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JP6169772B1 - 撹拌翼、および処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に撹拌を行なうことができる撹拌翼等を提供する。【解決手段】横方向に延びる回転軸20に、この回転軸20の回転方向において対向するよう取付けられ、回転軸20に垂直な平面である対称面に対して対称となる形状をそれぞれ有する2つの羽根101を備えた羽根対10であって、この2つの羽根101の回転軸20に対して反対側の部分が、2つの羽根101が対向する側に向かってそれぞれ曲がっている複数の羽根対10を備えた撹拌翼1である。【選択図】図1

Description

本発明は、横型の処理装置内において処理対象物の撹拌を行なう撹拌翼等に関するものである。
従来技術として、横型のリアクターの流れ方向に伸びる回転軸に羽根状の部材等を設けた化学反応装置が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−103160号公報(段落[0053]、第3C図等)
しかしながら、従来の技術においては、処理対象物を適切に撹拌することが難しい場合があるという課題があった。
例えば、液体や粉体等の流動性を有する処理対象物を撹拌する場合、撹拌によって処理対象物の表面が部分的に隆起したりする場合がある。例えば、撹拌が行なわれると、処理対象物の、撹拌用の羽根が引き揚げられる側が隆起し、撹拌用の羽根が侵入する側が沈下して、処理対象物の表面が傾斜してしまう場合がある。表面に隆起や傾斜が発生すると、処理対象物が配置される容器内の、非撹拌時には処理対象物と触れていなかった壁面等に処理対象物が付着してしまうことが起こりうる。このような付着等が起こると、処理対象物の付着した部分が乾燥してしまったり、容器の加熱によって焦げてしまったりする。そして、このように乾燥したり焦げたりした処理対象物が、撹拌している処理対象物内に混入してしまう、という問題があった。
また、特に、上記の特許文献1の図2等に示されているような仕切板を有するフロー式のリアクター等においては、上記のように、撹拌によって処理対象物の表面が隆起すると、仕切板で区切られた領域に十分に留まっていない処理対象物が、隆起した部分から仕切板を超えて隣接した領域に流出してしまうことが起こりうるため、表面が隆起しないようにして、仕切板上を処理対象物が自然に越流するようにした場合と比べると、仕切板で区切られた領域内に処理対象物が留まる時間を均一として、処理対象物に対する処理時間を均一となるように保つことが難しく、均一な処理を行なうことができない、という問題があった。
一方で、撹拌による処理対象物の移動等を抑えて、処理対象物の隆起が起こらないようにすることができたとしても、十分に処理対象物を撹拌できなければ、処理対象物に対して均一な処理を行なうことができない、という問題が生じてしまう。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、処理対象物を適切に撹拌することが可能な撹拌翼等を提供することを目的とする。
本発明の撹拌翼は、横方向に延びる回転軸に回転軸の回転方向において対向するよう取付けられ、回転軸に垂直な平面である対称面に対して対称となる形状をそれぞれ有する2つの羽根を備えた羽根対であって、2つの羽根の回転軸に対して反対側の部分が、2つの羽根が対向する側に向かってそれぞれ曲がっている複数の羽根対を備えた撹拌翼である。
かかる構成により、処理対象物の流動性を保ちつつ処理対象物の隆起を抑えて処理対象物を適切に撹拌することができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、羽根は、回転軸に対して反対側の部分が、回転軸側の部分に対して鈍角をなすよう曲がっている撹拌翼である。
かかる構成により、処理対象物の隆起を抑えて処理対象物を適切に撹拌することができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、対向するよう取付けられた2つの羽根の、対向する側に向かって曲がっている部分の、少なくとも曲がった箇所には、開口部が設けられている撹拌翼である。
かかる構成により、処理対象物に取り込んだ外気を適切に逃がすことができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、対向するよう取付けられた2つの羽根の、対向する側に向かって曲がっている部分の、対称面に交わる部分には、スリット状の開口部が設けられている撹拌翼である。
かかる構成により、処理対象物に取り込んだ外気を適切に逃がすことができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、対向するよう取付けられた2つの羽根の、対向する側に向かって曲がっていない部分は、対称面に交わる部分が、対向する側に対して反対側に向かって凸となるよう曲がっている撹拌翼である。
かかる構成により、処理対象物に取り込んだ外気を羽根の凸となっている部分の反対側に集めることができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、羽根は、羽根の対向する側に向かって曲がっていない部分と、回転軸との間に開口部を有するよう、回転軸に取付けられる撹拌翼である。
かかる構成により、羽根に集めた処理対象物に取り込まれた外気を、開口部から処理対象物内に放出することができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、羽根の両側に取付けられた板状部材を更に備えた撹拌翼である。
かかる構成により、撹拌の効率を高めることができる。
また、本発明の撹拌翼は、前記撹拌翼において、前記羽根の両側に取付けられた板状部材が、羽根の曲がっている側に向かって伸びる羽根の曲がりに沿った形状を有する撹拌翼である。
かかる構成により、撹拌の効率を高めることができる。
本発明の処理装置は、横方向に伸びる形状を有する処理容器と、処理容器内に処理容器の伸びる方向を横切るよう配置され、処理容器内の上面との間が開口するよう配置された1以上の仕切板と、上記容器内に容器の伸びる方向に沿って配置された回転軸と、容器内の1以上の仕切板で区切られた1以上の領域に、複数の羽根対が回転軸に取付けられた前記撹拌翼を備えた処理装置である。
かかる構成により、処理対象物を適切に撹拌することができる。これにより、例えば、品質の劣化を抑えた処理を行なうことができる。
本発明による撹拌翼等によれば、処理対象物を適切に撹拌することができる。
本発明の実施の形態における撹拌翼の正面図(図1(a))、上面図(図1(b))、および右側面図(図1(c))を示す図 同撹拌翼の斜視図 同撹拌翼の第一の変形例を示す図(図3(a)、および第二の変形例(図3(b))を示す図 同撹拌翼を備えた処理装置一例を示す正面図(図4(a))、および側断面図(図4(b)) 同撹拌翼による処理対象物の撹拌状態を確認するための実験に用いられた、本実施の形態の撹拌翼に相当する撹拌翼を示す正面図(図5(a))、対照実験に用いられた第一の比較用撹拌翼を示す正面図(図5(b))、対照実験に用いられた第二の比較用撹拌翼を示す正面図(図5(c)) 同撹拌翼による処理対象物の撹拌状態を確認するための実験に用いられた実験装置を示す図 同撹拌翼による処理対象物の撹拌状態を確認するための実験結果を示す表
以下、撹拌翼等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における撹拌翼1の正面図(図1(a))、上面図(図1(b))、および右側面図(図1(c))である。
図2は、本実施の形態における撹拌翼1の斜視図である。この斜視図は、撹拌翼1を正面が上方に位置するように配置した場合の斜視図である。なお、図2は、撹拌翼1に回転軸20が取付けられていない状態を示している。
図3は、本実施の形態における撹拌翼の第一の変形例を示す正面図(図3(a)、および第二の変形例を示す斜視図(図3(b))である。この斜視図は、撹拌翼1bを正面が上方に位置するように配置した場合の斜視図である。
撹拌翼1は、2つの羽根対10、板状部材102、及び固定部材103を備えている。
各羽根対10は、2つの羽根101aおよび101bを有している。ここでは回転軸20が下方に位置するように各羽根対10を配置した場合に、正面からみて左側に位置する羽根を羽根101a、右側に位置する羽根を羽根101bとしている。ここでの正面は、例えば、回転軸20の伸びる方向を視線方向として撹拌翼1をみた場合に見える面であるとする。なお、羽根101aおよび101bを特に区別する必要がない場合は、説明の便宜上、単にそれぞれを羽根101と呼ぶ場合がある。羽根対10の2つの羽根101aおよび101bは、横方向に伸びる回転軸20の回転方向において対向するよう、回転軸20に取付けられている。ここでの横方向とは、通常は、水平方向であるが、水平方向に対して±10度の範囲内で傾斜している方向も含むと考えてもよい。また、水平方向に対して±30度の範囲内で傾斜している方向も横方向と考えるようにしてもよい。また、ここでの横方向とは、撹拌翼1が配置されている横型の処理容器(図示せず)の長手方向と考えてもよい。回転軸20の回転方向は、右方向および左方向のいずれであるかは問わない。一の羽根対10を構成する2つの羽根101は、回転軸20に対して直接取付けられていてもよく、回転軸20に対して間接的に取付けられていてもよい。また、2つの羽根101の取付け構造等は問わない。例えば、一の羽根対10が有する2つの羽根101は、回転軸20が挿入される貫通孔を有しており貫通孔が伸びる方向に伸びる円筒形状を有する固定部材(図示せず)の側面等に直接取付けられていてもよい。ここでは、一例として、一の羽根対10が有する2つの羽根101の両側に板状部材102が取付けられており、この板状部材102のそれぞれの回転軸20側に、回転軸20が挿入される円筒状の貫通孔103aを有する円筒状の固定部材103が取付けられており、この2つの固定部材103の貫通孔103aに回転軸20を挿入することで、2つの羽根101が間接的に回転軸20に取付けられている場合を示している。貫通孔103aは、通常、円筒形状や、一部を切り欠いた円筒形状であるが、貫通孔103aの形状は問わない。固定部材103の形状は、例えば、円筒形状や、多角柱形状である。羽根101の両側とは、例えば、羽根101の、回転軸20側から外側に向かって伸びる方向に沿った両側と考えてもよく、羽根101の中心軸20の伸びる方向に位置する端部と考えてもよい。かかることは以下においても同様である。なお、板状部材102に取付けられた固定部材103は、重ね合わせることで回転軸20をはさみ込むことができる凹部をそれぞれ備えた2つの部材で構成されていても良く、この部材を重ねた場合に上記の凹部によって構成される孔が、例えば、上記の貫通孔103aに相当するものとなるようにしてもよい。なお、回転軸20は、撹拌翼1の一部と考えてもよく、一部と考えなくてもよい。
一の羽根対10が有する2つの羽根101は、それぞれ回転軸20に垂直な平面に対して対称となる形状をそれぞれ有している。この回転軸20に垂直な平面は、各羽根101の対称面である。各羽根101は、回転軸20に垂直な平面を対称面とした面対称となる形状を有していると考えてよい。対称面は、仮想の平面である。対称面は、羽根101についての対称の基準となる平面と考えてもよい。対称の基準は、対称の中心と考えてもよい。ここでの回転軸20に垂直な平面とは、例えば、回転軸20が伸びる方向に対して垂直な平面である。なお、ここでの対称面に対して対称となる形状とは、実質的に対称と考えられる形状や、略対称と考えられる形状であってもよい。例えば、羽根101の一部が欠落していたり、突起等が設けられていたりする場合も対称と考えてもよい。また、羽根101が実質的に対称と考えられる形状を有していれば、例えば、羽根101の幅方向の中心位置と、対称面とが交わる部分との間に少しのずれ等が生じていても良い。なお、羽根101の幅方向とは、羽根101が伸びる方向に対して垂直な方向であり、かかることは、以下においても同様である。
一の羽根対10が有する2つの羽根101aおよび101bは、回転軸20に対して反対側の部分が、この2つの羽根101aおよび101bが対向する側に向かってそれぞれ曲がっている。2つの羽根101aおよび101bの回転軸20に対して反対側の部分は、撹拌翼1の外周側の部分と考えてもよい。2つの羽根101が対向する側は、2つの羽根101の内側と考えてもよい。具体的には、羽根101aの回転軸20に対して反対側の部分が、羽根101b側に向かって(即ち羽根101bに近づく方向に)曲がっており、羽根101bの回転軸20に対して反対側の部分が、羽根101a側に向かって(即ち羽根101aに近づく方向に)曲がっている。この曲がっている角度は、撹拌時の処理対象物の表面の変動(例えば隆起等)を抑えるためには、鈍角であることが好ましく、100度から130度の範囲がより好ましく、105度から125度の範囲が更に好ましい。羽根101の曲がった箇所は、角が残されていても良く、角が取られていても良い。なお、角を取る場合、角を取った曲面の曲率半径は小さい方が好ましい。処理対象物は撹拌対象物と考えてもよい。処理対象物については後述する。なお、ここでは、説明の便宜上、羽根101の回転軸20側の、曲がっていない部分を羽根内部1011、羽根101の回転軸20に対して反対側の曲がった部分を羽根外部1012、羽根の曲がった箇所を、曲部1013と呼ぶ。回転軸20の中心軸から曲部1013までの距離に対する、羽根外部1012の長さの比は、例えば、1:0.5から1:1.5までの範囲であることが好ましい。なお、後述するように、羽根内部1011の、羽根101の対称面に交わる部分が、羽根101同士が対向する側の反対側に向かって凸となるよう曲がっていること等により、この羽根内部1011と接する部分となる曲部1013の形状が直線形状でない場合、羽根内部1011及び羽根外部1012の長さの基準として用いられる曲部1013は、羽根101の曲部1013の、羽根101の対称面と交わる部分、例えば、羽根内部1011の、羽根101同士が対向する側の反対側に向かって凸となるよう曲がっている峰の部分と交わる部分であってもよく、曲部1013のその他の部分、例えば、曲部1013の、羽根101の幅方向の端部であっても良い。また、曲部1013の角が取られている場合(例えば、曲部101が曲面で構成されている場合)、羽根内部1011及び羽根外部1012の長さの基準として用いられる曲部1013とは、曲部1013のどの部分であってもよく、例えば、曲部1013の最も羽根内部1011側に近い部分であっても良く、曲部1013の最も羽根外部1012側に近い部分であっても良く、その中間位置であっても良い。また、ここでの曲部1013の長さの基準として用いられる部分は、羽根内部1011の表面を延長した部分と、羽根外部102の表面を延長した部分とが交わる部分の一点であっても良い。この場合の羽根内部1011の表面を延長した部分は、羽根内部1011の峰の部分を延長した部分であってもよい。ただし、回転軸20の中心軸から曲部1013までの距離と、羽根外部1012の長さとの関係は問わない。この関係は、例えば、処理対象物および回転速度等に応じて適宜設定してもよい。なお、羽根101は、一の部材を曲げることで作成されたものであってもよく、複数の部材を溶接や、ボルト等の留め具等を用いて接続したものであっても良い。例えば、一の羽根101は、羽根内部1011を構成する部材と、羽根外部1012を構成する部材を溶接等により接着したものであっても良い。かかることは他の部材についても同様である。
なお、本実施の形態においては、羽根101が平板状の部材、あるいは平板状の部材を曲げた部材等で構成されている場合を例に挙げて示しているが、本発明においては、結果的に、撹拌翼1による撹拌の効率等の低下および撹拌時の処理対象物の表面変動の増加等が起こらないようにすること、あるいは、撹拌効率等の低下および処理対象物の表面変動の増加等が、予め決められた許容量以下に抑えることが可能であれば、羽根101の少なくとも一部を、平板状の部材以外の部材で構成するようにしても良い。平板状の部材以外の部材は、例えば、パンチングプレート等の1以上の穴の空いた穴あき板、金網、及び棒状部材等の1以上の部材である。
板状部材102は、羽根101の両側に取付けられている。羽根101の両側とは、例えば、羽根101の幅方向の端部である。一の羽根対10が有する羽根101に取付けられる板状部材102は、羽根101の曲がっている側、言い換えれば、1対の羽根101同士が対向する側に向かって伸びる形状を有している。羽根101の曲がっている側に向かって伸びる形状とは、羽根101の曲がっている側に向かって広がる形状と考えてもよい。本実施の形態においては、板状部材102が、羽根101の曲がりに沿った形状、即ち、撹拌翼1の正面から見た形状が、羽根101に沿った曲がった形状を有している場合について示している。ただし、羽根101に沿って曲がっていない形状を有していても良い。例えば、板状部材102は、回転軸20を中心とした円形形状を有するものであっても良い。板状部材102を設けることで、撹拌の効率を向上させることが可能となる。
なお、板状部材102を、羽根101の全体の側部にわたって設ける必要はない。例えば、本実施の形態においては、羽根外部1012の、曲部1013に対して反対側の端部側には、板状部材102を設けないようにしている。板状部材102を設けた場合、処理対象物によっては、撹拌時に板状部材102が処理対象物内から処理対象物外に出る際に、板状部材102に付着した処理対象物が処理容器等の壁面に飛散する場合がある。このような飛散は、処理対象物の品質に影響を与える可能性がある。しかし、羽根外部1012の曲部1013に対して反対側の端部側に板状部材102を設けないようにすることで、このような飛散を抑えることができる。
なお、本実施の形態においては、羽根101は、回転軸20や、固定部材103に直接取付けられておらず、板状部材102を介して間接的に回転軸20に取付けられている場合を例に挙げて示しているが、羽根101は、回転軸20や、固定部材103に直接取付けられているようにしてもよい。
一の羽根対10の、対向するよう取付けられた2つの羽根101aおよび101bの、対向する側に向かって曲がっている部分の、それぞれの羽根101の対称面に交わる部分には、スリット状の開口部1012aが設けられている。羽根101の、対向する側に向かって曲がっている部分とは、例えば、羽根外部1012である。このスリット状の開口部1012aは、ここでは、曲部1013から、羽根外部1012の端部にまで伸びるよう設けられている。ただし、開口部1012aは、羽根外部1012の端部まで伸びていなくても良く、また、途中で途切れていても良い。開口部1012aの幅はここでは一定ではないが、開口部1012aの幅が一定であるか否かは問わない。ここでは、羽根外部1012にスリット状の開口部1012aが設けられているため、羽根外部1012の強度を補強するために、板状の補強用の補強部材1014が、開口部1012aを横切って設けられている。このようなスリット状の開口部1012aを羽根外部1012に設けることで、撹拌時に羽根101によって取り込まれた外気等を、スリット状の開口部1012aから、処理対象物内に徐々に逃がすことができ、処理対象物内に取り込まれた外気が集まって大きな泡となって吹き出すことを防ぐことができる。また、開口部1012aにより、気泡を処理対象物内に取り込まないようにすることもできる。これにより、処理対象物が飛び跳ねて、処理容器の壁面等に付着することを防ぐことができる。なお、外気は、処理対象物が入れられた処理容器内の気体と考えてもよい。ただし、スリット状の開口部1012aを設けないようにしてもよい。
なお、一の羽根対10の、対向するよう取付けられた2つの羽根101aおよび101bの、対向する側に向かって曲がっている部分である羽根外部1012の、少なくとも曲がった箇所、即ち、曲部1013に接する箇所には、開口部(図示せず)が設けられていることが好ましい。好ましくは、この開口部は、羽根101の対象となる平面に交わる部分を含む位置に設けられていることが好ましい。羽根101の対象となる平面に交わる部分を含む位置は、羽根101の幅方向の中心位置と考えてもよい。本実施の形態の撹拌翼1においては、スリット状の開口部1012aが曲部1013の開口部も兼用していると考えてよい。このような開口部によって、上記の開口部1012aと同様の効果を奏する。
一の羽根対10の、対向するよう取付けられた2つの羽根101aおよび101bの、対向する側に向かって曲がっていない部分は、それぞれの羽根101aおよび101bの対称面に交わる部分が、羽根101aおよび101bの対向する側に対して反対側に向かって凸となるよう曲がっている。つまり、羽根101aおよび101bは、対向する側が凹部となるように、羽根101aおよび101bのそれぞれの伸びる方向に沿って曲がっている。羽根101の対称面に交わる部分は、羽根101の幅方向の中心位置と考えてもよい。対向する側に向かって曲がっていない部分とは、例えば、羽根内部1011である。羽根101aおよび101bの対向する側に対して反対側とは、例えば、2つの羽根101aおよび101bの外側である。例えば、羽根内部1011は、羽根内部1011の伸びる方向に沿って、両側が一の羽根対10の2つの羽根101の対向する側に向かって曲がっている。この凸となるように曲がっている部分の2つの羽根101の対向する側の角度は問わないが、鈍角であることが好ましい。ここでの角度は、例えば、羽根内部1011の、中心軸20側から羽根外部1012側に向かって伸びる方向に対して垂直な断面における角度と考えてもよく、羽根内部1011の峰の伸びる方向に対して垂直な断面における角度と考えてもよい。このこのように、2つの羽根101の対向する側に向かって曲がっていない部分の、それぞれの羽根101の対称面に交わる部分が、羽根101同士の対向する側に対して反対側に向かって凸となるよう曲がっているようにすることで、羽根101が、処理対象物の外部から処理対象物内に侵入する際に、羽根101により取り込まれる外気を、この曲がっている部分に集めることができる。これにより、集めた外気を、例えば、上述したようなスリット状の開口部1012aや、曲部1013に接する開口部や、後述する羽根内部1011と回転軸20との間の開口部1011aから、処理対象物内に徐々に逃がすことができ、処理対象物内に取り込まれた外気が集まって大きな泡となって吹き出すことを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態においては、1の羽根対10が有する2つの羽根101aおよび101bは、それぞれ、対向する側に向かって曲がっていない部分である羽根内部1011と、回転軸20との間に開口部1011aを有するよう、回転軸20に取付けられている。これにより、撹拌時に、羽根内部1011の、羽根101の対称面に交わる部分の曲がっている部分に集められた外気が、この開口部1011aから処理対象物内に排出して、処理対象物に対してバブリングを行なうことができる。この回転軸20側の開口部1011aがどのように設けられているか問わない。また、また、この開口部1011aの形状等も問わない。
なお、本実施の形態においては、2つの羽根101aおよび101bの、対向する側に向かって曲がっていない部分(例えば、羽根内部1011)が、それぞれの羽根101aおよび101bの対称面に交わる部分において曲がっているようにしたが、本発明においては、この部分が曲がっていないようにしてもよい。例えば、2つの羽根101は、回転軸20に垂直な平面に対して直交する面で構成された羽根であってもよい。また、2つの羽根101は、例えば、それぞれ回転軸20に垂直な対称面に対して対称となる形状であって、この対称面と交わる部分の少なくとも一部において対称面と交わる部分が、曲げる位置となるよう曲がっている形状を有しているものであってもよい。羽根101が、垂直な平面と交わる部分において曲がっているということは、羽根101の幅方向の中心位置が、羽根の伸びる方向に沿って曲がっていることと考えてもよい。
一の羽根対10の2つの羽根101がなす角度は問わない。2つの羽根101がなす角度は、例えば、2つの羽根101の曲部1013と、回転軸20の中心軸とを結ぶ直線または面がなす角度(ただし、小さい方の角度)である。なお、ここでの曲部1013の、回転軸20の中心軸と直線で結ばれる部分は、例えば、上述したような羽根内部1011の長さの基準として用いられる曲部1013の部分と同様の部分と考えてよい。また、羽根内部1011が平面で構成されている場合、ここでの一の羽根対10の2つの羽根101のなす角度は、2つの羽根101の羽根内部1011である2つの平面がなす角度と考えてもよい。また、一の羽根対10の2つの羽根101の羽根内部1011が、羽根101の対称面と交わる部分において曲がっており、その曲がった部分が直線状の峰となっている場合、一の羽根対10の2つの羽根101のなす角度は、2つの羽根101の羽根内部1011の2つの直線状の峰がなす角度と考えてもよい。また、一の羽根対10の2つの羽根101のなす角度は、2つの羽根101の羽根内部1011の両側に沿った直線同士がなす角度と考えても良く、一の羽根対10の2つの羽根101の伸びる方向がなす角度と考えてもよい。上記のいずれの場合においても、2つの羽根101がなす角度は、例えば、90度未満の範囲内であることが好ましく、30度から70度の範囲内であることがより好ましく、45度から60度であることが更に好ましい。
一の羽根対10が有する2つの羽根101同士は、例えば、面対称となる形状を有していることが好ましい。具体的には、一の羽根対10が有する2つの羽根101は、2つの羽根101の回転軸20側の部分がなす角の二等分線と、回転軸20の中心軸を通る平面に対して面対称となる形状を有していることが好ましい。
2つの羽根対10が回転軸20の周りに配置される角度は、等しい角度であることが好ましい。
また、本実施の形態においては、羽根対10を2つ設けている場合について説明しているが、羽根対10を3以上設けるようにしても良い。羽根対10を3以上設ける場合においても、羽根対10同士が回転軸20の周りにおいて等しい角度をなすように、各羽根対10を取付けることが好ましい。但し、羽根対10が多すぎると、撹拌時の流動性が悪くなったりすることも考えられる。また、回転軸20に取り付け可能な羽根対の数にも物理的に限りがある。このため、羽根対10の数は2または3であることが好ましい。
例えば、図3(a)に示す第一の変形例のような、羽根対10を3つ備えた撹拌翼1aを、撹拌翼1の代わりに用いるようにしても良い。
なお、本実施の形態においては、撹拌翼1が板状部材102を有している場合を例に挙げて示したが、撹拌翼1は、板状部材102を有していなくても良い。上述したように、処理対象物によっては、撹拌時に板状部材102が処理対象物内から処理対象物外に出る際に、板状部材102に付着した処理対象物が処理容器等の壁面に飛散する場合があるため、場合によっては、板状部材102を設けないようにしても良い。なお、本実施の形態において示した撹拌翼1においては、各羽根101が、板状部材102および固定部材103を介して回転軸20に取付けられていることから、板状部材102を設けない場合は、各羽根101を回転軸20に取付けるための図示しない部材等を新たに設けたり、羽根101を直接回転軸20や、固定部材103に取付けるようにしたりする必要がある。
例えば、図3(b)に示す第二の変形例のような、板状部材を有さないようにした撹拌翼1bを用いるようにしても良い。撹拌翼1bの2つの羽根対10bがそれぞれ有する2つの羽根201aおよび201bは、回転軸20に対して反対側の部分が、2つの羽根101aおよび201bが対向する側に向かって曲部1013bにおいてそれぞれ曲がっている。なお、撹拌翼1bにおいては、2つの羽根対10bを構成するそれぞれの羽根201aおよび201bのそれぞれの羽根内部1011bはいずれも平面であり、羽根101bは回転軸20を挿入するための貫通孔104aを備えた円筒状の固定部材104に取付けられている。また、ここでは、羽根外部1012bにはスリット状の開口部等が設けていない例を示している。ただし、スリット状の開口部等を設けるようにしても良い。
撹拌翼1の大きさ等は問わない。撹拌翼1の大きさは、例えば、撹拌翼1が配置される処理容器(図示せず)のサイズや、形状等に応じて決定される。また、撹拌翼1の材質は問わない。撹拌翼1の材質は、ステンレス等の金属であっても良く、樹脂等であっても良い。また、例えば、羽根101の羽根内部1011の材質と、羽根外部1012との材質として、異なる材質を用いるようにしてもよい。かかることは、羽根101と、板状部材102との材質等についても同様である。また、羽根内部1011が、部位によって異なる材質で構成されていてもよい。かかることは、羽根外部1012においても同様である。また、羽根101は、異なる材料が積層された部材で構成されていても良い。また、羽根101の表面が、他の部分とは異なる物質によりコーティングされていても良い。撹拌翼1の材質は、例えば、処理対象物および処理方法との少なくとも一方に応じて決定される。また、撹拌翼1を構成する各部材の厚さ等は問わない。例えば、羽根101の羽根内部1011を構成する部材と、羽根外部1012とをそれぞれ構成する部材の厚さを、同じ厚さとしても良く、異なる厚さとしても良い。また、羽根内部1011として、均等な厚さの部材を用いても良く、厚さが均等ではない部材、例えば、部位によって厚さが連続的に異なる部材や、部位によって厚さが非連続的に異なる部材等を用いても良い。
撹拌翼1の幅は問わない。撹拌翼1の幅とは、例えば、撹拌翼1の回転軸20が伸びる方向の長さである。撹拌翼1の幅は、撹拌翼1が有する羽根101の幅と考えても良く、撹拌翼1が有する羽根101の幅とこの羽根101の両側に取付けられた板状部材102の厚さとを加えた長さと考えてもよい。例えば、撹拌翼1の幅は、撹拌翼1が配置される領域の回転軸方向の長さや処理対象物に応じて決定される。例えば、撹拌翼1の幅は、撹拌翼1が配置される領域の回転軸20が伸びる方向の長さから、撹拌翼1が仕切板や処理容器内の壁面等に接触しないようにするために必要な距離(例えば、1mm〜100mm程度の距離)を少なくとも除いた幅であっても良い。なお、撹拌翼1の幅は、撹拌翼1が配置される領域の回転軸20が伸びる方向の長さに近い長さであることが、撹拌の効果を高めるうえでは好ましい。
図4は、本実施の形態における撹拌翼1を備えた処理装置1000の一例を示す正面図(図4(a))、および側断面図(図4(b))である。なお、図4(b)においては、撹拌翼1については、断面ではなく側面図で示している。
処理装置1000は、5つの撹拌翼1を備えた処理装置1000である。ここでは、一例として、処理装置1000が、マイクロ波の照射が行なわれる横型のフロー式の処理装置である場合を例に挙げて説明する。
処理装置1000は、処理容器50と、4つの仕切板60と、回転軸20と、5つの撹拌翼1と、5つのマイクロ波照射部70とを備えている。
処理装置1000は、処理容器50内に配置される処理対象物80に対して処理を行なうための装置である。ここでの処理は、マイクロ波照射によって行なわれる処理である。ここでの処理は、例えば、マイクロ波照射による加熱処理、または、マイクロ波照射による加熱処理を含む処理である。処理容器50内においては、例えば、マルチモードでマイクロ波照射が行なわれる。処理装置1000は、例えば、マルチモードでマイクロ波照射が行なわれる処理装置である。
処理容器50は、横方向に伸びる形状を有している。ここでの横方向とは、上記において回転軸20について説明した横方向と同様である。処理容器50は、例えば、横方向に伸びる筒形状を有している。ここでは、処理容器50の、横方向に対して垂直な断面形状がU字形状である場合について示している。ただし、処理容器50は、横方向に伸びる形状であればどのような形状を有していても良い。例えば、処理容器50は、横長の直方体形状や、カプセル形状、円筒形状を有していても良く、断面形状が半円形状や台形形状を有しており横方向に伸びる筒形状を有していても良い。また、処理容器50は、底面等が水平に配置されてもよく、底面等が水平面に対して傾斜して配置されてもよい。例えば、処理容器50は、処理容器50を底面が水平面に対して傾斜した状態で保持するための1以上の脚部(図示せず)を有していても良い。
処理容器50内には、例えば、処理対象物80が配置される。処理対象物80については後述する。例えば、処理容器50内には、例えば、処理対象物80が、連続的、あるいは非連続的に供給される。処理容器50は、例えば、処理対象物80を内部に供給するための供給口51と、内部の処理対象物80を取り出すための取出口52とを有している。供給口51は、例えば、投入口と考えてもよい。また、取出口52は、例えば、排出口や回収口と考えてもよい。ここでは一例として、供給口51は、処理容器50の横方向における一端側の上部に設けられ、取出口52は、処理容器50の横方向における供給口51に対して反対側に位置する端面に設けられている。取出口52が取付けられている高さは、例えば、処理容器50の取出口52が設けられた端部における処理対象物80の高さよりも低い高さに設けられる。ただし、供給口51と、取出口52とが設けられる位置は、処理容器50に投入された処理対象物80が、取出口52から取出し可能となるような位置関係であれば、問わない。例えば、処理対象物80の供給口51を、取出口52が設けられている高さと、同じ、あるいは高い位置に設けることで、供給口51から供給された処理対象物80が、供給口51側から取出口52側に向かって処理容器50内を自然に流れて取出口52から排出されることとなり、処理容器50をいわゆるフロー式の処理容器として用いることができる。処理容器50をフロー式の処理容器として用いる場合、例えば、複数の仕切板60の高さ(あるいは、仕切板60の開口部の下辺等)を、処理対象物が流れる方向に向かって順次低くなるように設定するようにしてもよく、複数の仕切板60の高さを同じ高さとして、処理容器50自体を図示しない高さの異なる脚部等を用いて傾斜して配置しても良く、これらを組み合わせても良い。なお、供給口51および取出口52の形状や、これらの数等は問わない。
処理容器50は、少なくとも、供給口51と取出口52とが設けられている部分およびマイクロ波照射部70が取付けられている部分以外が密封された容器である。ただし、マイクロ波照射を行なわない場合や、用途等によっては、処理容器50は、密封しないようにして良く、例えば、上面等に開口部を有していても良い。
なお、処理容器50は、内部を加熱するためのヒータや、温水ジャケット等の加熱手段(図示せず)等を有していても良い。また、処理容器50の内部を冷却するための冷却器や、冷媒ジャケット等の冷却手段(図示せず)等を有していても良い。
処理容器50の材質等は問わない。処理容器50は、内壁が、マイクロ波を反射する物質で構成されていることが好適である。マイクロ波を反射する物質は、例えば、金属である。
仕切板60は、処理容器50内に、この処理容器50の伸びる方向を横切るよう配置される。ここでは、例えば、仕切板60は、処理容器50内に、この処理容器50の伸びる方向に対して垂直に配置されている。仕切板60は、処理容器50内部の底面側に取付けられる。仕切板60は、処理容器50内の上面との間が開口するよう配置されている。例えば、仕切板60の上部と、処理容器50の上面との間が、処理対象物が移動可能となるよう開口している。仕切板60が、処理容器50内の上面との間が開口するよう配置されるということは、仕切板60が、処理容器50内の上面との間に開口部を有するよう配置されることと考えてもよい。例えば、ここでは、仕切板60は、上部が水平であり、仕切板60の上部と、処理容器50内の上面とが接しておらず、仕切板60の上部と、処理容器50内の上面との間が開口部となっている。なお、仕切板60の上部には、1以上の凹凸が設けられていても良い。例えば、仕切板60の上部には、1以上の溝が設けられていても良く、1以上の切り欠き等が設けられていても良い。また、仕切板60の上部は、必ずしも水平でなくても良い。例えば仕切板60の上部が傾斜していても良く、V字形状や、アーチ状にくぼんだ形状となっていても良い。
仕切板60の高さは、例えば、処理容器50内に投入される処理対象物80が、仕切板60を越流しながら移動可能な高さに設定される。仕切板60の高さは、仕切板60の下端から、仕切板60の上辺までの距離である。仕切板60の高さは、回転軸20が設けられている高さ以下の高さであっても良く、回転軸20が設けられている高さよりも高い高さであっても良い。ここでは、仕切板60の上辺が、回転軸20よりも高い位置であって、撹拌翼1を回転させた場合における撹拌翼1の最も高くなる位置よりも低い位置となるように仕切板60の高さが設定されている。なお、仕切板60の高さは、仕切板60の下端から、仕切板60の上部までの距離と考えてもよい。
複数の仕切板60は、ここでは、等間隔で配置されているが、等間隔で配置されていなくても良い。
回転軸20は、処理容器50内に、処理容器50の伸びる方向に沿って配置されている。ただし、回転軸20は、少なくともその一端が、処理容器50の外部に伸びていても良い。回転軸20は、モータ等の図示しない回転装置と接続されている。回転軸20と回転装置とは、直接接続されていても良く、回転装置の回転が、回転軸20に伝達されるよう、ギヤ、ベルト、およびチェーンの少なくとも1以上等を介して接続されていても良い。回転軸20は、処理容器50の幅方向の中心に設けられている。処理容器50の幅方向とは、処理容器50の伸びる方向に垂直な方向である。ただし、回転軸20は、幅方向の中心に設けられていなくても良い。回転軸20は、処理容器50内の処理対象物80の表面よりも低くなる位置に設けられているが、高くなる位置に設けられているようにしても良い。また、ここでは、回転軸20が設けられている位置が、仕切板60の上辺よりも下方であるため、各仕切板60には、回転軸20を挿入するための孔61が設けられており、回転軸20は、この孔を通って処理容器50の伸びる方向に沿って処理容器50内に配置されている。
5つの撹拌翼1は、それぞれ、回転軸20に取付けられている。回転軸20を回転させることで、5つの撹拌翼1が同時に回転する。5つの撹拌翼1は、それぞれ、処理容器50内の仕切板60で区切られた領域に配置されている。なお、ここでは、一の回転軸20に5つの撹拌翼1がそれぞれ取付けられている場合について説明しているが、5つの撹拌翼1の少なくとも一部が、異なる回転軸20に取付けられていてもよい。この場合、異なる複数の回転軸20は、同一直線上に配置されていてもよく、同一直線上に配置されていなくても良い。
撹拌翼1の回転速度は、例えば、回転軸20の回転速度であり、回転軸20に接続された回転装置等を制御することにより設定される。撹拌翼1の回転速度は、例えば、5から60rpm(rotation per minute)が好ましく、15から30rpmがより好ましい。ただし、回転速度は、これ以外の回転速度であっても良い。
ここでは、各撹拌翼1は、各撹拌翼1が配置される仕切板60で区切られた領域の、回転軸20が伸びる方向の長さよりも短い幅を有している。2つの仕切板60で区切られた領域に配置される撹拌翼1は、例えば、隣に位置する2つの仕切板60に対して、少なくとも1mm以上の間隔を隔てて配置される。ここでは、例えば、撹拌翼1の幅が、2つの仕切板60の間隔よりも12mm短い長さであり、撹拌翼1は、2つの仕切板60に対してそれぞれ6mmの間隔を隔てて配置される。かかることは、一の仕切板60と処理容器50の長手方向に位置する壁面とで区切られた領域に配置される撹拌翼1の幅及び配置についても同様である。ただし、ここでの数値は一例に過ぎず、撹拌翼1の幅、および、撹拌翼1と仕切板60との間隔、および撹拌翼1と処理容器50の長手方向に位置する壁面との間隔等は、適宜設定可能である。
撹拌翼1の大きさは、例えば、処理容器50内部の幅方向の長さに応じて決定される。撹拌翼1の大きさは、撹拌翼1を回転させたときに撹拌翼1の羽根の端部が描く円の直径が、例えば、処理容器50内部の幅よりも、少なくとも1mm以上短くなるような大きさとなるように設定される。
例えば、図4に示した処理装置1000の一例としては、下部の幅方向の断面が半円形状である部分の半径が約500〜700mmである処理容器50と、回転軸20の中心軸から、羽根101の外側の端部(即ち、羽根外部1012の、曲部1013に対して反対側の端部)までの距離が、上記の半径よりも約30〜50mm短い撹拌翼1を備えたものが挙げられる。ただし、この数値はあくまでも一例に過ぎないものであり、これ以外の大きさの処理容器50と撹拌翼1とを用いても良いことはいうまでもない。
ここでは、撹拌翼1を回転させた場合に、撹拌翼1の一部が、処理容器50内の処理対象物80外に露出するように、撹拌翼1のサイズ、回転軸20の高さ位置、仕切板60の高さ等を設定しているが、撹拌翼1が処理対象物80外に露出しないように設定してもよい。
なお、ここでは、処理装置1000が5つの撹拌翼1を備えている場合を例に挙げて示したが、処理装置1000が有している撹拌翼1の数は、1または2以上であれば良く、撹拌翼1の数は問わない。また、複数の撹拌翼1は、通常は、処理装置1000内において同じ方向に回転するが、複数の撹拌翼1のうちの一部が、他の撹拌翼1に対して異なる方向に回転するようにしてもよい。例えば、隣り合う撹拌翼1の回転方向が逆方向となるようにしてもよい。また、複数の撹拌翼1は、全てが同じ角度で回転軸20に取付けられていてもよく、少なくとも一部が異なる角度で取付けられていてもよい。例えば、隣り合う撹拌翼1が異なる角度で回転軸20に取付けられていてもよい。また、連続して隣り合うよう回転軸20に取付けられた3以上の撹拌翼1は、撹拌翼1の配列方向に向かって順次角度がずれるよう取付けられていても良い。複数の撹拌翼1が取付けられる角度とは、例えば、複数の撹拌翼1が有する羽根101を、回転軸20の伸びる方向に投影した場合における羽根101同士がなす角度である。また、処理装置1000が有している複数の撹拌翼1のサイズ(例えば、幅および羽根101の長さの少なくとも一方等)は、同じであっても良く、異なっていても良い。また、処理装置1000が有する複数の撹拌翼は、全て同じものであっても良く、少なくとも一部が異なるものであっても良い。例えば、処理装置1000が有する複数の撹拌翼は、羽根対10の数が全て同じものであっても良く、少なくとも一部が異なる羽根対10を有するものであっても良い。例えば、処理装置1000が、羽根対10を2つ備えた1以上の撹拌翼1と、図3(a)に示すような、羽根対10を3つ備えた1以上の撹拌翼1aとを有していても良い。また、例えば、処理装置1000が、1以上の撹拌翼1と、図3(b)に示すような、1以上の撹拌翼1bとを有していても良い。
また、仕切板60で区切られた各領域に撹拌翼1が配置されていてもよく、配置されていなくても良い。また、本実施の形態においては、仕切板60で区切られた一の領域に一の撹拌翼1が配置されている場合について説明したが、本発明においては、仕切板60で区切られた一の領域に2以上の撹拌翼1が配置されるようにしても良い。例えば、仕切板60で区切られた一の領域に、中心軸20が同軸となるよう複数の撹拌翼1が配置されていてもよい。また、例えば、仕切板60で区切られた一の領域に、それぞれの中心軸20が同一直線上に配置されるよう複数の撹拌翼1が配置されていても良く、この場合、複数の撹拌翼1が取付けられる中心軸20は、同軸でなくても良い。なお、異なる複数の回転軸20は、同一直線上に配置されていないようにしても良い。2以上の撹拌翼1は、例えば、回転軸20の伸びる方向において、予め決められた間隔を隔てて配置される。中心軸20が同軸となるよう複数の撹拌翼1が配置される場合、あるいは、それぞれの中心軸20が同一直線上に配置されるよう複数の撹拌翼1が配置される場合、複数の撹拌翼1は、例えば、正面同士が平行となるよう、あるいは、板状部材102同士が平行となるよう配置される。かかる場合においても、仕切板60で区切られた一の領域に配置される2以上の撹拌翼1同士の設置時の回転方向の角度は、同じであってもよく、少なくとも一部が異なっていても良い。また、かかる場合においても、仕切板60で区切られた一の領域に配置される2以上の撹拌翼1同士の設置時の回転方向は、同じであっても良く、少なくとも一部が異なっていても良い。また、複数の撹拌翼1のサイズは、同じであっても良く、異なっていても良い。
各マイクロ波照射部70は、マイクロ波を処理容器50内に照射する。各マイクロ波照射部70は、ここでは、マイクロ波を発生するマイクロ波発生器70aと、発生したマイクロ波を処理容器50内に伝送して、処理容器50内に照射する導波管70bとを備えている。導波管70bと、処理容器50との接続箇所は開口していてもよく、マイクロ波の透過性が高い物質で塞がれていても良い。
5つのマイクロ波照射部70は、処理容器50の上部に、処理容器50の伸びる方向に沿って直線上に等間隔に配列されている。ただし、マイクロ波照射部70が配置される位置は問わない。例えば、マイクロ波照射部70は、処理容器50上に等間隔で配置されていなくても良い。また、5つのマイクロ波照射部70を、処理容器50の長手方向において、1以上の局所に偏って配置するようにしても良い。また、マイクロ波照射部70は、直線上に配置されなくてもよい。
なお、ここでは、マイクロ波照射部70を5つ用いた場合について示しているが、処理装置1000が有するマイクロ波照射部70の数は、1または2以上であれば良く、数は問わない。また、マイクロ波照射部70は、マイクロ波を照射可能な構成であれば、上記のようなマイクロ波発生器70aと導波管70bとを備えた構成以外のものであって良く、その構成は問わない。
なお、ここでは、処理装置1000が、マイクロ波照射により処理を行なう装置である場合について説明したが、処理装置1000は、マイクロ波照射を用いずに処理を行なう装置であっても良い。例えば、処理装置1000は、ヒータや、温水ジャケットやスチームジャケット等の加熱手段により(図示せず)により、加熱処理を行なう処理装置であっても良く、冷却器や、冷媒ジャケット等の冷却手段(図示せず)を利用して冷却処理を行なう処理装置であっても良い。また、処理装置1000が行なう処理は、超音波や、光等のビームを照射する処理であっても良く、振動等を与える処理であってもよい。また、処理装置1000が行なう処理は、撹拌処理であっても良い。また、処理装置1000が行なう処理は、2以上の処理を組み合わせた処理であっても良い。
撹拌翼1による撹拌の対象となる処理対象物は、上述したように撹拌対象物と考えてもよい。撹拌翼1による撹拌の対象となる処理対象物は、例えば、処理装置1000で処理される処理対象物80である。撹拌翼1による撹拌の対象となる処理対象物は、単一の物質であってもよく、二以上の種類の物質の混合物であってもよい。また、処理対象物は、例えば、不純物等を有する物質であってもよい。撹拌の対象となる処理対象物は、例えば、撹拌が可能なものである。撹拌の対象となる処理対象物は、流動性を有するものである。流動性を有する処理対象物は、例えば、液状の処理対象物である。液状の処理対象物は、例えば、水や油、水溶液、コロイド溶液等のように、流動性の高いものであってもよく、あるいは、スラリーや懸濁液のように、流動性の低いものであってもよい。流動性を有する処理対象物は、粉体、粒状体、ペレット等の固体、または固体と液体との混合物等であっても良い。
なお、処理容器50内等における化学反応等によって、原料から生成物が生成される場合、処理容器50内の処理対象物には生成物が含まれていると考えてもよい。すなわち、処理対象物は、原料および/または生成物であってもよい。処理容器50内においてエステル化を行なう場合、処理対象物は、例えば、エステル化の原料である油脂とアルコールであってもよい。
処理対象物80は、例えば、1または2以上の種類の原料と1または2以上の種類の触媒との混合物であってもよい。原料と混合される触媒は固体触媒等の不均一系触媒であってもよく、液状の触媒等の均一系触媒であってもよい。また、固体触媒は、処理容器50内で流動床を形成してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。
以下、本実施の形態の撹拌翼1に関して行なわれた、混合状態と、処理対象物の隆起とを確認するための実験について説明する。
(実験装置)
図5は、本実施の形態の撹拌翼による処理対象物の撹拌状態を確認するための実験に用いられた撹拌翼を示す図であり、撹拌翼1に相当する撹拌翼1cを示す正面図(図5(a))、対照実験に用いられた第一の比較用撹拌翼を示す正面図(図5(b))、第二の比較用撹拌翼を示す正面図(図5(c))である。
図6は、本実施の形態の撹拌翼による処理対象物の撹拌状態を確認するための、実験に用いられた実験装置2000を示す図である。
撹拌翼1cは、図6(a)に示すように、撹拌翼1に相当する実験用の撹拌翼であって、撹拌翼1と同様に、回転軸20に対して等しい角度となるように配置された2つの羽根対10cを有している。羽根対10cは、図1で示した羽根対10と同様のものであり、羽根対10が有する羽根101aおよび101bと同様の、羽根301aおよび羽根301bを有している。ただし、羽根対10cの大きさや、各部の寸法等は、図1に示した羽根対10とは異なっている。なお、撹拌翼1cにおいて、羽根301aおよび301bを特に区別する必要がない場合は、説明の便宜上、単にそれぞれを羽根301と呼ぶ場合がある。各羽根対10cを構成する2つの羽根301aおよび301bは、図1で示した羽根対10の羽根101aおよび101bと同様に、回転軸20に対して反対側の部分が、2つの羽根301aおよび301bが対向する側に向かってそれぞれ曲がっている。この曲がっている部分を、曲部3013とし、羽根301の曲部3013に対して回転軸20側を、羽根内部3011とし、羽根301の曲部3013に対して回転軸20とは反対側を、羽根外部3012とする。ここでは、曲がっている角度を120度としている。また、ここで用いる撹拌翼1cは、羽根対10cの両側面全体をそれぞれ覆う円形状の板状部材102cを備えている。羽根対10cは、板状部材102cに取付けられることで、回転軸20を挿入するための貫通孔を備えた円筒状の固定部材104に間接的に取付けられている。なお、この撹拌翼1cにおいては、スリット状の開口部1012a等は省略されている。また、羽根301aおよび301bの回転軸20側は、羽根内部1011と同様に、それぞれの対称面と交わる部分が、羽根301aおよび301bが対向する側と反対側に向かって凸となるよう曲がっている。この凸となるよう曲がっている部分の対称面と交わる部分、即ち、峰に相当する部分の長さは15mmで、羽根内部3011が板状部材102cと接する部分の長さは、30mmである。また、羽根301aおよび301bの回転軸側、つまり羽根内部3011には、開口部1011aに相当する開口部3011aが設けられている。羽根外部3012が板状部材102cと接する部分の長さは、32mmである。また、羽根外部3012の、上記の羽根内部1031の峰に接する部分から、羽根301の回転軸20とは反対側の端部までの距離は、57mmである。また、羽根301の回転軸20とは反対側の端部から、固定部材104までの距離は、53.5mmである。羽根301の幅は、95mmである。回転軸20の直径は、20mmである。
撹拌翼1cは、厚さ2mmの透明な樹脂で構成され、撹拌される処理対象物の状況が目視で確認できるようになっている。かかることは、第一の比較用撹拌翼31および第二の比較用撹拌翼32についても同様である。
撹拌翼1cの全体のサイズは、撹拌翼1cを回転させた際に羽根301の端部(例えば、羽根301の回転軸20から最も離れて位置する端部)が描く円の直径が、115mmとなるよう設定されている。かかることは、第一の比較用撹拌翼31および第二の比較用撹拌翼32についても同様である。なお、ここでは、撹拌翼1c、第一の比較用撹拌翼31および第二の比較用撹拌翼32の回転方向はいずれも正面からみて右回り、つまり時計回りとなるよう回転軸20に取付けられるものとする。
第一の比較用撹拌翼31は、撹拌翼1cにおいて、羽根301bを省略するとともに、4つの羽根301aを設けたものである。つまり、第一の比較用撹拌翼31は、回転軸20と反対側の部分が、回転方向に曲がった4つの羽根301aを備えたものである。4つの羽根301aは、回転軸20の周りに、等しい角度をなすように配置、具体的には、90度間隔で配置されている。撹拌翼301aは、撹拌翼1cの撹拌翼301aと同様に、円形状の板状部材102cに取付けられている。その他の構成やサイズ等は、撹拌翼1cと同様である。
第二の比較用撹拌翼32は、撹拌翼1cにおいて、羽根301bを省略するとともに、羽根301aの回転軸20に対して反対側の端部に板状の延長部材302aを取付けた羽根302を4つ設けたものである。この延長部材302は、長さ10mm、幅95mm、厚さ2mmの矩形の部材であり、羽根外部3011aに対して120度の角度をなすように取付けられている。つまり、第2の比較用撹拌翼32は、回転軸20と反対側の部分が、回転方向に2段階で曲がった4つの羽根302を備えたものである。4つの羽根301aは、回転軸20の周りに、等しい角度をなすように配置、具体的には、90度間隔で配置されている。撹拌翼302は、撹拌翼1cの撹拌翼301aと同様に、円形状の板状部材102cに取付けられている。その他の構成やサイズ等は、撹拌翼1cと同様である。
実験装置2000は、処理容器50aと、回転軸20と、2つの仕切板60と、撹拌翼1cとを備えている。なお、対照実験の際には、撹拌翼1cの代わりに、第一の比較用撹拌翼31、および第二の比較用撹拌翼32が取付けられる。
処理容器50aは、図4に示した処理容器50と似た形状を有しているが、上面、供給口51および取出口52が省略されている。また、長手方向の長さや、幅等も処理容器50とは異なる。また、マイクロ波照射部70も省略されている。ここでは、処理容器50aの材質として、透明な樹脂が用いられている。処理容器50a内には、処理対象物80aが配置される。処理容器50aの正面からみた高さは、180mmであり、幅は、60mmである。回転軸20の長手方向の長さは、300mmである。なお、ここでの長さはいずれも内寸である。
回転軸20は、断面形状がU字型である処理容器50aの下部の半円部分の中心を貫通するように設けられている。処理容器50aの内側の下部の半円部分の半径(内寸)は、60mmである。回転軸20は、この回転軸20を回転させる回転装置(図示せず)と接続されており、回転装置を回転させることで、回転可能となっている。回転装置は、例えば、モータ(図示せず)等を有している。回転装置の回転数等は、図示しない制御部等により制御される。
2つの仕切板60の高さは、90mmであり、仕切板60間の距離は、内寸で100mmである。仕切板60の上辺は、水平になっている。撹拌翼1c等は、この仕切板60で区切られた領域に配置される。撹拌翼1cは、処理容器50aの、長手方向の中心に配置される。
(実験方法)
撹拌翼1c、第一の比較用撹拌翼31,および第二の比較用撹拌翼32のそれぞれを撹拌翼として用いた場合の混合状態を、処理対象物80aに目印を添加して目視により確認した。
また、処理対象物80aの隆起については、撹拌していない状態に対して、撹拌時に隆起した処理対象物80aの高さ(最も高い部分の高さ)を目視により確認した。
(実験条件)
処理対象物:ブチルエステル
処理対象物量(液量):回転軸20の中心よりも30mm上方の位置まで処理対象物を配置
内部液粘度:8.1mPa・s
内部液温度:9℃
目印:つけ爪用グリッター(金属箔を粉体にしたもの)
撹拌翼回転数:25rpm,50rpm
(実験結果)
図7は、上記の実験結果を示す表を示す図である。表において、混合状態の結果を示す丸の記号は、混合状態が良好であったことを示す。液の隆起とは、処理対象物80aの隆起である。
目視による確認の結果、25rpmでは、実験に用いた全ての撹拌翼において、目印の流動が確認され、滞留部分は、特に認められなかった。このため、いずれの撹拌翼も、混合状態は良好であった。
処理対象物80aの隆起については、25rpmと50rpmのいずれの回転数においても、撹拌翼1cを用いた場合の隆起が一番小さかった。撹拌翼1cを用いた場合、回転数を50rpmとした場合のほうが、25rpmの場合に比べて、撹拌による目印の流動性は、より高いが、回転数を25rpmとした場合のほうが隆起は小さかった。
この実験は、比較的に小さいスケールで行なわれているため、撹拌翼1cの2倍以上のサイズの撹拌翼1を用いる場合、撹拌翼の大きさに合わせて上記の隆起の少ない回転数である25rpmを換算すると、回転数は、12rpm程度であれば、隆起を小さく保つことができると考えられる。
なお、ここでは詳細な実験内容等の説明は省略しているが、図5(b)に示した第一の比較用撹拌翼31において、羽根301の代わりに、羽根301の端部が回転方向に曲がっていないようにした羽根、つまり、4つの矩形状の羽根が、その一辺が軸方向となるように回転軸20に接続されている撹拌翼(図示せず)と、図5(a)に示した本願の撹拌翼1に相当する撹拌翼1cとをそれぞれ用いて、上記と同様の実験装置2000を用いて撹拌を行ない、処理対象物の処理容器50aの壁面への飛散を目視で確認する実験を行なったところ、本願の撹拌翼1に相当する撹拌翼1cの方が、処理対象物の飛散を低減させることができることが確認できた。
以上、本実施の形態の撹拌翼によれば、撹拌時の処理対象物の流動性を保ちつつ、処理対象物の隆起を抑えるよう撹拌することができ、処理対象物を適切に撹拌することができる。これにより、例えば、本実施の形態の処理装置を用いた場合、品質の劣化を抑えた処理を行なうことができる。
また、本実施の形態の撹拌翼によれば、撹拌時の処理対象物の飛散を抑えることができ、処理対象物を適切に撹拌することができる。
また、処理対象物が、処理容器の壁面等に飛散した場合、この飛散した処理対象物が焦げたり、乾燥したりして、処理対象物の品質に影響を与えることから、本実施の形態の処理装置を用いた場合においては、撹拌翼1により飛散を抑えて撹拌を行なうことができ、品質の劣化を抑えた処理を行なうことができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる撹拌翼等は、処理容器内で処理対象物を撹拌する撹拌翼として適しており、特に、横型の処理容器内で処理対象物を撹拌する撹拌翼等として有用である。
1、1a、1b、1c 撹拌翼
10、10b 羽根対
20 回転軸
31 第一の比較用撹拌翼
32 第二の比較用撹拌翼
50、50a 処理容器
51 供給口
52 取出口
60 仕切板
61 孔
70 マイクロ波照射部
70a マイクロ波発生器
70b 導波管
80 処理対象物
102、102c 板状部材
101、101a、101b、201a、201b、301a、301b、302 羽根
103、104 固定部材
103a 貫通孔
1000 処理装置
1011、1011b 羽根内部
1011a、1012a 開口部
1012 羽根外部
1013 曲部
1014 補強部材
2000 実験装置

Claims (9)

  1. 2つの羽根(101a、101b)をそれぞれ有する複数の羽根対(10)を備え、
    前記複数の羽根対(10)が有する各羽根(101a、101b)は、横方向に延びる回転軸(20)の周りに、当該回転軸(20)の軸方向における位置が同じ位置となるよう取付けられ、
    前記羽根対(10)の2つの羽根(101a、101b)は、前記回転軸(20)に垂直な平面である対称面に対して対称な形状をそれぞれ有し、
    前記羽根対(10)の2つの羽根(101a、101b)は、前記回転軸(20)側から、回転軸側に対して反対側である外周側に向かって伸びるよう形成されており、その外周側である羽根外部(1012)が、当該2つの羽根(101a、101b)が対向する側に向かってそれぞれ曲がっている撹拌翼。
  2. 前記羽根外部(1012)は、当該羽根外部が設けられている羽根(101a、101b)の、前記回転軸側から前記羽根外部(1012)が曲がっている箇所である曲部(1013)に向かって伸びている部分(1011)に対して、鈍角をなすよう曲がっている請求項1記載の撹拌翼。
  3. 前記羽根対(10)の2つの羽根(101a、101b)の、対向する側に向かって曲がっている部分(1012)の、少なくとも曲がった箇所(1013)には、開口部(1012a)が設けられている請求項1または請求項2記載の撹拌翼。
  4. 前記羽根対(10)の2つの羽根(101a、101b)の、対向する側に向かって曲がっている部分(1012)の、前記対称面に交わる部分には、スリット状の開口部(1012a)が設けられている請求項1から請求項3いずれか一項記載の撹拌翼。
  5. 前記羽根対(10)の2つの羽根(101a、101b)の、前記回転軸側から前記羽根外部(1012)が曲がっている箇所である曲部(1013)に向かって伸びている部分(1011)は、前記対称面に交わる部分が、当該2つの羽根(101a、101b)が対向する側に対して反対側に向かって凸となるよう曲がっている請求項1から請求項4いずれか一項記載の撹拌翼。
  6. 前記羽根(101a、101b)は、当該羽根の前記回転軸側から前記曲部(1013)に向かって伸びている部分(1011)と、前記回転軸(20)との間に開口部(1011a)を有するよう、前記回転軸(20)に取付けられる請求項5記載の撹拌翼。
  7. 前記羽根(101a、101b)の両側に取付けられた板状部材(102)を更に備えた請求項1から請求項6いずれか一項記載の撹拌翼。
  8. 前記羽根(101a、101b)の両側に取付けられた板状部材(102)は、当該羽根(101a、101b)の曲がっている側に向かって伸びる当該羽根(101a、101b)の曲がりに沿った形状を有する請求項7記載の撹拌翼。
  9. 横方向に伸びる形状を有する処理容器(50)と、
    当該処理容器(50)内に当該処理容器(50)の伸びる方向を横切るよう配置され、当該処理容器(50)内の上面との間に開口部を有するよう配置された1以上の仕切板(60)と、
    上記容器(50)内に当該容器(50)の伸びる方向に沿って配置された回転軸(20)と、
    前記容器(50)内の1以上の仕切板(60)で区切られた1以上の領域に、請求項1から請求項8いずれか一項記載の撹拌翼(1)を備えた処理装置。
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