JP6077245B2 - 空調室内機 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る運転停止時の空調室内機10の断面図である。また、図2は、運転時の空調室内機10の断面図である。図1及び図2において、空調室内機10は壁掛けタイプであり、本体ケーシング11、室内熱交換器13、室内ファン14、底フレーム16、及び制御部40が搭載されている。
(2−1)前面パネル11b
図1に示すように、前面パネル11bは本体ケーシング11の上部前方からなだらかな円弧曲面を描きながら下部水平板11dの前方エッジに向かって延びている。前面パネル11bの下部に本体ケーシング11の内側に向かって窪んだ領域がある。この領域の窪み深さはコアンダ羽根32の厚み寸法に合うように設定されており、コアンダ羽根32が収容される収容部130を成している。収容部130の表面もなだらかな円弧曲面である。
図1に示すように、吹出口15は、本体ケーシング11の下部に形成されており、横方向(図1紙面と直交する方向)を長辺とする長方形の開口である。吹出口15の下端は下部水平板11dの前方エッジに接しており、吹出口15の下端と上端とを結ぶ仮想面は前方上向きに傾斜している。
スクロール17は、室内ファン14に対峙するように湾曲した隔壁であり、底フレーム16の一部である。スクロール17の終端Fは、吹出口15の周縁近傍まで到達している。吹出流路18を通る空気は、スクロール17に沿って進み、スクロール17の終端Fの接線方向に送られる。したがって、吹出口15に風向調整羽根31がなければ、吹出口15から吹き出される調和空気の風向は、スクロール17の終端Fの接線L0に概ね沿った方向である。
垂直風向調整板20は、図1及び図2に示すように、複数の羽根片201と、複数の羽根片201を連結する連結棒203を有している。また、垂直風向調整板20は、吹出流路18において、風向調整羽根31よりも室内ファン14近傍に配置されている。
風向調整羽根31は、吹出口15を塞ぐことができる程度の面積を有している。風向調整羽根31が吹出口15を閉じた状態において、その外側面31aは前面パネル11bの曲面の延長上にあるような外側に凸のなだらかな円弧曲面に仕上げられている。また、風向調整羽根31の内側面31b(図2参照)も、外面にほぼ平行な円弧曲面を成している。
コアンダ羽根32は、空調運転が停止している間や後述する通常吹出モードでの運転では収容部130に収納されている。コアンダ羽根32は回動することによって収容部130から離れる。コアンダ羽根32の回動軸321は、収容部130の下端近傍で且つ本体ケーシング11の内側の位置(吹出流路18上壁の上方の位置)に設けられており、コアンダ羽根32の下端部と回動軸321とは所定の間隔を保って連結されている。それゆえ、回動軸321が回動してコアンダ羽根32が室内機前面部の収容部130から離れるほど、コアンダ羽根32の下端の高さ位置は低くなるように回転する。また、コアンダ羽根32が回転して開いたときの傾斜は室内機前面部の傾斜よりも緩やかである。
本実施形態の空調室内機は、調和空気の方向を制御する手段として、風向調整羽根31のみを回動させて調和空気の方向を調整する通常吹出モードと、風向調整羽根31及びコアンダ羽根32を回動させてコアンダ効果によって調和空気をコアンダ羽根32の外側面32aに沿わせたコアンダ気流にするコアンダ効果利用モードとを有している。
通常吹出モードは、風向調整羽根31のみを回動させて調和空気の方向を調整するモードであり、「通常前吹き」と「通常前方下吹き」とを含む。
図3Aは、調和空気が通常前吹き時の風向調整羽根31及びコアンダ羽根32の側面図である。図3Aにおいて、ユーザーが「通常前吹き」を選択したとき、制御部40は風向調整羽根31の内側面31bが略水平になる位置まで風向調整羽根31を回動させる。なお、本願実施形態のように風向調整羽根31の内側面31bが円弧曲面をなしている場合は、内側面31bの前方端E1における接線が略水平になるまで風向調整羽根31を回動させる。その結果、調和空気は、前吹き状態となる。
図3Bは、調和空気が通常前方下吹き時の風向調整羽根31及びコアンダ羽根32の側面図である。図3Bにおいて、ユーザーは吹出方向を「通常前吹き」よりも下方に向けたいとき、「通常前方下吹き」を選択すればよい。
図6Aは、風向調整羽根31の上下遥動による調和空気の風向を示す空調室内機設置空間の側面図である。図6Aに示すような風向調整は、従来品にも実施されている、いわゆるオートルーバー機能による風向調整であって、人体400に風を当てる動作・当てない動作の繰り返し手段として利用される。
コアンダ(効果)とは、気体や液体の流れのそばに壁があると、流れの方向と壁の方向とが異なっていても、壁面に沿った方向に流れようとする現象である(朝倉書店「法則の辞典」)。コアンダ利用モードは、このコアンダ効果を利用した「コアンダ気流前方吹き」および「コアンダ気流天井吹き」を含む。
図3Cは、コアンダ気流前方吹き時の風向調整羽根31及びコアンダ羽根32の側面図である。図3Cにおいて、「コアンダ気流前方吹き」が選択されたとき、制御部40は、風向調整羽根31の内側面31bの前方端E1における接線L1が水平よりも前下がりになるまで風向調整羽根31を回動させる。
図3Dは、コアンダ気流天井吹き時の風向調整羽根31及びコアンダ羽根32の側面図である。図3Dにおいて、「コアンダ気流天井吹き」が選択されたとき、制御部40は風向調整羽根31の内側面31bの前方端E1における接線L1が水平になるまで風向調整羽根31を回動させる。
図6Bは、風向調整羽根31が下向き時の調和空気の風向を示す空調室内機設置空間の側面図である。また、図6Cは、コアンダ羽根32の姿勢が天井吹き姿勢のときのコアンダ気流の風向を示す空調室内機設置空間の側面図である。
揺らぎ気流とは、調和空気の風向を不規則に変動させることによって生成される気流であり、風向を不規則に変動させるという点で(3−1−3)で説明した風向自動と異なるものである。
また、揺らぎ気流制御では、風向だけに限らず、風向調整羽根31およびコアンダ羽根32の動作に応じて室内ファン14のファン回転数を変化させている。
しかしながら、上記のような風量を変動させる揺らぎ気流制御が、静寂な部屋で行われた場合、ファンモータの回転数変動時の音が使用者にとっては不快な騒音となり、逆に快適性をそこなう可能性がある。そこで、本実施形態では、居住者側でその音を調節することができるように構成されている。具体的には、居住者がリモコンを介して揺らぎ気流設定切換を行うことができる。
図9Aにおいて、制御部40は、ステップS1において、揺らぎ気流制御がオンされたか否かを判定し、オンされていればステップS2へ進み、オンされていなければステップS1を継続する。
制御部40は、ステップS2において風量自動でない(つまり風量固定)と判定し、ステップS21へ進んでいる。制御部40は、ステップS21において、風量が固定で運転されていたときのタップを基準ファン回転数として設定する。
(6−1)
空調室内機10では、揺らぎ気流制御における風量の変化度合いの設定値を変える第1機能によって、室内ファン14の回転数の増減の大きさを変更することができる。その結果、室内ファン14の加速を抑えることができるので、その分、うなり音などの騒音を抑えることができる。
また、制御部40は、風量が固定のときに選択される揺らぎ気流制御を第1揺らぎ気流制御として認定し、風量が自動のときに選択される揺らぎ気流制御を第2揺らぎ気流制御として認定しており、風量の増減の大きさを決定する補正係数は、第1揺らぎ気流制御のほうが第2揺らぎ気流制御より小さいので、第1揺らぎ気流制御における風量の増減の大きさが第2揺らぎ気流制御のときよりも小さくなる。第1揺らぎ気流制御のような、風量固定のときに選択された揺らぎ気流制御は、そのときの固定風量を基準に不規則に風量の増減が行われるので、当初の固定風量が高かった場合は風量増減時の音も大きくなる。それゆえ、第1揺らぎ気流制御における風量の増減の大きさが第2揺らぎ気流制御のときよりも小さくなるように設定されれば、うなり音などの騒音が抑えられる。
上記実施形態では、図8に示す各パターンにおける1番から60番までの変動量が所定時間(1秒)刻みで順番に切り換わっているが、これに限定されるものではない。
40 制御部
Claims (5)
- 調和空気の風量を不規則に変化させる揺らぎ気流制御が選択可能に設定されている制御部(40)を備える空調室内機であって、
前記揺らぎ気流制御を選択する選択手段をさらに備え、
前記制御部(40)は、
前記揺らぎ気流制御における前記風量の変化度合いの設定値を変える第1機能、及び、
前記揺らぎ気流制御における前記風量の変化速度の設定値を変える第2機能、
のいずれか一方を有しており、
前記選択手段には、使用者が前記設定値を入力するための入力部が設けられている、
空調室内機。 - 前記制御部(40)は、前記第1機能を有し、
前記第1機能は、前記風量の増減の大きさを変更する機能である、
請求項1に記載の空調室内機。 - 前記制御部(40)は、前記第2機能を有し、
前記第2機能は、前記風量の増減の時間間隔を変更する機能である、
請求項1に記載の空調室内機。 - 前記制御部(40)は、
前記風量を複数段階から成る風量範囲の中の一段階に固定する風量固定、又は前記風量を自動で制御する風量自動のいずれか一方に風量設定し、
前記揺らぎ気流制御が選択される直前の前記風量設定が前記風量固定であるときに選択される前記揺らぎ気流制御を第1揺らぎ気流制御として、
前記揺らぎ気流制御が選択される直前の前記風量設定が前記風量自動であるときに選択される前記揺らぎ気流制御を第2揺らぎ気流制御として、
認定し、
さらに、前記制御部(40)は前記風量の増減の大きさの許容変更幅を予め記憶しており、
前記許容変更幅は、前記第1揺らぎ気流制御における前記風量の増減の大きさが前記第2揺らぎ気流制御のときよりも小さくなるように設定されている、
請求項2に記載の空調室内機。 - 前記制御部(40)は、
前記風量を複数段階から成る風量範囲の中の一段階に固定する風量固定、又は前記風量を自動で制御する風量自動のいずれか一方に風量設定し、
前記揺らぎ気流制御が選択される直前の前記風量設定が前記風量固定であるときに選択される前記揺らぎ気流制御を第1揺らぎ気流制御として、
前記揺らぎ気流制御が選択される直前の前記風量設定が前記風量自動であるときに選択される前記揺らぎ気流制御を第2揺らぎ気流制御として、
認定し、
さらに、前記制御部(40)は前記風量の増減の時間間隔の許容変更幅を予め記憶しており、
前記許容変更幅は、前記第1揺らぎ気流制御における前記風量の増減の時間間隔が前記第2揺らぎ気流制御のときよりも大きくなるように設定されている、
請求項3に記載の空調室内機。
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