JP6155989B2 - 膜電極接合体の製造装置、及び製造方法 - Google Patents
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Description
アノード:H2 → 2H+ + 2e− ・・・(1)
カソード:1/2O2 + 2H+ + 2e− → H2O ・・・(2)
高分子電解質膜に触媒層を直接塗工形成する方法は、副資材低減や工程数削減の面で利点も多いが、高分子電解質膜は溶剤を吸収して膨潤するため、変形や寸法変動を起こしやすい。高分子電解質膜の種類によっては膨潤率の低いものもあるが、膜種が限られてしまうという難点がある。
転写法は、転写基材に触媒層を形成し、乾燥後に高分子電解質膜へ触媒層を転写する方法である。したがって、高分子電解質膜が溶剤によって膨潤することはない。寸法を厳密に管理する場合に有効な製造方法である。
まず、転写基材に触媒層を形成する。塗工方法にはダイ塗工を用いる場合が多い。アノード電極、カソード電極の2種を形成する。塗工後は減圧乾燥や焼成によって触媒層中の溶剤を十分に除去する。
次に、転写基材に形成した触媒層を高分子電解質膜に転写する。転写方法には熱ラミネート法を採用する場合が多い。この際、アノード電極とカソード電極をアライメント(Alignment)して揃え、ずれ無く貼合する。貼合後は転写基材を剥離するため、転写基材は、触媒層との剥離性が良好な基材を選定する必要がある。
そこで考案されたのが、アライメントの段階で転写基材と高分子電解質膜の双方を過熱する方法である。双方を熱ラミネート温度と同一温度に加熱し、アライメント実施の後に熱ラミネートすれば、変形することなく、アライメントされた状態で接合することができる。
上記作業を自動化することは難しい。基材を双方加熱しながらアライメントするプロセスは、事例が少ない。また、高分子電解質膜が薄膜で伸びやすく、テンションをかけられないという点も問題である。
本発明の目的は、高分子電解質膜と転写基材の双方を過熱しながらアライメントし、エアの混入無く両者を重ね合わせることを自動で実施する製造装置、及び製造方法を提供することである。
[膜電極接合体]
図1に、転写法によって膜電極接合体を作製した際の、転写基材剥離前の状態を示す。図1に示すように、膜電極接合体は積層構造である。図1では、膜電極接合体は、高分子電解質膜1と、アノード側転写基材2と、アノード電極触媒層3と、カソード側転写基材4と、カソード電極触媒層5とを備える。高分子電解質膜1のアノード側とアノード側転写基材2との間にアノード電極触媒層3が形成されている。また、高分子電解質膜1のカソード側とカソード側転写基材4との間にカソード電極触媒層5が形成されている。
図3に、膜電極接合体の製造装置の一例として、本実施形態に係る貼合装置の概略図を示す。本実施形態に係る貼合装置は、多孔質材から成る加温可能な2種類のステージを備える貼合装置であり、同一温度に加温した状態で転写基材と電解質膜を貼合する機構を備える。ここでは、本実施形態に係る貼合装置は、円柱状多孔質ステージ6と、平面状多孔質ステージ7とを備える。円柱状多孔質ステージ6は、多孔質材から成る円柱状のステージである。平面状多孔質ステージ7は、多孔質材から成る平面状のステージである。これらの多孔質材の孔径は、50μm以下の直径から成る孔径であることが望ましい。また、図3には、円柱状多孔質ステージ6の回転方向8が示されている。
吸着ステージに多孔質材を採用する理由は、基材全面を強固にステージ吸着させるためである。通常の規則的に吸着孔が開口されたステージでは、基材全面を吸着することが難しく、特に高分子電解質膜は吸着のムラにより変形、寸法変動を生じやすい。
円柱状多孔質ステージ6と平面状多孔質ステージ7との温度差は、3度以下が望ましい。その理由は特に高分子電解質膜の変形を回避するためである。3度以上の温度差がある場合、貼合後に変形を生じることを確認している。
以下、図4に示すような貼合工程フローを参照して、通常の貼合方法について説明する。
図4−(a)は基材を設置する前の状態である。平面状多孔質ステージ7を貼合温度まで加温する。
図4−(b)は第1電極転写基材を設置する工程である。設置するのはアノード電極、カソード電極どちらでも構わない。ここでは、一例として、カソード電極から設置する場合について説明する。この場合、貼合温度に加温した平面状多孔質ステージ7に、第1電極転写基材として、カソード電極触媒層5を形成したカソード側転写基材4を設置する。設置の際は、十分に基材が加温された後に真空吸着する。このとき、カソード電極触媒層5が形成された面を下側にしてカソード側転写基材4を設置する。
(c)の貼合工程においては、円柱状多孔質ステージ6と平面状多孔質ステージ7の接触の際に、応力を調整できる機構が必要である。特に、後に述べる積層貼合の際には応力調整が必須となる。応力が強すぎると基材が変形し、弱すぎるとエア噛みや貼合不良が起こる。
図4−(e)は高分子電解質膜設置の工程である。高分子電解質膜1は温度により変形しやすいため、設置の際は、十分に基材を加温した後に真空吸着する。ここでは、高分子電解質膜1が平面状多孔質ステージ7に設置されている状態が確認できる。
ここでは、第1電極転写基材を相似状に拡大したサイズの高分子電解質膜1を採用している。相似状に拡大することで、高分子電解質膜1が四角形である場合に外周4辺を吸着することができる。タック性の高い基材を扱う場合は、形状を一方向だけ伸ばすことにより外周2辺を吸着する方法も採用可能である。
図4−(h)は第2電極転写基材の設置工程である。第2電極転写基材は、第1電極転写基材の対極の転写基材である。ここでは、第1電極転写基材がカソード電極側であるため、第2電極転写基材はアノード電極側である。この場合、貼合温度に加温した平面状多孔質ステージ7に、第2電極転写基材として、アノード電極触媒層3を形成したアノード側転写基材2を設置する。設置の際は、十分に基材が加温された後に真空吸着する。このとき、アノード電極触媒層3が形成された面を上側にしてアノード側転写基材2を設置する。
(j)の転写工程において、第2電極転写基材のサイズを高分子電解質膜1より大きくする必要がある。ここでは相似状に拡大したサイズの第2電極転写基材を採用している。これにより、外周4辺を吸着することができる。前述の通り、外周2辺の吸着でも構わない。
以下、図5の本発明に係る積層イメージを使って、これまで述べてきた枚葉での貼合工程を、「Roll to Roll」(ロール・ツー・ロール方式)で実施する方法について説明する。
図5は、「Roll to Roll」を想定した貼合装置における貼合方法を示す。構成、動作は図4と全く同じである。大きな違いは、第1電極転写基材がこれまでの枚葉基材からロール形状に変更された点である。
図5−(b)は、第1電極転写基材と高分子電解質膜が接触した状態で、円柱状多孔質ステージ6を平面状多孔質ステージ7上で転がすイメージを示す。その際に、巻き出しロール10と巻き取りロール11が回転し、第1電極転写基材に高分子電解質膜を貼合することができる。
図5−(d)は第2電極転写基材を平面状多孔質ステージ7に設置した状態を示す。図には示していないが、円柱状多孔質ステージ6に積層された第1電極転写基材の電極と、平面状多孔質ステージ7に設置した第2電極転写基材の電極とをアライメントした後に平面状多孔質ステージ7の高さまで円柱状多孔質ステージ6を降下させる。
図5−(f)は第1電極転写基材、高分子電解質膜、第2電極転写基材の3層の積層が完了した状態を示す。図に示す通り、第2電極転写基材は貼合完了の時点で円柱状多孔質ステージ6に全面が吸着されている必要がある。仮に第2電極転写基材のサイズが大きすぎた場合、端部が円柱状多孔質ステージ6から離れ、高分子電解質膜1との粘着性だけで積層保持される状態となる。
図6−(a)、(b)は円柱状多孔質ステージ6への基材の吸着の機構を示す。
ここで、カソード側転写基材4の幅方向の端部に、一定間隔で開口部が設けられている。開口部は、両端のそれぞれ(対向する2つの端部の各々)において、端部の縁に沿って2列ずつ配列されている。高分子電解質膜1は、2列のうち端部から遠い列(内側の列)の開口部13を通して、円柱状多孔質ステージ6へ吸着される。これによって、高分子電解質膜1を第1電極転写基材と重ねた状態で保持することができる。更に、第2電極転写基材は、2列のうち端部に近い列(外側の列)の開口部14を通して、円柱状多孔質ステージ6へ吸着される。これによって、第1電極転写基材、高分子電解質膜、第2電極転写基材の3層を重ねた状態で保持することができる。なお、2列の開口部の配列パターンは、平行でも良いし、千鳥状配置(ジグザグ)でも良い。
以下、実施形態に沿った膜電極接合体の製造装置、及び製造方法について説明する。本検証においては、基本的に図5に示した工程フローに沿って実験を実施した。
第1電極転写基材には、幅300mm、厚さ100μmテフロン(登録商標)フィルムを採用した。この第1電極転写基材にはロールの状態で50mmの触媒層を形成した。第1電極転写基材の開口部は幅方向の端部から50mm、100mmの位置にカッティング装置を使って形成した。また、高分子電解質膜1には市販の厚さ50μmのものを使用し、150×150mmに断裁した。第2電極転写基材は250×250mmに断裁し、これによって第1電極転写基材の幅方向2辺を吸着する方法を採用した。
第1電極転写基材、及び第2電極転写基材に50mmの触媒層を形成するため、転写基材にはマスキングテープによって50mmの開口を設けた後に塗工を実施した。塗工方法は簡易のバーコート方式により行い、乾燥後にマスキングテープを剥離した。
平面状多孔質ステージ7には、アルミナを材質とした多孔質プレートを採用した。孔径は、ポリプロピレン樹脂と同じ直径20μmである。これをホットプレート上に設置することによって加温型の平面状多孔質ステージ7とした。
貼合の際の吸着解除に関しては、順次解除の制御ができなかったため、貼合の開始前に平面状多孔質ステージ7の吸着を全面開放する方法を取った。
ロール状の第1電極転写基材に、高分子電解質膜、第2電極転写基材を貼合した後、ロール搬送により当該装置から搬出した。「Roll to Roll」での製造装置を想定した場合、この後にロールの状態で「熱ラミネート」、「剥離」の後工程に移る。しかし、今回は上記処理が完了した後に貼合部分をロールから切り離し、枚葉で後工程を実施した。
なお、上記の実施形態の一部又は全部は、以下のように記載することも可能である。但し、実際には、以下の記載例に限定されない。
本実施形態に係る膜電極接合体の製造装置は、少なくとも電解質膜と電極とを備える膜電極接合体の製造装置であって、
多孔質材から成る加温可能な円柱状の第一のステージに、ロール状の第1電極転写基材を吸着して固定する機構と、
多孔質材から成る加温可能な平面状の第二のステージに、シート状の電解質膜を吸着して固定する機構と、
円柱状の第一のステージを平面状の第二のステージの上で転がし、第一のステージに固定した第1電極転写基材と第二のステージに固定した電解質膜とを、電解質膜と電極とが接触するように加温しながら貼り合わせ、第一のステージに第1電極転写基材と電解質膜との積層体を固定する機構と、
空いた第二のステージに、シート状の第2電極転写基材を吸着して固定する機構と、
2種の電極をアライメントしながら、円柱状の第一のステージを平面状の第二のステージの上で転がし、第一のステージに固定した積層体と第二のステージに固定した第2電極転写基材とを、電解質膜と電極とが接触するように加温しながら貼り合わせる機構と、
第一のステージに、少なくとも第1電極転写基材、電解質膜、及び第2電極転写基材の3層を積層させ、積層後にロール状の積層体を巻き取り搬送する動作を繰り返す機構と、
を備える。
本実施形態によれば、高分子電解質膜と転写基材を加温しながら貼合することによって、変形によるシワ、寸法変動、シートカールを発生させることなく、正極と負極のずれも生じない膜電極接合体を、「Roll to Roll」で製造することができる。また、高分子電解質膜と転写基材を貼合する際に、円柱状のステージを平面ステージの上で転がしながら貼合するため、エア噛み無く膜電極接合体を製造することができる。
このように、円柱状の基材と平面状の基材を貼合し、平面状のステージに基材を積層する際に、両ステージが接触した箇所から随時平面状多孔質ステージのみ吸着破壊を行うことによって、基材に剥離時の応力をかけることなく、基材を積層することができる。
このように、ロール状の第1電極転写基材の幅方向の端部に一定間隔で設けられている2列の開口部を利用して、円柱状のステージと電解質膜、及び第2電極転写基材を吸着することができる。すなわち、第1電極転写基材、電解質膜、第2電極転写基材の3層を積層した状態で保持することができる。
これにより、第1電極転写基材と第2電極転写基材の電極同士をアライメントすることができる。
このように、第1電極転写基材、高分子電解質膜、第2電極転写基材のサイズをそれぞれ異にすることで、エア噛みや、変形、寸法変動、シワ発生が無く、両電極が精度良く貼合された膜電極接合体を作製することができる。また、例えば3層を積層させる際に、スプロケットホールを介して円柱状のステージ基材に吸着することができるため、第1電極転写基材、電解質膜、第2電極転写基材の順にアライメントされた状態の積層基材を、ステージ上に保持することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
2…アノード側転写基材
3…アノード電極触媒層
4…カソード側転写基材
5…カソード電極触媒層
6…円柱状多孔質ステージ(第一のステージ)
7…平面状多孔質ステージ(第二のステージ)
8…円柱状多孔質ステージの回転方向
9…アライメントカメラ
10…巻出しロール
11…巻取りロール
12…中間ローラ
13…開口部(2列のうち内側の列)
14…開口部(2列のうち外側の列)
Claims (6)
- 少なくとも電解質膜と電極とを備える膜電極接合体の製造装置であって、
多孔質材から成る加温可能な円柱状の第一のステージに、ロール状の、第1電極が形成された第1電極転写基材を吸着して固定する機構と、
多孔質材から成る加温可能な平面状の第二のステージに、シート状の電解質膜を吸着して固定する機構と、
円柱状の前記第一のステージを平面状の前記第二のステージの上で転がし、前記第一のステージに固定した前記第1電極転写基材と前記第二のステージに固定した前記電解質膜とを、前記電解質膜と前記第1電極転写基材とが接触するように加温しながら貼り合わせ、前記第一のステージに前記第1電極転写基材と前記電解質膜との積層体を固定する機構と、
空いた前記第二のステージに、シート状の、第2電極が形成された第2電極転写基材を吸着して固定する機構と、
前記第一のステージに固定した前記第1電極と前記第二のステージに固定した前記第2電極の2種の電極をアライメントしながら、円柱状の前記第一のステージを平面状の前記第二のステージの上で転がし、前記第一のステージに固定した前記積層体と前記第二のステージに固定した前記第2電極転写基材とを、前記電解質膜と前記第2電極転写基材とが接触するように加温しながら貼り合わせる機構と、
前記第一のステージに、少なくとも前記第1電極転写基材、前記電解質膜、及び前記第2電極転写基材の3層を積層させ、積層後にロール状の積層体を巻き取り搬送する動作を繰り返す機構と、
を備えることを特徴とする膜電極接合体の製造装置。 - 円柱状の前記第一のステージと平面状の前記第二のステージとが接触した箇所から順に、前記第二のステージに対する吸着破壊もしくはエアブローを実施し、基材全面を剥離する機構を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の膜電極接合体の製造装置。
- ロール状の前記第1電極転写基材の幅方向の端部に、一定間隔で開口部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜電極接合体の製造装置。
- ロール状の前記第1電極転写基材を搬送する際に、前記開口部をスプロケットホールとして使用し、前記第1電極転写基材に形成された電極の位置を制御する機構を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の膜電極接合体の製造装置。
- 前記第1電極転写基材のロール幅に対し、前記第2電極転写基材のシート幅は小さく、
前記第2電極転写基材のシート幅に対し、前記電解質膜のシート幅は小さく、
前記開口部は前記端部の縁に沿って2列配列されており、前記2列のうち前記端部から遠い列の開口部が前記電解質膜を吸着し、前記2列のうち前記端部に近い列の開口部が前記第2電極転写基材を吸着することを特徴とする請求項3又は4に記載の膜電極接合体の製造装置。 - 少なくとも電解質膜と電極とを備える膜電極接合体の製造方法であって、
多孔質材から成る加温可能な円柱状の第一のステージに、ロール状の、第1電極が形成された第1電極転写基材を吸着して固定する工程と、
多孔質材から成る加温可能な平面状の第二のステージに、シート状の電解質膜を吸着して固定する工程と、
円柱状の前記第一のステージを平面状の前記第二のステージの上で転がし、前記第一のステージに固定した前記第1電極転写基材と前記第二のステージに固定した前記電解質膜とを、前記電解質膜と前記第1電極転写基材とが接触するように加温しながら貼り合わせ、前記第一のステージに前記第1電極転写基材と前記電解質膜との積層体を固定する工程と、
空いた前記第二のステージに、シート状の、第2電極が形成された第2電極転写基材を吸着して固定する工程と、
前記第一のステージに固定した前記第1電極と前記第二のステージに固定した前記第2電極の2種の電極をアライメントしながら、円柱状の前記第一のステージを平面状の前記第二のステージの上で転がし、前記第一のステージに固定した前記積層体と前記第二のステージに固定した前記第2電極転写基材とを、前記電解質膜と前記第2電極転写基材とが接触するように加温しながら貼り合わせる工程と、
前記第一のステージに、少なくとも前記第1電極転写基材、前記電解質膜、及び前記第2電極転写基材の3層を積層させ、積層後にロール状の積層体を巻き取り搬送する動作を繰り返す工程と、
を備えることを特徴とする膜電極接合体の製造方法。
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