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JP6215166B2 - 歯間ブラシ用ケース - Google Patents

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JP6215166B2
JP6215166B2 JP2014196303A JP2014196303A JP6215166B2 JP 6215166 B2 JP6215166 B2 JP 6215166B2 JP 2014196303 A JP2014196303 A JP 2014196303A JP 2014196303 A JP2014196303 A JP 2014196303A JP 6215166 B2 JP6215166 B2 JP 6215166B2
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Description

本発明は、歯間ブラシ用ケースに関する。
通常、歯間ブラシは、数本から十数本程度まとめて包装された状態で、薬局やスーパーなどの店頭で陳列販売されている。その種の包装容器としては、ブラシの大きさや毛先形状がわかりやすく、衛生的で、フック什器に吊り下げて陳列するにも都合のよいブリスター容器が広く利用されている(たとえば、特許文献1参照)。
一般的なブリスター容器は、内容物の形状に合致するブリスタードームを正面側に膨出させた透明樹脂製のシート(ブリスターシート)と、その背面側に重ねられてブリスタードームの開口を塞ぐ台紙とから構成される。ブリスターシートは、たとえば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、または、(ポリスチレン)などの透明樹脂からなるシート材料を、通常、真空成形することによって製造されている。
ブリスターシートと台紙とを重ね合わせる形態については、別個に形成したブリスターシートと台紙とを熱圧着させてブリスタードームを密閉するといった一般的なブリスターパックなどの形態がある。
特開2008−1379号公報
しかしながら、従来では、ブリスター容器を開封して収容物を取り出すには、ブリスターシートと台紙とを分離する必要がある。歯間ブラシ用のブリスター容器の多くは、歯間ブラシを収容するためのブリスタードームが1本分ずつ完全に区画されてはおらず、複数本分の収容空間が一体的に連通するように成形されている。そのため、ブリスタードーム内に並べて収容された歯間ブラシが開封時のはずみでブリスタードームから飛び出し、歯間ブラシが周囲に散乱してしまうことがしばしばある。
さらに、従来のブリスターパックでは、ブリスターシートから台紙を剥がす際に、台紙が層状に剥がれながら不規則な形状に破れてしまうことが多い。このため、歯間ブラシの取り出しが困難になるとともに、歯間ブラシを1本しか使用しない場合でも複数本分の範囲まで破れて、残りの歯間ブラシを衛生的に保管したり携帯したりできなくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、開封時に歯間ブラシを散乱させることなく、1本だけを容易に取り出すことができるとともに、未使用の歯間ブラシを整然と、かつ、衛生的に収容しておくことのできる歯間ブラシ用ケースを提供することを目的としている。
上述の課題を解決するための手段として、本発明による歯間ブラシ用ケースは、以下のように構成されている。
すなわち、本発明による歯間ブラシ用ケースは、互いに接続され、または嵌合されることによって開閉可能な箱体を構成する蓋およびケース本体と、前記ケース本体の内部に設けられるとともに複数の歯間ブラシを保持する複数の保持孔が形成された歯間ブラシ保持部材とを備える構成を前提としている。
そして、本発明による歯間ブラシ用ケースは、前記歯間ブラシ保持部材が平板状に形成されて、その縁部に第1係合部が形成され、前記ケース本体は、底板と、前記底板の縁部に立設された側板とを有して、前記側板の内表面には、前記歯間ブラシ保持部材の第1係合部と係合する第2係合部が形成され、前記歯間ブラシ保持部材が、前記第1係合部を前記ケース本体の前記第2係合部に係合させた状態で、前記ケース本体の側板に囲まれた領域に前記ケース本の底板から離れて配置され、前記歯間ブラシは、後端側に設けられたハンドルと先端側に設けられたブラシ部とを有して、前記ハンドルと前記ブラシ部との接続部分は、前記ハンドル側から前記ブラシ部側に向かって先細りするテーパ形状に形成され、前記歯間ブラシ保持部材の保持孔は、前記歯間ブラシの接続部分のテーパ形状に対応するようにテーパ形状に形成されて、前記ブラシ部を挿通させるとともに、前記ハンドルの端部を突出させた状態で前記接続部分を保持するように構成され、前記保持孔に前記歯間ブラシが挿入されて、前記歯間ブラシの前記ブラシ部前記ケース本体の底板の内表面と前記歯間ブラシ保持部材との間に配置されるとともに、前記ハンドルが前記蓋の内表面と対向するように配置され、前記蓋の内表面と前記歯間ブラシ保持部材との間の距離が、前記歯間ブラシのハンドルの端面から前記歯間ブラシのブラシ部の中央部までの距離よりも小さい寸法に設定され、前記歯間ブラシ用ケースが傾いた際に、前記歯間ブラシが前記蓋方向に移動して前記歯間ブラシのハンドルの端部が前記蓋の内表面に当接することにより、前記歯間ブラシのブラシ部が前記歯間ブラシ保持部材の保持孔から抜脱するのが阻止されることを特徴とするものである。なお、上記「歯間ブラシのハンドルの端部」とは、歯間ブラシのハンドルの端縁および端面を含む広い概念である。
かかる構成を備える歯間ブラシ用ケースによれば、たとえば、業者等が歯間ブラシ用ケースを輸送する際や消費者が歯間ブラシ用ケースを購入して自宅等に持ち帰る際に、歯間ブラシ用ケースが意図しない角度で傾く場合や蓋とケース本体との位置が逆転(上下反対)する場合がある。この場合、歯間ブラシの軸線が歯間ブラシ保持部材の保持孔の軸線と略一致した状態(所定の状態)から意図しない角度で傾いて、歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向へ移動することとなる。しかしながら、本発明では、歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向に多少移動したとしても、歯間ブラシのハンドルの端部が蓋の内表面と当接することにより、歯間ブラシ保持部材の保持孔から歯間ブラシが抜け落ちない構成とされている。これにより、歯間ブラシ用ケースを所定の状態に戻すことにより、歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向に移動した歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材方向に戻るので、歯間ブラシ保持部材の保持孔に対して歯間ブラシを整列させることができる。その結果、歯間ブラシ用ケースの蓋を開く際(開封時)に、歯間ブラシ用ケース内に歯間ブラシが散乱する(ちらばる)のを抑制することができる。これにより、歯間ブラシ用ケースの蓋を開く際(開封時)に、ケース本体の内部に設けられた歯間ブラシ保持部材の保持孔から歯間ブラシを1本ずつ容易に取り出すことができる。また、歯間ブラシ用ケース内の歯間ブラシ保持部材の保持孔に、未使用または使用中の歯間ブラシを収容しておくことができるので、未使用の歯間ブラシを整然と、かつ、衛生的に収容しておくことができる。
より具体的には、前記蓋の内表面と前記歯間ブラシ保持部材との間の距離、前記歯間ブラシのハンドルの端面から前記歯間ブラシのブラシ部の中央部までの距離よりも小さい寸法に設定されていることにより、歯間ブラシ用ケースが傾いて歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向に移動した際に、歯間ブラシのハンドルの端部が蓋の内表面と当接した場合に、歯間ブラシのハンドルからブラシ部までの間のいずれかの部分が歯間ブラシ保持部材の保持孔の縁部にひっかかる状態になるので、歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から抜け落ちるのを抑制することができる。
また、前記歯間ブラシのハンドルと前記ブラシ部との接続部分、前記ハンドル側から前記ブラシ部側に向かって先細りするテーパ形状に形成され、前記歯間ブラシ保持部材の保持孔、前記歯間ブラシの接続部分のテーパ形状に対応するようにテーパ形状に形成されて、前記ブラシ部を挿通させるとともに、前記ハンドルの端部を突出させた状態で前記接続部分を保持するように構成されていることで、歯間ブラシ用ケースが傾いて歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向に移動した状態から、歯間ブラシ用ケースを所定の状態(蓋またはケース本体が水平に配置された状態)に戻した際に、歯間ブラシの接続部分のテーパ形状が歯間ブラシ保持部材の保持孔のテーパ形状に沿うようにして歯間ブラシ保持部材の保持孔に収容される。これにより、歯間ブラシ用ケースが傾いて歯間ブラシが歯間ブラシ保持部材の保持孔から蓋方向に移動したとしても、歯間ブラシ用ケースを所定の状態に戻せば、歯間ブラシを歯間ブラシ保持部材の保持孔にスムーズに収容することができる。
また、前記歯間ブラシ保持部材が平板状に形成されて、その縁部に第1係合部が形成され、前記ケース本体、底板と、前記底板の縁部に立設された側板とを有して、前記側板の内表面には、前記歯間ブラシ保持部材の第1係合部と係合する第2係合部が形成されていることで、歯間ブラシ保持部材をケース本体の内部(ケース本体の側板に囲まれた領域)から容易に取り外すことができるので、ケース本体の内部を清掃することができる。その結果、歯間ブラシ用ケース内を清潔に保つことができる。
この場合、好ましくは、前記歯間ブラシ保持部材の第1係合部は、前記歯間ブラシ保持部材の前記ケース本体側の一方面に形成された第1切欠部と、前記歯間ブラシ保持部材の前記蓋側の他方面に前記第1切欠部と接続されるように形成された第2切欠部とを有し、前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部の切欠幅は、前記第2切欠部の切欠き幅よりも小さく、前記ケース本体の第2係合部は、前記ケース本体の側板の内表面から突出するとともに前記側板の延びる方向に沿って形成された第1リブ部と、前記第1リブ部の内側に前記第1リブ部と接続されるように形成された第2リブ部とを有し、前記ケース本体の第1リブ部の高さは、前記第2リブ部の高さよりも大きく、前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部の切欠幅は、前記ケース本体の第1リブ部の幅と同じ寸法か、または、わずかに小さい寸法に形成され、前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部は、前記ケース本体の第1リブ部と係合し、前記歯間ブラシ保持部材の一方面のうち第2切欠部に対応する面(第1切欠部の周縁の一部)は、前記ケース本体の第2リブ部の上端と当接することを特徴とする
上記のように、本発明による歯間ブラシ用ケースによれば、歯間ブラシ用ケースの開封時に歯間ブラシを散乱させることなく、1本だけを容易に取り出すことができるとともに、未使用の歯間ブラシを整然と、かつ、衛生的に収容しておくことができる。
本実施形態による歯間ブラシ用ケースを示す外観図(斜視図)である。 歯間ブラシ用ケースを示す分解斜視図である。 歯間ブラシを示す概略図である。 歯間ブラシ用ケースを正面から見た図である。 歯間ブラシ用ケースが傾いた(傾斜した)状態を示す図である。 歯間ブラシ用ケースおよび中板を上方から見た図である。 歯間ブラシ用ケースを上方から見た図である。 歯間ブラシ用ケースを下方から見た図である。 歯間ブラシ用ケースの左側方から見た図である。 図7の100−100線に沿った断面図である。 歯間ブラシ用ケースの蓋を正面から見た図である。 歯間ブラシ用ケースのケース本体を正面から見た図である。 蓋の爪部近傍の部分拡大図である。 ケース本体の孔部近傍の部分拡大図である。 図7の200−200線に沿った断面図である。 ケース本体の第1リブ部および第2リブ部の拡大斜視図である。 中板を示す平面図である。 中板の第1切欠部および第2切欠部の拡大斜視図である。 中板の第1切欠部および第2切欠部の部分拡大図である。 図6の300−300線に沿った断面図である。 図17の400−400線に沿った断面図である。 第1変形例による三角形状の歯間ブラシ用ケースを示す図である。 第2変形例による四角形状の歯間ブラシ用ケースを示す図である。 第3変形例による五角形状の歯間ブラシ用ケースを示す図である。 第4変形例による六角形状の歯間ブラシ用ケースを示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
−全体構成−
本実施形態による歯間ブラシ用ケース1は、図1および図2に示すように、開閉可能な箱体状に構成されているとともに、透明または半透明の樹脂材料により形成されている。この歯間ブラシ用ケース1は、複数(本実施形態では50本)の歯間ブラシ2を収容することが可能に構成されている。また、歯間ブラシ用ケース1の内部に収容された歯間ブラシ2は、外部から視認することが可能となっている。また、歯間ブラシ用ケース1は、蓋3およびケース本体4と、ケース本体4の内部に配置された中板5とを備えている。なお、中板5は、本発明の「歯間ブラシ保持部材」の一例である。
図2に示すように、中板5は、平板状に形成されているとともに、透明または半透明の樹脂材料からなる。この中板5には、50本の歯間ブラシ2を保持する50個の保持孔5aが形成されている。なお、保持孔5aのうち1つの保持孔は、1本の付替ホルダ20を保持する保持孔5bとして形成されている。この保持孔5bの内径は、保持孔5aの内径よりも大きい。
図3に示すように、歯間ブラシ2は、樹脂材料からなるハンドル21と、ハンドル21の先端に突出するように設けられたブラシ部22とを有する。ハンドル21の中央部分は、消費者がつまみ(持ち)易いようにくびれている(凹んでいる)。ブラシ部22は、二つ折りにした金属線材の撚り合わせ部分にナイロンなどからなるブラシ毛を挟み込んだ撚り線ブラシである。このブラシ部22は、撚り線ブラシの基部がハンドル21と一直線状になるようにして、略円錐状(ハンドル21側からブラシ部22側に向かってテーパ形状)のハンドルネック23に埋め込み成形されている。なお、ハンドルネック23は、本発明の「接続部分」の一例である。
また、ハンドル21とハンドルネック23との境界部分の外径は、中板5の保持孔5aの内径よりもわずかに大きくなっている。これにより、歯間ブラシ2を中板5の保持孔5aに挿通させた際に、歯間ブラシ2のハンドル21とハンドルネック23との境界部分が、中板5の保持孔5aの縁部に引っかかるようになっている。
また、付替ホルダ20(図1参照)は、歯間ブラシ2のハンドル21よりも僅かに太径の片底円筒状部材で、ハンドル21の後端側に嵌装してハンドル21を持ちやすくしたり、あるいはハンドルネック23側に被せてブラシ部22を保護したりする際に利用される。
図4に示すように、歯間ブラシ用ケース1内に歯間ブラシ2が収容されて蓋3とケース本体4とが閉じられた状態では、蓋3の天板31の内表面31aと、歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aとが所定の間隔を隔てて対向して配置されている。また、ケース本体4の底板41の内表面41aと、歯間ブラシ2のブラシ部22とが所定の間隔を隔てて対向して配置されている。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、歯間ブラシ用ケース1の蓋3の天板31およびケース本体4の底板41の面方向が水平方向に沿うように歯間ブラシ用ケース1が配置されることにより、歯間ブラシ2の軸線が中板5の保持孔5aの軸線と略一致した状態を、歯間ブラシ2が整然と収容されている状態(所定の状態)とした場合に、図5に示すように、たとえば、歯間ブラシ用ケース1を業者が輸送する場合や、消費者が購入して自宅等に持ち帰る場合や、蓋3とケース本体4との位置が上下逆転した場合等に、歯間ブラシ用ケース1が所定の状態から意図しない角度で傾く(傾斜する)場合がある。このような場合に、本実施形態では、歯間ブラシ2が蓋3方向に移動して歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aが蓋3の天板31の内表面31aと当接することにより、中板5の保持孔5aから抜脱するのが阻止され(抜け落ちるのが抑制され)、歯間ブラシ用ケース1内に歯間ブラシ2が散乱しない(散らばらない)ように構成されている。なお、上記「歯間ブラシ2のハンドル21の端部21a」は、歯間ブラシ2のハンドル21の端縁または端面を含む。
具体的には、図4に示すように、蓋3の天板31の内表面31aと中板5との間の距離L1は、歯間ブラシ用ケース1が傾いた際に、歯間ブラシ2のブラシ部22が中板5の保持孔5aから抜け落ちない距離に設定されている。より具体的には、蓋3の天板31の内表面31aと中板5との間の距離L1(本実施形態では約30mm)は、歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aから歯間ブラシ2のブラシ部22の中央部近傍までの距離L2(本実施形態では約50mm)よりも小さい寸法に設定されている。これにより、歯間ブラシ用ケース1が傾いた際に、歯間ブラシ2のハンドルネック23からブラシ部22までの間のいずれかの部分が中板5の保持孔5aの縁部にひっかかるので、歯間ブラシ2が保持孔5aから抜け落ちるのを抑制することが可能である。
−蓋およびケース本体−
蓋3は、図6〜図9に示すように、平面的に見て、八角形状に形成されている。蓋3は、八角形状の天板31と、長方形状の側板32、33、34、35、36、37、38、39とを備えている。側板32〜39は、天板31の内表面31aの各端辺に立設され、かつ、内表面31aに直交する方向に対して外側に所定の角度傾斜している。これらの側板32〜39は、互いに接続されている。また、これらの側板32〜39の高さは、それぞれ等しい。また、側板32、34、36、38の面積は、略等しい。また、側板33、35、37、39の面積は、略等しい。また、側板32、34、36、38の面積は、側板33、35、37、39の面積に比べて大きい。
ケース本体4は、図6〜図9に示すように、平面的に見て、蓋3と同様に、八角形状に形成されている。ケース本体4は、八角形状の底板41と、長方形状の側板42、43、44、45、46、47、48および49と、台形状の傾斜板420、430、440、450、460、470、480および490とを備えている。
これらの側板42〜49は、底板41の内表面41aの各端辺に立設され、かつ、内表面41aに直交する方向に対して外側に所定の角度傾斜している。これらの側板42〜49は、互いに接続されている。また、これらの側板42〜49の高さはそれぞれ等しい。また、側板42、44、46、48の面積は、略等しい。また、側板43、45、47、49の面積は、略等しい。また、側板42、44、46、48の面積は、側板43、45、47、49の面積に比べて大きい。
また、図8および図9に示すように、傾斜板420〜490は、それぞれ、ケース本体4の底板41の内表面41aに対して外側に約45°傾斜した状態で配置されている。これらの傾斜板420〜490は、それぞれ、底板41と各側板42〜49とを接続している。具体的には、図8に示すように、底板41と側板42とは、傾斜板420により接続されている。底板41と側板43とは、傾斜板430により接続されている。底板41と側板44とは、傾斜板440により接続されている。底板41と側板45とは、傾斜板450により接続されている。底板41と側板46とは、傾斜板460により接続されている。底板41と側板47とは、傾斜板470により接続されている。底板41と側板48とは、傾斜板480により接続されている。底板41と側板49とは、傾斜板490により接続されている。
図8に示すように、ケース本体4の底板41の底面41bには、底板41の縁部に沿って設けられ、かつ、底板41の底面41bから突出するように底リブ41cが形成されている。この底リブ41cは、底板41の形状を反映した八角形状に形成されている。
図6〜図8に示すように、蓋3の側板36と、ケース本体4の側板46との間には、蓋3をケース本体4に対して開閉可能に接続する接続部6が形成されている。
図7および図10に示すように、蓋3の側板32〜39のうち、歯間ブラシ用ケース1を閉じた際にケース本体4の側板42〜49と接する部分には、内側が低くかつ外側が高くなるように段差部3aが形成されている。また、図10、図11および図13に示すように、蓋3の側板32のうちケース本体4の側板42と接する部分の中央部近傍には、蓋3の側板32の表面から突出するように爪部3bが形成されている。爪部3bの近傍には、図13に示すように、凹部32aが形成されている。
また、図7および図10に示すように、ケース本体4の側板42〜49のうち、歯間ブラシ用ケース1を閉じた際に蓋3の側板32〜39と接する部分には、内側が高くかつ外側が低くなるように段差部4aが形成されている。また、図10、図12および図14に示すように、ケース本体4の側板42のうち蓋3の側板32と接する部分の中央部近傍には、蓋3の爪部3bと係合する孔部4bが形成されている。孔部4bの近傍には、図14に示すように、係止部42aが形成されている。
上記のように、蓋3の段差部3aをケース本体4の段差部4aの外側に当接させて、蓋3の爪部3bをケース本体4の孔部4bに係合させるとともに、蓋3の凹部32aとケース本体4の係止部42aとを当接させることにより、歯間ブラシ用ケース1が閉じられる。
また、本実施形態では、図7、図15および図16に示すように、ケース本体4は、4つの第1リブ部4cと、4つの第2リブ部4dとを有している。4つの第1リブ部4cは、それぞれ、ケース本体4の側板43および傾斜板430(側板45および傾斜板450、側板47および傾斜板470、側板49および傾斜板490)の内表面から内側へ突出するとともに、底板41の内表面41aに直交する方向(上下方向)に沿って延びるように形成されている。また、4つの第2リブ部4dは、それぞれ、4つの第1リブ部4cの内側に第1リブ部4cと接続されるように、底板41の内表面41aに直交する方向(上下方向)に沿って延びるように形成されている。また、第2リブ部4dの高さH2は、第1リブ部4cの高さH1よりも低い。
−中板−
中板5は、図6および図17に示すように、ケース本体4の底板41の形状と同様に八角形状に形成されている。また、中板5に形成された保持孔5aは、隣接する保持孔5aと所定の間隔を隔てて行列状に形成されている。これらの保持孔5a同士の間隔は、歯間ブラシ2を取り出す際に、指先で歯間ブラシ2のハンドル21を摘み易い寸法とされているのが好ましい。
中板5は、図17に示すように、4つの端辺5c(長辺)と、端辺5cに対して約45°傾斜した4つの面取り部5d(短辺)とを有している。また、図6に示すように、中板5がケース本体4の内部に配置された状態では、4つの端辺5cは、それぞれ、ケース本体4の側板42、44、46、48の内表面近傍に配置されている。また、4つの面取り部5dは、それぞれ、ケース本体4の側板43、45、47、49の内表面近傍に配置されている。また、1つの面取り部5dの近傍には、付替ホルダ20を保持する保持孔5bが配置されている。
ここで、本実施形態では、図17〜図19に示すように、中板5の4つの面取り部5dには、それぞれ、平面的に見て略U字形状の4つの第1切欠部5eが形成されている。これらの第1切欠部5eの上方には、第1切欠部5eと接続されるように、略U字形状の第2切欠部5fが形成されている。これらの第1切欠部5eおよび第2切欠部5fは、中板5の対角線上に形成されている。また、図19(a)に示すように、第1切欠部5eの奥行L11は、第2切欠部5fの奥行L12よりも小さい。また、図19(b)に示すように、第2切欠部5fの切欠幅W2は、第1切欠部5eの切欠幅W1よりも大きい。
中板5の第1切欠部5eの切欠幅W1(図19(b)参照)は、ケース本体4の第1リブ部4cの幅W11(図16参照)と同じ寸法か、または、わずかに小さい寸法に形成されている。これにより、中板5がケース本体4の内部に配置される際に、図20に示すように、中板5の第1切欠部5eがケース本体4の第1リブ部4cに係合され(圧入され)、かつ、中板5の下面51のうち第2切欠部5fに対応する面(第1切欠部5eの周縁の一部)51aがケース本体4の第2リブ部4dの上端4eに当接する。
なお、中板5を誤って下面51と上面52とを反対の状態(上下反対の状態)でケース本体4の内部に取り付けられた場合には、中板5の第1切欠部5eがケース本体4の第1リブ部4cに確実に係合する前に、中板5の上面52のうち第2切欠部5fの近傍の面52aが第2リブ部4dの上端4eに当接する。これにより、中板5がケース本体4に確実に固定されないので、中板5を誤って下面51と上面52とを反対の状態でケース本体4の内部に取り付けられたこと(取り付けミス)を組み立て作業者および消費者に気付かせる(知らせる)ことが可能である。
また、図21に示すように、中板5の保持孔5aは、歯間ブラシ2を収容した際に、歯間ブラシ2のテーパ形状のハンドルネック23の側面が当接するようにテーパ形状に形成されている。これらの保持孔5aは、上面52側が大きく開いており、かつ、下面51側が少し小さくなるテーパ形状である。これにより、歯間ブラシ2を保持孔5aに差し込んだ際に、歯間ブラシ2が保持孔5aに対してスムーズに収容される。なお、付替ホルダ20を保持する保持孔5bは、同一の内径で形成されている。
以上説明したように、本実施形態による歯間ブラシ用ケース1によれば、以下に列記するような効果が得られる。
本実施形態では、上記のように、歯間ブラシ用ケース1が傾いた際に、歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向に移動して歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aが蓋3の天板31の内表面31aと当接することにより、歯間ブラシ2のブラシ部22が中板5の保持孔5aから抜脱するのが阻止される。たとえば、業者等が歯間ブラシ用ケース1を輸送する際や消費者が歯間ブラシ用ケース1を購入して自宅等に持ち帰る際に、歯間ブラシ用ケース1が意図しない角度で傾く場合や蓋3とケース本体4との位置が逆転(上下反対)する場合がある。この場合、歯間ブラシ2の軸線が中板5の保持孔5aの軸線と略一致した状態(所定の状態)から意図しない角度で傾いて、歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向へ移動することとなる。しかしながら、歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向に多少移動したとしても、歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aが蓋3の内表面31aと当接することにより、中板5の保持孔5aから歯間ブラシ2が抜け落ちるのが阻止される。これにより、歯間ブラシ用ケース1を所定の状態(蓋3の天板31またはケース本体4の底板41の面方向が水平方向に沿って配置される状態)に戻すことにより、中板5の保持孔5aから蓋3方向に移動した歯間ブラシ2が中板5方向に戻るので、中板5の保持孔5aに対して歯間ブラシ2を整列させることができる。その結果、歯間ブラシ用ケース1の蓋3を開く際(開封時)に、歯間ブラシ用ケース1内に歯間ブラシ2が散乱する(ちらばる)のを抑制することができる。これにより、歯間ブラシ用ケース1の蓋3を開く際(開封時)に、ケース本体4の内部に設けられた中板5の保持孔5aから歯間ブラシ2を1本ずつ容易に取り出すことができる。また、歯間ブラシ用ケース1内の中板5の保持孔5aに、未使用または使用中の歯間ブラシ2を収容しておくことができるので、未使用の歯間ブラシ2を整然と、かつ、衛生的に収容しておくことができる。
また、本実施形態では、上記のように、蓋3の天板31の内表面31aと中板5との間の距離L1を、歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aから歯間ブラシ2のブラシ部22の中央部近傍までの距離L2よりも小さい寸法に設定する。これにより、歯間ブラシ用ケース1が傾いて歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向に移動した際に、歯間ブラシ2のハンドル21の端部21aが蓋3の内表面31aと当接した場合に、歯間ブラシ2のハンドル21からブラシ部22までの間のいずれかの部分が中板5の保持孔5aの縁部にひっかかる状態になるので、歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから抜け落ちるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、歯間ブラシ2のハンドル21とブラシ部22とのハンドルネック23を、ハンドル21側からブラシ部22側に向かって先細りするテーパ形状に形成し、中板5の保持孔5aを、歯間ブラシ2のハンドルネック23のテーパ形状に対応するようにテーパ形状に形成する。これにより、歯間ブラシ用ケース1が傾いて歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向に移動した状態から、歯間ブラシ用ケース1を所定の状態(蓋3の天板31またはケース本体4の底板41の面方向が水平方向に沿って配置される状態)に戻した際に、歯間ブラシ2のハンドルネック23のテーパ形状が中板5の保持孔5aのテーパ形状に沿うようにして中板5の保持孔5aに収容される。その結果、歯間ブラシ用ケース1が傾いて歯間ブラシ2が中板5の保持孔5aから蓋3方向に移動したとしても、歯間ブラシ用ケース1を所定の状態に戻せば、歯間ブラシ2を中板5の保持孔5aにスムーズに収容することができる。
また、本実施形態では、上記のように、中板5を、ケース本体4の側板42〜49に囲まれた領域に配置されるように、ケース本体4の底板41の延びる方向に沿って延びるように平板状に形成し、中板5の面取部5dに第1切欠部5eを形成し、ケース本体4の側板42〜49の内表面に中板5の第1切欠部5eと係合する第1リブ部4cを形成する。これにより、中板5をケース本体4の内部(ケース本体4の側板42〜49に囲まれた領域)から容易に取り外すことができるので、ケース本体4の内部を清掃することができる。その結果、歯間ブラシ用ケース1内を清潔に保つことができる。
また、本実施形態では、上記のように、中板5の第1切欠部5eをケース本体4の第1リブ部4cと係合させ、中板5の下面51(一方面)のうち第2切欠部5fに対応する面51aを、ケース本体4の第2リブ部4dの上端4eと当接させる。これにより、誤って中板5の下面51(一方面)と上面52(他方面)とを反対にして(上面52がケース本体4側を向くようにして)ケース本体4の内部に取り付けられた場合には、中板5の第1切欠部5eとケース本体4の第1リブ部4cとが確実に係合する前に、中板5の上面52のうち第2切欠部5fの近傍の面52aがケース本体4の第2リブ部4dの上端4eに当接する。これにより、誤って中板5の上下方向が反対の状態でケース本体4の内部に取り付けられた場合には、中板5がケース本体4に確実に固定されないので、誤って中板5がケース本体4の内部に取り付けられたこと(取り付けミス)を組み立て作業者および消費者に気付かせる(知らせる)ことができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、蓋の内表面と中板との間の距離(本実施形態では、30mm以下)を、歯間ブラシのハンドルの端面から歯間ブラシのブラシ部の中央部近傍までの距離(本実施形態では、50mm以下)よりも小さい寸法に設定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、歯間ブラシ用ケースが傾いた(傾斜した)際に、歯間ブラシが中板の保持孔から抜け落ちて、歯間ブラシ用ケース内に散乱しないように構成されていれば、蓋の内表面と中板との間の距離を30mmよりも大きくしてもよい。
また、上記実施形態では、歯間ブラシ用ケース内に50本の歯間ブラシを収容する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、歯間ブラシ用ケース内に50本以外の複数の歯間ブラシを収容することが可能に歯間ブラシ用ケースを構成してもよい。この場合、中板の保持孔の数を適宜変更すればよい。
また、上記実施形態では、歯間ブラシを保持する歯間ブラシ保持部材の一例として、平板状の部材(中板)を適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、歯間ブラシ保持部材としてケース本体の内部全体に配置されるようなブロック状の部材を適用することも可能である。
また、上記実施形態では、中板の保持孔を円形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、中板の保持孔を円形状以外の形状にしてもよい。
また、上記実施形態では、中板の保持孔をテーパ形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、中板の保持孔の内径を略一定にしてもよい。
また、上記実施形態では、中板に第1係合部(第1切欠部および第2切欠部)を設けるとともに、ケース本体に第2係合部(第1リブ部および第2リブ部)を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ケース本体に第1係合部(第1切欠部および第2切欠部)を設けるとともに、中板に第2係合部(第1リブ部および第2リブ部)を設けてもよい。
また、上記実施形態では、中板に4つの第1係合部(第1切欠部および第2切欠部)を設けるとともに、ケース本体に4つの第2係合部(第1リブ部および第2リブ部)を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、中板に4つ以外の数の第1係合部を設けるとともに、ケース本体に4つ以外の数の第2係合部を設けてもよい。この場合、中板の第1係合部の数と、ケース本体の第2係合部の数とを同数にするのが好ましい。
また、上記実施形態では、蓋の側板とケース本体の側板とを接続部により開閉可能に接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、蓋とケース本体とは互いに完全に分離されるものであってもよく、その場合、蓋とケース本体とが嵌合される。
また、上記実施形態では、歯間ブラシ用ケース1の蓋3およびケース本体4を平面的に見て八角形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図22に示す第1変形例による歯間ブラシ用ケース101のように、蓋103およびケース本体104を平面的に見て三角形状(正三角形状、直角三角形状、および、二等辺三角形状など)に形成してもよい。この場合、蓋103とケース本体104とは、開閉可能に接続部106により接続されている。また、ケース本体104の内部には、歯間ブラシ2(図3参照)を収容する三角形状の中板(歯間ブラシ保持部材)105が配置されている。ケース本体104の内表面には、上下方向に延びるリブ部(第2係合部)104cが形成されている。中板105の縁部には、切欠部(第1係合部)105eが形成されている。これらのケース本体104のリブ部104cと、中板105の切欠部105eとは、係合するように構成されている。また、中板105には、複数の歯間ブラシ2を保持する保持孔105aが形成されている。中板105の任意の位置には、付替ホルダ20を保持する保持孔105bが形成されている。なお、第1変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態では、歯間ブラシ用ケース1の蓋3およびケース本体4を平面的に見て八角形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図23に示す第2変形例による歯間ブラシ用ケース201のように、蓋203およびケース本体204を平面的に見て四角形状(正方形状、長方形状、平行四辺形、および、台形状など)に形成してもよい。この場合、蓋203とケース本体204とは、開閉可能に接続部206により接続されている。また、ケース本体204の内部には、歯間ブラシ2(図3参照)を収容する四角形状の中板(歯間ブラシ保持部材)205が配置されている。ケース本体204の内表面には、上下方向に延びるリブ部(第2係合部)204cが形成されている。中板205の縁部には、切欠部(第1係合部)205eが形成されている。これらのケース本体204のリブ部204cと、中板205の切欠部205eとは、係合するように構成されている。また、中板205には、複数の歯間ブラシ2を保持する保持孔205aが形成されている。中板205の任意の位置には、付替ホルダ20を保持する保持孔205bが形成されている。なお、第2変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態では、歯間ブラシ用ケース1の蓋3およびケース本体4を平面的に見て八角形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図24に示す第3変形例による歯間ブラシ用ケース301のように、蓋303およびケース本体304を平面的に見て五角形状に形成してもよい。この場合、蓋303とケース本体304とは、開閉可能に接続部306により接続されている。また、ケース本体304の内部には、歯間ブラシ2(図3参照)を収容する五角形状の中板(歯間ブラシ保持部材)305が配置されている。ケース本体304の内表面には、上下方向に延びるリブ部(第2係合部)304cが形成されている。中板305の縁部には、切欠部(第1係合部)305eが形成されている。これらのケース本体304のリブ部304cと、中板305の切欠部305eとは、係合するように構成されている。また、中板305には、複数の歯間ブラシ2を保持する保持孔305aが形成されている。中板305の任意の位置には、付替ホルダ20を保持する保持孔305bが形成されている。なお、第3変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態では、歯間ブラシ用ケース1の蓋3およびケース本体4を平面的に見て八角形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図25に示す第4変形例による歯間ブラシ用ケース401のように、蓋403およびケース本体404を平面的に見て六角形状に形成してもよい。この場合、蓋403とケース本体404とは、開閉可能に接続部406により接続されている。また、ケース本体404の内部には、歯間ブラシ2(図3参照)を収容する六角形状の中板(歯間ブラシ保持部材)405が配置されている。ケース本体404の内表面には、上下方向に延びるリブ部(第2係合部)404cが形成されている。中板405の縁部には、切欠部(第1係合部)405eが形成されている。これらのケース本体404のリブ部404cと、中板405の切欠部405eとは、係合するように構成されている。また、中板405には、複数の歯間ブラシ2を保持する保持孔405aが形成されている。中板405の任意の位置には、付替ホルダ20を保持する保持孔405bが形成されている。なお、第4変形例のその他の構成および効果は、上記実施形態と同様である。
なお、上記実施形態および上記第1〜第4変形例に示す歯間ブラシ用ケースのように、歯間ブラシ用ケースの蓋およびケース本体を平面的に見て三角形状、四角形状、五角形状、六角形状および八角形状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られず、上記の形状以外の形状により形成することも可能である。
本発明は、歯間ブラシ用ケースに利用することができる。
1、101、201、301、401 歯間ブラシ用ケース
2 歯間ブラシ
3、103、203、303、403 蓋
4、104、204、304、404 ケース本体
4c、104c、204c、304c、404c 第1リブ部(第2係合部)
4d 第2リブ部(第2係合部)
4e 上端
5、105、205、305、405 中板(歯間ブラシ保持部材)
5a、105a、205a、305a、405a 保持孔
5e、105e、205e、305e、405e 第1切欠部(第1係合部)
5f 第2切欠部(第1係合部)
6、106、206、306、406 接続部
21 ハンドル
21a 端部
22 ブラシ部
23 ハンドルネック(接続部分)
31 天板
31a 内表面
41 底板
41a 内表面
42、43、44、45、46、47、48、49 側板
51 下面(一方面)
52 上面(他方面)

Claims (2)

  1. 互いに接続され、または嵌合されることによって開閉可能な箱体を構成する蓋およびケース本体と、前記ケース本体の内部に設けられるとともに複数の歯間ブラシを保持する複数の保持孔が形成された歯間ブラシ保持部材と、を備える歯間ブラシ用ケースにおいて、
    前記歯間ブラシ保持部材は、平板状に形成されて、その縁部に第1係合部が形成され、
    前記ケース本体は、底板と、前記底板の縁部に立設された側板とを有して、前記側板の内表面には、前記歯間ブラシ保持部材の第1係合部と係合する第2係合部が形成され、
    前記歯間ブラシ保持部材が、前記第1係合部を前記ケース本体の前記第2係合部に係合させた状態で、前記ケース本体の側板に囲まれた領域に前記ケース本体の底板から離れて配置され、
    前記歯間ブラシは、後端側に設けられたハンドルと先端側に設けられたブラシ部とを有して、前記ハンドルと前記ブラシ部との接続部分は、前記ハンドル側から前記ブラシ部側に向かって先細りするテーパ形状に形成され、
    前記歯間ブラシ保持部材の保持孔は、前記歯間ブラシの接続部分のテーパ形状に対応するようにテーパ形状に形成されて、前記ブラシ部を挿通させるとともに、前記ハンドルの端部を突出させた状態で前記接続部分を保持するように構成され、
    前記保持孔に前記歯間ブラシが挿入されて、前記歯間ブラシの前記ブラシ部前記ケース本体の底板の内表面と前記歯間ブラシ保持部材との間に配置されるとともに、前記ハンドルが前記蓋の内表面と対向するように配置され、
    前記蓋の内表面と前記歯間ブラシ保持部材との間の距離が、前記歯間ブラシのハンドルの端面から前記歯間ブラシのブラシ部の中央部までの距離よりも小さい寸法に設定され、
    前記歯間ブラシ用ケースが傾いた際に、前記歯間ブラシが前記蓋方向に移動して前記歯間ブラシのハンドルの端部が前記蓋の内表面に当接することにより、前記歯間ブラシのブラシ部が前記歯間ブラシ保持部材の保持孔から抜脱するのが阻止される
    ことを特徴とする歯間ブラシ用ケース。
  2. 請求項1に記載の歯間ブラシ用ケースにおいて、
    前記歯間ブラシ保持部材の第1係合部は、前記歯間ブラシ保持部材の前記ケース本体側の一方面に形成された第1切欠部と、前記歯間ブラシ保持部材の前記蓋側の他方面に前記第1切欠部と接続されるように形成された第2切欠部とを有し、
    前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部の切欠幅は、前記第2切欠部の切欠き幅よりも小さく、
    前記ケース本体の第2係合部は、前記ケース本体の側板の内表面から突出するとともに前記側板の延びる方向に沿って形成された第1リブ部と、前記第1リブ部の内側に前記第1リブ部と接続されるように形成された第2リブ部とを有し、
    前記ケース本体の第1リブ部の高さは、前記第2リブ部の高さよりも大きく、
    前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部の切欠幅は、前記ケース本体の第1リブ部の幅と同じ寸法か、または、わずかに小さい寸法に形成され、
    前記歯間ブラシ保持部材の第1切欠部は、前記ケース本体の第1リブ部と係合し、
    前記歯間ブラシ保持部材の一方面における前記第1切欠部の周縁の一部は、前記ケース本体の第2リブ部の上端と当接する
    ことを特徴とする歯間ブラシ用ケース。
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