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JP6062668B2 - 二次電池及び二次電池モジュール - Google Patents

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JP6062668B2 JP2012139873A JP2012139873A JP6062668B2 JP 6062668 B2 JP6062668 B2 JP 6062668B2 JP 2012139873 A JP2012139873 A JP 2012139873A JP 2012139873 A JP2012139873 A JP 2012139873A JP 6062668 B2 JP6062668 B2 JP 6062668B2
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Description

本発明は、二次電池及び複数の二次電池をモジュール化した二次電池モジュールに関する。
近年、民生用の携帯電話機やポータブル電子機器、携帯情報端末などの急速な小型軽量化及び多機能化に伴い、その電源である電池について、小型軽量、高エネルギー密度、長期間繰り返し充放電可能などの条件を満たす二次電池が要求されている。これらの要求を満たす二次電池として、他の二次電池に比べてエネルギー密度が高いリチウムイオン二次電池が最も有望視されている。そして、より優れたリチウムイオン二次電池を開発すべく、様々な研究開発が行われている。
また、地球温暖化等の環境問題を踏まえて、太陽光発電システムや風力発電システム等で用いる電力貯蔵システムにリチウムイオン二次電池が利用されるようになってきている。さらに、CO2削減やエネルギー問題への対策として、低燃費で低排気ガスのハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)や電気自動車(EV:Electric Vehicle)の普及に期待が高まっており、車載用電池をターゲットにしたリチウムイオン二次電池の開発及び製品化も進んでいる。
このように、リチウムイオン二次電池は、携帯機器のみならず、大型の動力用としての需要も高まっている。リチウムイオン二次電池を動力用や電力貯蔵システムで用いる場合、長時間の放電を可能にするために大容量化する必要があり、通常、単電池を複数個繋いだ組電池が使用されている。そして取り扱いや設置スペースの観点から、組電池は単電池を並べたり積み重ねたりしてモジュール化されていることが多い。
そして、このような二次電池やモジュール化した二次電池モジュールには様々な安全対策が提案されている。
例えば、特許文献1には、正極、負極、電解液を含む、少なくとも1つの蓄電デバイスと、内部が減圧されており、前記蓄電デバイスと弁を介して接続され、前記蓄電デバイスから発生するガスあるいは前記電解液を吸収する減圧容器と、前記減圧容器内に設置され、前記ガスあるいは前記電解液を吸着する吸着剤とを有し、また、前記減圧容器内に、前記ガスあるいは前記電解液を検知するセンサーを設け、前記センサーが前記ガスあるいは前記電解液を特定の濃度以上に検知したという信号を受けて、前記蓄電デバイスと前記蓄電デバイスが電力を供給する対象とを遮断する蓄電システムが開示されている。
また特許文献2には、各々が防爆弁を有する複数のセルから構成されるバッテリモジュールにおいて、複数の前記防爆弁のいずれかにより放出される電解液ガスを当該バッテリモジュールの外部に放出するための空間を形成する放出部と、前記放出部により形成された空間内に流入する電解液ガスを検出するセンサーと、を備えることを特徴とするバッテリモジュールが開示されている。
また特許文献3には、電池のエージング装置の各棚に、排気ダクトと、消火性ガスの配管及び水または消火剤の配管を接続し、棚毎の枝管に雰囲気センサーを設けて、リチウムイオン電池等からの有機電解液の液状またはガス状の漏れを検出することが開示されている。
また特許文献4には、電解液中に有機溶媒を含有した電池を直並列に接続してなる集合電池装置の近傍にガスセンサーを設けることが開示されている。
特開2011−60554号公報 特開2009−43592号公報 特開2000−188135号公報 特開平10−12285号公報
通常、リチウムイオン二次電池は安全対策として、劣化や過充電等による過度な発熱時に電池内圧を開放するための安全弁などの構造を有している。しかしながら、電解液が漏洩した場合の対策は示されておらず、漏洩した電解液はすぐに二次電池から流れ落ち、さらにモジュールから流れ出すおそれがある。また、漏洩した電解液が揮発すると、モジュール内の電気系統により発火する危険もある。
本発明は、電解液が漏洩した場合の安全性を向上させた二次電池を提供することを目的とする。また、該二次電池をモジュール化した二次電池モジュールを提供することも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、正極及び負極を含む電極群と、該電極群を収納する収納容器と、該収納容器の開口部を全周に亘って封口する封口体と、該封口体の外天面に形成された凹部と、該凹部に設けられた安全弁とを含む外装容器と、該外装容器に直接充填された電解液と、を備えた二次電池とする。
この構成によれば、電池内圧の上昇時に安全弁が開き、電解液が漏洩した場合に凹部に電解液が溜まる。
上記の二次電池において、前記凹部は前記収納容器の開口部の全面に対向して形成されることが好ましい。凹部の容積が大きくなることで、漏洩した電解液をより多く溜めることができる。
また本発明は、上記の二次電池を積層した組電池と、該組電池を収容する筐体とを備えた二次電池モジュールとする。
上記の二次電池モジュールにおいて、前記組電池は前記凹部の上方に空間を有することが好ましい。この空間により、安全弁が開くスペースと漏洩した電解液を溜めるスペースとを確保できる。また、二次電池の冷却効果も得られる。
例えば、前記空間は、前記筐体に形成された複数の棚にそれぞれ前記二次電池を配置することで形成される。
また上記の二次電池モジュールにおいて、前記電解液の気体を検知するセンサーと、該センサーが検知した場合に電力系統を遮断するブレーカーと、を備えることが好ましい。これにより、火種となるスパーク等の発生をなくして電解液に引火することを防止し、安全性を高めることができる。
また上記の二次電池モジュールにおいて、前記電解液の気体を検知するセンサーと、該センサーが検知した場合にその旨を報知する報知部と、を備えることが好ましい。これにより、ユーザーは警告があった場合に、二次電池モジュールに接続された電気機器を通常の停止方法で安全に停止させることができる。
また上記の二次電池モジュールにおいて、下降する電解液の気体を効率良く迅速に検出する観点からは、前記組電池の下方に、前記センサーを備えることが好ましい。
また上記の二次電池モジュールにおいて、前記筐体の対向する内側壁に渡って設けられ、前記センサーが取り付けられるとともに、前記電解液の気体が通過できる孔を有するセンサー取付部材を備えてもよい。
また上記の二次電池モジュールにおいて、前記組電池の下方に、漏洩した電解液を溜める受け皿を備えることが好ましい。これにより、万一、どの二次電池の凹部から電解液が溢れ出しても、最終的に受け皿に溜まり、筐体の外部に流れ出すことを防止できる。
本発明によると、安全弁から漏洩した電解液を二次電池天面の凹部に溜めることで、漏洩した電解液がすぐに二次電池から流れ落ちることを防止できるので、安全性を向上させることができる。また、二次電池モジュールにセンサーや受け皿を設けることでも電解液が漏洩した場合の安全性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の上面図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の電極群の構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の正極の構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の正極の構成を示した上面図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の負極の構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の負極の構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の電極群の構成を示した断面図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の外装缶の斜視図である。 本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の外装缶の上面図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図である。 本発明の第3実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図である。 本発明の第4実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図である。 本発明の第4実施形態のセンサーが取り付けられたセンサー取付部材の下面図である。
以下の実施形態では、二次電池の一例である積層型のリチウムイオン二次電池に本発明を適用した場合について説明する。
(第1実施形態)
図1、図2は、本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の分解斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の全体斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池の上面図である。図5〜図13は、本発明の第1実施形態のリチウムイオン二次電池を説明するための図である。なお、図4では、リチウムイオン二次電池の内部がわかるように、本来設けられている封口板80を取り除いた状態を示している。
第1実施形態のリチウムイオン二次電池100は、図1〜図4に示すように、角形扁平形状(図3参照)を有しており、正極10(図1参照)及び負極20(図1参照)を含む電極群40(図1及び図2参照)と、電極群40を非水電解液とともに封入する金属製の外装容器60とを備えている。なお、正極10及び負極20は、それぞれ、本発明の「電極」の一例である。
電極群40は、図1及び図5に示すように、正極10と負極20との短絡を抑制するためのセパレータ30をさらに備えている。そして、正極10及び負極20が、セパレータ30を挟んで互いに対向するように配されている。また、電極群40は、正極10、負極20及びセパレータ30をそれぞれ複数備えており、正極10、セパレータ30及び負極20が順次積層されることによって、積層構造(積層体40a)に構成されている。なお、正極10及び負極20は、1つずつ交互に積層されている。また、上記電極群40は、隣り合う2つの負極20の間に、1つの正極10が位置するように構成されている。さらに、上記電極群40における最も外側には、セパレータ30が配されている。
上記電極群40は、例えば、正極10を24枚、負極20を25枚、セパレータ30を50枚含んで構成されており、正極10及び負極20がセパレータ30を挟んで交互に積層されている。
電極群40を構成する正極10は、図6及び図7に示すように、正極集電体11の両面に、正極活物質層12が担持された構成を有している。
正極集電体11は、正極活物質層12の集電を行う機能を有している。この正極集電体11は、例えば、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、鉄などの金属箔、又は、これらの合金からなる合金箔から構成されており、約1μm〜約500μm(例えば約20μm)の厚みを有している。なお、正極集電体11は、アルミニウム箔又はアルミニウム合金箔が好ましく、その厚みは、20μm以下であるのが好ましい。
また、正極集電体11は上記以外に、例えば、導電性及び耐酸化性向上の目的で、アルミニウムや銅などの表面をカーボン、ニッケル、チタンや銀などで処理したものを用いてもよい。これらについては、表面を酸化処理することも可能である。また、銅とアルミニウムのクラッド材、ステンレス鋼とアルミニウムのクラッド材、あるいは、これらの金属を組み合わせたメッキ材などを用いてもよい。2つ以上の金属箔を貼り合わせた集電体を用いることもできる。さらに、上記正極集電体11は、箔状以外に、フィルム状、シート状、ネット状、パンチ又はエキスパンドされたもの、ラス体、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などの形状であってもよい。
正極活物質層12は、リチウムイオンを吸蔵・放出し得る正極活物質を含んで構成されている。正極活物質としては、例えば、リチウムを含有した酸化物が挙げられる。具体的には、LiCoO2、LiFeO2、LiMnO2、LiMn24、及び、これら酸化物中の遷移金属を一部他の金属元素で置換した化合物などが挙げられる。中でも、通常の使用において、正極が保有するリチウム量の80%以上を電池反応に利用し得るものを正極活物質に用いるのが好ましい。それにより過充電などの事故に対する二次電池の安全性を高めることが可能となる。
このような正極活物質としては、例えば、LiMn24のようなスピネル構造を有する化合物や、LiMPO4(Mは、Co、Ni、Mn、Feから選択される少なくとも1種以上の元素)で表されるオリビン構造を有する化合物などが挙げられる。中でも、Mn及びFeの少なくとも一方を含む正極活物質がコストの観点から好ましい。さらに、安全性及び充電電圧の観点からは、LiFePO4を用いるのが好ましい。LiFePO4は、全ての酸素(O)が強固な共有結合によって燐(P)と結合しているため、温度上昇による酸素の放出が起こりにくい。そのため、安全性に優れている。
なお、上記正極活物質層12の厚みは、20μm〜2mm程度が好ましく、50μm〜1mm程度がより好ましい。
また、上記正極活物質層12は、正極活物質を少なくとも含んでいれば、その構成は特に制限されるものではない。例えば、正極活物質層12は、正極活物質以外に、導電材、増粘材、結着材などの他の材料を含んでいてもよい。
導電材は、正極10の電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料であれば特に限定されず、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、グラファイト(天然黒鉛、人造黒鉛)、炭素繊維などの炭素質材料や導電性金属酸化物などを用いることができる。これらの中で、導電材としては、電子伝導性及び塗工性の観点より、カーボンブラック及びアセチレンブラックが好ましい。
増粘材としては、例えば、ポリエチレングリコール類、セルロース類、ポリアクリルアミド類、ポリN−ビニルアミド類、ポリN−ビニルピロリドン類などを用いることができる。これらの中で、増粘材としては、ポリエチレングリコール類、カルボキシメチルセルロース(CMC)などのセルロース類などが好ましく、CMCが特に好ましい。
結着材は、活物質粒子及び導電材粒子を繋ぎ止める役割を果たすものであり、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリビニルピリジン、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系ポリマー、スチレンブタジエンゴム、フッ素ゴムなどを用いることができる。
正極活物質、導電材、結着材などを分散させる溶剤としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチレンオキシド、テトラヒドロフランなどの有機溶剤、水を用いることができる。
上記した正極10は、例えば、正極活物質、導電材、増粘材及び結着材を混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の正極合剤としたものを、正極集電体11の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成される。
また、上記正極10は、図7に示すように、平面的に見て、矩形形状を有しており、4つの縁部14(X方向の2つの縁部14a、Y方向の2つの縁部14b)を有している。なお、第1実施形態では、上記正極10は、Y方向の幅w1が、例えば、約146mmとされており、X方向の長さg1が、例えば、約208mmとされている。また、正極活物質層12の塗布領域(形成領域)は、Y方向の幅w11が、正極10の幅w1と同じ、例えば、約146mmとされており、X方向の長さg11が、例えば、約196mmとされている。このため、塗布領域に形成された正極活物質層12は、平面的に見て、矩形形状に形成されており、4つの縁部13(X方向に沿った2つの縁部13a、Y方向に沿った2つの縁部13b)を有している。
また、上記正極10は、X方向の一端に、正極活物質層12が形成されずに正極集電体11の表面が露出された集電体露出部11aを有している。この集電体露出部11aには、外部に電流を取り出すための、後述する集電リード5(図4参照)が電気的に接続される。なお、正極活物質層12における4つの縁部13は、Y方向に沿った2つの縁部13bのうちの一方側(集電体露出部11a側の縁部13b)を除き、上記正極10における縁部14と一致している。
電極群40を構成する負極20は、図8及び図9に示すように、負極集電体21の両面に、負極活物質層22が担持された構成を有している。
負極集電体21は、負極活物質層22の集電を行う機能を有している。この負極集電体21は、例えば、銅、ニッケル、ステンレス鋼、鉄、ニッケルメッキ層などの金属箔、又は、これらの合金からなる合金箔から構成されており、約1μm〜約100μm(例えば約16μm)の厚みを有している。なお、負極集電体21は、銅又はステンレス鋼からなる金属箔が好ましく、その厚みは、4μm以上20μm以下であるのが好ましい。
また、上記負極集電体21は、箔状以外に、フィルム状、シート状、ネット状、パンチ又はエキスパンドされたもの、ラス体、多孔質体、発泡体、繊維群の形成体などの形状であってもよい。
負極活物質層22は、リチウムイオンを吸蔵・放出し得る負極活物質を含んで構成されている。負極活物質としては、例えば、リチウムを含む物質、あるいは、リチウムの吸蔵・放出が可能な物質からなる。また、高エネルギー密度電池を構成するためには、リチウムの吸蔵/放出する電位が金属リチウムの析出/溶解電位に近いものが好ましい。その典型例としては、粒子状(鱗片状、塊状、繊維状、ウィスカー状、球状、粉砕粒子状など)の天然黒鉛もしくは人造黒鉛が挙げられる。
なお、負極活物質として、メソカーボンマイクロビーズ、メソフェーズピッチ粉末、等方性ピッチ粉末などを黒鉛化して得られる人造黒鉛を使用してもよい。また、非晶質炭素を表面付着させた黒鉛粒子を使用することもできる。さらに、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物、遷移金属酸化物及び酸化シリコンなども使用可能である。リチウム遷移金属酸化物としては、例えば、Li4Ti512に代表されるチタン酸リチウムを使用すると、負極20の劣化が少なくなるため、電池の長寿命化を図ることが可能となる。
なお、上記負極活物質層22の厚みは、20μm〜2mm程度が好ましく、50μm〜1mm程度がより好ましい。
また、上記負極活物質層22は、負極活物質を少なくとも含んでいれば、その構成は特に制限されるものではない。例えば、負極活物質層22は、負極活物質以外に、導電材、増粘材、結着材などの他の材料を含んでいてもよい。なお、導電材、増粘材、結着材などの他の材料は、正極活物質層12に用いることが可能なものを用いることができる。
上記した負極20は、例えば、負極活物質、導電材、増粘材及び結着材を混合し、適当な溶剤を加えてペースト状の負極合剤としたものを、負極集電体21の表面に塗布乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成される。
また、上記負極20は、図9に示すように、平面的に見て、矩形形状を有しており、4つの縁部24(X方向の2つの縁部24a、Y方向の2つの縁部24b)を有している。また、上記負極20は、正極10(図7及び図8参照)よりも大きい平面積に形成されている。なお、第1実施形態では、上記負極20は、Y方向の幅w2が、正極10の幅w1(図7参照)よりも大きい、例えば、約150mmとされており、X方向の長さg2が、正極10の長さg1(図7参照)より長い、例えば、約210mmとされている。
また、負極活物質層22の塗布領域(形成領域)は、Y方向の幅w21が、負極20の幅w2と同じ、例えば、約150mmとされており、X方向の長さg21が、例えば、約200mmとされている。このため、塗布領域に形成された負極活物質層22は、平面的に見て、矩形形状に形成されており、4つの縁部23(X方向に沿った2つの縁部23a、Y方向に沿った2つの縁部23b)を有している。
また、上記負極20は、正極10と同様、Y方向の一端に、負極活物質層22が形成されずに負極集電体21の表面が露出された集電体露出部21aを有している。この集電体露出部21aには、外部に電流を取り出すための、後述する集電リード5(図4参照)が電気的に接続される。なお、負極活物質層22における4つの縁部23は、Y方向に沿った2つの縁部23bのうちの一方側(集電体露出部21a側の縁部23b)を除き、上記正極10における縁部14と一致している。
電極群40を構成するセパレータ30は、強度が十分でかつ電解液を多く保持できるものがよく、そのような観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はエチレン−プロピレン共重合体を含む微多孔フィルムや不織布などが好ましい。
また、セパレータ30は、上記以外に、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテル(ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド)、セルロース(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース)、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステルなどの高分子からなる微多孔フィルムなどを用いることができる。さらに、これらの微多孔フィルムを重ね合わせた多層フィルムを用いることもできる。
セパレータ30の厚みとしては、5μm〜100μmが好ましく、10μm〜30μmであればより好ましい。また、セパレータ30の空隙率としては、30%〜90%が好ましく、40%〜80%であればより好ましい。セパレータ30の厚みが5μmより小さくなるとセパレータ30の機械的強度が不足し、電池の内部短絡の原因となる。一方、セパレータ30の厚みが100μmより大きくなると正極負極間の距離が長くなり、電池の内部抵抗が高くなる。また、空隙率が30%より低いと、非水電解液の含有量が減り、電池の内部抵抗が高くなる。一方、空隙率が90%より高いと、正極10と負極20とが物理的な接触を起こしてしまい、電池の内部短絡の原因となる。また、セパレータ30は、厚みと空隙率により、機械的強度や非水電解液の含有量や電池の内部抵抗や電池の内部短絡のし易さなどを考慮し、複数枚重ねて使用することも可能である。
また、上記セパレータ30は、図10に示すように、正極活物質層12の塗布領域(形成領域N)及び負極活物質層22の塗布領域(形成領域M)よりも大きい形状を有している。具体的には、上記セパレータ30は、図5及び図10に示すように、例えば、縦方向の長さ(X方向に対応する方向の長さ)が約154mm、横方向の長さ(Y方向に対応する方向の長さ)が約206mmの矩形形状に形成されている。
上記した正極10及び負極20は、正極10の集電体露出部11aと負極20の集電体露出部21aとが互いに反対側に位置するように配され、正極負極間にセパレータ30を介在させて積層されている。
外装容器60内に電極群40とともに封入される非水電解液は、特に限定されるものではないが、溶媒として、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラクトンなどのエステル類や、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メトキシエトキシエタンなどのエーテル類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、ギ酸メチル、酢酸メチルなどの極性溶媒を使用することができる。これらの溶媒は単独で使用してもよいし、2種以上を混合して混合溶媒として使用してもよい。
また、非水電解液には、電解質支持塩が含まれていてもよい。電解質支持塩としては、例えば、LiClO4、LiBF4(ホウフッ化リチウム)、LiPF6(六フッ化リン酸リチウム)、LiCF3SO3(トリフルオロメタンスルホン酸リチウム)、LiF(フッ化リチウム)、LiCl(塩化リチウム)、LiBr(臭化リチウム)、LiI(ヨウ化リチウム)、LiAlCl4(四塩化アルミン酸リチウム)などのリチウム塩が挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
なお、電解質支持塩の濃度は、特に限定されるものではないが、0.5mol/L〜2.5mol/Lが好ましく、1.0mol/L〜2.2mol/Lがより好ましい。電解質支持塩の濃度が、0.5mol/L未満の場合には、非水電解液中において電荷を運ぶキャリア濃度が低くなり、非水電解液の抵抗が高くなるおそれがある。また、電解質支持塩の濃度が、2.5mol/Lより高い場合には、塩自体の解離度が低くなり、非水電解液中のキャリア濃度が上がらないおそれがある。
電極群40を封入する外装容器60は、大型の扁平角形容器であり、図1〜図3に示すように、電極群40などを収納する外装缶70と、この外装缶70を封口する封口板80とを含んで構成されている。また、電極群40を収納した外装缶70は、封口板80で巻き締め封口(好ましくは二重巻き締め封口)されている。なお、外装缶70は、本発明の「収納容器」の一例であり、封口板80は、本発明の「封口体」の一例である。
外装缶70は、例えば、金属板に絞り加工などを施すことによって形成されており、底面部71と側壁部72とを有している。また、図11及び図12に示すように、外装缶70の一端(底面部71の反対側)には、電極群40を挿入するための開口部73が設けられている。また、上記外装缶70は、角形缶に形成されており、略矩形の底面部71の面積よりも略矩形の開口部73の面積が大きくなっている。つまり、側壁部72の四隅の角部72aが底面部71側から開口部73側へ直線的に広がっている。
外装缶70の内径サイズは、電極群40が、その電極面が底面部71と対向するようにして収納することが可能な大きさとなっている。具体的には、上記外装缶70は、例えば、底面部71の縦方向の長さ(図12のY方向の長さL)が約164mmに形成されており、底面部71の横方向の長さ(図12のX方向の長さW)が約228mmに形成されている。外装缶70の深さは、例えば、約20mmに形成されている。
また、上記外装缶70においては、Y方向に平行なそれぞれの側壁部72、72に、それぞれ電極端子74、74が形成されている。さらに、外装缶70の開口部73における周縁には、巻き締め封口(好ましくは二重巻き締め封口)を行うための容器折り返し部75が設けられている。
封口板80は、例えば、金属板をプレス加工することによって形成されている。この封口板80は、図2に示すように、外装缶70の開口部73を塞ぐ略平板矩形状のパネル部81と、パネル部81の外周端に連なり上方に延びるチャックウォール部82と、チャックウォール部82の外周端に連接された折り返し部83とを有している。そして、パネル部81とチャックウォール部82とで凹部が形成されている。換言すれば、凹部は封口板80の外天面81aに形成されているといえる。凹部の深さ(チャックウォール部82の高さ)は1〜20mm程度が好ましい。なお、凹部は封口板80の外天面81aに形成されていればその大きさや位置に限定はないが、凹部は容積が大きいことが好ましく、図3に示すように、開口部73の全面に対向して形成されることが好ましい。これにより、外装缶70を薄くするために凹部が浅くても、凹部の容積を大きくすることができる。
なお、封口板80と外装缶70との固定は、耐圧性を有して密封できれば巻き締め封口に限定されることはなく、レーザー等で溶接することで固定してもよい。
さらに、図2及び図3に示すように、パネル部81には、X方向の一方側に非水電解液を注液するための注液孔84が形成されている。この注液孔84は、例えば、φ2mmの大きさに形成されている。
また、パネル部81には、電池内圧が規定圧を超えた場合に開放される安全弁85が設けられている。電池内圧の上昇は、劣化や過充電等による過度な発熱によって生じる。この安全弁85は、例えば、φ8mmの貫通孔を外部からキャップで封止したものであり、電池内圧の上昇によりキャップが外れることで開放される。なお、安全弁85は凹部のどこに設けてもよい。安全弁85とパネル部81とは貫通孔を覆うようにレーザー等で溶接することができる。
このように、封口板80の凹部に安全弁85を設けることにより、電池内圧の上昇時に安全弁85が開き、電解液が漏洩した場合に凹部に電解液が溜まる。よって、漏洩した電解液がすぐに二次電池から流れ落ちることを防止できる。また、凹部の容積を大きくすることで、漏洩した電解液をより多く溜めることができる。
なお、外装缶70及び封口板80は、例えば、鉄、ステンレススチール、アルミニウムなどの金属板や鉄にニッケルメッキを施した鋼板やアルミメッキを施した鋼板などを用いて形成することができる。鉄は安価な材料であるため価格の観点では好ましいが、長期間の信頼性を確保するためには、ステンレススチールやアルミニウムなどからなる金属板又は鉄にニッケルメッキを施した鋼板やアルミメッキを施した鋼板などを用いるのがより好ましい。また、上記以外に、金属板の表面を高分子材料でラミネートした高分子ラミネート材(ラミネート板)を用いることもできる。この場合、少なくとも、電池内部側となる面にコーティング処理が施されているのが好ましい。なお、金属板の厚みは、例えば約0.4mm〜約1.2mm(例えば約1.0mm)とすることができる。
また、図4に示すように、上記した電極群40は、正極10(図5参照)及び負極20(図5参照)が、外装缶70の底面部71と対向するようにして、外装缶70内に収納されている。また、図4に示すように、正極10の集電体露出部11a(図7参照)及び負極20の集電体露出部21a(図9参照)は、それぞれ集電リード5を介して外装缶70の電極端子74と電気的に接続されている。なお、集電リード5には、集電体と同材質のものを用いることが可能であるが、異なる材質でも構わない。
そして、図13に示すように、外装缶70の開口部73が上記封口板80で二重巻き締め封口されている。具体的には、封口板80の折り返し部83の先端部分が、外装缶70の容器折り返し部75に巻き込むように圧着されることによって、封口板80が外装缶70に取り付けられている。封口板80は開口部73を全周に亘って封口している。なお、圧着される部分にシール材(図示せず)を塗布することで、より高い気密性を得ることが可能である。封口板80は、安全弁85が作動する前に外装容器60が開かないように、封口部分の耐圧が安全弁85の動作圧以上となる封口強度で取り付けられている。
また、封口板80のパネル部81は、チャックウォール部82によって、外装缶70の開口部73における周縁より所定距離だけ下側(底面部71側)に位置している。これにより、電極群40(積層体40a)は、外装容器60に収納された状態で、外装缶70と封口板80とによって、積層方向(外装缶70の深さ方向;Z方向)に押圧力が加えられており、正極10と負極20とがセパレータ30を挟んで密着された状態となっている。
非水電解液は、外装缶70の開口部73が封口板80で封口された後に、注液孔84から、例えば、減圧注液されている。そして、注液孔84とほぼ同じ直径の金属球90(図3参照)を注液孔84に設置した後、抵抗溶接やレーザー溶接などにより、注液孔84が封口されている。なお、注液時に安全弁85のキャップを未取り付けにしておき、安全弁85から減圧すれば注液速度を上げることができる。この場合、注液孔84と安全弁85とは離れて配置されていることが好ましい。
上記のように構成された第1実施形態によるリチウムイオン二次電池100は、長寿命が要求される定置用の電力貯蔵用蓄電池(後述する二次電池モジュール)として好適に用いることができる。また、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)などの車載用の蓄電池としても好適に用いることができる。また、第1実施形態によるリチウムイオン二次電池100は、単電池容量が10Ah以上の蓄電池に適しており、特に、単電池容量が50Ah以上の大容量蓄電池により適している。
これまでの携帯電話機用もしくはノートPC用リチウムイオン二次電池は、単電池容量が0.5〜3Ah程度で、使用する電解液量も数mL〜数十mLであり、万一液漏れが発生しても、それほど大きな問題となるレベルではなかった。しかし、定置用の電力貯蔵用蓄電池や、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)などの車載用の蓄電池の場合は、単電池容量が10Ah以上であり、20、30Ah程度から、120、150、200Ah程度という大型電池となる。また、電解液量は100mL以上であり、200、300mL程度から、2L、3Lとなる。このように電池が大型化した場合、電解液が漏えいした際の危険性が非常に高くなり、それを抑制できる手段は、非常に有効な安全対策となる。
以下に、第1実施形態のリチウムイオン二次電池100の一実施例をその作製方法とともに示す。
[正極の作製]
まず、活物質のLiFePO4(90重量部)と、導電材のアセチレンブラック(5重量部)と、結着材のスチレンブタジエンゴム(3重量部)と、増粘材のCMC(2重量部)とを混合した後、水を適宜加えて分散させることによって正極合剤スラリーを調整した。次に、この正極合剤スラリーを、20μmの厚みを有するアルミニウム集電体(正極集電体)の両面に均一に塗布、乾燥させた後、400μmの厚みまでロールプレスで圧縮した。最後に、所望の大きさに切断することにより、正極(正極板)を作製した。正極の活物質層を塗布する領域の大きさは、縦150mm、横300mmとし、正極(正極集電体)の大きさは、縦150mm、横310mmとした。
[負極の作製]
活物質の天然黒鉛(98重量部)と、結着材のスチレンブタジエンゴム(1重量部)と、増粘材のCMC(1重量部)とを混合した後、水を適宜加えて分散させることによって負極合剤スラリーを調整した。次に、この負極合剤スラリーを、16μmの厚みを有する銅集電体(負極集電体)の両面に均一に塗布、乾燥させた後、350μmの厚みまでロールプレスで圧縮した。最後に、所望の大きさに切断することにより、負極(負極板)を作製した。負極の活物質層を塗布する領域の大きさは、縦154mm、横304mmとし、負極(負極集電体)の大きさは、縦154mm、横314mmとした。
[非水電解液の作製]
ECとDMCとEMCを、3:4:3の容積比で混合した混合液(溶媒)に、LiPF6を1mol/L溶解することにより非水電解液を作製した。
[二次電池の組立]
正極板および負極板枚を、正極板、セパレータ、負極板、セパレータ、・・・の順に、正極板と負極板との間にセパレータが入るように積層することにより、電極群(積層体)を形成した。このとき、正極板に対して負極板が外側に位置するように、正極板を50枚、負極板を51枚用いた。また、セパレータを102枚用いることにより、電極群(積層体)の最も外側にはセパレータが位置するように構成した。
セパレータには、20μmの厚みを有する微多孔性ポリエチレンフィルムを用いた。セパレータの大きさは、正極板および負極板の活物質層が塗布されたサイズよりも大きくなるように、縦160mm、横310mmとした。
外装容器は、ニッケルメッキを施した約0.8mmの厚みを有するスチール板を加工することにより、外装缶と封口板とを形成した。なお、外装缶の内径サイズは、底面部の縦180mm、底面部の横350mm、深さ40mmとした。外装缶には、ステンレスを台座部としてアルミニウムの正電極端子と、ステンレスを台座部として銅の負電極端子とを形成した。
そして、この外装缶に電極群(積層体)を収納した後、封口板を載せ、二重巻き締めにより電池を封口した。封口後の封口板のパネル部とチャックウォール部とで形成される凹部の深さ(チャックウォール部の高さ)は12mmであった。また、封口板を取り付けることにより、電極群に、その積層方向に押圧力が加わるように構成した。このとき、電極群の積層方向の厚みに対する押し込み量の割合が10%となるように、封口板で電極群に圧迫力を加えた。具体的には、電極群と封口板とが直接または間接的に接した状態から、約1mm押し込んだ位置で封口板を固定した。
続いて、封口板に予め設けられたφ2mmの注液孔から所定量の非水電解液を減圧注液した。注液後、注液孔とほぼ同じ直径の金属球を注液孔に設置し、抵抗溶接により注液孔を封口することで、リチウムイオン二次電池100を得た。このリチウムイオン二次電池100は定格容量100Ahであった。
なお、上記の実施形態では、積層型のリチウムイオン二次電池に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、巻回型のリチウムイオン二次電池に本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態では、二次電池の一例であるリチウムイオン二次電池(非水電解質二次電池)に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、リチウムイオン二次電池以外の非水電解質二次電池に本発明を適用してもよい。また、非水電解質二次電池以外の二次電池に本発明を適用してもよい。さらに、今後開発される二次電池においても、本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態では、集電体の両面に活物質層を形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、集電体の片面にのみ活物質層を形成してもよい。また、集電体の片面にのみ活物質層を形成した電極(正極、負極)を電極群の一部に含むように構成してもよい。また、電極の活物質層中に、非水電解液に対して膨潤性を有する膨潤性樹脂を分散させてもよい。膨潤性樹脂として、例えば、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、プロピレンオキシド、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチルから選択される少なくとも一種類を含んで構成される樹脂を用いることができる。
また、上記の実施形態では、外装缶の開口部を封口板で二重巻き締め封口した例を示したが、本発明はこれに限らず、外装缶の封口方法は、二重巻き締め封口以外の方法であってもよい。例えば、封口板を外装缶に溶接することによって外装缶の封口を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、正極(正極活物質層)よりも負極(負極活物質層)の方が大きくなるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、正極(正極活物質層)と負極(負極活物質層)とが同じ大きさになるように構成してもよいし、負極(負極活物質層)よりも正極(正極活物質層)の方が大きくなるように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、正極の集電体露出部と負極の集電体露出部とが互いに反対側に位置するように正極および負極を配した例を示したが、本発明はこれに限らず、正極の集電体露出部と負極の集電体露出部とが同じ側に位置するように正極および負極を配してもよい。
また、上記の実施形態では、集電体の一端に集電体露出部を形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、上記集電体露出部は、例えば、集電体の両端に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、収納容器の形状として矩形とした例を示したが、本発明はこれに限らず、円形、楕円形、多角形などの形状でもよい。
また、上記の実施形態では、安全弁の形状として円形とした例を示したが、本発明はこれに限らず、楕円形、多角形などの形状でもよい。また、安全弁の構造もキャップ以外でもよい。
(第2実施形態)
図14は、本発明の第2実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図である。第2実施形態の二次電池モジュール200は、外観が略直方体の筐体201を有しており、筐体201に第1実施形態のリチウムイオン二次電池100を積層した組電池202が収容されている。
筐体201の材料としては、組電池202の重量に耐え得る強度を有する金属や樹脂を用いることができる。また、屋外に設置する場合は耐候性も要する。筐体201は完全に密閉されている必要はない。筐体201は、リチウムイオン二次電池100等を収容する下室と、制御部を収容する上室とに分かれている。
下室は、リチウムイオン二次電池100を1つずつ収容する複数の棚203を有している。棚203は引き出し式であり、面ファスナー等でリチウムイオン二次電池100を棚203に固定するようになっている。
このように、棚203にリチウムイオン二次電池100を1つずつ配置することにより、リチウムイオン二次電池100同士が積み重なることがないので、下段のリチウムイオン二次電池100が重さによって変形するおそれがない。また、筐体201へのリチウムイオン二次電池100の出し入れが容易であり作業性が向上する。また、リチウムイオン二次電池100を積層することで縦長の筐体201となり、設置面積を小さくできる。
また、棚203の間隔はリチウムイオン二次電池100の高さよりも高くなっているので、各リチウムイオン二次電池100の上方、つまり封口板80の凹部の上方に、空間が形成される。この空間により、安全弁85が開くスペースと漏洩した電解液を溜めるスペースとを確保できる。また、リチウムイオン二次電池100の冷却効果も得られる。なお、棚以外の構成であっても、封口板80の凹部の上方に空間が形成されるようにリチウムイオン二次電池100を配置できれば同様の効果が得られる。例えば、リチウムイオン二次電池100を平面方向に並べてもよい。
組電池202は、リチウムイオン二次電池100を積層し、電極端子74を適宜接続したものである。なお、組電池を構成するリチウムイオン二次電池100の数には特に限定はなく2個以上であればよい。例えば図14では、20個のリチウムイオン二次電池100を直列接続している。
下室の天上面には電解液の気体を検知するセンサー204が設置されている。ここでのセンサー204は、電解液の温度が上昇した場合に最初に揮発する成分を検出するセンサーであればよく、上記実施例のようにECとDMCとEMCを3:4:3の容積比で混合した電解液の場合、DMCを検出するセンサーを用いればよい。なお、センサー204は検出すべき電解液の気体が上昇するか下降するかにより適切な位置に配置すればよい。
下室の最下部には、つまり組電池202の下方には、漏洩した電解液を溜める受け皿205を備えている。受け皿205は、平面視でリチウムイオン二次電池100より大きく、上記実施例のリチウムイオン二次電池100を用いた場合、各リチウムイオン二次電池100から最大で約100mL漏洩するものとして、20個分を合計して約2Lとすればよい。
受け皿205の材料としては、リチウムイオン二次電池100の外装容器60と同様の材料を用いることができる。このように、受け皿205を設置することにより、万一、どのリチウムイオン二次電池100の凹部から電解液が溢れ出しても、最終的に受け皿205に溜まり、筐体201の外部に流れ出すことを防止できる。
上室には、センサー204が検知した場合にその旨を報知する報知部206と、センサー204が検知した場合に二次電池モジュール200内の電力系統を遮断するブレーカー207とが備えられており、それぞれセンサー204に通信線で接続されている。また、ブレーカー207は組電池202と出入力端子208との間に接続されている。
報知部206は、二次電池モジュール200に設けられたスピーカーから警告音を発するように制御するものであってもよいし、二次電池モジュール200を居室等から遠隔操作する操作パネルに警告メッセージを表示するように制御したり、操作パネル近辺に設けられたスピーカーから警告音を発するように制御したり、操作パネル近辺に設けられた警告灯を点灯させるように制御したりするものであってもよい。
例えば、センサー204が検知した場合に、まず報知部206を作動させてユーザーに警告してから、所定時間経過後にブレーカー207を落とすように制御すればよい。これにより、ユーザーにとって何の前触れもなくブレーカー207が落ちることを防止でき、ユーザーは警告があってからブレーカー207が落ちるまでの間に、二次電池モジュール200に接続された電気機器を通常の停止方法で安全に停止させることができる。
なお、報知部206は必ずしも必要ではなく、報知部206を省略し、センサー204が検知した場合に直ぐにブレーカー207を落とすようにしてもよい。このように、センサー204が検知した場合に、最終的にはブレーカー207を落として電力系統を遮断することにより、火種となるスパーク等の発生をなくして電解液に引火することを防止し、安全性を高めることができる。
次に、この二次電池モジュール200の安全性を検証した。まず、二次電池モジュール200を130%過充電した場合、安全弁85は開放されたが電解液の漏洩は見られなかった。次に、150%過充電した場合、安全弁85は開放され、電解液が封口板80の凹部に溜まり、センサーが検知し、ブレーカーが遮断された。次に、200%過充電した場合、安全弁85は開放され、電解液が封口板80の凹部から溢れて受け皿に溜まり、センサーが検知し、ブレーカーが遮断された。このように、何れの場合も電解液が二次電池モジュール外部へ漏洩することはなく、安全性が確保されている。
(第3実施形態)
図15は、本発明の第3実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図である。第3実施形態の二次電池モジュール300は、外観が略直方体の筐体201を有しており、筐体201に第1実施形態のリチウムイオン二次電池100を積層した組電池202が収容されている。第3実施形態が第2実施形態と異なる点はセンサー304の設置場所である。その他、第2実施形態と同様の構成には同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
筐体201の下室における、組電池202の下方かつ受け皿205の上方であって、筐体201の内側壁に、電解液の1以上の成分の気体を検知するセンサー304が設置されている。なお、センサー304は組電池202の下方であればよく、受け皿205の上方であっても下方であっても問題はない。例えば、センサー304は、電解液の温度が上昇した場合に最初に揮発する成分を検出するセンサーが好ましい。
本実施形態では、特に、DECとDMCとEMCとを混合した電解液など、揮発したときに気体が下降する場合に有効である。
このように、組電池202の下方にセンサー304を設けることにより、電解液の気体が二次電池モジュールの下部に溜まりやすい場合に迅速に検出できるので、安全性の確保に有効である。
(第4実施形態)
図16は、本発明の第4実施形態の二次電池モジュールの概略側断面図、図17は、本発明の第4実施形態のセンサーが取り付けられたセンサー取付部材の下面図である。第4実施形態の二次電池モジュール400は、外観が略直方体の筐体201を有しており、筐体201に第1実施形態のリチウムイオン二次電池100を積層した組電池202が収容されている。第4実施形態が第2又は第3実施形態と異なる点はセンサー304の設置場所である。その他、第2又は第3実施形態と同様の構成には同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
筐体201の下室における、組電池202の下方かつ受け皿205の上方に、センサー304が設置されている。センサー304は、筐体201の対向する内側壁に渡って設けられたセンサー取付部材403に取り付けられている。センサー取付部材403は、例えば図17に示すように矩形の板状部材であり、その下面側の中央付近にセンサー304が接着剤やビス等で固定されている。なお、センサー取付部材403の形状には特に限定はなく、例えば、筐体201内を完全に仕切る板状部材、筐体201内の一部を仕切る板状部材、筐体201の対向する内側壁に渡って設けられた棒状部材などであってもよい。
また、センサー取付部材403には、電解液の気体が通過できる複数の孔403aが形成されている。例えば、図17に示すように、孔403aは、センサー304を挟んで両側にそれぞれ8個ずつ、センサー取付部材403の上下方向に貫通するように形成されている。図17では、孔403aの平面形状は円形であるが、その形状には特に限定はなく、楕円形や多角形であってもよい。また、スリット形状であってもよい。孔403aを設けることにより、揮発した電解液の気体が孔403aを通過してセンサー304で検出される。
なお、センサー304は組電池202の下方であればよく、受け皿205の上方であっても下方であっても問題はない。また、センサー304はセンサー取付部材403の上面側に設けてもよい。
本実施形態では、特に、DECとDMCとEMCとを混合した電解液など、揮発したときに気体が下降する場合に有効である。
このように、組電池202の下方にセンサー304を設けることにより、電解液の気体が二次電池モジュールの下部に溜まりやすい場合に迅速に検出できるので、安全性の確保に有効である。さらに、センサー取付部材403に孔403aを設けることにより、電解液が揮発した場合にその気体が孔403aを通過してより迅速にセンサー304で検出される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
5 集電リード
10 正極(電極)
11 正極集電体
11a 集電体露出部
12 正極活物質層
20 負極(電極)
21 負極集電体
21a 集電体露出部
22 負極活物質層
30 セパレータ
40 電極群
40a 積層体
60 外装容器
70 外装缶(収納容器)
71 底面部
71a 外底面
72 側壁部
73 開口部
74 電極端子
75 容器折り返し部
80 封口板(封口体)
81 パネル部
81a 外天面
82 チャックウォール部
83 折り返し部
84 注液孔
85 安全弁
100 リチウムイオン二次電池(二次電池)
200、300、400 二次電池モジュール
201 筐体
202 組電池
203 棚
204、304 センサー
205 受け皿
206 報知部
207 ブレーカー
208 出入力端子
403 センサー取付部材
403a 孔

Claims (10)

  1. 正極及び負極を含む電極群と、
    該電極群を収納する収納容器と、該収納容器の開口部を全周に亘って封口する封口体と、該封口体の外天面に形成された凹部と、該凹部に設けられた貫通孔をキャップで封止した安全弁とを含む外装容器と、
    該外装容器に直接充填された電解液と、を備え
    前記凹部は露出しており、
    前記安全弁は前記貫通孔を外部から前記キャップで封止したものである二次電池。
  2. 前記凹部は前記収納容器の開口部の全面に対向して形成されることを特徴とする請求項1記載の二次電池。
  3. 請求項1又は2記載の二次電池を積層した組電池と、
    該組電池を収容する筐体と、を備えた二次電池モジュール。
  4. 前記組電池は前記凹部の上方に空間を有することを特徴とする請求項3記載の二次電池モジュール。
  5. 前記空間は、前記筐体に形成された複数の棚にそれぞれ前記二次電池を配置することで形成されることを特徴とする請求項4記載の二次電池モジュール。
  6. 前記電解液の気体を検知するセンサーと、
    該センサーが検知した場合に電力系統を遮断するブレーカーと、を備えたことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の二次電池モジュール。
  7. 前記電解液の気体を検知するセンサーと、
    該センサーが検知した場合にその旨を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の二次電池モジュール。
  8. 前記組電池の下方に、前記センサーを備えたことを特徴とする請求項6又は7記載の二次電池モジュール。
  9. 前記筐体の対向する内側壁に渡って設けられ、前記センサーが取り付けられるとともに、前記電解液の気体が通過できる孔を有するセンサー取付部材を備えたことを特徴とする請求項8記載の二次電池モジュール。
  10. 前記組電池の下方に、漏洩した電解液を溜める受け皿を備えたことを特徴とする請求項3〜9の何れかに記載の二次電池モジュール。
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