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JP6074167B2 - フィルタモジュール及び分波器モジュール - Google Patents

フィルタモジュール及び分波器モジュール Download PDF

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Description

本発明は、フィルタモジュール及び分波器モジュールに関する。
携帯電話端末に代表される無線通信機器のマルチバンド化及びシステム化が進み、1台の無線通信機器に複数の無線装置が搭載されるようになっている。例えば、複数の周波数帯(バンド)に対応する携帯電話端末が知られており、この携帯電話端末には、複数の受信フィルタ及び複数の分波器が搭載されている。
2つの分波器を搭載したモジュールにおいて、2つの分波器の受信端子のうちローノイズアンプ(以下、LNAと称す)に電気的に接続される受信端子を外部スイッチで切り換える構成が知られている(例えば特許文献1)。また、2つの分波器を搭載したモジュールにおいて、2つの分波器それぞれのアンテナ端子を共通化した構成が知られている(例えば特許文献2)。
特開2000−349586号公報 特開2010−45563号公報
複数の周波数帯(バンド)に対応する携帯電話端末では、受信フィルタ及び分波器の個数が多くなり、また受信端子の個数も多くなるため、配線の引回しが複雑になることが生じている。近年においては、受信フィルタ及び分波器の受信端子が接続するRFトランシーバIC(高周波トランシーバ集積回路)内の受信回路を差動回路で形成することが多くなっている。この場合、受信フィルタ及び分波器の受信端子数は、1つの受信帯域に対して2つ設けられることになるため、配線の引回しがより複雑化する。また、受信フィルタ及び分波器の個数が多くなることで、受信フィルタが搭載されるフィルタモジュール及び分波器が搭載される分波器モジュールが大型化することも生じている。
また、最近ではLTE(Long Term Evolution)システムの稼動も始まっており、LTE方式では独自の周波数帯を使用することも多く、1台の携帯電話端末で対応すべき周波数帯がさらに増加する。このため、受信フィルタ及び分波器の個数がさらに増加し、配線の引回しがさらに複雑化すると共に、フィルタモジュール及び分波器モジュールがさらに大型化する。
このようなことを解決する方法として、受信フィルタ及び分波器をチューナブル化することが考えられる。しかしながら、受信フィルタ及び分波器に弾性波フィルタが使用される場合、チューナブル化は困難である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数の削減及び小型化が可能なフィルタモジュール及び分波器モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、アンテナ端子と受信端子との間に接続された受信フィルタと前記アンテナ端子と送信端子との間に接続された送信フィルタとを有する複数の分波器と、前記複数の分波器のうちの少なくとも1つの分波器が内蔵され、他の少なくとも1つの分波器が、内蔵された前記分波器と重なるように表面上に搭載されたモジュール基板と、を備え、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔は、前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔よりも広いことを特徴とする分波器モジュールである。本発明によれば、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数の削減及び分波器モジュールの小型化ができる。
上記構成において、前記複数の分波器それぞれの受信帯域と送信帯域とは異なっていて、前記複数の分波器のうちの少なくとも2つの分波器それぞれの前記受信フィルタに接続され、接続する前記受信フィルタのうちの1つの受信フィルタの受信帯域の信号を通過させる場合には、他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする受動回路を備え、前記少なくとも2つの分波器それぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化されている構成とすることができる。また、上記構成において、前記受動回路は、前記少なくとも2つの分波器と共通化された前記受信端子との間のノードとグランドとの間に接続されたインダクタを有し、前記インダクタは、前記モジュール基板の表面上に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の分波器において前記アンテナ端子に接続されるフットパッドと前記送信端子に接続されるフットパッドとは相対する辺側に設けられ、且つ、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器の前記アンテナ端子に接続されるフットパッドと前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器の前記アンテナ端子に接続されるフットパッドとは、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器と前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器とが重なる部分の中心線に対して反対側に配置されている構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の分波器それぞれの前記受信フィルタは、2つの受信端子を有する差動型フィルタである構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の分波器それぞれの前記受信フィルタおよび前記送信フィルタは、弾性波フィルタである構成とすることができる。また、上記構成において、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器と前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器は、W−CDMAのバンド1とバンド2、又は、バンド5とバンド8の組み合わせである構成とすることができる。
本発明によれば、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数の削減及びにフィルタモジュール又は分波器モジュールの小型化ができる。
図1は、比較例1に係る携帯電話端末の無線装置部を示す回路図である。 図2は、比較例2に係る携帯電話端末の無線装置部を示す回路図である。 図3は、実施例1に係るフィルタモジュールを示すブロック図である。 図4は、実施例1に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。 図5は、実施例2に係るフィルタモジュールを示す回路図である。 図6(a)は、第1受信フィルタ及び第2受信フィルタを示す平面図、図6(b)は、図6(a)のA−A間の断面図である。 図7は、実施例2に係るフィルタモジュールの通過特性を示す図である。 図8は、第1受信フィルタ及び第2受信フィルタの通過特性を単体で個別に測定する構成を示す回路図である。 図9は、図7の受信帯域を拡大した図である。 図10は、実施例2に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。 図11は、実施例2の変形例1に係るフィルタモジュールを示す回路図である。 図12は、実施例2の変形例1に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。 図13は、実施例3に係るフィルタモジュールを示す回路図である。 図14は、実施例3に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。 図15は、第1受信フィルタと第2受信フィルタとをモジュール基板の表面上に搭載した場合の斜視図である。 図16は、実施例3の変形例1に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。 図17は、実施例4に係る分波器モジュールを示すブロック図である。 図18は、実施例4に係る分波器モジュールを示す斜視図である。 図19は、実施例5に係る分波器モジュールを示す回路図である。 図20は、第1送信フィルタ及び第2送信フィルタを示す平面図である。 図21は、実施例5に係る分波器モジュールの通過特性を示す図である。 図22は、実施例5に係る分波器モジュールの第1受信フィルタ及び第2受信フィルタの通過特性を示す図である。 図23は、図22の受信帯域を拡大した図である。 図24は、実施例5に係る分波器モジュールを示す斜視図である。 図25(a)は、第1分波器を上方から透視してフットパッドを示した平面図、図25(b)は、第2分波器を上方から透視してフットパッドを示した平面図である。 図26は、実施例6に係る分波器モジュールを示す回路図である。 図27は、実施例6に係る分波器モジュールを示す斜視図である。 図28(a)は、図27のA−A間の断面図であり、図28(b)は、図27のB−B間の断面図である。 図29(a)は、圧電薄膜共振器の平面図、図29(b)は、図29(a)のA−A間の断面図である。
まず、4つの周波数帯(バンド)に対応する携帯電話端末の無線装置部を例に比較例について説明する。なお、4つの周波数帯の例として、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式のバンド1、バンド2、バンド5、バンド8が挙げられる。それぞれのバンドの送信帯域及び受信帯域は表1の通りである。
Figure 0006074167
図1は、比較例1に係る携帯電話端末の無線装置部を示す回路図である。図1のように、比較例1の携帯電話端末の無線装置部は、メインアンテナ200と、メインアンテナ200を補完する受信ダイバーシティアンテナ300と、を備える。メインアンテナ200には、アンテナスイッチ202を介して、分波器モジュール204が接続されている。受信ダイバーシティアンテナ300には、アンテナスイッチ302を介して、フィルタモジュール304が接続されている。
分波器モジュール204は、4つの周波数帯に対応するために、4つの分波器206を備える。4つの分波器206それぞれのアンテナ端子208は、アンテナスイッチ202に接続されている。これにより、アンテナスイッチ202にて、4つの分波器206の中からメインアンテナ200に電気的に接続される分波器を選択することができる。
分波器206は、送信フィルタ210と受信フィルタ212とを有する。4つの分波器206それぞれの送信フィルタ210は、送信端子214を介して、RFトランシーバIC400に接続されている。送信フィルタ210と送信端子214との間には、パワーアンプ216が接続されている。4つの分波器206それぞれの受信フィルタ212は、受信端子218を介して、RFトランシーバIC400内のLNA220に接続されている。
フィルタモジュール304は、4つの周波数帯に対応するために、4つの受信フィルタ306を備える。4つの受信フィルタ306それぞれのアンテナ端子308は、アンテナスイッチ302に接続されている。これにより、アンテナスイッチ302にて、4つの受信フィルタ306の中から受信ダイバーシティアンテナ300に電気的に接続される受信フィルタを選択することができる。4つの受信フィルタ306は、受信端子310を介して、RFトランシーバIC400内のLNA312に接続されている。
比較例1では、4つの周波数帯に対応するために、分波器モジュール204は、4つの分波器206と、4つの分波器206それぞれに接続されるアンテナ端子208、送信端子214、及び受信端子218と、を備える。このため、配線が多くなり、配線の引回しが複雑になってしまう。また、4つの分波器206を備えるため、分波器モジュール204は大型化してしまう。同様に、フィルタモジュール304は、4つの受信フィルタ306と、4つの受信フィルタ306それぞれに接続されるアンテナ端子308及び受信端子310と、を備える。このため、配線の引回しの複雑化とフィルタモジュール304の大型化とが生じてしまう。
次に、受信回路が差動回路で形成されるRFトランシーバICを用いた携帯電話端末の無線装置部について説明する。図2は、比較例2に係る携帯電話端末の無線装置部を示す回路図である。図2のように、分波器206の受信フィルタ212に差動型フィルタが用いられている。このため、受信フィルタ212それぞれに2つの受信端子218が接続されている。同様に、受信フィルタ306にも差動型フィルタが用いられ、受信フィルタ306それぞれに2つの受信端子310が接続されている。
比較例2のように、受信フィルタに差動型フィルタが用いられる場合、受信端子の個数が2倍となるため、配線の引回しがより複雑になってしまう。
そこで、対応可能な周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減することで配線の引回しの複雑さを軽減し、且つ、小型化を実現できる実施例について以下に説明する。
実施例1は、2つの周波数帯に対応するフィルタモジュールの例である。図3は、実施例1に係るフィルタモジュールを示すブロック図である。図3のように、実施例1のフィルタモジュール10は、アンテナ端子12と受信端子14との間に、第1受信フィルタ18、第2受信フィルタ20、及び整合回路22が接続されている。第1受信フィルタ18は、第1周波数帯用のバンドパスフィルタである。第2受信フィルタ20は、第1周波数帯と異なる第2周波数帯用のバンドパスフィルタである。整合回路22は、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とに接続されている。第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とは、それぞれ別々のアンテナ端子12に接続されている。第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20との受信端子は、整合回路22を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。
ここで、整合回路の機能について説明する。整合回路22は、第1周波数帯では、第1受信フィルタ18と受信端子14との間のインピーダンスを整合させ、第2受信フィルタ20と受信端子14との間のインピーダンスを非常に大きくする受動回路である。また、整合回路22は、第2周波数帯では、第1受信フィルタ18と受信端子14との間のインピーダンスを非常に大きくし、第2受信フィルタ20と受信端子14との間のインピーダンスを整合させる受動回路である。つまり、整合回路22は、第1受信フィルタ18の受信帯域である第1周波数帯の信号を通過させる場合には、第2受信フィルタ20の受信帯域である第2周波数帯を抑圧域とする。また、整合回路22は、第2受信フィルタ20の受信帯域である第2周波数帯の信号を通過させる場合には、第1受信フィルタ18の受信帯域である第1周波数帯を抑圧域とする。これにより、共通化された受信端子14に電気的に接続される受信フィルタを、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20との間で切り換えることが可能となる。
図4は、実施例1に係るフィルターモジュールを示す斜視図である。図4のように、実施例1のフィルタモジュール10は、第1受信フィルタ18がモジュール基板24内に埋め込まれ、第2受信フィルタ20がモジュール基板24の表面上に搭載されている。第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とは重なるように配置されている。第1受信フィルタ18及び第2受信フィルタ20は、例えば、弾性波を励振する電極が形成された基板上に、前記弾性波を励振する電極を封止する封止部が形成されたウエハレベルパッケージや、弾性波を励振する電極が形成された基板が実装される配線基板上に、前記基板を封止する封止部が形成されたパッケージである。整合回路22は、モジュール基板24の表面上に設けられている。モジュール基板24は、エポキシ樹脂等の樹脂からなる絶縁層とその上に形成された金属からなる配線層とが積層された多層基板により構成されている。
実施例1のフィルタモジュール10によれば、第1周波数帯用の第1受信フィルタ18と、第2周波数帯用の第2受信フィルタ20と、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とに接続され、第1周波数帯及び第2周波数帯の一方の信号を通過させる場合に、他方を抑圧域とする整合回路22と、を有する。これにより、受信端子14に電気的に接続される受信フィルタを、周波数帯によって整合回路22で切り換えることができ、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20との受信端子を、整合回路22を介して共通化することができる。よって、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減することができ、その結果、配線の引回しの複雑さを軽減できる。配線引回しの複雑さの軽減は、第1受信フィルタ18及び第2受信フィルタ20と受信端子14との間だけでなく、受信端子14とその後段に接続されるLNAとの間でも実現できる。例えば、共通化された受信端子14に、第1周波数帯及び第2周波数帯に対応する1つのLNAを接続させる場合、受信端子14とLNAとの間の配線を1本にすることができ、配線の引回しの複雑さを軽減できる。なお、LNAは、図1に示すように、RFトランシーバIC内に設けられることから、RFトランシーバICの入力端子数も削減できる。
また、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とが重なって配置されるように、第1受信フィルタ18はモジュール基板24に内蔵され、第2受信フィルタ20はモジュール基板24の表面上に搭載されている。これにより、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とが共にモジュール基板24の表面上に搭載される場合に比べて、フィルタモジュール10を小型化できる。
第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とは、少なくとも一部分が重なって配置されていれば、フィルタモジュール10を小型化する効果は得られる。しかしながら、フィルタモジュール10の小型化の観点からは、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20とは、互いの面積の1/2以上が重なっている場合が好ましく、3/4以上が重なっている場合がより好ましく、全てが重なっている場合がさらに好ましい。例えば、第1受信フィルタ18及び第2受信フィルタ20の一方の受信フィルタを投影した領域が他方の受信フィルタの領域に含まれる場合が好ましい。
受信信号は微弱であるため、ノイズを低減することが求められる。実施例1では、受信信号が伝搬する配線を減らすことができるため、受信信号はノイズを拾い難くなる。つまり、第1受信フィルタ18と第2受信フィルタ20との受信端子を、整合回路22を介して共通化することで、受信信号に乗るノイズを低減することができる。なお、アンテナ端子12については、低損失なスイッチが実現されており、アンテナに電気的に接続される受信フィルタの切り換えを、このアンテナスイッチを使用して行うことが可能であるため、共通化をしていない。また、整合回路22は受動回路であるため、制御用の端子を新たに設けなくて済む。
実施例2は、W−CDMA方式のバンド1に対応する受信フィルタとバンド2に対応する受信フィルタとを備えるフィルタモジュールの例である。図5は、実施例2に係るフィルタモジュールを示す回路図である。図5のように、実施例2のフィルタモジュール30は、バンド1に対応する第1受信フィルタ32と、バンド2に対応する第2受信フィルタ34と、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34に接続する整合回路36と、を備える。アンテナ端子はバンド1用とバンド2用とで別々に設けられていて、第1受信フィルタ32はバンド1用のアンテナ端子12aに接続され、第2受信フィルタ34はバンド2用のアンテナ端子12bに接続されている。第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とはそれぞれ端子38、40を介して整合回路36に接続され、各受信フィルタの受信端子は、整合回路36を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。
整合回路36は、実施例1で説明した整合回路22と同様の機能を有する。整合回路36は、インダクタ42とキャパシタ44とで構成されている。インダクタ42は、第1受信フィルタ32と受信端子14との間及び第2受信フィルタ34と受信端子14との間のノードとグランドとの間に、第1受信フィルタ32又は第2受信フィルタ34に対して並列に接続されている。キャパシタ44は、第1受信フィルタ32と受信端子14との間及び第2受信フィルタ34と受信端子14との間に直列に接続されている。
図6(a)は、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34を示す平面図、図6(b)は、図6(a)のA−A間の断面図である。図6(a)及び図6(b)のように、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、タンタル酸リチウム基板(LT基板)又はニオブ酸リチウム基板(LN基板)等の圧電基板46上に、弾性波の伝搬方向に並んで配置された3つのIDT(Interdigital Transducer)IDT0と、その両側に配置された反射器R0と、を有する。このように、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、ダブルモード結合型の弾性表面波フィルタである。IDT0と反射器R0とは、Al(アルミニウム)等の金属によって形成されている。
実施例2において、アンテナ端子12a、12bは50Ωに設計され、受信端子14は100Ωに設計されている。また、第1受信フィルタ32と受信端子14との間に接続されたインダクタ42は、インダクタンスが42nH、2GHzでのQ値が40に設計され、キャパシタ44は、容量が3pF、2GHzでのQ値が100に設計されている。第2受信フィルタ34と受信端子14との間に接続されたインダクタ42は、インダクタンスが33nH、2GHzでのQ値が40に設計され、キャパシタ44は、容量が1pF、2GHzでのQ値が100に設計されている。
図7は、実施例2に係るフィルタモジュールの通過特性を示す図である。図7では、実施例2のフィルタモジュール30を構成する第1受信フィルタ32の通過特性を太実線で示し、第2受信フィルタ34の通過特性を太破線で示している。また、比較例として、第1受信フィルタ32を単体で個別に測定した通過特性を細実線で示し、第2受信フィルタ34を単体で個別に測定した通過特性を細破線で示している。なお、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の通過特性を単体で個別に測定するとは、図8のように、アンテナ端子12と受信端子14との間に、第1受信フィルタ32又は第2受信フィルタ34を単体で接続させた状態で測定することをいう。
図7のように、実施例2の第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、各々を単体で測定した比較例と同程度の良好なフィルタ特性を示している。また、抑圧域での減衰量に着目すると、実施例2の第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、各々を単体で測定した比較例よりも改善している。このように、受信端子を整合回路を介して共通化することで、抑圧域での減衰量を改善できることが分かる。
図9は、図7の受信帯域を拡大した図である。図9のように、実施例2の第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、各々を単体で測定した比較例に比べて、挿入損失が0.3dB程度増加している。この増加は、整合回路36のQ値に依存していると考えられるため、高いQ値の整合回路を用いれば改善可能と考えられる。また、受信端子を整合回路を介して共通化することで、図7のように、抑圧域での減衰量の向上が見込まれるため、フィルタの設計を予め低減衰、低損失とすれば、損失増加を相殺することができる。
図10は、実施例2に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。図10のように、実施例2のフィルタモジュール30は、第1受信フィルタ32がモジュール基板24内に埋め込まれ、第2受信フィルタ34はモジュール基板24の表面上に搭載されている。第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とは、大部分が重なるように配置されている。第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34は、例えば、弾性波を励振する電極が形成された基板上に、前記弾性波を励振する電極を封止する封止部が形成されたウエハレベルパッケージや、弾性波を励振する電極が形成された基板が実装される配線基板上に、前記基板を封止する封止部が形成されたパッケージである。整合回路36を構成するインダクタ42及びキャパシタ44は、モジュール基板24の表面上に搭載されている。モジュール基板24は、金属の配線層と樹脂等の絶縁層とが積層された多層基板である。
第1受信フィルタ32が接続する端子38は、モジュール基板24に埋め込まれた配線48に接続されている。配線48は、貫通電極50によって、モジュール基板24の表面上に形成された配線52に電気的に接続されている。第2受信フィルタ34が接続する端子40は、モジュール基板24上に形成された配線52に接続されている。第1受信フィルタ32が電気的に接続される配線52と第2受信フィルタ34が電気的に接続される配線52とは接続されて一体となっていて、受信端子14に接続されている。これにより、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34との受信端子は共通化されて受信端子14となっている。また、配線52は分岐点を有し、この分岐点とグランド用配線54との間にインダクタ42が接続されている。キャパシタ44は、受信端子14と第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34との間に直列に接続されている。
実施例2によれば、図5のように、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34との受信端子が、整合回路36を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。このため、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減でき、その結果、配線の引回しの複雑さを軽減できる。また、図7で説明したように、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34との受信端子を整合回路36を介して共通化することで、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の抑圧域での減衰量を向上させることができる。さらに、図10のように、第1受信フィルタ32はモジュール基板24に内蔵され、第2受信フィルタ34はモジュール基板24の表面上に搭載されて、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とは重なって配置されている。これにより、フィルタモジュール30を小型化できる。
図5のように、整合回路36は、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34と受信端子14との間のノードとグランドとの間に接続されたインダクタ42を有することが好ましい。これにより、抵抗成分の大きなインダクタを並列素子として用いることになるため、整合回路36の付加による第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の損失増加を抑制することができる。また、インダクタ42がモジュール基板24内に埋め込まれると、モジュール基板24内には多数の配線が設けられていることから、インダクタ42が配線に近接することで渦電流が発生し、インダクタンスの変化やQ値の劣化等が生じてしまう。したがって、このようなことを回避するために、図10のように、整合回路36を構成するインダクタ42は、モジュール基板24の表面上に設けられることが好ましい。これにより、インダクタ42の性能劣化を抑えられるため、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の損失増加を抑制することができる。
第1受信フィルタ32の受信帯域と第2受信フィルタ34の受信帯域とは、表1から分かるように近接している。このため、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34との両方の受信帯域に対応するLNAを実現することができる。したがって、整合回路36を介して共通化された受信端子14に接続されるLNAを1つにすることができ、受信端子14とLNAとの間の配線を1本にすることができる。その結果、配線の引回しの複雑さをより軽減することができる。このことから、フィルタモジュールに複数の受信フィルタが設けられている場合には、整合回路は、複数の受信フィルタのうち近接した受信帯域を有する受信フィルタに接続されていることが好ましい。例えば、表1に示したようなバンド1、バンド2、バンド5、バンド8に対応する受信フィルタを備えるフィルタモジュールでは、1つの整合回路がバンド1に対応する受信フィルタとバンド2に対応する受信フィルタとに接続され、他の1つの整合回路がバンド5に対応する受信フィルタとバンド8に対応する受信フィルタとに接続される場合が好ましい。
整合回路は、図5に示した構成に限られる訳ではなく、その他の構成の場合でもよい。図11は、実施例2の変形例1に係るフィルタモジュールを示す回路図である。図11のように、実施例2の変形例1のフィルタモジュール30aの整合回路36aは、実施例2のフィルタモジュール30の整合回路36と比べて、受信端子14側のインダクタ42が1つに結合され、且つその他のインダクタ42及びキャパシタ44が除去された構成をしている。つまり、整合回路36aは、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34と受信端子14との間のノードとグランドとの間に接続された1つのインダクタ42によって構成されている。その他の構成は、実施例2の図5と同じであるため説明を省略する。
実施例2の変形例1のフィルタモジュール30aのように、整合回路36aが1つのインダクタ42で構成されている場合であってもよい。この場合でも、共通化された受信端子14に電気的に接続される受信フィルタを、周波数帯によって整合回路36aで切り換えることができる。
図12は、実施例2の変形例1に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。図12のように、実施例2の図10と異なる点は、モジュール基板24の表面上に形成される整合回路36aとしてインダクタ42が1つだけ設けられている点である。その他の構成は、実施例2の図12と同じであるため説明を省略する。
実施例2の変形例1によれば、整合回路36aが1つのインダクタ42で構成されているため、図12のように、整合回路36aの構成部品や配線52等を形成する面積を小さくすることができ、フィルタモジュール30aをより小型化することができる。
実施例2では、受信端子14のインピーダンスを100Ωとして説明したが、受信端子14に接続するLNAの入力インピーダンスが100Ω以外の場合もあり得る。従って、個々のLNAに直接接続できるように、整合回路36にインピーダンス変換機能を持たせてもよい。これにより、フィルタモジュール30とLNAとの間の外部にインピーダンス整合回路を用いなくて済む。
実施例3は、受信フィルタに差動型フィルタを用いたフィルタモジュールの例である。図13は、実施例3に係るフィルタモジュールを示す回路図である。図13のように、実施例3に係るフィルタモジュール60は、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とに差動型フィルタが用いられている。このため、第1受信フィルタ32は、2つの端子38a、38bを介して整合回路66に接続されている。第2受信フィルタ34は、2つの端子40a、40bを介して整合回路66に接続されている。端子38aと38bは差動端子であり、端子40aと40bも差動端子である。
第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34それぞれの2つの受信端子(差動端子)は、整合回路66を介してそれぞれ共通化されて、一方は受信端子14aとなり、他方は受信端子14bとなっている。整合回路66は、実施例1で説明した整合回路22と同様の機能を有する。整合回路66は、端子38a及び端子40aと受信端子14aとの間のノードとグランドとの間に接続されたインダクタ42と、端子38b及び端子40bと受信端子14bとの間のノードとグランドとの間に接続されたインダクタ42と、を有する。
図14は、実施例3に係るフィルタモジュールを示す斜視図である。図14のように、実施例2の図10と同様に、第1受信フィルタ32はモジュール基板24に内蔵され、第2受信フィルタ34は第1受信フィルタ32と大部分が重なるようにモジュール基板24の表面上に搭載されている。整合回路66を構成するインダクタ42は、モジュール基板24の表面上に搭載されている。
第1受信フィルタ32が接続する端子38a、38bは、モジュール基板24に埋め込まれた配線48にそれぞれ接続されている。配線48は、貫通電極50によって、モジュール基板24の表面上に形成された配線52a、52bに電気的に接続されている。第2受信フィルタ34が接続する端子40aは、端子38aが電気的に接続される配線52aに接続され、端子40bは、端子38bが電気的に接続される配線52bに接続されている。端子38aと端子40aとが電気的に接続される配線52aには受信端子14aが接続され、端子38bと端子40bとが電気的に接続する配線52bには受信端子14bが接続されている。これにより、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34それぞれの一方の受信端子は共通化されて受信端子14aとなり、他方の受信端子も共通化されて受信端子14bとなっている。
実施例3は、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34が、2つの受信端子を持つ差動型フィルタの場合である。この場合であっても、図13のように、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34それぞれの2つの受信端子を、整合回路66を介してそれぞれ共通化することで、受信端子数を削減でき、配線の引回しの複雑さを軽減できる。特に、差動型フィルタの場合は、差動型でない場合に比べて、受信端子数が多いため、受信端子を共通化して受信端子数を削減することの効果が大きい。また、図14のように、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とを重ねて配置することで、フィルタモジュール60を小型化することができる。
ここで、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とを共にモジュール基板24の表面上に搭載した場合の問題点を説明する。図15は、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とをモジュール基板24の表面上に搭載した場合の斜視図である。図15のように、端子38aと端子40aとを共に配線68aに接続させ、端子38bと端子40bとを共に配線68bに接続させる場合、配線68aと68bとが交差する交差部分69が生じてしまう。この交差部分69では、配線68aと68bとの間で電磁的な結合が生じてしまい、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の特性が劣化してしまう。
一方、実施例3では、図14のように、第1受信フィルタ32をモジュール基板24に内蔵し、第2受信フィルタ34をモジュール基板24の表面上に搭載することで、配線52aと52bとが交差することを抑制できる。したがって、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34に差動型フィルタを用いる場合、第1受信フィルタ32をモジュール基板24に内蔵し、第2受信フィルタ34をモジュール基板24の表面上に搭載することで、特性面においても効果がある。
図16は、実施例3の変形例1に係るフィルタモジュールの斜視図である。実施例3では、2つの周波数帯(バンド1とバンド2)に対応するフィルタモジュールを説明したが、実施例3の変形例1は、4つの周波数帯(バンド1、バンド2、バンド5、バンド8)に対応するフィルタモジュールの例である。図16のように、実施例3の変形例1のフィルタモジュール60aでは、バンド1に対応する第1受信フィルタ32は、モジュール基板24に内蔵され、バンド2に対応する第2受信フィルタ34は、第1受信フィルタ32と重なるようにモジュール基板24の表面上に搭載されている。バンド5に対応する第3受信フィルタ62は、モジュール基板24に内蔵され、バンド8に対応する第4受信フィルタ64は、第3受信フィルタ62と重なるようにモジュール基板24の表面上に搭載されている。
第1受信フィルタ32から第4受信フィルタ64は、それぞれ専用のアンテナ端子12aから12dに接続されている。第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34それぞれの2つの受信端子はそれぞれ共通化されて、受信端子14a、14bとなっている。第3受信フィルタ62及び第4受信フィルタ64それぞれの2つの受信端子はそれぞれ共通化されて、受信端子14c、14dとなっている。なお、整合回路を形成する部分は、実施例3の図14で説明した整合回路36を形成する部分と同様であるため説明を省略する。
実施例3の変形例1は、4つの周波数帯に対応するフィルタモジュールである。この場合であっても、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34それぞれの2つの受信端子、並びに、第3受信フィルタ62及び第4受信フィルタ64それぞれの2つの受信端子を、整合回路を介してそれぞれ共通化することで、受信端子数を削減でき、配線の引回しの複雑さを軽減できる。また、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とが重なるように配置し、第3受信フィルタ62と第4受信フィルタ64とが重なるように配置することで、フィルタモジュール60aを小型化することができる。
実施例2及び3においても、実施例1と同様に、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とは、少なくとも一部分が重なって配置されていれば、フィルタモジュールを小型化する効果は得られる。しかしながら、フィルタモジュールの小型化の観点からは、第1受信フィルタ32と第2受信フィルタ34とは、互いの面積の1/2以上が重なっている場合が好ましく、3/4以上が重なっている場合がより好ましく、全てが重なっている場合がさらに好ましい。例えば、第1受信フィルタ32及び第2受信フィルタ34の一方の受信フィルタを投影した領域が他方の受信フィルタの領域に含まれる場合が好ましい。なお、実施例3の変形例1の第3受信フィルタ62及び第4受信フィルタ64についても同様である。
実施例4は、2つの周波数帯に対応する分波器モジュールの例である。図17は、実施例4に係る分波器モジュールを示すブロック図である。図17のように、実施例4に係る分波器モジュール70は、アンテナ端子12と受信端子14及び送信端子16との間に、第1分波器72、第2分波器74、整合回路76が接続されている。第1分波器72は第1周波数帯用の分波器であり、第1分波器72を構成する送信フィルタは第1周波数帯の送信帯域を通過帯域とし、受信フィルタは第1周波数帯の受信帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタである。第2分波器74は第1周波数帯と異なる第2周波数帯用の分波器であり、第2分波器74を構成する送信フィルタは第2周波数帯の送信帯域を通過帯域とし、受信フィルタは第2周波数帯の受信帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタである。整合回路76は、第1分波器72を構成する受信フィルタと第2分波器74を構成する受信フィルタとに接続されている。
第1分波器72と第2分波器74とは、それぞれ別々のアンテナ端子12に接続されている。第1分波器72を構成する受信フィルタと第2分波器74を構成する受信フィルタとの受信端子は、整合回路76を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。第1分波器72を構成する送信フィルタと第2分波器74を構成する送信フィルタとは、それぞれ別々の送信端子16に接続されている。
整合回路76は、実施例1で説明した整合回路22と同様の機能を有する。即ち、整合回路76は、第1周波数帯では、第1分波器72の受信フィルタと受信端子14との間のインピーダンスを整合させ、第2分波器74の受信フィルタと受信端子14との間のインピーダンスを非常に大きくする。また、整合回路76は、第2周波数帯では、第1分波器72の受信フィルタと受信端子14との間のインピーダンスを非常に大きくし、第2分波器74の受信フィルタと受信端子14との間のインピーダンスを整合させる。これにより、共通化された受信端子14に電気的に接続される受信フィルタを、第1分波器72と第2分波器74との間で切り換えることが可能となる。
図18は、実施例4に係る分波器モジュールを示す斜視図である。図18のように、実施例4の分波器モジュール70は、第1分波器72がモジュール基板24内に埋め込まれ、第2分波器74がモジュール基板24の表面上に搭載されている。第1分波器72と第2分波器74とは重なるように配置されている。第1分波器72及び第2分波器74は、例えば、弾性波を励振する電極が形成された基板上に、前記弾性波を励振する電極を封止する封止部が形成されたウエハレベルパッケージや、弾性波を励振する電極が形成された基板が実装される配線基板上に、前記基板を封止する封止部が形成されたパッケージである。整合回路76は、モジュール基板24の表面上に設けられている。
実施例4の分波器モジュール70によれば、第1周波数帯用の第1分波器72と、第2周波数帯用の第2分波器74と、第1分波器72の受信フィルタと第2分波器74の受信フィルタとに接続され、第1周波数帯及び第2周波数帯の一方の信号を通過させる場合に、他方を抑圧域とする整合回路76と、を有する。これにより、受信端子14に電気的に接続される受信フィルタを、周波数帯によって整合回路76で切り換えることができ、第1分波器72と第2分波器74との受信端子を、整合回路76を介して共通化することができる。よって、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減することができ、配線の引回しの複雑さを軽減できる。また、第1分波器72と第2分波器74とが重なって配置されるように、第1分波器72をモジュール基板24に内蔵し、第2分波器74をモジュール基板24の表面上に搭載している。これにより、分波器モジュール70を小型化できる。
第1分波器72と第2分波器74とは、少なくとも一部分が重なって配置されていれば、分波器モジュール70を小型化する効果は得られる。しかしながら、分波器モジュール70の小型化の観点からは、第1分波器72と第2分波器74とは、互いの面積の1/2以上が重なっている場合が好ましく、3/4以上が重なっている場合がより好ましく、全てが重なっている場合がさらに好ましい。例えば、第1分波器72及び第2分波器74の一方の分波器を投影した領域が他方の分波器の領域に含まれる場合が好ましい。
なお、上述した特許文献1(特開2000−349586号公報)の図14に、2つの分波器を搭載したモジュールにおいて、受信端子を共通化した構成が記載されている。しかしながら、0071段落の記載から、2つの受信帯域が重なる場合の構成であることが分かり、複数の周波数帯に対応するものではないことが分かる。また、図21、図22に、受信フィルタの受信端子を共通化した図が記載されている。しかしながら、0083段落の記載から、2つの受信フィルタが並列接続されているだけであることが分かり、複数の周波数帯に対応するものではないことが分かる。
実施例5は、W−CDMA方式のバンド1に対応する分波器とバンド2に対応する分波器とを備える分波器モジュールの例である。図19は、実施例5に係る分波器モジュールを示す回路図である。図19のように、実施例5に係る分波器モジュール80は、バンド1に対応する第1分波器82と、バンド2に対応する第2分波器84と、整合回路86と、を備える。第1分波器82はバンド1用のアンテナ端子12aに接続され、第2分波器84はバンド2用のアンテナ端子12bに接続されている。
第1分波器82は、第1受信フィルタ88と第1送信フィルタ90とを有する。第2分波器84は、第2受信フィルタ92と第2送信フィルタ94とを有する。第1受信フィルタ88と第2受信フィルタ92とはそれぞれ端子38、40を介して整合回路86に接続され、各受信フィルタの受信端子は、整合回路86を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。整合回路86は、実施例4で説明した整合回路76と同様の機能を有する。第1送信フィルタ90及び第2送信フィルタ94は、それぞれ別々の送信端子16a、16bに接続されている。整合回路86は、実施例2の図5で説明した整合回路36と同じの構成をしているため説明を省略する。
図20は、第1送信フィルタ90及び第2送信フィルタ94を示す平面図である。図20のように、第1送信フィルタ90及び第2送信フィルタ94は、入出力間に直列に接続された直列共振器S1からS3と、並列に接続された並列共振器P1、P2と、を有するラダー型の弾性表面波フィルタである。直列共振器S1からS3及び並列共振器P1、P2は、LT基板又はLN基板等の圧電基板46上に設けられている。
第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92は、ダブルモード結合型の弾性表面波フィルタであり、その構成は、実施例2の図6(a)及び図6(b)に示した構成と同じであるため説明を省略する。
実施例5においては、アンテナ端子12a、12b及び受信端子14は、実施例2と同様に、それぞれ50Ω及び100Ωに設計されている、送信端子16a、16bは、50Ωに設計されている。整合回路86を構成するインダクタ42のインダクタンス及びQ値並びにキャパシタ44の容量及びQ値は、実施例2の図5で説明した値に設計されている。
図21は、実施例5に係る分波器モジュールの通過特性を示す図である。図21では、第1分波器82の第1受信フィルタ88の通過特性を太実線で示し、第1送信フィルタ90の通過特性を太破線で示している。第2分波器84の第2受信フィルタ92の通過特性を細実線で示し、第2送信フィルタ94の通過特性を細破線で示している。図21のように、第1分波器82及び第2分波器84共に、良好な通過特性を示している。
図22は、実施例5に係る分波器モジュールの第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92の通過特性を示す図である。図22では、実施例5の第1受信フィルタ88の通過特性を太実線で示し、第2受信フィルタ92の通過特性を太破線で示している。また、比較例として、第1分波器82及び第2分波器84を単体で個別に測定した場合での第1受信フィルタ88の通過特性を細実線で示し、第2受信フィルタ92の通過特性を細破線で示している。なお、第1分波器82及び第2分波器84を単体で個別に測定するとは、実施例2の図8と同様の方法により測定することをいう。図22のように、実施例5の第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92は、第1分波器82及び第2分波器84を単体で測定した比較例と同程度の良好なフィルタ特性を示している。また、抑圧域での減衰量に着目すると、実施例5の第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92は、比較例よりも改善している。このように、分波器モジュールの場合であっても、受信端子を整合回路を介して共通化することで、抑圧域での減衰量を改善できることが分かる。
図23は、図22の受信帯域を拡大した図である。図23のように、実施例5の第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92では、比較例に比べて、挿入損失が0.3dB程度増加している。この増加は、実施例2で述べたように、整合回路86のQ値に依存しているため改善可能と考えられ、また、フィルタ設計を予め低減衰、低損失とすれば、損失増加を相殺できる。
図24は、実施例5に係る分波器モジュールを示す斜視図である。図24のように、実施例5の分波器モジュール80は、第1分波器82がモジュール基板24内に埋め込まれて、第2分波器84が、第1分波器82と大部分が重なるようにモジュール基板24の表面上に搭載されている。第1分波器82及び第2分波器84は、例えば、弾性波を励振する電極が形成された基板上に、前記弾性波を励振する電極を封止する封止部が形成されたウエハレベルパッケージや、弾性波を励振する電極が形成された基板が実装される配線基板上に、前記基板を封止する封止部が形成されたパッケージである。整合回路86を構成するインダクタ42及びキャパシタ44は、モジュール基板24の表面上に搭載されている。なお、整合回路86を形成する部分は、実施例2の図10で説明した整合回路36を形成する部分と同様であるため説明を省略する。
図25(a)は、第1分波器82を上方から透視してフットパッドを示した平面図、図25(b)は、第2分波器84を上方から透視してフットパッドを示した平面図である。フットパッドは、第1分波器82及び第2分波器84のパッケージの最下面に形成され、パッケージをモジュール基板24の実装面にはんだ付け等で電気的及び機械的に固定するための端子である。図25(a)及び図25(b)のように、アンテナ端子に接続されるアンテナ用フットパッドAnt、送信端子に接続される送信用フットパッドTx、受信端子に接続される受信用フットパッドRxが、第1分波器82と第2分波器84との間で鏡面反転の位置関係にある。即ち、方形形状をした第1分波器82の中心線に対して右側の辺中央部にアンテナ用フットパッドAntが、左側の辺の一端側に送信用フットパッドTxが、他端側に受信用フットパッドRxが設けられている場合、方形形状をした第2分波器84の中心線に対して左側の辺中央部にアンテナ用フットパッドAntが、右側の辺の一端側に送信用フットパッドTxが、他端側に受信用フットパッドRxが設けられている。なお、アンテナ用フットパッドAnt、送信用フットパッドTx、受信用フットパッドRx以外のフットパッドは、グランドに接続されるグランド用フットパッドGndである。
図25(a)及び図25(b)に示す位置に各フットパッドが配置されていることで、図24のように、第1分波器82が接続するアンテナ端子12aと第2分波器84が接続するアンテナ端子12bとは、第1分波器82及び第2分波器84を挟んで反対側に設けられている。また、第1分波器82が接続する送信端子16aはアンテナ端子12aよりもアンテナ端子12b側に近く設けられ、第2分波器84が接続する送信端子16bはアンテナ端子12bよりもアンテナ端子12a側に近く設けられている。これにより、アンテナ端子12aと送信端子16aとの間隔、アンテナ端子12bと送信端子16bとの間隔、及びアンテナ端子12aとアンテナ端子12bとの間隔を広くとれ、電磁的な干渉を抑制できるため、第1分波器82及び第2分波器84のアイソレーション特性の劣化を抑制できる。
このように、アイソレーション特性の劣化を抑制するため、第1分波器82及び第2分波器84においてアンテナ用フットパッドAntと送信用フットパッドTxとは相対する辺側に設けられ、且つ、第1分波器82のアンテナ用フットパッドAntと第2分波器84のアンテナ用フットパッドAntとは、第1分波器82と第2分波器84とが重なる部分の中心線に対して反対側に配置されていることが好ましい。
実施例5によれば、図19のように、第1分波器82の第1受信フィルタ88と第2分波器84の第2受信フィルタ92との受信端子が、整合回路86を介して共通化されて、1つの受信端子14となっている。このため、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減でき、配線の引回しの複雑さを軽減できる。また、図22で説明したように、第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92の抑圧域での減衰量を向上できる効果も得られる。さらに、図24のように、第1分波器82はモジュール基板24に内蔵され、第2分波器84はモジュール基板24の表面上に搭載されて、第1分波器82と第2分波器84とが重なって配置されている。これにより、分波器モジュール80を小型化できる。
モジュール基板24に内蔵されるのは、第1分波器82でも、第2分波器84でもよいが、図24のように、第1分波器82が内蔵されることが好ましい。これは以下の理由によるものである。即ち、上記の表1から明らかなように、第2分波器84が対応するバンド2は、第1分波器82が対応するバンド1よりも、送信帯域と受信帯域との周波数間隔(ガードバンド)が狭い。ガードバンドが狭い場合、送信フィルタ及び受信フィルタはガードバンドでの通過特性に急峻性が求められ、その結果、挿入損失が増大することが生じる。このようなことから、第2分波器84の第2受信フィルタ92及び第2送信フィルタ94は、第1分波器82の第1受信フィルタ88及び第1送信フィルタ90に比べて損失が大きい。モジュール基板に内蔵される分波器は、損失が増加する等の特性劣化が生じることから、もともとの損失がよい方の第1分波器82をモジュール基板24に内蔵することで、低損失の分波器モジュールを得ることができるためである。このように、損失の観点から、モジュール基板に内蔵される分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔は、モジュール基板の表面上に搭載された分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔よりも広いことが好ましい。なお、実施例1から3のようなフィルタモジュールの場合であっても、同様の理由から、対応する周波数帯の送信帯域と受信帯域との周波数間隔が広い方の受信フィルタをモジュール基板に内蔵することが好ましい。
実施例6は、受信フィルタに差動型フィルタを用いた分波器モジュールの例である。図26は、実施例6に係る分波器モジュールを示す回路図である。図26のように、実施例6に係る分波器モジュール100は、第1分波器82の第1受信フィルタ88と第2分波器84の第2受信フィルタ92とに差動型フィルタが用いられている。このため、第1受信フィルタ88は、2つの端子38a、38bを介して整合回路106に接続されている。第2受信フィルタ92は、2つの端子40a、40bを介して整合回路106に接続されている。端子38aと38bは差動端子であり、端子40aと40bも差動端子である。
第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92それぞれの2つの受信端子(差動端子)は、整合回路106を介してそれぞれ共通化されて、一方は受信端子14aとなり、他方は受信端子14bとなっている。整合回路106は、実施例4で説明した整合回路76と同様の機能を有する。整合回路106は、実施例3の図13で説明した整合回路66と同じ構成をしているため説明を省略する。
図27は、実施例6に係る分波器モジュールを示す斜視図である。図28(a)は、図27のA−A間の断面図であり、図28(b)は、図27のB−B間の断面図である。図27から図28(b)のように、実施例6の分波器モジュール100は、実施例5の図24と同様に、第1分波器82はモジュール基板24に内蔵され、第2分波器84は第1分波器82と大部分が重なるようにモジュール基板24の表面上に搭載されている。整合回路106を構成するインダクタ42は、モジュール基板24の表面上に搭載されている。なお、整合回路106を形成する部分は、実施例3の図14で説明した整合回路66を形成する部分と同じであるため説明を省略する。
第1分波器82及び第2分波器84は、バンプ102によりモジュール基板24にフリップチップ実装されている。なお、第1分波器82は、下向きにフリップチップ実装されている場合に限られず、上向きにフリップチップ実装されている場合でもよい。第1分波器82は、モジュール基板24内に埋め込まれた配線48にバンプ102によって接続され、貫通電極50を介して、モジュール基板24の表面上に形成された配線52a、52bに電気的に接続されている。第2分波器84は、配線52a、52bにバンプ102によって接続されている。これにより、第1分波器82及び第2分波器84それぞれの一方の受信端子は共通化されて受信端子14aとなり、他方の受信端子も共通化されて受信端子14bとなっている。また、第1分波器82は、バンプ102、モジュール基板24内に埋め込まれた配線48、貫通電極50、及びモジュール基板24の表面上に形成された配線52を介してアンテナ端子12a及び送信端子16aに電気的に接続されている。第2分波器84は、バンプ102及びモジュール基板24の表面上に形成された配線52を介してアンテナ端子12b及び送信端子16bに接続されている。
実施例6は、第1分波器82の第1受信フィルタ88及び第2分波器84の第2受信フィルタ92が、2つの受信端子を持つ差動型フィルタの場合である。この場合であっても、図26のように、第1受信フィルタ88及び第2受信フィルタ92それぞれの2つの受信端子を、整合回路106を介してそれぞれ共通化することで、対応する周波数帯を減らすことなく、受信端子数を削減でき、配線の引回しの複雑さを軽減できる。図27から図28(b)のように、第1分波器82と第2分波器84とを重ねて配置することで、分波器モジュール100を小型化することができる。
実施例5及び6においても、実施例4と同様に、第1分波器82と第2分波器84とは、少なくとも一部分が重なって配置されていれば、分波器モジュールを小型化する効果は得られる。しかしながら、分波器モジュールの小型化の観点からは、第1分波器82と第2分波器84とは、互いの面積の1/2以上が重なっている場合が好ましく、3/4以上が重なっている場合がより好ましく、全てが重なっている場合がさらに好ましい。例えば、第1分波器82及び第2分波器84の一方の分波器を投影した領域が他方の分波器の領域に含まれる場合が好ましい。
実施例1から6では、第1受信フィルタ、第2受信フィルタ、第1送信フィルタ、及び第2送信フィルタが弾性表面波フィルタである場合を例に示したが、この場合に限られず、ラブ波フィルタや弾性境界波フィルタの場合でもよい。ラブ波フィルタとは、図6(b)において、IDT0及び反射器R0を覆うように、圧電基板46上に、例えば酸化シリコン膜等の誘電体膜が設けられているものである。弾性境界波フィルタは、IDT0及び反射器R0を覆う誘電体膜上にさらに、その誘電体膜よりも音速の速い誘電体膜が設けられているものである。
また、第1受信フィルタ、第2受信フィルタ、第1送信フィルタ、及び第2送信フィルタに、圧電薄膜共振器を用いたフィルタを用いてもよい。図29(a)は、圧電薄膜共振器の平面図、図29(b)は、図29(a)のA−A間の断面図である。図29(a)及び図29(b)のように、圧電薄膜共振器は、シリコン等の基板110上に下部電極112、窒化アルミニウム等の圧電膜114、及び上部電極116がこの順に積層されている。圧電膜114を挟み下部電極112と上部電極116とが重なる領域が共振領域118である。共振領域118の下方の基板110には、基板110を貫通する貫通孔120が形成されている。なお、貫通孔120の代わりに、基板110の一部が除去されて空隙が形成されている場合や、基板110と下部電極112との間にドーム形状の空隙が形成されている場合や、弾性波を反射する音響多層膜が形成されている場合でもよい。
なお、第1受信フィルタ、第2受信フィルタ、第1送信フィルタ、及び第2送信フィルタに弾性波フィルタ以外のフィルタを用いてもよいが、安価、小型で良好な特性を得る観点から、弾性波フィルタを用いることが好ましい。
実施例1から3のフィルタモジュールでは、2つの周波数帯又は4つの周波数帯に対応する場合を例に説明した。また、実施例4から6の分波器モジュールでは、2つの周波数帯に対応する場合を例に説明した。しかしながら、これらの場合に限られず、その他の複数の周波数帯(例えば、バンド1、バンド2、バンド5、バンド8以外の複数の周波数帯)に対応する場合でもよい。この場合、整合回路は、複数の受信フィルタ(又は分波器)のうちの少なくとも2つの受信フィルタ(又は分波器)に接続され、接続する受信フィルタのうちの1つの受信フィルタの受信帯域の信号を通過させる場合には、他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする機能を有する。そして、整合回路が接続された少なくとも2つの受信フィルタ(又は分波器)のうちの少なくとも1つの受信フィルタ(又は分波器)はモジュール基板に内蔵され、他の少なくとも1つの受信フィルタ(又は分波器)は内蔵された受信フィルタ(又は分波器)に重なるようにモジュール基板の表面上に搭載される。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、30、30a、60、60a フィルタモジュール
12、12a、12b、12c、12d アンテナ端子
14、14a、14b、14c、14d 受信端子
16、16a、16b 送信端子
18、32 第1受信フィルタ
20、34 第2受信フィルタ
22、36、36a、66、76、86、106 整合回路
24 モジュール基板
42 インダクタ
44 キャパシタ
62 第3受信フィルタ
64 第4受信フィルタ
70、80、100 分波器モジュール
72、82 第1分波器
74、84 第2分波器
88 第1受信フィルタ
90 第1送信フィルタ
92 第2受信フィルタ
94 第2送信フィルタ
Ant アンテナ用フットパッド
Tx 送信用フットパッド
Rx 受信用フットパッド

Claims (7)

  1. アンテナ端子と受信端子との間に接続された受信フィルタと前記アンテナ端子と送信端子との間に接続された送信フィルタとを有する複数の分波器と、
    前記複数の分波器のうちの少なくとも1つの分波器が内蔵され、他の少なくとも1つの分波器が、内蔵された前記分波器と重なるように表面上に搭載されたモジュール基板と、を備え、
    前記モジュール基板に内蔵された前記分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔は、前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器の送信帯域と受信帯域との周波数間隔よりも広いことを特徴とする分波器モジュール。
  2. 前記複数の分波器それぞれの受信帯域と送信帯域とは異なっていて、
    前記複数の分波器のうちの少なくとも2つの分波器それぞれの前記受信フィルタに接続され、接続する前記受信フィルタのうちの1つの受信フィルタの受信帯域の信号を通過させる場合には、他の受信フィルタの受信帯域を抑圧域とする受動回路を備え、
    前記少なくとも2つの分波器それぞれの前記受信端子は、前記受動回路を介して共通化されていることを特徴とする請求項記載の分波器モジュール。
  3. 前記受動回路は、前記少なくとも2つの分波器と共通化された前記受信端子との間のノードとグランドとの間に接続されたインダクタを有し、
    前記インダクタは、前記モジュール基板の表面上に設けられていることを特徴とする請求項記載の分波器モジュール。
  4. 前記複数の分波器において前記アンテナ端子に接続されるフットパッドと前記送信端子に接続されるフットパッドとは相対する辺側に設けられ、且つ、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器の前記アンテナ端子に接続されるフットパッドと前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器の前記アンテナ端子に接続されるフットパッドとは、前記モジュール基板に内蔵された前記分波器と前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器とが重なる部分の中心線に対して反対側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の分波器モジュール。
  5. 前記複数の分波器それぞれの前記受信フィルタは、2つの受信端子を有する差動型フィルタであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の分波器モジュール。
  6. 前記複数の分波器それぞれの前記受信フィルタおよび前記送信フィルタは、弾性波フィルタであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の分波器モジュール。
  7. 前記モジュール基板に内蔵された前記分波器と前記モジュール基板の表面上に搭載された前記分波器は、W−CDMAのバンド1とバンド2、又は、バンド5とバンド8の組み合わせであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の分波器モジュール。
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