JP6199099B2 - ホイッスル付き留め具 - Google Patents
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請求項1に記載の第1の発明態様は、挟持部分を有する第1挟持部と、第1挟持部の挟持部分と向き合う挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、回動部が離間回動位置にあるときに第2挟持部から離間し、回動部が接近回動位置にあるときに第2挟持部に接近するように回動部に連結され、ユーザの手指で保持可能なホイッスル部と、を備え、ホイッスル部を保持して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持する構成である。
ホイッスル部は、回動部の回動軸線および回動部の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に回動部に連結される。
請求項10に記載の第2の発明態様は、挟持部分を有する第1挟持部と、第1挟持部の挟持部分に対向する挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、回動部に連結され、ユーザの手指で操作可能な操作部と、第1挟持部に設けられたホイッスル部と、を備え、第1挟持部は、回動部の回動軸線と直交する方向に延び、ホイッスル部は、回動部の回動軸線および第1挟持部の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に第1挟持部に連結され、操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持する構成である。
請求項13に記載の第3の発明態様は、挟持部分を有する第1挟持部と、第1挟持部の挟持部分に対向する挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、回動部に連結され、ユーザの手指で操作可能な操作部と、第1挟持部に設けられたホイッスル部と、を備え、第2挟持部は、挟持部分が配置された面と反対側の面に当接部分を有し、回動部が接近回動位置にあるときに、第2挟持部と向き合う操作部の長手方向に延びる部分が当接部分に当接し、ホイッスル部は、吹き込み口を有し、吹き込み口は、ホイッスル部が延びる長手方向において回動部の回動軸線に対して第1挟持部の挟持部分が配置される側とは反対側に配置されるとともに、第1挟持部と第2挟持部との連結部分よりも第1挟持部の挟持部分から離れて配置され、操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持する構成である。
請求項1に記載の発明態様では、回動部は、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結される。ホイッスル部は、回動部が離間回動位置にあるときに第2挟持部から離間し、回動部が接近回動位置にあるときに第2挟持部に接近する。この結果、ホイッスル部を保持して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持し、留め具をシート状物に装着することができる。この装着状態で、ホイッスル部は第2挟持部に接近した状態に位置することから、ユーザにとってホイッスル部が邪魔になることはない。また、ホイッスル部を保持して回動部を離間回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分から離間し、留め具をシート状物から離脱させることができる。この離脱状態で、ユーザは、回動部を離間回動位置に維持したまま、第2挟持部から離間したホイッスル部を容易に吹くことができる。
請求項10に記載の第2の発明態様では、回動部は、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結される。操作部の操作により、回動部は回動する。ホイッスル部は、第1挟持部に設けられる。この結果、操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持し、留め具をシート状物に装着することができる。この装着状態で、ホイッスル部は、第1挟持部とともに第2挟持部に接近した状態に位置することから、ユーザにとってホイッスル部が邪魔になることはない。また、操作部を操作して回動部を離間回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分から離間し、留め具をシート状物から離脱させることができる。この離脱状態で、ユーザは、回動部が離間回動位置および接近回動位置のいずれの回動位置にあっても、第1挟持部に設けられたホイッスル部を容易に吹くことができる。さらに、第1挟持部は、第2挟持部のように弾性変形する必要はなく、強固さが要求されるホイッスル部を設けるのに適した部位であり、しかも、操作部のように回動部とともに回動操作されることもないことから、他の部材との干渉の制約を受けることが少なく、第1挟持部上においてホイッスル部の配置位置を自由に設定することができる。また、ホイッスル部は、回動部の回動軸線および第1挟持部の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に第1挟持部に連結される。この結果、留め具をシート状物から離脱させた状態で、ユーザは、ホイッスル部を第1挟持部に対して回動させて、第1挟持部およびその他の部材に邪魔されることがない回動位置で容易に吹くことができる。
請求項13に記載の第3の発明態様では、回動部は、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結される。操作部の操作により、回動部は回動する。ホイッスル部は、第1挟持部に設けられる。この結果、操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持し、留め具をシート状物に装着することができる。この装着状態で、ホイッスル部は、第1挟持部とともに第2挟持部に接近した状態に位置することから、ユーザにとってホイッスル部が邪魔になることはない。また、操作部を操作して回動部を離間回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分から離間し、留め具をシート状物から離脱させることができる。この離脱状態で、ユーザは、回動部が離間回動位置および接近回動位置のいずれの回動位置にあっても、第1挟持部に設けられたホイッスル部を容易に吹くことができる。さらに、第1挟持部は、第2挟持部のように弾性変形する必要はなく、強固さが要求されるホイッスル部を設けるのに適した部位であり、しかも、操作部のように回動部とともに回動操作されることもないことから、他の部材との干渉の制約を受けることが少なく、第1挟持部上においてホイッスル部の配置位置を自由に設定することができる。吹き込み口は、ホイッスル部が延びる長手方向において回動部の回動軸線に対して第1挟持部の挟持部分が配置される側とは反対側に配置されるとともに、第1挟持部と第2挟持部との連結部分よりも第1挟持部の挟持部分から離れて配置される。この結果、留め具をシート状物から離脱させた状態で、ユーザは、両挟持部の挟持部分および両挟持部の連結部分に邪魔されることはなく、ホイッスル部を容易に吹くことができる。第2挟持部は、挟持部分が配置された面と反対側の面に当接部分を有し、回動部が接近回動位置にあるときに、第2挟持部と向き合う操作部の長手方向に延びる部分が当接部分に当接する。この結果、操作部は、第2挟持部と向き合う状態で配置され、吹き込み口から離れていることから、ユーザは、操作部に邪魔されることなく、ホイッスル部を容易に吹くことができる。
以下に、本発明の第1実施形態に係る名札装着用の留め具について、図面を参照して説明する。図1は、ユーザが名札装着用の留め具1を上着TSの胸ポケットPTに装着した状態を示す。図1において、名札NTが留め具1に取り付けられる。なお、図1に矢印で示す2つの方向を、上下方向、および左右方向とし、両方向に直交する方向を、前後方向として、図1以降の他の図面でも同様に、各方向を示す。
留め具1の詳細な構成について、図面を参照して説明する。図2は、名札NTを取り外した状態において、留め具1の全体を前方から見た斜視図であり、図3は、留め具1の左側断面図である。図2および図3において、留め具1は、第1挟持部材10と、第2挟持部材11と、回動操作部材12とを主に備える。第1挟持部材10は、挟持部分13を備える。第2挟持部材11は、支持部材14と、取付部材15とを備え、支持部材14の上方部分が第1挟持部材10に取り付けられる。取付部材15は、挟持部分13と向き合う挟持部分16を備える。回動操作部材12は、回動部分17と、ホイッスル部分18とを備え、回動部分17が第1挟持部材10に回動可能に取り付けられる。
第1挟持部材10の構成について、図面を参照して説明する。図4は、第1挟持部材10を前方から見た斜視図である。第1挟持部材10は、弾力性がある合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、第1挟持部材10の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。図4において、第1挟持部材10は、上下方向に延びる板状の挟持基体部分20と、保持部分21と、一対の軸受け部分22、23とを備える。挟持部分13は、挟持基体部分20の下方部分であって、挟持基体部分20の前面に配置される。
第2挟持部材11の構成について、図面を参照して説明する。図5は、第2挟持部材11の支持部材14の右側面図であり、図6は、第2挟持部材11の取付部材15の右側面図であり、図7は、第2挟持部材11の取付部材15を後方から見た背面図である。支持部材14は、弾力性がある合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、支持部材14の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。図5において、支持部材14は、支持基体部分30と、保持ヘッド部分31と、一対の連結片32、33とを備える。
回動操作部材12の構成について図面を参照して説明する。図8は、中子部材40を取り外した状態にある回動操作部材12を前方から見た斜視図であり、図9は、回動操作部材12を上方から見た平面図である。回動操作部材12は、合成樹脂材料から成形される。回動操作部材12の合成樹脂材料として、第1挟持部材10の合成樹脂材料、および、第2挟持部材11の支持部材14並びに取付部材15の合成樹脂材料とは、硬さおよび摩擦係数の異なる合成樹脂材料が使用されることが好ましい。本実施形態では、回動操作部材12の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用される。中子部材40も、合成樹脂材料から成形される。実施形態では、中子部材40の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用されるが、これ以外に、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂などの合成樹脂材料も使用することができる。
留め具1を組み立てる場合、留め具1を胸ポケットPTに対して装着および離脱する場合、および留め具1のホイッスル部分18を使用する場合における動作および作用について図面を参照して説明する。
留め具1を組み立てる場合について説明する。組み立て動作は、作業者による手作業でも、機械による自動化された工程でも実行可能である。先ず、図5に示す第2挟持部材11の支持部材14に、図6に示す第2挟持部材11の取付部材15を組み付ける。具体的には、取付部材15の円形連結孔35Aに、支持部材14の一対の連結片32、33を挿入する。この挿入に際して、連結片32、33の軸部分32A、33Aが互いに接近するように弾性変形することにより、連結片32、33の係止部分32B、33Bが円形連結孔35Aに挿通される。この結果、取付部材15が、軸部分32A、33Aの周りに回動可能に支持部材14に組み付けられる。
留め具1を上着TSの胸ポケットPTに対して装着または離脱する場合について図面を参照して説明する。図3に示すように、挟持部分13、16が互いに離間した状態において、回動操作部材12の押圧突出部分43は支持部材14の上方湾曲部分30Aの前面に接触する。この接触状態において、上方湾曲部分30Aは、ほとんど弾性変形していない状態にある。回動軸部分41、42に向かう方向とは異なる方向に上方湾曲部分30Aから小さな弾性力が押圧突出部分43に作用し、その弾性力が回動操作部材12を時計回り方向に回動させるように作用する。回動操作部材12の回動部分17の一部分が屈曲部分21Bに当接することにより、または、回動操作部材12の自重と弾性力との均衡により、回動操作部材12は、第2挟持部材11から時計回り方向に約90度回動した角度位置に保持され、また第1挟持部材10から時計回り方向に90度以上回動した角度位置に保持される。
火災などの災害が発生したときに、ホイッスル部分18を使用する場合について図面を参照して説明する。災害が発生したときに、留め具1を装着しているユーザは、上述したように、留め具1を胸ポケットPTから離脱させる。離脱された留め具1は、図3に示す状態にあることから、ユーザは、ホイッスル部分18を手指により保持し、吹き込み口50から空気を吹き込み、警報音を発生させる。回動操作部材12は、図3に示すように、第2挟持部材11および第1挟持部材10から約90度回動した角度位置に保持されることから、ユーザは、第2挟持部材11および第1挟持部材10に邪魔されることなく、回動操作部材12の先端部に位置する吹き込み口50を容易に口に咥えることができる。
本実施形態では、ユーザは、手指によりホイッスル部分18を保持して回動操作部材12を回動操作することにより、胸ポケットPTに対して留め具1を装着または離脱させることができる。また、留め具1を離脱させたときに、ホイッスル部分18は、第2挟持部材11および第1挟持部材10から約90度回動した角度位置に離間して位置することから、ユーザは、回動操作部材12の先端部分に位置する吹き込み口50を、第2挟持部材11および第1挟持部材10に邪魔されることなく、容易に口に咥えることができる。
以下に、本発明の第2実施形態に係る名札装着用の留め具について、図面を参照して説明する。図11は、中子部材40およびストラップ保持部材200が分離された状態において第2実施形態の留め具1を前方から見た斜視図であり、図12は、第1挟持部材110の挟持部分113と第2挟持部材11の挟持部分16とが接近した状態において、中子部材40およびストラップ保持部材200が取り付けられた留め具1の左側断面図である。第2実施形態の留め具1は、第1挟持部材110およびストラップ保持部材200の構成について、第1実施形態の留め具1と相違するので、その相違する構成についてのみ詳述する。第2実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一の番号または記号を付して説明する。
第1挟持部材110は、弾力性がある合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、第1挟持部材110の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。図12において、第1挟持部材110は、上下方向に延びる板状の挟持基体部分120と、保持部分121と、一対の軸受け部分122、123と、装着部分124とを備える。
ストラップ保持部材200は、弾力性がある合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、ストラップ保持部材200の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。ストラップ保持部材200は、基体部分201と、ストラップ係止部分202と、一対の装着腕部分203、204とを主に備える。ストラップ係止部分202は、図12に示すように、基体部分201から前方に延び、180度屈曲して形成される。ストラップ係止部分202は、複数の上方係止爪202Aと、複数の下方係止爪202Bとを備える。上方係止爪202Aおよび下方係止爪202Bは、図12に示すように、互いに向き合った状態で突出して形成される。ユーザが首などから吊り下げるストラップの一部が、両係止爪202A、202Bの間に挿通されて挟持される。
第1挟持部材110に対してストラップ保持部材200を装着または離脱する場合における動作および作用について図面を参照して説明する。なお、留め具1を組み立てる場合、留め具1を胸ポケットPTに対して装着および離脱する場合、および留め具1のホイッスル部分18を使用する場合における動作および作用は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ユーザは、首に掛けたストラップに名札NTを取り付けたい場合には、ストラップの一部を保持するストラップ保持部材200を第1挟持部材110に取り付ける必要がある。先ず、ユーザは、手指により、2つの操作摘み部分203D、204Bを保持して両操作摘み部分203D、204Bが互いに接近するように両操作摘み部分203D、204Bを押圧する。この押圧操作により、弾性腕部分203B、204Bは垂下部分203A、204Aに接近するように弾性変形する。
第2実施形態では、ストラップ保持部材200を第1挟持部材110に装着することにより、ユーザは首に掛けたストラップに名札NTを取り付けることができる。また、災害が発生した場合に、ストラップ保持部材200が第1挟持部材110に装着されている状態でも、ユーザは、ストラップ保持部材200に邪魔されることなく、回動操作部材12を自由に回動操作することができる。すなわち、第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、図3に示すように、第2挟持部材11および第1挟持部材110から時計回り方向に約90度回動した角度位置に回動操作部材12を回動させて保持することができ、ユーザは、災害が発生したときに、ホイッスル部分18の吹き込み口50を容易に口に咥えて、警報音を発生させることができる。
以下に、本発明の第3実施形態に係る名札装着用の留め具について、図面を参照して説明する。図13は、中子部材40およびホイッスル部材300を分離した状態において第3実施形態の留め具1を前方から見た斜視図であり、図14は、第1挟持部材10の挟持部分13と第2挟持部材11の挟持部分16とが接近した状態において、中子部材40およびホイッスル部材300が組み付けられた留め具1の左側断面図である。第3実施形態の留め具1は、ホイッスル部材および回動部材の構成について、第1実施形態の留め具1と相違するので、その相違する構成についてのみ詳述する。第3実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一の番号または記号を付して説明する。
中子部材40を除いたホイッスル部材300は、合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、ホイッスル部材300の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用される。ホイッスル部材300は、上下方向に延びる直方体形状を有し、上壁345と、前壁346と、後壁347と、右壁348と、左壁349とを備える。吹き込み口350が、ホイッスル部材300の下方部分に開口して形成される。収容室351が吹き込み口350からホイッスル部材300の内部に形成され、共鳴室352が収容室351に連通してホイッスル部材300の内部に形成される。排気口353が、前壁346に形成される。中子部材40は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同じ方法により収容室351の内部に組み付けられる。
回動部材400は、合成樹脂材料から成形される。回動部材400の合成樹脂材料として、第1挟持部材10の合成樹脂材料、および、第2挟持部材11の支持部材14並びに取付部材15の合成樹脂材料とは、硬さおよび摩擦係数の異なる合成樹脂材料が使用されることが好ましい。本実施形態では、回動部材400の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用される。回動部材400は、回動部分401と、板状部分402とを備える。回動部分401は、左右方向に延びる一対の回動軸部分441、442と、押圧突出部分443とを備える。一対の回動軸部分441、442は、第1実施形態の回動軸部分41、42と同様に、先端部に傾斜面を有する。それらの傾斜面が一対の軸受け部分22、23を弾性変形させて外方に押し広げることにより、一対の回動軸部分441、442は、一対の軸受け部分22、23の長孔22A、23Aにそれぞれ嵌合する。押圧突出部分443は、第2挟持部材11の上方湾曲部分30Aの前面に接触する。
ホイッスル部材300を回動部材400に組み付ける場合、およびホイッスル部材300を使用する場合における動作および作用について図面を参照して説明する。なお、留め具1を組み立てる場合、および留め具1を胸ポケットPTに対して装着および離脱する場合における動作および作用は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
先ず、ユーザは、ホイッスル部材300の係止鍔部分302を、板状部分402の大径部分403Aから嵌入させて収容開口部分404の内部に収容する。係止鍔部分302を収容開口部分404の内部に収容した状態において、ホイッスル部材300の回動軸部分301は、板状部分402の大径部分403Aの内部に位置する。次に、回動軸部分301が大径部分403Aの内部に位置した状態において、ユーザは、ホイッスル部材300を上方に移動させて回動軸部分301を小径部分403Bに嵌合させる。大径部分403Aと小径部分403Bとが連続する部分の左右方向の幅が小径部分403Bの直径より小さいことから、回動軸部分301を小径部分403Bに嵌合させる際に、その連続する部分は、弾性変形して回動軸部分301により左右方向に押し広げられる。
火災などの災害が発生したときに、ホイッスル部材300を使用する場合について説明する。災害が発生したときに、留め具1を装着しているユーザは、ホイッスル部材300を手指により保持してホイッスル部材300および回動部材400を時計回り方向に回動操作する。この回動操作により、第1実施形態と同様に、第3実施形態の留め具1を胸ポケットPTから離脱させることができる。離脱された留め具1のホイッスル部材300は、第2挟持部材11から時計回り方向に約90度回動していることから、ユーザは、ホイッスル部材300を手指により保持し、第2挟持部材11および第1挟持部材10に邪魔されることなく、吹き込み口350を容易に口に咥えることができる。また、ホイッスル部材300は、回動軸部分301の軸線の周りに、すなわち、回動部分401の回動軸部分441、442の軸線、および回動部分401から板状部分402が延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに、回動可能に板状部材402に組み付けられることから、ホイッスル部材300を任意の角度位置に回動させて吹き込み口350を一層容易に口に咥えることができる。ホイッスル部材300を任意の角度位置に回動させたときには、図14に示すように挟持部分13と挟持部分16とが接近した状態であっても、吹き込み口350を取付部材15などの他の部材から離間させることができ、留め具1の状態に関係なく吹き込み口350を容易に口に咥えることができる。
第3実施形態では、ホイッスル部材300が回動部材400の板状部材402に回動可能に組み付けられることから、胸ポケットPTに対して留め具1を装着または離脱させるときに、ユーザはホイッスル部材300を手指により保持して回動操作することができ、留め具1の装着または離脱を容易に行うことができる。また、挟持部分13と挟持部分16とが接近した状態と離間した状態とのいずれの状態であっても、ユーザは、ホイッスル部材300を回動軸部分301の軸線の周りに任意な角度位置に回動させることにより、ホイッスル部材300の吹き込み口350を、第2挟持部材11の取付部材15から離すことができ、第2挟持部材11などの他の部材に邪魔されずに、吹き込み口350を容易に口に咥えることができる。
以下に、本発明の第4実施形態に係る名札装着用の留め具について、図面を参照して説明する。図15は、第4実施形態の留め具1を前方から見た斜視図であり、図16は、第1挟持部材500の挟持部分513と第2挟持部材11の挟持部分16とが接近した状態における留め具1の左側断面図である。第4実施形態の留め具1は、第1挟持部材、ホイッスル部分、および回動操作部材の構成について、第1実施形態の留め具1と相違するので、その相違する構成についてのみ詳述する。第4実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一の番号または記号を付して説明する。
第1挟持部材500は、中子部材40を除いて、弾力性がある合成樹脂材料から一体成形される。本実施形態では、第1挟持部材500の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。図15において、第1挟持部材500は、ホイッスル部分518と、上下方向に延びる板状の挟持基体部分520と、保持部分521と、一対の軸受け部分522、523とを備える。挟持部分513は、挟持基体部分520の下方部分であって、挟持基体部分520の前面に配置される。ホイッスル部分518は、挟持基体部分520の後方側であって、上下方向の全領域に形成される。
ホイッスル部分518は、挟持基体部分520と向き合って上下方向に延びる後壁530と、右壁531と、左壁532と、円弧状の下壁533とを備え、挟持基体部分520がホイッスル部分518の前壁として機能する。挟持基体部分520前後方向の肉厚は、剛性を確保するために、後壁53より十分に厚く設定される。
回動操作部材600は、合成樹脂材料から成形される。回動操作部材600の合成樹脂材料として、第1挟持部材500の合成樹脂材料、および、第2挟持部材11の支持部材14並びに取付部材15の合成樹脂材料とは、硬さおよび摩擦係数の異なる合成樹脂材料が使用されることが好ましい。本実施形態では、回動操作部材600の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用される。回動操作部材600は、回動部分601と、その回動部分601の下方部分に連結された操作レバー部分602とを備える。回動部分601は、左右方向に延びる一対の回動軸部分641、642と、押圧突出部分643と、一対の案内壁部分644、645とを備える。一対の回動軸部分641、642は、先端部に一対の傾斜面(図15に傾斜面641Aのみを示す)をそれぞれ有する。一対の傾斜面が一対の軸受け部分522、523を弾性変形させて外方に押し広げることにより、一対の回動軸部分641、642は、一対の軸受け部分522、523の長孔522A、523Aにそれぞれ嵌合する。押圧突出部分643は、第2挟持部材11の上方湾曲部分30Aの前面に接触する。一対の案内壁部分644、645は、第1挟持部材500の屈曲部分521Bの左右両側面とそれぞれ接触して、回動部分601が左右方向にずれないように回動部分601を案内する。回動部分601は、第1実施形態の回動部分17とほぼ同じ構成である。
留め具1のホイッスル部分518を使用する場合における動作および作用について図面を参照して説明する。留め具1を組み立てる場合、および留め具1を胸ポケットPTに対して装着および離脱する場合における動作および作用は、第1実施形態とほぼ同じである。すなわち、第4実施形態の第1挟持部材500および回動操作部材600が、第1実施形態の第1挟持部材10および回動操作部材12に相当すると考えれば、両実施形態の動作および作用はほぼ同じになることから、その説明を省略する。
火災などの災害が発生したときに、留め具1を装着しているユーザは、操作レバー部分602を手指により保持して時計回り方向に回動操作する。この回動操作により、第1実施形態と同様に、第4実施形態の留め具1を胸ポケットPTから離脱させることができる。離脱された留め具1のホイッスル部分518の吹き込み口550は、一対の回動軸部分641、642の軸線に対して第2挟持部材11の挟持部分16の配置位置と反対側、すなわち回動軸部分641、642より上方に配置されるとともに、第1挟持部材500の保持部分521より上方に離れて配置されていることから、ユーザは、ホイッスル部分518を手指により保持し、吹き込み口550を口に咥えて、警報音を発生させることができる。
第4実施形態では、ホイッスル部分518の吹き込み口550は、一対の回動軸部分641、642の軸線に対して第2挟持部材11の配置位置と反対側に配置されるとともに、第1挟持部材500の保持部分521より離れて配置されていることから、ユーザは、ホイッスル部分518を手指により保持し、第2挟持部材11および第1挟持部材500などの他の部材に邪魔されることなく、吹き込み口550を容易に口に咥えることができる。また、図16に示すように挟持部分513と挟持部分16とが接近した状態であっても、吹き込み口550は第2挟持部材11および第1挟持部材500などの他の部材から離間していることから、留め具1の状態に関係なく吹き込み口550を容易に口に咥えることができる。
以下に、本発明の第5実施形態に係る名札装着用の留め具について、図面を参照して説明する。図17は、第5実施形態の留め具1を前方から見た斜視図であり、図18は、第1挟持部材700の挟持部分713と第2挟持部材11の挟持部分16とが接近した状態における留め具1の左側断面図である。第5実施形態の留め具1は、第1挟持部材およびホイッスル部材の構成について、第4実施形態の留め具1と相違するので、その相違する構成についてのみ詳述する。第5実施形態において、第4実施形態と同一部分には同一の番号または記号を付して説明する。
第1挟持部材700は、弾力性がある合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、第1挟持部材700の合成樹脂材料として、ポリアセタール樹脂が使用される。第1挟持部材700は、第1実施形態の第1挟持部材10と同様な構成を有し、上下方向に延びる板状の挟持基体部分720と、保持部分721と、一対の軸受け部分722、723とを備える。挟持部分713は、挟持基体部分720の下方部分であって、挟持基体部分720の前面に配置される。
中子部材40を除いたホイッスル部材800は、合成樹脂材料から成形される。本実施形態では、ホイッスル部材800の合成樹脂材料として、ABS樹脂が使用される。ホイッスル部材800は、前壁829と、後壁830と、右壁831と、左壁832と、円弧状の下壁833とを備える。吹き込み口850が、ホイッスル部材800の上方部分に開口して形成される。収容室851が吹き込み口850からホイッスル部材800の内部に形成され、共鳴室852が収容室851に連通してホイッスル部材800の内部に形成される。排気口853が、後壁830に形成される。中子部材40が収容室851の内部に組み付けられる。中子部材40は、第1実施形態と同じ構成である。
ホイッスル部材800を第1挟持部材700に組み付ける場合、およびホイッスル部材800を使用する場合における動作および作用について図面を参照して説明する。なお、留め具1を組み立てる場合、および留め具1を胸ポケットPTに対して装着および離脱する場合における動作および作用は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
先ず、ユーザは、ホイッスル部材800の係止鍔部分802を、挟持基体部分720の後方から大径部分701Aに嵌入させて挟持基体部分720の前方から突出させる。次に、係止鍔部分802を挟持基体部分720の前方から突出させた状態において、ユーザは、ホイッスル部材800を下方に移動させて回動軸部分801を小径部分701Bに嵌合させる。大径部分701Aと小径部分701Bとが連続する部分の左右方向の幅が小径部分701Bの直径より小さいことから、回動軸部分801を小径部分701Bに嵌合させる際に、その連続する部分は、弾性変形して回動軸部分801により左右方向に押し広げられる。
火災などの災害が発生したときに、ホイッスル部材800を使用する場合について説明する。災害が発生したときに、留め具1を装着しているユーザは、操作レバー部分602を手指により保持して時計回り方向に回動操作する。この回動操作により、第1実施形態と同様に、第5実施形態の留め具1を胸ポケットPTから離脱させることができる。離脱された留め具1のホイッスル部材800の吹き込み口850は、一対の回動軸部分641、642の軸線に対して第2挟持部材11の配置位置と反対側に配置されるとともに、第1挟持部材700の保持部分721より離れて配置されていることから、ユーザは、ホイッスル部材800を手指により保持し、吹き込み口850を口に咥えて、警報音を発生させることができる。
第5実施形態では、ホイッスル部材800の吹き込み口850は、一対の回動軸部分641、642の軸線に対して第2挟持部材11の配置位置と反対側に配置されるとともに、第1挟持部材700の保持部分721より離れて配置されていることから、ユーザは、ホイッスル部材800を手指により保持し、吹き込み口850を容易に口に咥えることができる。また、ホイッスル部材800は、回動軸部分801の軸線の周りに回動可能に挟持基体部分720に組み付けられることから、ホイッスル部材800を任意の角度位置に回動させて吹き込み口850を一層容易に口に咥えることができる。
留め具1、胸ポケットPTの布地、および名札NTが、本発明の留め具、シート状物、および表示物の一例である。第1挟持部材10、110が、本発明の第1挟持部の一例であり、挟持部分13、113が、本発明の第1挟持部の挟持部分の一例である。第2挟持部材11、および挟持部分16が、本発明の第2挟持部、および、その挟持部分の一例である。回動部分17または回動部材400が、本発明の回動部の一例であり、ホイッスル部分18、518、またはホイッスル部材300、800が、本発明のホイッスル部の一例である。一対の回動軸部分41、42、441、442、641、642の軸線が、本発明の回動部の回動軸線の一例である。支持部材14、および取付部材15が、本発明の支持部材および取付部分の一例である。複数の係止突起24および円形の係止溝35Dが、本発明の複数の係止突起、および円形の係止溝の一例である。連結片32、33の軸部分32A、33Aの軸線が、本発明の取付部分の回動軸線の一例である。当接突出部分34が、本発明の当接部分の一例である。吹き込み口50、350、550、850が、本発明の吹き込み口の一例である。ストラップ保持部材200、およびストラップが、本発明の保持部、および長尺物の一例である。ホイッスル部材300の回動軸部分301の軸線が、本発明のホイッスル部の回動軸線の一例である。回動部分601、および操作レバー部分602が、本発明の回動部、および操作部の一例である。ホイッスル部材800の回動軸部分801の軸線が、本発明のホイッスル部の回動軸線の一例である。図16に示す第1挟持部材500の挟持基体部分520の上下方向に延びる壁であって、共鳴室552を形成する後側の壁、または図18に示すホイッスル部材800の前壁829が、本発明のホイッスル部の一対の壁のうちの一方の壁の一例である。図16に示すホイッスル部518の後壁530、または図18に示すホイッスル部材800の後壁830が、本発明のホイッスル部の一対の壁のうちの他方の壁の一例である。図3に示す挟持部分13と挟持部分16とが離間した状態における回動操作部材12の回動部分17の角度位置が、本発明の離間回動位置の一例である。図10または図12に示す挟持部分13と挟持部分16とが接近した状態における回動操作部材12の回動部分17の角度位置、図14に示す挟持部分13と挟持部分16とが接近した状態における回動部材400の回動部分401の角度位置、図16または図18に示す挟持部分513、713と挟持部分16とが接近した状態における回動操作部材600の回動部分601の角度位置が、本発明の接近回動位置の一例である。
本発明は、本実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
10、110、500、700 第1挟持部材
11 第2挟持部材
12 回動操作部材
13、16、113、513、713 挟持部分
14 支持部材
15 取付部材
17、601 回動部分
18、518 ホイッスル部分
24 係止突起
32A、33A 軸部分
34 当接突出部分
35D 係止溝
41、42、441、442、641、642 回動軸部分
50、350、550、850 吹き込み口
53、353、553、853 排気口
55 切欠部分
200 ストラップ保持部材
300、800 ホイッスル部材
301、801 回動軸部分
602 操作レバー部分
NT 名札
PT 胸ポケット
以上
Claims (13)
- 挟持部分を有する第1挟持部と、
第1挟持部の挟持部分と向き合う挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、
第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、
回動部が離間回動位置にあるときに第2挟持部から離間し、回動部が接近回動位置にあるときに第2挟持部に接近するように回動部に連結され、ユーザの手指で保持可能なホイッスル部と、を備え、
ホイッスル部を保持して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持するホイッスル付きの留め具。 - ホイッスル部は、吹き込み口を有し、回動部の回動軸線と直交する長手方向に延び、
吹き込み口は、ホイッスル部の長手方向において回動部と連結されるホイッスル部の連結部分と反対側の先端部に配置される請求項1に記載のホイッスル付き留め具。 - 吹き込み口は、第2挟持部の挟持部分よりも回動部の回動軸線から離れて配置される請求項2に記載のホイッスル付き留め具。
- 第2挟持部は、第1挟持部に連結され、第1挟持部と向き合って延びる支持部分と、名札などの表示物が取り付けられる取付部材とを有し、
取付部分は、回動部の回動軸線および支持部分の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に支持部分に連結される請求項3に記載のホイッスル付き留め具。 - 回動部が接近回動位置にあるときに第2挟持部の取付部分と向き合うホイッスル部の外壁であって、ホイッスル部の先端部の所定領域に、切欠部分が形成され、
第2挟持部の取付部分が回動するときに、その取付部分の少なくとも一部が、ホイッスル部の切欠部分を通過する請求項4に記載のホイッスル付き留め具。 - 第2挟持部の挟持部分は、支持部分と取付部分との連結箇所において取付部分に配置され、
第1挟持部の挟持部分には、複数の係止突起が円形状に配列され、
第2挟持部の挟持部分には、複数の係止突起が嵌入する円形状の係止溝が形成される請求項4または請求項5に記載のホイッスル付き留め具。 - 第2挟持部は、挟持部分が配置された面と反対側の面に当接部分を有し、
回動部が接近回動位置にあるときに、第2挟持部と向き合うホイッスル部の長手方向に延びる外壁が当接部分に当接する請求項1〜6のいずれかに記載のホイッスル付き留め具。 - 紐などの長尺物が保持される保持部を備え、
第1挟持部の挟持部分は、第1挟持部の長手方向における一端部に配置され、
保持部は、第1挟持部の長手方向における他端部に連結される請求項1〜7のいずれかに記載のホイッスル付き留め具。 - 回動部は、その回動軸線と直交する方向に延び、
ホイッスル部は、回動部の回動軸線および回動部の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に回動部に連結される請求項1に記載のホイッスル付き留め具。 - 挟持部分を有する第1挟持部と、
第1挟持部の挟持部分に対向する挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、
第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、
回動部に連結され、ユーザの手指で操作可能な操作部と、
第1挟持部に設けられたホイッスル部と、を備え、
第1挟持部は、回動部の回動軸線と直交する方向に延び、
ホイッスル部は、回動部の回動軸線および第1挟持部の延びる方向とそれぞれ直交する軸線の周りに回動可能に第1挟持部に連結され、
操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持するホイッスル付きの留め具。 - ホイッスル部は、吹き込み口を有し、
吹き込み口は、ホイッスル部が延びる長手方向において回動部の回動軸線に対して第1挟持部の挟持部分が配置される側とは反対側に配置されるとともに、第1挟持部と第2挟持部との連結部分よりも第1挟持部の挟持部分から離れて配置されるように、ホイッスル部は回動可能に第1挟持部に連結される請求項10に記載のホイッスル付き留め具。 - ホイッスル部は、回動部の回動軸線と直交する方向であって、第1挟持部が延びる長手方向に延び、互いに向き合う一対の壁を有し、
ホイッスル部の一対の壁のうち一方の壁が第1挟持部に連結され、
ホイッスル部の一対の壁のうち他方の壁に、ホイッスル部は排気口を有す請求項11に記載のホイッスル付き留め具。 - 挟持部分を有する第1挟持部と、
第1挟持部の挟持部分に対向する挟持部分を有し、第1挟持部に連結される弾性変形可能な第2挟持部と、
第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分から離間させる離間回動位置と、第2挟持部の挟持部分を第1挟持部の挟持部分に接近させる接近回動位置との間で回動可能に第1挟持部または第2挟持部に連結され、離間回動位置から接近回動位置へ回動するときに第2挟持部を弾性変形させる回動部と、
回動部に連結され、ユーザの手指で操作可能な操作部と、
第1挟持部に設けられたホイッスル部と、を備え、
第2挟持部は、挟持部分が配置された面と反対側の面に当接部分を有し、
回動部が接近回動位置にあるときに、第2挟持部と向き合う操作部の長手方向に延びる部分が当接部分に当接し、
ホイッスル部は、吹き込み口を有し、
吹き込み口は、ホイッスル部が延びる長手方向において回動部の回動軸線に対して第1挟持部の挟持部分が配置される側とは反対側に配置されるとともに、第1挟持部と第2挟持部との連結部分よりも第1挟持部の挟持部分から離れて配置され、
操作部を操作して第2挟持部の弾性力に抗して回動部を接近回動位置に回動させたときに、第2挟持部の挟持部分が第1挟持部の挟持部分に接近してシート状物を両挟持部分の間で挟持するホイッスル付きの留め具。
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