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JP6176629B2 - 特定装置、特定方法、及び、プログラム - Google Patents

特定装置、特定方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、特定装置、特定方法、及び、プログラムに関する。
ケーブルテレビ放送(CATV)等のツリー状のネットワークにおいて、一の装置が雑音を発生させた状態で上り方向に信号を送信すると、当該一の装置から上位の装置、及び、当該上位の装置に接続された別の下位の装置の通信に支障をきたすといった問題がある。
特許文献1 特開2004−72477号公報
特許文献2 特開2004−40737号公報
特許文献3 特開2009−10815号公報
そこで、雑音を発生させている位置を特定する技術が知られている(例えば、特許文献1−3参照)。雑音の発生位置を特定する技術の一例では、ネットワーク上に配置された上り方向の増幅器のそれぞれに信号を遮断または通過するスイッチを設けている。従来技術では、雑音が発生すると、スイッチを1個ずつ遮断状態または通過状態に切り替えて、雑音の有無を検出することによって、雑音を発生させる装置を特定している。従って、従来技術では、ネットワーク上の分岐に対応させてスイッチを設ける必要がある。また、従来技術では、ネットワークの階層数をDとして、通信経路の分岐の数をNとすると、当該スイッチの切り替えを平均DN/2回必要とする。この結果、従来技術においては、雑音の発生位置を検出する構成及び制御が複雑になるといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、ネットワーク内で発生する雑音の発生位置を特定する特定装置であって、前記ネットワーク内の第1装置から第2装置を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する取得部と、前記取得部が取得した振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信する前記第1装置または前記第2装置を検出する検出部と、を備え、前記検出部は、前記第1装置の過去の振幅ばらつきと、検出時の前記振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させている前記第1装置を検出する特定装置と、特定装置に対応する特定方法及びプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
ネットワーク10の全体構成図である。 特定装置50の構成図である。 特定装置50による特定方法の主処理のフローチャートである。 ステップS10の雑音発生モデルの生成処理のフローチャートである。 取得部52が取得する送信信号の振幅の波形である。 取得部52が取得する送信信号の振幅の波形である。 取得部52が取得する送信信号の振幅の波形である。 検出部54が算出する振幅ばらつき比ARを時系列に配列した波形である。 検出部54が算出する振幅ばらつき比ARを時系列に配列した波形である。 検出部54が算出する振幅ばらつき比ARを時系列に配列した波形である。 ステップS12の雑音の発生位置の検出処理のフローチャートである。 本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、ネットワーク10の全体構成図である。ネットワーク10は、例えば、ルートノードから複数のノードへと階層毎に分岐していき、複数の末端のノードへと接続されるツリー構造である。ネットワーク10は、一例として、ケーブルテレビの放送網である。図1に示すように、ネットワーク10は、放送設備12と、複数のノード14と、複数のアンプ16と、複数の集合住宅用装置18と、複数のモデム20とを備える。ネットワーク10において、放送設備12側が上位であり、モデム20側が下位である。従って、モデム20から放送設備12の通信方向が上り方向であり、放送設備12からモデム20の通信方向が下り方向である。放送設備12は、上位装置の一例である。ノード14、アンプ16、及び、集合住宅用装置18は、ネットワーク10の中位階層に配置され、モデム20に接続される中位装置及び第2装置の一例である。モデム20は、ネットワーク10の下位階層に接続された下位装置及び第1装置の一例である。放送設備12からモデム20までは、光ファイバまたは電気回線等によって接続されている。これにより、中位装置であるノード14、アンプ16、及び、集合住宅用装置18は、複数のモデム20からの送信信号を上位階層に接続された上位装置へと送信する。
放送設備12は、ルートノードの一例であって、ネットワーク10の最も上位側に配置されている。放送設備12は、テレビ番組等のコンテンツを提供する放送会社等に設置される。放送設備12は、コンテンツを含む映像信号等の下り方向の通信信号を送信する。また、放送設備12は、モデム20が送信する上り方向の送信信号を、アンプ16及び集合住宅用装置18を介してノード14から受信する。放送設備12は、ネットワーク10内で発生する雑音の発生位置を特定する特定装置50を有する。
ノード14は、放送設備12及び複数のアンプ16と接続されている。ノード14は、例えば、市町村等を単位として設けられる。ノード14は、例えば、放送設備12から送信された光信号である通信信号を電気信号に変換する。ノード14は、変換した通信信号をアンプ16へと送信する。また、ノード14は、モデム20から送信された電気信号である送信信号を光信号に変換する。ノード14は、変換した送信信号を放送設備12へと送信する。
アンプ16は、ノード14及び複数の集合住宅用装置18と接続されている。尚、アンプ16は、一つの通信経路において、多段構成としてもよい。アンプ16は、ノード14から受信した通信信号を増幅して、集合住宅用装置18へと送信する。アンプ16は、集合住宅用装置18から受信した送信信号を増幅して、ノード14へと送信する。
集合住宅用装置18は、ノード14及び複数のモデム20と接続されている。集合住宅用装置18は、例えば、マンション等の集合住宅の各棟または各階に設けられる。集合住宅用装置18は、ネットワーク10を落雷等の異常状態から保護する保安器と、通信信号及び送信信号を増幅するアンプと、通信信号を各モデム20に分配する分配器とを含む。集合住宅用装置18は、アンプ16から受信した通信信号をいずれかのモデム20へと送信する。集合住宅用装置18は、モデム20から受信した送信信号をアンプ16へと送信する。尚、集合住宅用装置18が、下り方向の光信号を電気信号に変換して、また、上り方向の電気信号を光信号に変換してもよい。
モデム20は、末端ノードの一例であって、ネットワーク10の最も下位側に配置されている。モデム20は、集合住宅用装置18と接続されている。モデム20は、例えば、集合住宅の各家庭に設けられる。モデム20は、テレビジョン装置と接続されるSTB(Set Top Box)、パーソナルコンピュータ及び電話機と接続されて双方向データ通信を行うケーブルモデム、及び/または、電話機能を有するVoIP(Voice over Internet Protocol)アダプタ及びケーブルモデムを一体化したE−MTA(embedded Multimedia Terminal Adapter)等であってよい。モデム20がSTBの場合、モデム20は、集合住宅用装置18を介して、放送設備12から受信した通信信号をテレビジョン装置が表示可能な映像信号に変換して出力する。モデム20がケーブルモデムの場合、モデム20は、パーソナルコンピュータから入力された入力情報を送信信号に変換して、放送設備12へと送信する。モデム20は、送信信号とともに、自己を識別する識別信号を送信する。
ここで、モデム20は、近傍に雑音の発生源がある場合、当該発生源の雑音を送信信号とともに送信してしまう。尚、雑音の発生源は、通信経路上のコネクタの緩み、電子レンジ、及び、自動ドア等である。
図2は、特定装置50の構成図である。特定装置50は、モデム20から送信される送信信号の振幅ばらつきに基づいて、ネットワーク10内で発生する雑音の発生位置として、ノード14、アンプ16、集合住宅用装置18、及び、モデム20のいずれかを特定する。特定装置50の一例は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータである。図2に示すように、特定装置50は、制御部60と、格納部58とを備える。制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置である。制御部60は、格納部58に格納されたプログラムを読み込むことによって、取得部52、検出部54、及び、生成部56として機能する。尚、取得部52、検出部54、及び、生成部56の一部を回路等のハードウェアによって構成してもよい。
取得部52は、送信信号が通過する光ファイバ等から送信信号等の情報を取得可能にネットワーク10と接続されている。取得部52は、ネットワーク10内の複数のモデム20から、集合住宅用装置18、アンプ16及びノード14を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する。例えば、取得部52は、モデム20が送信した送信信号を光ファイバ等から受信して、当該送信信号の振幅の値である振幅値から振幅ばらつきを算出して取得する。また、取得部52は、送信信号と合わせてモデム20の識別信号を取得する。取得部52は、モデム20の識別信号に基づいて、振幅ばらつきとモデム20とを対応付ける。
検出部54は、取得部52、生成部56及び格納部58と情報を入出力可能に接続されている。検出部54は、取得部52から振幅ばらつきを取得する。検出部54は、取得部52が取得した送信信号の振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信するモデム20、集合住宅用装置18、アンプ16及びノード14のいずれかを検出する。例えば、検出部54は、複数の集合住宅用装置18、アンプ16及びノード14のいずれかを通過した送信信号の振幅ばらつきに基づいて、いずれの集合住宅用装置18、アンプ16及びノード14の下位側に雑音が発生したかを検出する。または、検出部54は、格納部58から取得したモデム20の過去の振幅ばらつきと、取得部52から取得した検出時の振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させているモデム20を検出する。より具体的には、検出部54は、格納部58から取得した過去の振幅ばらつきに対する、取得部52から取得した検出時の振幅ばらつきの比である振幅ばらつき比を用いて雑音を発生させているモデム20を検出する。検出部54は、雑音発生モデル生成時に算出した振幅ばらつき比を雑音発生の有無と関連付けて生成部56または格納部58へ出力する。また、検出部54は、検出した雑音の発生位置を外部の表示装置等に出力する。
生成部56は、検出部54及び格納部58と情報を入出力可能に接続されている。生成部56は、各モデム20が雑音を発生させている確率である雑音発生確率を算出するための雑音発生モデルを生成する。例えば、生成部56は、雑音発生モデル生成時に、検出部54が算出した振幅ばらつき比を格納部58から取得して当該振幅ばらつき比を用いたロジスティック回帰法によりモデム20の雑音発生モデルを生成する。生成部56は、生成した雑音発生モデルを、検出部54または格納部58へ出力する。
格納部58は、検出部54及び生成部56と情報を入出力可能に接続されている。格納部58は、雑音の発生位置を検出するために必要なプログラム及び情報を格納する。例えば、格納部58は、過去の振幅ばらつき、または、過去の振幅ばらつきの平均を格納する。ここでいう過去は、雑音の発生位置を検出する検出時、または、ロジスティック回帰法によりモデム20の雑音発生モデルを生成する生成時に振幅ばらつきを取得する時よりも以前のことである。
図3は、特定装置50による特定方法の主処理のフローチャートである。主処理では、まず、特定装置50は、雑音発生モデルを生成した後(S10)、生成した雑音発生モデルに基づいて、雑音の発生位置を検出する(S12)。
図4は、ステップS10の雑音発生モデルの生成処理のフローチャートである。図5、図6、及び、図7は、取得部52が取得する送信信号の振幅の波形である。図8、図9、及び、図10は、検出部54が算出する振幅ばらつき比ARを時系列に配列した波形である。雑音発生モデルの生成処理は、雑音の発生位置の検出処理の前に予め実行される。
図4に示すように、雑音発生モデルの生成処理では、まず、取得部52が、各モデム20の振幅ばらつきを取得する(S20)。例えば、取得部52は、各モデム20の識別信号とともに、各モデム20から送信された送信信号の振幅を取得する。取得部52が取得する送信信号の振幅は、例えば、図5から図7に示すような波形となる。図5から図7における横軸は時刻を示し、縦軸は各モデム20から送信された電圧レベルの送信信号の振幅(単位:dB)を示す。また、DTは、雑音発生モデルを生成するために振幅をサンプリングする検出時間を示す。
図5は、同じ1個の集合住宅用装置18に接続されたモデム20による送信信号の振幅の波形である。同様に、図6及び図7もそれぞれ、同じ1個の集合住宅用装置18に接続されたモデム20による送信信号の振幅の波形である。図5及び図6は、雑音を発生させているモデム20を含まない波形である。図7は、検出時間DTの間に雑音を発生させているモデム20を含む波形である。また、図7の検出時間DT以降は、雑音の発生が検出されて、作業員によって修理された状態の波形である。ここで、図7の楕円で示す検出時間DTの前後の波形は、図5及び図6に示す検出時間DTの間の波形に比べて、振幅ばらつきが変化していることがわかる。
図5から図7に示す波形は、同じノード14の異なる集合住宅用装置18に接続されているモデム20の振幅の波形である。一般に、一のモデム20に雑音が発生すると、近傍のモデム20の送信信号にも雑音が流合(いわゆる、流合雑音)することが知られている。また、この雑音の流合は、雑音を発生させているモデム20の近傍のモデム20ほど大きいことが知られている。従って、図7に示すように、一のモデム20が雑音を発生させると、近傍のモデム20の送信信号にも雑音が含まれる。
取得部52は、取得した送信信号の振幅から振幅ばらつきσを算出する。振幅ばらつきの一例は、振幅の標準偏差である。取得部52は、次に示す式(1)に基づいて、雑音発生モデルの生成時の振幅ばらつきσを算出する。尚、振幅のサンプル数Nは、検出時間DT内でのサンプル数である。
Figure 0006176629
また、取得部52は、振幅の相加平均mを次の式(2)によって算出する。
Figure 0006176629
ここで、検出時間DTが8時間であって、振幅のサンプル数Nが480個とする。この場合、取得部52は、検出時間DTに含まれる振幅値Xiを1分間隔で合計480個、振幅の波形に基づいてサンプリングする。取得部52は、サンプリングした480個の振幅値Xiを式(2)に代入して、振幅の相加平均mを算出する。次に、取得部52は、算出した相加平均m、480個の振幅値Xiを式(1)に代入して、振幅ばらつきσを算出する。これにより、取得部52は、雑音発生モデル生成時の振幅ばらつきσを取得する。尚、取得部52は、振幅ばらつきσを振幅値Xi等から算出するのではなく、放送設備12等から直接取得してもよい。取得部52は、取得した振幅ばらつきσをモデム20の識別信号とともに検出部54へ出力する。
ここで、取得部52は、複数回の振幅ばらつきσを滑走窓方式によって取得した振幅値に基づいて算出してもよい。例えば、検出時間DTが8時間の場合、取得部52は、0時から8時までの間に取得した振幅から振幅値Xiをサンプリングして第1の振幅ばらつきσを算出する。次に、取得部52は、1時から9時までの間に取得した振幅から振幅値Xiをサンプリングして第2の振幅ばらつきσを算出する。このように、取得部52は、p回目とp+1回目の検出時刻を7時間重複させつつ、各回の振幅ばらつきσを算出する。これにより、取得部52は、短い時間の振幅に基づいて、複数回の振幅ばらつきσを算出できる。
検出部54は、各モデム20の振幅ばらつき比ARを算出する(S22)。振幅ばらつき比ARは、過去の振幅ばらつきσに対する、雑音発生モデルを生成する生成時の振幅ばらつきσの比である。また、ここでいう過去の振幅ばらつきは、過去の振幅ばらつき、及び、過去の振幅ばらつきの平均のいずれかを含む。検出部54は、振幅ばらつき比ARの算出において、格納部58に格納されている過去の振幅ばらつきσを取得する。
格納部58に格納されている過去の振幅ばらつきσの算出方法は、上述した雑音発生モデルの生成時の振幅ばらつきσの算出方法と同様である。従って、取得部52は、上述した振幅ばらつきσの算出及び取得方法に基づいて、過去の振幅ばらつきσを予め算出及び取得して、格納部58に格納する。但し、取得部52は、過去の振幅ばらつきσを算出する場合の検出時間DTを、雑音発生モデル生成時の検出時間DTと異ならせてもよい。また、取得部52は、過去の振幅ばらつきσを算出する場合のサンプル数を、雑音発生モデルの生成時のサンプル数と異ならせてもよい。
また、過去の振幅ばらつきσとして、過去の振幅ばらつきσの平均を採用する場合、取得部52は、複数回の過去の振幅ばらつきσを算出して、当該複数回の振幅ばらつきσの相加平均を過去の振幅ばらつきσとして算出すればよい。ここで、取得部52は、複数回の振幅ばらつきσを上述した滑走窓方式によって取得した振幅値によって算出してもよい。そして、取得部52は、例えば、P回分の過去の振幅ばらつきσを算出して、当該P個の過去の振幅ばらつきσの総和をPで割った相加平均の値を過去の振幅ばらつきσとして算出して設定する。
検出部54は、過去の振幅ばらつきσ及び生成時の振幅ばらつきσから次の式(3)に基づいて、振幅ばらつき比ARを算出する。検出部54が算出する振幅ばらつき比ARを時系列に配列すると、例えば、図8から図10に示すような波形となる。図8から図10における横軸は時刻を示し、縦軸は各モデム20の振幅ばらつき比ARを示す。図8から図10に示す振幅ばらつき比ARの波形は、それぞれ図5から図7の振幅の波形に対応する。
Figure 0006176629
尚、検出部54は、振幅ばらつき比ARを各モデム20につき複数回算出してもよい。また、検出部54は、雑音が発生している状態での振幅ばらつきσに基づいて、少なくとも1以上の振幅ばらつき比ARを算出する。検出部54は、算出した振幅ばらつき比ARを当該振幅ばらつきσのサンプリング時の雑音発生の有無と関連付けて生成部56または格納部58へ出力する。
生成部56は、取得した振幅ばらつき比ARに基づいてモデム20の雑音発生モデルを生成する(S24)。例えば、生成部56は、モデム20の雑音発生の有無を目的変数として、モデム20の雑音発生モデルの生成時の振幅ばらつき比ARを説明関数として用いて、ロジスティック回帰法により、モデム20の雑音発生モデルを生成する。雑音発生モデルの生成時における当該振幅ばらつきσのサンプリング時に雑音が発生していた場合の目的変数は1となり、雑音が発生していない場合の目的変数は0となる。当該目的変数の値は、過去の履歴に基づいて、各モデム及び振幅ばらつき比ARと対応付けて格納部58に格納されている。具体的には、生成部56は、次の式(4)に基づいて、モデム20の雑音発生確率pを算出できる雑音発生モデルをロジスティック回帰法により生成する。尚、式(4)におけるβ0及びβ1は、定数である。生成部56は、ロジスティック回帰法の既知の解法、例えば、最尤法によってβ0及びβ1を算出する。生成部56は、生成した雑音発生モデルを検出部54へ出力する。尚、生成部56は、式(4)に示す雑音発生モデルを全モデム20に対して、1個生成する。
Figure 0006176629
図11は、ステップS12の雑音の発生位置の検出処理のフローチャートである。特定装置50は、雑音が発生した場合に雑音の発生位置の検出処理を実行する。
図11に示すように、雑音の発生位置の検出処理では、まず、取得部52が、雑音が発生した時間を含む検出時間DTにおける各モデム20の振幅ばらつきσを算出して取得する(S30)。ここで、取得部52は、ステップS20と同様の方法によって振幅ばらつきσを算出すればよい。尚、取得部52は、ステップS30における検出時間DTを、ステップS20における検出時間DTと異ならせてもよい。例えば、取得部52は、ステップS30における検出時間DTを雑音が発生していた時間と合わせてもよい。取得部52は、取得した雑音発生位置の検出時の各モデム20の振幅ばらつきσを、当該モデム20の識別信号とともに検出部54へ出力する。
次に、検出部54は、格納部58に格納されている各モデム20の過去の振幅ばらつきσに対する、検出時に取得部52から取得した各モデム20の振幅ばらつきσの比を検出時の振幅ばらつき比ARとして算出する(S32)。
次に、検出部54は、雑音発生モデル及び振幅ばらつき比ARに基づいて、雑音の発生位置を検出して、検出した雑音の発生位置を表示装置等に出力する(S34)。例えば、検出部54は、生成部56が生成した式(4)に示す雑音発生モデルに振幅ばらつき比ARを代入して、各モデム20の雑音発生確率pを算出する。検出部54は、雑音発生確率pに基づいて、雑音の発生位置を検出する。
例えば、検出部54は、雑音発生確率pが最大となっているモデム20を雑音の発生位置として検出する。また、検出部54は、雑音発生確率pが閾値以上となっている1以上のモデム20を雑音の発生位置として検出してもよい。更に、検出部54は、一のモデム20の雑音発生確率pと、次に雑音発生確率pが高い他のモデム20の雑音発生確率pとの差に基づいて、雑音の発生位置を検出してもよい。この場合、検出部54は、当該差が閾値以上となる当該一のモデム20の雑音発生確率p以上の雑音発生確率pのモデム20を全て雑音の発生位置として検出してもよい。換言すれば、検出部54は、急激に大きくなる雑音発生確率pを境界として、当該雑音発生確率p以上のモデム20を雑音の発生位置として検出する。
また、別の雑音の発生位置の検出では、検出部54は、中位装置であるノード14、アンプ16、及び、集合住宅用装置18のいずれかを雑音の発生位置として検出してもよい。尚、ここでいう雑音の発生位置とは、それ自体、即ち、中位装置が雑音を発生している場合のみならず、当該中位装置の下位側に接続されているモデム20等が雑音を発生している場合の位置も含む。この場合、検出部54は、複数のモデム20のそれぞれについてモデム20が雑音を発生していない確率である第1不発生確率1−pを振幅ばらつきに基づいて算出する。尚、pは、検出部54が式(4)に基づいて算出した判定対象の中位装置に接続された各モデム20の雑音発生確率である。検出部54は、次に示す式(5)に基づいて、複数の中位装置のそれぞれに接続されている全てのモデム20の第1不発生確率1−pを掛け合わせた値に基づいて、当該中位装置の送信信号に雑音が含まれている確率である雑音発生確率pΠを算出する。検出部54は、同じ層に属する全ての中位装置毎に雑音発生確率pΠを算出する。雑音発生確率pΠは、第2発生確率の一例である。検出部54は、同じ層に属する全ての中位装置のうち、最も雑音発生確率pΠの高い中位装置を、雑音を発生させたモデム20が接続されている中位装置として検出する。
Figure 0006176629
例えば、中位装置として集合住宅用装置18のいずれかを雑音の発生位置として検出する場合、各集合住宅用装置18に接続されている全てのモデム20の雑音発生確率pを式(5)に代入して、集合住宅用装置18の雑音発生確率pΠを算出する。検出部54は、算出した雑音発生確率pΠの最大の集合住宅用装置18を雑音の発生位置として検出する。この場合、雑音は、当該集合住宅用装置18から発生している場合、及び、当該集合住宅用装置18に接続された1以上のモデム20のいずれかから発生している場合を含む。
更に別の雑音の発生位置の検出では、検出部54は、上述の2つの検出方法を併用してもよい。例えば、検出部54は、いずれかのモデム20の雑音発生確率pが閾値以上となった場合、雑音発生確率pに基づいて、1以上のモデム20を雑音の発生位置として検出する。一方、検出部54は、上述した最大の雑音発生確率pが閾値未満の場合、中位装置の雑音発生確率pΠを算出して、中位装置のいずれかを雑音の発生位置として検出する。
上述したように、特定装置50は、取得部52が容易に入手できる送信信号の振幅から振幅ばらつきσを取得して、検出部54が当該振幅ばらつきσに基づいて、雑音の発生位置を検出する。これにより、特定装置50は、簡易な構造及び処理によって、雑音の発生位置を検出できる。特に、検出部54は、過去の振幅ばらつきσに対する検出時の振幅ばらつきσの振幅ばらつき比ARによって、より容易に且つ精度よく雑音の発生位置を検出できる。
特定装置50では、生成部56がロジスティック回帰法により生成した雑音発生モデルによって、検出部54が各モデム20の雑音発生確率pを算出できる。これにより、検出部54は、モデム単位、即ち、細かく絞り込んだ単位で、雑音の発生位置を検出できる確率を向上できる。
特定装置50では、検出部54が算出した雑音発生確率pに基づいて、中位装置(例えば、集合住宅用装置18)の雑音発生確率pΠを算出できる。これにより、検出部54は、複数のモデム20の雑音発生確率pの差異が小さい場合でも、雑音の発生位置として中位装置を検出することで、雑音の発生位置の絞り込みを容易に且つ迅速にできる。これにより、雑音が一時的に発生している場合でも、特定装置50は、雑音の発生位置を検出できる確率を向上させることができる。
特定装置50では、振幅ばらつき比ARを算出する場合に、検出部54は、過去の振幅ばらつきとして、複数回の過去の振幅ばらつきσの平均を用いることもできる。この場合、検出部54は、雑音発生時の過去の振幅ばらつきσを含む場合でも、雑音の影響を低減した、より適切な過去の振幅ばらつきσによって、振幅ばらつき比ARを算出できる。
上述した実施形態の構成の接続関係、個数等の数値、機能は適宜変更してよい。
上述の実施形態では、モデム20の送信信号を取得できることを想定しているが、電源がオフのモデム20の送信信号を取得できない場合、当該モデム20の過去の振幅から算出した振幅ばらつきまたは当該振幅ばらつきの平均に基づいて、雑音発生モデルの生成及び雑音の発生位置の検出を実行してもよい。
上述の実施形態では、1個のネットワーク10に対して、1個の雑音発生モデルを生成する例を上げているが、雑音発生モデルは、ノード14、アンプ16、集合住宅用装置18、及び、モデム20のいずれか毎に生成してもよい。
上述の実施形態では、ネットワーク10の末端にモデム20が接続されていることを想定しているが、モデム20が接続されていない末端を第1装置として、当該末端において発生する雑音の検出に上述の実施形態を適用してもよい。
上述の実施形態では、生成部56は、ロジスティック回帰法によって雑音発生モデルを生成したが、雑音発生モデルは他の方法によって生成してもよい。
上述の実施形態では、放送設備12に特定装置50を設ける例を示したが、特定装置50は、各ノード14、各アンプ16、及び、各集合住宅用装置18のいずれかに設けてもよい。例えば、各ノード14に上述の特定装置50を設けた場合、ノード14が、上位装置の一例となる。
図12は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、特定装置50の一例である。コンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示部2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、及び、ハードディスクドライブ2040を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、メモリドライブ2050及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示部2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用する表示プログラム等のプログラム及びデータを格納する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、メモリドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。メモリドライブ2050は、メモリカード2090から例えば表示プログラム等のプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、メモリドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、メモリカード2090、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。表示プログラム等のプログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を特定装置50として機能させるプログラムは、取得モジュール、検出モジュール、及び、生成モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、取得モジュール、検出モジュール、及び、生成モジュールとしてそれぞれ機能させる。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である取得モジュール、検出モジュール、及び、生成モジュールとして機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の特定装置50が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、又はメモリカード2090等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、メモリドライブ2050(メモリカード2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、メモリカード2090の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ネットワーク
12 放送設備
14 ノード
16 アンプ
18 集合住宅用装置
20 モデム
50 特定装置
52 取得部
54 検出部
56 生成部
58 格納部
60 制御部
1900 コンピュータ
2000 CPU
2010 ROM
2020 RAM
2030 通信インターフェイス
2040 ハードディスクドライブ
2050 メモリドライブ
2070 入出力チップ
2075 グラフィック・コントローラ
2080 表示部
2082 ホスト・コントローラ
2084 入出力コントローラ
2090 メモリカード

Claims (13)

  1. ネットワーク内で発生する雑音の発生位置を特定する特定装置であって、
    前記ネットワーク内の第1装置から第2装置を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信する前記第1装置または前記第2装置を検出する検出部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記第1装置の過去の振幅ばらつきと、検出時の前記振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させている前記第1装置を検出する特定装置。
  2. 前記第2装置は、前記ネットワークの下位階層に接続された下位装置である複数の前記第1装置に接続されて、前記複数の第1装置からの送信信号を上位階層に接続された上位装置へと送信する中位装置であり、
    前記取得部は、前記複数の第1装置から前記上位装置へと送信された送信信号の振幅ばらつきを取得する
    請求項1に記載の特定装置。
  3. 複数の前記第2装置を備え、
    前記検出部は、前記複数の第2装置のいずれかを通過した送信信号の振幅ばらつきに基づいて、いずれの前記第2装置の下位側に雑音が発生したかを検出する
    請求項2に記載の特定装置。
  4. 前記検出部は、
    複数の前記第1装置のそれぞれについて、雑音を発生していない確率である第1不発生確率を前記振幅ばらつきに基づいて算出し、
    複数の前記第2装置のそれぞれに接続されている全ての前記第1装置の第1不発生確率を掛け合わせた値に基づいて、当該第2装置の前記送信信号に雑音が含まれている確率である第2発生確率を算出し、
    前記複数の第2装置のうち、最も第2発生確率の高い前記第2装置を、雑音を発生させた前記第1装置が接続されている前記第2装置と検出する
    請求項3に記載の特定装置。
  5. ネットワーク内で発生する雑音の発生位置を特定する特定装置であって、
    前記ネットワーク内の第1装置から第2装置を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信する前記第1装置または前記第2装置を検出する検出部と、
    を備え、
    前記ネットワークは、複数の前記第2装置を備え、
    複数の前記第2装置のそれぞれは、前記ネットワークの下位階層に接続された下位装置である複数の前記第1装置に接続されて、前記複数の第1装置からの送信信号を上位階層に接続された上位装置へと送信する中位装置であり、
    前記取得部は、前記複数の第1装置から前記上位装置へと送信された送信信号の振幅ばらつきを取得し、
    前記検出部は、
    前記複数の第2装置のいずれかを通過した送信信号の振幅ばらつきに基づいて、いずれの前記第2装置の下位側に雑音が発生したかを検出し、
    複数の前記第1装置のそれぞれについて、雑音を発生していない確率である第1不発生確率を前記振幅ばらつきに基づいて算出し、
    複数の前記第2装置のそれぞれに接続されている全ての前記第1装置の第1不発生確率を掛け合わせた値に基づいて、当該第2装置の前記送信信号に雑音が含まれている確率である第2発生確率を算出し、
    前記複数の第2装置のうち、最も第2発生確率の高い前記第2装置を、雑音を発生させた前記第1装置が接続されている前記第2装置と検出する特定装置。
  6. 前記検出部は、前記第1装置の過去の振幅ばらつきと、検出時の前記振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させている前記第1装置を検出する
    請求項5に記載の特定装置。
  7. 前記第1装置の過去の振幅ばらつきを格納する格納部を更に備える
    請求項1から6のいずれか1項に記載の特定装置。
  8. 前記検出部は、前記過去の振幅ばらつきに対する前記検出時の振幅ばらつきの比を用いて雑音を発生させている前記第1装置を検出する
    請求項1から4および6のいずれか1項に記載の特定装置。
  9. 前記第1装置の雑音発生の有無を目的変数として、前記過去の振幅ばらつきに対する、前記第1装置の雑音発生モデルの生成時の振幅ばらつきの比を説明関数とし、ロジスティック回帰法により、前記雑音発生モデルを生成する生成部を更に備え、
    前記検出部は、前記雑音発生モデルに基づいて、雑音を発生させた前記第1装置を検出する
    請求項8に記載の特定装置。
  10. 前記検出部は、前記過去の振幅ばらつきとして、複数回の過去の振幅ばらつきの平均を用いる
    請求項8または9に記載の特定装置。
  11. 前記取得部は、前記送信信号と合わせて前記第1装置の識別信号を取得し、前記第1装置の識別信号に基づいて、前記振幅ばらつきと前記第1装置とを対応付ける
    請求項1から10のいずれか1項に記載の特定装置。
  12. ネットワーク内で発生する雑音の発生位置を特定する特定方法であって、
    前記ネットワーク内の第1装置から第2装置を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する取得段階と、
    前記取得段階で取得した振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信する前記第1装置または前記第2装置を検出する検出段階と、
    を備え、
    前記検出段階において、前記第1装置の過去の振幅ばらつきと、検出時の前記振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させている前記第1装置を検出する特定方法。
  13. ネットワーク内で発生する雑音の発生位置を特定するプログラムであって、
    前記ネットワーク内の第1装置から第2装置を介して送信される送信信号の振幅ばらつきを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した振幅ばらつきに基づいて、雑音が含まれる送信信号を送信する前記第1装置または前記第2装置を検出する検出部と、
    してコンピュータを機能させ、
    前記検出部は、前記第1装置の過去の振幅ばらつきと、検出時の前記振幅ばらつきとを比較して、雑音を発生させている前記第1装置を検出するプログラム。
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