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JP6191227B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズルを備えた人体局部洗浄装置に関するものである。
このような人体局部洗浄装置として、下記特許文献1に記載のものが公知である。局部を洗浄する洗浄水を噴出する洗浄ノズルには、洗浄水を供給するためのホースが接続されている。洗浄ノズルが前進する際にはそれに合わせてホースを緩め、後退する際にはホースを巻き取る機構(以下、ホース巻取り機構と称する)が設けられている。
特開2006−249862号公報
上記特許文献1に記載の装置は、ホースの巻き取り機構を構築する各種部材(アームなど)の材料コストや組み付けコストが嵩む。
本発明が解決しようとする課題は、ホース巻取り機構を設ける必要がない人体局部洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる人体局部洗浄装置は、ベース部材に対し進退動可能に支持された洗浄ノズルと、水源からの水を供給可能な部位である接続部と、一端が前記洗浄ノズルに接続されるとともに他端が前記接続部に接続され、当該一端と他端の間の少なくとも一部が湾曲した状態にあるホースと、駆動源によって回転する歯車に噛み合うラックであって、一端側が前記洗浄ノズルに固定され、当該洗浄ノズルに固定された部分よりも後方側に位置する部分の少なくとも一部が湾曲させられたフレキシブルラックと、を備え、前記ベース部材には、前記フレキシブルラックの湾曲した部分が係合する係合溝が形成されており、前記駆動源を駆動し、前記洗浄ノズルを進退動させたときには、前記ホースが幅方向に直交する平面に沿った状態を維持しつつその湾曲した部分の曲率を変化させながら、かつ、前記フレキシブルラックが前記係合溝内をスライドしながら、当該洗浄ノズルとともにそれに接続された当該ホースの一端および当該フレキシブルラックの一端が進退動するように構成されていることを特徴とする。
前記係合溝は前記ベース部材に形成された壁部に沿って形成されており、前記ホースは当該壁部の内周面より内側のホース収容空間内に配されているとよい。
前記ベース部材には、前記係合溝および前記ホース収容空間を覆うカバー部材が固定されているとよい。
本発明にかかる人体局部洗浄装置は、ホースが幅方向に直交する平面に沿った状態を維持しつつその湾曲した部分の曲率が変化することによって、洗浄ノズルとともに当該ホースの一端を進退動させる構成である。つまり、従来の装置が備えるホースの巻き取り機構が不要となり、コスト削減につながる。
洗浄ノズルに駆動源の動力を伝達する部材として一部が湾曲したフレキシブルラックを用い、そのフレキシブルラックの曲率を維持するための係合溝が設けられた構成とする場合、当該係合溝が形成される壁部の内周面より内側にホースが収容される構成とすればよい。これにより、ホースとフレキシブルラックの干渉を防止することができる。
上記ホースやフレキシブルラックを覆うカバー部材が設けられていれば、ホースやフレキシブルラックが外側にはみ出てしまうことを防止することができる。例えば、ホース内に洗浄水を流したとき、その圧力によってホースが暴れてしまうことや、洗浄ノズルが進退動する際にフレキシブルラックが係合溝から外れたりすることを防止することができる。
本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置が適用された便座の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の外観図である。 一方のカバー部材が取り外された状態の本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが原位置に位置した状態を示したものである。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが洗浄位置(前進端位置)に位置した状態を示したものである。 係合溝に係合されたフレキシブルラックを模式的に示した断面図(図3のA−A線断面図)である。 変形例にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが原位置に位置した状態を示したものである。 変形例にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが洗浄位置(前進端位置)に位置した状態を示したものである。
以下、本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1について、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において幅方向とは洗浄ノズル20の幅方向に沿う方向(図示したX方向)をいい、前後方向とは洗浄ノズル20が進退動作する方向に沿う方向(図示したY方向)をいい、上下方向とは幅方向および前後方向に直交する方向(図示したZ方向)をいうものとする。上下方向は、重力方向に沿う方向であってもよいし、本実施形態のように重力方向に対して一定角度傾斜した方向であってもよい。
本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、ベース部材10と、洗浄ノズル20と、ホース30と、接続部40と、フレキシブルラック50と、を備える。以下、各構成について詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、各部材の形状等は、洗浄ノズル20が原位置に位置するときの形状等をいうものとする。かかる人体局部洗浄装置1は、図1に示すように便座Tの後方に設けられ、洗浄時にはノズルが前進し、使用者の局部を洗浄する。ベース部材10はこれら各部材を支持するための部材であって、便器に対して取り付けられるベース板部11およびこのベース板部11の上側に設けられる支持台部12を有する。
洗浄ノズル20は、ベース部材10に対して進退動可能に支持された部材である。この洗浄ノズル20の先端側は、支持台部12に形成されたノズル収容ケース121部に収容されている。本実施形態では、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルとが幅方向に並んで設けられている。なお、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルの基本的な違いは、洗浄水の噴出構造や接続されるホース30の数といったものであり、以下で特に明示する場合を除き、両洗浄ノズル20を区別することなく単に「洗浄ノズル20」と称して本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1を説明する。洗浄ノズル20は、原位置(図2〜図4に示す状態)に位置するとき、その先端側の一部がノズル収容ケース121部に収容された状態にある。洗浄時には、ノズル収容ケース121の前端に形成された開口を通じて前進し、洗浄位置(図5に示す状態)に到達する。洗浄位置に到達後、洗浄ノズル20の先端側上部に設けられた洗浄水噴出口より洗浄水が噴出される。本実施形態における洗浄ノズル20は、水平方向に対して所定角度傾斜して、先端側が基端側よりも下方に位置するように設けられている。
ホース30は、洗浄ノズル20に洗浄水を供給するための供給管であって、変形可能な材料(例えばゴム材料)で形成される。ホース30の一端は洗浄ノズル20の後方に接続されている。本実施形態では、肛門用洗浄ノズルに二本のホース30が、ビデ用洗浄ノズルに一本のホース30が接続される。肛門用洗浄ノズル内には、二つの流路が形成されており、それぞれに対してホース30が接続される。これにより、肛門用洗浄ノズルによる変化に富んだ洗浄態様が実現可能となっている。
本実施形態では、肛門用洗浄ノズルに接続された二本のホース30は、幅方向に並ぶようにして一体化されている。つまり、ホース30全体としてみれば、幅方向に平たい扁平形状である。別の見方をすれば、扁平形状のゴム材料に幅方向に並ぶ二本の流路が形成されてなるホース30であるということがいえる。図示しないが、ビデ用洗浄ノズルに接続されるホース30もこのような扁平形状(流路が一つのもの)となっている。
ホース30の他端は接続部40に接続されている。接続部40は、洗浄ノズル20の下側に設けられている。具体的には、本実施形態における洗浄ノズル20は、水平方向に対して所定角度傾斜して、先端側が基端側よりも下方に位置するように設けられているところ、接続部40は洗浄ノズル20の基端側の重力方向における下側に設けられている。本実施形態における接続部40は、流量調整バルブに設けられた継手である。接続部40は、流量調節バルブ41の本体部分から後側に向かって突出するような形状である(図2〜図5参照)。本実施形態では、接続部40は水平方向に沿って位置する。ホース30は、大まかに見ると、一端が洗浄ノズル20に接続され、そのまま洗浄ノズル20の後方から真っすぐ引き出され、後方でUターンするように下方に湾曲して前方に向かい、その前方に向かった部分の端部である他端が水平方向に沿って位置する接続部40に接続されるようにして引き回されている。このように、ホース30は、洗浄ノズル20側から辿ると、後方に向かって延び、下方に向かってUターンし、前方に向かって延び、前後方向に沿って位置する接続部40に繋がる、というように配され、幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿って位置する。
流量調節バルブ41は、各ホース30(各洗浄ノズル20)に洗浄水を供給するか否か、供給する場合にはその流量を調節する。かかる流量調節バルブ41には、洗浄ノズル20に接続されたホース30とは別の水源に接続されるホース(図示せず)が接続される。
フレキシブルラック50は、駆動源の動力を洗浄ノズル20に伝達する動力伝達機構の一つを構成する。フレキシブルラック50の一端側は洗浄ノズル20に固定されている。フレキシブルラック50における、当該洗浄ノズル20に固定された部分よりも後方側に位置する部分の一部は、下方に湾曲している。本実施形態では、ベース部材10の支持台部12には、フレキシブルラック50が係合可能な係合溝122が形成されている。係合溝122は、所定の曲率の円弧形状に形成された部分を含む。フレキシブルラック50は、板状に形成された板状部51と、そこから突出した歯部52を有する。歯部52の幅は板状部51の幅より小さく、フレキシブルラック50の幅方向両側には、歯部52が形成されていない部分が存在する。当該歯部52が形成されていない部分の一方側が、上記係合溝122に係合される(図6参照)。つまり、フレキシブルラック50は係合溝122に沿って配される。フレキシブルラック50における湾曲した部分の曲率は、係合溝122の円弧形状に形成された部分の曲率と一致する。
フレキシブルラック50における、洗浄ノズル20に固定された部分と湾曲した部分の間には、出力歯車91が噛み合っている。出力歯車91は、駆動源であるモータ92の動力を受けて回転する。このモータ92から出力歯車91までの動力伝達機構はどのようなものであってもよい。後述するように、出力歯車91の回転によってフレキシブルラック50が移動することにより、洗浄ノズル20がその長手方向(前後方向)に進退動することになる。移動するフレキシブルラック50は、上記係合溝122によってその湾曲した部分の形状が維持される。
ベース部材10の支持台部12における係合溝122が形成された部分は、幅方向外側に突出した壁部123となっている。換言すれば、円弧形状に形成された壁部123の先端から幅方向内側に窪んだ窪みが係合溝122であるということである。すなわち、係合溝122は壁部123に沿って形成されているということである。この壁部123の内周面より内側には、略前側の一部が開口した、厚みの小さい円筒形状の空間が形成される。具体的には、フレキシブルラック50の板状部51が接触する面の反対側の面が、当該空間を形成する面となる。上記ホース30の一部は、この空間(以下ホース収容空間Sと称する)内に配される。具体的には、ホース30の湾曲した部分が壁部123に沿うように配される。壁部123の高さは、ホース30の外径よりも大きく形成されている。つまり、ホース収容空間S内に配されたホース30は、壁部123の先端よりも幅方向外側に突出していない。
本実施形態では、このホース収容空間Sを幅方向外側から覆うカバー部材60が設けられている。すなわち、カバー部材60は、湾曲した部分を含むホース30の少なくとも一部を幅方向外側から覆う。つまり、ホース30の幅方向外側への移動は、カバー部材60によって規制されている。後述の動作説明で説明するように、洗浄ノズル20が前進すると、ホース30はその湾曲した部分の曲率が大きくなるように変位することになる。カバー部材60は、洗浄ノズル20が洗浄位置に到達し、ホース30の曲率が最も大きくなった状態であっても、ホース30の少なくとも一部を幅方向外側から覆うことができるような形状に形成されている。
また、このカバー部材60は、支持台部12の壁部123に形成された係合溝122を幅方向外側から覆うように取り付けられている。つまり、係合溝122にはフレキシブルラック50が係合されるため、カバー部材60は湾曲した部分を含むフレキシブルラック50の少なくとも一部を幅方向外側から覆う。つまり、ホース30と同様に、フレキシブルラック50の幅方向外側への移動は、カバー部材60によって規制されている。後述の動作説明で説明するように、洗浄ノズル20が前進する際、フレキシブルラック50は少なくとも一部が係合溝122に係合された状態を維持しつつ、洗浄ノズル20に固定された一端が洗浄ノズル20とともに前進することになる。カバー部材60は、洗浄ノズル20が洗浄位置に到達し、フレキシブルラック50が原位置から移動した場合であっても、フレキシブルラック50の少なくとも一部を幅方向外側から覆うことができるような形状に形成されている。
上記構成を備える人体局部洗浄装置1は以下のように動作する。洗浄ノズル20が原位置に位置している状態でモータ92を一方に駆動(正転)させるとその動力は出力歯車91を介してフレキシブルラック50まで伝わる。フレキシブルラック50は、洗浄ノズル20に固定された一端が前進する方向に移動する。つまり、フレキシブルラック50とともにそれに固定された洗浄ノズル20が前進する。また、フレキシブルラック50の他端は、係合溝122の円弧形状の部分に沿って、上側に向かって移動する。
洗浄ノズル20が前進すると、それに接続されたホース30が引っ張られる。つまり、洗浄ノズル20の前進によって引っ張られたホース30は、その湾曲した部分の曲率が大きく(曲率半径が小さく)なるように変位する。洗浄ノズル20が前進すればするほど、ホース30の湾曲した部分の曲率は大きくなっていき、洗浄ノズル20が洗浄位置(前進端位置)に到達したときに当該湾曲した部分の曲率は最も大きくなる。このように曲率が変化しても、ホース30が幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿った状態は維持される。このようにして、洗浄ノズル20が洗浄位置まで到達する。洗浄ノズル20が洗浄位置に到達した後、流量調節バルブ41が動作し、洗浄水が所定の流量で洗浄ノズル20に送られる。
洗浄終了後、モータ92を他方に駆動(逆転)させるとその動力は出力歯車91を介してフレキシブルラック50まで伝わる。フレキシブルラック50は、洗浄ノズル20に固定された他端が後退する方向に移動する。つまり、フレキシブルラック50とともにそれに固定された洗浄ノズル20が後退する。また、フレキシブルラック50の他端は、係合溝122の円弧形状の部分に沿って、下側に向かって移動する。洗浄ノズル20が後退すると、それに接続されたホース30の一端が後方に向かって移動する。つまり、洗浄ノズル20が後退すればするほど、ホース30は湾曲した部分の曲率を小さく(曲率半径を大きく)するように変位する。洗浄ノズル20が原位置に戻ったとき、ホース30の湾曲した部分の曲率は最も小さくなる。このようにして、洗浄ノズル20が原位置に戻る。
以上説明した本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1によれば次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、洗浄ノズル20の進退動に伴って、幅方向に直交する平面に沿った状態を維持しつつ、ホース30の湾曲した部分の曲率が変化する構成である。つまり、洗浄ノズル20の進退動に伴うホース30の一端の変位を、ホース30自体の曲率の変化によって吸収する構成である。したがって、従来の装置に設けられるようなホース30の巻き取り機構が不要となり、コスト削減につながる。
特に、本実施形態では、各洗浄ノズル20に接続されたホース30は幅方向に平たい扁平形状である。そのため、円筒形状のホース30を採用した場合と比較し、上記のようにホース30が曲率を変化させる際の抵抗力(反作用力)が小さい。すなわち、洗浄ノズル20を進退動させるときのエネルギ(駆動源であるモータ92に対する負荷)を抑制することができる。本実施形態の肛門洗浄用ノズルのように、ある洗浄ノズル20に対して複数の洗浄水供給流路を構築する必要がある場合には、その複数の流路が幅方向に並ぶような態様とすることで、全体として扁平形状を有するホース30を用いた構成とすればよい。
また、人体局部洗浄装置1は、洗浄ノズル20に駆動源の動力を伝達する部材として一部が湾曲したフレキシブルラック50を用い、そのフレキシブルラック50の曲率を維持するための係合溝122が設けられた構成としている。そして、当該係合溝122が形成される壁部123の内側のホース収容空間S内にホース30が収容される構成である。そのため、ホース30とフレキシブルラック50の干渉を防止することができる。具体的には、進退動する洗浄ノズル20によって変位するホース30に余裕をもたせようとすると、洗浄ノズル20が原位置に位置するときにおけるホース30にある程度の弛みが生じてしまうところ、上記壁部123が設けられているため、ホース30が原位置に戻った際(ホース30の曲率が最も小さくなった際)に、ホース30とその外側に位置するフレキシブルラック50が干渉してしまうことがない。つまり、壁部123は、フレキシブルラック50の曲率を維持しつつ当該フレキシブルラック50を洗浄ノズル20とともにスムーズに移動させるための係合溝122が形成される構成であるとともに、ホース30とフレキシブルラック50の干渉を防止する構成であるともいえる。
そして、人体局部洗浄装置1には、上記ホース30やフレキシブルラック50を覆うカバー部材60が設けられている。これにより、ホース30やフレキシブルラック50が外側にはみ出てしまうことを防止することができる。つまり、カバー部材60によってホース30やフレキシブルラック50が幅方向外側から押さえられているから、洗浄ノズル20が進退動した際にもホース30やフレキシブルラック50は幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿って確実に変位する。例えば、ホース30内に洗浄水を流したとき、その圧力によってホース30が暴れてしまうことや、洗浄ノズル20が進退動する際にフレキシブルラック50が係合溝122から外れたりすることを防止することができる。
以下、上記本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1の変形例(変形例にかかる人体局部洗浄装置1a)について説明する。なお、以下では、上記人体局部洗浄装置1と異なる点についてのみ説明し、人体局部洗浄装置1と同様の構成が適用できる点については説明を省略する。
図7および図8に示す本変形例にかかる人体局部洗浄装置1aは、フレキシブルラック50の配置構造が上記人体局部洗浄装置1と異なる。フレキシブルラック50は、その一端側が洗浄ノズル20に固定されている。フレキシブルラック50における、当該洗浄ノズル20に固定された部分よりも後方側に位置する部分の一部は下方に湾曲し、フレキシブルラック50の他端はそのままベース部材10に設けられたフレキシブルラック固定部124に固定されている。このフレキシブルラック50の湾曲した部分は、ホース30の湾曲した部分の外側を周るような形状となる。
原位置に位置する洗浄ノズル20を前進させると、一端が洗浄ノズル20に接続されているホース30は、その湾曲した部分の曲率を大きくするように変位する。同様に、一端が洗浄ノズル20に接続されているフレキシブルラック50も、その湾曲した部分の曲率を大きくするように変位する(図7に示す状態から図8に示す状態に変位する)。洗浄位置に位置する洗浄ノズル20を後退させると、ホース30は、その湾曲した部分の曲率を小さくするように変位する。同様に、一フレキシブルラック50も、その湾曲した部分の曲率を小さくするように変位する(図8に示す状態から図7に示す状態に変位する)。
このように、洗浄ノズル20を進退動させたときには、ホース30の湾曲した部分とともに、フレキシブルラック50の湾曲した部分が変位する。これにより、進退動する洗浄ノズル20とともに、それに接続されたホース30の一端およびフレキシブルラック50の一端が進退動する。
本変形例にかかる人体局部洗浄装置1aは、洗浄ノズル20が進退動するに際し、フレキシブルラック50の湾曲した部分の曲率が変化する構成、すなわち、洗浄ノズル20の進退動に伴うフレキシブルラック50の一端の変位を、フレキシブルラック50自体の曲率の変化によって吸収する構成である。そのため、フレキシブルラック50の湾曲した部分を一定の曲率に維持するための構成が必要なくなる。また、洗浄ノズル20が進退動する際、フレキシブルラック50がある別の部材にガイドされつつスライドする構成でないから、フレキシブルラック50とその他の部材との間に摩擦(摺動)抵抗が生じるものではない。つまり、このような摩擦抵抗が生じることによるエネルギロス(駆動源であるモータ92に対する負荷)を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1、1a 人体局部洗浄装置
10ベース部材
122 係合溝
123 壁部
S ホース収容空間
20 洗浄ノズル
30 ホース
40 接続部
50 フレキシブルラック
60 カバー部材
124 フレキシブルラック固定部

Claims (3)

  1. ベース部材に対し進退動可能に支持された洗浄ノズルと、
    水源からの水を供給可能な部位である接続部と、
    一端が前記洗浄ノズルに接続されるとともに他端が前記接続部に接続され、当該一端と他端の間の少なくとも一部が湾曲した状態にあるホースと、
    駆動源によって回転する歯車に噛み合うラックであって、一端側が前記洗浄ノズルに固定され、当該洗浄ノズルに固定された部分よりも後方側に位置する部分の少なくとも一部が湾曲させられたフレキシブルラックと、
    を備え、
    前記ベース部材には、前記フレキシブルラックの湾曲した部分が係合する係合溝が形成されており、
    前記駆動源を駆動し、前記洗浄ノズルを進退動させたときには、前記ホースが幅方向に直交する平面に沿った状態を維持しつつその湾曲した部分の曲率を変化させながら、かつ、前記フレキシブルラックが前記係合溝内をスライドしながら、当該洗浄ノズルとともにそれに接続された当該ホースの一端および当該フレキシブルラックの一端が進退動するように構成されていることを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 前記係合溝は前記ベース部材に形成された壁部に沿って形成されており、
    前記ホースは当該壁部の内周面より内側のホース収容空間内に配されていることを特徴とする請求項に記載の人体局部洗浄装置。
  3. 前記ベース部材には、前記係合溝および前記ホース収容空間を覆うカバー部材が固定されていることを特徴とする請求項に記載の人体局部洗浄装置。
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