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JP6169631B2 - 折り畳み可能な導尿カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、尿道内へ挿入するためのカテーテルチューブを有し、尿のための内部流路を画定して、人間の膀胱から排出するための折り畳み可能な導尿カテーテルに関する。カテーテルチューブは、カテーテルを、折り畳み可能なコンパクトな収納状態と、展開されたまっすぐなすぐに使える状態と、にするように考えられた、少なくとも1つのヒンジを備える。
さらに、本発明は、折り畳み可能な導尿カテーテル及びカテーテルパッケージを備える折り畳み可能な導尿カテーテルキットにも関する。
そのような導尿カテーテルは、医療専門家の援助なしにカテーテル処置が行える、尿失禁に苦しむ人、又は、対麻痺若しくは四肢麻痺のような障害のある人による、間欠的なカテーテル処置に一般に用いられる。間欠的な自己カテーテル処置のための導尿カテーテルは、通常使い捨てである。したがって、ユーザーは、長時間家から離れるときに、しばしば複数の導尿カテーテルを持ち運ぶ。とりわけ、男性のカテーテルの長さは40cm又はそれよりも長いことがあり、そのため、運ぶときにかなりの量の空間を必要とする。それゆえに、消費する空間の小さいカテーテル及びカテーテル組立体を開発する試みが行われている。これは、例えばユーザーの衣類のポケット又はハンドバッグの中で、カテーテル及び組立体がより慎重に扱われ且つ収納されることを可能にする。
US2003/0004496A1は、少なくとも2つのカテーテル部分を備え、複数の部分を合わせて各部分の長さよりも長い長さを有するカテーテルを構成する第1の相互形状に配置され、かつ、組み立てられた形状のカテーテルの長さより短い長さの第2の相互形状にも配置され得るように適合された、導尿カテーテルを示している。「スイスナイフ(Swiss knife)」の実施形態では、2つのカテーテル部分は、ヒンジで接続されることができ、かつ、一緒に折り畳まれることができる。この場合、カテーテルの第2部分の外径は、第1部分の外径よりも大きい。さらに、第1及び第2のカテーテル部分が入れ子式に接続されたものも示されている。この実施形態においても、第2のカテーテル部分の外径は、第1のカテーテル部分の外径よりも大きい。2つのカテーテル部分が、柔軟で可撓性のあるプラスチックのホースによって接続されることができ、カテーテルがこの領域で曲げられることを可能とされたものも示されている。もし、カテーテルが曲げられた状態で長期間収納されると、カテーテルは曲げられた状態のままになるかもしれず、尿道内に挿入することが困難になる。
したがって、本発明の目的は、今までに知られている装置の不都合を少なくとも部分的に克服する、折り畳み可能な導尿カテーテル及び折り畳み可能な導尿カテーテルキットを提供すること、並びに、挿入可能長さが長く、障害なく尿道内に容易に挿入され得るカテーテルを提供することである。
この目的のために、カテーテルチューブの挿入可能長さ内に少なくとも1つのヒンジが配置され、少なくとも1つのヒンジは、すぐに使える状態を安定させるための手段を有し、折り畳まれたコンパクトな収納状態において、カテーテルチューブ内の内部流路を分断する
この文脈において、用語「挿入可能長さ」は、尿道内への挿入を意図され且つ適合されたカテーテルチューブの長さを意味する。カテーテルチューブの挿入可能長さは、ヒンジの両側すなわちヒンジの前後に延び、そのため、ヒンジもカテーテルの使用時に尿道内に挿入される。
この解決策により、折り畳まれたコンパクトな収納状態の2つのカテーテルチューブ部品間の曲げ半径が、大きく減少し得る。これにより、折り畳み可能な導尿カテーテルは、折り畳まれたコンパクトな収納状態ではとても小さく、したがって、輸送のために、ハンドバッグ又は衣類のポケット内に容易に収納又は詰めることができる。展開されたまっすぐなすぐに使える状態では、カテーテルは十分な長さの挿入可能長さを有する。そのため、男性のユーザーにも使用されることができ、また、不便をもたらすことなく尿道内に挿入することができる。
さらに、カテーテルチューブの挿入可能長さを通して、カテーテルチューブの外径が十分に一定であるものが提供され得る。したがって、カテーテルチューブの尿道内に挿入される部分の外径は、挿入のための困難な障害を有せず、滑らかな外面を有する。したがって、カテーテルチューブの外径は、挿入可能長さに沿って異なる寸法を有するかもしれない。しかしながら、寸法の変化はほんの小さく、それゆえに、尿道内のカテーテルチューブの導入を妨げない。
少なくとも1つのヒンジが、ヒンジを介して接続されるカテーテルチューブの部品の1つにそれぞれ結合された少なくとも2つの構成要素で構成されるものが、さらに提供され得る。構成要素の1つは、展開されたまっすぐなすぐに使える状態において、構成要素の他の1つと係合する突出部を備えている。これは、ヒンジの構成要素の少なくとも1つが、それぞれのカテーテルチューブ部品と一体であるものも含む。1つの構成要素の突出部による、それぞれの他の構成要素との係合により、展開されたまっすぐなすぐに使える状態が、容易に達成され、また、挿入及び使用の間維持される。
少なくとも1つのヒンジが、折り畳まれたコンパクトな収納状態において、カテーテルチューブの部品をつないで保持する接続手段を備えるものが、さらに提供され得る。したがって、折り畳まれたときでも、カテーテルチューブの部品はつながって保持され、それらを容易に、展開されたまっすぐなすぐに使える状態に組み立てることができる。
好ましくは、接続手段は、ヒンジの2つの構成要素に一体化される。これにより、2つのカテーテルチューブ部品間の確実な接続が実現される。
製造が容易である簡単な実施形態では、好ましくは、接続手段は、2つの構成要素を接続する可撓性のストリップである。
しかしながら、接続手段は、カテーテルチューブに一体化されることも可能である。接続手段がカテーテルチューブに一体化されると、導尿カテーテルの大きな内径を得ることができる。
さらに別の実施形態では、折り畳み可能な導尿カテーテルは、カテーテルチューブ上にスライド可能に配置された、ストレート化補助具をさらに備える。ストレート化補助具は、とりわけ器用でないユーザーにとって好都合であり、折り畳まれた導尿カテーテルを、展開されたまっすぐなすぐに使える状態にすることを援助する。
ストレート化補助具は、カテーテルチューブの外径上に配置された、短い、チューブ状の部品を備えると、簡単かつ費用効果が高く製造され得る。
上述の目的は、上述の折り畳み可能な導尿カテーテル及び折り畳まれたカテーテルをぴったりと取り囲むカテーテルパッケージを有する折り畳み可能な導尿カテーテルキットによっても解決される。
以下では、図面を参照して、本発明がさらに詳細に述べられる。
図1aは、展開されたまっすぐなすぐに使える状態の折り畳み可能な導尿カテーテルを示す。 図1bは、図1aの折り畳み可能な導尿カテーテルを、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示す。 図2aは、図1a及び図1bの折り畳み可能な導尿カテーテルのヒンジを、折り畳まれた状態で示す(特許請求の範囲外) 図2bは、図2aのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図3aは、図1a及び図1bの折り畳み可能な導尿カテーテルのさらなるヒンジを、折り畳まれた状態で示す(特許請求の範囲外) 図3bは、図3aのヒンジを、中間位置で示す。 図3cは、図3a及び図3bのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図3dは、図3cのヒンジの断面を示す。 図4aは、図1a及び図1bの折り畳み可能な導尿カテーテルのヒンジのさらなる実施形態を、折り畳まれた状態で示す。 図4bは、図4aのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図5aは、図1a及び図1bの折り畳み可能な導尿カテーテルのヒンジのさらなる実施形態を、折り畳まれた状態で示す。 図5bは、図5aのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図5cは、図5a及び図5bのヒンジを、中間位置で示す斜視図である。 図6aは、図1a及び図1bの折り畳み可能なカテーテルのヒンジのさらなる実施形態を、折り畳まれた状態で示す。 図6bは、図6aのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図7aは、図1a及び図1bの折り畳み可能な導尿カテーテルのヒンジのさらなる実施形態を、折り畳まれた状態で示す。 図7bは、図7aのヒンジを、まっすぐな状態で示す。 図8aは、折り畳み可能な導尿カテーテルのさらなる実施形態を、折り畳まれた状態で示す。 図8bは、図8aの導尿カテーテルを、まっすぐな状態で示す。 図9aは、さらなる折り畳み可能な導尿カテーテルを、折り畳まれた状態で示す(特許請求の範囲外) 図9bは、図9aの導尿カテーテルを、まっすぐな状態で示す。 図10aは、ストレート化補助具を有する折り畳み可能な導尿カテーテルを示す。 図10bは、ストレート化補助具を有する図9aの折り畳み可能な導尿カテーテルを、まっすぐな状態で示す。 図11aは、3つのヒンジを備える折り畳み可能な導尿カテーテルを、折り畳まれた状態で示す。 図11bは、パッケージに入った図11aの導尿カテーテルを示す。
図1aは、折り畳み可能な導尿カテーテル1を示している。導尿カテーテル1は、第1の端部におけるカテーテル先端部3及び他の端部における漏斗状部(funnel)4を有するカテーテルチューブ2を備える。しかしながら、漏斗状部は必須のものではなく、カテーテルは、漏斗状部を有しない異なる第2の端部を有することができる。
図1aでは、導尿カテーテル1が拡大図で示されている。カテーテルチューブ2は、図1aに破断線を有して描かれているように、より長い長さを有し得る。カテーテル先端部3を有する導尿カテーテル1の第1の端部は、尿道内に挿入される。カテーテル先端部3が人間の膀胱に到達すると、膀胱からの尿は、カテーテル先端部3に配置された又はカテーテル先端部3の近傍に配置された少なくとも1つの小穴5を通ってカテーテルチューブ2内へ流れることができ、そして、漏斗状部4を通って排出される。この流体の接続は、導尿カテーテル1の内部流路6を画定する。
導尿カテーテル1は、カテーテルチューブ2の挿入可能長さ内に配置されたヒンジ7を、さらに備える。用語「挿入可能長さ」は、尿道内への挿入を意図され且つ適合されたカテーテルチューブ2の部分を意味する。図1aから明らかであるように、カテーテルチューブ2の外径Dは、少なくともカテーテルチューブ2の挿入可能長さに沿って一定である。図1aでは、展開されたまっすぐなすぐに使える状態の折り畳み可能な導尿カテーテル1が示されている。導尿カテーテル1は、ヒンジ7で折り畳まれ、折り畳まれたコンパクトな収納状態とされることができる。この状態が図1bに示されている。折り畳まれたコンパクトな収納状態では、ヒンジ7は開かれ、ヒンジ7を介して接続されたカテーテルチューブ2の2つの部品は並行して配置される。図1bに示された実施形態では、折り畳まれたコンパクトな収納状態において、内部流路6は分断される。ヒンジ7は、2つの構成要素8,9を備える。第1の構成要素8は、カテーテルチューブ2のカテーテル先端部3を有する部品に接続されている。ヒンジ7の第2の構成要素9は、カテーテルチューブ2の漏斗状部4を有する第2の部品に接続されている。2つの構成要素8,9は、接続手段10を介して接続されている。図1bに示された実施形態では、接続手段10は、2つの構成要素8,9に一体化されたストリップである。ヒンジ7の第1の構成要素8は、展開されたまっすぐなすぐに使える状態において、ヒンジ7の第2の構成要素9と係合する突出部11を有している。この突出部11は、導尿カテーテル1が尿道に挿入されるときに、ヒンジ7を有するカテーテルチューブ2が、確実に、展開されたまっすぐな状態に保たれるようにする。
図2a及び図2bは、カテーテルチューブ2のさらなるヒンジ7.1を示している(特許請求の範囲外)。この実施形態では、図1a及び図1bのものと同じ部分には、同じ参照番号が付されている。図2a及び図2bは、ヒンジ7.1を有するカテーテルチューブ2の部品のみが示されている。図2aでは、カテーテルチューブ2及びヒンジ7.1が、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示されている。ヒンジ7.1は、ストリップ13で補強された1つの可撓性チューブ12を備えている。ストリップ13は、形状記憶合金で形成されている。図2a及び図2bには、ヒンジ7.1が、カテーテルチューブ2の直径の周りに均等に配置された4つのストリップで補強されたものが示されている。しかしながら、ヒンジは、より少ないストリップ、例えば1つだけ、又は、より多いストリップを備えることもできる。ストリップ13は、カテーテルチューブ2の長手方向Lに延びている。
図2bには、図2aのカテーテルチューブ2及びヒンジ7.1が、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示されている。すでに上述したように、ストリップ13は、形状記憶合金、例えばニチノール、で形成されている。図2bに示されたまっすぐな状態が、ストリップ13の初期状態である。形状記憶合金で形成されたストリップ13が、図2aに示されるような、折り畳まれたコンパクトな収納状態にされると、ストリップ13は初期状態を記憶し、可能なときにこの初期状態にスプリングバックする。したがって、ストリップ13は、カテーテルチューブ2が、尿道に挿入されたときに少なくとも挿入可能長さに沿ってまっすぐに保たれることを保証する。図2a及び図2bに示された実施形態では、ヒンジ7.1により、折り畳まれたコンパクトな収納状態でも、展開されたまっすぐなすぐに使える状態と同様に、内部流路6が途切れないものと考えられる。
折り畳まれたコンパクトな収納状態でも、まっすぐな、展開されたすぐに使える状態と同様に、導尿カテーテル1の内部流路6が途切れない別の実施形態が、図3a〜図3dに示されている(特許請求の範囲外)。この実施形態においても、上述の実施形態ですでに示された部分と同じ部分には、同じ参照番号が付されている。
図3aは、カテーテルチューブ2及びヒンジ7.2を、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示す。ヒンジ7.2は、折り畳まれた状態でも展開された状態でも、導尿カテーテル1の内部流路6が途切れないように保たれるように設計されている。ヒンジ7.2は、3つの構成要素14,15,16を備えている。2つの構成要素14,16は実質的に同一であり、チューブ状の部品で形成されている。構成要素14及び16は、それぞれ、カテーテルチューブ2の内径と本質的に一致する外径を有する延長部17,18を備えている。延長部17,18は、ヒンジ7.2で分離されたカテーテルチューブ2の部品に挿入されている。構成要素14及び16の第2の端部は、より大きな外径を有し、この外径はカテーテルチューブ2の挿入可能長さの外径Dと実質的に同一である。構成要素14,16の第2の端部は、カテーテルチューブ2の長手軸Lに対して約45°の角度で傾斜している。2つの構成要素14,16は、第3の構成要素15を介して接続されている。第3の構成要素15も、カテーテルチューブ2の長手方向Lに対して約45°の角度を有するように、両端で傾斜している。
図3dは、ヒンジ7.2を有するカテーテルチューブ2の横断面図を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示す。図3dでは、構成要素15の底側は、構成要素15の上側よりも長く、また、構成要素15は、両方の傾斜した端部に、外側の構成要素14,16の環状の溝部と係合する環状の突出部を有している。
ここで、図3a〜図3cを援用して、どのようにして導尿カテーテル1を展開することができるかについて説明する。図3aは、カテーテルチューブ2及びヒンジ7.2を、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示す。ヒンジ7.2で分離されたカテーテルチューブ2の2つの部品は並行して位置している。カテーテルを展開するために、構成要素16が構成要素15に対して回転され、カテーテルチューブ2のそれぞれの部品が構成要素15の長手方向に延びるように、カテーテルチューブの部品の1つが回転される。このとき、ヒンジ7.2で分離されたカテーテルチューブ2の2つの部品は90°の角度をなしている。そして、カテーテルチューブ2の挿入可能長さ全体が長手方向Lに延び、カテーテル1が、展開されたまっすぐなすぐに使える状態になるように、カテーテルチューブ2の他の部品も約90°回転される。ヒンジ7.2の3つの構成要素14,15,16は、カテーテル1が展開されたときに確実にまっすぐな状態を保つようにする。したがって、カテーテル1は尿道内に容易に挿入され得る。
図3dに示されているように、導尿カテーテル1内の内部流路6の直径をなすカテーテルチューブ2の内径は、ヒンジ7.2の領域内で減少している。これに対して、図2a及び2bに示されたカテーテルでは、ヒンジ7.1はカテーテルチューブ2の内径を減少させない。
図4a及び4bは、折り畳み可能な導尿カテーテル1のヒンジ7.3のさらなる実施形態を示している。図4a及び4bもまた、ヒンジ7.3を有するカテーテルチューブ2の一部だけを示している。上述の実施形態と同じ構成要素には、同じ参照番号が付されている。図4aは、カテーテルチューブ2及びヒンジ7.3を、折り畳まれた状態で示す。ヒンジ7.3は、2つの構成要素19,20を備えている。第1の構成要素19はカテーテルチューブ2の第1の部品に取り付けられ、第2の構成要素20はカテーテルチューブ2の第2の部品に取り付けられている。両構成要素19,20は、延長部21,22を備えている。延長部21,22は、カテーテルチューブ2の挿入可能長さの外径よりも小さく、導尿カテーテル1の内部流路6内に挿入され得る外径を有している。ヒンジ7.3の残りの外径、すなわち2つの構成要素19,20の残りの外径は、挿入可能長さに沿ったカテーテルチューブ2の外径と実質的に同じであり、これにより、ヒンジ7.3が配置されたカテーテルチューブ2の挿入可能長さは一定の外径を有している。
ヒンジ7.3の第1の構成要素19は、突出部23をさらに備えている。突出部23の外径は、第2の構成要素20の内径と実質的に同じである。2つの構成要素19,20は、接続手段24を介して接続されている。カテーテルを、図4aに示された、折り畳まれたコンパクトな収納状態から、図4bに示された、展開されたまっすぐなすぐに使える状態にするために、図4aの矢印25で示されているように、カテーテルの部品の1つが外側に折り畳まれる。そして、ヒンジ7.3の第1の構成要素19の突出部23は、ヒンジ7.3の第2の構成要素20に係合される。このために、好ましくは、突出部23は、第2の構成要素20内への突出部23の挿入を簡単にする、傾斜した端部を有している。そして、ヒンジ7.3の2つの部品がはまり合い、導尿カテーテル1及びカテーテルチューブ2を、カテーテルの使用中、展開されたまっすぐな状態に保つ。図4bに示されているように、ヒンジ7.3の2つの構成要素をつないで保持する接続手段24は、ヒンジ7.3の2つの構成要素19,20と一体化されたストリップである。
図5a〜図5cには、別の接続手段が示されている。図5a〜図5cに示されたヒンジ7.4は、図4a及び図4bに関連して説明された実施形態に示されたヒンジと実質的に同じである。しかしながら、この実施形態では、接続手段は、ヒンジ7.4の第2の構成要素30上の突出部28と一体化されたストリップ26である。ストリップ26の自由端には、止め具31が配置されている。ヒンジ7.4の第1の構成要素29は、ストリップ26が延びるチャネル32を備えている。止め具31を有するストリップ26の自由端は、チャネル32から外に突き出ている。導尿カテーテル1が、図5aに示された、折り畳まれたコンパクトな収納状態にあるとき、止め具31はチャネル32の端部に接し、カテーテルチューブ2の2つの部品をつないで保持する。そして、図5aの矢印33で示されるように、カテーテルの1つの端部が約180°回転される。図5cは、カテーテルを展開されたまっすぐなすぐに使える状態にする際の中間位置を示す。カテーテルチューブの2つの部品が、ヒンジ7.4の第2の構成要素30の突出部28がヒンジ7.4の第1の構成要素29に接近するように、互いに押される。ストリップ26は、チャネル32を通って押される。図5bは、展開されたまっすぐな状態のカテーテルであり、ヒンジ7.4の2つの構成要素29,30が係合しているカテーテルを示している。突出部28は、第1の構成要素28内に完全に挿入され、したがって、カテーテルを尿道内に挿入するときも、カテーテルを、展開されたまっすぐな状態に保つ。
図6a及び図6bは、カテーテルチューブ2におけるヒンジ7.5のさらなる実施形態を示す。カテーテルチューブ及びヒンジの同じ部品には、上述の実施形態で用いられたものと同じ参照番号が付されている。以下では、相違のみが述べられる。ヒンジ7.5は、剛性材料で形成され、カテーテルチューブ2の1つの部品内に挿入された、第1の、短いチューブ状の構成要素34を備えている。構成要素34の外径は、カテーテルチューブ2の内径と実質的に同じである。ヒンジ7.5の第2の構成要素は、カテーテルチューブ2の他の部品である。折り畳まれた状態でカテーテルチューブの2つの部品をつないで保持する接続手段38は、カテーテルチューブ2と一体化されている。
図6aは、カテーテルチューブ2及びヒンジ7.5を折り畳まれた状態で示す。カテーテルチューブの2つの部品は並行して位置している。構成要素34は、カテーテルチューブ2の1つの部品内に、カテーテルチューブ2のこの部品の端部から突き出るように、挿入されている。
図6bは、カテーテルチューブ及びヒンジ7.5を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示す。構成要素34の突出した部分は、カテーテルチューブ2の第2の部品内に挿入され、これにより、カテーテルチューブ2は、ヒンジ7.5の領域で安定し、カテーテル1を尿道内に挿入するときに、まっすぐな状態を保つ。
図7a及び図7bは、折り畳み可能な導尿カテーテル1のヒンジ7.6の別の実施形態を示す。上述の実施形態で述べたように、カテーテル及びヒンジの同じ部品には、同じ参照番号が付されている。ヒンジ7.6では、カテーテルチューブ2は、2つの部品に分割されている。しかしながら、2つの部品は完全に分離されることはなく、接続手段39でつながって保持され得る。これは、例えば、カテーテルチューブ2の壁部が完全には分離しないように、カテーテルチューブ2を部分的に切り開くことにより、なされ得る。そして、切断されない壁部が、接続手段39を形成する。カテーテルチューブ2の2つの部品のそれぞれには、プラグ44のそれぞれの端部40,41が挿入されている。プラグ44の2つの端部40,41は、さらなる接続手段42を介して互いに接続されている。図7aには、ヒンジ7.6及びカテーテルチューブ2の2つの部品が、折り畳まれた状態で示されている。この折り畳まれたコンパクトな収納状態では、カテーテルチューブ2の2つの部品は並行して位置し、カテーテルチューブ2の接続手段39及びプラグ44の接続手段42を介して互いに接続されている。しかしながら、カテーテルチューブ2の2つの端部の接続手段は必須ではなく、設けないこともできる。プラグの2つの端部40,41は、カテーテルチューブ2の内壁に係合する、突出したリブ43を備える。したがって、プラグ44は、カテーテルチューブ2の2つの部品に固定される。突出部43は、カテーテルチューブ2内のプラグ44の確実な保持を確保するように、引っ掛かることができる。
図7bは、ヒンジ7.6を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示す。カテーテルチューブ2の2つの部品は互いに接し、これにより、カテーテルチューブ2の内部流路6は連続的でありかつ分断されていない。プラグ44の、接続手段42を介して接続された2つの端部40,41は、実質的にチューブ状の形状を有し、さらに導尿カテーテルを通って分配される液体のための通路を形成する。ヒンジ7.6の領域では、プラグ44の2つの端部領域40,41の間に切欠き部を有し、接続手段42のみが残存している。したがって、カテーテルチューブ2及びプラグ44は、容易に、折り畳まれたコンパクトな収納状態にされ得る。
導尿カテーテル1のためのヒンジ7.7のさらに他の実施形態が、図8a及び図8bに示されている。図8a及び図8bでは、導尿カテーテル1の全体が示されている。導尿カテーテル1は、カテーテルチューブ2、カテーテルチューブ2の一端に少なくとも1つの小穴5を有したカテーテル先端部3、及び、カテーテルチューブ2の他端の漏斗状部4を備えている。カテーテルチューブ2の挿入可能長さ内に、ヒンジ7.7が配置されている。ヒンジ7.7では、カテーテルチューブ2は2つの部品に分離されているが、カテーテルチューブは完全には切断されておらず、接続手段45でつながれている。接続手段45は、ヒンジ7.7の領域内の、カテーテルチューブ2の切断されていない壁部の一部である。カテーテルチューブ2内には、入れ子状の延長チューブ46が挿入されている。延長チューブ46は、カテーテルチューブ2の、カテーテル先端部3と反対側に位置する端部に挿入されている。延長チューブ46の外径は、カテーテルチューブ2の内径よりもわずかに小さく、これにより、入れ子状の延長チューブ46は、カテーテルチューブ2内でスライド可能に配置されている。延長チューブ46の外側端部には、漏斗状部4が取り付けられている。延長チューブ46の内側端部は、中空のプラグ47に、例えば、ストリング(string)若しくはテザー(tether)48、又は、入れ子状の延長チューブ46、中空のプラグ47及びテザー48として機能する削られたチューブ手段、で接続されている。プラグの位置は、パッケージされた状態で流体の流れを制限する小穴の扉としても機能し得る。
図8aは、導尿カテーテル1を、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示す。カテーテルチューブ2は、ヒンジ7.7で分離して開かれており、カテーテルチューブ2の2つの部品は、1つの部品が他の部品に並ぶようにして位置している。延長チューブ46は、カテーテルチューブ2内に完全に挿入され、中空のプラグ47は、カテーテルチューブ2内のカテーテル先端部3の近くに配置されている。ストリング48は、ヒンジ7.7の領域内で折り畳まれている。
図8bは、導尿カテーテル1を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示す。ここで、カテーテルチューブ2の2つの部品は一直線になり、内部流路6は連続的でありかつ分断されていない。延長チューブ46は外側に引かれており、これにより、中空のプラグ47は、ヒンジ7.7の領域内で引かれ、ヒンジ7.7に係合しかつヒンジ7.7を補強している。したがって、導尿カテーテル1は、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で安定する。延長チューブ46の内側端部は、カテーテルチューブ2とともに、液密シール49を形成する。したがって、延長チューブ46は、尿を直接トイレ又は他の処理装置へ送る又は向けるのに用いることができる。
図9a及び図9bは、ヒンジ7.8を有する別の導尿カテーテル1を示す(特許請求の範囲外)。上述の実施形態のように、カテーテル及びヒンジにおける同様の又は同一の部品には、同じ参照番号が付されている。図9aは、導尿カテーテル1を、折り畳まれたコンパクトな収納状態で示す。導尿カテーテル1は、その1つの端部にカテーテル先端部3を有し、反対側の端部に漏斗状部4を有する、カテーテルチューブ2を備えている。カテーテル先端部3には、少なくとも1つの小穴5が配置されている。カテーテルチューブ2の挿入可能長さ内には、ヒンジ7.8が配置されている。図8a及び8bに示された実施形態のように、カテーテルチューブ2内に、入れ子状の延長チューブ46が挿入されている。延長チューブ46は、カテーテルチューブ2の、カテーテル先端部3と反対側に位置する端部に挿入されている。延長チューブ46の外径は、カテーテルチューブ2の内径よりもわずかに小さく、これにより、入れ子状の延長チューブ46は、カテーテルチューブ2内でスライド可能に配置されている。延長チューブ46の外側端部には、漏斗状部4が取り付けられている。図9aに示すような、折り畳まれたコンパクトな収納状態において、延長チューブ46の他の端部、内側端部、には、中空のプラグ47が配置される。中空のプラグ47は、延長チューブ46には接続されていない。延長チューブは、カテーテルチューブの端部を超えて、距離Zに沿って突き出ている。
図9bは、図9aの導尿カテーテル1を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態で示す。導尿カテーテル1を、展開されたまっすぐなすぐに使える状態にするには、入れ子状の延長チューブ46がカテーテルチューブ2内で内側に押され、これにより、中空のプラグ47が、カテーテルチューブの曲がった領域内又はヒンジ領域7.8内へ、距離Zに沿って押される。そして中空のプラグ47は、導尿カテーテル1をまっすぐにし、展開されたまっすぐなすぐに使える状態に固定するように、ヒンジ領域7.1内に残留する。中空のプラグ47は、カテーテル1の展開を容易にするための傾斜した前端部を有して配置され得る。プラグ47がヒンジ領域内へ押され、カテーテル1が展開された状態に達した後、入れ子状の延長チューブ46はユーザーにより引っ込められ、延長部として使用されることができる。延長チューブ46の距離Zは、少なくとも図9a及び図9bに示されたヒンジ領域の長さXと同程度の大きさである。中空のプラグは、間欠的なカテーテルの設計による最適な流体の開通性及び意図された外形を回復するように、シャフトチューブの曲がった領域Xを回復する。
図10a及び図10bは、折り畳み可能な導尿カテーテル1を示す。導尿カテーテル1は、カテーテルチューブ2上にスライド可能に配置され、ユーザーが導尿カテーテル1を、折り畳まれたコンパクトな収納状態から、展開されたまっすぐなすぐに使える状態にすることを補助する、ストレート化補助具35を備えている。ストレート化補助具35は、本質的に、内部通路及び外面を有するチューブ状の形状を有している。内部通路の直径は、カテーテルチューブ2の外径よりもわずかに大きい。したがって、ストレート化補助具35は、カテーテルチューブ2の外面に沿ってスライド可能である。ストレート化補助具35の外面は凹形状を有してもよく、これにより、ストレート化補助具35を2本の指で容易につかむことができる。さらに、ストレート化補助具35の外面は、突出部又は溝部を備え、ストレート化補助具35をしっかりとつかむことができる、ある程度の粗さを有している。導尿カテーテル1を、折り畳まれた状態から展開された状態にするときは、ユーザーは、ストレート化補助具35をカテーテルチューブ2の長手方向Lに沿って単にスライドさせる。そして、ストレート化補助具35は、カテーテルチューブ2のヒンジ7で分離された部品を同じ方向に向ける。これによりヒンジ7は、まっすぐな状態で係合する。
導尿カテーテル1は、ユーザーの尿道内へのカテーテルの容易な挿入を可能にする挿入補助具36をさらに備えてもよい。さらに、挿入補助具36は、それ自身がストレート化補助具として機能することもできる。図10a及び図10bでは、ヒンジ7は概略的に示されている。図2〜図9に示された実施形態で説明されたヒンジが、図10a及び図10bに示された導尿カテーテル1に配置されてもよい。図10bに示されているように、導尿カテーテル1は、1つよりも多いヒンジ、例えば2つ又は3つのヒンジ、を備えてもよい。
図11aは、図10a及び図10bの導尿カテーテル1を折り畳まれた状態で示す。導尿カテーテル1は3つのヒンジを備え、これによりカテーテルチューブ2は4つの部品に分割されている。図11aに示された折り畳まれた状態では、カテーテルチューブ2のヒンジ7で分離された部品は並行して位置している。挿入補助具36及びストレート化補助具35は、カテーテル先端部3の近くに配置されている。カテーテル先端部3及び漏斗状部4もまた並行して位置している。
図11bは、図11aの導尿カテーテル1及びパッケージ37を備えたカテーテルキットを示す。導尿カテーテル1は折り畳まれた状態でカテーテルパッケージ37内に配置され、これによりとてもコンパクトになっている。パッケージ37は、折り畳まれた導尿カテーテルをぴったりと収めており、これにより、キット全体はとてもコンパクトであり、例えば衣類のポケット内又はハンドバッグ内に容易に収納され又は輸送され得る。
好ましくは、全ての図に示された導尿カテーテルは、親水性のコーティングがされた導尿カテーテルである。カテーテルの親水性のコーティングは、ヒンジ7が配置された部分を含めてカテーテルチューブ2の挿入可能長さ全体に沿って延びる。
望ましい可撓性を有するカテーテルを提供するために、示されたカテーテルは先細の先端断面を有してもよい。これは、例えばカテーテルチューブの内径及び外径のわずかな減少によりなされ得る。可撓性を大きくする(断面二次モーメントを小さくする)ためには、内径又は外径を個々に減少させるよりも、カテーテルチューブの内径及び外径の両方を減少させる方が、より有効である。
1: 導尿カテーテル
2: カテーテルチューブ
3: カテーテル先端部
4: 漏斗状部
5: 小穴
6: 内部流路
7;7.1;7.2;7.3;7.4;7.5;7.6;7.7;7.8; ヒンジ
8: ヒンジの第1の構成要素
9: ヒンジの第2の構成要素
10: 接続手段
11: 突出部
12: 可撓性チューブ
13: ストリップ
14: ヒンジの第1の構成要素
15: ヒンジの第3の構成要素
16: ヒンジの第2の構成要素
17: 第1の延長部
18: 第2の延長部
19: ヒンジの第1の構成要素
20: ヒンジの第2の構成要素
21: 第1の延長部
22: 第2の延長部
23: 突出部
24: 接続手段
25: 矢印
26: ストリップ
28: 突出部
29: ヒンジの第1の構成要素
30: ヒンジの第2の構成要素
31: 止め具
32: チャネル
33: 矢印
34: ヒンジの構成要素
35: ストレート化補助具
36: 挿入補助具
37: パッケージ
38: 接続手段
39: 接続手段
40: プラグの第1の端部
41: プラグの第2の端部
42: 接続手段
43: 突出部
44: プラグ
45: 接続手段
46: 入れ子状の延長チューブ
47: 中空のプラグ
48: ストリング
49: シール
D: カテーテルチューブの外径
L: カテーテルチューブの長手方向

Claims (10)

  1. 尿道内へ挿入するためのカテーテルチューブ(2)を有し、尿のための内部流路(6)を画定して、人間の膀胱から排出するための折り畳み可能な導尿カテーテル(1)であって、
    前記カテーテルチューブ(2)は、前記カテーテル(1)を、折り畳まれたコンパクトな収納状態と、展開されたまっすぐなすぐに使える状態と、にするように考えられた少なくとも1つのヒンジ(7;7.3;7.4;7.5;7.6;7.7)を有し、
    前記少なくとも1つのヒンジ(7;7.3;7.4;7.5;7.6;7.7)は、前記カテーテルチューブ(2)の挿入可能長さ内に配置され、すぐに使える状態を安定させるための手段(1123;28;34;42;47)を有折り畳まれたコンパクトな収納状態において、前記カテーテルチューブ(2)内の前記内部流路(6)を分断する、折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  2. 前記カテーテルチューブ(2)の外径(D)は、前記カテーテルチューブ(2)の前記挿入可能長さを通して実質的に一定である、請求項1に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  3. 前記少なくとも1つのヒンジ(7;7.3;7.4;7.5)は、前記ヒンジ(7;7.3;7.4;7.5)を介して接続される前記カテーテルチューブの部品の1つにそれぞれ結合された少なくとも2つの構成要素(8;9;19,20;29,30;34,2)で構成され、前記構成要素の1つ(8;19;30;34)は、展開されたまっすぐなすぐに使える状態において、前記構成要素の他の1つ(9;20;29;2)と係合する突出部(11;23;28;34)を有する、請求項1又は2に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  4. 前記少なくとも1つのヒンジ(7;7.3;7.4;7.5)は、折り畳まれたコンパクトな収納状態において、前記カテーテルチューブの前記部品をつないで保持する接続手段(10;24;26;38)を有する、請求項に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  5. 前記接続手段(10;24;26)は、前記2つの構成要素(19,20;29,30)に一体化されている、請求項に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  6. 前記接続手段は、前記2つの構成要素(8;9;19,20;29,30)を接続する可撓性のストリップ(24;26)である、請求項に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  7. 前記接続手段(38)は、前記カテーテルチューブ(2)に一体化されている、請求項に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  8. 前記カテーテルチューブ(2)上にスライド可能に配置された、ストレート化補助具(35)をさらに有する、請求項1〜のいずれかに記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  9. 前記ストレート化補助具(35)は、短い、チューブ状の部品を有する、請求項に記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の折り畳み可能な導尿カテーテル(1)と、折り畳まれた前記導尿カテーテル(1)をぴったりと取り囲むカテーテルパッケージ(37)と、を有する、折り畳み可能な導尿カテーテルキット。
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