次いで、例示的な実施形態についての詳細な説明が、さまざまな図を参照しながら行われる。この説明は、可能な実施態様の詳細な例を提供するが、それらの詳細は、例示的なものであり、けっして本出願の範囲を限定するものではないということを意図されているという点に留意されたい。
図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実施されることが可能である例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数のワイヤレスユーザに提供するマルチプルアクセスシステムであることが可能である。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、1または複数のチャネルアクセス方法、たとえばコード分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などを採用することができる。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(全体として、または総称して、WTRU102と呼ばれる場合がある)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびにその他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定しているということが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境において動作および/または通信を行うように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式のサブスクライバユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家庭用電化製品などを含むことができる。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むこともできる。基地局114a、114bのそれぞれは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースを取るように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node−B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであることが可能である。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができるということが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN103/104/105の一部であることが可能であり、RAN103/104/105は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、その地理的領域は、セル(図示せず)と呼ばれることがある。セルは、セルセクタへとさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることが可能である。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することができ、したがって、セルのそれぞれのセクタごとに複数のトランシーバを利用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信することができ、エアインターフェース115/116/117は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能である。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述したように、通信システム100は、マルチプルアクセスシステムであることが可能であり、1または複数のチャネルアクセススキーム、たとえばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどを採用することができる。たとえば、RAN103/104/105内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができ、この無線技術は、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェース115/116/117を確立することができる。WCDMAは、ハイスピードパケットアクセス(HSPA)および/またはエボルブドHSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、ハイスピードダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/またはハイスピードアップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、エボルブドUMTSテレストリアルラジオアクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施することができ、この無線技術は、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立することができる。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、たとえばIEEE 802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえばワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば事業所、家庭、乗り物、キャンパスなどにおけるワイヤレス接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE 802.11などの無線技術を実施することができる。別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線技術を実施することができる。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用することができる。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN103/104/105は、コアネットワーク106/107/109と通信状態にあることが可能であり、コアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることが可能である。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはユーザ認証などのハイレベルセキュリティ機能を実行することが可能である。図1Aにおいては示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能であるということが理解されるであろう。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、E−UTRA無線技術を利用している可能性があるRAN103/104/105に接続されていることに加えて、GSM無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
コアネットワーク106/107/109は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能することもできる。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるトランスミッションコントロールプロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線またはワイヤレスの通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを採用している可能性がある1または複数のRANに接続されている別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数またはすべては、マルチモード機能を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々のワイヤレスリンクを介して別々のワイヤレスネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用している可能性がある基地局114a、およびIEEE 802無線技術を採用している可能性がある基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、およびその他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素の任意の下位組合せを含むことができるということが理解されるであろう。また、基地局114aおよび114b、ならびに/または、基地局114aおよび114bが相当することが可能であるノード(数ある中でも、トランシーバステーション(BTS)、Node−B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームnode−B、エボルブドホームnode−B(eNodeB)、ホームエボルブドnode−B(HeNB)、ホームエボルブドnode−Bゲートウェイ、およびプロキシノードなどであるが、それらには限定されない)は、図1Bにおいて示され本明細書において説明されている要素のうちの1または複数またはすべてを含むことができるということを実施形態は想定している。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられている1もしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、パワー制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境において機能することを可能にするその他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることが可能であり、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内にともに統合されることが可能である。
送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることが可能である。別の実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることが可能である。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能であることが理解されるであろう。
加えて、送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介してワイヤレス信号を送信および受信するために、複数の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、また、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述したように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、たとえばUTRAおよびIEEE 802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを格納することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことができる。取り外し可能メモリ132は、サブスクライバアイデンティティモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを格納することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、また、WTRU102内のその他のコンポーネントへの電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることが可能である。たとえば、電源134は、1または複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に結合されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信すること、および/または複数の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて自分の位置を特定することが可能である。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切な位置特定方法を通じて位置情報を取得することができるということが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能、および/または有線接続もしくはワイヤレス接続を提供する1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
図1Cは、実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上述したように、RAN103は、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにUTRA無線技術を採用することができる。RAN103は、コアネットワーク106と通信状態にあることも可能である。図1Cにおいて示されているように、RAN103は、Node−B140a、140b、140cを含むことができ、これらのNode−Bはそれぞれ、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバを含むことができる。Node−B140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能である。RAN103は、RNC142a、142bを含むこともできる。RAN103は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のNode−BおよびRNCを含むことができるということが理解されるであろう。
図1Cにおいて示されているように、Node−B140a、140bは、RNC142aと通信状態にあることが可能である。加えて、Node−B140cは、RNC142bと通信状態にあることが可能である。Node−B140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介してそれぞれのRNC142a、142bと通信することができる。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信状態にあることが可能である。RNC142a、142bのそれぞれは、自分が接続されているそれぞれのNode−B140a、140b、140cを制御するように構成されることが可能である。加えて、RNC142a、142bのそれぞれは、その他の機能、たとえば、アウターループパワー制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などを実行またはサポートするように構成されることが可能である。
図1Cにおいて示されているコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続されることが可能である。MSC146は、MGW144に接続されることが可能である。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
RAN103内のRNC142aは、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続されることも可能である。SGSN148は、GGSN150に接続されることが可能である。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
上述したように、コアネットワーク106は、ネットワーク112に接続されることも可能であり、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークまたはワイヤレスネットワークを含むことができる。
図1Dは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上述したように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE−UTRA無線技術を採用することができる。RAN104は、コアネットワーク107と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNode−Bを含むことができるということが理解されるであろう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態においては、eNode−B160a、160b、160cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、eNode−B160aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
eNode−B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Dにおいて示されているように、eNode−B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dにおいて示されているコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162、サービングゲートウェイ164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能であり、制御ノードとして機能することができる。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME162は、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどのその他の無線技術を採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することもできる。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104内のeNode−B160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能である。サービングゲートウェイ164は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから回送および転送することができる。サービングゲートウェイ164は、その他の機能、たとえば、eNode B間でのハンドオーバ中にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってダウンリンクデータが利用可能である場合にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cなどのコンテキストを管理および格納することなどを実行することもできる。
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続されることも可能であり、PDNゲートウェイ166は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。
コアネットワーク107は、その他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。たとえば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間におけるインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークまたはワイヤレスネットワークを含むことができる。
図1Eは、実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにIEEE802.16無線技術を採用しているアクセスサービスネットワーク(ASN)であることが可能である。以降でさらに論じられるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109という別々の機能エンティティの間における通信リンクは、リファレンスポイントとして定義されることが可能である。
図1Eにおいて示されているように、RAN105は、基地局180a、180b、180c、およびASNゲートウェイ182を含むことができるが、RAN105は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含むことができるということが理解されるであろう。基地局180a、180b、180cはそれぞれ、RAN105内の特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1または複数のトランシーバをそれぞれ含むことができる。一実施形態においては、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、基地局180aは、たとえば、WTRU102aにワイヤレス信号を送信するために、およびWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。基地局180a、180b、180cは、モビリティ管理機能、たとえば、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー実施などを提供することもできる。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約ポイントとして機能することができ、ページング、サブスクライバプロファイルのキャッシング、コアネットワーク109へのルーティングなどを担当することができる。
WTRU102a、102b、102cと、RAN105との間におけるエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実施するR1リファレンスポイントとして定義されることが可能である。加えて、WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU102a、102b、102cと、コアネットワーク109との間における論理インターフェースは、R2リファレンスポイントとして定義されることが可能であり、このR2リファレンスポイントは、認証、許可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理のために使用されることが可能である。
基地局180a、180b、180cのそれぞれの間における通信リンクは、WTRUハンドオーバ、および基地局間におけるデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8リファレンスポイントとして定義されることが可能である。基地局180a、180b、180cと、ASNゲートウェイ182との間における通信リンクは、R6リファレンスポイントとして定義されることが可能である。このR6リファレンスポイントは、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられているモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
図1Eにおいて示されているように、RAN105は、コアネットワーク109に接続されることが可能である。RAN105と、コアネットワーク109との間における通信リンクは、たとえば、データ転送およびモビリティ管理機能を容易にするためのプロトコルを含むR3リファレンスポイントとして定義されることが可能である。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証/許可/アカウンティング(AAA)サーバ186、およびゲートウェイ188を含むことができる。上述の要素のうちのそれぞれは、コアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかの要素が、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることも可能であるということが理解されるであろう。
MIP−HAは、IPアドレス管理を担当することができ、WTRU102a、102b、102cが、別々のASNおよび/または別々のコアネットワークの間においてローミングすることを可能にすることができる。MIP−HA184は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。AAAサーバ186は、ユーザ認証と、ユーザサービスをサポートすることとを担当することができる。ゲートウェイ188は、その他のネットワークと相互作用することを容易にすることができる。たとえば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができる。加えて、ゲートウェイ188は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークまたはワイヤレスネットワークを含むことができる。
図1Eにおいては示されていないが、RAN105は、その他のASNに接続されることが可能であり、コアネットワーク109は、その他のコアネットワークに接続されることが可能であるということが理解されるであろう。RAN105と、その他のASNとの間における通信リンクは、R4リファレンスポイントとして定義されることが可能であり、このR4リファレンスポイントは、RAN105と、その他のASNとの間においてWTRU102a、102b、102cのモビリティをコーディネートするためのプロトコルを含むことができる。コアネットワーク109と、その他のコアネットワークとの間における通信リンクは、R5リファレンスとして定義されることが可能であり、このR5リファレンスは、ホームコアネットワークと、訪問先コアネットワークとの間における相互作用を容易にするためのプロトコルを含むことができる。
実施形態は、プロキシミティサービス(ProSe)が、セルラー技術エコシステムからますます多くの注目を集めている場合があるということを認識している。これらのサービスは、複数のデバイスの間におけるプロキシミティに依存する場合があり、特定の商業的な用途およびソーシャルな用途、ネットワークオフローディング、ならびに/または公安直接通信を可能にすることができる。WIFIまたはブルートゥースなどのその他の選択肢は、2つのデバイスの間における直接通信(D2D)を、おそらくはライセンス免除帯域上で可能にすることができ、ひいては、より多くの干渉およびより低いサービス品質にさらされる場合がある。セルラー技術は、D2D通信のネットワーク制御を可能にすることができる。デバイススキャニング時間および/またはそのパワー消費の、そしておそらくは、集中型のインフラストラクチャによって提供されるリンクセキュリティレベルという点においても低減を行うことが有用であるということを実施形態は想定している。これは、D2D、および/または、1もしくは複数の、もしくはそれぞれのモードの間における干渉のレベルの制御のもとでのインフラストラクチャモードに関して、同じリソースを再利用することを可能にすることができる。セルラー技術にD2D機能を加えることは、公安用途にとって有用である場合がある。それは、直接モードまたはD2Dモードでのローカルコールに関する同じ技術の使用を可能にすることができ、たとえば、同じ機器を用いた全国セルラーネットワークへのアクセスを可能にすることができる。これは、規模の経済をもたらすことを可能にすることができる。両方の機能の統合は、数ある状況の中でも、大災害のケースにおける応答時間および協調を改善することができる。
2つのデバイスの間におけるプロキシミティは、(たとえば、アプローチに応じて)可変レベルの精度を使用して特定されることが可能である。たとえば、2つのデバイスの間におけるプロキシミティを特定するためにGPSを使用することは、それらの2つのデバイスがGPSをサポートすることを必要とする場合があり、また、両方のデバイスが位置を取得することを必要とする場合があり、このことは、1もしくは複数の、またはすべての状況において(たとえば、屋内で、ストリートキャニオンで、および/または豪雨/雲に覆われているもとで)困難である場合がある。ネットワーク位置特定(たとえば、既知のロケーションまたはeNBに基づく三角測量)を使用することは、おそらくは伝搬チャネル特性に起因して、その他の不確かさにつながる場合がある。これらの2つのアプローチは、2つのデバイスが自分の位置をネットワークに報告することに依存する場合があり、その後にネットワークはプロキシミティを特定することができるということを実施形態は認識することができる。プロキシミティ検知のためのその他のアプローチは、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)がビーコンを送信して、別のWTRUがその信号を検知しようと試みることに依存する場合がある。そのようなアプローチは、任意のチャネルおよび環境状況のもとで機能して、おそらくは無線周波数プロキシミティの測定を提供することができる。そのようなディスカバリメカニズムを、たとえばLTEシステムというコンテキストにおいて可能にするためのデバイスおよび技術を実施形態は想定することができる。ディスカバリ信号を送信および/もしくは受信すること、ならびに/または、ディスカバリ信号をいつ送信および/もしくは受信するかに関する特定のための技術およびデバイスを実施形態は想定することができる。
1または複数の実施形態においては、デバイスという用語は、その適用性を制限することなく、モバイルデバイス(たとえば、WTRU)もしくはネットワークノード、任意のアプリケーションもしくは場合によってはユーザ、またはそれらの組合せなど、任意のエンティティを包含することができる。たとえば、モバイルデバイスは、(たとえば、1または複数のD2D実施形態においては)ネットワークデバイスの役割を担うことができる。デバイスまたはUEまたはWTRUという用語は一般に、この意味に沿って使用されることが可能である(ただし、具体的に別段の記載がある場合は除く)。限定ではなく、例示として、1または複数の実施形態は、下記の用語を想定することができる。
ディスカバリは、第1のデバイスが第2のデバイスを検知することに関連することが可能である。サービスディスカバリは、デバイスがサービスの可用性を検知することに関連することが可能である。RFディスカバリは、第1のデバイスが、1または複数の無線特性に基づいて第2のデバイスのプロキシミティを検知すること、たとえば、第1のデバイスが、第2のデバイスによって送信された信号を検知すること、または第1のデバイスが、ネットワークによって第2のデバイスのプロキシミティについて(たとえば、セルレベルでのプロキシミティに関して)知らされることに関連することが可能である。RFプロキシミティは、第2のデバイスがレンジ内にいるということを第1のデバイスが検知することに関連することが可能である。ディスカバリアイデンティティは、ディスカバリ手順と、要求を行っているデバイスとの間における関係を特定するために使用されることが可能である識別子に関連することが可能である。ディスカバリアイデンティティは、RFディスカバリ手順に、もしくはサービスディスカバリ手順に、または両方に関連付けられることが可能である。サービスディスカバリアイデンティティは、サービスディスカバリ手順に関連付けられているディスカバリアイデンティティに関連することが可能である。RFディスカバリアイデンティティは、RFディスカバリ手順に関連付けられているディスカバリアイデンティティに関連することが可能である。RFアイデンティティは、たとえば、物理リソースへの、またはスクランブリングシーケンスへのインデックス、数値、CRC、サービスディスカバリアイデンティティなどのうちの1つであることが可能である。
ディスカバリ信号: 第1のデバイスによって送信されるディスカバリ信号。そのような信号は、第2のデバイスによって受信されることが可能であり、RFプロキシミティを検知するために使用されることが可能である。ディスカバリ信号は、ペイロード(たとえば、サービスディスカバリアイデンティティ)を含むことができる。
ディスカバリ共有チャネル(DISCH): ディスカバリ情報を含むことができる論理チャネル。
フィジカルデバイスツーデバイスチャネル(PD2DCH): ディスカバリ信号のために、および/またはペイロードの送信のために使用されることが可能である物理チャネル。たとえば、PD2DCHは、DISCHメッセージを搬送することができる。PD2DCHは、複数のWTRUの間における物理チャネルとして定義されることが可能である。いくつかの実施形態においては、これは、従来のチャネルからの展開であることが可能であり、これは、アップリンク(WTRUからeNBへ)として、またはダウンリンク(eNBからWTRUへの)チャネルとして定義されることが可能である。PD2SCH上での送信は、ディスカバリ信号として使用されることが可能である。PD2DCH上での送信は、復調目的のために使用される少なくとも1つの基準信号、同期化目的のために使用される少なくとも1つの同期信号、チャネル推定目的のために使用される少なくとも1つのプリアンブルもしくはポストアンブル、および/または少なくとも1つのディスカバリ信号など、少なくとも1つの物理的信号の送信に関連付けられることが可能である。
ディスカバリ要求: デバイスがディスカバリアイデンティティをその他のデバイスにとって見えるおよび/または利用できるようにする手順。そのような要求は、ディスカバリ信号を送信することによって、および/またはDISCH上で送信を行うことによって実行されることが可能である。
ディスカバー可能サービス: 別のデバイス(たとえば、WTRU、またはアプリケーション)によってサービスディスカバリ手順を使用して検知されることが可能であるサービス。
検知可能なデバイス: 別のデバイス(たとえば、第1のWTRU)によってRFディスカバリ手順を使用して検知されることが可能であるデバイス(たとえば、第2のWTRU)。
ディスカバー可能WTRU: WTRUは、サービスを(たとえば、そのWTRUが、少なくとも1つのディスカバー可能サービスを有している旨を)宣伝することによって、(たとえば、そのWTRUが、検知可能なデバイスである旨の)ディスカバリ信号を送信することによって、またはそれら両方の組合せによって、ディスカバー可能とすることができる。したがって、ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号を送信する、および/または(たとえば、ネットワークによってブロードキャストされる)DISCH上での少なくともディスカバリアイデンティティの送信を要求する、および/またはDISCH上での少なくともディスカバリアイデンティティの送信を実行するWTRUであることが可能である。
モニタリングWTRU: サービスを、別のWTRUを、または両方をアクティブに探索するWTRU。たとえば、所与のリソースにおいて、時間/周波数において、および/またはDISCH上で、ディスカバリ信号を探して、および/またはディスカバリアイデンティティを探してモニタするWTRU。
ディスカバリエリア: ディスカバリプロセスに関する情報がブロードキャストされるネットワークエリア。これは、セル、セルのグループなどであることが可能である。
ディスカバリエリアセンタ: 所与のディスカバリエリアに関するディスカバリプロセスを取り扱うネットワークエンティティ。
ネットワークという用語は、ワイヤレスネットワークインフラストラクチャの任意の要素または機能を指すということを実施形態は想定している。たとえば、ネットワーク要素は、デバイス(WTRU)の送信および/または受信を制御する機能を有すること、デバイスによる参照のために使用される信号を送信することなどが可能である。ネットワーク要素の例は、eNB、MME、S−GWなどを含むことができる。ネットワークという用語は、この機能を、たとえば、特定のコンテキストにおいて有する任意のデバイスを指すことができる。たとえば、いくつかの公安用途においては、デバイスが特定の機能に関するネットワークの役割を担うことが可能である場合がある。
実施形態は、ディスカバリ信号スケジューリング、送信、および/または受信のための1または複数の技術および/またはデバイスを想定することができる。1または複数の実施形態は、LTEネットワークインフラストラクチャの存在下での、またはネットワークインフラストラクチャとして機能する別のデバイスの制御下でのWTRUというコンテキストにおいて適用可能とすることができる。1または複数の実施形態は、WTRUがネットワークインフラストラクチャの存在下にない場合があるケース(例として、これは、たとえばインフラストラクチャレスモード、またはアドホックモードと呼ばれることが可能である)に適用可能とすることができる。
1または複数の実施形態は、LTEシステムというコンテキストにおいて説明されている場合があるが、想定される実施形態は、その他のワイヤレス技術にも適用可能とすることができる。1または複数の実施形態は、WTRUが自分の役割を知っていること、すなわち、WTRUがモニタリング側であるべきかまたはディスカバー可能な側であるべきか否かをそのWTRUが知っていることを前提とすることができる。WTRUは例として、たとえば、アプリケーションレイヤによって、より高位のシグナリングレイヤによって、および/または専用のL1メッセージを介して自分の役割を示す構成を受信することができる。1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号をいつ送信すべきか、および/またはディスカバリ信号をいつ受信すべきか、およびどのリソースを使用すべきかをWTRUが特定するためのディスカバリ信号スケジューリングを想定することができる。1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号送信および受信を想定することができる。1または複数の実施形態においては、PDCCHという用語は、たとえば、PDCCHを、もしくはePDCCHを、および/またはより一般的には、任意のタイプのスケジューリングチャネルを指すために使用されることが可能である。想定される技術およびデバイスは、本明細書においては従来のLTEキャリアというコンテキストで(たとえば、PDCCH、CRSなどとともに)説明されている場合があるが、想定される技術およびデバイスは、新たな(たとえば、想定される、またはこれまで定義されていない)キャリアタイプ(NCT)に適用可能とすることができる。
1または複数の実施形態においては、ディスカバリ信号という用語は、1または複数の技術について記述するために使用されることが可能である。いくつかの実施形態においては、記述されている技術およびデバイスは、ディスカバリシーケンスおよび/またはディスカバリペイロードに適用されることが可能である。いくつかの実施形態においては、たとえば、ディスカバリ信号に言及する場合に、想定される技術およびデバイスは、ディスカバリシーケンスおよび/またはディスカバリペイロードに適用可能とすることができる。いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号、ディスカバリシーケンス、および/またはディスカバリペイロードという用語は、交換可能に使用されることが可能である。
実施形態は、ディスカバリ信号の送信のための1または複数のスケジューリング技術を想定している。「ディスカバリ信号」という用語は、複数のWTRUの間における1もしくは複数の、または任意の送信を含むことができる。例として、それは、たとえば、物理的信号(SRSもしくは同期信号、たとえば、PSS/SSSなど)を含むがそれらには限定されない、ペイロード含むもしくは含まないことが可能である、サポートしている信号(たとえば、同期信号、プリアンブル信号、基準信号、および/もしくはディスカバリ信号)を伴う物理リソース上での、もしくは物理チャネル上での送信、または、物理チャネル(たとえば、PUSCHもしくはPDSCHと同様の構造を伴う、もしくはこの目的を含むことができる新たなチャネル、たとえばPD2DCH)を介した送信であることが可能である。それは、本明細書において説明されているものによる信号などであることが可能である。
WTRUは、ディスカバリ信号を送信するように構成されることが可能である。そのような送信は、セルのアップリンクに、またはダウンリンク周波数に対応する物理リソース上で実行されることが可能であり、その態様は、WTRUの構成の一部であることが可能である。WTRUは、同様の物理リソースを用いてディスカバリ信号を受信するように構成されることが可能である。
ディスカバリ信号は、制御シグナリングなどの情報を搬送することができ、またはペイロードに関連付けられることが可能である。そのようなペイロードは、WTRU特性、たとえば、識別情報、またはデータ無線ベアラおよび/もしくはシグナリング無線ベアラ、システム情報ブロック(SIB)、ならびに/または、ディスカバリもしくは直接通信のための特別なシステム情報ブロック(SIBD)などに対応する情報であることが可能である。
ディスカバリ信号は、たとえば、動的に、半静的にスケジュールされること、および/または構成されることが可能である。ディスカバリ信号のための無線リソースを、たとえば、これらの原理のうちの1もしくは複数、またはそれぞれに従って割り当てることおよび/またはスケジュールすることを実施形態は想定することができる。
WTRUは、ディスカバリ信号情報の1または複数のセットを伴って構成されることが可能であり、この場合、1もしくは複数、またはそれぞれは、別々のディスカバリプロセスに対応することが可能である。ディスカバリプロセスは、たとえば、関連付けられているD−RNTIを含むことができるパラメータのセットによって特徴付けられることが可能である。たとえば、WTRUは、同じD−RNTIに関連付けられている、または同じパラメータを有する2つのディスカバリプロセスを伴って構成されることは不可能である。言い換えれば、WTRUは、別々のディスカバリプロセスを区別できることが可能である。たとえば、WTRUは、1もしくは複数のディスカバリ信号に、および/または1もしくは複数のディスカバリペイロードに関連付けられているディスカバリプロセスを伴って構成されることが可能である。
周期的なディスカバリ信号送信に関する1または複数の実施形態においては、WTRUは、たとえば、ディスカバリ信号の周期的な送信のための構成を含むことができる、ディスカバリ信号送信のためのリソース(たとえば、PRB、OFDMシンボル、サブフレームなど)の特定のセットを伴う1もしくは複数の、またはそれぞれのディスカバリプロセスのために構成されることが可能である。
WTRUは、ディスカバリプロセスに関連付けられることが可能であるディスカバリ信号のスケジューリングに適用可能な(またはPD2DCH送信のスケジューリングに、および/もしくはPD2DCH上での送信に適用可能な)複数のパラメータを伴って構成されることが可能である。そのような構成は、(たとえば、SIBの一部としての)システム情報ブロードキャスティング上で、セルにおいてブロードキャストされるDISCH上で、専用のシグナリングを使用して、またはそれらの組合せで受信されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ブロードキャストされるSysInfo上での、または専用のシグナリングによる構成の受信を想定することができる。例として、(たとえば、アイドルモードにある)WTRUは、ディスカバリ信号構成を含むことができるブロードキャストされたシステム情報を受信することができる。接続モードにあるWTRUは、そのような構成を専用のシグナリングによって受信することができる。そのようなディスカバリ信号構成は、ディスカバリ信号送信のスケジューリングに関連したパラメータ、たとえば、半静的なスケジューリング情報、および/または、動的なスケジューリングにとって必要とされる可能性があるパラメータを含むことができる。
実施形態は、ブロードキャストされるSysInfo上での、および/または専用のシグナリングによるDISCH構成の受信を想定することができる。WTRUによって(たとえば、システム情報ブロードキャストなどによって)受信される構成は、ディスカバリチャネル(DISCH)の、たとえば、関係しているセルにおける取得に関するパラメータを含むことができる。そのようなDISCHは、WTRUがアイデンティティ(サービスアイデンティティおよび/またはRFアイデンティティ)のセットを受信することができる論理トランスポートチャネルであることが可能であり、場合によっては、それらのアイデンティティの1もしくは複数、またはそれぞれは、デバイスツーデバイス固有の構成、たとえば、RFディスカバリのためのディスカバリ信号構成に関連付けられている。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号のためのスケジューリングパラメータの構成を想定することができる。たとえば、WTRUは、PDCCHデコーディングのための少なくともサブフレーム構成に従って、スケジューリング関連パラメータおよび/またはその他の構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。
WTRUは、PDCCH上での制御シグナリングの受信に関連したタイミングパラメータを受信することができる(たとえば、そのタイミングパラメータから、WTRUは、適用可能なディスカバリ信号送信のタイミングを、たとえば、本明細書において説明されている技術のうちの1または複数によって得る(derive)ことができる)。
たとえば、そのようなパラメータは、フレーム構成を、たとえば、適用可能な無線フレームまたはサブフレームを特定するためのサイクル持続時間(DCycle)、オフセット(DOffset)、および/またはその他のパラメータのうちの1または複数の形態で含むことができる。
WTRUは、下記の式に従って、適用可能なサブフレームを特定することができる。
[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(DCycle)=DOffset (1)
この例においては、サイクル(DCycle)およびオフセット(DOffset)は、サブフレームの単位で表されることが可能である。サブフレーム構成は、たとえば、関係している無線フレームにおける1または複数のサブフレームを示すビットマップの形態などで構成されることが可能である。
たとえば、適用可能な無線フレームまたはサブフレームは、サイクル持続時間(DCycle)および/またはオフセット(DOffset)などのパラメータを表すサブフレーム構成インデックスまたはインデックスセットの関数としてWTRUによって特定されることが可能である。ディスカバリ信号の送信に関する例示的なセルまたはWTRU固有のサブフレーム構成期間DCycleおよびセルまたはWTRU固有のサブフレームオフセットDOffsetが、テーブル1において示されている。D2D−SubframeConfigというパラメータが、RRCなどのシグナリングによって提供されることが可能である。ディスカバリ信号の送信にとっての候補であるサブフレームは、[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(DCycle)∈DOffsetを満たすものであることが可能である。テーブル1において示されている例に基づいて、ディスカバリ信号送信機会の発生について記述するインデックスまたはインデックスセットからの/そうしたインデックスまたはインデックスセットへのサイクル持続時間、オフセット、およびその他のパラメータの同様のマッピングが解釈されることが可能であり、このことは、場合によっては、周期性に関する別々の設定、所与のフレームに関する許容可能なサブフレームへの別々のマッピング、および/または、マルチフレーム期間あたりの別々の数のディスカバリ信号送信機会などをもたらす可能性がある。
適用可能なサブフレームは、特定のRNTIおよびSFN、オフセット、ならびに、WTRUがPDCCHをモニタするためにウェイクアップする(たとえば、[SFN−D−RNTI]mod(オフセット)=0による)サブフレーム番号の関数として特定されることも可能である。この特定は、SFN、オフセット、および特定のRNTIの関数としてであることも可能である。
そのようなサブフレームにおいては、WTRUは、特定のRNTI(たとえば、構成されたD−RNTI)を探してPDCCHをモニタすることができる。WTRUは、デバイスツーデバイススケジューリングに固有であることが可能であるDCIを探してモニタすることができる。そのようなサブフレームにおいては、WTRUは、ディスカバリ手順に固有であることが可能であるDCIに対応することが可能であるDCIサイズに関するPDCCH上でのブラインドデコーディングを試みることができる。いくつかの実施形態においては、おそらくはそのようなDCIサイズのみが、そしておそらくはWTRUが、関係しているサブフレームにおけるその他のスケジューリング情報をデコードすることを必要とされないことが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号送信を動的にスケジュールすることができるDCIを受信することができる。WTRUは、ディスカバリ信号のための構成されたリソースをアクティブ化および/または非アクティブ化することができるDCIを受信することができる。WTRUは、ディスカバリ信号のための構成されたリソースを別のRFディスカバリアイデンティティに関連付けし直すDCIを受信することができる。WTRUは、自分が、対応するディスカバリ信号を、たとえば、本明細書において説明されている方法に従って(たとえば、RNTI、探索空間、DCIフォーマット、DCIコンテンツ、PD2DCH機会、および/または、受信されるDCIに関連付けられているRFディスカバリアイデンティティの関数として)受信または送信することができる(または、おそらくはそうすべきである)かどうかを特定することができる。
そのようなPDCCHモニタリングは、WTRUのDRXアクティブ時間の一部であることが可能である。そのようなケースにおいては、WTRUは、レガシー手順に従って(たとえば、アイドルモードで、または接続モードで)サブフレームに適用可能なその他のDCIおよび/またはその他のRNTIをモニタすることができる。いくつかの実施形態においては、それは、WTRUのDRXアルゴリズムに適用可能ではない場合がある。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、(たとえば、ディスカバリプロセスのための)スケジューリング関連パラメータおよび/または構成パラメータを少なくともディスカバリ信号機会のためのサブフレーム構成に従って受信することができる。たとえば、そのようなパラメータは、フレーム構成を、たとえば、適用可能な無線フレームまたはサブフレームを特定するためのオフセットの形態で含むことができる。たとえば、[SFN*10+サブフレーム番号]mod(サイクル)=オフセットに従えば、この場合、サイクルは、周期性を表すことができ、オフセットは、(w.r.t.)というフレーム番号に関するサブフレームオフセットであることが可能である。たとえば、関係している無線フレームにおける1または複数のサブフレームを示すビットマップなどの形態でのサブフレーム構成が使用されることも可能である。これらの機会は、ネットワークで構成可能なサブフレーム番号の関数(たとえば、[SFN+サブフレーム番号]mod(サイクル)=0として特定されることも可能である。これらの機会は、ネットワークで構成可能な特定のD2D RNTIの関数として特定されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号送信の発生に関連したタイミングパラメータを受信することができる。たとえば、WTRUは、スケジューリング情報を受信することができ、それによって、それは、時間において固定されているおよび/または定期的に繰り返されていることが可能である機会に関する制御パラメータを提供することができる。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、PDCCHデコーディングのための少なくとも1つの(または複数の)RNTIに従って、スケジューリング関連パラメータおよび/またはその他の構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。そのようなパラメータは、(たとえば、とりわけ、動的なスケジューリングのための)PDCCH上での制御情報の受信のためのRNTI(たとえば、ディスカバリRNTI(D−RNTI))を含むことができる。
たとえば、(アイドルモードまたは接続モードでの)WTRUは、ネットワークによってブロードキャストされたシステム情報を受信することができ、その情報は、ディスカバリ信号のためのリソースのスケジューリングのための共有RNTI(たとえば、D−RNTI)を含むことができる。たとえば、WTRUは、PDCCH共通探索空間(たとえば、セル固有の探索空間)において共有D−RNTIによってスクランブルされた制御シグナリングをデコードすることができる。LTEにおいては、DCI情報は、CRCdであることが可能である。次いでCRCは、RNTIを用いて「マスクされること」(または同義には、「スクランブルされること」)が可能である。本明細書においては簡単にするために、実施形態は、このオペレーションを、「RNTIを用いてスクランブルされたDCI」、または「制御シグナリングがスクランブルされると同義に呼ぶことができる。WTRUは、ディスカバリ信号構成を専用のシグナリングによって受信した場合には、やはりWTRU固有の探索空間において、対応するRNTI(たとえば、ディスカバリ信号固有のDCIが使用されることが可能であるケースにおいては、C−RNTIが適用できることも可能である)によってスクランブルされた制御シグナリングをデコードすることができる。
別の例においては、WTRUは、専用のシグナリングを使用して構成を受信することができ、その情報は、デバイスツーデバイススケジューリングのためのRNTI(たとえば、D−RNTI)を含む。たとえば、WTRUは、制御シグナリングをデコードすること、および、PDCCH CRCがD−RNTIによってスクランブルされる際にD2D固有の探索空間に配置されているPDCCH内にそのWTRUに関するディスカバリスケジューリング情報が存在しているということを特定することが可能である。
別の例においては、WTRUは、2つのRNTI、すなわち、そのWTRUがディスカバリ信号を送信するようにおよび/またはディスカバリチャネル上で送信を行うようにスケジュールされることが可能である場合に使用されることが可能であるRNTI、ならびに、そのWTRUがディスカバリ信号を受信するようにスケジュールされることが可能である場合に使用されることが可能であるRNTI(たとえば、受信および送信のRNTI)を伴って構成されることが可能である。WTRUは、PDCCHをデコードすることができ、また、関係しているWTRUのためのディスカバリ信号受信に関するスケジューリング情報をDCIが含んでいるということを、おそらくは、対応するCRCが受信RNTIを用いてスクランブルされることが可能であるかどうかを(いくつかの実施形態においては、場合によっては、関係しているWTRUのためのディスカバリプロセスに対応するアイデンティティをDCIが含むことができるかどうかのみを)特定することができる。WTRUは、PDCCHをデコードすることができ、また、関係しているWTRUのためのディスカバリ信号送信に関するスケジューリング情報をDCIが含んでいるということを、おそらくは、対応するCRCが送信RNTIを用いてスクランブルされることが可能であるかどうかを(いくつかの実施形態においては、場合によっては、関係しているWTRUのためのディスカバリプロセスに対応するアイデンティティをDCIが含むことができるかどうかのみを)特定することができる。一例においては、送信側WTRUおよび受信側WTRUをスケジュールするために、同じ制御シグナリング、たとえば、DCI、PDCCH、およびRNTIが使用されることが可能である。そのようなケースにおいては、1つのWTRUのための送信RNTIは、ターゲット受信側WTRUのための受信RNTIと同じであることが可能である。
そのようなパラメータは、構成されたリソースをシグナリング、アクティブ化、および/または非アクティブ化するためのRNTI、たとえば、デバイスツーデバイス送信のためのリソースの半永続的なスケジューリングのためのRNTI、たとえば、SPS−D−RNTIが存在する場合には、そうしたRNTIを含むことができる。そのようなパラメータは、DISCHのスケジューリングのためのRNTIを、構成されている場合には、含むことができる。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、少なくともディスカバリ固有の探索空間に従って、スケジューリング関連パラメータおよび/またはその他の構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。WTRUは、ディスカバリ固有の探索空間を伴って構成されることが可能である。そのような探索空間は、デバイスツーデバイスに固有の識別子(たとえば、仮想グループID VGID、サービスもしくはRFアイデンティティ、D−RNTI、たとえば、受信D−RNTIもしくは送信D−RNTI)、関係しているサブフレームkにおけるCCEの数、CCEアグリゲーションレベルL(たとえば、1、2、4、8、16、もしくはそれらのサブセット)、および/またはシステムフレーム番号SFNのうちの少なくとも1つに基づいて特定されることが可能である。そのようなパラメータは、WTRUの構成態様であることが可能である。
たとえば、ディスカバリ固有の探索空間のPDCCH候補mに対応するCCEは、
によって与えられることが可能である。
この場合、たとえば:
i=0,...,L−1;
m=0,...,M(L)−1(M(L)は、SSにおけるPDCCH候補の数であり(たとえば、36.213テーブル9.1.1−1を参照されたい)、またはディスカバリのためのDCIの新たなセットの関数であることが可能である);
Ncce:サブフレーム#kにおけるCCEの数;
Yk=(A.Yk-1)mod D
A=39827,D=65537;
K=[ns/2],nsは、無線フレーム内のスロット番号である;
Y-1=VGID
加えて、WTRUは、PDCCHのための拡張されたレンジを伴って、たとえば、PDCCHのために使用されるリソース要素(RE)のセットに対する拡張として構成されることが可能である。場合によっては、そのような拡張は、ディスカバリ固有の探索空間にのみ適用可能とすることができる。たとえば、WTRUは、仮想IDを使用してPDCCH探索空間を初期化することができ、その探索空間は、共通探索空間およびWTRU固有の探索空間と重なる場合があり、または重ならない場合もある。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、少なくとも複数の探索空間に従って、スケジューリング関連パラメータおよび/または構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。たとえば、WTRUは、PDCCHデコーディングのための複数の探索空間を伴って構成されることが可能であり、その場合、それぞれの空間は、特定の機能に関連付けられることが可能である。たとえば、特定のRNTIに関して第1の探索空間においてDCIを成功裏にデコードすることは、制御シグナリングがディスカバリ信号送信のためのものであるということを示すことができ、その一方で、第2の探索空間においてDCIを成功裏にデコードすることは、制御シグナリングがディスカバリ信号の受信のためのものであることが可能であるということを示すことができる。たとえば、同じディスカバリプロセスに関与することが予想され得る2つのWTRUは、別々の探索空間に関する同じRNTIを伴って構成されることが可能であり、それによって、同じDCIを受信することは、異なる様式で、たとえば、所与の構成の関数として、送信としてまたは受信として解釈されることが可能である。場合によっては、さらなる探索空間が、セルのPDCCHとは異なるRE内に配置されることが可能である。場合によっては、さらなる探索空間が、ePDCCH上に配置されることが可能である。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号および関連付けられているパラメータのための少なくともタイプのスケジューリングに従って、スケジューリング関連パラメータおよび/または構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。1または複数の実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号のための動的なスケジューリングを可能にする構成を受信することができる。たとえば、WTRUは、適用可能なサブフレームにおける動的なスケジューリングによって、さらなる制御シグナリング情報を(たとえば、D−RNTIによってスクランブルされたPDCCH上でのDCIにおいて、または、PDCCH上でC−RNTIによってスクランブルされたディスカバリ信号固有のDCIフォーマットにおいて)取得するために、受信された構成を使用することができる。そのようなさらなる制御シグナリングコンテンツの例が、本明細書において説明されている。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号のための半永続的なスケジューリングを可能にする構成を受信することができる。たとえば、WTRUは、本明細書において説明されているように動作することができる。そのような構成は、ブロードキャストチャネル上で、または専用のシグナリングによって受信されることが可能である。そのような構成は、スケジューリング情報に適用可能なサブフレームに関するSPS−D−RNTI、物理リソース、および/またはタイミング情報を含むことができる。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、本明細書において説明されているようなディスカバリ信号に関する少なくとも送信パラメータに従って、スケジューリング関連パラメータおよび/または構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。
1または複数の実施形態においては、WTRUは、本明細書において説明されている技術の少なくとも任意の組合せに従って、スケジューリング関連パラメータおよび/または構成パラメータ(たとえば、ディスカバリプロセスのための)を受信することができる。場合によっては、WTRUは、PDCCHスケジューリングの受信のためのサブフレームに関連したタイミングパラメータ、およびディスカバリ信号送信の発生のためのサブフレームに関連したタイミングパラメータを受信することができる。たとえば、WTRUは、次の可能な構成されたディスカバリ信号発生のためにディスカバリ信号送信をスケジュールするD−RNTIによってスクランブルされたDCIを受信することができる。
別の例においては、WTRUは、ディスカバリプロセスに関連付けられている1または複数の特別な無線ネットワーク識別子(たとえば、D−RNTI)を伴って構成されることが可能である。次いでWTRUは、受信されたDCI上でD−RNTIを検知することによって、PDCCHを介してディスカバリ関連のスケジューリング情報を受信することができる。
1または複数の実施形態においては、タイプ2フレーム構造(すなわちTDD)を伴って構成されたWTRUは、サブフレームが、SFNの関数として、およびTDD構成の関数として、ディスカバリのために使用されることが可能であるということを特定することができる。たとえば、モニタリングWTRUは、自分が、SFN関数に従って無線フレーム内の特別なサブフレームに隣接したサブフレーム(たとえば、直前のサブフレーム)においてディスカバリ信号を受信することができるということを特定することができる。いくつかの実施形態においては、これは、おそらくは、関係しているTDD構成に適用可能なタイミング関係に従って前のサブフレームにおいてスケジュールされている場合にのみ、発生することが可能である。場合によっては、ディスカバリサブフレームは、関係している無線フレーム内の特別なサブフレームの第1の発生(たとえば、サブフレーム0)、(TDD構成に適用可能な場合には)第2の発生(たとえば、サブフレーム5)、または(TDD構成に適用可能な場合には)両方であることが可能である。これは、D2D通信に起因するDLからULへの切り替えの量を最小化すること、ならびに、LTE TDD送信のためのそのスケジューリングギャップを最小化することが可能である。
1または複数の実施形態は、1または複数の制御シグナリングフォーマットを想定している。デバイスツーデバイス送信のスケジューリングをサポートするために、1または複数の新たなDCIフォーマットが想定される。上述のパラメータのうちの1または複数を搬送するために、新たな(たとえば、そのような目的でこれまで定義されていない)DCIフォーマットが設計されることが可能である。たとえば、その新たなDCIフォーマットは、ディスカバリ信号の送信および/または受信のために、ディスカバリ信号物理的特徴情報、ディスカバリアイデンティティ、および/または物理的無線リソース情報を搬送することができる。一例においては、スケジューリング情報は、共有チャネル上で複数のWTRUによって受信されることが可能であるので、スケジューリング情報は、WTRUがディスカバリ信号を送信しているべきであるかまたは受信しているべきであるか否かの明示的な表示を搬送しない場合がある。むしろ、それぞれのWTRUは、自分のオペレーションモードに関して事前に構成されることが可能である。スケジューリング情報が受信されて、WTRUに提供される場合があり、そのケースにおいては、DCIは、そのスケジューリングが受信目的のためのものであるか、または送信目的のためのものであるかの明示的な表示を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、(ディスカバリ信号などの)デバイスツーデバイス送信をスケジュールするDCIは、スケジューリング情報に加えて、下記の機能のうちの少なくとも1つを、場合によっては1もしくは複数の、またはそれぞれのディスカバリプロセスに関して、また場合によっては一度に複数のプロセスに関して、1つ有することができる。ディスカバリプロセス(および/もしくはディスカバリペイロードなど、ディスカバリプロセスの一部)のアクティブ化/非アクティブ化、ディスカバリプロセスとアイデンティティとの間における関連付け、関連付けし直し、もしくは関連付け解除(たとえば、終了)、ならびに/または、サービスディスカバリアイデンティティとRFディスカバリアイデンティティとの間における関連付け、関連付けし直し、もしくは関連付け解除(たとえば、終了)。そのようなDCIは、(たとえば、C−RNTIによってスクランブルされている場合には)1つのWTRU、または(たとえば、共通探索空間においてD−RNTIによってスクランブルされている場合には)複数のWTRUによって受信されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号送信の1または複数のタイミングを想定している。適用可能な制御シグナリング受信の関数としてのディスカバリ信号送信タイミング。そのような(場合によっては、ディスカバリ信号固有の)DCIは、そのDCIの受信と相対的な、現在の期間と相対的な、絶対値(たとえば、SFN/サブフレーム番号)である、またはディスカバリのために構成された来たるサブフレームを示すタイミング情報をさらに含むことができる。場合によっては、そのようなDCIは、(いくつかの実施形態においては、おそらく常に)次なるディスカバリ信号機会を(ディスカバリ信号構成によって)n+xよりも早くならないようにスケジュールし、その場合、nは、WTRUがそのDCIを受信したサブフレームであり、xは、固定されたオフセット(たとえば、4ms)であること、またはDCI自体の中に含めてシグナリングされることが可能である。場合によっては、そのようなDCIは、複数のサブフレームを一度にスケジュールすることができる(たとえば、マルチサブフレームスケジューリング)。場合によっては、DCIは、複数のディスカバリ信号送信(場合によっては、アイデンティティ、たとえばRFアイデンティティを使用してインデックス付けされている)に関するスケジューリング情報を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号は、複数のサブフレームにわたることが可能である。そのようなケースにおいては、WTRUは、ディスカバリ信号の持続時間全体にわたってディスカバリスケジューリング情報を適用するように構成されることが可能である。そのような態様は、送信をスケジュールすることができる制御情報の一部として(たとえば、DCI内に、DCIの探索空間の関数として、またはRNTIの関数として)示されることが可能である。
1または複数の実施形態は、D−RNTIの関数としてのディスカバリ信号送信タイミングを想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、アイデンティティ、たとえばD−RNTIに基づいてディスカバリ信号スケジューリング時間を黙示的に特定するように構成されることが可能である。D−RNTIは、ディスカバリプロセスに固有であることが可能である。WTRUは、D−RNTI、そしておそらくはその他の構成されたパラメータ、たとえば、サイクル長、サブフレームオフセットなどを特定の機能(たとえば、標準仕様において定義されるであろうものなど)に適用することによって、ディスカバリ信号を送信するための/ディスカバリ信号を探してモニタするためのサブフレームのセットを特定することができる。
たとえば、WTRUは、下記の式を満たすサブフレームsに関するディスカバリ信号を送信するように/そうしたディスカバリ信号を探してモニタするように構成されることが可能である。
[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(Nd-cycle)=(D−RNTI)modulo(Nd-cycle)+Doffset (2)
この場合、Nd-cycleは、ディスカバリ信号サイクル長であり、Doffsetは、ディスカバリ信号オフセットである(1つの実際的な例においては、Doffsetは使用されず、0という値を取る場合がある)。一方または両方のディスカバリ信号サイクルおよび/またはディスカバリ信号オフセットは、より高位のレイヤを介して半静的に構成されることが可能である。
上述の技術は、同様に、ただし、DCIが受信される探索空間の関数として、アイデンティティ(たとえば、RFディスカバリアイデンティティ)の関数として、またはDCIの第1のCCEの関数として適用されることが可能である。たとえば、WTRUは、サブフレームnにおいてDCIを成功裏にデコードすること、その関係しているDCIの第1のCCEを識別すること、ならびに、サブフレームn+k(この場合、kは、CCEの関数であることが可能である)において送信を、たとえば、テーブルおよび/または構成に基づいて行うことが可能である。信号の送信のためのリソースインデックスは、上記のものの関数であることが可能である。
ディスカバリ信号送信のためのRFディスカバリアイデンティティを特定するための1または複数の実施形態技術。1または複数の実施形態においては、おそらくは、ディスカバリ信号に適用できることが可能であるPDCCH上でのDCIをWTRUが成功裏にデコードした場合に、そのWTRUは、ディスカバリ信号送信に対応するRFディスカバリアイデンティティを、その関係しているDCIの第1のチャネル制御要素(CCE)の関数として特定することができる。場合によっては、その関係しているアイデンティティは、その関係している送信のための物理リソースへのインデックスであることが可能である。場合によっては、そのアイデンティティは、(たとえば、WTRUが、複数のRNTIを使用してブラインドデコーディングを行うケースにおいては、)そのRNTI、またはそのDCIに対応するRNTI(たとえば、そのDCIのCRCをマスクするために使用されたRNTI)へのインデックスに基づいて、またはその組合せによっても得られる(derived)ことが可能である。同様に、上述の方法は、DCIが受信される探索空間またはその対応するRNTIの関数として適用されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号送信に対応するRFディスカバリアイデンティティを、受信されたディスカバリ信号の特徴(たとえば、ディスカバリ信号送信自体に適用されたスクランブリング)の関数として特定することができる(たとえば、ディスカバリ信号受信に基づくブラインド検知)。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号送信に対応するRFディスカバリアイデンティティを、ディスカバリ信号送信自体をスケジュールするDCI内のペイロードの関数として特定することができる(たとえば、アイデンティティまたはそのインデックスが、明示的にシグナリングされることが可能である)。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号送信に対応するRFディスカバリアイデンティティを、ディスカバリ信号送信のためのリソースをアクティブ化することができるDCI内のペイロードの関数として特定することができる(たとえば、制御シグナリングは、構成されたディスカバリ信号機会に関するアクティブ化状態と、関係しているリソースに関連付けられているアイデンティティを明示的にシグナリングすることとを切り替えることができる)。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号の半永続的なスケジューリングのための1または複数の技術を想定している。WTRUは、適用可能なサブフレームにおいて動的なスケジューリングによってさらなる制御シグナリング情報を取得するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、D−RNTIおよび/もしくはSPS−D−RNTIによってスクランブルされたPDCCHおよびCRC上で受信されたDCIにおいて、またはC−RNTIによってスクランブルされたPDCCHおよびCRC上で受信されたディスカバリ信号固有のDCIフォーマットで、さらなる制御シグナリングを受信することができる。
場合によっては、WTRUは、PD2DCHリソースの半永続的なスケジューリングと同様に、対応するリソースに関するアクティブ化コマンドをその後に受信することができる。WTRUは、受信された制御信号がアクティブ化コマンドであるということを、たとえば、DCI内に含まれている情報(たとえば、1ビット表示)に基づいて、デコーディングのために使用されたRNTI(たとえば、SPS−D−RNTI)に基づいて、その受信のサブフレームに基づいて、または、そのWTRUがその制御シグナリングを受信した探索空間に基づいて、特定することができる。
同様に、WTRUは、アクティブ化コマンドと同様の方法によって非アクティブ化コマンドを受信することもできる。WTRUは、下記のうちの少なくとも1つなどの1または複数のイベントトリガに続いて、リソースを解放することもできる。
− デバイスツーデバイス通信に適用可能なリソースの非アクティブ化、
− プロキシミティの喪失の検知、
− ディスカバリ信号送信の完了、
− リソースの有効期限切れ(たとえば、タイマベースの黙示的な非アクティブ化)、
− 有効なタイミングの喪失、たとえば、RRC接続のサービングセルに対応するタイムアライメントタイマ(TAT)が切れること、および/または
− ネットワークに伴うモビリティイベント、もしくはネットワークに伴う無線リンク障害、もしくはD2Dリンク上でのRLF)。
そのようなアクティブ化/非アクティブ化コマンドは、C−RNTIによって(専用のスケジューリングのケースにおいて)、またはD−RNTIによってスクランブルされて、PDCCH上で受信されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、構成は、WTRUのグループに適用可能な半静的なリソース割り当てを含むこともできる。たとえば、さらなる制御シグナリング情報が、たとえば、静的な半永続的なリソース割り当てのケースにおいてブロードキャストされるシステム情報上で受信されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号のためのリソースの半永続的なスケジューリングと同様に、対応するリソースに関するアクティブ化コマンドをその後に受信することができる。同様に、WTRUは、非アクティブ化コマンドを受信することもできる。そのようなコマンドは、たとえば、(たとえば、複数のWTRUにとってのディスカバリスケジューリングのケースにおいては)D−RNTIもしくはSPS−D−RNTIによって、または(たとえば、専用のおよび/もしくは選択的なディスカバリスケジューリングに関しては)C−RNTIによってスクランブルされたPDCCH上のDCI上で受信されることが可能である。
リソースの調停および/または割り当ては、関与しているWTRU間において分担されること、またはディスカバリプロセスに関与しているWTRUのうちの1つによって制御されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、送信側WTRUは、数あるシナリオの中でも、おそらくはアクティブ化コマンドの受信後に、構成された半永続的なリソースおよび/または構成されたパラメータに従ってディスカバリ信号を送信することを開始するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、数あるシナリオの中でも、おそらくは非アクティブ化コマンドを受信すると、送信側WTRUは、ディスカバリ信号の送信を停止するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、同様の構成が受信側WTRUに適用されることも可能であるが、おそらくは、受信側WTRUが、ディスカバリ信号を探してモニタするように構成されることが可能である(かつ、それを送信するように構成されないことが可能である)場合は除く。たとえば、WTRUは、上述の方程式(2)を満たすサブフレームsに関するディスカバリ信号を送信するように/そうしたディスカバリ信号を探してモニタするように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号送信に関連付けられているパラメータを受信するための方法を想定している。WTRUは、任意選択でさらなるスケジューリング情報を伴って構成されることが可能であり、またはさらなる制御スケジューリング情報を受信するように構成されることが可能であり、そうしたさらなる制御スケジューリング情報は、たとえば、WTRUがディスカバリ信号送信のためのリソース割り当てを特定するために使用することができる物理リソースブロック(PRB)のセット、変調およびコーディングスキーム(MCS)、パワー制御調整(TPC)、シンボル持続時間(たとえば、1または複数のシンボルにわたる信号のケースにおいて)などのうちの1または複数を含むことができる。
ディスカバリ信号構成は、信号の特徴、たとえば、ディスカバリ信号に関する擬似ランダムシーケンス発生器シードまたはルート、スクランブリングシーケンスへのインデックス、同期インデックス、コード初期化パラメータ、信号フォーマット(たとえば、ペイロードがあるか否か)、Zadoff−Chuルートおよび/または循環シフトなどをさらに含むことができる。
1または複数の実施形態は、PD2DCHに適用可能な制御シグナリングの受信時のWTRUアクションを想定している。いくつかの実施形態は、共有ディスカバリ信号スケジューリングがモニタリングWTRU/ディスカバー可能WTRUの関数として解釈されることが可能であるということを想定している。
WTRUは、ディスカバリ信号スケジューリング情報を、自分のディスカバリ手順および/または役割の関数として解釈することができる。たとえば、モニタリングWTRUは、スケジューリングがディスカバリ信号の受信のためのものであるということを特定することができ、おそらくは適切なパラメータを使用して、ディスカバリ信号の検知をさらに試みることができる。同様に、ディスカバー可能WTRUは、スケジューリング情報がディスカバリ信号の送信のためのものであるということを特定することができ、適切なパラメータを使用して、ディスカバリ信号をさらに送信することができる。
スケジューリング情報を解釈することは、構成態様を有することができる。たとえば、WTRUは、RRCシグナリングによって構成されることが可能であり、または場合によっては、たとえば、MAC制御要素(CE)によって、DCIによって、関係しているDCIを成功裏にデコードするためにどのRNTIが使用されるかによって、動的に構成されることが可能であり、それによって、それは、モード、たとえば、送信または受信のうちの一方を明示的に示す。そのような手法は、スケジューリング情報内の明示的な表示ビット(たとえば、メッセージ内のもの、またはDCI内の情報ビット)を含む。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号スケジューリングのためのフィードバックを想定している。WTRUは、アップリンクHARQフィードバックをネットワークに送信することを、おそらくは、それが、サブフレームnにおいてディスカバリ信号に適用可能なスケジューリング情報を成功裏に受信することができる場合に、行うことができる。一例においては、WTRUは、いくつかの実施形態において1または複数のレガシー方法に従って(たとえば、DCIの第1のCCEに基づいて、および/またはWTRUのPUCCH構成に基づいて)得られる(derived)ことが可能であるPUCCHリソースを使用して、サブフレームn+4においてHARQフィードバックを送信することができる。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号スケジューリングの肯定応答−ディスカバー可能WTRUを想定している。いくつかの実施形態においては、スケジューリング情報を、たとえば、ディスカバリ信号送信に適用可能なサブフレームnにおいて受信するWTRU(たとえば、ディスカバー可能WTRU)は、関係しているDCIに関するHARQ ACKを、たとえばPUCCH上で、たとえばサブフレームn+4において(またはより一般的には、所定の遅延の後に)送信することができる。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号送信に適用可能な構成されたリソースをアクティブ化する制御スケジューリングを受信するWTRU(たとえば、ディスカバー可能WTRU)は、関係しているDCIに関するHARQ ACKをPUCCH上で送信することができる。いくつかの実施形態においては、おそらくは、ディスカバー可能WTRU、たとえば、関係しているリソース上で送信を行うことができるWTRUのみが、HARQフィードバック(ACK/NACK)を送信することができる。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号送信に適用可能な構成されたリソースを非アクティブ化する制御スケジューリングを受信するWTRU(たとえば、ディスカバー可能WTRU)は、関係しているDCIに関するHARQ ACKをPUCCH上で送信することができる。いくつかの実施形態においては、おそらくは、ディスカバー可能WTRU、たとえば、関係しているリソース上で以前に送信を行った可能性があるWTRUのみが、HARQフィードバック(ACK/NACK)を送信することができる。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号送信の受信に適用可能な制御情報を受信するWTRU(たとえば、モニタリングWTRU)は、関係している制御情報に関するいかなるHARQフィードバックも送信することができない。場合によっては、モニタリングWTRU、たとえば、関係しているリソース上で送信を行うことはできないがその上で送信を受信することができるWTRUは、いかなるHARQフィードバックも送信することができない。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号スケジューリングの肯定応答−モニタリングWTRUがRFプロキシミティの有無を示すことができる場合を想定している。いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号送信の受信に適用可能な制御情報を受信するWTRU(たとえば、モニタリングWTRU)は、関係している送信に関するいかなるHARQフィードバックも、スケジュールされた送信のサブフレーム以降のサブフレーム(たとえば、nがディスカバリ信号送信のサブフレームである場合のn+4)において送信することができる。いくつかの実施形態においては、これは、スケジューリング情報が専用の方法(C−RNTI、RRC構成など)を使用して受信されることが可能であるケースに(そしていくつかの実施形態においては、おそらくは、そのようなケースのみに)適用されることが可能である。たとえば、おそらくは、いくつかの事前に定義された基準に従って、ディスカバリ信号受信が成功しているということをWTRUが特定した場合(たとえば、それが近くにあるということをWTRUが特定した場合)には、それは、対応するDCIの第1のCCEに基づいて、対応するDCIのRNTIの関数として、または探索空間(複数の探索空間が構成されることが可能である場合には、たとえば、それぞれのディスカバリ信号またはRFアイデンティティに関して1つの探索空間)に基づいて黙示的に得られたリソースを使用して、関係しているサブフレームにおいてPUCCHリソース上でHARQ ACKを送信することができる。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号受信が成功していないとそれが特定した場合に、HARQ NACKを送信することができる。
実施形態は、送信および受信をスケジュールする関連付けられているペイロードのための1または複数の技術を想定している。1または複数の実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号に関連付けられているペイロードを送信(および/または受信)するように構成されることが可能である。より具体的には、WTRUは、ペイロードが構成される対象であるディスカバリプロセスを伴って構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリシーケンスおよび/またはペイロードを含むディスカバリ信号フォーマットを伴って構成されることが可能である。次いでWTRUは、(たとえば、本明細書において説明されているような)単一のディスカバリ信号におけるディスカバリシーケンスに沿ってペイロードを送信することができる。
いくつかの実施形態においては、ペイロードおよび/またはディスカバリシーケンスは、同じディスカバリ信号フォーマットで送信されることは不可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリシーケンスとは無関係に、たとえば、別の時刻(たとえばサブフレーム)において、および/または別のリソースブロックを介して、ペイロードを送信することができる。そのようなシナリオにおいては、モニタリングWTRUは、関連付けられているディスカバリシーケンスを最初に成功裏に検知した後にディスカバリペイロードのデコーディングを試みるように構成されることが可能である。
実施形態は、ペイロードをいつ送信すべきかを特定するための1または複数の技術を想定している。1または複数の実施形態は、ディスカバリペイロードをいつ送信すべきかをWTRUが特定するための技術を想定している。想定される技術のうちの1または複数は、たとえば、ディスカバリペイロードを探していつモニタするかを特定するために、モニタリングWTRUに適用可能とすることもできる。
いくつかの実施形態は、パラメータの独立したセットを想定している。WTRUは、ディスカバリペイロードを、たとえば、ディスカバリ信号送信に関して本明細書において説明されている方法のうちの1または複数に従って送信するように構成されることが可能である。より具体的には、WTRUは、ディスカバリペイロードの送信のための独立した(たとえば、ディスカバリシーケンスから独立した、または部分的に独立した)パラメータの別個のセットを伴って構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリシーケンス送信としてリソースの別のセットを使用して定期的にディスカバリペイロードを送信するように構成されることが可能である。一例として、WTRUは、ディスカバリペイロード送信に関しては、ディスカバリシーケンス送信に関するよりも低いデューティーサイクルを伴って構成されることが可能である。
いくつかの実施形態は、動的な表示に基づくことが可能である技術を想定している。WTRUは、eNBから送信されたダウンリンク制御チャネル(たとえば、PDCCH)から明示的に情報を受信することによってディスカバリペイロードを送信すべきか否かを特定するように構成されることが可能である。一般的なディスカバリ信号に関して本明細書において説明されていることと同様に、WTRUは、特別なD2D−Payload−RNTI(DP−RNTI)を探してPDCCHを、たとえば、D2D通信のために許可されたサブフレーム中にモニタするようにさらに構成されることも可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリプロセスに関連付けられているD−RNTIを探してPDCCHをモニタするように構成されることが可能であり、DCIに基づいて、関連付けられているペイロードを送信すべきか否かを特定することができ、たとえば、DCIフォーマットに基づいて、WTRUは、DCIフォーマットを盲目的に特定することができ、DCIがペイロード送信を示しているか、もしくはディスカバリシーケンス送信を示しているかを特定することができ、および/または、デコードされたDCIの明示的なコンテンツに基づいて、WTRUは、D2D DCIをデコードすることができ、ペイロードの送信を明示的に示す、制御データ内の特定のフィールドの値を特定することができる。
いくつかの実施形態は、周期的な比率に基づく技術を想定している。ディスカバリペイロードをいつ送信すべきかを特定するためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、たとえば、ディスカバリペイロード送信比率を伴って構成されることが可能である。この比率(たとえば、Nd:p)は、たとえば、ディスカバリペイロード送信の数に対するディスカバリシーケンス送信の数の比率を示すことができる。次いでWTRUは、1もしくは複数の、またはすべての、Nd:pのディスカバリ信号送信に関して1つのディスカバリペイロードを送信することができる。たとえば、WTRUは、ディスカバリペイロードをディスカバリシーケンスと同じ物理リソースで送信するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリペイロードをディスカバリシーケンスと同時に(たとえば、同じサブフレームで)、ただし物理リソースの別のセット上で送信するように構成されることが可能である。
数あるシナリオの中でも、おそらくは、いつディスカバリペイロードが送信されるかをモニタリングWTRUが特定するために、サイクルが、送信機および受信機の両方において共通の基準クロックに同期化されることが可能である。一例においては、WTRU(送信側またはモニタリング)は、ディスカバリペイロード送信サイクルの始まりを特定するためにシステムフレーム番号(SFN)を使用するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、SFN上でモジュロ演算を使用すること、たとえば、ディスカバリペイロード送信サイクル長(たとえば、Np−サイクル)(たとえば、サブフレームに関して)、関連付けられているD−RNTIもしくはDP−RNTI、および/またはその他の潜在的な構成されたパラメータなど、さらなるパラメータを使用することによって、ディスカバリ送信サイクルの始まりを特定するように構成されることが可能である。一例においては、WTRUは、方程式(2)における期間ディスカバリサブフレーム構成と、(次の例におけるNp−サイクルである)ディスカバリシーケンスサイクルと相対的なディスカバリペイロードサイクルを示すパラメータとに基づいてディスカバリペイロード送信がスケジュールされることが可能であるサブフレームを特定することができる。
[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(Nd−サイクル×Np−サイクル)=(D−RNTI)modulo(Nd−サイクル×Np−サイクル)+Dd−オフセット(3)
ディスカバリペイロード送信のためのサイクルの始まりをモニタリングWTRUが特定することを可能にするための別のアプローチにおいては、送信側WTRUは、ディスカバリシーケンスの一部として明示的にカウントを示すように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、事前に定義された数のカウントビットをディスカバリシーケンスに付加するように構成されることが可能である。次いでモニタリングWTRUは、ディスカバリプロセス中にカウントビットを検知することができ、ディスカバリペイロード送信のためのサイクルの始まり、および/またはディスカバリペイロードの次なる送信のための時刻を特定することができる。いくつかの実施形態においては、送信側WTRUは、カウントを示すために複数のディスカバリシーケンスのうちの1つを選択するように構成されることが可能である。そのようなシナリオにおいては、カウントと、実際のディスカバリシーケンスとの間における関係が、たとえば、仕様において明示的に、および/またはディスカバリシーケンスパラメータとの(たとえば、Zadoff−Chuシーケンスのケースにおいては、ZCルート、サイクルシフトとの)関係を介して、事前に定義されることが可能である。WTRUは、たとえば、カウントが特定の値に達することが可能であるときに、および/またはカウントが特定の値、たとえばゼロに達した後の特定の時点でディスカバリペイロードを送信/受信するように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ペイロード送信パラメータを特定するための技術を想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、リソースの事前に定義されたセットを介してペイロードを送信するように構成されることが可能である。より詳細には、WTRUは、PRBの固定されたセット、サブフレーム内のシンボル、MCS、および/またはペイロードサイズを伴って構成されることが可能である。次いでWTRUは、本明細書において説明されている技術のうちの1または複数に従って適切な時点でペイロードにおいて送信を行うことができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、関連付けられているディスカバリシーケンス物理リソースに基づいて送信のためのペイロード物理リソースを特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリシーケンスと同じPRBのセットを介して、ただしサブフレームの別の(たとえば、事前に構成された)OFDMシンボル上でペイロードを送信するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリシーケンスと同じリソース(OFDMシンボルおよびPRB)のセットを介してペイロードを送信して、潜在的にディスカバリシーケンス送信に取って代わるように構成されることが可能である。さらに別の例においては、WTRUは、それが、関連付けられているディスカバリペイロードリソースインデックスを特定するためにディスカバリシーケンス物理リソースインデックスに適用することができるリソースオフセットを伴って構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、このオフセットは、固定されること、およびRRCシグナリングを介して構成されることが可能である。たとえば、このオフセットは、たとえば、1もしくは複数の、またはすべてのWTRUの間においてリソースをランダム化するために、SFNおよびサブフレーム番号などの時間パラメータ、ならびに潜在的にはD−RNTIなどのその他のパラメータに依存することができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、たとえば、新たな(たとえば、想定される)DCIフォーマットでPDCCH上に示される動的なペイロード送信パラメータを伴って構成されることが可能である。想定されるDCIフォーマットは、たとえば、ペイロードおよび/またはペイロードフォーマット(たとえば、ペイロードのサイズ、MCSなど)に関連付けられている無線リソースを示すことができる。
1または複数の実施形態は、ディスカバリペイロード受信に関連付けられている技術を想定している。WTRUは、本明細書において説明されている技術のうちの1または複数に従ってディスカバリペイロードを受信するように構成されることが可能である。
WTRUは、はじめにディスカバリシーケンスを検知するように、次いで、関連付けられているディスカバリペイロードをデコードすることを試みるか否かを決定するように構成されることが可能である。より具体的には、検知されたディスカバリシーケンスが、ペイロードを伴って構成されているディスカバリ信号に対応することが可能である状況、検知されたディスカバリシーケンスが、関連付けられているペイロードの検知を要求しているサービスまたはサービスクラスに関連付けられることが可能である状況、WTRUが、ディスカバリ信号および関連付けられているサービスクラスのリストを伴って構成されることが可能である状況のうちの1または複数が(任意の順序または組合せで)満たされる場合に、WTRUは、関連付けられているディスカバリペイロードをデコードすることを決定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリシーケンスに関連付けられているサービスクラスを、たとえば、その構成内を調べることによって特定することができ、および/またはWTRUは、検知されたシーケンスの特性(たとえば、ZCルート、循環シフトなど)と、構成を介して実行された事前に定義された関連付けとに基づいてディスカバリシーケンスに関連付けられているサービスクラスを特定するように構成されることも可能であり、検知されたディスカバリシーケンスに関連付けられているディスカバリペイロードのコンテンツは、WTRUによってデコードされていない可能性があり(たとえば、一度もデコードされたことがない可能性があり)、検知されたディスカバリシーケンスに関連付けられているディスカバリペイロードのコンテンツは、最後のTpayload_expiry秒(またはその他の時間単位)において読み取られていない可能性があり、検知されたディスカバリシーケンスに関連付けられているディスカバリペイロードのコンテンツは、有効期限が切れている可能性がある。より具体的には、WTRUは、特定のディスカバリ信号および/またはディスカバリ信号クラスに関連付けられている1または複数のタイマ値を伴って構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号に関連付けられているペイロードが読み取られることが可能であるときにタイマを始動させるように構成されることが可能であり、タイマが切れたときには、そのペイロードのコンテンツをWTRUメモリから消去すること、および/またはそのペイロードを再取得するよう下位のレイヤに要求することのうちの1または複数を実行することができる。
タイマ値(たとえば、Tpayload_expiry)またはその他のパラメータは、ディスカバリ信号が属することが可能であるサービスクラス用に構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、1もしくは複数の、またはそれぞれのディスカバリ信号は、タイマの特定の値を伴って構成されることが可能であり、その場合、特別なケースとして、0は、ペイロードが1回もしくは複数回、または毎回読み取られることが可能であるということを示すことができ、無限大の値は、ペイロード情報が1回(たとえば、1回だけ)読み取られることが可能であり、WTRUメモリ内に保持されることが可能であるということを示すことができる。
おそらくは、WTRUが、ペイロードバッファをフラッシュするようネットワークによってRRCシグナリングまたはL1/L2(たとえば、MAC制御要素)を介して明示的に指示されることが可能である状況、WTRUがE−UTRA RRCアイドルモードに移行することができる状況、WTRUがセルを変更することができる状況、および/またはWTRUがディスカバリエリアを変更することができる状況のうちの1または複数が(任意の順序または組合せで)満たされることが可能である場合に、WTRUは、自分がディスカバリ信号のうちの1または複数から読み取ったと言えるペイロードのコンテンツをペイロードバッファからフラッシュするように構成されることが可能である。
実施形態は、ペイロード送信のための1または複数の信号構造を想定している。WTRUは、数ある理由の中でも、デバイスツーデバイス通信の目的のために、既に定義されているアップリンク物理チャネルまたはダウンリンク物理チャネルのうちの1つに従って、ディスカバリペイロード、またはその他の任意のタイプの情報を送信および/または受信することができる。たとえば、ペイロードは、PUSCH、PUCCH、および/またはPDSCH物理チャネルと同じ方法で処理されることが可能である。
WTRUは、おそらくは、送信機のまたは受信機における実施態様を容易にするために、既存のチャネルと比較して修正された物理チャネル処理に従ってペイロードを送信(および/または受信)することもできる。たとえば、WTRUは、PUSCHと同じ処理に従ってペイロードを送信することができるが、「トランスフォームプリコーディング」というステップが修正されることが可能であり、それによってDFT演算は、変調されたシンボル上で、それらが、1もしくは複数の、またはすべてのSC−FDMAシンボルに関してOFDM変調器の入力に適用される前に、まったく行われないことが可能である。たとえば、そのような修正は、情報を搬送するSC−FDMAシンボルに適用されること(たとえば、おそらくは、そのようなシンボルのみに適用されること、および/または基準信号には適用されないこと)が可能である。そのようなシナリオにおいては、受信機において等化がまったく必要とされず、おそらくは、WTRU受信機における処理を簡単にすることが可能である。
1または複数の実施形態は、アクティブ化/非アクティブ化に基づく所与のリソースにおける1または複数の順次的なディスカバリ手順を想定している。たとえば、WTRUは、ブロードキャストされたシステム情報上で、たとえば、D2Dディスカバリ構成に固有のSIBにおいて構成を受信することができる。その構成は、周期的なおよび時間において固定された、ディスカバリ信号のためのリソース割り当てに関するタイミングを含むことができる。たとえば、リソースの周期性は、たとえば、オフセットDOffsetを伴ってDCycle=100msであることが可能であり、次いでサブフレーム番号は、[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(DCycle)=DOffset)によって与えられることが可能である。たとえば、サイクルDCycleは、10であるようにシグナリングされることが可能であり、それによって、そのサイクルは、ちょうど1フレームの長さであることが可能であり、対応する無線フレームにおいては、たとえば、サブフレーム#5(たとえば、DCycle=5に対応する)は、(場合によってはまた、構成内で、たとえばビットマップによって示されているように、またはWTRUによって指定されている/知られているように)ディスカバリ信号機会であることが可能であり、対応するサブフレームにおけるディスカバリ信号のためのリソース割り当てに関する適用可能なPRB、またはリソースインデックス(たとえば、信号のタイプに依存する)、ディスカバリ信号のためのスケジューリング機会を得るためのパラメータを伴うSPS−D−RNTI。SPS−D−RNTIを用いてスクランブルされたDCIは、その後にリソースのアクティブ化/非アクティブ化のために使用されることが可能である。たとえば、リソースの周期性は、たとえば、オフセットDOffsetを伴ってDCycle=100msであることが可能であり、次いでサブフレーム番号は、[SFN*10+サブフレーム番号]modulo(DCycle)=DOffset)によって与えられることが可能である。1つの実際的な例においては、サイクルDCycleは、10であるようにシグナリングされることが可能であり、それによって、そのサイクルは、ちょうど1フレームの長さであることが可能であり、ならびに/または、対応する無線フレームにおいては、たとえば、サブフレーム#5(たとえば、DCycle=5に対応する)は、(場合によってはまた、構成内で、たとえばビットマップによって示されているように、および/もしくはWTRUによって指定されている/知られているように)ディスカバリ信号機会であることが可能である。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号のために割り当てられたリソースは、MBSFNサブフレームに対応することができ、たとえば、同じリソースが、(たとえば、ディスカバリエリア内の)複数のセルにわたって使用されて、かつ同時に発生していることが可能である。これは、セル境界をまたいだ調整された様式でのRFディスカバリを可能にすることができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号構成を取得しておくことが可能である。WTRUは、(場合によっては、APIを通じて、WTRU内のアプリケーションによってトリガされて、)ディスカバー可能な状態に移行することができ、たとえば、所与のディスカバリアイデンティティに関するRFディスカバリリソースを要求するRRCメッセージを送信することによって、ネットワークへのアイデンティティのブロードキャストを要求することができる。いくつかの実施形態においては、ディスカバー可能WTRUは、RRCシグナリングによる要求の確認を受信することができる。ディスカバー可能WTRUは、構成によって示されているサブフレームにおけるSPS−D−RNTIに関するPDCCHをデコードすることができる。
ディスカバリ信号構成を取得しておくことが可能であるその他のWTRUは、(たとえば、場合によっては、APIを通じて、WTRU内のアプリケーションによってトリガされて)、ディスカバリ機能を有効にされることが可能である。そのようなモニタリングWTRUは、構成によって示されているサブフレームにおけるSPS−D−RNTIに関するPDCCHをデコードすることができる。SPS−D−RNTIによってスクランブルされたDCI PDCCHを成功裏にデコードすることができるWTRU(そのDCIは、関係しているアイデンティティのためのリソースのアクティブ化を示すことができる)は、そのWTRUがモニタリングWTRUであるか、またはディスカバー可能WTRUであるかの関数として、さらなるアクションを特定することができる。
ディスカバー可能WTRUは、DCI内で示されているアイデンティティが、それがディスカバリ要求において送信したアイデンティティに相当することが可能であるということを特定することができる。ディスカバー可能WTRUは、サブフレームnにおいてアクティブ化コマンドを受信すると、サブフレームn+4においてHARQ ACKを送信することができる。ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号を、ディスカバリ信号リソースにおいて、および/またはディスカバリ信号構成によって示されているサブフレームにおいて、おそらくは、いくつかの実施形態においては、限られた時間にわたって、および/または次なるディスカバリ信号スケジューリング機会まで送信することができる。
モニタリングWTRUは、DCIにおいて示されているアイデンティティが、それが関心を持っているアイデンティティに相当することが可能であるということを特定することができる。そうである場合には、モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号リソースにおける、および/またはディスカバリ信号構成によって示されているサブフレームにおけるディスカバリ信号の任意の送信をデコードすることを試みることができる。そうでない場合には、WTRUは、次なるディスカバリ信号スケジューリング機会をデコードすることができる。
おそらくは、モニタリングWTRUは、自分がディスカバリ信号を検知したということを特定することができる場合には、さらなるアクションを実行すること、たとえば、ネットワークへの報告を行うこと、ディスカバリ手順を開始することなどが可能である。
次なるディスカバリ信号スケジューリング機会において、SPS−D−RNTIに関するPDCCHをモニタするWTRUは、同じアイデンティティに関して(RFディスカバリは、完了するのにさらに長い時間が与えられる)、または異なるアイデンティティに関して(新たなディスカバリ手順が開始され、そのケースにおいては、前の手順は終了される)、構成されたリソースのアクティブ化を示すDCIをデコードすることができる。いくつかの実施形態においては、現在の手順のためのリソースの非アクティブ化を示すDCIが受信されることが可能であり、それはまた、その手順を終了させることができる。いくつかの実施形態においては、アクティブ化の有効性は、特定の量の時間の後に期限切れとなることが可能である。
1または複数の実施形態は、求められた送信要求に基づく所与のリソースにおける順次的なディスカバリ手順を想定している。WTRUは、ブロードキャストされたシステム情報上で、たとえば、D2Dディスカバリ構成に固有のSIBにおいて構成を受信することができる。その構成は、周期的なおよび/または時間において固定された、ディスカバリ信号のためのリソース割り当てに関するタイミングを含むことができる。たとえば、リソースの周期性は、たとえば、オフセットDOffsetを伴ってDCycle=320msであることが可能であり、次いでサブフレーム番号は、[SFN*10+サブフレーム番号]modulo DCycle=DOffsetによって与えられることが可能であり、対応する無線フレーム、たとえば、サブフレーム#5(たとえば、DCycle=5に対応する)においては、(場合によってはまた、構成内で、たとえばビットマップ、もしくは、WTRUに指定されている/知られているインデックスによって示されているように)ディスカバリ信号送信機会が存在することが可能であり、対応するサブフレームにおけるディスカバリ信号のためのリソース割り当てに関する適用可能なPRB、もしくはリソースインデックス(信号のタイプに依存する)、ならびに/または、ディスカバリ信号送信要求を搬送することができるWTRUによってモニタされるDCIフォーマット。たとえば、ディスカバリ信号送信要求は、DCIフォーマットの一部としてシグナリングされるN=1,2,...ビット長フィールドに対応することができる。または、ディスカバリ信号送信要求は、DCIフォーマットを通じてWTRUにシグナリングされる情報の一部として、1または複数の十分に定義されたコードポイントのセットとしてエンコードされることが可能である。または、ディスカバリ信号送信要求は、DCIフォーマットがWTRUによってデコードされることが可能である場合には、特別なRNI、たとえば、D−RNTIに対応することが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号構成を取得しておくことが可能である。WTRUは、(場合によっては、APIを通じて、WTRU内のアプリケーションによってトリガされて、)ディスカバー可能な状態に移行することができ、たとえば、所与のディスカバリアイデンティティに関するRFディスカバリリソースを要求するRRCメッセージを送信することによって、ネットワークへのアイデンティティのブロードキャストを要求することができる。いくつかの実施形態においては、ディスカバー可能WTRUは、RRCシグナリングによる要求の確認を受信することができる。
ディスカバー可能WTRUは、構成によって示されているサブフレームにおけるディスカバリ信号送信要求に対応する情報を搬送する、表す、またはその他の形でエンコードするDCIの発生に関するPDCCHをデコードすることができる。
ディスカバリ信号構成を取得しておくことが可能であるその他のWTRUは、(たとえば、場合によっては、APIを通じて、WTRU内のアプリケーションによってトリガされて、)ディスカバリ機能を有効にされることが可能である。そのようなモニタリングWTRUは、構成によって示されているサブフレームにおけるPDCCHをデコードすることができる。
ディスカバリ信号送信要求に対応する情報を搬送する、表す、またはその他の形でエンコードするDCIを成功裏にデコードするWTRUは、そのWTRUがモニタリングWTRUであるか、またはディスカバー可能WTRUであるかの関数として、さらなるアクションを特定することができる。
ディスカバー可能WTRUは、サブフレームnにおいてディスカバリ信号送信要求を搬送するDCIを受信すると、サブフレームn+4においてHARQ ACKを送信することができる。
ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号を、ディスカバリ信号リソースにおいて、およびディスカバリ信号構成によって示されているサブフレームにおいて送信することができる。いくつかの実施形態においては、それは、ディスカバリ信号を、1回(おそらくは、1回のみ)、おそらくは、限られた回数にわたって(おそらくは、限られた回数にわたってのみ)、および/または、次に発生するもしくは許可されるディスカバリ信号スケジューリング機会と比較した場合に、要求が受信されたDLサブフレームの関数として送信することができる。
モニタリングWTRUは、DCIにおいて示されているアイデンティティが、それが関心を持っているアイデンティティに相当することが可能であるということを特定することができる。そうである場合には、モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号リソースにおける、および/またはディスカバリ信号構成によって示されているサブフレームにおけるディスカバリ信号の任意の送信をデコードすることを試みることができる。いくつかの実施形態においては、WTRUは、次なるディスカバリ信号スケジューリング機会をデコードすることができる。
おそらくは、モニタリングWTRUは、自分がディスカバリ信号を検知したということを特定した場合には、さらなるアクションを実行すること、たとえば、ネットワークへの報告を行うこと、ディスカバリ手順を開始することなどが可能である。
本明細書において説明されている1または複数の想定される技術を使用することによって、ディスカバリ信号およびディスカバリ手順は、多くのデバイスの存在下でさえ、効率よく多重化されることが可能であり、および/またはセルもしくはシステムレベルでの使用される送信リソースは、時間差をつけられることが可能であり、および/または低いオーバーヘッドが保持されることが可能であるということを実施形態は想定している。
本明細書において説明されている技術を使用することによって、ネットワークは、おそらくは、ディスカバリリソースがネットワーク実施動作に従ってアクティブ化されることまたは使用中であることが不可能である場合に、関係しているリソースにおけるその他の送信をスケジュールすることができるということを1または複数の実施形態は想定している。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号送信および受信のための技術を想定している。ハイレベルで、ディスカバリ手順は、第2のデバイスによって検知されることという目的を伴った第1のデバイスによるディスカバリ信号の送信を含むことができるということを実施形態は認識している。ディスカバリ信号は、同期化、パワー測定、識別、および/または潜在的には、ペイロード情報を搬送することを含む複数の目的のために使用されることが可能である。
1または複数の実施形態においては、ディスカバリ信号は、フィジカルデバイスツーデバイスチャネル(PD2DCH)という特別なチャネル上で搬送されることが可能である。その信号は、たとえば、サウンディング基準信号と同様に、物理リソースに直接マップされることが可能である。本明細書において説明されている技術は、ディスカバリ信号がPD2DCHを介して搬送されることが可能であるケース、または物理リソースに直接マップされることが可能であるケースの両方に適用可能とすることができる。いくつかの実施形態においては、送信/受信WTRUは、適切な物理リソースを使用するように構成されている場合があると仮定されることが可能である。
実施形態は、1または複数の信号構造を想定している。ディスカバリ信号は、複数の部分を含むことができ、1もしくは複数の、またはそれぞれの部分は、特定の目的を満たすことをターゲットとされることが可能である。下記の部分は、任意の順序または組合せで、ディスカバリ信号内に含まれることが可能である。
− ガード時間
− 同期化部分
− ディスカバリシーケンス
− ペイロード
− 基準シンボル
いくつかの実施形態においては、ガード時間は、ディスカバリ信号の一部とみなされる場合またはみなされない場合がある。いくつかの実施形態においては、基準シンボルは、非ガード部分の一部とみなされる場合またはみなされない場合がある。いくつかの実施形態においては、基準シンボルは、同期化部分、ディスカバリシーケンス部分、および/またはペイロード部分の中に存在する場合がある。さまざまな技術が、上述の部分のさまざまな組合せを含むことができる。図2は、ディスカバリ信号を形成している例示的なあり得る概念的な組合せのリストを示している。たとえば、組合せ(a)は、2つのガード部分と、ディスカバリシーケンス部分とを含む。
いくつかの実施形態においては、「ディスカバリシーケンス」という用語は、ディスカバリのために使用されることが可能であるシンボルの特定のシーケンスを記述するために使用されることが可能である。この用語は、ディスカバリ信号への言及が、ディスカバリシーケンスを、ならびに、いくつかの実施形態においては、同期化、ペイロード、および/またはガード時間を含むことが可能である場合または不可能である場合を含めて、本明細書において使用される際には、「ディスカバリ信号」と交換可能に使用されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号部分(たとえば、ディスカバリ信号フォーマット)の1または複数の組合せがサポートおよび/または構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ネットワークカバレッジのもとでのディスカバリオペレーションのための複数のディスカバリ信号フォーマット、および/またはネットワークカバレッジがない状況下でのオペレーションのためのディスカバリ信号フォーマットの別のセットをサポートするように構成されることが可能である。別の例においては、WTRUは、ディスカバリシーケンスおよび/もしくはペイロードを伴う、ディスカバリシーケンスを伴うがペイロードを伴わない、またはペイロードを伴ってディスカバリシーケンスを伴わないディスカバリ信号フォーマットを伴って構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、ガード部分(またはガード期間、または同義には、ガード時間)は、WTRUが、その無線をディスカバリ信号受信/送信のために再構成すること、その他の信号との重なりを回避すること、および/または信号伝搬のための十分な時間を提供することを行うための十分な時間を提供することができる。いくつかの実施形態においては、ガード時間は、ディスカバリ信号の一部とみなされない場合がある。なぜなら、これらのガード時間中に、実際の信号送信がまったくない場合があるためである。
いくつかの実施形態においては、ガード部分は、ディスカバリ信号のその他の部分から時間において分離することになる場合がある。そのような例においては、WTRUは、同期化コード部分をその他の部分から分離するためにガード時間を使用することができる(たとえば、図2g)〜i)を参照されたい)。このアプローチは、たとえば、WTRUにおけるバッファサイズ要件を低減すること、ならびに/または、同期化コード信号(もしくは、ディスカバリシーケンスとペイロードとの間にガードが存在することが可能であるケースにおいては、ディスカバリ信号)の検知後にディスカバリシーケンスおよび/もしくはペイロードをモニタするようにWTRUを構成するための時間を与えることが可能である。
1または複数の実施形態は、同期化コードを想定している。LTEネットワークにおいては、デバイスは、受信側eNBにおいてUL OFDMシンボルおよび/またはサブフレームを(たとえば、できるだけ)そろえるような方法でアップリンク上で同期化されることが可能である。この同期化は、OFDM復調を効率のよい状態に維持する上で、およびサイクリックプレフィックス(CP)の送信に関連付けられているオーバーヘッドを低減する上で、有用である場合がある。その同期を保持するために、eNBは、自分に接続されている1もしくは複数の、またはそれぞれのWTRUにタイミングアドバンス(TA)コマンドを発行することができる。TAの値は、セルへのWTRU距離、またはより具体的には、RF伝搬時間に依存することが可能である。同じセル内のWTRUは、eNBにおいて同期化されることが可能であるが、WTRU間における無線リンクのためのタイミングアドバンスがない場合があり、ひいては、TAおよび伝搬遅延に起因して、ディスカバリ信号を受信するWTRUは、ディスカバリ信号同期を得るために、さらなる基準シンボルを必要とする場合がある。
ネットワークインフラストラクチャの存在下では、WTRUは、ネットワークに同期化されることが可能であり、ひいては、同期探索ウィンドウは、ネットワークインフラストラクチャがまったく存在しない場合があるケースよりも小さくなる場合がある。いくつかの実施形態においては、検知プロセスを改善するためにディスカバリ信号の相対的に迅速な同期化を提供することが有用である場合がある。
ディスカバリ信号は、特別な同期化コードを含むことができる。この同期化コードは、たとえばモニタリングWTRUによって同期化プロセスを加速するおよび/または簡単にするために使用されることが可能である。その信号を受信するWTRUにとっての別の使用は、探索ウィンドウが縮小されることが可能であり、そのことは、結果として、検知を簡単にすることができ、そしてまた、バッテリ消費を少なくすることができる、ということである場合がある。
同期化コードをディスカバリ信号内に含めるためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、1または複数の別個の同期化コードをその他のディスカバリ信号部分(たとえば、ディスカバリシーケンス、ペイロード)から分離して(独立したOFDMシンボル上で)送信することができる。WTRUは、同期化コードを搬送するOFDMシンボル中に同期化コードを送信するように構成されることが可能であり、また、いくつかの実施形態においては、そのようなOFDMシンボル中にのみ同期化コードを送信するように(たとえば、その他の信号または情報の送信は、RBの別のセット上で行われるように)構成されることが可能である。
同期化コードをディスカバリ信号内に含めるためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、その同期化コードを、所与のOFDMシンボル内でその他の制御またはデータ情報と多重化するように構成されることが可能である。この例示的なソリューションにおいては、WTRUは、たとえば、同期化コードをRBの特定のサブセット上で、およびその他の制御またはデータ情報をRBの別個の(潜在的には、隣接した)サブセット上で送信するように構成されることが可能である。このコンセプトは、たとえば、図2j)において示されている。
同期化コードは、WTRUによって(たとえば、仕様からの明示的な)1もしくは複数の事前に定義されたシーケンスから、または、たとえば擬似ランダムシーケンス発生器を使用して生成されたパラメータ化されたシーケンス、たとえば、Zadoff−Chuもしくは擬似ランダムシーケンス(たとえば、mシーケンスもしくはゴールドシーケンス)を使用して生成されることが可能である。
WTRUは、たとえばRRCシグナリングを介した、またはWTRUにおいて事前に構成された、同期化コードのために使用するためのパラメータを伴って構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、シーケンスパラメータのうちの1または複数は、WTRUアイデンティティ、セルアイデンティティ、またはその他の既知のパラメータなどのローカルなWTRUパラメータに基づいて特定されることが可能である。シーケンスを受信するWTRUは、たとえば、同期化コードの低減されたセットから同期化コードを盲目的に探索するように構成されることが可能である。
WTRUは、ディスカバリ信号を送信する1もしくは複数の、または多数のWTRUによって共有されることが可能である同期化コードのセットを伴って構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、SIBを介して同期化コードのセット上の情報を受信することができる。WTRUは、構成された値のセットの中から特定の同期化コードを選ぶようにさらに構成されることが可能である。WTRUは、たとえば、1もしくは複数の、またはすべてのディスカバリ信号送信において同期化コードの選択を実行することができる。WTRUは、次の技術のうちの1または複数を使用して同期化コードを選択するように構成されることが可能であり、たとえば、同期化コード選択のためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、構成された同期化コードのうちの1つをランダムに選ぶように構成されることが可能であり、同期化コード選択のためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、構成されたアイデンティティ、たとえばWTRU C−RNTIに基づいて同期化コードを選ぶように構成されることが可能である。より具体的には、例としてC−RNTIを使用して、そしておそらくは、構成されたNsyncコードがあると仮定すると、WTRUは、インデックスsc_index=C−RNTI mod Nsyncを伴う同期化コードを選択することができ、いくつかの実施形態においては、WTRUは、自分が関連付けられること(たとえば、アイドルモードにおいては、キャンプオンされること、または接続モードにおいては、接続されること)が可能であるセルのアイデンティティに基づいて同期化コードを選択するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、物理レイヤアイデンティティおよび/または物理レイヤセルアイデンティティに基づいて同期化コードを選択するように構成されることが可能であり、および/または、いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号に関連付けられているディスカバリサービスに基づいて同期化コードを選択することができる。同期化コードの選択のためのこれらの例示的な技術のうちの1または複数は、ディスカバリシーケンスの選択に適用されることも可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリシーケンスを想定している。ディスカバリシーケンスは、デバイスおよび/もしくはサービスの識別の目的のために、ならびに/または、受信側WTRU(もしくは同義には、モニタリングWTRU)が、その受信パワーを測定しプロキシミティ表示および/もしくは直接の測定値をネットワーク/アプリケーションに報告するために使用されることが可能である。いくつかの実施形態においては、ディスカバリシーケンスは、同期化目的および/またはチャネル推定目的のために使用されることも可能である。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリシーケンスは、Zadoff−Chu、または擬似ランダム(たとえば、mシーケンス、ゴールドシーケンスなど)などの既存のシーケンスから得られることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、所与のリソース要素(RE)上の単一ビット/トーンをディスカバリシーケンスとして使用するように構成されることが可能である(いくつかの実施形態においては、ディスカバリシーケンスは、もはや「シーケンス」ではない場合があるが、提示を簡単にするために、「シーケンス」という用語は、この単一ビット/トーンアプローチも含むように一般化されることが可能である)。いくつかの実施形態においては、ビットシーケンスのセットが、仕様において明示的に定義されることが可能である。いくつかの実施形態においては、ディスカバリシーケンスは、インデックス付けされることが可能である。次いで、ディスカバリシーケンスインデックスは、より高位のレイヤの関連付けを介してデバイスまたはサービス識別情報にリンクされることが可能である。一例においては、ディスカバリシーケンスは、周波数オフセットに対する堅牢性に関する特別な考慮を伴って設計されることが可能である。WTRUが周波数オフセットに関して有する要件は、eNBよりも低い場合があり、このことは、ディスカバリ信号の受信をより困難にする場合があるということを実施形態は認識している。
インデックス付けの一例では、Zadoff−Chuシーケンスのケースにおいて、WTRUは、たとえば、ルートおよび循環シフトのセットを特定のインデックスにリンクする既知のルールに基づいて、Zadoff−Chuシーケンスのセットをインデックス付けするように構成されることが可能である。同様に、擬似ランダムシーケンスは、ランダム生成器のための開始時刻インデックスおよび/または初期化値によってパラメータ化されることが可能である。同様のコンセプトは、たとえば、単一トーンアプローチに適用されることも可能であり、その場合、ディスカバリのための利用可能なREをインデックスに関連付けるルールが定義されることが可能である。
WTRUは、仕様からの、またはRRCシグナリングを介した関連付けのために構成されることが可能である。一例においては、WTRUは、定義されたすべてのディスカバリシーケンス(またはおそらくは、定義されたすべてのディスカバリシーケンスのみ)のサブセットを使用するように、より高位のレイヤを介して構成されることが可能である。このサブセットは、たとえばネットワーク(たとえば、eNB)によって、特定のサービス/地理的エリアに関して必要とされるディスカバリ信号の数に基づいて特定されることが可能である。
WTRUは、ネットワークによって、(たとえば、専用の構成を介して)特定のディスカバリシーケンスを使用するように構成されることが可能である。WTRUは、たとえば、SIBおよび/または専用のRRCシグナリングを介して使用されることになるディスカバリシーケンスのセットを伴って構成されることが可能である。WTRUは、たとえば、同期化コード選択に関して本明細書において説明されているアプローチのうちの1または複数を使用して、送信のためのディスカバリシーケンスを選択するように構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば、選択された同期化コードに基づいて送信のためのディスカバリシーケンスを選択するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、同期化コードによってインデックス付けされた使用されることになるディスカバリシーケンスの構成されたセットのサブセットからランダムにディスカバリシーケンスを選択するように構成されることが可能である。より具体的には、WTRUは、同期化コードに基づいて、選択元となるディスカバリシーケンスのサブセットを特定することができる。WTRUは、ディスカバリシーケンスの特定されたサブセットから、送信のために使用するための1または複数のディスカバリシーケンスを、たとえばランダムに選択することができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、構成されたアイデンティティ、たとえば、WTRU C−RNTIに基づいてディスカバリシーケンスを選ぶように構成されることが可能である。より具体的には、例としてC−RNTIを使用して、構成されたNdiscディスカバリシーケンスがあると仮定すると、WTRUは、インデックスds_index=C−RNTI mod Ndiscを伴って送信を行うためにディスカバリシーケンス(a)を選択することができる。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリシーケンスの設計は、さまざまなファクタに依存する場合がある。たとえば、一度に多くのディスカバリシーケンスが単一のWTRUによって検知されることが可能である場合には、ローカルWTRUにおいて比較的容易に生成されることが可能であるシーケンスのタイプ(たとえば、擬似ランダムシーケンス)を選ぶことが有用である場合がある。その一方で、改善された検知パフォーマンスのためにシーケンス間における直交性を低く維持することが有用である場合がある。そのようなケースにおいては、良好な自己相関特性に起因して一定振幅ゼロ自己相関(CAZAC)(たとえば、Zadoff−Chu)シーケンスから得られたディスカバリシーケンスを使用することが有用である場合がある。さらに、シーケンスの長さは、ディスカバリのためにサポートされる予想レンジにある程度依存する場合もある。長いレンジは、伝搬遅延およびチャネル遅延拡散をサポートするために、適切に長いサイクリックプレフィックスを伴う長いシーケンスを必要とする場合がある。いくつかのケース(たとえば、Zadoff−Chuシーケンス)においては、より長いシーケンスは、より多数の直交信号を得ることを可能にすることもでき、このことは、この技術の拡張性を改善することができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、冗長性を使用してディスカバリシーケンスを送信するように構成されることが可能である。ディスカバリシーケンスに関して冗長性を使用することは、たとえば、同じベースディスカバリシーケンスを使用することによって、ディスカバリのレンジを拡張することができる。一例においては、WTRUは、ベースディスカバリシーケンスを伴って構成されることが可能であり、このベースシーケンスの1または複数の繰り返しを送信するように(たとえば、より高位のレイヤを介して、または仕様において固定された方法で)構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、下記のアプローチのうちの1または複数を使用してベースシーケンスを繰り返すように構成されることが可能である。
− 周波数ドメイン冗長性。WTRUは、周波数ドメインにおいて、すなわち、RBの別個のセットを介して、シーケンスを繰り返すように構成されることが可能である。
− シンボルレベル冗長性。WTRUは、時間ドメインにおいて、たとえば、同じ帯域幅を使用するがOFDMシンボルの別のセットを介して送信されて、シーケンスを繰り返すように構成されることが可能である。
− サブフレームレベル冗長性。WTRUは、時間ドメインにおいて、たとえば、同じ帯域幅を使用するがサブフレームの別のセットを介して送信されて、シーケンスを繰り返すように構成されることが可能である。受信側WTRUは、改善された検知のために、1もしくは複数の、またはすべての繰り返しにわたってエネルギーを累積するように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリペイロードを想定している。ディスカバリ信号は、ディスカバリペイロードを搬送することができる。ディスカバリペイロードは、従来のCRCを使用してインテグリティーのために保護されることも可能である。加えて、チャネルエラーから保護するために、ディスカバリペイロードは、ターボコーディング、畳み込みコーディング、ブロックコーディング(たとえば、リード−マラー)、またはその他の形態のコーディングなどのエンコーディング技術を使用してエンコードされることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリペイロード存在表示を想定している。送信WTRUは、ディスカバリシーケンスまたは同期化コードの特別な値を使用することによってディスカバリ信号内のディスカバリペイロードの存在を示すように構成されることが可能である。たとえば、送信WTRUは、同じディスカバリ信号内でディスカバリペイロードも送信する場合には、同期化コードの事前に定義されたセットから同期化コードを選択するように構成されることが可能である。その表示は、おそらくは曖昧さを回避するために、事前に定義されたタイミングルールを用いて前のディスカバリ信号において発生することが可能である。同じコンセプトは、WTRUがディスカバリシーケンスの存在を示すことができる場合にディスカバリシーケンスに適用されることも可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号/シーケンスを送信した後の事前に定義された時刻にペイロードを送信することができる(いくつかの実施形態においては、ペイロードは、もはやディスカバリ信号の一部とみなされない場合がある)。
ディスカバリペイロードは、事前に定義されたまたは構成されたサブフレームのサブセット内に(またはおそらくは、そのようなサブセット内にのみ)存在する場合がある。そのようなケースにおいては、送信側WTRU(または同義には、ディスカバー可能WTRU)は、これらのサブフレーム中に(またはおそらくは、これらのサブフレーム中にのみ)ディスカバリペイロードを送信するように構成されることが可能である。
受信側WTRUは、ディスカバリペイロードがディスカバリ信号内に存在しているか否かを特定するように構成されることが可能である。たとえば、本明細書において説明されている同期化コード例を使用すると、受信側WTRUは、シーケンスコードと、それが、ディスカバリペイロードの存在の有無を示すサブセットに属することが可能であるか否かとを特定することによってディスカバリペイロードの存在を特定するように構成されることが可能である。この例においては、WTRUは、さまざまなサブセットから1または複数の同期化コードを検知することを試みて、次いで(たとえば、しきい値を使用することによって)存在している同期化コードのセットと、1もしくは複数の、またはそれぞれの検知されたケースに関して、関連付けられているディスカバリ信号がディスカバリペイロードを搬送しているか否かとを特定することができる。ディスカバリシーケンスを使用する場合の同様のアプローチも想定されている。
いくつかの実施形態においては、受信側WTRUは、ディスカバリ信号/シーケンスを検知した場合に、ディスカバリペイロードが存在していると言えるということを特定することができる。WTRUは、ディスカバリ信号/シーケンスを検知した後の事前に定義された時刻の後にペイロードをデコードすることを試みるように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、受信側WTRUは、現在のサブフレームがディスカバリペイロード送信を可能にすることができるか否かを特定することによって、ディスカバリペイロードの潜在的な存在を特定するように構成されることが可能である。そのようなサブフレームにおいては、受信側WTRUは、ディスカバリペイロードをデコードすることを試みるように構成されることが可能である。1つの代替アプローチにおいては、WTRUは、おそらくは、そのデバイスに関連付けられている信号がしきい値を上回っている場合には、ペイロードの潜在的な存在を特定することを試みることができる。
受信側WTRUは、CRCを使用することによってペイロードのインテグリティーを特定するように構成されることが可能である。CRCテストが合格したケースにおいては、WTRUは、ペイロードデータをより高位のレイヤ(アプリケーションを含むことができる)に配信するように構成されることが可能である。WTRUは、CRCが合格しなかった場合には、ディスカバリペイロードが成功裏に検知されなかったということをより高位のレイヤに示すように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリペイロード変調、コーディング、および再送信の取り扱いを想定している。1または複数の実施形態においては、WTRUは、固定されたディスカバリペイロードサイズならびに/または関連付けられている変調およびコーディングスキームを伴って送信または受信を行うように構成されることが可能である。その構成は、仕様において固定されること、または半静的であって、より高位のレイヤのシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を介して受信されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、動的なディスカバリペイロードサイズ、および潜在的に異なる変調およびコーディングスキームを伴って送信または受信を行うように構成されることが可能である。一例においては、WTRUは、1または複数の異なるディスカバリペイロードサイズ(ならびに関連付けられている変調およびコーディングスキーム)を伴って構成されることが可能である。送信WTRUは、たとえば、ディスカバリペイロードによって搬送されることになる、より高位のレイヤから受信されるデータの量に基づいて、ディスカバリペイロードサイズを選択することができる。一例においては、異なるディスカバリペイロードサイズならびに関連付けられている変調およびコーディングスキームは、既知のテーブルからインデックス付けされること(たとえば、ディスカバリペイロードインデックス)が可能である。
いくつかの実施形態においては、送信WTRUは、ディスカバリペイロードに関連付けられている制御部分において明示的にディスカバリペイロードインデックスを示すことができる(たとえば、制御部分は、ディスカバリペイロードデータ部分の前にあること、および同じ方法でエンコードされないことが可能である)。次いで受信側WTRUは、ディスカバリペイロード制御部分を検知することによって、実際のディスカバリペイロードサイズならびにその関連付けられている変調およびコーディングスキームを特定することができる。
いくつかの実施形態においては、受信側WTRUは、可能なペイロードサイズおよび/または変調スキームの限られたセット上でブラインドデコーディングを実行することができる。
いくつかの実施形態においては、送信WTRUは、ディスカバリペイロードインデックスと、同期化コード、ディスカバリシーケンス、またはその両方との間における関連付けを伴って構成されることが可能である。次いで送信WTRUは、ディスカバリペイロードインデックスに基づいて同期化コードおよび/またはディスカバリシーケンスを選択するように構成されることが可能である。受信側WTRUは、同期化コードおよび/またはディスカバリシーケンスをはじめに検知することによって、ディスカバリペイロードサイズならびに/または関連付けられている変調およびコーディングスキームを特定することができる。
送信WTRUは、信頼性を改善するために、同じディスカバリペイロードデータを複数回送信するように構成されることが可能である。1つのアプローチにおいては、WTRUは、1もしくは複数の、またはそれぞれの再送信に関して、同じコーディングされたビットを再送信することができる。一例においては、その再送信は、ネットワークによって動的にスケジュールされること、またはネットワークによって構成された周期的なパターンに基づくことが可能である。別のアプローチにおいては、WTRUは、たとえば、既存の仕様におけるのと同様の増分冗長性ルールを使用して、コーディングされたビットの別のセットを再送信することができる。冗長性バージョンスケジュールは、(たとえば、サブフレームインデックスもしくはその他の時間変数に基づいて)事前に定義されること、または明示的にネットワークによって動的にスケジュールされることが可能である。
いくつかの実施形態においては、送信WTRUは、スクランブリングをディスカバリペイロード部分に適用することができる。実施形態は、潜在的な多数の送信側WTRUを想定している。一例においては、スクランブリングコードまたはパラメータは、同期化コード、ディスカバリシーケンスインデックス、セルID(WTRUが配置されている、もしくは接続されているセル)、WTRUアイデンティティ(たとえば、何らかのRNTI、もしくはIMSIもしくはその他のアイデンティティ)、および/または(たとえば、ネットワークによって構成されている、もしくは関連付けられているような)サービスアイデンティティのうちの1または複数に依存する場合がある。
1または複数の実施形態は、ペイロードコンテンツを想定している。送信WTRUは、情報をペイロード上に含めて送信するように構成されることが可能である。送信WTRUは、例として、デバイスステータス、たとえば、ビジー状態、接続要求に対してオープンな状態、カバレッジ内またはカバレッジ外である状態など、センサ測定値(たとえば、デバイス関連情報(たとえば、WTRUバッテリレベル、WTRU温度)、取り付けられている装備の読み取り値(たとえば、酸素タンクレベル(たとえば、消防士)、外気品質(たとえば、CO2レベルなど)、燃料レベル、環境情報、温度、湿度など、ユーザ関連情報(たとえば、脈拍数、血中酸素レベルまたはその他の情報、血圧、体温、血糖レベルなど))、クラスタステータス(たとえば、公安上の展開においては、クラスタのマスターWTRUは、自分のクラスタに関する情報(WTRUの数、現在のトラフィックロードなどを提供することができる)といった情報のうちの1または複数をペイロード内に含めて送信することができる。ペイロード上に含めて搬送される情報は、ネットワークによって構成されること、またはアプリケーション固有であることが可能である。WTRUは、事前に定義されたペイロードサイズおよび関連付けられているフィールド(たとえば、ペイロードフォーマット)のセットを伴って構成されることが可能である。一例においては、送信WTRUは、特定のペイロードフォーマットを伴って構成されることが可能であり、受信側WTRUは、可能なサポートされるフォーマットの有限なリストからフォーマットを盲目的に検知するように構成されることが可能である。
ペイロードを検知すると、受信側WTRUは、より高位のレイヤ(たとえば、アプリケーションなど)にペイロードのコンテンツを報告するように構成されることが可能である。1つのアプローチにおいては、ペイロードの正しい受信は、たとえば、正しい受信を示す、ならびにペイロード内に含まれているさらなる測定値および/または値を報告するレポートを受信WTRUがネットワークに送信することをトリガすることができる。
1または複数の実施形態は、物理リソースおよび基準シンボルへのマッピングを想定している。1または複数の実施形態は、物理リソースへのディスカバリ信号のマッピングを想定している。1または複数の実施形態は、物理リソースへのD2Dディスカバリ信号のマッピングを想定している。
いくつかの実施形態においては、複数のユーザからの1または複数のディスカバリ信号のうちのディスカバリ信号は、D2Dディスカバリ信号のための送信機会として指定および構成されているサブフレームの指定された部分において送信されることが可能である。ディスカバリ信号を搬送する指定された部分は、たとえば、タイミングの不確かさおよび/またはオシレータの不正確さの存在下でさえ、妨げられない送信および受信を可能にすることができる適切なガード期間(時間ドメインにおける)および/またはガード領域(周波数ドメインにおける)を割り振ることによって、本明細書において説明されている設計原理に準拠することができる。
図3においては、オペレーションの原理を例示するために、5MHzのULシステムBWのケースにおいてULサブフレームを使用する2つの例示的な実施形態が示されている。
第1の例においては、ディスカバリ信号が、単一のTx機会としてのD2Dディスカバリのための送信機会として指定または構成されているサブフレームにおいて送信されることが可能である(図3の左部分)。このケースにおいては、ディスカバリ信号シーケンスは、19個のRBを占有しており、その一方で、占有されているBWの左および右の180kHzを周波数ガードとして残している。実際のディスカバリ信号送信フォーマットの前にある1つのOFDMシンボル、および実際のディスカバリ信号送信フォーマットの後にある1つのOFDMシンボルは、ガード時間として残されている。単一のWTRUが、これらの予備のリソースを使用して自分のディスカバリ信号を送信することが可能である。複数のWTRUが、各自のディスカバリ信号を指定のリソースへと送信することを、モニタリングWTRUによるそのような信号の存在に関する同時の相関および/または検知を可能にする賢明な信号設計によって行うことも可能である。
この例においては、ディスカバリ信号は、本明細書において説明されているような複数のコンポーネントから構成されることが可能であり、たとえば、それは、同期信号、ディスカバリ信号シーケンス、データ搬送ペイロード、および/またはパイロットシーケンスのうちの1つまたは組合せを含むことができるということを理解されたい。
ディスカバリ信号による占有される帯域幅(BW)は、利用可能なシステムBWの関数として変わることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号の適用可能な送信BWを、システムBW、PUCCHもしくは予備の領域のサイズ、および/またはシグナリングされたまたは構成された送信BWなどのパラメータのうちの1つまたは選択された組合せの関数として特定することができる。同様に、ディスカバリ信号が、システムBWの(おそらくは、そのようなBWのみの)サブセットを占有している場合には、ディスカバリ信号送信のための中央BWは、送信パラメータの一部として構成されること、または本明細書において説明されているような割り当てルールの対象となることが可能である。
第2の例(たとえば、図3の右部分)においては、場合によっては、D2Dディスカバリのための複数の指定された送信機会が、サブフレームごとに存在する。D2Dディスカバリ信号のための多重化能力が増大されることが可能であり、そのことは、限られた数のULサブフレームが利用できることが可能であるTDDシステムにおいて有用である場合がある。第1のWTRUは、自分のディスカバリ信号を領域1において送信することができ、その一方で、第2のWTRUは、自分のディスカバリ信号を領域2において送信することができる。第1の例と同様に、占有されるBWをパラメータの関数として変えて、所与のサブフレームにおけるD2D信号のための利用可能な送信機会のサイズおよび数に影響を与えることが可能である。第1の例におけるように、複数のWTRUが、各自のディスカバリ信号を所与の指定されたD2Dディスカバリ信号領域において送信することを、モニタリングWTRUによるそのような信号の存在に関する同時の相関および/または検知を可能にする賢明な信号設計によって行うことが可能である。サブフレームごとの複数のD2Dディスカバリ送信機会がサポートされる場合には、それぞれのD2Dディスカバリ領域に関するTx機会が、はじめは時間において、次いで周波数において割り当てられることが可能である。これは、時分割多重化が、時間における重なりを伴わずに特定の密度値DRAのために必要とされるD2D構成のすべての機会を保持するのに十分ではない可能性がある場合には、有用であることがある。この原理を例示するために、所与のD2Dディスカバリ信号領域が、6個のRBの送信BWを占有している場合には、複数のそのようなD2D領域の周波数分割多重化は、
によって行われることが可能であり、その場合、
は、ULリソースブロックの数であり、
は、考慮中のD2D領域に割り当てられた第1の物理リソースブロックであり、その場合、パラメータD2D−FrequencyOffset、
は、RRCによって構成されて
を満たす物理リソースブロック番号として表されるD2Dディスカバリ信号にとって利用可能な第1の物理リソースブロックである。
WTRUは、ディスカバリ送信のために使用されることになるPRBのセットを選択するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、所定の帯域幅
、たとえば(上と同じ例を続けると、)
PRBのディスカバリ信号を送信(および/または受信)するように構成されることが可能である。WTRUは、所与のサブフレームにおける複数のD2D領域を伴って構成されることが可能であり、ならびに/または、システム帯域幅、ディスカバリ信号帯域幅、PUCCH領域、および/もしくはガード帯域などのうちの1もしくは複数に基づいて利用可能なD2D領域のセットを特定するように構成されることが可能である。
送信WTRUは、WTRUが、(たとえば、特定のディスカバリ信号に関する)特定のD2D領域を伴って構成されることが可能であり、そのD2D領域においてディスカバリ信号を送信することができるという技術、ならびに/またはWTRUが、たとえばディスカバリ信号を送信する際に、D2D領域を切り替える(alternate D2D regions)ように構成されることが可能であるという技術のうちの1または複数に基づいて利用可能なD2D領域のセットからD2D領域を選択するように構成されることが可能である。これは、たとえば所定のホッピングシーケンスを使用して、または、たとえばランダムな選択に基づいて、達成されることが可能である。ランダム選択アプローチの例においては、WTRUは、たとえば、WTRUに関連付けられているアイデンティティ(たとえば、C−RNTIまたはD2Dアイデンティティ)を使用して、擬似乱数発生器(たとえば、mシーケンス発生器)のシードを初期化するように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、制御およびD2Dシグナリングの同時送信を想定している。いくつかの実施形態においては、D2Dディスカバリのための送信機会として指定または構成されているサブフレームにおけるディスカバリ信号のマッピングは、PUCCHなどの制御信号の同時送信を可能にすることができる。DLスケジューリングおよびULサブフレームにおけるそれらの対応するA/N送信は、D2Dサービスにとって利用可能にされるULリソースの構成および実際の使用によって、妨げられないままでいることが可能である。D2DをサポートしていないレガシーWTRUでさえ、おそらくは、ULサブフレームnが、D2DをサポートしているWTRUのための送信機会として構成されている場合には、依然としてDLサブフレームn−4においてスケジュールされることが可能である。PUCCHなどの制御信号を同じサブフレームにおけるディスカバリ信号の同時送信と周波数分割多重化する能力は、信号フォーマットが十分なガード分離を可能にすることができる限り、サポートされること(そしておそらくは、保証されること)が可能である。
一例においては、ディスカバリ信号のための送信機会は、第1のWTRUに向けて構成されることまたは割り当てられることが可能である。WTRUは、サブフレームnにおいてディスカバリ信号を送信することができ、その一方で、サブフレームn−4においてDLデータを受信した第2のWTRUは、外側のBW PUCCH領域において、A/Nを搬送するPUCCHを送信することができる。
別の例においては、同じサブフレームにおける第1のD2Dディスカバリ信号および第2のPUCCH信号の同時送信をサポートするWTRUは、両方を同時に送信することができる。
1または複数の実施形態は、スクランブリングを想定している。いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号またはその一部の送信は、セルまたはサービス固有のスクランブリングコードによってスクランブルされることが可能である。そのような送信される信号の復調およびデコーディング中に見られる干渉は、平均化および/またはランダム化されることが可能である。
たとえば、ディスカバリ信号を送信するために、WTRUは、1もしくは複数の、またはそれぞれのサブフレームの始まりにおいて、
を用いてスクランブリングシーケンス発生器を初期化することができ、nD-RNTIは、D2D送信機会に関連付けられているRNTIに対応し、nsは、サブフレーム番号であり、
は、サービングセルIDである。本明細書において説明されているように、ディスカバリ信号、パイロット信号、データペイロードなどの一部または全体に適用されるスクランブリング発生器の使用は、送信構成の一部としての初期化もしくはシグナリングを通じて実現されること、および/またはDCIなどのDL制御シグナリングメッセージを通じて表示されることが可能である。
パラメータqは、送信レイヤに関連していることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、固定された値、たとえば、q=0に対応することが可能である、ディスカバリ信号を送信するための単一のレイヤを使用することができる。WTRUに固有ではないディスカバリリソース割り当てを伴うディスカバリのコンテキストにおいては、実施形態は、複数のデバイスが同じリソース上で同時に送信を行うことができるということを認識している。そのようなシナリオ、およびその他のシナリオにおいては、WTRUが、干渉をホワイト化(whiten)するためにさまざまなスクランブリングシーケンスを使用することが有用である場合がある。実施形態はまた、おそらくは、モニタリングWTRUの観点から、ブラインドスクランブリングシーケンス検知を(たとえば、値の小さなサブセットからさえ)実行することは非常に計算集約的である場合があるということを認識している。
実施形態は、WTRU固有のスクランブリングのための機能を、おそらくは、モニタリングWTRUにとっての暗黙の複雑さを伴うことなく提供することができる、スクランブリングのための1または複数の技術を想定している。そのようなシナリオ、およびその他のシナリオにおいては、ディスカバリ信号を送信するWTRUは、スクランブリングシーケンス発生器の初期化を、ディスカバリ信号上に含めて送信されることが可能である1または複数のWTRU固有のシーケンス、たとえば、同期化コード、ディスカバリシーケンス、および/またはその他のパイロットシーケンスなどに関連付けられること、および/またはそれらから得られることが可能であるパラメータに基づかせるように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、
という式を使用してスクランブリング発生器を初期化するように構成されることが可能であり、nVEは、ディスカバリ信号パラメータから得られることが可能であるWTRU固有のパラメータである。例として、nVEは、たとえば、1もしくは複数の、またはすべてのモニタリングWTRUに知られているアイデンティティを含む、1または複数のビット値の連結であることが可能である16ビット長のビットストリームである。このアイデンティティは、所与のサービスのために構成されることが可能であり、および/または、セル内の1もしくは複数の、またはすべてのWTRUに共通していること(たとえば、SIB上に含めてブロードキャストされること)が可能であり、WTRU固有のディスカバリ信号パラメータ、たとえば、同期化コードインデックス、ディスカバリシーケンスインデックス、および/またはDMRs(パイロット)シーケンスインデックスのうちの1または複数に関連付けられているインデックス。
また例として、WTRUは、nVEに関して(たとえば、SIBを介して)共通の16ビットアイデンティティを伴って構成されることが可能であり、上記のスクランブリングを行う式におけるnsパラメータに取って代わるWTRU固有の信号パラメータを使用することができる。
モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号のセルID(たとえば、これは、1もしくは複数の、もしくはそれぞれの特定のセルにおいて割り振られたD2Dリソースを介して、および/または特定のセルIDへの同期化コード/ディスカバリシーケンスの関連付けを介して実行されることが可能である)、同期化コードインデックス、ディスカバリシーケンスインデックス、および/または復調パイロットインデックスなどのディスカバリ信号パラメータのうちの1または複数を(任意の順序で)特定することによって、スクランブリング発生器初期化ストリングを特定することができる。WTRUは、関連しているディスカバリ信号パラメータを、構成されたアイデンティティに連結することによって、nVEの値を特定することができる。WTRUは、検知されたディスカバリ信号パラメータに基づいてnsの値を特定することができ、および/または、いくつかの実施形態においては、たとえば、おそらくは有用である場合に、無線フレーム内のスロット番号nsが、WTRUによって、たとえば、関心のある信号をそのソースセルに関連付けることによって特定されることが可能である。数ある中でも、そのようなシナリオにおいては、WTRUは、関連付けられているセルのタイミングを取得することができる。いくつかの実施形態においては、送信WTRUおよび/または受信WTRUは、たとえば、ディスカバリ信号をスクランブルするために、および/または自分自身のセルの外でディスカバリ信号のレンジを改善するために、nsの固定された値(たとえば、ns=0)を使用するように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、事前に構成されたデフォルトの値に、および/または(たとえば、おそらくはWTRUがネットワークカバレッジの外にいる場合があるシナリオにおいては)WTRU USIM内に格納されている値に基づいてスクランブリング発生器初期化値を特定するように構成されることが可能である。WTRUは、クラスタヘッド(CH)同期信号からフレームタイミングおよび/またはスロット番号を特定することができる。
1または複数の実施形態は、Txダイバーシティを想定している。いくつかの実施形態においては、複数のアンテナポートからのディスカバリ信号の送信をサポートするデバイスは、これらのD2D信号のためのTxダイバーシティ送信スキームを使用することができる。送信されるディスカバリ信号またはその一部に関するリンク堅牢性が改善されて、増大されたディスカバリレンジをもたらすことが可能である。受信WTRUからのフィードバックが送信WTRUにとって利用可能であると仮定されることが不可能であるならば、Txダイバーシティなどのオープンループマルチアンテナ送信スキームまたは同様のスキームが、ディスカバリ信号の送信に適している場合がある。
いくつかの実施形態においては、N=2アンテナポートをサポートしている送信WTRUは、D2D信号送信機会の連続した発生の間におけるディスカバリ信号の送信を、利用可能なアンテナポートの間において切り替えることができ、たとえば、フレーム#1の第1のサブフレーム#5においては、それは、第1のアンテナポートを使用することができ、次なる後続のD2D送信機会であるフレーム#2のサブフレーム#5においては、それは、第2のアンテナポートを使用することができる。
いくつかの実施形態においては、N=2アンテナポートをサポートしている送信WTRUは、ブロックエンコーディングスキームを使用して、ディスカバリ信号またはその一部を同時に送信することができる。例示の目的で、および例として、使用される送信スキームは、SFBCまたはSTBCであることが可能であり、シンボル、RE、または、ディスカバリ信号の指定された部分がブロックエンコードされ、次いで、利用可能なN=2アンテナポートにマップされることが可能である。
いくつかの実施形態においては、N=2アンテナポートをサポートしている送信WTRUは、所与のD2D送信機会においてそれぞれのアンテナポートに関して周波数/時間リソースの別々のセットを使用して、ディスカバリ信号またはその一部を同時に送信することができる。例示の目的で、第1のディスカバリシーケンス領域またはコードまたはインデックスリソースは、第1のアンテナポートからのディスカバリ信号の送信のために使用されることが可能であり、第2のディスカバリシーケンス領域またはコードまたはインデックスリソースは、第2のアンテナポートからのディスカバリ信号の送信のために使用されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、N=2アンテナポートをサポートしている送信WTRUは、時間遅延されたまたは位相調整されたディスカバリ信号を第2のアンテナポートから送信している間に、第1のアンテナポートからディスカバリ信号を送信することができる。
上述の実施形態は、N=2を超えるアンテナ、および説明されている1もしくは複数の、またはすべての、タイムスイッチされた、ブロックコーディングされた、または直交リソース割り振りマルチアンテナ送信スキームに関するそれに拡張されることが可能である。さらに、マルチアンテナ送信の使用が受信側WTRUに知られることが可能である必要はない。たとえば、タイムスイッチされたアンテナダイバーシティに関して、受信側WTRUは、これらの送信が2つの異なるアンテナポートから生じているということに気づかなくてもよく、たとえば、それは単に、信号をデコードしている間に、より多くのダイバーシティを見ることができる。ブロックコーディングマルチアンテナスキームなどのその他の例に関して、ディスカバリ信号またはその一部の設計は、送信側デバイスによって複数のアンテナポートを使用して送信されたディスカバリ信号の個別の復調および再結合を可能にすることができる別々のパイロットまたはチャネル推定シーケンスまたはインデックスを可能にすることができる。
いくつかの実施形態においては、オープンループマルチアンテナまたはTxダイバーシティ送信スキームの使用は、RRCまたはDCIなどのシグナリングメッセージの使用を通じて送信側WTRUにおいて構成されることが可能である。たとえば、D2D送信のための構成シグナリングの一部としてのネットワークは、送信側WTRUを、そのデバイスがマルチアンテナ送信をサポートしているケースにおいてTxダイバーシティを使用するようにまたは使用しないように構成する。同様に、オープンループマルチアンテナまたはTxダイバーシティ送信スキームの使用は、受信側WTRUが、受信されたディスカバリ信号を復調している間にチャネル推定および再結合の目的で自分の受信機をしかるべく構成することを可能にするために、RRCまたはDCLなどのシグナリングメッセージの使用を通じて受信側デバイスにシグナリングされることが可能である。いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号シーケンスまたはその一部の設計は、所与のディスカバリ信号送信上でオープンループマルチアンテナ送信が使用されていると言えるかどうかについての受信側WTRUによる明示的な特定を可能にすることができる。たとえば例示の目的で、別々のアンテナポートからのディスカバリ信号送信は、ディスカバリ信号の一部としての別々のスクランブリングシーケンス、別々のシーケンス値、および/または別々のリソースインデックスの使用を通じて、受信側WTRUによって区別されることが可能である。
1または複数の実施形態は、基準シンボルを想定している。基準シンボルは、チャネル推定目的で、たとえばペイロードを正しく復調するために、またはその他の測定(たとえば、RSRP)のために使用されることが可能である。送信WTRUは、ディスカバリ信号の1または複数の部分に沿って基準シンボルを送信するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ペイロード部分内に含めて、ただしその他の部分内には含めずに、基準シンボルを送信するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリシーケンスに沿って基準シンボルを送信するように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、受信WTRUは、基準シンボルの品質を測定して、測定値(たとえば、RSRP、CQI、またはその他)をネットワークに報告するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、受信WTRUは、直接通信に備えてチャネル品質測定値を送信WTRUへ報告することができる。
いくつかの実施形態においては、受信WTRUは、ディスカバリペイロードを復調するために基準シンボルを使用することができる。
1または複数の実施形態は、基準シンボルの送信のための1または複数の技術を想定している。基準シンボルの送信のための1または複数の実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号送信中に1または複数の所定の特定のOFDMシンボル内に含めて基準シンボルを送信することができる。基準シンボルの送信が行われるOFDMシンボルのセットは、事前に特定されることが可能である。OFDMシンボルのセットは、ディスカバリ信号に関連付けられている(またはディスカバリ信号を識別する)パラメータ、たとえば、インデックスまたはアイデンティティに依存することが可能である。このアプローチにおいては、基準信号を搬送するOFDMシンボルは、基準信号を搬送することができ、そしておそらくは、その他のデータ/制御情報を搬送することはできない。このコンセプトは、図4において示されており、その例においては、ディスカバリ信号内のシンボルのうちの2つ(ここでは、例として、第1のスロットの第4のシンボル、および第2のスロットの第1のシンボル)が、基準シンボルの専用とされている。この例においては、ディスカバリ信号は、2つのガード期間と、上述のディスカバリ信号部分、すなわち、ディスカバリシーケンス、ペイロード、同期化部分、送信ギャップ(DTX)などのうちの1または複数の送信のために使用されることが可能である複数のシンボルとを有する。
基準シンボルの送信のためのいくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号のコンテンツに沿って基準シンボルを送信するように構成されることが可能である。このアプローチにおいては、ディスカバリ信号を搬送するOFDMシンボルは、基準シンボルを搬送することもできる。このコンセプトは、図5において示されており、この場合、3つのシンボルが、基準シンボルをいくつかのサブキャリア内に含めて、ただしその他のデータもその他のサブキャリア内に含めて搬送している。図5における例においては、第1のスロット内の第4および第7のシンボル、ならびに第2のスロット内の第3のシンボルは、その他の情報と多重化された基準シンボルを搬送する。基準シンボルは、その他のデータ、たとえば、ディスカバリシーケンス、同期化シーケンス、ペイロード(データ)、または送信ギャップ(DTX)とさえ、多重化されることが可能である。同様に、基準シンボルのないその他のOFDMシンボル(この例においては、第1のスロット内のシンボル5および6、ならびに第2のスロット内のシンボル1、2、4、および5)は、ディスカバリシーケンス、同期化シーケンス、ペイロード(データ)、または送信ギャップ(DTX)さえ、のうちの1または複数を搬送することもできる。
実施形態は、基準シンボル生成のための1または複数の技術を想定している。実際の基準シンボルシーケンスは、Zadoff−Chu(ZC)シーケンス、PNシーケンス(たとえば、mシーケンス、ゴールドシーケンス、またはその他)、事前に定義されたシーケンス(たとえば、仕様において固定されている)というアプローチのうちの1または複数に基づいてWTRUによって生成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、任意のZC、PNシーケンス、またはその他が、1または複数の値の特定のセットを使用してパラメータ化または初期化されることが必要となる場合がある。基準シンボルの目的のために、WTRUは、基準シーケンスの初期化/パラメータを特定するために、WTRU C−RNTI、関連付けられているD−RNTI、eNBセルID、RRCメッセージ上に示されている専用のパラメータのセット、SIB内に示されているパラメータに基づいて、および/または、ディスカバリ信号に関連付けられている、もしくはディスカバリ信号を識別するパラメータ、たとえばインデックスという要素のうちの1または複数を使用することができる。このパラメータは、物理レイヤのシグナリングによって示されること、またはより高位のレイヤのシグナリングによって構成されることが可能である。
ZCシーケンスに基づく一例においては、WTRUは、たとえば、ネットワークによって構成されている、または(たとえば、それぞれの可能なディスカバリ信号帯域幅に関して)仕様において固定されているディスカバリ信号帯域幅に基づいて、ZCシーケンスの長さを特定することができる。ZCシーケンスのルート、および/または循環シフトが、D−RNTIを用いたモジュロ演算に基づいて特定されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、利用可能なZCルートシーケンスの最大数、許可されているZCルートシーケンスのリスト、(許可されているそれぞれのZCルートに関する、もしくはすべてのZCルートに共通する)許可されている循環シフトのリスト、ZCルートごとの循環シフトの最大数、循環シフト最小距離、および/または、使用することが可能なシーケンスの最大数というパラメータのうちの1または複数を伴って構成されることも可能である。
WTRUは、利用できることが可能であるZCシーケンスの最大数を(たとえば、それが明示的に構成されていないケースにおいて)、上述のパラメータのうちの1または複数に基づいてさらに特定することができる。たとえば、WTRUは、ルートの数と、ZCルートごとに利用可能な循環シフトの数(たとえば、最大数)とに基づいて利用可能なZCシーケンスの数を特定することができる。次いでWTRUは、たとえば下記のようなモジュロ演算を使用して、関連付けられているD−RNTIに基づいて使用するための実際のZCシーケンスインデックスをさらに特定することができる。
シーケンスインデックス=(D−RNTI)modulo(利用可能なZCシーケンスの最大数) (4)
次いでWTRUは、(たとえば、構成されたパラメータ、および仕様における既知の関係を使用して)シーケンスインデックスからルートおよび循環シフトを特定することができる。
PNシーケンスに基づく別の例においては、PNシーケンスは、D−RNTIに基づいて初期化されることが可能である。たとえば、必要とされる初期化シーケンスのサイズに応じて、初期化のためにD−RNTIの一部が使用されることが可能であり、または拡張されたD−RNTI(たとえば、循環拡張)が使用されることが可能である。
実施形態は、ディスカバリ信号のための1または複数の技術を想定している。いくつかの実施形態においては、図6において示されているディスカバリ信号に関して、WTRUは、下記のうちの1または複数を搬送する一連のOFDMシンボルを含むことができるディスカバリ信号を送信するように構成されることが可能である。
(たとえば、始まりにおける)第1のガード期間、
下記のうちの1もしくは複数を搬送するコンテンツ部分、
基準シンボル、
DTX、
ディスカバリシーケンス、および/もしくは
ペイロード
同期信号、ならびに/または
下記のうちの1もしくは複数を搬送する別のコンテンツ部分、
基準シンボル、
DTX、
ディスカバリシーケンス、および/もしくは
ペイロード
たとえば、WTRUは、ディスカバリシーケンスを第1のコンテンツ部分内に含めて、および/またはペイロードを第2のコンテンツ部分内に含めて送信するように構成されることが可能である。
WTRUは、ダウンリンクCRSと同じロケーションにおいて基準シンボルを送信するようにさらに構成されることが可能である。これは、受信機WTRU実施態様を簡単にすることができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ペイロードを搬送して、おそらくはディスカバリシーケンスを搬送しない特別なディスカバリ信号フォーマットを伴って構成されることが可能である。この特別なフォーマットは、ガード期間(始まり)、基準シンボル、ペイロード、および/またはガード期間(終わり)という要素のうちの1または複数を含むことができる。いくつかの実施形態においては、基準シンボルは、ペイロードの復調のために使用されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ネットワークカバレッジのもとにない場合に使用するための特別なディスカバリ信号フォーマットを伴って構成されることが可能である。たとえば、この特別なディスカバリ信号フォーマットは、たとえば、あり得る周波数同期化エラーを考慮するためのさらなるガードサブキャリア、および/または改善された同期化のためのさらなる基準シンボルのうちの1または複数を加えた通常のディスカバリ信号フォーマットを含むことができる。
実施形態は、ディスカバリ信号フォーマットを特定するための1または複数の技術を想定している。
WTRUは、1または複数の測定値に基づいて(送信用または受信/モニタリング用として)使用するためのディスカバリ信号フォーマットを特定するように構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、自分がLTEネットワークカバレッジのもとにあると言えるか否かを特定するように構成されることが可能であり、使用するための適切なディスカバリ信号フォーマット(またはその他の関連パラメータ)を特定することができる。これは、たとえば、公安(PS)オペレーションを伴って構成されることが可能であるWTRUに適用可能とすることができる。一例においては、WTRUがPS WTRUであると言えること、事前に定義された量の時間が経過したと言える前に、WTRUが、PSS/SSSの測定によっていかなるセルも見つけ出すことができないこと、WTRUが、いかなるセル上にもキャンプすることを許可されることが不可能であること(たとえば、見つかったセルのうちのいずれも適切ではないということ)、および/またはWTRUが、キャンプするためのセルを特定の量の時間にわたって見つけられていないと言えることというファクタのうちの1または複数が、任意の順序または組合せで満たされることが可能である(1もしくは複数の、またはすべてのファクタが、タイマの使用によって補強されることが可能である)場合に、WTRUは、自分がネットワークカバレッジのもとにないと言えるということを特定することができる。
WTRUが、自分がネットワークカバレッジのもとにないと言えるということを特定することができるシナリオにおいては、WTRUは、USIM構成に基づいて、事前に定義されたフォーマット(たとえば、仕様における)に基づいて、および/またはより高位のレイヤの構成に基づいて、のうちの1または複数に(任意の順序または組合せで)基づいて使用するためのディスカバリ信号フォーマットおよび/または送信パラメータを特定することができる。
WTRUが、自分がネットワークカバレッジのもとにあると言えるということを特定することができる場合には、WTRUは、たとえばRRC構成を介して、そうである旨をネットワークによって示された後に(たとえば、おそらくは、そうである旨を示された後にのみ)ディスカバリオペレーションを実行するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、次のタスクのうちの1または複数を実行することができ、すなわち、WTRUは、ネットワークに接続することができ、RRCシグナリングを介して自分の機能を送信し、WTRUは、ネットワークから同期化およびタイミングアドバンスを受信することができ、WTRUは、たとえばRRCシグナリング/SIBを介して、ネットワークからディスカバリもしくは直接通信パラメータ/構成を受信することができ、ならびに/またはWTRUは、構成を適用すること、および/もしくは構成に従ってディスカバリアクションを実行することが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、特定のPLMNに関するUSIM内に、および/またはアプリケーションレイヤに基づいて格納されている構成に基づいてディスカバリモニタリングを実行するように構成されることが可能である。WTRUは、たとえばSIBから、モニタするための1または複数のディスカバリパラメータを特定すること(たとえば、オープンディスカバリを実行すること)が可能である。一例においては、WTRUは、E−UTRA RRCアイドルモードではいかなるディスカバリ信号も送信しないように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、セルパラメータを特定するように、および1もしくは複数の測定値に、または1もしくは複数のセルパラメータに基づいてディスカバリ信号フォーマットを選択するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、PRACH構成に基づいて(たとえば、PRACHプリアンブルフォーマット、PRACH構成インデックス、またはその他のPRACH関連パラメータに基づいて)特定のディスカバリ信号フォーマットを使用するように構成されることが可能である。これは、少なくとも、PRACH構成はセルのサイズに、そしていくつかの実施形態においては、おそらくはディスカバリ信号の所望のレンジに関連していることが可能であるという理由で、有用である場合がある。
実施形態は、ディスカバリ信号からサービスおよび/またはデバイスアイデンティティを特定するための1または複数の技術を想定している。いくつかの実施形態においては、信号を送信しているデバイスの識別情報は、たとえば識別子をペイロード部分内に含めて送信することによって明示的に、または、たとえばディスカバリシーケンスを介して黙示的に実行されることが可能である。たとえば、ディスカバリシーケンスのセットは、順序付けおよび/またはインデックス付けされることが可能である。次いでデバイスアイデンティティは、ディスカバリシーケンスにリンクされることが可能である。この関連付けは、たとえばネットワーク構成に基づいて明示的であること(たとえば、送信側WTRUは、特定のディスカバリシーケンスを使用するようにネットワークによって構成されることが可能である)、または、たとえばその他の既知のWTRUパラメータ、たとえばデバイスIMEI、もしくはC−RNTIもしくはその他に基づいて黙示的であることが可能である。
いくつかの実施形態においては、ディスカバリ信号またはプロセスに関連付けられているサービスアイデンティティは、ディスカバリシーケンスまたはディスカバリシーケンスのセット(たとえば、特定のルート、物理リソースなど)に明示的に送信されることまたはリンクされることも可能である。
実施形態は、ディスカバリ信号に関連した1または複数のWTRUアクションを想定している。ディスカバリ信号を受信するように構成されているまたは送信するように構成されているWTRUは、おそらくはディスカバリイベント(例示のために、ディスカバリイベントは、ディスカバリ信号の送信および/またはディスカバリ信号の受信を指すことができる)の前に1または複数の機能を実行するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、おそらくは、WTRU無線ハードウェアがその他の使用のために必要とされることもある場合にディスカバリ信号を受信すべきかまたは送信すべきか否かを特定するように構成されることが可能である。さらに、ディスカバリ信号は、ULまたはDL周波数上で送信されることが可能である。おそらくは設計に応じて、送信WTRUまたは受信WTRUは、複数の再構成を実行することができる。WTRUは、本明細書においてさらに説明されている機能のうちの1または複数を実行するように構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。
WTRUは、ディスカバリイベント優先度を特定するように構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリイベントがその他の送信/受信に優先することが可能であるか否かを、たとえば、事前に定義されたルールに少なくとも部分的に基づいて特定するように構成されることが可能である。ディスカバリイベントが優先することが可能であるケースにおいては、WTRUは、1または複数のその他の想定される機能を継続することができる。そうでないケースにおいては、WTRUは、ディスカバリ信号を受信/送信することはできず、従来の方法で進めることができる。
一例においては、WTRUは、UL周波数上でディスカバリシーケンスを送信するように構成されることが可能である。WTRUが、ディスカバリ信号、およびPUSCH、またはPUCCHなどのその他のアップリンク信号の送信に関して同時にスケジュールされることが可能である場合には、WTRUは、どの信号が優先するかを特定することができる。
たとえば、PUSCHおよび/もしくはPUCCHは、ディスカバリ信号の送信よりも高い優先度を有するというルール、PUSCHおよび/もしくはPUCCHは、ディスカバリ信号の周期的な送信(のこのインスタンス)よりも高い優先度を有するというルール、ディスカバリ信号の(たとえば、PDCCHを介して)スケジュールされた送信は、PUCCHおよび/もしくはPUSCHよりも高い優先度を有するというルール、ならびに/または、ディスカバリ信号の周期的な送信は、PUCCHおよび/もしくはPUSCHよりも高い優先度を有するというルールのうちの1または複数を用いて、WTRUは、(たとえば、仕様において固定されて、またはより高位のレイヤのシグナリングを介して)構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUにおけるそのような優先順位付けルールは、ULディスカバリ信号送信機会、たとえば、ディスカバリ信号が送信されることが可能であるULサブフレームと衝突する、場合によっては異なるタイプの制御情報(たとえば、A/N、CSI、SR)を考慮することもできる。たとえば、ディスカバリ信号が送信されることが可能であるULサブフレームが、PUCCH上での周期的なCSIのための送信機会にも相当すると言えるということを特定するWTRUは、そのサブフレームにおけるCSI送信をやめることができ、ディスカバリ信号を送信することができる。
さらなる例として、ディスカバリ信号が送信される予定であるULサブフレームが、それがPUCCH上でA/Nを送信することができるサブフレームにも相当すると言えるということを特定するWTRUは、そのようなサブフレームにおいてディスカバリ信号とともにA/Nを送信することを、ディスカバリ信号フォーマットの設計がその可能性を認めることができる場合に、行うことができる。PUCCHおよびディスカバリ信号がサブフレームにおいてWTRUによって同時におよび独立して送信されることが可能である場合には、WTRUは、そのようなサブフレームにおいて、おそらくはいくつかの実施形態においては送信パワー優先順位付けルールに従って、両方の信号を送信することができる。
別の例においては、WTRUは、UL周波数上でディスカバリシーケンスを受信するように構成されることが可能である。WTRUが、ダウンリンク周波数上での受信に関して同時にスケジュールされることが可能である場合には、WTRUは、どの信号が優先することが可能であるかを特定することができる。たとえば、WTRUは、下記のルールのうちの1または複数を用いて、(たとえば、仕様において固定されて、またはより高位のレイヤのシグナリングを介して)構成されることが可能である。
ダウンリンク制御(たとえば、HARQ−ACKに関するPDCCHなど)および/もしくはデータ(たとえば、PDSCH)は、ディスカバリ信号の受信よりも高い優先度を有し、
ダウンリンク制御(たとえば、HARQ−ACKに関するPDCCHなど)および/もしくはデータ(たとえば、PDSCH)は、ディスカバリ信号の周期的な受信(のこのインスタンス)よりも高い優先度を有し、
ディスカバリ信号の(たとえば、PDCCHを介して)スケジュールされた受信は、ダウンリンク制御(たとえば、HARQ−ACKに関するPDCCHなど)および/もしくはデータ(たとえば、PDSCH)の受信よりも高い優先度を有し、ならびに/または、
ディスカバリ信号の周期的な受信は、ダウンリンク制御(たとえば、HARQ−ACKに関するPDCCHなど)および/もしくはデータ(たとえば、PDSCH)よりも高い優先度を有する。
WTRUが、ネットワークによる2つの矛盾するスケジューリング表示を受信したケースにおいては、WTRUは、説明されているルールによって特定されているようにスケジューリング表示のうちの1つを無視するように構成されることが可能である。
前の例は、ディスカバリ信号がDL周波数上で送信/受信されるケースに拡張されることが可能である。そのようなケースにおいては、上述のルールは、逆にされることが可能である。たとえば、UL送信のためのルールは、たとえばDL受信に適用されることが可能であり、UL受信のためのルールは、DL送信に適用されることが可能である。
WTRUは、自分の無線を再構成するように構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号の送信/受信のために自分の無線を再構成するように構成されることが可能である。
例においては、WTRUは、UL周波数上でディスカバリ信号を受信するように構成されることが可能である。WTRUは、UL周波数上でディスカバリ信号を受信するために自分の無線を再構成するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、それをその全体で受信するために、ディスカバリ信号が受信されると見込まれることが可能になる前に、無線を再構成することができる。再構成を行う際に、WTRUは、たとえば、UL周波数上での送信を停止するという機能、DL周波数上での受信を停止するという機能、受信周波数をULに切り替えるという機能のうちの1または複数を(任意の順序または組合せで)実行することができる。
さらなる例として、WTRUは、DL周波数上でディスカバリ信号を送信するように構成されることが可能である。WTRUは、DL周波数上でディスカバリ信号を送信するために自分の無線を再構成するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、それを確実に送信するために、ディスカバリ信号が送信されることが可能になる前に、無線を再構成することができる。再構成を行う際に、WTRUは、UL周波数上での送信を停止するという機能、DL周波数上での受信を停止するという機能、DL周波数上での送信のために無線を構成するという機能のうちの1または複数を(任意の順序または組合せで)実行することができる。
WTRUは、ディスカバリ信号の送信/受信のために構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。いくつかの実施形態においては、受信側WTRUは、ディスカバリ信号を探してモニタするように構成されることが可能であり、送信側WTRUは、ディスカバリ信号を送信するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、この機能は、所定の量の時間にわたって行われることが可能である。
WTRUは、無線を再構成する(たとえば、前の状態に戻す)ように構成されることが可能であるということを1または複数の実施形態は想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、無線を再構成して通常の状態のオペレーションに戻すように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号を送信/モニタすることを停止するという機能、(たとえば、おそらくは、必要もしくは有用である場合に)無線を再構成するという機能、および/または通常のオペレーションを再開する(たとえば、構成に応じて送信/受信のための周波数を再構成する)という機能のうちの1または複数を(おそらくは、役割に応じて)実行するように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、無線の再構成は、(たとえば、電子機器内の過渡状態が完了することを可能にするために)時間がかかる場合がある。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号に関連付けられているガード時間中に再構成を適用するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリサブフレームの前および/または後に無線を再構成するように構成されることも可能であり、そのことは、いくつかの実施形態においては、ガードサブフレームが使用されない場合がある、または信頼できない場合があるということを意味する場合がある。
実施形態は、マルチ信号受信に関連していることが可能である1または複数のWTRUアクションを想定している。従来のセルラーシステムにおいては、WTRUは、eNBによって送信されることが可能である信号を一度に1つ受信およびデコードすることができる(たとえば、おそらくは、一度にそのような信号を受信およびデコードすることしかできない)ということを実施形態は認識している。D2Dにおいては、複数のD2D WTRUによって送信されることが可能である複数の並列信号をWTRUが受信することが有用である場合がある。実施形態は、それらの信号の効率的な受信およびデコーディングを実行するための1または複数の技術を想定している。本明細書において使用される際には、インデックスi、j、kなどは、ゼロまたは正の整数を表すことができ、その一方で、I、J、Kなどは、インデックスのセット、たとえば、I=1:N,J={[2:5]∪[8]∪[10:13]}などを表すことができる。
WTRUは、D2D信号Sを受信およびデコードするようにスケジュールされることが可能である。この信号Sは、信号のセットS(J)から構成されることが可能である。図7は、SおよびS(J)に関する例を示しており、この場合、J=1:Nである。信号のこのセットS(J)は、D2D WTRUのセットWTRU(K)によって送信されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、S(J)とWTRU(K)との間における完全なまたは部分的なマッピング、たとえば、どの信号がどのWTRUによって送信されたと言えるかを伴って構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、ブラインドデコーディングを実行するように構成されることが可能であり、1もしくは複数の、またはそれぞれの信号の送信機に関する知識をいっさい有さなくてよい。
実施形態は、LTE D2Dにおけるマルチ信号受信のための1または複数の実施態様を想定している。D2D WTRU受信機は、RF、時間、周波数、対数尤度比、および/またはビットというドメインのうちの少なくとも1つにおいて適用されることが可能である処理モジュールのセットM(L)を含むことができる。1もしくは複数の、またはそれぞれのモジュールM(i)は、たとえば、それぞれのモジュールの状態に固有のパラメータ、たとえば、周波数オフセット、時間オフセット、利得パワーもしくはオフセット、AGC状態、および/またはさまざまなウィンドウタイミング値などを含むことができるパラメータのセットP(i)によって構成されることが可能である。WTRUは、構成P(i,j)をパラメータのセットP(i)に割り振るように構成されることが可能である。たとえば、P(i,0)は、eNB DL信号デコーディングのために最適化されることが可能である構成に対応することができ、P(i,5)は、WTRU(5)信号デコーディングのために最適化された構成であることが可能である。
図8は、マルチ信号受信機の例を示している。図8においては、受信機フロントエンドは、RFステージM(1)と、その後に続く時間ドメイン処理モジュールM(2)および周波数ドメイン処理モジュールM(3)とによって定義されることが可能である。RFステージは、AGC、フィルタ、ADC、オシレータというモジュールのうちの少なくとも1つを含むことができる。時間ドメイン処理モジュールは、周波数オフセット補正のためのCORDIC、自己相関器、および/または時刻同期のための相互相関器を含むことができる。M(2)に関連付けられているパラメータのセットP(2)は、α(CORDICにおいて適用されることになる角度)、W1(自己相関機能をトリガ/停止するためのウィンドウの始まり/終わり)、T1(自己相関機能のためのしきい値)、W2(相互相関のためのウィンドウ)、T2(相互相関のためのしきい値)を含むことができる。
WTRUの1もしくは複数の、またはそれぞれのモジュールは、D2D信号Sをデコードするように構成されることが可能であるということを実施形態は想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、eNB信号デコーディングのために使用される構成、P(I)=P(I,0)を伴って、モジュールのセットM(I)を構成することができる。いくつかの実施形態においては、WTRUは、オフセットのセットΔ(I)に結合された、eNB信号デコーディングのために使用されることが可能である構成、P(I)=P(I,0)+Δ(I)を伴って、モジュールのセットM(I)を構成することができる。P(I)の1もしくは複数の、またはそれぞれのパラメータに関して、オフセットは、静的に定義されること、および/またはeNBによって提供されることが可能である。たとえば、WTRUは、数あるシナリオの中でも、おそらくは最大ディスカバリレンジに基づいて、および/またはWTRU(j)のGPSロケーションに基づいてAGC構成をオフセットするように構成されることが可能である。また例として、WTRUは、eNBによって提供されることが可能であるD2Dタイミングアドバンス値によって同期化ウィンドウ(図8において提供されている例におけるW1など)をオフセットするように構成されることが可能である。
WTRUは、おそらくは前のD2D信号の受信に基づいて、P(I)を特定するように構成されることが可能である。1または複数の実施形態は、D2D信号S(j)に基づく(たとえば、おそらくは、いくつかの実施形態においては単一のそのような信号上での)P(I)の構成を想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、特定のWTRU(k)の受信に関するP(I)を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、おそらくは、WTRU(k)に関連付けられることが可能であるS(k)の測定されたパワーに基づいて、AGCレンジを更新するように構成されることが可能である。
実施形態は、複数のD2D信号S(J)に基づくP(I)の構成を想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、WTRUのセットWTRU(K)の受信に関するP(I)を特定するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、下記のように、1もしくは複数の、またはそれぞれのWTRU受信のために最適化されることが可能であるパラメータの線形結合としてP(I)を構成することができる。
この場合、たとえば、
Iは、構成されることになるモジュールのセットを表しており、
Jは、パラメータ最適化/チューニングのために使用されることが可能であるWTRU信号のセットを表しており、
P(I,k,T)は、WTRU(k)に関連付けられている信号受信のために最適化されることが可能であるパラメータ値のセットを表しており、
Tは、P(I,k)の特定のために使用されることが可能である時間ウィンドウを表しており、たとえばT=0.2秒である場合には、0.2秒超前に受信されたいかなる信号も、パラメータ最適化/チューニングのために使用されることは不可能であり、
αは、パラメータのセットP(i)に適用される線形重みを表すベクトルであり、および/または
Δは、1もしくは複数の、またはそれぞれのパラメータに適用されることが可能であるオフセットベクトルを表し、Δは、静的に定義されること、および/またはeNBによって提供されることが可能である。
WTRUは、飽和表示、ディスカバリ成功率が低下すること、および/または、順次的な/隣接した測定値が、所定のしきい値を上回る差を示すことというトリガのうちの1または複数に基づいてP(I,k,T)をリセットするように構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、数あるシナリオの中でも、おそらくは、WTRUが(たとえば、周期的なサブフレームのセット上で)信号Sデコーディングのいくつかの反復を実行することができる場合に、WTRUは、(たとえば、サブフレームのセットにおける)いくつかのデコーディング反復に関する特定のWTRU(k)の受信のために最適化されることが可能である構成P(I,k)を使用するように、および/または(たとえば、サブフレームの別のセットにおける)その他のデコーディング反復に関する特定のUE(l)の受信のために最適化されることが可能である構成P(I,l)を使用するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、このアプローチは、デコードされることになる任意の数のWTRU信号に拡張されることが可能である。
1または複数の実施形態は、並列処理を含むマルチ信号処理を想定している。いくつかの実施形態においては、複数の信号が、例示的なモジュールM(i)において並列にデコードされることが可能である。モジュールM(i)は、複数の並列処理サブモジュール(その例が、図9において示されている)を含むことができる。WTRUは、特定の構成をそれぞれのサブモジュールに適用するように構成されることが可能である。この構成は、本明細書においてさらに説明されているように算出されることが可能である。
実施形態は、順次処理を想定しており、たとえば、複数の信号が順次デコードされることが可能である。WTRUは、数あるシナリオの中でも、おそらくは、WTRU(k)をデコードするために、および/またはM(i+1)におけるN回の処理反復を実行するために、構成P(i,k)をモジュールM(i)に適用するように構成されることが可能である。WTRUは、異なる構成P(i+1,l)を用いて1もしくは複数の、またはそれぞれの処理反復を実行するように構成されることが可能である。図10は、このアプローチの例を示している。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、本明細書においてさらに詳細に説明されているようにP(i+1,l)を特定するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、別のWTRUのために最適化されることが可能である構成を用いて実行された可能性があるM(i)における処理を完全にまたは少なくとも部分的に補正するためにP(i+1,l)を特定するように構成されることが可能である。たとえば、時間ドメイン(M(2))においてWTRU(k)のために同期化ポイントが選択されることが可能であり、数ある理由の中でも、おそらくは、UE(l)に関するタイミングシフト(たとえば、周波数ドメインにおける傾きに相当することが可能である)を補正するために、CORDICが周波数ドメイン信号上に適用されることが可能である。
順次処理に関連付けられることがあり得る潜在的な問題は、M(i+1)において実行されることが可能である処理反復の最大数を制限する可能性があるバッファサイズ上の制限である場合があるということを実施形態は認識している。WTRUは、例示的な技術のうちの下記のもののうちの1または複数を適用するように構成されることが可能である。
− 現在の受信機の負荷および待ち時間に基づいてM(i)にとって利用可能な反復の最大数Nを算出する
− デコードされることになる並列信号のセットをN個のグループに分割する
− 分割は、下記のような信号情報に基づくことが可能である。
− 最後の成功した信号デコーディング
− 信号測定値(パワー、タイミングなど)、および/もしくは
− 信号デコーディング優先度
− など
− (本明細書において説明されているような)信号の1もしくは複数の、もしくはそれぞれのグループに関する最適な構成P(i,k)、P(i,l)、P(i,m)などを算出する、ならびに/または
− 1もしくは複数の、もしくはそれぞれの構成に関してS上で順次処理を実行する。
実施形態は、連続した信号キャンセルを想定しており、たとえば、複数の信号が順次デコードされることが可能であり、および/または、1もしくは複数の、もしくはそれぞれのデコードされた信号は、最初の信号から除去されることが可能である。いくつかの実施形態においては、WTRUは、例示的な技術における下記のもののうちの1または複数を実行するように構成されることが可能である。
− 信号S、モジュールM(i)の入力をバッファし、
− モジュールM(i)においてパラメータP(j)を用いてSを処理し、この場合、P(j)は、WTRU(j)のデコーディングのために最適化されることが可能であり、
− 信号SからS(j)を除去し、および/または
− モジュールM(i)においてパラメータP(k)を用いてSを処理し、この場合、P(k)は、WTRU(k)のデコーディングのために最適化されることが可能である。
実施形態は、LTE D2Dマルチ信号受信のための1または複数のWTRU受信機構成を想定している。1または複数の実施形態においては、WTRUは、図11の例において示されているように並列D2D信号の組合せをデコードするように構成されることが可能である。WTRUは、1または複数のWTRU送信機にマップされる信号のスケジューリング情報を伴って構成されることが可能である。WTRUは、t0において受信機構成P(I,0)を適用するように構成されることが可能であり、その場合、P(I,0)は、eNB信号受信のために最適化されることが可能である構成であることが可能である。WTRUは、1もしくは複数の、またはそれぞれのWTRU送信機(UE1〜3)に関するパワー(Pi)、周波数オフセット(Δfi)、および/またはタイミング基準(Ti)のt0における最初の測定を実行するように構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば下記のように、パワー測定に基づいて1もしくは複数の、またはそれぞれのユーザに関する重み付けファクタ(αi)を特定するように構成されることが可能である。
α1=P1/(P1+P2+P3)、
α2=P2/(P1+P2+P3)、および/または
α3=P3/(P1+P2+P3)。
WTRUは、t1において受信機構成P(I,1)を適用するように構成されることが可能であり、その場合、P(I,1)は、たとえば下記のように、UE(1)受信のために最適化された構成であることが可能である。
P1に基づくAGCレベル、
タイミング基準=T1、および/または
補正するための周波数オフセット=Δf1。
WTRUは、t1において受信機構成P(I,1)を適用するように構成されることが可能であり、その場合、P(I,1)は、たとえば下記のように、UE(1)受信のために最適化された構成であることが可能である。
P1に基づくAGCレベル、
タイミング基準=T1、および/または
補正するための周波数オフセット=Δf1。
WTRUは、t2において受信機構成P(I,2)を適用するように構成されることが可能であり、その場合、P(I,2)は、たとえば下記のように、UE(1)およびUE(2)受信のために最適化された構成であることが可能である。
max(P1,P2)に基づくAGCレベル、
タイミング基準=min(T1,T2)、および/または
補正するための周波数オフセット=(Δf1+Δf2)/2。
WTRUは、t3において受信機構成P(I,3)を適用するように構成されることが可能であり、その場合、P(I,3)は、たとえば下記のように、UE(1)、UE(2)、およびUE(3)受信のために最適化された構成であることが可能である。
max(P1,P2,P3)に基づくAGCレベル、
タイミング基準=α1Τ1+α2Τ2+α3Τ3、および/または
補正するための周波数オフセット=(α1Δf1+α2Δf2+α3Δf2)。
WTRUは、1もしくは複数の、またはそれぞれのWTRU送信機(UE1〜3)に関するパワー(Pi)、周波数オフセット(Δfi)、および/またはタイミング基準(Ti)のt3における最初の測定を実行するように構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば下記のように、パワー測定に基づいて1もしくは複数の、またはそれぞれのユーザに関する重み付けファクタ(αi)を特定するように構成されることが可能である。
α1=P1/(P1+P2+P3)、
α2=P2/(P1+P2+P3)、および/または
α3=P3/(P1+P2+P3)。
WTRUは、その他の受信インスタンスに関しても同じ技術のうちの1または複数を繰り返すように構成されることが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号の検知および/または測定を想定している。WTRUは、ディスカバリ信号の一部であること(またはディスカバリ信号に関連付けられていること)が可能である少なくとも1つの同期信号を測定することによって、ディスカバリ信号の存在および/またはタイミングを検知することができる。WTRUは、より高位のレイヤによって提供される時間ウィンドウ中に、これらの測定を実行することができる。たとえば、WTRUは、同期信号が存在することが可能であるサブフレームのセットを伴って構成されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、検知された同期信号の特性に基づいて、ディスカバリ信号に関連付けられているアイデンティティを特定することができる。
いくつかの実施形態においては、WTRUは、ディスカバリ信号を送信するデバイスからその他の信号および/またはペイロード情報が受信されることが可能である時刻またはおよその時刻に関する情報を、ディスカバリ信号の特性から特定することができる。この情報は、低い周期性(数十秒など)でデバイスがペイロード情報を送信することができるケースにおいては有用である場合がある。受信側デバイスは、この情報を使用して、自分がペイロードおよび/またはその他の信号を検知するための1または複数の受信手順を開始することができる時刻を特定することができる。受信側デバイスは、数ある理由の中でも、おそらくはバッテリ消費を少なくするために、この時刻まで、1または複数の受信手順を遮断すること(たとえば、低アクティビティー状態に入ること)が可能である。
いくつかの実施形態においては、特定の検知されたZCルートシーケンス、および/またはZCルートシーケンスの特定の検知された循環シフトが、ディスカバリ信号を送信するデバイスがペイロードおよび/またはその他の信号を送信することができない最小持続時間を示すことができる。たとえば、ZCルートシーケンス(または、ゴールドシーケンスおよび/もしくは周波数ドメイン位置などのその他の特性)の第1の値は、(数ある想定されるタイムピリオドの中でも)少なくとも10秒間はペイロードが送信されることは不可能であるということを示すことができる。この値を検知した後に、受信側デバイスは、10秒間低アクティビティー状態に入ることができ、次いで、ペイロードをデコードするための受信手順を開始することができる。ZCルートシーケンスの第2の値は、(数ある想定されるタイムピリオドの中でも)たとえば少なくとも20秒間はペイロードが送信されることは不可能であるということを示すことができる。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号の受け取られたパワーおよび/または品質の特定を想定している。WTRUは、ディスカバリ信号上での少なくとも1つのタイプの測定を実行すること、および/またはネットワークに報告することが可能である。測定のタイプは、ディスカバリ信号の受け取られたパワーの推定に相当することが可能である。そのような測定は、本明細書における説明においては、ディスカバリ信号の受け取られたパワー(またはDSRP)と呼ばれる場合がある。
いくつかの実施形態においては、受信されるDSRPパワー測定値は、ディスカバリ信号を構成している信号コンポーネントの指定されたセットに対応するリソース要素のパワー寄与を平均化することによって、特定されることが可能である。そのようなコンポーネントは、下記のものに対応するリソース要素のうちの1もしくは複数、またはすべてを含むことができる。
− 基準信号
− 同期信号
− ディスカバリシーケンス、および/または
− ペイロード
いくつかの実施形態においては、受信されたディスカバリ信号上でのDSRP測定値を表すリソース要素のパワー寄与の平均化は、線形ドメインにおいて行われることが可能である。おそらくは、複数のRxアンテナがモニタリングWTRUによって使用されることが可能である場合には、パワー寄与の平均化は、Rxアンテナポートにわたって行われることが可能である。
いくつかの実施形態においては、DSRP測定値は、システム帯域幅全体と比較した場合に、指定されたまたは構成された帯域幅にわたって(またはいくつかの実施形態においては、おそらくはそのような帯域幅にわたってのみ)取られることが可能である。
いくつかの実施形態においては、受信されるDSRPパワー測定値は、ディスカバリ信号送信機会に関する時間シンボルの指定されたまたは構成されたサブセットにわたってディスカバリ信号コンポーネントのパワー寄与を平均化することによって、特定されることが可能である。
いくつかの実施形態においては、測定のタイプは、ディスカバリ信号の受け取られた品質の推定に相当することが可能であり、それは、限定ではなく、例として、ディスカバリ信号の受け取られた品質(またはDSRQ)と呼ばれる場合がある。
たとえば、そのようなDSRQ測定値は、部分的には、本明細書において定義されているDSRP、および/またはさらなる測定値から特定されることが可能である。
さらなる例として、DSRQは、比率N×DSRP/RSSIとして特定されることが可能であり、この場合、RSSIは、少なくとも1つのリソース要素がDSRPの特定のために使用された可能性がある時間シンボルにおいて合計の受け取られたパワーを線形に平均化することによって特定されることが可能である。Nという値は、RSSIの特定のために使用されたリソースブロックの数に相当することが可能である。
1または複数の実施形態は、ディスカバリ信号タイミングを想定している。測定のタイプは、ディスカバリ信号の受信されたタイミングの推定に相当することが可能である。そのような測定は、本明細書における説明においては、たとえば、ディスカバリ信号タイミング(またはDST)と呼ばれる場合がある。
タイミングは、ディスカバリ信号の、またはその1つのコンポーネントの受信の始まり(Td)と、第2の信号の受信の始まり(Tref)との間における時間差(Td−Tref)に相当することが可能である。Tdを特定するために使用されることが可能であるディスカバリ信号のコンポーネントは、下記のうちの少なくとも1つに相当することが可能である。
− 基準信号
− 同期信号
− ペイロード
上述の信号のうちの1つの受信の始まりは、その信号が存在している可能性がある特定の時間シンボル、たとえば、第1の時間シンボルの始まりに相当することが可能である。
Tdは、ディスカバリ信号の測定されたコンポーネントと比較して既知の関係を有することができるタイミングを伴うサブフレームの始まりとして特定されることが可能である。たとえば、ディスカバリ信号の基準信号部分が、サブフレームの第3のシンボルにおいて送信されることになると定義されることが可能である場合には、WTRUは、基準信号の受信の始まりを測定して、3つのシンボルに対応する持続時間を差し引くことによって、Tdを特定することができる。
第2の信号(Tref)の受信の始まりは、WTRUのサービングセルからの1つのサブフレーム(または1つのフレーム)の始まりに対応することが可能である。WTRUのサービングセルは、プライマリサービングセル、および/または、ディスカバリ信号が受信される元として同じキャリア上で機能しているサービングセルのうちの少なくとも1つであることが可能である。サブフレーム(またはフレーム)は、ディスカバリ信号受信が開始するサブフレーム(またはフレーム)、ディスカバリ信号受信が終了するサブフレーム(またはフレーム)、Tdに最も近い開始時刻を有するサブフレーム(またはフレーム)のうちの少なくとも1つに相当することが可能である。
1または複数の実施形態は、少なくとも1つの測定構成を想定している。WTRUは、おそらくは、ディスカバリ信号に関連付けられているアイデンティティ、ディスカバリ信号の一部である基準信号の特性(たとえば、基準信号シーケンスのために使用される擬似ランダムシーケンス発生器の最初の値)、ディスカバリ信号の一部が見つけられることが可能であるリソース要素のセット、ディスカバリ信号が見つけられることが可能である少なくとも1つのサブフレーム、および/またはディスカバリ信号の一部が開始する時刻という特徴のうちの少なくとも1つを前提として、ディスカバリ信号上で上述の測定のうちの少なくとも1つを実行することができる。
上述の特徴のうちの少なくとも1つは、第2の特徴の関数として特定されることが可能である。たとえば、擬似ランダム生成器の最初の値は、アイデンティティから特定されることが可能である。
上述の特徴のうちの少なくとも1つは、事前に特定されること、またはより高位のレイヤのシグナリングから得られることが可能である。たとえば、基準信号が存在していることが可能であるリソース要素のセットは、事前に特定されることが可能である。別の例においては、ディスカバリ信号に関連付けられているアイデンティティは、より高位のレイヤのシグナリングによって提供されることが可能である。
上述の特徴のうちの少なくとも1つは、ディスカバリ信号の(またはディスカバリ信号に関連付けられている)同期信号部分から特定されることが可能である。たとえば、アイデンティティは、本明細書において説明されている検知手順の一部として同期信号から特定されることが可能である。基準信号の始まりのタイミングは、同期信号のタイミングに基づいて特定されることが可能である。たとえば、基準信号タイミングは、同期信号のタイミングに加えられるオフセットとして特定されることが可能である。そのオフセットは、サブフレームの持続時間よりも小さくてもよく、または大きくてもよい。
1または複数の実施形態は、測定報告を想定している。ディスカバリ測定値の測定および/または報告は、RRCプロトコルの測定サブシステムによって管理および/または制御されることが可能である。このケースにおいては、ディスカバリ信号リソースは、測定オブジェクト内に含まれることが可能であり、または新たな(たとえば、この目的でこれまで定義されていない)タイプの測定オブジェクトが定義されることが可能である。報告構成は、たとえば、既存のイベントまたは新たに定義されたイベントを使用することができる。
いくつかの実施形態においては、測定レポートの送信をトリガすることができるイベントは、ディスカバリ信号タイミングが、しきい値(プラス、場合によっては、正または負のヒステリシス)よりも低く(または高く)なった場合であることが可能である。
実施形態は、ネットワークカバレッジの外でのWTRUオペレーションを想定している。いくつかの実施形態においては、WTRUは、たとえば、WTRUがネットワークカバレッジの外で機能している場合があるシナリオにおいては、ディスカバリのためのルールおよび/またはパラメータのセットを伴って事前に構成されることが可能である(例として、WTRUは、たとえば、仕様におけるデフォルトのパラメータを伴うこと、および/またはWTRUメモリ内に、もしくはそのUSIM内に格納されている構成を伴うことが可能である)。WTRUは、ディスカバリ信号の送信/受信のために、これらのパラメータを使用することができる。
WTRUは、(たとえば、付近の別のWTRUまたはクラスタヘッド(CH)から送信される)同期信号を探してモニタするように構成されることが可能である。次いでWTRUは、ディスカバリのためのパラメータ(たとえば、フレームおよび/もしくはサブフレームタイミング、ならびに/またはセルアイデンティティ値など)をCH信号から得ることができる。
実施形態は、WTRU固有ではない割り当ておよび/またはWTRU固有のシーケンスを含むことができる技術を含む、1または複数のディスカバリ信号WTRU技術を想定している。いくつかの実施形態においては、モニタリングWTRUは、どのサブフレームがディスカバリ信号を搬送することができるか(たとえば、ディスカバリサブフレーム)を、おそらくはRRCシグナリングおよび/またはSIBを介して特定することができる。モニタリングWTRUは、SIBから、ならびに/または、システム帯域幅および/もしくはその他の固定された値に基づいて、ディスカバリ信号物理レイヤパラメータを特定することができる。WTRUは、下記のうちの1または複数を実行することができる。
− ディスカバリサブフレーム上で、モニタリングWTRUは、自分の受信機をUL周波数に合わせることができ、ディスカバリ領域においてディスカバリ信号を検知することを試みることができ、
− WTRUは、あり得る同期化コード(たとえば、セルIDに関連付けられている)のリストから同期化コードを検知することができ、
− WTRUは、あり得る値のリストからディスカバリシーケンス(および/もしくはDMRS)を取得することができ、および/もしくは、同期化コードおよび/もしくはディスカバリシーケンス/パイロット構成に関連付けられているインデックスを特定することができ、
− WTRUは、ディスカバリ送信に関連付けられているサブフレーム番号を特定することができ、このことは、ディスカバリ信号が関連付けられることが可能であるセルのセルフレームおよび/もしくはサブフレームタイミングをWTRUが取得するということを意味することができ、
− WTRUは、既知のパイロット/同期化シンボルを使用してチャネルを推定することができ、
− WTRUは、スクランブリング発生器パラメータを特定することができ、および/もしくは適用することができ、ならびに/または、
− WTRUは、ディスカバリ信号ペイロードをデコードすることができる。
実施形態は、WTRU固有ではない割り当ておよび/またはWTRU固有ではないシーケンスを含むことができる技術を含む、1または複数のディスカバリ信号WTRU技術を想定している。いくつかの実施形態においては、モニタリングWTRUは、どのサブフレームがディスカバリ信号を搬送することができるか(たとえば、ディスカバリサブフレーム)を、たとえばRRCシグナリングおよび/またはSIBを介して特定することができる。モニタリングWTRUは、SIBから、ならびに/または、システム帯域幅および/もしくはその他の固定された値に基づいて、ディスカバリ信号物理レイヤパラメータを特定することができる。WTRUは、下記のうちの1または複数を実行することができる。
− ディスカバリサブフレーム上で、モニタリングWTRUは、自分の受信機をUL周波数に合わせることができ、ディスカバリ領域においてディスカバリ信号を検知することを試みることができ、
− WTRUは、あり得る同期化コード(たとえば、セルIDに関連付けられている)のリストから同期化コードを検知することができ、
− WTRUは、関連付けられているディスカバリシーケンス/パイロットおよび/もしくは同期化シンボルを使用してチャネルを推定することができ、
− WTRUは、ディスカバリ送信に関連付けられているサブフレーム番号を特定することができ、このことは、ディスカバリ信号が関連付けられることが可能であるセルのセルフレームおよび/もしくはサブフレームタイミングをWTRUが取得するということを意味することができ、
− WTRUは、スクランブリング発生器パラメータを特定および/もしくは適用することができ、ならびに/または、
− WTRUは、ディスカバリ信号ペイロードをデコードすることができる。
図13は、時分割多重化(TDM)に基づく例示的なセルラーネットワークを示している。図14は、図13の例示的なトポロジネットワークに関連した例示的なタイミングを示している。
図13において示されているように、ディスカバー可能WTRU(WTRU1)は、ディスカバリ信号をモニタリングWTRU(WTRU2)に送信することができる。サブフレーム(n−1)および(n+1)は、ディスカバリサブフレーム(n)に隣接しており、それらは、ネットワーク通信(ディスカバー可能WTRUおよびモニタリングWTRU)のためにスケジュールされることが可能であるということが仮定されることが可能である。サブフレーム(n+1)上での干渉を回避するために、ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号のために自分のアップリンク(UL)タイミングを使用することができるということが仮定されることが可能である。
本明細書において使用されている用語は、たとえば、Rc、すなわち、セル半径/レンジ、Rd、すなわち、ディスカバリ半径および/またはレンジ、TP1、すなわち、eNBとWTRU1との間における伝搬遅延、TP2、すなわち、eNBとWTRU2との間における伝搬遅延、ならびにTPd、すなわち、WTRU1とWTRU2との間における伝搬遅延を含むことができる。遅延拡散は、伝搬遅延の一部であることが可能である。用語は、たとえば、ΔS、すなわち、周波数切り替え待ち時間(ダウンリンク(DL)からUL周波数へ、またはULからDL周波数へ)、c、すなわち、ディスカバリ信号の始まりにおける受信機(Rx)の破損した時刻、およびΔM、すなわち、ディスカバリ信号の終わりにおけるRxの破損した時刻をさらに含むことができる。ディスカバリ信号のために専用のトランシーバが使用される場合には、ΔSの値はゼロであることが可能である。
図14において示されているように、信号破損影響が、下記の方程式を使用して算出されることが可能である。
ΔL=ΔS+TP1+TP2−TPd (5)
ΔM=ΔS+TPd−TP2−TP1 (6)
方程式(5)においては、TP1が増大すると、WTRU1は、自分のディスカバリ信号を(たとえば、自分のULタイミング上で)より早く、たとえば、WTRU2によるサブフレーム(n−1)の受信中に送信することができる。TP2が増大すると、WTRU2は、自分のDLサブフレームをより遅く受信することができる。このことは、WTRU2がUL周波数上で切り替えを行ってディスカバリ信号を受信するための時間が少なくなるという結果をもたらすことが可能である。切り替え待ち時間ΔSは、受信遅延に加えられることが可能である。WTRU1とWTRU2との間における伝搬遅延、TPdは、WTRU2におけるディスカバリ信号の着信を遅らせることができるため、その他の3つの量を補正することができる。
方程式(6)においては、TPdは、ディスカバリ信号受信の終わりを遅らせることができる。ΔSは、DL周波数上でのDLサブフレーム(n+1)の正しい受信のために使用されることが可能である。TP1は、ディスカバリ信号送信およびその受信の終わりを進めることができる。TP2は、WTRU2におけるDLサブフレーム(n+1)の着信を遅らせることができ、ディスカバリ信号受信の受信を完了するために(またはDLサブフレーム(n+1)受信の始まりのために)より多くの時間を提供することができる。同じセルに接続されているWTRUに関して、TPdは、(TP1+TP2)によって境界を示されることが可能である。ΔLは、ΔS以上であることが可能であり、および/またはΔMは、ΔS以下であることが可能である。
図15は、周波数分割多重化(FDM)に基づく例示的なトポロジを示している。図16は、図15の例示的なトポロジネットワークに関連した例示的なタイミングを示している。図15および図16において示されているように、Tpiは、それぞれのWTRU、WTRUiに関する伝搬時間値であることが可能である。
図16において示されているように、ΔPは、2つのFDM信号の間における直交性損失(たとえば、両方の信号のサイクリックプレフィックスの外の信号セクション)を表すことができ、方程式(7)によって算出されることが可能である。
ΔP=TP4−TPd+TP1−TP3−CP_duration (7)
同じセルに接続されているWTRUに関して、TPdは、(TP2+TP3)によって境界を示されることが可能である。方程式(7)は、下記になることが可能である。
ΔP≦TP1+TP2−TPd−CP_duration (8)
最悪のケースは、TPdがほぼ0に等しくなることが可能である場合に生じることがある。ネットワークケース(受信機がセルの中央に存在することが可能である場合)と比較した際に、最大伝搬時間TP4maxが倍増される場合があり、それによって、通常のLTEサイクリックプレフィックス持続時間が短くなりすぎる場合がある。
LTE基準信号は、たとえば、Zadoff−Chuシーケンスに基づくことが可能である。長さNZCのZadoff−Chu(ZC)シーケンスは、下記のように定義されることが可能である。
この場合、シーケンスルートuは、NZCに対して相対的に素数であることが可能である(たとえば、uおよびNZCの公約数は、1であることが可能である)。
固定されたuに関しては、ZCシーケンスは、周期的な自己相関特性を有することができる(たとえば、周期的な自己相関は、ゼロ以外のタイムシフトに関してゼロであることが可能である)。異なるuに関しては、ZCシーケンスは、直交ではないことが可能であるが、低い相互相関を示すことが可能である。シーケンス長さNZCが素数として選択される場合には、タイムシフトにかかわらず、任意の2つのシーケンスの間における1/√NZCの周期的な相互相関を伴う(NZC−1)個の異なるシーケンスが存在することが可能である。同じZCシーケンスのサイクリックタイムシフトを定義することによって、直交信号のセットが生成されることが可能である。このアプローチは、LTEネットワークにおいて使用されることが可能である。
図17において示されているように、2つのCDM信号の間における伝搬時間差(遅延拡散を含む)は、たとえば直交性を保持するために、循環シフトサイズよりも低いことが可能である。図15において記載されているトポロジに関しては、循環シフトサイズ(ΔCS)最小値は、方程式(10)によって提供されるように制限されることが可能である。
ΔCS>TP1max+TP2max (10)
循環シフトサイズの制限は、所与のZCシーケンスサイズに関して利用可能な直交信号の最大数に影響を与える場合がある。
図14および図16において示されているタイミング手順は、ディスカバリ信号受信破損(たとえば、伝搬時間および切り替え待ち時間によってもたらされた)、ならびに/または信号直交性損失(ディスカバリおよびネットワーク)(たとえば、同期化基準の伝搬時間および多重度によってもたらされた)が、どのようにして回避または最小化されることが可能であるかを含む難題を提示する場合がある。
ネットワーク通信とディスカバリ信号との間におけるFDM多重化が使用される場合には、eNB受信機によって、そのeNBに近いディスカバー可能WTRUに関して、近遠効果が経験されることがある。WTRUにおけるディスカバリ信号の最大送信パワーは、ネットワーク通信の正しい受信を保つために、eNBからのWTRU距離に基づいて低減されることが可能である。これは、WTRUロケーションに基づく不公平なディスカバリレンジをもたらす場合がある。
セルエッジにおける干渉のレベルは、その中央におけるよりも、はるかに高い場合がある。たとえWTRUの送信パワーが、セルエッジにおいてさらに高くても、モニタリングWTRUによって見られた場合の、ディスカバリ信号の信号対干渉雑音比(SINR)は、より低いことがある。
パワー制御手順は、ネットワーク通信上でのディスカバリ信号干渉(たとえば、eNB受信によって生じる場合がある近遠効果)の取り扱い、および/またはディスカバリ信号の公平な所定のレンジを確保することを含む難題を提示する場合がある。
「デバイス」という用語は、たとえば、WTRU、クライアント、ネットワークアダプタなどのワイヤレス送信/受信ユニットを指すことができる。「デバイス」という用語は、たとえば、固定式または移動式の中継局、フェムトセル、スモールセル、およびホームeNBを、これらのノードが、WTRUのルールと同様のルールに従って動作する状況において、指すことができる。
「ネットワーク」という用語は、たとえば、デバイス(たとえば、WTRU)の送信および/もしくは受信を制御する機能を有することができる、またはデバイスによる参照のために使用される信号を送信することができるワイヤレスネットワークインフラストラクチャの要素または機能を指すことができる。ネットワーク要素の例は、eNB、MME、S−GWなどを含むことができる。「ネットワーク」という用語は、コンテキストにおいてネットワーク機能を有することができるデバイスを指すことができる。たとえば、いくつかの公安用途においては、特定の機能、たとえば、同期化基準を提供することのためのネットワークの役割をデバイスが担うことができるということが可能である場合がある。
ディスカバリ信号タイミングに関連した方法が提供されることが可能である。これらの方法は、送信側WTRU、ディスカバー可能WTRU、受信側WTRU、および/またはモニタリングWTRUによって実行されることが可能である。ディスカバリ信号送信および受信ならびにD2D通信は、ディスカバリフレームに続いて生じることが可能である。LTEのコンテキストにおいては、ディスカバリフレームは、10ミリ秒続くことが可能であり、10個の1ミリ秒ディスカバリサブフレームへと分割されることが可能である。ディスカバリサブフレームは、2つのディスカバリスロットを含むことができる。ディスカバリフレーム、ディスカバリサブフレーム、およびディスカバリスロットの間における関係が、図20において示されている。
WTRUは、従来のアップリンクサブフレームにおける従来の信号と、ディスカバリサブフレームにおけるディスカバリまたはD2D通信信号とを同時に送信すること、または同時に送信しないことが可能である。WTRUは、ネットワークカバレッジのもとでは、ダウンリンク無線フレーム(たとえば、eNBからそのダウンリンク無線フレームへそれが接続またはキャンプされる)を、ディスカバリフレームタイミングのための参照として使用するように構成されることが可能である。
ディスカバリフレームタイミングが特定されることが可能である。WTRUは、タイミングアドバンスをディスカバリフレームに適用するように構成されることが可能である(たとえば、D2Dタイミングアドバンス、「D2D−TA」)。図21は、WTRUの観点からのダウンリンク無線フレームのタイミングおよび従来のアップリンク無線フレームのタイミングに対するディスカバリ無線フレームのタイミングを示している。図21においては、TTAは、アップリンク無線フレームに関するタイムアライメント(たとえば、秒での)を表すことができ、TD2D-TAは、ディスカバリ無線フレームに関するタイムアライメント(たとえば、秒での)を表すことができる。
WTRUは、ディスカバリフレームに対するタイミングアドバンス(たとえば、D2D−TAの値(TD2D-TA))を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、明示的な構成を介してD2D−TAの値を特定するように構成されることが可能である。WTRUは、D2D−TAに関する特定の値を伴って、たとえばRRCシグナリングを介して、明示的に構成されることが可能である。D2D−TAの値は、仕様において固定されることが可能である。WTRUは、別のWTRUから、たとえば、直接のWTRUツーWTRU(たとえば、D2D)通信リンクを介して、明示的にD2D−TA構成を受信することができる。
たとえば、WTRUは、黙示的な構成を介してD2D−TAの値を特定するように構成されることが可能である。WTRUは、たとえば1または複数のその他の黙示的なパラメータに基づいて、D2D−TAの値を特定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ無線フレームがアップリンク無線フレームにそろえられることが可能である(たとえば、TD2D-TA=TTA)ということを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ無線フレームがダウンリンク無線フレームにそろえられることが可能である(たとえば、TD2D-TA=0)ということを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ無線フレームが、仕様において固定されること、またはより高位のレイヤによって動的に構成されることが可能であるさらなるオフセット(たとえば、TD2DOffset)を伴ってアップリンク無線フレームにそろえられることが可能であるということを特定するように構成されることが可能である。たとえば、D2D−TA値は、TD2D-TA=TTA+TD2DOffsetとして得られることが可能である。
WTRUは、たとえばWTRU状態に基づいて、D2D−TAの値を特定することができる。WTRUが、有効なタイミングアドバンスを有していない(たとえば、WTRUが接続モードにない、またはそのタイミングアドバンス有効性タイマが切れている)場合には、ディスカバリフレームタイミングは、ダウンリンクフレームタイミングにそろえられることが可能である(たとえば、TD2D-TA=0)ということをWTRUは特定することができる。WTRUが、有効なタイミングアドバンスを有している場合には、ディスカバリフレームタイミングは、アップリンク無線フレームタイミングにそろえられることが可能である(たとえば、TD2D-TA=TTA)ということをWTRUは特定することができる。
たとえば、WTRUは、セル構成および/またはWTRU測定値に基づいて、D2D−TAの値を特定するように構成されることが可能である。WTRUは、たとえば1または複数のWTRU測定値に基づいて、D2D−TAの値を特定するように構成されることが可能である。
WTRUは、参照としてダウンリンク無線フレームを使用することができ、その参照ポイントからTD2D-TAの値を特定することができる。WTRUは、アップリンク無線フレームタイミングに対するオフセットTD2DOffsetを特定することができる。説明を簡単にするために、この特定は、WTRUがダウンリンク無線フレームに対するタイミングオフセットを特定するコンテキストにおいて説明されている。この方法は、アップリンク無線フレームタイミングに対するオフセットを特定することにも当てはまる。たとえば、WTRUは、それらの測定またはアプローチのうちの1または複数を任意の順序または組合せで使用して、ディスカバリ無線フレームタイミング(TD2D-TA)を特定することができる。
WTRUは、SIB上でシグナリングされたセル関連のパラメータに基づいてTD2D-TAの値を特定することができる。WTRUは、PRACH構成インデックスに基づいてTD2D-TAの値を特定することができる。より具体的には、WTRUは、1または複数の固定されたTD2D-TA値のセットをPRACH構成パラメータの対応するセットに関連付けるテーブルを伴って構成されることが可能である。WTRUは、この事前に構成されたテーブルにおけるインデックスとしてPRACHプリアンブルフォーマットを使用することによって、TD2D-TAの値を特定することができる。
WTRUは、フレーム構造に基づいてTD2D-TAの値を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、TD2D-TAの特別な値、またはフレーム構造1に関する特別なオフセット、およびフレーム構造2(TDD)に関する別の値のために構成されることが可能である。
WTRUは、セルにおいて使用されるサイクリックプレフィックスに基づいてTD2D-TAの値を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、TD2D-TAの特別な値、またはノーマルサイクリックプレフィックスに関する特別なオフセット、および拡張サイクリックプレフィックスに関する別の値のために構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば1または複数のパスロス測定値に基づいてTD2D-TAの値を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、2つの最も近いセルの間におけるパスロスの差を特定すること、およびパスロス差に基づいてTD2D-TAに対する調整を特定することが可能である。
WTRUは、(たとえば、基準信号時間差(RSTD)測定を使用して)1または複数のセルの間における受信ダウンリンクフレームタイミング差に基づいてTD2D-TAの値を特定するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、2つの最も近いセルの間における受信タイミングの差を特定すること、および測定された時間差に基づいてTD2D-TAの値を特定することが可能である。
WTRUは、タイミングのために異なる参照ソースを使用するように構成されることが可能である。たとえば、このアプローチは、WTRUがネットワークカバレッジのもとにないコンテキストにおいて使用されることが可能である。このアプローチは、直接のWTRU通信のために使用されることが可能である。これらの例示的な方法は、WTRUダウンリンク無線フレームまたはアップリンク無線フレームタイミングを特定するために適用できることも可能である。
例においては、WTRUは、GNSS測定に基づいてディスカバリ無線フレームタイミングを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、たとえば、GPSタイミングに基づいてディスカバリ無線フレームを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、静止衛星の特定のサブセット上で自分のディスカバリ無線フレームタイミングをそろえるために(たとえば、自分のサブスクリプションもしくは自分のUSIMを介して、またはアプリケーションレイヤ構成を介して)事前に構成されることが可能である。
WTRUは、別のWTRUディスカバリ無線フレームに基づいてディスカバリ無線フレームタイミングを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号を探してモニタするように構成されることが可能であり、自分のディスカバリ無線フレームを、選択されたWTRU同期化にそろえるように構成されることが可能である。WTRUは、受信された信号パワーに基づいてタイミング基準に関するソースを選択するように構成されることが可能である。WTRUは、信号コンテンツまたは特徴(たとえば、信号ルートシーケンスまたは循環シフト)に基づいてタイミング基準に関するソースを選択するように構成されることが可能である。
オペレーションは、たとえば、従来のオペレーション(たとえば、eNBとの通信)が行われているサブフレームから、D2D関連のオペレーション(たとえば、ディスカバリ信号の送信/受信、D2D通信)が行われているサブフレームへ、およびその逆へ変わることが可能である。
伝搬遅延、別々のWTRU位置、および、セル内のWTRUの間における別々のタイムアライメントに起因して、受信側WTRUにとっては、別の送信側WTRUのアップリンク無線フレームタイミングが、そのアップリンクまたはダウンリンク無線フレームとそろえられない場合がある。D2Dオペレーションにおけるアライメントでのこの差は、問題となる場合がある。たとえば、別々のサブフレームに属しているD2D信号および従来の信号の間における重なりに起因するミスアライメントサブフレーム間干渉、および/または、さらなる干渉につながるOFDM直交性の減少。これらの潜在的な問題を緩和するために、WTRUは、ディスカバリフレームタイミングを伴って構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリサブフレームとの間での送信/受信のモードの変更に関連したアクションを実行することができる。
たとえば、D2D送信は、FDDにおけるアップリンク送信、またはTDDオペレーションにおけるアップリンクサブフレームと同じ周波数上で行われることが可能である。ディスカバリサブフレームは、アップリンクサブフレームにタイムアラインされない場合には、隣接するアップリンクサブフレームと重なることがある。たとえば、図22において示されているように、TD2D-TAとTTAとの間における差が正である場合には、ディスカバリサブフレーム#nは、時間においてアップリンクサブフレーム#n−1と重なることがある。図22において示されているように、ディスカバリサブフレーム#nは、アップリンクサブフレーム#n+1と重ならずに、WTRUがディスカバリサブフレーム#nを送信する時刻と、WTRUがアップリンクサブフレーム#n+1を送信する時刻との間にブランクスペースを残す場合がある。
図23において示されているように、差TD2D-TA-TTAが負である場合には、ディスカバリサブフレーム#nは、時間においてアップリンクサブフレーム#n+1と重なることがある。図23において示されているように、ディスカバリサブフレーム#nは、アップリンクサブフレーム#n−1と重ならずに、WTRUがアップリンクサブフレーム#n−1を送信する時刻と、WTRUがディスカバリサブフレーム#nを送信する時刻との間にブランクスペースを残す場合がある。
重なる送信が低減または回避されることが可能である。WTRUは、ディスカバリの送信に先立つアップリンクサブフレームの最後のk個のOFDMシンボルを送信しないように構成されることが可能である。より具体的には、図22を参照すると、WTRUは、WTRUがディスカバリサブフレーム#n上で送信を行うように構成されている場合に、アップリンクサブフレーム#n−1の最後のk個のOFDMシンボルを送信することを回避するように構成されることが可能である。
kの値は、より高位のレイヤによって構成されることが可能であり、またはWTRUは、TTAとTD2D-TAとの間におけるタイミングアライメント値の差を次なるOFDMシンボル時間に切り上げることによって、kの値を特定することができる。タイムアライメント差は、量子化されてOFDMシンボルの整数の個数で表されることが可能である。
例においては、WTRUは、それが、ディスカバリサブフレームの送信に先立つアップリンクサブフレームの最後のOFDMシンボルにおいてスケジュールされている場合には、SRSを送信しないように構成されることが可能である。SRSが送信される際にPUSCHおよびPUCCHを1つのOFDMシンボルだけ低減することは、たとえSRSが送信されていなくても、適用されることが可能である。
アップリンクサブフレーム上でのPUSCH送信は、たとえば、コーディングされたビットをパンクチャすることによって、または低減されたサイズのサブフレームに従ってトランスポートブロックサイズを低減することによって、より少ない数のOFDMシンボルに調整されることが可能である。PUCCH送信は、たとえば、コーディングされたビットをパンクチャすることによって、または低減されたサイズのサブフレームに従ってトランスポートブロックサイズを低減することによって、より少ない数のOFDMシンボルに調整されることが可能である。
WTRUは、重なっている期間中にはディスカバリサブフレームにおいて送信を行うことを差し控えるように構成されることが可能である。優先度は、従来のアップリンク送信に与えられることが可能である。WTRUは、重なっている期間中にはディスカバリサブフレームを送信しないように、および重なっている期間が終了した直後に送信を開始するように構成されることが可能である。WTRUは、重なっている期間に関連付けられているOFDMシンボルの数を(たとえば、次なるOFDMシンボル持続時間へ進められる時間における差を切り上げることによって)特定するように構成されることが可能であり、ディスカバリサブフレームの第1のOFDMシンボルを送信しないことが可能である。
WTRUは、ディスカバリサブフレームを伴って構成されることが可能であり、その場合、その特別なサブフレームの第1の部分は、(たとえば、OFDMシンボルの整数の個数で表される)固定された値のガード期間を含むことができる。WTRUは、従来のアップリンクサブフレームからディスカバリサブフレームへ変更する際にディスカバリサブフレームを使用するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリサブフレームを伴って構成されることが可能であり、その特別なディスカバリサブフレームの始まりおよび/または終わりには、予備の(たとえば、送信されない)事前に定義された数のOFDMシンボルを伴っている。
これらの方法/アプローチは、TD2D-TAとTTAとの間における正の差というコンテキストにおいて説明されているが、重なりが発生する可能性があるサブフレームの部分を適切に変更することによって、TD2D-TAとTTAとの間における負の差というコンテキストにおいて適用できることが可能である。
WTRUが、ディスカバリ信号を、および/またはUL周波数上で、またはTDDオペレーションにおけるULサブフレームにおいて受信するように構成されている場合には、WTRUは、ディスカバリ信号またはD2D通信をモニタすることをいつ開始および/または終了すべきかを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号パワーを特定(determine)および/または調整することになる。たとえば、PDISC(i)が、WTRUによって送信されるディスカバリ信号パワーを示しており、iは、インデックスを表すことができると仮定する。そのインデックスは、たとえば、フレーム番号、サブフレーム番号、ディスカバリリソースインデックス(サブフレーム、シンボルなど)、またはディスカバリ信号シーケンスインデックスのうちの1または複数に相当することが可能である。サービス品質を保証するために、およびネットワークへの、またはその他のWTRUへの干渉を最小化するために、ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号に関する最小および/または最大パワー制限を使用して機能するように構成されることが可能である。たとえば、最小および最大パワーは、最小および最大ディスカバリパフォーマンス、または任意のプロキシミティ基準(QoS、レンジ、所与のコンテキストにおける成功率など)に関連していることが可能である。
WTRUは、たとえば最小ディスカバリ信号パワー(たとえば、PMIN,d)によって、ディスカバリ信号パワー(たとえば、PDISC(i))を制限するように構成されることが可能である。WTRUは、下記のうちの1つまたは組合せを使用して、PMIN,dの値を特定することができる。WTRUは、たとえばPHY、MAC、またはRRCシグナリングを介して、ネットワークからPMIN,dの値を受信することができる。WTRUは、たとえばSIB上で送信された構成を介して、PMIN,dの値を特定することができる。WTRUは、データまたは制御ネットワークチャネルに関する最後の送信パワーに基づいて、PMIN,dの値を特定することができる。たとえば、PMIN,dは、送信された最後のPUCCHの値に対応することが可能である。WTRUは、たとえばパラメータのその他の組合せに基づいて、PMIN,dの値を特定することができる。
最小ディスカバリ信号パワーを伴って構成される場合には、WTRUは、ディスカバリ信号パワーをこの制限よりも下に低減しないように構成されることが可能である。たとえば、パワー更新後のディスカバリ信号パワーが最小ディスカバリ信号パワー制限よりも小さくなるであろうということをWTRUが特定した場合には、WTRUは、下記のうちの1または複数を任意の順序または組合せで実行することができる。WTRUは、ディスカバリ信号パワーを最小ディスカバリ信号パワー値に(たとえば、PDISC(i)=PMIN,dに)設定することができる。WTRUは、負のTPCコマンドの累積を停止することができる。WTRUは、通常のオペレーションと同様に負のTPCコマンドを累積することができるが、WTRUは、それらのTPCコマンドをディスカバリ信号パワー更新に適用しないように構成されることが可能である。より具体的には、WTRUは、ディスカバリ信号パワーを最小ディスカバリ信号パワーに(たとえば、PDISC(i)=PMIN,dに)設定することができ、TPCコマンド累積からの結果を仮想パワー値(たとえば、PDISC_V(i))内に格納することができる。WTRUは、受信されたTPCコマンドをPDISC_V(i)に適用し、それによって仮想の送信されたパワーを保持することができる。WTRUは、PDISC_V(i)がPMIN,dよりも高くなる場合には、ディスカバリ信号パワーの値をPDISC_V(i)に設定するように構成されることが可能である(たとえば、PDISC_V(i)>PMIN,dである場合には、PDISC(i)=PDISC_V(i)となる)。WTRUは、PMIN,dが到達されたということを示すレポートをネットワークへ送信することができる。このレポートは、PHY、MAC、またはRRCシグナリングを通じて送信されることが可能である。WTRUは、構成された量の時間(たとえば、タイムツートリガ)にわたって最小ディスカバリパワーが使用された後にのみレポートを送信するように構成されることが可能である。このレポートは、パワー増大要求を含むことができる。WTRUは、ディスカバリプロセスを停止すること、およびディスカバリ信号を送信するのをやめることが可能である。WTRUは、このイベントをより高位のレイヤに(たとえば、ネットワーク、アプリケーションレイヤなどに)報告することができる。WTRUは、ディスカバリプロセス/ディスカバリ信号送信に関連付けられているリソースを解放して、そのイベントをネットワークに報告するように構成されることが可能である。WTRUは、構成された量の時間にわたって待機して、新たなディスカバリプロセスをネットワークに要求することができる。WTRUは、たとえばネットワーク(たとえば、SIBなど)によって送信された1または複数の構成されたD2D高干渉(HI)インジケータをモニタすることを開始するように構成されることが可能である。WTRUは、D2D HIが高干渉の存在をもはや示していないということを特定すると、新たなディスカバリプロセス要求を送信することができる。
ディスカバリ信号の送信パワーは、最大ディスカバリ信号パワーPMAX,dによって制限されることが可能である。例においては、最大ディスカバリ信号パワーは、サービングセルもしくは隣接するセルのeNBに対する干渉を回避するように、またはその他のディスカバリ信号に干渉しないように制限されることが可能である。WTRUは、PMAX,dの値を特定することができる。WTRUは、たとえばRRCまたはその他(たとえば、MAC、PHY、SIBなど)のシグナリングを介して、ネットワークから最大ディスカバリ信号パワー構成を受信することができる。WTRUは、最大ディスカバリ信号パワー値を、PCMAX(i)、すなわち、WTRUデータまたは制御ネットワークチャネルに関して定義された最大パワーに設定することができる。WTRUは、たとえばデータまたは制御に関する最後の送信パワーの関数として最大ディスカバリ信号パワーの値を特定することができる。たとえば、PMAX,dは、WTRUによって適用された最後のPUSCHパワーから得られることが可能である。
パワー更新は、ディスカバリ信号パワーをこの制限よりも上に増大させることはできない。WTRUが、この値に達する送信パワーを算出する場合には、WTRUは、1または複数の手順を適用することができる。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号パワーを最大ディスカバリ信号パワー値に(たとえば、PDISC(i)=PMAX,dに)設定することができる。WTRUは、正のTPCコマンドの累積を停止することができる。WTRUは、通常のオペレーションと同様に正のTPCコマンドを累積することができるが、WTRUは、それらのTPCコマンドをディスカバリ信号パワー更新に適用しないように構成されることが可能である。より具体的には、WTRUは、ディスカバリ信号パワーを最大ディスカバリ信号パワーに(たとえば、PDISC(i)=PMAX,dに)設定することができ、TPCコマンド累積からの結果を仮想パワー値(たとえば、PDISC_V(i))内にさらに格納することができる。WTRUは、受信されたTPCコマンドをPDISC_V(i)に適用し、それによって仮想の送信されたパワーを保持することができる。WTRUは、PDISC_V(i)がPMAX,dよりも低くなる場合には、ディスカバリ信号パワーの値をPDISC_V(i)に設定するように構成されることが可能である(たとえば、PDISC_V(i)<PMAX,dである場合には、PDISC(i)=PDISC_V(i)となる)。WTRUは、PMAX,dが到達されたということを示すレポートをネットワークへ送信することができる。このレポートは、PHY、MAC、またはRRCシグナリングを通じて送信されることが可能である。例においては、WTRUは、構成された量の時間(たとえば、タイムツートリガ)にわたって最大ディスカバリパワーが使用された後にのみレポートを送信するように構成されることが可能である。WTRUは、従うべき手順(たとえば、手順を停止すること、またはパワーをXdBだけ増大させること)を示すネットワークメッセージをスキャンすることを開始することができる。WTRUは、カウンタを始動すること、およびそのカウンタが所与の値に達したときにそれがいかなるネットワークメッセージも受信しなかった場合には手順を停止することが可能である。WTRUは、ディスカバリプロセスを停止すること、およびディスカバリ信号を送信するのをやめることが可能である。WTRUは、このイベントをより高位のレイヤに(たとえば、ネットワーク、アプリケーションレイヤなどに)報告することができる。WTRUは、ディスカバリプロセス/ディスカバリ信号送信に関連付けられているリソースを解放して、そのイベントをネットワークに報告するように構成されることが可能である。WTRUは、構成された量の時間にわたって待機して、新たなディスカバリプロセスをネットワークに要求することができる。
PMIN,dおよび/またはPMAX,dに達するWTRUは、自分のディスカバリ信号のためのスケジューリング調整メッセージを送信するように構成されることが可能である。たとえば、WTRUは、帯域幅拡張もしくは低減、またはディスカバリ信号繰り返しファクタの数における変更を要求することができる。
WTRUは、ディスカバリ信号送信パワーを特定することができる。WTRUは、1または複数のパラメータまたはファクタに任意の順序または組合せで基づいてディスカバリ信号送信パワーを特定することができる。
ディスカバリ信号の送信パワーは、公称パワー(たとえば、PN_DISC)および1または複数のディスカバリ信号パワー調整ファクタ(たとえば、Δj)の関数であることが可能である。たとえばWTRUは、下記の方程式(dBmで表される)に基づいてディスカバリ信号送信パワー(たとえば、PDISC(i))を計算することができる。
PDISC(i)=max(PMIN,d,min(PMAX,d,PN_DISC+ΣΔj)) (11)
ディスカバリ信号パワー調整ファクタ(たとえば、パワーモード)の選択は、ディスカバリWTRUの役割および/またはリソースのディスカバリタイプに基づくことが可能である。
WTRUは、公称パワーPN_DISCを特定することができる。たとえば、WTRUは、たとえば仕様における固定されたPN_DISC値を伴って構成されることが可能である。WTRUは、たとえばネットワークを介して、PN_DISC値を伴って動的に/半静的に構成されることが可能である。その構成は、RRCシグナリングを介して(たとえば、専用のシグナリングを介して、またはSIBを介して)、MACレイヤシグナリングを介して(たとえば、MAC CEを介して)、および/またはPHYを介して(例として、たとえば明示的なパワー表示を伴う新たなDCIフォーマットを使用してPDCCHを通じて)シグナリングされることが可能である。
WTRUは、たとえば、ネットワークチャネルに、またはPUSCH、PUCCH、SRS、PRACH等の信号に適用される現在のパワーに基づいて、PN_DISCの値を特定することができる。たとえば、PN_DISCは、WTRUによって適用された最後のSRSパワーから得られることが可能である。
公称パワーは、ネットワーク、セル、WTRUに、および/またはディスカバリプロセスに固有であることが可能である。その値定義は、有効期間に関連付けられることが可能である。たとえば、WTRUは、最良のセルの変更時に、またはタイマが切れた後に、PN_DISCの新たな値を特定するように構成されることが可能である。公称パワーは、ディスカバリプロセスに関連付けられることが可能であり、WTRUは、新たなディスカバリプロセスの始まりにおいてそれを取得するように構成されることが可能である。
公称パワーは、基準信号帯域幅を介して提供されることが可能であり、および/または基準信号帯域幅を指すことができる。たとえば、PN_DISCは、リソースブロック(RB)に関するパワー、またはサブキャリア、および/または事前に定義された値を指すことができる。WTRUは、ディスカバリ信号帯域幅に関する送信パワーを(たとえば、この基準帯域幅に対するディスカバリ信号帯域幅の比率だけ公称パワーを増減することによって)調整するように構成されることが可能である。これは、ファクタΔjのうちの1つを介して達成されることも可能である。
複数の公称値が定義されることが可能であり、それによってWTRUは、ディスカバリ信号のためにそれらのうちの1つを選択することができる。WTRUは、たとえば、進行中のディスカバリプロセスに関して定義されているQoS、レンジ、または任意のプロキシミティ基準に対応するディスカバリサービスクラスに基づいて公称パワー値を選択することができる。WTRUは、たとえば、最小の、中位の、および最大のディスカバリレンジ(たとえば、3つの異なるサービスクラスに対応する)に関連付けられている公称パワーの複数の、たとえば3つの値を伴って構成されることが可能である。公称パワー値は、静的なパラメータ、および/または、RRCによって提供される動的なパラメータを含むことができる。
WTRUは、たとえば、より高位のレイヤによって、またはアプリケーションレイヤによって構成されるディスカバリプロセス特性を読み取ることによって、サービスクラスを特定することができる。
WTRUは、1または複数のディスカバリ信号パワー調整ファクタ(たとえば、Δj)を伴って構成されることが可能である。それらのファクタは、WTRUによって算出された静的/半静的なものであること、またはRRC(たとえば、SIB)、MAC(たとえば、MAC CE)、またはPHY(たとえば、PDCCHを通じて)コマンドを通じてネットワークによって動的に提供されることが可能である。それらは、ネットワーク、セル、WTRUに、またはディスカバリプロセスに固有であることが可能である。たとえば、WTRUは、最良のセルの変更時に、またはタイマが切れた後に、1または複数のディスカバリ信号パワー調整ファクタの新たな値を特定するように構成されることが可能である。例においては、1または複数のディスカバリ信号パワー調整ファクタは、ディスカバリプロセスに関連付けられることが可能であり、WTRUは、新たなディスカバリプロセスの始まりにおいてそれを取得するように構成されることが可能である。
例においては、WTRUは、たとえば、SIB2におけるさらなるIEを介してディスカバリ信号パワー調整ファクタに関連付けられている1または複数のセル固有のパラメータを伴って構成されることが可能である。SIB2におけるRadioResourceConfigCommon IEの一部としてのIE Discovery_ConfigCommonなどのIEが、関連している情報を搬送するために使用されることが可能である。WTRUは、RRCConnectionSetupメッセージの一部として受信されたDiscovery_ConfigDedicatedなどのIEを介してディスカバリ信号パワー調整ファクタに関連付けられているその他のパラメータを伴って構成されることが可能である。
ディスカバリ信号パワー調整ファクタは、Δjとして示されることが可能であり、その場合、それぞれのファクタは、別々のインデックスjに関連付けられることが可能である。
WTRUは、1または複数のディスカバリ信号特性または特徴に基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定することができる。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号フォーマット、ディスカバリ信号MCS、ペイロード、ディスカバリ信号の役割、ディスカバリ信号帯域幅、および/またはその他のファクタのうちの1または複数に(任意の順序または組合せで)基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定することができる。
WTRUは、1または複数のディスカバリ信号フォーマットまたはタイプを伴って構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリプロセスのために使用するためのディスカバリ信号フォーマットを特定することができる。このコンテキストにおいては、WTRUは、ディスカバリ信号フォーマットに基づいてディスカバリ信号送信パワーPDISC(i)を特定することができる。例においては、WTRUは、構成されたディスカバリ信号フォーマットのそれぞれに関するディスカバリ信号パワー調整ファクタを伴って構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号フォーマットに基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタの値を特定することができる。
WTRUは、MCSまたはペイロード内のビットの数などの1または複数のディスカバリ信号特性を伴って構成されることが可能である。このコンテキストにおいては、WTRUは、それらの特性に基づいてディスカバリ信号送信パワーPDISC(i)を特定することができる。WTRUは、
を用いてMCS調整ファクタを算出することができ、その場合、j_MCSは、このディスカバリ信号パワー調整ファクタに関する(任意の)インデックスに相当することが可能であり、ΔMCSは、ディスカバリ信号MCSに関するディスカバリ信号パワー調整ファクタに相当することが可能であり、BPREは、ディスカバリ信号内のリソース要素ごとのビットの数に相当することが可能であり、Ksは、WTRU受信機におけるパフォーマンス劣化を考慮に入れる実施ファクタに相当することが可能である。
WTRUは、ディスカバリの役割(たとえば、ディスカバー可能、またはモニタリング)を伴って構成されることが可能である。このコンテキストにおいては、WTRUは、自分のディスカバリの役割に基づいてディスカバリ信号送信パワーPDISC(i)を特定することができる。
WTRUは、ディスカバリ信号帯域幅を伴って構成されることが可能である。ディスカバリ信号帯域幅は、動的なファクタではない場合がある。WTRUは、信号帯域幅に関連したオフセットを用いてPDISC(i)を調整することができる。たとえば、そのオフセットは、信号リソースブロックの数、信号サブキャリアの数、および/または、PN_DISC計算のために使用される信号帯域幅の倍数のうちの1つまたは組合せで表される送信の帯域幅に相当することが可能である。
WTRUは、ディスカバリスペクトルパワー密度をその帯域幅とは無関係に一定に保つためのディスカバリ信号パワー調整ファクタを算出することができる。たとえば、WTRUは、特定の信号帯域幅Nを基準としている公称パワーを取得することができる。WTRUは、割り当てられたディスカバリ信号帯域幅が基準帯域幅のM倍であるということを算出することができる。WTRUは、10log10(M)に等しい正のオフセットをディスカバリ信号パワーに適用することができる。ディスカバリ信号パワーは、どんな信号帯域幅であっても、一定に保たれることが可能である。WTRUは、このファクタを適用しないように構成されることが可能である。
WTRUは、ディスカバリ信号パワー調整ファクタを算出するために、繰り返しファクタまたは周波数ホッピングモードなどのその他のパラメータを使用することができる。
WTRUは、PDISC(i)を特定するためにパスロス補正調整ファクタを算出するように構成されることが可能である。そのようなパスロス補正を実行するために、WTRUは、基準信号に対するパスロスを推定するように、および送信された信号に補正を適用するように構成されることが可能である。
WTRUは、パスロス補正目的でサービングセルに対するパスロスを推定して使用するように構成されることが可能である。これは、サービングセルがディスカバリ信号をモニタすることができるということを確実にすることができる。WTRUは、パスロス補正目的で別のWTRUに対するパスロスを推定して使用するように構成されることが可能である。これは、ターゲットWTRUが、通信目的で、または相互ディスカバリ目的で信号を適切に受信するということを確実にすることができる。WTRUは、ネットワークによって特定の基準信号源(たとえば、サービングセル、その他のセル、その他のWTRU)を伴って構成されることが可能である。たとえば、基準信号源のシグナリングは、たとえば、指定されたルール(たとえば、WTRUは常に、サービングセルまたは最も強力なセルをパスロス補正のための基準信号として使用する)に基づいて、黙示的であることが可能である。そのシグナリングは、たとえばRRCシグナリングを介して、明示的であることが可能である。基準信号源は、(たとえば、PDCCH内のディスカバリグラントDCIにおいて)MACまたはPHYシグナリングによって動的に提供されることが可能である。基準信号源は、(たとえば、WTRUによって検知された)WTRUディスカバリ信号を介して受信されることが可能である。
WTRUは、パスロスを部分的に補正するように構成されることが可能である。WTRUは、適用するための部分的パスロス補正ファクタ(α)を伴って構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば下記の式を(たとえば、dBmで)使用することによって、実際のパスロス調整ファクタを特定することができる。
Δj_PLC=ΔPLC=α×(PDISC,Tx−PDISC,Rx) (13)
この場合、j_PLCは、このディスカバリ信号パワー調整ファクタに関する(たとえば、任意の)インデックスに相当することが可能であり、ΔPLCは、パスロス補正に関するディスカバリ信号パワー調整ファクタに相当することが可能であり、PDISC,Txは、基準信号送信パワーに相当することが可能であり、PDISC,Rxは、WTRUにおいて測定された基準信号受信パワーの推定値に相当することが可能である。WTRUは、たとえば、静的なパラメータ、RRCによって構成されること、および/または(たとえば、PDCCH内のディスカバリグラントDCIにおいて)物理レイヤのシグナリングによって動的に提供されることのうちの1または複数を使用することによって、基準信号送信パワーPDISC,Txの値を伴って構成されることが可能である。
WTRUは、たとえば別のWTRUディスカバリ信号の一部として搬送されるペイロードから、基準信号送信パワーを特定(determine)するように構成されることが可能である。基準信号送信パワー(たとえば、別のWTRUのディスカバリ信号)は、(信号ペイロード内の、またはディスカバリ信号特性に基づいて黙示的に特定された)ディスカバリ信号内に埋め込まれることが可能である。黙示的なディスカバリ信号パワー表示の例においては、ディスカバー可能WTRUは、事前に定義された公称値からのTxパワーオフセットに基づく循環シフトインデックスまたはZadoff−Chuシーケンスのシーケンスルートを選択することができる(たとえば、[−6、−3、0、+3、+6]dB)。マッピングテーブルが、仕様において事前に定義されること、またはより高位のレイヤによって提供されることが可能である。WTRUは、ルックアップテーブルから、ディスカバー可能WTRUディスカバリ信号循環シフトインデックスを特定し、トランスポートパワーオフセットを特定するように構成されることが可能である。
WTRUは、受信パワー測定値に基づいてPDISC,Rxを特定することができる。たとえば、WTRUは、ディスカバリ信号からの1回または複数回の反復上でのRSRP測定値に基づいてPDISC,Rxを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、より高位のレイヤによってフィルタリングされた測定値を使用するようにさらに構成されることが可能である。
WTRUは、使用されるディスカバリリソースのタイプに基づいて、部分的なまたは全体的なパスロス補正の使用を特定することができる。例においては、WTRUは、コード分割多重化リソースに対応するディスカバリグラントを伴って構成されることが可能である。WTRUは、全体的なパスロス補正を適用するように構成されることが可能である。
WTRUは、自分の付近の干渉に関連したディスカバリ信号パワー調整ファクタ(たとえば、ΔInterf)を特定して適用するように構成されることが可能である。調整ファクタが特定されることが可能であり、それによってディスカバリレンジは、セル内のWTRUロケーションにかかわらず、相対的に一定であることが可能である。WTRUは、干渉関連のディスカバリ信号パワー調整を特定するための下記のアプローチのうちの1または複数を任意の順序または組合せで使用することができる。
WTRUは、測定に基づいて適用するためのディスカバリ信号パワー調整の量を特定することができる。
WTRUは、サービングeNBから測定されたパスロスに基づいて調整ファクタを特定することができる。たとえば、より高いパスロスは、WTRUがセルエッジにさらに近いということ、ひいては干渉をより受けやすいということを示している場合がある。WTRUは、1または複数のパスロスしきい値を、対応する調整ファクタにマップするテーブルを伴って構成されることが可能である。テーブル2は、パスロス測定値と、対応するディスカバリ信号パワー調整との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値(たとえば、PLxのセット、この場合、xはパスロス測定しきい値インデックスであり、ΔInterfの実際の値である)は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。例においては、WTRUは、1または複数のPLおよびΔInterfのペアを伴って構成されること、および測定されたPL測定値に基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを補間するように構成されることが可能である。
WTRUは、サービングeNBからのタイミングアドバンス値に基づいて調整ファクタを特定することができる。たとえば、より高いタイミングアドバンスは、WTRUがセルエッジにさらに近いということ、ひいては干渉をより受けやすいということを示している場合がある。WTRUは、1または複数のタイミングアドバンスしきい値を、対応する調整ファクタにマップするテーブルを伴って構成されることが可能である。テーブル3は、タイミングアドバンス値と、対応するディスカバリ信号パワー調整との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値(たとえば、TAxのセット、この場合、xはタイミングアドバンスしきい値インデックスであり、ΔInterfの実際の値である)は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。例においては、WTRUは、1または複数のTAおよびΔInterfのペアを伴って構成されること、およびTA値に基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを補間するように構成されることが可能である。
干渉のレベルは、たとえば推定されたWTRUロケーションに基づいて、推定されることが可能である。
WTRUは、ネットワークから調整ファクタを受信して、それを適用することができる。WTRUは、サービングセルおよび/または隣接するセルから1または複数の干渉値を受信する場合がある。WTRUは、それらの干渉値をグローバルな干渉値において結合するように構成されることが可能である。WTRUは、1または複数の干渉値しきい値を、対応する調整ファクタにマップするテーブルを伴って構成されることが可能である。テーブル4は、干渉値と、対応するディスカバリ信号パワー調整との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値(たとえば、IVxのセット、この場合、xは干渉値しきい値インデックスであり、ΔInterfの実際の値である)は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。WTRUは、1または複数の干渉値およびΔInterfのペアを伴って構成されること、および干渉値に基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを補間するように構成されることが可能である。
ディスカバリ信号パワー調整ファクタは、ディスカバリプロセスに割り当てられているリソースのタイプに関連付けられることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号に割り当てられているリソースのタイプに基づいて調整ファクタを適用することができる。WTRUは、ディスカバリリソースダイナミシティ、すなわち、静的か、半静的か、動的かに基づいて、この調整ファクタを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、特定の調整ファクタを動的なグラントに適用するように構成されることが可能である(なぜなら、このタイプの信号に関連付けられている制御オーバーヘッドは、より高い送信パワーを正当化することができるためである)。WTRUは、D2D通信サブフレーム内に埋め込まれている、または埋め込まれていないディスカバリ信号を伴って構成されることが可能である。WTRUは、埋め込まれているケースに関する調整ファクタ、および埋め込まれていないケースに関する別の調整ファクタを伴ってさらに構成されることが可能である。
WTRUは、自分の現在のバッテリレベルに基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定するように構成されることが可能である。WTRUは、1または複数のバッテリレベルしきい値を、対応する調整ファクタにマップするテーブルを伴ってさらに構成されることが可能である。テーブル5は、バッテリレベルと、対応するディスカバリ信号パワー調整との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値(たとえば、BLxのセット、この場合、xはバッテリレベルしきい値インデックスであり、ΔInterfの実際の値である)は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。例においては、WTRUは、1または複数のバッテリレベルおよびΔInterfのペアを伴って構成されること、およびバッテリレベルに基づいてディスカバリ信号パワー調整ファクタを補間するように構成されることが可能である。
WTRUは、1または複数の関連しているWTRU機能に関連したディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定して適用するように構成されることが可能である。例においては、WTRUは、自分のパワークラス(たとえば、自分の最大出力パワー)を使用して、ディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定するように構成されることが可能である(たとえば、クラス3WTRUは、自分のディスカバリ信号パワーを、自分の最大パワー(23dBm)から特定のオフセット(たとえば、21dB)を差し引いた値に設定することができる)。中継機能を有するWTRUは、正のディスカバリ信号パワー調整ファクタを適用するように構成されることが可能である。
WTRUは、ディスカバリプロセスを実行するアプリケーションに関連したディスカバリ信号パワー調整ファクタを特定して適用するように構成されることが可能である。たとえば、ディスカバリ信号パワー調整ファクタは、ディスカバリアプリケーションクラス、すなわち、広告、ソーシャルネットワーキング、緊急事態などに応じて使用されることが可能である。WTRUは、1または複数のアプリケーションクラスを、対応する調整ファクタにマップするテーブルを伴ってさらに構成されることが可能である。テーブル6は、アプリケーションクラスと、対応するディスカバリ信号パワー調整との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。
ディスカバリ信号のためのパワーは、動的に制御されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号のための基準パワーまたは初期パワーを特定することができ、それは調整されることが可能である。WTRUは、この調整ファクタをeNBから受信するように、この調整ファクタを別のWTRUから受信するように、および/または(たとえば、パワーランプアップケースにおいて)調整ファクタを内部で算出するように構成されることが可能である。
ディスカバリ信号のためのパワーは、たとえば明示的なシグナリングを介して、調整されることが可能である。TPCコマンドが受信されることが可能である。調整ファクタは、eNBから受信されることが可能である。WTRUは、ディスカバリプロセスに関連したパワー更新を、ネットワークから、RRCを通じて(たとえば、SIB更新を通じて)、MACを通じて(たとえば、MAC制御要素を通じて)、および/またはPHYを通じて(たとえば、D2D RNTIによって識別されたいくつかの特定のDCIフォーマットを通じて)受信するように構成されることが可能である。調整ファクタは、別のWTRUから受信されることが可能である。
WTRUは、ディスカバリプロセスに関連したパワー更新を、別のWTRUから、制御またはデータD2Dチャネルを通じて受信するように構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号特性からパワー更新をデコードするように構成されることが可能である。例においては、モニタリングWTRUは、次なるディスカバリ信号送信のためのパワー更新要求を用いてディスカバー可能WTRUに応答することができる。モニタリングWTRUは、SRSディスカバリ信号を使用するように構成されることが可能である。モニタリングWTRUおよびディスカバー可能WTRUは、1または複数のSRS循環シフトインデックスを、対応するパワー更新要求にマップするテーブルを伴って構成されることが可能である。テーブル7は、循環シフト値と、対応するパワー更新要求との間におけるマッピングの例である。テーブル内の値は、たとえば、より高位のレイヤを介して、投入されることが可能である。
WTRUは、TPCコマンドにおいて割り振られたパワー更新を、送信パワー、構成された最小パワー、および/または、静的に定義された、もしくはより高位のレイヤによって提供された初期パワーのうちの1つまたは組合せに相当することが可能であるディスカバリ信号基準パワーに適用することができる。
WTRUは、送信パワーPDISC(i)を基準パワーとして使用するように構成されることが可能である。WTRUは、下記のとおりパワー調整を特定するようにさらに構成されることが可能である。
PDISC(i)=Max(PMIN,d,Min(PMAX,d,PDISC(i)+f(i))) (14)
この場合、f(i)は、ディスカバリ信号パワー制御の調整状態である。
累積モードにおいては、WTRUは、下記のとおりf(i)を特定するように構成されることが可能である。
f(i)=f(i−1)+δ(i−K) (15)
絶対モードにおいては、WTRUは、下記のとおりf(i)を特定するように構成されることが可能である。
f(i)=δ(i−K) (16)
(5A)および(6A)においては、δ(i)は、インデックスiにおいてWTRUによって受信されたパワー更新コマンドに相当することが可能であり、Kはオフセットであり、iおよびKは、フレーム番号、サブフレーム番号、ディスカバリリソースインデックス(たとえば、サブフレーム、シンボルなど)、またはディスカバリ信号シーケンスインデックスのうちの1または複数に相当することが可能である。Kは、デュプレキシング構成またはTDD構成に基づいて定義されることが可能である。Kは、TPCデコーディング待ち時間を考慮に入れるために4サブフレーム以上であることが可能である。WTRUは、TDDケースにおいてはフレーム構造タイプおよび特別なサブフレーム構成に従ってKを選択するように構成されることが可能である。
WTRUは、f(0)を0に、または基準初期パワーに設定するように構成されることが可能である。WTRUは、パラメータf(0)、K、ならびにTPCモード(たとえば、累積または絶対)を特定することができる。この特定は、ネットワークのために静的に定義された値、RRCを介した構成、および/または(たとえば、PDCCH内のディスカバリグラントDCIにおける)MACもしくはPHYシグナリングを介した動的に供給された値に基づくことが可能である。
WTRUは、明示的なリセット表示がeNBによって提供されること、複数のWTRUがディスカバーされたこと、(たとえば、サブフレームもしくは絶対時間での)カウンタ値が到達されたこと、WTRUが自分のサービングセルを変更したこと、より高位のレイヤによって新たな公称パワーが示されたこと、ディスカバリ信号タイプが変更されたこと、および/またはディスカバリ信号帯域幅が変更されたことなどのトリガのうちの1つまたは任意の組合せに基づいてf(i)の累積をリセットするように構成されることが可能である。
パワーランプアップ手順においては、WTRUは、下記のとおりディスカバリ信号送信パワーPDISC(i)を更新するように構成されることが可能である。
PDISC(i)=Min(PpowerRampingMax,PpowerRampingRef+FLOOR(i/powerRampingPeriod)*powerRampingStep) (17)
その場合、PpowerRampingMaxは、最大パワーに相当することが可能であり、PpowerRampingRefは、基準(たとえば、初期)パワーに相当することが可能であり、powerRampingPeriodは、更新期間に相当することが可能であり、powerRampingStepは、パワーインクリメント値に相当することが可能である。
WTRUは、PpowerRampingMax、PpowerRampingRef、powerRampingPeriod、およびpowerRampingStepなど、ランプアップ手順のさまざまなパラメータを取得するように構成されることが可能である。それらのパラメータは、(たとえば、ネットワークによって)静的に定義されること、RRCによって構成されること、および/または(たとえば、PDCCH内のディスカバリグラントDCIにおいて)MACもしくはPHYシグナリングによって動的に提供されることが可能である。
WTRUは、送信パワー、構成された最小パワー、および/または、静的に定義された、もしくはより高位のレイヤによって提供された初期パワーのうちの1つまたは組合せに基づいて、基準パワーPpowerRampingRefを設定するように構成されることが可能である。
WTRUは、送信パワー、構成された最大パワー、および/または、静的に定義された、もしくはより高位のレイヤによって提供された最大パワーのうちの1つまたは組合せに基づいて、最大パワー値PpowerRampingMaxを設定するように構成されることが可能である。
WTRUは、フレーム番号、サブフレーム番号、ディスカバリリソースインデックス(たとえば、サブフレーム、シンボルなど)、および/またはディスカバリ信号シーケンスインデックスのうちの1または複数においてパラメータpowerRampingPeriodを適用するように構成されることが可能である。
WTRUは、WTRUがディスカバリプロセスの第1のディスカバリ信号を送信した場合、明示的なランプアップ表示がeNBによって提供された場合、(サブフレームまたは絶対時間での)カウンタ値が到達された場合、WTRUが自分のサービングセルを変更した場合、より高位のレイヤによって新たな公称パワーが示された場合、ディスカバリ信号タイプが変更された場合、および/またはディスカバリ信号帯域幅が変更された場合のうちの1または複数に基づいてディスカバリ信号パワーランプアップを開始するように構成されることが可能である。
WTRUは、ランプアッププロセスの最大パワー値が到達されたこと、明示的な停止表示がeNBによって提供されること、複数のWTRUがディスカバーされたこと、(たとえば、サブフレームまたは絶対時間での)カウンタ値が到達されたこと、および/またはWTRUがモニタリングWTRUから応答を受信することなどのトリガのうちの1つまたは任意の組合せに基づいてディスカバリ信号パワーランプアップを停止するように構成されることが可能である。
ランプアップ停止時に、WTRUは、停止イベント時に始動されたカウンタ(たとえば、サブフレーム、ディスカバリサブフレーム、もしくは絶対時間)に従うこと、再送信の最大数(たとえば、再送信ごとの、もしくはx回の再送信ごとのカウンタ増大)、ネットワークからの明示的なリセット表示まで、WTRUが自分のサービングセルを変更したこと、および/または、より高位のレイヤによって新たな公称パワーが示されたことのうちの任意の組合せのうちの1つに基づいて定義されることが可能である期間中にディスカバリ信号を同じパワーに保つことができる。
WTRUは、明示的なリセット表示がeNBによって提供されること、複数のWTRUがディスカバーされたこと、(サブフレームもしくは絶対時間での)カウンタ値が到達されたこと、WTRUが自分のサービングセルを変更したこと、より高位のレイヤによって新たな公称パワーが示されたこと、ディスカバリ信号タイプが変更されたこと、および/またはディスカバリ信号帯域幅が変更されたことなどのトリガのうちの1つまたは任意の組合せに基づいてディスカバリ信号パワーランプアップをリセットするように構成されることが可能である。
WTRUは、単発のディスカバリを実行することができる。WTRUは、ディスカバリ信号特性(たとえば、24個のRB上での静的な一意のSRS信号)を伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。WTRUは、パラメータPMIN,dおよびPMAX,dを伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。WTRUは、Xプロキシミティ基準に関するPN_DISCに対する調整ファクタΔ1を伴って、たとえば静的に構成されることが可能である(たとえば、最小の、中位の、および最大のディスカバリレンジに関して[−3,0,+3dB])。
WTRUは、SIB2において(たとえば、セル固有の)PN_DISCを(たとえば、継続的に)スキャンして、最新の値を適用することができる。WTRUアプリケーションは、最大のレンジを伴ってディスカバリプロセスを実行することを要求することができる。WTRUは、(たとえば、RRCシグナリングを通じて)ネットワークにディスカバリプロセス要求を送信することができる。WTRUは、このプロセスに関して自律的な干渉補正が許可されているということを示すパラメータを含む、(たとえば、RRCシグナリングを通じた)この要求に対するネットワーク応答を受信することができる。WTRUは、ディスカバリアプリケーションによって提供されるプロキシミティ基準に従って調整ファクタΔ1を選択することができる。WTRUは、自分のローカル環境において干渉レベルを測定することができる。WTRUは、マッピングテーブルを使用して、調整ファクタΔInterfを特定することができる。WTRUは、下記のようにディスカバリ信号送信パワーを算出することができる。
PDISC(i)=Max(PMIN,d,MIN(PN_DISC+Δ1+ΔInterf,PMAX,d)) (18)
WTRUは、このディスカバリプロセスに関連した(たとえば、D−RNTIによって示される)動的なグラントを受信することができる。WTRUは、対応するグラント内のPDISC(i)において、選択されたSRSシーケンスを送信することができる。
WTRUは、パワーランプアップを伴う複数回のマルチキャストディスカバリを実行することができる。WTRUは、(たとえば、RRCシグナリングを通じて、)QoSパラメータを示すディスカバリプロセス要求をネットワークに送信することができる。WTRUは、信号タイプ(たとえば、PRACH)、信号帯域幅(たとえば、6つのRB)、パワーランプアップモード表示、PpowerRampingRefおよびPpowerRampingMaxなどのランプアップのための初期パワーおよび最大パワー、ランプアップ期間powerRampingPeriod(たとえば、2つのディスカバリサブフレーム)、ランプアップオフセットpowerRampingStep(たとえば、1dB)、ならびに/または5つのモニタリングWTRUのアイデンティティを示すディスカバリプロセス構成を(たとえば、RRCシグナリングを通じて)ネットワークから受信することができる。
WTRUは、PpowerRampingRefを第1のディスカバリ信号送信パワーに適用することができる。WTRUは、PpowerRampingMaxまで2つのディスカバリサブフレームごとに1dBの調整ファクタを適用することができる。WTRUは、最大ランプアップパワーに達する前に4つのWTRUをディスカバーすることができる。WTRUは、PpowerRampingMaxが到達されたということを示すメッセージをネットワークに送信することができる。WTRUは、(ディスカバリサブフレームごとにインクリメントされる)カウンタを始動することができ、ネットワークからの応答を受信するまで、またはカウンタ制限に達するまで、PpowerRampingMaxにとどまることができる。WTRUは、(たとえば、セル内の現在の干渉レベルがPpowerRampingMaxよりも高くなることを許容できないという理由で)ディスカバリプロセスを停止するよう指示する応答をネットワークから受信することができる。WTRUは、ディスカバリプロセスを停止することができる。
WTRUは、eNB閉ループを伴う複数回のディスカバリを実行することができる。WTRUは、単発のディスカバリを実行することができる。WTRUは、ディスカバリ信号特性(たとえば、24個のRB上での静的な一意のSRS信号)、PMIN,dおよびPMAX,d、ならびに/または、ディスカバリ信号に関連付けられている公称パワーPN_DISCを伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。
WTRUは、(たとえば、RRCシグナリングを通じて、)QoSパラメータを示すディスカバリプロセス要求をネットワークに送信することができる。WTRUは、静的なリソース割り当てを示すディスカバリプロセス構成をネットワークから受信することができる。WTRUは、それぞれの割り当てられたリソースiにおいてPDISC(i)=PN_DISCでディスカバリ信号を送信することができる。ディスカバリプロセス中に、WTRUは、(たとえば、ネットワークが、高いレベルの干渉を測定する場合があるという理由で)PDISC(i)に適用されるべきである負の累積オフセットを示すTPCコマンドをネットワークから受信することができる。n個のディスカバリサブフレームの後に、WTRUは、PDISC(i)がPMIN,dに等しいということを算出することができる。WTRUは、ディスカバリ信号送信を停止することができ、PMIN,dが到達されたということを示すメッセージをネットワークに送信することができる。WTRUは、ディスカバリプロセスが時間的に停止されたということを、より高位のレイヤに知らせることができる。WTRUは、SIBn内のD2D HIインジケータをスキャンすることを開始することができる。WTRUは、このスキャンの最大持続時間を制限するためのカウンタを始動することができる。WTRUは、HIがSIBn上で0にリセットされているということを検知することができる。WTRUは、新たなディスカバリ要求をネットワークに送信することができる。
第1のWTRUは、ディスカバリプロセスを介して第2のWTRUをディスカバーすることができる。WTRUは、ディスカバリ信号特性(たとえば、24個のRB上での静的な一意のSRS信号)を伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。WTRUは、パラメータPMIN,dおよびPMAX,dを伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。WTRUは、ディスカバリ信号に関連付けられている公称パワーPN_DISCを伴って、たとえば静的に構成されることが可能である。
UE1などのWTRUは、ディスカバリプロセス要求をネットワークに送信することができる。UE1は、静的なリソース割り当てを示すディスカバリプロセス構成をネットワークから受信することができる。UE1は、ディスカバリリソースiにおいてPDISC(i)=PN_DISCでディスカバリ信号を送信することができる。UE2などの第2のWTRUは、ディスカバリ信号をデコードすることができ、静的な送信パワーPN_DISCに基づいてパスロスを算出することができる。UE2は、特定のしきい値よりも低いディスカバリ信号品質を測定することができる。UE2は、この信号品質を、次なるディスカバリ信号送信のためのパワー更新要求(δ1)にマップすることができる。UE2は、たとえばテーブル7を使用して、パワーオフセット要求に基づいて自分のディスカバリ信号を選択することができる。UE2は、全体的なパスロス補正を自分のディスカバリ信号送信パワー(ΔPLC)に適用することができ、PDISC(i+1)=PN_DISC+ΔPLCで自分のディスカバリ信号を送信する。UE1は、この信号をデコードすることができ、パワー増大要求を識別することができる。UE1は、PDISC(i+2)=PN_DISC+δ1で別のディスカバリ信号を送信することができる。
ディスカバリ信号は、予備セクション(たとえば、図18において示されているようなサブフレームベースのサイクリックプレフィックス)を含むことができる。ディスカバリ信号は、たとえば図19において示されているように、信号の前および/または後にガード時間を含むことができる。ディスカバリ信号の終わりにおけるガード時間は、タイミングアドバンスオフセットによって人為的に設けられることが可能である。
ディスカバリ信号の始まりにおける受信機の破損した時刻、ΔLは、ΔS以上であることが可能である。モニタリングWTRUは、自分のロケーションとは無関係に、(たとえば、ULタイミング上での送信を前提とすると)ディスカバリ信号の第1のセクションΔSを見ないことが可能である。したがって、受信パフォーマンスに影響を与えることなく、ディスカバリ信号サイズおよび送信パワー消費を低減することが可能である場合がある。これは、ディスカバリ信号の始まりにおいて、ΔSに等しいガード時間を加えることによって達成されることが可能である。
最悪のケース(ΔL)maxを補正するために、ディスカバリ信号内で予備セクションが使用されることが可能であり、それによって受信機は、伝搬状況とは無関係にディスカバリ信号を適切にデコードできることが可能である。ΔSに等しいガード時間が使用される場合には、予備セクションは、(ΔL)max=Tp1max+Tp2maxによって与えられることが可能である。ガード時間が使用されない場合には、予備セクションは、(ΔL)max=Tp1max+Tp2max+ΔSに拡張されることが可能である。最悪のケース、すなわち、FDMにおける(ΔP)maxを補正するために、(Tp1max+Tp2max)に等しい拡張サイクリックプレフィックス持続時間(最悪のケースをカバーするために2Rcmax/3×108によって置換されることが可能である)が、ディスカバリ信号サブフレームのために使用されることが可能である(FDM信号は、サブフレーム内の拡張サイクリックプレフィックスを使用することができる)。FDM信号間の最大タイミング差を制限するために、干渉管理が使用されることが可能である。
WTRUディスカバリ手順においては、タイミングアドバンスオフセットをディスカバリ信号送信に適用することによってガード時間が設けられることが可能である。このオフセットは、ネットワークによって提供されること、またはディスカバー可能WTRUによって算出されることが可能である。ディスカバリプロセスは、サブフレームn上でスケジュールされることが可能である。
ディスカバー可能WTRUは、たとえば信号の始まりに静的なガード時間または予備信号セクションを含んでいるディスカバリ信号を送信することができる。そのサイズは、最大の許可されたWTRU切り替え待ち時間ΔSを表す固定されたネットワーク値に基づくことが可能である。ディスカバー可能WTRUは、信号の終わりに静的なガード時間または予備信号セクションを含んでいるディスカバリ信号を送信することができる。そのディスカバリ信号のサイズは、最大の許可されたWTRU切り替え待ち時間ΔSを表す固定されたネットワーク値に基づくことが可能である。ディスカバー可能WTRUは、予備信号セクションと組み合わされたガード時間をディスカバリ信号の始まりおよび/または終わりに含んでいるディスカバリ信号を送信することができる。ディスカバー可能WTRUは、ガード時間サイズ、予備セクションサイズ、および(たとえば、Zadoff−Chuシーケンスに関する)循環シフト値を、それぞれΔS−(Tp1+Tp2)、(Tp1+Tp2)、および(Tp1+Tp2)に基づいて選択および/または定義することができる。Tp1は、セルサイズの関数であることが可能であり、ネットワークから受信されたディスカバー可能WTRUのTA値に等しいことが可能である。セルサイズは、その最大値、たとえば、Rcmax/3×108に静的に定義されることが可能である。セルサイズは、セルサイズに関連付けられているパラメータ(サイクリックプレフィックスサイズ、PRACH構成など)から間接的に得られることも可能である。Tp2は、(たとえば、事前の選択がディスカバリプロセスに適用されるケースにおいては)モニタリングWTRUのグループの最大TA値に等しいことが可能である。Tp2の値は、ネットワークによってディスカバリプロセス構成中に配信されること、および/またはアプリケーションレベルにおいて通信されることが可能である。Tp2は、セルサイズの関数であることが可能であり、たとえば、その最大値、Rcmax/3×108に静的に定義されること、および/または、セルサイズに関連付けられているパラメータ(たとえば、サイクリックプレフィックスサイズ、PRACH構成など)から間接的に得られることが可能である。それらの値は、最も近いシンボルサイズに近似されることが可能である。
ディスカバー可能WTRUは、ガード時間を設けるためにディスカバリサブフレームの終わりにおいてサウンディングシンボルを使用することができる。そのWTRUは、サウンディングシンボルをディスカバリ信号上で負のタイミングアドバンスオフセットに結合して、サブフレームの始まりにおいて人為的なガード時間を設けることができる。
ガード時間、予備セクション、および循環シフトなどのディスカバリ信号パラメータは、静的なパラメータ、および/または、ネットワークによって提供されるシステムパラメータもしくは専用パラメータに基づいてWTRUによって算出されることが可能である。ディスカバリ信号パラメータは、ネットワークによって算出されて、WTRUに送信されることが可能である。2つのコンピューティング方法が組み合わされることが可能であり、たとえば、ネットワークは、ガード時間値を提供することができ、WTRUは、予備セクションおよび循環シフトを算出することができる。予想される伝搬状況に基づいてコーディングレートを使用してディスカバリ信号ペイロード内に信号冗長性が置かれることが可能である。たとえば、eNBに近いWTRUに関しては、Tp1およびTp2は小さくてよく、より高いコーディングレートが使用されることが可能である。なぜなら、モニタリングWTRUがディスカバリ信号のほとんどをデコードできることが可能であるためである。
ディスカバリ手順における事前に選択されたWTRUの追加または除去のケースにおいては、ディスカバー可能WTRUは、Tp2の最大値に基づいて使用するためのディスカバリ信号上でのネットワークからの更新を受信することができる。ディスカバー可能WTRUは、事前選択情報に基づいて自分の信号を直接更新することができる。たとえば、ディスカバー可能WTRUは最初に、ディスカバリプロセス内に含まれているWTRUのリストをそれらの対応するTA値とともに受信することができる。WTRUは、WTRUがプロセス内に含まれていないと言えるということを示す通知を受信することができる。WTRUは、対応するTAを自分のリストから除去し、それに応じて自分のディスカバリ信号を更新することができる。
同期化されることが不可能であるRRC_IDLEモードのWTRUまたはRRC_CONNECTEDモードのWTRUは、タイミングの不正確さを伴ってさらに堅牢であるように設計されている特定のディスカバリ信号を選択することができる。同期化されていないRRC_IDLEモードのWTRUまたはRRC_CONNECTEDモードのWTRUは、それがネットワーク通信に干渉しないことを確実にするために特定のディスカバリリソースを使用することができる。
モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号パラメータ(たとえば、予備セクションサイズなど)のセットをネットワークから(たとえば、システム情報または専用情報から)取得することができる。モニタリングWTRUは、自分の受信パラメータを調整するために、たとえば、受信ウィンドウ(UL周波数)を開くおよび/または閉じるために、ディスカバリ信号デコーディングを改善するために(たとえば、予備セクションどうしを結合するために)、ΔS、Tp1、およびTp2という値を使用することができる。モニタリングWTRUにおけるTp1は、ネットワークによって提供されるディスカバー可能WTRUのTA値に等しいことが可能である。Tp2は、モニタリングWTRUのグループの最大TA値に等しいことが可能である。Tp1およびTp2は、セルサイズの関数であることが可能であり、たとえば、その最大値(Rcmax/3×108)に静的に定義されること、および/または、セルサイズに関連付けられているパラメータ(たとえば、サイクリックプレフィックスサイズ、PRACH構成など)から間接的に得られることが可能である。
サブフレーム(n−1)においてネットワーク通信のためにスケジュールされたモニタリングWTRUは、サブフレーム(n)の始まりのΔS後にディスカバリ信号受信ウィンドウを開くことができ、その一方で、サブフレーム(n−1)においてネットワーク通信のためにスケジュールされていないWTRUは、サブフレーム(n)の始まりのΔS前にUL周波数に切り替えることができる。サブフレーム(n+1)においてネットワーク通信のためにスケジュールされたモニタリングWTRUは、サブフレーム(n+1)の始まりのΔS前に自分のDL周波数に切り替えて戻すことができる。
モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号の送信時刻を得るためにネットワーク同期化基準を使用することができる。たとえば、モニタリングWTRUは、ネットワークによって提供されるタイミングアドバンス値からネットワーク基準時刻を知ることができる。モニタリングWTRUは、ディスカバー可能WTRUのタイミングアドバンス値をネットワークから受信することができる。受信されたタイミングアドバンス値に基づいて、モニタリングWTRUは、ディスカバリ信号の送信時刻を得ることができる。モニタリングWTRUは、受信されたディスカバリ信号の同期化ポイント時刻を(たとえば、基準パターン自己相関または相互相関を通じて)算出することができる。モニタリングWTRUは、受信されたディスカバリ信号の送信時刻および同期化ポイント時刻から伝搬時間を得ることができる。
モニタリングWTRUは、その他の信号メトリック(たとえば、RSRP、RSRQ、パスロスなど)と組み合わされたまたは組み合わされていないD2D伝搬時間計算に基づいてRFプロキシミティステータス(またはD2D距離)を定義することができる。タイミング問題に起因して(たとえば、エネルギーレベルは正しいと言えるが、信号サイズは所与のしきい値よりも短いと言えるケースにおいて)ディスカバリ信号を適切にデコードすることができないモニタリングWTRUは、ディスカバリ信号設定(たとえば、タイミング、冗長性など)を調整するようネットワークに要求することができる。
RRC_IDLEモードにあるモニタリングWTRUは、有効なTA値を有することができず、その代わりにセルサイズの関数を使用することができる。たとえば、TA値は、その最大値(Rcmax/3×108)に静的に定義されること、および/または、セルサイズに関連付けられているパラメータ(たとえば、サイクリックプレフィックスサイズ、PRACH構成など)から間接的に得られることが可能である。
ネットワークは、サブフレーム(n+1)においてモニタリングWTRUのための制御情報に関するシンボルオフセット(たとえば、R−PDCCHまたはePDCCH)を使用することができる。このケースにおいては、サブフレーム(n+1)における第1のシンボルは、デコードされることが不可能である。そのようなスケジューリング制限は、設計によって指定されることが可能である。たとえば、サブフレームn上でのディスカバリプロセスに対してスケジュールされているWTRUは、ePDCCHによってサブフレーム(n+1)上でのネットワーク通信のためにスケジュールされることが可能である。スケジューリング制限は、たとえばディスカバリプロセス構成中に、ネットワークによって提供されることが可能である。モニタリングWTRUは、サブフレーム(n)上でディスカバリ信号全体をデコードしてから、サブフレーム(n+1)上でDL周波数に切り替えて戻すことができる。
ネットワークは、モニタリングWTRUにスケジューリング制限をさらに加えることができ、たとえば、サブフレーム(n−1)上でネットワークDLスケジューリングが提供されることは不可能であり、それによってモニタリングWTRUは、サブフレーム(n)−ΔSにおいてUL周波数上で切り替えを行うことができる。サブフレーム(n+1)上でネットワークDLスケジューリングまたは制御情報が提供されることは不可能であり、たとえば、それによってモニタリングWTRUは、ディスカバリ信号全体をデコードするためにUL周波数上にとどまることができる。
TDDケースにおいては、切り替え待ち時間問題は、FDDケースと同様である場合がある。周波数切り替え待ち時間、ΔSは、送信(Tx)から受信(Rx)へ、またはRxからTxへ切り替えるための時間に等しいことが可能である(たとえば、その場合、周波数は同じままであることが可能である)。TDDケースに関して使用されるさらなる手順は、たとえば、n−1サブフレームが特別なTDDサブフレームであるケース、および/またはn+1サブフレームがDLサブフレームであるケースを含むことができる。n−1サブフレームが特別なTDDサブフレームである場合には、特別なTDDサブフレーム(DwPTS/GP/UpPTS)の後にスケジュールされたディスカバリプロセスを伴うモニタリングWTRUは、特別なサブフレーム(GPおよびUpPTS)中にRx状態にとどまること、および切り替え待ち時間の影響を経験せずにディスカバリ信号を受信することが可能である。この方法は、UpPTS上でのモニタリングWTRUへのネットワークUL割り当てを防止することができる。n+1サブフレームがDLサブフレームである場合には、ディスカバー可能WTRUは、ΔSがゼロに等しいとみなすこと、次いでWTRUディスカバリ方法を、たとえばディスカバリ信号を選択または定義するために、使用することが可能である。モニタリングWTRUは、ディスカバリサブフレーム(n)全体をデコードすることができる。なぜなら、WTRUは、そのサブフレームの終わりの前に送信状態に切り替わって戻ることができないためである。
モニタリングWTRUは、RFプロキシミティ検知の後にディスカバー可能WTRUへ応答を送信することができる。このケースにおいては、モニタリングWTRUは、特定の送信タイミング(たとえば、自分の現在のネットワークULタイミングとは異なるタイミング)を使用することができる。たとえば、モニタリングWTRUは、ネットワークから、またはディスカバリ信号内に挿入されているタイムスタンプを通じてディスカバー可能WTRUに関連付けられているタイミングアドバンスを受信することによって、ディスカバー可能WTRUのDL基準時刻Trefを得ることができる。モニタリングWTRUは、D2D伝搬時間Tpdを得ることができる。モニタリングWTRUは、自分の応答をTref−Tpd+ΔSにおいて送信することができる。
ディスカバー可能WTRUは、たとえば、ディスカバリ信号の最初の送信パワー、ディスカバリ信号の最小送信パワー、および/またはディスカバリ信号の最大送信パワーを含む1つまたはいくつかのパワー値を直接選択すること、またはネットワークから受信することが可能である。これらの受信されたパワー値は、たとえば、RFディスカバリレンジ、現在のネットワーク干渉レベル、ディスカバリ信号に割り振られているリソースの数、現在のWTRUタイミングアドバンス、(コンテンションフリーまたはコンテンションベースであることが可能である)信号割り当てのタイプ、並列ディスカバリプロセスの数、またはディスカバリプロセスに関連付けられている優先度値のうちの1または複数に基づくことが可能である。
現在のネットワーク干渉レベルは、ディスカバリ構成中にネットワークによって、またはWTRU測定に基づいて提供されることが可能である。ディスカバリ信号に割り振られるリソースの数は、周波数、時間、および/またはスペースにおける数であることが可能である。現在のWTRUタイミングアドバンス値は、たとえば、セルエッジにおけるさらに高いレベルの干渉に対抗するために送信パワーを増大する目的で使用されることが可能である。TA値は、たとえば、干渉レベルを悪化させないように送信パワーを低減する目的で使用されることが可能である。そのようなルールは、たとえば、ネットワーク状況に基づいて動的に切り替えられることが可能である。モニタリングWTRUの事前の選択が適用される場合には、モニタリングWTRUのTAが使用されることが可能である。本明細書において説明されているように、ディスカバー可能WTRUおよびモニタリングWTRUに関するTAの知識は、WTRU間の最大距離の上限を提供することができる。最大WTRU送信パワー、たとえばマージンが、やがて生じる今後のD2D通信のために確保されることが可能である。
複数のディスカバリ信号送信のケースにおいては、パワー調整が、ディスカバー可能WTRUによって定義されること、または送信の間にネットワークによって送信されること(たとえば、PDCCHまたはRRCメッセージング)が可能である。そのようなパワー調整は、たとえば、RFプロキシミティ検知の数、モニタリングWTRUからのレポート(たとえば、受信された信号上のメトリック、干渉レベルなど)、(たとえば、所与のリソースにおける干渉を低減するための)その他のeNBからの干渉レポート、および/またはパワー値の更新、ディスカバリ信号送信反復の回数(たとえば、パワーランプアップ)に基づくことが可能である。最大パワー値は、静的なパラメータによって制限されること、またはディスカバリ構成中に提供されることが可能である。
そのようなパワーパラメータは、複数の方法で組み合わされることが可能であり、たとえば、ディスカバー可能WTRUは、自分のパワーを(最大ディスカバリレンジに関連した)公称パワーまで増大することができるが、少なくともn個のWTRUがRFプロキシミティを報告した場合には、ランプアップを停止することができる。パワーランプアップは、時間が限られることが可能である。
ディスカバー可能WTRUは、1または複数のUL信号を並列にディスカバリ信号に送信することができる。そのようなケースにおいては、ディスカバー可能WTRUは、たとえば、非特許文献1において提供されている「物理レイヤ手順」に基づいて、UL信号に割り当てられることになるパワーを算出することができる。ディスカバー可能WTRUは、ディスカバリ信号に割り当てられることになるパワーを算出することができる。WTRUの合計送信パワーがWTRU最大出力パワーを超えた場合には、WTRUは、下記の方程式に従ってディスカバリ信号パワー(Pdiscovery)を増減することができる。
(Σw(i)PPUSCH+∝Pdiscovery)≦(PUEmax−PPUCCH) (6)(19)
方程式(12)において記載されているパワー値は、線形であることが可能であり、係数w(i)は、たとえば、非特許文献1において定義されているPUSCH送信に関連したスケーリングファクタを表すことができる。αは、ディスカバリ信号パワーに関するスケーリングファクタであることが可能である。このファクタは、設計によって知られること、またはセルに関して、もしくは所与のディスカバリプロセスに関してネットワークによって提供されることが可能である。
モニタリングWTRUは、RFプロキシミティ検知の後にディスカバリ信号への応答を送信することができる。このケースにおいては、モニタリングWTRUは、たとえば、部分的なパスロス補正、および/またはディスカバー可能WTRUとモニタリングWTRUとの間における(たとえば、D2D距離に関連した)伝搬時間を含むパラメータに基づいて特定の送信パワーレベルを使用することができる。ディスカバリ信号送信パワーは、設計によって知られること、ネットワークから受信されること、またはディスカバリ信号において(たとえば、ペイロード内に含めて、もしくは基準パターンに関連付けて)提供されることが可能である。受信された信号パワーは、基準信号受信パワー(RSRP)測定に基づくことが可能である。補正するためのパスロスの部分は、このディスカバリプロセスのためにネットワークによって提供されることが可能であり、または静的なパラメータであることが可能である。
モニタリングWTRUは、応答を送信する前に自分の最大送信パワーに伴う最小マージン(たとえば、パワーヘッドルーム)を考慮することができる。そのマージンは、たとえば、D2D通信に関して定義された最大パケットエラー率に基づいて算出されることが可能である。そのマージンは、並列ネットワーク通信のために確保される最小パワーバジェットを考慮に入れることができる。そのマージンが十分ではない場合には、モニタリングWTRUは、(たとえば、ディスカバリの後にD2D通信が続くべきであるケースにおいて)自分の応答をスキップすることができる。本明細書において説明されているディスカバー可能WTRUに関するその他のパワー値パラメータも、やはり適用されることが可能である。
ネットワーク内のモニタリングWTRU上での近遠効果を補正するために、ジョイント手順が使用されることが可能である。ネットワークは、そのような補正を達成するために、さまざまなメカニズムを使用することができる。たとえば、互いから遠く離れて配置されているディスカバリプロセスで周波数分割多重化(FDM)またはコード分割多重化(CDM)が使用されることが可能である(たとえば、eNBは、割り当てを配信するために、たとえば、タイミングアドバンス情報、粗いロケーション情報などを使用することができる)。互いに近いプロセスは、別々の時分割多重化(TDM)リソースを使用することができる。ネットワークは、所与のディスカバリプロセスに関するディスカバリ失敗率に基づいて、専用のリソース(TDM)に切り替えること、またはFDM/CDMリソースを変更することが可能である。ネットワークは、それぞれのWTRUにおける干渉レベルに基づいて、WTRUのディスカバー可能/モニタリングの役割を切り替えることができる。このケースにおいては、ディスカバー可能WTRUは、モニタリングの役割を担うことができ、モニタリングWTRUは、ディスカバー可能の役割を担うことができる。残りのディスカバリパラメータは、制御オーバーヘッドを制限するために、そのまま変わらないことが可能である。
ディスカバー可能WTRUは、干渉をランダム化するために、自分のホッピングパターンを切り替えることができる。このパターンは、ネットワークによってモニタリングWTRUに提供されることが可能であり、またはモニタリングWTRUは、リソースのセット上でブラインドデコーディングを使用することができる。
eNB受信機上での近遠効果を回避するために、さまざまなジョイント方法が採用されることが可能である。WTRUが、たとえば、所与のしきい値よりも低いタイミングアドバンス値を有する場合には、eNBは、その役割をモニタリングの役割に制限することができる。そのようなWTRUは、ディスカバー可能の役割を要求することを許可されることは不可能である。たとえば、所与のしきい値よりも低いタイミングアドバンス値を有する2つのWTRUが、互いをディスカバーしたいと望んでいる場合には、eNBは、ロケーションを特定するための代替方法を選択することができる。たとえば、タイミングアドバンスが第1のしきい値よりも低い場合には、ネットワークは、それらがRFプロキシミティ内にあることを直接認めることができ、この情報をWTRUに提供することができる。たとえば、タイミングアドバンスが第2のしきい値よりも低い場合には、ネットワークは、十分に正確であると言える代替ロケーション手順を使用することができる。なぜなら、WTRUは、信号送信機に物理的に近いと言えるためである。
上では特徴および要素が特定の組合せで記載されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であるということを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書において記載されている方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読メディア内に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されることが可能である。コンピュータ可読メディアの例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージメディアを含む。コンピュータ可読ストレージメディアの例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、CD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光メディアを含むが、それらには限定されない。WTRU、WTRU、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するために、ソフトウェアと関連付けられているプロセッサが使用されることが可能である。