JP6094764B2 - 車両の側部車体構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、車体外方を向く第1面部と、第1面部と対向するように第1面部の車体内側に位置する第2面部と、第1面部及び第2面部と共に閉断面を構成する2つの側面部とを有するセンターピラーが記載されている。このセンターピラーにおいて、各側面部は、第1面部と第2面部との間の中間位置にて屈曲する屈曲部を有し、第1面部の中央部には、第1面部、第2面部及び側面部による閉断面の内側に突出しかつセンターピラーの長手方向に延びるビードが形成されている。
側突時、車体内側に向かう衝撃荷重が第1面部の中間部に入力されると、衝撃荷重が作用した部分の近傍における側面部の第1面部側の端部ないしその近傍に、閉断面外向きに作用する力が生じて、その部分を局所的に座屈させようとするが、屈曲部が閉断面内側に突出していることにより、その屈曲部には、閉断面外向きの力を打ち消すように閉断面内向きの力が生じる。これにより、第1面部に大きな衝撃荷重が作用しても、その荷重が作用した部分の近傍における側面部の第1面部側の端部が局所的に座屈し難くなる。さらに、第1面部にはビードが形成されているので、衝撃荷重に対して第1面部が一層変形し難くなり、これにより、衝撃荷重が作用した部分の近傍における側面部の第1面部側の端部において、局所的な座屈がより一層生じ難くなる。
このように構成された本発明においては、側突時にセンターピラーからサイドシルを介して伝達された衝撃荷重によりヒンジピラーが湾曲した場合、ヒンジピラーの閉断面の内側に向かう力を屈曲部に生じさせ、前面部をヒンジピラーの閉断面の外側へ倒す力を打ち消すことができると共に、凹ビード部により側面部の変形を抑制することができ、これにより、屈曲部及び凹ビード部が形成されている範囲におけるヒンジピラーの局所的な座屈を抑制することができる。そして、屈曲部及び凹ビード部が形成されていない凹ビード部の下端と下端部のヒンジ台座部の上端との間の範囲における側面部の変形を凸ビード部によって抑制することができ、これにより、凹ビード部とヒンジ台座部との間の範囲におけるヒンジピラーの局所的な座屈を抑制できる。従って、側突時の外力に対するヒンジピラーの曲げ強度を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、屈曲部及び凹ビード部が形成されていない凹ビード部の下端と下端部のヒンジ台座部の上端との間の範囲における側面部の変形を一層確実に抑制することができ、これにより、凹ビード部とヒンジ台座部との間の範囲におけるヒンジピラーの局所的な座屈を一層確実に抑制できる。
まず、図1により、本発明の実施形態による車両の側部車体構造を適用した車体について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両の側部車体構造を適用した車体の斜視図である。
より詳細には、図4及び図5に示すように、前面部20は、フランジ部24から車幅方向外側に向かって立ち上がる内側部40と、この内側部40の車幅方向外側端から車体後方に向かって(即ちヒンジピラー4の閉断面内側に向かって)傾斜して延びる傾斜部42と、この傾斜部42の車幅方向外側端から車幅方向外側に向かって延び、側面部18の前端に接続される外側部44とを有している。そして、傾斜部42と外側部44との境界部分が、屈曲部38を形成している。
このようにヒンジピラー4が湾曲したとき、ヒンジピラー4のレインフォースメントパネル14の側面部18(圧縮側)とインナパネル16(引張側)との間で周長差が生じるので、この周長差を小さくしようとする力が働き、レインフォースメントパネル14の側面部18とインナパネル16とが互いに近づこうとする。これに応じて、レインフォースメントパネル14の前面部20及び後面部22には、それぞれのフランジ部24を支点としてヒンジピラー4の閉断面の外側へ倒す力が生じ、これらの前面部20及び後面部22を局所的に(特にヒンジピラー4の下側ヒンジ台座部28の上端部近傍)座屈させようとする。
また、上述したように、レインフォースメントパネル14の側面部18には凹ビード部34が設けられているので、この凹ビード部34により側面部18の変形が抑制され、これに伴って、凹ビード部34が形成されている範囲におけるヒンジピラー4の局所的な座屈が抑制される。
上述した実施形態においては、ヒンジピラー4のレインフォースメントパネル14の前面部20に屈曲部38が形成されていると説明したが、これに代えて、あるいはこれと共に、レインフォースメントパネル14の後面部22に屈曲部が形成されるようにしてもよい。
2 サイドシル
4 ヒンジピラー
6 Bピラー
18 側面部
20 前面部
22 後面部
26 上側ヒンジ台座部
28 下側ヒンジ台座部
30、32 頂部
34 凹ビード部
36 凸ビード部
38 屈曲部
Claims (2)
- 車体下部の車幅方向両端部において車体前後方向に延びる左右1対のサイドシルと、上記1対のサイドシルの中間部から車体上方へ延びるセンターピラーと、上記1対のサイドシルの前端部から車体上方へ延びるヒンジピラーとを有する車両の側部車体構造であって、
上記ヒンジピラーは、車幅方向外側を向く側面部と、この側面部の前端から車幅方向内側に向かって延びる前面部と、この側面部の後端から車幅方向内側に向かって延びる後面部とを備え、
上記側面部は、その上端部及び下端部において車幅方向外側に向かって隆起し且つ頂部が平面状に形成された上下1対のヒンジ台座部と、上記ヒンジピラーの長手方向に直交する断面において車幅方向内側に突出したU字形に形成され上記1対のヒンジ台座部の間において上記ヒンジピラーの長手方向に沿って延びる凹ビード部と、上記ヒンジピラーの長手方向に直交する断面において車幅方向外側に突出したU字形に形成され上記凹ビード部の下端よりも上方から上記下端部の上記ヒンジ台座部の上端よりも下方まで延びる凸ビード部と、を備え、
上記前面部は、上記ヒンジピラーの長手方向に直交する断面において車体後方に向かって突出するように形成され上記側面部の上記凹ビード部と対応する位置において上記ヒンジピラーの長手方向に沿って延びる屈曲部を備えたことを特徴とする車両の側部車体構造。 - 上記側面部は、上記凹ビード部及び上記下端部の上記ヒンジ台座部を車体前方及び車体後方から挟むように配置された前後1対の上記凸ビード部を備える車両の側部車体構造。
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