JP6186942B2 - 粉体補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
そして、そのように粉体ポンプによって吸引・搬送されるトナー量が不安定になってしまうと、現像装置(被補給体)に補給されるトナー量に過不足が生じて、画像不良やトナー飛散などの2次的な不具合が生じてしまうことになる。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はそのトナー補給装置(粉体補給装置)を示す構成図であり、図3は作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある設置部31(トナー容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略筒状のトナー容器32Y、32M、32C、32K(粉体容器)が着脱可能に載置されている。また、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置の貯留部81Y、81M、81C、81Kが配設されている。
また、設置部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写材Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
トナー補給装置90(粉体補給装置)は、設置部31に設置されたトナー容器32Y(粉体容器)内のトナー(粉体)を現像装置5Yに導くためのものであって、トナー補給経路(トナー搬送経路)を形成している。
なお、図2は、理解を容易にするために、トナー容器32Y、トナー補給装置90、現像装置5Yの配置方向などを変えて図示している。実際には、図2において、トナー容器32Yとトナー補給装置90の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1を参照できる。)。また、搬送管95、96の向きや配置も簡略化して図示している。
詳しくは、トナー容器32Yが装置本体100の設置部31にセットされると、トナー容器32Yのボトル・ギア37Yが装置本体100の駆動ギア110に噛合するとともに、キャップ受部91のキャップ開閉チャック92によってトナー容器32Yからキャップ34Y(開口部Cを塞ぐための部材である。)が取り外される。これにより、トナー容器32Yの開口部Cが開放されて、トナー容器32Y内に収容されたトナーの排出が可能になる。
このように構成されたトナー補給装置90において、駆動ギア110が駆動されるとトナー容器32Yの容器本体33Yが回転駆動されて、トナー容器32Yの開口部Cからトナーが排出される。トナー容器32Yから排出されたトナーは、落下経路部82を落下して貯留部81に貯留される。貯留部81に貯留されたトナーは、粉体ポンプ60が稼働することで、吸引口83から吸引されて搬送管95を介して粉体ポンプ60からサブホッパ70に向けて搬送される。そして、サブホッパ70に搬送されたトナーは、搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。すなわち、トナー容器32Y内のトナーは、図2中の破線矢印方向に搬送されることになる。
また、本実施の形態では、粉体ポンプ60としてダイヤフラムポンプを用いているため、粉体ポンプとしてモーノポンプ(例えば、特許文献1を参照できる。)を用いる場合に比べて、トナーに与えるストレスを小さくすることができる。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
現像ローラ51Yのスリーブは、図3の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、被補給体としての現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Y(粉体容器)に収容されているトナー(粉体)が、トナー補給装置90を介して現像剤収容部54Y内に補給される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
図4を参照して、本実施の形態における粉体ポンプ60は、ダイヤフラムポンプ(容積式ポンプ)であって、ダイヤフラム61(ゴム部材)、ケース62、モータ67、回転板68、逆止弁63、64、シール部材65、66(弾性部材)、等で構成されている。このように構成された粉体ポンプ60は、比較的小型かつ低コストのものである。
ケース62は、剛性を有する樹脂材料又は金属材料からなり、ポンプ本体の主部(ハウジング)として機能する。ケース62(ポンプ本体)には、内部に向けて現像剤を空気とともに流入するための流入口Aと、内部から現像剤を空気とともに流出するための流出口Bと、が形成されている。
ダイヤフラム61は、親トナー性が低く弾性を有するゴム材料で形成されていて、椀状に形成された部分の内部が容積可変部Wとして機能して、その外周部に起立するようにアーム部61a(その穴部に回転板68の偏心軸68aが嵌合している。)が形成されている。ダイヤフラム61はケース62に対して隙間が生じないように接合されていて、ダイヤフラム61の容積可変部Wと、ケース62の内部と、がポンプ本体の内部において1つの閉空間として形成されている。そして、ポンプ本体61、62は、後述する回転板68(偏心軸68a)の回転にともなうダイヤフラム61の伸縮動作によって、内部の容積を増減させて正圧と負圧とを交互に発生させることになる。
このような構成により、制御部に制御されてモータ67が駆動されることで、回転板68(偏心軸68a)が回転して、それにともないダイヤフラム61が容積可変部Wの容積を周期的に増減するように伸縮することになる。そして、このようなダイヤフラム61の伸縮動作にともない、ポンプ本体61、62の内部に正圧と負圧とが交互に発生されることになる。
他方、ポンプ本体(ケース62)の流出口Bには、流出側逆止弁64が設置されている。この流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の内部に負圧が発生したときに流出口Bを閉鎖して、ポンプ本体61、62の内部に正圧が発生したときに流出口Bを開放するものである。流出側逆止弁64は、ポンプ本体61、62の外側から流出口Bに対向するように配設されている。粉体ポンプ60における流出口Bの側には、サブホッパ70が接続されている。
このような構成・動作により、先に図2を用いて説明したように、粉体ポンプ60が稼働することで、貯留部81内に貯留されたトナーが吸引口83から吸引されて搬送管95を搬送された後に、サブホッパ70内にトナーが搬送されることになる。詳しくは、サブホッパ70のホッパ残量センサ76がサブホッパ70内におけるトナー量の不足を検知すると、粉体ポンプ60(モータ67)を駆動して、貯留部81からサブホッパ70へのトナー補給をおこなう。
そして、サブホッパ70内に補給されたトナーは、補給モータによって回転駆動される搬送スクリュ71、72によって、サブホッパ70内の第1搬送経路、第2搬送経路の順に搬送されて、その後にサブホッパ70から搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。詳しくは、現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが現像剤収容部54Yにおけるトナー濃度の不足を検知すると、サブホッパ70の搬送スクリュ71、72を回転駆動して、サブホッパ70から現像装置5Yへのトナー補給をおこなう。
このように、本実施の形態では、トナー容器32Yからのトナーの搬送経路をフレキシブルな搬送管95、96(チューブ)で形成しているために、トナー容器32Yの設置部31を現像装置5Yから離れた位置に比較的自由にレイアウトすることができる。
先に図1等で説明したように、粉体容器としてのトナー容器は、粉体補給装置としてのトナー補給装置90に設置されて、被補給体としての現像装置に粉体としてのトナーを供給するためのものである。設置部31(トナー容器受台)には、4色の粉体容器としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが、着脱可能に設置されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、トナー補給装置(粉体補給装置)によって、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
なお、図5〜図8は、イエロー用のトナー容器32Yが設置部31(トナー補給装置90)に設置された状態を示す図であるが、他の3色のトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なる以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3色のトナー容器32M、32C、32Kやトナー補給装置の説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容したトナー容器32Yやトナー補給装置のみの説明をおこなうことにする。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、開口部Cと、が設けられている(図7等を参照できる。)。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア110(図2、図8を参照できる。)と噛合して容器本体33Yを図8の時計方向(又は、反時計方向)に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(粉体)を落下経路部82に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動して開口部Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
キャップ受部91には、トナー容器32Yの着脱動作に連動してキャップ34Yの開閉動作をおこなうキャップ開閉チャック92や、キャップ開閉チャック92を駆動する開閉駆動部93や、落下経路部82や、貯留部81、等が設けられている。そして、設置部31上に載置されたトナー容器32Yがキャップ受部91に向けてスライド移動されて、キャップ34Yがキャップ開閉チャック92の位置に達すると、さらにトナー容器32Yをスライド移動させて押し込む動作に連動して、キャップ開閉チャック92がキャップ34Yを挟んだ状態で開口部Cからキャップ34Yを離脱させるように開閉駆動部93が稼働する。これにより、トナー容器32Yの開口部Cが開放された状態になって、開口部Cからのトナー排出が可能になる。また、このようなトナー容器32Yの装着動作に連動して、ロック機構が稼働してトナー容器32Yが設置部31から取り外されないようにロックされる。
なお、設置部31(トナー容器受台)に対してトナー容器32Yが離脱されるときには、上述した装着時の動作と逆の動作がおこなわれることになる。
本実施の形態における粉体補給装置としてのトナー補給装置90は、粉体容器としてのトナー容器32Yに収容された粉体としてのトナーを、被補給体としての現像装置5Yに向けて補給するものである。
そして、このトナー補給装置90には、先に図2等を用いて説明したように、落下経路部82、貯留部81、粉体ポンプ60(ダイヤフラムポンプ)、等が設けられている。落下経路部82は、トナー容器32Yから排出されたトナーを貯留部81に向けて自重落下させるための経路であって、中空の略四角柱状に形成されている。貯留部81は、落下経路部82を落下したトナーが貯留されるように略椀状に形成されていて、その内部にはトナー検知センサ86(粉体検知手段)や2つの撹拌部材84が設置されている。粉体ポンプ60は、搬送管95を介して貯留部81の吸引口83に接続されていて、貯留部81に貯留されたトナーを吸引して搬送管95を搬送させる。
このように、本実施の形態では、トナー容器32Yから排出されたトナーを粉体ポンプ60によって直接的に吸引するのではなくて、トナー容器32Yから排出されて貯留部81にある程度貯留されたトナーのうち、必要な量だけ粉体ポンプ60で吸引するように構成しているため、粉体ポンプ60で吸引するトナー量に不足が生じてしまう不具合を確実に軽減することができる。
具体的に、本実施の形態において、図9を参照して、貯留部81における内壁の上下方向(短手方向)の間隔は60mm程度に設定され、そのほぼ中央の位置に吸引口83が形成され、落下経路部82は上下方向(短手方向)の間隔が15mm程度で上側の内壁に近接するように形成されている。したがって、吸引口83の中心は、落下経路部82の中心に対して図9の上下方向(短手方向)に22.5mm程度シフトしていることになる。
このような構成により、粉体ポンプ60によって吸引・搬送されるトナー量が安定することになる。したがって、現像装置(被補給体)に補給されるトナー量も安定して、画像不良やトナー飛散などの2次的な不具合の発生を防止することができる。
特に、本実施の形態では、貯留部81から粉体ポンプ60に至るトナー搬送経路が長くて、粉体ポンプ60にかかる負荷が小さくないため、そのような問題が無視できないものになる。また、上述した問題を解決するために粉体ポンプ60のポンプ能力を必要以上に向上させることは、トナーに対する摩擦や圧力等のストレスが増加することにつながり、ストレスを受けたトナーが固着、凝集して画質劣化が生じたり、粉体ポンプ60の消費電力増加、コストアップ、寿命低下になったりするため、なるべく避けたい。
さらに換言すると、吸引口83を落下経路部82の直下からシフトした位置に設けることで、貯留部81において落下経路部82の真下の領域がトナーが貯留されるバッファ領域になる。このように、貯留部81にバッファ領域があることで、吸引口83の周辺にトナーが直接的に堆積することがなく、吸引口83の直上のトナー堆積量(高さ)の変動を小さくすることが可能となる。また、トナー容器32Yから大量のトナーが排出されてしまっても、上述したバッファ領域には一時的に過剰のトナーが供給されて粉面高さが上昇することになるが、吸引口83の上部に堆積されるトナーの紛面が急激に上昇する不具合は軽減することができる。さらに、本実施の形態では、後述するようにトナー検知センサ86(粉体検知手段)を吸引口83の近傍に設置して、吸引口83の近傍において堆積されるトナー量を制御しているため、そのような不具合を確実に防止することができる。
このような構成により、吸引口83の上方に堆積されるトナー量(堆積高さ)が、比較的低く形成された第1天井面81aによって規制されることになる。すなわち、吸引口83の上方において、第1天井面81aを超えてトナーが大量に堆積される不具合を防止することができる。この第1天井面81aの高さは、先に説明した不具合を防止するために、最適な値に設定することができる。また、第2天井面81bを比較的高く形成することで、貯留部81の全体の容積が小さくなりすぎてしまう不具合を防止することができる。
詳しくは、トナー検知センサ86(粉体検知手段)としては、圧電センサ、透過光センサなどを用いることができる。本実施の形態では、トナー検知センサ86として圧電センサを用いている。そして、トナー検知センサ86は、図9を参照して、吸引口83の上下方向(短手方向)の位置とほぼ同じ位置になるように、右側の内壁部に設置されている。また、図7等を参照して、トナー検知センサ86の検知面の高さは、吸引口83の上方に堆積されるトナー量(堆積高さ)が狙いの値になるように設定されている。
そして、トナー検知センサ86の検知結果に基いて、トナー容器32Y(容器本体33Y)を回転駆動する駆動モータ(モータ軸に駆動ギア110が設置されている。)の駆動タイミングや駆動時間が制御される。具体的に、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがないものと判別された場合には駆動モータが所定時間だけ駆動されて、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがあるものと判別された場合には駆動モータの駆動が停止されることになる。
このような構成により、上述した本発明の効果をさらに確実に発揮させることができる。
詳しくは、撹拌部材84は、回転軸84aに、可撓性部材84b(例えば、PET材料からなるシート状部材(マイラー)である。)が設置されたものである。そして、2つの撹拌部材84は、上方から投影してみたときに落下経路部82と吸引口83とを挟むように配設されている。換言すると、落下経路部82の下端を通る水平断面でみたときに、2つの撹拌部材84が落下経路部82と吸引口83とを挟むように配設されている。さらに、一方の撹拌部材84は、可撓性部材84bがトナー検知センサ86の検知面を摺接するように配設されている。
詳しくは、本実施の形態では、図8に示すように、撹拌部材84において可撓性部材84bが同一平面内に配置されている。これに対して、撹拌部材84において可撓性部材84bを幅方向(図8の紙面垂直方向である。)に複数に分割して、複数に分割した可撓性部材84bが放射状に周方向にずれて配置されるようにすることで、撹拌部材84によって吸引口83側に向けて搬送される単位時間当りのトナー量を均一化することができる。さらには、図8のように構成された2つの撹拌部材84を、可撓性部材84bが同じ周期で吸引口83の位置に達しないように、回転タイミングをずらして2つの撹拌部材84を回転させることでも、2つの撹拌部材84によって吸引口83側に向けて搬送される単位時間当りのトナー量を均一化することができる。
詳しくは、図11に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、ギア49Yと、キャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。容器本体33Yの頭部には開口部Cが設けられていて、その開口部Cの外周部にはギア49Yが回転可能に設置されている。ギア49Yは、装置本体100の駆動ギア110と噛合してコイル46Yを回転中心軸を中心に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナーをキャップ34Y内のスペースに向けて排出するためのものである。ギア49Yには回転軸45Yが一体的に設けられていて、回転軸45Yには螺旋状のコイル46Y(搬送部材)が連結されている。回転軸45Yの一端は、キャップ34Yの軸受部34Yaに支持されている。コイル46Yは、容器本体33Y内部の開口部Cから底部にかけて延設されている。そして、ギア49Yが容器本体33Yの周りを回転することで、回転軸45Y及びコイル46Yも回転駆動される。これにより、容器本体33Yに収容されたトナーは、コイル46Yのトナー搬送力によって開口部C側に搬送されることになる。なお、ギア49Yは、容器本体33Yとキャップ34Yとに挟まれるように、開口部Cの外周部に挿設されている。ギア49Yの両端面のうち、一端面側には容器本体33Yとの間にゴム部材98Yが設けられていて、他端面側にはキャップ34Yとの間にシール材48Yが設けられている。このような構成によって、トナー容器32Y全体としてのシール性が担保されている。すなわち、ギア49Y、容器本体33Y、キャップ34Yのそれぞれの間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
そして、このようなトナー容器32Yが設置されるトナー補給装置90にも、上述した本実施の形態のものと同様に、トナー容器32Yから排出されたトナーが貯留される貯留部81において落下経路部82の真下からずれた位置に吸引口83が形成されている。
このように構成されたトナー補給装置90であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、被補給体としての現像装置5Yに粉体を補給する粉体補給装置に対して本発明を適用したが、現像装置5Y以外の被補給体に粉体を補給する粉体補給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、粉体ポンプ60によって吸引・搬送されたトナーがサブホッパ70を介して現像装置5Yに供給されるように構成した。これに対して、サブホッパ70を設けることなく、粉体ポンプ60によって吸引・搬送されたトナーが現像装置5Yに直接的に供給されるように構成することもできる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
31 設置部(トナー容器受台)、
32Y、32M、32C、32K トナー容器(粉体容器)、
33Y 容器本体、
34Y キャップ、
60 粉体ポンプ(ダイヤフラムポンプ)、
70 サブホッパ、
81、81Y、81M、81C、81K 貯留部(ホッパ)、
81a 第1天井面、 81b 第2天井面、
82 落下経路部、
83 吸引口、
84 撹拌部材、
84a 回転軸、 84b 可撓性部材、
86 トナー検知センサ(粉体検知手段)、
90 トナー補給装置(粉体補給装置)、
95、96 搬送管、
100 画像形成装置本体(装置本体)。
Claims (8)
- 粉体容器に収容された粉体を被補給体に向けて補給する粉体補給装置であって、
前記粉体容器から排出された粉体が落下する落下経路部と、
前記落下経路部を落下した粉体が貯留される貯留部と、
搬送管を介して前記貯留部の吸引口に接続されて、前記貯留部に貯留された粉体を吸引して前記搬送管を搬送させる粉体ポンプと、
を備え、
前記貯留部は、その内部に貯留された粉体を、所定方向に回転して撹拌する2つの撹拌部材を具備し、
前記貯留部の前記吸引口は、上方から投影してみたときに、前記落下経路部に対して重ならない位置に配設され、
前記2つの撹拌部材は、上方から投影してみたときに前記落下経路部と前記吸引口とを挟むように配設されて、前記吸引口に向けてそれぞれ位相をずらして粉体を搬送することを特徴とする粉体補給装置。 - 前記貯留部は、前記吸引口とその近傍との上方を覆う天井面の高さが、それ以外の部分の上方を覆う天井面の高さよりも低くなるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の粉体補給装置。
- 前記貯留部は、前記落下経路部から離れた位置であって前記吸引口に近い位置において粉体の量を検知する粉体検知手段を具備し、
前記粉体検知手段の検知結果に基いて前記粉体容器から粉体を排出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉体補給装置。 - 前記2つの撹拌部材は、それぞれ、回転軸に可撓性部材が設置されたものであって、
前記2つの撹拌部材のうち一方の撹拌部材は、前記可撓性部材が前記粉体検知手段の検知面を摺接するように配設されたことを特徴とする請求項3に記載の粉体補給装置。 - 前記2つの撹拌部材は、上方から投影してみたときに、それぞれの回転軸が前記吸引口に対して重ならない位置に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体補給装置。
- 前記粉体は、トナーであって、
前記粉体ポンプは、ダイヤフラムポンプであって、
前記被補給体は、前記貯留部からトナーが補給されるように前記粉体ポンプに接続されて、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の粉体補給装置。 - 前記粉体容器は、筒状に形成されるとともに、内周面に螺旋状の突起が形成されて所定方向に回転する容器本体を具備し、前記貯留部の上方に着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の粉体補給装置。
- 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の粉体補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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