JP6215358B2 - バスバーモジュール及び電池パック - Google Patents
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Description
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールでは、出力を大きくするために、多数の電池セルにおける何れか一方の電極端子が一列に並べられ、かつ、他方の電極端子が一列に並べられるように、それぞれの電池セルが重ね合わされた状態で配置されている。そして、この電池モジュールでは、隣り合う電池セルの電極端子間をバスバーで接続することにより、多数の電池セルが直列や並列に接続されるように構成されている。
しかしながら、重ね合わされた複数の電池セル間には、組み付け公差が設定されている。このため、多数の電池セルが並べられた電池モジュールにおいては、その公差の積み上げにより、隣り合う電池セルに形成された電極端子間のピッチがずれる場合がある。また、この電池モジュールでは、電池セルの使用中に温度が上昇して電池セルが並び方向に膨張や収縮することによっても、電極端子間のピッチのずれが生じる場合がある。このようなピッチのずれが大きくなると、従来の一体成形型の接続プレートでは、位置ずれを吸収できなくなるおそれがあった。以下の説明では、公差及び温度上昇に伴う誤差を含めて公差ということにする。
これらのピッチずれを解消する電池モジュールとしては、隣り合う電極端子間のピッチのずれを容易に調整可能なものが開示されている(特許文献1参照)。特許文献1記載の電池モジュールでは、フラットケーブルの隣り合うバスバーの間に配置される部分に、フラットケーブルの長さ方向と交差する方向の折り線でフラットケーブルを折り畳んだ折り畳み部を形成して、この折り畳み部でピッチを吸収させている。
図1及び図2において、本発明に係る電池パック10は、バスバーモジュール20と、電池モジュール50と、接続部80と、コネクタ90と、から構成されている。バスバーモジュール20は、複数の電池セル60を直列接続するための複数のバスバー30と、各バスバー30の電圧を検出して電圧検出部へ送信するフラットケーブル40と、を備えたものである。フラットケーブル40は、各バスバー30の電圧を検出して電圧検出部へ送信する複数本の線状導体を平面状に並べて、これらを樹脂部で覆ったものである。電池モジュール50は、複数の電池セル60と各電池セル60を区画するセパレータ70とを備えたものである。接続部80は、所定のバスバー30と所定の線状導体とを電気的に接続するものである。コネクタ90は、複数本の線状導体を纏めて外部の相手方コネクタに嵌合させるものである。以下、これらについて詳しく説明する。
図3A及び図3Bのバスバーモジュール200は、本発明のバスバーモジュール20(図4A〜図4D参照)の先行発明となるものである。図3Aにおいて、直列に並ぶ複数のバスバー30(図3Aでは、30(1)〜30(12)の12個)と、各バスバー30の電圧を検出した信号を制御部へ送る複数本の線状導体40F(図3Aでは、40F1〜40F12の12本)及びこれら線状導体40Fを平面状に並べた状態で線状導体40Fの全体とバスバー30の両端部とを覆う樹脂部40Jで構成されたフラットケーブル40と、所定のバスバー30と所定の線状導体40Fとを電気的に接続する接続部80と、複数本の線状導体40Fを纏めて外部の相手方コネクタに嵌合させるコネクタ90と、から構成されている。
図3Bは、図3AのB−B矢視断面図である。フラットケーブル40は、12本の線状導体40F(40F1〜40F12)が平面上に配置され樹脂部40Jで覆われて構成されている。さらに、このフラットケーブル40では、バスバー30の線状導体40F側の端部もフラットケーブル40の一部として樹脂部40Jで覆われている。このようにすることで、線状導体40Fとバスバー30とが樹脂部40Jで一体構成となるので、バスバーモジュール200においては、その製造が容易となりかつ取り扱いが便利となる利点がある。なお、各バスバー30の反対側端部は自由端としておいても良いが、各バスバー30の反対側端部を纏めて同様に樹脂部40Jで連結しておくと、バスバー30の反対側端部がバタつかなくなり、取り扱い性が一層向上する。
このバスバーモジュール200の問題点は、特許文献1の電池モジュールと同じく、電池パックの出力を大きくするために、より多くの電池セルが用いられると、それに伴って電圧検出線も増加することになる。そうすると、フラットケーブルの横幅(長さ方向と直角な方向)の長さが長くなり、電池パックの寸法が増加することとなる。例えば、電池セルが12個の場合には、片側でバスバー12個が必要となり、したがって12本の線状導体40F1〜40F12の並ぶ幅広(図3Bに示す幅L2)のフラットケーブルとなり、サイズが大型化する。また、電池パックでは、電池セルの使用中に温度が上昇すると電池セルが並び方向に膨張や収縮すること等によって電極端子間のピッチのずれが生じる場合がある。数個の電池セルの場合は無視できるが、電池セルの数が多くなったときには、電極端子間のピッチのずれが大きくなり、公差を吸収できなくなるおそれがある。
本実施形態の図4Aのバスバーモジュール20は、上記2つの問題点、すなわち、(1)電池パックの寸法が大きくなること、(2)無視できない公差が発生、を解決するものである。本実施形態のバスバーモジュール20は、図3Aのバスバーモジュール200を長さ方向に3分割して、それぞれ第1分割バスバーモジュール20(1)、第2分割バスバーモジュール20(2)、第3分割バスバーモジュール20(3)で構成される。
第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの長さは、3分割バスバーモジュール{第1から第3の分割バスバーモジュール20(1)、20(2)、20(3)}の中で最も短い。そして、第1分割バスバーモジュール20(1)の第1のバスバー群30(1)〜30(4)は、その端部が、第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの線状導体群(40F1〜40F4)を覆う樹脂部40Jで分割フラットケーブル40Aと連結されている。
第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの長さは、3分割バスバーモジュールの中で中間の長さとなっている。また、第2分割バスバーモジュール20(2)の第2のバスバー群30(5)〜30(8)は、その端部が、第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの線状導体群(40F5〜40F8)を覆う樹脂部40Jで分割フラットケーブル40Bと連結されている。分割フラットケーブル40Bの長さは、第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの長さと第1分割バスバーモジュール20(1)への乗り上げ分だけ長くなっている。分割フラットケーブル40Bは、図4Bに示すように、第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの端部A1において、第2のバスバー群30(5)〜30(8)のある平面から第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの上へ乗り上げる必要がある。このため、分割フラットケーブル40Bは、乗り上げ位置B1で図4Bのように折り曲げられている。
第3分割バスバーモジュール20(3)の分割フラットケーブル40Cの長さは、3分割バスバーモジュールの中で最も長くなっている。第3分割バスバーモジュール20(3)の第3のバスバー群30(9)〜30(12)は、その端部が、第3分割バスバーモジュール20(3)の分割フラットケーブル40Cの線状導体群(40F9〜40F12)を覆う樹脂部40Jで分割フラットケーブル40Cと連結されている。分割フラットケーブル40Cの長さは、第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの長さと第2分割バスバーモジュール20(2)への乗り上げ分だけ長くなっている。分割フラットケーブル40Cは、第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの端部A2において、第3のバスバー群30(9)〜30(12)のある平面から第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの上へ乗り上げる必要がある。このため、分割フラットケーブル40Cは、乗り上げ位置B2で図4Bのように折り曲げられている。
バスバーモジュール20は、図4Bのように折り曲げられた第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bを第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの上へ重ね、さらに、第3分割バスバーモジュール20(3)の分割フラットケーブル40Cを第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bの上へ重ねることで得られる。つまり、このバスバーモジュール20のフラットケーブル40は、分割フラットケーブル40Aと分割フラットケーブル40Bと分割フラットケーブル40Cの積層体として構成される。
バスバーモジュール20では、図4Dに示すように、第1のバスバー群30(1)〜30(4)を連結している樹脂部40Jで固定された線状導体群40F1〜40F4の上に、線状導体群40F5〜40F8が重なり、さらにその上に線状導体群40F9〜40F12が重なっている。このため、このバスバーモジュール20は、その幅方向の長さL1が従来のバスバーモジュール200の幅方向の長さL2と比べて、大きくダウンサイズされている(L1<L2)。
また、このバスバーモジュール20においては、電池セル60の個数が増加して両端の電池セル60における電極端子間のピッチの公差が大きくなっても、第1分割バスバーモジュール20(1)と第2分割バスバーモジュール20(2)と第3分割バスバーモジュール20(3)とで各々締結される電池セル60の個数は少ないので、第1分割バスバーモジュール20(1)と第2分割バスバーモジュール20(2)と第3分割バスバーモジュール20(3)とに繋がる複数の電池セル60の内の両端の電池セル60における電極端子間のピッチの公差は無視できる程度に小さくなる。また、これでも無視できないのであれば、電極端子に挿入されるバスバー30の端子貫通孔30Tを円形から長円形に変えることでこの程度の公差は吸収できる。
分割フラットケーブル40A,40B,40Cと樹脂部40Jで連結されるバスバー30の反対側端部は自由端としておいても良いが、各バスバー30の反対側端部を纏めて同様に樹脂部40Jで連結しておくと、バスバー30の反対側端部がバタつかなくなり、取り扱い性が一層向上する。また、このようにすることにより、隣り合うバスバー30と両端の樹脂部40Jとで囲われる範囲には、図4Bや図4Cに示す矩形の貫通孔Sが形成される。このため、この矩形の貫通孔Sに後述するセパレータ70の仕切部70L、70Rを挿入することで、バスバーモジュール20の電池モジュール50の上への配置の際の位置決めがスムースに行われる。
本実施形態の電池モジュール50は、直流高電圧を発生させるための装置で、図5に見られるように、セパレータ70を介して複数の平型直方体状の電池セル60を互いに重ね合わせて配置させて成るものである。つまり、電池モジュール50は、複数の電池セル60における何れか一方の電極端子が一列に並べられ、かつ、他方の電極端子が一列に並べられるように、それぞれの電池セル60が重ね合わされた状態で配置されている。
電池セル60は、すべてが平型直方体状をしており、その上面の両端近傍にボルトが立設された電極端子60T、60T(両者を区別するときは、図で左側の電極端子を60TL、右側のそれを60TRとしている。)が設けられている。電極端子60Tは、一方が正極(+)で他方が負極(−)となっている。
例えば、電池モジュール50としては、それぞれの電極端子の列において、正極端子と負極端子とを交互に配置したものや、同極のものを並べて配置したものなどが知られている。この例示の複数の電池セル60は、互いに隣り合う電池セル60における同一列の電極端子の極性が互いに異なるようにして配置されている。例えば、図5で一番右上の電池セル60(1)の電極端子60TLが負極(−)で、一番右上の電池セル60(1)の電極端子60TRが正極(+)であるとき、電池セル60(1)の隣に並置される電池セル60(2)は、本図で左側の電極端子60TLが正極となり、右側の電極端子60TRが負極となるように配置される。さらに、電池セル60(2)の隣に並置される電池セル60(3)は、本図で左側の電極端子60TLが負極となり、右側の電極端子60TRが正極となるように配置される。以下、このような考え方にしたがって並置されている。
バスバー30で、電池セル60(1)の電極端子60TR(正極)と隣の電池セル60(2)の電極端子60TR(負極)とを電気的に接続することにより、2個の電池セル60(1)と電池セル60(2)とが直列接続され、電池セル60(1)の電極端子60TL(負極)と隣の電池セル60(2)の電極端子60TL(正極)との間には、1個の電池セル60(1)の発生する電圧の2倍の直流電圧が得られる。同様に、バスバー30で、電池セル60(2)の電極端子60TL(正極)と隣の電池セル60(3)の電極端子60TL(負極)とを電気的に接続することにより、電池セル60(2)と電池セル60(3)とが直列接続され、電池セル60(1)の電極端子60TR(負極)と電池セル60(3)の電極端子60TR(正極)との間には、1個の電池セル60(1)の発生する電圧の3倍の直流電圧が得られる。以下、このような考え方にしたがってN個の電池セル60をバスバー30で接続して行けば、N倍の直流高電圧が得られる。
セパレータ70は、複数の電池セル60を省資源で安全にかつ整然と配列するために工夫された樹脂成型部品である。
セパレータ70の形状は、L字状をした側壁部70S、70Sの短軸部を互いに対向配置させ、長方形状薄板から成るセパレータ本体70Wが両方の側壁部70S、70Sの中間部同士を連結して成る形状をしている。側壁部70S、70Sの横幅(L字状の長軸部の幅)は、平型直方体状をした電池セル60の厚みとほぼ同じである。側壁部70S、70Sの高さ及びセパレータ本体70Wの高さは、電池セル60の高さとほぼ同じである。セパレータ本体70Wの横幅は、電池セル60の横幅とほぼ同じである。
図5で、一番右のセパレータ70(1)とその隣のセパレータ70(2)は、それぞれの形状を分かり易く見せるために、互いに離間して描いているが、実際の使用に際しては、互いに接して並置される。そして、並置されたセパレータ70(1)とセパレータ70(2)の間に形成される細長い内部空間に電池セル60(1)が収容される。同じく、セパレータ70(2)とセパレータ70(3)の間に形成される細長い内部空間に電池セル60(2)が収容され、セパレータ70(3)とセパレータ70(4)の間に形成される細長い内部空間に電池セル60(3)が収容される。以下、このような考え方にしたがってN個の電池セル60がセパレータ70で形成される細長い内部空間に収容される。図6はこのようにしてセパレータ70で形成されるすべての内部空間にそれぞれ電池セル60が収容された状態を示している。
セパレータ70の上辺の左右両端近傍のいずれかに仕切部70Lまたは仕切部70Rが形成されている。図5では、セパレータ70(1)の右端近傍に仕切部70Rが形成され、セパレータ70(2)の左端近傍に仕切部70Lが形成され、セパレータ70(3)の右端近傍に仕切部70Rが形成され、セパレータ70(4)の左端近傍に仕切部70Lが形成されている。
ここでは、電池セル60(1)の電極端子60TL(負極)と隣の電池セル60(2)の電極端子60TL(正極)との上に仕切部70Lを介在させている。つまり、仕切部70L、70Rは、その電極端子間における短絡の発生を抑制することができる。また、仕切部70L、70Rは、矩形の貫通孔Sと相俟って、バスバーモジュール20の電池モジュール50の上への配置の際の位置決めをスムースにする。
電池セル60(1)の一方の電極端子60TLは、正負の電源端子における一方を成す。電池セル60(1)と隣り合う電池セル60(2)の電極端子60TLは、電池セル60(2)と隣り合うもう一方の電池セル60(3)の電極端子60TLとバスバー30で電気的に接続される。図6では、電池セル60(2)の電極端子60TLと電池セル60(3)の電極端子60TLとがバスバー30で接続される前の状態を描いている。電池セル60(1)の電極端子60TLと電池セル60(2)の電極端子60TLとの間、及び、電池セル60(2)の電極端子60TRと電池セル60(3)の電極端子60TRとの間は、電源短絡が生じないようにセパレータ70の仕切部70Lまたは仕切部70Rで仕切られている。以下、同じことを繰り返し、本図で一番左(手前)の電池セル60(N)の電極端子60TRが電源端子における他方を成し、電池セル60(1)の電極端子60TLと電池セル60(N)の電極端子60TLとの間ですべての電池セル60が直列接続され、直流高電圧が発生する。
図7は、図6の電池モジュール50の正面図である。図7で最右側のセパレータ70(1)に収容されている電池セル60(1)の上方に立設された電極端子60T1とこの電池セル60(1)と隣り合う電池セル60(2)の上方に立設された電極端子60T2の上方から、バスバー30を下げて、バスバー30に形成された2個の端子挿入孔30T、30T(図4Aを参照)にそれぞれの電極端子60T1、60T2を挿入すると、図7の電極端子60T3、60T4のようになる。次に、2個のナットN、Nを電極端子60T3、60T4のボルトに挿入し締結すると、図7の電極端子60T5、60T6のようになる。これにより隣り合う電極端子が電気的に接続される。同じく、図7の右から7番目と8番目の電極端子60T7、60T8、9番目と10番目の電極端子60T9、60T10、11番目と12番目の電極端子60T11、60T12がそれぞれバスバー30で電気的に接続されている。図7では、バスバー30が接続されている2つの電源端子の各電池セル60の他方の電源端子の間に、セパレータ70の仕切部70Lが介在して、隣り合う電源端子間の電源短絡を防止している状態が分かる。隣り合うバスバー30の間には、セパレータ70の仕切部70Rが介在して、隣り合う電源端子間の電源短絡を防止している状態が分かる。
図4Aに戻って、接続部80は、フラットケーブル40の線状導体40Fとバスバー30とを電気的に接続するための導体である。ここでは、接続部80の一方の端子側は、フラットケーブル40の線状導体40Fに圧切できる圧切刃を形成し、他方の端子側は溶接またはロウ付けできるように平たく形成されている。
線状導体群が3重に重ねられているので、コネクタ90には、3層からなるコネクタ90(1)〜90(3)が用いられている。
以上の実施形態では、バスバー30の端部を、フラットケーブル40を形成する樹脂部40Jで連結したバスバーモジュール20について説明してきたが、電極端子間のピッチの公差吸収を行う観点からは、必ずしもこのようなバスバーモジュール20でなくてもよく、フラットケーブルを用いたバスバーモジュールであれば、従来のラミネートによる一体構成のものであってもよい。
以上の実施形態では、長さが一番短い第1分割バスバーモジュール20(1)の分割フラットケーブル40Aの上に、長さがそれより長い第2分割バスバーモジュール20(2)の分割フラットケーブル40Bを重ねて配置するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆でもよい。すなわち、長さが一番長い一番目の分割バスバーモジュールのフラットケーブルの上に、長さがそれより短い二番目の分割バスバーモジュールのフラットケーブルを重ね、順次同じように配置して最短のフラットケーブルを有する分割バスバーモジュールが一番上へくるようにしてもよい。
以上、本実施形態のバスバーモジュールは、バスバー群と分割フラットケーブルとを有する複数の分割バスバーモジュールに分割し、さらに、その各分割バスバーモジュールのそれぞれの分割フラットケーブルをその平面同士が重なるように効率良く配置するので、電池セルの個数が増加しても、分割フラットケーブルの集合体といえるフラットケーブルの横幅が変わらなく、したがって電池パックの寸法(重ね合わせ方向に対して直交する方向の寸法)を大きくする必要がなくなる。また、バスバーモジュールは、その分割フラットケーブルの集合体により堅固なものとなる。また、バスバーモジュールは、個々の分割バスバーモジュールの取付対象となる電池セルの個数が電池パックの全電池セルの個数と比べて少ないので、電極端子間のピッチの公差に拘わらず分割バスバーモジュールの取り付けが可能になる。また、バスバーモジュールは、その公差が大きくなったとしても、個々の分割バスバーモジュールの取付対象となる電池セルの個数が少ないので、バスバーに設けられる端子挿入孔の形状を円形から長円形にすることによって、その公差を吸収することができる。このように、本実施形態のバスバーモジュールは、電池セルの個数が増加しても、電極端子間のピッチの公差を吸収でき、しかも電池パックの寸法を大きくする必要がない。さらに、本実施形態の電池パックは、そのようなバスバーモジュールを用いることによって、電池セルの個数が増加しても電池パックの寸法を大きくする必要がなく、しかもバスバーモジュールの電極端子間のピッチの公差を吸収することもできる。ここで、バスバーモジュールは、分割フラットケーブルを覆う樹脂部でバスバーの端部を連結することにより、製造が簡単であり、コストダウンでき、取り扱いが容易になる。また、バスバーモジュールは、複数のバスバーの両端縁がそれぞれ樹脂部で連結されるので、バスバーに自由端が存在しなくなり、取り扱いが容易なバスバーモジュールが得られる。また、バスバーモジュールは、その結果バスバー間に矩形の貫通孔ができるので、その矩形の貫通孔にセパレータの仕切部を挿通することで、電池モジュールとの位置決めが簡単になる。さらに、電池パックにおいては、電池モジュールに仕切部のあるセパレータがあることにより、電池セル間の電源短絡が防止できる安全な電池モジュールが得られる。
20 バスバーモジュール
20(1) 第1分割バスバーモジュール
20(2) 第2分割バスバーモジュール
20(3) 第3分割バスバーモジュール
30、30(1)〜30(12) バスバー
40 フラットケーブル
40F(40F1〜40F12) 線状導体
40J 樹脂部
50 電池モジュール
60 電池セル
60T 電極端子
80 接続部
Claims (5)
- バスバーと線状導体とが1つずつ電気的に接続されたモジュールであり、複数の前記バスバーからなるバスバー群と複数本の前記線状導体を有する分割フラットケーブルとが当該分割フラットケーブルの長手方向における一方の端部側で一体化された分割バスバーモジュールを複数設け、
前記バスバー群は、同一方向に重ね合わされた複数の電池セルの内の前記同一方向に連なる少なくとも2つの電池セルに設けた電極端子であり、前記同一方向に並んでいる電極端子同士を電気的に接続するための複数の前記バスバーを前記同一方向に向けて互いに所定間隔を空けて並列配置し、
前記分割フラットケーブルは、複数の前記バスバーの列方向に沿わせて所定間隔で並列配置された複数の前記線状導体と、複数の当該線状導体を覆う樹脂部と、を有し、
複数の前記分割バスバーモジュールは、前記分割バスバーモジュールの積層方向から見た場合において、前記同一方向に一直線状に形成され、かつそれぞれに長さの異なる前記分割フラットケーブルを有し、それぞれの前記分割フラットケーブルを重ねつつ、それぞれの前記バスバー群を前記同一方向に並べて配置することを特徴とするバスバーモジュール。 - 複数の前記分割バスバーモジュールは、それぞれの前記分割フラットケーブルを長いものから順番に又は短いものから順番に重ねていくことを特徴とする請求項1に記載のバスバーモジュール。
- 前記分割バスバーモジュールは、前記バスバー群と前記分割フラットケーブルとを前記樹脂部で連結することを特徴とする請求項1又は2に記載のバスバーモジュール。
- 前記バスバー群におけるそれぞれの前記バスバーは、前記分割フラットケーブルとは反対側の端縁同士を別の樹脂部で連結することを特徴とする請求項1,2又は3に記載のバスバーモジュール。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバスバーモジュールと、
同一方向に重ね合わされた複数の前記電池セルを有する電池モジュールと、
を備えることを特徴とする電池パック。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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