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JP6146105B2 - ゲートウェイシステム、拡張ゲートウェイ、拡張エッジ装置、移動端末接続方法およびプログラム - Google Patents

ゲートウェイシステム、拡張ゲートウェイ、拡張エッジ装置、移動端末接続方法およびプログラム Download PDF

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JP6146105B2 JP2013088050A JP2013088050A JP6146105B2 JP 6146105 B2 JP6146105 B2 JP 6146105B2 JP 2013088050 A JP2013088050 A JP 2013088050A JP 2013088050 A JP2013088050 A JP 2013088050A JP 6146105 B2 JP6146105 B2 JP 6146105B2
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Description

本発明はゲートウェイシステム、拡張ゲートウェイ、拡張エッジ装置、移動端末接続方法およびプログラムに関し、特に携帯端末を固定通信ネットワーク経由で移動体通信ネットワークに接続するゲートウェイシステム等に関する。
移動体通信サービスにおいて、ユーザの使用する携帯端末は、従来型のフィーチュアフォンからスマートフォンへと急速に置換されている。非特許文献1に記載された民間の調査機関による平成24年10月時点での調査では、個人の携帯電話利用者のうちの39.9%がスマートフォンを利用しているという結果が出ており、遅くとも平成25年中には個人利用の携帯電話の過半数がスマートフォンになるであろうと予想されている。
スマートフォンはフィーチュアフォンと比べて、より多くのデータを扱うことができる。従って、スマートフォンが普及すると、データトラフィックが飛躍的に増加し、無線通信網の輻輳が発生することになる。通信サービス業者にとっては、スマートフォンのトラフィックの一部をいわゆるワイファイ(Wifi, 別名無線LAN: IEEE802.11a/b/g/n)を利用した固定通信網に収容することによって無線通信網の輻輳を回避する、いわゆるオフロード(Off-Load)が急務となっている。非特許文献2には、そのようなオフロードの概要について記載されている。
しかしながら、スマートフォンにはインターネット全体に対して提供されるサービスだけではなく、移動体通信に(特定の通信サービス業者に)特有のサービスもある。より具体的には、ペアレンタルコントロール、電子メールサービス、閉域コンテンツなどのような、個々の端末ごとの契約に関連づけられたサービスがこれに該当する。固定通信ネットワークに収容された状態のままでは、ユーザはそれらのようなサービスを利用することができない。
そのため、固定通信ネットワークの一部を利用して携帯端末を移動体通信ネットワークにアクセスさせるという接続形態が、各業者の間で検討されている。移動体通信システムの技術仕様標準化のための国際機関である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、そのための手法として、信頼できる固定通信ネットワークを前提としたS2aインタフェースによる収容や、信頼できない固定通信ネットワークを前提としたS2bインタフェースによる収容を、非特許文献3の3GPP TS23.402規格で定義している。
以上に関連する技術文献として、次の各々がある。特許文献1には、携帯端末などのモバイルノードがホームドメインをローミングする際のシグナリングを減少するための手法が記載されている。特許文献2には、ホームゲートウェイのネットワークアドレス変換方法(IPv6とIPv4の間の変換など)が記載されている。特許文献3には、携帯端末の設定を変更することなくホームエージェントのホームアドレスの設定が可能であるという技術が記載されている。
非特許文献1には、前述のように携帯電話の利用動向に関する調査結果が記載されている。非特許文献2には、前述のオフロードの概要について記載されている。非特許文献3は、前述のTS23.402規格について記載されている。非特許文献4には、異なる無線システムの間でのハンドオーバーを可能とする技術が記載されている。
再特WO2009/153943号 特開2006−246464号公報 特開2005−143095号公報
「スマートフォン利用率は個人が39.9%、企業が41.7%とほぼ倍増 個人のスマートフォンユーザーのFacebook利用率は38.7%9年目の実績、個人3262人企業担当者1795人 『スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013』 11月22日(木)発売」、平成24年11月20日、[平成25年4月9日検索]、(株)インプレスR&D、インターネット<URL:http://www.impressrd.jp/news/121120/kwp2013> 「『つながるスマートフォン』実現の切り札、オフロードって何?」、平成23年11月、[平成25年4月9日検索]、TDK(株)、インターネット<URL:http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/201111u/> 「3GPP TS 23.401: General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access」、[平成25年4月9日検索]、3GPP、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/23401.htm> 西田克利他、「All−IPネットワークを実現するSAE基本制御技術」、平成21年10月、[平成25年4月9日検索]、(株)NTTドコモ、NTTドコモテクニカルジャーナル、第17巻第3号、インターネット<URL:http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol17_3/vol17_3_006jp.pdf>
前述の通り、前述のTS23.402規格のS2a/S2bインタフェースによる接続を利用して、携帯端末をワイファイから固定通信ネットワークの一部を利用して移動体通信ネットワークにアクセスさせるという技術は、既に確立されている。
しかしながら、移動体通信ネットワークに配備するePDG(evolved Packet Data Gateway)を用いてこの携帯端末をS2bインタフェースでPGW(Packet Dana Network Gateway)に接続する場合、移動端末とePDGの間のSWuインタフェースとしてIPsec(Security Architecture for IP)プロトコルが必要となる。このプロトコルは、全ての携帯端末に標準的に備えられているものではない。
また、固定通信ネットワークが信頼できるという前提であれば、前述のTS23.402規格で標準化された、固定通信ネットワークに配備するゲートウェイからS2aインタフェースで直接PGWに接続するというモデルを利用することができる。
しかしながら、そこでは固定通信ネットワークの信頼性を担保する手段が明確になっていない。そのため、移動端末と収容装置の間をP2P(Peer to Peer)リンクで接続するための具体的な構成が確立されていない。また、そのようなP2Pリンク機能も、全ての携帯端末に標準的に備えられているものではない。
さらに、既存の方式では移動端末に対して移動体通信ネットワークからグローバルアドレスを割り当てる方式であるので、ワイファイに接続している状態の移動端末が、同一の固定通信ネットワークのプライベートアドレスを持つ他の端末と通信を行うには、インターネット経由でのNAT(Network Address Translation)越えを行うか、あるいは移動端末の設定を変更してワイファイの接続変更をする必要がある。
以上の問題点は、前述の特許文献1〜3および非特許文献1〜4では言及されていないし、この問題点の解決に利用しうる技術もこれらの文献には記載されていない。
本発明の目的は、IPsecプロトコルやP2Pリンク機能を備えていない携帯端末であっても、固定通信ネットワーク経由で移動体通信ネットワークに接続することを可能とするゲートウェイシステム、拡張ゲートウェイ、拡張エッジ装置、移動端末接続方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るゲートウェイシステムは、移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムであって、拡張エッジ装置が、移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、拡張ホームゲートウェイが、加入者側の移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側のePDGとの間でTS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって移動端末と移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る拡張ゲートウェイは、移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイであって、拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在し、かつ移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備えた拡張エッジ装置と接続されていると共に、加入者側の移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側のePDGとの間でTS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって移動端末と移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る拡張エッジ装置は、移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置であって、移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、ePDGに、移動体通信サービスに備えられたAAAサーバにTS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)と、認証された当該移動端末と移動体通信サービスとの間のS2aインタフェースによる接続を介在するTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されていること、を特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る移動端末接続方法は、移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムにあって、拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、加入者側の移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続し、拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、局側の拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続し、拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、移動端末の属する移動体通信サービスとの間をTS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続すること、を特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る移動端末接続プログラムは、移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備え、拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、移動端末の属する移動体通信サービスとの間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続する、たゲートウェイシステムにあって、拡張ホームゲートウェイが備えるプロセッサに、加入者側の移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続する手順、局側の拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続する手順、拡張エッジ装置が移動体通信サービスとの間を接続した後で、移動端末および固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行する手順、および移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとの間を相互に変換する手順を実行させること、を特徴とする。
本発明は、上記したように拡張ホームゲートウェイが移動端末ユーザエージェントを備える構成としたので、この移動端末ユーザエージェントがIPsecプロトコルやP2Pリンク機能を代行することができる。
これによって、IPsecプロトコルやP2Pリンク機能を備えていない携帯端末であっても、固定通信ネットワーク経由で移動体通信ネットワークに接続することが可能であるという、優れた特徴を持つゲートウェイシステム、拡張ゲートウェイ、拡張エッジ装置、移動端末接続方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の基本形態に係るゲートウェイシステムの構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るゲートウェイシステムの構成について示す説明図である。 図2に示した拡張HGWの内部構成をより詳しく示す説明図である。 図2に示した拡張エッジ装置の内部構成をより詳しく示す説明図である。 図2に示したゲートウェイシステムで、移動端末が拡張HGWを介して移動体通信サービスに接続する際の動作について示す流れ図である。 図5の続きである。 図5〜6の続きである。 本発明の第2の実施形態に係るゲートウェイシステムの構成について示す説明図である。 図8に示した拡張HGWの内部構成をより詳しく示す説明図である。 図8に示した拡張エッジ装置の内部構成をより詳しく示す説明図である。 図8に示したゲートウェイシステムで、固定端末が拡張HGWを介してインターネットに接続する際の動作について示す流れ図である。 図11の続きである。 図8に示したゲートウェイシステムで、移動端末が拡張HGWを介して移動体通信サービスもしくはインターネットに接続する際の動作について示す流れ図である。
(基本形態)
以下、本発明の基本形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
基本形態に係るゲートウェイシステム1は、移動端末4および固定端末5を接続可能な拡張ホームゲートウェイ2と、拡張ホームゲートウェイとインターネット7との間の固定通信を介在する拡張エッジ装置3とを備えたゲートウェイシステムである。拡張エッジ装置3は、移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG3a(evolved Packet Data Gateway)を備え、拡張ホームゲートウェイ2が、加入者側の移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側のePDGとの間でTS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって移動端末4と移動体通信サービス6との間の接続を介在する移動端末ユーザエージェント2aを備える。
これによって、このゲートウェイシステム1は、携帯端末を固定通信ネットワーク経由で移動体通信ネットワークに接続することが可能なものとなる。
これら各部/各手段のより詳細な構成は、次の実施形態として説明する。
(第1の実施形態)
続いて、本発明の第1の実施形態の構成について添付図2〜4に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るゲートウェイシステム100は、移動端末30および固定端末40を接続可能な拡張ホームゲートウェイ(拡張HGW10)と、拡張ホームゲートウェイとインターネット70との間の固定通信を介在する拡張エッジ装置20とを備えたゲートウェイシステムであって、拡張エッジ装置20が、移動端末の属する移動体通信サービス60との間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)21を備え、拡張ホームゲートウェイ10が、加入者側の移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側のePDGとの間でTS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって移動端末と移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェント11を備える。
かつ、拡張HGW10が、移動端末および固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行するプライベートDHCP部14を備えると共に、移動端末ユーザエージェント11が、移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとの間を相互に変換する固定通信ネットワークローカルIP処理部11dを備える。また、移動端末から送信されたIPパケットの宛先が移動体通信サービス宛であるか否かを判定して、移動体通信サービス宛のIPパケットを移動端末ユーザエージェントに送信する振分処理部15も備える。
そして拡張エッジ装置20のePDG21に、移動体通信サービスに備えられたAAAサーバにTS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP22(Trusted WLAN AAA Proxy)と、認証された当該移動端末と移動体通信サービスとの間のS2aインタフェースによる接続を介在するTWAG23(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されている。
これによって、このゲートウェイシステム1は、IPsecプロトコルやP2Pリンク機能を備えていない携帯端末であっても、固定通信ネットワーク経由で移動体通信ネットワークに接続することが可能なものとなる。
以下、これをより詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るゲートウェイシステム100の構成について示す説明図である。ゲートウェイシステム100は、固定通信ネットワーク50と固定端末40との間の接続を介在する拡張ホームゲートウェイ装置(以後拡張HGW10という)と、固定通信ネットワーク50とサービスプロバイダ71(インターネット70)との間の接続を介在する拡張エッジ装置20とで構成される。
本明細書では、通常のホームゲートウェイおよびエッジ装置に移動端末の接続に係る機能を付加したという意味で、各々拡張HGW10および拡張エッジ装置20と呼ぶ。拡張HGW10は、移動端末30との間のワイファイ(Wifi)による接続を介在する移動端末ユーザエージェント11を備える。そして、拡張エッジ装置20は、移動端末ユーザエージェント11とSWuインタフェース経由で接続されて、移動体通信サービス60との間の接続を介在するePDG(evolved Packet Data Gateway)21を備える。
ePDG21は、TWAG(Trusted WLAN Access Gateway)23を介してS2aインタフェースを経由して、移動体通信サービス60の移動PGW61に接続することが可能である。その際、TWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)22を介してSTaインタフェースを経由して移動体通信サービス60のAAA(Authentication, Authorization, and Accounting)サーバ62と接続してEAP(Extensible Authentication Protocol)による移動端末30の認証を行う。
ここで、S2aインタフェース、STaインタフェースおよびSWuインタフェースは、いずれも非特許文献3に記載されたTS23.402規格によって規定されたものである。
移動端末30は、TS23.402規格で規定されるUE(User Equipment)である。セルラ無線によっても移動体通信サービス60を利用することができるが、これとは別個にワイファイなどのような非3GPPアクセス無線機能を有する。IEEE802.1xプロトコルおよびEAPプロトコルを利用して移動AAA62による認証を受けた後、IP(Internet Protocol)を利用したデータ通信で移動体通信サービス60を利用することができる。
移動AAA62は、TS23.402規格で規定される認証サーバであり、移動端末30との間でEAPによって認証情報を交換する。移動PGW61は、TS23.402規格で規定されるゲートウェイ装置であり、S2aインタフェースにおけるGTP(GPRS Tunneling Protpcol)トンネルもしくはGRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルから移動端末30を送信元とするIPパケットを取り出し、移動体通信サービス60に転送する機能を備えている。
移動体通信サービス60は、前述のような個々の端末ごとの契約に関連づけられた移動体通信ネットワークに特有のサービス、たとえばペアレンタルコントロール、電子メールサービス、閉域コンテンツ、インターネットとの接続を提供するサービスなどである。
固定通信ネットワーク50には、拡張HGW10および拡張エッジ装置20の他に、拡張エッジ装置20とサービスプロバイダ71との間を介在するゲート装置51を備える。ゲート装置51は、拡張エッジ装置20を介して拡張HGW10とISP通信トンネルで接続され、拡張HGW10を送信元とするIPパケットを取り出してサービスプロバイダ71に転送する。サービスプロバイダ71は、インターネット70との接続を提供するサービスである。
固定端末40は、パーソナルコンピュータなどのような一般的な情報処理装置であり、拡張HGW10を介してインターネット70にIPによってアクセスすると同時に、移動端末30をはじめとする他の装置とデータ通信を行うIP通信機能を備える。固定端末40と拡張HGW10との間の接続は、ワイファイなどのような無線接続であっても、ケーブルイーサネット(登録商標)などのような有線接続であってもよい。後述のように、本実施形態では固定端末40と拡張HGW10との間が有線接続である例を示す。
図3は、図2に示した拡張HGW10の内部構成をより詳しく示す説明図である。拡張HGW10は、前述の移動端末ユーザエージェント11と、ワイファイ処理部101、LAN側イーサネット処理部102、802.1X処理部12、プライベートIP処理部13、プライベートDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)部14、WAN側イーサネット処理部17、グローバルIPアドレス処理部16、および振分処理部15を備える。
ワイファイ処理部101は、ワイファイを介して移動端末30と無線接続する。LAN側イーサネット処理部102は、ケーブルイーサネットを介して固定端末40と有線接続する。プライベートDHCP部14は、移動端末30および固定端末40に対して固定通信ネットワーク50内でのみ使用されるプライベートIPアドレスを発行する。プライベートIP処理部13は、プライベートIPアドレスとサービスプロバイダ71から発行されたグローバルIPアドレスとの間で変換を行う。
WAN側イーサネット処理部17は、ケーブルイーサネットを介して拡張エッジ装置20と有線接続する。グローバルIPアドレス処理部16は、その際に必要となるグローバルIPアドレスによる処理を行う。さらに、サービスプロバイダ71との間のデータ送受信に必要なPPPoEなどのプロトコルによるトンネリング処理を行うISPトンネリング処理部103も併設されている。
移動端末ユーザエージェント11は、EAP中継部11a、移動体通信ネットワークグローバルIP処理部11b、IKE(Internet Key Exchange)v2・IPsec処理部11c、固定通信ネットワークローカルIP処理部11d、およびバッファ11eを備える。
EAP中継部11aは、802.1X処理部12とIKEv2・IPsec処理部11cとの間に挿入され、移動端末30の認証情報であるEAPフレームを拡張エッジ装置20に転送する。移動体通信ネットワークグローバルIP処理部11bは、振分処理部15とIKEv2・IPsec処理部11cとの間に挿入され、移動端末30のIPパケットを拡張エッジ装置20に転送する。
IKEv2・IPsec処理部11cは、移動端末30と拡張エッジ装置20との間でIPパケットを相互に転送する際に必要となる処理を行う。固定通信ネットワークローカルIP処理部11dは、プライベートIPアドレスと取得されたグローバルIPアドレスとの間を相互に変換する処理を行う。バッファ11eは固定通信ネットワークローカルIP処理部11dに併設されており、IPパケットに含まれる認証用データの一部、あるいは認証手続きを経て取得したグローバルIPアドレスを記憶する。
振分処理部15は802.1X処理部12およびプライベートDHCPサーバ14と連携して、固定端末40および移動端末30から送信されるIPパケットが拡張HGW10配下のプライベートネットワーク以外の外部ネットワーク宛であるか否かを判定した上で、移動体通信ネットワークグローバルIP処理部11bもしくはISPグローバルIP処理部16のうちのいずれかに当該パケットを振り分ける。
図4は、図2に示した拡張エッジ装置20の内部構成をより詳しく示す説明図である。拡張エッジ装置20は、前述のePDG21、TWAP22、TWAG23と、拡張HGW側イーサネット処理部201、ISP通信トンネル処理部202、およびゲート装置側イーサネット処理部203を備える。
拡張HGW側イーサネット処理部201は、ケーブルイーサネットを介して拡張HGW10と有線接続する。ゲート装置側イーサネット処理部203は、ケーブルイーサネットを介してゲート装置51と有線接続する。ISP通信トンネル処理部202は、拡張HGW10のISPトンネリング処理部103と連携して、PPPoEなどのプロトコルによるトンネリング処理を行うと同時に、ゲート装置51との間でL2TPなどのプロトコルによるトンネリング接続を行う。
ePDG21は、固定通信ネットワークローカルIP処理部21a、IKEv2・IPsec処理部21b、およびEAP中継部21cを備え、拡張HGW10の移動端末ユーザエージェント11の同名の各機能部と連携して、IKEv2プロトコル処理やIPsecトンネリング接続を行う。
TWAP22は、STaインタフェース処理部22a、IP処理部22b、およびイーサネット処理部22cを備え、ePDG21のEAP中継部21cを介して受け取った移動端末30の認証情報であるEAPフレームを移動AAA62に転送する。
TWAG23は、S2aインタフェース処理部23a、IP処理部23b、およびイーサネット処理部23cを備え、ePDG21のIKEv2・IPsec処理部21bを介して受け取った移動端末30のIPパケットを移動体通信サービス60に転送する。
図5〜7は、図2に示したゲートウェイシステム100で、移動端末30が拡張HGW10を介して移動体通信サービス60に接続する際の動作について示す流れ図である。図5〜7は、紙面の都合により一連の動作を3枚に分割して示している。
移動端末30が拡張HGW10に対して接続を試行すると(ステップS101)、移動端末30はワイファイ接続のための処理を開始する(ステップS102)。なおこのワイファイ接続におけるセキュリティは、移動体通信ネットワークとS2aインタフェース接続を行うに足る信頼性が確保されていることが前提であり、拡張HGW10の管理ユーザが設定画面等によりセキュリティ設定を変更できない構造となっている。
これに引き続いて移動端末30は、EAP−AKA(Extensible Authentication Protocol Method for UMTS Authentication and Key Agreement)認証を行うために802.1X手順に則りEAPOL−Startを拡張HGW10に送信する(ステップS103)。
これに対して、拡張HGW10は移動端末30に対してEAP−Request/Identityを送信し認証開始を要求し(ステップS104)、移動端末30はEAP−Response/Identityを返信することでEAP−AKA認証を開始する(ステップS105)。
拡張HGW10は、移動端末30のエージェントとして、拡張エッジ装置20との間でIKE_SA_INIT手順を実施する(ステップS106)。その後、固定通信ネットワーク50及び移動体通信ネットワークを介して移動体通信サービス60に接続するための認証手順として、拡張エッジ装置20に対してIKE_AUTH Requestを送信する(ステップS107)。
拡張エッジ装置20は、このIKE_AUTH Requestに含まれる認証の宛先を元に、移動AAA62に対してSTaインタフェースを介してDiameter EAP Requestを送信し(ステップS108)、移動AAA62から返送されるDiameter EAP Answer(ステップS109)に含まれるEAP−Request/AKA−ChallangeをIKE_AUTH Resonseに載せ換えて拡張HGW10に送信する(ステップS110)。
拡張HGW10は、受け取ったEAP−Request/AKA−Challangeを移動端末30に転送し(ステップS111)、移動端末30で認証に必要な演算を行った上でEAP−Response/AKA−Challangeとして拡張HGW10に返送する(ステップS112)。
さらに拡張HGW10は、EAP−Response/AKA−ChallangeをIKE_Auth Requestに載せ換えて拡張エッジ装置20に送信し(ステップS113)、拡張エッジ装置20は移動AAA62に対してEAP−Response/AKA−Challangeを載せ換えてAuthentication&Authrozation Requestを送信する(ステップS114)。
ここまでで、移動AAA62にて演算結果の整合を確認することによって、移動体通信ネットワークにおける移動端末30の認証が完了する。移動AAA62は、認証完了を意味するEAP−Successを含めたAuthentication&Authorization Answerを拡張エッジ装置20に返信し(ステップS115)、拡張エッジ装置20はこのEAP−SuccessをIKE_AUTH Responseに載せ換えて拡張HGW10に送信する(ステップS116)。
拡張HGW10は、EAP−Successをバッファ11eに一時記憶しつつ、移動端末30と移動体通信サービス60との通信のためにIKE_Auth Requestを送信し(ステップS117)、拡張エッジ装置20は移動PGW61に対してS2aインタフェースを介してCreate Session Requestを送信する(ステップS118)。
拡張エッジ装置20は移動PGW61から返送されるCreate Session Response(ステップS119)に含まれる移動端末30に対して割り当てられた移動体通信ネットワークグローバルIPアドレスをIKE_AUTH Responseに載せ換え、拡張HGW10に送信する(ステップS120)。
ここまでの処理により、拡張HGW10は移動端末30のエージェントとして移動端末30に割り当てられた移動体通信ネットワークグローバルIPアドレスをバッファ11eに記憶し、これを用いてGTPトンネル(S2a)とそれに対応したIPsecトンネルを通じた通信が可能となる。(ステップS121)
その後、拡張HGW10は移動端末30に対して、ステップS116で受信してバッファ11eにバッファリングされていたEAP−Successを送信し(ステップS122)、続いてEAPOL−Keyを送信する(ステップS123)ことで、移動端末30に対して802.1X手順でのEAP−AKA認証完了を通知する。
EAP−AKA認証完了を通知された移動端末30は、拡張HGW10に対してDHCP Discover(ステップS124)を送信し、DHCP Offer(ステップS125)、DHCP Request(ステップS126)、DHCP Ack(ステップS127)を通じて拡張HGW10よりプライベートIPアドレスを取得する(ステップS128)。
この際拡張HGW10では、802.1X処理部12で取得した移動端末30のMAC(Media Access Control)アドレスに対してプライベートDHCPサーバ14で払い出したプライベートIPアドレスを、移動端末30に対して返信すると同時にこれを記憶し、送信元が移動端末30のプライベートIPアドレスかつ送信先が外部ネットワークであるIPパケットについては、振分処理部15にて移動体通信ネットワークグローバルIP処理部112に転送して処理することとなる。
この処理により、移動端末30は固定通信ネットワーク50内のIPsecトンネル及び固定通信ネットワーク50と移動体通信ネットワークを接続するGTPトンネルを介し、移動体通信サービス60とHTTP Request等の通信を行うことができる(ステップS129)。
なお、この際、拡張HGW10ではHTTP Request等の送信元アドレスを、移動体通信ネットワークグローバルIP処理部11bおよび定通信ネットワークローカルIP処理部11dによって、移動端末30に割り当てられたプライベートIPアドレスから、自身で持つ移動端末30用に割り当てられた移動体通信ネットワークグローバルIPアドレスに変換する処理を行う。
また、移動端末30によるHTTP Request等の宛先が自身と同一の拡張HGW10配下のプライベートネットワークであった場合、この判定処理は行わずに拡張HGW10内のプライベートIP処理部で持つMACアドレステーブルに基づいた転送が行われる。従って、移動端末30のWiFi接続の変更や、インターネット経由でのアクセスなどを特に必要とはせずに、拡張HGW10配下の固定端末40との間での通信が可能となる。
以上、図5〜7に記載した動作では、STaインタフェースについて、TWAP22移動AAA62との間でEAPプロトコルを転送するプロトコルとしてDiameterプロトコルを例に示したが、これに替えてRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)プロトコル、あるいはGSM(登録商標)−MAP(Mobile Application Part)プロトコルを利用して同等の処理をすることも可能である。
またTWAG23と移動PGW61との間のS2aインタフェースについてはGTPプロトコルを例に示したが、PMIP(Proxy Mobile IP)v6プロトコルを利用して同等の処理をすることによりGREトンネルを生成することも可能である。
(実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係る移動端末接続方法は、移動端末30および固定端末40を接続可能な拡張ホームゲートウェイ10と、拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置20とを備えたゲートウェイシステム100にあって、拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、加入者側の移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続し(図5・ステップS101〜102)、拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、局側の拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続し(図5・ステップS106〜107)、拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、移動端末の属する移動体通信サービスとの間をTS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続する(図5〜7・ステップS108〜120)。そしてその後で、拡張ホームゲートウェイのプライベートDHCP部が移動端末および固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行し(図7・ステップS124〜128)、移動端末ユーザエージェントの固定通信ネットワークローカルIP処理部が、移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとの間を相互に変換する(図7・ステップS129)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行する拡張ホームゲートウェイ10および拡張エッジ装置20の備えるプロセッサに実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態では、拡張HGW10が移動端末エージェント11を備えている。これによって、移動端末30がIPsec機能およびP2Pリンク機能を備えていなくても、移動端末エージェント11がこれらの機能を代行することができるので、拡張エッジ装置20を介してS2aインタフェースを経由で移動体通信ネットワークに接続することが可能となる。
また、移動端末ユーザエージェント11が移動体通信ネットワークの発行したグローバルアドレスを保持し、移動端末30に割り当てたプライベートアドレスとの間でアドレス変換を行うことができるので、移動端末30は移動体通信サービス60との通信と、拡張HGW10配下の他の端末(固定端末40など)との通信を同一のプライベートアドレスを用いて行うことが可能となる。
さらに、拡張HGW10内の移動端末ユーザエージェント11と拡張エッジ装置20内のePDG30の間は、TS23.402で規定されているSWuインタフェースで接続されている。これによって、ワイファイにある程度以上のセキュリティが設定されていさえすれば、固定通信ネットワークの信頼性を担保することも可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るゲートウェイシステム300は、前述の第1の実施形態の構成に加えて、拡張エッジ装置のePDGが、固定通信に備えられたAAAサーバにTS23.402規格で規定されたSWmインタフェース経由で接続して固定端末を認証する機能と、認証された当該固定端末と固定通信との間のTS23.402規格で規定されたS2bインタフェースによる接続を介在する機能とを備える構成とした。
この構成によっても前述した第1の実施形態と同一の効果が得られることに加えて、移動体通信サービスおよび固定通信との接続を共通のインタフェースとすることができるので、拡張ホームゲートウェイおよび拡張エッジ装置の構成を簡素化することが可能となる。以下、これをより詳細に説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るゲートウェイシステム300の構成について示す説明図である。ゲートウェイシステム300は、第1の実施形態とは各々別の拡張HGW310と、拡張エッジ装置320とで構成される。図8で示される拡張HGW310および拡張エッジ装置320以外の要素の大部分は図2で示される第1の実施形態と同一であるので、同一の呼称と参照番号でいう。
ただし、固定通信ネットワーク350は、拡張HGW310、拡張エッジ装置320の他に、第1の実施形態のゲート装置51の代わりに、固定PGW351と固定AAA352とを備える。固定PGW351は移動PGW61と、固定AAA352は移動AAA62と、各々機能は同一であり、ただ接続先がサービスプロバイダ71に変わるだけである。拡張エッジ装置320内のePDG321(後述)から、固定PGW351への接続はS2bインタフェース、固定AAA352への接続はSWmインタフェースである。
図9は、図8に示した拡張HGW310の内部構成をより詳しく示す説明図である。拡張HGW310は、図3に示した第1の実施形態の拡張HGW10と同一の要素を多く含むので、同一の要素については同一の呼称と参照番号でいう。
拡張HGW310は、第1の実施形態とは別の移動端末ユーザエージェント311と、固定通信ネットワークローカルIP処理部318、IKEv2・IPsec処理部319、EAP処理部420、認証情報処理部421を新たに備えている。拡張HGW10にあったISPトンネリング処理部103は省略されている。移動端末ユーザエージェント311は、第1の実施形態と同一のEAP中継部11a、移動体通信ネットワークグローバルIP処理部11bのみを備えている。
即ち、固定通信ネットワークローカルIP処理部318およびIKEv2・IPsec処理部319は、拡張HGW10では移動端末ユーザエージェント11の中にあった固定通信ネットワークローカルIP処理部11dおよびIKEv2・IPsec処理部11cを、移動端末30及び固定端末40の通信で共通的に利用する形としたものである。固定通信ネットワークローカルIP処理部318には、第1の実施形態と同様のバッファ318aも併設されている。
認証処理部421は、拡張HGW310の機器認証に必要な情報を管理し、EAP処理部420を介して拡張エッジ装置20に接続するための認証を実施する。
図10は、図8に示した拡張エッジ装置320の内部構成をより詳しく示す説明図である。拡張エッジ装置320は、図4に示した第1の実施形態の拡張エッジ装置20と同一の要素を多く含むので、同一の要素については同一の呼称と参照番号でいう。拡張エッジ装置320は、第1の実施形態とは別のePDG321と、第1の実施形態と同一のTWAP22、TWAG23、拡張HGW側イーサネット処理部201を備える。
ePDG321は第1の実施形態と同一の固定通信ネットワークローカルIP処理部21a、IKEv2・IPsec処理部21b、およびEAP中継部21cを備えるが、拡張HGW310との間の接続がSWuインタフェースに統一されたので、ePDG321はその接続の全てを終端する形となる。即ちePDG321は、パケットの宛先に応じて移動体通信ネットワークの移動AAA62および移動PGW61、もしくは固定通信ネットワーク内の固定AAA352および固定PGW351のいずれか宛のインタフェースを選択して通信を転送させる。
固定AAA352に対しては、SWmインタフェース処理部325a、IP処理部325b、およびイーサネット処理部325cによって、ePDG321のEAP中継部21cから受け取ったEAPフレームを、SWmインタフェースを経由して転送する。
また固定PGW351に対しては、S2bインタフェース処理部324a、IP処理部324b、およびイーサネット処理部324cによって、ePDG30内のIKEv2・IPsec処理部21bから受け取ったIPパケットを、S2bインタフェースを経由して転送する。
図8に示したゲートウェイシステム300で、移動端末30が拡張HGW310を介して移動体通信サービス60に接続する際の動作は、図5〜7に示した第1の実施形態の場合と同一である。移動端末30がインターネット70に接続する際の動作については後述する。
図11〜12は、図8に示したゲートウェイシステム300で、固定端末40が拡張HGW310を介してインターネット70に接続する際の動作について示す流れ図である。図11〜12は、紙面の都合により一連の動作を2枚に分割して示している。
拡張HGW310は、電源が投入されると(ステップS201)、固定通信ネットワーク350からローカルIPアドレスを取得してバッファ11eに記憶する(ステップS202)。このローカルIPアドレスの取得は、DHCPやICMP(Internet Control message Protocol)といった一般的な手法で行われる。
このローカルIPアドレスを用いたIKEv2プロトコルによって、拡張HGW310と拡張エッジ装置320の間でIKE_SA_INIT手順を行う(ステップS203)。その後、拡張HGW310は、固定通信ネットワーク350を介してサービスプロバイダ71に接続するための認証手順として、拡張エッジ装置320に対してIKE_AUTH Requestを送信する(ステップS204)。
これに反応した拡張エッジ装置320は、固定AAA352に対してSWmインタフェースを介してDiameter EAP Requestを送信し(ステップS205)、固定AAA352から返送されるDiameter EAP Answer(ステップS206)に含まれるEAP−RequestをIKE_AUTH Responseに載せ換えて拡張HGW310に送信する(ステップS207)。
拡張HGW310は、拡張エッジ装置320から受信したEAP−Requestを処理し、必要な認証情報を載せたEAP−ResponseをIKE_Auth Requestに載せて拡張エッジ装置320に送信する(ステップS208)。
これに反応した拡張エッジ装置320は、固定AAA352に対してEAP−Responseを載せ換えてAuthentication&Authrozation Requestを送信して(ステップS209)、固定AAA352に対して認証情報を確認する。
ここまでで固定通信ネットワーク350における拡張HGW310の認証が完了する。なお拡張HGW310を認証するための方式の違いにより、必要となるEAPフレームの交換手順はステップS206〜209よりさらに増える場合がある。
固定AAA352は認証完了を意味するEAP−Successを含めたAuthentication&Authorization Answerを拡張エッジ装置320に返信し(ステップS210)、拡張エッジ装置320はEAP−SuccessをIKE_AUTH Responseに載せ換えて拡張HGW310に送信する(ステップS211)。
拡張HGW310はサービスプロバイダ71との通信のためにIKE_Auth Requestを送信し(ステップS212)、拡張エッジ装置320は固定PGW351に対してS2bインタフェースを介してCreate Session Requestを送信する(ステップS213)。
拡張エッジ装置320は、固定PGW351から返送されるCreate Session Response(ステップS214)に含まれるISPグローバルIPアドレスをIKE_AUTH Responseに載せ換えて拡張HGW310に送信する(ステップS215)。
ここまでの処理により、拡張HGW310はISPグローバルIPアドレスを用いて、IPsecトンネル及びGTPトンネル(S2b)を通じた通信が可能となる(ステップS216)。
この状態から固定端末40が拡張HGW310に対して接続を試みると(ステップS217)、固定端末40はDHCP Discover(ステップS218)、DHCP Offer(ステップS219)、DHCP Request(ステップS220)、DHCP Ack(ステップS221)を連続して送信し、これによって拡張HGW310よりプライベートIPアドレスを取得する(ステップS222)。
この処理により、固定端末40は固定通信ネットワーク350内のGTPトンネル(S2b)とそれに対応したIPsecトンネルを介し、サービスプロバイダ71とHTTP Request等の通信を行うことができる(ステップS223)。
なお、拡張HGW310ではこの際、HTTP Request等の送信元アドレスを、固定端末40のプライベートIPアドレスから自身で持つISPグローバルIPアドレスに変換する処理を行う。
図13は、図8に示したゲートウェイシステム300で、移動端末30が拡張HGW310を介して移動体通信サービス60もしくはインターネット70に接続する際の動作について示す流れ図である。移動端末30がHTTP Request等の通信を行うと(ステップS301)、拡張HGW310はその宛先IPアドレスが移動体通信サービス60で使用されているIPアドレスか、あるいは宛先ポート番号が移動体通信サービス60で提供するサービス(ペアレンタルコントロール等)の対象かを判定する(ステップS302)。
この判定処理の結果が移動体通信サービスアクセスであった場合、拡張HGW310ではHTTP Request等の送信元アドレスを、移動端末30のプライベートIPアドレスから自身で持つ移動端末30用に割り当てられた移動体通信ネットワークグローバルIPアドレスに変換する処理を行い、GTPトンネル(S2a)に対応したIPsecトンネルへと振り分けて転送する(ステップS303)。
この判定処理の結果が移動体通信サービスアクセスでなかった場合、拡張HGW310ではHTTP Request等の送信元アドレスを、移動端末30のプライベートIPアドレスから自身で持つISPグローバルIPアドレスに変換する処理を行い、ISP通信トンネルへと振り分けて転送する(ステップS304)。
なお、移動端末30によるHTTP Request等の宛先が自身と同一の拡張HGW310配下のプライベートネットワークであった場合、この判定処理は行わずに拡張HGW310内のプライベートIP処理部で持つMACアドレステーブルに基づいた転送が行われる。
以上で説明したように、本実施形態では、移動体通信サービスおよび固定通信との接続を共通のインタフェース(Swuインタフェース、およびS2bインタフェース)としている。これによって、拡張HGW310の構成の簡素化と拡張エッジ装置320の処理共通化を実現している。
また、拡張HGW310をサービスプロバイダ71の側で(固定PGW351および固定AAA352によって)機器認証することがこれによって可能となる。従って、利用者の転居に伴うアクセスラインの変更や拡張エッジ装置の収容変更があったとしても、容易に当該機器を認証して同一のサービスを続行することが可能となる。この認証によって、移動端末30をS2aインタフェース経由で移動体通信サービス60に接続するのに必要な信頼性も継続して保証される。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムであって、
前記拡張エッジ装置が、前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、
前記拡張ホームゲートウェイが、加入者側の前記移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側の前記ePDGとの間で前記TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって前記移動端末と前記移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とするゲートウェイシステム。
(付記2) 前記拡張ホームゲートウェイが、前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行するプライベートDHCP部を備えると共に、
前記移動端末ユーザエージェントが、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する固定通信ネットワークローカルIP処理部を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイシステム。
(付記3) 前記拡張ホームゲートウェイが、前記移動端末から送信されたIPパケットの宛先が前記移動体通信サービス宛であるか否かを判定して、前記移動体通信サービス宛の前記IPパケットを前記移動端末ユーザエージェントに送信する振分処理部を備えたこと、を特徴とする付記1に記載のゲートウェイシステム。
(付記4) 前記拡張エッジ装置の前記ePDGに、
前記移動体通信サービスに備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して前記移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)と、
認証された当該移動端末と前記移動体通信サービスとの間の前記S2aインタフェースによる接続を介在するTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されていること、を特徴とする付記1に記載のゲートウェイシステム。
(付記5) 前記拡張エッジ装置の前記ePDGが、
前記固定通信に備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSWmインタフェース経由で接続して固定端末を認証する機能と、
認証された当該固定端末と前記固定通信との間の前記TS23.402規格で規定されたS2bインタフェースによる接続を介在する機能と
を備えること、を特徴とする付記1に記載のゲートウェイシステム。
(付記6) 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイであって、
前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在し、かつ前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備えた拡張エッジ装置と接続されていると共に、
加入者側の前記移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側の前記ePDGとの間で前記TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって前記移動端末と前記移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とする拡張ホームゲートウェイ。
(付記7) 前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行するプライベートDHCP部を備えると共に、
前記移動端末ユーザエージェントが、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する固定通信ネットワークローカルIP処理部を備えたこと、を特徴とする付記6に記載の拡張ホームゲートウェイ。
(付記8) 前記移動端末から送信されたIPパケットの宛先が前記移動体通信サービス宛であるか否かを判定して、前記移動体通信サービス宛の前記IPパケットを前記移動端末ユーザエージェントに送信する振分処理部を備えたこと、を特徴とする付記6に記載の拡張ホームゲートウェイ。
(付記9) 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置であって、
前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、
前記ePDGに、
前記移動体通信サービスに備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して前記移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)と、
認証された当該移動端末と前記移動体通信サービスとの間の前記S2aインタフェースによる接続を介在するTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されていること、を特徴とする拡張エッジ装置。
(付記10) 前記ePDGが、
前記固定通信に備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSWmインタフェース経由で接続して固定端末を認証する機能と、
認証された当該固定端末と前記固定通信との間の前記TS23.402規格で規定されたS2bインタフェースによる接続を介在する機能と
を備えたこと、を特徴とする付記9に記載の拡張エッジ装置。
(付記11) 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムにあって、
前記拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、加入者側の前記移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続し、
前記拡張ホームゲートウェイの前記移動端末ユーザエージェントが、局側の前記拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続し、
前記拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間を前記TS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続すること、を特徴とする移動端末接続方法。
(付記12) 前記拡張エッジ装置が前記移動体通信サービスとの間を接続した後で、前記拡張ホームゲートウェイのプライベートDHCP部が前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行し、
前記移動端末ユーザエージェントの固定通信ネットワークローカルIP処理部が、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換すること、を特徴とする付記11に記載の移動端末接続方法。
(付記13) 前記拡張ホームゲートウェイの前記移動端末ユーザエージェントが、前記拡張エッジ装置との間を接続する際に、前記移動体通信サービスに備えられたAAAサーバに前記ePDGに併設されたTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)が、前記TS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して前記移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証し、認証された場合にのみ前記拡張エッジ装置との間を接続すること、を特徴とする付記11に記載の移動端末接続方法。
(付記14) 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムにあって、
前記拡張ホームゲートウェイが備えるプロセッサに、
加入者側の前記移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続する手順、
局側の前記拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続する手順、
前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行する手順、
および前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する手順
を実行させること、を特徴とする移動端末接続プログラム。
本発明は、ホームゲートウェイおよびワイファイを利用したインターネット接続に利用可能であり、特に前述のようなスマートフォンのオフロードにおいて効果を発揮する。
1、100、300 ゲートウェイシステム
2、10、310 拡張ホームゲートウェイ(拡張HGW)
2a、11、311 移動端末ユーザエージェント
3、20、320 拡張エッジ装置
3a、21、321 ePDG
4、30 移動端末
5、40 固定端末
6、60 移動体通信サービス
7、70 インターネット
11a、21c EAP中継部
11b 移動体通信ネットワークグローバルIP処理部
11c、21b、319 IKEv2・IPsec処理部
11d、21a、318 固定通信ネットワークローカルIP処理部
11e、318a バッファ
12 802.1X処理部
13 プライベートIP処理部
14 プライベートDHCP部
15 振分処理部
16 グローバルIPアドレス処理部
17 WAN側イーサネット処理部
22 TWAP
22a、23a STaインタフェース処理部
22b、23b、324b、325b IP処理部
22c、23c、324c、325c イーサネット処理部
23 TWAG
50 固定通信ネットワーク
51 ゲート装置
61 移動PGW
62 移動AAA
71 サービスプロバイダ
101 ワイファイ処理部
102 LAN側イーサネット処理部
103 ISPトンネリング処理部
201 拡張HGW側イーサネット処理部
202 ISP通信トンネル処理部
203 ゲート装置側イーサネット処理部
325a SWmインタフェース処理部
351 固定PGW
352 固定AAA
420 EAP処理部
421 認証情報処理部

Claims (10)

  1. 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムであって、
    前記拡張エッジ装置が、前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、
    前記拡張ホームゲートウェイが、加入者側の前記移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側の前記ePDGとの間で前記TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって前記移動端末と前記移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とするゲートウェイシステム。
  2. 前記拡張ホームゲートウェイが、前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行するプライベートDHCP部を備えると共に、
    前記移動端末ユーザエージェントが、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する固定通信ネットワークローカルIP処理部を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイシステム。
  3. 前記拡張ホームゲートウェイが、前記移動端末から送信されたIPパケットの宛先が前記移動体通信サービス宛であるか否かを判定して、前記移動体通信サービス宛の前記IPパケットを前記移動端末ユーザエージェントに送信する振分処理部を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイシステム。
  4. 前記拡張エッジ装置の前記ePDGに、
    前記移動体通信サービスに備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して前記移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)と、
    認証された当該移動端末と前記移動体通信サービスとの間の前記S2aインタフェースによる接続を介在するTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されていること、を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイシステム。
  5. 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイであって、
    前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在し、かつ前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備えた拡張エッジ装置と接続されていると共に、
    加入者側の前記移動端末とワイファイ(Wi−Fi)によって接続され、かつ局側の前記ePDGとの間で前記TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続されると共に、これによって前記移動端末と前記移動体通信サービスとの間の接続を介在する移動端末ユーザエージェントを備えたこと、を特徴とする拡張ホームゲートウェイ。
  6. 前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行するプライベートDHCP部を備えると共に、
    前記移動端末ユーザエージェントが、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する固定通信ネットワークローカルIP処理部を備えたこと、を特徴とする請求項5に記載の拡張ホームゲートウェイ。
  7. 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置であって、
    前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間で国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェースを経由して接続してデータ転送が可能なePDG(evolved Packet Data Gateway)を備え、
    前記ePDGに、
    前記移動体通信サービスに備えられたAAAサーバに前記TS23.402規格で規定されたSTaインタフェース経由で接続して前記移動端末をEAP(Extensible Authentication Protocol)によって認証するTWAP(Trusted WLAN AAA Proxy)と、
    認証された当該移動端末と前記移動体通信サービスとの間の前記S2aインタフェースによる接続を介在するTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)とが併設されていること、を特徴とする拡張エッジ装置。
  8. 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備えたゲートウェイシステムにあって、
    前記拡張ホームゲートウェイの移動端末ユーザエージェントが、加入者側の前記移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続し、
    前記拡張ホームゲートウェイの前記移動端末ユーザエージェントが、局側の前記拡張エッジ装置との間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続し、
    前記拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間を前記TS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続すること、を特徴とする移動端末接続方法。
  9. 前記拡張エッジ装置が前記移動体通信サービスとの間を接続した後で、前記拡張ホームゲートウェイのプライベートDHCP部が前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行し、
    前記移動端末ユーザエージェントの固定通信ネットワークローカルIP処理部が、前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換すること、を特徴とする請求項8に記載の移動端末接続方法。
  10. 移動端末および固定端末を接続可能な拡張ホームゲートウェイと、前記拡張ホームゲートウェイとインターネットとの間の固定通信を介在する拡張エッジ装置とを備え、前記拡張エッジ装置のePDG(evolved Packet Data Gateway)が、前記移動端末の属する移動体通信サービスとの間を国際規格である3GPP TS23.402規格で規定されたS2aインタフェース経由で接続する、ゲートウェイシステムにあって、
    前記拡張ホームゲートウェイが備えるプロセッサに、
    加入者側の前記移動端末との間をワイファイ(Wi−Fi)によって接続する手順、
    局側の前記拡張エッジ装置との間を前記3GPP TS23.402規格で規定されたSWuインタフェース経由で接続する手順、
    前記拡張エッジ装置が前記移動体通信サービスとの間を接続した後で、前記移動端末および前記固定端末の間で使用されるプライベートIPアドレスを発行する手順、
    および前記移動体通信サービスによって発行されたグローバルIPアドレスと前記プライベートIPアドレスとの間を相互に変換する手順
    を実行させること、を特徴とする移動端末接続プログラム。
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