JP6217165B2 - プライマー層付きプリプレグ、プライマー層付き金属箔、金属張積層板、プリント配線基板、半導体パッケージおよび半導体装置 - Google Patents
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Description
SAP法では、はじめに、絶縁層表面に粗化処理を施し、上記絶縁層表面上に下地になる無電解金属めっき膜を形成する。次いで、めっきレジストにより非回路形成部を保護し、電解めっきにより回路形成部の銅厚付けをおこなう。その後、めっきレジストを除去し、上記回路形成部以外の無電解金属めっき膜をフラッシュエッチングで除去することにより、絶縁層上に回路を形成する。SAP法は、絶縁層上に積層する金属層を薄膜化できるので、より微細な回路配線が可能となる。
一般的に、半導体素子と半導体素子が搭載されるプリント配線基板との熱膨張の差は非常に大きい。そのため、例えば特許文献1、2に記載されたような微細な回路を有するプリント配線基板へ半導体素子を実装するときにおこなうリフロー工程において、半導体パッケージが大きく反ってしまう場合があった。
また、実装基板へ半導体パッケージを実装するときにおこなうリフロー工程においても、同様に半導体パッケージが大きく反ってしまう場合があった。
熱硬化性樹脂と無機充填材とを含有する樹脂組成物を繊維基材に少なくとも1層以上含浸してなるプリプレグと、
上記プリプレグの少なくとも一方の面に形成される金属層と上記プリプレグとの間に介在して、上記金属層と上記プリプレグとを密着させるプライマー層と、
を含む、プライマー層付きプリプレグであって、
上記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
上記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
上記プライマー層中の上記ナフトール樹脂の含有量が、上記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
上記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下であるプライマー層付きプリプレグが提供される。
金属箔と、
上記金属箔の少なくとも一方の面に形成されたプライマー層と、
を含む、プライマー層付き金属箔であって、
上記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
上記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
上記プライマー層中の上記ナフトール樹脂の含有量が、上記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
上記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下であるプライマー層付き金属箔が提供される。
熱硬化性樹脂、無機充填材および繊維基材を含む絶縁層と、
上記絶縁層の両面又は片面に積層される金属箔と、
上記絶縁層の膜厚よりも膜厚が薄く、上記絶縁層と上記金属箔との間に介在して上記絶縁層と上記金属箔とを密着させるプライマー層と、
を有する金属張積層板であって、
上記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
前記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
上記プライマー層中の上記ナフトール樹脂の含有量が、上記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
上記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下である金属張積層板が提供される。
上記金属張積層板を回路加工してなるプリント配線基板が提供される。
上記プリント配線基板に半導体素子を実装してなる半導体パッケージが提供される。
上記の半導体パッケージを実装基板に実装してなる半導体装置が提供される。
はじめに、本実施形態に係るプライマー層形成用樹脂組成物Pについて説明する。図1および図2は、本発明に係る実施形態のプリント配線基板100の構成の一例を示す断面図である。
絶縁層101は、例えば、絶縁樹脂層である。プリント配線基板100が多層プリント配線基板の場合は、コア層111またはビルドアップ層117中の絶縁層101である。なお、プライマー層105も絶縁であるため絶縁層の一種であるが、本実施形態ではプライマー層105は絶縁層101に含まれない。
本実施形態に係るプライマー層形成用樹脂組成物Pは、必須成分としてエポキシ樹脂を含んでいる。
上記エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAF型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂;tert-ブチル-カテコール型エポキシ樹脂;ナフトール型エポキシ樹脂、2官能ナフタレン型エポキシ樹脂、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂、ナフチレンエーテル型エポキシ樹脂等のナフタレン型エポキシ樹脂;グリシジルアミン型エポキシ樹脂;クレゾールノボラック型エポキシ樹脂;ビフェニル型エポキシ樹脂;線状脂肪族エポキシ樹脂;ブタジエン構造を有するエポキシ樹脂;脂環式エポキシ樹脂;複素環式エポキシ樹脂;リン含有エポキシ樹脂;スピロ環含有エポキシ樹脂;シクロヘキサンジメタノール型エポキシ樹脂;トリメチロール型エポキシ樹脂;ハロゲン化エポキシ樹脂等が挙げられる。
上記エポキシ樹脂の含有量は、とくに限定されないが、プライマー層形成用樹脂組成物Pの全固形分を100質量%としたとき、55質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。上記ナフチレンエーテル型エポキシ樹脂の含有量が上記上限値以下であると、プライマー層105の機械的強度、難燃性および低熱膨張性を向上させることができる。
本実施形態に係るナフトール樹脂はナフトール性水酸基を有し、かつ、上記エポキシ樹脂に対して硬化作用を有するエポキシ樹脂硬化剤である。上記ナフトール樹脂としては、例えば、ナフトールノボラック樹脂、ナフトールアラルキル型樹脂などが挙げられる、これらは1種又は2種以上組み合わせて使用してもよい。ナフトール樹脂は、半導体パッケージの反りをより一層低減できる観点から、ナフトールアラルキル型樹脂が好ましく、下記式(1)であらわされるナフトールアラルキル型樹脂がより好ましい。
ナフトールアラルキル型樹脂として、例えば、新日鐵化学社製の「SN170」、「SN180」、「SN190」、「SN475」、「SN485」、「SN495」、「SN375」および「SN395」、日本化薬社製の「NHN」および「CBN」等を用いることができる。
上記ナフトール樹脂の含有量は、とくに限定されないが、プライマー層形成用樹脂組成物Pの全固形分を100質量%としたとき、55質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。上記ナフトール樹脂の含有量が上記上限値以下であると、プライマー層105の機械的強度、難燃性および低熱膨張性を向上させることができる。
本実施形態に係るプライマー層形成用樹脂組成物Pは、必須成分として無機充填材を含んでいる。これにより、プライマー層105の機械強度および剛性を向上させることができる。さらに、得られるプライマー層105の線膨張係数を小さくすることができる。
上記無機充填材の平均粒子径は、例えば、レーザー回折式粒度分布測定装置(HORIBA社製、LA−500)により、粒子の粒度分布を体積基準で測定し、そのメディアン径(D50)を平均粒子径とすることができる。
本実施形態に係るプライマー層形成用樹脂組成物Pは、熱可塑性樹脂をさらに含むのが好ましい。
これにより、絶縁層101と金属層103との密着性をより一層向上できると共に、プライマー層105の応力緩和能をより一層向上できる。その結果として、得られるプリント配線基板100の絶縁信頼性をより一層向上できる。また、絶縁層101と金属層103との密着性が優れることにより、回路の微細配線加工が可能となる。
熱可塑性樹脂として、これらの中の1種類を単独で用いてもよいし、異なる重量平均分子量を有する2種類以上を併用してもよく、1種類または2種類以上とそれらのプレポリマーとを併用してもよい。
フェノキシ樹脂としては、例えば、ジャパンエポキシレジン社製の「1256」、「4250」(ビスフェノールA骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン社製の「YX8100」(ビスフェノールS骨格含有フェノキシ樹脂)、ジャパンエポキシレジン社製の「YX6954」(ビスフェノールアセトフェノン骨格含有フェノキシ樹脂)、東都化成社製の「FX280」、「FX293」、ジャパンエポキシレジン社製の「YL7553BH30」、「YL6794」、「YL7213」、「YL7290」、「YL7482」等が挙げられる。
このほか、必要に応じて、プライマー層形成用樹脂組成物Pにはカップリング剤、ゴム粒子、上記ナフトール樹脂以外の硬化剤などの添加剤を適宜配合することができる。本実施形態で用いられるプライマー層形成用樹脂組成物Pは、上記成分を有機溶媒などにより溶解および/または分散させた液状形態で好適に用いることができる。
カップリング剤の使用により、無機充填材と各樹脂との界面の濡れ性を向上させることができる。したがって、カップリング剤を使用することは好ましく、プライマー層105の耐熱性を改良することができる。
これにより、無機充填材の界面との濡れ性を高くすることができ、それによって耐熱性をより向上させることができる。
カップリング剤の含有量が上記下限値以上であると、無機充填材を十分に被覆することができ、プライマー層105の耐熱性を向上させることができる。また、カップリング剤の含有量が上記上限値以下であると、反応に影響を与えるのを抑制でき、プライマー層105の曲げ強度などの低下を抑制することができる。
ゴム粒子の使用により、プライマー層105の応力緩和能をより一層向上できる。その結果として、得られるプリント配線基板100の絶縁信頼性をより一層向上できる。
ゴム粒子の好ましい例としては、コアシェル型ゴム粒子、架橋アクリロニトリルブタジエンゴム粒子、架橋スチレンブタジエンゴム粒子、アクリルゴム粒子、シリコーン粒子などが挙げられる。
上記ナフトール樹脂以外の硬化剤としては、例えば、ベンジルジメチルアミン(BDMA)、2,4,6−トリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)などの3級アミン化合物;2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール(EMI24)、2−フェニル−4−メチルイミダゾール(2P4MZ)、2−フェニルイミダゾール(2PZ)、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシイミダゾール(2P4MHZ)、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール(1B2PZ)などのイミダゾール化合物;BF3錯体などのルイス酸などの触媒型の硬化剤が挙げられる。
また、例えば、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)、メタキシレリレンジアミン(MXDA)などの脂肪族ポリアミン、ジアミノジフェニルメタン(DDM)、m−フェニレンジアミン(MPDA)、ジアミノジフェニルスルホン(DDS)などの芳香族ポリアミンのほか、ジシアンジアミド(DICY)、有機酸ジヒドララジドなどを含むポリアミン化合物;ヘキサヒドロ無水フタル酸(HHPA)、メチルテトラヒドロ無水フタル酸(MTHPA)などの脂環族酸無水物、無水トリメリット酸(TMA)、無水ピロメリット酸(PMDA)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸(BTDA)などの芳香族酸無水物などを含む酸無水物;ノボラック型フェノール樹脂、フェノールポリマーなどのポリフェノール化合物;ポリサルファイド、チオエステル、チオエーテルなどのポリメルカプタン化合物;イソシアネートプレポリマー、ブロック化イソシアネートなどのイソシアネート化合物;カルボン酸含有ポリエステル樹脂などの有機酸類などの重付加型の硬化剤も用いることができる。
さらに、例えば、ノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂等のフェノール樹脂系硬化剤;メチロール基含有尿素樹脂のような尿素樹脂;メチロール基含有メラミン樹脂のようなメラミン樹脂などの縮合型の硬化剤も用いてもよい。フェノール樹脂系硬化剤は、一分子内にフェノール性水酸基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般であり、その分子量、分子構造を特に限定するものではないが、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂等のノボラック型樹脂;トリフェノールメタン型フェノール樹脂等の多官能型フェノール樹脂;テルペン変性フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂等の変性フェノール樹脂;フェニレン骨格及び/又はビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂等のアラルキル型樹脂;ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール化合物等が挙げられ、これらは1種類を単独で用いても2種類以上を併用してもよい。これらのうち、硬化性の点から水酸基当量は90g/eq以上、250g/eq以下のものが好ましい。
プライマー層形成用樹脂組成物Pの全固形分(すなわち、溶媒を除く成分)を100質量%としたとき、好ましくは、上記エポキシ樹脂の割合が10質量%以上55質量%以下であり、上記ナフトール樹脂の割合が10質量%以上55質量%以下であり、上記無機充填材の割合が20質量%以上70質量%以下である。
より好ましくは、上記エポキシ樹脂の割合が20質量%以上40質量%以下であり、上記ナフトール樹脂の割合が20質量%以上40質量%以下であり、上記無機充填材の割合が30質量%以上50質量%以下である。
ガラス転移温度は、動的粘弾性分析装置(DMA)を用いて測定することができる。上記硬化物の動的粘弾性測定によるガラス転移温度が上記範囲内であると、プライマー層105の剛性や耐熱性をより一層向上させることができる。
本実施形態において、線膨張係数とは、TMA(熱機械的分析)装置(TAインスツルメント社製、Q400)を用いて、温度範囲30〜300℃、10℃/分、荷重5gの条件で測定した場合の2サイクル目の50〜150℃における平面方向(XY方向)の線膨張係数(CTE)である。
プライマー層形成用樹脂組成物Pの上記硬化物の線膨張係数が上記範囲内であると、半導体パッケージの反り抑制や温度サイクル信頼性の向上がより一層効果的に得られる。さらに半導体パッケージを二次実装した半導体装置のマザーボードとの温度サイクル信頼性の向上がより一層効果的に得られる。
なお、本実施形態の線膨張係数は、50℃以上150℃以下の範囲における平均値である。
こうした構造であると、プライマー層105の応力緩和能をより一層向上できる。その結果として、得られるプリント配線基板100の絶縁信頼性をより一層向上できる。
次に、本実施形態に係る金属張積層板280について説明する。図3は、本発明に係る実施形態の金属張積層板280の構成の一例を示す断面図である。
フェノール樹脂の重量平均分子量は、特に限定されないが、重量平均分子量4×102〜1.8×103が好ましく、5×102〜1.5×103がより好ましい。重量平均分子量を上記下限値以上とすることでプリプレグにタック性が生じるなどの問題がおこりにくくなり、上記上限値以下とすることで、プリプレグ作製時、繊維基材への含浸性が向上し、より均一な製品が得ることができる。
これらのエポキシ樹脂の中でも特に、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格変性クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、及びクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂よりなる群から選ばれる1種または2種以上が好ましい。これにより、ハンドリング性が向上するほか、耐熱性及び難燃性を向上させる。
カップリング剤の配合量は無機充填材(B)に対して0.05質量%以上、3質量%以下が望ましい。上記下限値以上とすることで、無機充填材(B)を十分に被覆して十分な耐熱性を得ることができ、上記上限値以下とすることで、反応への影響が無視できる程度になり、曲げ強度等の低下を防ぐことができる。
樹脂ワニス(I)の固形分は、とくに限定されないが、40質量%以上80質量%以下が好ましく、とくに50質量%以上75質量%以下が好ましい。これにより、樹脂ワニス(I)の繊維基材への含浸性をさらに向上させることができる。
上記有機溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等を用いることができる。
このとき、プライマー層付き金属箔250は、絶縁層101の片面のみに積層しても良いし、両面に積層しても良い。
得られた高分子フィルムシート付きプリプレグの高分子フィルムシートを剥離することにより、両面にプライマー層105を有するプライマー層付きプリプレグ200を得た後、プリプレグのプライマー層105に金属箔を配し、加熱加圧成形することで金属張積層板280を得ることができる。
次に、本実施形態に係るプリント配線基板100について説明する。図1および図2は、本発明に係る実施形態のプリント配線基板100の構成の一例を示す断面図である。
金属層103は、例えば、回路層であり、無電解金属めっき膜108と、電解金属めっき層109とを有する。
絶縁層101は、例えば、ビアホール107が設けられている。
また、絶縁層101は、例えば、絶縁樹脂層である。プリント配線基板100が多層プリント配線基板の場合は、図2に示すように、コア層111またはビルドアップ層117中の絶縁層101である。なお、プライマー層105も絶縁であるため絶縁層の一種であるが、本実施形態ではプライマー層105は絶縁層101に含まれない。
プリプレグとしては、前述したプリプレグ210やプライマー層付きプリプレグ200を用いることができる。
プリプレグとしては、前述したプリプレグ210やプライマー層付きプリプレグ200を用いることができる。
プライマー層105は、図1に示すように、絶縁層101と金属層103との間に介在しており前述したプライマー層形成用樹脂組成物Pにより形成されている。
また、プライマー層105は、図2に示すようにビルドアップ層117をさらに有する場合、コア層111中の絶縁層101と金属層103との間およびビルドアップ層117中の絶縁層101と金属層103との間のうち少なくとも一方に介在されていればよいが、図2に示すようにコア層111中の絶縁層101と金属層103との間およびビルドアップ層117中の絶縁層101と金属層103との間の両方に介在しているのが好ましい。
つづいて、プリント配線基板100の製造方法の一例について説明する。ただし、本実施形態に係るプリント配線基板100の製造方法は、以下の例に限定されない。図6は、本発明に係る実施形態のプリント配線基板100の製造方法の一例を模式的に示した断面図である。
はじめに、絶縁層101の両面または片面に、プライマー層105を介して金属箔255を積層させることにより、金属張積層板280を作製する(図6(a))。金属張積層板280の製造方法は前述した方法を用いることができる。プライマー層105は、絶縁層101の片面のみに積層してもよいし、両面に積層してもよい。
ビアホール107を形成後の樹脂残渣等は、過マンガン酸塩、重クロム酸塩等の酸化剤などにより除去してもよい。
なお、エッチング処理による金属箔255の除去前に、絶縁層101にビアホール107を形成してもよい。
また、プラズマ処理としては、数mTorr〜数Torrのガス雰囲気下において数kHz〜数十MHz程度の高周波電源にて放電することにより行う方法等が挙げられる。なお、使用ガスとしては、例えば、酸素等の反応性ガス、または窒素やアルゴン等の不活性ガスを用いることができる。プラズマにより活性化されたガス成分は、圧力と使用ガスの種類によって、化学的反応、ガス分子そのものの衝突(ボンバリング)による物理的反応、またはこれら両方が生じることによって、ビアホール中の残渣や低分子による表面汚れを除去することができる。プラズマ処理によるクリーニングは、例えば、平行平板方式により行うことができる。
プラズマ処理により、薬液によるクリーニングでは除去しきれないような強固な樹脂組成物の残滓を除去することができる。
つづいて、本実施形態に係る半導体パッケージ300について説明する。図7および図8は、本発明に係る実施形態の半導体パッケージ300の構成の一例を示す断面図である。プリント配線基板100は、図7および図8に示すような半導体パッケージ300に用いることができる。半導体パッケージ300の製造方法としては、とくに限定されないが、例えば以下のような方法がある。
つづいて、本実施形態に係る半導体装置400について説明する。図9および図10は、本発明に係る実施形態の半導体装置400の構成の一例を示す断面図である。
プリント配線基板100および半導体パッケージ300は、図9および図10に示すような半導体装置400に用いることができる。半導体装置400の製造方法としては、とくに限定されないが、例えば以下のような方法がある。
以下、参考形態の例を付記する。
1.
絶縁層と金属層との間に介在して前記絶縁層と前記金属層とを密着させるプライマー層を形成するために用いられる、プライマー層形成用樹脂組成物であって、
エポキシ樹脂と、
ナフトール樹脂と、
無機充填材と、
を含む、プライマー層形成用樹脂組成物。
2.
1.に記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
前記絶縁層および前記金属層がプリント配線基板の一部を構成するものである、プライマー層形成用樹脂組成物。
3.
1.または2.に記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
前記金属層が回路層である、プライマー層形成用樹脂組成物。
4.
1.乃至3.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
前記エポキシ樹脂が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、およびブタジエン構造を有するエポキシ樹脂からなる群から選択される一種または二種以上である、プライマー層形成用樹脂組成物。
5.
1.乃至4.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
さらに熱可塑性樹脂を含む、プライマー層形成用樹脂組成物。
6.
1.乃至5.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
前記熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、およびポリアミドイミド樹脂からなる群より選択される一種または二種以上である、プライマー層形成用樹脂組成物。
7.
1.乃至6.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
ゴム粒子をさらに含む、プライマー層形成用樹脂組成物。
8.
1.乃至7.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
前記無機充填材がシリカ粒子を含む、プライマー層形成用樹脂組成物。
9.
1.乃至8.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
さらにカップリング剤を含む、プライマー層形成用樹脂組成物。
10.
1.乃至9.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
当該プライマー層形成用樹脂組成物は、セミアディティブプロセス法によって回路形成するプリント配線基板に用いられる、プライマー層形成用樹脂組成物。
11.
10.に記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
当該プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されるプライマー層は、コア層およびビルドアップ層のうち少なくとも一方の層中の絶縁層と金属層との間に形成される、プライマー層形成用樹脂組成物。
12.
1.乃至11.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
当該プライマー層形成用樹脂組成物を180℃、1時間加熱硬化させて得られる硬化物の動的粘弾性測定によるガラス転移温度が150℃以上250℃以下である、プライマー層形成用樹脂組成物。
13.
1.乃至12.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物において、
当該プライマー層形成用樹脂組成物を180℃、1時間加熱硬化させて得られる硬化物の線膨張係数が60ppm/℃以下である、プライマー層形成用樹脂組成物。
14.
熱硬化性樹脂と無機充填材とを含有する樹脂組成物を繊維基材に少なくとも1層以上含浸してなるプリプレグと、
前記プリプレグの少なくとも一方の面に形成される金属層と前記プリプレグとの間に介在して、前記金属層と前記プリプレグとを密着させるプライマー層と、
を含む、プライマー層付きプリプレグであって、
前記プライマー層が、1.乃至13.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものである、プライマー層付きプリプレグ。
15.
金属箔と、
前記金属箔の少なくとも一方の面に形成されたプライマー層と、
を含む、プライマー層付き金属箔であって、
前記プライマー層が、1.乃至13.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものである、プライマー層付き金属箔。
16.
熱硬化性樹脂、無機充填材および繊維基材を含む絶縁層と、
前記絶縁層の両面又は片面に積層される金属箔と、
前記絶縁層の膜厚よりも膜厚が薄く、前記絶縁層と前記金属箔との間に介在して前記絶縁層と前記金属箔とを密着させるプライマー層と、
を有する金属張積層板であって、
前記プライマー層が、1.乃至13.いずれか一つに記載のプライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものである、金属張積層板。
17.
16.に記載の金属張積層板を回路加工してなるプリント配線基板。
18.
17.に記載のプリント配線基板に半導体素子を実装してなる半導体パッケージ。
19.
18.に記載の半導体パッケージを実装基板に実装してなる半導体装置。
(1)樹脂ワニス(A)の調製
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710、下記一般式(2))18.0質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485、下記一般式(3))30.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化触媒としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒に添加し、30分攪拌して溶解させた。
さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニス(A)を調製した。
樹脂ワニス(A)を、厚さ3μmの極薄銅箔(MT18SD−H、厚さ18μmのキャリア銅箔付き、三井金属鉱業社製)の片面に、コンマコーター装置を用いて乾燥後(半硬化後)のプライマー層の厚さが5μmとなるように塗工した。これを160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、プライマー層付金属箔を作製した。
以上のようにして得られた2枚のプライマー層付金属箔のプライマー層同士を互いに対向させて重ね合わせ、ホットプレスを用いて180℃、30kgf/mm2のプレス条件で、1時間加熱加圧し、プライマー層を硬化させた。これにより、プライマー層付金属箔のプライマー層同士を張り合わせて、両面銅張積層板を作製した。
シリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)59.7質量部と、エポキシ樹脂(日本化薬社製、NC3000、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、重量平均分子量:1300、軟化点:57℃、エポキシ当量:276g/eq、下記一般式(4))11.2質量部と、シアネート樹脂(LONZA社製、Primaset PT−30、フェノールノボラック型シアネート樹脂、重量平均分子量380)20.0質量部と、フェノール樹脂(明和化成社製、MEH7851)8.8質量部と、エポキシシランカップリング剤(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、A187)0.3質量部と、をメチルエチルケトンに溶解・混合させ、高速撹拌装置を用い撹拌して、固形分70質量%の樹脂ワニス(B)を得た。
(2)で得られたプライマー層付金属箔のプライマー層上に、樹脂ワニス(B)をコンマコーター装置を用いて絶縁樹脂層の厚さが19μmとなるように塗工した。これを160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、金属箔付き絶縁樹脂シート(半硬化)を作製した。この金属箔付き絶縁樹脂シートは同様のものを2枚作製した。
得られた2枚の金属箔付き絶縁樹脂シートを繊維基材(厚さ48μm、日東紡績社製Eガラス織布、WEA−1280)の両面に絶縁樹脂層が繊維基材に接するようにそれぞれ配し、圧力0.5MPa、温度140℃で1分間の条件で真空プレスにより加熱加圧して、繊維基材に各絶縁樹脂層を含浸させた。このときの絶縁樹脂層と繊維基材との合計は、60μmであった。
次いで、圧力1MPa、温度220℃で2時間加熱加圧成形し、厚さ112μmの両面にキャリア付き銅箔を有する金属張積層板を作製した。
(5)で得られた金属張積層板のキャリア銅箔を剥離し、更に極薄銅箔をエッチング除去し、プライマー層を露出させた。次いで炭酸レーザーによりスルーホール(貫通孔)を形成した。次にスルーホール内および、プライマー層表面を、80℃の膨潤液(アトテックジャパン社製、スウェリングディップ セキュリガント P)に10分間浸漬し、さらに80℃の過マンガン酸カリウム水溶液(アトテックジャパン社製、コンセントレート コンパクト CP)に5分浸漬後、中和して粗化処理を行った。
これを脱脂、触媒付与、活性化の工程を経た後、無電解銅メッキ皮膜を約1μm、めっきレジスト形成、無電解銅めっき皮膜を給電層としパターン電気メッキ銅を12μm形成させL/S=12/12μmの微細回路加工を施した。次に、熱風乾燥装置にて200℃で60分間アニール処理を行った後、フラッシュエッチングで給電層を除去した。
次に、ソルダーレジスト(太陽インキ製造社製、PSR−4000 AUS703)を印刷し、半導体素子搭載パッド等が露出するように、所定のマスクで露光し、現像、キュアを行い、回路上のソルダーレジスト層厚さが12μmとなるように形成した。
最後に、ソルダーレジスト層から露出した回路層上へ、無電解ニッケルめっき層3μmと、さらにその上へ、無電解金めっき層0.1μmとからなるめっき層を形成し、プリント配線基板を得た。
半導体パッケージは、(6)で得られたプリント配線基板上に半田バンプを有する半導体素子(TEGチップ、サイズ8mm×8mm、厚み0.1mm)を、フリップチップボンダー装置により、加熱圧着により搭載した。次に、IRリフロー炉で半田バンプを溶融接合した後、液状封止樹脂(住友ベークライト社製、CRP−4152S)を充填し、その後、液状封止樹脂を硬化させることで半導体パッケージを得た。尚、液状封止樹脂は、温度150℃、120分の条件で硬化させた。上記半導体素子の半田バンプは、Sn/Pb組成の共晶で形成されたものを用いた。最後に14mm×14mmのサイズにルーターで個片化し、半導体パッケージを得た。
(1)で得られた樹脂ワニス(A)を、キャリアフィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱化学ポリエステル社製、SFB−38、厚さ38μm、幅480m)の片面に、コンマコーター装置を用いて乾燥後(半硬化後)のプライマー層の厚さが5μmとなるように塗工した。これを160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、プライマー層付きフィルムを作製した。
(8)で得られたプライマー層付きフィルムのプライマー層上に、樹脂ワニス(B)をコンマコーター装置を用いて絶縁樹脂層の厚さが19μmとなるように塗工した。これを160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、キャリアフィルム付き絶縁樹脂シート(半硬化)を作製した。このキャリアフィルム付き絶縁樹脂シート(半硬化)は同様のものを2枚作製した。
得られた2枚のキャリアフィルム付き絶縁樹脂シートを繊維基材(厚さ48μm、日東紡績社製Eガラス織布、WEA−1280)の両面に絶縁樹脂層が繊維基材に接するようにそれぞれ配し、圧力0.5MPa、温度100℃で1分間の条件で真空プレスにより加熱加圧して、繊維基材に各絶縁樹脂層を含浸させた。このときの絶縁樹脂層と繊維基材との合計は、60μmであった。キャリアフィルムを剥離して厚さ70μmのプリプレグを得た。
(3)で得られた両面銅張積層板の金属箔をエッチングにより除去し、金属箔を除去したプライマー層から4mm×20mmの試験片を作製した。この試験片について、TMA(熱機械的分析)装置(TAインスツルメント社製、Q400)を用いて、温度範囲30〜300℃、10℃/分、荷重5gの条件で2サイクル目の50〜150℃における平面方向(XY方向)の線膨張係数(CTE)を測定した。
(3)で得られた両面銅張積層板の金属箔をエッチングにより除去し、金属箔を除去したプライマー層から6mm×25mmの試験片を作製した。この試験片について、DMA装置(TAインスツルメント社製動的粘弾性測定装置DMA983)を用いて5℃/分(周波数1Hz)で昇温し、tanδのピーク位置をガラス転移温度とした。
(5)で得られた金属張積層板から銅箔をエッチング除去し、60℃の膨潤液(アトテックジャパン社製、スウェリングディップ セキュリガント P)に10分間浸漬し、さらに80℃の過マンガン酸カリウム水溶液(アトテックジャパン株式会社製、コンセントレート コンパクト CP)に5分浸漬後、中和して粗化処理を行った。
これを脱脂、触媒付与、活性化の工程を経た後、無電解銅メッキ皮膜を約1μm、電気メッキ銅を30μm形成させ、熱風乾燥装置にて200℃で60分間アニール処理を行った。JIS−C−6481に基づき100mm×20mmの試験片を作製し、23℃におけるピール強度を測定した。
(6)においてL/S=12/12μmの微細回路パターンを形成した後のプリント配線基板について、レーザー顕微鏡で細線の外観検査及び導通チェックにより評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:形状、導通ともに問題なし
○:ショート、配線切れはなく、実質上問題ない
×:ショート、配線切れあり
(6)で得られたプリント配線基板のL/S=12/12μmの微細回路パターン上に、ソルダーレジストの代わりにビルドアップ材(住友ベークライト社製、BLA−3700GS)を積層、硬化した試験サンプルを作製した。この試験サンプルを用いて、温度130℃、湿度85%、印加電圧3.3Vの条件で連続湿中絶縁抵抗を評価した。尚、抵抗値106Ω以下を故障とした。評価基準は以下の通りである。
◎:300時間以上故障なし
○:150時間以上300時間未満で故障あり
×:150時間未満で故障あり
(7)で得られた半導体パッケージの常温(23℃)及び260℃での反りを温度可変レーザー三次元測定機(日立テクノロジーアンドサービス社製、形式LS220−MT100MT50)を用いて評価した。上記測定機のサンプルチャンバーに半導体素子面を下にして設置し、高さ方向の変位を測定し、変位差の最も大きい値を反り量とした。評価基準は以下の通りである。
常温(23℃)
◎ :反り量が150μm未満
○ :反り量が150μm以上200μm未満
× :反り量が200μm以上
260℃
◎ :反り量が100μm未満
○ :反り量が100μm以上150μm未満
× :反り量が150μm以上
(3)で得られた両面銅張積層板の銅箔をエッチングで除去し、次に、ルテニウム酸染色法により樹脂成分を染色した。100μm×100μmの切片サンプルを切り出し、透過型電子顕微鏡(日立社製H−7100FA型)によって、加速電圧100kV、倍率1万〜4万倍で観察した。海島構造が形成されているものを○、されていないものを×とした。また、海相および島相から一部を切り出し、各相に含まれる樹脂をガスクロマトグラフィーにより分析した。
樹脂ワニス(A)に用いたアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)の代わりにポリアミドイミド樹脂(東洋紡績社製、HR−11NN)を用いた以外は実施例1と同様にした。
樹脂ワニス(A)に用いたアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)の代わりにポリアミドイミド樹脂(東洋紡績社製、HR−16NN)を用いた以外は実施例1と同様にした。
樹脂ワニス(A)に用いたアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)の代わりにポリビニルブチラール樹脂(積水化学社製、KS−1)を用いた以外は実施例1と同様にした。
樹脂ワニス(A)に用いたアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)の代わりにフェノキシ樹脂(三菱化学社製、YX6954)を用いた以外は実施例1と同様にした。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)19.0質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−180、下記一般式(5))29.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤として1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)26.5質量部、硬化剤としてジヒドロキシナフタレンアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−395、下記一般式(6))21.5質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)23.0質量部、硬化剤としてα−ナフトールとp−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物(日本化薬社製、NHN、下記一般式(7))25.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)23.0質量部、硬化剤としてβ−ナフトールとo−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物(日本化薬社製、CBN、下記一般式(8))25.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、テトラメチルビフェニル型エポキシ樹脂(三菱化学社製、YX−4000、下記一般式(9))18.0質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485)30.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、ジヒドロアントラセン型エポキシ樹脂(三菱化学社製、YX−8800、下記一般式(10))17.5質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485)30.5質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(日本化薬社製、NC3000)22.0質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485)26.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、α−ナフトールとp−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物をエポキシ化したエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC7000L、下記一般式(11))20.5質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485)27.5質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として2官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP4032D、下記一般式(12))7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)16.5質量部、硬化剤としてナフトールアラルキル型樹脂(新日鐵化学社製、SN−485)31.5質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)27.0質量部、硬化剤としてフェノールノボラック型樹脂(DIC社製、TD−2090、下記一般式(13))21.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化触媒としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)20.0質量部、硬化剤としてフェノールアラルキル型樹脂(明和化成社製、MEH−7800、下記一般式(14))28.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
樹脂ワニス(A)の代わりに以下の樹脂ワニスを用いた以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON 830S)7.0質量部、4官能ナフタレン型エポキシ樹脂(DIC社製、EPICLON HP−4710)18.0質量部、硬化剤としてビフェニルアラルキル型樹脂(明和化成社製、MEH−7851、下記一般式(15))30.0質量部、熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(日立化成社製、KH−CT−865)5.0質量部、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、キュアゾール1B2PZ)0.1質量部をジメチルアセトアミドとメチルエチルケトンの混合溶媒で30分攪拌し、溶解させた。さらに、カップリング剤としてエポキシシランカップリング剤(モメンティブパフォーマンスマテリアルズ社製、A187)0.2質量部、無機充填材としてシリカ粒子(アドマテックス社製、SO25R、平均粒子径0.5μm)38.0質量部、ゴム粒子(ガンツ化成社製、スタフィロイドAC3816N)1.7質量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分攪拌し、固形分30%の樹脂ワニスを調製した。
また、エポキシ樹脂とナフトール樹脂と無機充填材とを含むプライマー層を備える、実施例1〜14のプリント配線基板は細線加工性および絶縁信頼性に優れていた。また、それらのプリント配線基板を用いて得られる半導体パッケージはすべて反りが抑制されていた。
これに対し、硬化剤としてナフトール樹脂を含まないプライマー層を備えるプリント配線基板を用いて得られる、比較例1〜3の半導体パッケージは反りが抑制されなかった。
101 絶縁層
103 金属層
105 プライマー層
107 ビアホール
108 無電解金属めっき膜
109 電解金属めっき層
111 コア層
117 ビルドアップ層
200 プライマー層付きプリプレグ
201 繊維基材
203 樹脂層
205 めっきレジスト
210 プリプレグ
250 プライマー層付き金属箔
255 金属箔
280 金属張積層板
300 半導体パッケージ
301 ソルダーレジスト層
307 半導体素子
310 半田バンプ
313 封止材
400 半導体装置
420 実装基板
425 接続端子
Claims (27)
- 熱硬化性樹脂と無機充填材とを含有する樹脂組成物を繊維基材に少なくとも1層以上含浸してなるプリプレグと、
前記プリプレグの少なくとも一方の面に形成される金属層と前記プリプレグとの間に介在して、前記金属層と前記プリプレグとを密着させるプライマー層と、
を含む、プライマー層付きプリプレグであって、
前記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
前記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
前記プライマー層中の前記ナフトール樹脂の含有量が、前記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
前記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下であるプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記エポキシ樹脂が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、およびブタジエン構造を有するエポキシ樹脂からなる群から選択される一種または二種以上であるプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1または2に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらに熱可塑性樹脂を含むプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項3に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、およびポリアミドイミド樹脂からなる群より選択される一種または二種以上を含むプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がゴム粒子をさらに含むプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記無機充填材がシリカ粒子を含むプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらにカップリング剤を含むプライマー層付きプリプレグ。 - 請求項1乃至7いずれか一項に記載のプライマー層付きプリプレグにおいて、
前記プライマー層の動的粘弾性測定によるガラス転移温度が150℃以上250℃以下であるプライマー層付きプリプレグ。 - 金属箔と、
前記金属箔の少なくとも一方の面に形成されたプライマー層と、
を含む、プライマー層付き金属箔であって、
前記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
前記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
前記プライマー層中の前記ナフトール樹脂の含有量が、前記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
前記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下であるプライマー層付き金属箔。 - 請求項9に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記エポキシ樹脂が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、およびブタジエン構造を有するエポキシ樹脂からなる群から選択される一種または二種以上であるプライマー層付き金属箔。 - 請求項9または10に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらに熱可塑性樹脂を含むプライマー層付き金属箔。 - 請求項11に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、およびポリアミドイミド樹脂からなる群より選択される一種または二種以上を含むプライマー層付き金属箔。 - 請求項9乃至12いずれか一項に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がゴム粒子をさらに含むプライマー層付き金属箔。 - 請求項9乃至13いずれか一項に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記無機充填材がシリカ粒子を含むプライマー層付き金属箔。 - 請求項9乃至14いずれか一項に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらにカップリング剤を含むプライマー層付き金属箔。 - 請求項9乃至15いずれか一項に記載のプライマー層付き金属箔において、
前記プライマー層の動的粘弾性測定によるガラス転移温度が150℃以上250℃以下であるプライマー層付き金属箔。 - 熱硬化性樹脂、無機充填材および繊維基材を含む絶縁層と、
前記絶縁層の両面又は片面に積層される金属箔と、
前記絶縁層の膜厚よりも膜厚が薄く、前記絶縁層と前記金属箔との間に介在して前記絶縁層と前記金属箔とを密着させるプライマー層と、
を有する金属張積層板であって、
前記プライマー層が、エポキシ樹脂と、ナフトール樹脂と、無機充填材と、を含む、プライマー層形成用樹脂組成物を用いて形成されたものであり、
前記プライマー層の厚みが1μm以上8μm以下であり、
前記プライマー層中の前記ナフトール樹脂の含有量が、前記プライマー層の全体を100質量%としたとき、10質量%以上55質量%以下であり、
前記プライマー層の線膨張係数が60ppm/℃以下である金属張積層板。 - 請求項17に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記エポキシ樹脂が、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、およびブタジエン構造を有するエポキシ樹脂からなる群から選択される一種または二種以上である金属張積層板。 - 請求項17または18に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらに熱可塑性樹脂を含む金属張積層板。 - 請求項19に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、およびポリアミドイミド樹脂からなる群より選択される一種または二種以上を含む金属張積層板。 - 請求項17乃至20いずれか一項に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がゴム粒子をさらに含む金属張積層板。 - 請求項17乃至21いずれか一項に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物中の前記無機充填材がシリカ粒子を含む金属張積層板。 - 請求項17乃至22いずれか一項に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層形成用樹脂組成物がさらにカップリング剤を含む金属張積層板。 - 請求項17乃至23いずれか一項に記載の金属張積層板において、
前記プライマー層の動的粘弾性測定によるガラス転移温度が150℃以上250℃以下である金属張積層板。 - 請求項17乃至24いずれか一項に記載の金属張積層板を回路加工してなるプリント配線基板。
- 請求項25に記載のプリント配線基板に半導体素子を実装してなる半導体パッケージ。
- 請求項26に記載の半導体パッケージを実装基板に実装してなる半導体装置。
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