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JP6106895B2 - バッグ - Google Patents

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JP6106895B2
JP6106895B2 JP2015141342A JP2015141342A JP6106895B2 JP 6106895 B2 JP6106895 B2 JP 6106895B2 JP 2015141342 A JP2015141342 A JP 2015141342A JP 2015141342 A JP2015141342 A JP 2015141342A JP 6106895 B2 JP6106895 B2 JP 6106895B2
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Description

本発明は、キャリー用カートに取付け可能なバッグに関する。
従来より、荷物が収納されたバッグを持ち運ぶ場合、荷物の量が多い時や旅行のように遠方まで持ち運ぶ際には、バッグをキャスター付のキャリー用カートの荷台に固定した状態で、ハンドル部を引いて搬送することが行われている。
その際に、例えば階段を昇る場合や段差を越える場合には、キャリー用カートの持ち手を掴んでキャリー用カートの下端部に位置する車輪が段差を超える高さになるように持ち上げる必要がある。
しかしながら、通常はキャリー用カートの持ち手は、利用者が立った状態で腕を伸ばした際にハンドル部を把持できるような高さ寸法に形成されているため、ハンドル部を延ばした状態のままで持ち上げるためには腕を曲げて持ち上げる必要があり非常に持ち上げにくく、特に荷物の量が多い場合には利用者の身体への負担も大きかった。
一方で、バッグの持ち手に手を掛けて持ち上げる場合には、バッグがキャリー用カートに対して上下方向の移動を防止するように固定されていないため、バッグだけが持ち上がってしまい、キャリー用カートと共に搬送できない不具合があった。
このような課題を解決することのできるバッグとしては、特許文献1のバッグが提案されている。特許文献1のバッグは、カートの縦枠と横桟の其々に巻き付けて連結可能な複数の固定用バンドを備えており、バンドによりカートとバッグを締着することにより、階段を昇る際には、バッグのハンドルを持ってカートと一体の上げ下ろしができる。
また、特許文献1のバッグには、面ファスナーを備え、バッグの背面部全体を覆う大きさの被覆シートが設けられている。カートに締着しない場合には、固定用バンドを外部から見えない状態で格納することができる。
しかしながら、特許文献1のバッグは、カートに締着しない場合には、開閉蓋内には各バンドが格納されていると共に、単に面ファスナーにより背面材に係止固定するように形成されているものであるため、例えば、締着しない場合にはバッグの背面材と被覆シートとの間を荷物を収納する収納部として使用することはできなかった。
従って、特許文献1のバッグは、開閉蓋の下端部は面ファスナーにより閉塞されており、収納部としても利用可能にするという観点を備えたものではなかった。
また、特許文献1所載のバッグは、固定用バンド及び面ファスナーを備えた被覆シートを別途設ける必要があり、部品点数が多くなり、製造コストが嵩むという欠点がある。
本願発明者は、このような観点から特許調査を行い特許文献2を発見した。特許文献2の鞄は、副収容部の底壁部をスライドファスナーによって閉塞した状態においては、荷物を収納することが可能であることが開示されている。
しかしながら、特許文献2所載の鞄にあっては、主荷物収容部に加えて副収納部を備えることが開示されており、部品点数が多くなり、製造コストが嵩むという欠点を解消し得るものではなかった。
登録実用新案第3012425号公報 公開特許第2000−308511号公報
そこで、本発明は、このような従来の要請に基づくものであって、バッグとキャリー用カートを一体に係止し、バッグを持ち上げて段差を越えることができると共に、キャリー用カートに係止しない場合には係止部に荷物を収納することができ、且つ部品点数が少なく、製造コストを低減し得るバッグを提供することを課題とする。
前記課題達成のため、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、キャリー用カートに装着されて搬送され、持ち手を有するバッグであって、バッグ本体の背面部を構成する背面材には、高さ方向に所定間隔を置いて、幅方向に沿って形成され、線ファスナーを有する一対の線状開口部が設けられると共に、前記キャリー用カートに固定しうる固定部材が設けられ、前記線状開口部は前記背面材の幅方向全域に亘って設けられると共に、前記線ファスナーには複数のスライダが設けられ、前記線ファスナーのスライダは、前記線ファスナー上の任意の位置で固定することができる固定構造を備えたスライダであることを特徴とする。
従って、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、バッグ本体の背面部を構成する背面材には、高さ方向に所定間隔を置いて、幅方向に沿って形成され、線ファスナーを有する一対の線状開口部が設けられるため、下側の線ファスナーを閉じた状態においては、上側の線ファスナーを開閉して収納部として用いることができる。
また、夫々の線ファスナーを開口した状態においてキャリー用カートの縦杆を挿通して、バッグをキャリー用カートに係止することができる。また、バッグには固定部材が設けられていることから、バッグは固定部材を介してキャリー用カートに固定することができ、固定した状態においてバッグを持ち上げた場合には、バッグと一体にキャリー用カートも持ち上がる。
また、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、線状開口部は背面材の幅方向全域に亘って設けられることから、キャリー用カートの縦杆の幅寸法がバッグの幅寸法と略同一以下であれば挿通して係止させることができる。また、線ファスナーには複数のスライダが設けられていることから、開閉の際の各スライダの移動距離は小さくすることができる。
また、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、前記線ファスナーのスライダは、前記線ファスナー上の任意の位置で固定することができる固定構造を備えていることから、キャリー用カートの縦杆を一対の線状開口部へ挿通して係止した状態において、縦杆近傍までスライダを移動させて固定することにより、バッグの左右方向への動きは規制される。
また、バッグをキャリー用カートへ係止せずに使用する場合には、下側の線ファスナーを閉塞した状態でスライダを固定することにより、ポケット状の収納部を形成することができると共に、スライダが固定されているため不意に開いてしまう事態を防止できる。
請求項2記載の発明におけるバッグにあっては、前記固定部材は、キャリー用カートの幅方向部材に係止しうる係止部と、前記係止部を前記幅方向部材に固定しうる固定部とを備えていることを特徴とする。
従って、請求項2記載の発明におけるバッグにあっては、固定部材は、キャリー用カートの幅方向部材に係止しうる係止部と、係止部を幅方向部材に固定しうる固定部とを備えていることから、バッグに設けられた係止部を固定部によってキャリー用カートの幅方向部材に固定することができるため、上下方向において一体に固定され、バッグを持ち上げた場合にはバッグと一体にキャリー用カートも持ち上がる。
請求項3記載の発明におけるバッグにあっては、前記線状開口部は直線状であって互いに平行に形成され、前記スライダは前記一対の線ファスナーに夫々2個設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明におけるバッグにあっては、線状開口部は直線状であって互いに平行に形成されており、スライダは一対の線ファスナーに夫々2個設けられていることから、夫々の線ファスナーのスライダをバッグの幅方向に沿って左右に移動させることにより、線ファスナーを開閉することができる。
また、線状開口部にキャリー用カートの縦杆を挿通してバッグを係止した状態において、2つのスライダを縦杆まで移動させて線ファスナーを閉塞することができ、バッグはスライダの移動負荷により位置決めされる。
さらに任意の位置にてスライダが動作しないようにロックすることができるロック機能付のスライダを用いることにより、前記のように位置決めされた位置でバッグ左右方向への移動を規制することもできる。
請求項4記載の発明におけるバッグにあっては、前記係止部はベルトであると共に前記固定部はバックル式ファスナーであることを特徴とする。
従って、請求項4記載の発明におけるバッグにあっては、係止部はベルトであると共に固定部はバックル式ファスナーであることから、ベルトをキャリー用カートの幅方向部材に巻き付けてバックル式ファスナーで固定することができる。
請求項5記載の発明におけるバッグにあっては、前記キャリー用カートは、ハンドル部を延伸させた場合に、把持部が直立した状態の利用者が腕を伸ばした状態で把持し得る高さ寸法に形成されると共に、前記バッグの高さ寸法は前記キャリー用カートへ固定した際に、前記把持部の高さ寸法よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の発明におけるバッグにあっては、ハンドル部を延伸させた場合に、把持部が直立した状態の利用者が腕を伸ばした状態で把持し得る高さ寸法に形成されると共に、前記バッグの高さ寸法は前記キャリー用カートへ固定した際に、前記把持部の高さ寸法よりも小さくなるように形成されていることから、利用者はバッグの持ち手を掴んで直立した際には、バッグ及びキャリー用カートは地面から離間して持ち上げられる。
請求項6記載の発明におけるバッグにあっては、手提げバッグであることを特徴とする。
請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、夫々の線ファスナーを開口した状態においてキャリー用カートの縦杆を挿通して、バッグをキャリー用カートに係止することができる。線ファスナーはバッグ本体の背面部を構成する背面材に形成されているため、別途の係止用部材を形成する必要がなく、部品点数を削減し、製造コストを低減することができる。また、キャリー用カートに係止せずに持ち手付きのバッグとして用いる場合には、バッグの外観品質を損なうことはない。
また、バッグは固定部材を介してキャリー用カートに固定することができ、固定した状態においてバッグを持ち上げた場合には、バッグと一体にキャリー用カートも持ち上がるように形成されているため、バッグとキャリー用カートを一体に係止し、バッグの持ち手を掴んで持ち上げることにより段差を越えることができる。
また、バッグは下側の線ファスナーを閉じた状態においては、上側の線ファスナーを開閉して収納として用いることができるため、キャリー用カートに係止しない場合には荷物を収納することができる。
また、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、キャリー用カートの縦杆の幅寸法がバッグの幅寸法と略同一以下であれば挿通して係止させることができるため、多種多様なキャリー用カートに係止することができる。また、開閉の際の各スライダの移動距離は小さくすることができるため、線状開口部が長尺に形成されている場合であっても開閉操作を簡単に行うことができる。
また、請求項1記載の発明におけるバッグにあっては、キャリー用カートの縦杆を一対の線状開口部へ挿通して係止した状態において、縦杆近傍までスライダを移動させて固定することにより、バッグの左右方向への動きは規制されるため、例えば、縦杆の幅寸法が異なるキャリー用カートに対してもバッグの左右方向への動きを規制してしっかりと係止することができる。その結果、バッグをキャリー用カートに確実に係止固定し安定した状態で搬送することができる。
一方、バッグを、キャリー用カートに係止せずに利用する場合には、ポケット状の収納部を形成することができ、収納部の下側の線ファスナーが不意に開いてしまい収納物が落下してしまうという事態を回避することができるため、安心して収納物を収納して持ち運ぶことができる。
請求項2記載の発明におけるバッグにあっては、上下方向において一体に固定され、バッグを持ち上げた場合にはバッグと一体にキャリー用カートも持ち上がるため、バッグの持ち手を掴んで持ち上げることにより段差を越えることができる。
請求項3記載の発明におけるバッグにあっては、線状開口部にキャリー用カートの縦杆を挿通してバッグを係止した状態において、2つのスライダを縦杆まで移動させて線ファスナーを閉塞することができ、バッグはスライダの移動負荷により位置決めされるため、線状開口部の任意位置にキャリー用カートの縦杆を位置させた状態において線ファスナーを閉塞させることにより、キャリー用カート上におけるバッグの位置を自由に決めることができる。
請求項4記載の発明におけるバッグにあっては、ベルトをキャリー用カートの幅方向部材に巻き付けてバックル式ファスナーで固定することができるため、バッグをキャリー用カートに容易に係止することができる。
請求項5記載の発明におけるバッグにあっては、利用者はバッグの持ち手を掴んで直立した際には、バッグ及びキャリー用カートは地面から離間して持ち上げられるため、従来のように腕を曲げて腕力によって無理に持ち上げる必要がないため、段差のある場所でも容易に段差を越えて搬送することができる。
図1は、本発明に係るバッグの一実施の形態を示し、背面部側からの斜視図である。 図2は、本発明に係るバッグの一実施の形態を示し、キャリー用カートに係止した状態を示し、バッグの背面部側からの斜視図である。 図3は、本発明に係るバッグの一実施の形態を示し、利用者がキャリー用カートに係止した状態のバッグの持ち手を直立状態で把持した状態を示した概念図である。
以下、本発明に係るバッグを実施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係るバッグ10はキャリー用カート11に装着されて搬送され、持ち手12を備えた手提げバッグである。バッグ本体13は、適宜の模様が印刷された基布にポリカーボネート薄膜を接着固定して形成された生地により形成されている。
図2に示すように、バッグ本体13の上面部にはバッグ10の幅方向に沿って線ファスナー30が設けられており、バッグ本体13と略同一形状の収納空隙部を有する主収納室(図示せず)と連通している。
また、図1又は図2に示すように、バッグ本体13の左右両側面にはバッグ10の厚さ方向に沿って夫々線ファスナー31,31が設けられており、小物収納部(図示せず)の開閉可能な開口部を形成している。
図1に示すように、本実施の形態においては、持ち手12は帯状に形成され、両端部はバッグ本体13に縫い付け固定されている。持ち手12は2つ設けられており、夫々バッグ本体13の正面部14と背面部15に固定されている。持ち手12,12には合皮製の把持部材32が縫い付け固定されていると共に、持ち手12,12を互いに係止しうる持ち手係止部33が形成されている。
図2に示すように、バッグ本体13の背面部15を構成する背面材16には、高さ方向に所定間隔を置いて、幅方向に沿って形成され、線ファスナー17を有する一対の線状開口部18,18が設けられると共に、キャリー用カート11に固定しうる固定部材19が設けられている。背面材16の裏面側には主収納室(図示せず)を画成する仕切内装材34が背面材16と同一寸法に形成されて周囲を縫い付け固定されている。
図1及び図2に示すように、線状開口部18は背面材16の幅方向全域に亘って設けられると共に、線状開口部18は直線状であって互いに平行に形成されており、スライダ20は一対の線ファスナー17,17に夫々2個ずつ設けられている。
本実施の形態においては、線ファスナー17上の任意の位置で固定することができる固定構造を備えたスライダ20が設けられている。固定構造を備えたスライダ20は、スライダ本体部21とスライダ本体部21に回動可能に固定されたつまみ部22とから形成され、つまみ部22を線ファスナー17の開放方向に沿って倒すことにより、つまみ部22の下端部に形成された突起がエレメントに係止し、スライダ20は任意の位置に固定されるように構成されている。
図2に示すように、固定部材19は、キャリー用カート11の幅方向部材23に係止しうる係止部24と、係止部24を幅方向部材を形成する車軸支持部23に固定しうる固定部25とを備えている。本実施の形態においては、係止部24はベルトであり固定部25はベルト24の長さを調節可能なバックル式ファスナーである。ベルト24の基端部は、仕切内装材34に固定されている。
本実施の形態においては、キャリー用カート11の幅方向部材23は、車輪39を備えた車軸を回動可能に支持する車軸支持部である。キャリー用カート11は、多重管式に形成され上下方向に伸縮させ、任意の位置で固定することができるように備えられた2本のパイプからなるハンドル部26を備えている。ハンドル部26上端部には、2本のパイプを水平方向に連結する把持部27が設けられている。
ハンドル部26を形成する多重管の各管体の上端部には、管体を水平方向に連結する横杆部材36,37が形成されている。
ハンドル部26の下端部には、車軸を回動可能に支持する車軸支持部23に固定され、車軸支持部23よりもやや上方に固定具40,40を介して荷台部35が水平方向に延設されている。
図2に示すように、キャリー用カート11は、ハンドル部26を延伸させた場合に、把持部27が直立した状態の利用者が腕を伸ばした状態で把持し得る高さ寸法Lに形成されると共に、バッグ10の高さ寸法L2はキャリー用カート11へ固定した際に、把持部27の接地面からの高さ寸法Lよりも小さくなるように形成されている。
以下、本実施の形態に係るバッグの作用について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係るバッグ10は以上のように構成されていることから、図2に示すように、キャリー用カート11に係止する際には、背面部15の線ファスナー17,17の各スライダ20,20,20,20を幅方向両端に向けて夫々移動させ、幅方向に沿って一対の線状開口部18,18を開口させる。
この場合、線状開口部18,18は互いに上下方向に連通して形成される。その際、各スライダ20を観音開きのように両側に開くことができるため、容易に線状開口部18,18を開口させることができる。
次に、下方の線状開口部18a側からハンドル部26を挿通させると共に、上方側の線状開口部18bから上方へ突出させて、線状開口部18a,18bの任意位置にキャリー用カート11のハンドル部26を位置させ、線ファスナー17,17を閉塞させることにより、キャリー用カート11上におけるバッグ本体13の幅方向における位置を決めることができる。
さらに、図2に示すように、キャリー用カート11のハンドル部26を、一対の線状開口部18a,18bを挿通した状態でバッグ本体13を下方へ降ろし荷台部35に載置する。載置した状態において、線ファスナー17,17のスライダ20を幅方向両側からハンドル部26近傍まで移動して閉塞し、つまみ部22を開放方向に倒してスライダ20,20,20,20の位置を固定する。
従って、一対のスライダ20,20が線状開口部18a,18bにおいてハンドル部26を両側から挟むように固定するため、バッグ本体13はキャリー用カート11のハンドル部26にしっかりと固定され、バッグ本体13のキャリー用カート11に対する幅方向への動きが規制される。
次に、ベルト24を車軸支持部23の下方を潜らせてバックル式ファスナー25を互いに連結する。この状態においてベルト24の長さ調整を適宜行う。従って、バック本体13はキャリー用カート11の車軸支持部23に固定され、バッグ本体13のキャリー用カート11に対する高さ方向への動きが規制される。
その結果、図3に示すように、バッグ本体13とキャリー用カート11は一体に係止され、利用者41は手42でバッグ10の持ち手12を掴んで持ち上げることによりキャリー用カート11も同時に持ち上げることができ容易に段差を越えることができる。
ここで、図2に示すように、ハンドル部26は把持部27が直立した状態の利用者が腕を伸ばした状態で把持し得る高さ寸法Lに形成され、バッグ本体13の高さ寸法L2は、キャリー用カート11へ固定した際に把持部27の高さ寸法Lよりも小さくなるように形成されるため、図3に示すように、利用者41は前傾姿勢又は膝を曲げてバッグ本体13の持ち手12を把持した状態で直立姿勢に戻った際には、キャリー用カート11はバッグ本体13と一体の状態で床面より離間する。
従って、段差がある場所や階段を上り下りする場合には、利用者41は持ち手12を把持することにより、容易にバッグ本体13とキャリー用カート11を同時に搬送することができる。
一方で、図1に示すように、キャリー用カート11に固定せずに手持ちのバッグとして用いる際には、ベルト24及びバックル式ファスナー25は、背面材16と仕切内装材34との間に収納した状態で、下側の線ファスナー17を閉塞すると共につまみ部22を倒して固定することにより、上側の線ファスナー17を開放して物品を収納することができる収納部として利用することができる。
背面部15は模様が印刷された基布にポリカーボネート薄膜を接着固定して形成された生地により形成された背面材16により形成されているため、従来のように別途に固定部材を被覆するための被覆部材を設ける必要がなく、バッグとしての外観品質を損なわずに、且つ製造コストを嵩ませることなく利用することができる。
本実施の形態においては、線状開口部18は直線状に形成されている例を説明したが、これに限定されることはなく湾曲して配されていても良い。種々の配し方をすることにより、収納部として異なる形状を付することができ、例えば、特定の物品を収納するための機能性を向上させることもできる。
本発明に係るバッグは旅行等において広く使用されることから産業上利用可能性を有している。
10 バッグ
11 キャリー用カート
12 持ち手
13 バッグ本体
14 正面部
15 背面部
16 背面材
17、30、31 線ファスナー
18 線状開口部
19 固定部材
20 スライダ
21 スライダ本体部
22 つまみ部
23 幅方向部材(車軸支持部)
24 係止部(ベルト)
25 固定部(バックル式ファスナー)
26 ハンドル部
27 把持部
32 把持部材
33 持ち手係止部
34 仕切内装材
35 荷台部
36、37 横杆部材
38 紐状係止具
39 車輪
40 固定具
41 利用者
42 手

Claims (6)

  1. キャリー用カートに装着されて搬送され、持ち手を有するバッグであって、バッグ本体の背面部を構成する背面材には、高さ方向に所定間隔を置いて、幅方向に沿って形成され、線ファスナーを有する一対の線状開口部が設けられると共に、前記キャリー用カートに固定しうる固定部材が設けられ、前記線状開口部は前記背面材の幅方向全域に亘って設けられると共に、前記線ファスナーには複数のスライダが設けられ、前記線ファスナーのスライダは、前記線ファスナー上の任意の位置で固定することができる固定構造を備えたスライダであることを特徴とするバッグ。
  2. 前記固定部材は、キャリー用カートの幅方向部材に係止しうる係止部と、前記係止部を前記幅方向部材に固定しうる固定部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  3. 前記線状開口部は直線状であって互いに平行に形成され、前記スライダは前記一対の線ファスナーに夫々2個設けられていることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  4. 前記係止部はベルトであると共に前記固定部はバックル式ファスナーであることを特徴とする請求項2記載のバッグ。
  5. 前記キャリー用カートは、ハンドル部を延伸させた場合に、把持部が直立した状態の利用者が腕を伸ばした状態で把持し得る高さ寸法に形成されると共に、前記バッグの高さ寸法は前記キャリー用カートへ固定した際に、前記把持部の高さ寸法よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  6. 手提げバッグであることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
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