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JP6135771B2 - 通信システム、通信端末及び参照信号送信方法 - Google Patents

通信システム、通信端末及び参照信号送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信端末及び参照信号送信方法に関する。
近年、携帯電話システム(セルラーシステム)等の無線通信システムにおいて、無線通信のさらなる高速化・大容量化・高機能化等を図るため、次世代の無線通信技術について議論が行われている。
例えば、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)の標準化では、基地局と通信端末との間のトラヒック量を削減するために、基地局を介さずに、互いに近接する通信端末間で直接通信を行うD2D(Device to Device)通信についての検討がなされている。この検討において、上りリンクのリソース、すなわち、FDD(Frequency Division Duplex)における上りスペクトラムまたはTDD(Time Division Duplex)における上りサブフレームを用いてD2D通信を行うことが想定されている。
また、D2D通信における従来技術として、一方の通信端末が、他方の通信端末から送信される同期用信号を用いて、通信端末間のパスロスを測定し、測定したパスロスに基づいて、他方の通信端末へ送信するレスポンス信号の送信電力を決定するものがある。
特開2013−034165号公報 特表2012−507975号公報 特表2006−522533号公報 国際公開第2009/122778号
しかし、同期用信号はD2D通信の開始前にだけ送信されるものであるため、上記従来技術では、D2D通信開始後、D2D通信中の通信端末の移動等による通信端末間のパスロスの変動に追従させて送信電力を制御することが困難であった。
また、同期用信号は、必ずしもすべての通信端末が送信するとは限らないため、同期用信号を用いたパスロス推定が困難である場合もある。
一方で、送信電力をパスロスの変動に追従させるために、D2D通信中に定期的に同期用信号を送信することにしたのでは、同期用信号を送信するための新たな通信リソースが必要になるため、オーバヘッドが大きくなってしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、オーバヘッドを増加させずに、D2D通信中のパスロスの変動に追従した送信電力制御を行うことができる通信システム、通信端末及び参照信号送信方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、通信システムは、第1通信端末と、前記第1通信端末と直接通信する第2通信端末とを具備する。前記第1通信端末は、第1データに付随して送信される、前記第1データの復調用の複数の参照信号のうち、一部の参照信号の送信電力を既知の送信電力に制御する。また、前記第1通信端末は、前記一部の参照信号以外の他の参照信号の送信電力を前記第1データの送信電力に連動した送信電力に制御する。そして、前記第1通信端末は、送信電力制御後の前記複数の参照信号を前記第2通信端末へ送信する。一方で、前記第2通信端末は、前記複数の参照信号を受信し、前記複数の参照信号のうち、前記一部の参照信号を用いて、前記第1通信端末と前記第2通信端末との間のパスロスを推定する。そして、前記第2通信端末は、前記パスロスに基づいて、第2データの送信電力を制御し、送信電力制御後の前記第2データを前記第1通信端末へ送信する。
開示の態様によれば、オーバヘッドを増加させずに、D2D通信中のパスロスの変動に追従した送信電力制御を行うことができる。
図1は、実施例1の通信システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施例1のPUSCHのリソースブロックの一例を示す図である。 図3は、実施例1のPUSCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。 図4は、実施例1のPUCCHのリソースブロックの一例を示す図である。 図5は、実施例1のPUCCHのフォーマットの一例を示す図である。 図6は、実施例1のPUCCHのフォーマットとDM_RSのシンボルとの対応関係を示す図である。 図7は、実施例1のPUCCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。 図8は、実施例1のPUCCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。 図9は、実施例1のPUCCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。 図10は、実施例1のPUCCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。 図11は、実施例1の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。 図12は、実施例1の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。 図13は、実施例1の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図14は、実施例1の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図15は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。 図16は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。 図17は、実施例2の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。 図18は、実施例2の規格化処理の説明に供する図である。 図19は、実施例2の規格化処理の説明に供する図である。 図20は、実施例2の規格化処理の説明に供する図である。 図21は、実施例2の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。 図22は、実施例3のDM_RSの配置例を示す図である。 図23は、実施例3のDM_RSの配置例を示す図である。 図24は、実施例3のDM_RSの配置例を示す図である。 図25は、実施例3のDM_RSの配置例を示す図である。 図26は、他の実施例の通信システムの構成の一例を示す図である。 図27は、他の実施例の通信システムの構成の一例を示す図である。 図28は、他の実施例の通信システムの構成の一例を示す図である。 図29は、通信端末のハードウェア構成例を示す図である。 図30は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する通信システム、通信端末及び参照信号送信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する通信システム、通信端末及び参照信号送信方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[実施例1]
<通信システムの構成>
図1は、実施例1の通信システムの構成の一例を示す図である。図1において、通信システム1は、図示しないネットワークに接続された基地局2と、通信端末UE(User Equipment)1と、通信端末UE2とを有する。通信端末UE1と通信端末UE2とは、基地局2を介さずに直接通信すること、つまり、D2D通信を行うことが可能である。基地局2は、セルC1を形成する。通信端末UE1及び通信端末UE2の双方がセルC1内に位置する場合、基地局2は、D2D通信の実行にあたって、通信端末UE1,UE2と各種の制御情報を遣り取りする。通信端末UE1と通信端末UE2とは、基地局2からの指示に従ってD2D通信を開始する。
<通信システムの動作>
上記のように、3GPP LTEの標準化では、上りリンクのリソースを用いてD2D通信を行うことが想定されている。そこで、本実施例では、3GPP LTEの標準仕様で規定されている、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と同じフォーマット、及び、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)と同じフォーマットを用いてD2D通信を行う。PUSCHと同じフォーマットは、D2D通信用のデータチャネルとして用いられ、PUCCHと同じフォーマットは、D2D通信用の制御チャネルとして用いられる。なお、3GPP LTEでは、上りリンクの通信方式として、SC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)方式が採用されている。以下、PUSCHと同じフォーマットを用いて通信端末間のパスロスを推定する場合と、PUCCHと同じフォーマットを用いて通信端末間のパスロスを推定する場合とに分けて、通信システム1の動作について説明する。
<PUSCHと同じフォーマットを用いてパスロスを推定する場合>
以降ではPUSCHと同じフォーマットのことを単にPUSCHと記載する場合がある。
図2は、実施例1のPUSCHのリソースブロックの一例を示す図である。図2に示すように、D2D通信用の周波数帯域(つまり、リソースブロック(RB))は、PUSCH用領域である周波数帯域の一部に割り当てられる。また、現在のLTEの標準仕様では、PUSCHの1サブフレームは図2に示すように2スロットから構成され、第1及び第2の各々のスロットに、データ(例えば、ユーザデータや制御データ)と、データ復調用の参照信号とが含まれる。以下では、「データ復調用の参照信号」を「DM_RS(Demodulation Reference Signal)」と呼ぶことがある。すなわち、第1スロットには、データと、第1スロットのデータの復調用のDM_RSであるRS1とが含まれ、第2スロットには、データと、第2スロットのデータの復調用のDM_RSであるRS2とが含まれる。つまり、第1及び第2の各々のスロットにDM_RSが1つずつ存在し、2つのDM_RSは、サブフレーム内のデータに付随して、PUSCHに割り当てられたRBで送信される。なお、例えば、1サブフレームの長さは1msecであり、1スロットの長さは0.5msecである。
そこで、D2D通信中の通信端末UE1,UE2は、図3に示すように、PUSCHの1サブフレームを構成する2つのスロットにそれぞれ含まれるRS1,RS2のうち、RS1の送信電力をサブフレーム内のデータの送信電力に連動した送信電力に制御する。また、D2D通信中の通信端末UE1,UE2は、RS2の送信電力を、通信端末UE1,UE2の双方が既知の送信電力に制御する。図3は、実施例1のPUSCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。
例えば、通信端末UE1は、スロット1に含まれるRS1をデータの送信電力と同一の送信電力で通信端末UE2へ送信する一方で、スロット2に含まれるRS2を既知の送信電力で通信端末UE2へ送信する。
通信端末UE2は、通信端末UE1から送信されたデータ、RS1及びRS2を受信する。通信端末UE2は、受信したRS2の通信端末UE1での送信電力が既知であるため、このRS2を用いて通信端末UE1と自端末との間のパスロス(伝搬損失)を推定する。すなわち、通信端末UE2は、RS2の既知の送信電力と、RS2の受信電力との差が大きくなるほど、より大きいパスロスを推定する。また、通信端末UE2は、推定したパスロスに基づいて、通信端末UE1へ送信するデータの送信電力を制御する。すなわち、通信端末UE2は、推定したパスロスが大きいほど、通信端末UE2から送信するデータの送信電力をより大きくする。つまり、通信端末UE2は、オープンループのTPC(Transmission Power Control)を行う。そして、通信端末UE2は、送信電力制御後のデータを通信端末UE1へ送信する。このとき、通信端末UE2は、通信端末UE1と同様に、RS1をデータの送信電力と同一の送信電力で通信端末UE1へ送信する一方で、RS2を既知の送信電力で通信端末UE1へ送信する。
以降、通信端末UE1でも、通信端末UE2と同様の送信電力制御が行われ、D2D通信中に、通信端末UE1と通信端末UE2との間で、RS1,RS2及びデータの送受信と、RS2を用いた、データ及びRS1に対する送信電力制御とが繰り返される。
なお、図3では、データの送信電力に連動した送信電力に制御するDM_RS(つまり、RS1)をスロット1に含め、既知の送信電力に制御するDM_RS(つまり、RS2)をスロット2に含める場合を一例として示した。しかし、既知の送信電力に制御するDM_RS(つまり、RS2)をスロット1に含め、データの送信電力に連動した送信電力に制御するDM_RS(つまり、RS1)をスロット2に含めてもよい。
<PUCCHと同じフォーマットを用いてパスロスを推定する場合>
以降では、PUCCHと同じフォーマットのことを単にPUCCHと記載する場合がある。
図4は、実施例1のPUCCHのリソースブロックの一例を示す図である。図4に示すように、PUCCH用領域は、例えば帯域幅20MHzのシステム帯域の両端に位置し、これらのPUCCH用領域の一部にPUCCHのリソースブロックが割り当てられる。また、現在のLTEの標準仕様では、PUCCHの1サブフレームは図4に示すように2スロットから構成され、第1スロットには、データ(例えば、制御データ)と、第1スロットのデータの復調用のDM_RSであるRS1及びRS2が含まれる。第2スロットにも、同様に、データと、第2スロットのデータの復調用のDM_RSであるRS1及びRS2が含まれる。つまり、第1及び第2の各々のスロットに複数のDM_RSが存在し、これら複数のDM_RSは、サブフレーム内のデータに付随して送信される。なお、例えば、1フレームの長さは10msecである。
ここで、PUCCHには複数のフォーマットが定義されている。図5は、実施例1のPUCCHのフォーマットの一例を示す図である。例えば、LTEの標準仕様では、PUCCHのフォーマットとして、1,1a,1b,2,2a,2b,3の7つのフォーマットが規定されている。また、PUCCHでは、SR(Scheduling Request),HARQ−ACK,CSI(Channel State Information)というような上り制御情報が伝送される。図5に、PUCCHの各フォーマットと、各フォーマットにおいて伝送される上り制御情報との主な対応関係を示す。
また、図6に、PUCCHのフォーマットと、DM_RSのシンボルとの対応関係を示す。例えば、PUCCHのフォーマットが1,1a,1bであるとき、1スロット当たりのDM_RSのシンボル数は3つであり、シンボル番号は2,3,4を採る。
このようなフォーマットを採るPUCCHを用いてD2D通信を行う通信端末UE1,UE2は、D2D通信中に、以下のような送信電力制御を行う。すなわち、D2D通信中の通信端末UE1,UE2は、図7〜図10に示すように、PUCCHの1サブフレームを構成する2つのスロットに含まれるRS1,RS2のうち、RS1の送信電力をサブフレーム内のデータの送信電力に連動した送信電力に制御する。また、D2D通信中の通信端末UE1,UE2は、RS2の送信電力を、通信端末UE1,UE2の双方が既知の送信電力に制御する。図7〜図10は、実施例1のPUCCHを用いる場合の通信システムの動作の説明に供する図である。図7には、PUCCHのフォーマットが1,1aまたは1bを採る場合の第1の制御例を示し、図8には、PUCCHのフォーマットが1,1aまたは1bを採る場合の第2の制御例を示す。また、図9には、PUCCHのフォーマットが2,2a,2bまたは3を採る場合の第1の制御例を示し、図10には、PUCCHのフォーマットが2,2a,2bまたは3を採る場合の第2の制御例を示す。
図7〜図10におけるデータの送受信、及び、RS2を用いた、データ及びRS1に対する送信電力制御については、図3を用いて説明したPUSCHの場合と同様であるため、説明を省略する。但し、図8,10では、スロット1とスロット2の双方に既知の送信電力のRS2を含めた。これは、PUCCHでは、図4に示すように、1サブフレーム内で、スロット1とスロット2とが周波数ホッピングされて互いに異なる周波数帯のリソースブロックに配置される場合があるからである。この場合には、スロット1とスロット2の双方のRS2を用いて、スロット1とスロット2との間での平均的なパスロスを推定するのがよい。
なお、PUSCHでも、1サブフレーム内で、スロット1とスロット2とが周波数ホッピングされて互いに異なる周波数帯のリソースブロックに配置される場合がある。この場合には、PUCCHと同様に、PUSCHでも、スロット1とスロット2の双方に既知の送信電力のRS2を含めるのが好ましい。
<通信端末の構成>
図11は、実施例1の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。図11に示す通信端末10は、図1に示す通信端末UE1,UE2に相当する。通信端末10は、送信電力制御部11と、送信処理部13と、無線送信部15と、アンテナA1とを有する。また、通信端末10は、アンテナA2と、無線受信部17と、受信処理部19と、パスロス推定部21と、チャネル推定部23と、復調部25と、通信制御部27とを有する。
送信電力制御部11には、DM_RS、つまり、上記のRS1及びRS2と、送信データとが入力される。また、送信電力制御部11には、パスロス推定部21によって推定されたパスロス値がパスロス推定部21から入力される。送信電力制御部11は、上述したようにして、送信データ及びRS1と、RS2との送信電力を制御し、送信電力制御後の送信データ、RS1、RS2を送信処理部13に出力する。すなわち、送信電力制御部11は、通信端末10がD2D通信中にあるときに、データの送信電力をパスロス値に基づいて制御し、RS1の送信電力を、データの送信電力に連動した送信電力に制御する。例えば、送信電力制御部11は、RS1の送信電力を、データの送信電力と同一の送信電力に制御する。また、送信電力制御部11は、RS2の送信電力を既知の送信電力に制御する。
送信処理部13には、通信制御部27からリソース割当情報が入力される。送信処理部13は、リソース割当情報に従って、通信端末10に割り当てられたリソースブロックに対応するサブフレームの各スロットに、送信データ、RS1及びRS2をマッピングし、所定の送信処理を施して無線送信部15に出力する。所定の送信処理は、変調処理を含む。また、送信信号がSC−FDMA信号またはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号である場合、所定の送信処理は、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を含む。
無線送信部15は、所定の送信処理後の送信信号に対して所定の無線送信処理、すなわち、ディジタルアナログ変換、アップコンバート等を施し、所定の無線送信処理後の送信信号をアンテナA1を介して送信する。
無線受信部17は、アンテナA2を介して受信した受信信号に対して所定の無線受信処理、すなわち、ダウンコンバート、アナログディジタル変換等を施し、所定の無線受信処理後の受信信号を受信処理部19に出力する。受信信号には、リソース割当情報あるいは/および変調符号化方式情報等の制御情報、データ、RS1及びRS2が含まれる。RS1は、D2D通信の通信相手の他の通信端末から、データの送信電力に連動した送信電力、例えば、データの送信電力と同一の送信電力で送信されたDM_RSである。また、RS2は、D2D通信の通信相手の他の通信端末から、既知の送信電力で送信されたDM_RSである。
受信処理部19は、受信信号に対して所定の受信処理を施して、RS2をパスロス推定部21に、少なくともRS1をチャネル推定部23に、データ及び制御情報を復調部25にそれぞれ出力する。受信信号がSC−FDMA信号またはOFDM信号である場合、所定の受信処理は、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を含む。
パスロス推定部21は、受信処理部19から入力されるRS2の送信電力値が既知である。このため、パスロス推定部21は、その既知の送信電力値と、RS2の受信電力値とに基づいて、通信端末10と、D2D通信の通信相手の他の通信端末との間のパスロス値を推定し、推定したパスロス値を送信電力制御部11に出力する。
チャネル推定部23は、少なくともRS1を用いて、通信端末10と、D2D通信の通信相手の他の通信端末との間でのチャネル推定を行ってチャネル推定値を算出し、算出したチャネル推定値を復調部25に出力する。
復調部25は、チャネル推定部23から入力されるチャネル推定値を用いて、データ及び制御情報に対して復調処理を施し、この復調処理により得られた受信データを後段の機能部(図示せず)へ出力する。また、復調部25は、この復調処理により得られた制御情報を通信制御部27に出力する。なお、ここでは、他の装置から送信された制御情報に基づいて、通信制御部27が通信制御を実行することを前提としているが、これに限定されない。例えば、通信制御部27が、通信相手からの信号のパスロス推定値を用いて自局が送信するデータの変調符号化方式(MCS)を決めてもよい。
通信制御部27は、D2D通信に関する各種制御を行う。例えば、通信制御部27は、入力される制御情報からリソース割当情報を取得して送信処理部13に出力する。
<通信端末の処理>
図12は、実施例1の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。図12に示すフローチャートは、通信端末10の電源がオンにされたときに開始され、オフにされたときに停止される。
受信処理部19が受信信号に対して所定の受信処理を施した後(ステップS51)、パスロス推定部21は、既知の送信電力で送信されたRS2を用いてパスロスを推定する(ステップS52)。また、チャネル推定部23は、データの送信電力に連動した送信電力で送信されたRS1を用いてチャネル推定を行う(ステップS55)。
パスロス推定後、送信電力制御部11は、パスロス値に基づいて、送信データ及びRS1の送信電力を制御する(ステップS53)。また、送信電力制御部11は、RS2の送信電力を既知の送信電力に制御する(ステップS53)。そして、送信処理部13は、送信電力制御後のデータ、RS1及びRS2に所定の無線処理を施し、データ、RS1及びRS2は無線送信部15から送信される(ステップS54)。
チャネル推定後、復調部25は、チャネル推定値を用いて復調処理を行う(ステップS56)。
ステップS54,S56の処理後、処理はステップS51に戻る。
なお、ステップS51と、ステップS52〜S56との処理順序は逆であってもよい。
<通信システムの処理シーケンス>
図13及び図14は、実施例1の通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。図13では、RS2の既知の送信電力がD2D通信中に変更されない場合について説明し、図14では、RS2の既知の送信電力がD2D通信中に変更される場合について説明する。
<RS2の既知の送信電力がD2D通信中に変更されない場合の処理シーケンス(図13)>
通信端末UE1,UE2と通信中の基地局2は、通信端末UE1と通信端末UE2とが近接していることを検出すると、通信端末UE1,UE2に対して、ディスカバリ指示(日本語でいうと検出指示あるいは発見指示)を行うとともに、ディスカバリ信号の送信電力を指示する(ステップS101)。
ステップS101の指示に従って、通信端末UE1,UE2は、互いにディスカバリ信号を送信してディスカバリを行い、D2D通信が可能な程度に双方の通信端末が互いに近接しているか否かを判断する。また、通信端末UE1,UE2は、通信端末間のパスロスを推定する(ステップS102)。このパスロスの推定は、ステップS101で指示された送信電力で通信端末UE1,UE2から送信されるディスカバリ信号を用いて行われる。
通信端末UE1,UE2は、ディスカバリ結果を基地局2に報告する(ステップS103)。このディスカバリ結果には、ステップS102で推定されたパスロス値が含まれる。
基地局2は、D2D通信のアクティベート(活性化)、リソース割当、及び、RS2の既知送信電力値を通信端末UE1,UE2に指示する(ステップS104)。
通信端末UE1,UE2は、ステップS104の指示に従ってD2D通信を開始する。通信端末UE1,UE2は、D2D通信中に、ステップS104で指示された既知の送信電力でRS2を送信する。また、通信端末UE1,UE2は、RS2を用いて通信端末間のパスロスを推定し、推定したパスロスに基づいて、データ及びRS1の送信電力を制御する(ステップS105)。
D2D通信で送受信されるデータがなくなってD2D通信が完了すると、通信端末UE1は、通信の完了を基地局2に報告し、その報告に応じて、基地局2は、D2D通信のリソースを解放する(ステップS106)。なお、D2D通信中にD2D通信の品質が閾値未満に劣化したときに、D2D通信を終了し、D2D通信から基地局2を介した通信へ移行してもよい。
なお、ステップS102,S103,S106での処理は、主に、通信制御部27、パスロス推定部21、送信電力制御部11によって行われる。
また、基地局2は、通信端末UE1,UE2との通信開始前において、何れか一方の通信端末から発呼(接続要求)があった場合にステップS101の処理を行ってもよい。この場合、他方の通信端末は、待受中にディスカバリ指示を基地局2から受信する。
<RS2の既知の送信電力がD2D通信中に変更される場合の処理シーケンス(図14)>
図14におけるステップS101〜S106の処理は図13と同一であるため説明を省略する。
D2D通信中に、通信端末UE1,UE2の各通信端末は、基地局2と自端末との間のパスロスを推定し、推定したパスロス値を基地局2に報告する。また、通信端末UE1,UE2の各通信端末は、D2D通信中に推定した、通信端末間のパスロス値を基地局2に報告する(ステップS107―1)。
基地局2は、ステップS107−1での報告に基づいて、パスロスが所定量以上変動した場合等に、RS2の既知の送信電力を変更し、変更後の既知の送信電力値を通信端末UE1,UE2に指示する(ステップS108−1)。
通信端末UE1,UE2は、ステップS108−1で指示された変更後の既知の送信電力でRS2を送信する。また、通信端末UE1,UE2は、既知の送信電力変更後のRS2を用いて通信端末間のパスロスを推定し、推定したパスロスに基づいて、データ及びRS1の送信電力制御を行う(ステップS109−1)。
ステップS107−2〜S109−2でも、ステップS107−1〜S109−1と同様の処理が行われる。
なお、ステップS107−1,S107−2での処理は、主に、パスロス推定部21によって行われる。
<RS2の既知の送信電力>
RS2の既知の送信電力は例えば以下のように設定される。以下、設定例1〜設定例6を挙げる。ここで、図15及び図16は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。図15は、各通信端末が送信する信号を用いてパスロス推定する場合の構成例を示すブロック図である。また、図16は、各通信端末が基地局との間のパスロスを推定し、推定値を基地局に報告する場合の構成例を示すブロック図である。図15において基地局2は、無線受信部41と、受信処理部42と、復調部43と、パスロス推定部44と、制御部45と、送信データ生成部46と、送信処理部47と、無線送信部48とを有する。無線受信部41は、アンテナを介して受信した受信信号に対して所定の無線受信処理、すなわち、ダウンコンバート、アナログディジタル変換等を施し、所定の無線受信処理後の受信信号を受信処理部42に出力する。受信処理部42は、受信信号に対して所定の受信処理を施して、ディスカバリ信号または同期用信号をパスロス推定部44に、データ及び制御情報を復調部43に出力する。復調部43は、データ及び制御情報に対して復調処理を施し、この復調処理により得られた受信データを後段の機能部(図示せず)へ出力する。また、復調部43は、この復調処理により得られた制御情報を制御部45に出力する。パスロス推定部44は、ディスカバリ信号または同期用信号の受信電力に基づいて、パスロスを推定する。制御部45は、パスロス推定部44から受け取るパスロスに基づいて、RS2の既知の送信電力を決定する。なお、図16の構成の場合、制御部45は、復調部43から受け取る信号に含まれる、各通信端末から送信されたパスロスの報告値に基づいて、RS2の既知の送信電力を決定する。送信データ生成部46は、制御部45で決定された既知送信電力値を含む送信データを生成し、送信処理部47へ出力する。送信処理部47は、送信データ生成部46で生成された送信データに対して、所定の送信処理を施して、無線送信部48へ出力する。無線送信部48は、所定の送信処理後の送信信号に対して所定の無線送信処理、すなわち、ディジタルアナログ変換、アップコンバート等を施し、所定の無線送信処理後の送信信号をアンテナを介して送信する。
<設定例1>
RS1の送信電力の最大値をRS2の既知の送信電力に設定する、または、RS1の送信電力の初期値をRS2の既知の送信電力に設定する。この場合、RS1の送信電力の最大値と、RS1の送信電力の初期値とは同一の値であってもよい。また、基地局2は、設定した既知の送信電力、または、RS1の送信電力の初期値及び最大値を通信端末UE1,UE2へ通知する。
なお、RS1の送信電力の最大値は、D2D通信からセルラー通信に干渉を与えないために、基地局2と通信端末UE1,UE2との間のパスロスに基づいて決定するのが好ましい。この場合、基地局2は、各通信端末が送信するディスカバリ信号または同期用信号を受信してパスロスを推定し、推定したパスロスに基づいて、RS1の送信電力の最大値を決定する。または、基地局2は、既知の送信電力のRS2を受信してパスロスを推定し、推定したパスロスに基づいて、RS1の送信電力の最大値を決定する。この場合の基地局の一例を示す機能ブロック図は図15である。または、通信端末UE1,UE2が、基地局2から送信されるPSS/SSS(Primary Synchronization Signal/Secondary Synchronization Signal),CRS(Cell−specific Reference Signal),CSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)等を受信して自端末と基地局2との間のパスロスを推定して基地局2へ報告し、基地局2が、報告されたパスロスに基づいて、RS1の送信電力の最大値を決定する。この場合の基地局の一例を示す機能ブロック図は図16である。または、通信端末UE1,UE2が、自端末と基地局2との間のパスロスに基づいて、所定の規則または所定の算出式に従って、RS1の送信電力の最大値を決定する。
<設定例2>
通信端末間のパスロスに応じた送信電力値をRS2の既知の送信電力に設定する。この場合、通信端末UE1,UE2は、通信端末間のパスロスを定期的に基地局2に報告し、基地局2は、その報告に基づいて、RS2の既知の送信電力を定期的に更新する。基地局2は、パスロスが大きくなるほど、RS2の既知の送信電力をより大きな値にする。但し、基地局2は、RS2の既知の送信電力を、データの送信電力より大きな値にする。基地局2は、設定した既知の送信電力を通信端末UE1,UE2へ通知する。基地局2は、データの送信電力がRS2の送信電力に達するときには、アラームを発してもよい。RS2の既知の送信電力の更新周期は、パスロスに基づいた送信電力制御の時間オーダー(例えば、通信端末間のRTT(Round Trip Time))よりも大きいのが好ましい。
<設定例3>
基地局2と通信端末UE1,UE2との間のパスロスに応じた送信電力値をRS2の既知の送信電力に設定する。この場合、各通信端末が、自端末と基地局2との間のパスロスを定期的に推定して基地局2に報告する、または、基地局2が、基地局2と各通信端末との間のパスロスを推定する。基地局2は、基地局2と各通信端末から報告されたあるいは基地局2が推定した通信端末UE1,UE2との間のパスロスに基づいて、RS2の既知の送信電力を定期的に更新する。基地局2は、パスロスが大きくなるほど、RS2の既知の送信電力をより大きな値にする。基地局2は、設定した既知の送信電力を通信端末UE1,UE2へ通知する。
<設定例4>
後述の図27に示すように多数の通信端末が近接する通信端末で構成されるクラスタを複数構成する場合、クラスタヘッドとなる通信端末はクラスタ間で互いに干渉を与えない程度の大きさの送信電力値をRS2の既知の送信電力に設定する。つまり、RS2の既知の送信電力を、想定するクラスタ半径に応じた送信電力にする。そして、クラスタヘッドは、設定した既知の送信電力を、各通信端末に通知する。
<設定例5>
D2D通信を許容する最大端末間距離に応じた送信電力値をRS2の既知の送信電力に設定する。すなわち、D2D通信を許容する最大端末間距離が大きくなるほど、RS2の既知の送信電力をより大きな値にする。
<設定例6>
LTEの標準仕様で規定されている“UE maximum output power”の範囲内の電力値をRS2の既知の送信電力に設定する、または、データに許容される端末最大出力電力の範囲内の電力値をRS2の既知の送信電力に設定する。
以上のように、本実施例では、通信システム1は、通信端末UE1と、通信端末UE1とD2D通信する通信端末UE2とを有する。通信端末UE1は、自端末からの送信データに付随して送信される複数のDM_RSのうち、RS1の送信電力を送信データの送信電力に連動した送信電力に制御する一方で、RS2の送信電力を既知の送信電力に制御する。そして、通信端末UE1は、送信電力制御後のRS1及びRS2を通信端末UE2へ送信する。一方で、通信端末UE2は、通信端末UE1から送信されたRS1及びRS2を受信し、既知の送信電力のRS2を用いて、通信端末UE1と自端末との間のパスロスを推定する。そして、通信端末UE2は、推定したパスロスに基づいて、自端末からの送信データの送信電力を制御し、送信電力制御後の送信データを通信端末UE1へ送信する。
また、通信端末UE1としての通信端末20は、送信電力制御部11と、無線送信部15とを有する。送信電力制御部11は、自端末からの送信データに付随して送信される複数のDM_RSのうち、RS1の送信電力を送信データの送信電力に連動した送信電力に制御する一方で、RS2の送信電力を既知の送信電力に制御する。無線送信部15は、送信電力制御後のRS1及びRS2を、自端末とD2D通信する他の通信端末へ送信する。
また、通信端末UE2としての通信端末20は、無線受信部17と、パスロス推定部21と、送信電力制御部11と、無線送信部15とを有する。無線受信部17は、自端末とD2D通信する他の通信端末から送信されたRS1及びRS2を受信する。パスロス推定部21は、既知の送信電力のRS2を用いて、他の通信端末と自端末との間のパスロスを推定する。送信電力制御部11は、推定されたパスロスに基づいて、自端末からの送信データの送信電力を制御する。無線送信部15は、送信電力制御後の送信データを他の通信端末へ送信する。
こうすることで、D2D通信のデータに付随して送信される既知の送信電力のRS2を用いて、D2D通信中に随時パスロスを推定することができる。また、本実施例では、LTEにおいて従来から送信データに付随して送信されていた複数のDM_RSの一部であるRS2の送信電力を、データの送信電力に連動させずに、既知の送信電力に制御する。つまり、本実施例では、既存のRSに対してパスロス推定用のRSを新たに加えることなく、既存のDM_RSの一部を既知の送信電力にすることによって、既存のDM_RSの一部をパスロス推定用のRSとして用いる。よって、本実施例によれば、オーバヘッドを増加させずに、D2D通信中のパスロスの変動に追従した送信電力制御を行うことができる。
また、本実施例では、送信データの送信電力に連動した送信電力に制御されるRS1は、2スロットからなるサブフレーム中の一方のスロットに含まれ、既知の送信電力のRS2は、サブフレーム中の他方のスロットに含まれる。
こうすることで、LTEにおいて従来から送信データに付随して送信されていた複数のDM_RSの一部を、既知の送信電力のRS2として利用することができる。
また、本実施例では、通信端末UE1,UE2は、D2D通信の開始前に、RS2の既知の送信電力を基地局2から指示される。
こうすることで、基地局2によって決定された最適な既知送信電力で、D2D通信の開始時にRS2を送信することができる。
[実施例2]
<通信端末の構成>
図17は、実施例2の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。図17に示す通信端末30は、図1に示す通信端末UE1,UE2に相当する。通信端末30は、規格化部31を有する。
規格化部31には、受信処理部19から、データ、RS1及びRS2が入力され、以下に説明するようにして、データ、RS1、RS2を規格化する。以下、規格化部31で行われる規格化処理について規格化例1〜規格化例5を挙げて説明する。図17〜図20は、実施例2の規格化処理の説明に供する図である。規格化例1〜規格化例4は、通信端末UE1及び通信端末UE2の移動速度が、スロット1とスロット2との間で受信電力またはパスロスが変動しない程度の移動速度である場合に好適である。また、規格化例5は、スロット1とスロット2との間で伝搬路の状態(受信電力またはパスロスや受信信号の位相)が大きく変動する場合に好適である。
<規格化例1(図18)>
規格化部31は、スロット1に含まれるRS1の平均受信電力と、スロット2に含まれるRS2の平均受信電力とを求める。そして、規格化部31は、式(1)〜式(3)に従って、規格化後のデータ、規格化後のRS1、規格化後のRS2を求める。
Figure 0006135771
その結果、データの受信電力とRS1の受信電力とが同一の場合、データ、RS1及びRS2は、図18に示すように、すべて同一の受信電力P2に規格化される。
規格化部31は、規格化後のRS1及び規格化後のRS2をチャネル推定部23に出力し、規格化後のデータを復調部25に出力する。
チャネル推定部23は、規格化後のRS1を用いてスロット1におけるチャネル推定を行うとともに、規格化後のRS2を用いてスロット2におけるチャネル推定を行い、スロット1のチャネル推定値及びスロット2のチャネル推定値を復調部25に出力する。
復調部25は、スロット1のチャネル推定値を用いて、スロット1の規格化後のデータに対して復調処理を施す。また、復調部25は、スロット2のチャネル推定値を用いて、スロット2の規格化後のデータに対して復調処理を施す。
あるいは、スロット1のチャネル推定値とスロット2のチャネル推定値を線形補間することにより、各シンボルの時間におけるチャネル推定値を求めて、各シンボルにおけるデータの復調処理を行うことも可能である。
<規格化例2(図19)>
規格化部31は、スロット1に含まれるRS1の平均受信電力と、スロット2に含まれるRS2の平均受信電力とを求める。そして、規格化部31は、式(4)に従って、規格化後のRS2を求める。その結果、規格化後のRS2の受信電力は、図19に示すように、RS1の受信電力P1と同一になる。
Figure 0006135771
規格化部31は、受信処理部19から入力されたRS1、及び、規格化後のRS2をチャネル推定部23に出力する。
チャネル推定部23は、RS1を用いてスロット1におけるチャネル推定を行うとともに、規格化後のRS2を用いてスロット2におけるチャネル推定を行い、スロット1のチャネル推定値及びスロット2のチャネル推定値を復調部25に出力する。以降の説明は、規格化例1と同様である。
<規格化例3>
規格化例3は、通信端末UE1で推定されるパスロスと、通信端末UE2で推定されるパスロスとが同一になり、その結果、通信端末UE1での送信電力と、通信端末UE2での送信電力とが同一になるとの想定に基づくものである。
このような想定に基づく場合、規格化部31には、RS1の送信電力及びRS2の送信電力が送信電力制御部11から入力される。そして、規格化部31は、式(5)〜式(7)に従って、規格化後のデータ、規格化後のRS1、規格化後のRS2を求める。以降の説明は、規格化例1と同様である。
Figure 0006135771
<規格化例4>
規格化例4は、規格化例3での想定に基づき、規格化例2の式(4)の平均受信電力に代えて、送信電力を用いるものである。つまり、規格化部31は、式(8)に従って、規格化後のRS2を求める。以降の説明は、規格化例2と同様である。
Figure 0006135771
<規格化例5(図20)>
規格化部31は、スロット2に含まれるRS2の平均受信電力と、スロット2に含まれるデータの平均受信電力とを求める。そして、規格化部31は、式(9)に従って、規格化後のRS2を求める。
Figure 0006135771
その結果、規格化後のRS2の受信電力は、図20に示すように、スロット2に含まれるデータの平均受信電力と同一になる。以降の説明は、規格化例2と同様である。
この規格化例5では、通信端末UE1及び通信端末UE2の一方または両方の移動速度が大きく、伝搬路の状態がスロット1とスロット2の間で大きく変動する場合にも、より正確にチャネル推定を行うことができる。
なお、RS1の送信電力がデータの送信電力と同一でない場合には、式(9)の右辺において、「RS1とデータとの振幅比」をさらに乗算するとよい。
<通信端末の処理>
図21は、実施例2の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。図21に示すフローチャートは、通信端末30の電源がオンにされたときに開始され、オフにされたときに停止される。
図21に示すフローチャートでは、チャネル推定(ステップS55)の前に、規格化部31が、上記の規格化例1〜規格化例5の何れかの規格化処理(ステップS61)を行う点が、図12(実施例1)のフローチャートと異なる。
以上のように、本実施例では、通信端末UE1,UE2は、既知の送信電力のRS2の平均受信電力または送信電力を用いてRS2を規格化し、規格化後のRS2を用いてチャネル推定を行う。
こうすることで、RS2の受信電力がデータの受信電力に規格化されるため、RS2を用いたチャネル推定が有効になる。よって、実施例1に比べて、チャネル推定の精度を高めることができる。
なお、RS2の既知送信電力値と、RS1の送信電力値との比を明示的にL1シグナリング等により通信端末UE1,UE2に通知することにより、規格化をより正確に行うことができる。この場合、L1シグナリングは、データと時間多重または周波数多重して送信される。
[実施例3]
実施例3では、DM_RSの配置例について説明する。図22〜図25は、実施例3のDM_RSの配置例を示す図である。以下、配置例1〜4を挙げる。
<配置例1(図22)>
配置例1では、送信処理部13は、DM_RSであるRS1〜RS3を図22に示すように配置する。図22において、RS1及びRS2は、送信電力制御が適用されるRS、つまり、データの送信電力に連動した送信電力に制御されるRSであり、RS3は、既知の送信電力に制御されるRSである。また、1シンボルは割り当てられたリソースブロック(RB)数×12サブキャリア(例えば、1RB割り当てられた場合は、12サブキャリア)で構成される。すなわち、送信処理部13は、スロット1のDM_RSを構成するすべてのサブキャリア成分にRS1を配置する。また、送信処理部13は、スロット2のDM_RSを構成する12サブキャリア成分のうち、奇数番目のサブキャリア成分にRS2を配置する一方で、偶数番目のサブキャリア成分にRS3を配置する。つまり、配置例1では、スロット2のDM_RSの複数のサブキャリア成分のうち、一定間隔おきの第1サブキャリア成分(偶数番目のサブキャリア成分)を既知の送信電力にし、第1サブキャリア成分以外の第2サブキャリア成分(奇数番目のサブキャリア成分)を、データに連動した送信電力にする。換言すれば、配置例1では、スロット2のDM_RSの複数のサブキャリア成分を櫛の歯状に分割し、一定間隔おきの第1の櫛の歯を既知の送信電力で送信し、第1の櫛の歯以外の第2の櫛の歯を、データに連動した送信電力で送信する。
また、DM_RSが図22に示すような配置を採る場合、規格化部31は、式(10)に従って、規格化後のRS3を求めるのが好ましい。これにより、RS3の平均電力がRS2の平均電力と同じになるため、スロット1とスロット2との間でパスロスの変動等があって受信電力が変動した場合でも、規格化を正確に行うことができる。
Figure 0006135771
<配置例2(図23)>
配置例2では、送信処理部13は、DM_RSであるRS1〜RS4を図23に示すように配置する。図23において、RS1及びRS3は、送信電力制御が適用されるRS、つまり、データの送信電力に連動した送信電力に制御されるRSであり、RS2及びRS4は、既知の送信電力に制御されるRSである。また、1シンボルは割り当てられたリソースブロック(RB)数×12サブキャリア(例えば、1RB割り当てられた場合は、12サブキャリア)で構成される。すなわち、送信処理部13は、スロット1のDM_RSを構成する12サブキャリア成分のうち、奇数番目のサブキャリア成分にRS2を配置する一方で、偶数番目のサブキャリア成分にRS1を配置する。また、送信処理部13は、スロット2のDM_RSを構成する12サブキャリア成分のうち、奇数番目のサブキャリア成分にRS3を配置する一方で、偶数番目のサブキャリア成分にRS4を配置する。つまり、配置例2では、スロット1のDM_RSの複数のサブキャリア成分のうち、一定間隔おきの第1サブキャリア成分(奇数番目のサブキャリア成分)を既知の送信電力にし、第1サブキャリア成分以外の第2サブキャリア成分(偶数番目のサブキャリア成分)を、データに連動した送信電力にする。また、スロット2のDM_RSの複数のサブキャリア成分のうち、一定間隔おきの第3サブキャリア成分(奇数番目のサブキャリア成分)を、データに連動した送信電力にし、第3サブキャリア成分以外の第4サブキャリア成分(偶数番目のサブキャリア成分)を既知の送信電力にする。換言すれば、配置例2では、スロット1及びスロット2の双方において、DM_RSの複数のサブキャリア成分を櫛の歯状に分割し、一定間隔おきの第1の櫛の歯を既知の送信電力で送信し、第1の櫛の歯以外の第2の櫛の歯を、データに連動した送信電力で送信する。
また、DM_RSが図23に示すような配置を採る場合、規格化部31は、式(4)に従って規格化後のRS2を求め、式(11)に従って規格化後のRS4を求めるのが好ましい。これにより、RS2の平均電力がRS1の平均電力と同じになり、RS4の平均電力がRS3の平均電力と同じになるため、スロット1とスロット2との間でパスロスの変動等があって受信電力が変動した場合でも、規格化を正確に行うことができる。
Figure 0006135771
このように、配置例1及び配置例2では、既知の送信電力のDM_RSは、1シンボル当たりの複数のサブキャリア成分のうち、一定間隔おきに位置する第1サブキャリア成分に配置され、データの送信電力に連動した送信電力のDM_RSは、第1サブキャリア成分以外の第2サブキャリア成分に配置される。
こうすることで、スロット間で伝搬路の状態の変動があったときでも、伝搬路の状態の変動にチャネル推定を追従させることができる。
<配置例3(図24)>
配置例3及び配置例4は通信端末が送信する信号がOFDM信号である場合の例である。
配置例3では、送信処理部13は、DM_RSであるRS1〜RS4を図24に示すように配置する。図24において、RS1及びRS3は、送信電力制御が適用されるRS、つまり、データの送信電力に連動した送信電力に制御されるRSであり、RS2及びRS4は、既知の送信電力に制御されるRSである。また、1OFDMシンボルは割り当てられたリソースブロック(RB)数×12サブキャリア(例えば、1RB割り当てられた場合は、12サブキャリア)で構成される。すなわち、送信処理部13は、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルの複数のサブキャリア成分にRS1〜RS4を分散して配置する。また、送信処理部13は、RS1〜RS4を、周波数軸方向及び時間軸方向の双方において等間隔あるいはほぼ等間隔で配置する。
<配置例4(図25)>
配置例4では、送信処理部13は、DM_RSであるRS1〜RS4を図25に示すように配置する。図25において、RS1及びRS3は、送信電力制御が適用されるRS、つまり、データの送信電力に連動した送信電力に制御されるRSであり、RS2及びRS4は、既知の送信電力に制御されるRSである。また、1OFDMシンボルは割り当てられたリソースブロック(RB)数×12サブキャリア(例えば、1RB割り当てられた場合は、12サブキャリア)で構成される。すなわち、送信処理部13は、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルの複数のサブキャリア成分にRS1〜RS4を分散して配置する。また、送信処理部13は、RS1及びRS2を、スロット1において時間軸上で互いに隣接する同一周波数のサブキャリア成分に配置し、RS3及びRS4を、スロット2において時間軸上で互いに隣接する同一周波数のサブキャリア成分に配置する。
また、DM_RSが図24または図25に示すような配置を採る場合、規格化部31は、式(4)に従って規格化後のRS2を求め、式(11)に従って規格化後のRS4を求めるのが好ましい。これにより、RS2の平均電力がRS1の平均電力と同じになり、RS4の平均電力がRS3の平均電力と同じになるため、スロット1とスロット2との間で伝搬路の状態の変動等があって受信電力が変動した場合でも、規格化を正確に行うことができる。
このように、配置例3及び配置例4では、既知の送信電力のDM_RS、及び、データの送信電力に連動した送信電力のDM_RSは、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルの複数のサブキャリア成分に分散配置される。
こうすることで、送信信号がOFDM信号である場合に、スロット間で伝搬路の状態の変動があったときでも、伝搬路の状態の変動にチャネル推定を追従させることができる。
[他の実施例]
[1]図26、図27及び図28は、他の実施例の通信システムの構成の一例を示す図である。
図26には、通信端末UE2がセルC1の外に位置する場合を示す。図26において、D2D通信の実行にあたって、基地局2は、通信端末UE1と各種の制御情報を遣り取りする。一方で、基地局2と通信端末UE2との各種の制御情報の遣り取りは、通信端末UE1を中継して行われる。例えば、DM_RSの既知の送信電力を決定した基地局2は、既知の送信電力の通知を通信端末UE1に送信し、通知を受けた通信端末UE1は、その通知を通信端末UE2に転送する。
図27には、通信端末UE1、UE2、UE3、・・・が基地局が構成するセルの外に位置する場合あるいは大規模災害等による倒壊あるいは停電等で基地局がその機能を失っている場合(すなわちOut of Network Coverage)で、複数の通信端末が近接する通信端末とともにクラスタCL1〜CL2を構成する場合を示す。図27において、通信端末UE3は、クラスタヘッドの通信端末である。図27において、通信端末UE1と通信端末UE2とのD2D通信の実行にあたって、クラスタヘッドの通信端末UE3は、通信端末UE1,UE2と各種の制御情報の遣り取りする。例えば、通信端末UE3は、DM_RSの既知の送信電力を決定して通信端末UE1,UE2に通知する。
図28には、通信端末UE1、UE2が共にセルの外に位置する場合について示す。この場合には、通信端末UE1、UE2は、予め定められた、既知送信電力、最大送信電力、及び初期送信電力を用いる。
[2]上記実施例の通信端末10,30は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図29は、通信端末のハードウェア構成例を示す図である。図29に示すように、通信端末10,30は、ハードウェアの構成要素として、バス10aと、プロセッサ10bと、メモリ10cと、通信モジュール10dとを有する。プロセッサ10bと、メモリ10cと、通信モジュール10dとは、バス10aを介して接続される。プロセッサ10bの一例として、CPU(Central Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、通信端末10,30は、プロセッサ10bと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有してもよい。メモリ10cの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。無線送信部15と、無線受信部17と、アンテナA1,A2とは、通信モジュール10dにより実現される。送信電力制御部11と、送信処理部13と、受信処理部19と、パスロス推定部21と、チャネル推定部23と、復調部25と、通信制御部27と、規格化部31とは、プロセッサ10bにより実現される。
[3]送信電力制御部11、送信処理部13、受信処理部19、パスロス推定部21、チャネル推定部23、復調部25、通信制御部27、規格化部31での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ10bに実行させることによって実現してもよい。例えば、送信電力制御部11、送信処理部13、受信処理部19、パスロス推定部21、チャネル推定部23、復調部25、通信制御部27、規格化部31での上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ10cに記憶され、そのプログラムがプロセッサ10bによってメモリ10cから読み出されて実行されてもよい。
[4]上記実施例の基地局2は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図30は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図30に示すように、基地局2は、バス20aと、プロセッサ20bと、メモリ20cと、通信モジュール20dとを有する。プロセッサ20bと、メモリ20cと、通信モジュール20dとは、バス10aを介して接続される。プロセッサ20bの一例として、CPU,DSP,FPGA等が挙げられる。また、基地局2は、プロセッサ20bと周辺回路とを含むLSIを有してもよい。メモリ20cの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。無線受信部41と、無線送信部48と、アンテナとは、通信モジュール20dにより実現される。受信処理部42と、復調部43と、パスロス推定部44と、制御部45と、送信データ生成部46と、送信処理部47とは、プロセッサ20bにより実現される。
[5]受信処理部42と、復調部43と、パスロス推定部44と、制御部45と、送信データ生成部46と、送信処理部47とでの上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ20bに実行させることによって実現してもよい。例えば、受信処理部42と、復調部43と、パスロス推定部44と、制御部45と、送信データ生成部46と、送信処理部47とでの上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ20cに記憶され、そのプログラムがプロセッサ20bによってメモリ20cから読み出されて実行されてもよい。
[6]上記実施例では、LTEの標準仕様に則ってD2D通信を行う場合について説明した。しかし、開示の技術が適用可能な通信規格はLTEに限定されない。
1 通信システム
2 基地局
UE1,UE2,10,30 通信端末
11 送信電力制御部
13,47 送信処理部
15,48 無線送信部
17,41 無線受信部
19,42 受信処理部
21,44 パスロス推定部
23 チャネル推定部
25,43 復調部
27 通信制御部
31 規格化部
45 制御部
46 送信データ生成部

Claims (9)

  1. 第1通信端末と、前記第1通信端末と直接通信する第2通信端末とを具備する通信システムであって、
    前記第1通信端末は、
    第1データに付随して送信される、前記第1データの復調用の複数の参照信号のうち、一部の参照信号の送信電力を既知の送信電力に制御する一方で、前記一部の参照信号以外の他の参照信号の送信電力を前記第1データの送信電力に連動した送信電力に制御し、
    送信電力制御後の前記複数の参照信号を前記第2通信端末へ送信し、
    前記第2通信端末は、
    前記複数の参照信号を受信し、
    前記複数の参照信号のうち、前記一部の参照信号を用いて、前記第1通信端末と前記第2通信端末との間のパスロスを推定し、
    前記パスロスに基づいて、第2データの送信電力を制御し、
    送信電力制御後の前記第2データを前記第1通信端末へ送信する、
    通信システム。
  2. 前記一部の参照信号は、2スロットからなるサブフレーム中の一方のスロットに含まれ、
    前記他の参照信号は、前記サブフレーム中の他方のスロットに含まれる、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記一部の参照信号は、1シンボル当たりの複数のサブキャリア成分のうち、一定間隔おきに位置する第1サブキャリア成分に配置され、
    前記他の参照信号は、前記複数のサブキャリア成分のうち、前記第1サブキャリア成分以外の第2サブキャリア成分に配置される、
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記一部の参照信号及び前記他の参照信号は、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルの複数のサブキャリア成分に分散配置される、
    請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記第2通信端末は、
    前記一部の参照信号の平均受信電力または送信電力を用いて、前記一部の参照信号を規格化し、
    規格化後の前記一部の参照信号を用いてチャネル推定を行う、
    請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記第1通信端末及び前記第2通信端末は、前記直接通信の開始前に、前記既知の送信電力を基地局から指示される、
    請求項1に記載の通信システム。
  7. データに付随して送信される、前記データの復調用の複数の参照信号のうち、一部の参照信号の送信電力を既知の送信電力に制御する一方で、前記一部の参照信号以外の他の参照信号の送信電力を前記データの送信電力に連動した送信電力に制御する制御部と、
    送信電力制御後の前記複数の参照信号を、自端末と直接通信する他の通信端末へ送信する送信部と、
    を具備する通信端末。
  8. 自端末と直接通信する他の通信端末から、第1データに付随して送信された、前記第1データの復調用の複数の参照信号を受信する受信部と、
    前記複数の参照信号のうち、前記他の通信端末によって既知の送信電力に制御された一部の参照信号を用いて、前記他の通信端末と自端末との間のパスロスを推定するパスロス推定部と、
    前記パスロスに基づいて、第2データの送信電力を制御する制御部と、
    送信電力制御後の前記第2データを前記他の通信端末へ送信する送信部と、
    を具備する通信端末。
  9. 他の通信端末と直接通信する通信端末における参照信号送信方法であって、
    データに付随して送信される、前記データの復調用の複数の参照信号のうち、一部の参照信号の送信電力を既知の送信電力に制御する一方で、前記一部の参照信号以外の他の参照信号の送信電力を前記データの送信電力に連動した送信電力に制御し、
    送信電力制御後の前記複数の参照信号を、前記他の通信端末へ送信する、
    参照信号送信方法。
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