JP6180078B2 - 運動量測定装置、運動量測定システム及び運動量測定方法 - Google Patents
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このため、人体にとって好ましい運動か否かを測定するには、その運動をする者の属性等によって詳細に運動内容や時間等を定め、実際の運動がかかる内容や時間等を達成しているか否かを示す必要がある。
しかしながら、かかる測定を行うことは困難であるという問題があった。
また、運動にも種類があり、例えば、徒歩による運動、自転車による運動、登山による運動及び水泳による運動等様々である、そして、これらの各運動が好ましい運動であるか否かを判断することも困難であるという問題があった。
しかも、この目標運動量程度情報は、対象者の年齢等の属性情報に基づき異なる中強度METs等の属性別目標運動量程度情報となっており、入力された対象者の属性に基づき、対象者の中強度METs等の属性別目標運動量程度情報を定める構成となっている。
したがって、対象者の年齢等の属性に適した中強度METs等の属性別目標運動量程度情報を選択することができ、対象者にとって最適な中強度METs等の目標運動量程度情報を設定することができる。
このため、対象者の年齢等の属性に適した中強度METs等の属性別目標運動量程度情報に該当する運動量が、目標運動量実行時間情報に該当する時間に対応して、実行されたか否か等を判断することができる。
また、前記構成では、当該属性別目標運動量程度情報の実行時間を、目標運動量実行時間情報との比較で、目標運動量実行程度情報を生成し、達成度情報表示部に表示する。
このため、中強度METs等の属性別目標運動量程度情報に該当する運動量が、目標運動量実行時間情報に該当する時間との比較で、例えば、どの程度実行されたか等の目標運動量実行程度情報が達成度情報表示部に表示される。
したがって、この達成度情報表示部を視認することで、対象者は、自己の運動量が自己の年齢等の属性から適切か否かを把握することができる。
このため、例えば、徒歩による運動、自転車による運動、登山による運動及び水泳による運動等の各運動の種類毎の運動量を正確に把握することができ、当該運動が好ましい運動であるか否かを判断することができる。
また、登山運動であるか否かを精度良く判断することができる。
このため、例えば、端末装置を病院等に配置した場合は、例えば、対象者の担当医師等は、対象者が、どの時刻に、どの程度、自己の属性等に合致した中強度METs等の属性別目標運動量程度情報を実施したか否かを把握することができ、迅速に対象者の運動状態を把握することができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1に示す活動量計10は、人間の身体の活動量(運動量)を計測する装置であり、計測を希望する対象者が所持することで、当該対象者の身体の動きと共に動き、運動量を計測する構成となっている。
そこで、近年、厚生労働省等が関与して定めた運動量(身体活動)の基準として、「メッツ(METs)」があり、このメッツで運動量を客観的に測定しようとしている。
この「メッツ」が、「運動量程度情報」の一例であるが、メッツは、例えば、0.9メッツから15メッツまで分類され、「0.9メッツ」は睡眠等における運動量、「1.0メッツ」は音楽鑑賞、映画鑑賞等における運動量、「2.0メッツ」が料理等における運動量、「3.0メッツ」が洗車等の運動量、「4.0メッツ」が庭掃除等における運動量、「5.0メッツ」が子供と遊ぶ等における運動量等と定められている。
しかし、人の運動や活動は、必ずしもメッツの基準に例示されている運動等を行う訳ではない。また、「中強度の運動」は、その対象者の性別や年齢等によって異なる概念であり、このため、対象者の性別や年齢等によって、「中強度の運動」に相当するメッツ数が異なることになる。
これにより、活動量計10を所持する対象者は、自己の運動等が、生活習慣病改善に好ましい運動量であるか否かを容易に判断することができることになる。
図2に示すように、本実施の形態の活動量計10は、その中央部に略円形のLED等からなる表示部である例えば、活動量計側ディスプレイ11を有している。
活動量計側ディスプレイ11は、図2に示すように、時刻データを表示する時刻ディスプレイ12や測定対象者(以下「対象者」という)の2分毎の上述のメッツデータ等を表示するメッツ等ディスプレイ13を有している。
また、活動量計側ディスプレイ11は、上述の「中強度」のメッツの運動が達成されたときに表示される炎ディスプレイ14も有している。
また、図2の活動量計1には、その外側に設定変更ボタン16及び記憶呼び出しボタン17が配置されている。
そして、活動量計10の非接触型ICカード18を、医師側端末リード・ライタ103や対象者側端末リード・ライタ203に近づけると、医師側端末リード・ライタ103等からキャリアが送信され、電磁誘導により非接触型ICカード18に電力を供給し、キャリアの変調により相互間で通信を行うことができる構成となっている。
このようなデータ通信では、例えば、〜10cm程度までの近距離の非接触通信手段(例えば、ISO/IEC 14443の省電力IC通信技術,ISO/IEC 18092の通信技術,Felica(ソニー(株)の登録商標)の通信技術等である。具体的には、病院等に配置され、医師等が取り扱う専用端末(医師側端末100等)に接続されたRFIDリーダ/ライタ103との間で通信を行うことになる。Felicaの通信技術では、13.56MHzの電波で通信し、10cm程度までのごく近距離で非接触に100〜400kbpsの通信が行われる。
図3に示すように、活動量計10は、「活動量計制御部19」を有している。この活動量計19は、時刻情報を生成等する「計時装置20」や、対象者の歩数をカウントする「歩数カウント装置21」及び対象者の動作の平均加速度データを生成する加速度情報検知部である例えば、「平均加速度データ生成装置22」を制御する構成となっている。
この平均加速度データ生成装置22は、図3に示すように、「X軸加速度センサ22a」、「Y軸加速度センサ22b」及び「Z軸加速度センサ22c」を備え、これらの3軸の加速度データから「平均加速度データ(m/s2)」を生成する構成となっている。
なお、平均加速度データ生成装置22は、X軸加速度センサ22a、Y軸加速度センサ22b及びZ軸加速度センサ22cを一体化したいわゆる3軸加速度センサとしてもよい。
また、活動量計制御部19は、図2及び図3で示す機能ボタンである「設定変更ボタン16」、「記憶呼び出しボタン17」を制御する他、図1及び図3で示す「非接触型ICカード18」も制御する。
これらの運動の種類は、例えば、徒歩、自転車、登山、水泳であり、これらの運動を徒歩モード、自転車モード、登山モード及び水泳モードとして特定する構成となっている。
すなわち、徒歩、自転車、登山又は水泳等の運動の相違によって、好ましい運動量の把握方法が異なるため、現在、どのような運動を実施しているかを活動量計10に外部から報知する目的で「運転モード切替装置24」が備えられている。
なお、「高度計23」は、後述するように登山モードで用いられる。
図4乃至図10は、それぞれ、「第1の各種情報記憶部30」、「第2の各種情報記憶部50」、「第3の各種情報記憶部70」、「第4の各種情報記憶部80」及び「第5の各種情報記憶部90」、「第6の各種情報記憶部300」及び「第7の各種情報記憶部310」の構成を示す概略ブロック図であるが、これらの構成については後述する。
本実施の形態では、活動量計10は、その活動量計10を使用する対象者の性別や年齢等の属性に基づき、当該対象者にとって適切な運動量である「中強度METs」を自動的に定める構成となっているため、使用前に、所定の情報の入力を求める。
このBMI情報は、所謂「肥満度」を計る指数である。本実施の形態では、当該対象者の最適な「中強度METs」の範囲を確定する際に、このBMI情報をパラメータとして用いるため、ST2で求める。
具体的には、図6の「対象者性別中強度METs範囲等情報生成処理部(プログラム)72」が動作し、図4の「対象者入力情報記憶部31」から「対象者の性別情報」及び「対象者の年齢情報」を取得すると共に、「対象者BMI情報記憶部32」から「対象者のBMI情報」を取得する。そして、図4の「性別中強度METs範囲等情報記憶部33」を参照する。
図21に示す「性別中強度METs範囲等情報33a」は、先ず、男女別のデータとなっていると共に(図21は「男」用のデータ)、年齢及びBMI情報によって、そのMETsの範囲が定まっている。
このうち「中強度」のメッツが、対象者がその運動量の目標とすべき目標運動量程度情報の一例となっている。
このように、適切な運動量は、多すぎても、少なすぎても適切ではなく、「中強度」のMETs範囲内の運動を継続することが重要となる。
なお、図21の各年齢及びBMI等で区分され、この区分について定められた「中強度」のMETs範囲等が、属性別目標運動量程度情報の一例となっている。
具体的には、図6の「対象者中強度METs時間情報特定処理部(プログラム)73」が動作し、図4の「対象者入力情報記憶部31」の「目標歩数」データ、例えば、8000歩のデータを取得すると共に、図4の「歩数対応中強度METs範囲時間情報記憶部35」を参照する。
この「歩数対応中強度METs範囲時間情報記憶部35」には、歩数情報(8000歩)に対応する「中強度METs」の運動時間情報(例えば、20分)が記憶されている。
この「速度判断用情報記憶部93」には、活動量計10が、自転車走行と推定し得る所定の速度データが記憶されている。
このように、「速度判断用情報」は、運動種類の特徴的要素情報の一例となっている。
「自転車モード処理」については、後述する。
ST6では、運動種類特定部である例えば、図8の「第5の各種情報記憶部90」の「高度情報判断処理部(プログラム)94」が動作し、図3の高度計23の高度情報、図3の計時装置20の時間情報及び図8の「高度判断用基準情報記憶部95」内の「高度判断用基準情報」を参照する。
したがって、ST6では、「高度情報判断処理部(プログラム)94」が、高度計23、計時装置20及び「高度判断用基準情報記憶部95」を参照して、「高度変化判断時間情報」内に、「高度基準情報」に比較して、「高度変化基準情報」である所定以上の高度の上昇情報が生じたか否か、すなわち、登山をしているか否かを判断する。
したがって、「高度情報」等は、運動種類の特徴的要素情報の一例となっている。
この点、本実施の形態では、少なくとも、「自転車」運動及び「登山」運動については、対象者の運動から活動量計10が、その運動の種類を自動的に判断するため、より簡易な方法で、運動種類を特定することができる構成となっている。
そして、対象者が「運転モード切替装置24」を操作して「「自転車」「登山」又は「水泳」のいずれかを特定した場合は、それぞれ「自転車モード」「登山モード」及び「水泳モード」での運動量の測定等の処理が実施される。
したがって、本実施の形態では、運動種類の特定が、対象者の入力による「運転モード切替装置24」によっても実施されるため、運動種類を確実に判断することができる。
先ず、図13乃至図17等を用いて「徒歩モード処理」について説明する。
したがって、活動量計10は、時刻情報を伴った累積の歩数情報を得ることができる。
これは、後述するように、本実施の形態の活動量計10は、その運動量の基準であるMETsを、所定時分、例えば、2分単位で、図2及び図3の「メッツ等ディスプレイ13」に表示するからである。
そして、この特定されたMETs値を「計時装置20」の時刻情報と関連付けて「2分毎METs値情報記憶部38」に記憶する。
具体的には、図2のメッツ等ディスプレイ13に、ブロックの数で表す。図2に示すように、ブロックの数が1つの場合は1METsであり、8つの場合は8METsとなる。
これにより、活動量計10は、当該対象者にとって適切な運動量である「中強度METs値」の運動を実行した累積時間等を取得することができる。
これにより、対象者は、自己の運動が適切であることを知ることができ、その後の運動の指針とすることができる。
また、同処理部(プログラム)76は、図4の「消費カロリー式記憶部40」を参照し、消費カロリー式(消費カロリー=METs値×運動時間×体重(kg)×1.05)を取得し、この式に、上述の取得した情報を代入し、「消費カロリー値」を演算する。
この演算で得られた「消費カロリー値」は、その時刻情報と共に、図4の「累積消費カロリー値記憶部41」に記憶される。
したがって、活動量計10は、時間毎の消費カロリー値及び累積情報を得ることができる。
また、対象者等は、事後、参照等することができ、運動量の評価に重要な指標である「消費カロリー情報」を把握することができる。
すなわち、図7の「達成ゲージ表示情報生成表示処理部(プログラム)81」が動作し、以下の情報を取得する。
1)図4の「累積歩数情報記憶部42」の「累積歩数情報」と「対象者入力情報記憶部31」の「目標歩数(例えば、8000歩)」。
2)図4の「中強度METs累積時間記憶部39」の「中強度METs累積時間」と「対象者中強度METs時間情報記憶部36」の「対象者中強度METs時間情報(例えば、20分)」
そして、これら1)及び2)の情報に基づき、達成ゲージ15に表示する「達成ゲージ表示情報」を生成する。
また、上記2)では、実際の中強度METsの運動を行った時間である「中強度METs累積時間」と「対象者中強度METs時間情報(例えば、20分)」を比較することで、当該対象者の中強度METs運動の実行目標時間の達成度を把握できる。
すなわち、歩数及び中強度METs運動時間が共に10%達成した場合に、達成ゲージ15の10%分だけ点灯し、その達成度を示す「達成ゲージ表示情報」を生成し、達成ゲージ15に表示する。
この「達成ゲージ表示情報」が目標運動量実行程度情報の一例である。
また、対象者が目標の歩数及び目標の中強度METs運動時間を達成したとき、達成ゲージ15は、全体が点灯し、100%達成したことを示す構成となっている。
なお、本実施の形態では、目標の100%達成を「達成」としたが、目標の50%等を達成として表示する構成としても良い。
したがって、適切な運動を評価するうえで重要な「歩数情報」も加味するため、本実施の形態の活動量計10は、極めて精度良く、当該対象者の運動状態を評価することができる。
したがって、対象者は、活動量計10の「メッツ等ディスプレイ13」の表示を視認することで、自己の運動が目標を達成したことを迅速且つ容易に知ることができる。
したがって、極めて精度の高い運動量等の評価が可能な活動量計10となる。
ところで、図23は、活動量計10の活動量計側ディスプレイ11で表示可能な情報を示す概略説明図である。
図23に示すように、活動量計側ディスプレイ11、例えば、「メッツ等ディスプレイ13」には、操作ボタン等を押圧等することで、その表示される情報を変更させることができる構成となっている。
したがって、対象者等は、操作ボタン等を操作等することで、各種の必要な情報を任意に表示させることができる。
しかし、当該対象者の最適な「中強度METs値の範囲」は、同じ年齢等であっても異なる場合があり得る。
そこで、本実施の形態では、一旦定め図4の「対象者性別中強度METs範囲情報記憶部34」に記憶させた「中強度METs値の範囲」を、当該対象者に、より合わせるために修正等をする工程を有する。
以下、図15及び図16のフローチャートに沿って、その工程を説明する。
先ず、ST31では、図7の「情報蓄積判断処理部(プログラム)83」が動作し、図4の「中強度METs累積時間記憶部39」、「累積歩数情報記憶部42」及び「累積消費カロリー値記憶部41」を参照し、データが一定期間(例えば、1週間等)分、蓄積されたか否かを判断する。
すなわち、当該対象者の図4の「対象者性別中強度METs範囲情報記憶部34」内に記憶されている「中強度METsの数値範囲」を図21の「性別中強度METs範囲等情報33a」を参照して、「1ランク」若年側へ変更する。
これにより、当該対象者の「中強度METsの数値範囲」は、より適切となり、年齢等の基準による一義的な判断でなく、より個々の対象者の特性に沿った対応を行うことができる。
すなわち、当該対象者の図4の「対象者性別中強度METs範囲情報記憶部34」内に記憶されている「中強度METsの数値範囲」を図21の「性別中強度METs範囲等情報33a」を参照して、「1ランク」老年側へ変更する。
これにより、当該対象者の「中強度METsの数値範囲」は、より適切となり、年齢等の基準による一義的な判断でなく、より個々の対象者の特性に沿った対応を行うことができる。
具体的には、上述のように、活動量計10の「非接触型ICカード18」と「医師側端末リーダ・ライタ103」や「対象者側端末リーダ・ライタ203」との間で通信が可能な構成となっている。
特に、対象者が糖尿病等の場合で、担当医師から運動等について指導等を受けている場合は、当該対象者の活動量計10が記憶している各種情報を、当該担当医師の医師側端末100に送信することで、医師は詳細な情報を迅速に取得することができ、その病状等の判断を迅速且つ的確にすることができる。
以下、図17のフローチャートに沿って、医師側端末100等の活動量計10の情報の利用形態について説明する。
先ず、担当医師の指導等を受けている対象者は、担当医師の診察日に、既に使用している活動量計10を持参し、図1に示すように、活動量計10を医師側端末100の「医師側端末リーダ・ライタ103」に近づける。
すると、双方間で通信が開始され、図17のST41に進む。ST41では、活動量計10は、接続先の医師側端末100から情報送信要求があったか否かを判断し、要求があった場合は、ST42へ進む。
図24は、活動量計10から受信した「1時間単位中強度METs累積時間情報」等の画面例を示す概略図である。
図24に示すように、医師側端末ディスプレイ103には、1時間単位で「中強度METs時間」、「歩数」及び「消費カロリー」が表示されるので、担当医師等が、当該対象者の状態を正確に把握することができる。
すなわち、対象者の担当医師等は、対象者が、どの時刻に、どの程度の歩数で、「中強度METsの運動」を実施したか否かを把握することができ、迅速に対象者の運動状態を把握することができる。
先ず、図18のST41では、計時装置20で、自転車モードの動作時間を計測し、図8の「自転車モード動作時間情報記憶部96」に記憶する。
次いで、ST42に進む。ST42では、図8の速度情報判断処理部(プログラム)92」が動作し、平均加速度データ生成装置22のX軸加速度センサ22a、Y軸加速度センサ22b、Z軸加速度センサ22cのデータと、図8の「速度判断用情報記憶部93」のデータを参照し、当該速度が自転車の走行速度未満か否かを判断する(対象者が自転車運動を止めたか否かを判断する)。
ST43で、「運転モード切替装置24」のモードが「自転車モード」以外の登山、水泳モード等に変更されたと判断された場合やST42で、当該速度が自転車の走行速度未満と判断された場合は、ST44へ進む。
すなわち、活動量計10は、「自転車モード」の運動(動作)時間の情報を取得することができる。
この「自転車モード動作時間対応運動量情報」は、「自転車モード動作時間に対応する運動量(例えば、メッツ等)」の情報が記憶されている。
すなわち、この「自転車モード動作時間対応運動量情報」は、運動種類毎の運動量の基礎算出情報である「運動量算出基礎情報」の一例となっている。
すなわち、本実施の形態では、活動量計10は、自転車運動に対応したメッツ等の運動量情報を取得することができる。
したがって、本実施の形態の活動量計10は、自転車運動のメッツ等の運動量を正確に取得することができる。
したがって、対象者は、自己の自転車運動のおけるメッツ等の運動量を迅速に知得することができる。
先ず、図19のST51では、計時装置20で、登山モードの動作時間を計測し、図9の「登山モード動作時間情報記憶部303」に記憶する。
すなわち、対象者が、基準高度(高度判断用基準情報)に比べ、所定時間(高度変化判断時間情報)内に、所定の高度(高度変化基準情報)以上、上昇したか否かが判断される。つまり、所定の高度以上、高度が上昇した場合は、活動量計10を携帯する対象者が登山していると判断し、所定の高度以上、高度が上昇しない場合は、登山を停止等したと判断する。
ST53で、「運転モード切替装置24」のモードが「登山モード」以外の自転車、水泳モード等に変更されたと判断された場合やST52で、所定の高度以上、高度が上昇せず登山を停止等したと判断された場合は、ST54へ進む。
すなわち、活動量計10は、「登山モード」の運動(動作)時間の情報を取得することができる。
この「登山モード動作時間対応運動量情報記憶部305」には、登山モード動作(運動)時間に対応するメッツ等の運動量データが記憶されている。
すなわち、この「登山モード動作時間対応運動量情報」は、運動種類毎の運動量の基礎算出情報である「運動量算出基礎情報」の一例となっている。
すなわち、本実施の形態では、活動量計10は、登山運動に対応したメッツ等の運動量情報を取得することができる。したがって、本実施の形態の活動量計10は、登山運動のメッツ等の運動量を正確に取得することができる。
したがって、対象者は、自己の登山運動のおけるメッツ等の運動量を迅速に知得することができる。
先ず、図20のST61では、計時装置20で、水泳モードの動作時間を計測し、図9の「水泳モード動作時間情報記憶部307」に記憶する。
ST62で、「運転モード切替装置24」のモードが「水泳モード」以外の自転車、登山モード等に変更されたと判断された場合は、ST63へ進む。
すなわち、活動量計10は、「水泳モード」の運動(動作)時間の情報を取得することができる。
この「水泳モード動作時間対応運動量情報記憶部311」には、水泳モード動作(運動)時間に対応するメッツ等の運動量データが記憶されている。
そして、「水泳モード運動量情報生成処理部(プログラム)308」は、水泳モード運動(動作)時間に対応する運動量情報(メッツ等の情報)を生成し、図10の「水泳モード運動量記憶部312」に記憶させる。
すなわち、本実施の形態では、活動量計10は、水泳運動に対応したメッツ等の運動量情報を取得することができる。したがって、本実施の形態の活動量計10は、水泳運動のメッツ等の運動量を正確に取得することができる。
したがって、対象者は、自己の水泳運動のおけるメッツ等の運動量を迅速に知得することができる。
なお、徒歩での運動形態とは異なる、自転車モード、登山モード、水泳モードを機能ボタンである「設定変更ボタン16」等で手動で変更し、その運動量情報を自動で、それぞれ「自転車モード運動量記憶部302」,「登山モード運動量記憶部306」,「水泳モード運動量記憶部312」に記憶させるように制御してもよい。
また、徒歩での運動形態とは異なる、自転車モード、登山モード、水泳モードを機能ボタンである「設定変更ボタン16」等で手動で変更し、その運動量情報を手動で、それぞれ「自転車モード運動量記憶部302」,「登山モード運動量記憶部306」,「水泳モード運動量記憶部312」に記憶させるようにしてもよい。
また、自転車モードの時には、「自転車モード」である旨をメッツ等のディスプレイ13に、キャラクタやシンボルで表示するように制御したり、登山モードの時には、「登山モード」である旨をメッツ等のディスプレイ13に、キャラクタやシンボルで表示するように制御したり、水泳モードの時には、「水泳モード」である旨をメッツ等のディスプレイ13に、キャラクタやシンボルで表示するように制御したりしてもよい。
Claims (5)
- 対象者の運動量情報を加速度情報として検知する加速度情報検知部を有し、
前記運動量情報の程度情報である運動量程度情報の目標程度情報である目標運動量程度情報及び、この目標運動量程度情報の実行目標時間情報である目標運動量実行時間情報を記憶する構成となっており、
少なくとも、前記目標運動量程度情報は、前記対象者の属性によって異なり、低強度と高強度との間に挟まれた中強度METsの範囲情報を有し、
入力された当該前記対象者の属性に基づき、当該前記対象者の当該前記中強度METsの範囲情報を定め、
当該前記対象者により実行された前記運動量情報に対応する前記運動量程度情報が当該前記中強度METsの範囲情報に該当するか否かを判断し、
該当したときは、当該前記中強度METsの範囲情報の実行時間を、前記目標運動量実行時間情報との比較で、目標運動量実行程度情報を生成し、達成度情報表示部に表示し、
また、運動の種類を特定する運動種類特定部と、運動種類毎の運動量の基礎算出情報である運動量算出基礎情報を有し、少なくとも、前記運動種類の動作情報と前記運動量算出基礎情報に基づき運動種類毎の運動量を生成して表示することを特徴とする運動量測定装置。 - 前記運動種類特定部が前記運動種類の特徴的要素情報に基づき、前記運動種類を特定する構成となっており、
前記特徴的要素情報が、高度情報を含み、前記運動種類が登山運動を含むことを特徴とする請求項1に記載の運動量測定装置。 - 個々の対象者の属性に基づき、予め定められている前記中強度METsの範囲情報を、個々の対象者の前記運動量情報に基づいて、個々の対象者に限って、修正する構成となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動量測定装置。
- 前記運動量測定装置と通信可能に配置される端末装置を有する運動量測定システムであって、
前記運動量測定装置は、少なくとも、前記対象者が実行した当該前記目標運動量程度情報に該当する運動量の実行情報と、その実行時刻情報を、前記端末装置に対し送信する構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の運動量測定装置を備える運動量測定システム。 - 加速度情報検知部が、対象者の運動量情報を加速度情報として検知し、
前記運動量情報の程度情報である運動量程度情報の目標程度情報である目標運動量程度情報及び、この目標運動量程度情報の実行目標時間情報である目標運動量実行時間情報を記憶し、
少なくとも、前記目標運動量程度情報は、前記対象者の属性によって異なり、低強度と高強度との間に挟まれた中強度METsの範囲情報を有し、
入力された当該前記対象者の属性に基づき、当該前記対象者の当該前記中強度METsの範囲情報を定め、
当該前記対象者により実行された前記運動量情報に対応する前記運動量程度情報が当該前記中強度METsの範囲情報に該当するか否かを判断し、
該当したときは、当該前記中強度METsの範囲情報の実行時間を、前記目標運動量実行時間情報との比較で、目標運動量実行程度情報を生成し、達成度情報表示部に表示し、
運動の種類を特定する運動種類特定部と、運動種類毎の運動量の基礎算出情報である運動量算出基礎情報を有し、少なくとも、前記運動種類の動作情報と前記運動量算出基礎情報に基づき運動種類毎の運動量を生成して表示することを特徴とする運動量測定方法。
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