JP6190219B2 - 電動機、ロータコア、および積層鋼板 - Google Patents
電動機、ロータコア、および積層鋼板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6190219B2 JP6190219B2 JP2013184094A JP2013184094A JP6190219B2 JP 6190219 B2 JP6190219 B2 JP 6190219B2 JP 2013184094 A JP2013184094 A JP 2013184094A JP 2013184094 A JP2013184094 A JP 2013184094A JP 6190219 B2 JP6190219 B2 JP 6190219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- laminated steel
- permanent magnet
- flux barrier
- steel plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 229910000576 Laminated steel Inorganic materials 0.000 title claims description 60
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 132
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims description 129
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 70
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 42
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 40
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 28
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 18
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000003475 lamination Methods 0.000 claims description 7
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 145
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 145
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 6-oxabicyclo[3.2.1]oct-3-en-7-one Chemical compound C1C2C(=O)OC1C=CC2 TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052692 Dysprosium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052779 Neodymium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- KBQHZAAAGSGFKK-UHFFFAOYSA-N dysprosium atom Chemical compound [Dy] KBQHZAAAGSGFKK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- QEFYFXOXNSNQGX-UHFFFAOYSA-N neodymium atom Chemical compound [Nd] QEFYFXOXNSNQGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
そこで、穴部の一部を細長い充填孔にするなどして接着剤の充填範囲を狭め、充填量を少なくして充填時間の短縮を図ることが考えられる。しかしながら、そのような充填孔を含む穴部の底側は、エンドプレートで塞がっているため、接着剤を滴下させて充填孔に充填しようとすると、細長い充填孔の内部では空気の逃げ場がなく、接着剤を底側まで充填することは困難である。
このことに対しては、接着剤を圧送して充填する構成も採用可能であるが、圧送用のポンプ等が必要になるなど、設備が高価になるという問題がある。
と連通することになり、連通部が設けられない1枚おきの積層鋼板では、そのような連通部を設ける代わりに、例えば永久磁石を支持する支持部を設けることができる。こうすることで、ロータコアの軸方向に沿って永久磁石を略満遍なく支持でき、永久磁石のより安定した固定構造を実現できる。
第8発明によれば、拡張部とフラックスバリア形成開口とを連続させる内面を、永久磁石の角部から離間させることで、永久磁石と当該内面との間の隙間により連通部を確実に形成できる。
〔電動機の全体構成〕
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電動機1の全体を示す断面図である。図2は、電動機1のロータコア41を示す図である。
ステータ3は、図には明示していないが、電磁鋼板を軸方向に沿って多数積層することにより構成されたステータコア31を備える。ステータコア31は、周方向に連続した外周側のヨーク32と、ヨーク32から中央のロータ4側に向けて突出した複数のティース33とを備える。複数のティース33は、ヨーク32の周方向に沿って互いに等間隔で設けられている。このようなティース33には、電磁コイル34が巻線されている。
ロータ4は、ステータコア31と同様に電磁鋼板7(図2)を軸方向に沿って多数積層することにより構成された環状のロータコア41と、ロータコア41の中央に設けられた挿通孔41Aに挿通されたロータシャフト42と、ロータコア41の埋込孔41B(図2参照)内に嵌合された断面長方形の角柱状で合計16個の永久磁石43とを備える。
電動機1では、ヒステリシス損や渦電流損を要因とする発熱によってステータコア31、電磁コイル34、ロータコア41、永久磁石43が高温状態となる。このため、本実施形態においては、ハウジング2の内部と外部の冷却油タンク51との間で冷却油が循環し、電動機1を冷却する構造を採用している。
図3は、ロータコア41の要部を拡大して示す拡大図であり、図4は、当該要部を拡大して示す斜視図である。この図3には、隣り合う2極分が示されている。図4では、6枚の積層鋼板(以下、単に鋼板と称する)7が積層された状態で示されているが、実際にはより多数の鋼板7によってロータコア41が構成されている。また。図4において、永久磁石43の図示を省略してある。 図3、図4において、ロータコア41の外周には、この外周寄りに位置したフラックスバリア41Cに対応して内方に向けて窪んだ第1凹部61および第2凹部62が設けられている。各磁極において、第1凹部61同士が周方向の外側の位置に設けられ、第2凹部62同士が周方向の内側の位置に設けられている。そして、第1凹部61および第2凹部62の周方向の間隔は、フラックスバリア41Cを周方向に跨ぐ程度の大きさである。この結果、フラックスバリア41Cとロータコア41の外周との間の薄肉部分により、第1凹部61および第2凹部62の間を連結するサイドブリッジ44が形成される。
(概略)
以下には、図3、図4、および図5に基づき、永久磁石43の固定構造および空気抜き構造について説明する。
図3、図4に示すように、ロータコア41の外表面を構成する鋼板7、つまり、図5中で最も上側に積層される鋼板7(7A)において、図中の左側に示す例えばS極と、右側に示す例えばN極とでは、埋込孔41Bの両側に設けられたフラックスバリア41C,41Dを形成する部分の形状が異なる。また、同じS極、N極にあっては、鋼板7Aと図5中その下側に積層された鋼板7Bとではやはり、フラックスバリア41C,41Dを形成する部分の形状が異なる。なお、鋼板7の積層枚数は、図5に示す枚数に限定されず、その実施にあたって適宜に決められてよい。
S極において、鋼板7Aのフラックスバリア41C,41Dを形成する部分には、永久磁石43の2箇所の対角位置に向けて突出した支持部71,72が設けられている。フラックスバリア41C側の支持部71は、永久磁石43の一方の端面43Bの中でも、ロータコア41の外周から遠い方の辺縁に当接している。フラックスバリア41D側の支持部72は、センタブリッジ45の外方側の基端部分に設けられており、永久磁石43の他方の端面43Bの中でも、ロータコア41の外周に近い方の辺縁に当接している。このように、永久磁石43は、対向する短辺側の辺縁の2箇所の対角位置にてロータコア41に支持されている。
ところで、同じS極において、鋼板7Aの1枚前に積層された鋼板7Bでは、鋼板7Aでの支持部71,72に相当する部位は設けられていない。このため、接着剤の充填孔48を形成するために設けられた拡張部73とフラックスバリア41C,41Dとは、図3中に隠れ線(点線)で示すように、埋込孔41Bに永久磁石43が嵌合された状態で連通部74により連通することになる。また、鋼板7Bでは、支持部71,72が設けられていないため、永久磁石43が両端面43B側において何ら支持されていない。なお、図3、図4、図5では、説明を理解し易くするため、拡張部73や連通部74の形状を大きく誇張して示してある。
以上に対してN極では、鋼板7Aのそれぞれのフラックスバリア41C,41Dにあっては、支持部71,72が設けられておらず、代わりに、図3中に実線で示すように、連通部74が設けられている。鋼板7C,7E…でも同様である。従って、鋼板7A,7C,7E…において、永久磁石43は支持部71,72で支持されていない状態でロータコア41に接着されている。なお、図3のN極側で図示されている支持部71,72は、鋼板7Aの連通部74を通して見える鋼板7Bの支持部71,72である。
また、N極において、接着剤の充填用に各鋼板7に拡張部73が設けられ、各拡張部73により充填孔48がロータコア41を貫通して形成されることは、S極と同じである。
このように、鋼板7A,7C,7E…の全てのS極では、支持部71,72が設けられ、鋼板7A,7C,7E…の全てのN極では、連通部74が設けられる。鋼板7B,7D,7F…の全てのS極では、連通部74が設けられ、鋼板7B,7D,7F…の全てのN極では、支持部71,72が設けられる。このため、永久磁石43が周方向に均等配置される鋼板7としては、支持部71,72を有する磁極と連通部74を有する磁極とを周方向で交互に設けたものを1種類用意しておき(図2)、積層するに際して、周方向に360°を極数(本実施形態では極数が8)で除した角度である45°ずつずらして積層する。こうすることで、同極においては、拡張部73の近傍に設けられた支持部71,72と連通部74とが、積層された鋼板7の1枚毎に交互に現れることになる。従って、各充填孔48では、積層される鋼板7の1枚おきに充填孔48とフラックスバリア41C,41Dとが連通部74を介して連通し、その連通部74が空気抜き用の孔として機能する。
図6には、鋼板7の要部であり、連通部74が設けられている部分が拡大して示されている。
図6において、鋼板7単体としては、埋込孔41B(図3)を形成する部分の埋込孔形成開口75と、埋込孔形成開口75の一部が拡張されて形成され、かつ充填孔48(図3)を形成する部分の拡張部73と、フラックスバリア41C,41D(図3)を形成する部分のフラックスバリア形成開口76,77と、拡張部73とフラックスバリア形成開口76,77とを連通させる連通部74とを備える。
連通部74は、拡張部73における埋込孔形成開口75から最も拡張された頂部73Aとフラックスバリア形成開口76,77とを直線的に連続させる内面74Aを有し、当該内面74Aが埋込孔41Bに嵌合される永久磁石43の角部43Cから離間している。
図7には、本発明の第2実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7としては第1実施形態と同じものを用いるが、鋼板7の積層形態が第1実施形態とは異なる。すなわち、図7中の最も下部に配置された鋼板7Jでは、S極にて連通部74が設けられ、従って支持部71,72が設けられていない。また、鋼板7Jでは、N極にて支持部71,72が設けられ、従って連通部74が設けられていない。そして、鋼板7J状に積層される他の全ての鋼板7A,7B,7C,7D,7E,7F…では、S極にて支持部71,72が設けられ、連通部74が設けられていない。また、鋼板7A,7B,7C,7D,7E,7F…では、N極にて連通部74が設けられ、支持部71,72が設けられていない。このような積層形態は、鋼板7Jに対して、他の全ての鋼板7A,7B,7C,7D,7E,7F…を周方向に45°ずらして積層することで実現される。
図8には、本発明の第3実施形態が示されている。
本実施形態でも、鋼板7として第1実施形態と同じものを用い、鋼板7の積層形態をさらに異ならせている。すなわち、本実施形態では、ロータコア41の軸方向の適宜な位置に積層される複数の鋼板7(7B,7F,7J)が他の複数の鋼板7(7A,7C,7D,7E,7G,7H,7I)に対して周方向に45°ずらして積層されている。いずれの鋼板7を他の鋼板7に対してずらすかは、その実施にあたって決められればよく、任意である。
図9、図10には、本発明の第4実施形態が示されている。
図9に示すように、本実施形態では、鋼板7に設けられる支持部71,72の形態が第1実施形態とは異なる。鋼板7AのS極において、各フラックスバリア41Cに対応した部分には、支持部71が設けられ、連通部74が設けられていない。また、各フラックスバリア41Dに対応した部分には、連通部74が設けられ、支持部72が設けられていない。
鋼板7AのN極では逆に、各フラックスバリア41Cに対応した部分には、連通部74が設けられ、支持部71が設けられていない。また、各フラックスバリア41Dに対応した部分には、支持部72が設けられ、連通部74が設けられていない。
鋼板7AのN極において、各フラックスバリア41Cに対応した部分には、支持部71が設けられ、連通部74が設けられていない。また、各フラックスバリア41Dに対応した部分には、連通部74が設けられ、支持部72が設けられていない。
図11には、本発明の第5実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第4実施形態と同じものを用いたうえで、鋼板7の積層形態を第4実施形態と異ならせている。本実施形態では、図11中の最も下部に配置された鋼板7Jに対し、他の全ての鋼板7A,7B,7C,7D,7E,7F…を周方向に45°ずらして積層してある。鋼板7の積層形態という点では、本実施形態と前記第2実施形態とは類似している。
図12には、本発明の第6実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第4実施形態と同じものを用い、鋼板7の積層形態をさらに異ならせている。積層形態としては、本実施形態と前記第3実施形態とは類似している。すなわち、本実施形態では、ロータコア41の軸方向の適宜な位置に積層される複数の鋼板7(7B,7F,7J)が他の複数の鋼板7(7A,7C,7D,7E,7G,7H,7I)に対して周方向に45°ずらして積層されている。いずれの鋼板7を他の鋼板7に対してずらすかは、その実施にあたって決められればよく、任意である。
図13、図14には、本発明の第7実施形態が示されている。
本実施形態では、支持部71,72および連通部74が設けられる形態がS極、N極で共通である。反面、各磁極では、一方の永久磁石43と他方の永久磁石43とで、支持部71,72および連通部74が設けられる形態が異なる。具体的には、鋼板7Aの各磁極において、図13中の左側に配置された一方の永久磁石43では、フラックスバリア41Cの部分に支持部71が設けられ、フラックスバリア41Dの部分に連通部74が設けられている。図13中の右側に配置された他方の永久磁石43では、フラックスバリア41Cの部分に連通部74が設けられ、フラックスバリア41Dの部分に支持部72が設けられている。鋼板7C,7E…でも同じである。
図15には、本発明の第8実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第7実施形態と同じものを用いたうえで、鋼板7の積層形態を第7実施形態と異ならせている。本実施形態では、図15中の最も下部に配置された鋼板7Jに対し、他の全ての鋼板7A,7B,7C,7D,7E,7F…を反転して積層してある。鋼板7の積層形態という点では、本実施形態と前記第2、第5実施形態とは類似している。
図16には、本発明の第9実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第7実施形態と同じものを用い、鋼板7の積層形態をさらに異ならせている。積層形態としては、本実施形態と前記第3、第6実施形態とは類似している。すなわち、本実施形態では、ロータコア41の軸方向の適宜な位置に積層される複数の鋼板7(7B,7F,7J)が他の複数の鋼板7(7A,7C,7D,7E,7G,7H,7I)に対して反転して積層されている。いずれの鋼板7を他の鋼板7に対して反転させるかは、その実施にあたって決められればよく、任意である。
図17、図18には、本発明の第10実施形態が示されている。
本実施形態では、各鋼板7において、フラックスバリア41D部分に設けられる支持部72および連通部74の形態が第7実施形態とは異なっており、その他の構成は、第7実施形態と同じである。すなわち、鋼板7Aの各磁極において、図17中の左側に配置された一方の永久磁石43では、フラックスバリア41Cの部分に支持部71が設けられ、フラックスバリア41Dの部分に支持部72が設けられている。図17中の右側に配置された他方の永久磁石43では、フラックスバリア41Cの部分に連通部74が設けられ、フラックスバリア41Dの部分にも連通部74が設けられている。鋼板7C,7E…でも同じである。
図19には、本発明の第11実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第10実施形態と同じものを用いたうえで、鋼板7の積層形態を第8実施形態と同じにしている。従って、本実施形態によれば、フラックスバリア41C,41Dに対して軸方向に沿った長い範囲で連通する充填孔84と、鋼板7Jにおいてのみフラックスバリア41C,41Dに対して連通する充填部84とが形成されている。
図20には、本発明の第12実施形態が示されている。
本実施形態では、鋼板7として第10実施形態と同じものを用い、鋼板7の積層形態を第9実施形態と同じにしている。すなわち、ロータコア41の軸方向の適宜な位置に積層される複数の鋼板7(7B,7F,7J)が他の複数の鋼板7(7A,7C,7D,7E,7G,7H,7I)に対して反転して積層されている。
前記各実施形態においては、用いられる鋼板7の種類としては1種類であったが、これに限定されない。例えば、支持部71,72が全く設けられておらず、連通部74のみが設けられた鋼板7と、連通部74が設けられておらず、支持部71,72のみが設けられた鋼板7との2種類を用意し、これらを組み合わせて積層してもよい。
このような構成では、各永久磁石43の両端にフラックスバリア41Cが設けられる。また、各フラックスバリア41Cの部分には、永久磁石43の2箇所の対角位置を支持するように支持部71が設けられたり、支持部71の代わりに連通部74が設けられたりする。
Claims (12)
- ハウジング内に装着された環状のステータと、前記ステータの内周側に配置されて前記ハウジングに回転可能に支持されたロータとを備えるとともに、前記ロータのロータコアに複数の断面長方形の永久磁石が埋め込まれている電動機であって、
前記ロータコアは、複数の積層鋼板を積層することで形成され、
前記ロータコアには、前記永久磁石が嵌合されて磁石断面の長辺を支持する埋込孔、前記永久磁石の端部を前記埋込孔内の対角位置で固定するための接着剤が充填される充填孔、および前記埋込孔と連続したフラックスバリアが設けられ、
前記複数の積層鋼板には、前記永久磁石が嵌合された状態で前記充填孔と前記フラックスバリアとを連通させる連通部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれるとともに、前記充填孔と前記フラックスバリアとの間に、前記永久磁石と当接して前記永久磁石を支持する支持部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれており、
前記連通部と前記支持部は、それぞれ、前記複数の積層鋼板の積層方向に1つ以上設けられる
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1に記載の電動機において、
前記充填孔は、前記複数の積層鋼板の前記埋込孔に対応した部分の一部が拡張された拡張部を前記ロータの軸方向に連続させることで形成され、
前記積層鋼板としては、互いに異なる位置に設けられた拡張部のうち、一方の拡張部の近傍に前記連通部を有し、かつ他方の拡張部の近傍に前記支持部を有した1種類が用意され、
少なくとも1つの前記積層鋼板を、周方向に360°を極数で除した角度ずらして積層するか、または表裏反転させて積層することで、前記一方の拡張部と前記他方の拡張部とを連続させて前記充填孔が形成される
ことを特徴とする電動機。 - ハウジング内に装着された環状のステータと、前記ステータの内周側に配置されて前記ハウジングに回転可能に支持されたロータとを備えるとともに、前記ロータのロータコアに複数の断面長方形の永久磁石が埋め込まれている電動機であって、
前記ロータコアは、複数の積層鋼板を積層することで形成され、
前記ロータコアには、前記永久磁石が嵌合されて磁石断面の長辺を支持する埋込孔、前記永久磁石の端部を前記埋込孔内の対角位置で固定するための接着剤が充填される充填孔、および前記埋込孔と連続したフラックスバリアが設けられ、
前記複数の積層鋼板のいずれかには、前記永久磁石が嵌合された状態で前記充填孔と前記フラックスバリアとを連通させる連通部が設けられ、
前記充填孔は、前記複数の積層鋼板のうち、1枚おきに積層された積層鋼板の前記連通部を介して前記フラックスバリアと連通している
ことを特徴とする電動機。 - 請求項3に記載の電動機において、
前記充填孔は、前記複数の積層鋼板の前記埋込孔に対応した部分の一部が拡張された拡張部を前記ロータの軸方向に連続させることで形成され、
前記積層鋼板としては、互いに異なる位置に設けられた拡張部のうち、一方の拡張部の近傍に前記連通部を有し、かつ他方の拡張部の近傍に前記永久磁石を支持する支持部を有した1種類が用意され、
少なくとも1つの前記積層鋼板を、周方向に360°を極数で除した角度ずらして積層するか、または表裏反転させて積層することで、前記一方の拡張部と前記他方の拡張部とを連続させて前記充填孔が形成される
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電動機において、
前記充填孔は、前記複数の積層鋼板のうち、前記接着剤の充填方向の少なくとも先端に配置された積層鋼板の連通部を介して前記フラックスバリアと連通している
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電動機において、
前記フラックスバリアは、冷却油が流通する油路になっている
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電動機において、
前記ロータコアの各磁極では、一対の永久磁石が軸心側から見てV字形状に配置され、
前記V字形状の中央で隣設し合う前記フラックスバリアの間には、センタブリッジが設
けられる
ことを特徴とする電動機。 - 請求項7に記載の電動機において、
前記中央で隣接し合うフラックスバリアは、冷却油の油路になっているとともに、前記ロータコアの回転中心に向けて膨らんだ膨らみ部を有する
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電動機において、
前記積層鋼板は、
前記埋込孔を形成する部分の埋込孔形成開口と、
前記埋込孔形成開口の一部が拡張されて形成され、かつ前記充填孔を形成する部分の拡張部と、
前記フラックスバリアを形成する部分のフラックスバリア形成開口と、
前記拡張部と前記フラックスバリア形成開口とを連通させる前記連通部とを備え、
前記連通部は、前記拡張部における前記埋込孔形成開口から最も拡張された頂部と前記フラックスバリア形成開口とを直線的に連続させる内面を有し、当該内面が前記埋込孔に嵌合される前記永久磁石の角部から離間している
ことを特徴とする電動機。 - 電動機のロータを構成するとともに、複数の積層鋼板を積層することで形成されるロータコアであって、
断面長方形の永久磁石が嵌合されて磁石断面の長辺を支持する埋込孔、前記永久磁石の端部を前記埋込孔内の対角位置で固定するための接着剤が充填される充填孔、および前記埋込孔と連続したフラックスバリアを有し、
前記複数の積層鋼板には、前記永久磁石が嵌合された状態で前記充填孔と前記フラックスバリアとを連通させる連通部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれるとともに、前記充填孔と前記フラックスバリアとの間に、前記永久磁石と当接して前記永久磁石を支持する支持部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれており、
前記連通部と前記支持部は、それぞれ、前記複数の積層鋼板の積層方向に1つ以上設けられる
ことを特徴とするロータコア。 - 請求項10に記載のロータコアにおいて、
前記充填孔は、前記複数の積層鋼板の前記埋込孔に対応した部分の一部が拡張された拡張部を前記ロータの軸方向に連続させることで形成され、
前記積層鋼板としては、互いに異なる位置に設けられた拡張部のうち、一方の拡張部の近傍に前記連通部を有し、かつ他方の拡張部の近傍に前記支持部を有した1種類が用意され、
少なくとも1つの前記積層鋼板を、周方向に360°を極数で除した角度ずらして積層するか、または表裏反転させて積層することで、前記一方の拡張部と前記他方の拡張部とを連続させて前記充填孔が形成される
ことを特徴とするロータコア。 - 電動機のロータを構成するとともに、断面長方形の永久磁石が嵌合されて磁石断面の長辺を支持する埋込孔、前記永久磁石の端部を前記埋込孔内の対角位置で固定するための接着剤が充填される充填孔、および前記埋込孔と連続したフラックスバリアを有したロータコアに、複数積層して用いられる積層鋼板であって、
前記埋込孔を形成する部分の埋込孔形成開口と、
前記埋込孔形成開口の一部が拡張されて形成され、かつ前記充填孔を形成する部分の拡張部と、
前記フラックスバリアを形成する部分のフラックスバリア形成開口と、
前記拡張部と前記フラックスバリア形成開口とを連通させる連通部とを備え、
複数の前記積層鋼板には、前記連通部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれるとともに、前記充填孔と前記フラックスバリアとの間に、前記永久磁石と当接して前記永久磁石を支持する支持部が設けられた積層鋼板が1つ以上含まれており、
前記連通部と前記支持部は、それぞれ、前記複数の積層鋼板の積層方向に1つ以上設けられる
ことを特徴とする積層鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013184094A JP6190219B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 電動機、ロータコア、および積層鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013184094A JP6190219B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 電動機、ロータコア、および積層鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015053757A JP2015053757A (ja) | 2015-03-19 |
JP6190219B2 true JP6190219B2 (ja) | 2017-08-30 |
Family
ID=52702398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013184094A Expired - Fee Related JP6190219B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 電動機、ロータコア、および積層鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6190219B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11588362B2 (en) | 2019-12-17 | 2023-02-21 | Hyundai Motor Company | Rotor drive applied to drive motor with a structure in which removes a fixation jaws for holding a permanent magnet |
WO2024245682A1 (en) * | 2023-05-26 | 2024-12-05 | Mahle Automotive Technologies (Suzhou) Co., Ltd. | Rotor assembly and motor with the rotor assembly |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016181421A1 (ja) * | 2015-05-08 | 2016-11-17 | 黒田精工株式会社 | 磁石埋め込み型コアの樹脂充填装置および樹脂充填方法 |
JP6503016B2 (ja) | 2017-06-21 | 2019-04-17 | ファナック株式会社 | ロータおよび回転電機 |
WO2019049397A1 (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 回転電機のロータ冷却構造 |
US11456633B2 (en) | 2017-09-28 | 2022-09-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Permanent magnet rotating electric machine |
JP6856011B2 (ja) * | 2017-12-12 | 2021-04-07 | トヨタ自動車株式会社 | 回転電機のロータ |
JP7034778B2 (ja) * | 2018-03-15 | 2022-03-14 | 株式会社ミツバ | ブラシレスモータおよびその製造方法 |
DE102019117364A1 (de) * | 2019-06-27 | 2020-12-31 | Valeo Siemens Eautomotive Germany Gmbh | Rotor für eine elektrische Maschine, elektrische Maschine für ein Fahrzeug und Fahrzeug |
KR102769825B1 (ko) * | 2020-02-21 | 2025-02-20 | 엘지마그나 이파워트레인 주식회사 | 로터 및 이를 구비한 전동기 |
JP7567398B2 (ja) | 2020-11-25 | 2024-10-16 | ニデック株式会社 | ロータ、および回転電機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4867194B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2012-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | ロータ |
JP4842670B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-12-21 | トヨタ自動車株式会社 | ロータおよび電動車両 |
JP5373269B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2013-12-18 | 本田技研工業株式会社 | モータの回転子およびその製造方法 |
US9431860B2 (en) * | 2009-12-22 | 2016-08-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor and method of manufacturing rotor |
JP5773196B2 (ja) * | 2011-07-19 | 2015-09-02 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 回転電機 |
-
2013
- 2013-09-05 JP JP2013184094A patent/JP6190219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11588362B2 (en) | 2019-12-17 | 2023-02-21 | Hyundai Motor Company | Rotor drive applied to drive motor with a structure in which removes a fixation jaws for holding a permanent magnet |
WO2024245682A1 (en) * | 2023-05-26 | 2024-12-05 | Mahle Automotive Technologies (Suzhou) Co., Ltd. | Rotor assembly and motor with the rotor assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015053757A (ja) | 2015-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6190219B2 (ja) | 電動機、ロータコア、および積層鋼板 | |
WO2014171558A2 (ja) | 電動機 | |
JP6090987B2 (ja) | 回転電機 | |
JP5470015B2 (ja) | 回転電機 | |
CN103872868B (zh) | 多间隙式旋转电机 | |
JP5796569B2 (ja) | 回転子、および、これを用いた回転電機 | |
JP5813254B2 (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP5990886B2 (ja) | 回転子 | |
JP6079733B2 (ja) | 回転電機のロータ | |
JP6480789B2 (ja) | 回転電機のロータ | |
JP6591692B2 (ja) | 回転電機 | |
JPWO2007055192A1 (ja) | 回転電機用回転子及び回転電機 | |
JP2011055641A (ja) | 回転電機及びその製造方法 | |
JP6336711B2 (ja) | 電動機 | |
JP6133657B2 (ja) | 電動機 | |
CN107078577A (zh) | 旋转电机的转子 | |
JP2014075892A (ja) | 回転電機のロータ | |
JP6083467B2 (ja) | 永久磁石埋め込み式回転電機 | |
US20150115751A1 (en) | Permanent magnet embedded rotary electric machine | |
JP2014155415A (ja) | 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法 | |
JP2012005180A (ja) | 回転電機の冷却構造 | |
JP2013183481A (ja) | 回転電機用ロータの冷却構造、および、回転電機 | |
JP6357859B2 (ja) | 永久磁石埋め込み式回転電機 | |
JP5582149B2 (ja) | ロータ、これを用いた回転電機および発電機 | |
JP2009106001A (ja) | 回転電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170516 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170804 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6190219 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |