JP6188648B2 - 溝蓋用外れ止め装置 - Google Patents
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Description
請求項2の発明たる溝蓋用外れ止め装置は、請求項1で、棒状の前記握り部(291)と、該握り部(291)の両端から折曲して延在した一対のステー(292)と、で前記把手(29)をコ字状に形成すると共に、前記コイルバネ(54)を介挿した両ステー(292)の下端部同士をつなぐ連結バー(52)を、さらに具備し、該連結バー(52)へ逆U字形板片からなる前記接続具(73)が上方側から跨ぎ、且つ前記突出部(723)に設けた通孔(720)に挿通した軸体(74)の両端が、該連結バー(52)よりも下方に配された該接続具(73)に係る逆U字形した両板片の下部にそれぞれ固定されたことを特徴とする。
請求項3の発明たる溝蓋用外れ止め装置は、請求項1又は2で、外れ止め部材(72)が前記本体主部と突出部(723)とで正面視T字形になる板体片からなり、且つその基端部(72a)の板面を垂直貫通して該外れ止め部材(72)と一体化する軸部材(71)の両端部が、溝蓋(2)に固着した一対の軸受(61)に係る軸穴(610)にそれぞれ挿置されて、該外れ止め部材(72)の基端部(72a)を該軸受(61)に回動自在に軸支させたことを特徴とする。
図1〜図6は本発明の溝蓋用外れ止め装置(以下、単に「外れ止め装置」ともいう。)の一形態で、図1はその外れ止め装置を組付けた溝蓋の平面図、図2は図1のII-II線矢視図、図3は図1のIII-III線矢視図で、外れ止め装置,把手周りの部分拡大図、図4は図3の状態から握り部を手で引き上げた時の外れ止め装置の部分拡大図、図5は図3のV-V線矢視図、図6は図3のVI-VI線矢視図を示す。尚、図面を判り易くするため、断面を示すハッチングを一部省略する。
一方、点検等で両溝蓋2を開ける時は、把手29を手で引き上げることにより、両溝蓋2が図2のごとく観音開きに開いて、集水枡9の上面開口が現れる。把手29の引き上げに連動して、把手29に接続させた外れ止め部材72によってロックが自動的に解除される(詳細後述)。
溝蓋2はメインバー21とクロスバー22で格子状体を形成し、その周囲を側板24と端板25とで囲って矩形盤状体にしたものである。符号20はスリット、符号21bはメインバー21を構成する縦桟、符号26は底板を示す。符号3は筒部材31と軸材32からなる支軸部を示す。
外れ止め部材72は、基端部72aを溝蓋2の下面側に回動自在に軸支させ、該基端部72aから先端部72bへと帯板状(又は棒状)に延びる本体主部に係る該先端部72bから、正面視L字形に鉤部分722が前方へ張り出すと共に、該鉤部分722とは反対側の本体主部背面から突出部723が後方へ延在した外れ止め装置4の主要部材である(図3〜図5)。本発明でいう「鉤部分722が前方へ張り出す」の前方とは、突状被係止具82が固着された集水枡9又は側溝の側壁面91aへ向かう方を指す。
ここでの外れ止め部材72は、本体主部と突出部723とで図3ごとくの正面視T字形になる板体片を形成する。そして、本体主部の基端部72aの板面を垂直貫通する軸部材71と一体化する。外れ止め部材72と一体化する軸部材71の両端部が、溝蓋2に固着した一対の軸受61に係る軸穴610にそれぞれ挿置されて、該外れ止め部材72の基端部72aを該軸受6(溝蓋2)に回動自在に軸支させている。図6のごとく、一対の軸受61の軸穴610が対向するようにして、それぞれの軸受61を保持する取付片62を、溝蓋2のメインバー21を構成する二つのI型鋼21aにそれぞれ固定する。軸部材71の両端部が軸穴610に収められ、軸部材71を中心にして、外れ止め部材72を回動自在にする。
受板片28は、図1,図3で、クロスバー22と平行配設した立板片27の下縁に固着し、溝蓋上面2aよりも少し下方位置に取付けられている。把手29の握り部21の軸径よりも溝蓋上面2aから受板片28までの深さの方が大きい。車両走行で、握り部291へ外力が加わらないようにしている。受板片28よりも下方側に突き出た一対のステー292に環板片51とコイルバネ54を図3のごとくそれぞれ介挿して、さらに両ステー292の下端部同士をつなぐ連結バー52を装着後、ステー292の下端部にナット53を螺着する。連結バー52の両端部に設けた孔にステー292を挿通させ、ステー292の下端部に設けた螺子部にナット53を螺着固定する。ナット53に挟着された連結バー52が、コイルバネ54を介挿した両ステー292の下端部同士をつなぐ。符号521は連結バー52の長手方向中央で下方へ張り出す膨出部を示す。こうして、コイルバネ54は受板片28,環板片51とナット53とに圧縮状態で挟まれ、該コイルバネ54の弾性付勢力によって、通常、図3のごとくステー292の大半を受板片28の下方に配して、握り部291が受板片28に当接状態となる。したがって、不用意に握り部291が持ち上がることはない。
一方、図3の状態から、該コイルバネ54の弾性付勢力に抗して握り部291を引き上げることにより、握り部291に連結する突出部723も引き上げられて、外れ止め部材72が基端部72a(正確には軸部材71)を支点に回動し、被係止具82から鉤部分722が離れて係止が解除される構成である。握り部291を引き上げると、そのステー292に連結バー52,接続具73,軸体74を介して突出部723がつながっているので、図3の状態から突出部723の接続具73側先端部分が引き上げられて、外れ止め部材72が軸部材71を中心にして図4のごとく時計回りに回動し、鉤部分722が被係止具82から離れる。鉤部分722が被係止具82から離れれば、鉤部分722が被係止具82によって止められることはなく、握り部291をそのまま引き上げ、集水枡9の上面開口に蓋をしていた溝蓋2を図2のように観音開きに開けることができる。専用ハンドル等を使って、被係止部に係止していた鉤部分722を解除させる操作を要しない。
本実施形態は、集水枡9の上面開口に蓋をする図示ごとくの開閉蓋の両溝蓋2に外れ止め装置4を設けたが、例えば側溝の上面開口に蓋をする溝蓋2等にも適用できる。斯かる場合、溝蓋2を上面開口へ下ろして蓋をする過程で、図3の被係止具82の傾斜面を鉤部分722が滑るようにして、被係止具82の下面側へ潜り込み、これと一体の外れ止め装置4,溝蓋2も下降して、該溝蓋2で側溝の上面開口に蓋をする格好になる。
図中、符号5は連結バー52や環板片51等の把手29への取付具、符号6は軸受61,取付片62等の溝蓋6への取付具、符号7は軸部材71,外れ止め部材72等の可動体、符号8はプレート81,被係止具82等の集水枡9への固定具、符号WDは溶接部分、符号90は排水路を示す
そして、コイルバネ54の弾性付勢力で、外れ止め部材72の本体主部を垂下状態にし、さらに基端部72aの板面を垂直貫通する軸部材71の両端部が溝蓋2に固着した軸受61の軸穴610に挿置されて、外れ止め部材72の基端部72aを溝蓋2に回動自在に軸支させているので、溝蓋2で蓋をすると、図3のように外れ止め部材72の鉤部分722が被係止具82に係止して自動的にロックがかかる。コイルバネ54の弾性付勢力が存在するため、握り部291の地点を集中的に上動させる図4のような作業者による力を加えない限り、溝蓋2が跳ね上がったり外れたりすることはない。
このように、本発明の溝蓋用外れ止め装置4は、特許文献1,2のごとく、専用のハンドルを用意して、溝蓋2で蓋をする際だけでなく、蓋がされた状態から溝蓋2を外す際にも、ハンドルを用いた作業が必要であった労力負担から開放され、加えて、安全性向上,低コスト化等の観点からも多大な効を奏する。
2a 上面
28 受板片
280 抜孔
29 把手
291 握り部
292 ステー
4 外れ止め装置(溝蓋用外れ止め装置)
51 連結バー
54 コイルバネ
61 軸受
610 軸穴
71 軸部材
72 外れ止め部材
72a 基端部
72b 先端部
720 鉤部分
723 突出部
73 接続具
74 軸体
9 集水枡(側溝)
91a 側壁面
Claims (3)
- 基端部(72a)を溝蓋(2)に回動自在に軸支させ、該基端部(72a)から先端部(72b)へと帯板状又は棒状に延びる本体主部に係る該先端部(72b)から、正面視L字形に鉤部分(722)が前方へ張り出すと共に、該鉤部分(722)とは反対側の本体主部背面から突出部(723)が後方へ延在した外れ止め部材(72)と、
溝蓋上面(2a)と板面を平行に配して溝蓋(2)に固着される受板片(28)の上面側に、把手(29)の握り部(291)を露出させ、該受板片(28)に設けた抜孔(280)へ遊挿された該把手(29)のステー(292)に介挿され、該受板片(28)の下方側に配されるコイルバネ(54)と、
該ステー(292)の下端部へ、前記突出部(723)を回動自在に動けるようにして接続させる接続具(73)と、を具備し、
前記コイルバネ(54)の弾性付勢力で、前記外れ止め部材(72)の本体主部が垂下状態になって、前記鉤部分(722)が集水枡(9)又は側溝の側壁面(91a)に固定した突状被係止具(82)の下面側へ潜り込んで該被係止具(82)に係止する一方、該コイルバネ(54)の弾性付勢力に抗して前記握り部(291)を引き上げることにより、前記突出部(723)が引き上げられて、前記外れ止め部材(72)が基端部(72a)を支点に回動し、前記被係止具(82)から前記鉤部分(722)が離れるようにしたことを特徴とする溝蓋用外れ止め装置。 - 棒状の前記握り部(291)と、該握り部(291)の両端から折曲して延在した一対のステー(292)と、で前記把手(29)をコ字状に形成すると共に、前記コイルバネ(54)を介挿した両ステー(292)の下端部同士をつなぐ連結バー(52)を、さらに具備し、該連結バー(52)へ逆U字形板片からなる前記接続具(73)が上方側から跨ぎ、且つ前記突出部(723)に設けた通孔(720)に挿通した軸体(74)の両端が、該連結バー(52)よりも下方に配された該接続具(73)に係る逆U字形した両板片の下部にそれぞれ固定された請求項1に記載の溝蓋用外れ止め装置。
- 前記外れ止め部材(72)が前記本体主部と突出部(723)とで正面視T字形になる板体片からなり、且つその基端部(72a)の板面を垂直貫通して該外れ止め部材(72)と一体化する軸部材(71)の両端部が、溝蓋(2)に固着した一対の軸受(61)に係る軸穴(610)にそれぞれ挿置されて、該外れ止め部材(72)の基端部(72a)を該軸受(61)に回動自在に軸支させた請求項1又は2に記載の溝蓋用外れ止め装置。
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