[go: up one dir, main page]

JP6143156B2 - セメントクリンカ、セメント組成物 - Google Patents

セメントクリンカ、セメント組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6143156B2
JP6143156B2 JP2012284024A JP2012284024A JP6143156B2 JP 6143156 B2 JP6143156 B2 JP 6143156B2 JP 2012284024 A JP2012284024 A JP 2012284024A JP 2012284024 A JP2012284024 A JP 2012284024A JP 6143156 B2 JP6143156 B2 JP 6143156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
cement
raw material
composition
clinker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012284024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014125390A (ja
Inventor
英人 二反田
英人 二反田
清水 準
準 清水
利博 井戸
利博 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority to JP2012284024A priority Critical patent/JP6143156B2/ja
Publication of JP2014125390A publication Critical patent/JP2014125390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6143156B2 publication Critical patent/JP6143156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

本発明は、セメントクリンカ、セメント組成物に関する。
セメント組成物は、セメント中の成分と水との水和反応によって硬化してコンクリートやモルタル等の硬化体となる。
かかる硬化体の強度発現性を向上させるために、セメント組成物の粉末度や、セメント組成物に含まれるセメントクリンカの鉱物組成を調整することが行なわれているが、セメント組成物の粉末度やセメントクリンカの鉱物組成を調整して強度発現性を向上させた場合に、フレッシュコンクリートあるいはフレッシュモルタルの凝結時間が短縮して流動性が低下するという問題がある。
そこで、強度発現性を向上させると同時にフレッシュコンクリートあるいはフレッシュモルタルの流動性を維持できるセメント組成物が検討されている。
例えば、特許文献1には、特定の鉱物組成のセメント組成物において、Sr(ストロンチウム)を特定量含有させたセメント組成物が記載されている。
また、特許文献2には、特定の鉱物組成物のセメント組成物において、SrおよびV(バナジウム)を特定量含有させたセメント組成物が記載されている。
しかし、特許文献1および2に記載のセメント組成物は、硬化体とした場合に、例えば、材齢28日程度のように比較的長時間かけると十分な強度が得られるが、短時間では十分な強度が得られないという問題がある。
特許第4775495号公報 特許第5029768号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、流動性の低下を抑制できると同時に、比較的短時間での硬化体の強度発現性を向上させることができるセメントクリンカ、および、そのセメントクリンカを含むセメント組成物を提供すること課題とする。
本発明のセメントクリンカは、CSが45質量%以上75質量%以下、CSが5質量%以上30質量%以下、CAが5質量%以上15質量%以下、CAFが5質量%以上15質量%以下、Liが0.0035質量%以上0.01質量%以下、およびCuが0.005質量%以上0.05質量%以下含まれている。
3Sが45質量%以上75質量%以下、C2Sが5質量%以上30質量%以下、C3Aが5質量%以上15質量%以下、C4AFが5質量%以上15質量%以下、Li(リチウム)が0.0035質量%以上0.1質量%以下含まれていることにより、凝結時間の短縮による流動性の低下を抑制できると同時に、比較的短時間での強度発現性を向上させることができる。
尚、本発明において、C3Sは3CaO・SiO2、C2Sは2CaO・SiO2、C3Aは3CaO・Al23、C4AFは4CaO・Al23・Fe23を意味する。ここで、C=CaO、S=SiO2で、A=Al23、F=Fe23である。
本発明では、Coが0.0005質量%以上0.0030質量%以下含まれていてもよい。
Co(コバルト)が0.0005質量%以上0.0030質量%以下含まれていることで、流動性の低下をより抑制できると同時に、短時間での強度発現性を向上させることができる。
本発明によれば、流動性の低下を抑制できると同時に、比較的短時間での硬化体の強度発現性を向上させることができる。
以下、本発明にかかるセメント組成物の一例について説明する。
本実施形態のセメント組成物には、C3Sが45質量%以上75質量%以下、C2Sが5質量%以上30質量%以下、C3Aが5質量%以上15質量%、C4AFが5質量%以上15質量%、Liが0.0035質量%以上0.1質量%含まれている。
セメント組成物中のC3S、C2S、C3A及びC4AFの鉱物組成が前記範囲である場合には、流動性の低下を抑制できると同時に、比較的短時間での硬化体の強度発現性を向上させることができる。
セメント組成物中の、C3S、C2S、C3A及びC4AFの鉱物組成は、セメント組成物中に含まれるセメントクリンカ中のCaO、SiO2、Al23、Fe23の含有量からBougeの計算式に基づき算出することができる。
また、セメントクリンカ中のCaO、SiO2、Al23、Fe23の含有量は、JIS R 5202「セメントの化学分析方法」によって測定することができる。
本実施形態のセメント組成物は、Liが0.0035質量%以上0.1質量%以下、好ましくは、0.0035質量%以上0.01質量%以下、さらに好ましくは0.0035質量%以上0.0065質量%以下含まれている。
Liの含有量が前記範囲である場合には、前記C3S、C2S、C3A及びC4AF等からなる結晶構造中にLiを十分に含有させておくことができ、それによって、流動性の低下を抑制できると同時に、比較的短時間での硬化体の強度発現性を向上させることができる。
本実施形態のセメント組成物には、Li以外にも、Co(コバルト)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Mn(マンガン)などの金属を含んでいてもよい。
セメント組成物中の各金属の含有量としては、例えば、Coについては0.0005質量%〜0.0030質量%、Cuについては0.005質量%〜0.05質量%、Niについては0.001質量%〜0.01質量%、Mnについては0.005質量%〜0.120質量%程度である。
前記各金属としては、前記各金属のうちのいずれか一種が含まれていてもよく、二種以上が混合されて含まれていてもよい。
セメント組成物中に各金属が前記範囲の量含まれていることで、セメント硬化体とした場合に強度に優れた硬化体を得ることができる。
特に、Coが前記範囲含まれていることによって、より強度に優れた硬化体を得ることができる。
本実施形態のセメント組成物は、例えば、C3S、C2S、C3A及びC4AFの含有量及びLiの含有量が特定の範囲であるセメントクリンカと、その他の成分とを、セメント組成物の鉱物組成およびLi量が前記範囲となるように混合量等を調整したものであることが好ましい。
前記セメントクリンカとしては、普通ポルトランドクリンカ、早強ポルトランドクリンカ等を用いることが、セメント組成物中の鉱物組成を前記範囲に調整することが容易にできるため好ましい。
その他の成分としては、例えば、二水石膏、無水石膏、半水石膏などの石膏が挙げられる。前記石膏の配合量としては、例えば、セメントクリンカ100質量部に対して1質量部以上8質量部程度であることが好ましい。
本実施形態のセメント組成物には、さらに他の成分として、必要に応じて、各種骨材、混和材、添加剤、増量材等を適宜配合してもよい。
本実施形態のセメント組成物において、セメントクリンカとその他の成分とを混合する場合には、セメントクリンカが80質量%以上、好ましくは85質量%以上含まれていることが好ましい。
本実施形態のセメント組成物は、平均ブレーン比表面積が3000cm2/g以上
5000cm2/g以下となるように調整されていることが好ましい。
前記セメントクリンカとして普通ポルトランドクリンカを用いた場合には、3000cm2/g以上3600cm2/g以下となるように調整されていることが好ましく、早強ポルトランドクリンカを用いた場合には、4200cm2/g以上4900cm2/g以下となるように調整されていることが好ましい。
本実施形態のセメント組成物には、SO3が1.5質量%以上3.5質量%以下含まれていてもよい。かかる範囲のSO3が含まれていることによってセメント組成物の流動性を適度に維持しつつ、モルタルやコンクリートの強度発現性も向上することができるため好ましい。
セメント組成物中のSO3が前記範囲となるようにするためには、例えば、前記石膏の配合量等で調整することができる。
本実施形態のセメント組成物は、遊離石灰(f−CaO)の含有量が、1.5質量%以下であることが好ましい。遊離石灰の含有量が前記範囲であることでモルタルやコンクリートの強度発現性を向上することができるため好ましい。
セメント組成物中の遊離石灰の含有量が前記範囲となるようにするためには、例えば、
焼成条件(時間、温度、雰囲気等)や原料配合変更等により調整することができる。
次に、本実施形態のセメント組成物を製造する方法の一例について説明する。
本実施形態のセメント組成物は、例えば、所定のC3S、C2S、C3A、C4AFの含有量及びLiの含有量であるセメントクリンカと、石膏等とを混合することで製造することができる。
セメントクリンカは、通常、各種セメント原料を粉砕、混合することで調整した混合原料を、予備加熱し、さらに焼成炉で焼成し、冷却することで得られる。
セメント原料としては、例えば、石灰石、粘土、珪石、鉄原料、汚泥、スラッジ、高炉スラグ、焼却灰、鋳物砂、石炭灰、建設発生土等が挙げられる。
例えば、ポルトランドセメントクリンカを製造する場合には、セメント原料として石灰石500〜1500kg、珪石10〜200kg、石炭灰0〜300kg、粘土0〜100kg、高炉スラグ0〜100kg、建設発生土0〜200kg、汚泥0〜100kg、鉄原料0〜100kg程度混合することが好ましい。
前記セメント原料には、Liを含む前記各金属を含有した金属含有原料を混合することが好ましい。かかる金属含有原料をセメント原料に混合することで、前記各金属を含むセメントクリンカを得ることができる。
前記金属含有原料としては、廃棄リチウムイオン電池等が好ましい。
リチウムイオン電池はLiの他に、通常、Co、Cu、Ni、Mnなどの金属を含んでいるため、前記各金属をバランスよくセメントクリンカに含有させることができる。同時に、廃棄リチウムイオン電池の廃棄処理方法としても、複雑な手間をかけることなく、また、環境に負荷をかけることなく処理できるため好ましい。
前記金属含有原料をセメント原料に混合する量は、金属含有原料中の金属量によって相違するが、例えば、金属含有原料として廃棄リチウムイオン電池を使用する場合には、セメントクリンカ1tあたり、0.1〜10kg程度になるように混合することが好ましい。かかる程度の混合量であれば、セメント材料としての品質を損なうことなく且つセメントクリンカに十分に各種金属を含有させうる。
前記セメント原料及び金属含有原料を用いて、例えば、以下のような方法でセメント組成物を製造する。
前記セメント原料は、混合槽等に導入し混合する。
混合槽内では、攪拌用の空気を導入しながら空気によって攪拌することで、均一に混合された混合原料を得ることができる。尚、セメント原料とともに、前記金属含有原料を混合槽に導入してもよい。この場合には、前記金属含有原料は粉砕しておくことが好ましい。
次に、混合原料を予備加熱装置で予備加熱する。予備加熱装置としては、例えば、多段サイクロン及び仮焼炉を備えた予備加熱装置(いわゆる、ニューサスペンションプレヒーター)や、仮焼炉を備えていない多段サイクロンを備えた予備加熱装置(いわゆる、サスペンションプレヒーター)等が挙げられる。
以下、多段サイクロン及び仮焼炉を備えた予備加熱装置(ニューサスペンションプレヒーター)を用いる場合について説明する。
多段サイクロンのうち最上段のサイクロンに、前記混合原料を投入し、サイクロン内部で混合原料と高温ガスとを熱交換し、順次下段のサイクロンへ移送し、下段のサイクロンを経て、仮焼炉に混合原料を移送する。
高温ガスは、後述するキルンの窯尻から排出される排ガスであり、窯尻から排出された高温ガスをライジングダクトを介してサイクロン内へ導入する。
多段サイクロンで予備加熱する温度は、例えば、最上段のサイクロン内部の温度で約300〜400℃、仮焼炉の直前のサイクロンの内部は約800〜900℃程度であることが好ましい。
さらに、仮焼炉の温度は、例えば、約900〜1000℃程度であることが好ましい。かかる温度であれば混合原料を加熱して脱炭酸させるために適している。
仮焼炉内には、石炭等の燃料を噴出させるバーナーを設け、かかるバーナーで仮焼炉内のセメント原料を加熱するが、前記石炭等の燃料とともに、廃タイヤ、廃肉骨粉などの産業廃棄物を燃料の一部として導入してもよい。
仮焼炉から排出された混合原料は、さらにサイクロンに導入して、該サイクロンにおいて仮焼炉で仮焼された混合原料と、高温ガスとを分離する。
前記サイクロンにて分離された混合原料を、前記サイクロンの排出口とキルン入り口である窯尻とを接続するシュートを介してキルンへ導入する。
尚、金属含有原料を予備加熱後の混合原料に混合する場合には、かかるシュート内に金属含有原料を導入することで、混合してもよい。
この場合、前記シュートにはシュート内と外とを通じさせる開口を設け、該開口から金属含有廃材をシュート内に投入することで、シュート内を移動する混合原料と金属含有原料とを混合させることができるため、均一に混合しやすくなる。
予備加熱後の混合原料は約900〜1000℃程度の温度である。
尚、予備加熱装置として、仮焼炉を備えていない多段サイクロンを備えた予備加熱装置(いわゆる、サスペンションプレヒーター)を用いる場合には、予備加熱工程後、すなわちサイクロンから混合原料が排出された後であって、該混合原料をキルンへ導入する前に、前記金属含有原料と混合原料とを混合することが好ましい。
前記金属含有原料を前記シュート内で混合原料に混合する場合には、その後のキルンでの焼成において混合原料と混合されながら高温で焼成されるため、金属含有原料を予め粉砕しなくても十分に混合原料と混合することができる。
前記金属含有原料と混合された混合原料を、前記シュートからキルン内へ導入する。
キルンには石炭などの燃料を噴出させるバーナーが設けられており、このバーナーによって約1400〜1500℃でキルン内の混合原料を焼成する。
キルンで焼成された混合原料をキルンからクリンカクーラーへ移送し、クリンカクーラーで焼成された混合セメント原料を冷却してセメントクリンカが得られる。
本実施形態のセメント組成物に用いられるセメントクリンカとしては、例えば、C3Sが45質量%以上75質量%以下、C2Sが5質量%以上30質量%以下、C3Aが5質量%以上15質量%、C4AFが5質量%以上15質量%であるような鉱物組成を有するセメントクリンカであることが好ましい。従って、各原料はかかる鉱物組成のセメントクリンカが得られるように適宜調整の上、混合されることが好ましい。
前記鉱物組成であるセメントクリンカとしては、例えば、ポルトランドセメントクリンカが挙げられ、中でも、普通ポルトランドセメントクリンカ、早強ポルトランドセメントクリンカ等が好ましい。
また、本実施形態のセメント組成物に用いられるセメントクリンカは、微量成分として、Li、Co、Cu、Ni、Mnなどの金属を一般的なセメントクリンカよりも多く含有している。
例えば、Coについては0.0005〜0.003質量%、Cuについては0.005〜0.05質量%、Niについては0.001〜0.01質量%、Mnについては0.005〜0.120質量%程度含むセメントクリンカであることが好ましい。従って、前記金属含有原料はかかる含有量の金属を含むセメントクリンカが得られるように適宜調整されることが好ましい。
冷却されたセメントクリンカは、さらに石膏、あるいは高炉スラグなどと混合し、ミルなどで粉砕してセメント組成物として製造される。
尚、本実施形態にかかるセメント組成物は以上のとおりであるが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下に実施例を示して、本発明にかかるセメント組成物についてさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例では、金属含有原料を混合原料に混合して、焼成することで製造したセメントクリンカを用いたセメント組成物を作製した。
具体的には、以下のような方法で各セメントクリンカを得た。
まず、セメント原料として石灰石、粘土、珪石、鉄を用いて、表1に示すNo.1乃至No.5の鉱物組成になるように混合した混合原料を、多段サイクロンにて900℃に加熱した後、仮焼炉で1000℃に仮焼した。仮焼後の混合原料をさらにサイクロンでガスと分離し、キルンへ移送した。
本実施例では、ロータリーキルンを用いた。ロータリーキルンで1450℃焼成した後に、クリンカクーラーで冷却してセメントクリンカを得た。
尚、表1に示すNo.2、3及び5のセメントクリンカは、混合原料を仮焼した後に、リチウムイオン電池セル廃材をセメント原料に混合した。
各セメントクリンカの組成を表1に示す。
セメントクリンカの組成としては、Bogue鉱物組成(質量%)および微量成分量(ppm)を示す。
Figure 0006143156
さらに前記表1に示す各セメントクリンカにセメントのSO3が表2に記載の割合になるように排脱二水石膏を添加し、平均ブレーン比表面積3450cm2/gとなるようにボールミルにて粉砕して表2に示す鉱物組成、および微量金属元素を含む実施例1、2、比較例1乃至3の各セメント組成物を得た。
Figure 0006143156
《凝結試験》
表2に示す各セメント組成物を用いて、JIS R 5201「セメントの物理試験方法」に基づいて凝結試験を行なった。
《圧縮強さ試験》
強度試験は、前記表2の各セメント組成物を用いて、JIS R 5201「セメントの物理試験方法」に基づいて供試体を作製し、材齢3日、7日、28日の各供試体の圧縮強さ試験を行なった。
各結果を表3に示す。
Figure 0006143156
表3に示すとおり、実施例1、2は、比較例1乃至3に対して、特に、3日目の圧縮強さ、すなわち、初期強度が向上している。
以上より、特定の鉱物組成物及び特定のリチウム含有量である実施例のセメント組成物は、セメント硬化体とした場合には特に初期において圧縮強度が向上することが確認できた。
また、凝結試験の結果から、各実施例のセメント組成物は、セメントの凝結には特に影響を与えないことが確認できた。

Claims (3)

  1. Sが45質量%以上75質量%以下、CSが5質量%以上30質量%以下、CAが5質量%以上15質量%以下、CAFが5質量%以上15質量%以下、Liが0.0035質量%以上0.01質量%以下、およびCuが0.005質量%以上0.05質量%以下含まれているセメントクリンカ
  2. Coが0.0005質量%以上0.0030質量%以下で含まれている請求項1に記載
    のセメントクリンカ
  3. 請求項1又は2に記載のセメントクリンカと、石膏とを含むセメント組成物。
JP2012284024A 2012-12-27 2012-12-27 セメントクリンカ、セメント組成物 Active JP6143156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284024A JP6143156B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 セメントクリンカ、セメント組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284024A JP6143156B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 セメントクリンカ、セメント組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014125390A JP2014125390A (ja) 2014-07-07
JP6143156B2 true JP6143156B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51405178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284024A Active JP6143156B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 セメントクリンカ、セメント組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6143156B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5971311B2 (ja) * 2014-11-13 2016-08-17 住友大阪セメント株式会社 クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
JP5924434B1 (ja) * 2015-03-05 2016-05-25 住友大阪セメント株式会社 クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
JP5954455B1 (ja) * 2015-03-05 2016-07-20 住友大阪セメント株式会社 クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
KR101772692B1 (ko) * 2016-04-05 2017-08-29 상록엔비텍(주) 인공어초 제작방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004002080A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Nissan Chem Ind Ltd セメント組成物
JP2004002079A (ja) * 2002-05-30 2004-01-08 Nissan Chem Ind Ltd 高強度セメント組成物
JP4576999B2 (ja) * 2004-12-13 2010-11-10 宇部興産株式会社 自己流動性水硬性組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014125390A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2014317427B2 (en) Fluxes/mineralizers for calcium sulfoaluminate cements
US8568528B2 (en) Iron-doped sulfo-belitic clinker
US20180170806A1 (en) Mineralizer for calcium sulfoaluminate ternesite cements
JP2013103865A (ja) セメントペーストの製造方法
CN103415483B (zh) 水泥组合物及其制造方法
JP5896267B2 (ja) セメントクリンカの製造方法
CN101712542B (zh) 一种耐热混凝土
KR20140007910A (ko) 시멘트 조성물 및 그의 제조 방법
JP6143156B2 (ja) セメントクリンカ、セメント組成物
JP2010228926A (ja) セメント組成物及びその製造方法
JP5737710B2 (ja) 石炭灰混合セメント組成物
JP2017122016A (ja) ポルトランドセメントクリンカーの製造方法
JP5493401B2 (ja) セメント組成物の水和熱低減方法
JP6305875B2 (ja) ポルトランドセメントクリンカーの製造方法
JP6855691B2 (ja) セメント組成物およびその製造方法
JP5971311B2 (ja) クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
JP2012201520A (ja) セメント組成物及びその製造方法
JP2007055843A (ja) セメント添加材
JP5954455B1 (ja) クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
JP5924434B1 (ja) クリンカ組成物、セメント組成物及びその製造方法
JP2012166973A (ja) セメント組成物及びその製造方法
JP6683025B2 (ja) セメント組成物およびその製造方法
JP6500277B2 (ja) セメントクリンカ組成物およびポルトランドセメント組成物
JP2013087036A (ja) 低水和熱セメントクリンカおよび低水和熱セメント組成物
JP2012201562A (ja) セメント組成物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6143156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150