JP6052582B2 - 画像投影装置 - Google Patents
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Description
図43は、回転操作部材を備えた画像投影装置の開口部が形成された筐体としてのベース部材53と、開口部を覆うようにして取り付けられた開閉カバー54とを示す斜視図である。
図44に示すように、切り欠き53dには、嵌合凸部253が形成されており、回転操作部の固定部161には、上記嵌合凸部253が嵌る嵌合凹部161aが形成されている。
図1に示すように、プロジェクタ1の上面には、投影画像Pが出射する透過ガラス51が設けられており、透過ガラス51から出射した投影画像Pが、スクリーンなどの投影面101に投影される。
また、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1を操作するための操作部83が設けられている。また、プロジェクタ1の側面には、ピント調整のためのフォーカスレバー33が設けられている。
プロジェクタ1は、光源を備えた不図示の光源部と、光源からの光を用いて画像を形成する画像形成系Aとを有している。画像形成系Aは、画像形成素子としてのDMD12(Digital Mirror Device)を備えた画像形成部10と、光源からの光を、折り返してDMD12に照射して光像を生成する照明部20とで構成されている。また、画像を投影面101に投影するための投影光学系Bを有している。投影光学系Bは、透過型の屈折光学系を少なくとも一つ含み、正のパワーを有する共軸系の第1光学系70を備えた第1光学部30と、折り返しミラー41と正のパワーを有する曲面ミラー42とを備えた第2光学部40とで構成されている。
図3に示すように、画像形成部10、照明部20、第1光学部30、第2光学部40が、投影面および投影像の像面と平行な方向のうち図中Y方向に並べて配置されている。また、照明部20の図中右側には、光源部60が配置されている。
図4は、光源部60の概略斜視図である。
光源部60は、光源ブラケット62を有しており、光源ブラケットの上部にハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源61が装着さている。また、光源ブラケット62には、電源部80(図14参照)に接続された不図示の電源側コネクタと接続するコネクタ部62aが設けられている。
図5は、照明部20に収納された光学系部品を、他の部とともに示す斜視図である。
図5に示すように、照明部20は、カラーホイール21、ライトトンネル22、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25を有しており、これらは、照明ブラケット26に保持されている。照明ブラケット26は、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25が収納される筐体状の部分261を有しており、この筐体状の部分261の4つの側面部のうち、図中右側のみ側面を有し、他の3面は、開口した形状となっている。そして、図中X方向の奥側の側面部開口には、OFF光板27(図6参照)が取り付けられており、図中X方向手前側の側面部開口には、いずれの図面にも図示されていないカバー部材が取り付けられる。これにより、照明ブラケット26の筐体状の部分261に収納される2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25は、照明ブラケット26と、OFF光板27(図6参照)と、いずれの図面にも図示されていないカバー部材とにより覆われる。
照明ブラケット26の筐体状の部分261の上部には、図中Y方向に対して直交する上面26bが設けられている。この上面26bの4角には、第1光学部30をネジ止めするためのネジが貫通する貫通孔が設けられている(図6では、貫通孔26c1と26c2とが図示されており、残りの貫通孔については、不図示)。また、図中X方向手前側の貫通孔26c1,26c2に隣接して、第1光学部30を照明部20に位置決めするための位置決め孔26e1,26e2が設けられている。図中X方向手前側に設けられた2個の位置決め孔のうち、カラーホイール21配置側の位置決め孔26e1は、位置決めの主基準であり、丸穴形状となっており、カラーホイール21配置側と反対側の位置決め孔26e2は、位置決めの従基準であり、Z方向に延びる長穴となっている。また、各貫通孔26c1,26c2の周囲は、照明ブラケット26の上面26bよりも突出しており、第1光学部30をY方向に位置決めするための位置決め突起26fとなっている。位置決め突起26fを設けずに、Y方向の位置精度を高める場合、照明ブラケット26の上面全体の平面度を高める必要があり、コスト高になる。一方、位置決め突起26fを設けることで、位置決め突起26fの部分だけ、平面度を高めればよいので、コストを抑えて、Y方向の位置精度を高めることができる。
カラーホイール21は、円盤形状のものであり、カラーモータ21aのモータ軸に固定されている。カラーホイール21には、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。光源部60のホルダ64に設けられた不図示のリフレクタにより集光された光は、出射窓63を通って、カラーホイール21の周端部に到達する。カラーホイール21の周端部に到達した光は、カラーホイール21の回転により時分割でR,G,Bの光に分離される。
図8は、画像形成部10の斜視図である。
図8に示すように画像形成部10は、DMD12が装着されるDMDボード11を備えている。DMD12は、マイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を上向きにしてDMDボード11に設けられたソケット11aに装着されている。DMDボード11には、DMDミラーを駆動するための駆動回路などが設けられている。DMDボード11の裏面(ソケット11aが設けられた面と反対側の面)には、DMD12を冷却するための冷却手段としてのヒートシンク13が固定されている。DMDボード11のDMD12が装着される箇所は、貫通しており、ヒートシンク13には、この不図示の貫通孔に挿入される突起部13a(図7参照)が形成されている。この突起部13aの先端は、平面状になっている。突起部13aを不図示の貫通孔に挿入して、DMD12の裏面(画像生成面と反対側の面)に突起部13a先端の平面部を当接させている。この平面部やDMD12の裏面のヒートシンク13が当接する箇所に弾性変形可能な伝熱シートを貼り付けて、突起部13aの平面部とDMD12の裏面との密着性を高めて、熱伝導性を高めてもよい。
図9は、第1光学部30を、照明部20と画像形成部10とともに示す斜視図である。
図9に示すように、第1光学部30は、照明部20の上方に配置されており、複数のレンズで構成された第1光学系70(図2参照)を保持した投影レンズ部31と、この投影レンズ部31を保持するレンズホルダー32とを有している。レンズホルダー32には、下方へ延びる4つの脚部32a1〜32a4が設けられており(図9には、脚部32a2,32a3のみ図示されている。脚部32a1は、図3参照、脚部32a4は、図5参照)、各脚部32a1〜32a4の底面には、照明ブラケット26にねじ止めされるためのネジ穴が形成されている。
図10に示すように、脚部32a1,32a2には、被位置決め突起32b1,32b2が、設けられている。そして、図中右側の被位置決め突起32b1は、照明ブラケット26の上面26bに設けられた位置決めの主基準である丸穴形状の位置決め孔26e1に、図中左側の被位置決め突起32b2は、位置決めの従基準である長穴形状の位置決め孔26e2にそれぞれ挿入されて、Z軸方向、X軸方向の位置決めがなされる。そして、照明ブラケット26上面26bに設けられた貫通孔26c1〜26c4にネジ37を挿入し、レンズホルダー32の各脚部32a1〜32a4に設けられたネジ穴にネジ37をねじ止めすることで、第1光学部30が照明部20に位置決め固定される。
図11は、第2光学部40が備える第2光学系を、投影レンズ部31と照明部20と画像形成部10とともに示す斜視図である。
図11に示すように、第2光学部40は、第2光学系を構成する折り返しミラー41と、凹面状の曲面ミラー42とを備えている。曲面ミラー42の光を反射する面は、球面、回転対称非球面、自由曲面形状などにすることができる。
図12に示すように、第2光学部40は、曲面ミラー42から反射した光像を透過するとともに、装置内の光学系部品を防塵するための透過ガラス51も備えている。
第1光学系70を構成する投影レンズ部31を透過した光束は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間で、DMD12で生成された画像に共役な中間像を形成する。この中間像は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間に曲面像として結像される。次に、中間像を結像した後の発散する光束は、凹面状の曲面ミラー42に入射し、収束光束になり、曲面ミラー42により中間像を「さらに拡大した画像」にして投影面101に投影結像する。
図に示すように、画像形成部10、照明部20、第1光学部30、第2光学部40は、投影面の短軸方向であるY方向に積層配置されており、光源部60は、画像形成部10、照明部20、第1光学部30、第2光学部40が積層された積層体に対して投影面の長軸方向であるZ方向に配置されている。このように、本実施形態においては、画像形成部10、照明部20、第1光学部30、第2光学部40および光源部が、投影画像および投影面101に対して平行な方向であるY方向またはZ方向に並べて配置されている。さらに具体的には、画像形成部10と照明部20とからなる画像形成系Aと、第1光学部30と第2光学部40とからなる投影光学系Bとが積層された方向に対して直交する方向に光源部60が画像形成系Aに連結されている。また、画像形成系Aと光源部60とは、ベース部材53に平行な同一の直線上に配置されている。また、画像形成系Aと投影光学系Bとは、ベース部材53に垂直な同一の直線上に配置され、ベース部材53側から、画像形成系A、投影光学系Bの順番で配置されている。これにより、装置の設置スペースが投影面101に投影された投影画像の面に対して直交する方向に取られるのを抑制することができる。これにより、画像投影装置を机などの上に載せて使用する場合、狭い室内においても装置が、机や椅子の配置の邪魔になるのを抑制することができる。
図15〜図17に示すように、プロジェクタ1は、例えば会議室などで使用する場合、プロジェクタ1をテーブル100に置いてホワイトボードなどの投影面101に画像を投影して使用される。
図18に示すように、本実施形態のプロジェクタ1は、天井105に吊り下げて使用することもできる。この場合も、本実施形態のプロジェクタ1は、投影面101に対して直交する方向に短いので、天井105にプロジェクタ1を設置する際、天井105に配置された照明器具106に干渉することなく、設置することができる。
図19に示すように、プロジェクタ1の底面を構成するベース部材53には、開閉カバー54が設けられており、開閉カバー54には、回転操作部54aが設けられている。回転操作部54aを回転すると、開閉カバー54と装置本体との固定が解除され、開閉カバー54が、装置本体から取り外し可能となる。また、ベース部材53の開閉カバー54のX方向に隣接する箇所には、電源吸気口56が設けられている。
開閉カバー54を取り外すと、図20に示すように、光源部60の光源ブラケット62の光源61が装着された側と反対側の面が露出する。光源ブラケット62には、取っ手部66が、光源ブラケット62に対して図中点線で示すO1を回転中心にして回動自在に取り付けられている。
図21に示すように、プロジェクタ1の側面の一方(図中左側)にプロジェクタ1内に外気を取り込むための開口した吸気口84が設けられており、プロジェクタ1の側面の他方(図中右側)にプロジェクタ1内の空気を排気する開口した排気口85が設けられている。また、排気口85と対向するように、排気ファン86が設けられている。
図23も参照して吸気ブロワ91から送り出した空気の流れを説明する。吸気ブロワ91は、吸気口84の下方に対向配置されており、吸気口84と対向する面から吸気口84を介して外気を吸気するとともに、吸気口と対向する面と反対側の面から装置内部の空気を吸気して、吸気ブロワ91の下方に配置された垂直ダクト92へ流入する。垂直ダクト92へ流入した空気は、下方へと移動し、垂直ダクト92の下方部で連結された水平ダクト93へ送られる。
図に示すように、照明部20の画像形成部10、第1光学部30、第2光学部40の重量を支える脚29により、水平ダクト93を、照明部20の下方へ配置することができるスペースが確保できることがわかる。
図に示すように、水平ダクト93は、プロジェクタ1のベース部材53に固定されており、その上面の一部が開口している。この開口部に画像形成部10のヒートシンク13が貫通するように、画像形成部が水平ダクト93上に配置される。
図25、図26に示すように、水平ダクト93内を移動してきた空気は、光源部60の光源ブラケット62に設けられた通過部65または開口部65aへ流入する。開口部65aへ流入した空気は、開閉カバー54と光源ブラケット62との間へと流れ、開閉カバー54を冷却する。したがって、開閉カバー54から熱を奪うことが可能になる。また、通過部65自体は、光源61側と開閉カバー54側の両方の空気で熱が奪われる。
図27に示すように、開閉カバー54は、操作部材としての回転操作部54aを取り付けるための開口部155を有しており、この開口部155の周囲には、3箇所、回転操作部54aを回転自在に開閉カバー54に取り付けるための爪部153a〜153cが設けられている。また、開閉カバー54の一端(図中左側端部)には、ベース部材53の開口部たる光源部取り出し口53c(図32参照)の縁部に引っ掛けるための2個の引っ掛け部151を有している。また、上記引っ掛け部151と、開口部155との間には、光源ブラケット62の通過部65の両脇に当接して、光源部60を光源部60装着方向へ押し込む第2の押し込み手段としての一対の押し込み突起152が設けられている。また、開口部155の周囲の図中右側には、回転操作部54aが開閉カバー54から外れるのを抑制する外れ抑制突起154が設けられている。また、開口部155の周囲の押し込み突起152側には、回転操作部54aが開閉カバー54の第2の状態としての固定解除位置に到達したとき、回転操作部54aの固定部161が突き当る突き当て部156を有している。
図28に示すように、回転操作部54aのベースは、開閉カバー54の開口部155に収まるように開口部155の直径よりも若干直径が短い円形状となっている。この円形状の回転操作部54aに、開閉カバー54をベース部材53に固定にするための2個の固定部161(図中上下方向に設けられている)、円周方向に延び、径方向に突出した鍔部162が形成されている。鍔部162には、円周方向4箇所に切り欠き163が設けられている。また、4つの鍔部162のうち、回転操作部54aを開閉カバー54に組付ける際に、上記外れ抑制突起154と対向する図中手前側の鍔部162aは、一端側(図中左側)の径方向の高さM1よりも、他端側(図中右側)の径方向の高さM2が高くなっており、一端側から他端側に向けて径方向の高さが徐々に高くなるような形状となっている。また、この鍔部162aの他端側の径方向の高さM2は、他の鍔部162aの径方向高さよりも高くなっている。
付勢部材170は、板金を加工して形成されたもので、2箇所に回転操作部54aの付勢部材取り付け部165が貫通する貫通穴が設けらており、この貫通穴の周囲に複数の爪部171が設けられている。この貫通穴に回転操作部54aの付勢部材取り付け部165を貫通させ、付勢部材位置決め部166に付勢部材170を突き当てることで、付勢部材170を回転操作部54aに位置決めすることができる。また、貫通穴の周囲に設けた爪173が付勢部材取り付け部165に引っ掛かり、付勢部材170が回転操作部54aに固定される。
図30に示すように、固定部161の図中下面(ベース部材53と対向する面)には、ベース部材53に設けられた嵌合凸部253(図31参照)と嵌合する嵌合凹部161aが設けられている。この嵌合凹部161aよりも回転操作部54aの固定回転方向下流側(図中右側)には、図31に示す嵌合凸部253を押し戻す押し戻し部161bが嵌合凹部161aに隣接して設けられている。押し戻し部161bは、回転操作部54aの固定回転方向上流から下流に向けてベース部材53から徐々に離間するようなテーパ形状となっている。また、嵌合凹部161aよりも回転操作部54aの固定回転方向上流側(図中左側)には、回転操作部54aの固定回転方向上流から下流に向けてベース部材53から徐々に離間するようなテーパ形状の嵌合維持部161cが設けられている。
図31に示すように、回転操作部54aが固定位置にあるとき、上記固定部161の嵌合凹部161a嵌合する嵌合凸部253が各切欠き部53dに設けられている。各嵌合凸部253は、Z方向からみたとき台形形状であり、X方向からみたとき半円形状となるような形状となっている。
回転操作部54aを開閉カバー54の開口部155に組み付けるときは、まず、図32(a)に示すように、回転操作部54aの切り欠き163aを、爪部153aの位置に、切り欠き163cを、爪部153bの位置に、切り欠き163dを、爪部153cの位置にそれぞれ位置を合わせた後、回転操作部54aを、開閉カバー54の開口部155組み付ける。これにより、鍔部162が、爪部153a〜153cに当たることなく、回転操作部54aを開閉カバー54の開口部155に組み付けることができる。また、このとき、外れ抑制突起154と対向する鍔部162aの一端側付近が、外れ抑制突起154と対向している。
図33は、開閉カバー54を、ベース部材53の光源部取り出し口53cに組み付けたときの斜視図である。
図33に示すように、ベース部材53の光源部取り出し口53cの縁部は、内部側(上側)へ突出しており、回転操作部54aの固定部161と対向する箇所に切り欠き53dが設けられている。また、光源部取り出し口53cの縁部の(図中左側)も2箇所、切り欠いており、開閉カバー54の引っ掛け部151を引っ掛ける被引っ掛け部53eが形成されている。
回転操作部54aが、固定位置にあるときは、固定部161の一部が、上記切り欠き53dと対向する。これにより、回転操作部54aが、開閉カバー54がベース部材53に固定される固定位置に到達し、開閉カバー54がベース部材53に固定される。
図35に示すように、回転操作部54aが、固定解除位置にあるとき、ベース部材53に設けられた嵌合凸部253は、固定部161よりも固定回転方向(図中矢印X方向)側に位置している。回転操作部54aを図中矢印X方向に回動させると、固定部161が徐々に嵌合凸部253に近づいていき、固定部161の固定回転方向下流端(押し戻し部161bの図中右端)が、切り欠き部53dと対向すると同時に、嵌合凸部253と当接する。回転操作部54aをさらに、図中矢印X方向へ回転させると、押し戻し部161bに嵌合凸部253が接触しながら相対的に嵌合凹部161aへ移動する。嵌合凸部253の切り欠き部53dからの高さの方が、切り欠き部53dと固定部161と隙間よりも大きいため、固定部161は、嵌合凸部253から力を受ける。回転操作部54aは、樹脂などのある程度の弾性を有する材料で構成されており、また、固定部161は、回転操作部54aに片持ち支持されたような形状である。よって、嵌合凸部253から力を受けると、固定部161は、ベース部材53から離間する方向に撓む。これにより、嵌合凸部253は、固定部161を押し退けながら、押し戻し部161bを相対的に移動していく。そして、回転操作部54aが固定位置にくると、図36に示すように、嵌合凸部253が、嵌合凹部161aと嵌合する。これにより、固定部161が、図34に示したように、切り欠き部53dと対向して開閉カバー54が固定されるとともに、回転操作部54aが、開閉カバー54が固定される位置(第1状態)で留められる。このように、回転操作部54aが留められることで、装置の振動などにより回転操作部54aが開閉カバー固定解除方向に回動して、開閉カバー54の固定が解除されるのを防止することができる。
図39は、開閉カバー54をベース部材53の光源部取り出し口53cに固定時における光源部60の押し込みについて説明する図である。
図39(a)に示すように、光源部60を装置本体に挿入すると、照明ブラケットに設けられた被光源位置決め部26a1〜26a3に、光源部60のホルダ64に設けられた位置決め部64a1〜64a3が嵌合するとともに、雌型のコネクタ部62aに雄型の電源側コネクタ171が嵌合する。これにより、光源部が装置本体内で、Z方向およびX方向に位置決め固定される。
(1)
装置本体に対して着脱可能に構成された光源部60に備えられた光源61からの光を用いて画像を形成する画像形成部Aと、画像を投射する投射光学部Bと、光源部60を装置本体に対して着脱するために設けられた光源部取り出し口53cなどの開口部を開閉する開閉カバー54とを備えたプロジェクタ1などの画像投影装置において、開閉カバー54を装置本体に固定する第1状態と、この固定が解除される第2状態とを操作によって選択的とりうるように前記開閉カバー54に対して可動に取り付けられた回転操作部54aなどの操作部材と、装置本体及び操作部材のいずれか一方に設けられた嵌合凹部253および他方に設けられ嵌合凹部253と嵌合する嵌合凸部161aを備え、第2状態から第1状態をとなるように操作部材を操作すると、嵌合凹部161aを有する面に嵌合凸部253を押し当てながら、嵌合凸部253が嵌合凹部161aへ向けて相対的に移動し、嵌合凸部253が嵌合凹部161aと嵌合することで、操作部材を第1状態で留める留め手段と、嵌合凸部253が嵌合凹部161aに嵌合する手前で操作部材の操作を止めたとき、操作部材を、第2状態から第1状態をとなるように操作部材を操作するときの固定操作方向とは逆方向に押し戻す押し戻し部161aなどの押し戻し手段とを備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、操作部材がクリープ変形するのを抑制すことができ、かつ、振動などにより開閉カバーの装置本体に対する固定が解除されてしまうのを防止することができる。
また、上記(1)に記載の態様の画像投影装置において、押し戻し部161aなどの押し戻し手段は、第2状態から第1状態をとなるように回転操作部54aなどの操作部材を操作したときに、嵌合凹部161aを有する面の嵌合凸部253が押し当る箇所に形成され、嵌合凹部161aに向かうにつれて嵌合凸部253を有する面との隙間が徐々に狭まる傾斜部である。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、操作部材を、第2状態から第1状態をとなるように操作部材を操作するときの固定操作方向とは逆方向に押し戻すことができる。
また、装置本体に対して着脱可能に構成された光源部60に備えられた光源61からの光を用いて画像を形成する画像形成部Aと、画像を投射する投射光学部Bと、光源部60を装置本体に対して着脱するために設けられた光源部取り出し口53cなどの開口部を開閉する開閉カバー54とを備えたプロジェクタ1などの画像投影装置において、開閉カバー54は、開閉カバーを装置本体に固定する第1状態と、この固定が解除される第2状態とを操作によって選択的とりうるように前記開閉カバー54に対して可動に取り付けられた回転操作部54aなどの操作部材と、装置本体及び操作部材のいずれか一方に設けられた嵌合凹部161aおよび他方に設けられ嵌合凹部161aと嵌合する嵌合凸部253を備え、第2状態から第1状態をとなるように操作部材を操作すると、嵌合凹部161aを有する面に嵌合凸部253を押し当てながら、嵌合凸部253が嵌合凹部161aへ向けて相対的に移動し、嵌合凸部253が嵌合凹部161aと嵌合することで、操作部材を第1状態で留める留め手段と、嵌合凸部253が嵌合凹部161aを通りすぎたとき、嵌合凸部253を嵌合凹部161aへ押し戻す嵌合維持部161cなどの嵌合維持手段とを備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、操作部材を第1状態からさらに回転させたところで止めても、操作部材が自ら回転して、嵌合凸部253と嵌合凹部161aとが嵌合する位置に戻すことができる。これにより、操作部材がクリープ変形するのを抑制すことができる。
また、上記(1)または(2)に記載の態様の画像投影装置において、嵌合凸部253が嵌合凹部161aを通りすぎたとき、嵌合凸部253を嵌合凹部161aへ押し戻す嵌合維持部161cなどの嵌合維持手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、操作部材を第1状態からさらに回転させたところで止めても、操作部材が自ら回転して、嵌合凸部253と嵌合凹部161aとが嵌合する位置に戻すことができる。これにより、操作部材がクリープ変形するのを抑制すことができる。
また、上記(3)または(4)に記載の態様の画像投影装置において、嵌合維持部161cなどの嵌合維持手段は、嵌合凸部253が嵌合凹部161aを通りすぎたとき、嵌合凹部161aを有する面の嵌合凸部253が押し当る箇所に形成され、嵌合凹部161aから離れるに従い嵌合凸部253の有する面との隙間が徐々に狭まる傾斜部である。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、嵌合凸部253が嵌合凹部161aを通りすぎたとき、嵌合凸部253を嵌合凹部161aへ押し戻すことができる。
また、上記(1)乃至(5)いずれかに記載の態様の画像投影装置において、光源部60が装置本体に装着されたときに、光源部60が突き当る突き当て部を有し、開閉カバー54は、第2状態から第1状態をとなるように操作部材を操作すると、光源部60に当接して、光源部60を突き当て部に押し込む板バネ部172などの押し込み手段を設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、開閉カバー54を装置本体に固定すると、光源部60が押し込み手段により突き当て部側へ押圧され、光源部60が、押し込み手段と突き当て部とにより挟持固定される。このように、開閉カバー54の装置本体に固定に連動して、光源部60が、固定されるので、開閉カバー54を装置本体へ固定するための操作とは別に、光源部60を固定するための操作が必要な特許文献1に記載の画像投影装置に比べて、光源部60の交換作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては、突き当て部を、照明ブラケット26の光源被位置決め穴26a3の縁部T1、照明ブラケット26の被光源位置決め突起26a1,26a2が設けられた面T2、電源側コネクタ部171の突き当て部T3で構成した。
上記(6)に記載の態様の画像投影装置において、押し込み手段は、光源部60を突き当て部に付勢する板バネ部172などの付勢手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように操作部材と光源部との隙間にばらつきがあっても、光源部を押し込む力が大きく変動するの抑制することができる。
また、上記(6)または(7)に記載の態様の画像投影装置において、板バネ部172などの押し込み手段は、第2状態から第1状態にする操作部材の操作により光源部60に対する押し込み力が徐々に高まる構成とした。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、操作部材を第2状態から第1状態へ操作するときの操作抵抗が急激に増加するのを防止することができる。これにより、操作部材を第1状態にさせるときに大きな力を要することなく、第1状態にすることができる。これにより、操作部材を容易に操作することができる。
また、上記(1)乃至(8)いずれかに記載の態様の画像投影装置において、操作部材は、開閉カバー54に対して回転自在に取り付けられた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、操作部材を直線移動するように開閉カバーに取り付けたものに比べて、操作部材の操作量を多くすることができる。これにより、操作部材を直線移動するように構成した場合に比べて、押し戻し部や傾斜部の傾斜、板バネ部の傾斜を緩くすることができる。これにより、操作部材を直線移動するように構成した場合に比べて、回転操作量に対する操作部材にかかる力の増加量を減少させることができる。これにより、第2状態から第1状態にするときの繰り返し過剰による操作部材の破断を抑制することができる。
10:画像形成部
20:照明部
40:光学部
53:ベース部材
53c:光源取り出し口
53d:切り欠き部
53e:被引っ掛け部
54:開閉カバー
54a:回転操作部
60:光源部
61:光源
62a:コネクタ部
64:ホルダ
65:通過部
70:光学系
161:固定部
161a:嵌合凹部
161b:押し戻し部
161c:嵌合維持部
170:付勢部材
172:板バネ部
253:嵌合凸部
253 嵌合凸部
A:画像形成系
B:投影光学系
Claims (6)
- 装置本体に対して着脱可能に構成された光源部に備えられた光源からの光を用いて画像を形成する画像形成部と、
前記画像を投射する投射光学部と、
前記光源部を装置本体に対して着脱するために設けられた開口部を開閉する開閉カバーとを備えた画像投影装置において、
前記開閉カバーを装置本体に固定する第1状態と、この固定が解除される第2状態とを操作によって選択的とりうるように前記開閉カバーに対して可動に取り付けられた操作部材と、
装置本体及び前記操作部材のいずれか一方に設けられた嵌合凹部および他方に設けられ前記嵌合凹部と嵌合する嵌合凸部を備え、前記第2状態から前記第1状態をとなるように前記操作部材を操作すると、前記嵌合凹部を有する面に前記嵌合凸部を押し当てながら、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部へ向けて相対的に移動し、前記嵌合凸部が嵌合凹部と嵌合することで、前記操作部材を前記第1状態で留める留め手段と、
前記嵌合凸部が嵌合凹部を通りすぎたとき、前記嵌合凸部を前記嵌合凹部へ押し戻す嵌合維持手段とを備えたことを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1の画像投影装置において、
前記嵌合維持手段は、前記嵌合凸部が嵌合凹部を通りすぎたとき、嵌合凹部を有する面の嵌合凸部が押し当る箇所に形成され、嵌合凹部から離れるに従い前記嵌合凸部の有する面との隙間が徐々に狭まる傾斜部であることを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1または2の画像投影装置において、
前記光源部が装置本体に装着されたときに、前記光源部が突き当る突き当て部を有し、
前記開閉カバーは、前記第2状態から前記第1状態をとなるように前記操作部材を操作すると、前記光源部に当接して、前記光源部を突き当て部に押し込む押し込み手段を設けたことを特徴とする画像投影装置。 - 請求項3の画像投影装置において、
前記押し込み手段は、前記光源部を突き当て部に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする画像投影装置。 - 請求項3または4の画像投影装置において、
前記押し込み手段は、前記第2状態から前記第1状態にする前記操作部材の操作により前記光源部に対する押し込み力が徐々に高まる構成としたことを特徴とする画像投影装置。 - 請求項1乃至5いずれかの画像投影装置において、
前記操作部材は、前記開閉カバーに対して回転自在に取り付けられたことを特徴とする画像投影装置。
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