露光装置1の構成について、図1、図2を参照しながら説明する。図1は、露光装置1の構成を模式的に示す側面図である。図2は、露光装置1の構成を模式的に示す平面図である。なお、図1、図2においては、説明の便宜上、カバーパネル12の一部が図示省略されている。
露光装置1は、レジスト等の感光材料の層が形成された基板Wの上面に、CADデータ等に応じて空間変調した光(描画光)を照射して、パターン(例えば、回路パターン)を露光(描画)する装置である(所謂、描画装置)。なお、露光装置1で処理対象とされる基板Wは、例えば、半導体基板、プリント基板、液晶表示装置等に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置等に具備されるフラットパネルディスプレイ用ガラス基板、磁気ディスク用基板、光ディスク用基板、太陽電池用パネル、等である。図示の例では、基板Wとして、円形の半導体基板が例示されている。
露光装置1は、本体フレーム11で構成される骨格の天井面、床面、および、周囲面にカバーパネル12が取り付けられた構成を備えている。本体フレーム11とカバーパネル12とが、露光装置1の筐体を形成する。露光装置1の筐体の内部空間(すなわち、カバーパネル12で囲われる空間)は、受け渡し領域13と処理領域14とに区分されている。処理領域14には、基台15が配置されている。また、基台15上には、門型の支持フレーム16が立設される。
露光装置1は、搬送装置2、プリアライメント部3、ステージ4、ステージ駆動機構5、ステージ位置計測部6、マーク撮像ユニット7、露光ユニット8、および、制御部9を備える。これら各構成要素は、露光装置1の筐体内部(すなわち、受け渡し領域13、および、処理領域14)、あるいは、筐体外部(すなわち、本体フレーム11の外側の空間)、に配置される。以下において、これらの各構成要素について、具体的に説明する。
<搬送装置2>
搬送装置2は、基板Wを搬送する。搬送装置2は、受け渡し領域13に配置され、処理領域14に対する基板Wの搬出入を行う。搬送装置2は、具体的には、例えば、基板Wを支持するための2本のハンド21,21と、ハンド21,21を独立に移動(進退移動および昇降移動)させるハンド駆動機構22と、を備える。
露光装置1の筐体外部であって、受け渡し領域13に隣接する位置には、カセットCを載置するためのカセット載置部17が配置されており、搬送装置2は、カセット載置部17に載置されたカセットCに収容された未処理の基板Wを取り出して処理領域14に搬入するとともに、処理領域14から処理済みの基板Wを搬出してカセットCに収容する。なお、カセット載置部17に対するカセットCの受け渡しは、外部搬送装置(図示省略)によって行われる。
<プリアライメント部3>
プリアライメント部3は、基板Wが後述するステージ4に載置されるのに先だって、当該基板Wの回転位置を粗く補正する処理(プリアライメント処理)を行う。プリアライメント部3は、例えば、回転可能に構成された載置台と、載置台に載置された基板Wの外周縁の一部に形成された切り欠き部(例えば、ノッチ、オリエンテーションフラット等)の位置を検出するセンサと、載置台を回転させる回転機構と、を含んで構成することができる。この場合、プリアライメント部3におけるプリアライメント処理は、まず、載置台に載置された基板Wの切り欠き部の位置をセンサで検出し、続いて、回転機構が、当該切り欠き部の位置が定められた位置となるように載置台を回転させることによって行われる。
<ステージ4>
ステージ4は、筐体内部に基板Wを保持する保持部である。ステージ4は、処理領域14に配置された基台15上に、配置される。ステージ4は、具体的には、例えば、平板状の外形を有し、その上面に基板Wを水平姿勢に載置して保持する。ステージ4の上面には、複数の吸引孔(図示省略)が形成されており、この吸引孔に負圧(吸引圧)を形成することによって、ステージ4上に載置された基板Wをステージ4の上面に固定保持することができるようになっている。
<ステージ駆動機構5>
ステージ駆動機構5は、ステージ4を基台15に対して移動させる。ステージ駆動機構5は、処理領域14に配置された基台15上に、配置される。
ステージ駆動機構5は、具体的には、ステージ4を回転方向(Z軸周りの回転方向(θ軸方向))に回転させる回転機構51と、回転機構51を介してステージ4を支持する支持プレート52と、支持プレート52を副走査方向(X軸方向)に移動させる副走査機構53とを備える。ステージ駆動機構5は、さらに、副走査機構53を介して支持プレート52を支持するベースプレート54と、ベースプレート54を主走査方向(Y軸方向)に移動させる主走査機構55とを備える。
回転機構51は、ステージ4の上面(基板Wの載置面)の中心を通り、当該載置面に垂直な回転軸Aを中心としてステージ4を回転させる。回転機構51は、例えば、上端が載置面の裏面側に固着され、鉛直軸に沿って延在する回転軸部511と、回転軸部511の下端に設けられ、回転軸部511を回転させる回転駆動部(例えば、回転モータ)512とを含む構成とすることができる。この構成においては、回転駆動部512が回転軸部511を回転させることにより、ステージ4が水平面内で回転軸Aを中心として回転することになる。
副走査機構53は、支持プレート52の下面に取り付けられた移動子とベースプレート54の上面に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ531とを有している。また、ベースプレート54には、副走査方向に延びる一対のガイド部材532が敷設されており、各ガイド部材532と支持プレート52との間には、ガイド部材532に摺動しながら当該ガイド部材532に沿って移動可能なボールベアリングが設置されている。つまり、支持プレート52は、当該ボールベアリングを介して一対のガイド部材532上に支持される。この構成においてリニアモータ531を動作させると、支持プレート52はガイド部材532に案内された状態で副走査方向に沿って滑らかに移動する。
主走査機構55は、ベースプレート54の下面に取り付けられた移動子と基台15上に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ551を有している。また、基台15には、主走査方向に延びる一対のガイド部材552が敷設されており、各ガイド部材552とベースプレート54との間には例えばエアベアリングが設置されている。エアベアリングにはユーティリティ設備から常時エアが供給されており、ベースプレート54は、エアベアリングによってガイド部材552上に非接触で浮上支持される。この構成においてリニアモータ551を動作させると、ベースプレート54はガイド部材552に案内された状態で主走査方向に沿って摩擦なしで滑らかに移動する。
<ステージ位置計測部6>
ステージ位置計測部6は、ステージ4の位置を計測する。ステージ位置計測部6は、具体的には、例えば、ステージ4外からステージ4に向けてレーザ光を出射するとともにその反射光を受光し、当該反射光と出射光との干渉からステージ4の位置(具体的には、主走査方向に沿うY位置、および、回転方向に沿うθ位置)を計測する、干渉式のレーザ測長器により構成される。
<マーク撮像ユニット7>
マーク撮像ユニット7は、ステージ4に保持された基板Wの上面を撮像する光学機器である。マーク撮像ユニット7は、支持フレーム16に支持される。マーク撮像ユニット7は、具体的には、例えば、鏡筒と、フォーカシングレンズと、CCDイメージセンサと、駆動部と、を備える。鏡筒は、露光装置1の筐体外部に配置された照明ユニット(すなわち、撮像用の照明光(ただし、照明光としては、基板W上のレジストなどを感光させない波長の光が選択されている)を供給する照明ユニット)700と、ファイバケーブル等を介して接続されている。CCDイメージセンサは、エリアイメージセンサ(二次元イメージセンサ)等により構成される。また、駆動部は、モータ等により構成され、フォーカシングレンズを駆動してその高さ位置を変更する。駆動部が、フォーカシングレンズの高さ位置を調整することによって、オートフォーカスが行われる。
このような構成を備えるマーク撮像ユニット7においては、照明ユニット700から出射される光が鏡筒に導入され、フォーカシングレンズを介して、ステージ4上の基板Wの上面に導かれる。そして、その反射光が、CCDイメージセンサで受光される。これによって、基板Wの上面の撮像データが取得される。この撮像データは、制御部9に送られて、基板Wのアライメント(位置合わせ)に供される。
<露光ユニット8>
露光ユニット8は、描画光を形成する光学装置である。なお、この露光装置1は、露光ユニット8を2個備える。もっとも、露光ユニット8の搭載個数は、必ずしも2個である必要はなく、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。露光装置1が複数の露光ユニット8を備える場合、各露光ユニット8は、いずれも同じ構成を備える。
露光ユニット8は、光源部81と、露光ヘッド80と、を備える。露光ヘッド80は、変調ユニット82と、投影光学系83と、を備える。これら各部81,82,83は、支持フレーム16に支持される。具体的には、例えば、光源部81は、支持フレーム16の天板上に載置される収容ボックスに収容される。また、変調ユニット82および投影光学系83は、支持フレーム18の+Y側に固定された収容ボックスに、収容される。なお、露光ユニット8は、監視部60と、補正部70と、をさらに備えるが、これら各部60,70については、後に説明する。
露光ユニット8が備える各要素81,82,83について、図1、図2に加え、図3を参照しながら説明する。図3は、露光ヘッド80を模式的に示す図である。
a.光源部81
光源部81は、露光ヘッド80に向けて光を出射する。光源部81は、具体的には、例えば、レーザ駆動部811と、レーザ駆動部811からの駆動を受けて出力ミラー(図示省略)からレーザ光を出射するレーザ発振器812と、を備える。また、光源部81は、レーザ発振器812から出射された光(スポットビーム)を、強度分布が均一な線状の光(すなわち、光束断面が帯状の光であるラインビーム)とする照明光学系813を備える。
光源部81は、さらに、照明光学系813から出射されたラインビームを、空間光変調器821の変調面820(後述する)に収束させる描画用フォーカスレンズ814(第1レンズ)を備える。描画用フォーカスレンズ814は、例えば、シリンドリカルレンズにより構成され、そのシリンドリカル面(円筒面)を、入射光の上流側に向けるようにして配置される(図5参照)。また、描画用フォーカスレンズ814は、その中心線に、照明光学系813から出射されたラインビームが入射するような高さ位置に配置されている(以下、このような高さ位置を、描画用フォーカスレンズ814の「基準位置」ともいう)。ただし、後に明らかになるように、描画用フォーカスレンズ814には、その高さ位置(Z方向に沿う位置)を変更する機構(レンズ変位機構71)が設けられており、描画用フォーカスレンズ814は、基準位置よりも高い(あるいは、低い)位置に配置される場合がある。
このような構成を備える光源部81においては、レーザ駆動部811の駆動を受けてレーザ発振器812からレーザ光が出射され、当該レーザ光が、照明光学系813においてラインビームとされる。照明光学系813から出射されたラインビームは、描画用フォーカスレンズ814に入射し、そのシリンドリカル面から出射して、変調ユニット82の変調面820に収束する(図5参照)。つまり、変調面820は、ラインビームの集光面となっている。
b.変調ユニット82
変調ユニット82は、ここに入射した光に、パターンデータDに応じた空間変調を施す。ただし、「光を空間変調させる」とは、光の空間分布(振幅、位相、および偏光等)を変化させることを意味する。また、「パターンデータD」とは、光を照射すべき基板W上の位置情報が画素単位で記録されたデータであり、例えば、CAD(Computer Aided Design)を用いて生成されたパターンの設計データを、ラスタライズすることによって、生成される。パターンデータDは、例えばネットワーク等を介して接続された外部端末装置から受信することによって、あるいは、記録媒体から読み取ることによって取得されて、後述する制御部9の記憶装置94に格納される(図4参照)。
変調ユニット82は、空間光変調器821を備える。空間光変調器821は、例えば電気的な制御によって光を空間変調させて、パターンの描画に寄与させる必要光と、パターンの描画に寄与させない不要光とを、互いに異なる方向に反射させる装置である。
空間光変調器821は、例えば、変調素子である固定リボンと可動リボンとが、その上面を同一面(以下「変調面」ともいう)820に沿わせるようにして、一次元に配設された、回折格子型の空間光変調器(例えば、GLV)を含んで構成される。回折格子型の空間光変調器821では、所定数個の固定リボンおよび所定数個の可動リボンが1個の変調単位を形成しており、この変調単位が、X軸方向に沿って一次元に複数個並んだ構成となっている。各変調単位は、その動作が電圧のオン/オフで制御されるものであり、電圧状態の切り換えによって、パターンの描画に寄与する必要光を出射する状態(例えば、変調単位の表面が平面となって、0次光を出射する状態)と、パターンの描画に寄与しない不要光を出射する状態(例えば、変調単位の表面に定められた深さの平行な溝が周期的に並んで1本以上形成された状態となって、0次以外の次数の回折光を出射する状態)とで切り換えられる。空間光変調器821は、複数の変調単位のそれぞれに対して独立に電圧を印加可能なドライバ回路ユニットを含んで構成され、各変調単位の電圧が、独立して切り換え可能とされる。
変調ユニット82においては、制御部9の制御下で、空間光変調器821の各変調単位の状態がパターンデータDに応じて切り換えられつつ、照明光学系813から出射された光(ラインビーム)が、ミラー822を介して、空間光変調器821の変調面820に、定められた角度で、入射する。ただし、ラインビームは、その線状の光束断面の長幅方向を、空間光変調器821の複数の変調単位の配列方向(X軸方向)に沿わせるようにして、一列に配列された複数の変調単位に入射する。したがって、空間光変調器821から出射される光は、副走査方向に沿って複数画素分の空間変調された光(ただし、1個の変調単位にて空間変調された光が、1画素分の光となる)を含む、断面が帯状の描画光となっている。このように、空間光変調器821は、光源部81から出射された光を、変調面820で受光して、当該受光した光にパターンデータDに応じた空間変調を施す。
c.投影光学系83
投影光学系83は、空間光変調器821から出射される描画光のうち、不要光を遮断するとともに必要光を基板Wの表面に導いて、必要光を基板Wの表面に結像させる。すなわち、空間光変調器821から出射される描画光には、必要光と不要光とが含まれるところ、必要光はZ軸に沿って−Z方向に進行し、不要光はZ軸から±X方向に僅かに傾斜した軸に沿って−Z方向に進行する。投影光学系83は、例えば、必要光のみを通過させるように真ん中に貫通孔が形成された遮断板831を備え、この遮断板831で不要光を遮断する。投影光学系83には、この遮断板831の他に、ゴースト光を遮断する遮断板832、必要光の幅を広げる(あるいは狭める)ズーム部を構成する複数のレンズ833,834、必要光を定められた倍率として基板W上に結像させるフォーカシングレンズ835、フォーカシングレンズ835を駆動してその高さ位置を変更することによってオートフォーカスを行う駆動部(例えば、モータ)(図示省略)、等がさらに含まれる。
露光装置1においては、後に説明するように、上記の構成を備える各露光ユニット8が、主走査方向(Y軸方向)に沿って基板Wに対して相対的に移動されながら、副走査方向に沿う複数画素分の描画光を断続的に照射し続ける。各露光ユニット8からの描画光の照射を伴う主走査が、副走査を挟みつつ、繰り返して行われることによって、基板Wの主面内における描画対象領域の全体に、パターン群が描画されることになる(図8参照)。
<制御部9>
制御部9は、露光装置1が備える各部と電気的に接続されており、各種の演算処理を実行しつつ露光装置1の各部の動作を制御する。
制御部9は、例えば、図4に示されるように、CPU91、ROM92、RAM93、記憶装置94等がバスライン95を介して相互接続された一般的なコンピュータを含んで構成される。ROM92は基本プログラム等を格納しており、RAM93はCPU91が所定の処理を行う際の作業領域として供される。記憶装置94は、フラッシュメモリ、あるいは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。記憶装置94にはプログラムPが格納されており、このプログラムPに記述された手順に従って、主制御部としてのCPU91が演算処理を行うことにより、各種機能(例えば、後述する状態推定部64、変更制御部72等)が実現される。プログラムPは、通常、予め記憶装置94等のメモリに格納されて使用されるものであるが、CD−ROMあるいはDVD−ROM、外部のフラッシュメモリ等の記録媒体に記録された形態(プログラムプロダクト)で提供され(あるいは、ネットワークを介した外部サーバからのダウンロードなどにより提供され)、追加的または交換的に記憶装置94等のメモリに格納されるものであってもよい。なお、制御部9において実現される一部あるいは全部の機能は、専用の論理回路等でハードウェア的に実現されてもよい。
また、制御部9では、入力部96、表示部97、通信部98もバスライン95に接続されている。入力部96は、例えば、キーボードおよびマウスによって構成される入力デバイスであり、オペレータからの各種の操作(コマンドや各種データの入力といった操作)を受け付ける。なお、入力部96は、各種スイッチ、タッチパネル等により構成されてもよい。表示部97は、液晶表示装置、ランプ等により構成される表示装置であり、CPU91による制御の下、各種の情報を表示する。通信部98は、ネットワークを介して外部装置との間でコマンドやデータなどの送受信を行うデータ通信機能を有する。
<2.監視部60>
上述したとおり、露光ユニット8においては、光源部81から出射された光(ラインビーム)が、描画用フォーカスレンズ814を介して、空間光変調器821の変調面820に入射する。ここで、露光ユニット8は、変調面820における光の状態を監視する監視部60を備える。
監視部60について、図5を参照しながら具体的に説明する。図5には、露光ユニット8が備える構成の一部が模式的に示されている。監視部60は、分岐部61と、観察用フォーカスレンズ(第2レンズ)62と、観察部63と、状態推定部64と、を備える。
<分岐部61>
分岐部61は、これを通過する光の大部分(例えば、99%)を透過させつつ、残り(例えば、残りの1%)を、当該透過光の進行方向とは別の方向に分岐させる光学部品であり、例えばビームスプリッタにより構成される。分岐部61は、光源部81から出射されて変調ユニット82へ向かう光Lの光路上であって、描画用フォーカスレンズ814よりも手前(すなわち、光源部81側)に、配置される。つまり、分岐部61は、描画用フォーカスレンズ814よりも手前の位置で、光源部81から出射される光Lの一部を、変調ユニット82に向かう方向とは別の方向に、分岐させる。
以下において、分岐部61を透過して変調ユニット82に向かう光を「描画用光L1」ともいう。また、分岐部61で、変調ユニット82に向かう方向とは別の方向に分岐された光を「観察用光L2」ともいう。描画用光L1は、描画用フォーカスレンズ814およびミラー822を介して、空間光変調器821に導かれる。一方、観察用光L2は、ミラー600および観察用フォーカスレンズ62を介して、観察部63に導かれる。
<観察用フォーカスレンズ62>
観察用フォーカスレンズ62は、光源部81から出射された光Lの一部(具体的には、分岐部61で分岐された観察用光L2)を、観察部63の観察対象面630(後述する)に収束させる。
観察用フォーカスレンズ62は、分岐部61を中心として、描画用フォーカスレンズ814(ただし、基準位置にある描画用フォーカスレンズ814)と対称に配置される。すなわち、観察用フォーカスレンズ62は、分岐部61から観察用フォーカスレンズ62までの光学距離が、分岐部61から基準位置にある描画用フォーカスレンズ814までの光学距離と、等しくなるような位置に配置される。つまり、光源部81から観察用フォーカスレンズ62までの光学距離と、光源部81から基準位置にある描画用フォーカスレンズ814までの光学距離とは、等しい。また、観察用フォーカスレンズ62は、描画用フォーカスレンズ814と焦点距離が等しいシリンドリカルレンズ(より好ましくは、さらに、レンズ厚さ、曲率半径、材質等の少なくとも1つも、描画用フォーカスレンズ814と等しいシリンドリカルレンズ)により構成されており、そのシリンドリカル面を、入射光の上流側に向けるようにして配置される。また、観察用フォーカスレンズ62は、その中心線に、観察用光L2が入射するような高さ位置に配置される。
上述したとおり、観察用フォーカスレンズ62の焦点距離と、描画用フォーカスレンズ814の焦点距離とは、等しい。したがって、描画用フォーカスレンズ814が基準位置に配置されている状態において、観察用フォーカスレンズ62とこれが観察用光L2を収束させる観察対象面630との間の光学距離と、描画用フォーカスレンズ814とこれが描画用光L1を収束させる変調面820との間の光学距離とは、等しい。上述したとおり、光源部81から観察用フォーカスレンズ62までの光学距離と、光源部81から描画用フォーカスレンズ814までの光学距離とは等しいので、光源部81から観察対象面630までの光学距離と、光源部81から変調面820までの光学距離とは、等しい。
<観察部63>
観察部63は、光源部81から出射された光Lの一部(具体的には、分岐部61で分岐された観察用光L2)を、観察対象面630を介して受光して、観察対象面630の撮像データを取得する。つまり、観察部63は、観察対象面630に入射する観察用光L2を、撮像する。
観察部63は、具体的には、例えば、光学顕微鏡(光学観察顕微鏡)631と、撮像素子632と、を備える(所謂、カメラ付きの光学顕微鏡)。光学顕微鏡631は、観察対象面630の観察像を形成する光学装置であり、対物レンズ6311と、鏡筒6312と、を備える。ただし、対物レンズ6311の焦点位置は、観察対象面630と一致している。撮像素子632は、例えば、光を電気信号に変換するCCDやCMOS等の光電変換素子から構成され、光学顕微鏡631から取得した観察対象面630の観察像の画像情報を、電気信号に変換して、観察対象面630の撮像データを取得する。この撮像データは、制御部9(具体的には、制御部9にて実現される状態推定部64)に出力される。
<状態推定部64>
状態推定部64は、観察部63が取得した撮像データ(すなわち、観察対象面630の撮像データ)に基づいて、変調面820における光の状態(ここでは、例えば、光の入射位置)を推定する。状態推定部64は、具体的には、観察部63が取得した撮像データを画像解析して、観察対象面630における光(すなわち、観察用光L2)の入射位置を特定し、当該特定された入射位置を、変調面820における光(すなわち、描画用光L1)の入射位置と推定する。状態推定部64によって推定された変調面820における描画用光L1の入射位置を、以下「推定入射位置」ともいう。
もっとも、状態推定部64が推定する「光の状態」は、光の入射位置に限られるものではなく、例えば、光の強度分布(例えば、光の長幅方向に沿う強度分布)等であってもよい。この場合、状態推定部64は、観察部63が取得した撮像データを画像解析して、観察対象面630における観察用光L2の長幅方向に沿う強度分布を特定し、当該特定された強度分布を、変調面820における描画用光L1の長幅方向に沿う強度分布と推定する。
描画用フォーカスレンズ814が基準位置に配置されている場合、観察対象面630に入射する観察用光L2と、変調面820に入射する描画用光L1とは、同じ履歴を経ている。すなわち、分岐部61にて分岐された描画用光L1と観察用光L2とは、同じ光学距離を進んで、描画用フォーカスレンズ814、あるいは、観察用フォーカスレンズ62に入射し、さらに同じ光学距離を進んで、変調面820、あるいは、観察対象面630に収束される。したがって、変調面820における光の実際の状態は、観察対象面630における光の状態と、精度よく一致している。すなわち、状態推定部64が推定した光の状態(特に、光学距離に依存して変化する光の状態)は、変調面820における光の実際の状態と精度よく一致した信頼のできる情報であるといえる。
例えば、光源部81から出射される光が揺らいでいる場合、その揺らぎ量は、光学距離に依存して変化するところ、ここでは、光源部81から観察対象面630までの光学距離と、光源部81から変調面820までの光学距離とが、等しいので、変調面820における光の実際の入射位置は、観察対象面630における光の入射位置と、精度よく一致している。すなわち、状態推定部64が取得した推定入射位置は、変調面820における光の実際の入射位置と精度よく一致した信頼のできる情報であるといえる。
<3.補正部70>
露光ユニット8は、状態推定部64が取得した推定入射位置に基づいて、光源部81から出射された光が進行する光路(具体的には、光源部81から出射され、分岐部61を透過した描画用光L1の光路)と変調面820との相対的な位置関係を調整する補正部70を、備える。
補正部70について、引き続き図5を参照しながら具体的に説明する。補正部70は、描画用フォーカスレンズ814を変位させることによって、描画用光L1の光路と変調面820との相対的な位置関係を変更する。補正部70は、レンズ変位機構71と、変更制御部72と、を備える。
<レンズ変位機構71>
レンズ変位機構71は、描画用フォーカスレンズ814をZ軸に沿って(すなわち、描画用光L1の光軸と直交する面内(XZ面内)において、副走査方向(X方向)と直交する方向に沿って)変位させて、描画用フォーカスレンズ814のZ方向に沿う位置(高さ位置)を変更する駆動機構である。
レンズ変位機構71について、図6を参照しながら具体的に説明する。図6は、レンズ変位機構71を模式的に示す図である。
レンズ変位機構71は、基台710等に固定された門型のフレーム711と、フレーム711に支持されたフローティングホルダ712と、を備える。フローティングホルダ712は、描画用フォーカスレンズ814の外縁を保持する。
フレーム711の一方の側壁の内壁面には、固定規制ピン713が凸設されており、その先端がフローティングホルダ712の一方の側方枠に当接する。一方、フレーム711の他方の側壁の内壁面とフローティングホルダ712の他方の側方枠との間には、バネ714が縮短状態で配設される。したがって、フローティングホルダ712は、バネ714の付勢力を受けて、固定規制ピン713に押しつけられており、これによって、フローティングホルダ712の横方向(X軸方向)の位置(ひいては、描画用フォーカスレンズ814の位置)が規制される。
一方、フレーム711の天板には、これを上下に貫通する貫通孔7111が、X方向に間隔をあけて例えば2個形成されており、各貫通孔に、可動規制ピン715が上下移動可能な状態で挿通される。各可動規制ピン715は、フレーム711の天板の厚みよりも十分に長く、可動規制ピン715の下端は、フローティングホルダ712の上方枠に当接する。一方、基台710とフローティングホルダ712の下方枠との間には、可動規制ピン715と対向する各位置に、縮短状態のバネ716が配設される。したがって、フローティングホルダ712は、このバネ716の付勢力を受けて、可動規制ピン715に押しつけられており、これによって、フローティングホルダ712の上下方向(Z軸方向)の位置(ひいては、描画用フォーカスレンズ814の位置)が規制される。
ここで、各可動規制ピン715の上端には、可動規制ピン715の高さ位置(Z方向に沿う位置)を変更する駆動部717が配設される。駆動部717は、具体的には、例えば、ステッピングモータあるいはサーボモータ等で駆動される直動式のアクチュエータを含んで構成することができる。駆動部717が可動規制ピン715を上下に移動させると、これに伴って、フローティングホルダ712(ひいては、描画用フォーカスレンズ814)が、上下に変位する。ただし、駆動部717は、制御部9(具体的には、制御部9にて実現される変更制御部72)と電気的に接続されており、変更制御部72の制御下で動作する。つまり、描画用フォーカスレンズ814の高さ位置は、変更制御部72によって制御される。
描画用フォーカスレンズ814がZ軸に沿って変位されると、描画用光L1の光路と変調面820との相対的な位置関係が変更され、変調面820における描画用光L1の入射位置が変更される。例えば、図示されるような描画用光L1の光路が形成されている場合、描画用フォーカスレンズ814が基準位置から上方に変位されると、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置は、描画用フォーカスレンズ814の変位量に応じた量だけ、推定入射位置よりも+Y側の位置となる。また、描画用フォーカスレンズ814が基準位置から下方に変位されると、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置は、描画用フォーカスレンズ814の変位量に応じた量だけ、推定入射位置よりも−Y側の位置となる。
<変更制御部72>
変更制御部72は、状態推定部64が取得した推定入射位置に基づいて、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置が、理想位置(例えば、変調面820の中心線)に近づくような(好ましくは、理想位置と一致するような)、描画用フォーカスレンズ814の変位方向と変位量とを、特定する。そして、変更制御部72は、レンズ変位機構71を制御して、当該特定された変位方向に、当該特定された変位量だけ、描画用フォーカスレンズ814を変位させる。
例えば、図示されるような描画用光L1の光路が形成されている場合において、推定入射位置が理想位置よりも−Y側である場合、変更制御部72は、レンズ変位機構71を制御して、描画用フォーカスレンズ814を基準位置から上方に変位させる。これによって、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置が、推定入射位置よりも+Y側の位置となる。すなわち、描画用光L1の実際の入射位置の、理想位置からのずれ幅が、小さくなる。逆に、推定入射位置が理想位置よりも+Y側である場合、変更制御部72は、レンズ変位機構71を制御して、描画用フォーカスレンズ814を基準位置から下方に変位させる。これによって、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置が、推定入射位置よりも−Y側の位置となる。すなわち、描画用光L1の実際の入射位置の、理想位置からのずれ幅が、小さくなる。
なお、変更制御部72が、描画用フォーカスレンズ814の変位量を算出する態様は、どのようなものであってもよい。例えば、変更制御部72は、推定入射位置と理想位置とのずれ量を、そのまま、描画用フォーカスレンズ814の変位量としてもよい。また例えば、変更制御部72は、推定入射位置と理想位置とのずれ量の半分に相当する距離を、描画用フォーカスレンズ814の変位量としてもよい。また例えば、変更制御部72は、状態推定部64が取得した現時刻の推定入射位置と過去の推定入射位置とに基づいて、現時刻から所定時間(例えば、描画用フォーカスレンズ814の移動に要する時間)だけ先の時刻の推定入射位置を予測し、当該予測された推定入射位置と理想位置とのずれ量を、描画用フォーカスレンズ814の変位量としてもよい。また、変更制御部72は、推定入射位置と理想位置とのずれ量が所定の許容範囲以下の場合は、変位量をゼロとしてもよい。
<4.監視部60および補正部70が行う処理の流れ>
監視部60および補正部70が行う処理の流れについて、引き続き、図5を参照しながら説明する。
光源部81からの光の出射が開始されると、監視部60が、変調面820における光の状態の監視を開始する。具体的には、分岐部61が、光源部81から出射された光Lの一部を分岐させ、観察用フォーカスレンズ62が、当該分岐された光(観察用光L2)を、観察対象面630に収束させる。その一方で、観察部63が、観察対象面630の撮像データを、連続的に(あるいは、定められた周期で間欠的に)、取得する。撮像データが取得されると、状態推定部64が、当該撮像データを画像解析して、観察対象面630における観察用光L2の入射位置を特定し、当該特定された入射位置を、変調面820における描画用光L1の推定入射位置として取得する。このようにして、変調面820における描画用光L1の推定入射位置が、即時に取得されていく。
一方、監視部60が、変調面820における光の状態を監視するのと並行して、補正部70が、監視部60が取得した推定入射位置に基づいて、描画用光L1の光路と変調面820との相対的な位置関係を調整する。具体的には、変更制御部72が、状態推定部64が取得した推定入射位置に基づいて、変調面820における描画用光L1の実際の入射位置が理想位置に近づくような描画用フォーカスレンズ814の変位方向および変位量を特定する。そして、レンズ変位機構71が、当該特定された方向に、当該特定された変位量だけ、描画用フォーカスレンズ814を変位させる。これによって、描画用光L1が、常に、変調面820内における、理想位置(少なくとも、理想位置から大きく外れない位置)に、入射するように担保される。
補正部70による補正がない場合、光源部81から出射される光が揺らぐと、変調面820において、理想位置からずれた位置に光が入射し、このずれが、基板W上の描画光の照射位置のずれとなって現れる。例えば、図示されるような描画用光L1の光路が形成されている場合、光源部81から出射される光のZ軸方向の揺らぎは、変調面820において、複数の変調単位の配列方向(X方向)と直交する方向(Y方向)のずれとなって現れ、変調面820におけるこのずれが、基板Wにおける描画光の照射位置のY方向のずれとなって現れてしまう(図3の仮想線参照)。補正部70による補正が行われる場合、光源部81から出射される光が揺らいだとしても、変調面820における描画用光L1の入射位置は、理想位置から大きく外れない。したがって、描画光は、常に、基板Wにおける所期の位置に照射される。すなわち、露光位置精度の低下が抑制される。
<5.露光装置1の動作>
露光装置1において実行される基板Wに対する一連の処理の流れについて、図7を参照しながら説明する。図7は、当該処理の流れを示す図である。以下に説明する一連の動作は、制御部9の制御下で行われる。
露光装置1においては、まず、搬送装置2が、カセット載置部17に載置されたカセットCから未処理の基板Wを1枚取り出して、処理領域14のステージ4上に移載する(ステップS1)。なお、このとき、必要に応じて、搬送装置2は、プリアライメント部3を経由して、基板Wをステージ4上に移載してもよい。すなわち、搬送装置2は、必要に応じて、カセットCから取り出した未処理の基板Wを、一旦、プリアライメント部3に搬入し、プリアライメント処理後の基板Wをプリアライメント部3から搬出して、ステージ4上に移載してもよい。
ステージ4上に基板Wが載置され、ステージ4が当該基板Wを吸着保持すると、続いて、ステージ駆動機構5が、ステージ4をマーク撮像ユニット7の下方位置まで移動させる。ステージ4がマーク撮像ユニット7の下方に配置されると、続いて、ステージ4上の基板Wが適正な位置にくるように精密に位置合わせする処理(アライメント処理)が行われる(ステップS2)。具体的には、まず、マーク撮像ユニット7が、基板Wの上面を撮像する。続いて、制御部9が、マーク撮像ユニット7が取得した撮像データを画像解析して、ここから基板W上のアライメントマークを検出する。アライメントマークが検出されると、制御部9は、その検出位置に基づいて、ステージ4上の基板Wが、所定の位置からどれだけ位置ずれしているかを算出する。基板Wの位置ずれ量が算出されると、ステージ駆動機構5が当該算出されたずれ量だけステージ4を移動させて、当該基板Wが所定の位置にくるように位置合わせする。
基板Wが位置合わせされると、続いて、パターンの描画処理が行われる(ステップS3)。描画処理は、各露光ヘッド80を、基板Wに対して相対的に移動させつつ、各露光ヘッド80から、基板Wの上面に向けて空間変調された光(描画光)を照射させることによって行われる。
描画処理について、図8を参照しながら具体的に説明する。図8は、描画処理を説明するための図である。
描画処理においては、ステージ駆動機構5が、マーク撮像ユニット7の下方位置に配置されているステージ4を、まずは、主走査軸(Y軸)に沿って往路方向(ここでは、例えば、+Y方向であるとする)に移動させることによって、基板Wを各露光ヘッド80に対して主走査軸に沿って相対的に移動させる(往路主走査)。これを基板Wからみると、各露光ヘッド80は基板W上を主走査軸に沿って−Y方向に横断することになる(矢印AR11)。その一方で、主走査が開始されると、各露光ヘッド80から描画光の照射が開始される。すなわち、制御部9は、パターンデータD(具体的には、記憶装置94に格納されたパターンデータDのうち、当該主走査で描画対象となるストライプ領域に描画するべきデータを記述した部分)を読み出して、当該読み出されたパターンデータDに応じて変調ユニット82を制御して、各露光ヘッド80から、当該パターンデータDに応じて空間変調された描画光を、基板Wに向けて出射させる。
各露光ヘッド80が、基板Wに向けて断続的に描画光を出射しながら、主走査軸に沿って基板Wを1回横断すると、1本のストライプ領域(主走査軸に沿って延在し、副走査軸に沿う幅が描画光の幅に相当する領域)に、パターン群が描画されることになる。ここでは、2個の露光ヘッド80,80が同時に基板Wを横断するので、一回の往路主走査により2本のストライプ領域のそれぞれにパターン群が描画されることになる。
描画光の照射を伴う往路主走査が終了すると、ステージ駆動機構5は、ステージ4を副走査軸(X軸)に沿って所定方向(例えば、−X方向)に、描画光の幅に相当する距離だけ移動させることによって、基板Wを各露光ヘッド80に対して副査軸に沿って相対的に移動させる(副走査)。これを基板Wからみると、各露光ヘッド80は副走査軸に沿って+X方向に、ストライプ領域の幅分だけ移動することになる(矢印AR12)。
副走査が終了すると、描画光の照射を伴う復路主走査が実行される。すなわち、ステージ駆動機構5は、ステージ4を主走査軸(Y軸)に沿って復路方向(ここでは、−Y方向)に移動させることによって、基板Wを各露光ヘッド80に対して主走査軸に沿って相対的に移動させる(復路主走査)。これを基板Wからみると、各露光ヘッド80は、基板W上を、主走査軸に沿って+Y方向に移動して横断することになる(矢印AR13)。その一方で、復路主走査が開始されると、各露光ヘッド80から描画光の照射が開始される。この復路主走査によって、先の往路主走査で描画されたストライプ領域の隣のストライプ領域に、パターン群が描画される。
描画光の照射を伴う復路主走査が終了すると、副走査が行われた上で、再び、描画光の照射を伴う往路主走査が行われる。当該往路主走査によって、先の復路主走査で描画されたストライプ領域の隣のストライプ領域に、パターン群が描画される。以後も同様に、副走査を挟みつつ、描画光の照射を伴う主走査が繰り返して行われ、描画対象領域の全域にパターンが描画されると、描画処理が終了する。
ただし、上述したとおり、光源部81から光が出射されている間、監視部60が、変調面820における光の状態を監視しており、これと並行して、補正部70が、監視部60が取得した推定入射位置に基づいて、描画用光L1の光路と変調面820との相対的な位置関係を調整している。これによって、光源部81から出射される光が揺らいだとしても、露光位置精度が低下しにくいように担保されている。
再び図7を参照する。描画処理が終了すると、搬送装置2が処理済みの基板Wをステージ4から受け取ってカセットCに収容する(ステップS4)。これによって、当該基板Wに対する一連の処理が終了する。処理済みの基板WをカセットCに収容した後、搬送装置2は、新たな未処理の基板WをカセットCから取り出し、今度は、当該基板Wに対して上述した一連の処理が施されることになる。
<6.効果>
上記の実施の形態によると、光源部81から出射された光の、観察対象面630での撮像データを取得できる。ここで、光源部81から観察対象面630までの光学距離が、光源部81から変調面820までの光学距離と等しいので、観察対象面630における光の状態(特に、光学距離に依存する光の状態)が、変調面820における光の状態と等しいと推定できる。したがって、観察部63が取得した撮像データから、空間光変調器821の変調面820における光の状態を、正確に把握できる。
また、上記の実施の形態によると、観察部63が取得した撮像データに基づいて、変調面820における光の状態を推定する状態推定部64を備える。したがって、例えば、変調面820における光の状態に異常がある場合に、これを速やかに検知できる。特に、上記の実施の形態によると、状態推定部64が、観察部63が取得した撮像データに基づいて、変調面820における光の入射位置を推定する。したがって、例えば、変調面820における光の入射位置が理想位置からずれている場合に、これを速やかに検知できる。
また、上記の実施の形態によると、補正部70が、状態推定部64が推定した変調面820における光の入射位置に基づいて、光源部81から出射された光が進行する光路(描画用光L1の光路)と変調面820との相対的な位置関係を調整する。この構成によると、例えば、推定入射位置が理想位置からずれている場合に、当該相対的な位置関係を変更することによって、変調面820における光の実際の入射位置を理想位置に近づけることができる。これによって、露光位置精度の低下を抑制できる。また、この構成によると、露光装置1の起動直後、長期間の不使用状態後等のように、露光装置1が熱的に安定していない状態(すなわち、光源部81から出射される光が揺らぎやすい状態)であっても、露光位置精度の低下が生じにくいので、露光装置1の暖機運転を行う必要がない。したがって、露光装置1のスループット低下を抑制できる。
また、上記の実施の形態によると、描画用フォーカスレンズ814を変位させることによって、光源部81から出射された光が進行する光路と変調面820との相対的な位置関係を変更する。この構成によると、簡易な構成で、変調面820における光の実際の入射位置を変更できる。
また、上記の実施の形態によると、観察対象面630に光を収束させる観察用フォーカスレンズ62と光源部81との間の光学距離が、変調面820に光を収束させる描画用フォーカスレンズ814と光源部81との間の光学距離と、等しい。この構成によると、光源部81から出射されて観察対象面630に入射する光の履歴と、光源部81から出射されて変調面820に入射する光の履歴とが等しくなる。したがって、観察部63が取得した撮像データから、空間光変調器821の変調面820における光の状態を、特に正確に推定できる。
<7.変形例>
上記の実施の形態では、補正部70は、描画用フォーカスレンズ814を変位させることによって、描画用光L1の光路と変調面820との相対的な位置関係を変更していたが、補正部70は、別の態様で、この相対的な位置関係を変更してもよい。例えば、補正部70は、空間光変調器821を、複数の変調単位の配列方向(X方向)と直交する方向に移動させることによって、この相対的な位置関係を変更してもよい。
また、上記の実施の形態において、補正部70は必ずしも必要ではない。例えば補正部70に替えて、状態推定部64が取得した推定入射位置が所定の許容範囲を超えた場合に、その旨をオペレータに報知する報知部を、設けてもよい。
また、上記の実施の形態では、状態推定部64が取得した推定入射位置が、変調面820における描画用光L1の入射位置の補正に用いられていたが、状態推定部64が取得した推定入射位置は、これ以外の各種の制御等に用いられてもよい。例えば、露光ヘッド80に不具合が発生した場合に、不具合の原因となった箇所を特定するにあたって、状態推定部64が取得した推定入射位置が用いられてもよい。具体的には、例えば、露光ヘッド80に不具合が発生して描画光が基板Wにおける所期の位置からずれた位置に照射されている状況で、推定入射位置が理想位置からずれていない場合に、不具合箇所は、空間光変調器821かこれよりも描画用光L1の光路の下流側にあると判断することができる。
また、上記の実施の形態では、空間光変調器821として回折格子型の空間光変調器が用いられていたが、空間光変調器821の構成はこれに限らない。例えば、ミラーのような変調単位が一次元、あるいは、二次元に配列されている空間光変調器などが利用されてもよい。具体的には、例えば、DMD(Digital Micromirror Device:デジタル・マイクロミラー・デバイス)を利用してもよい。
また、上記の実施の形態においては、処理対象となる基板Wは、半導体基板であるとしたが、その他の各種の基板(例えば、プリント基板、液晶表示装置に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置などのフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラス基板等)が処理対象とされてもよい。
1 露光装置
2 搬送装置
3 プリアライメント部
4 ステージ
5 ステージ駆動機構
6 ステージ位置計測部
7 マーク撮像ユニット
8 露光ユニット
81 光源部
814 描画用フォーカスレンズ
82 変調ユニット
821 空間光変調器
820 変調面
83 投影光学系
9 制御部
60 監視部
61 分岐部
62 観察用フォーカスレンズ
63 観察部
630 観察対象面
64 状態推定部
70 補正部
71 レンズ変位機構
72 変更制御部
W 基板

Claims (6)

  1. 空間変調された光を基板に照射して前記基板を露光する露光装置であって、
    基板を保持する保持部と、
    空間変調された光を形成する光学装置と、
    を備え、
    前記光学装置が、
    光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射された光の一部を、観察対象面を介して受光して、前記観察対象面の撮像データを取得する観察部と、
    前記光源部から出射された光の残りを、変調面で受光して、当該受光した光にパターンデータに応じた空間変調を施す空間光変調器と、
    前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の状態を特定し、当該特定された光の状態を、前記変調面における光の状態と推定する、状態推定部と、
    を備え、
    前記光源部から前記観察対象面までの光学距離と、前記光源部から前記変調面までの光学距離とが、等しい、
    露光装置。
  2. 請求項に記載の露光装置であって、
    前記状態推定部が、
    前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の入射位置を特定し、当該特定された光の入射位置を、前記変調面における光の入射位置と推定する、
    露光装置。
  3. 請求項に記載の露光装置であって、
    前記状態推定部が推定した前記変調面における光の入射位置に基づいて、前記光源部から出射された光が進行する光路と前記変調面との相対的な位置関係を調整する補正部、
    を備える、露光装置。
  4. 請求項に記載の露光装置であって、
    前記光学装置が、
    前記光源部から出射された光を前記変調面に光を収束させる第1レンズ、
    を備え、
    前記補正部が、
    前記第1レンズを変位させることによって、前記相対的な位置関係を変更する、
    露光装置。
  5. 請求項に記載の露光装置であって、
    前記光学装置が、
    前記光源部から出射された光を前記観察対象面に光を収束させる第2レンズ、
    を備え、
    前記光源部から前記第1レンズまでの光学距離が、前記光源部から前記第2レンズまでの光学距離と、等しい、
    露光装置。
  6. 空間変調を施された光を形成する光学装置であって、
    光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射された光の一部を、観察対象面を介して受光して、前記観察対象面の撮像データを取得する観察部と、
    前記光源部から出射された光の残りを、変調面で受光して、当該受光した光にパターンデータに応じた空間変調を施す空間光変調器と、
    前記観察部が取得した前記撮像データに基づいて、前記観察対象面における光の状態を特定し、当該特定された光の状態を、前記変調面における光の状態と推定する、状態推定部と、
    を備え、
    前記光源部から前記観察対象面までの光学距離と、前記光源部から前記変調面までの光学距離とが、等しい、
    光学装置。
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