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JP6199702B2 - アプリケータ - Google Patents

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Description

本発明の一側面は、マイクロニードルによる活性成分の投与を補助するために用いるアプリケータに関する。
従来から、皮膚を介して活性成分を投与するマイクロニードルに衝撃を与えることで、該マイクロニードルを皮膚に適用するアプリケータが知られている。例えば、下記特許文献1には、マイクロニードルデバイスに取り付けられた隆起した中心領域を有するフレキシブルシートと、該フレキシブルシートの周囲または付近の支持部材とを含むアプリケータが記載されている。フレキシブルシートは、該シートの主平面に対して直交方向の段階的な運動を受けるように構成されている。
特表2008−520369号公報 特表2005−533625号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のアプリケータでは、マイクロニードルに作用するフレキシブルシートの中心領域が使用者により直接的に押されるので、マイクロニードルに伝わる力が使用者の力加減に左右されてしまう。そのため、穿刺の程度が使用者毎に変わってしまい、その結果、穿刺の再現性が低下してしまう可能性がある。そこで、誰が使用してもマイクロニードルの穿刺の程度を一定のレベルに保つこと、すなわち穿刺の再現性を高めることが要請されている。
本発明の一側面に係るアプリケータは、皮膚にマイクロニードルを適用させるためのアプリケータであって、皮膚に接するベースと、ベースの上方に該ベースに沿って延びるように設けられた板状の弾性部材と、弾性力が付与された弾性部材のベースの方向への移動を遮断する遮断機構と、遮断機構による遮断を解除することで弾性部材の弾性力をマイクロニードルに伝える解除機構とを備える。
このような側面においては、まず、弾性力が付与された弾性部材の動きが遮断され、その後、その遮断が解除されることで当該弾性力がマイクロニードルに伝わる。弾性部材の動きの遮断およびその解除はいずれも使用者により直接的に行われるのではなくアプリケータの機構により実現されるので、弾性部材の作動は誰が使用しても一定であり、よって、マイクロニードルに伝わる弾性力も一定となる。したがって、誰が使用してもマイクロニードルの穿刺の程度を一定のレベルに保つことができる。
他の側面に係るアプリケータでは、解除機構の作動により、弾性部材への弾性力の付与および遮断機構による遮断と、該遮断の解除とが連続的に行われてもよい。
他の側面に係るアプリケータでは、弾性力が付与された弾性部材を支持する領域を有し、かつ孔が形成されたトリガーが、遮断機構および解除機構として機能し、トリガーがベースに沿って移動することで弾性部材への弾性力の付与および遮断機構による遮断が行われ、該トリガーがさらに移動して該弾性部材が孔を通過することで該遮断の解除が行われてもよい。
他の側面に係るアプリケータでは、遮断機構が、ベースに沿った方向に且つ弾性部材と交差する方向に設けられた軸状のストッパであり、解除機構がストッパを回転させることで、弾性部材への弾性力の付与および遮断機構による遮断と、該遮断の解除とが連続的に行われてもよい。
本発明の一側面によれば、誰が使用してもマイクロニードルの穿刺の程度を一定のレベルに保つことができる。
第1実施形態に係るアプリケータの六面図である(ただし、背面図は省略)。 第1実施形態に係るアプリケータの使用方法を示す図である。 第2実施形態に係るアプリケータの六面図である(ただし、左側面図および背面図は省略)。 第2実施形態に係るアプリケータの使用方法を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るアプリケータ10の構造を示す六面図である。ただし、図1では正面図、左右側面図、平面図、および底面図のみを示し、背面図は正面図を左右反転したものであるので省略する。内部構造を示す破線は正面図でのみ示す。
アプリケータ10は、皮膚にマイクロニードルを適用させるために用いる補助器具である。アプリケータ10の筐体11は略直方体であり、その筐体11内には、ピストン20、トリガー30、および板ばね40が収容される。皮膚に接する筐体11のベース(底面)12にはピストン20およびマイクロニードル・アレイの形状に対応する孔13が形成されており、一側面にはトリガー30を差し込むための孔(図示せず)が形成されている。本実施形態では、天板14の側をアプリケータ10の上方と定義し、ベース12の側をアプリケータ10の下方と定義する。
ピストン20は、板ばね40の弾性力をマイクロニードルに伝える伝達部材である。本実施形態ではピストン20は略円柱状を呈し、その中央には、後述する板ばね40を上げるための貫通孔21が形成されている。なお、ピストン20の形状はこの例に限定されず、例えばマイクロニードル・アレイの形状に合わせてピストンを作製してもよい。
弾性力を受けるマイクロニードルは、複数のマイクロニードルの集合であるマイクロニードル・アレイとして提供される。マイクロニードル・アレイは、アプリケータ10とは別個独立に用意された基板(例えば、ピストン20の主面とほぼ同じ形状および寸法を有する基板)上に配置された態様で提供されてもよい。この場合には、弾性力により働くピストン20はその基板に衝突することで当該弾性力をマイクロニードルに伝える。あるいは、マイクロニードル・アレイはピストン20の主面上に最初から形成されていてもよい。この場合には、弾性力により働くピストン20は皮膚に衝突した際に当該弾性力をマイクロニードルに伝える。ここで、ピストン20の主面とは、作動時にマイクロニードル・アレイの基板または皮膚と衝突する面である。なお、マイクロニードル・アレイの範囲、マイクロニードル・アレイにおけるマイクロニードルの密度、個々のマイクロニードルの寸法、基板およびマイクロニードルの材質は、従来技術などを考慮して任意に設定してよい。
トリガー30は、遮断機構および解除機構として機能する部材である。トリガー30は矩形の平板であり、その面上には矩形状の孔31が形成されている。トリガー30は筐体11内に形成されたガイド15により支持され、このガイド15に沿って水平方向(より具体的にはアプリケータ10の長手方向)に移動可能である。筐体11から露出しているトリガー30の一端はL字状に形成されており、この端部は、トリガー30の全体が筐体11内に入ってしまうのを防止する役割を持つ。
板ばね40は、ベース12の上方に該ベース12に沿って延びるように設けられた板状の弾性部材である。板ばね40の一端(第1端部)は、トリガー30の配置箇所よりも上に形成された筐体11内の支持台16に取り付けられ、他端(第2端部)41は解放されている。板ばね40は、自然状態においてその第2端部41が下方に向くように略V字状に加工されている。板ばね40が直線状になるように変形すると、その板ばね40に弾性力が蓄積される。
アプリケータ10自体の寸法やアプリケータ10を構成する各部材の寸法は、マイクロニードルの寸法や使用の容易さ等を考慮して決めてよい。また、アプリケータ10の持ちやすさや、皮膚へのマイクロニードルの適用の容易性を考慮して、筐体の形状を変えたり筐体表面を加工したりしてもよい。例えば、筐体の外壁に窪みまたは段差を設けてもよい。また、滑りにくくするために、筐体の表面に細かな溝を形成したりコーティングを施したりしてもよい。
アプリケータ10の材料は限定されないが、板ばね40の弾性力を維持できる強度を持つ材料が望ましい。筐体11、ピストン20、およびトリガー30の材料として、ABS樹脂やポリスチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール(POM)などの合成又は天然の樹脂素材を用いてもよいし、シリコン、二酸化ケイ素、セラミック、金属(ステンレス、チタン、ニッケル、モリブデン、クロム、コバルト等)を用いてもよい。あるいは、アプリケータ10の強度をさらに高めるために、上記の樹脂材料にガラス繊維や炭素繊維などを添加してもよい。板ばね40の材料としてポリアセタール(POM)樹脂が挙げられるが、これに限定されるものではない。例えば、マイクロニードルと同じ材料を用いて板ばね40を作製してもよい。
次に、図2を用いてアプリケータ10の使用方法を説明する。図2は、図1のII−II線に沿ったアプリケータ10の断面を示す図である。
まず、使用者は貫通孔21に任意の棒状部材を入れて板ばね40をトリガー30よりも上に位置させたままトリガー30を外側にスライドさせることで、トリガー30の全体を板ばね40の第2端部41よりも外側(図2における右側)に位置させる。本実施形態ではこの時のアプリケータ10の状態を準備状態という。
続いて、使用者はマイクロニードル・アレイNの穿刺箇所にアプリケータ10を置き、筐体11を押さえながらトリガー30を筐体11内に押し込む(矢印Aa参照)。この操作により、図2の上段に示すように、板ばね40の第2端部41がトリガー30上に載り、板ばね40に弾性力が蓄積される。したがって、トリガー30は、弾性力が付与された板ばね40を支持する領域を有する。また、この時点において、トリガー30は、弾性力が付与された板ばね40のベース12の方向への移動を遮断する遮断機構として機能する。トリガー30がさらに移動すると、図2の下段に示すように第2端部41がトリガー30による支持を失って弾性力により下方に移動する(すなわち、板ばね40の固定状態が解除される)。孔31を通過した板ばね40はその弾性力によりピストン20の上部を叩くので、その弾性力がマイクロニードル・アレイNに伝わり、マイクロニードル・アレイNが皮膚Sを穿孔する。したがって、トリガー30は解除機構としても機能する。弾性力の蓄積およびピストン20の作動は、トリガー30を筐体11内に押すという一つの操作により連続的に行われる。
図2ではピストン20が最初からマイクロニードル・アレイNに接触しているが、板ばね40が作動する前の時点においてピストン20が図2の場合よりも上に位置してマイクロニードル・アレイNと離れていてもよい。例えば、ピストン20を収容する空間の壁とピストン20の側面との摩擦力を調整することで、ピストン20をマイクロニードル・アレイNと離した状態で保持することが可能である。この場合には、板ばね40がピストン20の上部を叩くことでピストン20が下に移動してマイクロニードル・アレイNに衝突することで、板ばね40の弾性力がマイクロニードル・アレイNに伝わる。
マイクロニードル・アレイNに活性成分が予め塗布されているのであれば、穿刺により活性成分が体内に投与される。あるいは、穿刺後にアプリケータ10およびマイクロニードル・アレイNを退かして穿刺箇所に活性成分を塗布することによって投与を行うことも可能である。あるいは、まず皮膚Sに活性成分を塗り、そこにマイクロニードル・アレイNおよび準備状態のアプリケータ10を置いてアプリケータ10を作動させることによって投与を行うことも可能である。このように投与の態様は様々である。
使用者は上述した通り板ばね40を押し上げてトリガー30を引き出すことで、アプリケータ10を再び準備状態に戻すことができる。したがって、使用者はアプリケータ10を何度でも使用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、まず、弾性力が付与された板ばね40の動きが遮断され、その後、その遮断が解除されることで当該弾性力がマイクロニードルに伝わる。より具体的には、トリガー30を押すという一つの操作(トリガー30の作動)により、板ばね40への弾性力の付与および板ばね40の動きの遮断と、その遮断の解除(ピストン20の作動)という二つのステップが連続的に行われる。板ばね40の動きの遮断およびその解除はいずれも使用者により直接的に行われるのではなくトリガー30により実現されるので、板ばね40の作動は誰が使用しても一定であり、よって、マイクロニードルに伝わる弾性力も一定となる。したがって、誰が使用してもマイクロニードルの穿刺の程度を一定のレベルに保つことができる。
本実施形態では、遮断機構および解除機構の双方がトリガー30という一つの部材により実現されるので、アプリケータ10の部品数をその分だけ減らすことができ、その結果、アプリケータ10を小型化することができる。また、使用者はトリガーを動かすだけで板ばね40についての遮断を簡単に解除することができる。
また、本実施形態によれば、板ばね40に弾性力が蓄積されるのはトリガー30を押す際のわずかな時間のみである。したがって、板ばね40を作製する際にその経年劣化を考慮して特別な構造または材料を採用する必要がなく、その分簡単にかつ低コストでアプリケータを作製することができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係るアプリケータ50の構造を示す六面図である。ただし、図3では正面図、右側面図、平面図、および底面図のみを示し、左側面図は右側面図と同じなので省略し、背面図は正面図を左右反転したものであるので省略する。内部構造を示す破線は正面図でのみ示す。
アプリケータ50は略直方体であり、その外観は筐体51および蓋52により形成される。その筐体51内には板ばね60、ピストン70、およびストッパ80が収容される。長手方向における蓋52の一端は筐体51に取り付けられており、蓋52はこの取付箇所を始点にして開閉することができる。蓋52の他端付近には、下方に突き出た突出板53が形成されている。皮膚に接する筐体51のベース(底面)54にはピストン70およびマイクロニードル・アレイの形状に対応する孔55が形成されている。本実施形態では、蓋52の側をアプリケータ50の上方と定義し、ベース54の側をアプリケータ50の下方と定義する。
板ばね60はベース54の上方に該ベース54に沿って延びるように設けられた板状の弾性部材である。板ばね60の一端(第1端部)は、蓋52の取付箇所よりも下の位置に取り付けられ、他端(第2端部)61にはピストン70が取り付けられる。板ばね60は、自然状態においてその第2端部61がピストン70の重みで垂れ下がるように加工されており、第2端部61が上げられて板ばね60が反ると、その板ばね60に弾性力が蓄積される。
ピストン70は、板ばね60の弾性力をマイクロニードルに伝える伝達部材である。ピストン70は、一端が板ばね60に取り付けられたロッドと、そのロッドの他端に取り付けられた円板とを有する。第1実施形態と同様にピストン70の形状はこの例に限定されず、例えばピストン70の主面の形状はマイクロニードル・アレイの形状に合わせて任意に選択されてもよい。
ストッパ80は、遮断機構として機能する軸状の部材である。ストッパ80は、板ばね60の第2端部61を載せることが可能な爪81と、蓋52の突出板53の下端と接触可能な受け部82とを有する。ストッパ80は、板ばね60と所定の距離を置いて、アプリケータ50の幅方向(水平面においてアプリケータ50の長手方向と直交する方向)に沿って回転可能に取り付けられる。言い換えれば、ストッパ80は、ベース54に沿った方向に且つ板ばね60と交差する方向に設けられる。高さ方向におけるストッパ80の取付位置は板ばね60と略同じである。
アプリケータ50自体の寸法、アプリケータ50を構成する各部材の寸法、そして筐体の形状および加工方法は、上記第1実施形態と同様に任意に決めてよい。また、アプリケータ50および板ばね60の材料も第1実施形態と同様に選択可能である。
次に、図4を用いてアプリケータ50の使用方法を説明する。図4は、図3のIV−IV線に沿ったアプリケータ50の断面を示す図である。
まず、使用者は蓋52を開け、板ばね60の第2端部61を爪81に載せる。蓋52が開いた際には、ストッパ80は、爪81の上面と板ばね60の取付位置との間で高さが略一致する状態になるので、板ばね60を爪81に載せることが可能になる。その操作により、ピストン70が引き上げられる。本実施形態ではこの時のアプリケータ50の状態を準備状態という。
続いて、使用者はマイクロニードル・アレイの穿刺箇所にアプリケータ50を置き、蓋52を閉める(矢印Ab参照)。この操作により突出板53が受け部82を下方に押すのでストッパ80が回転し、爪81は上方に向かって回転移動する。すると、板ばね60の第2端部61が上がって板ばね60が反るので、この板ばね60に弾性力が蓄積される。この時、ストッパ80は、弾性力が付与された板ばね60のベース54の方向への移動を遮断する遮断機構として機能する。
ストッパ80がさらに回転すると、ある時点で板ばね60の第2端部61が爪81から外れ、弾性力により下方に移動する(すなわち、板ばね60の固定状態が解除される)。この結果、ピストン70はその弾性力の働きにより所定の速度でベース54まで移動してマイクロニードル・アレイNに衝突し、その弾性力がマイクロニードル・アレイNに伝わり、マイクロニードル・アレイNが皮膚Sを穿孔する。したがって、突出板53は解除機構として機能する。なお、活性成分の投与方法については、第1実施形態と同様に様々な態様があり得る。
使用者は上述した通り蓋52を開けて板ばね60の第2端部61を爪81に載せることで、アプリケータ50を再び準備状態に戻すことができる。したがって、使用者はアプリケータ50を何度でも使用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、まず、弾性力が付与された板ばね60の動きが遮断され、その後、その遮断が解除されることで当該弾性力がマイクロニードルに伝わる。より具体的には、蓋52を閉めるという一つの操作(突出板53の作動)により、板ばね60への弾性力の付与および板ばね60の動きの遮断と、その遮断の解除(ピストン70の作動)という二つのステップが連続的に行われる。板ばね60の動きの遮断およびその解除はいずれも使用者により直接的に行われるのではなくアプリケータ50の機構(ストッパ80および突出板53)により実現されるので、板ばね60の作動は誰が使用しても一定であり、よって、マイクロニードルに伝わる弾性力も一定となる。したがって、誰が使用してもマイクロニードルの穿刺の程度を一定のレベルに保つことができる。
本実施形態では、遮断機構であるストッパ80を回転させるという単純な仕組みで板ばね60が作動するので、アプリケータ50の構造を簡単にすることができ、したがって、アプリケータ50を小型化することが可能になる。
また、本実施形態によれば、板ばね60に弾性力が蓄積されるのは蓋52を閉める際のわずかな時間のみである。したがって、板ばね60を作製する際にその経年劣化を考慮して特別な構造または材料を採用する必要がなく、その分簡単にかつ低コストでアプリケータを作製することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
10…アプリケータ、12…ベース、20…ピストン、30…トリガー(遮断機構および解除機構)、31…トリガーの孔、40…板ばね(弾性部材)、50…アプリケータ、53…突出板(解除機構)、54…ベース、60…板ばね(弾性部材)、70…ピストン、80…ストッパ(遮断機構)、81…爪、82…受け部。

Claims (1)

  1. 皮膚にマイクロニードルを適用させるためのアプリケータであって、
    前記皮膚に接するベースと、
    前記ベースの上方に該ベースに沿って延びるように設けられた板状の弾性部材と、
    弾性力が付与された前記弾性部材の前記ベースの方向への移動を遮断する遮断機構と、
    前記遮断機構による遮断を解除することで前記弾性部材の弾性力を前記マイクロニードルに伝える解除機構と
    を備え、
    前記解除機構の作動により、前記弾性部材が第1の状態から、弾性力が付与された第2の状態に遷移すると共に、該第2の状態に遷移した前記弾性部材が前記遮断機構により遮断され、前記解除機構のさらなる作動により、前記第2の状態にある前記弾性部材に対する前記遮断が解除され、
    前記弾性力が付与された前記弾性部材を支持する領域を有し、かつ孔が形成されたトリガーが、前記遮断機構および前記解除機構として機能し、
    前記トリガーが前記ベースに沿って移動することで、前記弾性部材が前記第1の状態から前記第2の状態に遷移すると共に、該第2の状態に遷移した前記弾性部材が前記トリガーにより遮断され、該トリガーがさらに移動して該弾性部材が前記孔を通過することで、前記第2の状態にある前記弾性部材に対する前記遮断が解除される、
    アプリケータ。
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