JP6204156B2 - 変速機用同期装置 - Google Patents
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Description
同期作用が終了すると同期リングの摩擦トルクによる阻止力がなくなるので、スリーブは内側のスプラインに形成した斜面により、レバー部材を径方向内側へ押し込みながら変速ギヤに向かって進行し、シフト操作を完了させる。
すなわち、図20を参照しながら上記従来の同期装置の作動と、その問題を説明する。
図20は、レバー部材を有する同期装置の要部拡大断面であり、これらの回転中心軸より上側のみを、同期作用中の状態で描いている。スリーブ20は同期作用において力点となる接点Wにてレバー部材24をF1(図中に記載せず)の力で軸方向右側へ押圧する。レバー部材24は、ハブ12との接点Xを支点として、同期リング22との接点Yを作用点とする梃子作用によりスリーブ20からの押圧力を増大してF2(図中に記載せず)の力で同期リング24を右側へ押す。これにより同期リング22は図示しない変速ギヤに押しつけられて同期作用を行う。
このとき、同期作用を成立させるため、同期リング22の突起22cは上記変速ギヤとの間の摩擦トルクをレバー部材24との接点Zにて、レバー部材24を径方向外側へF3(図中に記載せず)の力で押し広げる。
これらの力関係を整理すると、梃子比は、上記の支点Xから作用点Yまでの距離をL1、支点Xから力点Wまでの距離をL2とすると、L2/L1であるが、実際は上記のF2によるモーメントが上記梃子作用の方向とは逆方向に働くことにより梃子比が減殺される。
つまり、F2によりレバー部材24に働くモーメントから、実際の同期リング22を押圧する力は以下となる。すなわち、接点Zと接点Xとの間の軸方向距離をL3とすると、
F3=F1・L2/L1−F2・L3/L1
この、梃子比の減殺が無視できない値であることが従来の同期装置の問題である。
本発明の目的は、同期リングの摩擦トルクでレバー部材が径方向外側へ押し広げられても、レバー部材の梃子作用に不利になる度合いを減らして、同期性能を向上すことにある。
特に、レバー部材の径方向寸法が小さい場合に効果が大きく、小型車において、一般にマルチコーンと呼ばれる摩擦面を複数備えた同期装置を用いないで済むので、同期装置のコスト低減に貢献できる。
また、図3は、レバー部材24の梃子作用を説明する図であって、レバー部材24と当接するスリーブ20、ハブ12、同期リング22の断面を、図2におけるA−B−C線に沿ってスプリング26を除いて、拡大して描いている。
該出力軸10には、左側外周にスプライン10aが形成され、出力軸10に装着されたスナップリング10bとともにハブ12が一体的に固定されている。
出力軸10はスプライン10aの右側に支持部10cと鍔部10dとが形成され、ハブ12のボス12aと鍔部10dとの間の支持部10cには、ベアリング14に支持された後進ギヤ8が回転自在に設けられている。
後進ギヤ8には、スプライン歯8aが一体になっており、そのハブ12側には円錐面8bが形成されている。
内スプライン20aの後進ギヤ8側端部にはチャンファ20bが形成されている。
また、内スプライン20aには、ハブ12の切り欠き12eに対応する位置に切り欠き20cが、その端部には斜面20dが形成されている。
図3に示すように斜面20dは、後述する同期作用においてレバー部材24の頂部24aを軸方向に押圧し、押圧する接点は梃子作用における力点を構成する。
すなわち図1は中立状態にあるが、シフトフォークによりスリーブ20を、後進へ変速操作する場合は同図中右側へ移動させるようになっている。
図1、図2に示すように、同期リング22の内側には後進ギヤ8の円錐面8bに対応した円錐状の摩擦面22aが形成され、ハブ12側には受圧面22bが形成されるとともに、ハブ12の窪み12gに対応する位置2カ所に突起22cが形成されている。
該突起22cは、後述する同期作用において2個のレバー部材24を径方向外側へ押圧する。
また、図3に示すように、受圧面22bは、後述する同期作用において、レバー部材24から軸方向に押圧され、押圧される接点Yは梃子作用における作用点を構成する。
レバー部材24は、図3に示すように図2のA−B−C線に沿って見ると板厚tの板状であり、図2に示すように正面から見て円弧形状をしている。2個のレバー部材24は、その両端に形成したトルク受け部24aで、同期リング22の突起22cを挟むように配置されている。
なお、図2は同期リング22が回転方向に中立の状態を示しており、レバー部材24と突起22cとの間には回転方向に4カ所の隙間Eが空いている。つまり、同期リング22はレバー部材24やハブ12に対して隙間Eに相当する角度だけ左右に相対回転可能である。
そのため、後述する同期作用において同期リング22の突起22cから摩擦トルクを受ける際に、その力はトルク受け部24aのエッジ24jに作用する。
なお、エッジ24jには鋭角除去のため若干の丸みを持たせてもよい。
そして、図3に示すようにハブ12側は背面24bを形成し、前述のハブ12と接して梃子作用の支点を構成する。
レバー部材24は図3に見るように、頂部24aのハブ12側には斜面24eが形成され、スリーブ20の斜面20dが斜面24eとの接点Wにて軸方向に押圧可能になっている。
レバー部材24は、前述したように当接する相手のスリーブ20、ハブ12、同期リング22との間の接点が、それぞれ梃子作用の力点、支点、作用点を構成している。
図1において、図示しないシフトフォークがスリーブ20を後進ギヤ8側へ移動させる。すると、スリーブ20の斜面20dが、レバー部材24の斜面24eに当接して軸方向に押圧する。
すなわち、同期リング22に作用する摩擦トルクは突起22cからレバー部材24のトルク受け部24aに作用して、レバー部材24を径方向外側へ押し広げるように押圧する。
図3は、突起22cがトルク受け部24aに接してこれを径方向外側へ押圧している状態を示している。詳細には、トルク受け部24aはδの角度を有した斜面であるので、そのハブ12側端部の接点Zにて突起22cが接して摩擦トルクを伝える。
図3は、梃子作用を説明する図であり、前述したように、斜面24eの外径側端部と斜面20dとの接点Wが力点、作用面24eと受圧面22bとの接点Yが作用点、背面24bとエッジ12hの接点Xが支点の、梃子作用を示している。
すなわち、支点から作用点までの距離をL1、支点から力点までの距離をL2とした場合、梃子比はL2/L1であり、レバー部材24が同期リング22を押す力は、F1・L2/L1である。
この外側への押圧力が、スリーブ20の斜面20dによりレバー部材24が径方向内側へ押圧される力よりも大きくなるように、摩擦面22aと円錐面2bの角度、斜面20dの傾斜角を設定しておく。
このように設定しておくことにより、摩擦面22aと円錐面2bとの間に摩擦トルクがある限り、スリーブ20はレバー部材24を径方向内側へ押し込んで後進ギヤ8側へ進行することができない。
したがって、出力軸10と後進ギヤ8との間に回転速度差がある間は、スリーブ20はレバー部材24を介した梃子作用で同期リング22を押圧し続ける。この結果、摩擦面22aと円錐面2bとの間の摩擦トルクによる同期作用が行われる。
摩擦トルクが消滅すると、スリーブ20はその斜面20dで、スプリング26の張力に抗してレバー部材24を径方向内側へ押し込んで、同期リング22と後進ギヤ8を回転させながら、後進ギヤ8側への進行が可能になる。
この時点で同期作用は終了して、スリーブ20はレバー部材24を径方向内側へ押し込みながら右側へ移動して後進ギヤ8のスプライン8aと噛み合って、後進への変速操作が終了する。
従来例は、摩擦トルクにより突起22cがレバー部材24のトルク受け部24aを径方向外側へ押圧する力が、梃子比を減ずる比率が高い。
しかし、本実施例にあっては、レバー部材24のトルク受け部24aに角度δの斜面を形成したため、突起22cとレバー部材24との接点Zと上記した支点Xとの軸方向距離L3(図20参照)を小さくできる。例えば、前述のエッジ部24bに鋭角除去のために若干の丸みや面取りを形成してもL3は殆ど0といっていいくらいにすることができる。
特に、従来の一般的なボーグ・ワーナー型と呼ばれる同期装置に比べて、レバー部材24を用いて梃子比で同期能力を向上しているので、F2の値が元々大きいため、支点から接点Zまでの距離L3の影響も大きくなるので、その分、本実施例は同期能力が一層増大する。
すなわち、図4のようにトルク受け部24aを曲面に成形して、同期リング22の突起部22cとの接点Zと支点Xとの軸方向距離が板厚tの1/2以下にしてもいいし、図5に示すように同期リング22の突起部22cに切り欠き22dを形成して、トルク受け部24aとの接点Zが軸方向に上記の支点に近づくようにしてもよい。
このように、本発明の実施例1に係る変速機用同期装置によれば、同期能力を従来よりも大きくすることが可能である。
図6は、実施例1の図1に相当する断面図であり、図7は実施例1の図2に相当する外観図である。なお、図7において、スプリング26は図の上側のみ描いてある。
また、図6の右側から見たハブ12の正面外観を図8に、図8におけるF−O−Fの断面を図9に示す。スリーブ20の断面は図10に、図11にはハブ12側から見た同期リング22の正面外観と、図11におけるJ−O−Jの断面を図12に、それぞれ示す。
そして、1速ギヤ16、2速ギヤ18側から見たレバー部材24の正面外観を図13に、図13の中央断面を図14に、1速ギヤ16、2速ギヤ18側から見たスプリング26の正面外観を図15に、図15の上方から見た外観を図16に、図16のK−Kにおける断面を図17に、それぞれ示す。
ここでは、実施例1と異なる部分を中心に説明し、実施例1と実質的に同じ部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
ハブ12は、図8、図9に示すように、フランジ部12bの1速ギヤ16側と2速ギヤ18側にそれぞれ2箇所の切り欠き12eとこれにつながる凹部12iとを形成してあり、これらの2の切り欠き12eと凹部12iとは、1速ギヤ16側と2速ギヤ18側とで回転方向に位相を90°ずらして配置してある。
凹部12iの径方向内側には、それぞれ4箇所の支点面12kが形成してあり、該支点面12kは凹部12iより軸方向深さを浅くしてある。
スリーブ20は図10に示すように、ハブ12の切り欠き12eに対応する位置の内スプライン20aに切り欠き20cと斜面20dが、1速ギヤ16側と2速ギヤ18側にそれぞれ2箇所形成してある。
同期リング22のハブ12側には、受圧面22bが形成されるとともに、ハブ12の凹部12iに対応する位置2カ所に各2個の突起22cが形成されており、各2個の中心側には角度αを有する斜面22eが形成されている。該斜面22eは後述する同期作用においてレバー部材24を径方向外側へ押圧する。
なお、斜面22eは平面と限らず、大きな半径の曲面であってもよい。
したがってレバー部材24は、側面24dとスライド面24hが、ハブ12の第1ガイド面12fと第2ガイド面12hにガイドされて、ハブ12に対して径方向の移動と軸方向の移動および揺動とが可能になっている。
頂部24cのハブ12側に斜面24eが形成され、この径方向外側が前述のスリーブ20の斜面20dと接して、後述する梃子作用の力点を構成する。
正面中央には作用面24fが同期リング22側に突き出した形状に成形されている。作用面24fと同期リング24の受圧面22bとの接点が後述する梃子作用の作用点を構成する。
このため、トルク受け部24aは側面24dに対して角度βを有しており、さらに実施例1で説明したのと同様に、図13の矢視Gに示すように角度δをもって形成されている。
さらに、レバー部材24の中央径方向内側に、後述するスプリング26が引っかかるラグ24kが形成されている。
図に見るように、中央部のハブ12側先端を曲げて成形した座面26aを中心に左右対称になっており、座面26aはハブ12のボス部12aに接して、後述する同期作用においてスプリング26がレバー部材24とともに揺動可能にしている。
正面から見て座面26aに繋がって両側にU字形状に曲げた弾性部26bと、その上側中央先端から径方向外側へ曲げて伸びた腕部26cが形成され、さらにその先端を曲げて形成した押圧部26dを備えている。押圧部26dは前述のレバー部材24のトルク受け部24aに接して、これを径方向外側へ押圧するとともに、トルク受け部24aと同期リング22の突起22cに挟まれるようになっている。
したがって、実施例1で説明した隙間Eは、図7の上側のように押圧部26dと同期リング22の突起22cとの間である。
さらに、弾性部26bの中側両端部からハブ12側へ伸びた舌部26eが形成してあり、この舌部26eをレバー部材24のラグ24kに引っかけて、弾性部26bの弾性力によってレバー部材24にスプリング26を係止させるようになっている。
すなわち、図6、図7のように組み込む前の状態で、レバー部材24とスプリング26とを一体化することができる。
図6において、図示しないシフトフォークがスリーブ20を2速ギヤ18側へ移動させる。すると、スリーブ20の斜面20dが、レバー部材24の斜面24eに当接して軸方向に押圧し、レバー部材24はスプリング26の張力を得て揺動するように、その作用面24fで同期リング22の受圧面22bを軸方向に押圧し、同期リング22は摩擦面22aが2速ギヤ18の円錐面18bに押しつけられる。
図18は、梃子作用を説明する図であり、ハブ12、スリーブ20、レバー部材24の一部を拡大した断面で描いている。
前述したように、斜面24eの外径側端部と斜面20dとの接点Wが力点、作用面24fと受圧面22bとの接点Yが作用点、支点面12kとエッジ24jの接点Xが支点の、梃子作用を示している。
すなわち、摩擦面22aと円錐面18bとの間の摩擦トルクにより、前述のように突起22cがレバー部材24のトルク受け部24aを径方向外側へ押圧する。このトルク伝達点Zが支点Xよりハブ12の中心寄りになっている。すなわち、従来例で説明したL3が負の値である。このため、摩擦トルクの影響で梃子比を増大する方向になる。
また、それに加えて以下のようなメリットを有する。
すなわち、ハブ12の支点面12kの軸方向深さを凹部12iより浅くしたため、1速ギヤ16側と2速ギヤ18側の支点面12k同士が、軸方向に互いに離れるので、最弱部といえるその部分の厚さが増し、それだけハブ12の強度を確保しやすい。
さらに、レバー部材24とスプリング26とを組み合わせた状態で一体になるようにしたため、ハブ12とスリーブ20をセットにした状態へのこれらの組み込みが容易というメリットも有する。
ここでは、主に実施例2と異なる部分を中心に説明し、実施例2と実質的に同じ部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図19は、実施例3のレバー部材24とスプリング26を組み合わせた状態の外観図であり、その矢視Gの外観も示す。
すなわち、レバー部材24のトルク受け部24aには実施例2における角度δを有する斜面を形成しておらず、代わりにスプリング26の押圧部26dのハブ12側先端を曲げて押圧面26fを形成している。
したがって、同期作用において、同期リング24の突起22cは押圧部26dを介して押圧面26fでトルク受け部24aに摩擦トルクを伝達する。図19の矢視Gで分かるように、押圧面26fとトルク受け部24aの接点はスプリング26の板材の厚さしかないので、トルク受け部24aのハブ12側端部を押圧することになる。
上記の各実施例は、出力軸10側に同期装置を配置した形態で説明したが、これに限ることなく図示しない入力軸側、または他の中間軸等に配置する場合であっても実施可能である。
10 出力軸
12 ハブ
14 ベアリング
16 1速ギヤ
18 2速ギヤ
20 スリーブ
22 同期リング
24 レバー部材
26 スプリング
Claims (6)
- 動力を伝える軸と、
該軸に固定されたハブと、
斜面を有する内スプラインが内周に形成され、前記ハブに軸方向に摺動可能に支持されたスリーブと、
該スリーブが係合可能なスプライン歯と円錐面が前記ハブ側に一体的に設けられ、前記ハブの軸方向に隣接して配置された変速ギヤと、
該変速ギヤの前記円錐面に圧接可能な摩擦面が形成され、前記ハブ側に軸方向の突起と受圧面とが複数形成された同期リングと、
前記スリーブと前記ハブと前記同期リングとの間に配置され、頂部が前記スリーブの前記斜面に当接して力点となり、径方向内側端部近傍と前記ハブとの接点を支点として、押圧面と前記同期リングの前記受圧面との接点を作用点として、前記スリーブの軸方向の移動による押圧力を梃子作用で前記受圧面に伝達可能で、前記同期リングの前記突起から摩擦トルクを受けることが可能な受圧部を有する、板状のレバー部材とを備え、
前記受圧部の前記摩擦トルクを受ける前記突起との接点は、該接点と前記支点との軸方向距離が、前記レバー部材の板厚tより小さい距離であって、かつ前記ハブ側となる位置に設けたことを特徴とする変速機用同期装置。 - 前記突起と前記受圧部の少なくとも一方に斜面または曲面もしくは切り欠きを形成することにより、前記突起と前記受圧部との接点が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の変速機用同期装置。
- 前記レバー部材の前記頂部と前記径方向内側端部との間に前記受圧部を形成し、前記レバー部材の径方向内側のハブ側に段差を形成して支点面を設け、該支点面の前記径方向内側のエッジ近傍を前記支点としたことを特徴とする請求項1または2に記載の変速機用同期装置。
- 前記突起と前記受圧部の間に板材を挟んだことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の変速機用同期装置。
- 前記板材が、前記レバー部材を径方向外側へ押圧するスプリングの押圧部であることを特徴とする請求項4に記載の変速機用同期装置。
- 前記板材のハブ側端部を前記受圧部に向けて曲げて端面を形成し、前記突起からのトルクを、前記端面を介して前記受圧部へ伝達することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の変速機用同期装置。
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