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JP6106662B2 - 起動機構及び蓄積ばねエネルギーを使用する外部固定クランプシステム - Google Patents

起動機構及び蓄積ばねエネルギーを使用する外部固定クランプシステム Download PDF

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Description

本開示は、起動(trigger)機構を利用する外部固定クランプシステムに関する。特に、本開示は、蓄積ばねエネルギーを持つ外部固定クランプシステムに関する。
外部固定システムは、骨折した骨を安定させるため又は矯正手術の後に骨を固定するために使用される。外部固定システムは、通常、クランプによって一緒に保持された構造部材によって構成され、構成部材は全て手術中に外科医によって組み立てられる。クランプは、骨ピンに配置され、バーに取り付けられて、特定の関係性において骨を保持するフレームを形成する。典型的には、外部固定フレームは外科医が希望する形態に組み立てられ、その後、骨折が整復されて、クランプが締められる。従来のいくつかのクランプは、骨ピン又はバーをクランプの中に暫定的にロックするために部分的に締めなければならない。
1つの既知の外部固定クランプ装置において、固定要素は、外側ジョーと内側ジョーを寄せ合わせる軸線方向のばね力に抵抗して挿入される。同一のばねが、最終的な締付けの前に固定要素を保持する仮ロック力を与える。ばねの力は、クランプ装置内へナットをねじ込む程度によって決まる。全くねじ込まれていない状態においては、力は比較的小さく、固定要素を容易に挿入できる。同時に、固定要素はかなり簡単に飛び出す可能性がある。ナットがクランプ装置内へ徐々にねじ込まれるにつれて、ばね力は大きくなり、ある点において、クランプ装置は固定要素の挿入が機械的に阻止される程度まで締められる。これが生じる点は、固定要素がクランプ装置に挿入される第1要素か第2要素かによっても異なる。従って、第1固定要素の挿入後、第2固定要素を挿入するにはクランプ装置を緩める必要があることが分かる。この可変性は、少なくとも迷惑である。別の既知の装置において、ばね力は、固定要素の挿入作業によって開かざるを得ないラッチスライドに作用する。挿入作業時に作用を受けるばね要素は、固定要素が挿入された後、ラッチ装置へ復帰力のみを与える。すなわち、仮締付け力は与えないので、固定要素は、保持されながら、クランプ要素を締め付ける前にクランプの中で緩む。これも、少なくとも迷惑である。
1つの形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含む。内側ジョーと外側ジョーは、内側ジョーと外側ジョーとの間に固定要素を配置できるようにする開放位置と、内側ジョーと外側ジョーとの間からの固定要素の取外しを制限する閉鎖位置との間で移動可能である。ラッチ組立体は、内側ジョー及び外側ジョーと協働して、ジョーを閉鎖位置に固定することができる。ラッチ組立体は、ラッチとラッチ付勢部材とを備えることができる。ラッチは、内側ジョーと外側ジョーの一方に対して線形に並進するように構成することができ、ラッチ付勢部材は、内側ジョーと外側ジョーが開放位置にあるときの第1のより高い蓄積エネルギーレベルと、内側ジョーと外側ジョーが閉鎖位置にあるときの第2のより低い蓄積エネルギーレベルとを有することができる。
1つの形態において、蓄積エネルギーの変化は、ラッチの線形並進中にラッチ付勢部材を圧縮解除する結果生じる。
本開示の代表的形態において、固定要素を受容するための外部固定クランプは、第1サイズを有する第1固定要素用の第1着座部と、第1サイズとは異なる第2サイズを有する第2固定要素用の第2着座部とを有する内側ジョーを含む。外側ジョーは、固定要素を捕捉するように協働するように配置されることができる。外側ジョーは、第1サイズの第1固定要素用の第3着座部と、第2サイズの第2固定要素用の第4着座部とを有する。1つの形態において、第1着座部と第3着座部の一方は、横断溝である。
1つの代表的形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含む。内側ジョー及び外側ジョーは、内側ジョーと外側ジョーとの間に固定要素を配置できるようにする開放位置と、内側ジョーと外側ジョーとの間からの固定要素の取外しを制限する閉鎖位置との間で移動可能である。付勢要素は、第1ジョーと第2ジョーとの間に配置され、第1ジョーと第2ジョーを開放位置へ付勢するように構成される。1つの形態において、付勢要素は、外側ジョーを開放位置へ付勢する外側ジョーの突出タブに対して負荷を与えるように配置される。
1つの代表的形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含む。ラッチ組立体は、固定要素と接触した結果として内側ジョーと外側ジョーの一方が変位したとき起動を行い(trigger)クランプ内に蓄積されたエネルギーを放出させるように、内側ジョー及び外側ジョーと協働するように配設されることができる。
1つの代表的形態において、本開示は、第1ジョーが第2ジョーに対して回転して、固定要素を付勢するジョー付勢要素を圧縮するように、第1ジョーの一部に当接させて固定要素を挿入するステップと、ポテンシャルエネルギー全該が減少するようにラッチが固定要素へ向かって移動するときにラッチ付勢要素からエネルギーを放出するステップとを含む方法に関する。
本開示の形態は、添付図面を参照しながら以下の説明を読めば、より良く理解できる。
図1は、患者の骨組織へ接続された本開示の1つの代表的な形態に係る代表的な外部固定システムを示す。 図2は、本開示の1つの代表的な形態に係る外部固定システムのクランプ組立体を示す。 図3は、本開示の1つの形態に係る図2のクランプ組立体の部分分解図である。 図4は、本開示の1つの代表的な形態に係る図2のクランプ組立体のクランプの分解斜視図である。 図5は、本開示の1つの形態に係る図4のクランプの内側ジョーを示す。 図6は、本開示の1つの形態に係る図4のクランプの外側ジョーを示す。 図7は、本開示の1つの形態に係る図4のクランプの側面図である。 図8は、本開示の1つの形態に係る図4のクランプの背面図である。 図9は、本開示の1つの代表的な形態に係る図7のクランプの図7の線9−9に沿って見た断面図である。 図10は、本開示の1つの代表的な形態に係る図8のクランプの図8の線10-10に沿って見た断面図である。 図11は、本開示の1つの代表的な形態に係る図8のクランプの図8の線11-11に沿って見た断面図である。 図12は、本開示の1つの代表的な形態に係る図8のクランプの図8の線12-12に沿って見た断面図である。 図13は、本開示の1つの代表的な形態に係るクランプ組立体のクランプの分解斜視図である。 図14は、本開示の1つの形態に係る図13のクランプの外側ジョーを示す。 図15は、本開示の1つの形態に係る図13のクランプの外側ジョー及び内側ジョーを示す。 図16は、本開示の1つの形態に係る閉鎖位置にある図13のクランプの断面図である。 図17は、本開示の1つの形態に係る開放位置にある図13のクランプの断面図である。 図18は、本開示の1つの形態に係るサドル組立体の分解図である。 図19は、本開示の1つの形態に係るスペーサ及びサドルベースの分解図である。 図20は、本開示の1つの形態に係るスペーサ及びサドルベースの分解図である。 図21は、本開示の1つの形態に係る組立状態のサドル組立体の一部の断面図である。 図22は、本開示の1つの形態に係るサドル組立体の分解図である。 図23は、本開示の1つの形態に係る組立状態のサドル組立体の一部の断面図である。
本発明の原理を理解しやすくするために、次に図に示す実施形態又は実施例を参照し、実施例を説明するために具体的文言を使用する。ただし、それによって本発明の範囲を限定することを意図しないことが分かるはずである。説明する実施形態における改変及びさらなる修正及び本出願において説明する本発明の原理のさらなる応用は、本発明が関係する分野の熟練者であれば、通常思い浮かぶものと思われる。
本開示は、固定要素がクランプに挿入された後より固定装置がクランプに挿入される前により高いレベルのばねエネルギーを蓄積する起動・撃鉄式(cocking-type)装置を採用するクランプ組立体を持つ外部固定システムに関する。
1つの形態において、本開示は、クランプ作用が不変であり締付けナットの位置に依存しないクランプ組立体を持つ外部固定システムに関する。別の形態において、固定要素を挿入する動作だけでジョーの閉鎖を引き起こすように、ばね力は、「撃鉄作用」によって予め付与されることができる。ジョーの閉鎖は、その後、固定要素に暫定的荷重を与え、これを積極的に保持する。上述のシステムは、基本的な設計形態すなわち蓄積エネルギーによって特徴付けられ、且つこれによって先行技術から区別される。
1つの形態において、この開示は、固定要素の挿入前により高い蓄積エネルギーレベルを持つように予め構成された外部固定システム用のクランプ装置に関する。これによって、蓄積エネルギーは、固定要素の挿入プロセスの結果として生じる起動作用によって放出され、その結果、固定要素がクランプ機構内にあるときに蓄積エネルギーの量は小さくなる。従って、蓄積エネルギーは、クランプへの固定要素の挿入によって減少する。さらに、固定要素の挿入時に放出される予測可能なエネルギー量は、固定要素に作用する力として存在するポテンシャルエネルギーとして利用され、これにより仮締付け荷重を与えることができる。
さらに、本開示の1つの形態は、ラッチ及び仮負荷機能を締付け機能から分離する。これは、先行技術の設計に比べていくつか利点を与える。例えば、本出願において開示するクランプ組立体は、締付け機能が最小限の移動しか必要とせず、完全に緩められた状態から完全に締付けた状態までにロックナットが必要とする回転数を減少する設計を与えることができるので、この種の多くのクランプ要素を締めなければならないことを考えると、時間の節約になる。さらに、クランプ組立体は、固定要素を受け入れる能力がクランプ要素の位置に依存せず、固定要素を挿入するためにクランプ要素を適切な位置に調節する必要がない設計を含むことができる。さらに、クランプ組立体は、銃の撃鉄を起こすようにスライドを単純に素早く後へ引くだけで固定要素を受け入れるように設定できる設計を含むことができ、工具、捻り、試し及びエラーなどがない。また、クランプ組立体は、固定要素を受け入れる能力が、配置されるのが第1要素か第2要素かに依存しない設計を含むことができる。別の形態において、クランプ組立体は、固定要素取外しによってクランプが固定要素受入れ準備状態になる設計を含むことができる。
別の代表的形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含む。また、クランプは、固定要素と接触した結果として内側ジョーと外側ジョーの一方が変位したときに起動を行いクランプ内に蓄積されたエネルギーを放出するように内側ジョー及び外側ジョーと協働するように配設されたラッチ組立体を含む。
図1は、患者の骨折した脛骨に取り付けられた代表的外部固定システム10を示す。システム10は、クランプ装置100の間に延在する1本以上の剛性バー12として固定要素を含み、骨折の両側において骨にねじ込まれた1本以上のピン14を含む。本開示はバー及びピンを参考として示すが、骨ピン、ワイヤ、リング、ストラット、バー、ロッド又はその他の構造部材を含めて任意の固定要素を使用できることが分かるはずである。図1の例において、各ピン14は、クランプ装置100のピンクランプの向かい合うジョーの間にピン14を挿入することによって、クランプ装置100の1つ内に受容される。同様に、バー12は、以下でさらに説明するように、各クランプ装置100のバークランプの向かい合うジョーの間にバー12を挿入することによって、クランプ装置100の各々内に受容されて、骨安定化のための外部固定枠組みを確立する。いくつかの実施形態において、バー12又はピン14を挿入することがクランプを起動しクランプを仮ロック状態にする。この位置において、それぞれのクランプは、バー12又はピンの周りで回転させることができ、バー又はピン14に沿って軸線方向へ移動させることができる。さらに、クランプの少なくとも1つは、クランプ装置100の長手軸線の回りを回転でき、ジョーがクランプ内にバー又はピンを維持しながら、サドル要素の円筒軸線の回りで上下にピッチ調節できる。残りのピン14が、クランプ装置100の1つを用いてバーに接続されるとき、クランプは、治療のために骨を整列させる必要がある角度及び向きを与えるように調節され得る。必要に応じてフレームを拡張して接続するために、付加的なバー対バー固定クランプ及び/又はバー対ピン固定クランプを追加することができる。適切に形成されたら、クランプを仮ロック状態からロック状態に変えることによって、フレームをロックすることができる。
図2〜22は、クランプ装置100の代表的な実施形態を示す。図2は、クランプ装置の等角投影図であり、図3は、クランプ装置100の部分分解図である。代表的なクランプ装置100は、ロッドクランプ102と、ピンクランプ104と、これらの間に配置されたベース組立体又はサドル組立体106とを含む。各クランプ102、104は、別個にバー、ピン又はその他の固定要素を受容してこれを固定する。クランプ装置100の別の実施形態は、2つのロッドクランプ又は2つのピンクランプを含む。さらに別の実施形態は、一方の端に単一のクランプのみを含み、他方の端に複数クランプセット又は他の構成体を含む。
クランプ装置100の各クランプ102、104は、複数の自由度を与え、各々が他から独立して作用する。図2は、上側クランプ102及び下側クランプ104におけるロール軸線(roll axis)20、ピッチ軸線(pitch axis)30及びヨー軸線(yaw axis)40として自由度を示す。ロール軸線20は、クランプ内部における固定要素の軸線であり、クランプが暫定的にロックされたときクランプ装置100がその周りで回転できる軸線である。ピッチ軸線30は、外側ジョー及び内側ジョーがサドル組立体106に対して及び対向するクランプに対して回転する際の軸線である。ヨー軸線40は、ポスト(下で説明)によって形成され、その周りでクランプ102、104の一方が他方に対して回転できる。
以下でさらに詳しく説明するように、ロッドクランプ102及びピンクランプ104は、大部分において同様であり、ピンクランプ104は、この実施形態において複数のサイズのいずれかのピンを受容するように構成される。1つの例において、ピンクランプ104は、5mm又は6mmの固定要素の両方を受け入れるように構成されるのに対して、ロッドクランプ102は、11mmの固定要素を受け入れるように構成される。しかしながら、別の実施形態において、ピンクランプ104は、4mm又は6mmの固定要素を受け入れるように構成される。他の実施形態は、他のサイズの固定要素を受け入れる。ロッドクランプ104も、上述の11mmの例より大きい又は小さい適切なサイズのロッドを受容する寸法を持つことができる。
この実施形態において、サドル組立体106は、付勢ワッシャ又はばねワッシャ、嵌合ひだ及び軸受け部品から成る自己充足型の部分組立体(subassembly)であり、保持装置と共に一緒に作用して、自由度に関するロッドクランプ102及びピンクランプ104の積極的なロックを含めて用途に合わせた摩擦度を与える。本出願において使用される場合、クランプ102、104の前部又は前端は、固定要素を受容するクランプの側であり、後部又は後端は固定要素を受容するクランプの側の反対側である。
図3は、クランプ装置100の部分分解図である。ロッドクランプ102、ピンクランプ104及びサドル組立体106の他に、クランプ装置100は、球面ワッシャ108、ポスト110、ナット112及びロックナットを備えて、不注意による分解を防止する保持装置として作用するロック用部分組立体を含む。図3に示す例において、ポスト110は、一端に球面ヘッド116を含み、他方の端に、球面ワッシャ108及びナット112と一緒に作用してロック機能を与えるねじ部118を含む。ロックナット114は、この例において、ねじ部118に対向するねじ部を有し、ポスト110に被せてねじ式に嵌め合わされて、ナット112が不注意で外れないようにする。この例において、ロックナットのねじ部は、ナット112がロックナット114に抵抗して上に戻されると、それ以上ナット112を緩める動作がロックナット114を締めるよう作用する左ねじである。いくつかの実施形態において、ロックナット114は、ロック複合物を用いてさらに固定される。ポスト110の球面ヘッド116及び球面ワッシャ108は、締付け作業時にピンクランプ104とロッドクランプ102との間の移動性及び自動整列を維持できるようにする。ポスト110は、非円形スペーサ(図19に関連して説明する)と噛み合う六角形の中間シャフトを有し、ナット112を締めるとき、ポスト110が簡単にロッドクランプ及びピンクランプ内で回転しないように回転防止機能を与える。
図示する例において、ナット112は、ピンクランプ104ではなくロッドクランプ102に隣接して回転式に係合するように選択される。これによって、トルク反作用荷重を、より薄い固定要素14(例えば、5又は6mmピン)ではなくより厚いロッド固定要素12(例えば、11mmバーなど)によって保持することができる。さらに、ピンクランプ104とロッドクランプ102がポスト110の回りで相互に対して回転したとき、ポスト110及びナット112は一緒に回転するので、緩みも締付けも生じない。これは、骨折の整復時に外科医が望む締付けの程度を維持しながらクランプ組立体100の早期のロック又は不注意による緩みを防止するので、従来のシステムより外科医にとって非常に重要な利点である。別の実施形態において、ポストは、ナット112がピンクランプ104に隣接して回転式に係合するように反転する。いくつかの実施形態において、ポスト要素は、ヘッドを含まず、クランプ組立体100を締めるために2つのナットと協働する2つのねじ切り端部を有する。軸線及びポスト要素又はスタッドの付加的な説明は、2011年10月12日出願のMullaneyの米国特許出願第13/271944号(Atty. docket42620.59)(参照により本出願に組み込まれる)に示される。この例において、ナット112は、外科医にとって有利な付加的形態、つまり、従来の直線的六角形ではなくボール形六角形を有する。これによって、ナットと同軸である必要なく円錐容積内にソケットドライバ(図示せず)を配置することができる。基本的に、これは、使用者にとってのクランプ組立体100の使い易さを増大する種類のユニバーサルジョイントを提供する。
ロッドクランプ102について、図4〜12を参照してさらに詳しく説明する。図4は、分解図であり、図5及び6はそれぞれ内側ジョー及び外側ジョーを示し、図7は側面図であり、図8は背面図であり、図9〜12は断面図である。
ロッドクランプ102は、内側ジョー122と、外側ジョー124と、ラッチ126と、複数の付勢部材とを含む。付勢部材は、1つ以上のラッチ付勢部材又はラッチばね128、1つ以上のジョー付勢部材又はジョーばね130、及び図において1つ以上の線ばね132として示される1つ以上のクランプ付勢部材として特定される。
この実施形態において、内側ジョー122は、外側ジョー124の一部を受容するように配設された中空の中央部、すなわち凹部136を含む。内側ジョー122は、外側ジョー124と協働して、固定要素を締め付けて固定する。内側ジョーは、外側ジョー124に面する内側クランプ面138を含み、かつサドル組立体(図3)に面しこれと界面接続(interface)する外側クランプ面140(図5)を含む。内側ジョー122は中空構造なので、内側ジョーは、側壁部142と後壁部144も含む。側壁部142は、突出ガイド146が形成された内向き部を含む。図4において、突出ガイド146は、突出円弧として示される。側壁部142の外向き部に沿って又は内側ジョーの側面に沿って、ラッチばね着座部148及び切欠き149が設けられる。ラッチばね着座部148は、側面に沿って内側ジョー122の前端から後端へ向かって延びる溝として示される。ラッチばね着座部148は前端において開放され、後端において閉鎖されて、ラッチばね128と協働して、ラッチ126を付勢する。切欠き149は、ラッチばね着座部148の下方に配置され、ラッチ126の一部を受容してこれと連結するように構成される。
内側クランプ面138は、この中に形成された凹部又は窪み152を含む。さらに、内側クランプ122は、中空中心又は凹部136のコーナーに、線ばね132の対応するコーナーを受容し支持する受容部154を含む。以下でさらに詳しく説明するように、受容部154が線ばね132のコーナーを支持する一方で、窪み又は凹部152は、負荷の下で凹部の中へ線ばね132が下向きにたわむことができるような形状とされる。これについては、以下でさらに説明する。
中央孔160は、内側クランプ面138から外側クランプ面140まで延び、ポスト110を受容する大きさとされる。クランプは、ポストの周りを回転して、ヨー軸線140(図3)の周りの回転を与える。図示する例において、中央孔160は、ロッドクランプ102が図2に示すようにポストに対してピッチ軸線の回りを回転できるように構成される。従って、中央孔160は、長さが幅より大きい長さ及び幅を持つように形成される。中央孔160を、図9及び10の断面図に示す。中央孔140については2011年10月12日出願のMullaneyの米国特許出願第13/271744号(米国特許公開第2012/0089142号として公開)(参照により本出願に組み込まれる)において詳しく説明される。
内側クランプ面138に形成された部分円筒孔164は、中央孔160から内側ジョー122の後部へ向かって延びる。部分円筒孔164は、ジョーばね130を収容し、以下に説明するように外側ジョー124の下向きに延びる部分を受容する大きさとされる。図示する実において、部分円筒孔164のサイズ及び形状は、部分円筒孔164がジョーばね130を収容するが、ジョーばねが内側クランプ面138を通過して部分円筒孔164から出られないように、溝の最大幅より小さい上部開口部を持つように定められる。代わりに、この例において、ジョーばね130は、部分円筒孔164と中央孔160との交差部において部分円筒孔164の中へ配置され又は部分円筒孔から取り外されてもよい。起動溝166が中央孔160から内側ジョー122の前端に向かって延びる。起動溝166は、以下に説明する外側ジョー120の一部を収容する。
外側クランプ面140は、半円筒形面であり、図5に示すように平行の長手方向のスプラインを含む。これらスプラインは、サドル組立体106の対応するスプラインと噛合うように構成される。円筒形面は、その回りで内側ジョー122が回動する半径を形成して、運動範囲を与える。図5にはスプラインを示すが、いくつかの例は、粗面、刻み又は充分に係合して所望であるときに相対的な回動の可能性を減少できる平滑な面など他の摩擦強化形態を使用する。
また、内側ジョー122は、横断溝として図示する固定要素把持面部168を含む(図4)。把持面部168は、クランプ102の前部すなわち把持側に配置され、固定要素又はロッド12と係合する。把持面部は、一方の側面から他方の側面まで延びて、バー、ピン又はその他の固定要素又は安定化要素を受容する形状とされる。把持面部168は、クランプの前端に固定要素をクランプ内に固定するフック又はリップを持つように形成される。把持面部168は、丸みのある底部を持つか又は一連の平面又は面で形成されてもよい。いくつかの実施形態においては、曲面と平面の両方の組合せを持つ。把持面部168の深さは、クランプが把持する固定要素のサイズに応じて、クランプ間で変えられる。いくつかの実施形態において、把持面部168の形態及び深さは、骨ピンなど小さい直径のバーを固定するように構成されてもよいし、またはフレームバーなどより大きい直径のバーを固定するように構成されてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、バー及びピンの断面は円形ではない形状とされる場合があるので、把持面部168は、これらバー及びピンと噛み合って界面接続するような形状とされてもよい。例えば、把持面部168は、歯、カットアウト又は平滑でない又は非円形の外面を有するバーと界面接続する他の形態を有してもよい。
外側ジョー124は、内側クランプ面180(図6)と外側クランプ面182(図4)とを含む。内側クランプ面180は、バー受容横断把持面部184と中央孔186とを含む。上述の内側ジョー122の把持面部168と同様、把持面部184は、一方の側面から他方の側面まで延びて、内側ジョー108と協働してバー、ピン又はその他の固定要素又は安定化要素を受容する形状とされる。上述の把持面部168と同様、把持面部184は、丸みのある底部、平面、面又はこれらの組合せで形成されてもよい。いくつかの実施形態において、把持面部184の深さ及び形状は、把持面部168の深さ及び形状と同じである。従って、把持面部168に関する上の説明は、把持面部184に等しく適用できる。この例において、把持面部184は、側方に延びる歯を含み、固定を改良できるリライ(relies)を含む。
中央孔186は、外側ジョーの関節的動作(articulation)が内側ジョー122の関節的動作と適合する態様で、ポスト110に対して関節的動作を与えるような形態を含む。いくつかの例において、図9及び10の断面図から分かるように、中央孔186は、概ね砂時計形であり、内側クランプ面180と外側クランプ面182との間に狭いネックが配置される。内側クランプ面180において、中央孔186は相対的に矩形であり、幅より大きい長さを持つ。内側クランプ面180から、孔は、ネックへ向かって内向きにテーパー状になり、内側孔表面は湾曲部並びに平面部を含む。図示する実施形態において、図9から分かるように、中央孔186は、内側ジョー122の回動と適合する回動範囲、例えば40°内で、外側ジョー124が側方に回動できるような大きさとされる。他の回動範囲も想定され、本開示の範囲内であると考えられる。回動範囲は、孔160、186のサイズを変えることによって修正できる。ただし、代表的内側ジョー122と異なり、本実施形態の外側ジョー124は、図10の断面図で示す角度で最もよく分かるように、長手方向又は前後方向にも関節的動作を与えるように構成される。
外側クランプ面182に隣接する中央孔186の部分は、球面ポケット188の形状とされる。球面ポケット188は、球面ワッシャ108又は組立体に応じて球面ヘッド116を受容し、その回りで関節式に動くように構成される。外側ジョー124は、中にトラック190が形成された側面を含む。トラック190は、内側ジョー122の突出ガイド146を受容するような大きさとされ且つ構造とされる。これは、図9及び11から分かる。図示する実施例において、トラック190は、外側ジョー124が内側ジョー122に対して突出ガイド146に沿って摺動することができるようにする円弧形とされる。さらに、トラック190は、突出ガイド146の幅より大きいトラック幅を有する。従って、外側ジョー124は、突出ガイド146がトラック190内に配置される間であっても、内側ジョー122に対してポスト110に沿って軸線方向に変位することができる。これは、図9のクリアランスから見て取れる。この実施形態において、トラック190は、球面ポケット188と同心状の形状とされ、よって外側ジョー124がトラック190の回りで回転すると、外側ジョーは、球面ワッシャ108又は球面ヘッド116の回りでも回転する。
内側クランプ面180からは、ピボットタブ194及びロードピン(loading pin)196が突出する。ピボットタブ194は、中央孔186の後方に配置され、内側ジョー122の部分円筒孔164内に嵌合するように構成される。ロードピン196は、中央孔186の前方に配置され、クランプ102に挿入されるロッドなど固定要素が係合するように構成される。ロードピンは、ロードピン溝166内に嵌合するように構成される。ロードピン196は、固定要素がクランプの閉鎖を引き起こすために作用する表面として作用する。
把持面部184に隣接して、外側クランプ124は、内側ジョー122の中空凹部136より大きい幅を有する肩部198(図4)を備える。肩部198は、ラッチ126の前方移動を制限することができる。外側ジョー124の後端は、ラッチが図10の断面図に示すロック位置にあるときラッチの周りに嵌合するような大きさとされ且つ配設されるストッパ面196を含む。このストッパ面196は、ラッチと当接して、上側ジョー124がトラック190に沿って回転してロック位置に入った後にクランプが開くのを防止する。
別の実施形態において、突出ガイド146は外側ジョーに形成され、トラック190は内側ジョーに形成される。別の実施形態において、突出ガイドは側壁部142の外向き面に配置され、トラックは外側ジョーに形成される。他の構成も想定される。
ラッチ126について、図4を参照して説明する。ラッチ126は、後方バー212によって接続された2つの側壁210を含む。側壁210は、部分円筒孔214及び突出リップ216が形成された内向き面部を含む。部分円筒孔214は、内側ジョー122の部分円筒孔164と整列するように構成される。ただし、ラッチ126において、部分円筒孔214は、ラッチ126の後端から前端へ向かって延びる。ラッチ126の部分円筒孔214と内側ジョー122の部分円筒孔164とは、協働してラッチばね128を保持する。これは、図12の断面図から分かる。部分円筒孔の閉鎖端は対向して配置されるので、ラッチばね128は、ラッチ126をクランプ102の前方へ向けて付勢する。突出リップ216は、切欠き149(図9)内に嵌合しラッチ126を内側ジョー122に固定する大きさとされる。従って、ラッチ126は、内側ジョー122に沿って前後に摺動することができる。側壁210の先端218は、外側ジョー124の肩部198に当接するように構成される。或いは、側壁の先端面は、クランプ102内の固定要素に直接当接することができる。側壁210の外面は、後述するように、使用者がラッチ126を掴んで後方へ引っ張ってクランプ102を開けられるようにする摘み面220を含む。
後方バー212は2つの側壁210を接続し、ストッパ面196と選択的に係合して内側ジョー122に対する外側ジョー124の回転を防止する当接面222を含む。すなわち、後方バー212が外側ジョー124と内側ジョー122との間に配置されるとき、外側ジョー124が回動しないように、後方バー212を2つのジョーの間に配置することができる。これは図10から分かる。
線ばね132は、外側ジョー124の内側クランプ面180と内側ジョー122の内側クランプ面138との間に配置される。線ばねはそのコーナーで支持され、窪み152全体に亘る。ここで、線ばね312は、実質的に正方形であり、一つの端の開口部に、ワイヤを所定の位置に固定するのに役立つ角度を成す端部を有する。突出ガイド126がトラック190内部に配置されると、外側ジョー124の内側クランプ面180は、図11に示すように線ばね132の上に着座し又は載置される。従って、クランプが完全ロック状態ではないとき、線ばね132は外側ジョー124を内側ジョー122から離れる方向へ図11に示す位置まで付勢する。ただし、同時に、突出ガイド126はトラック190と界面接続して、ジョーのそれ以上の軸線方向の分離を防止する。これは仮ロック状態である。以下に説明するように、クランプ104が、完全ロック状態に置かれるとき、外側ジョー124はさらに内側ジョー122へ向かって押されるので、線ばね132は窪み152の中へたわんで、内側ジョー122と外側ジョー124は摩擦力で係合する。本実施形態において単一の線ばねが図示されるが、他の実施形態において、2つ以上の線ばねが使用される。線ばねは平行配列に配置されて、前後方向へ延びるか又は他の配列が可能である。例えば、図4を参照して説明した中空部又は凹部136の両側に配置されてもよい。別の実施形態において、コイルばねが使用される。他の付勢要素も想定される。
使用時に、外側ジョー124は、内側ジョー122と回転式に係合し、突出ガイド146とトラック190が係合して、球面ポケット188と共通の回転中心を形成する。トラック190の上向き面は、図11に示すように線ばね132の僅かなたわみによって生成された付勢力によって突出ガイド146の下向き面に当接して保持される。この付勢力の目的は、予荷重を与えて、固定要素を容易に挿入できるように開放位置にあるときジョー122、124をその適切な位置に保持しながら、クランプが締められたとき固定要素に対して締付け荷重を与えるのに必要なクリアランスを与えることである。また、付勢力は、外側ジョー124がポスト110の球面ワッシャ108又は球面ヘッド116と係合したまま保持されるようして、外側ジョー124がワッシャ108又はポストの球面ヘッド116の回転中心の周りで回転するようにする。従来の装置と異なり、この分離ばね力は、閉鎖位置ではなく開放位置においてクランプ組立体100に予荷重を与えるように作用する。この分離力は、クランプ102全体に予荷重を与えて過剰な隙間を排除するためにも使用できる。言い換えると、線ばね132は、内側ジョー122と外側ジョー124の対面する表面を相互に離すように付勢する。同時に、上述のように、線ばね132は、トラック190の上向き面を突出ガイド146の下向き面へ向けて付勢する。従来のばね要素など、内側ジョー122と外側ジョー124との間に分離力を与える他の機構も想定される。
ピンクランプ104について、図13〜18を参照して説明する。ピンクランプは、上述のロッドクランプ102と多くの点で類似するので、上述の説明の一部は同様にピンクランプ104に適用され、完全には繰り返さない。ピンクランプ104は、内側ジョー250と、外側ジョー252と、ラッチ126と、複数の付勢要素とを含む。付勢要素及びラッチは、ロッドクランプに関して説明した付勢要素及びラッチと同様であり、ここではこれ以上説明しない。説明を単純化するために、ジョーの同様の形態には同様の参照番号を当てる。
内側ジョー250及び外側ジョー252は、上述の内側ジョー及び外側ジョーと多くの類似点を持つが、複数サイズのピンなどの固定要素を収容するように構成され配設される。これによって、外科医は複数サイズの固定要素にクランプを使用できるので、クランプの汎用性が増す。
図から分かるように、内側ジョー250は、拡張された把持面部254を含む。把持面部254は、上述のように固定要素と係合し、これを支持するように構成される。ただし、この場合、拡張された把持面部254は、第1横断溝260と第2横断溝262とを備える。以下で説明するように、横断溝は、異なるサイズの固定要素を収容するように設計される。また、内側ジョー250は、拡張されたロードピン溝256も含む。上述のロードピン溝166と同様、拡張ロードピン溝256は、中央孔から内側ジョー250の前端まで延びる。
外側ジョー252は、拡張把持部270とロードピン272とを含む。これらを図13及び14に示す。拡張された把持部270は、上述のように固定要素と係合しこれを支持するように構成され、第1横断溝264と第2横断溝266とを備える。ロードピン272は、この実施形態において、ベース274と、ベース274に対して角度を成す突出部276とを含む。ロードピン272は、クランプ104が閉鎖位置にあるとき、ロードピン溝256内に嵌合する大きさとされる。ロードピン272は、複数の目的で利用される。例えば、ロードピンは、固定要素がクランプの閉鎖を引き起こす際に作用する表面として作用する。さらに、拡張された把持部270と協働して、固定要素を適切な横断溝と整列させる。例えば、ロードピン272及び拡張された把持部270は、比較的大きい固定要素を前進させて第1横断溝260、264の間に嵌合させて、第1横断溝によって把握さすることができるようにし、比較的小さい固定要素を前進させて第2横断溝262、266の間に嵌合させて、第2横断溝に把握することができるようにする。この例において、ロードピン272は、内側ジョー250のロードピン溝256内にあるとき、締付け機能においては役割を果たさない。ロードピン272と横断溝264、266との間に形成される経路は、外側ジョー252の横断溝264、266が固定要素に巻き付いて固定要素をより安定して捕捉するように、多少回旋状である。
図15は、内側ジョー250及び外側ジョー252の両方の上に重ねられた6mm及び5mmの構造円の両方を示している。これら構造円は、それぞれ6mm及び5mm固定要素を表す。内側ジョー250は、第1横断溝260と第2横断溝262とを含み、第1横断溝は2606mm固定要素を受容するのに適し、第2横断溝262は5mm固定要素を受容するのに適する。溝260及び262は、外側ジョー262に対して放射状に配置される。同様に、外側ジョー252の横断溝264、266は、対応する構造円によって示されるように配置される。これら溝264、266は、内側ジョー250及び外側ジョー252の各々においてそれぞれの構造円の中心間の直線が、ジョー250、252が固定要素6mm又は5mmのいずれかを締め付けるように配設されたとき一致するように構成される。これによって、内側ジョー250に対する外側ジョー252の回転又は変位は、どのサイズの固定要素が選択されるかに関係なく実質的に同じとされる。このようにすることによって、ピンクランプ104を構成する他の要素が、各々同様に機能できるようにし、他の設計と同様の、他の設計より比較的予測可能なかつ比較的信頼できる設計となる。他の固定要素用の溝も想定できることが分かるはずである。さらに、1つのサイズのみの溝を含むピンクランプも想定される。すなわち、第1横断溝260は第1横断溝264と協働して、6mm固定ロッドをしっかりと捕捉して、これを所定の位置に保持する。同様に、第2横断溝262は、第2横断溝266と協働して、5mm固定ロッドをしっかりと捕捉する。この例において、ジョー250、252は、異なるサイズの複数の固定要素を収容するが、ジョー250、252の相対位置は不変である。5mm及び6mm固定要素を参照して説明したが、これらは単なる代表的なものであり、他のサイズの固定ロッドも想定される。
図16および17は、それぞれ閉鎖状態及び開放状態のクランプ104を示す。開放状態は、撃鉄を起こした状態と言うこともでき、ラッチ126を引き戻すことによって得られる。ラッチは、切欠き149及び突出リップ216を介して内側ジョー250に摺動可能に係合される。ラッチの引戻しは、ラッチばね着座部148及び部分円筒孔214の中に捕捉されているラッチばね128として特定されている付勢部材の力に抵抗して行われる。ラッチ126が充分な距離を引き戻されると、当接面222は移動して外側ジョー252のストッパ面196から外れる。これによって外側ジョー252は、内側ジョー250に対して回転可能になる。ピン又はタブ194に加わるジョーばね130の力は、外側ジョー252を、内側ジョー250及び球面ワッシャ108又は球面ポスト端部110の回りで回転させて、開放状態にする。すなわち、内側ジョー250と外側ジョー252の把持面部はさらに分離して、固定要素の直径よりも広い位置までジョーを開く。この時点で、ラッチ126が解放される場合、ラッチは、外側ジョー252の背面に当接して、ジョー及びクランプを効果的に開放状態又は撃鉄を起こした状態に保持する。
閉鎖状態又はラッチ作動状態は、固定要素の挿入プロセスの結果として生じる。固定要素がロードピン272の後部に当接すると、外側ジョー252を回転させて閉鎖するよう作用するトルクが生じる。上述のように、外側ジョーは、内側ジョー250に対して及び線ばね132に対して回転する。この回転は、ジョーばね130に対抗して内側ジョー250に対してタブ192を変位させて、ジョーばね130を圧縮する。ジョーばね130は、回転の結果として圧縮する。外側ジョー252が内側ジョー250及びラッチ126に対して回転するとき、外側ジョー252後部が持ち上がる。外側ジョー252の後部が、ラッチ126が前方へ移動できるようにするクリアランスを当接面222へ与えるのに充分な高さまで上がったとき、外側ジョー252は、閉鎖位置にロックされる。ラッチ126の当接面222は、上側ジョー252が回転して開放状態へ戻るのを防止する。いくつかの実施形態において、ラッチ126の先端218又は別の先行面も、固定要素に当接することができ、ラッチ126の前方ストッパとして利用され得る。或いは、ラッチ126の先端218は、外側ジョー124の肩部198に当接できる。ラッチ126によって固定要素又は当接肩部198に対して生じた力は、それぞれピン又はロッドジョー102、104及び組立体100全体において固定要素を暫定的に保持できるようにする。この仮保持状態において、クランプ組立体100は、容易に、挿入された固定要素に沿って簡単に摺動するかまたは挿入された固定要素の回りを回転できるが、固定要素は、ラッチ126を解放しなければ組立体100から外れない。さらに、固定要素とラッチとの間の係合は、クランプが仮保持状態にあるとき、固定要素に対するクランプの移動に対して摩擦抵抗を増大できる。これによって、組立体100が重力だけで固定要素上で摺動又は回転する可能性を防止又は減少する。ただし、摩擦抵抗は、外科医が、完全ロック前に組立体100を摺動又は回転して調節することを許容する。同様に、把持面部及び固定要素の摩擦は、仮保持状態における移動に対する摩擦抵抗を増大する。これによって、組立体100が重力だけで固定要素上で摺動又は回転する可能性を防止又は減少する。ただし、摩擦抵抗は、完全ロック前に外科医が希望するように組立体を摺動又は回転して調節することを許容する。
固定要素を解放するプロセスは、前述の開放又は撃鉄起こしのプロセスと同じである。すなわち、ラッチ126を後方へ引いて、ラッチばね128を圧縮して、ジョーばね130が内側ジョー250に対して外側ジョー252を回転することができるようにする。ロッドクランプ102は、単一寸法の固定要素のみを受容する点を除いて、ピンクランプ104と同様に作動する。
図3に示すように、ポスト110の周りにおいてロッドクランプ102とピンクランプ104との間にサドル組立体106が配置される。サドル組立体106は、クランプ装置100がロック解除状態又は仮ロック状態のときロッドクランプ102をピンクランプ104に対して回転できるように配設される。さらに、サドル組立体106は、ロッドクランプ102の各々がピンクランプ104に対して図2のピッチ軸線130の周りで独自に回動するための基礎又は土台を与える。
図18〜21は、サドル組立体106の第1実施形態を示す。図18は、分解図であり、図19及び20は、サドル組立体の構成要素をより詳細に示し、図21は、サドル組立体106の一部の断面図である。サドル組立体106は、スルースペーサ(through spacer)302、第1サドルベース304、第2サドルベース306及び非円形スペーサ308を含めて一連の構成要素を含む。図示する例において、ばねワッシャ310がサドルの各々と隣接するスペーサとの間に配置される。これら構成要素について以下で説明する。スルースペーサ302及び第1サドルベース304を、図19及び20に示す。スルースペーサ302は、サドルベース304を隣接するクランプの内側ジョーから選択的に離間して、クランプ装置100が完全ロック状態のときサドルベース304と隣接するクランプとの間の相対的回動を防止するように構成される。この実施形態についてはスルースペーサがロッドクランプ102と係合するように配置されるものとして説明するが、サドル組立体は、スルースペーサがピンクランプ104と係合するように回転できる。
スルースペーサ302は、クランプ向き面312とサドル向き面314とを含む。図19において、サドル向き面314は、サドルベース304(図3にも図示する)のスペーサ着座部318内に配置でき、ばねワッシャ310と界面接続するのに対して、クランプ向き面312は、ロッドクランプ102の隣接する内側ジョーに面するように配設される。スルースペーサは、サドル向き面からジョー向き面312まで延びる貫通孔316を含む。貫通孔316は、スルースペーサ316がその対応するサドル304と一緒にポスト110の周りで回転できるような大きさ及び形状とされる。スルースペーサ302は、スペーサ着座部318内に着座してスルースペーサ302とサドルベース304との間の相対的回転が防止される形状及び構成とされる。使用時に、クランプ向き面312の円滑な円筒形表面は、図2に示すように内側ジョー122の外側クランプ面140の円筒形の関節式接続部と同心的に噛み合う。スルースペーサ302の高さは、スペーサ着座部318の深さと協働して、サドルベース304の線形スプラインを内側ジョー122の外側クランプ面104のスプライン部の線形スプラインと選択的に係合及び係合解除するように、選択される。特に、ばねワッシャが圧縮解除状態であるとき、スルースペーサ302はサドルベース304からオフセットされる。このオフセットは、これに応じて、内側ジョー122をサドルベース304からオフセットするので、サドルベース304の線形スプラインと内側ジョー122の線形スプラインとは係合を解除する。この状態において、内側ジョー122従ってロッドクランプ102全体は、内側ジョー122の外側クランプ面140の円筒形の関節式接続面をスルースペーサ302の表面312と界面接続させたまま、サドル組立体106に対してピッチ軸線30の周りで回動できる。クランプ組立体100が完全ロック状態になると、ばねワッシャ310が圧縮されて、オフセットが減少または排除され、スルースペーサ302は、スペーサ着座部318の中へより完全に着座する。同様に、内側ジョー122は、内側ジョー122の円筒面の線形スプラインがサドルベース304のクランプ界面接続部328の線形スプラインと係合するまで、サドルベース304に接近する。これによって、クランプ102はサドル組立体106にロックされて、軸線の周りでのそれ以上の回動が防止される。
さらに図19〜21を参照すると、サドルベース304は、内向き面320と外向き面322とを含む。内向き面320を図20に示し、外向き面322を図19に示す。外向き面322から始めると、サドルベース304は、中央に配置された貫通孔324と、付勢部材又はばねワッシャ着座部326と、嵌合ひだ330を有するクランプ界面接続部328と、を含む。貫通孔324は、内向き面320から外向き面322まで延びる中央孔である。貫通孔は、ポスト110を受容する大きさ及び構成とされ、且つサドルベース304がポスト110の周りを自由に回転できるようにする大きさとされる。ばねワッシャ着座部326とクランプ界面接続部328は、貫通孔324の周りに同心的に配置される。ばねワッシャ着座部326は、ばねワッシャ310を受容する大きさとされる。クランプ界面接続部328は、ばねワッシャ着座部326とサドルベース周縁との間に配置され、サドル組立体106とロッドクランプ102が一緒にロックされたときに選択的に係合してピッチ軸線30の回りでの相対的回動を積極的に抑止し、クランプ装置100が完全ロック状態のときにサドル組立体106とクランプ102との間の相対的回転を防止するように構成される。この例において、クランプ界面接続部328は、クランプ装置100が完全にロックされたとき、クランプ102の嵌合ひだ又はスプラインなど対応する摩擦強化形態と係合する嵌合ひだ又はスプラインなどの摩擦強化形態を含む。ばねワッシャ310は、サドルベース304とスルースペーサ302との間に配置される。
サドルベース304の内向き面320は、サドルベース306の対応する内向き面に面する。内向き面は、各々、係合してサドルベース間の相対的回転を防止するように構成された放射状スプライン342などの摩擦強化形態を有する。他の摩擦強化形体も想定される。図示する例において、サドルベース304は、サドルベース304をサドルベース306から離れるように付勢する組込み可撓性付勢機能を有するように形成される。この付勢機能は、荷重が加えられたときサドルベース304の中央部340がサドル周縁に対して弾性的に変位できるようにする、サドルベースに形成された複数の溝338によって形成される。図21は、この一部を断面図で示す。図示する例において、中立状態のとき、サドルベース304の中央部340は、少なくともスプラインとして示される摩擦強化形態342を通過して形成される平面まで又はこれを超えて突出する。従って、中立状態のとき、中央部340は、サドルベース306の対向する中央部に係合し、図21に示すように、摩擦強化形体342をサドルベース306の対向する中央部からオフセットさせる。充分な荷重を受けると、中央部340は、摩擦強化形態342を通過する平面より下の位置までたわむ。これによって、摩擦強化形態342は、対向するサドルベース306の摩擦強化形体と係合して、これと協働することができる。サドルベース306は、サドルベース304と同様に形成されるので、本明細書においては、これ以上説明しない。
非円形スペーサ308は、サドルベース310と協働して、スルースペーサ302と同じ界面接続機能を果たす。さらに、非円形スペーサ308は、図3に示すポスト110の非円形形状と適合する非円形内部形状(本実施例においては、六角形として示される)を有する突出ボス350を含む。従って、非円形スペーサ308がポスト110に配置されたとき、スペーサがポスト110の回りで回転するのを制限することができる。サドルベース304、306及びスルースペーサ302は、全て、ボス350の周りに嵌合し、ボス350に対して回転できるように構成されることができる。従って、スルースペーサ302及びサドルベース304は、非円形スペーサ308及びポスト110に対して回転するように構成されることができる。サドルベース306は、非円形スペーサ308の一部を着座部内に受容し、それが相対的回転を防止するので、サドルベース306はボス350の周りで回転を制限される。従って、図示する例において、スルースペーサ302及びサドルベース304は、ロッドクランプ102と一緒にポスト110の回りを回転できる。同様に、非円形スペーサ308及びサドルベース306は、ピンクランプ104と一緒にポスト110の回りを回転できる。他の点に関しては、非円形スペーサ308は、スルースペーサに関連して上述したのと同様の形態を含み、ピンクランプ104に係合するように構成されることができる。
サドル組立体106は、サドル組立体106を完全なサブ組立体として独立して組み立てられるようにする保持リング380も含むように構成されることができる。この保持リングを図21に示す。保持リングは、以下にさらに説明するように、ばねワッシャ及びサドルベースの可撓性付勢部に予荷重を与えることによって、サドル組立体に予荷重を与えることができる。
参照番号106aで示される図22及び23に示す別の実施形態において、サドルは、中実の(solid)ベースを含み、サドルは付加的ばねワッシャ310によって選択的に分離される。このサドル組立体は、ばねワッシャ310と共に、スルースペーサ402と、2つのサドルベース404、406と、非円形スペーサ408と、を含む。多くの点で、これらの構成要素は上述の構成要素と類似するので、その説明は繰り返さない。さらに、サドル組立体106aは、非円形スペーサ408のボスと係合してサドル組立体106aを単一組立体に維持する保持リング412も含む。これは図23から分かる。これによって、クランプ組立体100全体の組立てを容易にすることができる。
1つの実施例において、サドル組立体106及び106aのばねワッシャ310は、高いばね定数を持つワッシャとなるように選択される。本出願において使用される場合、「高いばね定数」とは、ラッチを作動するため又は固定要素を内側ジョー及び外側ジョー内に暫定的に固定するために加えられる作用力を上回り、且つ噛合い面を離間された関係に維持するのに充分なばね定数を含むものとする。1つの例において、これは、約0.536kg/mm(約30lbs/inch)以上のばね定数である。いくつかの実施例において、ばねワッシャ310は、約0.893kg/mm(約50lbs/inch)以上のばね定数を有する。この例において、ばねワッシャは、高いばね定数のワッシャであり、その結果、力は大きく移動量は少ない。
ばね定数が大きいので、ラッチ作動のためにばねワッシャ310によってクランプ102、104のジョーに対して力を加えることなく、全てのラッチ作動が実施される。従って、固定要素へのラッチ作動のために、サドル組立体106、106aは、ラッチ作動において役割を果たさないので、剛体として扱うことができるような剛性を有する。
いくつかの先行技術のシステムは、内側ジョーと外側ジョーを寄せ合わせて締付け相互作用を生成するばね要素を有するクランプ組立体を含む。本開示において、ばねワッシャ310は、過剰な荷重がサドル組立体106に加えられた場合のみ、内側ジョーと外側ジョーを寄せ合わせるように作用する方向に作用する。しかしながら、図示する実施形態では、サドル組立体106、106aは、線ばね132を完全にたわませる荷重より大きい量まで予荷重を与えられる。従って、ばねワッシャ310又はサドルベース304、306をたわませる荷重が存在した場合、ピン用部分組立体101及びロッド用サブ組立体103内の線ばね132は、必然的にすでに完全にたわんでおり(そのばね定数は著しく低いので)、ロッドクランプ102及びピンクランプ104は固定要素を受け入れられないので、これらを作動不能にする。挿入プロセス又は締付けプロセスを助ける代わりに、ばねワッシャ310及びサドルベース304、306の付勢部は、固定要素が挿入されラッチが作動された後に骨折の円滑な整復を可能にする。事実、固定要素の挿入前に締められるとしたら、予荷重を与えるために利用できる機構は、上述したようなクランプを作動不能にするクランプ要素以外に無い。
1つの例において、初期予荷重は、非円形スペーサ308、408がサドル組立体106、106aをクランプ102、104から分離するように設定される。システム100の1つの例において、サドル組立体106、106aには、予荷重が与えられる。従って、システム100への荷重が予荷重を上回った場合にのみ変位が生じる。この予荷重は、例えば45.5kN/mm(260k lbF/in)を上回る荷重のみが付加的変位を生じるように設定できる。1つの実施形態において、45.5kN/mmは非円形スペーサのばね定数である。このような予荷重を使用することによって、ばねワッシャ310及びサドルベース304、306の付勢部は、45.5kN/mmに達した後に初めてジョーを締め付けるための力に寄与する。他の閾値も想定される。クランプ102、104は、そのときまでにすでに閉鎖しているので、サドル組立体のばねワッシャ310及びサドルベース304、306の付勢部は、ジョー締付けプロセスにおいては何の役割も果たさず、ジョー締付けプロセスにおいては剛性要素として作用する。
下に示すのは、クランプ102、104が開放位置及び閉鎖位置にあるときにラッチばね128及びジョーばね130によって加えられる力及び蓄積エネルギーの差を比較する表である。注目されるのは、従来の装置は、ばねが第一のより低い蓄積エネルギーを持つ(ばね変位が小さいか又はゼロである)開放状態と、ばねが第2のより高い蓄積エネルギーを持つ(ばね変位が相対的に大きい)閉鎖状態とを有することである。すなわち、クランプの中へバーを挿入するプロセスはばねを圧縮し、その結果ばね力を増大させる。しかし、本開示の装置は、ラッチ126が後方へ引っ張られクランプが開放状態のとき、装置にエネルギーが導入され、ラッチばね128が圧縮される。
Figure 0006106662
値に基づいて、2つのラッチばね及び1つのジョーばねの総エネルギーを比較した結果は下記のとおりである。すなわち、
開放状態=2x0.0146+0.000056=0.0292Nm(0.259 in−lbF)
閉鎖状態=2x0.00678+0.00056=0.0206Nm(0.183 in−lbF)
従って、総エネルギーは、ラッチが閉鎖しているときのほうが小さい。上の表は、クランプが開放状態のときのラッチばねの蓄積エネルギー値を示す。ラッチ126が解放され、閉鎖位置まで前方へ移動すると、全部ではなくある程度のエネルギーが放出される。表は、閉鎖状態のときのラッチばね128の蓄積エネルギー値を示す。閉鎖状態の蓄積エネルギー値は低くなる。従って、装置100は、閉鎖状態のときの方が開放状態のときより蓄積エネルギーが小さい。なお、エネルギーは、ポストの方向ではなく挿入方向に作用する。この例において、挿入方向は、ポストの方向を横切る方向である。
ジョーばね130は、バー又はピンには作用しないので、無視できる。ただし、完璧を期すために、表に含めた。ジョーばねを考慮に入れても、ロッドクランプのばねの総エネルギー比較は、閉鎖状態における0.0206Nm(0.183 in−lbF)に対して開放状態において0.0292Nm(0.259 in−lbF)である。
なお、ばねのパラメータは、上述の例に使用されたものから変更してもよい。例えば、長さ及び定数は、クランプによって異なってもよい。それでも、この構成は、開放位置におけるより閉鎖位置においてばねエネルギーが低いという利点を与えることができる。
使用時において、クランプ組立体100は、開放状態においてから始まるか、またはピンクランプ102又はロッドクランプ104の一方の内側ジョー及び外側ジョーに対してラッチ126を引っ張ることによって開放状態に設定できる。説明のために、ロッドクランプ102に関して作動を説明する。ラッチ126を引っ張ると、ラッチばね128が圧縮されて、クランプの中のポテンシャルエネルギーが増大される。ラッチ126を後へ引くと、外側ジョー124は、ラッチ126及び内側ジョー122に対して回転するためのクリアランスを有する。ラッチ126を後へ引くと、ジョーばね130は、内側ジョー122に対して外側ジョーを開放位置へ付勢する。特に、ラッチ126を後へ引くと、ジョーばね130は、タブ192に対して作用して、内側ジョー122に対して外側ジョー124全体を回転させて変位させる。ラッチ126は、外側ジョー124の後部と干渉することによってその変位位置に維持される。ラッチ126は後へ引かれるので、ラッチばね128は圧縮されて、高いポテンシャル又は蓄積エネルギーを有する。
クランプ102が開放位置にあるとき、上述のように固定要素12を導入できる。すなわち、固定要素は、内側ジョー122と外側ジョー124との間に導入される。ジョーは、固定要素の幅より大きい幅を持つ開口を持つように配設される。従って、固定要素は、ばねエネルギーの大きさを変えることなく開口部を通過することができる。固定要素がジョー122、124の間にあるとき、さらに挿入すると、固定要素はロードピン272に係合して、外側ジョー124を変位させる。その後、外側ジョー124は、球面ワッシャ108又はポスト110の球面ヘッド116の回りで回転し始める。外側ジョー124の回転は、ばね荷重を受けたラッチ126を起動し、ジョー122、124を開放位置から閉鎖位置へ移動させて、内側ジョー122と外側ジョー124との間に固定要素を捕捉する。このとき、圧縮されたラッチばね128内に蓄積されたエネルギーは放出される。従って、部分組立体内に蓄積されたエネルギー量は固定要素が挿入されたとき、起動機構の結果として減少する。ただし、上の表において指摘したように、エネルギーの一部は残存する。このエネルギーの残存部分は、固定要素に対して仮締付け力を与える。
クランプが閉鎖位置にあるとき、固定要素はその中に固定され、クランプ102は仮保持状態にある。この状態において、固定要素は、クランプ102から外せないが、クランプ102は調節可能な接続を行うのに充分な緩さである。
1つの例では、クランプ102は、重力だけでルーズに摺動するのを防止するのに十分な力で摩擦により固定要素と係合する。従って、外科医は、固定フレームを操作したり、あるいは固定要素上でクランプ組立体100を所望の位置へ摺動又は回転したりすることができる。線ばね132は固定要素を把持するためにジョー122、124を付勢するので、組立体100は、ばたつかず、重力だけで移動することは無く、外科医が操作する必要がある。
外科医が固定フレーム又はクランプ組立体100を所望の位置に配置したら、それ以上の調節及びそれ以上の移動を防止するためにクランプ組立体を完全にロックすることができる。これは、ナット112を締めることによって行われる。ナット112をポスト110に対して締めると、ロッドクランプ104及びピンクランプ102が圧縮し始める。ロッド用部分組立体及びピン用部分組立体の線ばね132のばね定数は、サドル組立体106のばねワッシャ310より小さいので、ナット112を締めると、まず線ばねがたわむ。ナット112を締めると、内側ジョー122と外側ジョー124は、相互に近づいて、線ばね132を圧縮し、外側ジョー及び内側ジョーが実質的に剛体になるまで固定要素に対するジョー122、124の摩擦把持力を増大させる。ジョーが実質的に剛体になるのは、外側ジョー124が固定要素及びラッチ126に対して圧迫されるときである。ナット112をさらに締めると、サドル組立体106の高いばね定数を持つばねワッシャ310を圧縮するより高い力を生じる。ばねワッシャが圧縮されると、サドルベース304、306と内側ジョー122、250の嵌合ひだは、係合して又は機械的に干渉して、サドル組立体106に対するクランプの回動を排除又は減少させる。同時に、2つのサドルベース304、306の向かい合う嵌合ひだは、係合して又は機械的に干渉して、ポスト110の回りでのサドルベース304、306の相対的回転を排除又は減少させ、それによって、ピン用部分組立体102とロッド用部分組立体104の相互に対する回転位置を固定させる。この状態において、クランプ組立体100は、完全ロック位置にある。固定フレーム組立体の分解は、ナット112を緩めて、組立体を仮保持位置へ戻し、ラッチ126を後へ引っ張って上側ジョー124を回動させ固定要素を解放することによって行うことができる。
この実施形態において、保持機構全体は、ロック機構から完全に独立して作動する。すなわち、仮締付けにおいて含まれる全てのエネルギーは、固定要素の完全ロック又は完全締付けに使用されたばねエネルギーから独立した別個のものである。さらに、図から明らかなように、起動機構を駆動し固定要素を捕捉するばね力は、ポスト方向に沿ってではなく、ポスト方向を横切る方向に作用する。これに対して、ロック機構を駆動するばね力は、全てポスト方向に平行な方向に作用する。従って、ピンクランプ104、サドル組立体106及びロッドクランプ102の各々は、相互に独立して作用し、他の助けなしで要望どおりに作動できる。
組立体100のいくつかの実施形態は医療用の使い捨て装置であることが想定されるが、組立体100の利点の1つは、別のロッド又はピンを解放し受容する能力である。例えば、ラッチを引っ張ると、ピン用部分組立体又はロッド用部分組立体に保持された固定バーを解放するだけでなく、別のピン又は固定ロッドを受容するために組立体を開放状態にする。このことは、外科医又は他の医療専門家が、複数のロッド及び複数のピンを用いて外部固定システムを構成する場合、特に有益となる。医療専門家が固定システムの構成を修正しようとする場合、クランプを引っ張ってバー又はピンを解放し、その後さらにクランプを操作することなく別のバー又はピンを締め付けることによって、簡単に構成を修正することができる。その後、上述のようにロック部分組立体を用いて、組立体100をロックすることができる。図にはコイルばね、ばねワッシャ及び線ばねを含めて様々なタイプのばねとして示すが、付勢部材を、他のタイプの付勢部材としてもよい。
1つの形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、固定要素を通過させる開口があらゆる点で固定要素の最大断面における固定要素の幅より大きい幅を持つ状態において、クランプへの挿入が行われる。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、固定要素を挿入する行為が起動事象となり、それによって、クランプ内に蓄積されたエネルギーが放出され、その一部は残留して、固定要素に対して仮締付け力を与える。
別の形態において、本開示は、少なくとも固定要素を解放せずに保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、保持機構はクランプ機構とは別個である。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、クランプ要素を固定要素から取り外すと、クランプ要素はそれ以上の調節なしに別の固定要素を受け入れる準備が整う。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、クランプを締める程度の関数である可変量の運動抵抗を生成する能力を有し、調節量は、クランプ要素の締付け量の変化を除いてクランプに加えられる全ての外部作用に関して変動しない。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、固定要素が挿入されるとクランプ内の蓄積エネルギーが小さくなる。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、複数の円筒形サイズを個別に収容でき、ジョー要素の相対的位置は不変のままである。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、クランプの自然状態(最小限の蓄積エネルギーを持つ状態)は閉鎖状態である。
別の形態において、本開示は、少なくとも1つの固定要素を解放することなく保持する能力を有する外部固定クランプに関するものであり、そのクランプ要素は本質的に複数の球面区分にある締付け界面(tightening interface)を有する。
別の形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。固定クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含むジョー部分組立体を備える。内側ジョーと外側ジョーは、固定要素を内側ジョーと外側ジョーとの間に配置できるようにする開放位置と、内側ジョーと外側ジョーとの間からの固定要素の取外しを制限する閉鎖位置との間で移動可能である。ジョー部分組立体は、内側ジョー及び外側ジョーと協働してジョーを閉鎖位置に固定するラッチ組立体も含む。ラッチ組立体は、ラッチと、ラッチばねとを備え、ラッチばねは、内側ジョーと外側ジョーが開放位置にあるときの第1のより高い蓄積エネルギーレベルと、内側ジョーと外側ジョーが閉鎖位置にあるときの第2のより低い蓄積エネルギーレベルとを有する。
1つの形態において、ラッチは、上側ジョーと下側ジョーとの対の一方に対して線形に並進するように構成され、蓄積エネルギーの変化は、ラッチの線形並進時にコイルばねを圧縮する結果として生じる。
別の形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。固定クランプは、第1サイズを有する第1固定要素用の第1着座部を有し且つ第1サイズとは異なる第2サイズを有する第2固定要素用の第2着座部を有する内側ジョーを含む。また、固定クランプは、第1サイズの第1固定要素用の第3着座部と第2サイズの第2固定要素用の第4着座部とを有する外側ジョーを含む。
別の形態において、本開示は、固定要素を受容するための外部固定クランプに関する。固定クランプは、内側ジョーと、固定要素を捕捉するように内側ジョーと協働するように配設された外側ジョーとを含む。内側ジョーと外側ジョーは、固定要素を内側ジョーと外側ジョーとの間に配置できるようにする開放位置と、内側ジョーと外側ジョーとの間からの固定要素の取外しを制限する閉鎖位置との間で移動可能である。また、クランプは、第1ジョーと第2ジョーとの間に配置され、第1ジョーと第2ジョーを開放位置へ付勢するように構成された付勢要素も含む。
図面の他の形態は、ばねに作用する力が挿入プロセスではなく撃鉄起こしのプロセスによって生じること、及び挿入前に存在したクランプ組立体内の蓄積エネルギーが挿入後に最終的に小さくなることを実証するためのものである。これも、先行技術から離脱しており、既述のように、これはクランプ要素をラッチ要素から切り離すので、クランプ組立体を一貫してより操作しやすいものにする。

Claims (17)

  1. 固定要素を受容するための外部固定クランプにおいて、
    内側把持部と該内側把持部とは反対側の内側後部を備える内側ジョーと、
    外側把持部と該外側把持部とは反対側の外側後部を備え、前記内側及び外側ジョーの前記内側及び外側把持部が固定要素を捕捉するように協働するように配設された外側ジョーであって、前記内側ジョーと外側ジョーが、前記内側ジョーと外側ジョーとの間に前記固定要素を配置できるようにする開放位置と、前記内側ジョーと外側ジョーとの間からの前記固定要素の取外しを制限する閉鎖位置との間で移動可能である、外側ジョーと、
    前記内側ジョー及び外側ジョーと協働して前記ジョーを閉鎖位置に固定するラッチ組立体であって、該ラッチ組立体が、ラッチとラッチ付勢部材とを備え、該ラッチは、バーで接続された第1及び第2側部を備え、該バーは、前記内側及び外側ジョーの前記内側及び外側後部間に配置され、前記第1側部は、前記内側及び外側ジョーのそれぞれの第1側部と連携し、前記第2側部は、前記内側及び外側ジョーのそれぞれの第2側部と連携し、前記ラッチが前記内側ジョーと外側ジョーとの一方に対して線形に並進するように構成され、前記ラッチ付勢部材が、前記内側ジョーと外側ジョーが前記開放位置にあるときの第1のより高い蓄積エネルギーレベルと、前記内側ジョーと外側ジョーが前記閉鎖位置にあるときの第2のより低い蓄積エネルギーレベルとを有する、ラッチと、
    を備える、外部固定クランプ。
  2. 蓄積エネルギーの変化が、前記ラッチの前記線形並進中に前記ラッチ付勢部材を圧縮解除する結果生じる、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  3. 前記内側ジョーを前記外側ジョーから離すように付勢するジョー付勢部材を更に備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  4. 前記ジョー付勢部材が、前記内側ジョーと外側ジョーとの間に配置され、線ばねである、請求項3に記載の外部固定クランプ。
  5. 前記内側ジョーが、第1サイズを有する第1固定要素用の第1着座部と、前記第1サイズとは異なる第2サイズを有する第2固定要素用の第2着座部とを備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  6. 前記外側ジョーが、前記第1サイズの前記第1固定要素用の第3着座部と、前記第2サイズの前記第2固定要素用の第4着座部とを備える、請求項5に記載の外部固定クランプ。
  7. 前記内側ジョーと外側ジョーを開放位置に付勢する付勢要素を更に備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  8. 予荷重を与えられたばね要素を有するサドル組立体を更に備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  9. 前記内側ジョーと外側ジョーの一方と選択的に係合するサドルベースを更に備え、前記サドルベースが、前記サドルベースを隣接する構成要素から選択的に離間するように構成されたたわみ性部分を備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  10. 前記ラッチの前記第1及び第2側部が、前記バーによって接続された第1壁部及び第2壁部を備える、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  11. 前記第1着座部と前記第3着座部の一方が横断溝である、請求項6に記載の外部固定クランプ。
  12. 前記内側ジョーが突出部を含み、前記外側ジョーが前記突出部を受容するトラックを含む、請求項1に記載の外部固定クランプ。
  13. 前記内側ジョーと外側ジョーの一方が、前記内側ジョーと外側ジョーとの間に導入された固定要素が係合するように配置された突出ロードピン要素を備える、請求項10に記載の外部固定クランプ。
  14. 前記突出ロードピン要素が、ベースと突出部とを備え、前記突出部が、外側ジョーにおいて前記固定要素を受容する形状及び大きさとされる受容区分を形成する、請求項13に記載の外部固定クランプ。
  15. 前記内側ジョーと外側ジョーの他方が切欠き又は溝を備え、前記切欠きまたは溝を通過して前記突出ロードピン要素が受容される、請求項13に記載の外部固定クランプ。
  16. 請求項3に記載の外部固定クランプにおいて、
    前記ジョー付勢部材が、前記内側ジョーと外側ジョーとの間に配置され、前記内側ジョーと外側ジョーを前記開放位置へ付勢するように構成された、
    外部固定クランプ。
  17. 前記ジョー付勢部材が、前記外側ジョーを前記開放位置へ付勢する前記外側ジョーの突出タブに対して負荷を与えるように配置される、請求項16に記載の外部固定クランプ。
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