JP6060112B2 - Vehicle control device - Google Patents
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Description
本発明は、車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御を行う自動ブレーキ制御部を備えた車両制御装置に関する。 The present invention relates to a vehicle control device including an automatic brake control unit that performs automatic brake control that automatically generates braking force on wheels without depending on a brake operation in the event of a vehicle collision.
例えば、特許文献1には、車両衝突によってエアバッグが展開した時に予め設定された所定の制動力を自動的に車輪に発生させて停車させる技術的思想が記載されている。
For example,
ところで、下り坂で車両衝突した場合には車両は重力により加速され、上り坂で車両衝突した場合には車両は重力により減速される。しかしながら、上述した特許文献1のような従来技術では、車両衝突時に車両が下り坂及び上り坂のいずれに位置しているかに関わらず一定の制動力を車輪に発生させている。
By the way, when the vehicle collides on the downhill, the vehicle is accelerated by gravity, and when the vehicle collides on the uphill, the vehicle is decelerated by the gravity. However, in the conventional technique such as
そのため、例えば、制動力を比較的小さく設定すると、下り坂で車両衝突した場合に車両を効率的に減速させることができないことがある。一方、制動力を比較的大きく設定すると、上り坂で車両衝突した場合に乗員がシートベルトから必要以上の負荷を受けることがある。 Therefore, for example, if the braking force is set to be relatively small, the vehicle may not be efficiently decelerated when the vehicle collides on a downhill. On the other hand, if the braking force is set to be relatively large, an occupant may receive an excessive load from the seat belt when the vehicle collides on an uphill.
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、下り坂で車両衝突した場合に車両衝突後に車両を効率的に減速させることができると共に上り坂で車両衝突した場合に乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる車両制御装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of such a problem. When a vehicle collides on a downhill, the vehicle can be efficiently decelerated after the vehicle collision, and when the vehicle collides on an uphill, An object of the present invention is to provide a vehicle control device capable of suppressing a load received from a seat belt.
本発明に係る車両制御装置は、車両衝突時に車両が位置する路面の傾斜を検出する傾斜検出手段と、車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御部と、を備える車両制御装置であって、前記自動ブレーキ制御部は、車両衝突時に前記車両が下り坂に位置する場合における前記車輪の制動力を、車両衝突時に前記車両が上り坂に位置する場合における前記車輪の制動力よりも大きくすることを特徴とする。 A vehicle control apparatus according to the present invention includes an inclination detection unit that detects an inclination of a road surface on which a vehicle is located at the time of a vehicle collision, and an automatic brake control that automatically generates a braking force on wheels without depending on a brake operation at the time of the vehicle collision. The automatic brake control unit includes a braking force of the wheel when the vehicle is located on a downhill at the time of a vehicle collision, and the vehicle is located on an uphill at the time of a vehicle collision. In this case, the braking force is larger than the braking force of the wheel.
本発明に係る車両制御装置によれば、下り坂で車両衝突した場合には、車輪に比較的大きな制動力を発生させるので、車両衝突後に車両を効率的に減速させることができる。また、上り坂で車両衝突した場合には、車輪に比較的小さな制動力を発生させるので、乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる。 According to the vehicle control device of the present invention, when the vehicle collides on a downhill, a relatively large braking force is generated on the wheels, so that the vehicle can be efficiently decelerated after the vehicle collision. In addition, when the vehicle collides on an uphill, a relatively small braking force is generated on the wheels, so that the load that the occupant receives from the seat belt can be suppressed.
上記の車両制御装置において、前記自動ブレーキ制御部は、前記車両が下り坂で後突された場合における前記車輪の制動力を前記車両が下り坂で正突した場合における前記車輪の制動力よりも小さくしてもよい。 In the above vehicle control device, the automatic brake control unit may be configured such that the braking force of the wheel when the vehicle is rearwardly impacted on a downhill is greater than the braking force of the wheel when the vehicle is forwardly impacted on a downhill. It may be small.
このような構成によれば、下り坂において後突されて衝突エネルギを受けて車両衝突後に車両が加速した場合であっても、このときの車輪の制動力を比較的小さくするので、乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる。 According to such a configuration, even when the vehicle is accelerated after the vehicle is collided after being impacted rearward on a downhill, the braking force of the wheels at this time is relatively small, so that the occupant can The load received from the belt can be suppressed.
上記の車両制御装置において、前記自動ブレーキ制御部は、車両衝突後に停車してから所定の制動継続時間が経過するまで前記車輪に制動力を発生させ続け、前記車両が下り坂で後突された場合における制動継続時間は、前記車両が上り坂で後突された場合における制動継続時間よりも長くてもよい。 In the above vehicle control device, the automatic brake control unit continues to generate braking force on the wheels until a predetermined braking continuation time has elapsed since the vehicle stopped after a vehicle collision, and the vehicle was rearwardly bumped on a downhill. In this case, the braking duration time may be longer than the braking duration time when the vehicle is bumped uphill.
このような構成によれば、下り坂において後突された後に停車してから車両がクリープ現象により移動することを効果的に回避することができる。 According to such a configuration, it is possible to effectively avoid the movement of the vehicle due to the creep phenomenon after the vehicle has stopped after a rear impact on a downhill.
本発明によれば、下り坂で車両衝突した場合に車両衝突後に車両を効率的に減速させることができると共に上り坂で車両衝突した場合に乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when a vehicle collides on a downhill, a vehicle can be decelerated efficiently after a vehicle collision, and the load which a passenger | crew receives from a seatbelt when a vehicle collides on an uphill can be suppressed.
以下、本発明に係る車両制御装置についてそれを備えた車両との関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, a vehicle control apparatus according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings by giving preferred embodiments in relation to a vehicle equipped with the same.
車両12は、左右一対の前輪と左右一対の後輪とを有する4輪車両として構成されており、図1に示すように、各車輪14の自動ブレーキ制御を含む各種制御を行う車両制御装置10を備えている。
The
車両制御装置10は、各車輪14に制動力を発生させるためのディスクブレーキ等により構成される4つのブレーキ部16と、これらブレーキ部16に対応して設けられてブレーキ圧(制動油圧)を制御するブレーキアクチュエータ18と、統括制御ユニット20とを有している。
The
ブレーキアクチュエータ18は、ブレーキペダル34の操作量に応じた大きさのブレーキ圧を発生する。また、ブレーキアクチュエータ18は、ブレーキペダル34の操作(ブレーキ操作)に依存することなく統括制御ユニット20から出力される自動ブレーキ制御信号に応じた大きさのブレーキ圧を発生する。
The
統括制御ユニット20には、車速検出部(車速検出手段)22、衝突検知センサ24、傾斜検出部(傾斜検出手段)26、アクセルペダル操作量センサ28、ブレーキペダル操作量センサ30等の各種センサが接続されている。
The
車速検出部22は、例えば、各車輪14に設けられた車輪速センサを用いることができる。この場合、4つの車輪速センサにより検出された車輪速の平均値を車速として検出する。衝突検知センサ24は、車両衝突を検知するものであって、フロントフレームに設けられた左右一対の前面衝突検知センサと、中央フレームに設けられた左右一対の側面衝突検知センサと、リアフレームに設けられた左右一対の後面衝突検知センサとを含む。ただし、衝突検知センサ24の個数乃至配置箇所は任意に設定可能である。衝突検知センサ24は、例えば、加速度センサ(Gセンサ)を用いることができる。
The vehicle
傾斜検出部26は、車両12が位置する路面の傾斜(傾斜状態)を検出するものであって、例えば、車両前後に配設されて車両12の前後方向の傾斜角を検出する加速度センサ、又はナビゲーション装置等を用いることができる。アクセルペダル操作量センサ28はアクセルペダル32の操作量を検出し、ブレーキペダル操作量センサ30はブレーキペダル34の操作量を検出する。
The
統括制御ユニット20は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を含んで構成されている。周知のように、ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリ36、A/D変換器及びD/A変換器等の入力装置、並びに時計部としてのタイマ(計時器)38等を有している。ECUは、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば、制御部、演算部、及び処理部等として機能する。
The
メモリ36には、第1制動継続時間ta、第2制動継続時間tb、第3制動継続時間tc、及び第4制動継続時間tdが格納されている。第1〜第4制動継続時間ta〜tdは、車両衝突後に停車してから各車輪14に自動的に制動力を発生させ続ける時間である。本実施形態では、第2制動継続時間tbは第1制動継続時間taよりも長く設定され、第4制動継続時間tdは第3制動継続時間tcよりも長く設定されている。また、第1制動継続時間taは第3制動継続時間tcよりも長く設定され、第2制動継続時間tbは第4制動継続時間tdよりも長く設定されている。ただし、第1〜第4制動継続時間ta〜tdは任意に設定することができる。タイマ38は、車両衝突後に停車してからの経過時間を計測する。
The
また、統括制御ユニット20には、図示しない、直交3軸Gセンサ、ロールレートセンサ、ヨーレートセンサ等の加速度センサが設けられている。これらセンサにより自車両12の姿勢・挙動等を感知することができる。
The
統括制御ユニット20は、衝突判定部40、傾斜路判定部42、時間判定部44、及び自動ブレーキ制御部46を有している。
The
衝突判定部40は、衝突検知センサ24からの出力信号に基づいて車両衝突の有無を判定する。具体的には、衝突判定部40は、衝突検知センサ24の出力信号と直交3軸Gセンサの出力信号とを比較することにより、車両衝突の有無を判定すると共に衝突形態(正面衝突、側面衝突、後面衝突)を判定する。
The
傾斜路判定部42は、傾斜検出部26からの出力信号に基づいて車両衝突時に自車両12が上り坂及び下り坂のいずれに位置しているのかを判定する。時間判定部44は、タイマ38の計測時間tが第1〜第4制動継続時間ta〜tdを経過したか否かを判定する。
The
自動ブレーキ制御部46は、車両衝突時にブレーキアクチュエータ18にブレーキ制御信号(自動ブレーキ制御信号)を出力することにより、運転者のブレーキペダル34の操作に依存することなく車輪14に所定の制動力が自動的に発生する自動ブレーキ制御を行う。
The automatic
本実施形態に係る車両制御装置10を備えた車両12は基本的には以上のように構成されるものであり、次に、車両制御装置10によるブレーキ制御について説明する。
The
図2に示すように、先ず、衝突判定部40は、衝突検知センサ24の出力信号に基づいて車両衝突の有無を判定する(ステップS1)。衝突判定部40にて車両衝突がないと判定された場合(ステップS1:NO)にはステップS1の処理を繰り返し行う。
As shown in FIG. 2, first, the
衝突判定部40にて車両衝突があったと判定された場合(ステップS1:YES)には、傾斜路判定部42は、車両衝突時に車両が上り坂及び下り坂のいずれに位置しているかを判定する(ステップS2)。
If the
傾斜路判定部42にて下り坂であると判定された場合には、衝突判定部40は、衝突形態が正突(正面衝突)及び後突(後面衝突)のいずれであるかを判定する(ステップS3)。衝突判定部40にて正突であると判定された場合には、自動ブレーキ制御部46は第1自動ブレーキ制御を行う(ステップS4)。
When the
具体的には、自動ブレーキ制御部46は、第1自動ブレーキ制御信号をブレーキアクチュエータ18に出力する。そうすると、ブレーキアクチュエータ18は、第1自動ブレーキ制御信号の大きさに対応した大きさの第1ブレーキ圧を各ブレーキ部16に出力するので、各車輪14には第1制動力が発生する。これにより、運転者のブレーキペダル34の操作に依存することなく車両12が所定の第1減速度で自動的に減速することとなる。
Specifically, the automatic
下り坂で正突した場合には、車両12は重力により加速されるので上り坂で車両衝突した場合と比較して高速になり易い。そのため、第1制動力は、上り坂で車両衝突した場合における後述する第3制動力及び第4制動力よりも大きくしている。これにより、下り坂で正突した場合に車両12を効率的に減速させることができる。
When the vehicle collides normally on the downhill, the
そして、統括制御ユニット20は、車速検出部22からの出力信号に基づいて自車両12が停車したか否かを判定する(ステップS5)。統括制御ユニット20にて自車両12が停車していないと判定された場合(ステップS5:NO)には、ステップS4に戻り、自動ブレーキ制御部46は第1自動ブレーキ制御を継続する。
Then, the
統括制御ユニット20にて自車両12が停車したと判定された場合(ステップS5:YES)には、時間判定部44は、タイマ38の計測時間tが第1制動継続時間taを経過したか否かを判定する(ステップS6)。
When it is determined by the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第1制動継続時間taを経過していないと判定された場合(ステップS6:NO)には、ステップS4に戻り自動ブレーキ制御部46は第1自動ブレーキ制御を継続する。これにより、停車直後に運転者の意に反して車両12が動くことが回避される。
When the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第1制動継続時間taを経過したと判定された場合(ステップS6:YES)には、自動ブレーキ制御部46は、第1自動ブレーキ制御を停止する(ステップS7)。すなわち、自動ブレーキ制御部46は、第1自動ブレーキ制御信号のブレーキアクチュエータ18への出力を停止して各車輪14の第1制動力を解除する。これにより、運転者は、車両12を操作して安全な場所に退避させることができる。この段階で今回のフローチャートは終了する。
When the
ステップS3において、衝突判定部40にて後突であると判定された場合には、自動ブレーキ制御部46は第2自動ブレーキ制御を行う(ステップS8)。
In step S3, when it is determined by the
具体的には、自動ブレーキ制御部46は、第2自動ブレーキ制御信号をブレーキアクチュエータ18に出力する。そうすると、ブレーキアクチュエータ18は、第2自動ブレーキ制御信号の大きさに対応した大きさの第2ブレーキ圧を各ブレーキ部16に出力するので、各車輪14には第2制動力が発生する。ここで、第2自動ブレーキ制御信号は第1自動ブレーキ制御信号よりも小さいため、第2制動力は第1制動力よりも小さくなる。これにより、運転者のブレーキペダル34の操作に依存することなく車両12が第1減速度よりも小さい第2減速度で減速することとなる。
Specifically, the automatic
下り坂で後突された場合には、車両12は重力により加速されるので上り坂で車両衝突した場合と比較して高速になり易い。そのため、第2制動力は、上り坂で車両衝突した場合における後述する第3制動力及び第4制動力よりも大きくしている。これにより、下り坂で後突された場合に車両12を効率的に減速させることができる。
When the
また、下り坂で後突された場合には、車両12は衝突エネルギを受けて加速されるので下り坂で正突した場合と比較して高速になり易い。そのため、例えば、下り坂で後突された場合における第2制動力を下り坂で正突した場合における第1制動力よりも大きくすると、この第2制動力に基づく大きな慣性力が乗員に作用するため、シートベルトから乗員にかかる負荷が大きくなると共に乗員の姿勢が乱れ易くなる(前のめりの姿勢になり易くなる)。
Further, when the vehicle crashes on the downhill, the
しかしながら、本実施形態では、下り坂で後突された場合における第2制動力を下り坂で正突した場合における第1制動力よりも小さくしているので、シートベルトから乗員にかかる負荷を小さくすると共に及び乗員の姿勢の乱れを抑えることができる。これにより、エアバッグが展開していた場合には、乗員に対するエアバッグの衝撃吸収効果を効率的に発揮させることができる。 However, in the present embodiment, the second braking force in the case of a rearward impact on a downhill is made smaller than the first braking force in the case of a forward impact on a downhill, so the load on the occupant from the seat belt is reduced. And disturbance of the posture of the occupant can be suppressed. Thereby, when the airbag is deployed, the impact absorbing effect of the airbag on the occupant can be efficiently exhibited.
その後、統括制御ユニット20は、車速検出部22からの出力信号に基づいて自車両12が停車したか否かを判定する(ステップS9)。統括制御ユニット20にて自車両12が停車していないと判定された場合(ステップS9:NO)には、ステップS8に戻り自動ブレーキ制御部46は第2自動ブレーキ制御を継続する。
Thereafter, the
統括制御ユニット20にて自車両12が停車したと判定された場合(ステップS9:YES)には、時間判定部44は、タイマ38の計測時間tが第2制動継続時間tbを経過したか否かを判定する(ステップS10)。
When it is determined by the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第2制動継続時間tbを経過していないと判定された場合(ステップS10:NO)には、ステップS8に戻り、自動ブレーキ制御部46は第2自動ブレーキ制御を継続する。これにより、例えば、停車直後に車両12がクリープ現象により下り坂を移動してしまうことが回避される。また、停車直後における運転者の誤った車両操作による二次衝突が回避される。
When the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第2制動継続時間tbを経過したと判定された場合(ステップS10:YES)には、自動ブレーキ制御部46は、第2自動ブレーキ制御を停止する(ステップS11)。すなわち、自動ブレーキ制御部46は、第2自動ブレーキ制御信号のブレーキアクチュエータ18への出力を停止して各車輪14の第2制動力を解除する。これにより、運転者は、車両12を操作して安全な場所に退避させることができる。この段階で今回のフローチャートは終了する。
When the
ステップS2において傾斜路判定部42にて車両衝突時に車両が上り坂に位置していると判定された場合には、衝突判定部40は、車両衝突が正突及び後突のいずれであるかを判定する(図3のステップS12)。衝突判定部40にて正突であると判定された場合には、自動ブレーキ制御部46は第3自動ブレーキ制御を行う(ステップS13)。
If it is determined in step S2 that the vehicle is located on the uphill at the time of the vehicle collision, the
具体的には、自動ブレーキ制御部46は、第3自動ブレーキ制御信号をブレーキアクチュエータ18に出力する。そうすると、ブレーキアクチュエータ18は、第3自動ブレーキ制御信号の大きさに対応した大きさの第3ブレーキ圧を各ブレーキ部16に出力するので、各車輪14には第3制動力が発生する。ここで、第3自動ブレーキ制御信号は第2自動ブレーキ制御信号よりも小さいため、第3制動力は第2制動力よりも小さくなる。これにより、運転者のブレーキペダル34の操作に依存することなく車両12が第2減速度よりも小さい第3減速度で減速することとなる。
Specifically, the automatic
上り坂で正突した場合には、車両12は重力により減速されるので下り坂で車両衝突した場合と比較して低速になり易い。そのため、第3制動力は、下り坂で車両衝突した場合における第1制動力及び第2制動力よりも小さくしている。これにより、上り坂で正突した場合に車両12を効率的に減速させつつ、シートベルトから乗員にかかる負荷を小さくすると共に及び乗員の姿勢の乱れを抑えることができる。
When the vehicle collides normally on the uphill, the
続いて、統括制御ユニット20は、車速検出部22からの出力信号に基づいて自車両12が停車したか否かを判定する(ステップS14)。統括制御ユニット20にて自車両12が停車していないと判定された場合(ステップS14:NO)には、ステップS13に戻り自動ブレーキ制御部46は第3自動ブレーキ制御を継続する。
Subsequently, the
統括制御ユニット20にて自車両12が停車したと判定された場合(ステップS14:YES)には、時間判定部44は、タイマ38の計測時間tが第3制動継続時間tcを経過した否かを判定する(ステップS15)。
If it is determined by the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第3制動継続時間tcを経過していないと判定された場合(ステップS15:NO)には、ステップS13に戻り、自動ブレーキ制御部46は第3自動ブレーキ制御を継続する。これにより、停車直後における運転者の誤った車両操作による二次衝突が回避される。
When the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第3制動継続時間tcを経過したと判定された場合(ステップS15:YES)には、自動ブレーキ制御部46は、第3自動ブレーキ制御を停止する(ステップS16)。すなわち、自動ブレーキ制御部46は、第3自動ブレーキ制御信号のブレーキアクチュエータ18への出力を停止して各車輪14の第3制動力を解除する。これにより、運転者は、車両12を操作して安全な場所に退避させることができる。この段階で今回のフローチャートは終了する。
When the
ステップS12において衝突判定部40にて後突であると判定された場合には、自動ブレーキ制御部46は第4自動ブレーキ制御を行う(ステップS17)。
If it is determined in step S12 that the
具体的には、自動ブレーキ制御部46は、第4自動ブレーキ制御信号をブレーキアクチュエータ18に出力する。そうすると、ブレーキアクチュエータ18は、第4自動ブレーキ制御信号の大きさに対応した大きさの第4ブレーキ圧を各ブレーキ部16に出力するので、各車輪14には第4制動力が発生する。ここで、第4自動ブレーキ制御信号は第3自動ブレーキ制御信号よりも大きいため、第4制動力は第3制動力よりも大きくなる。第4制動力は、例えば、車両減速度が0.5Gとなるような制動力(ブレーキ圧)に設定することができる。なお、1Gは、9.8m/s2である。ただし、第4制動力は任意に設定することができる。これにより、運転者のブレーキペダル34の操作に依存することなく車両12が第3減速度よりも大きい第4減速度で減速することとなる。
Specifically, the automatic
上り坂で後突された場合には、車両12は重力により減速されるので下り坂で車両衝突した場合と比較して低速になり易い。そのため、第4制動力は、下り坂で車両衝突した場合における第1制動力及び第2制動力よりも小さくしている。また、上り坂で後突された場合には、車両12は衝突エネルギを受けて加速されるので上り坂で正突した場合と比較して高速になり易い。そのため、第4制動力は、上り坂で正突した場合における第3制動力よりも大きくしている。これにより、上り坂で正突した場合に車両12を効率的に減速させつつ、シートベルトから乗員にかかる負荷を小さくすると共に及び乗員の姿勢の乱れを抑えることができる。
When the vehicle crashes on the uphill, the
続いて、統括制御ユニット20は、車速検出部22からの出力信号に基づいて自車両12が停車したか否かを判定する(ステップS18)。統括制御ユニット20にて自車両12が停車していないと判定された場合(ステップS18:NO)には、ステップS17に戻り自動ブレーキ制御部46は第4自動ブレーキ制御を継続する。
Subsequently, the
統括制御ユニット20にて自車両12が停車したと判定された場合(ステップS18:YES)には、時間判定部44は、タイマ38の計測時間tが第4制動継続時間tdを経過した否かを判定する(ステップS19)。
When it is determined by the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第4制動継続時間tdを経過していないと判定された場合(ステップS19:NO)には、ステップS17に戻り、自動ブレーキ制御部46は第4自動ブレーキ制御を継続する。これにより、停車直後における運転者の誤った車両操作による二次衝突が回避される。
When the
時間判定部44にてタイマ38の計測時間tが第4制動継続時間tdを経過したと判定された場合(ステップS19:YES)には、自動ブレーキ制御部46は、第4自動ブレーキ制御を停止する(ステップS20)。すなわち、自動ブレーキ制御部46は、第4自動ブレーキ制御信号のブレーキアクチュエータ18への出力を停止して各車輪14の第4制動力を解除する。これにより、運転者は、車両12を操作して安全な場所に退避させることができる。この段階で今回のフローチャートは終了する。
When the
本実施形態によれば、下り坂で車両衝突した場合における車輪14の制動力(第1制動力及び第2制動力)を上り坂で車両衝突した場合における車輪14の制動力(第3制動力及び第4制動力)よりも大きくしている。すなわち、下り坂で車両衝突した場合には、車輪14に比較的大きな制動力を発生させるので、車両衝突後に車両12を効率的に減速させることができる。また、上り坂で車両衝突した場合には、車輪14に比較的小さな制動力を発生させるので、乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる。
According to the present embodiment, the braking force (first braking force and second braking force) of the
また、下り坂で後突された場合における車輪14の第2制動力を下り坂で正突された場合における車輪14の第1制動力よりも小さくしている。そのため、下り坂において後突されて衝突エネルギを受けて車両衝突後に車両12が加速した場合であっても、乗員がシートベルトから受ける負荷を抑えることができる。
In addition, the second braking force of the
さらに、下り坂で後突された場合に停車してからの第2制動力を発生させ続ける第2制動継続時間tbを、上り坂で後突された場合に停車してからの第4制動力を発生させ続ける第4制動継続時間tdよりも長くしている。よって、下り坂において後突された場合に車両12がクリープ現象により移動することを回避することができる。
Further, the second braking duration tb that continues to generate the second braking force after stopping when the vehicle is impacted on the downhill is the fourth braking force after stopping when the vehicle is impacted on the uphill. Is longer than the fourth braking duration time td. Therefore, it is possible to avoid the
本発明に係る車両制御装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。 The vehicle control device according to the present invention is not limited to the above-described embodiment, but can of course adopt various configurations without departing from the gist of the present invention.
10…車両制御装置 12…車両
14…車輪 20…統括制御ユニット
22…車速検出部 24…衝突検知センサ
26…傾斜検出部 40…衝突判定部
42…傾斜路判定部 44…時間判定部
46…自動ブレーキ制御部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御部と、を備える車両制御装置であって、
前記自動ブレーキ制御部は、車両衝突時に前記車両が下り坂に位置する場合における前記車輪の制動力を、車両衝突時に前記車両が上り坂に位置する場合における前記車輪の制動力よりも大きくする、
ことを特徴とする車両制御装置。 Inclination detecting means for detecting the inclination of the road surface on which the vehicle is located at the time of a vehicle collision;
An automatic brake control unit that automatically generates a braking force on a wheel without depending on a brake operation at the time of a vehicle collision, and a vehicle control device comprising:
The automatic brake control unit makes the braking force of the wheel when the vehicle is located on a downhill at the time of a vehicle collision larger than the braking force of the wheel when the vehicle is located on an uphill at the time of a vehicle collision,
The vehicle control apparatus characterized by the above-mentioned.
前記自動ブレーキ制御部は、前記車両が下り坂で後突された場合における前記車輪の制動力を前記車両が下り坂で正突した場合における前記車輪の制動力よりも小さくすることを特徴とする車両制御装置。 The vehicle control device according to claim 1,
The automatic brake control unit makes the braking force of the wheel when the vehicle is rearwardly impacted on a downhill smaller than the braking force of the wheel when the vehicle is normally impacted on a downhill. Vehicle control device.
前記自動ブレーキ制御部は、車両衝突後に停車してから所定の制動継続時間が経過するまで前記車輪に制動力を発生させ続け、
前記車両が下り坂で後突された場合における制動継続時間は、前記車両が上り坂で後突された場合における制動継続時間よりも長いことを特徴とする車両制御装置。 In the vehicle control device according to claim 1 or 2,
The automatic brake control unit continues to generate a braking force on the wheel until a predetermined braking duration time has elapsed since the vehicle stopped after a vehicle collision,
The vehicle control device according to claim 1, wherein a braking continuation time when the vehicle is rearwardly impacted on a downhill is longer than a braking continuation time when the vehicle is rearwardly impacted on an uphill.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014124959A JP6060112B2 (en) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | Vehicle control device |
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