JP6212771B2 - 建築養生メッシュシート - Google Patents
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Description
1)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
裏面側熱可塑性樹脂層:臭気分子不活性化粒子含有
2)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
臭気分子不活性化粒子含有
裏面側熱可塑性樹脂層:臭気分子不活性化粒子含有
3)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
臭気分子不活性化粒子含有
裏面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
4)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
裏面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
臭気分子不活性化粒子含有
5)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
臭気分子不活性化粒子含有
裏面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
臭気分子不活性化粒子含有
6)表面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度4以下の色相
裏面側熱可塑性樹脂層:マンセル明度7〜9.5、及びマンセル彩度0〜3の色相
臭気分子不活性化粒子含有
1)減臭効果
a)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験シート
を入れ、濃度10ppmに調整したアンモニアガスを3L注入し、0.5時間後と1
時間後のガス濃度を検知管で測定した。
b)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験シート
を入れ、濃度10ppmに調整したメチルメルカプタンガスを3L注入し、0.5時
間後と1時間後のガス濃度を検知管で測定した。
c)容積5LのTedlar(登録商標)バッグに10cm×10cmサイズの試験シート
を入れ、濃度10ppmに調整したホルムアルデヒドガスを3L注入し、0.5時間
後と1時間後のガス濃度を検知管で測定した。
2)視認効果
2−1)試験シートをマンションの2階居住部(地上3〜6m:室内照明OFF)に張囲し、試験シートの表面側が正午の太陽光(埼玉県草加市6月)で正面照射された状態で、住居部ベランダに大人1〜5人(マンセル明度6、マンセル彩度6のグレー色の作業着着用)が歩き回り、これを太陽を背にした観察者が25m離れた位置から目視確認した人数を、観察者5人に対して実施した結果を表した。
1:人数が正しく識別された。
2:人の存在は認識されたが、人数が正しく識別されなかった。
3:人の存在が識別されず、カウントなし。
2−2)試験シートをマンションの5階居住部(地上12〜15m:室内照明OFF)に張囲し、試験シートの表面側が正午の太陽光(埼玉県草加市6月)で正面照射された状態で、住居部ベランダに大人1〜5人(マンセル明度6、マンセル彩度6のグレー色の作業着着用)が歩き回り、これを太陽を背にした観察者が10m離れた位置から5階を見上げた状態で目視確認した人数を、観察者5人に対して実施した結果を表した。
1:人数が正しく識別された。
2:人の存在は認識されたが、人数が正しく識別されなかった。
3:人の存在が識別されず、カウントなし。
3)マンセル表色系
JIS Z8721「色の表示方法-三属性による表示」に準拠した「修正マンセル表色系」を使用した。
1)ポリエステルのマルチフィラメント糸条250d(278dtex:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条26本/インチ、緯糸条28本/インチの打ち込みで製織した粗目平織物(質量60g/m2:空隙率30%)を基布に用いた。〈基布1〉
2)次に粗目織物を被覆する表面側熱可塑性樹脂層用、及び裏面側熱可塑性樹脂層用に下記配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを配合調整した。
<配合1;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
カーボンブラック(黒色着色剤) 3質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
白竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
3)配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルの液浴中に粗目織物を浸漬し、マングルロールで圧搾して余分なゾルを除いた後180℃の熱風炉でゲル化処理して熱可塑性樹脂被覆層を形成し両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量130g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
実施例1で用いた基布1を下記基布2に変更した以外は実施例1と同様にして、配合1による表面側及び裏面側熱可塑性樹脂被覆層を設け、両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量170g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は42%、1インチ四方の全表面積は1150mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
〈基布2〉
ポリエステルのマルチフィラメント糸条500d(555dtex:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条19本/インチ、緯糸条20本/インチの打ち込みで製織した粗目平織物(質量70g/m2:空隙率43%)
実施例1で用いた基布1を下記基布3に変更した以外は実施例1と同様にして、配合1による表面側及び裏面側熱可塑性樹脂被覆層を設け、両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量455g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は230g/m2、メッシュシートの空隙率は30%、1インチ四方の全表面積は1205mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
〈基布3〉
ポリエステルのマルチフィラメント糸条2000d(2222dtex:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条13本/インチ、緯糸条13本/インチの打ち込みで製織した粗目平織物(質量225g/m2:空隙率31%)
実施例1で用いた基布1を下記基布4に変更した以外は実施例1と同様にして、配合1による表面側及び裏面側熱可塑性樹脂被覆層を設け、両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量470g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は245g/m2、メッシュシートの空隙率は10%、1インチ四方の全表面積は1362mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
〈基布4〉
ポリエステルのマルチフィラメント糸条750d/3本模紗(833dtex/3本模紗:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条11本/インチ、緯糸条11本/インチの打ち込みで製織した粗目模紗織物(質量225g/m2:空隙率11%)
1)基布1(実施例1)を用い、粗目織物を被覆する表面側熱可塑性樹脂層用に下記配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを配合調整した。また粗目織物を被覆する裏面側熱可塑性樹脂層用は配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを使用した。
<配合2;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
カーボンブラック(黒色着色剤) 3質量部
2)基布1の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布1の裏面側に同様にして配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、両面が黒色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量130g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布2(実施例2)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布2の裏面側に同様にして配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、両面が黒色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量170g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は42%、1インチ四方の全表面積は1150mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布3(実施例3)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布3の裏面側に同様にして配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、両面が黒色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量455g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は230g/m2、メッシュシートの空隙率は30%、1インチ四方の全表面積は1205mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布4(実施例4)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布4の裏面側に同様にして配合1の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、両面が黒色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量470g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は245g/m2、メッシュシートの空隙率は10%、1インチ四方の全表面積は1362mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
1)基布1(実施例1)を用い、粗目織物を被覆する表面側熱可塑性樹脂層用に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを使用した。また粗目織物を被覆する裏面側熱可塑性樹脂層用は下記配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを使用した。
<配合3;軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾル組成>
ポリ塩化ビニル樹脂 100質量部
DOP(可塑剤) 65質量部
エポキシ化大豆油 2質量部
Ba−Zn系複合安定剤 1.5質量部
炭酸カルシウム(充填材) 15質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3質量部
酸化チタン(白色着色剤) 5質量部
可視光応答型光触媒粒子(臭気分子不活性化粒子) 3質量部
白竹炭(臭気分子不活性化粒子) 10質量部
鉄電気石:NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(臭気分子不活性化粒子)
5質量部
2)基布1の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布1の裏面側に同様にして配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、表面が黒色、裏面が白色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量130g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布2(実施例2)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布2の裏面側に同様にして配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、表面が黒色、裏面が白色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量170g/m2の養生2類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は42%、1インチ四方の全表面積は1150mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布3(実施例3)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布3の裏面側に同様にして配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、表面が黒色、裏面が白色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量455g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は230g/m2、メッシュシートの空隙率は30%、1インチ四方の全表面積は1205mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
基布4(実施例4)の表面側に配合2の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルをロータリースクリーン転写にて片面塗工し、これを180℃の熱風炉でゲル化処理した後、基布4の裏面側に同様にして配合3の軟質ポリ塩化ビニル樹脂ゾルを片面塗工し、同様に180℃の熱風炉でゲル化処理して、表面が黒色、裏面が白色で、かつ裏面の熱可塑性樹脂被覆層のみに臭気分子不活性化粒子を含有する質量470g/m2の養生1類メッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は245g/m2、メッシュシートの空隙率は10%、1インチ四方の全表面積は1362mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
実施例1の基布1を下記基布5に変更した以外は実施例1と同様にして、配合1による表面側及び裏面側熱可塑性樹脂被覆層を設け、両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量235g/m2のメッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は105g/m2、メッシュシートの空隙率は4%、1インチ四方の全表面積は1324mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
〈基布5〉
ポリエステルのマルチフィラメント糸条250d(278dtex:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条36本/インチ、緯糸条38本/インチの打ち込みで製織した平織物(質量90g/m2:空隙率5%)
実施例1の基布1を下記基布6に変更した以外は実施例1と同様にして、配合1による表面側及び裏面側熱可塑性樹脂被覆層を設け、両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する質量80g/m2のメッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は44g/m2、メッシュシートの空隙率は59%、1インチ四方の全表面積は666mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
〈基布5〉
ポリエステルのマルチフィラメント糸条250d(278dtex:円弧状断面)を経緯糸条として、経糸条12本/インチ、緯糸条12本/インチの打ち込みで製織した平織物(質量36g/m2:空隙率60%)
実施例1の配合1から、カーボンブラック(3質量部)を省略し、代わりに酸化チタン(白顔料5質量部)を配合した以外は実施例1と同様にして熱可塑性樹脂被覆層を形成し両面が白色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含有する、質量130g/m2のメッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は70g/m2、メッシュシートの空隙率は29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0、裏面側熱可塑性樹脂層(白)のマンセル明度9、及びマンセル彩度0で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
実施例1の配合1から、3種類の臭気分子不活性化粒子:可視光応答型光触媒粒子(3質量部)、白竹炭(10質量部)、鉄電気石(5質量部)の配合を省略した以外は実施例1と同様にして熱可塑性樹脂被覆層を形成し両面が黒色で、かつ両面の熱可塑性樹脂被覆層に臭気分子不活性化粒子を含まない、質量125g/m2のメッシュシートを得た。両面の被覆層の付着量合計は65g/m2、メッシュシートの空隙率は29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2、裏面側熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で、表裏側の熱可塑性樹脂被覆層とも歪ではあるがほぼ円弧状断面であった。
実施例1の養生2類メッシュシート(質量130g/m2、空隙率29%、1インチ四方の全表面積は1118mm2、表面側及び裏面側の熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で断面層が円弧状断面)の表面側熱可塑性樹脂層を180℃の鏡面熱ロールとゴムロールの回転圧着部を通過させ、表面側熱可塑性樹脂層を熱溶融プレスにより平坦化した。
実施例2の養生2類メッシュシート(質量170g/m2、空隙率42%、1インチ四方の全表面積は1150mm2、表面側及び裏面側の熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で断面層が円弧状断面)の表面側熱可塑性樹脂層を180℃の鏡面熱ロールとゴムロールの回転圧着部を通過させ、表面側熱可塑性樹脂層を熱溶融プレスにより平坦化した。
実施例3の養生1類メッシュシート(質量455g/m2、空隙率30%、1インチ四方の全表面積は1205mm2、表面側及び裏面側の熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で断面層が円弧状断面)の表面側熱可塑性樹脂層を180℃の鏡面熱ロールとゴムロールの回転圧着部を通過させ、表面側熱可塑性樹脂層を熱溶融プレスにより平坦化した。
実施例4の養生1類メッシュシート(質量470g/m2、空隙率10%、1インチ四方の全表面積は1362mm2、表面側及び裏面側の熱可塑性樹脂層(黒)のマンセル明度2で断面層が円弧状断面)の表面側熱可塑性樹脂層を180℃の鏡面熱ロールとゴムロールの回転圧着部を通過させ、表面側熱可塑性樹脂層を熱溶融プレスにより平坦化した。
2:粗目織物(基布)
3−1:表面側熱可塑性樹脂層(マンセル明度4以下)
3−2:表面側熱可塑性樹脂層(符号5を含み、マンセル明度4以下)
4−1:裏面側熱可塑性樹脂層(符号5を含み、マンセル明度7〜9.5、
マンセル彩度0〜3)
4−2:裏面側熱可塑性樹脂層(符号5を含み、マンセル明度4以下)
5:臭気分子不活性化粒子
Claims (6)
- 断面形状が円形または楕円形の略円弧状のマルチフィラメント経糸条及び緯糸条が交絡した粗目織物を基布として、その表裏両面を被覆する表面側熱可塑性樹脂層及び裏面側熱可塑性樹脂層とで構成された、空隙率10〜45%のメッシュシートであって、前記表面側熱可塑性樹脂層及び前記裏面側熱可塑性樹脂層の少なくとも一方が、白竹炭、酸化・還元性物質、及び光触媒性物質から選ばれ、少なくとも白竹炭を含む臭気分子不活性化粒子を含み、かつ、前記表面側熱可塑性樹脂層がマンセル明度4以下の色相を有し、かつ経糸条及び緯糸条が通る部分の表面側熱可塑性樹脂層が略円弧状断面であることを特徴とする建築養生メッシュシート。
- 前記酸化・還元性物質が、電気石(トルマリン鉱石)、及び金属フタロシアニン錯体、金属フタロシアニン錯体テトラカルボン酸、(これらの錯体形成金属として、銅、鉄、コバルト、マンガンから選ばれた1種以上)から選ばれた1種以上である請求項1に記載の建築養生メッシュシート。
- 前記光触媒性物質が、助触媒添加(担持)型光触媒、アニオンドープ型光触媒、カチオンドープ型光触媒、共ドープ型光触媒、金属ハロゲン化物担持型光触媒、酸素欠損型光触媒から選ばれた1種以上である請求項1に記載の建築養生メッシュシート。
- 前記臭気分子不活性化粒子の含有量が、前記表面側熱可塑性樹脂層または前記裏面側熱可塑性樹脂層に対して5〜35質量%である請求項1に記載の建築養生メッシュシート。
- 前記裏面側熱可塑性樹脂層がマンセル明度7〜9.5、及びマンセル彩度0〜3の色相を有する円弧状断面である請求項4に記載の建築養生メッシュシート。
- 前記表面側熱可塑性樹脂層及び裏面側熱可塑性樹脂層の両方が前記臭気分子不活性化粒子を含み、その含有量が表面側及び裏面側の各熱可塑性樹脂層に対して5〜35質量%であり、かつ、表面側及び裏面側の熱可塑性樹脂層の両方がマンセル明度4以下の色相を有する略円弧状断面である請求項1に記載の建築養生メッシュシート。
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