JP6097463B2 - 車両用駆動力伝達構造 - Google Patents
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Description
内燃機関とは別体に副変速機を設ける場合は、内燃機関自体は小さくできても副変速機と合わせると大きくなる恐れがあり、副変速機を有するパワーユニットの更なる小型化がもとめられている。
クランク軸と平行な主変速機変速軸群を有する主変速機を、クランク軸の側方でクランクケース内に備え、同クランク軸の軸端に大型回転体を備えるとともに、前記クランクケースとは別体の副変速機ケース内に、前記主変速機(Tm)に接続する副変速機を備えるパワーユニットの車両用駆動力伝達構造において、
前記副変速機は、前記主変速機の主変速機変速軸群と平行で別体の副変速機変速軸群と、副変速機変速駆動機構とを有し、
前記副変速機変速軸群は、出力軸と、上、下に主軸、副軸を備え、
前記主軸と前記副軸と前記副変速機変速駆動機構は、クランク軸方向視で、前記大型回転体の周囲に位置するように配置され、
前記副変速機変速駆動機構が前記副変速機ケース内において、前記大型回転体の下方に配置され、
上、下に並ぶ前記主軸と前記副軸に対して、クランク軸方向視で、前記副変速機変速駆動機構が配置された側と反対側に、前記出力軸が備えられたことを特徴とする車両用駆動力伝達構造である。
前記主軸の軸端に対応する前記副変速機ケースの上部内周面にオイル捕集リブを備えるとともに、前記副変速機ケースには、前記オイル捕集リブから、上、下の前記主軸、副軸の各支持部まで連なる給油孔がそれぞれ設けられたことを特徴とする。
また、出力軸が副変速機に一体化され、コンパクトに配置できる。
また、図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
なお、本実施形態において「車両」は、不整地走行用車両である。
図1に示されるように、不整地走行用車両1は、不整地用の低圧のバルーンタイヤが装着される前輪2と後輪3がそれぞれ左右一対、車体フレーム5の前後に懸架されている。
なお、前ファイナルリダクションギヤユニット7には前輪への動力伝達を断接して2輪駆動と4輪駆動の切換えを行うクラッチが組み込まれている。
前シート11の中央の席が運転席であり、若干左右の席より前方に出ている。
運転席の前方にステアリングコラム14から突出して操舵ハンドル15が設けられている。
前シート11と後シート12の上方はルーフ16が覆っている。
そして、パワーユニットPは、内燃機関Eのクランク軸21を車体前後方向に指向させた所謂縦置きの姿勢で、車体フレーム5に搭載されている。
主変速機Tmは、内燃機関Eのクランク軸21の右方に位置し、主変速機Tmの前方には、略重なって副変速機Tsが突設されている。
また、内燃機関Eの前部には、クランク軸21の前端に取付けられた比較的大型の回転体、本実施形態では交流発電機(本発明の「大型回転体」)Gが設けられており、副変速機Tsの後述の主軸51、副軸61、副変速機変速駆動機構80は、クランク軸方向視で、交流発電機Gの右周囲に位置するように配置され、後述の副変速機Tsの副変速機変速駆動機構80は交流発電機Gの下方に配置されている。
クランクケース22の下部には、図3に示されるように、オイルパン22aが設けられているが、オイルパン22aの底部高さと、副変速機変速駆動機構80の底部高さは揃えられている。
内燃機関Eのシリンダブロック23には、2本のシリンダが前後直列に並んで形成され、各シリンダボア内を往復摺動するピストン26とクランク軸21とをコンロッド27が連結して、ピストン26の往復動をクランク軸21の回転に変換して出力する。
前後方向に指向するクランク軸21の後端部にプライマリ駆動歯車28が嵌着されている。
メイン軸31には6個の駆動変速ギヤ31gが設けられ、カウンタ軸32には駆動変速歯車31gに対応して、これらと常時噛み合う6個の被動変速ギヤ32gが設けられている。
奇数変速段の駆動変速歯車31gはメイン軸内筒31aに、偶数変速段の駆動変速歯車31gはメイン軸外筒31bに設けてある。
中央のプライマリ従動歯車29がクランク軸21に設けられたプライマリ駆動歯車28に噛合する。
クラッチアウタ30ao(30bo)側の一緒に回転する駆動摩擦板とクラッチインナ30ai(30bi)側の一緒に回転する被動摩擦板とを交互に配列した摩擦板群30af(30bf)を加圧プレート30ap(30bp)が加圧可能である。
加圧プレート30apが駆動されて摩擦板群30afが加圧されると、第1クラッチ30aが接続し、プライマリ従動ギヤ29に入力された動力がメイン軸内筒31aに伝達され、奇数変速段の駆動変速歯車31gが回転する。
他方、加圧プレート30bpが駆動されて摩擦板群30bfが加圧されると、第2クラッチ30bが接続し、プライマリ従動ギヤ29に入力された動力がメイン軸外筒31bに伝達され、偶数変速段の駆動変速歯車31gが回転する。
カウンタ軸32上の2個のシフタ歯車を移動させるシフトフォーク33がシフトフォーク軸33aに軸支されて設けられる。
メイン軸31上の2個のシフタ歯車を移動させるシフトフォーク33およびシフトフォーク軸も、図示されていないが設けられている。
シフトドラム34は変速用モータ35により回動する。
変速用モータ35の駆動力は、減速歯車機構36を介してシフトスピンドル37の回動に伝達され、シフトスピンドル37の回動が間欠送り機構38を介してシフトドラム34の回動に伝達される。
主変速機Tmの出力軸は、カウンタ軸32であり、カウンタ軸32はクランクケース22の前側壁22fを前方に貫通して、その突出した前端に主変速機出力歯車39が嵌着されている。
すなわち、主変速機Tmは、クランク軸21と平行な主変速機変速軸群をなすメイン軸31、カウンタ軸32を有し、クランク軸21の右側方でクランクケース22内に備えられるが、クランクケース22とは別体の副変速機ケース41、42内に、主変速機Tmに接続する副変速機Tsが備えられている。
副変速機Tsは、主変速機Tmの主変速機変速軸群31、32と平行で別体の副変速機変速軸群をなす主軸51、副軸61、出力軸71と、副変速機変速駆動機構80とを有している。
そして、パワーユニットPの前面図である図3に示されるように、クランク軸方向視で、主軸51、副軸62、副変速機変速駆動機構80は、クランク軸21の前端に設けられた大型回転体である交流発電機Gの周囲に位置するように配置されている。
副変速機Tsは、カム式トルクダンパ52を備えている。
副変速機Tsの互いに変速歯車を噛み合わせる変速駆動軸である副軸61と、変速従動軸であり副変速機Tsの出力軸すなわちパワーユニットPの出力軸71と、副変速機Tsの入力軸でありカム式トルクダンパ52を支持する主軸51等の回転支軸が、クランク軸21と平行で前後方向に指向して、前後端が前側副変速機ケース41と後側副変速機ケース42に軸支され架設される。
副変速機入力歯車50は、主変速機出力歯車39と噛合して主変速機Tmの出力が副変速機Tsの副変速機入力歯車50に入力される。
後側主軸51rには、カム部材53がスプライン嵌合されて、相対回転が規制され軸方向に摺動可能に軸支され、カム部材53の後方に対向してカムフォロワ歯車部材54が、軸方向の移動が規制され相対回転可能に軸支されて設けられている。
カムフォロワ歯車部材54は、カム部材53のカム凸部53aのカム面に接する凹部を有するとともに、外周部に歯車が形成されている。
そして、カム部材53とフランジ51cとの間に介装されたコイルスプリング55によりカム部材53が後方のカムフォロワ歯車部材54に向けて付勢されてカム部材53のカム凸部53aのカム面がカムフォロワ歯車部材54の凹部に接するようにしている。
中間円筒歯車部材57には、大径アイドル歯車57aと小径アイドル歯車57bが前後に一体に形成されている。
図5に示すように、副軸61は、前端が前側副変速機ケース41の軸受凹部44fhに嵌入されたベアリング44fにより軸支され、後端が後側副変速機ケース42の軸受孔44rhに嵌入されたベアリング44rにより軸支されて回転自在に架設される。
高低速切換シフタ部材63は、副軸61の軸方向所定位置にスプライン結合された円筒基部63aの外周に直動ベアリング63bを介して軸方向に移動自在に軸支され、前後両側に向けて形成されたクラッチ歯63t、63tの間にシフトフォーク溝63vが形成されている。
高低速切換シフタ部材63が前方に移動すれば、前側のクラッチ歯63tが低速駆動歯車64に嵌着されたクラッチ受部材64Lに噛み合い、副軸61とともに低速駆動歯車64を回転する。
高低速切換シフタ部材63がクラッチ受部材64H、64Lの間の中央にいずれとも噛み合わずに位置すると、副軸61の回転は高速駆動歯車62および低速駆動歯車64のいずれにも伝達されない。
前後進切換シフタ部材66は、高低速切換シフタ部材63と同様に、変速駆動軸61の軸方向所定位置にスプライン結合された円筒基部66aの外周に直動ベアリング66bを介して軸方向に移動自在に軸支され、前後両側に向けて形成されたクラッチ歯66t、66tの間にシフトフォーク溝66vが形成されている。
前後進切換シフタ部材66の後側のクラッチ歯66tは噛み合う相手がない。
前後進切換シフタ部材66が前方に移動すると、前側のクラッチ歯66tがリバース用駆動歯車68に嵌着されたクラッチ受部材67Rに噛み合い、副軸61とともにリバース用駆動歯車68を回転する。
リバース用駆動歯車68は、主軸51に相対回転自在に軸支された中間円筒歯車部材57の大径アイドル歯車57aに噛み合っている。
図5に示されるように、出力軸71は、前部が前側副変速機ケース41の軸受孔45fhに嵌入されたベアリング45fを貫通して軸支され、後部が後側副変速機ケース42の軸受孔45rhに嵌入されたベアリング45rを貫通して軸支され、前後端を前後に突出させて回転自在に架設される。
したがって、高速従動歯車72と低速従動歯車75は軸方向所定位置で出力軸71と一体に回転する。
また、低速従動歯車75は、主軸51に相対回転自在に軸支された中間円筒歯車部材57の小径アイドル歯車57bにも噛み合っている。
したがって、副軸61上のリバース用駆動歯車68の回転は、主軸51上の中間円筒歯車部材57の大径アイドル歯車57aと小径アイドル歯車57bを介して回転方向を後進方向にして低速従動歯車75に伝達して出力軸71を後進方向に回転できる。
すなわち、出力軸71の前端は前ドライブシャフト6に連結され、変速従動軸71の後端は後ドライブシャフト8に連結されて、前輪2と後輪3に動力が伝達される(図1参照)。
一方、副変速機Tsの出力軸71は、上、下に配設された主軸51と副軸61に対し、副変速機変速駆動機構80が設けられた側と反対側に設けられている。
副変速機変速駆動機構80は、図6に示されるように、マニュアルで操作されるシフトスピンドル85、およびそのギヤシフトアーム86を介して回動駆動されるシフトドラム90、シフトドラム90の回転により軸方向に移動されるシフトフォーク82と83等を備え、シフトフォーク82により高低速切換シフタ部材63が、シフトフォーク83により前後進切換シフタ部材66が操作される。また、パーキング機構95が設けられる。
副変速機変速駆動機構80それ自体は広く公知の機構なので、以下、詳細な説明は省略する。
前後のシフトフォーク83とシフトフォーク82との間にはコイルスプリング84が介装されてシフトフォーク82とシフトフォーク83を互いに離間する方向に付勢しており、シフトフォーク82、83により移動するシフタ部材63、66のクラッチ歯の噛み合いを円滑にしている。
シフトドラム90は、円筒状をしたドラム本体91の前後両端に中心軸上にドラム支軸92、93を前後に突出させて設けている。
シフトドラム90は、マニュアルによるシフトスピンドル85により、そのギヤシフトアーム86を介して、回動駆動される。
なお、低速前進状態では、前後進切換シフタ部材66は、クラッチ受部材67Rと噛合していない。
なお、高速前進状態でも、前後進切換シフタ部材66は、クラッチ受部材67Rと噛合していない。
本副変速機Tsは、手動によって、以上のような変速操作が行われる。
なお、高速前進状態は2輪駆動で、低速前進状態および後進状態は4輪駆動で運転される。
副変速機Tsは、主変速機Tmのメイン軸31、カウンタ軸32と平行で別体の主軸51、副軸61、出力軸71および副変速機変速駆動機構80を有している。
そして、クランク軸方向視で、主軸51、副軸61と副変速機変速駆動機構80は、交流発電機Gの周囲に位置するよう配置され、副変速機変速駆動機構80が交流発電機Gの下方に配置されている。
そのため、副変速機Tsをその副変速機変速駆動機構80とともにパワーユニットPのクランクケース22の周囲にコンパクトに配置でき、副変速機Tsを有するパワーユニットPの小型化が図られている。
そして、主軸51の前側軸端に対応する前側副変速機ケース41の上部内周面41aには、オイル捕集リブ101、102が備えられている。
すなわち、主軸51の回転方向R(本実施形態では、図7において反時計回り)で、主軸51の回転に連れて回転成分を持って飛散し、あるいは上部内周面41aに沿って流れる潤滑オイルを受け止める方向に、オイル捕集リブ101、102が立設している。
オイル捕集リブ102は、主軸51の回転方向Rで1/3回転程度先方に位置して形成される。
したがって、オイル捕集リブ101で捕集された潤滑オイルは、上側給油孔103経由、主軸51の軸受凹部43fhの軸端空間43fsに供給され、さらに、主軸51内の中空孔51aを経て、主軸51周りの要所の給油に供される。
したがって、オイル捕集リブ102で捕集された潤滑オイルは、下側給油孔104経由、副軸61の軸受凹部44fhの軸端空間44fsに供給され、さらに、副軸61内の中空孔61aを経て、副軸61周りの要所の給油に供される。
下側給油孔104は、同じく前側副変速機ケース41の前壁部41bの上部外面から前壁部41b内部へ、副軸61の軸端空間44fsへ向けてやや斜めの方向Yに穿孔されて、栓ボルト106で塞がれている。
そして、上側給油孔103の穿孔方向Xと下側給油孔104の穿孔方向Yは同じである。
すなわち、上下に位置する上側、下側給油孔103、104は、平行な同方向に設けられたので、機械加工性の向上により生産コストの削減が図られる。
そして、図3において前述のように、副変速機変速駆動機構80の底部高さ位置が、クランクケース22側のオイルパン22aの底部高さ位置と同じであるので、副変速機Tsを有するパワーユニットPとしての最低地上高への影響を防止しつつ低重心化が図られている。
すなわち、オイル注油口111を塞いだ状態のオイルレベルゲージ110のゲージ先端110aが、出力軸71の右側方を通り、後側副変速機ケース42の底部内面42bに設けられた凹部112内に位置するように形成されている。
ず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
例えば、本発明の車両は、実施形態の不整地走行用車両に限定されず、多様な車両を含み、本発明の車両用駆動力伝達構造を備えるパワーユニットは、請求項1の要件を備えるパワーユニットであればよく、その備える内燃機関は空冷、水冷の種類、気筒数を問わない。クランク軸の軸端に備えられる大型回転体として、本実施形態における交流発電機以外のものが備えられた場合であっても、本発明は同様の効果を奏する。
また、各機器の左右の配置は、説明の便宜上、図示のものに特定して記載したが、上記実施形態に示すものと左右逆となる配置のものも、本発明に含まれる。
Claims (5)
- クランク軸(21)と平行な主変速機変速軸群(31,32)を有する主変速機(Tm)を、クランク軸(21)の側方でクランクケース(22)内に備え、同クランク軸(21)の軸端に大型回転体(G)を備えるとともに、前記クランクケース(22)とは別体の副変速機ケース(41,42)内に、前記主変速機(Tm)に接続する副変速機(Ts)を備えるパワーユニット(P)の車両用駆動力伝達構造において、
前記副変速機(Ts)は、前記主変速機(Tm)の主変速機変速軸群(31,32)と平行で別体の副変速機変速軸群(51,61,71)と、副変速機変速駆動機構(80)とを有し、
前記副変速機変速軸群(51,61,71)は、出力軸(71)と、上、下に主軸(51)、副軸(61)を備え、
前記主軸(51)と前記副軸(61)と前記副変速機変速駆動機構(80)は、クランク軸方向視で、前記大型回転体(G)の周囲に位置するように配置され、
前記副変速機変速駆動機構(80)が前記副変速機ケース(41,42)内において、前記大型回転体(G)の下方に配置され、
上、下に並ぶ前記主軸(51)と前記副軸(61)に対して、クランク軸方向視で、前記副変速機変速駆動機構(80)が配置された側と反対側に、前記出力軸(71)が備えられたことを特徴とする車両用駆動力伝達構造。 - 前記主軸(51)の軸端に対応する前記副変速機ケース(41)の上部内周面(41a)にオイル捕集リブ(101,102)を備えるとともに、前記副変速機ケース(41)には、前記オイル捕集リブ(101,102)から、上、下の前記主軸(51)、副軸(61)の各支持部(43fh,44fh)まで連なる給油孔(103,104)がそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動力伝達構造。
- 上下に位置する前記給油孔(103,104)は、平行な同方向に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動力伝達構造。
- 前記副変速機変速駆動機構(80)の底部高さ位置が、前記クランクケース(22)側のオイルパン(22a)の底部高さ位置と略同じであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両用駆動力伝達構造。
- 前記副変速機(Ts)には、その上部(42a)にオイル注油口(111)が設けられて、同オイル注油口(111)を塞ぐオイルレベルゲージ(110)が備えられ、前記オイル注油口(111)を塞いだ状態の同オイルレベルゲージ(110)のゲージ先端(110a)が、前記出力軸(71)の側方を通り、副変速機ケース(42)の底部内面(42b)に設けられた凹部(112)内に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の車両用駆動力伝達構造。
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