以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるプリントシステムの全体概要を示す図である。図1を参照して、プリントシステム1は、画像処理装置として機能する複合機(以下、「MFP」という)100と、パーソナルコンピューター(以下、「PC」という)200,200A,200Bと、無線局5と、位置情報管理サーバー300と、エアータグ情報管理サーバー400と、を含む。MFP(Multi Function Peripheral)100およびPC200,200A,200B、無線局5、位置情報管理サーバー300、エアータグ情報管理サーバー400、それぞれは、ネットワーク3に接続される。なお、図ではネットワーク3に1台のMFP100が接続され、3台のPC200,200A,200Bが接続される例を示しているが、台数を限定するものではない。1台のMFP100に対して複数のユーザーが印刷指示することができるので、最低1台のPCがネットワーク3に接続されていればよい。また、MFP100を複数台設置する場合、それぞれのMFPに対し印刷指示を発行するユーザーが二人以上いればよい。
ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワーク3は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
PC200,200A,200Bは、一般的なコンピューターである。PC200,200A,200Bそれぞれは、MFP100に対応するプリンタードライバープログラムがインストールされており、プリンタードライバープログラムを実行することにより、MFP100を制御して、MFP100に、画像形成処理、原稿読取処理等を実行させることが可能である。
携帯情報装置10,10A,10Bは、PDA(Personal Digital Assistants)、または携帯電話機である。携帯情報装置10,10A,10Bのハードウェア構成は、特に限定するものではないが、無線局5と無線により通信する通信機能、GPS(Global Positioning System)受信機等で自装置の位置を検出する位置検出機能、カメラ等で被写体を撮像する撮像機能を有する。
位置情報管理サーバー300は、一般的なコンピュータであり、そのハードウェア構成は周知なので、ここでは説明を繰り返さない。位置情報管理サーバー300は、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれの位置を管理する。具体的には、位置情報管理サーバー300は、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれから位置情報と装置識別情報との組を収集し、収集された位置情報と装置識別情報との組を含む位置管理テーブルを記憶する。携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれは、それを携帯するユーザーの移動によって位置が移動する。このため、位置情報管理サーバー300は、所定時間間隔で、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれに問い合わせし、位置情報と装置識別情報との組を取得する。なお、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれは、位置が移動したことを検出できるので、位置の移動を検出した時に、位置情報と装置識別情報との組を位置情報管理サーバー300に送信するようにしてもよい。位置情報は、たとえば、緯度と経度で示される。装置識別情報は、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれを識別するための情報であり、例えば、IPアドレスまたはMACアドレスである。
また、位置情報管理サーバー300は、MFP100からの要求により、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれの位置情報を返信する。たとえば、MFP100から携帯情報装置10の装置識別情報を含む要求を受信する場合、位置管理テーブルを参照して携帯情報装置10の位置情報を取得し、MFP100に携帯情報装置10の位置情報を返信する。
エアータグ情報管理サーバー400は、一般的なコンピュータであり、そのハードウェア構成は周知なので、ここでは説明を繰り返さない。エアータグ情報管理サーバー400は、エアータグ情報を収集し、記憶する。エアータグ情報は、オブジェクトの位置情報と、そのオブジェクトに関する情報を含む。オブジェクトは、物体であれば特に制限されるものではない。たとえば、オブジェクトを、MFP100としてもよいし、MFP100により画像が形成された用紙であって、MFP100の排紙トレイに堆積する用紙としてもよい。位置情報は、そのオブジェクトが存在する位置の緯度と経度とを含む。オブジェクトに関する情報は、たとえば、オブジェクトが携帯情報装置10であれば、携帯情報装置10を識別するための識別情報であり、また、オブジェクトがMFP100により画像が形成された用紙であれば、用紙に形成された画像に対応する画像データであってもよい。オブジェクトが携帯情報装置10の場合、携帯情報装置10がエアータグ情報を生成し、エアータグ情報管理サーバー400に送信する。また、オブジェクトがMFP100により画像が形成された用紙の場合、MFP100が、用紙を排紙した時点でその用紙のエアータグ情報を生成し、エアータグ情報管理サーバー400に送信する。この際、用紙に対応するエアータグ情報の位置情報は、MFP100が設置された位置の緯度と経度とである。
また、エアータグ情報管理サーバー400は、携帯情報装置10,10A,10Bのいずれか、たとえば、携帯情報装置10からの要求により、携帯情報装置10から所定の範囲内の位置情報を含むエアータグ情報を返信する。たとえば、携帯情報装置10がMFP100から所定の範囲内に存在する場合に、携帯情報装置10がエアータグ情報管理サーバー400にエアータグ情報送信要求を送信すれば、エアータグ情報管理サーバー400は、MFP100の排紙トレイに排紙された用紙のエアータグ情報を返信する。この場合、携帯情報装置10が送信するエアータグ情報送信要求は、携帯情報装置10の位置を示す位置情報を含む。また、エアータグ情報管理サーバー400は、記憶されたエアータグ情報のうちから携帯情報装置10の位置情報で特定される位置から所定の範囲内の位置を示す位置情報を含むエアータグ情報として、MFP100の排紙トレイに排紙された用紙のエアータグ情報を抽出する。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、自動原稿搬送装置121と、原稿読取部123と、原稿読取部123が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成する画像形成部125と、画像形成部125に用紙を供給する給紙部127と、画像が形成された用紙を処理する後処理部128と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル129と、メイン回路110と、を含む。
ADF121は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部123のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部123により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部123は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じて原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部125に出力する。給紙部127は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部125に搬送する。
画像形成部125は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、外部から受信された画像データ、または、原稿読取部123から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施し、データ処理後の画像データに基づいて、給紙部127により搬送される用紙に画像を形成する。
後処理部128は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部128は、複数の排紙トレイを有し、画像が形成された用紙をソートして排紙することが可能である。また、後処理部128は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された用紙にパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。また、MFP100は、その上面にユーザーとのユーザーインターフェースとしての操作パネル129を備えている。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、ネットワークI/F118と、CD(Compact Disk)−ROM119Aが装着される外部記憶装置119と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置121、原稿読取部123、画像形成部125、給紙部127、後処理部128および操作パネル129と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部123から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル129は、MFP100の上面に設けられる。操作パネル129は、表示部131と操作部133とを含む。表示部131は、LCD、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データ(後述の通知用画像なども含まれる)に関する情報等を表示する。操作部133は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部133は、表示部131の表示面の位置を検出するタッチパネル135をさらに含む。タッチパネル135は、表示部131の上面または下面に設けられ、ユーザーにより指示された位置の座標をCPU111に出力する。
通信I/F部112は、MFP100を外部の装置と接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F118は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、ネットワークI/F118を介してネットワーク3に接続されたPC200,200A,200B,200C,200Dとの間で通信し、データを送受信する。また、ネットワークI/F118は、ネットワーク3を介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、ファクシミリデータを送受信する。ファクシミリ部117は、原稿読取部123により読み取られた画像データまたはHDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。また、ファクシミリ部117は、受信されたファクシミリデータをHDD116に記憶するか、画像形成部125にファクシミリデータの画像を用紙に形成させる。
外部記憶装置119は、CD−ROM119Aが装着される。CPU111は、外部記憶装置119を介してCD−ROM119Aにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置119に装着されたCD−ROM119Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM119Aに記録されたプログラムに限られず、HDD116に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD116に記憶されたプログラムを書き換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
PC200,200A,200Bのハードウエア構成および機能は同じなので、ここではPC200を例に説明する。
図4は、PCのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、PC200は、それぞれがバス208に接続されたCPU201、ROM202、RAM203、ネットワークI/F204、HDD205、表示部206、操作部207および外部記憶装置209を含む。
CPU201は、PC200の全体を制御する。ROM202は、CPU201が実行するプログラム等を記憶する。RAM203は、CPU201の作業領域として用いられる。ネットワークI/F204は、PC200をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。HDD205は、大容量記憶装置であり、データを不揮発的に記憶する。表示部206は、液晶表示装置、陰極線管(CRT)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置である。操作部207は、キーボード、および、マウス、タッチパネルなどのポインティングデバイスであり、ユーザーの操作の入力を受け付ける。
外部記憶装置209は、CD−ROM209Aが装着される。CPU201は、外部記憶装置209を介してCD−ROM209Aに記憶されたプリンタードライバープログラムをRAM203にロードし、実行する。なお、プリンタードライバープログラムを記憶する記録媒体としては、CD−ROM209Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO/MD/DVD)、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、HDD205に記憶されたプログラムをRAM203にロードして実行するようにしてもよい。この場合、PC200が、ネットワーク3に接続された他のコンピューターからプリンタードライバープログラムをダウンロードして、そのプリンタードライバープログラムをHDD205に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図5は、PCが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図5に示す機能は、PC200が備えるCPU201が、ROM202、HDD205またはCD−ROM209Aに記憶されたMFP100に対応するプリンタードライバープログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。以下、CPU201がプリンタードライバープログラムを実行するタスクをプリンタードライバーといい、CPU201がブラウジングプログラム等のアプリケーションプログラムを実行するタスクをアプリケーションという。
図5を参照して、CPU201上で動作するプリンタードライバーは、プリント指示受付部251と、印刷状況情報生成部253と、プリント条件受付部255と、プリントジョブ生成部257と、プレビュー部259と、プリントジョブ送信部261と、履歴記憶部263と、を含む。
プリント指示受付部251は、アプリケーションが出力するプリント指示を受け付ける。プリント指示は、プリントの対象となるデータ、プリントの対象となるデータの元になるオリジナルデータを識別するためのデータ識別情報、プリントを指示した指示ユーザーを識別するためのユーザー識別情報およびプリントさせる画像形成装置を特定する装置識別情報と、を含む。オリジナルデータは、アプリケーションが処理の対象とするデータである。なお、オリジナルデータを「元データ」ということもある。プリント指示受付部251は、受け付けられたプリント指示をプリントジョブ生成部257および印刷状況情報生成部253に出力する。以下、プリント指示受付部251が、MFP100の装置識別情報を含むプリント指示を受け付ける場合を例に説明する。
プリント条件受付部255は、指示ユーザーが操作部207に入力するプリント条件を受け付け、受け付けられたプリント条件をプリントジョブ生成部257に出力する。プリント条件は、プリント部数、用紙のサイズ、画像の解像度および倍率、画像処理条件を含む。画像処理条件は、色を変更する処理における色、エッジを強調する処理の実行有無、ノイズを除去する処理の実行有無を含む。
プリントジョブ生成部257は、プリント指示受付部251からプリント指示が入力され、プリント条件受付部255からプリント条件が入力される。プリントジョブ生成部257は、プリント指示に含まれるプリントの対象となるデータをプリント条件の一部に従ってラスターフォーマットに変換することによってプリントデータを生成する。プリントジョブ生成部257は、生成されたプリントデータをプレビュー部259に出力する。
プリントジョブ生成部257は、指示ユーザーが操作部207に実行指示を入力する場合、実行指示を受け付ける。プリントジョブ生成部257は、実行指示を受け付けることに応じて、プリントジョブを生成し、生成されたプリントジョブと、プリント指示に含まれる装置識別情報をプリントジョブ送信部261に出力する。プリントジョブは、後述する印刷状況情報生成部253によって生成される印刷状況情報、プリント条件受付部255から入力されるプリント条件、指示ユーザーのユーザー識別情報および生成されたプリントデータを含む。PC200は、PC200を操作するユーザーを認証することによって、PC200を使用するユーザーを指示ユーザーとして特定する。指示ユーザーのユーザー識別情報は、PC200によって認証されたユーザーのユーザー識別情報である。
プレビュー部259は、プリントジョブ生成部257からプリントデータが入力されるプレビュー部259は、指示ユーザーが操作部207にプレビュー指示を入力すると、プレビュー指示を受け付ける。プレビュー部259は、プレンビュー指示を受け付けると、プリントデータの画像を表示部206に表示する。また、プレビュー部259は、プリントデータの画像を表示部206に表示した場合、印刷状況情報生成部253にプレビュー信号を出力する。
プリントジョブ送信部261は、プリントジョブ生成部257からプリントジョブと装置識別情報とが入力される。装置識別情報は、ここでは、MFP100を識別するための装置識別情報である。プリントジョブ送信部261は、プリントジョブを、装置識別情報で特定されるMFP100に、ネットワークI/F204を介して送信するとともに、プリントジョブと装置識別情報との組を履歴記憶部263に出力する。
履歴記憶部263は、プリントジョブ送信部261からプリントジョブと装置識別情報との組が入力されると、その組に日時情報を関連付けてHDD205に印刷履歴データとして記憶する。
印刷状況情報生成部253は、プリント指示受付部251からプリント指示が入力されることに応じて、また、プレビュー部259からプレビュー信号が入力されることに応じて、印刷状況情報を生成し、生成された印刷状況情報をプリントジョブ生成部257に出力する。印刷状況情報生成部253は、オリジナル関連情報生成部271と、プリント頻度算出部273と、閲覧状況検出部275と、プレビュー有無検出部277と、を含む。
オリジナル関連情報生成部271は、プリント指示に含まれるデータ識別情報からオリジナルデータを特定し、オリジナルデータに関連する情報であるオリジナル関連情報を生成する。オリジナル関連情報は、ファイル種別および作成者を含む。オリジナル関連情報生成部271は、オリジナルデータのファイル種別を、オリジナルデータが格納されているフォルダによって、「ローカルファイル」、「メール添付ファイル」、「Webページ」のいずれかに決定する。PC200によって、電子メールを送受信するためのアプリケーションプログラムが実行される場合、そのアプリケーションプログラムによって予め定められたフォルダである電子メール用フォルダに、電子メールが保存される。また、PC200によってWebページを閲覧するためのアプリケーションプログラムが実行される場合、そのアプリケーションプログラムによって予め定められたフォルダであるブラウジング用フォルダに、ダウンロードされたWebページが保存される。オリジナル関連情報生成部271は、プリント指示に含まれるデータ識別情報からオリジナルデータが電子メール用フォルダに記憶されていれば、オリジナルデータのファイル種別を「メール添付ファイル」に決定し、ブラウジング用フォルダに記憶されていれば、オリジナルデータのファイル種別を「Webページ」に決定し、電子メール用フォルダおよびブラウジング用フォルダ以外のフォルダに記憶されていれば、オリジナルデータのファイル種別を「ローカルファイル」に決定する。
また、オリジナル関連情報生成部271は、ファイル種別を「Webページ」に決定する場合、オリジナルデータがWebページの一部のフレームの場合がある。オリジナル関連情報生成部271は、ブラウジング用フォルダを参照して、オリジナルデータがWebページの一部のフレームか否かを判断し、オリジナルデータがWebページの一部のフレームと判断する場合、ファイル種別として「Webページ」に加えて、そのフレームが含まれるWebページのURLおよびフレーム番号とを決定する。例えば、オリジナルデータが<frame...name=”xxxxx”>のxxxxxの位置にWebページ名の記載がある場合に、オリジナルデータがWebページの一部のフレームと判断する。
オリジナル関連情報生成部271は、さらに、オリジナルデータの作成者を特定する。具体的には、オリジナル関連情報生成部271は、オリジナルデータにアクセスして、その作成者を特定し、作成者のユーザー識別情報を取得する。たとえば、オリジナルデータのヘッダ部分に含まれるユーザー識別情報を取得することによって、作成者を特定する。
プリント頻度算出部273は、履歴記憶部263によってHDD205に記憶された印刷履歴データを参照して、オリジナルデータのプリント頻度を算出する。プリント頻度は、例えば、1年などの所定期間中にオリジナルデータとファイル名が同一あるいは、ファイル名の一部が同一のデータのプリントが何回あったかを算出し、それを月当りの頻度に換算した値である。ファイル名の一部が同一の例としては、「1月度業務報告書」と「2月度業務報告書」であり、「業務報告書」の部分が同一である。
閲覧状況検出部275は、ブラウザの閲覧履歴と履歴記憶部263によってHDD205に記憶された印刷履歴データとを照合して、オリジナルデータがブラウザによってネットサーフィン中にダウンロードされたWebページであることを検出する。具体的には、オリジナルデータが、ブラウジング用フォルダに記憶されているデータであって、オリジナルデータのダウンロード時の前後の所定時間内に所定数以上の別のデータが存在し、かつ、印刷履歴データを参照してその所定数以上の別のデータが所定数以上印刷されているならば、オリジナルデータがネットサーフィン中にダウンロードされたWebページであることを検出する。
プレビュー有無検出部277は、オリジナルデータがプリント前にプレビュー表示されたか否かを判断する。プレビュー有無検出部277は、プレビュー部259からプレビュー信号が入力される場合に、オリジナルデータがプレビュー表示されたと判断する。
図6は、プリントジョブのデータ構成を示す図である。図6を参照して、プリントジョブは、印刷状況情報、プリント条件、指示ユーザー、プリントデータ、の各項目を含む。
印刷状況情報の項目は、オリジナル関連情報、プリント頻度、閲覧状況、プレビュー有無、の各項目を含む。オリジナル関連情報は、アプリケーションが処理の対象としたデータに関連する情報が設定される。アプリケーションが処理の対象としたデータは、プリントの対象となるデータの元のデータである。オリジナル関連情報の項目は、ファイル種別の項目と、作成者の項目と、を含む。なお、オリジナルデータのことを「元データ」ということもある。
ファイル種別の項目には、オリジナルデータのファイル種別が設定される。ファイル種別は、「ローカルファイル」、「メール添付ファイル」、「Webページ」を含む。アプリケーションプログラムが処理の対象としたオリジナルデータがHDD205に記憶されている場合には、オリジナルデータが記憶されているフォルダによってファイル種別が定まる。オリジナルデータが電子メール用フォルダに記憶されていれば、ファイル種別「メール添付ファイル」が設定される。オリジナルデータがブラウジング用フォルダに記憶されていれば、ファイル種別「Webページ」が設定される。オリジナルデータが電子メール用フォルダおよびブラウジング用フォルダ以外のフォルダに記憶されていれば、ファイル種別「ローカルファイル」が設定される。また、ファイル種別「Webページ」が設定される場合であって、オリジナルデータがWebページの一部のフレームの場合は、ファイル種別は、「Webページ」に加えて、そのフレームが含まれるWebページのURLおよびフレーム番号が設定される。
作成者の項目は、オリジナルデータの作成者を識別するためのユーザー識別情報が設定される。プリント頻度の項目は、同一のファイル名あるいは、一部が同一のファイル名データが平均して1ヶ月にプリントされる回数が設定される。
閲覧状況の項目は、オリジナルデータのファイル種別が「Webページ」の場合であって、オリジナルデータであるWebページがネットサーフィンによってダウンロードされたうちの1つである場合に、「ネットサーフィン」が設定される。ネットサーフィンとは、アプリケーションがプラウジングプログラムを実行するタスクの場合に、所定時間に複数のWebページをダウンロードするユーザーによる使用状態をいう。
プレビュー有無の項目は、オリジナルデータに対応するプリントの対象となるデータの画像がプレビュー表示される場合に「有」に設定され、プレビュー表示されない場合に「無」に設定される。
プリント条件の項目は、プリント条件が設定される。指示ユーザーの項目は、プリント指示を入力したユーザのユーザー識別情報が設定される。プリントデータの項目は、オリジナルデータに対応するプリントの対象となるデータをラスターフォーマットに変換したプリントデータが設定される。
図7は、MFP100が備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図7に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD116またはCD−ROM119Aに記憶されたプリント制御処理プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。
図7を参照して、CPU111は、プリントジョブ受信部151と、画像形成制御部153と、エアータグ情報送信部155と、通知用画像生成部157と、印刷状況情報取得部159と、通知決定部161と、ユーザー特定部163と、ユーザー認証部165と、装置関連付部167と、位置検出部169と、通知用画像出力制御部171と、を含む。
プリントジョブ受信部151は、通信I/F部112を制御して、PC200が送信するプリントジョブを受信する。プリントジョブ受信部151は、受信されたプリントジョブを画像形成制御部153、通知用画像生成部157、印刷状況情報取得部159およびユーザー特定部163に出力する。
画像形成制御部153は、プリントジョブ受信部151からプリントジョブが入力されることに応じて、画像形成部125を制御して、プリントジョブに含まれるプリントデータの画像をプリント条件に従って形成させる。これにより、画像形成部125によって、プリントデータの画像が用紙に形成され、画像が形成された用紙が後処理部128が有する排紙トレイに堆積する。画像形成部125は、プリントデータの画像を形成すると、画像形成完了信号を後述するエアータグ情報送信部155に出力する。
印刷状況情報取得部159は、プリントジョブに含まれる印刷状況情報を取得し、印刷状況情報を通知決定部161に出力する。ユーザー特定部163は、プリントジョブに含まれる指示ユーザーのユーザー識別情報を取得し、指示ユーザーのユーザー識別情報を通知決定部161および位置検出部169に出力する。指示ユーザーは、PC200において、プリントの実行を指示したユーザーである。
通知決定部161は、印刷状況情報取得部159から印刷状況情報が入力され、ユーザー特定部163から指示ユーザーのユーザー識別情報が入力される。通知決定部161は、印刷状況情報に基づいて、指示ユーザーに、画像が形成された用紙が排紙されていることを通知するか否かを決定する。
図8は、通知決定部の詳細な機能の一例を示す図である。図8を参照して、通知決定部161は、種別判断部181と、プレビュー判断部182と、作成者判断部183と、頻度判断部184と、プリント条件判断部185と、ネットサーフィン判断部186と、部分判断部187と、を含む。
種別判断部181は、プリントの対象となるデータのオリジナルデータのファイル種別に基づいて、通知するか否かを判断する。オリジナルデータがローカルファイルの場合は通知しないことに決定する。具体的には、種別判断部181は、印刷状況情報のファイル種別の項目が「ローカルファイル」に設定されている場合、通知しないことを決定する。種別判断部181は、通知することを決定する場合、換言すれば、オリジナルデータがローカルファイルでなく、メール添付ファイルまたはWebページの場合に、プレビュー判断部182、作成者判断部183、頻度判断部184、プリント条件判断部185、ネットサーフィン判断部186および部分判断部187に、判断指示を出力する。特に、種別判断部181は、オリジナルデータがメール添付ファイルの場合は、プレビュー判断部182、作成者判断部183および頻度判断部184に、判断指示を出力する。また、種別判断部181は、オリジナルデータがWebページの場合は、プレビュー判断部182、プリント条件判断部185と、ネットサーフィン判断部186と、部分判断部187に、判断指示を出力する。
プレビュー判断部182は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがメール添付ファイルまたはWebページの場合、プリントの対象となるデータがプリント前に表示されていないことを条件に、通知することを決定する。具体的には、プレビュー判断部182は、印刷状況情報のプレビュー有無の項目が「無」に設定されている場合、通知することを決定するが、プレビュー有無の項目が「有」に設定されている場合、通知しないことを決定する。
作成者判断部183は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがメール添付ファイルの場合、オリジナルデータの作成者がプリントを指示した指示ユーザーと同じでないことを条件に、通知することを決定する。具体的には、作成者判断部183は、印刷状況情報の作成者の項目に設定されているユーザー識別情報と、ユーザー特定部163から入力される指示ユーザーのユーザー識別情報とが同一ならばオリジナルデータの作成者がプリントを指示した指示ユーザーと同じと判断する。作成者判断部185は、オリジナルデータの作成者とプリントを指示した指示ユーザーとが同じでなければ、通知することを決定するが、同じならば通知しないことを決定する。
頻度判断部154は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがメール添付ファイルの場合、オリジナルデータのプリント頻度が所定回数以下であることを条件に、通知することを決定する。具体的には、頻度判断部154は、印刷状況情報のプリント頻度の項目に設定されている頻度が所定のしきい値以下のならば、通知することを決定するが、そうでなければ通知しないことを決定する。
プリント条件判断部185は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがWebページの場合、プリント条件に画像変更条件が設定されていることを条件に、通知することを決定する。画像変更条件は、オリジナルデータの画像を変更する条件である。たとえば、プリント条件にオリジナルデータの画像の解像度および倍率を変更する条件、色を変更する条件を含む。具体的には、プリント条件判断部185は、プリント条件に含まれるプリント条件が画像変更条件を含むならば通知することを決定するが、所定の条件を含まなければ通知しないことを決定する。
ネットサーフィン判断部186は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがWebページの場合、ネットサーフィンの閲覧状況でダウンロードされた1つであることを条件に通知することを決定する。具体的には、ネットサーフィン判断部186は、印刷状況情報の閲覧状況の項目が「ネットサーフィン」に設定されている場合、通知することを決定するが、閲覧状況の項目が「ネットサーフィン」に設定されていない場合、通知しないことを決定する。
部分判断部187は、種別判断部181から判断指示が入力される場合、換言すれば、オリジナルデータがWebページの場合、オリジナルデータがWebページの一部であることを条件に、通知することを決定する。具体的には、部分判断部187は、印刷状況情報のファイル種別の項目が「Webページ」で、かつ、URLとフレーム番号が設定されている場合、通知することを決定するが、ファイル種別の項目にURLとフレーム番号が設定されていない場合、通知しないことを決定する。部分判断部187は、通知することを決定する場合、生成指示に加えて印刷状況情報のファイル種別の項目に設定されているURLを通知用画像生成部157に出力する。
通知決定部161は、プレビュー判断部182、作成者判断部183、頻度判断部184、プリント条件判断部185、ネットサーフィン判断部186、部分判断部187の少なくとも1つで、通知することが決定される場合、通知用画像生成部157に生成指示を出力する。一方、通知決定部161は、種別判断部181で通知しないことが決定される場合、または、プレビュー判断部182、作成者判断部183、頻度判断部184、プリント条件判断部185、ネットサーフィン判断部186、部分判断部187のすべてにおいて通知しないことが決定される場合、通知用画像生成部157に生成指示を出力しない。
図7に戻って、通知用画像生成部157は、プリントジョブ受信部151からプリントジョブが入力される。通知用画像生成部157は、通知決定部161から生成指示が入力されることに応じて、プリントジョブに含まれるプリントデータに基づいて通知用画像を生成する。具体的には、通知用画像生成部157は、プリントジョブに含まれるプリントデータの画像を通知用画像として生成する。また、プリントデータが複数ページで構成される場合、最初の第1ページのデータの画像を通知用画像として生成する。さらに、通知用画像生成部157は、部分判断部187から生成指示とともにURLが入力される場合、URLで特定されるWebページを通信I/F部112を介してダウンロードし、ダウンロードしたWebページの画像と、プリントデータの画像とを並べて配置した画像を通知用画像として生成する。通知用画像生成部157は、生成された通知用画像と、プリントジョブの指示ユーザーの項目に設定されているユーザー識別情報との組を、通知用画像出力制御部171およびエアータグ情報送信部155に出力する。
ユーザー認証部165は、MFP100を操作部133を用いて操作するユーザーを認証する。ユーザー認証部165は、たとえば、表示部141に認証用画面を表示し、ユーザーが操作部133に入力するユーザー識別情報とパスワードとを受け付け、それらが予め記憶されたユーザー識別情報とパスワードとの組と一致すれば、ユーザーを認証する。以下、ユーザー認証部165によって認証されたユーザーを操作ユーザーという。ユーザー認証部165は、認証に成功する場合、操作ユーザーのユーザー識別情報を位置検出部169に出力する。
装置関連付部167は、ユーザーと、そのユーザーが携帯する携帯情報装置とを関連付ける。装置関連付部167は、たとえば、MFP100を管理するユーザーが、操作部133にユーザー識別情報と、携帯情報装置10,10A,10Bのうちそのユーザー識別情報で識別されるユーザーが携帯する装置の装置識別情報と、を入力すると、装置関連付レコードを生成し、生成された装置関連付レコードを、HDD116に記憶された装置関連付情報に追加する。装置識別情報は、IPアドレスであってもよいし、MACアドレスであってもよい。携帯識別情報の項目には、ユーザー識別情報の項目に設定されたユーザー識別情報で特定されるユーザーが携帯する携帯情報装置の装置識別情報が設定される。
位置検出部169は、ユーザー特定部163から指示ユーザーのユーザー識別情報が入力され、指示ユーザーの位置を検出する。位置検出部169は、装置関連付部167によってHDD116に記憶された装置関連付情報を参照して、指示ユーザーが使用する携帯情報装置を特定する。指示ユーザーのユーザー識別情報と関連付レコードによって関連付けられた装置識別情報の携帯情報装置を特定する。ここでは、指示ユーザーと携帯情報装置10とが関連付けられている場合を例に説明する。位置検出部169は、携帯情報装置10の装置識別情報を含む要求を、位置情報管理サーバー300に送信し、位置情報管理サーバー300が返信する携帯情報装置10の位置情報を受信する。
そして、位置検出部169は、受信された位置情報で特定される位置が、MFP100から所定の距離の範囲内に存在すれば、指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在すると判断する。携帯情報装置10は、指示ユーザーによって携帯され、指示ユーザーの移動に伴って移動するので、位置検出部169は、所定時間間隔で位置情報管理サーバー300に送信する。
また、位置検出部169は、ユーザー認証部165から操作ユーザーのユーザー識別情報が入力される場合、そのユーザー識別情報が指定ユーザーのユーザー識別情報と一致するならば、指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在すると判断する。位置検出部169は、指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在すると判断する場合、指示ユーザーのユーザー識別情報を含む出力指示を通知用画像出力制御部171に出力する。
なお、MFP100がブルーツース(登録商標)等の近距離無線通信機能を有する場合には、位置検出部169は、携帯情報装置10,10A,10Bのいずれかと近距離無線通信機能で通信可能になった場合に、携帯情報装置10,10A,10Bのうち通信可能になった装置と関連付けられた指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在すると判断するようにしてもよい。この場合には、位置情報管理サーバー300は不要である。
通知用画像出力制御部171は、通知用画像生成部157から通知用画像とユーザー識別情報との組が入力され、位置検出部169から出力指示が入力される。通知用画像出力制御部171は、出力指示が入力されることに応じて、通知用画像生成部157から入力される通知用画像とユーザー識別情報との組のうちに、出力指示に含まれるユーザー識別情報と同じユーザー識別情報を含む組が存在すれば、その組に含まれる通知用画像を出力する。
通知用画像出力制御部171は、表示制御部173と、送信制御部175とを含む。表示制御部173は、通知用画像を操作パネル129の表示部131に表示する。送信制御部175は、HDD116に記憶された装置関連付情報を検索して、出力指示に含まれるユーザー識別情報のユーザーと関連付けられた携帯情報装置を特定し、通信I/F部112を制御して、通知用画像を指示ユーザーの携帯情報装置に送信する。これにより、指示ユーザーが携帯する携帯情報装置によって通知用画像が表示される。表示制御部173と送信制御部175とは、いずれか一方が通知用画像を出力するようにしてもよいし、双方が通知用画像を出力するようにしてもよい。
エアータグ情報送信部155は、画像形成部125から画像形成完了信号が入力され、通知用画像生成部157から通知用画像と指示ユーザーのユーザー識別情報との組が入力される。エアータグ情報送信部155は、画像形成部125により画像が形成された用紙に対応するエアータグ情報を生成し、通信I/F部112を介してエアータグ情報管理サーバー400に送信する。エアータグ情報は、通知用画像生成部157から入力される通知用画像と指示ユーザーのユーザー識別情報との組と、MFP100の位置情報と、を含む。MFP100の位置情報は、MFP100が設置されている位置として予め定められ、たとえばHDD116に記憶されている。
このため、携帯情報装置10,10A,10Bのいずれか、たとえば携帯情報装置10がエアータグ情報管理サーバー400にエアータグ情報送信要求を送信すれば、エアータグ情報管理サーバー400から携帯情報装置10にMFP100が画像を形成した用紙に対応するエアータグ情報が送信される場合がある。たとえば、携帯情報装置10のユーザーが、携帯情報装置10が備えるカメラでMFP100を撮影した場合に、携帯情報装置10がエアータグ情報管理サーバー400にエアータグ情報送信要求を送信する場合である。この場合、エアータグ情報管理サーバー400は、自装置に記憶されている複数のエアータグ情報のうちからエアータグ情報送信要求に含まれる位置情報で特定される位置から所定の範囲内にある位置の位置情報を含む1以上のエアータグ情報を抽出し、携帯情報装置10に返信する。携帯情報装置10においては、カメラで撮影した方位を地磁気センサー等で検出し、受信される1以上のエアータグ情報のうちからカメラで撮影した方向の位置を示す位置情報と、携帯情報装置10を使用するユーザーのユーザー識別情報とを含むエアータグ情報を抽出し、抽出されたエアータグ情報に含まれる通知用画像をディスプレイに表示する。これにより、携帯情報装置10は、携帯情報装置10を使用するユーザーがたとえばPC200でプリントを指示したプリントジョブに基づいて、MFP100が画像を形成した用紙に対応する通知用画像を表示する。
なお、エアータグ情報送信部155を設けないようしてもよい。また、エアータグ情報送信部155を設ける場合には、通知用画像出力制御部171を設けないようにしてもよい。この場合には、ユーザー認証部165、装置関連付部167および位置検出部169は不要である。
図9は、MFPにより表示される第1の表示画面の一例を示す図である。図9に示す第1の表示画面500は、MFP100の表示部131に表示される画面であり、オリジナルデータがPC200の電子メール用フォルダに記憶された電子メールに添付されたデータの場合を例に示している。図9を参照して、表示画面500は、通知用画像501を含む。また、表示画像500は、通知用画像501とともに、ユーザー名、印刷日時、枚数を表示する領域を含む。なお、ここでは、ユーザー識別情報をユーザー名としている。
図10は、MFPにより表示される第2の表示画面の一例を示す図である。図10に示す第2の表示画面510は、MFP100の表示部131に表示される画面であり、オリジナルデータがPC200においてWebサーバーからダウンロードされたWebページの一部のフレームの場合を例に示している。図10を参照して、表示画面510は、通知用画像501を含む。通知用画像511は、オリジナルデータに対応するプリントデータの画像513と、オリジナルデータが含まれるWebページの全体の画像515とを含む。画像515は、ユーザーがPC200でWebページを閲覧し、Webページの一部であるオリジナルデータのプリントを指示した時点で見ている画像である。画像513は、実際に用紙に形成された画像と同じ画像である。画像515は、画像513と同一の画像513Aを含む。したがって、画像515と、画像513とは、見た目が異なるので、ユーザーは、PC200でプリントを指示した時点では画像515を見ているが、画像513をイメージしていない。通知用画像511は、ユーザーによるプリント指示に基づいて実際に画像が形成された用紙に形成された画像と同一の画像513と、ユーザーがプリント指示した時点でユーザーが見ていた画像と同一の画像515とを含む。このため、ユーザーは、MFP100の排紙トレイに排紙された1以上の用紙のうちから、自分が指示して画像が形成された用紙を容易に特定することができる。
図11は、携帯情報装置に表示される表示画面の一例を示す図である。図11に示す表示画面530は、携帯情報装置10のディスプレイに表示される画面であり、オリジナルデータがPC200のローカルフォルダに記憶されたアプリケーションデータの場合を例に示している。図11を参照して、表示画面530は、図10に示した第1の表示画面500と同様に、通知用画像531を含む。また、表示画面530は、通知用画像531とともに、ユーザー名、印刷日時、枚数を表示する領域を含む。
図12は、プリントジョブ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。プリントジョブ生成処理は、PC200が備えるCPU201が、ROM202、HDD205またはCD−ROM209Aに記憶されたMFP100に対応するプリンタードライバープログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図12を参照して、CPU201は、プリント指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。アプリケーションからプリント指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS01でNO)、指示を受け付けたならば処理をステップS02に進める。ユーザーが操作部207にプリント指示を入力することに応じて、アプリケーションプログラムを実行するタスクがプリント指示を出力する。換言すれば、プリントジョブ生成処理は、ユーザーが操作部207にプリント指示を入力することを条件に実行される処理である。
ステップS02においては、プリント条件を受け付けたか否かを判断する。プリント条件を受け付けたならば処理をステップS03に進めるが、そうでなければ処理をステップS04に進める。デフォルトのプリント条件が予め定められており、ステップS02において受け付けられるプリント条件は、デフォルトのプリント条件を別の値に変更するためのプリント条件である。また、デフォルトプリント条件は、プリント指示とともに受け付けられてもよい。
ステップS03においては、プリントデータを生成する。ステップS01において受け付けられたプリント指示に含まれるプリントの対象となるデータをプリント条件の一部に従ってラスターフォーマットに変換することによってプリントデータを生成する。
ステップS04においては、プレビュー指示を受け付けたか否かを判断する。指示ユーザーによる操作部207に対するプレビュー指示の入力が検出される場合、プレビュー指示を受け付ける。プレビュー指示を受け付けたならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、プレビュー画像を表示し、処理をステップS06に進める。ステップS03において生成されたプリントデータの画像を表示部206に表示する。
ステップS06においては、実行指示を受け付けたか否かを判断する。指示ユーザーによる操作部207に対する実行指示の入力が検出される場合、実行指示を受け付ける。実行指示を受け付けたならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。
ステップS07においては、印刷状況情報生成処理を実行し、処理をステップS08に進める。印刷状況情報生成処理の詳細は後述するが、印刷状況情報を生成する処理である。
ステップS08においては、プリントジョブを生成し、処理をステップS09に進める。プリントジョブは、ステップS07において生成された印刷状況情報、ステップS02において受け付けられたプリント条件、指示ユーザーのユーザー識別情報およびステップS03において生成されたプリントデータを含む。指示ユーザーのユーザー識別情報は、PC200によって、PC200を使用するユーザーとして認証されたユーザーのユーザー識別情報である。
ステップS09においては、生成されたプリントジョブを送信し、処理をステップS10に進める。具体的には、プリントジョブを、プリント指示に含まれる装置識別情報で特定される装置に、ネットワークI/F部204を介して送信する。そして、プリント履歴を記憶し(ステップS10)、処理を終了する。送信されたプリントジョブと、プリントジョブを送信した装置の装置識別情報と、プリントジョブを送信した日時とを関連付けてHDD205に記憶する。これにより、HDD205に、印刷履歴データが記憶される。
図13は、印刷状況情報生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。印刷状況情報生成処理は、図12に示したプリントジョブ生成処理のステップS07において実行される処理である。図13を参照して、CPU201は、オリジナルデータの保存フォルダを検出する(ステップS11)。アプリケーションから入力されるプリント指示に含まれるデータ識別情報からオリジナルデータを特定し、そのオリジナルデータが記憶されているフォルダを検出する。
次のステップS12においては、ファイル種類を決定する。ステップS11において検出されたフォルダによってファイル種別を決定する。検出されたフォルダがブラウジング用フォルダならばファイル種別を「Webページ」に設定し、検出されたフォルダが電子メール用フォルダならばファイル種別を「メール添付ファイル」に決定し、検出されたフォルダが電子メール用フォルダおよびブラウジング用フォルダ以外のフォルダならばファイル種別を「ローカルファイル」に決定する。
次のステップS13においては、ステップS12において決定されたファイル種別がWebページか否かを判断する。ファイル種別がWebページならば処理をステップS14に進めるが、そうでなければ処理をステップS17に進める。
ステップS14においては、オリジナルデータがWebページの一部か否かを判断する。例えば、オリジナルデータが<frame...name=”xxxxx”>のxxxxxの位置にWebページ名の記載がある場合に、オリジナルデータがWebページの一部のフレームと判断する。そして、オリジナルデータのURLを取得し(ステップS15)、さらに、オリジナルデータのフレーム番号を取得し(ステップS16)、処理をステップS18に進める。
一方、ステップS17においては、オリジナルデータの作成者を取得し、処理をステップS18に進める。具体的には、オリジナルデータにアクセスして、ヘッダ部分に含まれるユーザー識別情報を取得することによって、作成者を取得する。
ステップS18においては、オリジナル関連情報を生成し、処理をステップS19に進める。ここでは、プリントジョブのオリジナル関連情報の項目に値を設定する。ステップS12において決定されたファイル種別を、プリントジョブのファイル種別の項目に設定する。また、ファイル種別の項目に「Webページ」を設定する場合であって、ステップS14においてオリジナルデータがWebページの一部と判断される場合は、WebページのURLとオリジナルデータのフレーム番号とを、ファイル種別の項目にさらに設定する。また、ファイル種別の項目に、「メール添付ファイル」または「ローカルファイル」を設定する場合、作成者の項目にステップS17において取得された作成者のユーザー識別情報を設定する。
次のステップS19においては、プリント頻度を算出する。HDD205に記憶された印刷履歴データを参照して、オリジナルデータのプリント頻度を算出する。そして、算出されたプリント頻度を、プリントジョブのプリント頻度の項目に設定する。
次のステップS20においては、閲覧状況を検出する。オリジナルデータがネットサーフィン中にダウンロードされたWebページであることを検出する。具体的には、オリジナルデータが、ブラウジング用フォルダに記憶されているデータであって、オリジナルデータのダウンロード時の前後の所定時間内に所定数以上の別のデータが存在し、かつ、印刷履歴データを参照してその所定数以上の別のデータが所定数以上印刷されているならば、オリジナルデータがネットサーフィン中にダウンロードされたWebページであることを検出する。オリジナルデータがネットサーフィン中にダウンロードされたWebページであることを検出する場合、プリントジョブの閲覧状況の項目に「ネットサーフィン」を設定し、そうでなければ閲覧状況の項目に無効な値を設定する。無効な値は、オリジナルデータがネットサーフィン中にダウンロードされたWebページでないことを示す値である。
次のステップS21においては、プレビューの有無を検出し、処理をプリントジョブ生成処理に戻す。図12のステップS05が実行された場合に、プレビューがされたことを検出し、そうでなければプレビューがされなかったことを検出する。プレビューされたことを検出する場合、プリントジョブのプレビュー有無の項目に「有」を設定し、プレビューされたことを検出しない場合、プリントジョブのプレビュー有無の項目に「無」を設定する。
図14は、プリント制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。プリントジョブ実行処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD116またはCD−ROM119Aに記憶されたプリント制御処理プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図14を参照して、CPU111は、プリントジョブを受信したか否かを判断する(ステップS31)。通信I/F部112がPC200からプリントジョブを受信するまで待機状態となり(ステップS31でNO)、プリントジョブを受信したならば(ステップS31でYES)、処理をステップS32に進める。換言すれば、プリント制御処理は、プリントジョブを受信することを条件に実行される処理である。
ステップS32においては、受信されたプリントジョブに基づいて画像形成する。画像形成部126にプリントジョブに含まれるプリントデータをプリント条件に従って画像形成させる。これにより、画像形成部125によって、プリントデータの画像が用紙に形成され、画像が形成された用紙が後処理部128が有する排紙トレイに堆積する。
次のステップS33においては、印刷状況情報を取得する。ステップS31において受信されたプリントジョブに含まれる印刷情報を取得する。そして、指示ユーザーを特定する(ステップS34)。ステップS31において受信されたプリントジョブの指示者の項目に設定されているユーザー識別情報を指示ユーザーのユーザー識別情報に設定する。
続く、ステップS35においては、通知決定処理を実行する。通知決定処理の詳細は後述するが、ステップS33において取得された印刷状況情報に基づいて、通知するか否かを決定する処理である。通知することが決定された場合に通知フラグがONに設定され、通知しないことが決定された場合に通知フラグがOFFに設定される。次のステップS36においては、通知決定処理の結果によって処理を分岐させる。通知フラグがONに設定されているならば処理をステップS37に進めるが、通知フラグがOFFに設定されているならば処理を終了する。
ステップS37においては、プリントデータを取得する。ステップS31において受信されたプリントジョブに含まれるプリントデータを取得する。そして、オリジナルデータはWebページの一部か否かを判断する(ステップS38)。オリジナルデータがWebページの一部と判断する場合は処理をステップS39に進めるが、そうでなければ処理をステップS41に進める。印刷状況情報のファイル種別の項目に、「Webページ」の他に、URLとフレーム番号が設定されていれば、オリジナルデータはWebページの一部と判断する。
ステップS39においては、Webページをダウンロードする。印刷状況情報のファイル種別の項目に設定されているURLを用いて、そのURLで特定されるWebページを、ダウンロードする。そして、通知用画像を生成し(ステップS40)、処理をステップS42に進める。ステップS40においては、ステップS37において取得されたプリントデータおよびステップS39においてダウンロードされたWebページに基づいて通知用画像を生成する。換言すれば、通知用画像は、プリントデータの画像と、Webページの画像とを含む。
一方、ステップS41においては、通知用画像を生成し、処理をステップS42に進める。ステップS41においては、ステップS37において取得されたプリントデータに基づいて通知用画像を生成する。換言すれば、通知用画像は、プリントデータの画像を含む。
ステップS42においては、エアータグ情報を生成する。具体的には、ステップS40またはステップS41において生成された通知用画像と、ステップS34において特定される指示ユーザーのユーザー識別情報と、MFP100の位置情報と、を含むエアータグ情報を生成する。そして、生成されたエアータグ情報を、通信I/F部112を介してエアータグ情報管理サーバー400に送信する(ステップS43)。
次のステップS44においては、指示ユーザーの携帯情報装置を特定する。具体的には、HDD116に記憶された装置関連付情報を参照して、装置関連付情報によって指示ユーザーのユーザー識別情報と関連付けられた装置識別情報をする。そして、特定された携帯情報装置の位置を検出する。ここでは、指示ユーザーと携帯情報装置10とが関連付けられている場合を例に説明する。この場合、ステップS44において、携帯情報装置10の装置識別情報が取得されるので、その装置識別情報を含む要求を、位置情報管理サーバー300に送信し、位置情報管理サーバー300が返信する携帯情報装置10の位置情報を受信することによって、携帯情報装置10の位置を検出する。
次のステップS46においては、指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。具体的には、ステップS45において検出された携帯情報装置の位置が、MFP100から所定の範囲内か否かで判断する。所定の範囲は、指示ユーザーが、MFP100を操作可能な範囲としればよい。指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に存在するか否かを判断するならば処理をステップS49に進めるが、そうでなければ処理をステップS47に進める。
ステップS47においては、ユーザーがログインしたか否かを判断する。たとえば、MFP100は、ユーザーが操作部133にユーザー識別情報とパスワードとを入力する場合に認証し、認証に成功する場合にログインを許可する。ユーザーがログインしたならば処理をステップS48に進めるが、そうでなければ処理をステップS45に戻す。ステップS48においては、ログインしたユーザーが指示ユーザーか否かを判断する。ステップS47において認証に成功したユーザー識別情報が、ステップS34において特定された指示ユーザーのユーザー識別情報と一致するか否かを判断する。ログインしたユーザーが指示ユーザーならば処理をステップS49に進めるが、そうでなければ処理をステップS45に戻す。
ステップS49においては、ステップS40またはステップS41において生成された通知用画像を表示部131に表示し、処理をステップS50に進める。ステップS50においては、ステップS40またはステップS41において生成された通知用画像を送信し、処理を終了する。具体的には、表示用画像を、通信I/F部112を介して、ステップS44において特定した指示ユーザーの携帯情報装置に送信する。
図15は、通知決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。通知決定処理は、図14に示したプリント制御処理のステップS35において実行される処理である。図14において、ステップS35が実行される前のステップS33において印刷状況情報が取得されている。通知決定処理は、印刷状況情報を用いて通知するか否かを決定する処理である。図15を参照して、オリジナルデータのファイル種別によって処理を分岐させる(ステップS51)。印刷状況情報のファイル種別の項目に設定されている値によって処理を分岐させる。ファイル種別に「ローカルファイル」が設定されていれば処理をステップS52に進め、ファイル種別に「メール添付ファイル」が設定されていれば処理をステップS53に進め、ファイル種別に「Webページ」が設定されていれば処理をステップS58に進める。ステップS52においては、通知フラグをOFFに設定し、処理をプリント制御処理に戻す。
処理がステップS53に進む場合は、オリジナルデータがメール添付ファイルの場合である。ステップS53においては、プレビューされたか否かを判断する。印刷状況情報のプレビュー有無の項目に「有」が設定されているならばプレビューされたと判断し、「無」が設定されているならばプレビューされていないと判断する。プレビューされていると判断する場合は処理をステップS54に進めるが、そうでなければ処理をステップS57に進める。プリントの実行を指示する前に、プリントされる画像を見ている場合には、通知しないようにするためである。
ステップS54においては、プリント頻度が所定値以上か否かを判断する。印刷状況情報のプリント頻度の項目に設定されている値が所定値以上か否かを判断する。プリント頻度が所定値以上ならば、処理をステップS55に進めるが、そうでなければ処理をステップS57に進める。オリジナルデータのプリント回数が多い場合は、ユーザーは、プリントされた用紙の画像を見慣れているため、通知しないようにするためである。
ステップS55においては、作成者が指示ユーザーか否かを判断する。印刷状況情報の作成者の項目に設定されているユーザー識別情報が指示ユーザーのユーザー識別情報と同じならば作成者が指示ユーザーと判断する。作成者が指示ユーザーならば処理をステップS56に進め、そうでなければ処理をステップS57に進める。指示ユーザーがオリジナルデータの作成者の場合は、プリントされた用紙に形成された画像を容易に特定できるため、通知しないようにするためである。
ステップS56においては、通知フラグをOFFに設定し、処理をプリント制御処理に戻す。一方、ステップS57においては、通知フラグをONに設定し、処理をプリント制御処理に戻す。
処理がステップS58に進む場合は、オリジナルデータがWebページの場合である。ステップS58においては、プレビューされたか否かを判断する。印刷状況情報のプレビュー有無の項目に「有」が設定されているならばプレビューされたと判断し、「無」が設定されているならばプレビューされていないと判断する。プレビューされていると判断する場合は処理をステップS59に進めるが、そうでなければ処理をステップS63に進める。プリントの実行を指示する前に、プリントされる画像を見ている場合には、通知しないようにするためである。
ステップS59においては、オリジナルデータがネットサーフィンの閲覧状況でダウンロードされたか否かを判断する。印刷状況情報の閲覧状況の項目が「ネットサーフィン」に設定されているならば、オリジナルデータがネットサーフィンの閲覧状況でダウンロードされたと判断する。オリジナルデータがネットサーフィンの閲覧状況でダウンロードされたと判断する場合は処理をステップS63に進めるが、そうでなければ処理をステップS61に進める。ユーザーは、ネットサーフィンの閲覧状況でプリントの指示をした場合、複数のWebページを見ているので、いずれのWebページのプリントを指示したのかを記憶していない場合が多く、また、プリントを指示したWebページの内容を記憶していない場合が多いからである。
ステップS61においては、画像変更条件が設定されているか否かを判断する。印刷状況情報のプリント条件の項目に設定されているプリント条件が画像変更条件を含むならば通知することを決定するが、プリント条件が画像変更条件を含まなければ通知しないことを決定する。画像変更条件は、オリジナルデータの画像を変更する条件であり、たとえば、オリジナルデータの画像の解像度および倍率を変更する条件、色を変更する条件を含む。画像変更条件が設定されているならば処理をステップS63に進めるが、そうでなければ処理をステップS61に進める。プリント条件が画像変更条件を含む場合、ユーザーが閲覧しているオリジナルデータ(Webページ)の画像と、オリジナルデータが用紙に形成される画像とは、解像度、倍率または色が異なる。解像度、倍率または色が異なる2つの画像は、見た目が異なってくるからである。
ステップS61においては、オリジナルデータがWebページの一部か否かを判断する。印刷状況情報のファイル属性の項目にフレーム番号が設定されているならば、オリジナルデータがWebページの一部と判断する。オリジナルデータがWebページの一部と判断する場合、処理をステップS63に進めるが、そうでなければ処理をステップS62に進める。
ステップS62においては、通知フラグをOFFに設定し、処理をプリント制御処理に戻す。一方、ステップS63においては、通知フラグをONに設定し、処理をプリント制御処理に戻す。
図16は、通知用画像表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。通知用画像表示処理は、携帯情報装置10,10A,10Bそれぞれにおいて、当該装置を制御するコンピュータが通知用画像表示プログラムを実行することによって、そのコンピュータによって実行される処理である。ここでは、携帯情報装置10が備えるコンピュータが通知用画像表示プログラムを実行する場合を例に説明する。
図16を参照して、携帯情報装置10が備えるコンピュータは、携帯情報装置10が備えるカメラが被写体を撮像したか否かを判断する(ステップS71)。被写体を撮像したならば処理をステップ72に進めるが、そうでなければ処理をステップS79に進める。
ステップS72においては、携帯情報装置10の現在の位置を検出する。たとえば、GPS受信装置で受信されたGPS信号に基づいて位置を検出する。そして、カメラの撮像方向を示す方位を検出する(ステップS73)。たとえば、携帯情報装置10が備える地磁気センサーで、カメラの撮像方向を検出する。
次のステップS74においては、エアータグ情報送信要求を、エアータグ情報管理サーバー400に送信する。エアータグ情報送信要求は、ステップS72において検出された位置を示す位置情報を含む。エアータグ情報管理サーバー400は、それに記憶されたエアータグ情報のうちから、エアータグ情報送信要求に含まれる位置情報で特定される位置から所定の範囲内の位置を示す位置情報を含む1以上のエアータグ情報を抽出し、抽出された1以上のエアータグ情報を携帯情報装置10に返信する。
次のステップS75においては、エアータグ情報管理サーバー400が返信する1以上のエアータグ情報を受信するまで待機状態となり、1以上のエアータグ情報を受信したならば処理をステップS76に進める。
ステップS76においては、ステップS75において受信された1以上のエアータグ情報のうちから、ステップS73において検出された方位と、携帯情報装置10を使用するユーザーのユーザー識別情報とをキーにして、エアータグ情報を抽出する。これにより、エアータグ情報管理サーバー400から受信される1以上のエアータグ情報のうちから、携帯情報装置10を使用するユーザーのユーザー識別情報を含み、かつ携帯情報装置10から所定の距離の範囲内でカメラの撮像方向の位置の位置情報を含エアータグ情報が抽出される。1以上のエアータグ情報が抽出されたならば、抽出された1以上のエアータグ情報それぞれに含まれる通知用画像を取得する。
ステップS77においては、通知用画像を取得したか否かを判断する。通知用画像を取得したならば処理をステップS78に進めるが、そうでなければ処理をステップS79に進める。ステップS78においては、取得された通知用画像を携帯情報装置のディスプレイに表示し、処理をステップS79に進める。
ステップS79においては、MFP100から通知用画像を受信したか否かを判断する。MFP100から通知用画像を受信したならば処理をステップS80に進め、そうでなければ処理をステップS71に戻す。ステップS80においては、受信された通知用画像を携帯情報装置のディスプレイに表示し、処理をステップS71に戻す。
以上説明したように本実施の形態においては、MFP100は、プリントデータに基づいて通知用画像を生成し、プリントデータを送信したPC200からプリントデータの元のデータに関する印刷状況情報を受信し、印刷状況情報に基づいて、画像形成されたことを指示ユーザーに通知するか否かを決定し、通知することが決定される場合、プリントを指示した指示ユーザーの位置が所定の範囲内であることを条件に、通知用画像を出力する。このため、指示ユーザーがMFP100から所定の範囲内に近づくと通知用画像を出力するので、指示ユーザーに画像形成された用紙の存在を通知することができる。また、ユーザーは通知用画像を見て、自分の印刷物を正しく認識することができる。
また、オリジナルデータが、Webページの一部の場合には、そのWebページの画像と、プリントデータの画像とを含む通知用画像を出力するので、指示ユーザーがプリントを指示した時点で閲覧していたWebページの画像を指示ユーザーに通知することができる。このため、指示ユーザーは、Webページの一部の画像が形成された用紙を容易に認識することができる。
また、プリント条件に画像変更条件が設定されている場合に、通知用画像が出力されるので、ユーザーは、プリントを指示した時点で閲覧している画像と異なる形態で形成された画像が形成された用紙を認識することができる。
<変形例>
上述したプリントシステムにおいては、MFP100側で通知用画像を生成する。変形例におけるプリントシステムは、PC200側で通知用画像を生成するようにしたものである。以下、変形例におけるプリントシステムについて、上述したプリントシステムと異なる点を主に説明する。
図17は、本実施形態の変形例におけるPCが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図17を参照して、図5に示した機能と異なる点は、通知用画像生成部157A、通知決定部161Aが追加された点、プリントジョブ生成部257がプリントジョブ生成部257Aに変更された点である。その他の機能は、図5に示した機能と同じなので、ここでは異なる点を主に説明する。
プリントジョブ生成部257Aは、プリント指示受付部251からプリント指示が入力され、プリント条件受付部255からプリント条件が入力される。プリントジョブ生成部257は、プリント指示に含まれるプリントの対象となるデータをプリント条件の一部に従ってラスターフォーマットに変換することによってプリントデータを生成する。プリントジョブ生成部257は、生成されたプリントデータを通知用画像生成部157Aおよびプレビュー部259に出力する。
通知決定部161Aは、印刷状況情報生成部253から印刷状況情報が入力される。通知決定部161は、印刷状況情報に基づいて、PC200にログインしている指示ユーザーに、画像が形成された用紙が排紙されていることを通知するか否かを決定する。通知決定部161Aの詳細な機能は、図8に示した機能と同じである。従ってここでは詳細な説明は繰り返さない。
通知用画像生成部157Aは、プリントジョブ生成部257からプリントデータが入力され、通知決定部161から生成指示が入力されることに応じて、プリントジョブ生成部257から入力されるプリントデータに基づいて通知用画像を生成する。具体的には、通知用画像生成部157Aは、プリントデータの画像を通知用画像として生成する。また、プリントデータが複数ページで構成される場合、最初の第1ページのデータの画像を通知用画像として生成する。さらに、通知用画像生成部157Aは、通知決定部161A(図8参照、部分判断部187)から生成指示とともにURLが入力される場合、URLで特定されるWebページをネットワークI/F204を介してダウンロードし、ダウンロードしたWebページの画像と、プリントデータの画像とを並べて配置した画像を通知用画像として生成する。通知用画像生成部157Aは、生成された通知用画像を、プリントジョブ生成部257Aに出力する。
プリントジョブ生成部257Aは、指示ユーザーが操作部207に実行指示を入力する場合、実行指示を受け付ける。プリントジョブ生成部257Aは、実行指示を受け付けることに応じて、プリントジョブを生成し、生成されたプリントジョブと、プリント指示に含まれる装置識別情報と、をプリントジョブ送信部261に出力する。プリントジョブは、通知用画像生成部157Aから入力される通知用画像、プリント条件受付部255から入力されるプリント条件、指示ユーザーのユーザー識別情報および生成されたプリントデータを含む。PC200は、PC200を操作するユーザーを認証することによって、PC200を使用するユーザーを特定する。指示ユーザーのユーザー識別情報は、PC200によって認証されたユーザーのユーザー識別情報である。
図18は、変形例におけるプリントジョブのデータ構成の一例を示す図である。図18を参照して、プリントジョブは、プリント条件の項目と、指示ユーザーの項目と、プリントデータの項目と、通知用画像の項目と、を含む。通知用画像の項目は、通知用画像生成部157によって生成された通知用画像が設定される。
図19は、変形例におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図19を参照して、図7に示した機能と異なる点は、プリントジョブ受信部151およびエアータグ情報送信部155がプリントジョブ受信部151Aおよびエアータグ情報送信部155Aにそれぞれ変更された点、印刷状況情報取得部159、通知用画像生成部157、通知決定部161が削除された点である。以下、図7に示した機能と異なる点を主に説明する。
本実施形態の変形例では、通知用画像の生成がPC200側で実行される関係から、プリントジョブに通知用画像が含まれているので、MFP100側では、通知用画像は生成しない。
プリントジョブ受信部151Aは、通信I/F部112を制御して、PC200が送信するプリントジョブを受信する。プリントジョブ受信部151Aは、受信されたプリントジョブを画像形成制御部153およびユーザー特定部163に出力する。また、プリントジョブ受信部151Aは、プリントジョブの通知用画像の項目に設定されている通知用画像および指示ユーザーの項目に設定されているユーザー識別情報の組を、通知用画像出力制御部171およびエアータグ情報送信部155Aに出力する。
エアータグ情報送信部155Aは、画像形成部125から画像形成完了信号が入力され、プリントジョブ受信部151Aから通知用画像と指示ユーザーのユーザー識別情報との組が入力される。エアータグ情報送信部155Aは、画像形成部125により画像が形成された用紙に対応するエアータグ情報を生成し、通信I/F部112を介してエアータグ情報管理サーバー400に送信する。エアータグ情報は、プリントジョブ受信部151Aから入力される通知用画像と指示ユーザーのユーザー識別情報との組と、MFP100の位置情報と、を含む。MFP100の位置情報は、MFP100が設置されている位置として予め定められ、たとえばHDD116に記憶されている。
なお、エアータグ情報送信部155Aを設けないようしてもよい。また、エアータグ情報送信部155Aを設ける場合には、通知用画像出力制御部171を設けないようにしてもよい。この場合には、ユーザー認証部165、装置関連付部167および位置検出部169は不要である。
図20は、変形例におけるプリントジョブ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。図20を参照して、図12に示したプリントジョブ生成処理と異なる点は、ステップS08がステップS08Aに変更された点、ステップS07とステップS08Aとの間にステップS91〜ステップS97が追加された点である。その他の処理は、図12に示した処理と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
ステップS07において印刷状況情報が生成されると、次のステップS91において、通知決定処理を実行する。通知決定処理は、ステップS07おいて生成された印刷状況情報に基づいて、通知するか否かを決定する処理であり、図15に示した通知決定処理と同じ処理が実行される。通知することが決定された場合に通知フラグがONに設定され、通知しないことが決定された場合に通知フラグがOFFに設定される。
次のステップS92においては、通知決定処理の結果によって処理を分岐させる。通知フラグがONに設定されているならば処理をステップS93に進めるが、通知フラグがOFFに設定されているならば処理をステップS08Aに進める。
ステップS93においては、プリントデータを取得する。ステップS03において生成されたプリントデータを取得する。そして、オリジナルデータはWebページの一部か否かを判断する(ステップS94)。オリジナルデータがWebページの一部と判断する場合は処理をステップS95に進めるが、そうでなければ処理をステップS97に進める。印刷状況情報のファイル種別の項目に、「Webページ」の他に、URLとフレーム番号が設定されていれば、オリジナルデータはWebページの一部と判断する。
ステップS95においては、Webページをダウンロードする。印刷状況情報のファイル種別の項目に設定されているURLを用いて、そのURLで特定されるWebページを、ダウンロードする。そして、通知用画像を生成し(ステップS96)、処理をステップS08Aに進める。ステップS96においては、ステップS93において取得されたプリントデータおよびステップS95においてダウンロードされたWebページに基づいて通知用画像を生成する。換言すれば、通知用画像は、プリントデータの画像と、Webページの画像とを含む。
一方、ステップS97においては、通知用画像を生成し、処理をステップS08Aに進める。ステップS97においては、ステップS93において取得されたプリントデータに基づいて通知用画像を生成する。換言すれば、通知用画像は、プリントデータの画像を含む。
ステップS08Aにおいては、プリントジョブを生成し、処理をステップS09に進める。プリントジョブは、ステップS02において受け付けられたプリント条件、指示ユーザーのユーザー識別情報、およびステップS03において生成されたプリントデータを含む。さらに、プリントジョブは、ステップS07Aにおいて通知することが決定された場合には、ステップS96またはステップS97において生成された通知用画像を含む。指示ユーザーのユーザー識別情報は、PC200によって、PC200を使用するユーザーとして認証されたユーザーのユーザー識別情報である。
図21は、変形例におけるプリント制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図21を参照して、図14に示したプリント制御処理と異なる点は、ステップS33、ステップS35〜ステップS41が削除された点、ステップS34と、ステップS42との間に、ステップS101およびステップS102が追加された点である。その他の処理は、図14に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS101において、ステップS31において受信されたプリントジョブが通知用画像を含むか否かを判断する。プリントジョブが通知用画像を含むならば処置をステップS102に進めるが、そうでなければ処理を終了する。ステップS102においては、ステップS31において受信されたプリントジョブに含まれる通知用画像を取得し、処理をステップS42に進める。
なお、上述した実施の形態においては、プリントシステムについて説明したが、図12、図13、または図20に示したプリントジョブ生成処理をPC200,200A,200Bに実行させるプリントジョブ生成方法、その方法をPC200,200A,200Bを制御するCPUに実行させるプリンタードライバープログラム、図14〜図16、または図21に示したプリント制御処理をMFP100に実行させるプリント制御方法、およびそのプリント制御処理をMFP100を制御するCPU111に実行させるプリント制御プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) ユーザーと、当該ユーザーが使用するために予め割り当てられたユーザー携帯装置とを関連付ける装置関連付手段をさらに備え、
前記位置検出手段は、前記画像形成装置の位置および前記ユーザー携帯装置の位置を管理する位置管理サーバーから、前記装置関連付手段により前記指示ユーザーと関連付けられたユーザー携帯装置の位置を取得する、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
この局面に従えば、ユーザーが使用するために予め割り当てられたユーザー携帯装置の位置から指示ユーザーの位置を検出するので、指示ユーザーの位置を正確に検出することができる。
(2) ユーザーによる操作を受け付ける操作受付手段と、
前記操作受付手段により受け付けられる操作に従って、ユーザーを認証するユーザー認証手段と、をさらに備え、
前記位置検出手段は、前記ユーザー認証手段により前記指示ユーザーが認証される場合に、前記指示ユーザーの位置を前記所定の範囲内の位置として検出する、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
この局面に従えば、指示ユーザーによる操作が受け付けられたときに、指示ユーザーの位置を所定の範囲内の位置として検出するので、指示ユーザーの位置を正確に検出することができる。
(3) ユーザーを認証するユーザー認証手段と、
プリント指示を受け付けるプリント指示受付手段と、
プリント条件を受け付けるプリント条件受付手段と、
プリントデータを生成するプリントデータ生成手段と、
前記プリントの対象となる元のデータに関する印刷状況情報に基づいて、画像形成されたことを指示ユーザーに通知するか否かを決定する通知決定手段と、
前記通知決定手段によって通知することが決定される場合、前記プリントデータに基づいて通知用画像を生成する通知用画像生成手段と、
前記認証されたユーザーを識別するためのユーザー認証情報と、前記プリント条件と、前記プリントデータとを含むプリントジョブを生成するプリントジョブ生成手段と、を備え、
前記プリントジョブ生成手段は、前記通知決定手段により通知することが決定される場合、前記通知用画像を含むプリントジョブを生成する、情報処理装置。
(4) ユーザーを認証するユーザー認証ステップと、
プリント指示を受け付けるプリント指示受付ステップと、
プリント条件を受け付けるプリント条件受付ステップと、
プリントデータを生成するプリントデータ生成ステップと、
前記プリントの対象となる元のデータに関する印刷状況情報に基づいて、画像形成されたことを指示ユーザーに通知するか否かを決定する通知決定ステップと、
前記通知決定手段によって通知することが決定される場合、前記プリントデータに基づいて通知用画像を生成する通知用画像生成ステップと、
前記認証されたユーザーを識別するためのユーザー認証情報と、前記プリント条件と、前記プリントデータとを含むプリントジョブを生成するプリントジョブ生成ステップと、を情報処理理装置に実行させ、
前記プリントジョブ生成ステップは、前記通知決定ステップにおいて通知することが決定される場合、前記通知用画像を含むプリントジョブを生成するステップを含む、プリントジョブ生成方法。
(5) ユーザーを認証するユーザー認証ステップと、
プリント指示を受け付けるプリント指示受付ステップと、
プリント条件を受け付けるプリント条件受付ステップと、
プリントデータを生成するプリントデータ生成ステップと、
前記プリントの対象となる元のデータに関する印刷状況情報に基づいて、画像形成されたことを指示ユーザーに通知するか否かを決定する通知決定ステップと、
前記通知決定手段によって通知することが決定される場合、前記プリントデータに基づいて通知用画像を生成する通知用画像生成ステップと、
前記認証されたユーザーを識別するためのユーザー認証情報と、前記プリント条件と、前記プリントデータとを含むプリントジョブを生成するプリントジョブ生成ステップと、を情報処理理装置を制御するコンピュータに実行させ、
前記プリントジョブ生成ステップは、前記通知決定ステップにおいて通知することが決定される場合、前記通知用画像を含むプリントジョブを生成するステップを含む、プリンタードライバープログラム。