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JP6226179B2 - データ仲介装置、データ転送システム及びプログラム - Google Patents

データ仲介装置、データ転送システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ仲介装置、データ転送システム及びプログラムに関する。
特許文献1は、インターネットを介して、クライアントとサーバとの間でファイルデータを伝送するファイル伝送方法において、ファイルデータの伝送を専用プログラムを用いるHTTPSプロトコルを使用して行うことを特徴とするファイル伝送方法について開示している。
特開2003−067277号公報
本発明の目的は、データの転送についての不要な処理の発生を防ぐことができるデータ仲介装置、データ転送システム及びプログラムを提供することである。
請求項1に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについての前記データ送信装置から前記データ受信装置への受け渡しの再度の仲介は、有効期限が切れた時点での受取状態が反映された情報に基づいて行われるデータ仲介装置である。
請求項2に係る本発明は、前記データ受信装置によるデータの受取状態を管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とをさらに有し、前記受取状態送信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する請求項1記載のデータ仲介装置である。
請求項3に係る本発明は、前記データ受信手段は、複数の宛先が指定されたデータを受信し、前記データ送信手段は、指定された複数の宛先にデータを送信し、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とをさらに有し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する請求項1記載のデータ仲介装置である。
請求項4に係る本発明は、前記データ受信手段は、複数の宛先が指定されたデータを受信し、前記データ送信手段は、指定された複数の宛先にデータを送信し、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とをさらに有し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する請求項1記載のデータ仲介装置である。
請求項5に係る本発明は、処理の履歴情報を管理する履歴情報管理手段をさらに有し、前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を前記履歴情報管理手段により管理される履歴情報に基づいて特定する請求項4記載のデータ仲介装置である。
請求項6に係る本発明は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れるデータのうち、指定された複数の宛先のそれぞれの受取状態として既に受取済みである宛先と未だ受取られていない宛先とを含むデータについて、該データを特定する情報と既に受取済みである宛先とを対応付けて監視対象として記憶する監視対象記憶手段をさらに有し、前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータが前記監視対象記憶手段に記憶された監視対象である場合、前記監視対象記憶手段に記憶された既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する請求項4記載のデータ仲介装置である。
請求項7に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記受取状態送信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信するデータ仲介装置である。
請求項8に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信するデータ仲介装置である。
請求項9に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信するデータ仲介装置である。
請求項10に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置とを備え、前記データ仲介装置は、前記データ送信装置との通信を前記データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、前記データ受信装置との通信を前記データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記受取状態送信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、前記データ送信装置は、有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後、予め定められた期間が経過するまでの間に該データの受取状態の情報を前記データ仲介装置から受信し、受信した情報に基づいて該データを前記データ仲介装置へ再送信するか否かを決定するデータ転送システムである。
請求項11に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置とを備え、前記データ仲介装置は、前記データ送信装置との通信を前記データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、前記データ受信装置との通信を前記データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記データ送信装置は、有効期限が切れたデータについて受取状態の情報を前記データ仲介装置から受信し、該情報で受取済みでないと示された宛先に限定して該データを前記データ仲介装置へ再送信するデータ転送システムである。
請求項12に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置とを備え、前記データ仲介装置は、前記データ送信装置との通信を前記データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、前記データ受信装置との通信を前記データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理手段と、前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段とを有し、前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信するデータ転送システムである。
請求項13に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信ステップと、前記データ送信装置から送信されたデータを前記通信ステップでの通信により受信するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップで記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信ステップでの通信により送信するデータ送信ステップと、前記記憶ステップで記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理ステップと、前記データ受信装置によるデータの受取状態を管理する受取状態管理ステップと、前記受取状態管理ステップで管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信ステップでの通信により送信する受取状態送信ステップとをコンピュータに実行させ、前記有効期限管理ステップでは、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信ステップでの送信を許可し、前記受取状態送信ステップでは、前記有効期限管理ステップで管理された有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、前記データ受信ステップでは、前記有効期限管理ステップで管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップで送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信するプログラムである。
請求項14に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信ステップと、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信ステップでの通信により受信するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、指定された複数の宛先に従って、前記記憶ステップで記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信ステップでの通信により送信するデータ送信ステップと、前記記憶ステップで記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理ステップと、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理ステップと、前記受取状態管理ステップで管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信ステップでの通信により送信する受取状態送信ステップとをコンピュータに実行させ、前記有効期限管理ステップでは、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信ステップでの送信を許可し、前記データ受信ステップでは、前記有効期限管理ステップで管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップで送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信するプログラムである。
請求項15に係る本発明は、データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信ステップと、前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを前記通信ステップでの通信により受信するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、指定された複数の宛先に従って、前記記憶ステップで記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信ステップでの通信により送信するデータ送信ステップと、前記記憶ステップで記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理ステップと、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに管理する受取状態管理ステップと、前記受取状態管理ステップで管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信ステップでの通信により送信する受取状態送信ステップとをコンピュータに実行させ、前記有効期限管理ステップでは、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信ステップでの送信を許可し、前記データ受信ステップでは、前記有効期限管理ステップで管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップで送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、前記データ送信ステップでは、前記データ受信ステップで前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信するプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、データの転送についての不要な処理の発生を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、データ送信装置が不要な再送信を行うことを防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、データ送信装置が不要な再送信を行うことを防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ仲介装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、データ送信装置が不要な再送信を行うことを防ぐことができるデータ転送システムを提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ転送システムを提供することができる。
請求項12に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるデータ転送システムを提供することができる。
請求項13に係る本発明によれば、データ送信装置が不要な再送信を行うことを防ぐことができるプログラムを提供することができる。
請求項14に係る本発明によれば、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるプログラムを提供することができる。
請求項15に係る本発明によれば、データ送信装置及びデータ受信装置の構成を変更しなくとも、既に受取済みの宛先への不要なデータの転送を防ぐことができるプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るデータ転送システム2を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るデータ仲介装置4、データ送信装置6及びデータ受信装置8のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 データ仲介装置4においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ仲介装置4の機能構成を示すブロック図である。 データ送信装置6においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ送信装置6の機能構成を示すブロック図である。 ファイル管理部61が管理するデータの構造を示す模式図であり、(a)はファイル管理部61が管理に用いるファイル情報についてデータ構造を示したクラス図であり、(b)は受け取り確認リスト及び再送リストについて示した模式図である。 ファイルアーカイブ部63によりひとまとまりのファイルとして同梱されるファイルについて示す模式図であり、(a)は同梱されるファイルについて説明する図であり、(b)は同梱されるメッセージダイジェストファイルの一例について説明する図である。 データ受信装置8においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ受信装置8の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に対する比較例において、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。 本実施形態において、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。 ファイルの宛先が複数指定されており、一部の宛先についてダウンロードが完了し、他の宛先についてはダウンロードが完了していない場合について、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。 複数の宛先が指定されたファイルの再アップロード処理について、第1の実施形態及び第2の実施形態のファイルアップロード部65の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が保持するファイル情報のクラス図を示す。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4の履歴管理部47が保持する操作ログのクラス図を示す。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、ユーザであるデータ受信装置8からのリクエストにより、ユーザがダウンロードするべきファイルリストを提供する際の動作の一例を示すフローチャートである。 操作ログの検索を効率化するために図13に示した操作ログのクラス図を改善した操作ログのクラス図を示す。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例でデータ仲介装置4において生成される監視対象ファイルリストの構造を示すクラス図である。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル管理部43が、監視対象ファイルを作成する際の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、アップロードされたファイルについて、冗長なダウンロードとなる宛先の受け取り状態を変更する動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、ユーザであるデータ受信装置8からのリクエストにより、ユーザがダウンロードするべきファイルリストを提供する際の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ転送システム2を示す模式図である。データ転送システム2は、データ仲介装置4と、データ送信装置6と、データ受信装置8とを有する。データ送信装置6とデータ仲介装置4とは、有線又は無線の図示しない通信回線により相互に接続されている。また、データ仲介装置4とデータ受信装置8も、有線又は無線の図示しない通信回線により相互に接続されている。
本実施形態では、インターネットを経由して、第1のデータ処理装置10と、第2のデータ処理装置12とでファイルなどのデータを転送することによる装置間の連携を実現するよう構成されている。
具体的には、データ送信装置6は、データ仲介装置4に対してデータのアップロードを行う装置であり、本実施形態では、第1のデータ処理装置10から出力されたファイルを受け取り、受け取ったファイルをデータ仲介装置4に送信する。また、データ仲介装置4は、データ送信装置6からのファイルのアップロード及びデータ受信装置からのファイルのダウンロードを受付ける装置であり、サーバとして機能してデータの転送を仲介する。また、データ受信装置8は、データ仲介装置4に蓄積されたデータのダウンロードを行う装置であり、本実施形態では、データ仲介装置4からファイルを受信し、第2のデータ処理装置12にファイルを受け渡す。
ここで、本実施形態のデータ転送システム2では、HTTPプロトコルを使用してデータ転送を行うよう構成されており、サーバとしてのデータ仲介装置4において、データ送信装置6との通信はデータ送信装置6から通信の要求があった場合に行い、データ受信装置8との通信もデータ受信装置8から通信の要求があった場合に行う。データ送信装置6及びデータ受信装置8は、例えば定期的に通信の要求を行い、データ(ファイル)の送受信を含む種々の通信を実現する。
第1のデータ処理装置10及び第2のデータ処理装置12は、それぞれデータに対して処理を行うコンピュータとしての機能を備えた装置であり、例えば、第1のデータ処理装置10において画像データを生成する処理を行い、第2のデータ処理装置では第1のデータ処理装置10において生成された画像データに基づいて印刷処理を行う。
第1のデータ処理装置10及びデータ送信装置6は、例えば、企業内などの特定の設置場所に設置されており、企業内のイントラネットに接続している。また、第2のデータ処理装置12及びデータ受信装置8も、例えば、前述の企業と同じ又は異なる企業内などの特定の設置場所に設置されており、企業内のイントラネットに接続している。また、データ仲介装置4は、例えば、インターネット接続が可能なデータセンターなどに設置されている。なお、各装置の設置場所及び接続するネットワークについては、一例であり、これに限定されない。
以上の構成により、データ仲介装置4による仲介をともなうデータの転送が行われる。後述するように、データ仲介装置4におけるファイルの有効期限が切れたファイルについては、再度、データ送信装置6がアップロードを行い、データ送信装置6からデータ受信装置8への受け渡しについてデータ仲介装置4が再度仲介することとなる。この際、本実施形態及び後述する第2の実施形態において、再度の仲介は有効期限が切れた時点での受取状態が反映された情報に基づいて行われる。第1の実施形態では、有効期限が切れた時点での実際の受取状態に基づいて再アップロードを行うか否かを決定し、第2の実施形態では、有効期限が切れた時点での宛先ごとの受取状態に基づいてデータの受け渡しを行う。
図2は、データ仲介装置4、データ送信装置6及びデータ受信装置8のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。
データ仲介装置4、データ送信装置6及びデータ受信装置8は、図2に示されるように、CPU20、メモリ22、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置24、ネットワークを介して他の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)26、入出力装置28を有し、これらの構成要素は、制御バス30を介して互いに接続されている。
CPU20は、メモリ22または記憶装置24に格納された制御プログラムに基づいて処理を実行して、各装置の動作を制御する。
なお、本実施形態では、CPU20は、メモリ22または記憶装置24内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU20に提供することも可能である。
まず、データ仲介装置4の詳細について説明する。
図3は、データ仲介装置4においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ仲介装置4の機能構成を示すブロック図である。
データ仲介装置4は、例えば、図3に示すような3階層モデルにより表される。Web層では、クライアントとしてのデータ送信装置6及びデータ受信装置8がWebブランザから接続する場合のGUIを提供するWeb GUI部40と、コマンド実行や、プログラミングによる自動実行を実現するためのAPI機能を提供するWeb API部41とを有する。
また、アプリケーション層では、ユーザ管理部42と、ファイル管理部43と、ファイル暗号/復号部44と、ファイルチェック部45と、ファイル受け取り管理部46と、履歴管理部47と、ファイルアップロード/ダウンロード部48とを備えている。
ユーザ管理部42は、データ仲介装置4に接続するユーザ情報を管理して、ユーザの認証及び処理の許可を実現する機能を提供する。なお、本実施形態では、ユーザとしては、クライアントであるデータ送信装置6及びデータ受信装置8が該当する。
ファイル管理部43は、データ送信装置6からアップロードされたファイルを管理して、ファイルのアクセス制御、ファイルの有効期限制御などを実現する機能を提供する。すなわち、有効期限を管理する有効期限管理手段として機能する。
ここで、ファイルの有効期限について説明する。データ仲介装置4は例えばインターネットに接続したデータセンターに存在するもので、例え通信路やリポジトリ内部が暗号化されていたとしても、安全のためには、データ仲介装置4にデータが存在する時間は有限にすることが望ましい。このため、データ仲介装置4にアップロードされたファイルについては、有効期限が設けられ、有効期限切れのファイルは自動削除するよう構成されている。
本実施形態では、ファイル管理部43は、アップロードされたファイルについて有効期限を迎えた場合、まず、当該ファイルへの外部(例えば、データ送信装置6及びデータ受信装置8)からの読取りなどの参照を禁止する。次に、ファイル管理部43は、有効期限から予め定められた期間(例えば24時間。以下、削除猶予期間という。)だけ経過した後に、当該ファイルを削除する。なお、当該ファイルの削除の際には、当該ファイルに対応する、ファイル受け取り管理部46が管理する情報についても削除する。なお、削除の実行は、例えば、決められた時刻、および間隔で繰り返して行われる(例えば毎日午前3時に実行される)。このため、ファイル管理部43は、ファイルの有効期限が切れるまでの間、当該ファイルについてのデータ受信装置8への送信を許可する。
ファイル暗号/復号部44は、データ送信装置6からアップロードされたファイルがシステム管理者を含む第三者に漏えいすることを防ぐために、ファイルを暗号化して格納し、データ受信装置8へダウンロードする際には復号化する機能を提供する。
ファイルチェック部45は、データ送信装置6からアップロードされたファイルがデータ送信装置6に存在するファイルと一致するかどうかを確認する機能を提供する。本実施形態では、データ送信装置6が、ファイルのメッセージダイジェストをファイルと合わせて送付し、受け取り側の装置でもデータ送信装置6におけるメッセージダイジェストの算出時と同じアルゴリズムを用いてメッセージダイジェストを算出して、計算結果が一致しているかどうかを比較する。
ファイル受け取り管理部46は、ファイルをデータ仲介装置4からダウンロードして受け取る受取先(宛先)のうち、どの受取先がダウンロードを済ませているのか、どの受取先がまだダウンロードしていないのかを管理する機能を提供する。ファイル受け取り管理部46は、受取状態管理手段として機能する。また、ファイル受け取り管理部46は、データ送信装置6からの要求に応じて、受取状態についての情報を送信する受取状態送信手段としても機能する。
履歴管理部47は、いつ、どの送信元がファイルをアップロードしたのか、いつ、どの受取先がダウンロードしたのか等のデータ仲介装置4における様々な履歴情報を管理する機能を提供する。このように、履歴管理部47は、処理の履歴情報を管理する履歴情報管理手段として機能する。
ファイルアップロード/ダウンロード部48は、ファイル管理部43が管理するファイルについて、ユーザ管理部42が認証および処理許可を与えたユーザに、アップロード又はダウンロードを実行させる機能を提供する。すなわち、ファイルアップロード/ダウンロード部48は、データ送信装置6から送信されたデータを受信するデータ受信手段及びデータ受信装置8へデータを送信するデータ送信手段として機能する。
データ層では、データベース/リポジトリ部49が、アプリケーションサーバ層のデータの永続化や、ファイルの格納を行うデータベースシステムおよびリポジトリの機能を提供する。すなわち、データベース/リポジトリ部49は記憶手段として機能する。
次に、データ送信装置6の詳細について説明する。
図4は、データ送信装置6においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ送信装置6の機能構成を示すブロック図である。
データ送信装置6は、例えば、図4に示すような3階層モデルにより表される。Web層では、データ仲介装置4が提供するWeb APIを使用して通信を行うWebインタフェース部60を有する。
また、アプリケーション層では、ファイル管理部61と、アカウント管理部62と、ファイルアーカイブ部63と、メッセージダイジェスト部64と、ファイルアップロード部65と、リトライ部66と、履歴管理部67とを備えている。
ファイル管理部61は、第1のデータ処理装置10から受け取ったファイルデータを管理して、ファイルの保存期限を制御する機能を提供する。ファイル保存領域は有限なので、本実施形態では、保存期間を設けて、定期的にファイルを削除して、保存領域が枯渇するのを防いでいる。
図5は、ファイル管理部61が管理するデータの構造を示す模式図であり、図5(a)は、ファイル管理部61が管理に用いるファイル情報についてデータ構造を示したクラス図であり、図5(b)は、受け取り確認リスト及び再送リストについて示した模式図である。
ファイル管理部61が管理するファイル情報は、例えば、ファイルのID、ファイル名、コンテンツデータの記憶位置、ファイルの受取状態、宛先、データ仲介装置4が管理する当該ファイルの有効期限内であるか否かを示す変数(図5中の変数:有効)、有効期限はいつかなどの情報を含んでいる。ここで、宛先についての情報としては、当該宛先のID、当該宛先の名前、当該宛先のメールアドレス、当該宛先においてダウンロードが完了しているか否かを示す受取状態などの情報を含んでおり、宛先ごとに情報が保持される。
ここで、宛先についての情報において、受取状態としては、未だファイルをダウンロードしていない「未取得」状態、ファイルダウンロードを実行した「ダウンロード済み」状態、ファイルダウンロード実行後に後述するファイル受取通知部85による受取通知を送付した「受取通知済み」状態の3状態のいずれかを値としてもつ。また、ファイルの受取状態としては、各宛先の受取状態によって決まり、全ての宛先の受取状態が「受取通知済み」になった場合、「完了」状態を値としてとり、それ以外の組み合わせの場合には、「未完了」状態を値としてとる。また、データ仲介装置4が管理する当該ファイルの有効期限内であるか否かを示す変数:有効については、有効期限内である場合、「True」を値としてとり、有効期限が切れている場合には「False」を値としてとる。
なお、本実施形態では、宛先としてはデータ受信装置8が指定される。また、宛先として、複数指定してもよい。例えば、データ受信装置8が複数存在する場合、各データ受信装置8を宛先として指定することにより、各データ受信装置8においてファイルをダウンロードすることができる。
ファイル管理部61が管理するファイル情報は、データ仲介装置4において管理されているファイル情報をデータ送信装置6が定期的に取得することにより得られる。
また、ファイル管理部61は、上述のファイル情報について、図5(b)に示されるような受け取り確認リスト及び再送リストの2つのリストによって管理する。
受取確認リストは、データ送信装置6がデータ仲介装置4へアップロードしたファイルについてのファイル情報を格納するリストであり、このリストに格納されたファイル情報は、データ仲介装置4からの定期的なファイル情報の取得により内容が更新される。ファイル管理部61は、更新により、ファイルの受取状態が「完了」となった場合、受取確認リストからファイル情報を削除する。また、ファイル管理部61は、ファイルの受取状態が「未完了」のままデータ仲介装置4で有効期限切れによるファイルの削除が行われた場合は、再送リストへファイル情報を移動する。再送リストに格納されたファイル情報は、データ送信装置6からデータ仲介装置4へと再アップロード(再送信)を行う対象となる。
後述するリトライ部66は、再送リストにファイル情報があるファイルについて、ファイルのアップロードを実施する待ち行列に追加し、再アップロードを行う。再アップロードが完了した場合、再アップロードされたファイルのファイル情報は再送リストから削除される。
図4に示す各機能の説明に戻る。アカウント管理部62は、データ仲介装置4に接続するユーザのアカウント情報を管理して、外部に流出しないよう保護する機能を提供する。アカウント情報とは、例えばログインIDとパスワードの組み合わせ、公開鍵電子証明書と秘密鍵の組み合わせなどである。
ファイルアーカイブ部63は、第1のデータ処理装置10から受け取ったファイルと、このファイルのメッセージダイジェストについてのファイルとを、ひとまとめにする機能を提供する。ファイルアーカイブ部63により作成されたアーカイブファイルは、アップロードを実施する待ち行列に追加され、ファイルアップロードが完了すると、当該アーカイブファイルは待ち行列から削除される。
メッセージダイジェスト部64は、第1のデータ処理装置10から受け取ったファイルのメッセージダイジェストを計算して、計算に用いたアルゴリズムのアルゴリズム名と計算結果を専用フォーマットのファイルに記録する。この専用フォーマットのファイルは、ファイルアーカイブ部63で、第1のデータ処理装置10から受け取ったファイルとアーカイブファイルとして同梱される。また、アーカイブファイルを受け取った側では、専用フォーマットのファイルに示される情報に基づいて、受け取ったファイルが送信元のファイルと同じであるか否かが確認される。
図6は、ファイルアーカイブ部63によりひとまとまりのファイルとして同梱されるファイルについて示す模式図であり、図6(a)は、同梱されるファイルについて説明する図であり、図6(b)は、同梱されるメッセージダイジェストファイルの一例について説明する図である。
図6(a)に示されるように、ファイルアーカイブ部63は、第1のデータ処理装置10から受け取ったファイルであるコンテンツファイルと、このコンテンツファイルについてメッセージダイジェストに関するファイルであるメッセージダイジェストファイルとを同梱する。
図6(b)に示されるように、メッセージダイジェストファイルには、例えば、コンテンツファイルの生成日時、コンテンツファイルの名前、コンテンツファイルのデータサイズ、メッセージダイジェストの計算に用いたアルゴリズムを識別する情報、メッセージダイジェストの計算結果などが記載される。
ファイルアップロード部65は、アカウント管理部62が保持するアカウントを用いてデータ仲介装置4に接続して、例えば予めデータ仲介装置4に登録された信頼できる宛先(受取先)を指定して、ファイルのアップロードを実行する。なお、ファイルアップロード部65は、ファイルアーカイブ部63によりまとめられたファイルをデータ仲介装置4に送信する。ここで、本実施形態では、ファイルのアップロードは、Webインタフェースを介して定期的に行われる。
リトライ部66は、ファイルアップロード部65がファイルのアップロードに失敗した場合や、アップロードしたファイルの受取状態をデータ仲介装置4に問い合わせ、ファイルの受取が完了する前に当該ファイルのデータ仲介装置4での保持の有効期限を迎えて受取が完了しなかった場合などに、再度同じファイルのアップロードを試みる機能を提供する。なお、ファイルの受取が完了する前に当該ファイルのデータ仲介装置4での保持の有効期限を迎えて受取が完了しなかった場合の再送信についての詳細は後述する。
履歴管理部67は、データ送信装置6の操作ログ、エラーログ、その他システムログを管理する機能を提供する。
データ層では、ファイルシステム部68が、アプリケーションサーバ層のデータの永続化を実現する機能を提供する。
次に、データ受信装置8の詳細について説明する。
図7は、データ受信装置8においてプログラムが実行されることにより実現されるデータ受信装置8の機能構成を示すブロック図である。
データ受信装置8は、例えば、図7に示すような3階層モデルにより表される。Web層では、データ仲介装置4が提供するWeb APIを使用して通信を行うWebインタフェース部80を有する。
また、アプリケーション層では、ファイル管理部81と、アカウント管理部82と、ファイルダウンロード部83と、ファイルチェック部84と、ファイル受け取り通知部85と、リトライ部86と、履歴管理部87とを備えている。
ファイル管理部81は、データ仲介装置4からダウンロードしたファイルを管理して、第2のデータ処理装置12へファイルデータを提供する。
アカウント管理部82は、データ仲介装置4に接続するユーザのアカウント情報を管理して、外部に流出しないよう保護する機能を提供する。
ファイルダウンロード部83は、アカウント管理部82が保持するアカウントを用いてデータ仲介装置4に接続して、自装置が宛先に指定されているファイルのダウンロードを実行する。ここで、本実施形態では、ファイルのダウンロードは、Webインタフェースを介して定期的に行われる。なお、本実施形態では、メッセージダイジェストについてのファイルを含んだアーカイブファイルをダウンロードする。
ファイルチェック部84は、ダウンロードしたアーカイブファイルからコンテンツファイルを取り出し、このコンテンツファイルについてメッセージダイジェストを計算して、アップロード時に組み込まれた専用フォーマットに記録されたメッセージダイジェストと計算結果が一致するかどうかを確認する。メッセージダイジェストが一致すれば、アップロード時のファイルと、ダウンロードしたファイルは同じであると判定される。
ファイル受け取り通知部85は、ファイルチェック部84によりダウンロード対象が送信時のものと同じであると判定された後に、Webインタフェースを用いてデータ仲介装置4へファイルの受取が完了したことを通知する機能を提供する。データ仲介装置4側でダウンロード実施を誤検知した場合などには、実際にはファイルを受取が完了していないにも関わらず完了したと検知する場合がある。これに対し、データ受信装置8からファイル受取通知を行うことで、データ仲介装置4では、正確にファイル受取が完了したことを検知がされる。
リトライ部86は、ダウンロードに失敗した場合、ファイルチェック部84での確認に失敗した場合などに、再度同じファイルのダウンロードを試みる機能を提供する。
履歴管理部87は、データ受信装置8の操作ログ、エラーログ、その他システムログを管理する機能を提供する。
データ層では、ファイルシステム部88が、アプリケーションサーバ層のデータの永続化を実現する機能を提供する。
次に、ファイルの受取が完了する前に当該ファイルのデータ仲介装置4での保持の有効期限を迎えて受取が完了しなかった場合の再送信について説明する。
この再送信は、より具体的には、宛先で指定されたデータ受信装置8からの受取通知をデータ仲介装置4が受けるよりも前に、当該データの有効期限を迎え、当該データがデータ仲介装置4から自動的に削除されてしまった際に行われる。
データ送信装置6は、データ仲介装置4に対し、時間間隔をあけて、例えば予め定められた時間間隔で定期的に、ファイルの受取状態についての情報を取得し、当該ファイルについてデータ仲介装置4において受取通知が受領される前に削除されたと判定した場合、当該ファイルについて再送信する。
ここで、ファイルの受取状態についての情報の取得に関して、本実施形態に対する比較例についてまず説明する。
図8は、本実施形態に対する比較例において、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。
図8では、図5に示したファイル情報について、データベースのテーブル情報として示している。データ送信装置6は、データ仲介装置4が保持するファイル情報について、例えば30分間隔で取得する。図8に示した例では、宛先としてIDが100で表されるデータ受信装置8が指定されたファイルについての情報をデータ送信装置6はデータ仲介装置4から取得する。この際、当該ファイルの受取状態は、未取得の状態である。
その後、データ受信装置8によるダウンロード処理が行われ、受取が完了した旨の通知が当該データ受信装置8からデータ仲介装置4に対して行われると、データ仲介装置4では、当該ファイルについてのファイル情報が更新される。さらに、その後、データ送信装置6では、当該ファイルの有効期限を迎えると、有効期限切れであることを示すようファイル情報が更新される。データ仲介装置4では、有効期限を迎えたファイルについて、参照を禁じるとともに、当該ファイルのファイル情報についても参照を禁じる。
その後、前回のファイル情報の取得から予め定められた時間(ここでは、30分)、時間が経過すると、データ送信装置6は、再びファイル情報をデータ仲介装置4から取得するよう動作する。しかしながら、上述の通り、当該ファイルについては有効期限を迎えており、ファイル情報への参照ができず、データ送信装置6はファイル情報を取得することができない。
結果的に、データ送信装置6では、前回取得したファイル情報が最新の状態を反映したファイル情報であるものとして扱い、このファイル情報に基づいて当該ファイルの再送信についての制御を行うこととなる。具体的には、この例では、ファイルのダウンロードが完了せずに、ファイルの有効期限切れによる削除が行われたものとして、データ送信装置6は判定し、当該ファイルの再アップロード処理を実施することとなる。しかし、実際には、当該ファイルについてのダウンロード処理は完了しており、再アップロードは冗長な処理となる。
これに対し、本実施形態では、データ仲介装置4がWeb APIとして提供するファイル受取状態取得の期限をファイルの有効期限に予め定められた期間(以下、延長期間という。)だけ追加した時期を期限とするよう構成している。
例えば、延長期間を24時間とすると、ファイルの有効期限切れ後24時間は、データ送信装置6はファイル情報を取得可能となる。ただし、延長期間により延長されるのはファイル情報の取得のみで、ファイル自体のダウンロードなど、ファイル自体の参照は有効期限までである。なお、この場合、例えば、上述の削除猶予期間は延長期間の終了時点から開始する。そして、ファイルの有効期限経過後、延長期間及び削除猶予期間が経過した後に、ファイルは削除される。
図9は、本実施形態において、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。
図9でも、図8と同様、データ送信装置6によるファイル情報の取得後、当該ファイルのダウンロード及び受取完了の通知、さらに有効期限切れが発生したものと仮定する。本実施形態では、有効期限が切れた後であっても、延長期間内であれば、データ送信装置6はファイル情報をデータ仲介装置4から取得する。したがって、図9に示した例では、データ送信装置6は、当該ファイルについてダウンロード処理が完了していることを確認できるため、当該ファイルの再アップロード処理は行わない。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態におけるデータ仲介装置4、データ仲介装置4、データ受信装置8の各構成は、第1の実施形態のデータ転送システム2の各構成と同様なので説明を割愛する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の上述の構成と組み合わせて構成してもよい。
まず、ファイルの宛先が複数指定されている場合におけるファイルの再アップロードについて説明する。
図10は、ファイルの宛先が複数指定されており、一部の宛先についてダウンロードが完了し、他の宛先についてはダウンロードが完了していない場合について、データ送信装置6がデータ仲介装置4からファイルの受取状態についての情報を取得する様子を説明する模式図である。
図10に示した例では、宛先として、IDが100であるデータ受信装置8とIDが101であるデータ受信装置8が指定されたファイルについてのファイル情報を示している。このように図10に示した例では、複数のデータ受信装置8が宛先として指定されている。
ここでは、IDが100で表されるデータ受信装置8からはダウンロードの完了通知がデータ仲介装置4へと届き、IDが101で表されるデータ受信装置8からはダウンロードの完了通知がデータ仲介装置4へと届いていない状況を想定し、当該ファイルについての有効期限を迎えたものと仮定する。
このとき、データ送信装置6は、データ仲介装置4からのファイル情報の取得により、IDが10であるファイルについて、IDが100のデータ受信装置8ではダウンロードが完了し、IDが101であるデータ受信装置8ではダウンロードが未完了であり、かつ、当該ファイルの有効期限が切れたことを確認する。このため、データ送信装置6では、当該ファイルを再アップロードの対象であると判断する。
なお、図10で図示した例では、上述の図9と同様、データ送信装置6が、有効期限後、延長期間内にファイル情報をデータ仲介装置4から取得するものとして表しているが、最終状態のファイル情報についての取得は、延長期間に行われていなくてもよい。
ここで、データ送信装置6が再アップロードする際に、再び同じ宛先が指定されて処理が実行されると、IDが101のデータ受信装置8に対しては、再アップロードは有効であるが、IDが100のデータ受信装置8に対しては冗長な再アップロード処理となる。このような冗長な再アップロード処理は、例えば、データ仲介装置4におけるファイル情報取得のWeb APIが、データ送信装置6へファイルの受取状態のみ提供し、個々の受取者の受取状態までは提供しない構成であって、データ送信装置6が、再アップロードの際に、前回指定した全ての宛先を再び指定した場合に発生する。
本発明の第2の実施形態では、データ仲介装置4は宛先毎の受取状態を含む詳細なファイル情報取得のWeb APIを提供し、データ送信装置6は、このWeb APIを使用してファイル情報をデータ仲介装置4から取得し、再アップロードを行う際に、前回のアップロードの際に指定された宛先のうち、再ダウンロードが不要な宛先を無効化する。
図11は、複数の宛先が指定されたファイルの再アップロード処理について、第1の実施形態及び第2の実施形態のファイルアップロード部65の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップ100(S100)において、ファイルアップロード部65は、アップロード対象のアーカイブファイルの待ち行列となるフォルダから、1ファイルを選択する。
ステップ102(S102)において、ファイルアップロード部65は、選択したファイルが再送リストにあるファイルであるか否かを確認し、再送リストにあるファイルである場合、ステップ104へ移行し、再送リストにないファイルである場合、ステップ106へ移行する。
ステップ104(S104)において、ファイルアップロード部65は、再アップロード対象のファイルではない新規ファイルであるとして、予め指定された全ての宛先を有効な状態とする。
ステップ106(S106)において、ファイルアップロード部65は、再アップロードのファイルについて、指定されている宛先のうち、データ仲介装置4から取得した受け取り状態が「受取通知済み」の宛先を無効に、受け取り状態が「未取得」及び「ダウンロード済み」の宛先を有効な状態とする。
ステップ108(S108)において、ファイルアップロード部65は、有効な宛先のみを指定して、データ仲介装置4へのアップロード処理を実行する。
ステップ110(S110)において、ファイルアップロード実行中にエラーが発生したか否かを確認し、アップロード処理が正常に終了した場合には、ステップ112へ移行し、エラーが発生した場合にはステップ114へ移行してする。
正常にファイルアップロードが終了した場合、ステップ112(S112)で、アーカイブファイルの待ち行列となるフォルダから選択したファイルを削除する。
ファイルアップロード実行中にエラーが発生した場合、ステップ114(S114)で、アーカイブファイルの待ち行列となるフォルダから選択したファイルは、次回の処理で再度選択されるように待ち行列に残す。
ステップ116(S116)において、アップロードしたファイル情報をデータ仲介装置4から取得して受取確認リストに格納する。なお、ここでは、有効期限切れであっても延長期間内であればファイル情報が取得される。
既存のデータ転送システムを、本発明の第2の実施形態のように変更する場合、データ送信装置6の制御を変更することとなる。また、宛先設定が変更された場合、宛先設定に同一情報が並んでいた場合など、例外処理についても対応する場合には、さらなる変更を行う必要がある。
データ送信装置6は、例えば複数の拠点に設置されることもあり、データ仲介装置4の保守に比べ、頻繁に訪れてシステムの保守を行うのは難しくメンテナンスの難易度が高い。そのため、データ送信装置6は、アップデートなどが発生しないようにできる限り単純な構成を保ち、比較的メンテナンスし易いデータ仲介装置4にビジネスロジックを集中させることが好ましい。
そこで、本発明の第2の実施形態の第1の変形例について説明する。本発明の第2の実施形態の第1の変形例では、データ仲介装置4側で、冗長なダウンロードを防止する点で上記実施形態と異なる。
第1の変形例では、データ送信装置6が、複数の宛先を指定して再アップロードを行った場合、データ仲介装置4はアップロードされたファイルを確認して、既に受取通知を受信したファイルである否かを履歴情報から判別し、既に受取通知を受信したファイルである場合、既に受信した受取通知の送信元のデータ受信装置8についての宛先は「受取キャンセル」状態に変更し、「受取通知済み」状態と同様にダウンロード対象から除外する。なお、データ送信装置6は、宛先となるデータ受信装置8から、データ仲介装置4へ、冗長な再ダウンロードを防ぐことを要請するリクエスト信号が送信された場合に、本変形例の動作を行うよう構成してもよい。
図12は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が保持するファイル情報のクラス図を示す。
データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46では、図5(a)で説明したデータ送信装置6が管理するファイル情報と基本的に同様のファイル情報を管理している。ただし、コンテンツ情報が含まれる点で、データ送信装置6が管理するファイル情報と異なる。
コンテンツ情報は、コンテンツファイルの生成日時、コンテンツファイルの名前、コンテンツファイルのデータサイズ、メッセージダイジェストの計算結果、メッセージダイジェストの計算に用いたアルゴリズムを識別する情報などが記録されたものである。なお、コンテンツ情報は、例えば図6(a)に示した予め定められた形式のアーカイブファイルがアップロードされた場合に記録され、異なる形式のファイルがアップロードされた場合には無視される。
データ送信装置6からアップロードされたファイルが予め定められた形式のアーカイブファイルである場合、データ仲介装置4のファイルチェック部45は、アーカイブファイル内のコンテンツファイルのメッセージダイジェストを計算し、メッセージダイジェストファイルに記録されたデータと一致するかどうか比較する。一致した場合には、正常にファイルアップロードが完了していると判定して、コンテンツ情報にデータを記録する。
図12に示したファイル情報において、本変形例で特徴的な点としては、宛先の受取状態に、既にダウンロード済みであるとして宛先として中止することを示す「受取キャンセル」状態を追加した点が挙げられる。このため、宛先についての受取状態としては、未だファイルをダウンロードしていない「未取得」状態、ファイルダウンロードを実行した「ダウンロード済み」状態、ファイルダウンロード実行後に受取通知を送付した「受取通知済み」状態、宛先として中止された「受取キャンセル」状態の4状態のいずれかを値としてもつ。
また、本変形例では、ファイルの受取状態は、全ての宛先の受取状態が「受取通知済み」もしくは「受取キャンセル」となった場合に「完了」状態となり、それ以外の組み合わせの場合には、全て「未完了」状態となる。
図13は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4の履歴管理部47が保持する操作ログのクラス図を示す。
操作ログ(履歴情報)は、図13に示されるように、操作の発生した時間、操作名、操作者情報の記録の他、各操作固有の付加情報を記録することができるよう構成されている。
なお、操作ログは、例えば3ヶ月分などといった予め定められた期間、データベースに格納され、時間、操作名、操作者情報などに基づく検索が可能になっている。
例えば、データ仲介装置4のユーザ管理部42にユーザ登録されているデータ受信装置8が、データ仲介装置4から自身宛てのファイルをダウンロードした後、ダウンロード済みファイルのファイル受取通知をデータ仲介装置4に送付した場合、データ仲介装置4の履歴管理部47には操作名が「ファイル受取通知」の操作ログが記録される。データ仲介装置4のファイル情報は、ファイルの有効期限が過ぎると(第1の実施形態の場合、有効期限後の延長期間が過ぎると)、検索不可能になるため、操作名が「ファイル受取通知」の操作ログを記録する際には、付加情報として、いずれのファイルに対する受取通知であるかを判別するための情報を記録する。例えば、付加情報として、対象ファイルのファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェストなどを記録しておく。
図14は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、ユーザであるデータ受信装置8からのリクエストにより、ユーザがダウンロードするべきファイルリストを提供する際の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップ200(S200)において、ユーザとなるデータ受信装置8からのリクエスト(要求)により、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46は、ユーザがダウンロード可能なファイルのファイルリストを取得する。このファイルリストには、ファイルおよび受取者の受取状態にかかわらず、宛先が当該ユーザとなっている全てのファイルが存在する。
ステップ202(S202)において、ファイル受け取り管理部46は、データ仲介装置4の履歴管理部47より当該データ受信装置8がファイル受取通知を実施した操作ログを取得する。例えば、処理実行時から過去30日分の操作ログを検索して取得する。
ステップ204(S204)において、ステップ200で取得したファイルリストのファイルのコンテンツ情報と、ステップ202で取得した「ファイル受取通知」操作ログの付加情報に記載されるファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェストを比較して、ステップ200で取得したファイルリストの中に、当該データ受信装置8からのファイル受取通知が既になされているファイルを検索する。
ステップ200で取得したファイルリストの中に、ファイル受取通知が既になされているファイルが存在する場合、ステップ206(S206)において、ファイル情報の宛先のうち、既にファイル受取通知がなされている宛先について、受取状態を「未取得」から「受取キャンセル」に変更する。
ステップ208(S208)において、ステップ206の結果をもとに、ファイル情報の受取状態を再計算する。全ての宛先の受取状態が「受取通知済み」もしくは「受取キャンセル」となった場合には、ファイル情報の受取状態を「完了」に変更する。
ステップ210(S210)において、ユーザであるデータ受信装置8によるリクエストの内容を確認し、リクエストの内容が、データ仲介装置4のファイル情報の状態変更だけのリクエストであれば、ここまでで処理を終了し、宛先の受取状態が「受取通知済み」もしくは「受取キャンセル」のファイル情報を除外したファイルリストの提供を求めるリクエストであれば、ステップ212へ移行する。
ステップ212(S212)において、再度、ユーザがダウンロード可能なファイルリストを取得して、当該データ受信装置8自身が宛先として「受取通知済み」もしくは「受取キャンセル」の受取状態となっているファイル情報を取り除いたファイルリストを当該データ受信装置8へ提供する。
このように、データ受信装置8は、ステップ212で提供されたファイルリストをもとにデータ仲介装置4からファイルダウンロードを実行すると、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46で保持されるファイル情報のうち、データ受信装置8が宛先としての受け取り状態が「未取得」及び「ダウンロード済み」がダウンロードされる。これにより、過去30日の間にファイルをダウンロードして、受け取り通知を送付したファイルの再ダウンロードは発生しない。
なお、上述の構成によれば、データ仲介装置4側で履歴情報を利用するに過ぎず、ユーザ側は履歴情報を参照しない。
以上、操作ログの検索に基づいて、冗長なダウンロードの発生を防ぐ構成について説明したが、図13に示した構成の操作ログに限らず、他の構成の操作ログを用いてもよい。
図15は、操作ログの検索を効率化するために図13に示した操作ログのクラス図を改善した操作ログのクラス図を示す。
図13に示した操作ログでは、例えば、時間の検索条件を検索実施時間から過去30日の範囲とし、操作者の検索条件をデータ受信装置8のIDとし、操作名の検索条件を「ファイル受取通知」として検索を行うと、複数のデータが一致して、リストとして結果が返る。図13に示した操作ログによる検索では、ファイル情報が検索項目に含まれていないため、ファイル情報の比較を行うには、この検索結果リストを全探索して付加情報で示されるファイル情報の比較を行う必要がある。検索結果リストのデータが多いと長い処理時間を要することになる。
これに対し、図15に示した操作ログでは、送信者IDとファイル名が操作ログの種類に関わらず含まれているので、検索項目として、送信者となるデータ送信装置6のIDとファイル名を追加して、検索結果リストを絞り込むことができる。データ送信装置6が他のファイル名と重複しないようなファイル名でファイルアップロードを実施するならば、検索結果は一意に決定するので、処理時間は図13に示す操作ログに対する検索に比べ短縮される。
次に、本発明の第2の実施形態の第2の変形例について説明する。
第2の変形例では、データ仲介装置4は、ファイルの有効期間に達したか否かを確認する際、当該ファイルについて複数の宛先があり、宛先ごとの受取状態が完了と未完了の両方があるもの(本実施形態では、「受取通知済み」状態と「受取通知済み」以外の状態の両方があるもの)は、監視対象ファイルリストとして記録し、再アップロードされたファイルに対する冗長なダウンロードを防止する。
データ仲介装置4は、ファイルがアップロードされる度にアップロード内容が監視対象ファイルリストに該当するかを確認する。監視対象ファイルリストに該当するアップロード内容である場合、アップロードされたファイルに指定されている宛先のうち、監視対象ファイルリストによって受取が完了していることが示されている宛先について、受取状態を受取キャンセルへ変更し、監視対象ファイルリストから当該アップロード内容に該当する記録を削除する。
このように第2の変形例では、有効期限切れにより再アップロードの対象となるファイルについて、監視対象ファイルリストに記録し、再アップロードの際、監視対象ファイルリストを参照することにより、冗長なダウンロードとなる宛先について受取状態を受取キャンセルに変更することでダウンロード対象から除外する。第2の変形例では、検索対象は、有効期限切れにより再アップロードの対象となるファイルについてリスト化したものであるため、第1の変形例に比べ効率的な検索がなされる。
図16は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例でデータ仲介装置4において生成される監視対象ファイルリストの構造を示すクラス図である。
監視対象ファイルリストには、送信者、ファイル名、コンテンツ情報、受取が既に完了している宛先(「受取通知済み」状態である宛先)が記録され、コンテンツ情報としては、ファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェスト、アルゴリズム名を記録する。
なお、本実施形態では、再アップロードされたファイルに対応する監視対象ファイルを一意に検索するために、ファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェスト、アルゴリズム名を記憶しているが、監視対象ファイルを一意に検索するための識別情報であればよい。本実施形態では、監視対象としたファイルと、再アップロードされたファイルが同じファイルであるか否かを判断するに際し、ファイル名が同じであるか、ファイルサイズが同じであるか、メッセージダイジェストが同じであるか、アルゴリズム名が同じであるかについて確認する。
図17は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル管理部43が、監視対象ファイルを作成する際の動作の一例を示すフローチャートである。図17に示される処理は、例えば、毎日、アップロードされたファイルが有効期限に達したかを判断する処理と同じタイミングで行う。
ステップ300(S300)において、有効期限内のファイルのリストを取得する。
ステップ302(S302)において、有効期限内のファイルのリストにファイルが存在するか否か判定し、ファイルが存在しない場合には終了する。一方、有効期限内のファイルが存在する場合にはステップ304へ移行する。
ステップ304(S304)において、リストに挙げられたファイルについて、当該ファイルの有効期限日の当日であるか否かを判定し、有効期限日の当日であるファイルである場合、ステップ306へ移行し、有効期限日の当日ではない場合、ステップ302へ戻り、リストに挙げられた残りのファイルがあるか否か判定する。
ステップ306(S306)において、有効期限日の当日であるファイルについて、指定された宛先が複数であるか否かを確認し、宛先が複数である場合、ステップ308へ移行し、宛先が複数ではない場合、ステップ302へ戻る。
ステップ308(S308)において、指定された複数の宛先のそれぞれの受取状態について、受取が完了している宛先(本実施形態では「受取通知済み」状態の宛先)と、受取が未完了の宛先(本実施形態では「受取通知済み」以外の状態の宛先)とが混在しているか否かを判定する。混在している場合、ステップ310へ移行し、混在していない場合、ステップ302へ戻る。
ステップ310(S310)において、当該ファイルについての情報として、図16で示した情報を監視対象ファイルリストに追加する。
図18は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、アップロードされたファイルについて、冗長なダウンロードとなる宛先の受け取り状態を変更する動作の一例を示すフローチャートである。図18に示される動作は、例えば、データ送信装置6からファイルがアップロードされる度に行われる。
ステップ400(S400)において、アップロードされたファイルを格納する。
ステップ402(S402)において、監視対象ファイルリストが空でないかを確認し、空である場合には終了し、空でない場合にはステップ404へ移行する。
ステップ404(S404)において、アップロードされたファイルについてのファイル情報が監視対象ファイルリストに存在するか検索する。本変形例では、アップロードされたファイルのファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェスト及びアルゴリズム名と、監視対象ファイルリストに記憶されたファイル情報で示されるファイル名、ファイルサイズ、メッセージダイジェスト及びアルゴリズム名とが一致しているか否かにより該当するファイル情報が監視対象ファイルリストに存在するか否かを判定する。また、アップロードされたファイルの宛先に、該当するファイル情報に記された宛先が含まれているかを確認する。
監視対象ファイルリストに該当するファイル情報が存在し、アップロードされたファイルで指定された宛先について、本アップロード前に既にダウンロード済みの宛先があることが確認された場合、ステップ406へ移行し、それ以外の場合には終了する。
ステップ406(S406)において、アップロードされたファイルで指定された宛先のうち、受取状態を「未取得」から「受取キャンセル」に変更する。
ステップ408(S408)において、監視対象ファイルリストからステップ404で該当したファイル情報を削除する。
図19は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例において、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46が、ユーザであるデータ受信装置8からのリクエストにより、ユーザがダウンロードするべきファイルリストを提供する際の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップ500(S500)において、ユーザとなるデータ受信装置8からのリクエスト(要求)により、データ仲介装置4のファイル受け取り管理部46は、ユーザがダウンロード可能なファイルのファイルリストを取得する。このファイルリストには、ファイルおよび受取者の受取状態にかかわらず、宛先が当該ユーザとなっている全てのファイルが存在する。
ステップ502(S502)において、当該データ受信装置8自身が宛先として「受取通知済み」もしくは「受取キャンセル」の受取状態となっているファイル情報を取り除いたファイルリストを作成し、当該データ受信装置8へ提供する。
以上、本発明の実施形態について第1の実施形態、第2の実施形態、及びその変形例について説明したが、各実施形態及び変形例を適宜組み合わせて構成してもよい。
2 データ転送システム
4 データ仲介装置
6 データ送信装置
8 データ受信装置
10 第1のデータ処理装置
12 第2のデータ処理装置
40 Web GUI部
41 Web API部
42 ユーザ管理部
43 ファイル管理部
44 ファイル暗号/復号部
45 ファイルチェック部
46 ファイル受け取り管理部
47 履歴管理部
48 ファイルアップロード/ダウンロード部
49 データベース/リポジトリ部
60 Webインタフェース部
61 ファイル管理部
62 アカウント管理部
63 ファイルアーカイブ部
64 メッセージダイジェスト部
65 ファイルアップロード部
66 リトライ部
67 履歴管理部
68 ファイルシステム部
80 Webインタフェース部
81 ファイル管理部
82 アカウント管理部
83 ファイルダウンロード部
84 ファイルチェック部
85 ファイル受け取り通知部
86 リトライ部
87 履歴管理部
88 ファイルシステム部

Claims (14)

  1. データ送信装置から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記受取状態送信手段は、前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、
    前記データ受信手段は、前記有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    データ仲介装置。
  2. 前記データ受信手段は、複数の宛先が指定されたデータを受信し、
    前記データ送信手段は、指定された複数の宛先にデータを送信し、
    前記受取状態送信手段は、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信し、
    前記データ受信手段は、前記有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    請求項1記載のデータ仲介装置。
  3. 前記データ受信手段は、複数の宛先が指定されたデータを受信し、
    前記データ送信手段は、指定された複数の宛先にデータを送信し、
    前記受取状態送信手段は、前記データ受信装置によるデータの受取状態を指定された宛先ごとに受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信し、
    前記データ受信手段は、前記有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する
    請求項1記載のデータ仲介装置。
  4. 処理の履歴情報を管理する履歴情報管理手段
    をさらに有し、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を前記履歴情報管理手段により管理される履歴情報に基づいて特定する
    請求項3記載のデータ仲介装置。
  5. 前記有効期限が切れるデータのうち、指定された複数の宛先のそれぞれの受取状態として既に受取済みである宛先と未だ受取られていない宛先とを含むデータについて、該データを特定する情報と既に受取済みである宛先とを対応付けて監視対象として記憶する監視対象記憶手段
    をさらに有し、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータが前記監視対象記憶手段に記憶された監視対象である場合、前記監視対象記憶手段に記憶された既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する
    請求項3記載のデータ仲介装置。
  6. データを送信するデータ送信装置との通信を該データ送信装置から通信の要求があった場合に行い、データを受信するデータ受信装置との通信を該データ受信装置から通信の要求があった場合に行う通信手段と、
    前記データ送信装置から送信されたデータを前記通信手段による通信により受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されたデータを前記データ受信装置へ前記通信手段による通信により送信するデータ送信手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータの有効期限を管理する有効期限管理手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態を管理する受取状態管理手段と、
    前記受取状態管理手段により管理された受取状態の情報を前記データ送信装置へ前記通信手段による通信により送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記有効期限管理手段は、データの有効期限が切れるまでの間、該データについての前記データ送信手段による送信を許可し、
    前記受取状態送信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、
    前記データ受信手段は、前記有効期限管理手段により管理された有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    データ仲介装置。
  7. データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記データ受信手段は、前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    データ仲介装置。
  8. データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記データ受信手段は、前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する
    データ仲介装置。
  9. データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置と
    を備え、
    前記データ仲介装置は、
    前記データ送信装置から送信されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記受取状態送信手段は、前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、
    前記データ送信装置は、
    前記有効期限が切れたデータについて、有効期限が切れた後、予め定められた期間が経過するまでの間に該データの受取状態の情報を前記データ仲介装置から受信し、受信した情報に基づいて該データを前記データ仲介装置へ再送信するか否かを決定する
    データ転送システム。
  10. データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置と
    を備え、
    前記データ仲介装置は、
    前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記データ送信装置は、
    前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて受取状態の情報を前記データ仲介装置から受信し、該情報で受取済みでないと示された宛先に限定して該データを前記データ仲介装置へ再送信する
    データ転送システム。
  11. データを送信するデータ送信装置と、データを受信するデータ受信装置と、前記データ送信装置から前記データ受信装置へのデータの受け渡しを仲介するデータ仲介装置と
    を備え、
    前記データ仲介装置は、
    前記データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段により受信されたデータを記憶する記憶手段と、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶手段により記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信手段と、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信手段と
    を有し、
    前記データ受信手段は、前記データ送信手段が前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信手段により送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段が前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する
    データ転送システム。
  12. データ送信装置から送信されたデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップで記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信ステップと、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記受取状態送信ステップでは、前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記有効期限が切れた後の予め定められた期間が経過するまでの間、前記データ送信装置の要求に応じて受取状態の情報を送信し、
    前記データ受信ステップでは、前記有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップにより送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    プログラム。
  13. データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶ステップで記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信ステップと、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記データ受信ステップでは、前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップで送信された情報で受取済みでないと示された宛先に限定して前記データ送信装置により再送信されたデータを受信する
    プログラム。
  14. データ送信装置から送信された、複数の宛先が指定されたデータを受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップで受信されたデータを記憶する記憶ステップと、
    指定された複数の宛先に従って、前記記憶ステップで記憶されたデータをデータ受信装置へ送信するデータ送信ステップと、
    前記データ受信装置によるデータの受取状態の情報を前記データ送信装置へ送信する受取状態送信ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記データ受信ステップでは、前記データ受信装置へデータを送信することができる期限である有効期限が切れたデータについて、前記受取状態送信ステップで送信された情報に基づいて前記データ送信装置により再送信されたデータを受信し、
    前記データ送信ステップでは、前記データ受信ステップで前記データ送信装置からの再送信として受信したデータについて、指定された宛先のうち前記データ送信装置からの再送信の前に既に受取済みである宛先を除いた宛先に送信する
    プログラム。
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