JP6055419B2 - 多孔質セラミックス及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本願は、2011年11月30日に、日本に出願された特願2011−262017号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
アグリゲート型の多孔質セラミックスとしては、組成物中の素粒子の骨材の間隙を気孔としたものが知られている。
独立気孔型の多孔質セラミックスとしては、焼成工程において、組成物中の高温分解揮発成分により気孔を生成させたものが知られている。
微小な亀裂孔隙を有する多孔質セラミックスとしては、加熱時に収縮する粘土類等の原料と、加熱時に膨張するスラグ類とを混合した組成物を焼結し得られるものが知られている。
また、連続貫通気孔を有する多孔質セラミックスとしては、含水組成物内に、金属アルミニウムにアルカリ溶液を加えて水素を発生させ、これを焼結して得られるものが知られている。
このような多孔質セラミックスとして、例えば、珪藻土と粘土と有機汚泥とを混合し、焼結した多孔質セラミックス焼結体が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の発明によれば、珪藻土の気孔に粘土が入り込むのを防いで維持した珪藻土由来のマイクロメートルオーダーの気孔と、人工的に形成されたミリメートルオーダーの気孔とにより、透水性及び保水性を高めることが図られている。
そこで、本発明は、長期間にわたって、透水性の低下を抑制できる多孔質セラミックスを目的とする。
本発明の多孔質セラミックスの一態様は、粘土を含む混合物を成形し、焼結して多孔質セラミックス焼結体を得、前記多孔質セラミックス焼結体の表面に研削加工を施したものである。
多孔質セラミックスに形成されている気孔の大きさは、用途を勘案して決定でき、例えば、孔径10〜1000nmのナノメートルオーダーの気孔であってもよいし、孔径1μm超1000μm以下のマイクロメートルオーダーの気孔であってもよいし、孔径1mm超300mm以下のミリメートルオーダーの気孔であってもよいし、これらの気孔が混在していてもよい。気孔の孔径とは、気孔の長辺方向の長さをいい、以下、単に孔径という場合には、気孔の長径を指す。気孔の孔径は、原料の種類や、焼成条件を組み合わせることにより調節できる。ミリメートルオーダーの気孔の孔径は、多孔質セラミックスを切断し、スケールを用いて測定される値である。ナノメートルオーダー及びマイクロメートルオーダーの気孔の孔径は、多孔質セラミックスを切断し、電子顕微鏡を用いて測定される値である。
多孔質セラミックスの飽和含水率は、例えば、20%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、40%以上がさらに好ましい。上限は高い程よいが、高すぎると用途によっては強度が不足することもあるため、100%以下が好ましく、80%以下がより好ましい。飽和含水率が20%未満であると、気孔率が高いものであっても、保水性が低くなる傾向にあり、緑化基盤や保水した水を気化させて生じる冷却効果(温度上昇の抑制)等を目的とする用途(例えば、路面材、天井材、壁材等)としては、十分な効果が得られないおそれがある。
多孔質セラミックスは、[絶乾状態の多孔質セラミックスの質量(g)]/[多孔質セラミックスの体積(cm3)]で表される比重が、好ましくは0.4〜1.3g/cm3、より好ましくは0.45〜1.1g/cm3、さらに好ましくは0.55〜0.85g/cm3とされる。比重が上記下限値以上であれば、多孔質セラミックスの強度をより高められ、上記上限値以下であれば、諸特性をより高められる。
多孔質セラミックスの大きさは、用途等を勘案して決定でき、例えば、板状物であれば、長さ5〜100cm×幅5〜100cm×厚み1〜10cmとされる。
本発明の多孔質セラミックスの製造方法の一態様は、粘土を含む混合物を得る工程(混合工程)と、混合物を成形して成形体を得る工程(成形工程)と、成形体を焼結して多孔質セラミックス焼結体を得る工程(焼成工程)と、多孔質セラミックス焼結体の表面に研削加工を施す工程(研削工程)とを備えるものである。
混合工程は、粘土と、必要に応じて任意成分とを混合し、混合物を得る工程である。
≪粘土≫
粘土は、一般に窯業原料として用いられる粘土状の性状を示す鉱物材料である。ただし、本発明の一態様における粘土には、珪藻土が含まれない。
粘土としては、従来、セラミックス焼結体に用いられる公知のものを用いることができ、例えば、石英、長石、粘土系等の鉱物組成で構成され、構成鉱物としては、カオリナイトを主とし、ハロイサイト、モンモリロナイト、イライトを含むものが好ましい。中でも、焼結時のクラックの進展を抑え、多孔質セラミックスの破損を防ぐ観点から粒子径が500μm以上の石英の粗粒を含むものがより好ましい。前記石英の粗粒は、粒子径が5mm以下であることが好ましい。このような粘土としては、例えば、蛙目粘土等が挙げられる。粘土は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合される。
任意成分としては、発泡剤、有機汚泥、珪藻土、フィラー、各種添加剤等が挙げられ、中でも、発泡剤、有機汚泥が好ましく、発泡剤がより好ましい。任意成分として発泡剤や有機汚泥を用いることで、多孔質セラミックスの気孔率を高め、多孔質セラミックスの諸特性をより発揮しやすくできる。
スラグとしては特に限定されず、例えば、金属精錬時に発生する高炉スラグ、都市ゴミの溶融時に発生する都市ゴミ溶融スラグ、下水汚泥の溶融時に発生する下水汚泥溶融スラグ、ダクタイル鋳鉄等の鋳鉄時に発生する鋳鉄スラグ等のガラス質スラグ等が挙げられる。これらの中でも、鋳鉄スラグがより好ましい。鋳鉄スラグは、組成が安定しているため安定した発泡状態が得られると共に、他のスラグに比べ1.5〜2倍程度の発泡率である。鋳鉄スラグを用いることで、多孔質セラミックスにミリメートルオーダーの大きな気孔を形成できる。
珪藻土は、特に限定されず、従来、耐火煉瓦、濾過材等に使用されていたものと同様のものを用いることができる。例えば、狭雑している粘土鉱物(モンモリロナイト等)や石英、長石等を分別精製する必要はなく、これらの含有率を認識した上で、混合物への配合量を調整することができる。また、珪藻土は、珪藻土を用いて製造された瓦、七輪等が粉砕されたものであってもよい。
珪藻土の含水率は特に限定されず、例えば、自然乾燥状態での含水率が20〜60質量%が好ましく、30〜50質量%が好ましく、35〜45質量%がさらに好ましい。上記範囲内であれば、含水率を認識しながら、混合の際に狭雑物中の粗粒子分を除去して使用することで、成形性が良好な混合物を得られるためである。
含水率は、乾燥減量方式である下記仕様の赤外線水分計を用い試料を乾燥(200℃、12分間)し、下記(2)式により求めた値である。
測定方式:乾燥減量法(加熱乾燥による質量測定方式)
最小表示:含水率;0.1質量%
測定範囲:含水率;0.0〜100質量%
乾燥温度:0〜200℃
測定精度:試料質量5g以上で、含水率±0.1質量%
熱源:赤外線ランプ;185W
珪藻土を含む混合物の成形体を焼成すると、200℃前後にて体積変化が起こり、焼成時又は焼成後の冷却時に割れや表面欠損が生じるおそれある。このため、混合物には、珪藻土を配合しないことが好ましい。「珪藻土を配合しない」とは、混合物全体に対して、珪藻土の配合量が、0〜1質量%であり、0〜0.1質量%が好ましく、0〜0.01質量%がより好ましい。
フィラーの中でも、高融点ガラスの粒子が好ましい。高融点ガラスの粒子を用いることで、多孔質セラミックスの強度をより高められ、特に多孔質セラミックスの曲げ強度を高められる。
このような材質であれば、多孔質セラミックスの強度を十分に高められる。
アルミノケイ酸ガラスは、アルミニウムと珪素とを主成分とする酸化物ガラスである。
ホウケイ酸ガラスは、ホウ素と珪素とを主成分とする酸化物ガラスである。
石英ガラスは、石英から作製されるガラスで、酸化珪素の純度が高いものをいう。
このような高融点ガラスとしては、AN100(商品名、無アルカリホウケイ酸ガラス、旭硝子株式会社製)等が挙げられる。
高融点ガラスの粒子には、上記の製品の製造工程で排出される廃ガラスや、廃棄された液晶テレビ等から回収されるパネルを用いることができる。
高融点ガラスの粒子径は、多孔質セラミックスの生産性とさらなる強度の向上の観点から、0.6mm超1.2mm以下がより好ましい。
炭素繊維の太さは、多孔質セラミックスの形状等を勘案して決定でき、板状物であれば、例えば、1〜1000μmが好ましく、5〜100μmがより好ましい。上記下限値未満であると、多孔質セラミックスの強度を十分に高められないおそれがあり、上記上限値超であると、生産性が損なわれたり、多孔質セラミックスの外観が損なわれるおそれがある。
ロックウールの長さは、多孔質セラミックスの形状等を勘案して決定でき、板状物であれば、例えば、1mm〜10cmが好ましく、5〜25mmがより好ましい。上記下限値未満であると、多孔質セラミックスの強度を十分に高められないおそれがあり、上記上限値超であると、生産性が損なわれたり、多孔質セラミックスの外観が損なわれるおそれがある。
ロックウールの太さは、多孔質セラミックスの形状等を勘案して決定でき、板状物であれば、例えば、1〜100μmが好ましく、3〜30μmがより好ましい。上記下限値未満であると、多孔質セラミックスの強度を十分に高められないおそれがあり、上記上限値超であると、生産性が損なわれたり、多孔質セラミックスの外観が損なわれるおそれがある。
混合物中のフィラーの配合量は、多孔質セラミックス焼結体に求める強度等を勘案して決定でき、例えば、フィラーとして高融点ガラスの粒子を用いる場合、フィラー以外の原料の合計100質量部に対し、10〜40質量部が好ましく、15〜40質量部がより好ましい。上記下限値未満であると、多孔質セラミックス焼結体の強度を十分に向上できないおそれがあり、上記上限値超であると、成形性が損なわれるおそれがある。
また、混合物中のフィラーの配合量は、例えば、フィラーとして炭素繊維などの繊維状フィラーを用いる場合、原料100質量部に対し、0.01〜20質量部が好ましく、0.01〜10質量部がより好ましく、0.05〜5質量部がさらに好ましく、0.1〜2質量部が特に好ましい。上記下限値未満では、多孔質セラミックス焼結体の強度を十分に向上できないおそれがあり、上記上限値超では、成形性が損なわれるおそれがある。
また、有機汚泥から悪臭が生じる場合には、消臭剤を配合するとよい。消臭剤としては、例えば、塩化アンモニウム、塩化亜鉛等が挙げられる。このような成分の消臭剤を用いた場合には硫化水素等の臭いの成分を中和し、無臭化することができる。
添加剤の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲で、添加剤の目的とする効果を勘案し添加すればよい。例えば、塩化アンモニウム、塩化亜鉛を消臭剤として用いた場合には、有機汚泥に対し0.05〜5質量%とし、混合物中に0.005〜1質量%とすることが好ましい。
各原料の投入順序は、組成に応じて適宜決定され、例えば、各原料を混合装置に一括で仕込み、混合してもよい。また、例えば、珪藻土を配合する場合、珪藻土と有機汚泥とを混合し、次いで、粘土他の原料を混合装置に順じ投入し、混合してもよい。
成形工程は、混合工程で得られた混合物を任意の形状に成形する工程である。
成形方法は、多孔質セラミックスの形状に応じて適宜決定され、例えば、成形装置を用いて任意の形状の成形体を連続的に得る方法、混合物を任意の形状の型に充填し成形体を得る方法、混合物を延伸又は圧延し、これを任意の形状に切断して成形体を得る方法が挙げられる。
例えば、板状又は角柱状の多孔質セラミックスを得る場合、真空土練成形機、平板プレス成形機及び平板押出成形機等が挙げられ、中でも真空土練成形機が好ましい。真空土練成形機を用いて成形体中の空気を除去することで、気孔を良好に制御できる。
成形体の大きさは、所望する多孔質セラミックスの大きさを勘案して決定できる。
焼成工程は、成形工程で得られた成形体を焼成して多孔質セラミックス焼結体を得る工程である。
焼成工程は、例えば、成形体を乾燥し(乾燥操作)、乾燥した成形体を焼成し(焼成操作)、粘土を焼結して多孔質セラミックス焼結体を得る方法が挙げられる。
乾燥操作は、特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、成形体を自然乾燥してもよいし、50〜220℃の熱風乾燥炉で任意の時間処理することで乾燥してもよい。乾燥した成形体の含水率は、特に限定されないが、例えば、5質量%未満が好ましく、1質量%未満がより好ましい。乾燥後の成形体の含水率の下限値は、特に限定されず、0質量%であってもよい。
焼成の方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、ローラーハースキルン等の連続式焼結炉、シャトルキルン等の回分式焼結炉を用い、任意の温度で焼成する方法が挙げられる。中でも、焼成には、生産性の観点から連続式焼結炉を用いることが好ましい。
混合物に有機汚泥等を配合し、焼成時に臭いが発生する場合、焼成装置には、脱臭装置を取り付けるとよい。脱臭装置としては、スクラバー脱臭装置やオゾン脱臭装置や光触媒等を用いた触媒脱臭装置等を挙げることができる。
例えば、組成例としてフィラー、珪藻土、粘土、スラグ、有機汚泥が含まれる場合、焼成温度は、フィラーが部分的に溶融し、珪藻土又は粘土が焼結され、有機汚泥に含まれる有機物が熱分解により揮発して減量し、スラグが膨張する条件とされる。前記組成例の成形体を焼成する場合の焼成温度は、例えば、950〜1200℃が好ましく、1000〜1100℃がより好ましい。有機物の多くは、700℃前後より分解が始まり、950℃において有機汚泥特有の臭いは、臭気成分が熱分解され解消されると共に、有機汚泥中の有機物の大部分が揮発して減量する。また、スラグの多くは800〜950℃で結晶化により膨張する。有機物の減量、スラグの膨張により、気孔が形成される。
加えて、フィラーは、その溶融温度以上で部分的に溶融し、フィラー同士が融着したり、珪藻土又は粘土へ融着してバインダーとして機能する。こうしてフィラー同士が融着したり、フィラーがバインダーとして機能することで、多孔質セラミックスは、その骨格が補強され、諸特性を維持したまま、強度が向上したものとなる。
焼成温度が1200℃を超えると、多孔質セラミッス焼結体の組織全体のガラス化が進み、焼成中に成形体が破損したり、気孔が閉塞するおそれがある。
また、焼成温度に達した後の急激な冷却の際にも、多孔質セラミックス焼結体に割れや粉砕等の破損が生じることがあるが、焼成操作での温度勾配を調整することにより、冷却の際の破損を防ぐことができる。
研削工程は、焼成工程で得られた多孔質セラミックス焼結体の表面に研削加工を施す工程である。本工程を経ることで、得られる多孔質セラミックスは、長期間にわたって、透水性の低下が抑制される。
研削加工を施す方法としては、例えば、バーチカルミーリングマシーンPVシリーズ(アミテック株式会社製)等の切削機、グラインダー、サンドペーパー等で、多孔質セラミックス焼結体の表面を研削する方法が挙げられる。
例えば、板状の多孔質セラミックスを製造する場合、板状の多孔質セラミックス焼結体の厚さ方向の両面又は一方の面に研削加工を施すことが好ましい。通常、板状の多孔質セラミックスは、建築材料として用いられる場合、厚さ方向の一方の面が屋外に望むように施工される。研削加工が施された面は、長期間にわたって透水性の低下が抑制されるため、研削加工された面が屋外に望む面とされる。
表面に研削加工が施されることで、透水性の低下を抑制できる理由は不明であるが、以下のように推測される。多孔質セラミックス焼結体の表面は、焼成操作において温度が速く上昇し、ガラス化等によって、気孔が閉塞されたり、開孔径が小さかったり、内部に形成された気孔に連通していない気孔が多くなっていると推測される。このような多孔質セラミックス焼結体を建築材料として用いると、表面に形成された気孔は、侵入した微粒子により短期間に閉塞されると考えられる。
このため、微粒子により閉塞されやすい構造の表層が除去されることで、多孔質セラミックスは長期間にわたって透水性を維持できると考えられる。
実施例に用いた原料は、次の通りである。
<有機汚泥>
有機汚泥としては、染色工場(小松精練株式会社)の活性汚泥法による排水処理設備から凝集及び脱水工程を経て排出された活性汚泥を用いた。この活性汚泥の有機物含有量(対固形分)は83質量%、含水率は85質量%であった。
<粘土>
粘土としては、蛙目粘土(岐阜県産又は愛知県産)を用いた。
<スラグ>
発泡剤として、鋳鉄スラグを用いた。この鋳鉄スラグは、SiO2、Al2O3、CaO、Fe2O3、FeO、MgO、MnO、K2O、Na2Oを主成分とするダクタイル鋳鉄スラグである。
表1に示す組成でスラグ、有機汚泥、粘土及び水をミックスマラー(新東工業株式会社製)で混合し、可塑状態の混合物を得た(混合工程)。
次いで、得られた混合物を真空土練成形機(高浜工業株式会社製)で押し出し成形し、幅60cm、厚み2cmの帯状の一次成形体を得た。この一次成形体を任意のピッチと幅で切断して、厚み2cmの略正方形の平板状の成形体を得た(成形工程)。
得られた成形体を熱風乾燥機で乾燥(180℃、0.5時間)し、含水率1質量%以下とした後、連続式焼結炉を用いて、焼成温度1050℃、焼成温度での滞留時間7分間の焼成条件にて焼成した(焼成工程)。連続式焼結炉としては、ローラーハースキルン(焼結炉の有効長:全長15m、焼結炉を各1.5mのゾーン1〜10に分割)を用いた。
焼成後、多孔質セラミックス焼結体の4つの側面に沿って側端を切除して、幅15cm×長さ15cm×厚み3.5cmの多孔質セラミックス焼結体とした。
得られた多孔質セラミックス焼結体の厚さ方向の一方の面の全体に、グラインダーで研削加工を施して、多孔質セラミックスを得た。研削加工においては、表面から2mmの深さまで研削した。
得られた多孔質セラミックスについて、比重、飽和含水率及び透水速度を測定し、その結果を表1に示す。
多孔質セラミックス焼結体に研削加工を施さなかった以外は、実施例1と同様にして多孔質セラミックスを得た。得られた多孔質セラミックスについて、比重、飽和含水率及び透水速度を測定し、その結果を表1に示す。
<比重>
ノギスを用いて、各例の多孔質セラミックスの長さ、幅、厚みを測定して体積(cm3)を求め、その多孔質セラミックスの絶乾状態の質量(g)を測定した。[絶乾状態の多孔質セラミックスの質量(g)]/[多孔質セラミックスの体積(cm3)]の式より、比重を求めた。
比重を測定した多孔質セラミックス(N=5)を水に60分間浸漬した後、表面を上にして、多孔質セラミックスを傾けずに水から取り出し(傾けた際に多孔質セラミックスから水が流れ出すことを防ぐため)、多孔質セラミックスの表面に付着している余剰水分を布で拭き、直ちに質量を測定(飽和状態質量)し、下記(3)式により求めた。
各例の多孔質セラミックスの表面(実施例1については、研削加工が施された面)にφ50mmの塩化ビニル製の円筒を立て、これを防水パテ(浴室パテ、トーヨーマテラン株式会社製)で固定した。多孔質セラミックスを水に60分間浸漬した後、水から取り出して、バット内においた。円筒内に水200mLを注ぎ入れ、注ぎ入れた水の水位が50mL分下がる時間を測定した(初期の透水時間)。
円筒内の水200mLの全てが多孔質セラミックスに浸透した後、粘土(平均粒径4μm)0.01gを水100mLに懸濁した粘土懸濁液を円筒内に注ぎ入れ、粘土懸濁液の全量が多孔質セラミックスに浸透するまで静置した(劣化処理)。本試験に用いた粘土は、黄砂と同等の粒径であり、円筒で囲われた領域に対する粘土0.01gは、1年間の黄砂降下量(5g/m2)に相当する。即ち、粘土懸濁液100mLを浸透させた多孔質セラミックスは、1年間、屋外で使用されたモデルである(表中、1年経過相当と記載)。
次いで、新たに水200mLを円筒内に注ぎ入れ、注ぎ入れた水の水位が50mL分下がる時間を測定した(1年経過相当の透水時間)。
この後、劣化処理と、水200mLを円筒内に注ぎ入れ透水時間を測定する作業とを繰り返した。測定した透水時間に基づき、下記(4)式で透水速度を求め、それらの結果を表1に示す。
図1〜2に示すように、研削面10は、非研削面20に比べて大きい凹凸が形成されたものであった。
表1及び図3に示すように、本発明を適用した実施例1は、研削加工を施していない比較例1に比べ、初期から10年経過相当にわたって、速い透水速度であった。
加えて、実施例1は、10年経過相当における透水速度が、初期の透水速度の83.4%であったのに対し、比較例1は、10年経過相当における透水速度が、初期の透水速度の18.1%であった。
以上の結果から、本発明を適用した多孔質セラミックスは、長期間にわたって、透水性の低下を抑制できることが判った。
Claims (10)
- 粘土を含む混合物の焼結体である多孔質セラミックス焼結体であって、
前記多孔質セラミックス焼結体は、孔径が10〜1000nmのナノメートルオーダーの気孔と、孔径が1〜1000μmのマイクロメートルオーダーの気孔と、孔径が1〜300mmのミリメートルオーダーの気孔とを有し、
前記多孔質セラミックス焼結体の表面部分が研削面であり、
前記混合物は、発泡剤を含み、
前記発泡剤は、スラグを含むことを特徴とする多孔質セラミックス。 - 前記混合物は、スラグを10〜80重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の多孔質セラミックス。
- 前記多孔質セラミックスは、飽和含水率が20%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多孔質セラミックス。
- 粘土を含む混合物を成形し、焼結して孔径が10〜1000nmのナノメートルオーダーの気孔と、孔径が1〜1000μmのマイクロメートルオーダーの気孔と、孔径が1〜300mmのミリメートルオーダーの気孔とを有する多孔質セラミックス焼結体を得、前記多孔質セラミックス焼結体の表面に研削加工を施す多孔質セラミックスの製造方法であって、
前記混合物は、発泡剤を含み、
前記発泡剤は、スラグを含むことを特徴とする多孔質セラミックスの製造方法。 - 前記多孔質セラミックス焼結体の表面に研削加工を施し、0.5〜5mmの深さで取り除くことを特徴とする請求項4に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
- 前記スラグは、鋳鉄スラグであることを特徴とする請求項4又は5に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
- 前記混合物は、スラグを10〜80重量%含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
- 前記混合物は、有機汚泥を含むことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
- 前記混合物は、前記有機汚泥を40質量%以下含むことを特徴とする請求項8に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
- 前記焼結時の焼成温度が、950〜1200℃である請求項4〜9のいずれか1に記載の多孔質セラミックスの製造方法。
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