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JP6107381B2 - 自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子制御スロットルボディ装置用の駆動モータと複数のフューエルインジェクタとを、燃料タンクとエアクリーナとの間のデッドスペースを活用して配置した自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置に関する。
自動二輪車では、エンジンの吸気量をスロットルボディで調節制御している。従来スロットルボディは、ハンドルのアクセルレバーとスロットルバルブとが機械的に接続され、アクセル操作とスロットルバルブ動作とが連動して対をなすように制御されている。
しかし、ハンドルのアクセルグリップとスロットルバルブとが機械的に接続されたものでは、スロットルバルブの動作遅れの問題が生じており、排ガス性能の向上や安全性の向上を図る上で支障があった。アクセル操作に対し、スロットルバルブ動作を迅速に対応させるために、スロットルバルブをモータ駆動で電気的に制御する電子制御スロットルボディ装置が開発されている。
一方、自動二輪車のエンジンに混合気を供給する手段として、エンジンの特性と走行性の要求に応えるために燃料噴射装置を備えたものがある。燃料噴射装置は、スロットル開度、エンジン回転数、エンジン温度、外気温度、気圧などをセンサで感知し、これらの情報をコンピュータ(コントローラ)で処理して最も適切な必要燃料量をフューエルインジェクタでエンジンの吸気通路に直接噴射するものであり、燃料効率が良く、出力の向上が図れるとともに、最低必要量しか燃料で噴射しないので、燃料噴射量が少ないなどの利点がある。
そして、自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置に、特許文献1または2に記載されたように、電子制御スロットルボディ装置を用いたものがある。この電子制御スロットルボディ装置は、スロットルバルブをアクセルレバーに応動する電子制御スロットル駆動モータで電気的に制御するものである。電子制御スロットルボディ装置では、その駆動モータとフューエルインジェクタの配置が、車両の小型・軽量化と燃料性能の両立を図る上で重要視されている。
また、自動二輪車のように、その回転数の変動が大きく、また頻繁な場合、一つのフューエルインジェクタでは、エンジンに要求される燃料の供給が充分に対応しきれない場合があるため、吸気通路を構成するスロットルボディやその近傍に複数のフューエルインジェクタを配置して対応させるようにしたものがある(特許文献3または4参照)。
特開2002−256896号公報 特開2002−256895号公報 特開2009−103137号公報 特開2005−16391号公報
特許文献1に記載の発明は、自動二輪車のエンジンにおいて、シリンダヘッドとエアクリーナとの間に駆動モータが配置されるために、エアクリーナのフィルタが小さくなり、フィルタ浄化性能が低下したりする。また、フューエルインジェクタをスロットルボディに配置されるために、燃料噴射がエンジンの吸気バルブから離れた位置からの噴射となり、スロットルバルブ作動に対するエンジン回転のレスポンスが低下する問題がある。
また、特許文献2に記載の発明は、スロットルボディの同じ側面側にフューエルインジェクタと駆動モータが配置されるために、スロットルバルブがエンジンの吸気バルブからより遠方の配置となり、スロットルバルブ作動に対しエンジン回転のレスポンスが悪化する問題がある。特許文献1および2に記載の発明は、いずれも、2つのフューエルインジェクタを備えたものではない。
さらに、特許文献3および4に記載の発明は、第2フューエルインジェクタがエアファンネル上方でエアクリーナ内に配置されるため、エアクリーナ容量が減少する一方、第2フューエルインジェクタが吸気の流れを阻害して、吸気慣性効果を低下させ、エンジン出力が減少(低下)する虞がある。その上、第2フューエルインジェクタからエアクリーナ内部で噴射が行なわれるために、エンジンからの吹き返しや吸気の乱れによってエアクリーナ内部に飛散する噴霧が多く、エアクリーナ内部を汚染させてしまったり、付着量が多い結果、燃費も悪化してしまう問題があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、ダウンドラフト吸気タイプの自動二輪車のデッドスペースを有効活用して、(電子制御スロットルボディ装置の)駆動モータと第1および第2のフューエルインジェクタとを効率的に配置し、エアクリーナの浄化機能とエンジン出力を向上させ、モータ駆動性能を向上させることができる自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、燃料タンクの車両幅方向を大きくすることなく、ニーグリップ性能を維持し、駆動モータと第1および第2のフューエルインジェクタとを(電子制御)スロットルボディの燃料タンク側の同じ側に集中的に配置し、燃料配管を短縮化でき、燃圧脈動が減少して燃料噴射量が安定し、エンジン制御性、出力フィーリング性、排ガス性能の向上を図ることができる自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置を提供することにある。
本発明に係る自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置は、上述した課題を解決するためになされたもので、複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、前記第2フューエルインジェクタは、前記エアクリーナの後側面で、しかも前記吸気通路と燃料タンクとの間で前記第1フューエルインジェクタと同じ吸気通路側面に配置され、車両側面視において、前記エアファンネルの上端よりエンジン側で、かつ、エアクリーナケースと前記エアファンネルを背側から貫通して前記エアファンネル内に、燃料を噴射させるように構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置は、上述した課題を解決するためになされたもので、複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、前記エアクリーナ内のクリーンサイド室に配設された前記エアファンネルには、吸気を分割する隔壁が設けられ、前記隔壁は前記第2フューエルインジェクタから噴射される燃料が当たる位置に配置されたことを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置は、上述した課題を解決するためになされたもので、複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、前記エアファンネルには、吸気を分割する隔壁が設けられ、前記隔壁は前記エアファンネル内に車幅方向に平行に、かつ前記吸気通路方向に延びて配置され、かつ前記隔壁は前記エアファンネルの吸気通路中心線に対して車両後方側にオフセットして配設されたことを特徴とするものである。
さらにまた、本発明に係る自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置は、上述した課題を解決するためになされたもので、複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、前記第2フューエルインジェクタの差込穴部は、インジェクタノズルの先端外周を取り囲むボス状覆壁が前記エアファンネルに設けられ、この覆壁により前記インジェクタノズル外周に環状の隙間が形成されたことを特徴とするものである。
本発明は、ダウンドラフト吸気タイプの自動二輪車の燃料タンクとエアクリーナとの間に生ずるデッドスペースを有効活用して、電子制御スロットルボディ装置の駆動モータと第1および第2フューエルインジェクタとを効果的に集中配置し、マスの集中化を図り、エアクリーナ容量および吸気慣性効果を充分に確保してエアクリーナの浄化機能とエンジン出力の向上を図り、さらに、モータ駆動性能および車両の運転性能を向上させる自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置を提供することができる。
また、本発明の自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置は、燃料タンクの車両幅を広めることなく、ニーグリップ性能を維持し、駆動モータと第1および第2のフューエルインジェクタとを電子制御スロットルボディの燃料タンク側の同じ側に配置し、燃料配管の短縮が図れて、燃料噴射装置が安定し、エンジン制御性、出力フィーリング性、排ガス性能の向上を図ることができる。
ハンドルおよび燃料タンクを外した状態の自動二輪車の前部を示す右側側面図。 図1の自動二輪車の前部に搭載される燃料タンクを示すもので、右側主フレームをカットした状態の自動二輪車前部の右側側面図。 図2のA矢視方向から見た自動二輪車のエンジンの後面図。 本発明に係る自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置の実施形態を示す構成図。 図4に示される自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置におけるエアファンネルと第2フューエルインジェクタとの取付関係を示す説明図。 図4に示される自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置におけるエアファンネル内設置の隔壁と第2フューエルインジェクタとの配置関係を示す説明図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、自動二輪車の前部を、ハンドルおよび燃料タンクを取り外して示す構成図である。この自動二輪車10は、図1に示すように車体フレーム11を有し、その前端部にヘッドパイプ12が設けられる。ヘッドパイプ12には、前輪13を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク14や図示しないハンドルバーから構成されるステアリング機構15が設けられ、ハンドルバーにより前輪13が左右に回動自在に操向される。
車体フレーム11は、例えばツインチューブ型のもので、主にヘッドパイプ12とこのヘッドパイプ12の直後で左右方向に拡開された後、互いに平行に一旦後斜め下方に延び、その後部で下方に向って延びる左右一対の主フレーム17と、この主フレーム17の後側折曲部に取り付けられ、後方に向って延出される左右一対のシートレール18とから構成される。シートレール18の上方には図示しない運転シートが着脱または開閉自在に配置される。
図2は、車体フレーム11から右側主フレームをカットした自動二輪車10の前部を示すもので、左右の主フレーム17の上方に燃料タンク19の収納凹部19aがエアクリーナ20を覆うように配置される。エアクリーナ20を覆う燃料タンク19の下方には、複数の気筒、例えば4気筒を車幅方向に並列配置した4サイクル多気筒エンジン21が搭載される。図2に示される多気筒エンジン21をA矢視方向から見た後面図が、図3に示す4サイクル並列4気筒エンジン(以下、エンジンという。)である。自動二輪車10にはエンジンの燃料噴射装置22が図4に示すように備えられる。
このエンジン21の燃料噴射装置22には、図4に示すように、エンジン吸気系23に電子制御スロットルボディ装置24が備えられる。電子制御スロットルボディ装置24は、スロットルバルブ25を内蔵したスロットルボディ26と、各スロットルバルブ25を開閉駆動する駆動モータ27と、各種センサからのスロットル操作検出信号に基づき駆動モータ27を駆動制御するコントローラ(図示せず)とを備える。
駆動モータ27はモータハウジング内に収納される一方、駆動モータ27のモータ駆動は、ギヤケース28に内蔵された減速ギヤ機構を介してスロットルバルブ25のバルブ軸29に伝達され、スロットルバルブ25を開閉駆動させるようになっている。電子制御スロットルボディ装置24は、その駆動モータ27、減速ギヤ機構内蔵のギヤケース28、およびスロットルバルブ25内蔵のスロットルボディ26を一体的に備えて構成される。
一方、図1ないし図3に示すように、エンジン21は、クランクケース30の車両前側から斜め上方に立ち上がるシリンダアッセンブリ34がシリンダブロック31、シリンダヘッド32およびヘッドカバー33から一体的に構成される。エンジン21のシリンダヘッド32の後上部に図4に示すように、インテークパイプとしてのジョイントパイプ36を介して電子制御スロットルボディ装置24が設けられ、そのスロットルボディ26の吸気上流側にエアファンネル37が接続される。エアファンネル37は、エアクリーナ20内に内蔵される。このようにして、エアクリーナ20に内蔵されたエアファンネル37から電子制御スロットルボディ装置24のスロットルボディ26、インテークパイプとしてのジョイントパイプ36を経てシリンダヘッド32の吸気ポート39に至るダウンドラフト吸気タイプの吸気通路40が構成される。
エアクリーナ20は、上部クリーナケース41aと下部クリーナケース41bにより2分割可能に結合されてボックス状に構成され、エアクリーナ20の内部にフィルタ43が空気流路を横断するようにして設けられる。このクリーナフィルタ43によりエアクリーナ20は車両前方側のエア吸入口44側のダーティサイド室とエアファンネル37側のクリーンサイド室とに分けられる。エアファンネル37はエアクリーナ20のクリーンサイド室に納められ、エア吸入口44からエアクリーナ20に吸入したエアは、フィルタ43で浄化された後、クリーンサイド室の空気流路を矢印Bで示すように略逆U字状に案内されてエアファンネル37の流入口に導かれる。
また、エアファンネル37には吸気を分割する隔壁46が自動二輪車10の車幅方向に平行に配置される。隔壁46は図4に示すように、エアファンネル37の流入口からその吹出口に向って軸方向に延設される。ダウンドラフト吸気タイプの吸気通路40は吸気下流側に主フューエルインジェクタとしての第1フューエルインジェクタ50が、吸気上流側に、副フューエルインジェクタとしての第2フューエルインジェクタ51がそれぞれ配置される。
第1フューエルインジェクタ50は、シリンダヘッド32の吸気ポート39内部に燃料が噴射されるようにシリンダヘッド32に固定され、シリンダヘッド32と燃料タンク19との間に配置される。第1フューエルインジェクタ50は、シリンダヘッド32の吸気ポート39内で燃焼室52側に設けられる吸気バルブ(図示せず)近くに配置されるのが好ましい。第1フューエルインジェクタ50は、シリンダヘッド32と燃料タンク19との間に配置し、駆動モータ27の回動中心軸Oより車両前方に配置される。これにより、(電子制御)スロットルボディ26のスロットルバルブ25をシリンダヘッド32の吸気バルブ側に近付けることができ、エンジンレスポンスを向上させることができる。第1フューエルインジェクタ50をシリンダヘッド32に近付けて配置することで、軽量化、マスの集中化を図ることができる。
第2フューエルインジェクタ51は、図4および図5において、車両側面視エアクリーナ20の後側面で、エアファンネル37の上端Tpよりもエンジン21のシリンダヘッド32側に下方配置される。第2フューエルインジェクタ51は、燃料噴霧がエアファンネル37内に噴霧されるようにインジェクタノズル51aが車両後方側から上部クリーナケース41aおよびエアファンネル37を貫通して配置される。
この第2フューエルインジェクタ51は、吸気通路40と燃料タンク19との間で、第1フューエルインジェクタ50と同様、吸気通路40の同じ後側面で、エアファンネル37上端よりも下方に配置される。このため、エアファンネル37よりも吸気上流側のエアファンネル37の有効容量を増加させることができる。第2フューエルインジェクタ51から噴射される燃料の噴霧をエアファンネル37内部に直接供給することができ、エアクリーナ20内部への飛散や汚染を確実に防止することができる。
また、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27も吸気通路40と燃料タンク19との間で、しかも第1および第2フューエルインジェクタ50,51と同じ吸気通路40の後側面側には、かつ両フューエルインジェクタ50と51の間に配置される。駆動モータ27と両フューエルインジェクタ50,51とを吸気通路40の同じ後側に配置することで、燃料タンク19からの燃料配管(図示せず)を短縮させることができ、燃圧脈動が減少する。燃圧脈動が減少することで燃料噴射量が安定し、エンジン制御性、出力フィーリング向上および排ガス性能向上を図ることができ、また整備性も向上する。
さらに、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27を吸気通路40と燃料タンク19との間に配置することによって、ダウンドラフト吸気タイプの自動二輪車10において、必ず発生するエアクリーナ20と燃料タンク19との間のデッドスペースを有効に活用することができる。駆動モータ27を吸気通路40の後側に配置することによって、駆動モータ27がエンジン21のシリンダヘッド32から離れるために周辺の雰囲気温度が低下し、印加電流を上げることができ、モータ駆動性能を向上させることができる。
加えて、ダウンドラフト吸気タイプの吸気通路40に沿って駆動モータ27と両フューエルインジェクタ50,51を縦列配置とすることで、エンジン21と燃料タンク19との間の隙間を詰めることができ、マスの集中化が可能となって、車両の安定走行性能が向上する。
一方、本実施形態における自動二輪車10のエンジンの燃料噴射装置22においては、駆動モータ27は、エアクリーナ20の容積に影響しない位置に配置される。しかも、エアクリーナ20内の空気通路の流れを第2フューエルインジェクタ51が阻害することがないので、クリーナフィルタ43面積の最大化と相俟って浄化された空気容量を充分に確保することができ、エンジン出力の向上と、クリーナフィルタ43の浄化性能の向上を図ることができる。
本実施形態においては、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27を図3に示すように、左右両側のスロットルボディ26,26の間に配置することで、燃料タンク19の車両幅方向の幅を拡げることなく、タンク形状の造形が可能となり、自動二輪車10のニーグリップ性能を損なわない燃料タンク19のタンク形状とすることができる。
ところで、自動二輪車10のエンジンの燃料噴射装置22において、エアファンネル37内で吸気を分割する隔壁46は、第2フューエルインジェクタ51からの噴霧が当たる位置に設けられ、噴霧の微粒化や吸気の主流との混合が促進される。車両側面視において、隔壁46は、エアクリーナ20内を通った吸気の主流がエアファンネル37内部で偏らないように車両幅方向に並行に配置される。隔壁46によって分割された吸気流速が、隔壁46の左右で異なるように、隔壁46は吸気通路40の中心線に対し、車両後方側にオフセットしている。このため、エアファンネル37内の吸気通路40の断面積は、図6に示すように、車両前側の通路断面積Cが車両後側の通路断面積Dより大きい。
さらに、エアクリーナ20内を通った吸気の主流は、エアファンネル37内の吸気通路40に案内されるが、この吸気の(ファンネル)主流とエアファンネル37外に導かれる空気の支流との流量比は、基本的に略1:1の比率となるように設定される。第2フューエルインジェクタ51からの噴霧が隔壁46に付着してしまう場合には、付着液を吹き飛ばすために、第2フューエルインジェクタ51側を通るファンネル主流の流速を高めるのが好ましい。
また、第2フューエルインジェクタ51は、インジェクタノズル51a差込部において、図5に示すように、エアファンネル37にインジェクタノズル51aを取り囲むようにボス状の覆壁37aとインジェクタノズル51aとの間に環状あるいはスリーブ状の隙間53が設けられる。この環状隙間53により、第2フューエルインジェクタ51の背後から吸い込まれる支流とエアファンネル37の吸気主流との流速差によって第2フューエルインジェクタ51から噴射される噴霧の混合が促進される。そのうえ、エアファンネル37の第2フューエルインジェクタ51側の吸気通路40を通るエアファンネル(吸気)主流により、環状隙間53を通って第2フューエルインジェクタ51背後から吸い込まれる空気の支流はエジェクタ効果により積極的に加速されて吸い出されて吹き出されるので、流速差によって、エアファンネル37の主流と支流の混合促進が行なわれる。したがって、第2フューエルインジェクタ51から噴射される噴霧の混合促進を図ることができる。
一方、エアファンネル37内に隔壁46がないと、図5に鎖線で示すように、エアクリーナ20内を通った吸気の主流は、エアファンネル37内で偏りが生じ、エアファンネル37内の車両前側で流れの剥離領域Eが生じ、隔壁46がある場合より、主流の圧力損失が大きくなる。その上、隔壁46が無い場合には、エアファンネル37内の車両前側の流速が遅くなり、壁面に付着した燃料が吹き飛びにくく、制御性が悪化する。
その点、エアファンネル37に隔壁46を設けることにより、噴射が付着する壁面の吸気の流速を上昇させ、制御性を改善することができる。さらに、隔壁46をオフセットして配置し、隔壁46によって分割された吸気主流の流速が隔壁46の左右で異ならせることにより、隔壁下端において剥離する渦流の強度が増し、剥離渦Fにより噴霧の混合が一層促進される。吸気主流の流速は、図6に示すように、隔壁46の左右で、C:Dの吸気流速比が、例えば6:4となるようにセットされる。
このように、自動二輪車10のエンジンの燃料噴射装置22においては、図4に示すように、第1フューエルインジェクタ50がエンジン21のシリンダヘッド32に固定され、シリンダヘッド32の吸気ポート39内に燃焼室52側の吸気バルブ(図示せず)近くで噴射される。しかも、電子制御スロットルボディ装置24は、その駆動モータ27のモータ駆動によりスロットルボディ26に内蔵されたスロットルバルブ25が開閉作動されるので、スロットルバルブ作動におけるエンジン回転のレスポンスを良好に保つことができる。
さらに、自動二輪車10において、エアクリーナ20のクリーンサイド室に配置されたエアファンネル37には、吸気を分割する隔壁46を有し、この隔壁46は第2フューエルインジェクタ51からの噴霧が当たる位置に配置される。エアクリーナ20内を通る吸気は、エアファンネル37内の隔壁46によって、エアファンネル37内に案内される吸気の流れの偏りが少なくなり、吸気通路40内の吸気の流れによる圧力損失が減少する。
隔壁46が無いとエアファンネル37の車両前側の流速が遅くなり、壁面に付着した燃料の付着により制御性が悪化するが、隔壁46を設けることにより、燃料の噴射が付着しても壁面の流速を上昇させ、制御性を改善することができる。流速を速めた隔壁46に向けて第2フューエルインジェクタ51から噴射を行なうことによって噴霧の微粒化、エアファンネル37の主流との混合促進を図ることができる。
さらに、本実施形態では、自動二輪車10のエンジン吸気系23に電子制御スロットルボディ装置24を採用し、第1および第2フューエルインジェクタ50,51と電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27とを互いに吸気通路40の後側に設け、エンジン吸気系23のダウンドラフト吸気タイプの吸気通路40とシリンダヘッドカバー33との間に、図4に示すように、設けることが不要となる。しかも、第2フューエルインジェクタ51をエアクリーナ20の後側に配置したので、吸気通路40とシリンダヘッドカバー33との間に、図4に示すように、部品が不要となり、その分、エアクリーナ20のクリーナフィルタ43の最大化が図れる。エアクリーナ容量を減少させることなく、デッドスペースの有効利用が図れる。
また、エンジン21の燃料噴射装置22は2つのフューエルインジェクタ50,51を設けても、第2フューエルインジェクタ51はエアクリーナ20の吸気通路40内の吸気流の有効流れを阻害しない位置に設置される。第2フューエルインジェクタ51は、エアクリーナ20内への吸気を邪魔しないので、吸気慣性効果を阻害せず、エンジン出力低下を招くことがない。
さらに、エアファンネル37内に隔壁46が設けられ、このファンネル隔壁46に向けて第2フューエルインジェクタ51から燃料が噴射されるので、エアクリーナ20内を旋回しながらエアファンネル37内に吸い込まれる吸気主流は、偏りを発生させることが少なく、隔壁46により整流化させることができる。隔壁46をエアファンネル37内にオフセットして配置することにより、隔壁46により整流化された吸気の主流は、隔壁46から剥離する際に、流れを乱し、この剥離渦Fの流れが、図5に示すように、燃料噴霧とファンネル主流の混合を一層促進させることができる。
[実施形態の効果]
自動二輪車10のエンジンの燃料噴射装置22は、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27をエアクリーナ20と燃料タンク19とのデッドスペースを有効活用して配置することができ、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27の雰囲気温度を低下させて、マスの集中およびエアクリーナ20のクリーナフィルタ43の最大化が図れ、自動二輪車の走行安定性を向上させることができる。
また、このエンジン21の燃料噴射装置22は、エアファンネル37に設置した隔壁46に第2フューエルインジェクタ51からの燃料噴射を当て、噴霧の微粒化とファンネル主流との混合促進を図ることができる。さらに、第2フューエルインジェクタ51のインジェクタノズル51aを取り囲む環状間隙53をエジェクタ効果によりエアファンネル37背側から吹き出される空気の支流とファンネル主流との流速差による燃料噴霧の混合促進を図ることができる。
さらに、電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27と第1および第2フューエルインジェクタ50,51の全てが、吸気通路40の後側と燃料タンク19との間に配置される。このため、燃料タンク19からの各フューエルインジェクタ50,51への燃料配管の短縮化が図れ、燃圧脈動の減少および整備性の向上が図れ、精密部品である電子制御スロットルボディ装置24の駆動モータ27、第1および第2フューエルインジェクタ50,51の周囲温度低下による耐久性の向上、デッドスペースの有効活用による車体小型化、マスの集中による運動性能の向上を図ることができる。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13…前輪、14…フロントフォーク、15…ステアリング機構、17…主フレーム、18…シートレール、19…燃料タンク19…エアクリーナ、21…エンジン(4サイクルエンジン多気筒エンジン)、22…燃料噴射装置、23…エンジン吸気系、24…電子制御スロットルボディ装置、25…スロットルバルブ、26…スロットルボディ、27…駆動モータ、28…ギヤケース、29…バルブ軸、30…クランクケース、31…シリンダブロック、32…シリンダヘッド、33…シリンダヘッドカバー、34…シリンダアッセンブリ、36…ジョイントパイプ(インテークパイプ)、37…エアファンネル、37a…覆壁、39…吸気ポート、40…吸気通路、41a…上部エアクリーナケース、41b…下部エアクリーナケース、43…クリーナフィルタ、44…エア吸入口、46…隔壁、50…第1フューエルインジェクタ(主フューエルインジェクタ)、51…第2フューエルインジェクタ(副フューエルインジェクタ)、51a…インジェクタノズル、52…燃焼室、53…環状隙間。

Claims (5)

  1. 複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、
    前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、
    前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、
    前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、
    前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、
    前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、
    前記第2フューエルインジェクタは、前記エアクリーナの後側面で、しかも前記吸気通路と燃料タンクとの間で前記第1フューエルインジェクタと同じ吸気通路側面に配置され、
    車両側面視において、前記エアファンネルの上端よりエンジン側で、かつ、エアクリーナケースと前記エアファンネルを背側から貫通して前記エアファンネル内に、燃料を噴射させるように構成されたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置。
  2. 前記第1フューエルインジェクタは、前記シリンダヘッドに設けられるとともに、前記第1フューエルインジェクタは前記シリンダヘッドと燃料タンクとの間で、前記駆動モータの回動中心軸より車体前方に配置される請求項1に記載の自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置。
  3. 複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、
    前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、
    前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、
    前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、
    前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、
    前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、
    前記エアクリーナ内のクリーンサイド室に配設された前記エアファンネルには、吸気を分割する隔壁が設けられ、前記隔壁は前記第2フューエルインジェクタから噴射される燃料が当たる位置に配置されたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置。
  4. 複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、
    前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、
    前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、
    前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、
    前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、
    前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、
    前記エアファンネルには、吸気を分割する隔壁が設けられ、前記隔壁は前記エアファンネル内に車幅方向に平行に、かつ前記吸気通路方向に延びて配置され、かつ前記隔壁は前記エアファンネルの吸気通路中心線に対して車両後方側にオフセットして配設されたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置。
  5. 複数の気筒が車幅方向に並列配置されたエンジンを備え、
    前記エンジンの上方でエアクリーナを覆う位置に燃料タンクを配置し、
    前記エアクリーナと前記エンジンの燃焼室を連通する吸気通路に複数のフューエルインジェクタを前記気筒毎にそれぞれ備え、
    前記吸気通路は前記エアクリーナに内蔵されたエアファンネルから電子制御スロットルボディ装置を経てシリンダヘッドの吸気ポートに至るダウンドラフト吸気タイプに構成され、
    前記電子制御スロットルボディ装置の駆動モータが、前記吸気通路と燃料タンクとの間に配置されるとともに、前記駆動モータは吸気下流側の第1フューエルインジェクタと吸気上流側の第2フューエルインジェクタと同じ側でかつ前記第1および第2フューエルインジェクタの間に配置され、
    前記駆動モータは、前記エンジンの車幅方向において、両外側端に位置するスロットルバルブの間に配置され、
    前記第2フューエルインジェクタの差込穴部は、インジェクタノズルの先端外周を取り囲むボス状覆壁が前記エアファンネルに設けられ、この覆壁により前記インジェクタノズル外周に環状の隙間が形成されたことを特徴とする自動二輪車のエンジンの燃料噴射装置。
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