JP6191404B2 - 汚泥活性度測定装置および汚泥活性度の測定方法 - Google Patents
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Description
[1]活性汚泥および活性汚泥により分解される基質を含有する液の混合液をばっ気するばっ気容器と、
前記ばっ気容器の外に存在し、前記ばっ気された混合液中の前記基質を前記活性汚泥と前記混合液中の酸素により分解し、前記混合液中の酸素を消費させる反応経路と、
前記ばっ気された混合液を、前記ばっ気容器から連続的に抜き出して、前記反応経路を経由して前記ばっ気容器へと返送する送液手段と、
前記反応経路の上流側と下流側でそれぞれ前記混合液の溶存酸素濃度を連続的に測定する溶存酸素濃度測定手段1及び溶存酸素濃度測定手段2と、
を有し、前記溶存酸素濃度測定手段1で測定された溶存酸素濃度と、前記溶存酸素濃度測定手段2で測定された溶存酸素濃度との差分により、汚泥活性度を求めることができることを特徴とする汚泥活性度測定装置。
ばっ気容器5の外に存在し、ばっ気された混合液中の基質を活性汚泥3と混合液中の酸素により分解し、混合液中の酸素を消費させる反応経路9と、
ばっ気された混合液を、ばっ気容器5から連続的に抜き出して、反応経路9を経由して、ばっ気容器5へと返送する送液手段8と、
反応経路9の上流側と下流側でそれぞれ前記混合液の溶存酸素濃度6及び溶存酸素濃度10を連続的に測定する溶存酸素濃度測定手段7及び溶存酸素濃度測定手段11と
を有し、
前記溶存酸素濃度測定手段10で測定された溶存酸素濃度6と、前記溶存酸素濃度測定手段11で測定された溶存酸素濃度7との差分を汚泥活性度演算手段12で計算することにより、汚泥活性度を求めることができることを特徴とする汚泥活性度測定装置である。
(実施例1)コークス排水処理における汚泥活性度評価
図6には、コークス排水処理に用いられる活性汚泥と試薬により調製した模擬コークス排水とをばっ気容器に入れ、本発明により汚泥活性度を測定した結果を示す。測定では、模擬コークス排水をばっ気容器に入れ、初めに反応経路を満たした後、ばっ気容器に活性汚泥を添加し、1L/分程度でばっ気を開始した。送液速度は5mL/分、反応経路は25mLとし、反応時間は5分と計算される。その結果、反応経路の始点における溶存酸素濃度は6.1〜6.4mg/L、終点における溶存酸素濃度は5.6〜6.2mg/L、汚泥活性度は0.27〜0.48mg/Lとなった。
(実施例2)反応時間を切り替えることによる汚泥活性度評価
図7には、コークス排水処理に用いられる活性汚泥とコークス排水とをばっ気容器に入れ、本発明により送液ポンプ流量を調整しながら汚泥活性度を測定した結果を示す。測定では、流量を10mL/分から20mL/分に切り替えていき、反応経路を25mLとしたことから、反応時間はそれぞれ2.5分、1.25分に相当する。汚泥活性度はそれぞれの反応時間に減少した溶存酸素濃度を示しており、反応時間が長くなると汚泥活性度値は高くなる傾向が見られた。また、反応時間2.5分、1.25分における汚泥活性度はそれぞれ0.97mg/L、0.47mg/Lであり、単位時間当たりの汚泥活性度はそれぞれ23.28mg/L/時間、22.56mg/L/時間であり、汚泥活性度としては23mg/L/時間程度と考えられた。
(実施例3)所定の成分を添加することによる汚泥活性度評価
図8には、コークス排水処理に用いられる活性汚泥とコークス排水とをばっ気容器に入れた実験条件と、活性汚泥と排水中の単成分(基質はチオシアン酸の1種類)を添加した実験条件について、本発明により汚泥活性度を測定した結果を併せて示す。排水では汚泥活性度が2.5mg/L程度となった一方で、単成分では0.25mg/L程度となった。このことは、排水中成分を分解するのに必要な溶存酸素濃度2.5mg/Lのうち、その1割が添加した単成分によるものであることを示唆している。よって、活性度を測定したい所望の基質を添加することにより、所望の基質成分の分解活性度を求めることができる。
(実施例4)恒温することによる汚泥活性度評価
図9には、鉄酸化細菌を含む活性汚泥とFe2+イオンを含む排水とをばっ気容器に入れ、本発明によりばっ気容器および反応経路を恒温しながら汚泥活性度を測定した結果を示す。活性汚泥濃度は24,000mg/L、Fe2+イオン濃度は400mg/L、恒温条件は5〜30℃とし、それぞれの温度条件で同時に実験開始し反応時間30分となるようにそれぞれの汚泥活性度を測定し、その平均値をプロットした。その結果、温度の上昇に伴い汚泥活性度が線形的に増加した。このことから、汚泥活性度を測定する際には温度影響があることが分かったため、ばっ気容器および/または反応経路を恒温することにより、精度良く汚泥活性を測定することができる。
(実施例5)排水を処理しているばっ気槽から直接溶存酸素測定槽へ導入することによる汚泥活性度評価
図10には、コークス排水を連続的に処理している安水連続処理装置の安水処理槽をばっ気容器と見立てて、ここから、送液ポンプを用いて直接溶存酸素測定槽へ導入することで、安水連続処理装置における活性汚泥の汚泥活性度を評価した結果を示す。汚泥濃度は8,000mg/L、水温30℃であった。また、ばっ気槽内の溶存酸素濃度が3.5mg/L程度であったため、反応経路の始点では3.5mg/Lの溶存酸素濃度となった。反応経路の終点では2mg/L程度となった。汚泥活性度は1.3mg/L程度となった。反応経路は25mL、送液速度5mL/分であったため、反応時間は5分であった。これと汚泥濃度から、単位汚泥、単位時間当たりの汚泥活性度は0.002mg−酸素/L/時間/(mg−汚泥/L)となった。このことから、排水を処理しているばっ気槽から試料を直接溶存酸素測定槽1へ導入することで、連続的に汚泥活性度を求めることができた。
2 活性汚泥
3 活性汚泥により分解される基質を含有する液
4 ばっ気手段
5 ばっ気容器
6 溶存酸素濃度
7 溶存酸素濃度測定手段
8 送液手段
9 反応経路
10 溶存酸素濃度
11 溶存酸素濃度手段
12 汚泥活性度演算手段
21 酸素消費量測定装置
22 活性汚泥
23 活性汚泥により分解される基質を含有する液
24 ばっ気装置
25 ばっ気容器
26 溶存酸素濃度
27 溶存酸素濃度計
28 送液手段
29 溶存酸素濃度測定槽
30 スターラー
31 撹拌子
32 溶存酸素電極
33 密栓
Claims (10)
- 活性汚泥および活性汚泥により分解される基質を含有する液の混合液をばっ気するばっ気容器と、
前記ばっ気容器の外に存在し、前記ばっ気された混合液中の前記基質を前記活性汚泥と前記混合液中の酸素により分解し、前記混合液中の酸素を消費させる反応経路と、
前記ばっ気された混合液を、前記ばっ気容器から連続的に抜き出して、前記反応経路を経由して前記ばっ気容器へと返送する送液手段と、
前記反応経路の上流側と下流側でそれぞれ前記混合液の溶存酸素濃度を連続的に測定する溶存酸素濃度測定手段1及び溶存酸素濃度測定手段2と、を有し、
前記反応経路は、複数の経路を有し、流路切り替え弁によって、前記溶存酸素濃度測定手段1と、前記溶存酸素濃度測定手段2との間の距離を変更可能であり、
前記溶存酸素濃度測定手段1で測定された溶存酸素濃度と、前記溶存酸素濃度測定手段2で測定された溶存酸素濃度との差分により、汚泥活性度を求めることができることを特徴とする汚泥活性度測定装置。 - 前記溶存酸素濃度測定手段1で測定された溶存酸素濃度と、前記溶存酸素濃度測定手段2で測定された溶存酸素濃度との差分を演算して汚泥活性度を求める演算手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の汚泥活性度測定装置。
- 前記送液手段は、前記混合液の送液流量を調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の汚泥活性度測定装置。
- 前記反応経路、前記ばっ気容器の少なくともいずれかを恒温化できることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚泥活性度測定装置。
- 前記溶存酸素濃度測定手段1と前記溶存酸素濃度測定手段2とは、それぞれ、フロー式の溶存酸素測定槽に溶存酸素濃度測定器が備わって形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の汚泥活性度測定装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の汚泥活性度測定装置を用いて、汚泥活性度を測定することを特徴とする汚泥活性度の測定方法。
- 請求項3〜5のいずれか1項に記載の汚泥活性度測定装置を用いた、汚泥活性度の測定方法であって、送液ポンプの流量を調整することにより、反応経路での反応時間を調整することを特徴とする汚泥活性度の測定方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の汚泥活性度測定装置を用いた、汚泥活性度の測定方法であって、前記流路切り替え弁によって、前記溶存酸素濃度測定手段1と、前記溶存酸素濃度測定手段2との間の距離を変更し、活性汚泥反応時間を調整することを特徴とする汚泥活性度の測定方法。
- 前記活性汚泥により分解される基質を含有する液が、石炭からコークスを製造する工程で排出される排水であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の汚泥活性度の測定方法。
- 前記活性汚泥により分解される基質を含有する液が、前記活性汚泥により分解される1種類の基質のみ含有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の汚泥活性度の測定方法。
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