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JP6061536B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は表示装置、特にトップゲート構造の薄膜トランジスタを有する表示装置に関する。
ポリシリコン(p−Si)を用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタでは、一般的にポリシリコンを含む半導体膜の端部がテーパ形状になる。この端部は半導体膜の膜厚が薄いために、閾値電圧が低くなる。そのため、ドレイン電流−ゲート電圧曲線において端部以外の中心となる部分の閾値電圧より低い電圧において段状のハンプ特性が生じ、トランジスタの閾値電圧を管理することが難しくなっていた。
特許文献1には、半導体膜のドーパントの濃度を下部になるにつれ増加させることでハンプ特性を抑制する技術が開示されている。
特開2002−343976号公報
特許文献1に示す方法によってハンプ特性を抑制することは必ずしも容易でない。ドーパントの濃度を高さ方向で制御することが難しいからである。また複数のドーパントをイオンドーピングで打ち込む場合にはコストが上昇するなどの問題もあった。
本願は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、従来と異なる方法でポリシリコン(p−Si)を用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタのハンプ特性を抑制する技術を提供することにある。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下の通りである。
(1)平面的にみた外周が対向する第1の辺と第2の辺を含むゲート電極と、ソース電極と、ドレイン電極と、前記ゲート電極の下方に設けられ、平面的にみて前記ゲート電極と重なる第1の部分と、前記第1の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ソース電極に接続される第2の部分と、前記第2の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ドレイン電極に接続される第3の部分と、を含む半導体膜と、前記ゲート電極と前記半導体膜との間に設けられた絶縁膜と、を含み、平面的にみて前記半導体膜の外周のうち前記ゲート電極と重なる部分は、前記第1の辺と前記第2の辺とを結びかつ前記第1の辺および第2の辺のうち一方から他方に向かう電界の向きに延びる線分ではない、ことを特徴とする表示装置。
(2)(1)において、前記ゲート電極は孔を有し、前記孔は平面的にみて前記半導体膜の外周と重なる、ことを特徴とする表示装置。
(3)(1)において、平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ線の道のりの長さは前記第1の辺と第2の辺との間隔より長い、ことを特徴とする表示装置。
(4)(3)において、平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ線は、前記第1の辺および前記第2の辺と直交しない、ことを特徴とする表示装置。
(5)(3)において、平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ線は、前記第1の辺と前記第2の辺との間で曲がる、ことを特徴とする表示装置。
(6)(5)において、前記第1の部分の前記電界の向きに直交する向きの幅は、前記第1の辺と前記第2の辺との間で極大になる、ことを特徴とする表示装置。
(7)(5)において、前記第1の部分の前記電界の向きに直交する向きの幅は、前記第1の辺と前記第2の辺との間で極小になる、ことを特徴とする表示装置。
(8)(5)において、平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ線は、階段状の線である、ことを特徴とする表示装置。
(9)平面的にみた外周が対向する第1の辺と第2の辺を含むゲート電極と、ソース電極と、ドレイン電極と、前記ゲート電極の下方に設けられ、チャネル半導体膜と、突起半導体膜とを有する半導体層と、前記ゲート電極と前記半導体層との間に設けられた絶縁膜と、を含み、前記チャネル半導体層は、平面的にみて前記ゲート電極と重なる第1の部分と、前記第1の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ソース電極に接続される第2の部分と、前記第2の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ドレイン電極に接続される第3の部分と、を含み、前記突起半導体膜は、前記第1の部分と所定の間隔をおいて配置されるか前記第1の部分と接する、ことを特徴とする表示装置。
(10)(9)において、前記突起半導体膜は、前記第1の辺と第2の辺との間に設けられる、ことを特徴とする記載の表示装置。
(11)(9)において、前記突起半導体膜は、平面的にみて前記第1の辺と前記第2の辺と交差し、前記チャネル半導体膜の外周と所定の間隔をおいて配置される、ことを特徴とする表示装置。
本発明によれば、従来と異なる方法でポリシリコンを用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタのハンプ特性を抑制することができる。
第1の実施形態にかかる液晶表示装置の等価回路の一例を示す回路図である。 第1の実施形態にかかる薄膜トランジスタの一例を示す平面図である。 図2に示す薄膜トランジスタのIII−III切断線における断面図である。 薄膜トランジスタの比較例を示す平面図である。 図4に示す薄膜トランジスタのドレイン電流−ゲート電圧特性を示す図である。 第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタの一例を示す平面図である。 第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタの他の一例を示す平面図である。 第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタの他の一例を示す平面図である。 第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタの他の一例を示す平面図である。 第3の実施形態にかかる薄膜トランジスタの一例を示す平面図である。 図10に示す薄膜トランジスタのXI−XI切断線における断面図である。 第3の実施形態にかかる薄膜トランジスタの他の一例を示す平面図である。
以下では、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。出現する構成要素のうち同一機能を有するものには同じ符号を付し、その説明を省略する。以下では、表示装置の一種であるIPS方式の液晶表示装置に本発明を適用した場合について説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態と第2の実施形態は、ポリシリコンを用いたトップゲート構造の薄膜トランジスタTRのチャネルを構成する半導体膜SFとゲート電極GEとの平面的な位置関係を用いてハンプ特性を抑制するものである。
第1の実施形態にかかる液晶表示装置は、アレイ基板と、当該アレイ基板に対向し、カラーフィルタが設けられたフィルタ基板と、これらの基板に挟まれた領域に封入された液晶材料と、アレイ基板の外側から光を照射するバックライトと、を含んで構成されている。
図1は、第1の実施形態にかかる液晶表示装置の等価回路の一例を示す回路図である。アレイ基板には、複数のゲート信号線GL、複数の映像信号線DL、複数のコモン線CL、複数の画素電極PT、複数のコモン電極CT、複数の薄膜トランジスタTR、映像信号線駆動回路XDV、ゲート走査回路YDVなどが配置される。複数のゲート信号線GLはアレイ基板上の表示領域内を並んで横方向に延びており、複数の映像信号線DLは表示領域内を並んで縦方向に延びている。これらの映像信号線DLの一端は映像信号線駆動回路XDVに接続され、ゲート信号線GLの一端はゲート走査回路YDVに接続されている。コモン線CLのそれぞれはゲート信号線GLと1対1に対応しており、コモン線CLは対応するゲート信号線GLの上側を横方向に延びている。
ゲート信号線GLとそのゲート信号線GLに対応するコモン線CLと隣り合う映像信号線DLとに囲まれた部分が画素回路である。複数の画素回路はマトリクス状に並んでいる。各画素回路は薄膜トランジスタTRと、画素電極PTと、コモン電極CTとを含む。薄膜トランジスタTRはソース電極SEとドレイン電極DEとゲート電極GEとを含む。ドレイン電極DEは映像信号線DLに接続され、ソース電極SEは画素電極PTに接続される。コモン電極CTはコモン線CLに接続される。画素電極PTとコモン電極CTとは液晶を介してキャパシタを構成している。薄膜トランジスタTRのゲート電極GEは配線WLを介してゲート信号線GLに接続されており、ゲート走査回路YDVから走査パルスのオン電圧が供給されると薄膜トランジスタTRがオンになり、映像信号線駆動回路XDVが映像信号線DLを介して供給する映像信号の電位に基づく電位差を上述のキャパシタが記憶する。この電位差により生じる電界により液晶の透過率が変化し、各画素の光量が制御される。なお、薄膜トランジスタTRには極性はなく、ソース電極SEとドレイン電極DEの名称は電圧の向きによって便宜的に決まるものであるため、接続先が反対になっていても構わない。
図2は、第1の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRの一例を示す平面図である。図3は、図2に示す薄膜トランジスタTRのIII−III切断線における断面図である。ここで、第1の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRはポリシリコンの半導体膜SFをチャネルとして用い、さらにチャネルを構成する半導体膜SFよりゲート電極GEが上方にあるトップゲート構造を有している。
アレイ基板上には、半導体膜SFが設けられており、その半導体膜SFの上層には半導体膜SFを覆うようにゲート絶縁膜GIが設けられている。半導体膜SFの上面はソース電極SEと接続する領域と、ドレイン電極DEと接続する領域とを有し、半導体膜SFを平面的にみると、ソース電極SEとドレイン電極DEとを結ぶように帯状に延びている。ゲート電極GEは、ゲート絶縁膜GIの上層にあり、平面的にみてソース電極SEとドレイン電極DEとの間で半導体膜SFと交差するように帯状に延びており、一方の端部が配線WLを介してゲート信号線GLに接続されている。
平面的にみて、ゲート電極GEの外周のうちソース電極SEに近い辺を第1の辺と、ドレイン電極DEに近い辺を第2の辺と呼ぶ。第1の辺と第2の辺とは平行である。また、半導体膜SFのうちソース電極SEとドレイン電極DEとを結ぶように帯状に延びている部分の外周は、第1の辺や第2の辺と直交する2本の辺を含む。以下では、半導体膜SFのうち、ゲート電極GEと平面的に重なる部分を第1の部分と、第1の辺の下方で第1の部分に接続しソース電極SEに接続するように延びる部分を第2の部分と、第2の辺の下方で第1の部分に接続しドレイン電極DEに接続するように延びる部分を第3の部分と記す。
ゲート電極GEは第1の辺と第2の辺との間の中央部分に2つのスリット孔SLを有する。ここで、半導体膜SFの外周との距離が一定以下であり断面がテーパ形状となる部分をサイド部分SPとし、サイド部分SPより内側にある部分を本体部分MPとする。平面的にみると、このスリット孔SLのそれぞれは、サイド部分SPと重なる部分と半導体膜SFと重ならない部分とを有する。よってスリット孔SLのそれぞれは半導体膜SFの外周の一部とも重なっている。これにより、サイド部分SPのみマルチゲート構造となる。
薄膜トランジスタTRのチャネルとなる半導体膜SFでは、電界Eは第2の辺から第1の辺の方向(あるいはその逆の方向)に向かっている。また、ゲート電極GEにオン電圧が印加されると、平面的にみてゲート電極GEと重なる部分の抵抗が低くなる。これらのことから、半導体膜SFの第1の部分のうち電流が流れやすい部分は、ゲート電極GEと半導体膜SFとが重なる部分のうち、本体部分MPに相当する図2のチャネル幅Wの部分となる。この部分では第1の辺と第2の辺とを結び電界Eの方向に延びる線に沿って電流が流れるため、最もオン抵抗が低くなる。一方、サイド部分SPは一部の上方にゲート電極GEがなく、第1の辺と第2の辺とを結びかつゲート電極GEとサイド部分SPとが平面的に重なる部分を電界Eの方向に延びる線分が存在しない。このためにオン抵抗が本体部分MPより大きくなる。
図4は薄膜トランジスタTRの比較例を示す平面図である。図4に示す薄膜トランジスタTRのゲート電極GEにはスリット孔SLがないため、サイド部分SPのオン抵抗は図2の例より小さくなる。図5は図4に示す薄膜トランジスタTRのドレイン電流(ID)−ゲート電圧(VG)特性を示す図である。この例ではサイド部分SPの閾値電圧が本体部分MPより低くなるため、サイド部分SPによりドレイン電流が流れることを示すサイドMOS成分ESと、本体部分MPによりドレイン電流が流れることを示す本体MOS成分EMとが明確に分かれ、その間のゲート電圧VGでハンプhが観察されてしまう。
一方、第1の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRではサイド部分SPについてオン抵抗が増大しており、ハンプhにより流れる電流の低下と閾値電流のプラス方向へのシフトが生じる。これにより薄膜トランジスタTRのハンプ特性を抑制することができる。
次に、上述の薄膜トランジスタTRを含む液晶表示装置の製造工程を説明する。はじめに、透明基板上に汚染防止膜と遮光膜と半導体の層が順に積層される。次にレジストパターンを用いたドライエッチングにより半導体の層が半導体膜SFの形状にパターニングされる。その上層に例えば二酸化シリコン等によりゲート絶縁膜GIが積層され、その上層に導電性の金属のスパッタリング法による成膜とパターニングを経てゲート電極GEが形成される。つぎに、半導体膜SFに対してリンやボロンなどの不純物のイオンドーピングを行う。ここで、スリット孔SLの下方にあるサイド部分SPにイオンが打ち込みされても薄膜トランジスタTRの特性についてマルチゲートによるオン抵抗増大効果が得られる。しかし、ソースドレイン形成のイオンドーピング時にゲート電極近傍に電界緩和を目的とした低イオン濃度領域を形成する場合は、スリット孔SLもホトレジストで覆った上でイオンドーピングされることが望ましい。
その後、CVD法により二酸化シリコン等からなる層間絶縁膜が積層される。層間絶縁膜のうち半導体膜SFとソース電極SEやドレイン電極DEと接続する部分にはコンタクトホールが設けられ、その上層にソース電極SEとドレイン電極DEが形成される。ソース電極SEやドレイン電極DEは、より具体的には、バリアメタル層、主配線層、キャップメタル層を順に積層する工程と、積層された3層をフォトリソグラフィとエッチングによりパターニングする工程により形成される。
[第2の実施形態]
第2の実施形態にかかる液晶表示装置は第1の実施形態とはゲート電極GEと半導体膜SFとの形状が異なる。以下では第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図6は、第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRの一例を示す平面図である。平面的にみて、半導体膜SFのうちソース電極SEとドレイン電極DEとを結ぶように帯状に延びている部分はゲート電極GEと斜めに交差しており、その部分(第1の部分を含む)の外周は、第1の辺や第2の辺と直交しない向きで交差する2本の線分である。なお、ゲート電極GEと半導体膜SFとが平面的にみて重なる部分にはスリット孔SLは存在しない。
このような薄膜トランジスタTRでは、第1の部分のうち電流が最も流れやすい部分は、第1の辺と上述の2つの線分との交点から第2の辺におろした垂線のうち2つの線分の間にあるものと、第2の辺と上述の2つの線分との交点から第1の辺におろした垂線のうち2つの線分の間にあるものとの間の部分、つまり図6でチャネル幅Wで示す部分になる。サイド部分SPは少なくとも一部がこの最も電流が流れやすい部分に存在しない。また、サイド部分SP(第1の部分の外周)の第1の辺から第2の辺への道のりbは、第1の辺と第2の辺の間隔であるチャネル長aより大きい。つまり最も電流が流れやすいチャネル長aよりサイド部分SPの道のりbが長いため、電流が主に流れる部分よりサイド部分SPの抵抗が大きい。これらの理由から、サイド部分SPのオン抵抗が本体部分MPより大きくなる。結果として図6に示す薄膜トランジスタTRもサイド部分SPについてオン抵抗が増大する。これによりハンプhにより流れる電流の低下と閾値電流のプラス方向へのシフトが生じ、ハンプ特性を抑制することができる。
なお、半導体膜SFの形状は図6に示すものと異なっていてもよい。図7は、第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRの他の一例を示す平面図である。平面的にみて、第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ線は、第1の辺と第2の辺との間で曲がる線となっている。また、半導体膜SFのうち第1の部分の電界Eの向きでみた幅は第1の辺と第2の辺の辺との間で極大になる。より具体的には第1の辺の部分の幅や第2の部分の幅より、第1の辺と第2の辺との中央における幅が大きくなっている。
このような薄膜トランジスタTRでは、第1の部分のうち電流が最も流れやすい部分は、幅が最も小さい部分、つまり図7でチャネル幅Wで示す部分になる。この場合もサイド部分SPの少なくとも一部がこの最も電流が流れやすい部分に存在せず、第1の部分の外周(サイド部分SPに相当)の第1の辺から第2の辺への道のりbは、チャネル長aより大きい。よって、図6の場合と同様にハンプ特性を抑制することができる。
図8は、第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRのさらに他の一例を示す平面図である。半導体膜SFのうち第1の部分の電界Eの向きでみた幅は第1の辺とと第2の辺の辺との間で極小になる。より具体的には第1の辺の部分の幅や第2の部分の幅より、第1の辺と第2の辺との中央における幅が小さくなっている。このような薄膜トランジスタTRでは、第1の部分のうち電流が最も流れやすい部分は、幅が最も小さい部分、つまり図8でチャネル幅Wで示す部分になる。この場合もサイド部分SPの少なくとも一部がこの最も電流が流れやすい部分に存在せず、また第1の部分の外周の第1の辺から第2の辺への道のりbは、第1の辺と第2の辺の間隔であるチャネル長aより大きい。よって、図6の場合と同様にハンプ特性を抑制することができる。
図9は、第2の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRのさらに他の一例を示す平面図である。平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と第2の辺とを結ぶ2つの線のそれぞれは、階段状の線となっている。つまり、このそれぞれの線は、第1の辺から電界Eの向きに第1の辺と第2の辺との中央までのび、そこから電界の直角の方向にいくらかのび、さらに第2の辺まで電界Eの向きに延びている。このような薄膜トランジスタTRでは、第1の部分のうち電流が最も流れやすい部分は、図9の第1の部分の左端と第1の辺との交点から電界Eの向きに沿い第2の辺に向かう線と、第1の部分右端と第2の辺との交点から電界Eの向きに沿いかつ第1の辺に向かう線との間の部分、つまり図9でチャネル幅Wで示す部分になる。この場合もサイド部分SPの少なくとも一部がこの最も電流が流れやすい部分に存在せず、また第1の部分の外周の第1の辺から第2の辺への道のりbは、第1の辺と第2の辺の間隔であるチャネル長aより大きい。よって、図6の場合と同様にハンプ特性を抑制することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、第1の実施形態と比べると、ゲート電極GEの形状や半導体ブロックSBがある点が異なる。以下では第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第3の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRの一例を示す平面図である。平面的にみて、半導体膜SFのうちソース電極SEとドレイン電極DEとを結ぶように帯状に延びている部分はゲート電極GEと直角に交差している。また、ゲート電極GEと半導体膜SFとが平面的にみて重なる部分にはスリット孔SLは存在しない。
ゲート電極GEの下方かつ半導体膜SFの層と同層には、第1の部分の右側と左側とにそれぞれ一定の間隔eをおいて半導体ブロックSBが配置されている。図10の例では、平面的にみてそれらの半導体ブロックSBは矩形であり、半導体ブロックSBの全部がゲート電極GEと重なっている。また平面的にみて半導体ブロックSBの一辺は隣接する半導体膜SF(特に第1の部分)の外周の辺と平行である。
図11は、図10に示す薄膜トランジスタTRのXI−XI切断線における断面図である。半導体ブロックSBは突起状の構造物である。ゲート絶縁膜GIは積層時に半導体ブロックSBと半導体膜SFとの間に体積しやすくなる。従って、半導体膜SFの本体部分MPに上におけるゲート絶縁膜GIの膜厚dより、半導体膜SFの半導体ブロックSB側の端部の上における膜厚cの方が厚くなる。したがって、サイド部分SPでは本体部分MPよりゲート電極GEとの距離が長くなり、サイド部分SPに対してゲート電極GEから印加される電界が小さくなり、サイド部分SPはオンしづらくなる。これによりサイド部分SPのオン抵抗が本体部分MPより大きくなる。よって薄膜トランジスタTRのハンプ特性を抑制することができる。なお、サイド部分SPの端のテーパと半導体ブロックSBの端のテーパとが接続する、つまり間隔e=0であってもよい。
図12は、第3の実施形態にかかる薄膜トランジスタTRの他の一例を示す平面図である。図12に示すように、半導体ブロックSBは平面的にみて第1の辺および第2の辺と交差し、ゲート電極GEと平面的にみて重ならない部分を有してもよい。この場合、間隔eは0より大きい方が望ましい。サイド部分SPの端のテーパと半導体ブロックSBの端のテーパとが接続すると、半導体ブロックSBがチャネルとして機能してしまい、半導体ブロックSBのサイド部分SPによるハンプ特性が問題になるからである。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上述の構成に限定されない。例えば、IPS方式ではなくTN方式やVA方式などの他の方式の液晶表示装置や有機EL表示装置にも適用してもよい。これらにも上述の薄膜トランジスタTRを用いることができるからである。また、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態に示す構成を組み合わせてもよい。
CL コモン線、CT コモン電極、DL 映像信号線、GL ゲート信号線、PT 画素電極、TR 薄膜トランジスタ、XDV 映像信号線駆動回路、YDV ゲート走査回路、DE ドレイン電極、GE ゲート電極、GI ゲート絶縁膜、MP 本体部分、SB 半導体ブロック、SE ソース電極、SF 半導体膜、SL スリット孔、SP サイド部分、WL 配線、EM 本体MOS成分、ES サイドMOS成分、h ハンプ。

Claims (3)

  1. 平面的にみた外周が対向する第1の辺と第2の辺を含むゲート電極と、
    ソース電極と、
    ドレイン電極と、
    前記ゲート電極の下方に設けられ、平面的にみて前記ゲート電極と重なる第1の部分と、前記第1の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ソース電極に接続される第2の部分と、前記第2の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ドレイン電極に接続される第3の部分と、を含む半導体膜と、
    前記ゲート電極と前記半導体膜との間に設けられた絶縁膜と、を含み、
    平面的にみて前記半導体膜の外周のうち前記ゲート電極と重なる部分は、前記第1の辺と前記第2の辺とを結びかつ前記第1の辺および第2の辺のうち一方から他方に向かう電界の向きに延びる線分ではなく、
    平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ線の道のりの長さは前記第1の辺と前記第2の辺との間隔より長く、
    平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ線は、前記ドレイン電極または前記ソース電極が伸びる第1の方向および前記第1の方向に直交する第2の方向とは異なる方向に延び、
    平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ線の間隔が等しい、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 平面的にみた外周が対向する第1の辺と第2の辺を含むゲート電極と、
    ソース電極と、
    ドレイン電極と、
    前記ゲート電極の下方に設けられ、平面的にみて前記ゲート電極と重なる第1の部分と、前記第1の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ソース電極に接続される第2の部分と、前記第2の辺の下方で前記第1の部分と接続するとともに前記ドレイン電極に接続される第3の部分と、を含む半導体膜と、
    前記ゲート電極と前記半導体膜との間に設けられた絶縁膜と、を含み、
    平面的にみて前記半導体膜の外周のうち前記ゲート電極と重なる部分は、前記第1の辺と前記第2の辺とを結びかつ前記第1の辺および第2の辺のうち一方から他方に向かう電界の向きに延びる線分ではなく、
    平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ2つの線の道のりの長さは前記第1の辺と前記第2の辺との間隔より長く、
    平面的にみて前記第1の部分の外周のうち前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ前記2つの線のそれぞれは、前記第1の辺から前記第2の辺へ向かう第3の方向に所定の長さだけ延びる第1の線分と、前記第1の線分の端から屈曲し前記第1の線分と異なる第4の方向に延びる第2の線分とを含む、
    ことを特徴とする表示装置。
  3. 前記第1の部分の前記電界の向きに直交する向きの幅は、前記2つの線が前記第4の方向に延びる部分で極小になる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
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