JP6046119B2 - 脱水環化試薬を使用するn−オキシドのn−脱メチル化によるモルヒネ類似体の調製における方法および中間体 - Google Patents
脱水環化試薬を使用するn−オキシドのn−脱メチル化によるモルヒネ類似体の調製における方法および中間体 Download PDFInfo
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Description
本出願は、2011年5月2日出願の同時係属中の米国仮出願第61/481,359号の優先権の恩典を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
本出願は、ナルトレキソン、ナロキソンおよびナルブフィンなどのモルヒネ類似体の調製において有用な新規の方法および中間体に関する。特定の例では、本方法はオキシモルホンN-オキシドまたはオキシコドンN-オキシドで出発し、脱水環化試薬を使用するオキサゾリジン中間体の形成を含む。
ナルトレキソン、ナロキソンおよびナルブフィンなどの様々なモルヒネアンタゴニストが、モルヒネ、コデイン、テバインまたはオリパビンなどの天然オピエートからの半合成により入手可能である(スキーム1)。これらの化合物はアンタゴニスト(ナルトレキソンおよびナロキソン)ならびに混合アゴニスト/アンタゴニスト(ナルブフィン)として医学において広範に使用されている。ナルトレキソンは、アルコール依存症の処置に長きにわたって使用されており、アルコール依存症およびオピオイド依存症の処置用の長期放出注射用懸濁液剤であるVivitrol(登録商標)中の有効成分である。ナロキソンは、オピオイド過量投与の逆転用のNarcan(登録商標)中の有効成分であり、オピオイド耽溺の処置用のブプレノルフィン(Suboxone(登録商標))、疼痛の処置用のチリジン(Valoron N(登録商標))、ならびに疼痛の処置の間のオピオイド誘発性腸管機能不全の予防および/または処置用のオキシコドン(Targin(登録商標))との組み合わせで、副作用を緩和するために使用される。ナルブフィンは、Nubain(登録商標)中の有効成分であり、非常に低用量で特に女性において疼痛の処置に使用される。
天然オピエートからC-14ヒドロキシ誘導体への変換が十分に確立されていることから、N-脱メチル化およびアルキル化を経由するオキシモルホンから対応する類似体への直接変換を行うことが好都合である。本出願は、バージェス試薬などの脱水環化試薬とオキシモルホンおよびオキシコドンに例えば由来するN-オキシドとのかなり予想外の反応によって対応するオキサゾリジンが得られること、ならびにこれらのオキサゾリジンからナルトレキソン、ナルブフィン、ナロキソンおよび他の類似体への効率的な変換を報告する。
(a) 式IIIの化合物を与える条件下で式IIの化合物と酸化剤とを反応させる工程:
および
(b) 式Iの化合物を与える条件下で式IIIの化合物と脱水環化試薬とを反応させる工程を含み、
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
式I、IIおよびIIIの化合物において、R1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法を含む。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
式Vの化合物を与える条件下で式Iの化合物と:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり、
式VIのアルキル化試薬とを反応させる工程を含み:
R3-LG VI
式中、R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され、LGは脱離基であり;
式I、VおよびVIの化合物において、R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法を含む。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R8およびR9はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R9は存在せず; あるいは、
式Iの化合物中で、R1およびR2が、加水分解条件下で除去されるPGである場合、R8およびR9はHであり;
PGは保護基であり、
式Xの化合物において、R8およびR9中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR8およびR9中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、
が=Oを表す場合、Hは存在せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;
R3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R4およびR5はH、C1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R5は存在せず;
PGは保護基であり;
R3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[1]
以下の式Iの化合物の調製のための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 2 は存在せず;かつ
PGは保護基であり、
(a) 式IIIの化合物を与える条件下で以下の式IIの化合物と酸化剤とを反応させる工程:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 2 は存在せず;かつ
PGは保護基である; ならびに
(b) 式Iの化合物を与える条件下で式IIIの化合物と脱水環化試薬とを反応させる工程
を含み、
式I、IIおよびIIIの化合物において、R 1 およびR 2 中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 およびR 2 中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法。
[2]
式Iの化合物が以下の式I(a)、I(b)およびI(c)の化合物より選択される、[1]記載の方法:
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、かつPGは保護基であり;
R 1 およびR 2 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 およびR 2 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[3]
R 1 およびR 2 がC 1〜6 アルキル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルおよびPGより独立して選択される、[1]または[2]記載の方法。
[4]
R 1 およびR 2 がMe、Et、Ph、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびPGより独立して選択される、[3]記載の方法。
[5]
酸化剤が過酸化物または過酸である、[1]〜[4]のいずれか一項記載の方法。
[6]
酸化剤がm-クロロ過安息香酸(mCPBA)である、[5]記載の方法。
[7]
脱水環化試薬がバージェス試薬、TsCl、CrO 3 、DCC、XtalFluor(商標)およびカルボニルジイミダゾール、好ましくはバージェス試薬より選択される、[1]〜[6]のいずれか一項記載の方法。
[8]
バージェス試薬を使用して式IIIの化合物から式Iの化合物を与える条件が、式IIIの化合物から式Iの化合物への変換が十分な程度に進行する時間にわたる、不活性有機溶媒または有機溶媒混合物中での、約-50℃〜約50℃の温度を含む、[7]記載の方法。
[9]
バージェス試薬および式IIIの化合物が約1.5:1〜約1:1のモル比で使用される、[8]記載の方法。
[10]
以下の式Vの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 2 は存在せず;
PGは保護基であり;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;かつ
Xは対アニオンであり、
式Vの化合物を与える条件下で[1]〜[4]のいずれか一項に記載の式Iの化合物と以下の式VIのアルキル化試薬とを反応させる工程を含み:
R 3 -LG VI
式中、R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され、かつLGは脱離基であり;
式I、VおよびVIの化合物において、R 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法。
[11]
R 3 がC 1〜6 アルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 3〜6 シクロアルケニル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルより選択される、[10]記載の方法。
[12]
R 3 がMe、Et、アリル、Ph、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチルおよびシクロヘキシルメチルより選択される、[11]記載の方法。
[13]
LGがハロ、Ms、Ts、Ns、TfおよびC 1〜6 アシルより選択される、[10]〜[12]のいずれか一項記載の方法。
[14]
XがLGのアニオンである、[10]〜[13]のいずれか一項記載の方法。
[15]
式Vの化合物が以下の式V(a)、V(b)およびV(c)の化合物より選択される、[10]〜[14]のいずれか一項記載の方法:
式中、
は単結合または二重結合を表し;かつ
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、かつPGは保護基であり;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、かつ
R 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[16]
以下の式VIIの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、
が=Oを表す場合、Hは存在せず;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;かつ
R 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよく、
R 1 および/またはR 2 がPGである[10]〜[15]のいずれか一項に記載の式Vの化合物を脱保護する工程
を含む、方法。
[17]
以下の式VIIIの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
R 4 およびR 5 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 5 は存在せず、あるいは、
式Vの化合物中で、R 1 およびR 2 が、還元条件下で除去されるPGである場合、R 4 およびR 5 はHであり;
PGは、還元条件下で除去されない保護基であり、かつ
R 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよく、
[10]〜[15]のいずれか一項に記載の式Vの化合物を還元条件下で処理する工程
を含む、方法。
[18]
以下の式IXの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
R 6 およびR 7 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 7 は存在せず、あるいは、
式Vの化合物中で、R 1 およびR 2 が、加水分解条件下で除去されるPGである場合、R 6 およびR 7 はHであり;
PGは、加水分解条件下で除去されない保護基であり、かつ
R 3 、R 6 およびR 7 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 、R 6 およびR 7 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよく、
[10]〜[15]のいずれか一項に記載の式Vの化合物を加水分解条件下で処理する工程
を含む、方法。
[19]
式VIIIの化合物を与える還元条件が、式Vの化合物から式VIIIの化合物への変換が十分な程度に進行する時間および温度にて、場合によってはルイス酸の存在下で、式Vの化合物を金属水素化物還元剤などの好適な還元剤で処理することを含む、[17]記載の方法。
[20]
式IXの化合物を与える加水分解条件が、式Vの化合物から式IXの化合物への変換が十分な程度に進行する時間および温度にて、式Vの化合物を好適な酸性(例えば酢酸/アンモニア緩衝液)または塩基性(例えば炭酸水素アンモニウム/アンモニア)条件下で処理することを含む、[18]記載の方法。
[21]
以下の式Xの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 8 およびR 9 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 9 は存在せず; あるいは、
式Iの化合物中で、R 1 およびR 2 が、加水分解条件下で除去されるPGである場合、R 8 およびR 9 はHであり;かつ
PGは保護基であり、
ここで、式Xの化合物において、R 8 およびR 9 中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 8 およびR 9 中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよく、
[1]〜[9]のいずれか一項に記載の式Iの化合物を酸性条件下または塩基性条件下のいずれかで処理する工程
を含む、方法。
[22]
式Iの化合物中のPGが、式Iの化合物を式Xの化合物に加水分解する条件下で除去される保護基である、[21]記載の方法。
[23]
PGが、式Iの化合物を式Xの化合物に加水分解する条件下で除去されない保護基であり、式Xの化合物の調製後の別個の工程において除去されてもよい、[21]記載の方法。
[24]
以下の式XIIの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 8 およびR 9 はH、C 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 9 は存在せず;
PGは保護基であり;
R 10 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;かつ
R 8 、R 9 およびR 10 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 8 、R 9 およびR 10 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよく、
LG 1 が脱離基であり、かつR 10 がC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択される式R 10 -LG 1 (XI)の化合物との、アルキル化条件下での反応によって、[21]〜[23]のいずれか一項に記載の式Xの化合物のN-17を選択的にアルキル化する工程
を含む、方法。
[25]
式XIIの化合物中のR 8 および/またはR 9 がPGであり、かつ式XIIの化合物を、PGを除去する条件下でさらに処理することで、R 8 および/またはR 9 がHである式XIIの対応する化合物が得られる、[24]記載の方法。
[26]
以下の式Vの化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 2 は存在せず;
PGは保護基であり;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、かつ
R 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[27]
R 1 およびR 2 がC 1〜6 アルキル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルおよびPGより独立して選択される、[26]記載の化合物。
[28]
R 1 およびR 2 がMe、Et、Ph、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびPGより独立して選択される、[27]記載の化合物。
[29]
R 3 がC 1〜6 アルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 3〜6 シクロアルケニル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルより選択される、[26]〜[28]のいずれか一項記載の化合物。
[30]
R 3 がMe、Et、アリル、Ph、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチルおよびシクロヘキシルメチルより選択される、[29]記載の化合物。
[31]
XがOH - 、Br - またはCl - である、[26]〜[30]のいずれか一項記載の化合物。
[32]
以下の式V(a)、V(b)およびV(c)の化合物より選択される、[26]記載の化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表し;かつ
R 1 およびR 2 はC 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、かつPGは保護基であり;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、かつ
R 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 1 、R 2 およびR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[33]
以下の式VIIの化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、かつ
が=Oを表す場合、Hは存在せず;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;かつ
R 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[34]
R 3 がC 1〜6 アルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 3〜6 シクロアルケニル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルより選択される、[33]記載の化合物。
[35]
R 3 がMe、Et、アリル、Ph、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチルおよびシクロヘキシルメチルより選択される、[34]記載の化合物。
[36]
XがOH - 、Br - またはCl - である、[33]〜[35]のいずれか一項記載の化合物。
[37]
以下の式VII(a)、VII(b)およびVII(c)の化合物より選択される、[33]記載の化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;かつ
R 3 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[38]
以下の式VIIIの化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
R 4 およびR 5 はH、C 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R 5 は存在せず;
PGは保護基であり;かつ
R 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
[39]
R 3 がC 1〜6 アルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 3〜6 シクロアルケニル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルより選択される、[38]記載の化合物。
[40]
R 3 がMe、Et、アリル、Ph、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチルおよびシクロヘキシルメチルより選択される、[39]記載の化合物。
[41]
R 4 およびR 5 がH、C 1〜6 アルキル、フェニル、ナフチル、インダニル、C 3〜6 シクロアルキル、C 1〜6 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜6 アルキレンC 3〜6 シクロアルキルおよびPGより独立して選択される、[38]〜[40]のいずれか一項記載の化合物。
[42]
R 4 およびR 5 がH、Me、Et、Ph、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびPGより独立して選択される、[41]記載の化合物。
[43]
以下の式VIII(a)、VIII(b)およびVIII(c)の化合物より選択される、[38]記載の化合物、またはその塩もしくは溶媒和物:
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R 3 はC 3〜10 シクロアルキル、C 3〜10 シクロアルケニル、C 1〜10 アルキル、C 2〜10 アルケニル、C 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリールおよびC 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルより選択され;
R 4 およびR 5 はH、C 1〜10 アルキル、C 6〜10 アリール、C 3〜10 シクロアルキル、C 1〜10 アルキレンC 6〜10 アリール、C 1〜10 アルキレンC 3〜10 シクロアルキルおよびPGより独立して選択され;
PGは保護基であり;かつ
R 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR 3 、R 4 およびR 5 中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
本出願の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本出願の真意および範囲内の各種の変更および修正がこの詳細な説明から当業者に明らかになることから、本出願の態様を示す詳細な説明および具体例が例示のみを目的として示されると理解すべきである。
I. 定義
当業者が理解するように、別途指示しない限り、この節および他の節に記載の定義および態様は、それらが好適である本明細書に記載の本出願のすべての態様および局面に適用可能であるように意図されている。
この試薬は市販されており(例えば米国ミズーリ州セントルイスSigma Aldrichから)、またはクロロスルホニルイソシアネートからメタノール、続いてベンゼン中トリエチルアミンによる処理によって調製することができるxv。
本出願は、式Iの化合物の調製のための方法であって:
(a) 式IIIの化合物を与える条件下で式IIの化合物と酸化剤とを反応させる工程:
および
(b) 式Iの化合物を与える条件下で式IIIの化合物と脱水環化試薬とを反応させる工程を含み、
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
式I、IIおよびIIIの化合物において、R1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法を含む。
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、PGは、本出願の方法を使用してそれぞれ式I(a)、I(b)およびI(c)の化合物を与える保護基であり:
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、PGは保護基であり;
式I(a)、I(b)、I(c)、II(a)、II(b)およびII(c)の化合物において、R1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
は単結合である)に由来するオキシコドンN-オキシドとバージェス試薬との反応を調査したところ、対応するオキサゾリジン(式I(b)の化合物、式中、R1 = Meであり、
は単結合である)へのクリーンな変換が得られ、スキーム2に示すSmith手順において引用される収率よりも著しく高い収率が得られた。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、
が=Oを表す場合、Hは存在しない。
式Iの化合物はアルキル化試薬との反応によって対応する第四級塩に変換された。したがって、本出願はまた、式Vの化合物を調製するための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
式Vの化合物を与える条件下で式Iの化合物と:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり、
式VIのアルキル化試薬とを反応させる工程を含み:
R3-LG VI
式中、
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
LGは脱離基であり、
式I、VおよびVIの化合物において、R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法を含む。
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、
が=Oを表す場合、Hは存在せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;
R3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R4およびR5はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R5は存在せず、あるいは、
式Vの化合物中で、R1およびR2が、還元条件下で除去されるPGである場合、R4およびR5はHであり;
PGは、還元条件下で除去されない保護基であり、
R3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R4およびR5はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R5は存在せず、あるいは、
式Vの化合物中で、R1およびR2が、還元条件下で除去されるPGである場合、R4およびR5はHであり;
PGは、還元条件下で除去されない保護基であり、
R3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R6およびR7はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R7は存在せず、あるいは、
式Vの化合物中で、R1およびR2が、加水分解条件下で除去されるPGである場合、R6およびR7はHであり;
PGは、加水分解条件下で除去されない保護基であり、
R3、R6およびR7中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R6およびR7中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
酸性条件または塩基性条件下での式Iの化合物の加水分解によって、式Xの遊離フェノールが得られる:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R8およびR9はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R9は存在せず; あるいは、
式Iの化合物中で、R1およびR2が、加水分解条件下で除去されるPGである場合、R8およびR9はHであり;
PGは保護基であり、
式Xの化合物において、R8およびR9中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR8およびR9中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R8およびR9はH、C1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R9は存在せず;
PGは保護基であり;
R10はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R8、R9およびR10中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR8、R9およびR10中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
本出願は、式Vの化合物、またはその塩もしくは溶媒和物を含む:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;
PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択され、PGは保護基であり;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり、
R1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1、R2およびR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず、
が=Oを表す場合、Hは存在せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;
R3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
Xは対アニオンであり;
R3中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R4およびR5はH、C1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R5は存在せず;
PGは保護基であり;
R3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
式中、
は単結合または二重結合を表し;
R3はC3〜10シクロアルキル、C3〜10シクロアルケニル、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、C6〜10アリール、C1〜10アルキレンC6〜10アリールおよびC1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルより選択され;
R4およびR5はH、C1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C1〜10アルキレンC6〜10アリール、C1〜10アルキレンC3〜10シクロアルキルおよびPGより独立して選択され;
PGは保護基であり;
R3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な水素はFで置き換えられてもよく、かつ/またはR3、R4およびR5中の1個もしくは複数の利用可能な原子は同位体標識で置き換えられてもよい。
N-酸化の一般的手順
4℃に冷却したオキシコドン、オキシモルホンまたは3-O-Ac-オキシモルホン(1gスケール)のジクロロメタン(10mL)溶液にmCPBA(1当量、純度77%)を加えた。反応混合物を10分間攪拌した後、激しく攪拌されたジエチルエーテル(100mL)に滴下した。生成物の白色析出物を濾去してほぼ定量的な収率を得た。
オキシモルホン(600mg; 1.99mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解させた。次に固体K2CO3(275mg; 1.99mmol)および無水酢酸(188μL、1.99mmol)を加え、反応混合物を室温で1.5時間攪拌した。TLC(95/5 ジクロロメタン:メタノール、二重展開)は微量の出発原料のみを示した。粗材料を単離なしで酸化プロトコールに供してN-オキシドを固体として得た。
オキシモルホン(100mg、0.33mmol)を酢酸エチル(1mL)に懸濁させ、クロロギ酸エチル(32μL、33mmol)を滴下した後、トリエチルアミン(46μL、33mmol)を加えた。反応混合物(白色懸濁液)を室温で1時間攪拌した。TLC分析(ジクロロメタン/メタノール/アンモニア(90:8:2))は生成物への本質的にクリーンな変換を示し(Rf = 0.70)、これを単離なしで直ちに酸化プロトコールに供して標記化合物を固体として得た。RF = 0.28(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム90:8:2);
(5aR,8aS,11aR,11bS)-2-メトキシ-5,5a,9,10-テトラヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-11(11aH)-オン
オキシコドンN-オキシド(実施例1a、150mg; 0.45mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解させた。反応混合物をアセトン/N2(液体)浴中で-20〜-25℃に冷却し、バージェス試薬(150mg; 0.63mmol)を固体として1回で加えた。反応混合物を5時間攪拌し、室温に昇温させた。-5℃で反応混合物の色は無色から帯黄色に変化した。次に混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、NaHCO3(2x10mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(15mL)で再抽出し、一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮して標記オキサゾリジン157mgを黄色固体として得た。化合物はシリカ上で安定で、低融点で吸湿性の固体であった。データは純度90%で収集した。
RF = 0.7(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
(5aR,8aS,11aR,11bS)-2-アセトキシ-5,5a,9,10-テトラヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-11(11aH)-オン、ワンポットプロトコール
オキシモルホン(600mg; 1.99mmol)をテトラヒドロフラン(8mL)に溶解させた。次に固体K2CO3(275mg; 1.99mmol)および無水酢酸(188μL、1.99mmol)を加え、反応混合物を室温で1.5時間攪拌した。TLC(95/5 ジクロロメタン:メタノール、二重展開)は微量の出発原料のみを示した。次に反応混合物を氷浴中で約4℃に冷却し、mCPBA(446mg; 1.99mmol; 純度77%)のジクロロメタン(6mL)中冷(4℃)溶液を1分かけて滴下した。[mCPBA溶液は、mCPBA(77%)669mgをジクロロメタン(9mL)に溶解させ、MgSO4(670mg)を加えることで調製した。混合物を30分かけて数回攪拌し、氷浴中で4℃に冷却した]。1時間攪拌後、N-オキシドの白色析出物が形成され、反応混合物を-20℃に冷却した。次にジクロロメタン(7mL)中バージェス試薬(593mg、2.49mmol)を反応混合物中に-20℃で2分かけてカニューレ注入した。反応混合物を10℃に昇温(総反応時間3時間)させた後、酢酸エチル(100mL)で抽出し、NaHCO3溶液(2x20mL)で洗浄した。一緒にした水層を酢酸エチル(2x20mL)で再抽出し、一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して相当に純粋な(92〜95%)材料636mg(93%)を得た。25℃から5〜10℃までの温度レジームでのEtOH/i-PrOH 1:1混合物(2mL)からの生成物の結晶化によって生成物520mg(76%)を得た。1グラムスケールでの実験の反復によって78%の標記化合物を固体として得た。
RF = 0.7(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
(5aR,8aS,11aR,11bS)-2-[(エトキシカルボニル)オキシ]-5,5a,9,10-テトラヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-11(11aH)-オン、ワンポットプロトコール
オキシモルホン(100mg、0.33mmol)を酢酸エチル(1mL)に懸濁させ、クロロギ酸エチル(32μL、33mmol)を滴下した後、トリエチルアミン(46μL、33mmol)を加えた。反応混合物(白色懸濁液)を室温で1時間攪拌した。TLC分析(ジクロロメタン/メタノール/アンモニア(90:8:2))はエチルカーボネート保護オキシモルホンへの本質的にクリーンな変換を示した。
RF = 0.70(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
実施例3からのオキサゾリジン(0.1g、0.29mmol)をAcOH/NH3緩衝液(pH 9、10% w/w、1.5mL)に懸濁させ、50℃で16時間加熱した。次に反応混合物を室温に冷却し、さらに2時間攪拌した。生成物の明褐色析出物を濾去し、乾燥させてノルオキシモルホン69mg(82%)を帯褐色固体として得た。融点300℃超(文献300℃超)xvi。
実施例3からのオキサゾリジン(0.2g、0.57mmol)をNH4HCO3/NH3緩衝液(pH 9、10% w/w、1mL)に懸濁させ、50℃で16時間加熱した。次に反応混合物を室温に冷却し、さらに2時間攪拌した。生成物の明褐色析出物を濾去し、乾燥させてノルオキシモルホン131mg(78%)を帯褐色固体として得た。融点300℃超。
ナルトレキソン
ノルオキシモルホン(実施例5、100mg; 0.348mmol)のN-メチル-2-ピロリドン(NMP)/H2O混合物(10:1; 0.35mL)中懸濁液にシクロプロピルメチルブロミド(64mg; 0.479mmol)およびEt3N(45μl; 0.327mmol)を加えた。反応器をアルゴンで掃流し、反応混合物を70℃で2時間攪拌した。その時点でさらなるEt3N(45μl; 0.327mmol)を加え、混合物を70℃でさらに6時間攪拌した。次に反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3x3mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(5mL)で再抽出し、一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させた。残渣のカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 4:1)によってナルトレキソン103mg(87%)を白色固体として得た。融点173〜175℃(アセトン)、融点159〜161℃(MeOH)、[文献融点174〜176℃(アセトン)]xvii、すべての点で文献記載の材料と同一xviii。
Rf 0.42(酢酸エチル + 20% MeOH);
ナロキソン
ノルオキシモルホン(実施例5、100mg; 0.348mmol)のNMP/H2O混合物(10:1; 0.35mL)中懸濁液に臭化アリル(56mg; 0.463mmol)およびEt3N(45μl; 0.327mmol)を加えた。反応器をアルゴンで掃流し、混合物を70℃で2時間攪拌した。その時点でさらなるEt3N(45μl; 0.327mmol)を加え、混合物を70℃でさらに7.5時間攪拌した。次に反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(15mL)で希釈し、飽和NaHCO3(3x3mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(5mL)で再抽出し、一緒にした有機層をMgSO4で乾燥させた。残渣のカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 4:1)によってナロキソン96mg(84%)を白色固体として得た。融点: 181〜182℃(酢酸エチル)、[文献融点173〜175]xix、[文献179.5℃(トルエン)]xx、すべての点で文献記載の材料と同一xxi。
ナルブホン
ノルオキシモルホン(実施例5、220mg; 0.766mmol)、炭酸水素ナトリウム(77mg; 0.92mmol)、シクロブチルメチルブロミド(160mg; 1.07mmol)およびNMP(1mL)のスラリーを窒素雰囲気下90℃で19時間攪拌した。次に反応混合物を冷却し、水(10mL)で反応停止させた。pHを9に調整後、生成物をDCM(3x5mL)で抽出した。一緒にした有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させた。カラムクロマトグラフィーによりナルブホン180mg(66%)を白色固体として得た。融点170〜172℃(アセトン)、[文献173〜174℃(クロロホルム)]xxii; Rf 0.64(酢酸エチル + 20%メタノール);
(5aR,8aS,11aR,11bS)-6-アリル-2-メトキシ-11-オキソ-5,5a,9,10,11-ペンタヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-6-イウムブロミド
実施例2からの化合物(20mg; 0.064mmol)をニトロメタン(0.5mL)に溶解させ、臭化アリル(77mg; 0.63mmol)を加えた。反応混合物を85℃に加熱し、16時間攪拌した後、室温に冷却した。析出した固体を濾過し、減圧乾燥させて本質的に純粋な第四級塩(22mg、80%)を得た。
Rf = 0.10〜0.15(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
注: 600MHz/150MHz NMRでの炭素信号は回転異性体を示す。
(5aR,8aS,11aR,11bS)-2-アセトキシ-6-アリル-11-オキソ-5,5a,9,10,11-ペンタヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-6-イウムブロミド
実施例3の化合物(25.5mg、0.075mmol)をニトロメタン0.3mL中臭化アリル3当量(19.0μL、0.224mmol)と共に攪拌した。2時間攪拌後、溶媒を蒸発させて標記化合物36mgを本質的に定量的な収率で得た。
RF = 0.2(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
(5aR,8aS,11aR,11bS)-6-アリル-2-ヒドロキシ-11-オキソ-5,5a,9,10,11-ペンタヒドロ-6,11b-エタノ-7H-フロ[2',3',4',5':4,5]フェナントロ[9,8a-d]オキサゾール-6-イウムヒドロキシド
実施例3の化合物(60mg、0.176mmol)をニトロメタン(0.6mL)に溶解させ、臭化アリル(0.15mL、1.759mmol)を混合物に加えた。溶液を室温で2時間攪拌し、その時点でTLC(DCM/MeOH/NH4OH 90/9/1)は生成物の形成のみを示した。析出物はその時点で観察されず、混合物を終夜攪拌した。12時間後のTLCは前日のそれと同一であった。溶媒をアルゴン気流下で蒸発させ、粗材料のNMRを得た。NMRは10%の「溶媒和」生成物を示した。化合物をCD3OD中に数時間放置した後、「裸」生成物対「溶媒和」生成物の比が変化する(40%、600MHzでのNMRを参照)。CD3ODを蒸発させ、混合物を飽和NaHCO3溶液(0.3mL)中で攪拌し、濃縮乾固後、残渣をDCM/MeOH/H2O(5/1/0.06)中、シリカゲル(7mL)上でのクロマトグラフィーで精製して標記化合物(双性イオンとしての)52mg(83%)を得た。
RF = 0.1(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2);
3-アセトキシ-17-(2-ニトロエチル)-ノルオキシモルホン
実施例3の化合物(59mg、0.173mmol)をニトロメタン(0.6mL)に溶解させ、シクロプロピルメチルブロミド(50.0μL、0.519mmol)を混合物に加えた。溶液を室温で7時間攪拌し、その時点でTLC分析(DCM/MeOH/NH4OH 90/9/1)は進行を示さず、混合物を50℃で終夜加熱した。この時点の後、TLC分析は微量の出発原料を示し、さらなるシクロプロピルメチルブロミド(50.0μL、0.519mmol、3当量)を加えた。室温で6時間攪拌後、溶媒をアルゴン気流下で蒸発させた。DCM/MeOH 100/1から25/1の勾配溶離での残渣のクロマトグラフィー(シリカゲル6mL)により、生成物として標記化合物27mg(38%)を無色ガラス状材料として、化合物の分離不可能な混合物(14mg)以外に得た。MeOHでのトリチュレーション後、標記化合物を白色結晶性固体として得た。
RF = 0.9(ジクロロメタン/メタノール/水酸化アンモニウム 90:8:2); 融点 = 145〜174℃、褐色になる(MeOH);
予備実験において、上記第四級塩の還元を、ルイス酸によるC-14酸素の活性化を含む種々の条件下で試みた。上記スキームに示すようにC-14メチルエーテルを得た。酸緩衝液条件または塩基性条件下での化合物の加水分解によってナルトレキソンを得た。
Claims (9)
- 以下の式Iの化合物の調製のための方法であって:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C 6〜10 アリール-C 1〜10 アルキレン、C 3〜10 シクロアルキル- C 1〜10 アルキレン、およびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;かつ
PGは保護基であり、
(a) 式IIIの化合物を与える条件下で以下の式IIの化合物と酸化剤とを反応させる工程:
式中、
は単結合または二重結合を表すが、但し2個の二重結合は互いに隣接せず;
R1およびR2はC1〜10アルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、C 6〜10 アリール-C 1〜10 アルキレン、C 3〜10 シクロアルキル- C 1〜10 アルキレン、およびPGより独立して選択されるが、但し
が=Oを表す場合、R2は存在せず;かつ
PGは保護基である; ならびに
(b) 式Iの化合物を与える条件下で式IIIの化合物と、バージェス試薬、TsCl、CrO3、DCC、ジエチルアミノ・ジフルオロスルフィニウム・テトラフルオロボレート、およびカルボニルジイミダゾールからなる群より選択される脱水環化試薬とを反応させる工程
を含み、
式I、IIおよびIIIの化合物において、R1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な水素がFで置き換えられてもよく、かつ/またはR1およびR2中の1個もしくは複数の利用可能な原子が同位体標識で置き換えられてもよい、方法。 - R1およびR2がC1〜6アルキル、フェニル、ナフチル、インダニル、C3〜6シクロアルキル、C 6〜10 アリール-C 1〜6 アルキレン、C 3〜6 シクロアルキル-C 1〜6 アルキレン、およびPGより独立して選択される、請求項1または2記載の方法。
- R1およびR2がMe、Et、Ph、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、Bn、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびPGより独立して選択される、請求項3記載の方法。
- 酸化剤が過酸化物または過酸である、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
- 酸化剤がm-クロロ過安息香酸(mCPBA)である、請求項5記載の方法。
- 脱水環化試薬がバージェス試薬である、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
- バージェス試薬を使用して式IIIの化合物から式Iの化合物を与える条件が、式IIIの化合物から式Iの化合物への変換が十分な程度に進行する時間にわたる、不活性有機溶媒または有機溶媒混合物中での、約-50℃〜約50℃の温度を含む、請求項7記載の方法。
- バージェス試薬および式IIIの化合物が約1.5:1〜約1:1のモル比で使用される、請求項8記載の方法。
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