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JP6078178B1 - 管渠内ライニング管の支保工装置及び支保工の施工方法 - Google Patents

管渠内ライニング管の支保工装置及び支保工の施工方法 Download PDF

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JP6078178B1
JP6078178B1 JP2016000533A JP2016000533A JP6078178B1 JP 6078178 B1 JP6078178 B1 JP 6078178B1 JP 2016000533 A JP2016000533 A JP 2016000533A JP 2016000533 A JP2016000533 A JP 2016000533A JP 6078178 B1 JP6078178 B1 JP 6078178B1
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Abstract

【課題】 管渠における更生用の矩形断面状のライニング管の支保工において、ライニング管への内接を図り、その組立てが容易である支保工装置を提供する。【解決手段】 管渠Pとライニング管Rとの間隙に注入されるセメントミルクMの充填圧に対抗する方形状のフレーム体と該フレーム体内に鉛直に組み込まれる高さ調整支柱2とからなる支保工装置Sであって、フレーム体は四周方向に多分割され、対接するフランジ部間に分割体の間隔を調整する伸長機構が配される。高さ調整支柱は、伸縮可能な柱部を主体とし、フレーム体の天井部と下底部とに固定され、その剛性により鉛直方向の荷重を支持する。【選択図】 図1

Description

この発明は、下水道管、上水道管及びガス管等の既設の管渠の更生のために、その管渠の内面にライニング層として設置されるライニング管の設置に関し、更に詳しくは、該ライニング管に挿入設置され該ライニング管に対する変形を防止する支保工装置及び当該支保工装置による施工方法に関する。特には、矩形(正方形、長方形を含む。)断面をなす該ライニング管に挿入設置され該ライニング管に対する変形を防止する支保工装置及びその施工方法に関する。
本出願人は先に、この種技術において、特開平10−121565号公報(以下「先行発明1」という)及び特開平10−121566号公報(以下「先行発明2」という)を提案した。
すなわち、先行発明1は、円形ライニング管の支保工装置に係り、構成において、
「地下埋設管渠の内面に設置される円形断面をなすライニング管において、該ライニング管内に挿入設置され該地下埋設管渠とライニング管との間隙に注入されるセメントミルクの充填圧に対抗する支保工装置であって、
フレームは互いに摺動するコーナー部材とサイド部材とにより多角形状をなし、前記サイド部材の外側には受座が装着され、間隔を存して配される該フレームの受座にライニング管の内面に当接する腹起し部材が架け渡されてなる。」
更に上記構成において、「フレームの上辺には反力部材が配されてなる。」こと。
作用:
使用において、フレームをライニング管内に所定間隔を保って立設し、フレームの受座に腹起し部材を架け渡す。フレームの受座の進退を調整し、腹起し部材をライニング管の内面に当接させる。反力部材はフレームの上辺よりライニング管を貫通してその先端を地下埋設管の内面頂部に当接させる。
地下埋設管とライニング管との間隙へのセメントミルクの注入において、本支保工装置によりライニング管の変形は防止される。また、セメントミルクの注入中のライニング管の浮上りは反力部材によって阻止される。
効果:
本円形ライニング管の支保工装置によれば、円形ライニング管の外部に充填されるセメントミルクの注入圧によるライニング管の変形を防止し、このため、円形ライニング管の肉厚を薄くでき、大きな経済的便益を得ることができる。更に、フレームは拡径自在となっており、ライニング管の管径の変化に容易に対応できる。
また、反力部材を使用することにより、ライニング管の浮上り防止対策にも有効である。
また、先行発明2は、矩形ライニング管の支保工装置に係り、構成において、
「地下埋設管渠の内面に設置される矩形断面をなすライニング管において、該ライニング管内に挿入設置され該地下埋設管渠とライニング管との間隙に注入されるセメントミルクの充填圧に対抗する支保工装置であって、
四角形状をなすフレームと、
該フレームの辺部の外側に装着される受座と、
間隔を存して立設される該フレームの受座にライニング管の内面に当接して架け渡される腹起し部材と、
前記フレームの上辺部及び両側辺部に配される反力部材と、
からなる。」
作用:
使用において、フレームを矩形ライニング管内に所定間隔を保って立設し、フレームの受座に腹起し部材を架け渡す。フレームの周長あるいは受座の進退を調整し、腹起し部材はライニング管の内面に当接させる。反力部材はフレームの上辺部及び両側辺部よりライニング管を貫通してその先端を地下埋設管の内壁面に当接させる。
地下埋設管とライニング管との間隙へのセメントミルクの注入において、本支保工装置によりライニング管Rの変形は防止される。また、セメントミルクの注入中のライニング管の浮上りは反力部材によって阻止される。
効果:
本ライニング管の支保工装置によれば、ライニング管の外部に充填されるセメントミルクの注入圧によるライニング管の変形を防止し、このため、ライニング管の肉厚を薄くでき、大きな経済的便益を得ることができる。更に、フレームは拡径自在となっており、ライニング管の管径の変化に容易に対応できる。
また、ライニング管の浮上り防止対策にも有効である。
特開平10−121565号公報 特開平10−121566号公報
本発明は上記矩形ライニング管に係る先行発明を更に発展させたものであり、作業空間が大きく採れ、補剛性が大きい方形状のフレーム体を用い、方形状断面のライニング管への内接を図り、その組立てが容易な支保工装置を得ることを目的とする。
本発明は更に、当該支保工装置を使用してなされる支保工の施工方法を得ることも他の目的とする。
本発明は、方形状のフレーム体と該フレーム体内に鉛直に組み込まれる高さ調整支柱とからなり、該フレーム体は方形の四周方向に多分割されるとともに対接する分割体相互のフランジ部間に該分割体の間隔を調整する伸長機構が配され、該高さ調整支柱は、伸縮可能な柱部を主体とするとともにフレーム体の天井部と下底部とに固定され、その剛性により鉛直方向の荷重を支持することにより上記目的を達成したものである。
本発明の管渠内ライニング管の支保工装置及び支保工の施工方法は具体的には、以下の構成を採る。
(第1発明)
本発明の第1は、管渠内ライニング管の支保工装置に係り、請求項1に記載のとおり、
地下埋設管渠の内面に、裏込め充填材の充填空間を存して設置される実質的に方形状の断面をなすライニング管において、該ライニング管の内面に密接して設置され、該地下埋設管渠と該ライニング管との間隙に注入される裏込め充填材の充填圧に対抗する支保工装置であって、
下記フレーム体(i)と下記高さ調整支柱(ii)とからなることを特徴とする。
(i)
剛性を有し、ライニング管の管軸方向に所定長さを有する薄肉の板体を主体とし、前記ライニング管の内面に沿って密接して配され、実質的に方形状をなすフレーム体。
前記フレーム体は、当該方形状の各部分を構成する以下の複数の分割パネルからなり、
a)前記ライニング管の下底部に配される単一の下面分割パネル、
b)前記下面分割パネルの幅方向の両端に取り付けられ、ライニング管の底辺部と側面部とにわたって配される2つの下部分割パネル、
c)前記下部分割パネルの両方の上端に取り付けられ、ライニング管の側面部及び天井部にわたって配される2つの上部分割パネル、
d)前記上部分割パネルの両端に介装され、該ライニング管の天井部に配される単一の上面分割パネル、
前記各分割パネルの相対峙する相互間にジャッキ作用をもって伸長し、かつ伸長状態を固定保持する伸長機構が介装されてなる。
(ii)
前記フレーム体の内部において、該ライニング管の幅方向に対称位置を保って配される高さ調整支柱。
前記高さ調整支柱は、鉛直方向の荷重を支持する剛性の柱部を主体とし、上端において前記フレーム体の天井部に取外し可能に固着係合する受座を有し、下端において前記フレーム体の底面部に取外し可能に固定状態で着座し、前記柱部は高さ方向に伸縮可能とされてなる。
上記第1発明の構成において、
1)伸長機構における伸長作用は、相対峙する分割パネルの対接する端面に配されるジャッキ部によりなされ、伸長機構における固定保持作用は、相対峙する分割パネルの側面に当接し荷重伝達を負担する添接板を介してなされる。
2)分割パネルの板体の内面側にはフランジ及びリブが突設され、該フランジとリブとにより区画される部分には窓部が開設される。
3)上面分割パネルの下面に高さ調整支柱の上端の受座を係合固定する把持部が固設され、下面分割パネルの上面に高さ調整支柱の下端を固設する固定部が固設される。
ことは適宜採択される設計的態様であり、更には上記1〜3の態様の適宜の組合せも可能である。
(作用)
支保工装置の設置
地下に埋設された管渠において、当該管渠内に方形断面のライニング管の設置がなされる。
そして、該管渠内でのライニング管の設置施工の終了後、裏込め材(セメントミルク)注入の行われる前に、本支保工装置のライニング管内での設置作業が実施される。
支保工装置のフレーム体を分割状態で、また収縮状態の高さ調整支柱をライニング管内に搬入し、フレーム体を最小状態で組み立てる。すなわち、各分割パネルの相互の端面は対接し、かつ伸長機構はこの状態を保持する。この状態から各分割パネル間の伸長機構を均等に作動させ、フレーム体をライニング管の内面に密接させる。
次いで、高さ調整支柱をフレーム体内の所定の位置に配し、その柱部を伸長させ、その下端をフレーム体の底面部に取外し可能に固定し、その上端の受座をフレーム体の天井部に取外し可能に固定し、該高さ調整支柱の上端及び下端をフレーム体の高さ方向に固定する。これにより、ライニング管はフレーム体により方形状に保持される。この状態の支保工装置をライニング管内に所定間隔をもって設置する。
これと同時に、本支保工装置のフレーム体内に、あるいはフレーム体相互の間に、管渠の内壁に反力を取るとともにライニング管をフレーム体を介して、あるいは介さずして管渠の下底に押し付ける反力部材を設置する。
セメントミルク注入後の作用
管渠とライニング管との間にセメントミルク裏込め材を充填すると、該セメントミルクの流動(液体)状態下において、セメントミルクの充填圧がライニング管の外側部に作用する。ライニング管に作用する側圧はライニング管に変形(横幅方向の圧縮、高さの増加)を与えるが、本ライニング管の高さ調整支柱の拘束作用によりフレーム体は方形状を保持し、これによりライニング管の変形が阻止される。
なお、セメントミルクによる浮力は反力部材によりライニング管の浮上りは阻止される。
ライニング管の内部空間
本支保工装置のフレーム体は、板状体を主体とする断面が方形状の箱型体よりなるとともにライニング管の内壁に沿って配され、また該フレーム体を剛的に保持する高さ調整支柱は細身をもってライニング管の高さ方向に配されるものであるので、その占有する空間は極めて小さく、十分な作業空間を与え、また施工中のライニング管内を流れる流水の流水抵抗が小さい。
(第2発明)
本発明の第2は、管渠内ライニング管の支保工の施工方法に係り、請求項5に記載のとおり、
地下埋設管渠の内面において、下記(i)に記載のフレーム体と下記(ii)に記載の高さ調整支柱とからなるライニング管の支保工装置を使用してなされる実質的に方形状をなすライニング管の支保工の施工方法であって、
前記地下埋設管渠と前記ライニング管との間隙への裏込め充填材の充填前において、前記ライニング管内においてライニング管の管軸方向に適宜間隔を存して前記支保工装置を設置し、前記フレーム体を前記高さ調整支柱の拘束により方形状に保持し、
前記支保工装置内に、又は該支保工装置の間隔部に、その下端が該ライニング管の下底に直接又は間接に着座し、該ライニング管の上辺部を貫通してその上端が管渠の内壁に当接する反力部材を設置し、該ライニング管への下方への押し下げ力を付与し、
しかる後、裏込め充填材を充填してなる、
ことを特徴とする。
(i)
剛性を有し、ライニング管の管軸方向に所定長さを有する薄肉の板体を主体とし、前記ライニング管の内面に沿って密接して配され、実質的に方形状をなすフレーム体。
前記フレーム体は、当該方形状の各部分を構成する以下の複数の分割パネルからなり、
a)前記ライニング管の下底部に配される単一の下面分割パネル、
b)前記下面分割パネルの幅方向の両端に取り付けられ、ライニング管の底辺部と側面部とにわたって配される2つの下部分割パネル、
c)前記下部分割パネルの両方の上端に取り付けられ、ライニング管の側面部及び天井部にわたって配される2つの上部分割パネル、
d)前記上部分割パネルの両端に介装され、該ライニング管の天井部に配される単一の上面分割パネル、
前記各分割パネルの相対峙する相互間にジャッキ作用をもって伸長し、かつ伸長状態を固定保持する伸長機構が介装されてなる。
(ii)
前記フレーム体の内部において、該ライニング管の幅方向に対称位置を保って配される高さ調整支柱。
前記高さ調整支柱は、鉛直方向の荷重を支持する剛性の柱部を主体とし、上端において前記フレーム体の天井部に取外し可能に固着係合する受座を有し、下端において前記フレーム体の底面部に取外し可能に固定状態で着座し、前記柱部は高さ方向に伸縮可能とされてなる。
本発明によれば、以下の効果を有する。
1)本支保工装置のフレーム体は薄肉の板状体を主体とするとともに高さ調整支柱と一体となって方形状を保ち、方形断面のライニング管に内接して該ライニング管に作用する荷重に対抗するものであるので、ライニング管の有害な変形を阻止することができる。
2) 本支保工装置のフレーム体の組立ては、ライニング管内で最小状態で組み立てられ、ジャッキ作用のある伸長機構を使用して横幅(x軸方向)、高さ(y軸方向)を拡張するものであるので、人力分の負担が小さく、作業効率の向上が図られ、更には寸法の異なるライニング管に対応できる。また、当該伸長機構はフレーム体に組み込まれたものであるので、その伸長動作並びに固定動作は正確になされる。
3)本支保工装置のフレーム体は、ライニング管内に内接する方形状体をなし、分割体をもって構成されるので、人孔の開口からの搬入、ライニング管内での搬入、組立て作業が容易になされる。
4)本支保工装置は薄肉の板状体を主体として方形状に組み立てられてなるとともに柱状の高さ調整支柱よりなるので、該支保工装置の設置されたライニング管の内部は十分な作業空間を有し、作業者の移動、資材の運搬(搬入・搬出)・組立て等を効率的に作業が実施できる。
5)本支保工装置のライニング管内の占有部分は小さく、流水下で実施されるライニング施工において、ライニング管内を流れる流水の抵抗が小さく、不測の障害が防止され、安全な作業が実現できる。
本発明のライニング管の支保工装置Sの一実施形態の全体を示す横断面図(図3の1−1線断面図)。 本発明のライニング管の支保工装置Sの一実施形態の全体を示す他の横断面図(図3の2−2線断面図)。 ライニング管内における本支保工装置S及び反力部材の設置状況を示す縦断面図(図1、図2の中央縦断面、3−3線断面図)。 本支保工装置Sのフレーム体の部分(側面部の分割パネルの伸縮機構)の詳細断面図。 図4の部分拡大断面図(図6の5線矢視図)。 図5の6線矢視図。 フレーム体の天井部の部分拡大図。 フレーム体の底辺部の部分拡大図。 (a)本支保工装置Sの高さ調整支柱の部分(上部支柱)の詳細側面図。(b)a図の9線矢視図。 (a)本支保工装置Sの高さ調整支柱の他の部分(下部支柱)の詳細側面図。(b)a図の10線矢視図。 本支保工装置Sの高さ調整支柱の更に他の部分(中間支柱)の詳細側面一部断面図。 (a)本支保工装置Sの高さ調整支柱の更に他の部分(継手)の詳細平面図(b図の12a線矢視図)。(b)a図の12b線矢視図。 反力部材のライニング管内設置図(図3の13−13線断面図) 。 地下埋設管渠内のライニング施工の工事要領を示す断面図。 本発明の実施に適用される塑性変形性帯状部材の1例を示す断面図。
本発明の管渠内ライニング管の支保工装置及び支保工の施工方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図13はその一実施形態の断面方形(正方形、長方形を含む。)状のライニング管の支保工装置及び附属手段を示す。すなわち、図1〜図3は本支保工装置Sの全体の概略構成を示し、図4〜図12は本支保工装置Sの各部の構成を示し、図13は該支保工装置Sとともに使用される附属手段(反力部材)を示す。
これらの図において、Pは下水道管渠を示し、本実施形態ではコンクリート製の方形断面管渠構造を採る。Rは該下水道管渠P内に設置されるライニング管を示し、本実施形態では合成樹脂製(通常では塩化ビニル製)を採る。本発明ではライニング管の材質は問わないが、若干の弾性を示すことが本質的事項である。
更に図において、x軸、y軸、z軸は管渠Pの横幅、高さ、長さ(奥行き)に対応するものである。
ライニング管Rは、方形断面状の管渠P内において該管渠Pの内面形状に沿って連続的に形成される。そのような形成方法の一例として、合成樹脂製の帯状部材に塑性変形部材を組み込んだ塑性変形性帯状部材を螺旋状に捲回接合して管状体を成形する過程で、角部において直角に折り曲げて方形状となす自走式製管機が採用される。
図15は本実施形態のライニング管Rに適用される帯状部材の一例を示す。
帯状部材100は本体が一定厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適宜数(図例では5、通常は3)の突条102が連続的に縦設される。突条102の先端部にはフランジ102aが形成される。突条102の相互間は溝104もしくは溝空間を形成する。内面106は実質的に平滑に形成される。
帯状部材100の両側には互いに内外に重合して係合する接合部100A,100Bが形成される。すなわち、前縁側接合部100Aはその前端部の突条102Aの基部が膨径され、その内面側より凹溝110が縦設され、更にこの突条102Aより張出し部112が連設される。後縁側接合部100Bは後端部の突条102Bより張出し部114が張設され、該張出し部114の端部寄りに前記前縁側接合部100Aの凹溝110に係合する凸条116が縦設される。
この帯状部材100において、中間の突条102間に金属製(通常は鋼製)の断面W字形をなす塑性変形機能材としての塑性変形材120が装着される。該塑性変形材120は図例の位置に限定されず、その他の位置あるいは複数箇所であってもよく、また、形状としてV字形、U字形等が採択される。
接合時において、相隣れる帯状部材100の前縁部と後縁部とが重なり合い、前縁側接合部100Aに後縁側接合部100Bが製管機の接合ローラ部の外面ローラと内面ローラとの挟着作用を受けて、凹溝110内に凸条116が、また、突条102Bのフランジ102a内に張出し部112の端部がそれぞれ嵌り込み、接合される。118は当接部分のシール材であり、接合性を高める。
この支保工装置Sは、図1〜図3に示すように、ライニング管Rの内面に沿って配され、分割体(分割パネル)の組立てをもって閉合状をなすフレーム体1と、該閉合状のフレーム体1の天井部とフレーム体1の下底部とに介装され、横幅(x軸方向)方向に対称を保って配される高さ調整支柱2と、からなる。更には、本支保工装置Sによる管渠内のライニング施工において反力部材3が別途配される。これら(フレーム体1、支柱2、反力部材3)は所定の強度を採る限りにおいて素材は問わないが、通常は金属(鋼、アルミ等)製を採り、合成樹脂も除外されない。
以下、各部材の細部構造を説明する。
フレーム体1(図1〜図8参照)
フレーム体1は、剛性を有し、一定奥行き長さ(z軸方向)を有する複数(本実施形態では6)の分割パネル5が、ジャッキ部6及び摺動・固定部7からなる「伸長機構」を介して、それらの組立てをもって形成され、当該ライニング管Rの内面に沿って配されて閉合状の方形体をなす。すなわち、分割パネル5の相互はその対峙部をジャッキ部6及び摺動・固定部7を介して接続されて全体的に方形状の枠箱体をなす。
もっと詳しくは、このフレーム体1を構成する分割パネル5は、該ライニング管Rの下底部に配される平板状の1つの下面分割パネル5Aと、該下部分割パネル5Aの幅方向(x軸)の両端に取り付けられライニング管Rの下底部と側部とに配される曲板状の2つの下部分割パネル5Bと、該下部分割パネル5Bの両方の上端に取り付けられ、ライニング管Rの側部及び天井部に配される2つの上部分割パネル5Cと、該上部分割パネル5Cの両端に介装され、該ライニング管Rの天井部に配される上面分割パネル5Dと、からなる。そして、これらの分割パネル5A,5B,5C,5Dの相互はジャッキ部6及び摺動・固定部7からなる「伸長機構」により接続される。
(分割パネル5の一般的構成)(図4参照)
分割パネル5は、四角形状の可及的薄い平板10を主体とし、その四周の縁部にフランジ11が内面に向けて突設され、更にはリブ12が所定関係(等間隔、不等間隔を含む。)をもって縦方向及び横方向に立設される。フランジ11、リブ12により分割パネル5の補剛性は高められ、フランジ11、リブ12により区画される平板10には適宜に窓部13が開設され、分割パネル5の軽量化が図られる。窓部13は本実施形態では適宜に設けられるが、必須部分を除いて全てのフランジ11、リブ12により区画される平板10に設けてもよい。
伸長機構(図4〜図6参照)
図4〜図6に分割パネル5とジャッキ部6及び摺動・固定部7からなる「伸長機構」との配設関係を示す。
以下に下部分割パネル5Bと上部分割パネル5Cとにおける「伸長機構」の配設関係を例に採って説明するが、その他の分割パネル5の相互間の配設関係はこれに準じる。
(ジャッキ部6)(図4、図5参照)
ジャッキ部6は、下部分割パネル5Bと上部分割パネル5Cとの相対峙する端面に配され、かつは分割パネル5の奥行き幅(z軸)方向に対称を保って配される。すなわち、該ジャッキ部6が単一であれば中央に、2つであれば中心線より対称位置に、3つであれば中央及び該中央の対称位置に配される。本実施形態では2つの態様を採る。
そして、該ジャッキ部6は、下部・上部分割パネル5B、5Cの各フランジ11に開設されたボルト挿通孔(図5参照)に挿通されるねじ杆15を主体とし、下部分割パネル5Bの端部フランジ11に固設されるナット部材16、上部分割パネル5Cの端部フランジ1及び該フランジ11に平行するリブ12に挟着固設されるねじ杆受け17からなる。
ねじ杆15は、ねじ部15a、回動部15b、先端部15cよりなり、ねじ部15aはナット部材16のねじ孔に螺合され、回動部15bの回動操作をもって進退動する。ねじ杆15の進出により先端部15cはねじ杆受け17内のリブ12の下面に当接し、下部・上部分割パネル5B、5Cの相互を引き離す作用(伸長作用)をなす。ねじ杆15の逆回動によりねじ杆15は退動し、先端部15cはリブ12の下面より離れ、下部・上部分割パネル5B、5Cの相互の突っ張り力は喪失する。
なお、ねじ杆受け17は適宜省略可能である。更にはリブ12を省略できる。この場合、ねじ杆15の先端部15cはフランジ11の下面に当接する態様を採る。
(摺動・固定部7)(図5、図6参照)
摺動・固定部7は、相対峙する2つの分割パネル5(5B,5C)の両側面のフランジ11に設けられる。
すなわち、フランジ11に開設されたボルト挿通孔(図5参照)と、該両フランジ11に跨がって配される添接板20のボルト挿通孔(図5参照)及びボルト挿通溝20aとに固定具としてのボルト・ナット21(ボルト21a、ナット21b)のボルト21aが挿通され、ナット21bの締込みにより両分割パネル5を固定する。
もっと詳しくは下部・上部分割パネル5B、5Cのフランジ11にそれぞれ複数(本実施形態で2つ)のボルト挿通孔が開設され、また、添接板20は剛性を保持する所要の厚さを有するとともに下部・上部のフランジ11に跨がって配され、添接板20の下部には下部分割パネル5Bのボルト挿通孔に対応してそれぞれボルト挿通孔が開設され、添接板20の上部には上部分割パネル5Cのボルト挿通孔に対応するボルト挿通溝(摺動溝)20aが開設される。ボルト挿通溝20aはボルト21aのボルト杆を遊嵌する幅をなし、またその長さはジャッキ部6におけるねじ杆15の伸長距離に対応する長さとされる。なお又、添接板20の下部のボルト挿通孔をボルト挿通溝とすることができる。
そして、これらの下部のボルト挿通孔間、及び上部のボルト挿通孔とボルト挿通溝20aとの間に、ボルト21aのボルト杆が挿通され、別途外方より嵌め込まれるナット21bの回動締込みにより両分割パネル5を固定する。
(下面分割パネル5A、上面分割パネル5D)(図7、図8参照)
下面分割パネル5A及び上面分割パネル5Dには、高さ調整支柱2、反力部材3との取付け部が配される。
図7に上面分割パネル5Dの取付け部を示し、高さ調整支柱2の上端部(頭部)との取付けをなす把持部23を示す。すなわち、所定幅(z軸方向)を有し、コ字状に折り曲げられた鋼材の水平部が上面分割パネル5Dの天井部の平板10の下面に溶着され、該把持部23の両側の鉛直壁部には幅方向に1又は複数(本実施態様では2)のボルト挿通孔(又は溝)23aが開設される。
反力部材3の設置される上面分割パネル5Dの天井部については、その対応位置の幅(z軸)方向にわたって窓部13とされる。
図8に下面分割パネル5Aの取付け部を示す。
(a)図は高さ調整支柱2の基部との取付けをなす固定部26を示す。該固定部26は所定幅(z軸方向)を有し、両側の鉛直壁部26aは所定の間隔(x軸方向)を保持し、その基部を下面分割パネル5Aの底面に溶接して固定される。また、鉛直壁部26a間に棚部26bが一体に架け渡され、該棚部26bの上面は下面分割パネル5Aのフランジ11の高さ(もしくはそれ以上の高さ)を保持する。棚部26bは後記する枕材(56)が載置され、その上部に高さ調整支柱2との固定をなすボルト挿通孔(又は溝)26cが開設される。
(b)図は反力部材3の基部の載置部27を示す。該載置部27は所定幅を有し、コ字状に折り曲げられた鋼材の両脚部が下面分割パネル5Aの底面に溶接により固定される。該載置部27の上面27aは下面分割パネル5Aのフランジ11の高さ(もしくはそれ以上の高さ)を保持する。すなわち、固定部26の棚部26bと同高となる。しかして、該載置部27の上面27aに枕材(56)が載置され、反力部材3は該枕材を介して載置される。
なお、該載置部27は場合によって省略することができる。この場合、反力部材3の下端はそのまま下面分割パネル5Aの底面部の平板10上に載置される。
高さ調整支柱2(図1、図3、図9〜図12参照)
高さ調整支柱2は、閉合状のフレーム体1の天井部とフレーム体1の底板部との間に介装設置され、上部支柱30、下部支柱31、これらの支柱30,31間に介装される中間支柱32を主体とし、更には下部支柱31と中間支柱32とを繋ぐ継手33を含む。
(上部支柱30)(図9参照)
上部支柱30は、円柱状の柱部35を主体とし、該柱部35の上端にフレーム体1の天井部の取付け部23への係合(取付け)を図るコ字形材よりなる受座36が固設され、該柱部35の下端にはねじ棒37が下方に延設されてなる。該受座36の両側板には取付け部23のボルト挿通孔23aに対応する位置に締結具(ボルト・ナット)38の挿通されるボルト挿通溝(又は孔)36aが開設される。
(下部支柱31)(図10参照)
下部支柱31は、円柱状の柱部40を主体とし、該柱部40の上端にはフランジ41が張設され、該フランジ41の中心部には円形の嵌装孔41aが開設され、該柱部40の下端にはコ字状材よりなる座板42が固設される。該座板42の両側板のボルト挿通溝(又は孔)42aとフレーム体1の底板部の固定部26の鉛直壁部26aのボルト挿通孔とを一致させ、これらのボルト挿通孔(溝)に装着される締結具(ボルト・ナット)43をもってフレーム体1との固定をなす。
(中間支柱32)(図11参照)
中間支柱32は、柱部45を主体とし、該柱部45の上部にねじ環46が固設され、ねじ環46の内面にはねじ46aが螺設され、ねじ環46の側部にハンドル47が取り付けられる。更に柱部45の下端にはフランジ48が張設され、該フランジ48の下面には円柱状のダボ49が突設されてなる。ねじ環46の内面のねじ46aには上部支柱30のねじ棒37が螺合され、ダボ49は下部支柱31の嵌装孔41aに回転を許容して挿入される。
(継手33)(図12参照)
継手33は、円環体を二つ割した2つの半環体51を主体とし、該半環体51の内面の上下には所定間隔を存して半環状の棚部51aが突設され、更に半環体51の両側にはフランジ52が張設され、該フランジ52にはボルト挿通孔52aが開設される。2つの半環体51を合し、それらのフランジ52のボルト挿通孔に装入される締結具(ボルト・ナット)をもって継手33を組み立てる。この組み立てられた継手33の内部には下部支柱31のフランジ41と中間支柱32のフランジ48を包持する空間を形成する。
高さ調整支柱2の組立て
高さ調整支柱2自体の組立ては次のようである。
上部支柱30のねじ棒37に中間支柱32を螺合し、該螺合はねじ棒37の可及的最上部までなされ、これによりこれらの丈高は可及的短尺とされる。この状態で中間支柱32の下端のダボ49を下部支柱31の上端のフランジ48の嵌挿孔41aに嵌挿する。これにより、中間支柱32のフランジ48と下部支柱31の上端のフランジ41とは中心を保って当接し、これらの合わさったフランジ48,41の側部より継手33の半環体51を嵌め合わせ、該継手33のフランジ52相互を締結具をもって一体化する。
これにより、上部支柱30、中間支柱32、下部支柱31及び継手33は同軸上に並び、中間支柱32は下部支柱31に対して回転のみ自由とされ、中間支柱32の回動により上部支柱30は上下動する。
反力部材3(図13参照)
反力部材3は、上下動をなす柱部55と、ライニング管Rの内底において複数のフレーム体1の下面分割パネル5Aの載置部27上に置かれ、該柱部55を支持する枕材56とからなる。
(柱部55)
柱部55は、上部の円管柱58、該円管柱58の下端面に回転自由に当接される回動管59、該回動管59に螺合する台座60からなる。
もっと詳しくは、円管柱58は剛性の長尺の円管材よりなり、その上端部はライニング管Rの頂部に開設した開孔hを貫通し、上端面はライニング管Rの天井部内面に当接する。回動管59は、円管柱58と同径をなし、その上面は該円管柱58の下端面に当接し、その内面にはねじが螺設され、外側にはハンドル棒59aが径方向に取り付けられる。台座60は、外面にねじが螺設され、回動管59の内面のねじに螺合するねじ杆60aと、該ねじ杆60aが剛的に植設される底板60bとからなる。底板60bは枕材56を跨いで設置される。
回動管59はその回動により台座60のねじ杆60aを上下動し、該回動管59に当接する円管柱58を回転を許容して上下動する。
(枕材56)(図1〜図3、図13参照)
枕材56は、方形断面の長尺体をなし、ライニング管Rの下底において複数のフレーム体1の載置部27の水平面27a、更には固定部26の棚部26b上に載置され、管軸方向に並列(2本)して連続して架け渡される。なお、該枕材56についても、管渠P内への搬入の観点から分割体よりなり、継手をもって長尺体をなす。また継手は設置の観点から外側への突出がない入子式継手が好ましい。
しかして、該枕材56の上に反力部材3の柱部55の台座60が置かれ、柱部55の押下げ力をフレーム体1を介してライニング管Rに伝える。
本実施形態では反力部材3は枕材56を介する態様を採るが、後記するとおり枕材56を省略し、柱部55の台座60を直接ライニング管Rの下底に載置する態様を採ることができる。
管渠P内のライニング施工
本実施形態のライニング管の支保工装置Sを使用してなされる管渠内のライニング施工工事を説明する。
図14はそのライニング施工工事の概要を示す。本施工工事においては、地下埋設管渠として方形(正方形、長方形)断面をなす下水道管渠Pへの適用例を示す。図において、Q1は上流側人孔、O1はその開口、Q2は下流側人孔、O2はその開口であり、Eは管渠Pの埋設される地盤である。
以下、施工手順に基づいて説明する。
(1) 既設の下水道管渠P内に方形断面形状のライニング管Rを施工する。この施工に先立って、下水道管渠Pへの取付け管の開口は仮閉塞される。
ライニング管Rが施工された後は、該取付け管の対応位置においてライニング管Rの管壁を穿孔し、該取付け管との連通をなす連結管工事がなされる。
(2) ライニング管R内に本支保工装置Sを組み込む。
すなわち、先ずフレーム体1の各分割パネル5(5A,5B,5C,5D)及び収縮状態の高さ調整支柱2、更には枕材56が人孔Qの開口Oを介してライニング管R内に搬入される。
(2A)フレーム体1の組立て、拡張
ライニング管R内において、フレーム体1の分割パネル5(5A,5B,5C,5D)を組み付け、各分割パネル5のフランジ11相互を当接し、「伸長機構」の摺動・固定部7の固定具21の締込みをもって仮固定し、組み立てる。該組立てによりフレーム体1は最小の大きさを採る。
この最小フレーム体1において、「伸長機構」のジャッキ部6のねじ杆15の回動押込み、及び摺動・固定部7の固定具21の操作により、フレーム体1をライニング管Rの内面に密接するまで拡大し、フレーム体1を所定の大きさに組み立てる。
これにより、フレーム体1はライニング管Rの内面に密接して配される。
(2B)
以上のフレーム体1の複数を適宜間隔を存してライニング管Rの管軸方向に設置する。
(2C)
これらのフレーム体1の下底部の固定部26、載置部27に枕材56をライニング管Rの管軸方向に設置する。枕材56は人孔Qからの搬入のために短尺の分割体の態様を採るが、実施において分割体を適宜に継ぎ足して長尺のものとする。
(3) 高さ調整支柱2の設置
以上の複数のフレーム体1の設置、及び該フレーム体1間に枕材56の設置がなされた状態において、高さ調整支柱2を各フレーム体1内部の所定位置に設置する。高さ調整支柱2は当初は上部支柱30が下方に収縮されており、この収縮状態で、該高さ調整支柱2の下部支柱31をフレーム体1の底部の固定部26に締結具43をもって締結する。次いで、中間支柱32をハンドル45をもって回動して上部支柱30を上方に伸長させ、上部支柱30の上端の受座36をフレーム体1の把持部23に嵌め込み、把持部23と受座36とを締結具38をもって締結する。
このとき、ライニング管Rの天井部はその自重により若干の凹みをなし変形を有するが、ライニング管Rは方形状を保持するフレーム体1に内面より支持され、該ライニング管Rは変形が補正されて方形状を保持する。これにより、フレーム体1はライニング管Rの内面に密接して配される。
各フレーム体1及び高さ調整支柱2を上記手順により、ライニング管R内で所定間隔をもって順次設置する。
(4) 反力部材3の設置
上記工程(3) と同時に、反力部材3を搬入し、各フレーム体1において該反力部材3を設置する。すなわち、フレーム体1の所定位置すなわちフレーム体1の底部の載置部27において、該載置部27上に載置された枕材56に反力部材3の台座60を載置し、柱部55が設置される。更には、各反力部材3の設置位置のライニング管Rの天井部に反力部材3の円管柱58の挿通用の孔hが穿孔される。
挿通用の孔hの穿孔は、ライニング管Rの天井部における塑性変形材(金属)の位置を避けてなされるが、その場合、反力部材3の位置も枕材56に沿って変更される。
(4A)
回動管59を回動してその上部の円管柱58を上方に押し上げ、更には、円管柱58を前記したライニング管Rの天井部の孔hを介して外方へ繰り出してその先端面を下水道管渠Pの天井面に押し付ける。その反力は反力部材3の柱部55、枕材56を介してフレーム体1に伝達され、結果としてライニング管Rは管渠P内の下底に押し付けられる。円管柱58のライニング管Rの天井部の孔hの外方部分には予めセメントミルクとの剥離剤が塗布される。
この作用により、セメントミルクMの注入(後述)において、ライニング管Rは浮力を受けることになるが、反力部材3はこの浮力に抗してライニング管Rは常時管渠P内の下底に押し付けられる。
(5) セメントミルクMの注入
ライニング管Rの両端に、管渠Pとライニング管Rとの間隙を塞ぐ目張り工Vを施こし、該目張り工Vを貫通する注入管を介して下水道管渠Pとライニング管Rとの間隙にセメントミルクMを所定の圧力のもとに注入充填する。
セメントミルクMの充填によりライニング管Rは浮力と側圧を受け、矩形(すなわち方形)状のライニング管Rに変形(幅方向の圧縮、高さの増加)を与えるが、本ライニング管Rの高さ調整支柱2の拘束作用によりフレーム体1は方形状を保持し、これによりライニング管Rの変形が阻止される。
(6) 支保工装置Sの解体
セメントミルクMの固設を待って、あるいは所定の強度が発現したところで本支保工装置Sの解体をなす。
(6A)
先ず、反力部材3の解体をなす。すなわち、回動管59を回動して降下させて円管柱58から引き離し、台座60とともに撤去し、更に円管柱58を引き下ろし、これらの全て及び枕材56を撤去する。
(6B)
しかる後、本支保工装置Sにおいて、高さ調整支柱2とフレーム体1との締結具38,43の締結を解除し、高さ調整支柱2の上部支柱30を引き下げてその受座36をフレーム体1の把持部23から外し、高さ調整支柱2の下端部をフレーム体1の固定部26から外し、高さ調整支柱2を撤去する。
次いで、フレーム体1において、「伸長機構」のジャッキ部6のねじ杆15、摺動・固定部7の固定具21を緩めて各分割パネル5の各パネル5A,5B,5C,5Dの係合を解き、各フレーム体1を解体し、フレーム体1を人孔Qの開口を介して外部に搬出する。
これにより、ライニング管Rの下水道管渠Pへの設置施工は完了する。
なお、上記手順(6A)、(6B)において、反力部材3、枕材56の撤去に先んじて高さ調整支柱2をの撤去することを妨げない。
(他の実施態様)
叙上の実施形態の工程において、以下の実施手順の変更をなすことができる。
(変形例1)
上記の工程(3) 、工程(4) につき、工程(4) (反力部材3の設置)を工程(3) (高さ調整支柱2の設置)に先立って実施することができる。すなわち、各フレーム体1において、反力部材3を枕材56上に設置し、しかる後高さ調整支柱2を設置する。
反力部材3はフレーム体1を介してライニング管Rを管渠Pの下底に強く押し下げるので、管渠Pとライニング管Rとの間に流水が侵入したとしても、更にはライニング管R内に流水が侵入したとしても、ライニング管Rはその浮力に抗し、ライニング管Rの流水状態においても高さ調整支柱2の設置作業を安定して行うことができる。
(変形例2)
先の実施形態では反力部材3はフレーム体1の内部に配される態様を採るが、該反力部材3をフレーム体1相互の間に配する態様を採ることができる。この態様においては、フレーム体1に設けられた反力部材用の載置部27は残置され、該載置部27更には固定部26の棚部26b上に枕材56を設置し、各フレーム体1間に架け渡された枕材56上に反力部材3を載置し、該反力部材3を先に述べた手順(4)(4A) に準じて所定状態に設置する。
なおこの場合、フレーム体1に設けられた高さ調整支柱2用の固定部26及び把持部23はレーム体1の中央部に配されることが好適なものとして、配置の変更がなされることが好ましい。
(変形例3)
本実施形態では工程(2C)において枕材56が設置されるが、枕材56を省略する態様を採ることができる。この態様においては、反力部材3はフレーム体1の内部に配されることを必須とする。更には下面分割パネル5Aにおける固定部26の棚部26b、載置部27は不要である。
この態様において、高さ調整支柱2、反力部材3は枕材56を介さずに直接的にフレーム体1に設置され、夫々の機能を発揮する。すなわち、高さ調整支柱2はフレーム体1を介してライニング管Rに掛かる変形荷重に対抗し、反力部材3はフレーム体1を介してライニング管Rを管渠Pの下面に押し付ける。
(実施形態の効果)
本実施形態のライニング管の支保工装置Sは、叙上のようにして使用されて管渠内のライニング施工が実施されるものであるので以下の効果を有する。
1)本支保工装置Sのフレーム体1は、所定の奥行き幅の薄板状体を主体とするとともに高さ調整支柱2と一体となって方形状を保ち、方形断面のライニング管Rに内接して該ライニング管Rに作用する荷重に対抗するものであるので、自重及び管渠P内での裏込め材のセメントミルクの充填圧を含めてライニング施工中を通じてライニング管Rの有害な変形を阻止することができる。
2) 本支保工装置Sのフレーム体1の組立ては、ライニング管R内で最小(縮小)状態で組み立てられ、ジャッキ作用のある伸長機構を使用して横幅(x軸方向)、高さ(y軸方向)を拡張するものであるので、人力分の負担が小さく、作業効率の向上が図られ、更には寸法の異なるライニング管Rに対応でき、融通性がある。また、当該伸長機構はフレーム体1に組み込まれたものであるので、その伸長動作並びに固定動作は正確になされる。
3)本支保工装置Sのフレーム体1は、ライニング管R内に内接する方形状体をなし、所定の奥行き幅の分割体(分割パネル)をもって構成され、更には該分割体は窓部をもって軽量化が図られているので、人孔Qの開口Oからの搬入、ライニング管R内での搬入、組立て作業が容易になされる。
4)本支保工装置Sは薄肉の板状体を主体として方形状に組み立てられてなるとともに柱状の高さ調整支柱2よりなるので、該支保工装置Sの設置されたライニング管Rの内部は十分な作業空間を有し、作業者の移動、資材の運搬(搬入・搬出)・組立て等を効率的に作業が実施できる。
5)本支保工装置Sのライニング管R内の占有部分は小さく、流水下で実施されるライニング施工において、ライニング管R内を流れる流水の抵抗が小さく、不測の障害が防止され、安全な作業が実現できる。
(変形例の効果)
前記した変形例においては以下の効果を有する。
1)変形例1の態様では、反力部材3はフレーム体1を介してライニング管Rを管渠Pの下底に強く押し下げるので、管渠Pとライニング管Rとの間に、更にはライニング管R内に流水が侵入したとしても、ライニング管Rはその浮力に抗し、ライニング管Rの流水状態においても高さ調整支柱2の設置作業を安定して行うことができる。
2)変形例2の態様では、反力部材3の設置の自由度が大きく、ライニング管Rの天井部での孔hの穿孔位置の自由度が高まる。
3)変形例3の態様では、枕材56が省略され、資材の節約になる。
本発明は叙上の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の権利範囲に属する。
1)本実施形態では、フレーム体1は5分割の分割パネルよりなるが、人孔Qの開口の大きさ、その他を考慮してそれ以上に分割される態様を除外しない。この場合においても、分割パネル相互はフランジ11の当接を採る。
2)伸長機構は、各分割パネル5の相対峙する相互間にジャッキ作用をもって伸長し、かつ伸長状態を固定保持する機能を保持する範囲内で本実施形態の改変が可能である。例えば、伸長作用部にターンバックル(逆ねじ)態様を採ることはその一態様である。
3)高さ調整支柱2は、上部支柱30の受座36の固定、下部支柱31の下端の固定、更には柱部の剛性を保っての上下動、の各機能を保持する範囲内で本実施形態の改変が可能である。
その一態様として、中間支柱32を廃し、上部支柱30の下端のねじ棒37を下部支柱31の上部内面に形成したねじに螺合し、新たな継手33(本実施形態に準じる。図10参照)を上部支柱30の中間部位に配する。下方の上部支柱30には回動用のハンドルが設けられる。上部支柱30の回動により、継手33より上部は回転のみが許容され、上方の上部支柱30の受座36は上下動する。
S……支保工装置、P……地下埋設(下水道)管渠、R……ライニング管、M……裏込め材(セメントミルク)、h……孔
1……フレーム体、2……高さ調整支柱、3……反力部材、5……分割パネル、5A……下面分割パネル、5B……下部分割パネル、5C……上部分割パネル、5D……上面分割パネル、6……ジャッキ部、7……摺動・固定部、23……把持部、26……固定部、27……載置部、30……上部支柱、31……下部支柱、32……中間支柱、33……継手、36……受座

Claims (5)

  1. 地下埋設管渠の内面に、裏込め充填材の充填空間を存して設置される実質的に方形状の断面をなすライニング管において、該ライニング管の内面に密接して設置され、該地下埋設管渠と該ライニング管との間隙に注入される裏込め充填材の充填圧に対抗する支保工装置であって、
    下記フレーム体(i)と下記高さ調整支柱(ii)とからなることを特徴とする管渠内ライニング管の支保工装置。
    (i)
    剛性を有し、ライニング管の管軸方向に所定長さを有する薄肉の板体を主体とし、前記ライニング管の内面に沿って密接して配され、実質的に方形状をなすフレーム体。
    前記フレーム体は、当該方形状の各部分を構成する以下の複数の分割パネルからなり、
    a)前記ライニング管の下底部に配される単一の下面分割パネル、
    b)前記下面分割パネルの幅方向の両端に取り付けられ、ライニング管の底辺部と側面部とにわたって配される2つの下部分割パネル、
    c)前記下部分割パネルの両方の上端に取り付けられ、ライニング管の側面部及び天井部にわたって配される2つの上部分割パネル、
    d)前記上部分割パネルの両端に介装され、該ライニング管の天井部に配される単一の上面分割パネル、
    前記各分割パネルの相対峙する相互間にジャッキ作用をもって伸長し、かつ伸長状態を固定保持する伸長機構が介装されてなる。
    (ii)
    前記フレーム体の内部において、該ライニング管の幅方向に対称位置を保って配される高さ調整支柱。
    前記高さ調整支柱は、鉛直方向の荷重を支持する剛性の柱部を主体とし、上端において前記フレーム体の天井部に取外し可能に固着係合する受座を有し、下端において前記フレーム体の底面部に取外し可能に固定状態で着座し、前記柱部は高さ方向に伸縮可能とされてなる。
  2. 伸長機構における伸長作用は、相対峙する分割パネルの対接する端面に配されるジャッキ部によりなされ、伸長機構における固定保持作用は、相対峙する分割パネルの側面に当接し荷重伝達を負担する添接板を介してなされる請求項1に記載の管渠内ライニング管の支保工装置。
  3. 分割パネルの板体の内面側にはフランジ及びリブが突設され、該フランジとリブとにより区画される部分には窓部が開設される請求項1に記載の管渠内ライニング管の支保工装置。
  4. 上面分割パネルの下面に高さ調整支柱の上端の受座を係合固定する把持部が固設され、下面分割パネルの上面に高さ調整支柱の下端を固設する固定部が固設される請求項1に記載の管渠内ライニング管の支保工装置。
  5. 地下埋設管渠の内面において、下記(i)に記載のフレーム体と下記(ii)に記載の高さ調整支柱とからなるライニング管の支保工装置を使用してなされる実質的に方形状をなすライニング管の支保工の施工方法であって、
    前記地下埋設管渠と前記ライニング管との間隙への裏込め充填材の充填前において、前記ライニング管内においてライニング管の管軸方向に適宜間隔を存して前記支保工装置を設置し、前記フレーム体を前記高さ調整支柱の拘束により方形状に保持し、
    前記支保工装置内に、又は該支保工装置の間隔部に、その下端が該ライニング管の下底に直接又は間接に着座し、該ライニング管の上辺部を貫通してその上端が管渠の内壁に当接する反力部材を設置し、該ライニング管への下方への押し下げ力を付与し、
    しかる後、裏込め充填材を充填してなる、
    ことを特徴とする管渠内ライニング管の支保工の施工方法。
    (i)
    剛性を有し、ライニング管の管軸方向に所定長さを有する薄肉の板体を主体とし、前記ライニング管の内面に沿って密接して配され、実質的に方形状をなすフレーム体。
    前記フレーム体は、当該方形状の各部分を構成する以下の複数の分割パネルからなり、
    a)前記ライニング管の下底部に配される単一の下面分割パネル、
    b)前記下面分割パネルの幅方向の両端に取り付けられ、ライニング管の底辺部と側面部とにわたって配される2つの下部分割パネル、
    c)前記下部分割パネルの両方の上端に取り付けられ、ライニング管の側面部及び天井部にわたって配される2つの上部分割パネル、
    d)前記上部分割パネルの両端に介装され、該ライニング管の天井部に配される単一の上面分割パネル、
    前記各分割パネルの相対峙する相互間にジャッキ作用をもって伸長し、かつ伸長状態を固定保持する伸長機構が介装されてなる。
    (ii)
    前記フレーム体の内部において、該ライニング管の幅方向に対称位置を保って配される高さ調整支柱。
    前記高さ調整支柱は、鉛直方向の荷重を支持する剛性の柱部を主体とし、上端において前記フレーム体の天井部に取外し可能に固着係合する受座を有し、下端において前記フレーム体の底面部に取外し可能に固定状態で着座し、前記柱部は高さ方向に伸縮可能とされてなる。
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